JP2004179698A - 発音体の構造 - Google Patents

発音体の構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2004179698A
JP2004179698A JP2002340182A JP2002340182A JP2004179698A JP 2004179698 A JP2004179698 A JP 2004179698A JP 2002340182 A JP2002340182 A JP 2002340182A JP 2002340182 A JP2002340182 A JP 2002340182A JP 2004179698 A JP2004179698 A JP 2004179698A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
protector
frame
main dome
sectional shape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002340182A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4201322B2 (ja
Inventor
Masahito Furuya
正仁 古屋
Hironori Kuwabara
博範 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Electronics Co Ltd
Original Assignee
Citizen Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Electronics Co Ltd filed Critical Citizen Electronics Co Ltd
Priority to JP2002340182A priority Critical patent/JP4201322B2/ja
Publication of JP2004179698A publication Critical patent/JP2004179698A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4201322B2 publication Critical patent/JP4201322B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)

Abstract

【課題】異常な原因による振動板のメインドームに永久的な変形が残留することを防止するような発音体の構造を提供すること。
【解決手段】フレームに一体化された磁気回路と、前記枠体に周縁部を支持され、かつ前記磁気回路が形成するリング状の磁気空隙内に挿入される円筒状のコイルを固着した振動板と、放音孔を有して周縁部が前記枠体に保持され、かつ前記該振動板の外側を保護するプロテクターを有する発音体において、前記振動板のメインドームの少なくとも中心部分の断面形状、および前記プロテクターの前記メインドームに面した部分の少なくとも中心部分の断面形状を、共に前記発音体の内側に向けて突出させたこと。また更にトッププレートの振動板側の表面の形状を凹面としたこと。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は例えば携帯電話機等の電子情報機器に組み込まれて使用される、レシーバー又はスピーカーの機能を有する小型の発音体の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2は従来の発音体の一例の発音体の断面図である。発音体のおおまかな形状は断面図より推測される通り平たい円筒形、楕円形あるいは方形である。図において1はフレームで、枠状に成形された樹脂製で発音体の各部品を支持し固着する。2は磁気回路の一部をなすヨークであり軟磁性材料より成り、その外周部はフレーム1にインサートモールドされて一体化している。3は永久磁石で円盤形をなし軸方向に着磁され、ヨーク2の中心部に固着されている。そしてその頂部には軟磁性材料より成り磁気回路の一部をなすトッププレート4が固着されている。
【0003】
5は音響駆動用の円筒形のコイルであり、ヨーク2とトッププレート4が作るリング状の磁気空隙内に挿入されている。6は振動板であり樹脂フィルム製で、コイル5を下面に固着し、コイル5に流れる音声電流によって振動板6が振動する。振動板6はフレーム1内で可能な限り大きい寸法を与えられる。プロテクター7は薄く脆弱な振動板6を保護するための皿状の金属板で放音孔6aを有し、振動板6とほぼ同じ外形を有して振動板6とプロテクター7の周縁部は共にフレーム1の外周内縁に設けられた凹部1a内の段付き部分に固着されている。
【0004】
振動板6の周縁部の内側は振動を容易にさせるため断面に多数の襞を伴う屈曲形状を与えられ、またコイル5よりも内側の部分6aはメインドームと呼ばれ、適度な剛性を付与するため比較的単純な凸面または凹面等の屈曲形状を与えてある。本従来例においてはメインドーム6aは、終縁部では外側に凸であるが、中心部では凹(磁気回路側に凸)となるような面形状としてある。またプロテクター7の内面は通常大部分が平面である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
例えば携帯電話機を落下させたような場合、振動板が強い衝撃によって大きく撓んだり、また振動板の内側(磁気回路側)の後気室と呼ばれる部分の空気圧が急激に高まった場合に振動板に永久的な変形が残り得る。なお、後気室とは振動板の背後の磁気回路側の空間を言う。スピーカーの振動の音響特性を良くするため、後気室は密閉されずにフレームに設けた専用の穴や切欠き等の通路によって発音体外部の空間に通じているので、外部からの圧力変化が後気室に導入されることがある。
【0006】
このような異常な力によって、例えば図2に点線で示したような永久的な変形部6bがメインドーム6aに残る場合がある。(この場合はメインドーム6aの中央部が反転して凹凸が逆になっている。)このように振動板が変形すると、その本来の音響特性が崩れて、スピーカーの音量、音質あるいは周波数特性等が本来の特性よりも悪化することが多い。
本発明の目的は、異常な原因による振動板のメインドームに永久的な変形が残留することを防止するような発音体の構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明の発音体は次の特徴を備える。
(1)フレームに一体化された磁気回路と、前記枠体に周縁部を支持され、かつ前記磁気回路が形成するリング状の磁気空隙内に挿入される円筒状のコイルを固着した振動板と、放音孔を有して周縁部が前記枠体に保持され、かつ前記該振動板の外側を保護するプロテクターを有する発音体において、前記振動板のメインドームの少なくとも中心部分の断面形状、および前記プロテクターの前記メインドームに面した部分の少なくとも中心部分の断面形状を、共に前記発音体の内側に向けて突出させたこと。
【0008】
本発明の発音体は更に以下の特徴を備えることがある。
(2)前記振動板のメインドームの少なくとも中心部分の断面形状、前記プロテクターの前記メインドームに面した部分の少なくとも中心部分の断面形状、および更にトッププレートの振動板側の表面の形状を凹面としたこと。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態の一例である発音体の断面図である。本発明に関係する部分を除き図2に示した従来例と同様であるので、各図の共通部分については改めて説明することを省略する。本例における従来例との相違点は、プロテクター7の中央部に内側(磁気回路側)向きの凸面が形成された凸部7bを設けたことである。
【0010】
このような構成により、例えば振動板6の後気室内の圧力が急増した場合、振動板のメインドーム6aは図2の6bのように外側に反転し突出しようとするが、同時にメインドーム6aは空圧のため外方向に大きく変位してプロテクター7の凸部7bの内面(図の下面)に強く押しつけられるので、反転変形は防止される。また衝撃力に起因する慣性によって振動板6が外方向に変位しプロテクター7側に押しつけられた場合も、凸部7bはメインドーム6aの変形を許さないことになる。
【0011】
本発明の実施の形態については、上述の形態のみならず種々の変形や他の形態の例が考えられるのでそれらについて言及しておく(図示は省略する)。
まず異常な事態の起こり方(圧力の方向や衝撃の方向等)によっては、振動板6が内側に変位し、メインドーム6aがトッププレート4の表面と接触する場合があり得る。従ってトッププレート4の表面にもプロテクター7の内面同様にメインドーム6aの変形を防止し得るような形状を与えておくことが好ましい。本例においても変形防止の作用は、過大に変位した振動板の少なくとも中心部をなるべく広い面積で、凹凸が反転しないように(本来の凹凸にほぼ沿った形状で)受け止めることにある。
【0012】
その変形例も改めて図示しないが、メインドーム6aの中心部の本来の形状が図1または図2のように内側に凸面であるならプロテクター7の表面を凹面にしておけばよい。この場合、トッププレート4自体の形はそれぞれ永久磁石3の側が平らな平凹レンズに似た形状になる。
【0013】
【発明の効果】
本発明においては、プロテクターの内面に振動板のメインドームの形状と対応する形状を与えたことにより、異常な力が作用した場合の振動板の永久変形を防止することができた。また更にトッププレートの形状をも改めることにより、異なる方向の異常な力が作用した場合でも振動板の永久変形を防止することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例である発音体の断面図である。
【図2】従来の発音体の一例の発音体の断面図である。
【符号の説明】
1 フレーム
1a 凹部
2 ヨーク
3 永久磁石
4 トッププレート
5 コイル
6 振動板
6a メインドーム
6b 変形部
7 プロテクター
7a 放音孔
7b 凸部

Claims (2)

  1. フレームに一体化された磁気回路と、前記枠体に周縁部を支持され、かつ前記磁気回路が形成するリング状の磁気空隙内に挿入される円筒状のコイルを固着した振動板と、放音孔を有して周縁部が前記枠体に保持され、かつ前記該振動板の外側を保護するプロテクターを有する発音体において、前記振動板のメインドームの少なくとも中心部分の断面形状、および前記プロテクターの前記メインドームに面した部分の少なくとも中心部分の断面形状を、共に前記発音体の内側に向けて突出させたことを特徴とする発音体の構造。
  2. 前記振動板のメインドームの少なくとも中心部分の断面形状、前記プロテクターの前記メインドームに面した部分の少なくとも中心部分の断面形状、および更にトッププレートの振動板側の表面の形状を凹面としたことを特徴とする請求項1の発音体の構造。
JP2002340182A 2002-11-22 2002-11-22 発音体の構造 Expired - Fee Related JP4201322B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002340182A JP4201322B2 (ja) 2002-11-22 2002-11-22 発音体の構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002340182A JP4201322B2 (ja) 2002-11-22 2002-11-22 発音体の構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004179698A true JP2004179698A (ja) 2004-06-24
JP4201322B2 JP4201322B2 (ja) 2008-12-24

Family

ID=32702876

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002340182A Expired - Fee Related JP4201322B2 (ja) 2002-11-22 2002-11-22 発音体の構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4201322B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007104541A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Hosiden Corp 電気音響変換器
JP2008211617A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Audio Technica Corp ヘッドホン
WO2018138955A1 (ja) * 2017-01-26 2018-08-02 アンデン株式会社 発音器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08102993A (ja) * 1994-10-03 1996-04-16 Foster Electric Co Ltd 逆ドーム型スピーカ
WO1997009860A1 (fr) * 1995-09-04 1997-03-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Bruiteur
JP2000261887A (ja) * 1999-03-05 2000-09-22 Foster Electric Co Ltd 携帯情報機器用電気音響変換器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08102993A (ja) * 1994-10-03 1996-04-16 Foster Electric Co Ltd 逆ドーム型スピーカ
WO1997009860A1 (fr) * 1995-09-04 1997-03-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Bruiteur
JP2000261887A (ja) * 1999-03-05 2000-09-22 Foster Electric Co Ltd 携帯情報機器用電気音響変換器

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007104541A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Hosiden Corp 電気音響変換器
JP2008211617A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Audio Technica Corp ヘッドホン
WO2018138955A1 (ja) * 2017-01-26 2018-08-02 アンデン株式会社 発音器
KR20190099049A (ko) * 2017-01-26 2019-08-23 안덴 가부시키가이샤 발음기
CN110226332A (zh) * 2017-01-26 2019-09-10 安电株式会社 发声器
KR102160370B1 (ko) * 2017-01-26 2020-09-28 안덴 가부시키가이샤 발음기
CN110226332B (zh) * 2017-01-26 2020-11-13 安电株式会社 发声器
US11051110B2 (en) 2017-01-26 2021-06-29 Denso Electronics Corporation Sound generator

Also Published As

Publication number Publication date
JP4201322B2 (ja) 2008-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11051110B2 (en) Sound generator
US7292707B2 (en) Loudspeaker
US9485582B2 (en) Speaker
JP2007208592A (ja) スピーカユニット
KR101913159B1 (ko) 방수구조가 구비된 초소형 스피커
KR101622155B1 (ko) 센터 진동판 형상을 개선한 마이크로스피커
JPH09275599A (ja) 電気音響変換器
US7158650B2 (en) Electroacoustic transducer
JP4201322B2 (ja) 発音体の構造
JP2008167137A (ja) スピーカ
JP3797561B2 (ja) スピーカ装置
JP2002142290A (ja) スピーカフレーム及びスピーカ
JP2019125875A (ja) 振動板、振動板ユニット、およびスピーカ
JP2005203972A (ja) ドーム型振動板及びスピーカ装置
JP2010178006A (ja) ダイナミックヘッドホン
KR100751212B1 (ko) 스피커를 구비한 휴대용 단말기
JP2005223720A (ja) フラットコイルスピーカ
JP2009159009A (ja) スピーカ
JP2006165945A (ja) スピーカ
JP2004048487A (ja) 音響装置及びその製造方法
JP7266331B1 (ja) スピーカ
KR101481650B1 (ko) 진동 모듈을 개선한 마이크로스피커
JP2003348679A (ja) 小型スピーカ装置
JP2003299176A (ja) スピーカ装置
JP2005252923A (ja) スピーカ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080115

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080602

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080717

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081006

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees