JP2004180465A - 電動カート - Google Patents
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Abstract
【課題】電動カートの走行中誤ってメインスイッチをオフしてもリレー接点が溶着せず、また、急に電動カートが停止しない。
【解決手段】オン操作により制御部1に電動カート7の起動を指示するためのメインスイッチ2と、電源3と駆動装置4とを結ぶ配線中に挿入されて制御部1からの制御信号によりオン、オフされるリレー接点5aと、駆動装置4の出力を可変するためのアクセル6とを備える。アクセル6操作に基づく制御部1からの制御信号でリレー接点5aを流れる電流量を可変して駆動装置4の出力を可変する。アクセル6をオンして駆動装置4を駆動させて走行している状態でメインスイッチ2をオフにした時、制御部1からの制御信号によりある一定の電流しきい値以下になるようにリレー接点5aに流れる電流量を制御すると共にアクセル6のオフによりリレー接点5aをオフとなるように制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】オン操作により制御部1に電動カート7の起動を指示するためのメインスイッチ2と、電源3と駆動装置4とを結ぶ配線中に挿入されて制御部1からの制御信号によりオン、オフされるリレー接点5aと、駆動装置4の出力を可変するためのアクセル6とを備える。アクセル6操作に基づく制御部1からの制御信号でリレー接点5aを流れる電流量を可変して駆動装置4の出力を可変する。アクセル6をオンして駆動装置4を駆動させて走行している状態でメインスイッチ2をオフにした時、制御部1からの制御信号によりある一定の電流しきい値以下になるようにリレー接点5aに流れる電流量を制御すると共にアクセル6のオフによりリレー接点5aをオフとなるように制御する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、足の不自由な人やお年寄りなどがおもに利用する電動カートに関し、詳しくはコントローラ内の電源リレーの接点溶着を回避するための技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からリレー(電源リレー)を介して電源をオン、オフするためのメインスイッチと、電源から供給される電力により駆動する駆動装置と、駆動装置の出力を上げて走行するためのアクセルとを備えた電動カートが知られている。(例えば、特許文献1、特許文献2参照)
このような従来の電動カートにおいては、アクセルをオンして駆動装置を駆動させて電動カートを走行している状態で誤ってメインスイッチをオフにした場合、リレーのリレー接点を切って電動カートを停止させるようになっている。ところが、上記のように走行中にメインスイッチをオフにした場合にリレー接点を切って電動カートを停止させると、比較的大きい電流が流れているときにリレー接点を切ることになり、このため、リレー接点にアークが発生し、この状態が幾度となく繰り返されれば最終的にリレー接点が溶着してしまってリレー接点が切れなくなって電動カートが暴走してしまう可能性がある。
【0003】
また、他の従来例として、電気自動車において、メインスイッチであるキースイッチをオフにした時に、アクセルペダル信号をキャンセルしてアクセルペダルがどの位置にあろうと車両駆動用モータをアイドル運転となるように制御し、これによりリレー(電源リレー)に流れる電流を小さくして遮断することで接点が損傷しないようにするものが提案されている。(例えば、特許文献3参照)
ところが、上記した特許文献3に示す従来例にあっては、アクセルをオンして駆動装置を駆動させて走行している状態でキースイッチを誤ってオフにした時、車両駆動用モータをアイドル運転となるように制御し、これによりリレーに流れる電流を小さくして遮断して電動カートを停止するようにしている。ところが、電気自動車に乗っている運転者はキースイッチを誤ってオフにしたという自覚がないので、電気自動車が不意に停止してしまうと慌てふためいて誤動作を引き起こしてしまう可能性があり、電気自動車に対する信頼性を損ねると共に走行中に運転者が意識しないのに電気自動車が停止するので不慮の事故を引き起こす可能性がある。特に、交差点の真中や横断歩道の途中などのように電気自動車が停止したら困る場所で停止する恐れがあり、2次災害(例えば交通事故)などを引き起こす恐れがある。
【0004】
上記のような特許文献3に示された電気自動車の技術をそのまま電動カートに適用すると、電動カートを利用している利用者が主として高齢者や、身体が不自由な人であるという点を考慮すると、上記のように運転者が停止するという自覚がないのに急に電動カートが停止するのは好ましくない。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−346834号公報
【特許文献2】
特開2002−2489号公報
【特許文献3】
特開平9−168209号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、電動カートの走行中、電動カートに乗っている運転者が誤ってメインスイッチをオフしても、リレー接点が溶着することがなく、しかも、誤ってメインスイッチをオフにしても、急に電動カートが停止することなく、アクセルのオフという運転者の意思で電動カートを停止することができ、運転者に対する電動カートの信頼性を損なうことなく、また、不慮の事故を引き起こすことがない電動カートを提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る電動カートは、オン操作により制御部1に電動カート7の起動を指示するためのメインスイッチ2と、電源3と駆動装置4とを結ぶ配線中に挿入されて制御部1からの制御信号によりオン、オフされるリレー接点5aと、駆動装置4の出力を可変するためのアクセル6とを備え、アクセル6操作に基づく制御部1からの制御信号によりリレー接点5aを流れる電流量を可変して駆動装置4の出力を可変する電動カート7において、アクセル6をオンして駆動装置4を駆動させて走行している状態でメインスイッチ2をオフにした時、制御部1からの制御信号によりある一定の電流しきい値以下になるようにリレー接点5aに流れる電流量を制御すると共にアクセル6のオフによりリレー接点5aをオフとなるように制御することを特徴とするものである。
【0008】
このような構成とすることで、電動カート7の走行中に誤ってメインスイッチ2を切ってオフにした場合、制御部1からの制御信号によりある一定の電流しきい値以下になるようにリレー接点5aに流れる電流量を制御すると共にアクセル6のオフによりリレー接点5aがオフとなるように制御されることになり、これにより、電動カート7の走行中に誤ってメインスイッチ2を切ってオフにしても、リレー接点5aを流れる電流量を少なくして運転を継続するので、運転者が停止を自覚しないのに急に電動カート7が停止するといったことがなく、運転者がアクセル6をオフにして電動カート7を停止しようとする操作をしてはじめて電動カート7を停止でき、しかもこの場合、リレー接点5aに大電流が流れていない状態でリレー接点5aを切ってオフにするので、リレー接点5aにアークが発生せず、リレー接点5aが溶着することがないものである。
【0009】
また、オン操作により制御部1に電動カート7の起動を指示するためのメインスイッチ2と、電源3と駆動装置4とを結ぶ配線中に挿入されて制御部1からの制御信号によりオン、オフされるリレー接点5aと、駆動装置4の出力を可変するためのアクセル6とを備え、アクセル6操作に基づく制御部1からの制御信号によりリレー接点5aを流れる電流量を可変して駆動装置4の出力を可変する電動カート7において、アクセル6をオンして駆動装置4を駆動させて走行している状態でメインスイッチ2をオフにした時、アクセル6がオフにならない限りメインスイッチ2の切り信号よりもアクセル6のオン時における操作信号を優先させるように制御部1で制御することを特徴とするものであってもよい。
【0010】
このような構成とすることで、電動カート7の走行中に誤ってメインスイッチ2を切ってオフにした場合、アクセル6がオフにならない限りメインスイッチ2の切り信号よりもアクセル6のオン時における操作信号を優先させるように制御部1で制御され、これにより、電動カート7の走行中に誤ってメインスイッチ2を切ってオフにしても、電動カート7をオンしていると運転者が停止を自覚しないのに急に電動カート7が停止するといったことがなく、そのまま通常走行を継続して速度とアクセルの操作量に違和感を覚えることなく運転できるものであり、運転者がアクセル6をオフにしてはじめて電動カート7を停止できるものである。このように、電動カート7の走行中に誤ってメインスイッチ2を切ってオフにした時、リレー接点5aに大電流が流れている状態でリレー接点5aを切ってオフにすることがないので、リレー接点5aにアークが発生せず、リレー接点5aが溶着することがないものである。
【0011】
また、オン操作により制御部1に電動カート7の起動を指示するためのメインスイッチ2と、電源3と駆動装置4とを結ぶ配線中に挿入されて制御部1からの制御信号によりオン、オフされるリレー接点5aと、駆動装置4の出力を可変するためのアクセル6とを備え、アクセル6操作に基づく制御部1からの制御信号によりリレー接点5aを流れる電流量を可変して駆動装置4の出力を可変する電動カート7において、アクセル6をオンして駆動装置4を駆動させて走行している状態でメインスイッチ2をオフにした時、制御部1からの制御信号によりある一定の速度しきい値以下になるように速度制御すると共にアクセル6のオフによりリレー接点5aをオフとなるように制御することを特徴とするものであってもよい。
【0012】
このような構成とすることで、電動カート7の走行中に誤ってメインスイッチ2を切ってオフにした場合、制御部1からの制御信号によりある一定の速度しきい値以下になるように速度制御すると共にアクセル6のオフによりリレー接点5aがオフとなるように制御されることになり、これにより、電動カート7の走行中に誤ってメインスイッチ2を切ってオフにしても、速度を減速した状態で運転を継続するので、運転者が停止を自覚しないのに急に電動カート7が停止するといったことがなく、運転者がアクセル6をオフにして電動カート7を停止しようとする操作をしてはじめて電動カート7を停止でき、しかもこの場合、速度を減速した後にリレー接点5aをオフにして停止するのでリレー接点5aに大電流が流れていない状態でリレー接点5aを切ってオフにすることになり、リレー接点5aにアークが発生せず、リレー接点5aが溶着することがないものである。
【0013】
そして、上記いずれにおいても、アクセル6がオン状態でメインスイッチ2をオフにした時に制御部1からの制御信号により警報音を発生するようにした警告音発生手段8を設けることが好ましいものである。このような構成とすることで、電動カート7の走行中に誤ってメインスイッチ2を切ってオフにしたことを、運転者に知らせることができ、運転者は異常にいち早く気づき、例えば安全な場所に電動カート7を停止させて、落ち着いて通常の使用状態(メインスイッチ2のオンでの走行)に復帰させることができ、慌てふためいて誤動作などを引き起こすことがないものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0015】
本発明の電動カート7は、図2に示すように車体11と、ハンドル12と、シート13とを備えたものであり、車体11には駆動装置4と、駆動装置4によって駆動される駆動輪10である後輪と操行(ステアリング)用の前輪14を備えている。
【0016】
駆動装置4はモータなどの電力を用いるものであり、車体11のシート13の下方に位置する部分などに積載する電源3を構成する蓄電池の電力によって駆動するようになっている。
【0017】
車体11には方向指示器(図示せず)、前照灯(図示せず)、バックミラー(図示せず)等を備えている。また、ハンドル12内には操作パネル18が設けてあり、この操作パネル18には図3に示すように電動カート7の速度を調整するための速度調整ボリューム19、右側の方向指示器を表示するための方向指示器釦(右)20、左側の方向指示器を表示するための方向指示器釦(左)21、電動カート7を前進するための前進釦22、電動カート7を後進するための後進釦23、警笛を発生させるための警笛釦24、電動カート7の駆動オン、オフを行うためのメインスイッチ2であるキースイッチが設けてあり、メインスイッチ2であるキースイッチをオン操作するとコントローラAに設けたマイコンよりなる制御部1に電源3から給電して電動カート7の起動を指示するようになっている。
【0018】
電動カート7の運転者はシート13に座り、メインスイッチ2であるキースイッチにキーを差し込んでオン操作により制御部1に電動カート7の起動を指示し、ハンドル12内に配設した操作パネル18において前進・後進などの動作の種類を選択し、ハンドル12に備えてあるアクセル6を操作して駆動装置4を駆動させて駆動輪10である後輪を駆動させて電動カート7を走行させるものである。運転者がアクセル6から手を離すと駆動装置4からの動力が減衰していき、電動カート7の速度がゼロになると電磁ブレーキ(図示せず)にて駆動装置4をロックさせ、電動カート7を停止させるものである。これらの電動カート7の動作の制御は車体11に設けたコントローラAによりおこなわれる。
【0019】
また、ハンドル12にはブレーキ操作レバー25が設けてあり、電動カート7を制動させることができる。
【0020】
次に、電動カート7のコントローラAにつき説明する。コントローラAは充電回路と制御回路とからなり、充電回路は電動カート7に積載されている電源3を構成するバッテリーをAC100V電源から充電するものである。制御回路は図1に示すようなもので、ハンドル12に備えている操作パネル18のメインスイッチ2をオン操作により制御部1に電動カート7の起動を指示するようになっている。図1の実施形態ではメインスイッチ2のオン、オフで電源3から制御部1への給電のオン、オフを行うものである。電源3と駆動装置4であるモータとを結ぶ配線中に電源リレーであるリレー5が挿入してあり、このリレー5のリレー接点5aは制御部1からの制御信号によりオン、オフされて駆動装置4への給電をオン、オフするようになっている。また、前述のアクセル6を操作すると、該アクセル操作信号が制御部1に入力され、制御部1からモータ駆動回路26を通して駆動装置4であるモータにPWM制御が行われ、モータ正転時にはFET1とFET4とがオンされ、また、モータ逆転時にはFET2とFET3とがオンとなる。また、モータ電流はモータが正転の時抵抗R2に流れ、モータが逆転の時に抵抗R1に流れ、抵抗R1、R2を流れる電流は電流検出回路28で増幅され、電圧変換された電流値がマイコンよりなる制御部1に入力されるようになっている。駆動装置4であるモータには減速機が取付けられ、減速機にはエンコーダ39が取付けてあり、速度検出回路27により電圧変換された速度量が制御部1に入力される。また電源3から制御部1に給電するための電源3とメインスイッチ2との直列回路に対して制御部1と並列にコンデンサ29が接続してある。
【0021】
上記のような電動カート7において、本発明においては、メインスイッチ2をオンし、アクセル6をオンして駆動装置4を駆動させて走行している状態でメインスイッチ2をオフにした時、上記制御部1からの制御信号によりある一定の電流しきい値以下になるようにリレー接点5aに流れる電流量を制御すると共にこのように一定の電流しきい値以下になるようにリレー接点5aに流れる電流量を制御した後にアクセル6のオフでリレー接点5aをオフとなるように制御するようになっている(図4に本実施形態のフロー図を示す)。
【0022】
すなわち、電動カート7の走行中に誤ってメインスイッチ2をオフにした場合、コンデンサ29から制御部1に給電され、アクセル6がオフになるとリレー5のリレー接点5aがオフとなって切られるが、アクセル6がオンのままであると、電流検出回路28にて検出された電流値を制御部1があらかじめ設定してある一定の電流しきい値(例えば5A)と比較して、一定の電流しきい値よりも小さい場合にはそのままの電流値で通常の走行(低速走行)を行い、一方、電流検出回路28にて検出された電流値が一定の電流しきい値よりも大きい場合には、一定の電流しきい値よりも小さくなるように、制御部1からの制御信号によりモータ駆動回路26を通してPWM制御のデューティ比を徐々に小さくして上記一定のしきい値よりも小さい所定値(例えば3A、もちろん3aのみに限定されるものではない)となるように制御し、運転者がアクセル6をオンにしている間、低電流による低速走行を続ける。このように、走行中に誤ってメインスイッチ2をオフにした場合、アクセル6をオンにしている間中、一定の電流しきい値よりも小さい低電流で低速走行を行い、運転者がアクセル6をオフにすると、リレー5のリレー接点5aを切ってオフにして、電源3をオフさせる。これにより、リレー接点5aに大電流が流れていない状態でリレー接点5aを切ってオフにできて、リレー接点5aにアークが発生せず、リレー接点5aが溶着することがないものである。
【0023】
そして、上記本実施形態においては、上記のように、電動カート7の通常の走行中に誤ってメインスイッチ2を切ってオフにしても、リレー接点5aを流れる電流量を少なくして運転を継続するので、運転者が停止を自覚しないのに急に電動カート7が停止するといったことがなく、運転者がアクセル6をオフにして電動カート7を停止しようとする操作をしてはじめて電動カート7を停止できるものである。このように通常運転中に急にリレー接点5aが切れて電動カート7が停止することがないので、交差点の真中や横断歩道の途中で電動カート7が停止してはいけない個所で不意に止まることがなく、しかも、この場合、通常のアクセル6操作と速度との相関関係と異なる低速で走行することになるので、運転者は通常運転におけるアクセル6操作と速度とが対応しないことで違和感を感じ、異常を知ることができ、低速走行で安全な場所まで移動してアクセル6をオフにして安全に停止して、メインスイッチ2をオンにして正常な運転に戻すことができるものである。
【0024】
次に、本発明の他の実施形態につき説明する。上記実施形態では、図4に示すフロー図のように、アクセル6をオンして駆動装置4を駆動させて走行している状態でメインスイッチ2をオフにした時、制御部1からの制御信号によりある一定の電流しきい値以下になるようにリレー接点5aに流れる電流量を制御して減速状態で運転を継続し、アクセル6のオフによりリレー接点5aをオフとなるように制御しているが、図5のフロー図に示すようにアクセル6をオンして駆動装置4を駆動させて走行している状態でメインスイッチ2をオフにした時、アクセル6がオフにならない限りメインスイッチ2の切り信号よりもアクセル6のオン時における操作信号を優先させるように制御部1で制御するようにしてもよいものである。すなわち、本実施形態においては、電動カート7の走行中に誤ってメインスイッチ2をオフにした場合、コンデンサ29から制御部1に給電され、アクセル6がオンであると、通常走行を継続し、アクセル6がオフになると、制御部1からモータ駆動回路26を通して駆動装置4であるモータに通常通りのPWM制御を行って電流を下げてからリレー5のリレー接点5aを切ってオフにして停止する。
【0025】
ところで、電動カート7の走行中にメインスイッチ2をオフにした場合、制御部1がPWM制御によりデューティ比を強制的に変化させて電流量を抑制すると、通常のメインスイッチ2オン状態でのPWM制御とは違いアクセル6のオン時における操作量とは相関関係がないので、運転者は違和感を感じるが、本実施形態のように、アクセル6をオンして駆動装置4を駆動させて走行している状態でメインスイッチ2をオフにした時、アクセル6がオフにならない限りメインスイッチ2の切り信号よりもアクセル6のオン時における操作信号を優先させるように制御部1で制御するものにおいては、メインスイッチ2を誤ってオフにしたにもかかわらず、アクセル6をオフにしない限り通常通りのアクセル6のオン操作により通常通りの走行を継続して速度とアクセルの操作量に違和感を覚えることなく運転できることになる。
【0026】
次に、本発明の他の実施形態につき説明する。すなわち、図4に示す前述の実施形態ではアクセル6をオンして駆動装置4を駆動させて走行している状態でメインスイッチ2をオフにした時、制御部1からの制御信号によりある一定の電流しきい値以下になるようにリレー接点5aに流れる電流量を制御して減速状態で運転を継続し、アクセル6のオフによりリレー接点5aをオフとなるように制御しているが、本実施形態においては図6のフロー図に示すように、電流しきい値の代わりに速度しきい値を基準にしてPWM制御をおこなってもよい(一般に速度と電流は比例関係にあるので電流しきい値の代わりに速度しきい値に置き換えて制御することができるものである)。
【0027】
つまり、本実施形態形態においては、電動カート7の走行中に誤ってメインスイッチ2をオフにした場合、コンデンサ29から制御部1に給電され、アクセル6がオフになるとリレー5のリレー接点5aがオフとなって切られるが、アクセル6がオンであると、エンコーダ39で検出され速度検出回路27で電圧変換された速度値があらかじめ設定された一定の速度しきい値よりも小さい場合には、そのままの低速走行を行うが、エンコーダ39で検出され速度検出回路27で電圧変換された速度値があらかじめ設定された上記一定の速度値よりも大きい場合には、一定の速度しきい値よりも小さくなるように、制御部1からの制御信号によりモータ駆動回路26を通してPWM制御のデューティ比を徐々に小さくして上記一定の速度しきい値よりも小さい所定の低速となるように制御し、運転者がアクセル6がオンにしている間低速走行を続ける。このように本実施形態においては、走行中に誤ってメインスイッチ2をオフにした場合、アクセル6をオンにしている間中、一定の速度しきい値よりも小さい低速走行を行い、運転者がアクセル6をオフにすると、リレー5のリレー接点5aを切ってオフにして、電源3をオフさせる。本実施形態における作用は前述の図4に示す実施形態と同じであるので、説明は省略する。
【0028】
そして、上記したいずれの実施形態においても、図1の制御回路図に示すように、アクセル6がオン状態でメインスイッチ2をオフにした時に制御部1からの制御信号により警報音を発生する警告音発生手段8を設ける。このようにアクセル6がオン状態でメインスイッチ2をオフにした時に制御部1からの制御信号により警告音発生手段8で警報音を発生するようにすると、メインスイッチ2を誤ってオフにした状態のまま走行しているという異常状態を運転者に知らせることができて、運転者はいち早く異常に気づき、例えば安全な場所に電動カート7を停止させて落ち着いて通常の使用状態(メインスイッチ2のオンでの走行)に復帰させることができ、慌てふためいて誤動作などを引き起こすことがなくなり、安全性を向上させることができるものである。
【0029】
なお、図1に示す制御回路の実施形態では、アクセル6がオン状態でメインスイッチ2をオフにした時に電源3からメインスイッチ2を介した制御部1への給電が停止されるが、この場合、電源3から制御部1に給電するための電源3とメインスイッチとの直列回路に対して制御部1と並列にコンデンサ29を接続することで、コンデンサ29から給電して制御部1より上記したような安全のための制御を行わせるようにしているが、アクセル6がオン状態でメインスイッチ2をオフにした時に電源3からメインスイッチ2を介した制御部1への給電が停止された際にメインスイッチ2に給電する方法として、図7のように、電源3から制御部1に給電するための電源3とメインスイッチ2との直列回路に対して制御部1と並列に補助電源回路を設けてもよい。この補助電源回路に補助電源スイッチ30と補助電源31である電池が直列に挿入してあり、通常は補助電源スイッチ30はオフとなっており、アクセル6がオン状態でメインスイッチ2をオフにした時に補助電源スイッチ30がオンとなって補助電源31から制御部1に給電されるようになっており、アクセル6がオフになってリレー5のリレー接点5aがオフになると補助電源スイッチ30もオフとなるように制御されるものである。
【0030】
また、アクセル6がオン状態でメインスイッチ2をオフにした時に電源3からメインスイッチ2を介して制御部1への給電が停止された際にメインスイッチ2に給電する方法としては上記コンデンサ29による方法、補助電源31、補助電源スイッチ30による方法以外の他の任意の方法により行ってもよい。
【0031】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、電動カートにおいて、アクセルをオンして駆動装置を駆動させて走行している状態でメインスイッチをオフにした時、制御部からの制御信号によりある一定の電流しきい値以下になるようにリレー接点に流れる電流量を制御すると共にアクセルのオフによりリレー接点をオフとなるように制御するので、電動カートの走行中に誤ってメインスイッチを切ってオフにしても、リレー接点を流れる電流量を少なくして運転を継続できて、運転者が停止を自覚しないのに急に電動カートが停止するといったことがなく、特に、交差点の真中や横断歩道の途中といったように電動カートが停止しては困る個所で不意に停止するということがなく、交通事故などの不慮の事故の発生を防止できて安全となり、また、運転者がアクセルをオフにして電動カートを停止しようとする操作をしてはじめて電動カートを停止できるので運転者の意思により電動カートを停止できてこの点でも安全であり、また、リレー接点に大電流が流れていない状態でリレー接点を切ってオフにするので、リレー接点にアークが発生せず、リレー接点が溶着することを回避でき、この結果、リレー接点の溶着による電動カートの暴走が起きる可能性がなくなって電動カートの走行の信頼性を高めることができるものである。
【0032】
また、請求項2記載の発明にあっては、電動カートにおいて、アクセルをオンして駆動装置を駆動させて走行している状態でメインスイッチをオフにした時、アクセルがオフにならない限りメインスイッチの切り信号よりもアクセルのオン時における操作信号を優先させるように制御部で制御するので、電動カートの走行中に誤ってメインスイッチを切ってオフにしても、そのまま通常走行を継続して速度とアクセルの操作量に違和感を覚えることなく通常運転と同じように走行でき、特に、交差点の真中や横断歩道の途中といったように電動カートが停止しては困る個所で不意に停止するということがなく、交通事故などの不慮の事故の発生を防止できて安全となり、また、運転者がアクセルをオフにして電動カートを停止しようとする操作をしてはじめて電動カートを停止できるので運転者の意思により電動カートを停止できてこの点でも安全であり、また、リレー接点に大電流が流れていない状態でリレー接点を切ってオフにするので、リレー接点にアークが発生せず、リレー接点が溶着することを回避でき、この結果、リレー接点の溶着による電動カートの暴走が起きる可能性がなくなって電動カートの走行の信頼性を高めることができるものである。
【0033】
また、請求項3記載の発明にあっては、電動カートにおいて、アクセルをオンして駆動装置を駆動させて走行している状態でメインスイッチをオフにした時、制御部からの制御信号によりある一定の速度しきい値以下になるように速度制御すると共にアクセルのオフによりリレー接点をオフとなるように制御するので、電動カートの走行中に誤ってメインスイッチを切ってオフにしても、速度を一定の速度しきい値以下に減速して運転を継続できて、運転者が停止を自覚しないのに急に電動カートが停止するといったことがなく、特に、交差点の真中や横断歩道の途中といったように電動カートが停止しては困る個所で不意に停止するということがなく、交通事故などの不慮の事故の発生を防止できて安全となり、また、運転者がアクセルをオフにして電動カートを停止しようとする操作をしてはじめて電動カートを停止できるので運転者の意思により電動カートを停止できてこの点でも安全であり、また、速度を減速してリレー接点に大電流が流れていない状態でリレー接点を切ってオフにするので、リレー接点にアークが発生せず、リレー接点が溶着することを回避でき、この結果、リレー接点の溶着による電動カートの暴走が起きる可能性がなくなって電動カートの走行の信頼性を高めることができるものである。
【0034】
また、請求項4記載の発明にあっては、上記請求項1乃至請求項3のいずれかに記載した発明の効果に加えて、アクセルがオン状態でメインスイッチをオフにした時に制御部からの制御信号により警報音を発生するようにした警告音発生手段を設けてあるので、電動カートの走行中に誤ってメインスイッチを切ってオフにしたことを、運転者に知らせることができ、運転者は異常にいち早く気づき、例えば安全な場所に電動カートを停止させて、落ち着いて通常の使用状態に復帰させることができ、慌てふためいて誤動作などを引き起こすことがなく、安全性を向上させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動カートの制御回路図である。
【図2】同上の電動カートの側面図である。
【図3】同上のハンドル部分の拡大斜視図である。
【図4】同上の一実施形態のフロー図である。
【図5】同上の他の実施形態のフロー図である。
【図6】同上の更に他の実施形態のフロー図である。
【図7】同上の電動カートの他の実施形態の制御回路図である。
【符号の説明】
1 制御部
2 メインスイッチ
3 電源
4 駆動装置
5a リレー接点
6 アクセル
7 電動カート
8 警告音発生手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、足の不自由な人やお年寄りなどがおもに利用する電動カートに関し、詳しくはコントローラ内の電源リレーの接点溶着を回避するための技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からリレー(電源リレー)を介して電源をオン、オフするためのメインスイッチと、電源から供給される電力により駆動する駆動装置と、駆動装置の出力を上げて走行するためのアクセルとを備えた電動カートが知られている。(例えば、特許文献1、特許文献2参照)
このような従来の電動カートにおいては、アクセルをオンして駆動装置を駆動させて電動カートを走行している状態で誤ってメインスイッチをオフにした場合、リレーのリレー接点を切って電動カートを停止させるようになっている。ところが、上記のように走行中にメインスイッチをオフにした場合にリレー接点を切って電動カートを停止させると、比較的大きい電流が流れているときにリレー接点を切ることになり、このため、リレー接点にアークが発生し、この状態が幾度となく繰り返されれば最終的にリレー接点が溶着してしまってリレー接点が切れなくなって電動カートが暴走してしまう可能性がある。
【0003】
また、他の従来例として、電気自動車において、メインスイッチであるキースイッチをオフにした時に、アクセルペダル信号をキャンセルしてアクセルペダルがどの位置にあろうと車両駆動用モータをアイドル運転となるように制御し、これによりリレー(電源リレー)に流れる電流を小さくして遮断することで接点が損傷しないようにするものが提案されている。(例えば、特許文献3参照)
ところが、上記した特許文献3に示す従来例にあっては、アクセルをオンして駆動装置を駆動させて走行している状態でキースイッチを誤ってオフにした時、車両駆動用モータをアイドル運転となるように制御し、これによりリレーに流れる電流を小さくして遮断して電動カートを停止するようにしている。ところが、電気自動車に乗っている運転者はキースイッチを誤ってオフにしたという自覚がないので、電気自動車が不意に停止してしまうと慌てふためいて誤動作を引き起こしてしまう可能性があり、電気自動車に対する信頼性を損ねると共に走行中に運転者が意識しないのに電気自動車が停止するので不慮の事故を引き起こす可能性がある。特に、交差点の真中や横断歩道の途中などのように電気自動車が停止したら困る場所で停止する恐れがあり、2次災害(例えば交通事故)などを引き起こす恐れがある。
【0004】
上記のような特許文献3に示された電気自動車の技術をそのまま電動カートに適用すると、電動カートを利用している利用者が主として高齢者や、身体が不自由な人であるという点を考慮すると、上記のように運転者が停止するという自覚がないのに急に電動カートが停止するのは好ましくない。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−346834号公報
【特許文献2】
特開2002−2489号公報
【特許文献3】
特開平9−168209号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、電動カートの走行中、電動カートに乗っている運転者が誤ってメインスイッチをオフしても、リレー接点が溶着することがなく、しかも、誤ってメインスイッチをオフにしても、急に電動カートが停止することなく、アクセルのオフという運転者の意思で電動カートを停止することができ、運転者に対する電動カートの信頼性を損なうことなく、また、不慮の事故を引き起こすことがない電動カートを提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る電動カートは、オン操作により制御部1に電動カート7の起動を指示するためのメインスイッチ2と、電源3と駆動装置4とを結ぶ配線中に挿入されて制御部1からの制御信号によりオン、オフされるリレー接点5aと、駆動装置4の出力を可変するためのアクセル6とを備え、アクセル6操作に基づく制御部1からの制御信号によりリレー接点5aを流れる電流量を可変して駆動装置4の出力を可変する電動カート7において、アクセル6をオンして駆動装置4を駆動させて走行している状態でメインスイッチ2をオフにした時、制御部1からの制御信号によりある一定の電流しきい値以下になるようにリレー接点5aに流れる電流量を制御すると共にアクセル6のオフによりリレー接点5aをオフとなるように制御することを特徴とするものである。
【0008】
このような構成とすることで、電動カート7の走行中に誤ってメインスイッチ2を切ってオフにした場合、制御部1からの制御信号によりある一定の電流しきい値以下になるようにリレー接点5aに流れる電流量を制御すると共にアクセル6のオフによりリレー接点5aがオフとなるように制御されることになり、これにより、電動カート7の走行中に誤ってメインスイッチ2を切ってオフにしても、リレー接点5aを流れる電流量を少なくして運転を継続するので、運転者が停止を自覚しないのに急に電動カート7が停止するといったことがなく、運転者がアクセル6をオフにして電動カート7を停止しようとする操作をしてはじめて電動カート7を停止でき、しかもこの場合、リレー接点5aに大電流が流れていない状態でリレー接点5aを切ってオフにするので、リレー接点5aにアークが発生せず、リレー接点5aが溶着することがないものである。
【0009】
また、オン操作により制御部1に電動カート7の起動を指示するためのメインスイッチ2と、電源3と駆動装置4とを結ぶ配線中に挿入されて制御部1からの制御信号によりオン、オフされるリレー接点5aと、駆動装置4の出力を可変するためのアクセル6とを備え、アクセル6操作に基づく制御部1からの制御信号によりリレー接点5aを流れる電流量を可変して駆動装置4の出力を可変する電動カート7において、アクセル6をオンして駆動装置4を駆動させて走行している状態でメインスイッチ2をオフにした時、アクセル6がオフにならない限りメインスイッチ2の切り信号よりもアクセル6のオン時における操作信号を優先させるように制御部1で制御することを特徴とするものであってもよい。
【0010】
このような構成とすることで、電動カート7の走行中に誤ってメインスイッチ2を切ってオフにした場合、アクセル6がオフにならない限りメインスイッチ2の切り信号よりもアクセル6のオン時における操作信号を優先させるように制御部1で制御され、これにより、電動カート7の走行中に誤ってメインスイッチ2を切ってオフにしても、電動カート7をオンしていると運転者が停止を自覚しないのに急に電動カート7が停止するといったことがなく、そのまま通常走行を継続して速度とアクセルの操作量に違和感を覚えることなく運転できるものであり、運転者がアクセル6をオフにしてはじめて電動カート7を停止できるものである。このように、電動カート7の走行中に誤ってメインスイッチ2を切ってオフにした時、リレー接点5aに大電流が流れている状態でリレー接点5aを切ってオフにすることがないので、リレー接点5aにアークが発生せず、リレー接点5aが溶着することがないものである。
【0011】
また、オン操作により制御部1に電動カート7の起動を指示するためのメインスイッチ2と、電源3と駆動装置4とを結ぶ配線中に挿入されて制御部1からの制御信号によりオン、オフされるリレー接点5aと、駆動装置4の出力を可変するためのアクセル6とを備え、アクセル6操作に基づく制御部1からの制御信号によりリレー接点5aを流れる電流量を可変して駆動装置4の出力を可変する電動カート7において、アクセル6をオンして駆動装置4を駆動させて走行している状態でメインスイッチ2をオフにした時、制御部1からの制御信号によりある一定の速度しきい値以下になるように速度制御すると共にアクセル6のオフによりリレー接点5aをオフとなるように制御することを特徴とするものであってもよい。
【0012】
このような構成とすることで、電動カート7の走行中に誤ってメインスイッチ2を切ってオフにした場合、制御部1からの制御信号によりある一定の速度しきい値以下になるように速度制御すると共にアクセル6のオフによりリレー接点5aがオフとなるように制御されることになり、これにより、電動カート7の走行中に誤ってメインスイッチ2を切ってオフにしても、速度を減速した状態で運転を継続するので、運転者が停止を自覚しないのに急に電動カート7が停止するといったことがなく、運転者がアクセル6をオフにして電動カート7を停止しようとする操作をしてはじめて電動カート7を停止でき、しかもこの場合、速度を減速した後にリレー接点5aをオフにして停止するのでリレー接点5aに大電流が流れていない状態でリレー接点5aを切ってオフにすることになり、リレー接点5aにアークが発生せず、リレー接点5aが溶着することがないものである。
【0013】
そして、上記いずれにおいても、アクセル6がオン状態でメインスイッチ2をオフにした時に制御部1からの制御信号により警報音を発生するようにした警告音発生手段8を設けることが好ましいものである。このような構成とすることで、電動カート7の走行中に誤ってメインスイッチ2を切ってオフにしたことを、運転者に知らせることができ、運転者は異常にいち早く気づき、例えば安全な場所に電動カート7を停止させて、落ち着いて通常の使用状態(メインスイッチ2のオンでの走行)に復帰させることができ、慌てふためいて誤動作などを引き起こすことがないものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0015】
本発明の電動カート7は、図2に示すように車体11と、ハンドル12と、シート13とを備えたものであり、車体11には駆動装置4と、駆動装置4によって駆動される駆動輪10である後輪と操行(ステアリング)用の前輪14を備えている。
【0016】
駆動装置4はモータなどの電力を用いるものであり、車体11のシート13の下方に位置する部分などに積載する電源3を構成する蓄電池の電力によって駆動するようになっている。
【0017】
車体11には方向指示器(図示せず)、前照灯(図示せず)、バックミラー(図示せず)等を備えている。また、ハンドル12内には操作パネル18が設けてあり、この操作パネル18には図3に示すように電動カート7の速度を調整するための速度調整ボリューム19、右側の方向指示器を表示するための方向指示器釦(右)20、左側の方向指示器を表示するための方向指示器釦(左)21、電動カート7を前進するための前進釦22、電動カート7を後進するための後進釦23、警笛を発生させるための警笛釦24、電動カート7の駆動オン、オフを行うためのメインスイッチ2であるキースイッチが設けてあり、メインスイッチ2であるキースイッチをオン操作するとコントローラAに設けたマイコンよりなる制御部1に電源3から給電して電動カート7の起動を指示するようになっている。
【0018】
電動カート7の運転者はシート13に座り、メインスイッチ2であるキースイッチにキーを差し込んでオン操作により制御部1に電動カート7の起動を指示し、ハンドル12内に配設した操作パネル18において前進・後進などの動作の種類を選択し、ハンドル12に備えてあるアクセル6を操作して駆動装置4を駆動させて駆動輪10である後輪を駆動させて電動カート7を走行させるものである。運転者がアクセル6から手を離すと駆動装置4からの動力が減衰していき、電動カート7の速度がゼロになると電磁ブレーキ(図示せず)にて駆動装置4をロックさせ、電動カート7を停止させるものである。これらの電動カート7の動作の制御は車体11に設けたコントローラAによりおこなわれる。
【0019】
また、ハンドル12にはブレーキ操作レバー25が設けてあり、電動カート7を制動させることができる。
【0020】
次に、電動カート7のコントローラAにつき説明する。コントローラAは充電回路と制御回路とからなり、充電回路は電動カート7に積載されている電源3を構成するバッテリーをAC100V電源から充電するものである。制御回路は図1に示すようなもので、ハンドル12に備えている操作パネル18のメインスイッチ2をオン操作により制御部1に電動カート7の起動を指示するようになっている。図1の実施形態ではメインスイッチ2のオン、オフで電源3から制御部1への給電のオン、オフを行うものである。電源3と駆動装置4であるモータとを結ぶ配線中に電源リレーであるリレー5が挿入してあり、このリレー5のリレー接点5aは制御部1からの制御信号によりオン、オフされて駆動装置4への給電をオン、オフするようになっている。また、前述のアクセル6を操作すると、該アクセル操作信号が制御部1に入力され、制御部1からモータ駆動回路26を通して駆動装置4であるモータにPWM制御が行われ、モータ正転時にはFET1とFET4とがオンされ、また、モータ逆転時にはFET2とFET3とがオンとなる。また、モータ電流はモータが正転の時抵抗R2に流れ、モータが逆転の時に抵抗R1に流れ、抵抗R1、R2を流れる電流は電流検出回路28で増幅され、電圧変換された電流値がマイコンよりなる制御部1に入力されるようになっている。駆動装置4であるモータには減速機が取付けられ、減速機にはエンコーダ39が取付けてあり、速度検出回路27により電圧変換された速度量が制御部1に入力される。また電源3から制御部1に給電するための電源3とメインスイッチ2との直列回路に対して制御部1と並列にコンデンサ29が接続してある。
【0021】
上記のような電動カート7において、本発明においては、メインスイッチ2をオンし、アクセル6をオンして駆動装置4を駆動させて走行している状態でメインスイッチ2をオフにした時、上記制御部1からの制御信号によりある一定の電流しきい値以下になるようにリレー接点5aに流れる電流量を制御すると共にこのように一定の電流しきい値以下になるようにリレー接点5aに流れる電流量を制御した後にアクセル6のオフでリレー接点5aをオフとなるように制御するようになっている(図4に本実施形態のフロー図を示す)。
【0022】
すなわち、電動カート7の走行中に誤ってメインスイッチ2をオフにした場合、コンデンサ29から制御部1に給電され、アクセル6がオフになるとリレー5のリレー接点5aがオフとなって切られるが、アクセル6がオンのままであると、電流検出回路28にて検出された電流値を制御部1があらかじめ設定してある一定の電流しきい値(例えば5A)と比較して、一定の電流しきい値よりも小さい場合にはそのままの電流値で通常の走行(低速走行)を行い、一方、電流検出回路28にて検出された電流値が一定の電流しきい値よりも大きい場合には、一定の電流しきい値よりも小さくなるように、制御部1からの制御信号によりモータ駆動回路26を通してPWM制御のデューティ比を徐々に小さくして上記一定のしきい値よりも小さい所定値(例えば3A、もちろん3aのみに限定されるものではない)となるように制御し、運転者がアクセル6をオンにしている間、低電流による低速走行を続ける。このように、走行中に誤ってメインスイッチ2をオフにした場合、アクセル6をオンにしている間中、一定の電流しきい値よりも小さい低電流で低速走行を行い、運転者がアクセル6をオフにすると、リレー5のリレー接点5aを切ってオフにして、電源3をオフさせる。これにより、リレー接点5aに大電流が流れていない状態でリレー接点5aを切ってオフにできて、リレー接点5aにアークが発生せず、リレー接点5aが溶着することがないものである。
【0023】
そして、上記本実施形態においては、上記のように、電動カート7の通常の走行中に誤ってメインスイッチ2を切ってオフにしても、リレー接点5aを流れる電流量を少なくして運転を継続するので、運転者が停止を自覚しないのに急に電動カート7が停止するといったことがなく、運転者がアクセル6をオフにして電動カート7を停止しようとする操作をしてはじめて電動カート7を停止できるものである。このように通常運転中に急にリレー接点5aが切れて電動カート7が停止することがないので、交差点の真中や横断歩道の途中で電動カート7が停止してはいけない個所で不意に止まることがなく、しかも、この場合、通常のアクセル6操作と速度との相関関係と異なる低速で走行することになるので、運転者は通常運転におけるアクセル6操作と速度とが対応しないことで違和感を感じ、異常を知ることができ、低速走行で安全な場所まで移動してアクセル6をオフにして安全に停止して、メインスイッチ2をオンにして正常な運転に戻すことができるものである。
【0024】
次に、本発明の他の実施形態につき説明する。上記実施形態では、図4に示すフロー図のように、アクセル6をオンして駆動装置4を駆動させて走行している状態でメインスイッチ2をオフにした時、制御部1からの制御信号によりある一定の電流しきい値以下になるようにリレー接点5aに流れる電流量を制御して減速状態で運転を継続し、アクセル6のオフによりリレー接点5aをオフとなるように制御しているが、図5のフロー図に示すようにアクセル6をオンして駆動装置4を駆動させて走行している状態でメインスイッチ2をオフにした時、アクセル6がオフにならない限りメインスイッチ2の切り信号よりもアクセル6のオン時における操作信号を優先させるように制御部1で制御するようにしてもよいものである。すなわち、本実施形態においては、電動カート7の走行中に誤ってメインスイッチ2をオフにした場合、コンデンサ29から制御部1に給電され、アクセル6がオンであると、通常走行を継続し、アクセル6がオフになると、制御部1からモータ駆動回路26を通して駆動装置4であるモータに通常通りのPWM制御を行って電流を下げてからリレー5のリレー接点5aを切ってオフにして停止する。
【0025】
ところで、電動カート7の走行中にメインスイッチ2をオフにした場合、制御部1がPWM制御によりデューティ比を強制的に変化させて電流量を抑制すると、通常のメインスイッチ2オン状態でのPWM制御とは違いアクセル6のオン時における操作量とは相関関係がないので、運転者は違和感を感じるが、本実施形態のように、アクセル6をオンして駆動装置4を駆動させて走行している状態でメインスイッチ2をオフにした時、アクセル6がオフにならない限りメインスイッチ2の切り信号よりもアクセル6のオン時における操作信号を優先させるように制御部1で制御するものにおいては、メインスイッチ2を誤ってオフにしたにもかかわらず、アクセル6をオフにしない限り通常通りのアクセル6のオン操作により通常通りの走行を継続して速度とアクセルの操作量に違和感を覚えることなく運転できることになる。
【0026】
次に、本発明の他の実施形態につき説明する。すなわち、図4に示す前述の実施形態ではアクセル6をオンして駆動装置4を駆動させて走行している状態でメインスイッチ2をオフにした時、制御部1からの制御信号によりある一定の電流しきい値以下になるようにリレー接点5aに流れる電流量を制御して減速状態で運転を継続し、アクセル6のオフによりリレー接点5aをオフとなるように制御しているが、本実施形態においては図6のフロー図に示すように、電流しきい値の代わりに速度しきい値を基準にしてPWM制御をおこなってもよい(一般に速度と電流は比例関係にあるので電流しきい値の代わりに速度しきい値に置き換えて制御することができるものである)。
【0027】
つまり、本実施形態形態においては、電動カート7の走行中に誤ってメインスイッチ2をオフにした場合、コンデンサ29から制御部1に給電され、アクセル6がオフになるとリレー5のリレー接点5aがオフとなって切られるが、アクセル6がオンであると、エンコーダ39で検出され速度検出回路27で電圧変換された速度値があらかじめ設定された一定の速度しきい値よりも小さい場合には、そのままの低速走行を行うが、エンコーダ39で検出され速度検出回路27で電圧変換された速度値があらかじめ設定された上記一定の速度値よりも大きい場合には、一定の速度しきい値よりも小さくなるように、制御部1からの制御信号によりモータ駆動回路26を通してPWM制御のデューティ比を徐々に小さくして上記一定の速度しきい値よりも小さい所定の低速となるように制御し、運転者がアクセル6がオンにしている間低速走行を続ける。このように本実施形態においては、走行中に誤ってメインスイッチ2をオフにした場合、アクセル6をオンにしている間中、一定の速度しきい値よりも小さい低速走行を行い、運転者がアクセル6をオフにすると、リレー5のリレー接点5aを切ってオフにして、電源3をオフさせる。本実施形態における作用は前述の図4に示す実施形態と同じであるので、説明は省略する。
【0028】
そして、上記したいずれの実施形態においても、図1の制御回路図に示すように、アクセル6がオン状態でメインスイッチ2をオフにした時に制御部1からの制御信号により警報音を発生する警告音発生手段8を設ける。このようにアクセル6がオン状態でメインスイッチ2をオフにした時に制御部1からの制御信号により警告音発生手段8で警報音を発生するようにすると、メインスイッチ2を誤ってオフにした状態のまま走行しているという異常状態を運転者に知らせることができて、運転者はいち早く異常に気づき、例えば安全な場所に電動カート7を停止させて落ち着いて通常の使用状態(メインスイッチ2のオンでの走行)に復帰させることができ、慌てふためいて誤動作などを引き起こすことがなくなり、安全性を向上させることができるものである。
【0029】
なお、図1に示す制御回路の実施形態では、アクセル6がオン状態でメインスイッチ2をオフにした時に電源3からメインスイッチ2を介した制御部1への給電が停止されるが、この場合、電源3から制御部1に給電するための電源3とメインスイッチとの直列回路に対して制御部1と並列にコンデンサ29を接続することで、コンデンサ29から給電して制御部1より上記したような安全のための制御を行わせるようにしているが、アクセル6がオン状態でメインスイッチ2をオフにした時に電源3からメインスイッチ2を介した制御部1への給電が停止された際にメインスイッチ2に給電する方法として、図7のように、電源3から制御部1に給電するための電源3とメインスイッチ2との直列回路に対して制御部1と並列に補助電源回路を設けてもよい。この補助電源回路に補助電源スイッチ30と補助電源31である電池が直列に挿入してあり、通常は補助電源スイッチ30はオフとなっており、アクセル6がオン状態でメインスイッチ2をオフにした時に補助電源スイッチ30がオンとなって補助電源31から制御部1に給電されるようになっており、アクセル6がオフになってリレー5のリレー接点5aがオフになると補助電源スイッチ30もオフとなるように制御されるものである。
【0030】
また、アクセル6がオン状態でメインスイッチ2をオフにした時に電源3からメインスイッチ2を介して制御部1への給電が停止された際にメインスイッチ2に給電する方法としては上記コンデンサ29による方法、補助電源31、補助電源スイッチ30による方法以外の他の任意の方法により行ってもよい。
【0031】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、電動カートにおいて、アクセルをオンして駆動装置を駆動させて走行している状態でメインスイッチをオフにした時、制御部からの制御信号によりある一定の電流しきい値以下になるようにリレー接点に流れる電流量を制御すると共にアクセルのオフによりリレー接点をオフとなるように制御するので、電動カートの走行中に誤ってメインスイッチを切ってオフにしても、リレー接点を流れる電流量を少なくして運転を継続できて、運転者が停止を自覚しないのに急に電動カートが停止するといったことがなく、特に、交差点の真中や横断歩道の途中といったように電動カートが停止しては困る個所で不意に停止するということがなく、交通事故などの不慮の事故の発生を防止できて安全となり、また、運転者がアクセルをオフにして電動カートを停止しようとする操作をしてはじめて電動カートを停止できるので運転者の意思により電動カートを停止できてこの点でも安全であり、また、リレー接点に大電流が流れていない状態でリレー接点を切ってオフにするので、リレー接点にアークが発生せず、リレー接点が溶着することを回避でき、この結果、リレー接点の溶着による電動カートの暴走が起きる可能性がなくなって電動カートの走行の信頼性を高めることができるものである。
【0032】
また、請求項2記載の発明にあっては、電動カートにおいて、アクセルをオンして駆動装置を駆動させて走行している状態でメインスイッチをオフにした時、アクセルがオフにならない限りメインスイッチの切り信号よりもアクセルのオン時における操作信号を優先させるように制御部で制御するので、電動カートの走行中に誤ってメインスイッチを切ってオフにしても、そのまま通常走行を継続して速度とアクセルの操作量に違和感を覚えることなく通常運転と同じように走行でき、特に、交差点の真中や横断歩道の途中といったように電動カートが停止しては困る個所で不意に停止するということがなく、交通事故などの不慮の事故の発生を防止できて安全となり、また、運転者がアクセルをオフにして電動カートを停止しようとする操作をしてはじめて電動カートを停止できるので運転者の意思により電動カートを停止できてこの点でも安全であり、また、リレー接点に大電流が流れていない状態でリレー接点を切ってオフにするので、リレー接点にアークが発生せず、リレー接点が溶着することを回避でき、この結果、リレー接点の溶着による電動カートの暴走が起きる可能性がなくなって電動カートの走行の信頼性を高めることができるものである。
【0033】
また、請求項3記載の発明にあっては、電動カートにおいて、アクセルをオンして駆動装置を駆動させて走行している状態でメインスイッチをオフにした時、制御部からの制御信号によりある一定の速度しきい値以下になるように速度制御すると共にアクセルのオフによりリレー接点をオフとなるように制御するので、電動カートの走行中に誤ってメインスイッチを切ってオフにしても、速度を一定の速度しきい値以下に減速して運転を継続できて、運転者が停止を自覚しないのに急に電動カートが停止するといったことがなく、特に、交差点の真中や横断歩道の途中といったように電動カートが停止しては困る個所で不意に停止するということがなく、交通事故などの不慮の事故の発生を防止できて安全となり、また、運転者がアクセルをオフにして電動カートを停止しようとする操作をしてはじめて電動カートを停止できるので運転者の意思により電動カートを停止できてこの点でも安全であり、また、速度を減速してリレー接点に大電流が流れていない状態でリレー接点を切ってオフにするので、リレー接点にアークが発生せず、リレー接点が溶着することを回避でき、この結果、リレー接点の溶着による電動カートの暴走が起きる可能性がなくなって電動カートの走行の信頼性を高めることができるものである。
【0034】
また、請求項4記載の発明にあっては、上記請求項1乃至請求項3のいずれかに記載した発明の効果に加えて、アクセルがオン状態でメインスイッチをオフにした時に制御部からの制御信号により警報音を発生するようにした警告音発生手段を設けてあるので、電動カートの走行中に誤ってメインスイッチを切ってオフにしたことを、運転者に知らせることができ、運転者は異常にいち早く気づき、例えば安全な場所に電動カートを停止させて、落ち着いて通常の使用状態に復帰させることができ、慌てふためいて誤動作などを引き起こすことがなく、安全性を向上させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動カートの制御回路図である。
【図2】同上の電動カートの側面図である。
【図3】同上のハンドル部分の拡大斜視図である。
【図4】同上の一実施形態のフロー図である。
【図5】同上の他の実施形態のフロー図である。
【図6】同上の更に他の実施形態のフロー図である。
【図7】同上の電動カートの他の実施形態の制御回路図である。
【符号の説明】
1 制御部
2 メインスイッチ
3 電源
4 駆動装置
5a リレー接点
6 アクセル
7 電動カート
8 警告音発生手段
Claims (4)
- オン操作により制御部に電動カートの起動を指示するためのメインスイッチと、電源と駆動装置とを結ぶ配線中に挿入されて制御部からの制御信号によりオン、オフされるリレー接点と、駆動装置の出力を可変するためのアクセルとを備え、アクセル操作に基づく制御部からの制御信号によりリレー接点を流れる電流量を可変して駆動装置の出力を可変する電動カートにおいて、アクセルをオンして駆動装置を駆動させて走行している状態でメインスイッチをオフにした時、制御部からの制御信号によりある一定の電流しきい値以下になるようにリレー接点に流れる電流量を制御すると共にアクセルのオフによりリレー接点をオフとなるように制御することを特徴とする電動カート。
- オン操作により制御部に電動カートの起動を指示するためのメインスイッチと、電源と駆動装置とを結ぶ配線中に挿入されて制御部からの制御信号によりオン、オフされるリレー接点と、駆動装置の出力を可変するためのアクセルとを備え、アクセル操作に基づく制御部からの制御信号によりリレー接点を流れる電流量を可変して駆動装置の出力を可変する電動カートにおいて、アクセルをオンして駆動装置を駆動させて走行している状態でメインスイッチをオフにした時、アクセルがオフにならない限りメインスイッチの切り信号よりもアクセルのオン時における操作信号を優先させるように制御部で制御することを特徴とする電動カート。
- オン操作により制御部に電動カートの起動を指示するためのメインスイッチと、電源と駆動装置とを結ぶ配線中に挿入されて制御部からの制御信号によりオン、オフされるリレー接点と、駆動装置の出力を可変するためのアクセルとを備え、アクセル操作に基づく制御部からの制御信号によりリレー接点を流れる電流量を可変して駆動装置の出力を可変する電動カートにおいて、アクセルをオンして駆動装置を駆動させて走行している状態でメインスイッチをオフにした時、制御部からの制御信号によりある一定の速度しきい値以下になるように速度制御すると共にアクセルのオフによりリレー接点をオフとなるように制御することを特徴とする電動カート。
- アクセルがオン状態でメインスイッチをオフにした時に制御部からの制御信号により警報音を発生するようにした警告音発生手段を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電動カート。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011218025A (ja) * | 2010-04-13 | 2011-11-04 | Toyota Motor Corp | 歩行補助装置 |
WO2013115098A1 (ja) * | 2012-01-31 | 2013-08-08 | トヨタ自動車株式会社 | 車速制御装置およびそれを搭載した車両 |
-
2002
- 2002-11-28 JP JP2002346337A patent/JP2004180465A/ja not_active Withdrawn
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WO2013115098A1 (ja) * | 2012-01-31 | 2013-08-08 | トヨタ自動車株式会社 | 車速制御装置およびそれを搭載した車両 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060207 |