JP2678403B2 - 建築構造物の施工方法及び柱部材の連結方法 - Google Patents
建築構造物の施工方法及び柱部材の連結方法Info
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- JP2678403B2 JP2678403B2 JP3359391A JP3359391A JP2678403B2 JP 2678403 B2 JP2678403 B2 JP 2678403B2 JP 3359391 A JP3359391 A JP 3359391A JP 3359391 A JP3359391 A JP 3359391A JP 2678403 B2 JP2678403 B2 JP 2678403B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築構造物を建築する
に際し、各階用の構造ユニットを最上階用から順次形成
する作業並びに先行して形成された構造ユニットとの連
結作業を地上においてのみなすとともに、形成された構
造ユニットを鉛直上方に押し上げることにより、作業足
場や防護ネットの設置等を不要とした建築構造物の施工
方法及び柱部材の連結方法に関する。
に際し、各階用の構造ユニットを最上階用から順次形成
する作業並びに先行して形成された構造ユニットとの連
結作業を地上においてのみなすとともに、形成された構
造ユニットを鉛直上方に押し上げることにより、作業足
場や防護ネットの設置等を不要とした建築構造物の施工
方法及び柱部材の連結方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、社会の経済発展に伴い、市街地に
商業機能が集中して地下の高騰を招来し、間口の狭い狭
隘な土地であっても有効利用をせざるをえない社会状況
となっており、このような土地にオフィスビルや立体駐
車場等の建築構造物がさかんに建築されている。
商業機能が集中して地下の高騰を招来し、間口の狭い狭
隘な土地であっても有効利用をせざるをえない社会状況
となっており、このような土地にオフィスビルや立体駐
車場等の建築構造物がさかんに建築されている。
【0003】 このような建築構造物を建築するに際し、
従来は移動式クレ−ンにより小スパンを段階的に組み上
げ、後退しながら建方を進めていく、びょうぶ建て方式
かまたは、タワ−クレ−ンを用い、鉄骨を各階層ごとに
全面にわたって積み上げていく水平積み上げ方式が採用
されている。上記両方式はいずれも、下階層から上階層
方向へ、複数の柱部材、梁部材、筋かい部を接合しつつ
順次積み上げることにより骨組みのみを構築した後、壁
部材の取り付けや塗装等の仕上げ作業をなす施工方式で
ある。
従来は移動式クレ−ンにより小スパンを段階的に組み上
げ、後退しながら建方を進めていく、びょうぶ建て方式
かまたは、タワ−クレ−ンを用い、鉄骨を各階層ごとに
全面にわたって積み上げていく水平積み上げ方式が採用
されている。上記両方式はいずれも、下階層から上階層
方向へ、複数の柱部材、梁部材、筋かい部を接合しつつ
順次積み上げることにより骨組みのみを構築した後、壁
部材の取り付けや塗装等の仕上げ作業をなす施工方式で
ある。
【0004】 上述施工方式であることから、壁部材の取
り付け位置あるいは塗装等の仕上げ作業位置まで人が移
動して作業ができるようにすること、並びに、その作業
を能率よく行うこと、さらに、その作業の安全性をはか
るため、建築物の周囲全周にわたってかあるいは適所に
堅牢な作業足場と、建築資材の落下による事故を防止す
る防護ネットを設けることが必須の要件となっている。
り付け位置あるいは塗装等の仕上げ作業位置まで人が移
動して作業ができるようにすること、並びに、その作業
を能率よく行うこと、さらに、その作業の安全性をはか
るため、建築物の周囲全周にわたってかあるいは適所に
堅牢な作業足場と、建築資材の落下による事故を防止す
る防護ネットを設けることが必須の要件となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述した従
来技術においては、作業足場と防護ネットを設けるのに
熟練した作業者が多数従事せねばならず、多大な労力と
施工費がかかるとともに、建築構造物の完成までの工期
が長くなる。また、開口の狭い狭隘な敷地に、作業足場
設置のためのスペ−スを確保する必要があり建築構造物
の床面積が狭められることと、その敷地内あるいは周辺
にタワ−クレ−ン、移動クレ−ン等の吊り上げ装置を配
置する必要があることから安全であって円滑な作業を実
行する上で困難を生じる等、施工上困難な問題となって
いた。
来技術においては、作業足場と防護ネットを設けるのに
熟練した作業者が多数従事せねばならず、多大な労力と
施工費がかかるとともに、建築構造物の完成までの工期
が長くなる。また、開口の狭い狭隘な敷地に、作業足場
設置のためのスペ−スを確保する必要があり建築構造物
の床面積が狭められることと、その敷地内あるいは周辺
にタワ−クレ−ン、移動クレ−ン等の吊り上げ装置を配
置する必要があることから安全であって円滑な作業を実
行する上で困難を生じる等、施工上困難な問題となって
いた。
【0006】 本発明は前記した事情に鑑みて創案された
ものであって、骨組みの構造から壁部材の取り付け塗装
等の仕上げ作業に至るまで、地上において実施して各階
用の構造ユニットの形成を完成させるとともに、先行し
て形成された構造ユニットとの連結をも地上にて実施す
ること、さらに、前記構造ユニットの形成作業を最上階
用の構造ユニットから順次形成するとともに、形成され
た構造ユニットを鉛直上方に押し上げる施工方策を提供
することを目的とするものである。
ものであって、骨組みの構造から壁部材の取り付け塗装
等の仕上げ作業に至るまで、地上において実施して各階
用の構造ユニットの形成を完成させるとともに、先行し
て形成された構造ユニットとの連結をも地上にて実施す
ること、さらに、前記構造ユニットの形成作業を最上階
用の構造ユニットから順次形成するとともに、形成され
た構造ユニットを鉛直上方に押し上げる施工方策を提供
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ため、本発明が講じた解決手段は以下のごとくである。
請求項(1)の発明においては、形成された構造ユニッ
トを鉛直上方に押し上げる押し上げ手段を基礎近傍に配
置すること、後行して形成される構造ユニットは、柱部
材を基礎上に直立なさしめた後に、先行して形成された
構造ユニットの柱部位を構成する柱部材と連結なさしめ
てから形成を行なうこと、構造ユニットの形成が完了す
ると、柱部材を横設等なさしめて建築敷地内に搬入可能
なだけ、形成された構造ユニットを鉛直上方に押し上げ
る建築構造物の施工方策としたものである。
ため、本発明が講じた解決手段は以下のごとくである。
請求項(1)の発明においては、形成された構造ユニッ
トを鉛直上方に押し上げる押し上げ手段を基礎近傍に配
置すること、後行して形成される構造ユニットは、柱部
材を基礎上に直立なさしめた後に、先行して形成された
構造ユニットの柱部位を構成する柱部材と連結なさしめ
てから形成を行なうこと、構造ユニットの形成が完了す
ると、柱部材を横設等なさしめて建築敷地内に搬入可能
なだけ、形成された構造ユニットを鉛直上方に押し上げ
る建築構造物の施工方策としたものである。
【0008】具体的には、基礎設置位置の近傍に適宜間
隔をあけて複数の押し上げ手段を鉛直に設置するステッ
プ1と、一節長さの複数の最上階用柱部材それぞれを基
礎の直上に直立なさしめた後、該複数の最上階用柱部材
間に梁部材を架設するとともに、該複数の最上階用柱部
材それぞれと他の梁部材若しくは筋かい部材とを接合し
て骨組みを構築し、ついで該骨組みに壁部材を取り付け
た後に、塗装等の仕上げ作業を実施して最上階用構造ユ
ニットを形成するステップ2と、押し上げ手段を動作な
さしめ前記最上階用構造ユニットを鉛直上方向に押圧し
て、次に形成される次階用構造ユニットを構成する複数
の一節長さの次階用柱部材が、敷地上にそれぞれ横設可
能なだけ前記最上階用構造ユニットを鉛直上方に押し上
げるステップ3を実行する。
隔をあけて複数の押し上げ手段を鉛直に設置するステッ
プ1と、一節長さの複数の最上階用柱部材それぞれを基
礎の直上に直立なさしめた後、該複数の最上階用柱部材
間に梁部材を架設するとともに、該複数の最上階用柱部
材それぞれと他の梁部材若しくは筋かい部材とを接合し
て骨組みを構築し、ついで該骨組みに壁部材を取り付け
た後に、塗装等の仕上げ作業を実施して最上階用構造ユ
ニットを形成するステップ2と、押し上げ手段を動作な
さしめ前記最上階用構造ユニットを鉛直上方向に押圧し
て、次に形成される次階用構造ユニットを構成する複数
の一節長さの次階用柱部材が、敷地上にそれぞれ横設可
能なだけ前記最上階用構造ユニットを鉛直上方に押し上
げるステップ3を実行する。
【0009】つぎに、前記した複数の一節長さの次階用
柱部材それぞれを、前記した複数の最上階用柱部材の鉛
直上方への移動に応じて移動・引き上げ可能となさしめ
て敷地上に横設した後、押し上げ手段を再度動作なさし
めて最上階用柱部材の鉛直上方への移動と連動して該次
階用柱部材を移動・引き上げて複数の基礎それぞれの直
上に直立なさしめるとともに、押し上げ手段を停止して
前記最上階用柱部材と連結させた後、該複数の次階用柱
部材間に梁部材を架設するとともに、該複数の次階用柱
部材それぞれと他の梁部材若しくは筋かい部材とを接合
して骨組みを構築し、ついで該骨組みに壁部材を取り付
けた後に、塗装等の仕上げ作業を実施して次階用構造ユ
ニットを形成するステップ4と、その後、必要な場合に
は、前記ステップ3とステップ4を繰り返して最下階用
構造ユニットの形成が完了するまで各階用構造ユニット
を上階用から順次形成するステップ5と、最下階用構造
ユニットを構成する柱部材を基礎上に固設するステップ
6とからなる施工手順により建築構造物を建築なさしめ
ることとしたものである。
柱部材それぞれを、前記した複数の最上階用柱部材の鉛
直上方への移動に応じて移動・引き上げ可能となさしめ
て敷地上に横設した後、押し上げ手段を再度動作なさし
めて最上階用柱部材の鉛直上方への移動と連動して該次
階用柱部材を移動・引き上げて複数の基礎それぞれの直
上に直立なさしめるとともに、押し上げ手段を停止して
前記最上階用柱部材と連結させた後、該複数の次階用柱
部材間に梁部材を架設するとともに、該複数の次階用柱
部材それぞれと他の梁部材若しくは筋かい部材とを接合
して骨組みを構築し、ついで該骨組みに壁部材を取り付
けた後に、塗装等の仕上げ作業を実施して次階用構造ユ
ニットを形成するステップ4と、その後、必要な場合に
は、前記ステップ3とステップ4を繰り返して最下階用
構造ユニットの形成が完了するまで各階用構造ユニット
を上階用から順次形成するステップ5と、最下階用構造
ユニットを構成する柱部材を基礎上に固設するステップ
6とからなる施工手順により建築構造物を建築なさしめ
ることとしたものである。
【0010】 請求項(2)の発明においては、押し上げ
手段として一般的に用いられるシリンダを採用し、該シ
リンダにより先行して形成された構造ユニットをある一
定高さまで押し上げた後、該構造ユニットを受け部材に
より支える一方、前記シリンダを押し上げ作用位置から
離脱なさしめて押し上げ動作を一時的に中断なさしめ
る。その後に後行して形成される構造ユニットを前記シ
リンダにより再度ある一定高さまで押し上げ、以後これ
を繰り返してストロ−クが長大でないシリンダであって
も前記した施工手順により相当高さの建築構造物の建築
を可能ならしめるようなしたものである。
手段として一般的に用いられるシリンダを採用し、該シ
リンダにより先行して形成された構造ユニットをある一
定高さまで押し上げた後、該構造ユニットを受け部材に
より支える一方、前記シリンダを押し上げ作用位置から
離脱なさしめて押し上げ動作を一時的に中断なさしめ
る。その後に後行して形成される構造ユニットを前記シ
リンダにより再度ある一定高さまで押し上げ、以後これ
を繰り返してストロ−クが長大でないシリンダであって
も前記した施工手順により相当高さの建築構造物の建築
を可能ならしめるようなしたものである。
【0011】具体的には、基礎設置位置の近傍に適宜間
隔をあけて複数の押し上げシリンダを鉛直に配設するス
テップ1と、一節長さの複数の最上階用柱部材それぞれ
を、基礎の直上に直立なさしめた後、該複数の最上階用
柱部材間に架設部材を架設するとともに、該複数の最上
階用柱部材それぞれと他の梁部材若しくは筋かい部材と
を接合して骨組みを構築し、ついで該骨組みに壁部材を
取り付けた後に、塗装等の仕上げ作業を実施して最上階
用構造ユニットを形成するステップ2と、押し上げシリ
ンダを動作なさしめ、前記最上階用構造ユニットを鉛直
上方向に押圧して、次に形成される次階用構造ユニット
の柱部位を構成する複数の一節長さの次階用柱部材が敷
地上にそれぞれ横設可能なだけ前記最上階用構造ユニッ
トを鉛直上方に押し上げるステップ3を実行する。
隔をあけて複数の押し上げシリンダを鉛直に配設するス
テップ1と、一節長さの複数の最上階用柱部材それぞれ
を、基礎の直上に直立なさしめた後、該複数の最上階用
柱部材間に架設部材を架設するとともに、該複数の最上
階用柱部材それぞれと他の梁部材若しくは筋かい部材と
を接合して骨組みを構築し、ついで該骨組みに壁部材を
取り付けた後に、塗装等の仕上げ作業を実施して最上階
用構造ユニットを形成するステップ2と、押し上げシリ
ンダを動作なさしめ、前記最上階用構造ユニットを鉛直
上方向に押圧して、次に形成される次階用構造ユニット
の柱部位を構成する複数の一節長さの次階用柱部材が敷
地上にそれぞれ横設可能なだけ前記最上階用構造ユニッ
トを鉛直上方に押し上げるステップ3を実行する。
【0012】ついで、前記した複数の一節長さの次階用
柱部材それぞれを、前記した複数の最上階用柱部材の鉛
直上方への移動に応じて移動・引き上げ可能となさしめ
て敷地上に横設した後、押し上げ手段を再度動作なさし
め最上階用柱部材の鉛直上方への移動と連動して該次階
用柱部材を移動・引き上げて複数の基礎それぞれの直上
に直立なさしめるとともに、押し上げ手段の動作を停止
して前記最上階用柱部材と連結させた後、該複数の次階
用柱部材間に梁部材を架設するとともに、該複数の次階
用柱部材それぞれと他の梁部材若しくは筋かい部材とを
接合して骨組みを構成し、ついで該骨組みに壁部材を取
り付けた後に、塗装等の仕上げ作業を実施して次階用構
造ユニットを形成するステップ4と、押し上げシリンダ
を再度動作なさしめ、前記最上階用構造ユニットを鉛直
上方向にさらに押圧して、上から3番目の階用の構造ユ
ニットを構成する複数の一節長さの上から3番目の階用
柱部材が、敷地上にそれぞれ横設可能なだけ、前記最上
階用構造ユニット及び次階用構造ユニットを鉛直上方に
押し上げるステップ5と、次階用構造ユニットを構成す
る梁部材を受け部材にて支え、しかる後に、押し上げシ
リンダの押し上げ動作を一時的に中断なさしめるステッ
プ6を実行する。
柱部材それぞれを、前記した複数の最上階用柱部材の鉛
直上方への移動に応じて移動・引き上げ可能となさしめ
て敷地上に横設した後、押し上げ手段を再度動作なさし
め最上階用柱部材の鉛直上方への移動と連動して該次階
用柱部材を移動・引き上げて複数の基礎それぞれの直上
に直立なさしめるとともに、押し上げ手段の動作を停止
して前記最上階用柱部材と連結させた後、該複数の次階
用柱部材間に梁部材を架設するとともに、該複数の次階
用柱部材それぞれと他の梁部材若しくは筋かい部材とを
接合して骨組みを構成し、ついで該骨組みに壁部材を取
り付けた後に、塗装等の仕上げ作業を実施して次階用構
造ユニットを形成するステップ4と、押し上げシリンダ
を再度動作なさしめ、前記最上階用構造ユニットを鉛直
上方向にさらに押圧して、上から3番目の階用の構造ユ
ニットを構成する複数の一節長さの上から3番目の階用
柱部材が、敷地上にそれぞれ横設可能なだけ、前記最上
階用構造ユニット及び次階用構造ユニットを鉛直上方に
押し上げるステップ5と、次階用構造ユニットを構成す
る梁部材を受け部材にて支え、しかる後に、押し上げシ
リンダの押し上げ動作を一時的に中断なさしめるステッ
プ6を実行する。
【0013】しかる後に、押し上げ作用位置を下方位置
となして、前記最上階用構造ユニット及び前記次階用構
造ユニットに対する押し上げ動作を再開するステップ7
と、上述したと同様にして骨組みの構築、壁部材の取り
付け並びに塗装等の仕上げ作業を実施して、地上におけ
る上から3番目の階用の構造ユニットの形成を完成なさ
しめるステップ8と、その後に、必要な場合には、前記
ステップ5乃至ステップ8を繰り返して、最下階用構造
ユニットの形成が完了するまで各階用構造ユニットを上
階用から順次形成するステップ9と、最下階用構造ユニ
ットを構成する最下階用柱部材を基礎上に固設するステ
ップ10とからなる施工手順により建築構造物を建築な
さしめることとしたものである。
となして、前記最上階用構造ユニット及び前記次階用構
造ユニットに対する押し上げ動作を再開するステップ7
と、上述したと同様にして骨組みの構築、壁部材の取り
付け並びに塗装等の仕上げ作業を実施して、地上におけ
る上から3番目の階用の構造ユニットの形成を完成なさ
しめるステップ8と、その後に、必要な場合には、前記
ステップ5乃至ステップ8を繰り返して、最下階用構造
ユニットの形成が完了するまで各階用構造ユニットを上
階用から順次形成するステップ9と、最下階用構造ユニ
ットを構成する最下階用柱部材を基礎上に固設するステ
ップ10とからなる施工手順により建築構造物を建築な
さしめることとしたものである。
【0014】請求項(3)の発明においては、押し上げ
手段により、先行して形成された構造ユニットが鉛直上
方に上昇動するのと連動して後行して形成される構造ユ
ニット用柱部材を基礎上に直立なさしめるとともに、先
行して形成された構造ユニット用柱部材との連結を容易
となしたものである。
手段により、先行して形成された構造ユニットが鉛直上
方に上昇動するのと連動して後行して形成される構造ユ
ニット用柱部材を基礎上に直立なさしめるとともに、先
行して形成された構造ユニット用柱部材との連結を容易
となしたものである。
【0015】具体的には、先行して形成された構造ユニ
ットの下方位置に後行して形成される構造ユニット用柱
部材を横設なさしめた後、後行して形成される構造ユニ
ット用柱部材側のガイド片を前記後行して形成される構
造ユニット用柱部材に挿入するステップ1と、先行して
形成された構造ユニットの柱部位を構成する先行して形
成された構造ユニット用柱部材に他の先行して形成され
た構造ユニット用柱部材側のガイド片をピンの滑動のも
と、前記後行して形成される構造ユニット用柱部材の軸
線に対し略直角方向から挿入するステップ2を実行す
る。
ットの下方位置に後行して形成される構造ユニット用柱
部材を横設なさしめた後、後行して形成される構造ユニ
ット用柱部材側のガイド片を前記後行して形成される構
造ユニット用柱部材に挿入するステップ1と、先行して
形成された構造ユニットの柱部位を構成する先行して形
成された構造ユニット用柱部材に他の先行して形成され
た構造ユニット用柱部材側のガイド片をピンの滑動のも
と、前記後行して形成される構造ユニット用柱部材の軸
線に対し略直角方向から挿入するステップ2を実行す
る。
【0016】つぎに、押し上げ手段を動作させ、先行し
て形成された構造ユニットを鉛直上方に押し上げること
により、前記後行して形成される構造ユニット用柱部材
を、ピンの引張誘導のもと、起立させながらしだいに基
礎設置位置に移動させ、ついには基礎直上に直立させる
ステップ3と、押し上げ手段を引き込み動作させ、前記
先行して形成された構造ユニット用柱部材を若干鉛直下
方向に降下させるのと連動してピンの案内のもと、前記
先行して形成された構造ユニット用柱部材と前記後行し
て形成された構造ユニット用柱部材を接近なさしめた
後、ボルト等の締付手段により、前記先行して形成され
た構造ユニット用柱部材と前記後行して形成される構造
ユニット用柱部材とを連結なさしめるステップ4とから
なる手順により、柱部材同士を連結なさしめることとし
たものである。
て形成された構造ユニットを鉛直上方に押し上げること
により、前記後行して形成される構造ユニット用柱部材
を、ピンの引張誘導のもと、起立させながらしだいに基
礎設置位置に移動させ、ついには基礎直上に直立させる
ステップ3と、押し上げ手段を引き込み動作させ、前記
先行して形成された構造ユニット用柱部材を若干鉛直下
方向に降下させるのと連動してピンの案内のもと、前記
先行して形成された構造ユニット用柱部材と前記後行し
て形成された構造ユニット用柱部材を接近なさしめた
後、ボルト等の締付手段により、前記先行して形成され
た構造ユニット用柱部材と前記後行して形成される構造
ユニット用柱部材とを連結なさしめるステップ4とから
なる手順により、柱部材同士を連結なさしめることとし
たものである。
【0017】
【作用】前記構成による本発明の作用は以下のごとくで
ある。請求項(1)の発明により、基礎近傍位置に適宜
間隔をあけて複数の押し上げ手段を配設する。つぎに、
最初に形成される最上階用の構造ユニットの柱部位とな
る複数の一節長さの最上階用柱部材それぞれを基礎の直
上に直立なさしめた後、該複数の最上階用柱部材間に梁
部材を架設させるとともに、該複数の最上階用柱部材そ
れぞれと他の梁部材若しくは筋かい部材とを接合して骨
組みを構築し、ついで該骨組みに壁部材を取り付けた後
に、塗装等の仕上げ作業を実施して最上階用構造ユニッ
トを地上にて形成する作業を完成なさしめる。
ある。請求項(1)の発明により、基礎近傍位置に適宜
間隔をあけて複数の押し上げ手段を配設する。つぎに、
最初に形成される最上階用の構造ユニットの柱部位とな
る複数の一節長さの最上階用柱部材それぞれを基礎の直
上に直立なさしめた後、該複数の最上階用柱部材間に梁
部材を架設させるとともに、該複数の最上階用柱部材そ
れぞれと他の梁部材若しくは筋かい部材とを接合して骨
組みを構築し、ついで該骨組みに壁部材を取り付けた後
に、塗装等の仕上げ作業を実施して最上階用構造ユニッ
トを地上にて形成する作業を完成なさしめる。
【0018】ついで、押し上げ手段を動作なさしめ、前
記最上階用構造ユニットを鉛直上方に押圧して若干だけ
押し上げる。すると、敷地と該最上階用構造ユニットの
下部間に若干の空間が生じるので、その空間に、次に形
成される次階用構造ユニットの柱部位となる複数の一節
長さの次階用柱部材を前記した複数の最上階用柱部材の
鉛直方向への移動に応じて移動・引き上げ可能となして
横設なさしめる。
記最上階用構造ユニットを鉛直上方に押圧して若干だけ
押し上げる。すると、敷地と該最上階用構造ユニットの
下部間に若干の空間が生じるので、その空間に、次に形
成される次階用構造ユニットの柱部位となる複数の一節
長さの次階用柱部材を前記した複数の最上階用柱部材の
鉛直方向への移動に応じて移動・引き上げ可能となして
横設なさしめる。
【0019】その後、前記押し上げ手段を再度動作さ
せ、最上階用構造ユニットと後続して形成される次階用
構造ユニットとが鉛直上方向上に連結可能な高さまで、
該最上階用構造ユニットをさらに押し上げる。すると、
前記した複数の一節長さの次階用柱部材は最上階用柱部
材の鉛直上方への移動と連動して基礎が設けられている
方向に移動するとともに引き上げられる移動・引き上げ
動作をなして複数の基礎それぞれの直上に直立なさしめ
られる。この後、上述したと同様にして骨組みの構築と
仕上げ作業を実施して次階用構造ユニットを地上にて形
成する作業と前記最上階用構造ユニットとの連結を完成
なさしめる。
せ、最上階用構造ユニットと後続して形成される次階用
構造ユニットとが鉛直上方向上に連結可能な高さまで、
該最上階用構造ユニットをさらに押し上げる。すると、
前記した複数の一節長さの次階用柱部材は最上階用柱部
材の鉛直上方への移動と連動して基礎が設けられている
方向に移動するとともに引き上げられる移動・引き上げ
動作をなして複数の基礎それぞれの直上に直立なさしめ
られる。この後、上述したと同様にして骨組みの構築と
仕上げ作業を実施して次階用構造ユニットを地上にて形
成する作業と前記最上階用構造ユニットとの連結を完成
なさしめる。
【0020】 ついで、上述したと同様な手順を繰り返し
て上階用から最下階用に至る各階用の構造ユニットを順
次形成した後、最下階用構造ユニットを構成する柱部材
を基礎上に固設すると、敷地上に目的とする建築構造物
が完成するのである。
て上階用から最下階用に至る各階用の構造ユニットを順
次形成した後、最下階用構造ユニットを構成する柱部材
を基礎上に固設すると、敷地上に目的とする建築構造物
が完成するのである。
【0021】 請求項(2)の発明の構成により、請求項
(1)の発明と同様にして、押し上げシリンダの動作
下、まず最上階用構造ユニットを形成する作業を完了さ
せた後、前記押し上げシリンダの押し上げ動作を継続さ
せ、最大限最上階用構造ユニットと次階用構造ユニット
とが鉛直上方に連結可能な高さまで、前記最上階用構造
ユニットをさらに押し上げながら、次階用構造ユニット
を形成する作業及びこの構造ユニットと前記最上階用構
造ユニットとを連結する作業を完了させる。
(1)の発明と同様にして、押し上げシリンダの動作
下、まず最上階用構造ユニットを形成する作業を完了さ
せた後、前記押し上げシリンダの押し上げ動作を継続さ
せ、最大限最上階用構造ユニットと次階用構造ユニット
とが鉛直上方に連結可能な高さまで、前記最上階用構造
ユニットをさらに押し上げながら、次階用構造ユニット
を形成する作業及びこの構造ユニットと前記最上階用構
造ユニットとを連結する作業を完了させる。
【0022】ついで、押し上げシリンダをさらに押し上
げ動作なさしめ、前記最上階用構造ユニットを鉛直上方
に押圧して、さらに若干だけ押し上げる。すると、敷地
上と次階用構造ユニットの下部間に若干の空間が生じる
ので、その空間に、次に形成される上から3番目の階用
の構造ユニットの柱部位となる複数の一節長さの上から
3番目の階用柱部材を横設なさしめる。
げ動作なさしめ、前記最上階用構造ユニットを鉛直上方
に押圧して、さらに若干だけ押し上げる。すると、敷地
上と次階用構造ユニットの下部間に若干の空間が生じる
ので、その空間に、次に形成される上から3番目の階用
の構造ユニットの柱部位となる複数の一節長さの上から
3番目の階用柱部材を横設なさしめる。
【0023】 その後、次階用構造ユニットを構成する梁
部材を受け部材にて支え、しかる後に、押し上げシリン
ダのロッドの引き込み動作をなさしめて、押し上げ作用
位置から離脱なさしめると、前記最上階用構造ユニット
と次階用構造ユニットは、受け部材のみで支えられると
ともに、前記押し上げシリンダの押し上げ動作は一時中
断状態となる。
部材を受け部材にて支え、しかる後に、押し上げシリン
ダのロッドの引き込み動作をなさしめて、押し上げ作用
位置から離脱なさしめると、前記最上階用構造ユニット
と次階用構造ユニットは、受け部材のみで支えられると
ともに、前記押し上げシリンダの押し上げ動作は一時中
断状態となる。
【0024】しかる後に、前記押し上げ作用位置より下
方に位置する部材にロッドを当接させた状態で、再び前
記押し上げシリンダの押し上げ動作を再開して、上述し
たと同様の手順にて上から3番目の階用の構造ユニット
を形成する。そして、該上から3番目の階用の構造ユニ
ットが最下階用でない場合においては、上述したと同様
な手順を繰り返して上階用から最下階用に至る各階用の
構造ユニットを順次形成した後、最下階用構造ユニット
を構成する最下階用柱部材を基礎上に固設すると、敷地
上に目的とする建築構造物が完成するのである。
方に位置する部材にロッドを当接させた状態で、再び前
記押し上げシリンダの押し上げ動作を再開して、上述し
たと同様の手順にて上から3番目の階用の構造ユニット
を形成する。そして、該上から3番目の階用の構造ユニ
ットが最下階用でない場合においては、上述したと同様
な手順を繰り返して上階用から最下階用に至る各階用の
構造ユニットを順次形成した後、最下階用構造ユニット
を構成する最下階用柱部材を基礎上に固設すると、敷地
上に目的とする建築構造物が完成するのである。
【0025】請求項(3)の発明により、先行して形成
された構造ユニットの下方位置に後行して形成される構
造ユニット用柱部材(以下「ロ柱部材」とする。)を横
設なさしめた後、一方の後行して形成される構造ユニッ
ト用柱部材側のガイド片(以下「Bガイド片」とす
る。)を前記ロ柱部材に挿入する。つぎに、先行して形
成された構造ユニットの柱部位を構成する先行して形成
された構造ユニット用柱部材(以下「イ柱部材」とす
る。)に他方の先行して形成された構造ユニット用柱部
材側のガイド片(以下「Aガイド片」とする。)を挿入
するのであるが、該他方のAガイド片は前記Bカイド片
とピンを介して回動自在となして連結されているので、
前記ロ柱部材と略直角な位置関係にあるイ柱部材に前記
した他方のAガイド片はスム−ズに挿入される。
された構造ユニットの下方位置に後行して形成される構
造ユニット用柱部材(以下「ロ柱部材」とする。)を横
設なさしめた後、一方の後行して形成される構造ユニッ
ト用柱部材側のガイド片(以下「Bガイド片」とす
る。)を前記ロ柱部材に挿入する。つぎに、先行して形
成された構造ユニットの柱部位を構成する先行して形成
された構造ユニット用柱部材(以下「イ柱部材」とす
る。)に他方の先行して形成された構造ユニット用柱部
材側のガイド片(以下「Aガイド片」とする。)を挿入
するのであるが、該他方のAガイド片は前記Bカイド片
とピンを介して回動自在となして連結されているので、
前記ロ柱部材と略直角な位置関係にあるイ柱部材に前記
した他方のAガイド片はスム−ズに挿入される。
【0026】 ついで、押し上げ手段を動作させ、先行し
て形成された構造ユニットを鉛直上方に押し上げると、
前記ロ柱部材にはピンを介して押し上げ力が伝達される
結果生起される、該ピンの引張誘導作用により、前記ロ
柱部材は、起立されながらしだいに基礎設置位置に移動
され、ついには基礎直上に直立される。
て形成された構造ユニットを鉛直上方に押し上げると、
前記ロ柱部材にはピンを介して押し上げ力が伝達される
結果生起される、該ピンの引張誘導作用により、前記ロ
柱部材は、起立されながらしだいに基礎設置位置に移動
され、ついには基礎直上に直立される。
【0027】 この後、押し上げ手段を引き込み動作さ
せ、前記イ柱部材を若干降下させると、前記ピンの案内
のもと、前記イ柱部材と前記ロ柱部材は極めて間近まで
接近する。この結果、前記イ柱部材と前記ロ柱部材に穿
設されているボルト等の締付手段の取り付け穴も極めて
間近まで接近して取り付け穴位置が略一致するので、両
柱部材は容易に連結されるのである。
せ、前記イ柱部材を若干降下させると、前記ピンの案内
のもと、前記イ柱部材と前記ロ柱部材は極めて間近まで
接近する。この結果、前記イ柱部材と前記ロ柱部材に穿
設されているボルト等の締付手段の取り付け穴も極めて
間近まで接近して取り付け穴位置が略一致するので、両
柱部材は容易に連結されるのである。
【0028】
【実施例】次に、本発明の実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。まず請求項(1)の発明の一実施例を説明
する。図1は最上階用構造ユニットの形成が地上にて完
成された時点と、後行して次階用構造ユニットの形成が
地上にて完成し最上階用構造ユニットと連結された時点
での、ロッドストロ−クの長大な押し上げ手段、最上階
用構造ユニットの敷地面上の位置関係をそれぞれ示し、
図2は最下階用構造ユニットの形成が地上にて完成され
た時点における、前記押し上げ手段、最下階用構造ユッ
トを含む建築構造物の敷地面上の位置関係を示し、図3
は複数の基礎と複数の押し上げ手段を敷地上に配設した
状態を示し、図4は本実施例の建築物の施工手順を示し
たものである。
ら説明する。まず請求項(1)の発明の一実施例を説明
する。図1は最上階用構造ユニットの形成が地上にて完
成された時点と、後行して次階用構造ユニットの形成が
地上にて完成し最上階用構造ユニットと連結された時点
での、ロッドストロ−クの長大な押し上げ手段、最上階
用構造ユニットの敷地面上の位置関係をそれぞれ示し、
図2は最下階用構造ユニットの形成が地上にて完成され
た時点における、前記押し上げ手段、最下階用構造ユッ
トを含む建築構造物の敷地面上の位置関係を示し、図3
は複数の基礎と複数の押し上げ手段を敷地上に配設した
状態を示し、図4は本実施例の建築物の施工手順を示し
たものである。
【0029】 本実施例においては、ロッドストロ−クの
長大な押し上げ手段を用いて断面形状が略正面形の建築
物を施工する場合を説示する。図1乃至図3に示すよう
に、建築構造物1の構成部材である柱部材が立設される
位置と対応する敷地5上の4箇所それぞれに基礎7を設
けた後、図4に示すように、該基礎7設置位置より内側
4箇所に等間隔に4台の押し上げ手段9を設けるステッ
プ1を実行する。
長大な押し上げ手段を用いて断面形状が略正面形の建築
物を施工する場合を説示する。図1乃至図3に示すよう
に、建築構造物1の構成部材である柱部材が立設される
位置と対応する敷地5上の4箇所それぞれに基礎7を設
けた後、図4に示すように、該基礎7設置位置より内側
4箇所に等間隔に4台の押し上げ手段9を設けるステッ
プ1を実行する。
【0030】つぎに、図1に示すように、最初に形成さ
れる最上階用の構造ユニット11の柱部位となる4本の
一節長さの最上階用柱部材13を前記基礎7の直上にそ
れぞれ直立なさしめた後、その4本の最上階用柱部材1
3の頂面上13a上に屋根の役割をもはたす上部梁部材
16を架設するとともに、その最上階用柱部材13のそ
れぞれに梁部材15、筋かい部材17を適宜接合して骨
組みを構築し、ついで該骨組みに壁部材を取り付けた
後、塗装等の仕上げ作業を実施して、図4に示すように
最上階用構造ユニット11を地上にて形成する作業を完
成なさしめるステップ2を実行する。
れる最上階用の構造ユニット11の柱部位となる4本の
一節長さの最上階用柱部材13を前記基礎7の直上にそ
れぞれ直立なさしめた後、その4本の最上階用柱部材1
3の頂面上13a上に屋根の役割をもはたす上部梁部材
16を架設するとともに、その最上階用柱部材13のそ
れぞれに梁部材15、筋かい部材17を適宜接合して骨
組みを構築し、ついで該骨組みに壁部材を取り付けた
後、塗装等の仕上げ作業を実施して、図4に示すように
最上階用構造ユニット11を地上にて形成する作業を完
成なさしめるステップ2を実行する。
【0031】ついで、前記4台の押し上げ手段9を同調
動作なさしめ、一節長さの柱部材を敷地5上に横設可能
となさしめるべく前記した上部梁部材16の下面16a
を同時同力にて鉛直上方に押圧することにより、前記最
上階用構造ユニット11を鉛直上方に押し上げて、敷地
5と該最上階用構造ユニット11の下部間に若干の空間
を生じさせるステップ3を実行する。その後、その空間
に、次に形成される次階用構造ユニット19の柱部位を
構成し、連結具を介して前記最上階用柱部材13の鉛直
上方への移動に応じて移動・引き上げ可能となさしめた
4本の一節長さの次階用柱部材21それぞれを、たとえ
ば図3に示すように、各基礎7配設位置間の線上20に
横設なさしめる。
動作なさしめ、一節長さの柱部材を敷地5上に横設可能
となさしめるべく前記した上部梁部材16の下面16a
を同時同力にて鉛直上方に押圧することにより、前記最
上階用構造ユニット11を鉛直上方に押し上げて、敷地
5と該最上階用構造ユニット11の下部間に若干の空間
を生じさせるステップ3を実行する。その後、その空間
に、次に形成される次階用構造ユニット19の柱部位を
構成し、連結具を介して前記最上階用柱部材13の鉛直
上方への移動に応じて移動・引き上げ可能となさしめた
4本の一節長さの次階用柱部材21それぞれを、たとえ
ば図3に示すように、各基礎7配設位置間の線上20に
横設なさしめる。
【0032】 ついで、前記押し上げ手段9の動作下、前
記最上階用構造ユニット11の上部梁部材16の下面1
6aを鉛直上方向に押圧して、前記最上階用構造ユニッ
ト11が後述する如く構築される次階用構造ユニット1
9と鉛直上方向上に連結可能な高さまで該最上階用構造
ユニット11をさらに押し上げる。
記最上階用構造ユニット11の上部梁部材16の下面1
6aを鉛直上方向に押圧して、前記最上階用構造ユニッ
ト11が後述する如く構築される次階用構造ユニット1
9と鉛直上方向上に連結可能な高さまで該最上階用構造
ユニット11をさらに押し上げる。
【0033】すると、前記した4本の一節長さの次階用
柱部材21は、連結具を介して前記最上階用柱部材13
により図3に示す基礎7が設けられている矢印201方
向に移動されるとともに、引きあげられる移動・引き上
げ動作をなし前記4箇所の基礎7それぞれの直上に直立
なさしめられる。ついで、前記最上階用柱部材13と前
記次階用柱部材21とを両部材のフランジ部14、22
がボルト等の締付手段を用いて結合なさしめることによ
り連結する。この後、上述したと同様にして骨組みの構
成と仕上げ作業を実施して次階用構造ユニット19を地
上にて形成する作業を完成なさしめる図4に示すステッ
プ4を実行する。
柱部材21は、連結具を介して前記最上階用柱部材13
により図3に示す基礎7が設けられている矢印201方
向に移動されるとともに、引きあげられる移動・引き上
げ動作をなし前記4箇所の基礎7それぞれの直上に直立
なさしめられる。ついで、前記最上階用柱部材13と前
記次階用柱部材21とを両部材のフランジ部14、22
がボルト等の締付手段を用いて結合なさしめることによ
り連結する。この後、上述したと同様にして骨組みの構
成と仕上げ作業を実施して次階用構造ユニット19を地
上にて形成する作業を完成なさしめる図4に示すステッ
プ4を実行する。
【0034】 この結果、最上階用構造ユニット11と次
階用構造ユニット19とは連結された状態で、押し上げ
手段9により支えられて、敷地5の鉛直上方に位置する
ことになる。ついで、図4に示すように、ステップ3と
ステップ4を繰り返して各階用の構造ユニットを上階用
から順次形成し、図2に示す最下階用構造ユニット23
の形成が完了するまで反復形成するステップ5を実行す
る。
階用構造ユニット19とは連結された状態で、押し上げ
手段9により支えられて、敷地5の鉛直上方に位置する
ことになる。ついで、図4に示すように、ステップ3と
ステップ4を繰り返して各階用の構造ユニットを上階用
から順次形成し、図2に示す最下階用構造ユニット23
の形成が完了するまで反復形成するステップ5を実行す
る。
【0035】 その後、図2に示すように、前記最下階用
構造ユニット23の柱部位を構成する最下階用柱部材2
5のフランジ部26をボルト等の締付手段を用いて4箇
所のそれぞれの基礎7上に固設なさしめる図4に示すス
テップ6を実行すると、敷地5上に目的とする建築構造
物1が完成するのである。なお、前記次階用構造ユニッ
ト19が最下階用構造ユニットとなる建築構造物である
場合においては、前記ステップ5は不要であって、ステ
ップ4からステップ6に移行することになる。
構造ユニット23の柱部位を構成する最下階用柱部材2
5のフランジ部26をボルト等の締付手段を用いて4箇
所のそれぞれの基礎7上に固設なさしめる図4に示すス
テップ6を実行すると、敷地5上に目的とする建築構造
物1が完成するのである。なお、前記次階用構造ユニッ
ト19が最下階用構造ユニットとなる建築構造物である
場合においては、前記ステップ5は不要であって、ステ
ップ4からステップ6に移行することになる。
【0036】 次に請求項(2)の発明の一実施例を説明
する。図5は押し上げシリンダの押し上げ動作の一時的
な中断直前の状態からその後の押し上げ動作の再開に至
る状態を示したものであって、同図(A)は最上階用構
造ユニット11と次階用構造ユニット19とが連結され
て敷地5の鉛直上方に位置された時点での押し上げ動作
の一時的な中断直前の状態を、同図(B)は押し上げ動
作の中断した状態を、同図(C)は押し上げ動作の再開
した状態をそれぞれ示し、図6は本実施例に係る建築構
造物の施工手順を示したものである。
する。図5は押し上げシリンダの押し上げ動作の一時的
な中断直前の状態からその後の押し上げ動作の再開に至
る状態を示したものであって、同図(A)は最上階用構
造ユニット11と次階用構造ユニット19とが連結され
て敷地5の鉛直上方に位置された時点での押し上げ動作
の一時的な中断直前の状態を、同図(B)は押し上げ動
作の中断した状態を、同図(C)は押し上げ動作の再開
した状態をそれぞれ示し、図6は本実施例に係る建築構
造物の施工手順を示したものである。
【0037】 本実施例においては、建築構造物の施工の
進捗とともに押し上げ手段により直接的に押し上げられ
る構造ユニットを、より下の階用の構造ユニットに順次
変更し、ストロ−クが比較的短い一時的なシリンダであ
っても押し上げ手段として用いることができる場合を説
示する。
進捗とともに押し上げ手段により直接的に押し上げられ
る構造ユニットを、より下の階用の構造ユニットに順次
変更し、ストロ−クが比較的短い一時的なシリンダであ
っても押し上げ手段として用いることができる場合を説
示する。
【0038】請求項(1)の発明の実施例と同様にし
て、図6に示すように、4台の押し上げシリンダ27の
同調動作下、最上階用構造ユニット11を形成するステ
ップ1とステップ2を実行する。その後、請求項(1)
の発明の実施例と同様にして、前記4台の押し上げシリ
ンダ27による前記最上階用構造ユニット11に対する
前記した空間を生じさせるだけの押し上げ動作、押し上
げ動作の停止、最大限最上階用構造ユニット11と次に
形成される次階用構造ユニット19とが鉛直上方に連結
可能な高さまでの押し上げ動作を順次なしつつ前記した
と同様の手順による次階用構造ユニット19を形成する
作業及びこの構造ユニットと前記最上階用構造ユニット
11とを連結するステップ3とステップ4を実行する。
て、図6に示すように、4台の押し上げシリンダ27の
同調動作下、最上階用構造ユニット11を形成するステ
ップ1とステップ2を実行する。その後、請求項(1)
の発明の実施例と同様にして、前記4台の押し上げシリ
ンダ27による前記最上階用構造ユニット11に対する
前記した空間を生じさせるだけの押し上げ動作、押し上
げ動作の停止、最大限最上階用構造ユニット11と次に
形成される次階用構造ユニット19とが鉛直上方に連結
可能な高さまでの押し上げ動作を順次なしつつ前記した
と同様の手順による次階用構造ユニット19を形成する
作業及びこの構造ユニットと前記最上階用構造ユニット
11とを連結するステップ3とステップ4を実行する。
【0039】ついで、図5(A)に示すように、4台の
押し上げシリンダ27をさらに押し上げ動作なさしめ、
前記最上階用構造ユニットを鉛直上方に押圧して、さら
に若干だけ押し上げる。すると、敷地5上と次階用構造
ユニット19の下部間に若干の空間29が生じる。そこ
で、この空間29に、次に形成される上から3番目の階
用の構造ユニット31の柱部位を構成し、連結具を介し
て前記次階用柱部材21の鉛直上方への移動に応じて移
動・引き上げ可能となさしめた4本の一節長さの上から
3番目の階用柱部材33をそれぞれ敷地5上に横設なさ
しめるステップ5を実行する。
押し上げシリンダ27をさらに押し上げ動作なさしめ、
前記最上階用構造ユニットを鉛直上方に押圧して、さら
に若干だけ押し上げる。すると、敷地5上と次階用構造
ユニット19の下部間に若干の空間29が生じる。そこ
で、この空間29に、次に形成される上から3番目の階
用の構造ユニット31の柱部位を構成し、連結具を介し
て前記次階用柱部材21の鉛直上方への移動に応じて移
動・引き上げ可能となさしめた4本の一節長さの上から
3番目の階用柱部材33をそれぞれ敷地5上に横設なさ
しめるステップ5を実行する。
【0040】 その後、同図(B)に示すように、次階用
構造ユニット19の下部梁部材24と敷地5間に受け部
材35を設けしめ、しかる後に、前記4台の押し上げシ
リンダ27のロッド28を引き込み動作なさしめて前記
上部梁部材16との当接状態を解除するとともに一旦前
記4台の押し上げシリンダ27を押し上げ地点から待機
地点に移動させて該4台の押し上げシリンダ27の押し
上げ動作を一時的に中断なさしめることにより、前記最
上階用構造ユニット11と次階用構造ユニット19は前
記受け部材35のみで支えられることとする図6に示す
ステップ6を実行する。
構造ユニット19の下部梁部材24と敷地5間に受け部
材35を設けしめ、しかる後に、前記4台の押し上げシ
リンダ27のロッド28を引き込み動作なさしめて前記
上部梁部材16との当接状態を解除するとともに一旦前
記4台の押し上げシリンダ27を押し上げ地点から待機
地点に移動させて該4台の押し上げシリンダ27の押し
上げ動作を一時的に中断なさしめることにより、前記最
上階用構造ユニット11と次階用構造ユニット19は前
記受け部材35のみで支えられることとする図6に示す
ステップ6を実行する。
【0041】この後、同図(C)に示すように前記押し
上げシリンダ27のロッド28の先端部を前記最上階用
構造ユニット11の下部梁部材17に当接させた状態
で、前記押し上げシリンダ27の押し上げ動作を再開す
るステップ7を実行する。すると、前記した一節長さの
上から3番目の階用柱部材33は連結具を介して前記次
階用柱部材21により、例えば、図3に示す基礎7が設
けられている矢印201方向に移動されるとともに、引
き上げられる移動・引き上げ動作をなし前記4箇所の基
礎7それぞれの直上に直立なさしめられる。
上げシリンダ27のロッド28の先端部を前記最上階用
構造ユニット11の下部梁部材17に当接させた状態
で、前記押し上げシリンダ27の押し上げ動作を再開す
るステップ7を実行する。すると、前記した一節長さの
上から3番目の階用柱部材33は連結具を介して前記次
階用柱部材21により、例えば、図3に示す基礎7が設
けられている矢印201方向に移動されるとともに、引
き上げられる移動・引き上げ動作をなし前記4箇所の基
礎7それぞれの直上に直立なさしめられる。
【0042】ついで、前記次階用柱部材21と前記上か
ら3番目の階用柱部材33とを、両部材のフランジ部2
2,34がボルト等の締付手段を用いて結合なさしめる
ことにより連結する。そして、上述したと同様にして骨
組みの構築、壁部材の取り付け並びに塗装等の仕上げ作
業を実施して、地上における上から3番目の階用の構造
ユニット31の形成を完成なさしめる図6に示すステッ
プ8を実行する。
ら3番目の階用柱部材33とを、両部材のフランジ部2
2,34がボルト等の締付手段を用いて結合なさしめる
ことにより連結する。そして、上述したと同様にして骨
組みの構築、壁部材の取り付け並びに塗装等の仕上げ作
業を実施して、地上における上から3番目の階用の構造
ユニット31の形成を完成なさしめる図6に示すステッ
プ8を実行する。
【0043】 ついで図6に示すように、ステップ5乃至
ステップ8を繰り返して図2に示す最下階用構造ユニッ
ト23の形成が完了するまで各階用の構造ユニットを上
階用から順次形成するステップ9を実行する。その後、
前記最下階用構造ユニット23の柱部位を構成する最下
階用柱部材25のフランジ部26をボルト等の締付手段
を用いて基礎7上に固設するステップ10を実行する
と、敷地5上に目的とする建築物1が完成するのであ
る。なお、前記上から3番目の階用の構造ユニット31
が最下階用構造ユニットになる建築構造物である場合に
おいては、前記ステップ9は不要であって、ステップ8
からステップ10へ移行することになる。
ステップ8を繰り返して図2に示す最下階用構造ユニッ
ト23の形成が完了するまで各階用の構造ユニットを上
階用から順次形成するステップ9を実行する。その後、
前記最下階用構造ユニット23の柱部位を構成する最下
階用柱部材25のフランジ部26をボルト等の締付手段
を用いて基礎7上に固設するステップ10を実行する
と、敷地5上に目的とする建築物1が完成するのであ
る。なお、前記上から3番目の階用の構造ユニット31
が最下階用構造ユニットになる建築構造物である場合に
おいては、前記ステップ9は不要であって、ステップ8
からステップ10へ移行することになる。
【0044】 ついで請求項(3)の発明の一実施例を説
明する。図7は案内手段を用いて後行して形成される構
造ユニットの柱部位を構成する柱部材が、敷地上に横設
なさしめる段階から、該柱部材を、先行して形成された
構造ユニットの柱部材と連結なさしめる段階に至るまで
を示したものであって、同図(A)は横設の状態を、同
図(B)は引き上げの状態を、同図(C)は引き上げが
完了して連結された状態をそれぞれ示したものである。
明する。図7は案内手段を用いて後行して形成される構
造ユニットの柱部位を構成する柱部材が、敷地上に横設
なさしめる段階から、該柱部材を、先行して形成された
構造ユニットの柱部材と連結なさしめる段階に至るまで
を示したものであって、同図(A)は横設の状態を、同
図(B)は引き上げの状態を、同図(C)は引き上げが
完了して連結された状態をそれぞれ示したものである。
【0045】図7(A)乃至(C)に示すように、37
は案内機構を備えた連結手段、39は長穴41が頭部位
43に穿設された先行して形成された構造ユニット用柱
部材側のガイド片(以下本実施例において「Aガイド
片」とする。)、45は長穴47が同じく頭部位49に
穿設された後行して形成される構造ユニット用柱部材側
のガイド片(以下本実施例において「Bガイド片」とす
る。)である。そして、Aガイド片39の頭部位43が
Bカイド片45の頭部位49に、ピン51を介して両カ
イド片が互いに回動自在な状態で挿入されて相互に連結
なさしめた前記Aガイド片39と、Bカイド片45とか
ら前記案内機構を備えた連結手段37は構成されている
のである。
は案内機構を備えた連結手段、39は長穴41が頭部位
43に穿設された先行して形成された構造ユニット用柱
部材側のガイド片(以下本実施例において「Aガイド
片」とする。)、45は長穴47が同じく頭部位49に
穿設された後行して形成される構造ユニット用柱部材側
のガイド片(以下本実施例において「Bガイド片」とす
る。)である。そして、Aガイド片39の頭部位43が
Bカイド片45の頭部位49に、ピン51を介して両カ
イド片が互いに回動自在な状態で挿入されて相互に連結
なさしめた前記Aガイド片39と、Bカイド片45とか
ら前記案内機構を備えた連結手段37は構成されている
のである。
【0046】 なお、前記ピン51は前記両長穴41、4
7を挿通なさしめるとともに、該両長穴41、47の内
壁41a、47aに案内されて長手方向上を円滑に往復
動することにより、Bガイド片45に挿入された前記A
ガイド片39の頭部位43の挿入度合いを調整するよう
なさしめたものである。
7を挿通なさしめるとともに、該両長穴41、47の内
壁41a、47aに案内されて長手方向上を円滑に往復
動することにより、Bガイド片45に挿入された前記A
ガイド片39の頭部位43の挿入度合いを調整するよう
なさしめたものである。
【0047】図7(A)に示すように、先行して形成さ
れた構造ユニットの下方の敷地5上に後行して形成され
る構造ユニット用柱部材(以下本実施例において「ロ柱
部材55」とする。)を横設なさしめた後、一方のBガ
イド片45を前記ロ柱部材55の中空穴56に挿入す
る。つぎに、先行して形成された構造ユニットの構成部
材である先行して形成された構造ユニット用柱部材(以
下本実施例において「イ柱部材53」とする。)に他方
のAカイド片39を挿入するのであるが、該Aガイド片
39と前記Bガイド片45とは上述したごとく構成され
ているので、前記ロ柱部材55と略直角な位置関係にあ
るイ柱部材53の中空穴54に前記した他方のAガイド
片39はスム−ズに挿入される。
れた構造ユニットの下方の敷地5上に後行して形成され
る構造ユニット用柱部材(以下本実施例において「ロ柱
部材55」とする。)を横設なさしめた後、一方のBガ
イド片45を前記ロ柱部材55の中空穴56に挿入す
る。つぎに、先行して形成された構造ユニットの構成部
材である先行して形成された構造ユニット用柱部材(以
下本実施例において「イ柱部材53」とする。)に他方
のAカイド片39を挿入するのであるが、該Aガイド片
39と前記Bガイド片45とは上述したごとく構成され
ているので、前記ロ柱部材55と略直角な位置関係にあ
るイ柱部材53の中空穴54に前記した他方のAガイド
片39はスム−ズに挿入される。
【0048】 ついで、同図(B)に示すように押し上げ
手段9を動作させ、先行して形成された構造ユニットを
鉛直上方向に押し上げると、前記ロ柱部材55にはイ柱
部材53及びピン51を順次経由して押し上げ力が伝達
されるので、前記ロ柱部材55は、起立されながらしだ
いに基礎7設置位置に移動される。この後、押し上げ手
段9の押し上げ動作をさらに継続させると、同図(C)
に示すように前記ロ柱部材55は基礎7直上に直立され
る。
手段9を動作させ、先行して形成された構造ユニットを
鉛直上方向に押し上げると、前記ロ柱部材55にはイ柱
部材53及びピン51を順次経由して押し上げ力が伝達
されるので、前記ロ柱部材55は、起立されながらしだ
いに基礎7設置位置に移動される。この後、押し上げ手
段9の押し上げ動作をさらに継続させると、同図(C)
に示すように前記ロ柱部材55は基礎7直上に直立され
る。
【0049】 ついで、前記押し上げ手段9を引き込み動
作させ、前記イ柱部材53を若干降下させると、前記ピ
ン51は、長穴41、47のそれぞれの内壁41a、4
7aに案内されながら前記Bガイド片45に挿入された
前記Aガイド片39の頭部位43の挿入をより推進める
よう作用するので、前記イ柱部材53と前記ロ柱部材5
5は接近する。
作させ、前記イ柱部材53を若干降下させると、前記ピ
ン51は、長穴41、47のそれぞれの内壁41a、4
7aに案内されながら前記Bガイド片45に挿入された
前記Aガイド片39の頭部位43の挿入をより推進める
よう作用するので、前記イ柱部材53と前記ロ柱部材5
5は接近する。
【0050】 この結果、前記イ柱部材53のフランジ部
57と前記ロ柱部材55のフランジ部59は極めて間近
で対面状態となるので、ボルト等の締付手段により、両
フランジ部57、59は容易に連結されるのである。な
お、柱部材相互の連結が完了した後は、たとえば、前記
Bガイド片45の後端部45aにフック等を付設し、該
フックに引き出し手段の一端をひっ掛けた後、該引き出
し手段を引張ることにより、ロ柱部材55の下端間口5
5aから前記案内手段37を引き出す必要がある。
57と前記ロ柱部材55のフランジ部59は極めて間近
で対面状態となるので、ボルト等の締付手段により、両
フランジ部57、59は容易に連結されるのである。な
お、柱部材相互の連結が完了した後は、たとえば、前記
Bガイド片45の後端部45aにフック等を付設し、該
フックに引き出し手段の一端をひっ掛けた後、該引き出
し手段を引張ることにより、ロ柱部材55の下端間口5
5aから前記案内手段37を引き出す必要がある。
【0051】 以上、各請求項の発明ごとに実施例を詳述
したが、本出願に係る発明はこれらに限定されず、形成
される建築物の断面形状は略円形、楕円形であっても、
略三角形、長方形、その他多角形であってもよく、ま
た、一部に凸部あるいは凹部がある場合であってもよ
い。また、柱部材の断面形状が角形、丸形であっても本
発明は勿論適用可能てある。
したが、本出願に係る発明はこれらに限定されず、形成
される建築物の断面形状は略円形、楕円形であっても、
略三角形、長方形、その他多角形であってもよく、ま
た、一部に凸部あるいは凹部がある場合であってもよ
い。また、柱部材の断面形状が角形、丸形であっても本
発明は勿論適用可能てある。
【0052】 さらに、形成される各階用構造ユニットの
柱部材を基礎直上に直立なさしめるに際しては、場合に
よっては、人手にてなすものであってもよい。さらにま
た、請求項(3)の発明の実施例において説示した、柱
部材の連結方法を請求項(1)、請求項(2)の発明に
係る建築構造物の施工方法に利用すれば、より一層迅速
に所望の建築構造物を完成することができる。
柱部材を基礎直上に直立なさしめるに際しては、場合に
よっては、人手にてなすものであってもよい。さらにま
た、請求項(3)の発明の実施例において説示した、柱
部材の連結方法を請求項(1)、請求項(2)の発明に
係る建築構造物の施工方法に利用すれば、より一層迅速
に所望の建築構造物を完成することができる。
【0053】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば次に示
すような効果が発揮されるものである。請求項(1)及
び請求項(2)の発明により、最上階用の構造ユニット
から形成を着手して完成なさしめ、以下、上階用から最
下階用に至る構造ユニットを順次形成させることとし、
しかも、形成される各階用構造ユニットは骨組みの構築
から仕上げに至るまで地上にて施工されて形成され、形
成された構造ユニットは押し上げ手段にて鉛直上方に押
し上げる施工方策としたことから、次のような著効を奏
するものである。
すような効果が発揮されるものである。請求項(1)及
び請求項(2)の発明により、最上階用の構造ユニット
から形成を着手して完成なさしめ、以下、上階用から最
下階用に至る構造ユニットを順次形成させることとし、
しかも、形成される各階用構造ユニットは骨組みの構築
から仕上げに至るまで地上にて施工されて形成され、形
成された構造ユニットは押し上げ手段にて鉛直上方に押
し上げる施工方策としたことから、次のような著効を奏
するものである。
【0054】 すなわち、建築される建築構造物の周囲に
作業足場、防護ネットを設ける必要がなくなり、建築物
完成に要する工期を格段に短縮することができ、また、
高層ビル等の建築物が隣接した間口の狭い建築現場にお
ける施工が極めて容易であって且つ簡単になる。また、
従来、建築資材等を吊り上げる必要があるため建築現場
において不可欠であったクレ−ン等の吊り上げ装置が全
く不要となった。
作業足場、防護ネットを設ける必要がなくなり、建築物
完成に要する工期を格段に短縮することができ、また、
高層ビル等の建築物が隣接した間口の狭い建築現場にお
ける施工が極めて容易であって且つ簡単になる。また、
従来、建築資材等を吊り上げる必要があるため建築現場
において不可欠であったクレ−ン等の吊り上げ装置が全
く不要となった。
【0055】 さらに、作業者は地上においてのみ構造ユ
ニットを形成する作業をなせばよいので、建築構造物の
施工を極めて安全な作業状態で行うことができる。さら
にまた、敷地内にクレ−ン等の吊り上げ装置を設置する
ためのスペ−スを割く必要がないので、かぎられた敷地
上に建築可能な限度一杯の建築構造物を建築できるの
で、とりわけ高層の立体駐車場を建築するのに非常に有
利である。
ニットを形成する作業をなせばよいので、建築構造物の
施工を極めて安全な作業状態で行うことができる。さら
にまた、敷地内にクレ−ン等の吊り上げ装置を設置する
ためのスペ−スを割く必要がないので、かぎられた敷地
上に建築可能な限度一杯の建築構造物を建築できるの
で、とりわけ高層の立体駐車場を建築するのに非常に有
利である。
【0056】 また、請求項(2)の発明により、ストロ
−クが比較的短いシリンダを押し上げ手段として用いる
ことができるので、このようなシリンダであっても本願
発明に係る施工方法にて高層の建築物を建設することが
できる。
−クが比較的短いシリンダを押し上げ手段として用いる
ことができるので、このようなシリンダであっても本願
発明に係る施工方法にて高層の建築物を建設することが
できる。
【0057】さらに、請求項(3)の発明により、押し
上げ手段の押し上げ動作と連動して敷地上に横設された
後行して形成される構造ユニット用柱部材を、先行して
形成された構造ユニットを構成する先行して形成された
構造ユニット用柱部材と直列状態となして基礎上に直立
なさしめた後、後行して形成される構造ユニット用柱部
材と先行して形成された構造ユニット用柱部材とを連結
なさしめることができるので、各階用の構造ユニットの
形成作業をより一層迅速かつ容易に行うことができる。
上げ手段の押し上げ動作と連動して敷地上に横設された
後行して形成される構造ユニット用柱部材を、先行して
形成された構造ユニットを構成する先行して形成された
構造ユニット用柱部材と直列状態となして基礎上に直立
なさしめた後、後行して形成される構造ユニット用柱部
材と先行して形成された構造ユニット用柱部材とを連結
なさしめることができるので、各階用の構造ユニットの
形成作業をより一層迅速かつ容易に行うことができる。
【図1】押し上げ手段、最上階用構造ユニットの敷地上
の位置関係を示した説明図である。
の位置関係を示した説明図である。
【図2】最下階用構造ユニットの形成が地上にて完成さ
れた時点における押し上げ手段と最下階用構造ユニット
を含む建築構造物の敷地面上の位置関係を示した説明図
である。
れた時点における押し上げ手段と最下階用構造ユニット
を含む建築構造物の敷地面上の位置関係を示した説明図
である。
【図3】複数の基礎と押し上げ手段を敷地上に配設した
状態を示した平面図である。
状態を示した平面図である。
【図4】請求項(1)の発明の一実施例の施工手順を示
したフロ−チャ−トである。
したフロ−チャ−トである。
【図5】押し上げシリンダの押し上げ動作の一時的な中
断直前の状態から、その後の押し上げ動作の最下位に至
る状態を示したものであって、同図(A)は押し上げ動
作の一時的な中断直前の状態を、同図(B)は押し上げ
動作の中断した状態を、同図(C)は押し上げ手段の再
開した状態をそれぞれ示した概略的説明図である。
断直前の状態から、その後の押し上げ動作の最下位に至
る状態を示したものであって、同図(A)は押し上げ動
作の一時的な中断直前の状態を、同図(B)は押し上げ
動作の中断した状態を、同図(C)は押し上げ手段の再
開した状態をそれぞれ示した概略的説明図である。
【図6】請求項(2)の発明の一実施例に係る施工手順
を示したフロ−チャ−トである。
を示したフロ−チャ−トである。
【図7】後行して形成される構造ユニットの柱部位を構
成する柱部材が、敷地上に横設なさしめる段階から、該
柱部材を先行して形成された構造ユニットの柱部材と連
結なさしめる段階に至るまでを示したものであって、同
図(A)は横設の状態を、同図(B)は引き上げの状態
を同図(C)は引き上げが完了して連結された状態をそ
れぞれ示した一部断面図である。
成する柱部材が、敷地上に横設なさしめる段階から、該
柱部材を先行して形成された構造ユニットの柱部材と連
結なさしめる段階に至るまでを示したものであって、同
図(A)は横設の状態を、同図(B)は引き上げの状態
を同図(C)は引き上げが完了して連結された状態をそ
れぞれ示した一部断面図である。
1 建築構造物 7 基礎 9 押し上げ手段 11 最上階用構造ユニット 19 次階用構造ユニット 23 最下階用構造ユニット 27 押し上げシリンダ 31 上から3番目の階用の構造ユニット 35 受け部材 37 案内機能を備えた連結手段 39 Aガイド片 45 Bガイド片 51 ピン 53 イ柱部材 56 ロ柱部材
Claims (3)
- 【請求項1】 基礎設置位置の近傍に適宜間隔をあけて
複数の押し上げ手段を鉛直に設置するステップ1と、 一節長さの複数の最上階用柱部材それぞれを、基礎の直
上に直立なさしめた後、該複数の最上階用柱部材間に梁
部材を架設するとともに、該複数の最上階用柱部材それ
ぞれと他の梁部材若しくは筋かい部材とを接合して骨組
みを構築し、ついで該骨組みに壁部材を取り付けた後
に、塗装等の仕上げ作業を実施して最上階用構造ユニッ
トを形成するステップ2と、 押し上げ手段を動作なさしめ、前記最上階用構造ユニッ
トを鉛直上方向に押圧して、次に形成される構造ユニッ
トの柱部位を構成する複数の一節長さの次階用柱部材
が、敷地上にそれぞれ横設可能なだけ前記最上階用構造
ユニットを鉛直上方に押し上げるステップ3と、 前記した複数の一節長さの次階用柱部材それぞれを、前
記した複数の最上階用柱部材の鉛直上方への移動に応じ
て移動・引き上げ可能となさしめて敷地上に横設した
後、押し上げ手段を再度動作なさしめ最上階用柱部材の
鉛直上方への移動と連動して該次階用柱部材を移動・引
き上げて複数の基礎それぞれの直上に直立なさしめると
ともに、押し上げ手段の動作を停止して前記最上階用柱
部材と連結させた後、該複数の次階用柱部材間に梁部材
を架設するとともに、該複数の次階用柱部材それぞれと
他の梁部材若しくは筋かい部材とを接合して骨組みを構
築し、ついで該骨組みに壁部材を取り付けた後に、塗装
等の仕上げ作業を実施して次階用構造ユニットを形成す
るステップ4と、 その後、必要な場合には、前記ステップ3とステップ4
を繰り返して最下階用構造ユニットの形成が完了するま
で各階用構造ユニットを上階用から順次形成するステッ
プ5と、 最下階用構造ユニットを構成する柱部材を基礎上に固設
するステップ6と、からなる建築構造物の施工方法。 - 【請求項2】 基礎設置位置の近傍に適宜間隔をあけて
複数の押し上げシリンダを鉛直に配設するステップ1
と、 一節長さの複数の最上階用柱部材それぞれを、基礎の直
上に直立なさしめた後、該複数の最上階用柱部材間に梁
部材を架設するとともに、該複数の最上階用柱部材それ
ぞれと他の梁部材若しくは筋かい部材とを接合して骨組
みを構築し、ついで該骨組みに壁部材を取り付けた後
に、塗装等の仕上げ作業を実施して最上階用構造ユニッ
トを形成するステップ2と、 押し上げシリンダを動作なさしめ、前記最上階用構造ユ
ニットを鉛直上方向に押圧して、次に形成される構造ユ
ニットの柱部位を構成する複数の一節長さの次階用柱部
材が敷地上にそれぞれ横設可能なだけ前記最上階用構造
ユニットを鉛直上方に押し上げるステップ3と、 前記した複数の一節長さの次階用柱部材それぞれを前記
した複数の最上階柱部材の鉛直上方への移動に応じて移
動・引き上げ可能となさしめて敷地上に横設した後、押
し上げ手段を再度動作なさしめて最上階用柱部材の鉛直
上方への移動と連動して該次階用柱部材を移動・引き上
げて複数の基礎それぞれの直上に直立なさしめるととも
に、押し上げ手段の動作を停止して前記最上階用柱部材
と連結させた後、該複数の次階用柱部材間に梁部材を架
設するとともに、該複数の次階用柱部材それぞれと他の
梁部材若しくは筋かい部材とを接合して骨組みを構築
し、ついで該骨組みに壁部材を取り付けた後に、塗装等
の仕上げ作業を実施して次階用構造ユニットを形成する
ステップ4と、 押し上げシリンダを再度動作なさしめ、前記最上階用構
造ユニットを鉛直上方向にさらに押圧して、上から3番
目の階用の構造ユニットの柱部位を構成する複数の一節
長さの上から3番目の階用柱部材が、敷地上にそれぞれ
横設可能なだけ、前記最上階用構造ユニット及び次階用
構造ユニットを鉛直上方に押し上げるステップ5と、 次階用構造ユニットを構成する梁部材を受け部材にて支
え、しかる後に、押し上げシリンダの押し上げ動作を一
時的に中断なさしめるステップ6と、 押し上げ作用位置を下方位置となして、前記最上階用構
造ユニット及び前記次階用構造ユニットに対する押し上
げ動作を再開するステップ7と、 上述したと同様にして骨組みの構築、壁部材の取り付け
並びに塗装等の仕上げ作業を実施して、地上における上
から3番目の階用の構造ユニットの形成を完成なさしめ
るステップ8と、 その後、必要な場合には、前記ステップ5乃至ステップ
8を繰り返して、最下階用構造ユニットの形成が完了す
るまで各階用構造ユニットを上階用から順次形成するス
テツプ9と、 最下階用構造ユニットを構成する最下階用柱部材を基礎
上に固設するステップ10と、からなる建築構造物の施
工方法。 - 【請求項3】 先行して形成された構造ユニットの下方
位置に後行して形成される構造ユニット用柱部材を横設
なさしめた後、後行して形成される構造ユニット用柱部
材側のガイド片を前記後行して形成される構造ユニット
用柱部材に挿入するステップ1と、 先行して形成された構造ユニットの柱部位を構成する先
行して形成された構造ユニット用柱部材に他の先行して
形成された構造ユニット用柱部材側のガイド片をピンの
滑動のもと、前記ロ柱部材の軸線に対し略直角方向から
挿入するステップ2と、 押し上げ手段を動作させ、先行して形成された構造ユニ
ットを鉛直上方に押し上げることにより、前記後行して
形成される構造ユニット用柱部材を、ピンの引張誘導の
もと、起立させながらしだいに基礎設置位置に移動さ
せ、ついには基礎直上に直立させるステップ3と、 押
し上げ手段を引き込み動作させ、前記先行して形成され
た構造ユニット用柱部材を若干鉛直下方向に降下させる
のと連動してピンの案内のもと、前記先行して形成され
た構造ユニット用柱部材と前記後行して形成される構造
ユニット用柱部材とを接近なさしめた後、ボルト等の締
付手段により、前記先行して形成された構造ユニット用
柱部材と前記後行して形成される構造ユット用柱部材と
を連結なさしめるステップ4と、 からなる柱部材の連結方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3359391A JP2678403B2 (ja) | 1991-02-02 | 1991-02-02 | 建築構造物の施工方法及び柱部材の連結方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3359391A JP2678403B2 (ja) | 1991-02-02 | 1991-02-02 | 建築構造物の施工方法及び柱部材の連結方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04357227A JPH04357227A (ja) | 1992-12-10 |
JP2678403B2 true JP2678403B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=12390799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3359391A Expired - Lifetime JP2678403B2 (ja) | 1991-02-02 | 1991-02-02 | 建築構造物の施工方法及び柱部材の連結方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2678403B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2682780B2 (ja) * | 1992-12-16 | 1997-11-26 | 積水ハウス株式会社 | 建方工法 |
JP2682779B2 (ja) * | 1992-12-16 | 1997-11-26 | 積水ハウス株式会社 | 建方工法 |
JP2682778B2 (ja) * | 1992-12-16 | 1997-11-26 | 積水ハウス株式会社 | 建方工法 |
JP2765790B2 (ja) * | 1992-12-16 | 1998-06-18 | 積水ハウス株式会社 | 建方工法 |
US5839239A (en) * | 1996-04-04 | 1998-11-24 | Jang; Byung K. | Apparatus and method for building construction |
-
1991
- 1991-02-02 JP JP3359391A patent/JP2678403B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04357227A (ja) | 1992-12-10 |
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