JP2003006796A - 車両用運転支援装置 - Google Patents

車両用運転支援装置

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JP2003006796A
JP2003006796A JP2001186510A JP2001186510A JP2003006796A JP 2003006796 A JP2003006796 A JP 2003006796A JP 2001186510 A JP2001186510 A JP 2001186510A JP 2001186510 A JP2001186510 A JP 2001186510A JP 2003006796 A JP2003006796 A JP 2003006796A
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Yoshiaki Miichi
善紀 見市
Susumu Masuda
奨 増田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、乗員が不安定な姿勢で乗車している
ときに適した衝突回避行動がとれる車両用運転支援装置
を提供する。 【解決手段】本発明の車両用運転支援装置は、自車Aの
乗員が不安定な姿勢で乗車しているか否かを検出する乗
員状況センサ7,8を設け、乗員が不安定な姿勢である
ことが検出されたとき、運転者の意志とは独立して自動
ブレーキアクチュエータ15、自動操舵アクチュエータ
19の作動開始時期を通常時より早くし、かつその分、
同アクチュエータ15,19の作動を通常時より緩慢に
させることによって、不安定な姿勢で乗員が乗車中、衝
突回避のために行われる回避行動が、通常時より早い時
期から、通常時より緩慢に行われるようにして、不安定
な状態で乗車している乗員のふらつきを抑えつつ、障害
物Bとの衝突が回避されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自車前方の障害物
を回避する車両用運転支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】安全性の向上を図るために自動車(車
両)の装備として、自車前方の自動車(障害物)との衝
突を自動的に回避する運転支援装置がある。これは、自
車前方に先行車が有り、かつ運転者がその先行車との車
間距離が急激に減少して回避行動が遅れたりするような
場合、自車を運転者の意志とは独立して走行制御して、
先行車との衝突を防ごうとする装置である。
【0003】多くは、車体に自車前方の自動車を検出す
る障害物センサを設ける。そして、ECUなど制御装置
には、レーザレーダ装置から検出される自車前方の自動
車との距離、車速センサなどで検出される自車速にした
がい、衝突を避けるのに必要な所定の安全距離(停止距
離や回避操舵距離など)などが不足すると、先行車との
相対速度に基づき自車の制動装置を作動させたり自車の
操舵装置を作動させたりする機能を設けて、制動力の付
与や操舵力の付与により障害物との衝突を避けることが
行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】自動車には、通常、シ
ートベルト装置が装備され、シートに着座する乗員の身
体がシートベルトで拘束されるようにしてあるが、乗員
の事情により、シートベルト装置を使用せずに着座する
ことがある。
【0005】ところで、通常、制動力の付与で衝突を避
ける場合の最大減速度、操作力の付与で衝突を避ける場
合の最大横G(回避操舵度合い)は、頻繁に作動すると
運転者に煩わしさを与えたり、運転者の操作と干渉した
りするため比較的大きな値に定めてあり、運転支援装置
で行われる回避行動は、大きな減速度での減速や大きな
横Gでの回避操舵で行われる。
【0006】このため、回避行動の際、シートベルトを
着用している乗員は、安定した状態姿勢で同行動に耐え
られるもの、シートベルトを着用していない乗員は、身
体が安定していないために回避行動がもたらすショック
でふらつきやすく、安全性に難がある。
【0007】本発明は上記事情に着目してなされたもの
でその目的とするところは、乗員が不安定な姿勢で乗車
しているときに適した衝突回避行動がとれる車両用運転
支援装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、自車の乗員が不安定な姿勢で乗車
しているか否かを検出する乗員状況センサを設け、乗員
が不安定な姿勢であることが検出されたとき、回避動作
を制御する走行制御装置の作動開始時期を通常時より早
い時期にずらしかつ通常時より緩慢に作動させるように
構成した。
【0009】これにより、不安定な姿勢で乗員が乗車
中、衝突回避のために行われる自車の走行制御装置によ
る回避制御は、通常時より早い時期から、通常時より緩
慢に作動して行われるから、不安定な状態で乗車してい
る乗員のふらつきを抑えつつ障害物との衝突の回避がな
され、安全な衝突回避が行われる。
【0010】請求項2の発明は、さらに運転者による回
避行動の自覚が、走行制御装置の作動開始時期のずれに
合わせて促せるよう、請求項1の発明に加え、障害物と
の自車との距離が所定警報距離以下になったり所定警報
相対速度以下になるとその旨を報知する警報装置を設
け、さらに制御手段が、乗員状況センサにより乗員が不
安定な姿勢で乗車中であることが検出された場合、警報
装置の作動時期を通常時より早い時期にずらすように構
成したことにある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1ないし図3に
示す第1の実施形態にもとづいて説明する。
【0012】図1は、本発明を適用した乗用車(車両)
を示し、図中1は乗用車の車体5の前部に形成されたエ
ンジンルーム、2は同エンジンルーム1内に収められた
エンジン、3は車体5の中央に形成された車室、4aは
同車室3内のフロント側に据付られたフロントシート、
4bは車室3内のリア側に据付けられたリアシートであ
る。
【0013】各シート4a,4bの近くには、それぞれ
シートベルト装置6が配設されていて、各シートベルト
装置6のシートベルト6aによって、フロンシート4
a、リアシート4bに着座した乗員の身体(上体)が拘
束されるようにしてある。
【0014】各シートベルト6aのバックル(図示しな
い)には、シートベルトスイッチ7がそれぞれ内蔵さ
れ、同スイッチ7のオンオフによりシートベルト6aを
着用したか否かが検出されるようにしてある。また各シ
ート4a,4bの着座部には、着座スイッチ8がそれぞ
れ設けられ、同スイッチ7のオンオフにより着座部に着
座したか否かが検出されるようにしてある。これら2つ
のスイッチ7,8の検出信号から、乗員が不安定な状況
で乗車しているかの検出が行えるようにしてある(乗員
状況センサに相当)。
【0015】また車体5の前部には、出射したレーザ光
の反射光を捕捉して自車前方の自動車の有無と該自動車
との距離(車間距離)とを検出するレーザレーダ装置9
(障害物センサ、距離検出手段に相当)が設けてある。
【0016】こうした各センサ(シートベルトスイッチ
7、着座スイッチ8、レーザレーダ装置9)は、自車の
車速を検出する車速センサ11と共に、自動車の搭載の
ECU12(制御手段に相当)に接続してある。
【0017】さらにECU12には、自動車の前後輪1
3a,13bのブレーキ装置14a,14bをブレーキ
操作とは独立して作動させる自動ブレーキアクチュエー
タ15(走行制御装置に相当)、警報装置16(報知装
置に相当)が接続されている。
【0018】このECU12には、先行車との衝突を回
避する機能が設定してある。この機能は、警報装置16
を用いて運転者に回避行動を自覚させる機能と、それで
も回避行動がないと制動力を付与する機能とを組合わせ
て構成してある。
【0019】具体的には、ECU12には、通常回避モ
ードとして、 a.レーザレーダ装置9で検出される先行車との車間距
離と、先行車との相対速度(接近する方向に対して)と
により、運転者に警報を促す所定警報距離K1と、先行
車の手前で自車を停止させるのに必要な所定停止距離
(安全距離)R1とを定める機能(K1>R1)。
【0020】b.レーザレーダ装置9で検出される先行
車との距離が所定警報距離K1以下になると、警報装置
16から警報を発生させる機能。
【0021】c.先行車との距離が停止距離R1以下に
なると、予め設定された最大減速度の値、例えば1.0
Gで減速が行われるよう、自動ブレーキアクチュエータ
15を作動させて、ブレーキ装置14a,14bを操作
する機能。
【0022】が設定してある。
【0023】またECU12には、不安定な姿勢に対応
した不安定姿勢対応モードとして、 d.上記所定警報距離K1より、距離を長くした不安定
姿勢対応モード用の所定警報距離K2と、上記所定停止
距離(安全距離)R1より、距離を長くした不安定姿勢
対応モード用の停止距離R2とを定める機能。
【0024】e.レーザレーダ装置9で検出される先行
車との距離が所定警報距離K2以下になると、警報装置
16から警報を発生させる機能。
【0025】f.先行車との距離が停止距離R2以下に
なると、通常回避モード時の最大減速度より減速が緩や
かな最大減速度、例えば0.7Gで減速が行われるよ
う、自動ブレーキアクチュエータ15を作動させて、ブ
レーキ装置14a,14bを操作する機能。
【0026】が設定してある。
【0027】さらにECU12には、これら2つのモー
ドを乗員の着座姿勢に応じて切換える機能が設定されて
いる。
【0028】具体的には、ECU12には、上記機能の
他に g.着座スイッチ8のオンオフにより、各シート4a,
4bに対する乗員の着座の有無を検出し、シートベルト
スイッチ7のオンオフにより着座している乗員に対する
シートベルト6aの着用の有無を検出して、着座した乗
員が、シートベルト6aの着用で身体が安定に拘束され
るのか、シートベルト6aの非着用で身体が不安定な状
況にあるのかを判定する機能。
【0029】h.乗員全員の身体状況が安定の場合、通
常回避モードに切換え、一人でも乗員の身体状況が不安
定の場合、不安定姿勢対応モードに切換える機能。
【0030】が設定されていて、乗員が不安定な姿勢で
あることが検出されると、衝突回避は、自動ブレーキア
クチュエータ15の作動開始時期を、通常時より早い時
期にずらし、かつ早くなる分、自動ブレーキアクチュエ
ータ15を通常時より緩慢に作動させるようにしてあ
る。
【0031】こうした運転支援装置の制御が図2のフロ
ーチャートに示されている。
【0032】同制御を説明すれば、今、例えば図3の実
線に示されるように高速道路の走行車線を自車Aが先行
車Bの後をかなり離れて走行しているとする。
【0033】このとき、自車Aに乗車している乗員は、
いずれもシートベルト6aを装着しているとする。
【0034】すると、ECU12は、全ての乗員が、シ
ートベルト6aで安定した姿勢で着座された状況である
と判定して、ステップS1からステップS2へ進み、通
常回避モードが選択される。
【0035】このとき、ECU12は、レーザレーダ装
置9の出力から自車前方に存在する先行車Bとの車間距
離を監視している(ステップS3)。
【0036】具体的には、自車Aの走行中、ECU12
は、車速センサ11からの自車速、レーザレーダ装置9
の出力(先行車Bとの車間距離)から、自車との相対速
度を算出して、通常回避モードの警報距離K1と、停止
距離R1とを求め、これら警報距離K1および停止距離
R1と、先行車Bの実車間距離とを対比している。
【0037】ここで、前方を走行している先行車Bが急
激な減速から停止したとする。
【0038】このとき、自車Aの運転者がその挙動を見
逃し、レーザレーダ装置9で検出している実車間距離が
警報距離K1以下になったとする。
【0039】すると、ECU12は、減速操作を促す指
令を出力するべく、ステップS3からステップS4へ進
み、警報装置16から警報を発して、運転者に接近中で
ある旨を報知する。
【0040】この報知を受けて運転者がブレーキ操作を
行い、衝突が避けられるよう自車の接近する状況が改善
されると、警報は解除される。
【0041】警報しても接近が改善されず、先行車Bと
の実車間距離が、停止距離R1になったとすると、EC
U12は、運転者の操作に頼れないと判定して、ステッ
プS5からステップS6へと進み、自動ブレーキアクチ
ェエータ15を作動させ、運転者の意志とは独立してブ
レーキ装置14a,14bに制動力を付与し、自車Aに
最大減速度(1.0G)での減速を与える。
【0042】これにより、自車Aは、図3中の二点鎖線
で示されるように先行車Bの直前位置で停止し、先行車
Bとの衝突が回避される。
【0043】このときの衝突の回避は、乗員の全てがシ
ートベルト6aの着用により身体が安定した姿勢にある
ので、身体がふられずにすむ。
【0044】一方、この際、乗員の一部に、シート4
a,4bには着座したがシートベルト6aを着用しない
人がいるとする。
【0045】このときには、ECU12は、不安定な姿
勢の人が乗車していると判定して、ステップS1からス
テップS7へ進み、通常回避モードから不安定姿勢対応
モードへ切換えられる(不安定姿勢対応モードの選
択)。
【0046】この選択に伴い、ECU12は、通常回避
モードよりは長い距離の警報距離K2と、同じく停止距
離R2とを求め、これら警報距離K2および停止距離R
2と先行車Bの実車間距離とを対比している。
【0047】この際、先の通常回避モード時で述べたの
と同様、前方を走行している先行車Bが停止したとす
る。
【0048】このとき、自車Aの運転者がその挙動を見
逃し、レーザレーダ装置9で検出している実車間距離が
警報距離K2になったとする。
【0049】すると、ECU12は、先の通常回避モー
ド時と同様、ステップS8からステップS9へと進み、
警報装置16から警報を発して、運転者に接近中である
旨を報知する。
【0050】この報知を受けて運転者がブレーキ操作を
行い、自車の接近する状況が改善されると、警報は解除
される。
【0051】警報しても接近が改善されず、先行車Bと
の実車間距離が、停止距離R1になったとすると、EC
U12は、運転者の操作に頼れないと判定して、ステッ
プS10からステップS11へと進み、自動ブレーキア
クチェエータ15を作動させ、運転者の意志とは独立し
てブレーキ装置14a,14bに制動力を付与し、通常
回避モードより緩やかな最大減速度(0.7G)で、自
車Aを減速させる。
【0052】これにより、自車Aは、先の通常回避モー
ド時と同様、図3中の二点鎖線で示されるように先行車
Bの直前位置で停止し、先行車Bとの衝突が回避され
る。
【0053】このように不安定姿勢対応モードの自動ブ
レーキは、通常回避モードのときよりも作動開始時期を
早め、それに応じて、通常回避モードのときよりも緩や
かに減速させるので、衝突回避は、シートベルト6aの
着用が無い人、すなわち不安定な乗員のふらつきが小さ
く抑えられながら行われる。
【0054】それ故、衝突の回避行動は、不安定に着座
している乗員を保護するよう実行され、安全な衝突回避
行動がとれる。しかも、衝突回避をうながす警報発令
も、衝突回避の制動力付与の開始時期に合わせて早くず
らしたので、余裕が有り、その分、乗員のふらつきを抑
えた制動操作が可能となる。
【0055】なお、衝突回避は、先行車Bが停止してい
るときだけでなく、先行車Bが急激に減速したようなと
きでも同様に行われることはいうまでもいない。
【0056】図4ないし図6は、本発明の第2の実施形
態を示す。
【0057】本実施形態は、第1の実施形態のような制
動力の付与で衝突を回避するのではなく、本発明を、ハ
ンドル18に運転者の意志とは独立した操舵力を付与す
る自動操舵アクチュエータ19で、例えばハンドル18
につながるステアリングギヤ部21を操作して、自動操
舵で先行車B(障害物)との衝突を回避する運転支援装
置に適用したものである。
【0058】具体的には、自動操舵で衝突回避する運転
支援装置は、図2のフローチャートに示すステップS5
の内容を図5に示すフローチャートのステップS15に
示されるように「障害物を最大横Gが加わる操舵で回避
するのに必要な操舵回避距離L1(安全距離)になるか
を判定する内容」に代え、さらに図2のステップS6の
内容を図5のステップS16に示されるように「操舵回
避距離L1になると、設定してある最大横G、例えば
0.6Gが加わる自動操舵で、先行車との衝突を回避す
る内容」に代えて、図6に示されるように運転者の意志
とは独立した自車Aの自動操舵により、先行車Bの直
前、該先行車Bと衝突が回避されるよう自車Aの向きを
変えるようにしたものである(通常回避モード)。な
お、警報発令については、第1の実施形態(自動ブレー
キ)と同じである。
【0059】第2の実施形態の特徴は、この通常回避モ
ードの他に、不安定な姿勢で乗車している乗員が大きく
ふらつかずにすむ横Gの操舵で衝突の回避が行える不安
定姿勢対応回避モードを設定した点にある。
【0060】この不安定姿勢対応モードは、通常回避モ
ードの操舵回避距離L1より、距離を長くした不安定姿
勢対応モード用の操舵回避距離L2を求め、これで通常
回避モード時よりも操舵開始時期を早め、その早くなる
にしたがい、通常回避モード時より小さい最大横G、例
えば0.3Gに抑えた緩やかな操舵を実行して衝突を回
避するものである。むろん、操舵回避距離L2に合わせ
て警報距離K2も通常回避モードのときよりも長くす
る。
【0061】この機能を成立するため、図5に示すフロ
ーチャートでは、図2のステップS10に代えたステッ
プS7を「操舵回避距離L2とレーザレーダ装置9で検
出される実車間距離とを対比する処理」の内容とし、図
2のステップS11に代えたステップS18を「通常回
避モード時より小さい最大横G(0.3G)で自動操舵
を実行する」という内容にしてある。
【0062】これにより、自動操作による衝突回避行動
は、不安定な姿勢の乗員がいる場合、同乗員、すなわち
シートベルト6aの着用が無い人を考慮した緩やかな操
舵で行われ、不安定な乗員に対するふらつきは小さく抑
えられる。
【0063】つまり、衝突の回避行動は、第1の実施形
態と同様、不安定に着座している乗員を保護するよう実
行され、安全な衝突回避がとれる。しかも、衝突回避を
うながす警報発令も、衝突回避の制動力付与の開始時期
に合わせて早くずらしたので、余裕が有り、その分、乗
員のふらつきを抑えた制動操作が可能となるむろん、衝
突回避は、先行車Bが停止しているときだけでなく、先
行車Bが急激に減速したようなときでも同様に行われ
る。
【0064】なお、上述した各実施形態では、自動ブレ
ーキあるいは自動操舵を用いた運転支援装置に本発明を
適用した例を挙げたが、これに限らず、第1の実施形態
の自動ブレーキと第2の実施形態の自動操作の双方を組
合わせて衝突を回避する運転支援装置(例えば当初は自
動ブレーキで対応し最後に自動操舵で避ける段階的なも
の)についても本発明を適用してもよい。
【0065】また車両も乗用車でなくバスでも構わな
い。バスに本発明を適用する場合、例えばバスの運転席
に、通常回避モードと不安定姿勢対応モードとを切換え
るスイッチを設けて、これを乗員状況センサとし、乗客
の中で、不安定な姿勢の人、例えば立って乗車している
人がいたような場合は、運転者がこのスイッチを操作し
て、不安定姿勢対応モードが実行されるようにすればよ
い。
【0066】また上述した実施形態では、障害物として
先行車を用いて説明したが、これに限らず、例えば道路
に置かれる物体など走行の障害となる物であればよい。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、不安定な姿勢で乗車している乗員がいるときは、
その乗員を考慮して、衝突回避行動は、通常回避モード
のときより開始時期が早く、かつ早くなる分、通常回避
モードのときより緩やかに行われる。
【0068】したがって、不安定な姿勢で乗車している
乗員のふらつきを抑えた回避行動、つまり乗員が不安定
な姿勢で乗車しているときに適した衝突回避行動が実行
でき、安全な衝突回避が実行できる。
【0069】請求項2の発明によれば、走行制御装置の
作動開始時期に合わせて、早期に衝突回避をうながす報
知が行えるので、その分、乗員のふらつきを抑えた回避
操作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る運転支援装置の
構成を示す図。
【図2】同運転支援装置の制御を説明するためのフロー
チャート。
【図3】同運転支援装置で行われる衝突回避行動を説明
するための図。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る運転支援装置の
構成を示す図。
【図5】同運転支援装置の制御を説明するためのフロー
チャート。
【図6】同運転支援装置で行われる衝突回避行動を説明
するための図。
【符号の説明】
7,8…シートベルトスイッチ,着座スイッチ(乗員状
況センサ) 9…レーザレーダ装置(距離検出装置) 12…ECU(制御装置) 14a,14b…ブレーキ装置 15,19…自動ブレーキアクチュエータ,自動操舵ア
クチュエータ(走行制御装置) 16…警報装置(報知装置) 18…ハンドル A…自車 B…先行車(障害物)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60T 7/12 B60T 7/12 C Fターム(参考) 3D046 BB18 GG10 HH19 HH20 HH22 JJ02 MM34 5H180 AA01 CC03 CC09 CC14 LL01 LL02 LL04 LL07 LL09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車前方の障害物との距離を検出する距
    離検出手段と、 自車走行を制御する走行制御装置と、 前記障害物と自車との距離が所定安全距離以下や所定安
    全相対速度以下になるなど前記障害物への衝突の危険が
    生じた時に前記障害物への衝突を回避すべく前記走行制
    御装置を作動させる制御手段とを備えた車両用運転支援
    装置において、 自車の乗員が不安定な姿勢で乗車しているか否かを検出
    する乗員状況センサを有し、 前記制御手段が、前記乗員状況センサにより乗員が不安
    定な姿勢であることが検出された場合、前記走行制御装
    置の作動開始時期を通常時より早い時期にずらし、かつ
    当該走行制御装置を通常時より緩慢に作動させるように
    構成されていることを特徴とする車両用運転支援装置。
  2. 【請求項2】 前記障害物との自車との距離が所定警報
    距離以下になったり所定警報相対速度以下になるとその
    旨を報知する警報装置を有し、 さらに前記制御手段が、前記乗員状況センサにより乗員
    が不安定な姿勢で乗車中であることが検出された場合、
    前記警報装置の作動時期を通常時より早い時期にずらす
    ように構成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の車両用運転支援装置。
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