JP2004178304A - 混雑状況確認方法及び混雑状況確認システム - Google Patents
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Abstract
【課題】混雑状況を直截的に理解可能なメッセージを出力することにより、混雑状況の把握を容易とした混雑状況確認方法、混雑状況確認プログラム及び混雑状況確認システムを提供する。
【解決手段】サービスの混雑状況を確認する際、前記サービスの申込情報を受信し、前記サービスの予約情報を記憶した予約状況テーブルを参照して、前記受信した申込情報の受付可能条件を求め、前記受付可能条件と対応付けてメッセージを記憶したメッセージテーブルから、前記ステップで抽出した受付可能条件と対応するメッセージを索出し、前記ステップで索出したメッセージを出力する。
【選択図】 図1
【解決手段】サービスの混雑状況を確認する際、前記サービスの申込情報を受信し、前記サービスの予約情報を記憶した予約状況テーブルを参照して、前記受信した申込情報の受付可能条件を求め、前記受付可能条件と対応付けてメッセージを記憶したメッセージテーブルから、前記ステップで抽出した受付可能条件と対応するメッセージを索出し、前記ステップで索出したメッセージを出力する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザがネットワークを介して美容院等の予約を行う際に、予約状況の把握を容易とする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、予約状況の確認を行うシステムでは、予約状況をカレンダーやタイムチャート形式で一覧表示するものが一般的であった(特許文献1参照)。
【0003】
しかし、このようなシステムにおいて、予約希望者は、
1)カレンダーやタイムチャートをめくって希望日時を表示させる操作を行うこと。
2)出力された予約状況を見て、予約が可能かどうかを判断すること。
という作業が必要となる。
【0004】
これに対し、空き状況を色分け表示することで、上記2)の判断を容易にすることも提案されている(特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−074121号公報
【特許文献2】
特開2001−216349号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
近年、携帯電話機でのWEB閲覧が一般的となり、主要なインフラの一つとなっている。
【0007】
特に、予約等の混雑状況の確認を行うシステムを構築する場合、常に身に付けている携帯電話からのアクセスを可能とすることは重要である。
【0008】
しかしながら、携帯電話の表示面積には限りがあるため、混雑状況の把握が容易でないという問題点があった。
【0009】
例えば、上記の如く予約状況に応じて色分けした場合、所望の予約時間のページを開いたときに、予約できないことがわかっても、何時ならば予約できるのかは、他のページをめくらなければならず、容易に把握することが出来ない。
【0010】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものである。即ち、本発明の課題は、混雑状況を直截的に理解可能なメッセージを出力することにより、混雑状況の把握を容易にする混雑状況確認方法、混雑状況確認プログラム及び混雑状況確認システムを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の混雑状況確認方法、混雑状況確認プログラム及び混雑状況確認システムは、
サービスの混雑状況を確認する際、コンピュータが、
前記サービスの申込情報を受信し、
前記サービスの予約情報を記憶した予約状況テーブルを参照して、前記受信した申込情報の受付可能条件を求め、
前記受付可能条件と対応付けてメッセージを記憶したメッセージテーブルから、前記ステップで抽出した受付可能条件と対応するメッセージを索出し、
前記ステップで索出したメッセージを出力する。
【0012】
これにより、予約可能な条件を直截的に把握することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
【0014】
《実施形態1》
〈混雑状況確認システムの概略構成〉
図1は、本実施形態の全体構成を示すものである。
【0015】
本実施形態では、データセンタに備えられたASPサーバ1が混雑状況確認システムとして機能している。該ASPサーバ1は、インターネット等のネットワークを介してユーザ端末2や、各美容院に設けられた店舗側端末3と接続している。
【0016】
図2は、ASPサーバ1の概略構成図である。同図に示すように、ASPサーバ1は、本体11内にCPU(central processing unit)やメインメモリ等よりなる演算処理部12、演算処理の為のデータやソフトウェアを記憶した記憶装置(ハードディスク)13、入出力部14、通信制御装置(CCU:CommunicationControl Unit)15等を備えている。
【0017】
入出力部14は、キーボードやマウス等の入力デバイス、表示装置やプリンター等の出力デバイスが適宜接続される。
【0018】
CCU15は、ネットワークを介して他のコンピュータと通信を行うものである。
【0019】
記憶装置13には、オペレーティングシステム(OS)やアプリケーションソフト(混雑状況確認プログラム)がインストールされている。また、該記憶装置13には、予約情報を記憶する予約状況テーブル(図3)や、施術内容と所要時間を記憶する施術情報テーブル(図4)、受付可能条件に応じたメッセージを記憶するメッセージテーブル(図5)が記憶されている。
【0020】
演算処理部12は、該混雑状況確認プログラムに従う演算処理により、申込受信部や受付条件決定部、メッセージ検索部、出力部等の機能を実現している。
【0021】
演算処理部12は、申込受信部の機能として、携帯電話やPHS(personal_handy_phone_system)、PDA(personal_digital_assistant)、パーソナルコンピュータ等のユーザ端末2から予約情報を受け付ける。
【0022】
また、演算処理部12は受付条件決定部の機能として、前記申込受信部で受け付けた予約情報に基づいて前記予約状況テーブルを参照し、受付可能条件を求める。
【0023】
また、演算処理部12はメッセージ検索部の機能として、前記受付条件決定部で抽出した受付可能条件と対応するメッセージを前記メッセージテーブルから索出する。
【0024】
そして、演算処理部12は出力部の機能として、前記メッセージ検索部で索出したメッセージを出力する。
【0025】
また、店舗側端末3は、一般的なコンピュータであり、施術内容毎の所要時間や、担当者名、出勤している担当者の氏名や人数及び勤務時間、店舗の総席数など、店舗の情報をASPサーバ1に送信する。
【0026】
〈混雑状況確認手順〉
次に上記システムにおける混雑状況確認手順を図6,図7を用いて説明する。
【0027】
ユーザの操作によりユーザ端末2からASPサーバ1にアクセスすると、ASPサーバ1は、図6に示す入力フォームをユーザ端末2に送信する(ステップ1、以下S1のように略記する)。
【0028】
ユーザは、このユーザ端末2に表示された入力フォームに予約希望時刻、名前、電話番号、担当者名、予約内容、希望イメージ、パスワード、コメントを入力し、予約確認ボタン21を選択してこれらの情報(申込情報)をASPサーバ1に送信する。ASPサーバ1は、申込受信部の機能によりこの申込情報を受け付け(S2)、受付条件決定部の機能により予約状況テーブルを参照して受付可能条件を求める(S3)。
【0029】
図8は、この受付可能条件を求める手順の説明図である。
【0030】
先ずASPサーバ1は、受信した申込情報の予約希望時刻から所定範囲(例えば前後36時間)で、店舗ID、担当者名が一致するレコードを予約状況テーブルから抽出する(S21)。
【0031】
次にASPサーバ1は、受信した予約情報の店舗ID及び施術内容と一致する所用時間(所要時間A)を施術情報テーブルから取得する(S22)。
【0032】
同様にASPサーバ1は、ステップ21で抽出したレコードについても所要時間を求め、前記所要時間A以上の空き時間を求める。そしてこの空き時間の始まる時刻を予約可能開始時刻B、この空き時間の終わる時刻を予約可能終了時刻Cと定義する(S23)。
【0033】
次にASPサーバ1は、予約希望時刻と予約可能開始時刻Bとを比較し、この比較結果と対応する値(混雑状況値D)を図9の予約条件テーブルから抽出し、受付可能条件とする(S24)。
【0034】
受付可能条件は、同図に示すとおり、予約可能開始時刻B≧予約希望時刻の場合、[予約可能開始時刻B−予約希望時刻A](予約可能時間に相当)が15分未満であれば“1”、15分〜30分未満であれば“2”、30分〜60分未満であれば“3”、60分以上であれば“4”とする。
【0035】
また、予約可能開始時刻B<予約希望時刻の場合、[予約希望時刻+所要時間A−予約可能終了時刻C]が15分未満であれば“1”、15分〜30分未満であれば“4”とする。
【0036】
そしてASPサーバ1は、メッセージ検索部の機能により、この受付可能条件(混雑状況値D)と対応したメッセージをメッセージテーブルから索出する(S4)。
【0037】
例えば混雑状況値が、1の場合「ご希望の日時で予約が可能です」、2の場合「少しお待ちいただくことがありますが、予約可能です。」といったメッセージを抽出する。
【0038】
また、混雑状況値が3の場合「約○分ほど、ずらしていただければ予約可能です。」といったメッセージを抽出する。このときASPサーバ1は、加工ルールに基づいて該メッセージの○の位置に[予約可能開始時刻B−予約希望時刻]を当てはめる。
【0039】
また、混雑状況値が4の場合「△から□であれば、予約可能です。」といったメッセージを抽出する。このときASPサーバ1は、加工ルールに基づいて該メッセージの△の位置に予約可能開始時刻Bを当てはめ、□の位置に[予約可能終了時刻C−所要時間A]を当てはめる。
【0040】
そして、ASPサーバ1は、出力部の機能により、該メッセージをユーザ端末2に出力する(S5)。
【0041】
図10は、この出力例であり、ユーザ端末2に表示された状態を示している。同図に示すように、本実施形態では、予約希望時刻前後の予約状況を表形式で表すと共に、予約状況に関するメッセージを表示させている。同図の例では、空席の数あるいは空いている担当者の数だけ椅子のアイコンを表示し、この椅子のアイコンが無ければ満席で予約できないことを示している。なお、この空席の数は、ASPサーバ1が、当該店舗の総席数から求める時間帯の予約情報の数を引いて求めている。そして担当者の数は、担当者毎に予約状況を求め、求める時間帯に所定時間A以上の空き時間がある担当者の数を合計して求めている。また、表示形態は、これに限らず、空いている担当者の顔写真を並べて表示したり、パーマやカラーリング、カットの別に応じて空き状況を表示しても良い。なお、本実施形態において表形式での表示とは、カレンダーやタイムチャート等、予約情報を規則的に配列することで、わかり易く表示できるものであれば良い。
【0042】
そして、ユーザが該メッセージを了承し、予約を行う場合には、予約ボタン22を選択し、ユーザ端末2がこれを送信する。この予約の信号を受信したASPサーバは、ステップ2で受信した当該申込情報を前記受付可能条件に適合させ、予約情報として予約状況テーブルに登録する(S6)。例えば混雑状況値が、1又は2であれば、申込情報をそのまま予約情報とし、混雑状況値が3であれば申込情報の予約希望時刻を○分ずらして予約情報とする。また、混雑状況値が3であれば申込情報の予約希望時刻を○〜□に代えて予約情報とする。
【0043】
また、ASPサーバ1は、ユーザ端末2に予約完了を通知すると共に、店舗側端末3に該新規の予約情報を提供する(S70)。
【0044】
このように本実施形態によれば、予約可能な条件を示すメッセージを表示することにより、直截的に予約状況を把握することができる。
【0045】
また、表形式による予約状況の表示と、予約可能な条件を示すメッセージの表示を併用することで、表示面積の限られた携帯端末であっても予約希望時刻の予約状況を表形式で直感的に把握でき、且つ希望の時刻に予約が行えないような場合でもページをめくることなく、前記メッセージによって直截的に予約可能な条件を把握することができる。
なお、上記の例では、受付可能条件として、受付希望時刻から受付可能となる時刻までの時間を求めたが、これに限らず受付希望時刻に別の担当者の予約状況を参照し、所用時間A以上の空き時間を有している担当者(例えば、○○)、即ち受付可能な担当者を求めるようにしても良い。この場合、混雑状況値と対応付けて「担当者○○であれば、予約可能です。」といったメッセージをメッセージテーブルに記憶させておき、前述と同様に出力する。また、ユーザが該メッセージを了承し、予約を行う場合には、ステップ2で受信した当該申込情報を担当者○○への予約に変更し、予約状況テーブルに登録する。
【0046】
《実施形態2》
本実施形態は、前述の実施形態1と比べ、予約の消化状況を踏まえて現在の混雑状況を確認できる点が異なり、その他の構成は略同じである。
なお、前述の実施形態1と同一の要素には同符号を付す等して再度の説明を省略している。
【0047】
図11は、本実施形態のASPサーバ1aの概略構成図である。該ASPサーバ1aは、演算処理部12aが進行情報入力部の機能を有している。
【0048】
演算処理部12aは、進行情報入力部の機能により、前記サービスの開始情報及び前記サービスの終了情報を進行情報として受け付ける。
【0049】
本実施形態では、各ユーザに図12に示すようなバーコード付きの会員証を発行し、ユーザの来店時と退店時に店舗側端末3のバーコードリーダ3a(図1)で該バーコードを読み取り、それぞれサービスの開始情報とサービスの終了情報としてASPサーバ1aに送信している。
【0050】
該バーコードは、ユーザ毎に異ならせており、予めユーザの名前や、電話番号等と対応付けてASPサーバに登録しておく。これにより、予約したユーザが来店した時に、このバーコードを読み取り、バーコード情報をサービスの開始情報としてASPサーバ1aに送信すると、ASPサーバ1aは、この時間に当該予約のサービスが開始されたものと判断する。そして該ユーザの退店時にバーコードを読み取ってサービスの終了情報をASPサーバ1aに送信することで、ASPサーバ1aは、この時間に当該予約のサービスが終了したものと判断する。
【0051】
また、予約のないユーザの来店時バーコードを読み取り、サービスの開始情報としてASPサーバ1aに送信すると、ASPサーバ1aは、サービスを待っているユーザとして、これをカウントする。そして該ユーザの退店時にサービスの終了情報をASPサーバ1aに送信すると、ASPサーバ1aは、サービスを待っている人数を減算する。
【0052】
本実施形態において、ユーザは、現在の混雑状況を確認する際、前記入力フォームに現在時刻を入力して申込情報をASPサーバ1aに送信する。
【0053】
これに応じてASPサーバ1aは、前述と同様に現在時刻の前後の予約を抽出し、受付条件決定部の機能により受付可能条件を求める。このとき、ASPサーバ1aは、前記進行情報に基づいて予約の消化状況を求め、該予約の消化状況と前記予約状況テーブルの予約情報とに基づいて受付可能条件を求める。
【0054】
例えば予約時刻よりもサービス開始時刻が遅れていれば、この時間差を消化状況として求め、予約の終了時刻もこの時間差分遅く求め、予約可能開始時刻をこの時間差分遅く補正する。
【0055】
そしてASPサーバ1は、予約希望時刻(現在時刻)と予約可能開始時刻Bとを比較し、この比較結果と対応する値(混雑状況値D)を予約条件テーブルから抽出し、受付可能条件とする。
【0056】
本実施形態の受付可能条件は、[予約可能開始時刻B−予約希望時刻A](予約可能時間に相当)が15分未満であれば“5”、15分〜30分未満であれば“6”、30分〜60分未満であれば“7”、60分以上であれば“8”とする。また、既にサービスを待っているユーザがいれば“9”とする。
【0057】
そしてASPサーバ1は、メッセージ検索部の機能により、この受付可能条件(混雑状況値D)と対応したメッセージをメッセージテーブルから索出する。
【0058】
例えば混雑状況値が、5の場合「すぐに受付が可能です」、6の場合「少しお待ちいただくことがあります。」といったメッセージを抽出する。
【0059】
また、混雑状況値が7の場合「約○分ほどお待ちいただくことになります」といったメッセージを抽出する。このときASPサーバ1は、加工ルールに基づいて該メッセージの○の位置に[予約可能開始時刻B−予約希望時刻]を当てはめる。
【0060】
また、混雑状況値が8の場合「△から□にご来店いただければ、すぐに受付可能です。」といったメッセージを抽出する。このときASPサーバ1は、加工ルールに基づいて該メッセージの△の位置に予約可能開始時刻Bを当てはめ、□の位置に[予約可能終了時刻C−所要時間A]を当てはめる。
【0061】
また、混雑状況値が9の場合「お×人様お待ちです。」といったメッセージを抽出する。このときASPサーバ1は、加工ルールに基づいて該メッセージの×の位置にサービスを待っている人数を当てはめる。
【0062】
以上のように、本実施形態によれば、予約の消化状況を踏まえて現在の混雑状況を適切に確認できる。
なお、本例では、サービスの開始情報とサービスの終了情報を顧客の来店時と退店時にバーコードを読み取って送信したが、これに限らず、カットやパーマ、カラーなど、実際のサービスの開始時と終了時に読み取りを行っても良い。
【0063】
〈その他の実施形態〉
本発明の混雑状況確認方法、混雑状況確認プログラム及び混雑状況確認システムは、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0064】
例えば、以下に付記した構成であっても上述の実施形態と同様の効果が得られる。
【0065】
(付記1)
コンピュータが、サービスの混雑状況を確認するためのステップを実行する混雑状況確認方法であって、
前記サービスの申込情報を受信するステップと、
前記サービスの予約情報を記憶した予約状況テーブルを参照して、前記受信した申込情報の受付可能条件を求めるステップと、
前記受付可能条件と対応付けてメッセージを記憶したメッセージテーブルから、前記ステップで抽出した受付可能条件と対応するメッセージを索出するステップと、
前記ステップで索出したメッセージを出力するステップと、
を行う混雑状況確認方法。
【0066】
(付記2)
前記受付可能条件に基づいて前記サービスの予約情報を前記予約状況テーブルに記憶させるステップを含む付記1に記載の混雑状況確認方法。
【0067】
(付記3)
前記申込情報が予約希望時刻を含み、前記受付可能条件が前記予約希望時刻から予約可能時刻までの予約可能時間を含む場合に、前記メッセージが前記予約可能時間と対応付けて前記予約状況テーブルに記憶されていることを特徴とする付記1又は2に記載の混雑状況確認方法。
【0068】
(付記4)
前記サービスの開始情報及び/又は前記サービスの終了情報に基づいて予約の消化状況を求めるステップを含み、
前記受付可能条件を求めるステップにて、前記予約状況テーブルの予約情報と前記予約の消化情報に基づいて受付可能条件を求める付記1又は2に記載の混雑状況確認方法。
【0069】
(付記5)
前記受け付けた予約情報に含まれる予約希望時刻の予約状況を表形式で表示するステップを含む付記1から4の何れかに記載の混雑状況確認方法。
【0070】
(付記6)
サービスの混雑状況を確認するためのステップをコンピュータに実行させる混雑状況確認プログラムであって、
前記サービスの申込情報を受信するステップと、
前記サービスの予約情報を記憶した予約状況テーブルを参照して、前記受信した申込情報の受付可能条件を求めるステップと、
前記受付可能条件と対応付けてメッセージを記憶したメッセージテーブルから、前記ステップで抽出した受付可能条件と対応するメッセージを索出するステップと、
前記ステップで索出したメッセージを出力するステップと、
を含む混雑状況確認プログラム。
【0071】
(付記7)
前記サービスの開始情報及び/又は前記サービスの終了情報に基づいて予約の消化状況を求めるステップを含み、
前記受付可能条件を求めるステップにて、前記予約状況テーブルの予約情報と前記予約の消化情報に基づいて受付可能条件を求める付記6に記載の混雑状況確認プログラム。
【0072】
(付記8)
サービスの予約状況を記憶する予約状況テーブルと、
サービスの申込情報を受信する申込受信部と、
前記申込受信部で受け付けた予約情報に基づいて前記予約状況テーブルを参照し、受付可能条件を求める受付条件決定部と、
前記受付可能条件に応じたメッセージを記憶するメッセージテーブルと、
前記受付条件決定部で求めた受付可能条件と対応するメッセージを前記メッセージテーブルから索出するメッセージ検索部と、
前記メッセージ検索部で索出したメッセージを出力する出力部と、
を備えた混雑状況確認システム。
【0073】
(付記9)
前記サービスの開始情報及び/又は前記サービスの終了情報を進行情報として受け付ける進行情報入力部を更に備え、
前記受付条件決定部が、前記進行情報に基づいて予約の消化状況を求め、該予約の消化状況と前記予約状況テーブルの予約情報とに基づいて受付可能条件を求める付記8に記載の混雑状況確認システム。
【0074】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、混雑状況を直截的に理解可能なメッセージを出力することにより、混雑状況の把握を容易とした混雑状況確認方法、混雑状況確認プログラム及び混雑状況確認システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の説明図
【図2】混雑状況確認システムの概略構成図
【図3】予約管理テーブルの説明図
【図4】施術情報テーブルの説明図
【図5】メッセージテーブルの説明図
【図6】予約情報の入力フォーム例を示す図
【図7】混雑状況確認手順の説明図
【図8】受付可能条件の抽出手順の説明図
【図9】予約条件テーブルの説明図
【図10】混雑状況確認画面の表示例を示す図
【図11】実施形態2の混雑状況確認システムの概略構成図
【図12】会員証の説明図
【符号の説明】
1 サーバ
2 ユーザ端末
3 店舗側端末
11 本体
12 演算処理部
13 記憶装置
14 入出力部
21 予約確認ボタン
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザがネットワークを介して美容院等の予約を行う際に、予約状況の把握を容易とする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、予約状況の確認を行うシステムでは、予約状況をカレンダーやタイムチャート形式で一覧表示するものが一般的であった(特許文献1参照)。
【0003】
しかし、このようなシステムにおいて、予約希望者は、
1)カレンダーやタイムチャートをめくって希望日時を表示させる操作を行うこと。
2)出力された予約状況を見て、予約が可能かどうかを判断すること。
という作業が必要となる。
【0004】
これに対し、空き状況を色分け表示することで、上記2)の判断を容易にすることも提案されている(特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−074121号公報
【特許文献2】
特開2001−216349号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
近年、携帯電話機でのWEB閲覧が一般的となり、主要なインフラの一つとなっている。
【0007】
特に、予約等の混雑状況の確認を行うシステムを構築する場合、常に身に付けている携帯電話からのアクセスを可能とすることは重要である。
【0008】
しかしながら、携帯電話の表示面積には限りがあるため、混雑状況の把握が容易でないという問題点があった。
【0009】
例えば、上記の如く予約状況に応じて色分けした場合、所望の予約時間のページを開いたときに、予約できないことがわかっても、何時ならば予約できるのかは、他のページをめくらなければならず、容易に把握することが出来ない。
【0010】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものである。即ち、本発明の課題は、混雑状況を直截的に理解可能なメッセージを出力することにより、混雑状況の把握を容易にする混雑状況確認方法、混雑状況確認プログラム及び混雑状況確認システムを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の混雑状況確認方法、混雑状況確認プログラム及び混雑状況確認システムは、
サービスの混雑状況を確認する際、コンピュータが、
前記サービスの申込情報を受信し、
前記サービスの予約情報を記憶した予約状況テーブルを参照して、前記受信した申込情報の受付可能条件を求め、
前記受付可能条件と対応付けてメッセージを記憶したメッセージテーブルから、前記ステップで抽出した受付可能条件と対応するメッセージを索出し、
前記ステップで索出したメッセージを出力する。
【0012】
これにより、予約可能な条件を直截的に把握することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
【0014】
《実施形態1》
〈混雑状況確認システムの概略構成〉
図1は、本実施形態の全体構成を示すものである。
【0015】
本実施形態では、データセンタに備えられたASPサーバ1が混雑状況確認システムとして機能している。該ASPサーバ1は、インターネット等のネットワークを介してユーザ端末2や、各美容院に設けられた店舗側端末3と接続している。
【0016】
図2は、ASPサーバ1の概略構成図である。同図に示すように、ASPサーバ1は、本体11内にCPU(central processing unit)やメインメモリ等よりなる演算処理部12、演算処理の為のデータやソフトウェアを記憶した記憶装置(ハードディスク)13、入出力部14、通信制御装置(CCU:CommunicationControl Unit)15等を備えている。
【0017】
入出力部14は、キーボードやマウス等の入力デバイス、表示装置やプリンター等の出力デバイスが適宜接続される。
【0018】
CCU15は、ネットワークを介して他のコンピュータと通信を行うものである。
【0019】
記憶装置13には、オペレーティングシステム(OS)やアプリケーションソフト(混雑状況確認プログラム)がインストールされている。また、該記憶装置13には、予約情報を記憶する予約状況テーブル(図3)や、施術内容と所要時間を記憶する施術情報テーブル(図4)、受付可能条件に応じたメッセージを記憶するメッセージテーブル(図5)が記憶されている。
【0020】
演算処理部12は、該混雑状況確認プログラムに従う演算処理により、申込受信部や受付条件決定部、メッセージ検索部、出力部等の機能を実現している。
【0021】
演算処理部12は、申込受信部の機能として、携帯電話やPHS(personal_handy_phone_system)、PDA(personal_digital_assistant)、パーソナルコンピュータ等のユーザ端末2から予約情報を受け付ける。
【0022】
また、演算処理部12は受付条件決定部の機能として、前記申込受信部で受け付けた予約情報に基づいて前記予約状況テーブルを参照し、受付可能条件を求める。
【0023】
また、演算処理部12はメッセージ検索部の機能として、前記受付条件決定部で抽出した受付可能条件と対応するメッセージを前記メッセージテーブルから索出する。
【0024】
そして、演算処理部12は出力部の機能として、前記メッセージ検索部で索出したメッセージを出力する。
【0025】
また、店舗側端末3は、一般的なコンピュータであり、施術内容毎の所要時間や、担当者名、出勤している担当者の氏名や人数及び勤務時間、店舗の総席数など、店舗の情報をASPサーバ1に送信する。
【0026】
〈混雑状況確認手順〉
次に上記システムにおける混雑状況確認手順を図6,図7を用いて説明する。
【0027】
ユーザの操作によりユーザ端末2からASPサーバ1にアクセスすると、ASPサーバ1は、図6に示す入力フォームをユーザ端末2に送信する(ステップ1、以下S1のように略記する)。
【0028】
ユーザは、このユーザ端末2に表示された入力フォームに予約希望時刻、名前、電話番号、担当者名、予約内容、希望イメージ、パスワード、コメントを入力し、予約確認ボタン21を選択してこれらの情報(申込情報)をASPサーバ1に送信する。ASPサーバ1は、申込受信部の機能によりこの申込情報を受け付け(S2)、受付条件決定部の機能により予約状況テーブルを参照して受付可能条件を求める(S3)。
【0029】
図8は、この受付可能条件を求める手順の説明図である。
【0030】
先ずASPサーバ1は、受信した申込情報の予約希望時刻から所定範囲(例えば前後36時間)で、店舗ID、担当者名が一致するレコードを予約状況テーブルから抽出する(S21)。
【0031】
次にASPサーバ1は、受信した予約情報の店舗ID及び施術内容と一致する所用時間(所要時間A)を施術情報テーブルから取得する(S22)。
【0032】
同様にASPサーバ1は、ステップ21で抽出したレコードについても所要時間を求め、前記所要時間A以上の空き時間を求める。そしてこの空き時間の始まる時刻を予約可能開始時刻B、この空き時間の終わる時刻を予約可能終了時刻Cと定義する(S23)。
【0033】
次にASPサーバ1は、予約希望時刻と予約可能開始時刻Bとを比較し、この比較結果と対応する値(混雑状況値D)を図9の予約条件テーブルから抽出し、受付可能条件とする(S24)。
【0034】
受付可能条件は、同図に示すとおり、予約可能開始時刻B≧予約希望時刻の場合、[予約可能開始時刻B−予約希望時刻A](予約可能時間に相当)が15分未満であれば“1”、15分〜30分未満であれば“2”、30分〜60分未満であれば“3”、60分以上であれば“4”とする。
【0035】
また、予約可能開始時刻B<予約希望時刻の場合、[予約希望時刻+所要時間A−予約可能終了時刻C]が15分未満であれば“1”、15分〜30分未満であれば“4”とする。
【0036】
そしてASPサーバ1は、メッセージ検索部の機能により、この受付可能条件(混雑状況値D)と対応したメッセージをメッセージテーブルから索出する(S4)。
【0037】
例えば混雑状況値が、1の場合「ご希望の日時で予約が可能です」、2の場合「少しお待ちいただくことがありますが、予約可能です。」といったメッセージを抽出する。
【0038】
また、混雑状況値が3の場合「約○分ほど、ずらしていただければ予約可能です。」といったメッセージを抽出する。このときASPサーバ1は、加工ルールに基づいて該メッセージの○の位置に[予約可能開始時刻B−予約希望時刻]を当てはめる。
【0039】
また、混雑状況値が4の場合「△から□であれば、予約可能です。」といったメッセージを抽出する。このときASPサーバ1は、加工ルールに基づいて該メッセージの△の位置に予約可能開始時刻Bを当てはめ、□の位置に[予約可能終了時刻C−所要時間A]を当てはめる。
【0040】
そして、ASPサーバ1は、出力部の機能により、該メッセージをユーザ端末2に出力する(S5)。
【0041】
図10は、この出力例であり、ユーザ端末2に表示された状態を示している。同図に示すように、本実施形態では、予約希望時刻前後の予約状況を表形式で表すと共に、予約状況に関するメッセージを表示させている。同図の例では、空席の数あるいは空いている担当者の数だけ椅子のアイコンを表示し、この椅子のアイコンが無ければ満席で予約できないことを示している。なお、この空席の数は、ASPサーバ1が、当該店舗の総席数から求める時間帯の予約情報の数を引いて求めている。そして担当者の数は、担当者毎に予約状況を求め、求める時間帯に所定時間A以上の空き時間がある担当者の数を合計して求めている。また、表示形態は、これに限らず、空いている担当者の顔写真を並べて表示したり、パーマやカラーリング、カットの別に応じて空き状況を表示しても良い。なお、本実施形態において表形式での表示とは、カレンダーやタイムチャート等、予約情報を規則的に配列することで、わかり易く表示できるものであれば良い。
【0042】
そして、ユーザが該メッセージを了承し、予約を行う場合には、予約ボタン22を選択し、ユーザ端末2がこれを送信する。この予約の信号を受信したASPサーバは、ステップ2で受信した当該申込情報を前記受付可能条件に適合させ、予約情報として予約状況テーブルに登録する(S6)。例えば混雑状況値が、1又は2であれば、申込情報をそのまま予約情報とし、混雑状況値が3であれば申込情報の予約希望時刻を○分ずらして予約情報とする。また、混雑状況値が3であれば申込情報の予約希望時刻を○〜□に代えて予約情報とする。
【0043】
また、ASPサーバ1は、ユーザ端末2に予約完了を通知すると共に、店舗側端末3に該新規の予約情報を提供する(S70)。
【0044】
このように本実施形態によれば、予約可能な条件を示すメッセージを表示することにより、直截的に予約状況を把握することができる。
【0045】
また、表形式による予約状況の表示と、予約可能な条件を示すメッセージの表示を併用することで、表示面積の限られた携帯端末であっても予約希望時刻の予約状況を表形式で直感的に把握でき、且つ希望の時刻に予約が行えないような場合でもページをめくることなく、前記メッセージによって直截的に予約可能な条件を把握することができる。
なお、上記の例では、受付可能条件として、受付希望時刻から受付可能となる時刻までの時間を求めたが、これに限らず受付希望時刻に別の担当者の予約状況を参照し、所用時間A以上の空き時間を有している担当者(例えば、○○)、即ち受付可能な担当者を求めるようにしても良い。この場合、混雑状況値と対応付けて「担当者○○であれば、予約可能です。」といったメッセージをメッセージテーブルに記憶させておき、前述と同様に出力する。また、ユーザが該メッセージを了承し、予約を行う場合には、ステップ2で受信した当該申込情報を担当者○○への予約に変更し、予約状況テーブルに登録する。
【0046】
《実施形態2》
本実施形態は、前述の実施形態1と比べ、予約の消化状況を踏まえて現在の混雑状況を確認できる点が異なり、その他の構成は略同じである。
なお、前述の実施形態1と同一の要素には同符号を付す等して再度の説明を省略している。
【0047】
図11は、本実施形態のASPサーバ1aの概略構成図である。該ASPサーバ1aは、演算処理部12aが進行情報入力部の機能を有している。
【0048】
演算処理部12aは、進行情報入力部の機能により、前記サービスの開始情報及び前記サービスの終了情報を進行情報として受け付ける。
【0049】
本実施形態では、各ユーザに図12に示すようなバーコード付きの会員証を発行し、ユーザの来店時と退店時に店舗側端末3のバーコードリーダ3a(図1)で該バーコードを読み取り、それぞれサービスの開始情報とサービスの終了情報としてASPサーバ1aに送信している。
【0050】
該バーコードは、ユーザ毎に異ならせており、予めユーザの名前や、電話番号等と対応付けてASPサーバに登録しておく。これにより、予約したユーザが来店した時に、このバーコードを読み取り、バーコード情報をサービスの開始情報としてASPサーバ1aに送信すると、ASPサーバ1aは、この時間に当該予約のサービスが開始されたものと判断する。そして該ユーザの退店時にバーコードを読み取ってサービスの終了情報をASPサーバ1aに送信することで、ASPサーバ1aは、この時間に当該予約のサービスが終了したものと判断する。
【0051】
また、予約のないユーザの来店時バーコードを読み取り、サービスの開始情報としてASPサーバ1aに送信すると、ASPサーバ1aは、サービスを待っているユーザとして、これをカウントする。そして該ユーザの退店時にサービスの終了情報をASPサーバ1aに送信すると、ASPサーバ1aは、サービスを待っている人数を減算する。
【0052】
本実施形態において、ユーザは、現在の混雑状況を確認する際、前記入力フォームに現在時刻を入力して申込情報をASPサーバ1aに送信する。
【0053】
これに応じてASPサーバ1aは、前述と同様に現在時刻の前後の予約を抽出し、受付条件決定部の機能により受付可能条件を求める。このとき、ASPサーバ1aは、前記進行情報に基づいて予約の消化状況を求め、該予約の消化状況と前記予約状況テーブルの予約情報とに基づいて受付可能条件を求める。
【0054】
例えば予約時刻よりもサービス開始時刻が遅れていれば、この時間差を消化状況として求め、予約の終了時刻もこの時間差分遅く求め、予約可能開始時刻をこの時間差分遅く補正する。
【0055】
そしてASPサーバ1は、予約希望時刻(現在時刻)と予約可能開始時刻Bとを比較し、この比較結果と対応する値(混雑状況値D)を予約条件テーブルから抽出し、受付可能条件とする。
【0056】
本実施形態の受付可能条件は、[予約可能開始時刻B−予約希望時刻A](予約可能時間に相当)が15分未満であれば“5”、15分〜30分未満であれば“6”、30分〜60分未満であれば“7”、60分以上であれば“8”とする。また、既にサービスを待っているユーザがいれば“9”とする。
【0057】
そしてASPサーバ1は、メッセージ検索部の機能により、この受付可能条件(混雑状況値D)と対応したメッセージをメッセージテーブルから索出する。
【0058】
例えば混雑状況値が、5の場合「すぐに受付が可能です」、6の場合「少しお待ちいただくことがあります。」といったメッセージを抽出する。
【0059】
また、混雑状況値が7の場合「約○分ほどお待ちいただくことになります」といったメッセージを抽出する。このときASPサーバ1は、加工ルールに基づいて該メッセージの○の位置に[予約可能開始時刻B−予約希望時刻]を当てはめる。
【0060】
また、混雑状況値が8の場合「△から□にご来店いただければ、すぐに受付可能です。」といったメッセージを抽出する。このときASPサーバ1は、加工ルールに基づいて該メッセージの△の位置に予約可能開始時刻Bを当てはめ、□の位置に[予約可能終了時刻C−所要時間A]を当てはめる。
【0061】
また、混雑状況値が9の場合「お×人様お待ちです。」といったメッセージを抽出する。このときASPサーバ1は、加工ルールに基づいて該メッセージの×の位置にサービスを待っている人数を当てはめる。
【0062】
以上のように、本実施形態によれば、予約の消化状況を踏まえて現在の混雑状況を適切に確認できる。
なお、本例では、サービスの開始情報とサービスの終了情報を顧客の来店時と退店時にバーコードを読み取って送信したが、これに限らず、カットやパーマ、カラーなど、実際のサービスの開始時と終了時に読み取りを行っても良い。
【0063】
〈その他の実施形態〉
本発明の混雑状況確認方法、混雑状況確認プログラム及び混雑状況確認システムは、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0064】
例えば、以下に付記した構成であっても上述の実施形態と同様の効果が得られる。
【0065】
(付記1)
コンピュータが、サービスの混雑状況を確認するためのステップを実行する混雑状況確認方法であって、
前記サービスの申込情報を受信するステップと、
前記サービスの予約情報を記憶した予約状況テーブルを参照して、前記受信した申込情報の受付可能条件を求めるステップと、
前記受付可能条件と対応付けてメッセージを記憶したメッセージテーブルから、前記ステップで抽出した受付可能条件と対応するメッセージを索出するステップと、
前記ステップで索出したメッセージを出力するステップと、
を行う混雑状況確認方法。
【0066】
(付記2)
前記受付可能条件に基づいて前記サービスの予約情報を前記予約状況テーブルに記憶させるステップを含む付記1に記載の混雑状況確認方法。
【0067】
(付記3)
前記申込情報が予約希望時刻を含み、前記受付可能条件が前記予約希望時刻から予約可能時刻までの予約可能時間を含む場合に、前記メッセージが前記予約可能時間と対応付けて前記予約状況テーブルに記憶されていることを特徴とする付記1又は2に記載の混雑状況確認方法。
【0068】
(付記4)
前記サービスの開始情報及び/又は前記サービスの終了情報に基づいて予約の消化状況を求めるステップを含み、
前記受付可能条件を求めるステップにて、前記予約状況テーブルの予約情報と前記予約の消化情報に基づいて受付可能条件を求める付記1又は2に記載の混雑状況確認方法。
【0069】
(付記5)
前記受け付けた予約情報に含まれる予約希望時刻の予約状況を表形式で表示するステップを含む付記1から4の何れかに記載の混雑状況確認方法。
【0070】
(付記6)
サービスの混雑状況を確認するためのステップをコンピュータに実行させる混雑状況確認プログラムであって、
前記サービスの申込情報を受信するステップと、
前記サービスの予約情報を記憶した予約状況テーブルを参照して、前記受信した申込情報の受付可能条件を求めるステップと、
前記受付可能条件と対応付けてメッセージを記憶したメッセージテーブルから、前記ステップで抽出した受付可能条件と対応するメッセージを索出するステップと、
前記ステップで索出したメッセージを出力するステップと、
を含む混雑状況確認プログラム。
【0071】
(付記7)
前記サービスの開始情報及び/又は前記サービスの終了情報に基づいて予約の消化状況を求めるステップを含み、
前記受付可能条件を求めるステップにて、前記予約状況テーブルの予約情報と前記予約の消化情報に基づいて受付可能条件を求める付記6に記載の混雑状況確認プログラム。
【0072】
(付記8)
サービスの予約状況を記憶する予約状況テーブルと、
サービスの申込情報を受信する申込受信部と、
前記申込受信部で受け付けた予約情報に基づいて前記予約状況テーブルを参照し、受付可能条件を求める受付条件決定部と、
前記受付可能条件に応じたメッセージを記憶するメッセージテーブルと、
前記受付条件決定部で求めた受付可能条件と対応するメッセージを前記メッセージテーブルから索出するメッセージ検索部と、
前記メッセージ検索部で索出したメッセージを出力する出力部と、
を備えた混雑状況確認システム。
【0073】
(付記9)
前記サービスの開始情報及び/又は前記サービスの終了情報を進行情報として受け付ける進行情報入力部を更に備え、
前記受付条件決定部が、前記進行情報に基づいて予約の消化状況を求め、該予約の消化状況と前記予約状況テーブルの予約情報とに基づいて受付可能条件を求める付記8に記載の混雑状況確認システム。
【0074】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、混雑状況を直截的に理解可能なメッセージを出力することにより、混雑状況の把握を容易とした混雑状況確認方法、混雑状況確認プログラム及び混雑状況確認システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の説明図
【図2】混雑状況確認システムの概略構成図
【図3】予約管理テーブルの説明図
【図4】施術情報テーブルの説明図
【図5】メッセージテーブルの説明図
【図6】予約情報の入力フォーム例を示す図
【図7】混雑状況確認手順の説明図
【図8】受付可能条件の抽出手順の説明図
【図9】予約条件テーブルの説明図
【図10】混雑状況確認画面の表示例を示す図
【図11】実施形態2の混雑状況確認システムの概略構成図
【図12】会員証の説明図
【符号の説明】
1 サーバ
2 ユーザ端末
3 店舗側端末
11 本体
12 演算処理部
13 記憶装置
14 入出力部
21 予約確認ボタン
Claims (9)
- コンピュータが、サービスの混雑状況を確認するためのステップを実行する混雑状況確認方法であって、
前記サービスの申込情報を受信するステップと、
前記サービスの予約情報を記憶した予約状況テーブルを参照して、前記受信した申込情報の受付可能条件を求めるステップと、
前記受付可能条件と対応付けてメッセージを記憶したメッセージテーブルから、前記ステップで抽出した受付可能条件と対応するメッセージを索出するステップと、
前記ステップで索出したメッセージを出力するステップと、
を行う混雑状況確認方法。 - 前記受付可能条件に基づいて前記サービスの予約情報を前記予約状況テーブルに記憶させるステップを含む請求項1に記載の混雑状況確認方法。
- 前記申込情報が予約希望時刻を含み、前記受付可能条件が前記予約希望時刻から予約可能時刻までの予約可能時間を含む場合に、前記メッセージが前記予約可能時間と対応付けて前記予約状況テーブルに記憶されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の混雑状況確認方法。
- 前記サービスの開始情報及び/又は前記サービスの終了情報に基づいて予約の消化状況を求めるステップを含み、
前記受付可能条件を求めるステップにて、前記予約状況テーブルの予約情報と前記予約の消化情報に基づいて受付可能条件を求める請求項1又は2に記載の混雑状況確認方法。 - 前記受け付けた予約情報に含まれる予約希望時刻の予約状況を表形式で表示するステップを含む請求項1から4の何れかに記載の混雑状況確認方法。
- サービスの混雑状況を確認するためのステップをコンピュータに実行させる混雑状況確認プログラムであって、
前記サービスの申込情報を受信するステップと、
前記サービスの予約情報を記憶した予約状況テーブルを参照して、前記受信した申込情報の受付可能条件を求めるステップと、
前記受付可能条件と対応付けてメッセージを記憶したメッセージテーブルから、前記ステップで抽出した受付可能条件と対応するメッセージを索出するステップと、
前記ステップで索出したメッセージを出力するステップと、
を含む混雑状況確認プログラム。 - 前記サービスの開始情報及び/又は前記サービスの終了情報に基づいて予約の消化状況を求めるステップを含み、
前記受付可能条件を求めるステップにて、前記予約状況テーブルの予約情報と前記予約の消化情報に基づいて受付可能条件を求める請求項6に記載の混雑状況確認プログラム。 - サービスの予約状況を記憶する予約状況テーブルと、
サービスの申込情報を受信する申込受信部と、
前記申込受信部で受け付けた予約情報に基づいて前記予約状況テーブルを参照し、受付可能条件を求める受付条件決定部と、
前記受付可能条件に応じたメッセージを記憶するメッセージテーブルと、
前記受付条件決定部で求めた受付可能条件と対応するメッセージを前記メッセージテーブルから索出するメッセージ検索部と、
前記メッセージ検索部で索出したメッセージを出力する出力部と、
を備えた混雑状況確認システム。 - 前記サービスの開始情報及び/又は前記サービスの終了情報を進行情報として受け付ける進行情報入力部を更に備え、
前記受付条件決定部が、前記進行情報に基づいて予約の消化状況を求め、該予約の消化状況と前記予約状況テーブルの予約情報とに基づいて受付可能条件を求める請求項8に記載の混雑状況確認システム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2015019806A1 (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-12 | 株式会社ゼスト | 業務割当装置及び業務割当プログラム |
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-
2002
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