JP2004180608A - 乗用田植機の予備苗載台取り付け構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】予備苗載台付き乗用田植機において、乗用田植機の横寸法のみならず高さ寸法を減少させる、予備苗載台の乗用田植機への取り付け構造を提供すること。
【解決手段】予備苗載台を予備苗載台支柱で支持するとともに、この予備苗載台支柱を、予備苗載台支柱保持具を介して乗用田植機に取り付けることとし、予備苗載台を使用する時と使用しない時とで、予備苗載台支柱保持具の乗用田植機における取り付け位置に高低差を設ける。また、不使用時の予備苗載台支柱保持具の乗用田植機における取り付け位置を、使用時の場合よりも乗用田植機後方側に設けるようにし、さらには、予備苗載台支柱保持具を支持する保持具支持部材を乗用田植機に設けるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】予備苗載台を予備苗載台支柱で支持するとともに、この予備苗載台支柱を、予備苗載台支柱保持具を介して乗用田植機に取り付けることとし、予備苗載台を使用する時と使用しない時とで、予備苗載台支柱保持具の乗用田植機における取り付け位置に高低差を設ける。また、不使用時の予備苗載台支柱保持具の乗用田植機における取り付け位置を、使用時の場合よりも乗用田植機後方側に設けるようにし、さらには、予備苗載台支柱保持具を支持する保持具支持部材を乗用田植機に設けるようにする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用田植機における苗継用の予備苗を載置しておく予備苗載台の取り付け構造に関する。とくに、予備苗載台の乗用田植機の走行機体側への取り付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、予備苗載台を備えた乗用田植機おいては、下記特許文献1に開示されているように、予備苗載台を支持する予備苗載台支柱を、乗用田植機の走行機体から脱着自在な構造とすることによって、予備苗載台を乗用田植機の走行機体に対し外側向きあるいは内側向きに設置可能としたものがある。この乗用田植機では、予備苗載台を乗用田植機の走行機体から取り外して保管格納すること、あるいは、予備苗載台を乗用田植機の走行機体に対し内側向きに設置することで、乗用田植機の幅寸法を減少させてコンパクトに保管格納することが可能であった。
【特許文献1】
特開2000−41444
【0003】
しかし、上記従来の予備苗載台付き乗用田植機では、幅寸法を減少させることが可能であっても、高さ寸法の減少には至らなかったため、ある程度大型、とくに高さ寸法が大きい乗用田植機になると、乗用田植機の出荷時、輸送の効率化を図るために、予備苗載台や予備苗載台支柱などを乗用田植機の走行機体から取り外し高さ寸法を減少させ輸送車両に搭載しなければならなかった。そして、取り外された予備苗載台等をダンボール、クッション材などで梱包し、販売店等で予備苗載台等の乗用田植機の走行機体への取り付け作業を行わなければならなかった。このため、梱包資材といった資材を生産・廃棄しなくてはならず、環境的、コスト的に無駄を生じていた。また、販売店等で取り付け作業を行うという手間もかかっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、予備苗載台付き乗用田植機において、乗用田植機の横寸法のみならず高さ寸法を減少させる、予備苗載台の乗用田植機への取り付け構造を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題の解決を図るため、次の手段を用いる。
即ち、走行機体後部に苗植付部を昇降自在に設けた乗用田植機において、該乗用田植機の走行機体側に、苗継用の予備苗を載置させる予備苗載台と、該予備苗載台を支持する予備苗載台支柱と、該予備苗載台支柱を支持する複数の予備苗載台支柱保持具とを備えると共に、予備苗載台支柱が予備苗載台支柱保持具に対して脱着自在に構成し、予備苗載台の使用時に利用する予備苗載台支柱保持具を、予備苗載台の不使用時に利用する予備苗載台支柱保持具よりも高位置に配置したことを特徴とする乗用田植機の予備苗載台取り付け構造とする。
【0006】
また、予備苗載台の不使用時に利用する予備苗載台支柱保持具が、予備苗載台の使用時に利用する予備苗載台支柱保持具よりも走行機体の進行方向に対して後方側に配置したことを特徴とする乗用田植機の予備苗載台取り付け構造としてもよい。
【0007】
さらに、複数の予備苗載台保持具を、水平方向の梁状部材と鉛直方向の柱状部材からなる保持具支持部材の梁状部材および柱状部材に設けたことを特徴とする乗用田植機の予備苗載台取り付け構造としてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に示した実施例に基づいて説明するが、以下の具体例は本発明を限定するものではない。実施形態は、本発明の主旨から逸脱しない限り適宜設計変更可能なものである。
図1に、本発明である乗用田植機の予備苗載台取り付け構造の斜視図(予備苗載台使用時)を、図2に、本発明である乗用田植機の予備苗載台取り付け構造の斜視図(予備苗載台不使用時)を、図3に、他実施例である本発明である乗用田植機の予備苗載台取り付け構造の斜視図(予備苗載台不使用時)を、図4に、保持具支持部材の正面図ならびに側面図を、図5に、乗用田植機の概略側面図(予備苗載台使用時)を、図6に、乗用田植機の概略側面図(予備苗載台不使用時)を示す。
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例を基に説明する。
図5、図6は乗用田植機の概略側面図であり、まず、この乗用田植機全体について説明をする。作業者が搭乗する乗用田植機(A)において、シャーシである車体フレーム(3)上に、前部には原動部であるエンジン(2)が搭載されるとともにエンジン(2)後方にはミッションケースが設けられ、ミッションケースの両側にフロントアクスルケースを介して水田走行用前輪(6)が支持されるとともに、リアアクスルケースを介して水田走行用後輪(8)が支持されている。また、エンジン(2)等を覆うボンネット(9)の両側には予備苗載台(50)が取り付けられており、ミッションケース等はステップ(11)を有する車体カバー(12)によって被覆されている。そして、車体カバー(12)の上部には運転座席(13)が取り付けられ、その運転座席(13)の前方に操向ハンドル(14)が設けられている。なお、(15)はクラッチ機構とブレーキ機構を操作するペダルである。
以下においては、乗用田植機(A)において、エンジン(2)、車体フレーム(3)、水田走行用前輪(6)、水田走行用後輪(8)、操向ハンドル(14)などの走行機能の主要部によって構成される機体を走行機体という。
【0010】
乗用田植機(A)の走行機体後部には、例えば6条植え用の苗載台(20)並びに複数の植付爪(29)などを具備する植付部(17)が昇降自在に設けられ、前高後低でおよそ矩形板状の前傾式苗載台(20)は、下部ガイドレール(18)及び上部ガイドレール(19)を介して、中央及び左右の植付伝動ケース(26)に対して左右往復摺動自在に支持されている。そして、苗載台(20)の上面には、縦リブが所定間隔で配設されており、条を区分けするように上下方向に伸延されている。また、苗載台(20)の下部側には、上下に平行に配設された駆動軸と従動軸に縦搬送ベルトを巻回して構成された縦搬送装置(22)が各条ごとに配設されている。
【0011】
また、一方向に等速回転するロータリーケース(27)は、植付伝動ケース(26)に支持され、ロータリーケース(27)の回転軸芯を中心として対称となる位置に一対の植付爪ケース(28)が配設されるとともに、その植付爪ケース(28)の先端に植付爪(29)が取り付けられている。そして、ミッションケースの後部から延出された駆動軸が植付伝動ケース(26)に連動連結して、前記苗載台(20)の左右往復動、縦搬送装置(22)、ロータリーケース(27)と植付爪ケース(28)の各駆動を行うようになっている。
【0012】
また、植付伝動ケース(26)の前端にはローリング支点軸を介してヒッチブラケット(31)が左右傾動自在に枢着されており、このヒッチブラケット(31)に連結されているトップリンク(32)及びロワーリンク(33)を含む3点昇降リンク機構を用いて乗用田植機(A)の走行機体後側に植付部(17)を連結している。そして、この植付部(17)を、乗用田植機(A)の走行機体後部とロワーリンク(33)との間に介設した油圧シリンダーの伸縮動作によって昇降するように構成している。また、植付伝動ケース(26)の下方には、中央及び左右の植付用均等フロート(35)(36)が植付深さ調節リンクなどを介して支持されており、植付部(17)を降下させてフロート(35)(36)を着地させることにより、苗載台(20)上の苗マットから取り出した苗の植付深さを設定するようになっている。
【0013】
続いて、本発明の要所である、予備苗載台(50)よび予備苗載台(50)の取り付け構造について説述する。
乗用田植機(A)の概略において説述したとおり、予備苗載台(50)等はボンネット(9)の両側に設けられる。図1、図2、図3、図5および図6に示した予備苗載台(50)の数は片側3枚で両側計6枚であるが、勿論この枚数に限定する理由はなく適宜変更してもよい。また、各予備苗載台(50)の形状は、従来の如くおよそ矩形状とするが、適宜変更可能である。
【0014】
各予備苗載台(50)は、これを支持する部材である予備苗載台支柱(51)に取り付けられる。予備苗載台支柱(51)の形状は、従来例として角棒型、丸棒型、門字(逆U字)型など種々あるが、本発明においては、部品点数の減少、安定した取り付け、容易な脱着構造などの観点から、実施形態例として角棒型としている。角棒型の予備苗載台支柱(51)の数についても、本発明において特段の限定は無いが、組み立てを容易にし、部品点数を減少させコストを削減するなどの観点から、片側1本ずつ両側計2本とする。
【0015】
予備苗載台(50)の、角棒型の予備苗載台支柱(51)への取付方法は、従来公知の方法でよく、例えば、溶接固定でもよいし、取付ステー(52)を介して、ボルト締めで取り付けるようにしてもよい。なお、どちらか片側、あるいは両側の予備苗載台支柱(51)の上端部付近に、バックミラー(60)を設けるようにしてもよい。
【0016】
各予備苗載台(50)を取り付けられた各予備苗載台支柱(51)は、複数の予備苗載台支柱保持具(53a)(53b)を備え付けた保持具支持部材(54)に取り付け可能である。
【0017】
保持具支持部材(54)は、その形状に特段の限定はないが、部品点数の減少と簡易で丈夫な構造とするのが好ましく、本実施形態例では、図3に示すように、およそ門字(逆U字)型の形状とする。即ち、乗用田植機(A)の走行機体に対しほぼ鉛直方向に立設された2本の柱状部材(56a)(56b)と、乗用田植機(A)の走行機体に対しほぼ水平方向に設けられた梁状部材(55)とが組合わさった構造となっている。
【0018】
保持具支持部材(54)は、柱状部材(56a)(56b)が乗用田植機(A)の走行機体に対しほぼ鉛直方向に立設するように、且つ、乗用田植機(A)の走行機体に対しほぼ平行になるように設置されるが、柱状部材(56a)(56b)の下端部(57)はそれぞれ乗用田植機(A)の走行機体に堅牢に接続される。接続方法は、とくに限定はないが、通常はボルト締めで車体フレーム(3)に接続される。また、柱状部材(56a)(56b)の下端部(57)は、車体フレーム(3)との接続を容易にするために、車体フレーム(3)側へ曲げてもよい。
【0019】
なお、保持具支持部材(54)を設置するにあたっては、通常は車体フレーム(3)自体が相当の剛性を有するので、車体フレーム(3)に保持具支持部材(54)ないし予備苗載台支柱(51)を取り付けても格別の影響はないのであって、車体フレーム(3)に保持具支持部材(54)設置用の部材を新たに設けてもよいし、従来の車体フレーム(3)に適宜ボルト用貫通孔などを設けるようにしてもよく、保持具支持部材(54)の形状に合わせて適宜取り付けるようにしてよい。
【0020】
梁状部材(55)には予備苗載台支柱保持具(53a)が、さらに、2つの柱状部材(56a)(56b)のうち少なくとも一方には予備苗載台支柱保持具(53b)が、それぞれ鉛直方向に取り付けられる。予備苗載台支柱保持具(53b)が取り付けられる柱状部材は、乗用田植機(A)の走行機体の進行方向後方側の柱状部材(56b)とするのが好ましい。
予備苗載台支柱保持具(53a)(53b)の取り付け位置は、特段の限定はなく、通常、梁状部材(55)においては中央部付近に取り付けることとし、また、柱状部材(56b)においては、予備苗載台支柱(51)を取り付けた際に、少なくとも予備苗載台(50)と乗用田植機(A)の走行機体とが干渉しないような位置に取り付ける。
【0021】
予備苗載台支柱保持具(53a)(53b)の形状は適宜変更可能であるが、本実施形態例における予備苗載台支柱保持具(53a)(53b)の形状は、例えば、図4に示すように、中空角柱形状として、その中空部分に予備苗載台支柱(51)を挿通させるようにしてもよい。そして、挿通された予備苗載台支柱(51)を、図3に示すようにボルト(58)で締め付けて固定する。このようにすることで、ボルト(58)の取り付け・取り外しによって、予備苗載台支柱(51)が予備苗載台支柱保持具(53a)(53b)から脱着自在となる。さらに、保持具支持部材(54)の梁状部材(55)に設置される予備苗載台支柱保持具(53a)においては、鉛直方向とは垂直方向の応力に抗するため、およそ台形状の平板状部材(59)で、梁状部材(55)と予備苗載台支柱保持具(53a)を挟み込むようにしてもよいし、あるいは、およそ台形状の平板状部材(59)と予備苗載台支柱保持具(53a)を一体成形したものとしてもよい。
【0022】
予備苗載台支柱保持具(53a)(53b)と保持具支持部材(54)とは、溶接などによって固定接続されるものでもよいし、あるいは、ボルト締めなどによって脱着可能に接続されるものでもよい。
また、保持具支持部材(54)の柱状部材(56b)に設けられる予備苗載台支柱保持具(53b)には、乗用田植機(A)を走行中、既植苗に先端を合わせるサイドマーカ(61)を取り付けてもよい。取り付け方法は、乗用田植機(A)を輸送もしくは格納する場合などに乗用田植機(A)の幅を減少させるべく取り外し可能もしくは折り畳み可能に取り付けることが好ましく、例えば、サイドマーカ(61)を支持する支持棒(62)の端部にボルト孔を設けて、予備苗載台支柱保持具(53b)にボルト締めで取り付けるようにしてもよい。
【0023】
ここで、本実施形態例における具体的な使用方法を説明する。
まず、予備苗載台(50)の使用時においては、門字(逆U字)型の保持具支持部材(54)の梁状部材(55)の中央付近に備え付けられた予備苗載台支柱保持具(53a)に、予備苗載台(50)の取り付けられた予備苗載台支柱(51)を挿通した上、これらをボルト締めして固定させる。この際、予備苗載台(50)は、乗用田植機(A)の走行機体に対して外側に向けられる(図1参照)。
【0024】
次に、予備苗載台(50)の不使用時においては、まず、上記予備苗載台支柱(51)を、門字(逆U字)型の保持具支持部材(54)の梁状部材(55)の中央付近に備え付けられた予備苗載台支柱保持具(53a)から、上記ボルト(58)を緩め外して引き抜く。そして、この予備苗載台支柱(51)を予備苗載台(50)を取り付けたまま、門字(逆U字)型の保持具支持部材(50)の柱状部材(56b)に備え付けられた予備苗載台支柱保持具(53b)に挿通した上、これらを上記ボルト(58)を用いて締めて固定させる(図2参照)。あるいは、予備苗載台支柱(51)を予備苗載台(50)を取り付けたまま約180度回転させて、門字(逆U字)型の保持具支持部材(50)の柱状部材(56b)に備え付けられた予備苗載台支柱保持具(53b)に挿通した上、これらを上記ボルト(58)を用いて締めて固定させるようにしてもよい(図3参照)。このようにすることによって、予備苗載台(50)の不使用時における乗用田植機(A)の幅寸法を減少させることが可能である。
【0025】
なお、予備苗載台支柱(51)を締め付けて固定させるボルトは、使用時、不使用時それぞれの場合に挿通させる予備苗載台支柱保持具(53a)(53b)ごとに別に用意するようにしてもよいが、部品点数の減少の観点からも、同じボルトを流用できるようにするのが好ましい。そのために、ボルト(58)を貫挿させるボルト孔は、予備苗載台支柱(51)・予備苗載台支柱保持具(53a)(53b)それぞれにおいて、同じ径、同じ溝ピッチとするのである。
【0026】
また、図6に示すように、予備苗載台不使用時において、操向ハンドル(14)にチルト機構を設けることで鉛直下向きに回動させ、さらに、運転座席(13)も同様にチルト機構を設けることで乗用田植機(A)の走行機体の進行方向前方に傾倒させてもよい。このようにすることによって、乗用田植機(A)の高さ寸法をより減少させることが可能である。
【0027】
【発明の効果】
本発明の予備苗載台取り付け構造は、以上の構成を備えるので次の効果を奏する。
即ち、請求項1に記載の予備苗載台取り付け構造によると、予備苗載台付き乗用田植機を輸送する場合においては、高さを減少させることが可能になるで、わざわざ取り外された予備苗載台等をダンボール、クッション材などで梱包し、販売店等で予備苗載台等の乗用田植機への取り付け作業を行わなければならないという、環境資源の消費の削減や組み立ての手間を省くことに寄与する。また、納屋等に格納する場合等においても、高さを減少させることが可能になるので、わざわざ予備苗載台等を乗用田植機から取り外す必要もなくコンパクトに収容可能となる。
【0028】
また、請求項2に記載の予備苗載台取り付け構造によると、不使用時における予備苗載台の取り付け位置が、使用時における予備苗載台の取り付け位置よりも前方に突出しないので、予備苗載台付き乗用田植機を輸送する場合や納屋等に保管する場合等において、予備苗載台付き乗用田植機の全長を増大させないで済む。
【0029】
さらに、請求項3に記載の予備苗載台取り付け構造によると、使用時における予備苗載台支柱保持具を支持する保持具支持部材と、不使用時における予備苗載台支柱保持具を支持する保持具支持部材とを兼用することによって、部品点数の減少に寄与するとともに、コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である乗用田植機の予備苗載台取り付け構造の斜視図(予備苗載台使用時)
【図2】本発明である乗用田植機の予備苗載台取り付け構造の斜視図(予備苗載台不使用時)
【図3】他実施例である本発明である乗用田植機の予備苗載台取り付け構造の斜視図(予備苗載台不使用時)
【図4】保持具支持部材の正面図ならびに側面図
【図5】乗用田植機の概略側面図(予備苗載台使用時)
【図6】乗用田植機の概略側面図(予備苗載台不使用時)
【符号の説明】
A 乗用田植機
50 予備苗載台
51 予備苗載台支柱
53a 予備苗載台支柱保持具
53b 予備苗載台支柱保持具
54 保持具支持部材
55 梁状部材
56a 柱状部材
56b 柱状部材
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用田植機における苗継用の予備苗を載置しておく予備苗載台の取り付け構造に関する。とくに、予備苗載台の乗用田植機の走行機体側への取り付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、予備苗載台を備えた乗用田植機おいては、下記特許文献1に開示されているように、予備苗載台を支持する予備苗載台支柱を、乗用田植機の走行機体から脱着自在な構造とすることによって、予備苗載台を乗用田植機の走行機体に対し外側向きあるいは内側向きに設置可能としたものがある。この乗用田植機では、予備苗載台を乗用田植機の走行機体から取り外して保管格納すること、あるいは、予備苗載台を乗用田植機の走行機体に対し内側向きに設置することで、乗用田植機の幅寸法を減少させてコンパクトに保管格納することが可能であった。
【特許文献1】
特開2000−41444
【0003】
しかし、上記従来の予備苗載台付き乗用田植機では、幅寸法を減少させることが可能であっても、高さ寸法の減少には至らなかったため、ある程度大型、とくに高さ寸法が大きい乗用田植機になると、乗用田植機の出荷時、輸送の効率化を図るために、予備苗載台や予備苗載台支柱などを乗用田植機の走行機体から取り外し高さ寸法を減少させ輸送車両に搭載しなければならなかった。そして、取り外された予備苗載台等をダンボール、クッション材などで梱包し、販売店等で予備苗載台等の乗用田植機の走行機体への取り付け作業を行わなければならなかった。このため、梱包資材といった資材を生産・廃棄しなくてはならず、環境的、コスト的に無駄を生じていた。また、販売店等で取り付け作業を行うという手間もかかっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、予備苗載台付き乗用田植機において、乗用田植機の横寸法のみならず高さ寸法を減少させる、予備苗載台の乗用田植機への取り付け構造を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題の解決を図るため、次の手段を用いる。
即ち、走行機体後部に苗植付部を昇降自在に設けた乗用田植機において、該乗用田植機の走行機体側に、苗継用の予備苗を載置させる予備苗載台と、該予備苗載台を支持する予備苗載台支柱と、該予備苗載台支柱を支持する複数の予備苗載台支柱保持具とを備えると共に、予備苗載台支柱が予備苗載台支柱保持具に対して脱着自在に構成し、予備苗載台の使用時に利用する予備苗載台支柱保持具を、予備苗載台の不使用時に利用する予備苗載台支柱保持具よりも高位置に配置したことを特徴とする乗用田植機の予備苗載台取り付け構造とする。
【0006】
また、予備苗載台の不使用時に利用する予備苗載台支柱保持具が、予備苗載台の使用時に利用する予備苗載台支柱保持具よりも走行機体の進行方向に対して後方側に配置したことを特徴とする乗用田植機の予備苗載台取り付け構造としてもよい。
【0007】
さらに、複数の予備苗載台保持具を、水平方向の梁状部材と鉛直方向の柱状部材からなる保持具支持部材の梁状部材および柱状部材に設けたことを特徴とする乗用田植機の予備苗載台取り付け構造としてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に示した実施例に基づいて説明するが、以下の具体例は本発明を限定するものではない。実施形態は、本発明の主旨から逸脱しない限り適宜設計変更可能なものである。
図1に、本発明である乗用田植機の予備苗載台取り付け構造の斜視図(予備苗載台使用時)を、図2に、本発明である乗用田植機の予備苗載台取り付け構造の斜視図(予備苗載台不使用時)を、図3に、他実施例である本発明である乗用田植機の予備苗載台取り付け構造の斜視図(予備苗載台不使用時)を、図4に、保持具支持部材の正面図ならびに側面図を、図5に、乗用田植機の概略側面図(予備苗載台使用時)を、図6に、乗用田植機の概略側面図(予備苗載台不使用時)を示す。
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例を基に説明する。
図5、図6は乗用田植機の概略側面図であり、まず、この乗用田植機全体について説明をする。作業者が搭乗する乗用田植機(A)において、シャーシである車体フレーム(3)上に、前部には原動部であるエンジン(2)が搭載されるとともにエンジン(2)後方にはミッションケースが設けられ、ミッションケースの両側にフロントアクスルケースを介して水田走行用前輪(6)が支持されるとともに、リアアクスルケースを介して水田走行用後輪(8)が支持されている。また、エンジン(2)等を覆うボンネット(9)の両側には予備苗載台(50)が取り付けられており、ミッションケース等はステップ(11)を有する車体カバー(12)によって被覆されている。そして、車体カバー(12)の上部には運転座席(13)が取り付けられ、その運転座席(13)の前方に操向ハンドル(14)が設けられている。なお、(15)はクラッチ機構とブレーキ機構を操作するペダルである。
以下においては、乗用田植機(A)において、エンジン(2)、車体フレーム(3)、水田走行用前輪(6)、水田走行用後輪(8)、操向ハンドル(14)などの走行機能の主要部によって構成される機体を走行機体という。
【0010】
乗用田植機(A)の走行機体後部には、例えば6条植え用の苗載台(20)並びに複数の植付爪(29)などを具備する植付部(17)が昇降自在に設けられ、前高後低でおよそ矩形板状の前傾式苗載台(20)は、下部ガイドレール(18)及び上部ガイドレール(19)を介して、中央及び左右の植付伝動ケース(26)に対して左右往復摺動自在に支持されている。そして、苗載台(20)の上面には、縦リブが所定間隔で配設されており、条を区分けするように上下方向に伸延されている。また、苗載台(20)の下部側には、上下に平行に配設された駆動軸と従動軸に縦搬送ベルトを巻回して構成された縦搬送装置(22)が各条ごとに配設されている。
【0011】
また、一方向に等速回転するロータリーケース(27)は、植付伝動ケース(26)に支持され、ロータリーケース(27)の回転軸芯を中心として対称となる位置に一対の植付爪ケース(28)が配設されるとともに、その植付爪ケース(28)の先端に植付爪(29)が取り付けられている。そして、ミッションケースの後部から延出された駆動軸が植付伝動ケース(26)に連動連結して、前記苗載台(20)の左右往復動、縦搬送装置(22)、ロータリーケース(27)と植付爪ケース(28)の各駆動を行うようになっている。
【0012】
また、植付伝動ケース(26)の前端にはローリング支点軸を介してヒッチブラケット(31)が左右傾動自在に枢着されており、このヒッチブラケット(31)に連結されているトップリンク(32)及びロワーリンク(33)を含む3点昇降リンク機構を用いて乗用田植機(A)の走行機体後側に植付部(17)を連結している。そして、この植付部(17)を、乗用田植機(A)の走行機体後部とロワーリンク(33)との間に介設した油圧シリンダーの伸縮動作によって昇降するように構成している。また、植付伝動ケース(26)の下方には、中央及び左右の植付用均等フロート(35)(36)が植付深さ調節リンクなどを介して支持されており、植付部(17)を降下させてフロート(35)(36)を着地させることにより、苗載台(20)上の苗マットから取り出した苗の植付深さを設定するようになっている。
【0013】
続いて、本発明の要所である、予備苗載台(50)よび予備苗載台(50)の取り付け構造について説述する。
乗用田植機(A)の概略において説述したとおり、予備苗載台(50)等はボンネット(9)の両側に設けられる。図1、図2、図3、図5および図6に示した予備苗載台(50)の数は片側3枚で両側計6枚であるが、勿論この枚数に限定する理由はなく適宜変更してもよい。また、各予備苗載台(50)の形状は、従来の如くおよそ矩形状とするが、適宜変更可能である。
【0014】
各予備苗載台(50)は、これを支持する部材である予備苗載台支柱(51)に取り付けられる。予備苗載台支柱(51)の形状は、従来例として角棒型、丸棒型、門字(逆U字)型など種々あるが、本発明においては、部品点数の減少、安定した取り付け、容易な脱着構造などの観点から、実施形態例として角棒型としている。角棒型の予備苗載台支柱(51)の数についても、本発明において特段の限定は無いが、組み立てを容易にし、部品点数を減少させコストを削減するなどの観点から、片側1本ずつ両側計2本とする。
【0015】
予備苗載台(50)の、角棒型の予備苗載台支柱(51)への取付方法は、従来公知の方法でよく、例えば、溶接固定でもよいし、取付ステー(52)を介して、ボルト締めで取り付けるようにしてもよい。なお、どちらか片側、あるいは両側の予備苗載台支柱(51)の上端部付近に、バックミラー(60)を設けるようにしてもよい。
【0016】
各予備苗載台(50)を取り付けられた各予備苗載台支柱(51)は、複数の予備苗載台支柱保持具(53a)(53b)を備え付けた保持具支持部材(54)に取り付け可能である。
【0017】
保持具支持部材(54)は、その形状に特段の限定はないが、部品点数の減少と簡易で丈夫な構造とするのが好ましく、本実施形態例では、図3に示すように、およそ門字(逆U字)型の形状とする。即ち、乗用田植機(A)の走行機体に対しほぼ鉛直方向に立設された2本の柱状部材(56a)(56b)と、乗用田植機(A)の走行機体に対しほぼ水平方向に設けられた梁状部材(55)とが組合わさった構造となっている。
【0018】
保持具支持部材(54)は、柱状部材(56a)(56b)が乗用田植機(A)の走行機体に対しほぼ鉛直方向に立設するように、且つ、乗用田植機(A)の走行機体に対しほぼ平行になるように設置されるが、柱状部材(56a)(56b)の下端部(57)はそれぞれ乗用田植機(A)の走行機体に堅牢に接続される。接続方法は、とくに限定はないが、通常はボルト締めで車体フレーム(3)に接続される。また、柱状部材(56a)(56b)の下端部(57)は、車体フレーム(3)との接続を容易にするために、車体フレーム(3)側へ曲げてもよい。
【0019】
なお、保持具支持部材(54)を設置するにあたっては、通常は車体フレーム(3)自体が相当の剛性を有するので、車体フレーム(3)に保持具支持部材(54)ないし予備苗載台支柱(51)を取り付けても格別の影響はないのであって、車体フレーム(3)に保持具支持部材(54)設置用の部材を新たに設けてもよいし、従来の車体フレーム(3)に適宜ボルト用貫通孔などを設けるようにしてもよく、保持具支持部材(54)の形状に合わせて適宜取り付けるようにしてよい。
【0020】
梁状部材(55)には予備苗載台支柱保持具(53a)が、さらに、2つの柱状部材(56a)(56b)のうち少なくとも一方には予備苗載台支柱保持具(53b)が、それぞれ鉛直方向に取り付けられる。予備苗載台支柱保持具(53b)が取り付けられる柱状部材は、乗用田植機(A)の走行機体の進行方向後方側の柱状部材(56b)とするのが好ましい。
予備苗載台支柱保持具(53a)(53b)の取り付け位置は、特段の限定はなく、通常、梁状部材(55)においては中央部付近に取り付けることとし、また、柱状部材(56b)においては、予備苗載台支柱(51)を取り付けた際に、少なくとも予備苗載台(50)と乗用田植機(A)の走行機体とが干渉しないような位置に取り付ける。
【0021】
予備苗載台支柱保持具(53a)(53b)の形状は適宜変更可能であるが、本実施形態例における予備苗載台支柱保持具(53a)(53b)の形状は、例えば、図4に示すように、中空角柱形状として、その中空部分に予備苗載台支柱(51)を挿通させるようにしてもよい。そして、挿通された予備苗載台支柱(51)を、図3に示すようにボルト(58)で締め付けて固定する。このようにすることで、ボルト(58)の取り付け・取り外しによって、予備苗載台支柱(51)が予備苗載台支柱保持具(53a)(53b)から脱着自在となる。さらに、保持具支持部材(54)の梁状部材(55)に設置される予備苗載台支柱保持具(53a)においては、鉛直方向とは垂直方向の応力に抗するため、およそ台形状の平板状部材(59)で、梁状部材(55)と予備苗載台支柱保持具(53a)を挟み込むようにしてもよいし、あるいは、およそ台形状の平板状部材(59)と予備苗載台支柱保持具(53a)を一体成形したものとしてもよい。
【0022】
予備苗載台支柱保持具(53a)(53b)と保持具支持部材(54)とは、溶接などによって固定接続されるものでもよいし、あるいは、ボルト締めなどによって脱着可能に接続されるものでもよい。
また、保持具支持部材(54)の柱状部材(56b)に設けられる予備苗載台支柱保持具(53b)には、乗用田植機(A)を走行中、既植苗に先端を合わせるサイドマーカ(61)を取り付けてもよい。取り付け方法は、乗用田植機(A)を輸送もしくは格納する場合などに乗用田植機(A)の幅を減少させるべく取り外し可能もしくは折り畳み可能に取り付けることが好ましく、例えば、サイドマーカ(61)を支持する支持棒(62)の端部にボルト孔を設けて、予備苗載台支柱保持具(53b)にボルト締めで取り付けるようにしてもよい。
【0023】
ここで、本実施形態例における具体的な使用方法を説明する。
まず、予備苗載台(50)の使用時においては、門字(逆U字)型の保持具支持部材(54)の梁状部材(55)の中央付近に備え付けられた予備苗載台支柱保持具(53a)に、予備苗載台(50)の取り付けられた予備苗載台支柱(51)を挿通した上、これらをボルト締めして固定させる。この際、予備苗載台(50)は、乗用田植機(A)の走行機体に対して外側に向けられる(図1参照)。
【0024】
次に、予備苗載台(50)の不使用時においては、まず、上記予備苗載台支柱(51)を、門字(逆U字)型の保持具支持部材(54)の梁状部材(55)の中央付近に備え付けられた予備苗載台支柱保持具(53a)から、上記ボルト(58)を緩め外して引き抜く。そして、この予備苗載台支柱(51)を予備苗載台(50)を取り付けたまま、門字(逆U字)型の保持具支持部材(50)の柱状部材(56b)に備え付けられた予備苗載台支柱保持具(53b)に挿通した上、これらを上記ボルト(58)を用いて締めて固定させる(図2参照)。あるいは、予備苗載台支柱(51)を予備苗載台(50)を取り付けたまま約180度回転させて、門字(逆U字)型の保持具支持部材(50)の柱状部材(56b)に備え付けられた予備苗載台支柱保持具(53b)に挿通した上、これらを上記ボルト(58)を用いて締めて固定させるようにしてもよい(図3参照)。このようにすることによって、予備苗載台(50)の不使用時における乗用田植機(A)の幅寸法を減少させることが可能である。
【0025】
なお、予備苗載台支柱(51)を締め付けて固定させるボルトは、使用時、不使用時それぞれの場合に挿通させる予備苗載台支柱保持具(53a)(53b)ごとに別に用意するようにしてもよいが、部品点数の減少の観点からも、同じボルトを流用できるようにするのが好ましい。そのために、ボルト(58)を貫挿させるボルト孔は、予備苗載台支柱(51)・予備苗載台支柱保持具(53a)(53b)それぞれにおいて、同じ径、同じ溝ピッチとするのである。
【0026】
また、図6に示すように、予備苗載台不使用時において、操向ハンドル(14)にチルト機構を設けることで鉛直下向きに回動させ、さらに、運転座席(13)も同様にチルト機構を設けることで乗用田植機(A)の走行機体の進行方向前方に傾倒させてもよい。このようにすることによって、乗用田植機(A)の高さ寸法をより減少させることが可能である。
【0027】
【発明の効果】
本発明の予備苗載台取り付け構造は、以上の構成を備えるので次の効果を奏する。
即ち、請求項1に記載の予備苗載台取り付け構造によると、予備苗載台付き乗用田植機を輸送する場合においては、高さを減少させることが可能になるで、わざわざ取り外された予備苗載台等をダンボール、クッション材などで梱包し、販売店等で予備苗載台等の乗用田植機への取り付け作業を行わなければならないという、環境資源の消費の削減や組み立ての手間を省くことに寄与する。また、納屋等に格納する場合等においても、高さを減少させることが可能になるので、わざわざ予備苗載台等を乗用田植機から取り外す必要もなくコンパクトに収容可能となる。
【0028】
また、請求項2に記載の予備苗載台取り付け構造によると、不使用時における予備苗載台の取り付け位置が、使用時における予備苗載台の取り付け位置よりも前方に突出しないので、予備苗載台付き乗用田植機を輸送する場合や納屋等に保管する場合等において、予備苗載台付き乗用田植機の全長を増大させないで済む。
【0029】
さらに、請求項3に記載の予備苗載台取り付け構造によると、使用時における予備苗載台支柱保持具を支持する保持具支持部材と、不使用時における予備苗載台支柱保持具を支持する保持具支持部材とを兼用することによって、部品点数の減少に寄与するとともに、コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である乗用田植機の予備苗載台取り付け構造の斜視図(予備苗載台使用時)
【図2】本発明である乗用田植機の予備苗載台取り付け構造の斜視図(予備苗載台不使用時)
【図3】他実施例である本発明である乗用田植機の予備苗載台取り付け構造の斜視図(予備苗載台不使用時)
【図4】保持具支持部材の正面図ならびに側面図
【図5】乗用田植機の概略側面図(予備苗載台使用時)
【図6】乗用田植機の概略側面図(予備苗載台不使用時)
【符号の説明】
A 乗用田植機
50 予備苗載台
51 予備苗載台支柱
53a 予備苗載台支柱保持具
53b 予備苗載台支柱保持具
54 保持具支持部材
55 梁状部材
56a 柱状部材
56b 柱状部材
Claims (3)
- 走行機体後部に苗植付部を昇降自在に設けた乗用田植機において、該乗用田植機の走行機体側に、苗継用の予備苗を載置させる予備苗載台と、該予備苗載台を支持する予備苗載台支柱と、該予備苗載台支柱を支持する複数の予備苗載台支柱保持具とを備えると共に、予備苗載台支柱が予備苗載台支柱保持具に対して脱着自在に構成し、予備苗載台の使用時に利用する予備苗載台支柱保持具を、予備苗載台の不使用時に利用する予備苗載台支柱保持具よりも高位置に配置したことを特徴とする乗用田植機の予備苗載台取り付け構造。
- 予備苗載台の不使用時に利用する予備苗載台支柱保持具が、予備苗載台の使用時に利用する予備苗載台支柱保持具よりも走行機体の進行方向に対して後方側に配置したことを特徴とする請求項1に記載の乗用田植機の予備苗載台取り付け構造。
- 複数の予備苗載台保持具を、水平方向の梁状部材と鉛直方向の柱状部材からなる保持具支持部材の梁状部材および柱状部材に設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の乗用田植機の予備苗載台取り付け構造。
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