JP6223271B2 - 乗用型田植機 - Google Patents

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Description

本発明は、走行機体の左右両側方に取り付けられた予備苗載せ台支持用支柱と、走行機体の運転ステップとは別体としてその左右両側方に配置された拡張ステップと、を備えた乗用型田植機に関する。
従来、この種の乗用型田植機としては、予備苗載せ台支持用支柱は、前後に間隔をあけて立設された前支柱と後支柱とで構成され、拡張ステップは、運転ステップの側方で前後に細長い形状に形成され、前端部と後端部と前後中間部の三箇所で支持されているものがあった(例えば、特許文献1参照)。
更に詳しくは、予備苗載せ台支持用支柱の前記前支柱は、走行機体から側方に延出する延出部と、延出部の先端から上方に延びる支柱部とを一体に備えて構成され、支柱部の上端側に予備苗載せ台を取り付けて支持すると共に、支柱部の下端側に拡張ステップの前端部を取り付けて支持するように構成されている。
また、前記後支柱は、前支柱のような延出部を備えずに、拡張ステップの上に直接に取り付けられて、拡張ステップによって支持されている。
拡張ステップは、前述のとおり前端部を前支柱によって支持されると共に、後端部と前後中間部とは、それぞれ走行機体側に固定された支持腕部材によって支持されている。
特開2013−215126号公報(図3)
上述した従来の乗用型田植機によれば、後支柱は、拡張ステップによって支持されているから、後支柱の重量や後支柱が支持する苗載せ台や苗の重量は、拡張ステップに作用することになる。
拡張ステップは、予備苗載せ台に苗が載置されていない状態であれば、本来的に支持すべき荷重(ステップの上面に作用する人の通行等の上載荷重)のみを支持できる強度を備えていればいい。しかし、後支柱に予備苗載せ台や苗が載置されると、強度不足に陥る虞があり、これを防止するためには、拡張ステップを充分に強化しておく必要がある。
その結果、部材コストが増加し、コストアップにつながる虞がある。
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、拡張ステップへの荷重の軽減によって経済性の向上を図れる乗用型田植機を提供するところにある。
本発明の特徴は、
走行機体に対してその側方で前後に間隔をあけた位置にそれぞれ取り付けられた予備苗載せ台支持用の一対の支柱及び後支柱と、
前記走行機体の運転ステップとは別体としてその側方に配置された拡張ステップと、を設けて構成され、
前記拡張ステップは、前記一対の支柱及び後支柱によって支持されており、
前記拡張ステップに備えたステップ表面板は、前記一対の前支柱及び後支柱のうちの後支柱の箇所を境にして前後に分割形成してあり、
前記後支柱は、前記走行機体の側方に延びる延出部と、分割された前記ステップ表面板の前後の境界において、前記延出部から上方に立ち上がる支柱部と、を有しており、
前記拡張ステップの厚み範囲内において、前記後支柱の延出部の上面が位置しているところにある。
本発明によれば、拡張ステップは、前後に間隔をあけてそれぞれ設けられた予備苗載せ台支持用の一対の支柱及び後支柱によって支持されているから、拡張ステップによって支柱の荷重を支持することが無くなり、荷重の軽減を図れるようになる。よって、拡張ステップは、本来的に支持すべき荷重(ステップの上面に作用する人の通行等の上載荷重)のみを支持できるように形成することが可能となる。
即ち、従来のように、拡張ステップを特別に強化する必要が無くなり、部材コストの低減によって、経済性の高い乗用型田植機を提供できるようになる。
本構成によれば、ステップ表面板を、一対の前支柱及び後支柱における後支柱の箇所を境にして前後に分割しているから、分割した一つずつのステップ表面板の大きさをコンパクト化でき、部材の取扱性が良好となり、拡張ステップの組立工程の短縮化や、メンテナンス作業の効率化を図ることができる。
また、前記後支柱とステップ表面板との位置的な干渉によって、例えば、ステップ表面板を設置する時には、前記後支柱を位置決め部材として利用することで、正確な位置に迅速に設置することができる。
更には、ステップ表面板を設置した後においては、ステップ表面板が、前後方向に位置ずれするのを前記後支柱によって拘束することができ、ステップ表面板のズレ止めを、特別の部材を設けずにより確実に実施できる。
また、前後のステップ表面板それぞれの物性を、使用状況に合わせて個別に設定することができ、例えば、一方のステップ表面板を他方のものに比べて高強度のものにする等、無駄のない状態に構成することができる。
本発明においては、前記拡張ステップは、前端部と前後中間部とを前記一対の前支柱及び後支柱に取り付けてあると共に後端部を前記走行機体側に取り付けてあり、それぞれの取付部は、着脱自在に構成してあると好適である。
本構成によれば、拡張ステップは、前端部と前後中間部とを一対の前支柱及び後支柱によって、且つ、後端部を走行機体側にそれぞれ支持されており、全体に良好なバランスで安定した取付状態に設置することができる。
また、各取付部が着脱自在に構成してあるから、拡張ステップのみを着脱することが可能となり、例えば、メンテナンスや部品交換等の作業を、拡張ステップを走行機体から取り外した状態で実施でき、より簡単に効率よくそれらの作業を行うことが可能となる。
また、乗用型田植機として拡張ステップを必要としない場合には、田植機本体の機構を変更することなく、拡張ステップのみを簡単に取り外すことができる。
乗用型田植機の全体側面図である。 乗用型田植機の全体平面図である。 乗用型田植機の全体正面図である。 拡張ステップの取付け状況を示す要部の平面図である。 拡張ステップの取付け状況を示す要部の側面視断面図である。 拡張ステップの取付け状況を示す要部の分解斜視図である。 ボルト連結部を示す要部の平面図である。 ボルト連結部を示す要部の側面視断面図である。 別実施形態の拡張ステップの前端部を示す平面図 別実施形態のマーカーの取付状態を示す要部側面図
図1に本発明に係る乗用型田植機の全体側面図が示され、また、図2にその全体平面図、図3に全体正面図が示されている。この乗用型田植機は、操向自在な左右一対の前輪1と操向不能な左右一対の後輪2とを備えた四輪駆動型の走行機体3の後部に、苗植付け装置4が、油圧シリンダ5によって駆動される四連リンク構造のリンク機構6を介して昇降自在に連結された基本構造を備え、かつ、走行機体3の後部に施肥装置7が装備されるとともに、走行機体3の前部左右に予備苗載せ台支持用の支柱8を介して予備苗載せ台Yが配備された構造となっている。
走行機体3には、前輪1を軸支したミッションケース9が配備され、このミッションケース9の後部左右に上下揺動可能に連結されたスイングケース10の後端に前記後輪2が軸支されている。ミッションケース9から前方に延出された前フレーム11に、図示されないエンジンをボンネット12内に収容した原動部13が装備され、エンジン動力がミッションケース9にベルト伝達されるようになっている。原動部13の後部上方に前輪操向用のステアリングハンドル14が配備されるとともに、走行機体3の後部に運転座席15が設けられている。原動部13と運転座席15の間の足元に運転ステージ16が配備されている(図1参照)。
苗植付け装置4は、苗を並列載置して設定ストロークで左右に往復移動される苗載せ台21、苗載せ台21の下端から1株分づつ苗を切り出して圃場に植付けてゆく回転式の植付け機構22、植付け箇所を整地するよう左右に並列配備された整地フロート23、等を備えて構成されており、ミッションケース9の後部から取り出された作業用動力が伸縮伝動軸24を介して苗植付け装置4に伝達されるようになっている(図1参照)。
施肥装置7は、運転座席15と苗植付け装置4との間において走行機体3上に搭載されており、粉粒状の肥料を貯留する肥料ホッパー25、この肥料ホッパー25内の肥料を設定量づつ繰り出す繰出し機構26、繰り出された肥料を供給ホース27を介して整地フロート23に備えた作溝器28に風力搬送する電動ブロワ29などを備えている(図1参照)。
運転ステージ16は、左右中央側のメイン領域(運転ステップに相当)16Aと、メイン領域16Aの後方に位置する後部領域16Bと、メイン領域16Aの左右両横に位置して前後に細長い側部領域16Cとを備えて構成されている(図2参照)。
メイン領域16Aは、金属板材をプレス加工して形成してあり、その前端部が原動部13の左右まで延出されている。
後部領域16Bは、運転座席15の左右側で上方に隆起した状態に形成されている。
側部領域16Cは、前輪1の上方に重複して配備されて、運転部足元を左右に拡張する拡張ステップKとして、メイン領域16Aや後部領域16Bとは別体に形成されている。
また、拡張ステップKは、スノコ状に樹脂成形された表面材(ステップ表面板に相当)32を備えて構成してあり、その前半部における平面形状は、その外側辺が前端側ほど機体内方に位置する先狭まり形状に形成されて、運転者が拡張ステップKを通して前輪1の近傍を見通すことができるようになっている。
尚、表面材32は、前後に二分割に形成してあり、前後の分割箇所は、前後に一対備えられた予備苗載せ台支持用の支柱8の内、後方側に配置されている後支柱(後方の支柱に相当)8Bの設置個所に設定されている。
表面材32は、上述のように二分割に構成されているので、それぞれがコンパクトになり、分割してないものに比べて取扱性が向上している。
図4〜6に示すように、拡張ステップKは、丸パイプ材からなる周枠36の内側に表面材32が配備されている。周枠36は、先狭まり形状の拡張ステップKの外縁に沿った形状で、前端部は、走行機体3の前端線に沿って左右中央側に屈曲した構造に形成してある。
表面材32は、平面視において周枠36の走行機体3幅方向中央側に間隔をあけて並設された前後支持枠37Aと、前後支持枠37Aと周枠36とにわたると共に前後に間隔をあけて固着された複数の左右支持枠37Bとで構成された支持枠37に対して、着脱自在にネジ連結されている。尚、周枠36は複数の支持枠37の内の一部のものを介して、前記後方の支柱8Bや、走行機体3側の支持部材31にボルトによって着脱自在に連結支持されている。
従って、拡張ステップKの全体として安定した取付状態が確保されている。
当該実施形態の乗用型田植機においては、拡張ステップKは、前端部が前方側に配置されている前支柱8Aにボルト連結によって支持され、前後中間部が後方側に配置されている後支柱8Bにボルト連結によって支持され、後端部が走行機体3側に固着されている支持部材31にボルト連結によって支持されている。また、周枠36の延長された後端部も、別の位置で走行機体3側に固着されている支持部材31にボルトによって取り付けられている。
これらボルトによる各取付部は、何れの箇所も、着脱可能な状態となっている。
拡張ステップKの横外側の下方には、側面視の形状が略「U」字形状の乗降用ステップ40が周枠36に固着された状態に設けられている。また、拡張ステップKの後方には、一段高い位置に補助ステップ41が設けられている。この補助ステップ41を利用することで、例えば、苗載せ台21への苗の補給や施肥装置7への肥料供給を行う際に、運転者が上に足をおいて苗載せ台21や施肥装置7等により近い位置に立って作業を行うことができる。
乗降用ステップ40は、周枠36の長手方向に間隔をあけて二か所に固着された側面視「U」字形状のステップ本体40bと、ステップ本体40bの下端部と走行機体3側の支持部材31とにわたるサポート部40aとを備えて構成してある。
ステップ本体40bは、下方側ほど走行機体3の横外方に位置する傾斜姿勢に固定されており、ステップ本体40bに備えた踏み板部40cが、拡張ステップKより横外方に位置することで、地盤面から運転ステージ16への乗降の際に、スムーズに且つ安定した状態で足を運ぶことができる(図3参照)。
補助ステップ41は、図4、図6に示すように、平面視による形状は略矩形形状で、合成樹脂のブロー成形によって形成してある。
補助ステップ41は、前柱42と後柱43とによって下面側を支持されている。
前柱42は、丸パイプ材で構成してあり、図5に示すように、側面視で、上下中間部が後方に「く」字状に凹んだ形状に形成してある。この凹状部42bは、補助ステップ41の下方に入り込む状態に設けられている。また、前柱42の上端部42aは、凹状部42bの上端側から丸パイプ材が前方側に直線状に延出する状態に形成してある。前柱42の下端部42cは、周枠36に固着されている最後尾の支持枠37に固定されている。そして、この下端部42cは、直線状に後方側に延出させてあり、その後方側に前記凹状部42bが連なっている。
後柱43は、図4〜図6に示すように、周枠36の後部に同じ丸パイプ材を延出させて一体に形成してあり、後側の上方に傾斜して延出する傾斜部43bと、傾斜部43bの上端から走行機体3の左右方向での内側に屈曲してそのまま直線状に延びる上端部43aとを備えて構成されている。また、上端部43aの先端側は、走行機体3側に一体に設けられた支持部材31の上に載置され、両者を上下に貫通するボルト31bによって固定されている。
予備苗載せ台支持用の支柱8は、金属製の丸パイプ部材によって形成してあり、図1、図2に示すように、前後に間隔をあけて設置された前支柱8Aと、後支柱8Bとを備えて構成されている。これら支柱8の対は、走行機体3の左右側部に、それぞれ設けられている(図2、図3参照)。
各支柱8は、走行機体3に対してその側方に延出する延出部8Aa,8Baと、延出部8Aa,8Baの先端から上方に立ち上がる支柱部8Ab,8Bbと、を備えて構成してあり、延出部8Aa,8Baの基端部が、走行機体3に固定されている。固定は、例えば、ボルト、溶接等、公知の固定手段によって実施することができる。
また、支柱部8Ab,8Bbの立ち上がり平面位置は、拡張ステップKの水平面内においては、何れも、拡張ステップKの最大横幅範囲より内側に入った箇所に設定してあり、乗用型田植機の機体幅寸法を、より小さくして省スペース化が図られている(図4参照)。
従って、乗用型田植機の走行経路に隣接した低い位置に壁や塀等の構造体が位置しているような場合でも、その構造体の際まで乗用型田植機を接近させた状態で走行することが可能となり、植付け範囲をより広くすることができる。
また、前支柱8Aと後支柱8Bとの、各支柱部8Ab,8Bbにわたる状態に、予備苗載せ台Yが着脱自在に取り付けてある(図1、図2参照)。
因みに、予備苗載せ台Yは、揺動支点Pを介して前後に折り畳み可能に構成してあり、且つ、前後に展開した状態で前後方向にスライド自在に構成されている。また、図3に示すように、前後軸心周りに揺動自在に構成してあり、側方に予備苗載せ台Yが張り出した使用状態と、上方に予備苗載せ台Yが揺動した退避状態とに切替自在に構成してある。
前支柱8Aは、拡張ステップKの前端側の先狭まり形状部分の側方に支柱部8Abが立ち上がる状態に設置されている。当該実施形態の乗用型田植機においては、前支柱8Aの延出部8Aaは、拡張ステップKの下方に位置する状態に設けられている(図3参照)。
また、拡張ステップKの下方位置では、延出部8Aaから上方に突出したフランジf1と、支持枠37から下方に突出したフランジf2とが、前後に重なった状態でボルトによって連結されている。この構造によって、拡張ステップKの前端部が前支柱8Aによって支持されている。
後支柱8Bは、前支柱8Aの後方側で、拡張ステップKの幅内に支柱部8Bbが立ち上がる状態に設置されている。即ち、拡張ステップK(運転ステージ16)の側縁部より内側に立設されている。
前述のように、後支柱3Bは、前後の表面材32の分割箇所で立ち上がっており、平面的には、前輪1の回転軸の上方側(側面視で前輪駆動ケース1aとほぼ同じ箇所)に位置している(図1、図5参照)。
また、後支柱8Bの延出部8Baは、図5、図8に示すように、拡張ステップKの厚み範囲Kh内に、円形断面の上面tが位置する状態に配置されている。
この配置によって、拡張ステップKの上面に延出部8Baが突出しないから、拡張ステップK上を歩行する場合の障害とならない。更には、拡張ステップKの下方側へ延出部8Baが突出する量をより少なくできる。
その結果、前輪1の上面との隙間寸法を充分確保できるようになり、前輪1の回転に伴って車輪に付着して上昇してくる土が、この隙間に詰まり難くなり、スムーズな走行が可能となる(図5参照)。
また、車輪の沈み込みが大きな水田での走行において、延出部8Baによる土の掻き乱しを、実質的に無くすことが可能となる。
後支柱8Bと拡張ステップKとの連結はボルトによって実施してあり、このボルト連結部(取付部に相当)Jは、前側の表面材32Aの後端部を支持する左右支持枠37Bと、後側の表面材32Bの前端部を支持する左右支持枠37Bとの間に設けられている。
図7、図8に示すように、ボルト連結部Jを挟んで前後に対向する左右支持枠37Bの対応面に、対向方向に突出するフランジ37aがそれぞれ溶接によって固着してあり、これら両フランジ37aに対して、延出部8Baの外周部に設けられたフランジ30を重ねた状態で、両フランジ37a,30にボルト30bを貫通させて一体連結してある。
即ち、ボルト連結部Jは、ボルト30bの軸芯方向が、拡張ステップKの横幅方向に沿うように形成してあり、走行機体3の側面側からボルト30bの着脱操作を実施できるから、広い作業空間での着脱操作によって効率的に脱着・交換等の作業を実施できる。
また、拡張ステップKは、ボルト連結部Jの設置個所においては、その横幅方向で、ボルト連結部Jと外側の周枠36との両方で支持されているから、片持ち状態での支持構造に比べて、より安定した設置状態となっている。
〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。
〈1〉 拡張ステップKは、先の実施形態で説明したものに限るものではなく、構造や材質の変更も適宜可能である。
例えば、拡張ステップKのステップ表面材32は、前後二分割の構成に限らず、三以上の複数分割であってもよく、更には、前後での分割に限らず、左右での分割であったり、前後左右での分割であってもよい。
また、分割されていない一体物でステップ表面材32を構成してあってもよい。
また、前後一対の予備苗載せ台支持用の支柱8によって支持される位置は、拡張ステップKの前端部と前後中間部とに限るものではなく、例えば、前後中間部の内の前後二箇所であったり、前端部と後端部とであったり、前後中間部と後端部であってもよい。
〈2〉 予備苗載せ台支持用の支柱8は、先の実施形態で説明したものに限るものではなく、例えば、後支柱8Bと前支柱8Aとを備えたもの以外にも、他の支柱をも備えた構成であってもよい。
また、予備苗載せ台支持用の支柱8は、運転ステージ16の側縁部より内側に立設されているものに限らず、運転ステージ16の側縁部より外側に立設されていてもよい。
また、運転ステージ16の側縁部より内側に立設されている場合、立設位置は、先の実施形態で説明したように、前後のステップ表面板32間の分割箇所に限るものではなく、例えば、ステップ表面板32に貫通孔や、切欠き等を形成して、その部分に立設するように予備苗載せ台支持用支柱8が設けられていてもよい。
〈3〉 予備苗載せ台支持用の支柱8は、拡張ステップKのフレームと連結する場合、ボルト連結に限るものではなく、例えば、ピンや、溶接によって連結するものであったり、他の公知の連結手段によって構成するものであってもよい。
〈4〉 周枠36は、図9に示すように、その前端部のパイプ切り口部分36aを、近接配置されている支持枠37からパイプ切り口部分に延出した板状の延出蓋片部37bによって塞ぐように構成されていてもよい。
この延出蓋片部37bは、この延出蓋片部37bが付いた支持枠37を、周枠36の所定位置に溶接等で固着するだけの手間で、パイプ切り口部分36aを塞ぐ位置にセットされ、例えば、ゴムキャップ等の部材を、わざわざパイプ切り口部分36aに取り付けるのに比べて手間がかからず、効率よくパイプ切り口部分36aの閉塞を行える。よって、水や泥が周枠36のパイプ内へ入り難くできる。
〈5〉 周枠36の前端側には、当該乗用型田植機の前角部等の位置を運転座席15から視認し易くするマーカー38が、縦軸心周りに搖動自在に取り付けてあってもよい(図9、図10参照)。
このマーカー38は、支持枠37から周枠36の下方を通過して外方側に突出した状態に設けられた一対の枢支フランジ38aと、枢支フランジ38間に基端部を縦軸心周りに搖動自在に枢支された搖動棒状体38bと、搖動棒状体38bの先端部に上下に延びるマーカー本体38cとを備えて構成してある。
マーカー38の枢支部分が、周枠36より下方に位置させてあるから、搖動棒状態38bが周枠36の下方に入り込む範囲にまで搖動操作することができる。
よって、マーカー38の使用時には、周枠36より外方に搖動棒状体38bが位置するように搖動させたマーカーセッティング状態にすることができ、マーカー38の収納時には、周枠36の下方に搖動棒状体38bが入り込むように搖動させたマーカー収納状態にすることができ、マーカー収納状態での省スペース化を図ることができる。
比較例として、搖動棒状体38bが周枠36と同じ高さに取り付けてあるものの場合は、搖動棒状体38bを前方から乗用型田植機の横幅中央側に搖動させてマーカー収納状態にする際、周枠36の側面に搖動棒状体38bが当接するから、搖動範囲が狭くなって場所をとり易い。
当該乗用型田植機の発明は、走行機体の左右に三本以上の予備苗載せ台支持用の支柱を備えた乗用型田植機にも利用することができる。
3 走行機体
8 予備苗載せ台支持用の支柱
8B 後支柱(後方の支柱に相当)
16A メイン領域(運転ステップに相当)
32 表面材(ステップ表面板に相当)
K 拡張ステップ

Claims (2)

  1. 走行機体に対してその側方で前後に間隔をあけた位置にそれぞれ取り付けられた予備苗載せ台支持用の一対の支柱及び後支柱と、
    前記走行機体の運転ステップとは別体としてその側方に配置された拡張ステップと、を設けて構成され、
    前記拡張ステップは、前記一対の支柱及び後支柱によって支持されており、
    前記拡張ステップに備えたステップ表面板は、前記一対の前支柱及び後支柱のうちの後支柱の箇所を境にして前後に分割形成してあり、
    前記後支柱は、前記走行機体の側方に延びる延出部と、分割された前記ステップ表面板の前後の境界において、前記延出部から上方に立ち上がる支柱部と、を有しており、
    前記拡張ステップの厚み範囲内において、前記後支柱の延出部の上面が位置している乗用型田植機。
  2. 前記拡張ステップは、前端部と前後中間部とを前記一対の支柱及び後支柱に取り付けてあると共に後端部を前記走行機体側に取り付けてあり、それぞれの取付部は、着脱自在に構成してある請求項1に記載の乗用型田植機。
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