JP2004176440A - ブレード制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ブレードにおけるフロート機能の作動、解除が容易に行え、解除動作とともにブレード操作を迅速に行うことができるブレード制御装置を提供すること。
【解決手段】ブレード8を上下動作させるリフトシリンダ9と、リフトシリンダ9を操作する操作レバー17と、リフトシリンダ9を、操作レバー17の操作に応じて操作可能なレバー操作状態と、操作レバー17の操作によらず、外力に応じた自由な動作を可能にする自由動作状態とに切り換える切換手段29と、前記切換手段29を操作し、前記レバー操作状態と自由動作状態とを切り換えるスイッチ20と、前記操作レバー17の操作状態を検出する操作状態検出手段24と、前記操作状態検出手段24により前記操作レバー17の操作状態が検出されると、前記自由動作状態に切り換えられた前記切換手段29を、前記レバー操作状態に切り換える制御手段34とを備えた。
【選択図】 図4
【解決手段】ブレード8を上下動作させるリフトシリンダ9と、リフトシリンダ9を操作する操作レバー17と、リフトシリンダ9を、操作レバー17の操作に応じて操作可能なレバー操作状態と、操作レバー17の操作によらず、外力に応じた自由な動作を可能にする自由動作状態とに切り換える切換手段29と、前記切換手段29を操作し、前記レバー操作状態と自由動作状態とを切り換えるスイッチ20と、前記操作レバー17の操作状態を検出する操作状態検出手段24と、前記操作状態検出手段24により前記操作レバー17の操作状態が検出されると、前記自由動作状態に切り換えられた前記切換手段29を、前記レバー操作状態に切り換える制御手段34とを備えた。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば掘削作業機である油圧ショベルに設けられる整地作業装置としてのブレード装置の制御装置に関する。
【0002】
【従来技術】
整地作業に用いられるブルドーザは需要が確実に存在する機械であるが、整地専用機であるため、機体の維持コストや回転率が悪く、昨今では敬遠するユーザも多い。そこで、近年では、掘削作業機としての油圧ショベルに整地機能を付加させたブレード付き油圧ショベルが開発されている。このブレード付き油圧ショベルは、ブレード装置のリフト(上下方向平行動作)、チルト(上下方向傾斜動作)、アングル(前後方向傾斜動作)の各動作が可能であり、よりブルドーザに近い動作が可能になっている。
【0003】
また、通常、ブルドーザにはブレードのリフト動作に「フロート(浮き)」の機能が採用されている。フロート機能とは、ブレードのリフト動作の拘束をなくして、自由に可動できる状態にするもので、この機能によって整地後の地面の均し作業を行なうことができる(例えば、特許文献1参照)。そして近年では、ブレード付き油圧ショベルでよりブルドーザに近い作業を行いたいというニーズがあり、フロート機能の装着が望まれている。
【0004】
【特許文献1】
実開平6−85449号公報
【発明が解決しようとする課題】
ブルドーザのフロート機能は、ブレードのリフト動作を行うリフトシリンダをソレノイドバルブで電気的に制御することで行われている。すなわち、油圧シリンダのロッド室、ボトム室をソレノイドバルブで油圧回路上のタンクラインに接続し、リフトシリンダを油圧的にフリーにすることで行われる。ソレノイドバルブの操作は、通常電気的なスイッチで行われるが、そのスイッチがブレードを操作する操作レバー外に設けられたトグルスイッチである場合、オペレータは、操作レバーから手を離してスイッチ操作を行うためフロート状態の解除して、ブレードを上げ動作したい場合の操作が遅れる可能性がある。
【0005】
また、ブレード操作を行う操作レバーに押しボタンスイッチを設け、スイッチが押されている間はフロート機能がON、離すとOFFになる制御方式を採用する場合は、フロート解除の反応は早いが長時間の均し作業時に継続したスイッチの押し操作を伴うため、オペレータに負担がかかる。その上、機体の振動でボタンスイッチから手(指)が離れる恐れがあり、均し作業に支障をきたしてしまう。
【0006】
また、押しボタンスイッチを押す度にON、OFFを切換、保持する場合、やはりとっさの場合に、押しボタンの操作と操作レバーの操作が伴うために、フロートを解除してブレードを上昇させる操作が遅れる可能性がある。
【0007】
本発明のブレード制御装置は、これらの問題を解決し、ブレードにおけるフロート機能の作動、解除が容易に行え、解除動作とともにブレード操作を迅速に行うことができるブレード制御装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のブレード制御手段は、上記目的を達成するために、請求項1の発明では、走行可能な車体に設けられるブレードと、前記ブレードを上下動作させる油圧シリンダと、前記油圧シリンダを操作する操作レバーと、前記油圧シリンダを、前記操作レバーの操作に応じて操作可能なレバー操作状態と、操作レバーの操作によらず、外力に応じた自由な動作を可能にする自由動作状態とに切り換える切換手段と、前記切換手段を操作し、前記レバー操作状態と、自由動作状態とを切り換えるスイッチと、前記操作レバーの操作状態を検出する操作状態検出手段と、前記操作状態検出手段により操作レバーの操作状態が検出されると、前記自由動作状態に切り換えられた前記切換手段を、前記レバー操作状態に切り換える制御手段とを備えるものである。
【0009】
請求項2の発明は、前記油圧シリンダへの圧油の供給を許容、禁止して、前記操作レバーによる操作の有効、無効を制御するロック装置を備え、前記切換手段は、前記ロック装置が前記油圧シリンダへの圧油の供給を許容したときのみ前記自由動作状態に切り換わるものである。
【0010】
請求項3の発明は、走行可能な車体に設けられる作業装置と、前記作業装置を駆動する作業用アクチュエータと、前記作業装置とは別に前記車体に設けられるブレードと、前記ブレードを上下動させるブレード用油圧シリンダと、前記作業用アクチュエータの動作を許可し、前記ブレード用油圧シリンダの動作を禁止する作業モードと、前記作業用アクチュエータの動作を禁止し、前記ブレード用油圧シリンダの動作を許可するブレードモードとを切り換えるモード切換手段と、前記ブレード用油圧シリンダを操作する操作レバーと、前記ブレード用油圧シリンダを、前記操作レバーの操作に応じて操作可能なレバー操作状態と、前記操作レバーの操作によらず、外力に応じた自由な動作を可能にする自由動作状態とに切り換える切換手段と、前記切換手段を、前記レバー操作状態と自由動作状態とに切り換えるスイッチと、前記操作レバーの操作状態を検出する操作状態検出手段と、前記操作状態検出手段により操作レバーの操作状態が検出されると、前記自由動作状態に切り換えられた前記切換手段を、前記レバー操作状態に切り換える制御手段とを備えるものである。
【0011】
請求項4の発明は、前記モード切換手段が作業モードに切り換えられると、前記操作レバーによる操作対象を前記ブレード用シリンダに代えて前記作業用アクチュエータに切り換える操作切換手段を備えるものである。
【0012】
請求項5の発明は、前記スイッチは、前記操作レバーに設けられるものである。
【0013】
請求項6の発明は、前記制御手段は、前記操作状態検出手段が、前記操作レバーのブレード上昇動作を検出したときに、前記切換手段を前記レバー操作状態に切り換えるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明におけるブレード制御装置の実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
【0015】
図1は、本発明のブレード制御装置を備えた作業機械の全体図、図2a、図2bは、それぞれ図1におけるブレード装置の構成を示す図1の要部拡大平面図、及び側面図、図3は、図1におけるキャブ内のブレード装置の操作装置を示す平面図である。
【0016】
図1において、1は履帯式の走行体、2は走行体1に不図示の旋回装置を介して旋回可能に設けられた旋回体、3は旋回体2に設けられ、後述するフロント装置4及びブレード装置5などを操作するための運転室、4は旋回体2に設けられたフロント装置で、このフロント装置4は通常土砂の掘削作業に用いられるもので、旋回体2に回動可能に設けられたブーム4a、ブーム4aに回動可能に設けられたアーム4b及びアーム4bに回動可能に設けられたバケット4cと、ブーム4a、アーム4b、及びバケット4cをそれぞれ駆動させるブームシリンダ4as、アームシリンダ4bs、バケットシリンダ4csからなる。
【0017】
5は整地作業を行なうブレード装置である。図2に示すように、6は後述するブレード8を走行体1のフレームに装着するためのブラケット、7はブラケット6に回動可能に設けられたU字型フレーム、8はブレードで、このブレード8は、走行体1の幅より広い幅を有し、ブルドーザと同等の作業範囲を確保している。そしてブレード8とフレーム7とは、ブレード8の中心部を回動中心としてフレーム7に対して前後方向に傾斜動(アングル)、上下方向に傾斜動(チルト)するように連結されている。9はフレーム7を上下動させるリフトシリンダ、10はブレード8をフレーム7に対してアングルさせるアングルシリンダで、このアングルシリンダ10は、フレーム7の上部と、ブレード8とをそれぞれ連結する一対からなり、一方のシリンダを伸張、他方を収縮することでアングルする。11はブレード8をフレーム7に対してチルトさせるチルトシリンダで、このチルトシリンダ11は、ブレード8の右端部とフレーム7の中央に設けられたポスト上部とを連結しており、このシリンダを伸張、収縮することでチルトする。12はフレーム7中央のポスト上部と、ブレード8を連結するためのリンクである。
【0018】
図3において、13は運転室3の底部に設置されたフロアプレート、14はフロアプレート13の上に設置された操縦時に座るシートである。15はシート14の右側に設けられた右コンソール、16はシート14の左側に設けられた左コンソールで、右コンソール15には、右操作レバー17が、左コンソール16には、左操作レバー18がそれぞれ上面前方に設置されている。右操作レバー17は、フロント装置4とブレード装置5の操作レバーを兼用しており、後述のフロント/ブレード切換スイッチ21でフロント動作モードにした場合、レバー前後入力でブーム4aの回動、レバー左右入力でバケット4cの回動を行ない、ブレード動作モードにした場合、レバー前後入力でブレード装置5のリフト動作、レバー左右入力でチルト動作を行なう。なお、アングル動作は、右操作レバー17に設けられた不図示のアングルスイッチによって回動を行なう。左操作レバー18はフロント動作モード、ブレード動作モードに関わらず、レバー前後入力で旋回体2の旋回、レバー左右入力でアーム4bの回動を行なう。19は、左コンソール16の外側に設置されたロックレバーで、後述のロックバルブ22の制御を行なう。レバーを上げると、ブレード操作を含めた全ての本油圧ショベルの操作がロックされ、レバーを下げると、前述のロックが解除され操作可能となる。20は、右操作レバー17の先端に設けられたフロート動作用スイッチで、スイッチを押すとブレード装置5がフロート状態となる。21は右コンソール15の上面に設置されたフロント/ブレード切換スイッチである。このスイッチ21により、フロント装置4の動作を許可し、ブレード装置5の動作を禁止するフロント動作モードと、ブレード装置5の動作を許可し、フロント装置4の動作を禁止するブレード動作モードとに切り換えることができる。
【0019】
図4は本実施の形態のブレード制御装置の油圧回路図である。なお、本実施の形態では、右操作レバー17および左操作レバー18は、油圧パイロット式による操作方式を用いているため、特に右操作レバー17には、前後入力で、ブーム下げ(ブレードリフト下げ)、ブーム上げ(ブレードリフト上げ)の操作信号を出力する右操作レバーパイロットバルブ17aを備える。
【0020】
図4において、22は、パイロット圧を制御するロックバルブで、ロックレバー19を下げることでパイロット圧を供給、上げることで遮断する。23、24は圧力スイッチで、ロックバルブ22と右操作レバーパイロットバルブ17aをつなぐ配管25、後述の切換バルブ28とブレード動作用コントロールバルブ30をつなぐ配管26にそれぞれ設置される。すなわち、圧力スイッチ23はロックバルブ22の動作状態を、圧力スイッチ24はリフトシリンダ7の動作状態を検知する。27は、フロント/ブレード切換スイッチ21により制御される電気信号を受け取って動作するソレノイドバルブで、後述のフロント/ブレード切換バルブ28へのパイロット圧を供給、遮断する。28は、フロント/ブレード切換バルブで、ソレノイドバルブ27で制御されるパイロット圧により、後述のブレード動作用コントロールバルブ30、ショベル動作用コントロールバルブ31へそれぞれ作動油を供給、遮断する。29は、ブレード動作モード時において、フロート動作用スイッチ20、及び右操作レバー17の後方入力によって制御されるソレノイドバルブで、リフトシリンダ9と不図示のタンクとをつなぐ。30はブレード動作用コントロールバルブ、31はショベル動作用コントロールバルブで、それぞれブレード装置5、フロント装置4へ作動油を供給、遮断する。32はパイロットポンプ、33はメインポンプである。
【0021】
図5は、本実施の形態のブレード制御装置の電気回路図である。34は、ブレードのフロート動作制御回路で、フロート動作用スイッチ20、圧力スイッチ24、ソレノイドバルブ29、及びリレー36、リレー37、リレー38から構成される。フロント/ブレード切換スイッチ21、及び圧力スイッチ23が共に閉じるとリレー35におけるコイル35aが励磁し、接点35bが閉じることでソレノイドバルブ27、及び回路34に通電する。その状態でフロート動作用スイッチ20を閉じるとリレー36におけるコイル36aが励磁し、接点36bが閉じる。同時にリレー38におけるコイル38aが励磁し、接点38bが閉じることで、ソレノイドバルブ29に電気が流れる。この時点でフロート動作用スイッチ20を開いても、ソレノイドバルブ29に流れる電気は保持される。また、圧力スイッチ24が閉じるとリレー37におけるコイル37aが励磁し、接点37bが開くことでコイル36a、コイル38aが非励磁される。接点36b、接点38bが開き、ソレノイドバルブ29に流れる電気が遮断され、回路34は当初の状態に戻る。
【0022】
本実施の形態によるブレード付き油圧ショベルは上記のような構成を有するもので、以下、その作動について説明する。
【0023】
フロント装置4の操作を行なう場合は、ロックレバー19を下げてロックバルブ22を切換位置22bにし、作動油を下流に供給する。次にスイッチ21を開いた状態(これをフロント操作モードと呼ぶ)にする。このスイッチ21が開いた状態ではリレー35のコイル35aには通電されず、非励磁状態となり、接点35bは開いた状態となる。その結果、ソレノイドバルブ27には通電されず、ソレノイドバルブ27は27aの位置にあるから、切換バルブ28の切換位置は28bの状態になり、右操作レバーパイロットバルブ17aを経由した作動油はショベル動作用コントロールバルブ31へと供給され、フロント装置4が動作する。
【0024】
ブレード装置5の操作を行なう場合はフロント装置4の操作時と同様、ロックレバー19を下げてロックバルブ22を切換位置22bにし、作動油を下流に供給する。この時、配管25に圧力が生じることにより圧力スイッチ23が閉じる。次にフロント/ブレード切換スイッチ21を閉じた状態(これをブレード操作モードと呼ぶ)にすると、リレー35におけるコイル35aが励磁し、接点35bが閉じることでソレノイドバルブ27が通電し、切換位置は27bの状態になる。これによりフロント/ブレード切換バルブ28にパイロット圧が送られ、切換位置は28aの状態になり、右操作レバーパイロットバルブ17aを経由した作動油はブレード動作用コントロールバルブ31へと供給され、その結果、ブレード装置5が動作する。
【0025】
また、ブレード装置5の操作時は、フロート動作用スイッチ20を閉じるとリレー36におけるコイル36aが励磁し、接点36bが閉じ、同時にリレー38におけるコイル38aが励磁し、接点38bが閉じることで、ソレノイドバルブ29が通電し、切換位置は29aの状態になる。その結果、リフトシリンダ7の圧力はタンクに開放されることになり、ブレード装置5はフロート(浮き)の状態となる。この時点でフロート動作用スイッチ20を開いても、ソレノイドバルブ29に流れる電気は保持されるため、一旦スイッチ20を閉じればフロートの状態は保持される。なお、スイッチ21を開いた状態、またはロックバルブ22の切換位置が22aの状態、すなわち、フロント操作モード時と作業ロック時には、リレー35におけるコイル35aが非励磁し、接点35bが開くことにより回路34に流れる電気が遮断されるため、フロート動作は禁止される。
【0026】
次に、ブレード装置5がフロートの状態で、ブレードリフト上げ動作を行なう入力、すなわち、右操作レバー17を後方に入力すると、配管26に圧力が生じることにより圧力スイッチ24が閉じる。すると、リレー37におけるコイル37aが励磁し、接点38bが開くことでコイル36a、コイル38aが非励磁され、接点36b、接点38bが開く。その結果、ソレノイドバルブ29に流れる電気が遮断されることで切換位置は29bの状態となり、ブレード装置5のフロート状態は解除される。なお、この時点で回路34は当初の状態に戻る。これにより、ブレード8のフロート状態が操作レバー17に設けられたスイッチ20の操作によって容易に切り換えでき、その後スイッチ20の操作を解除してもその状態が保持される。また、ブレード8を操作する操作レバー17の操作により、容易且つ迅速にフロート状態を解除できるから、安全性を向上させるだけでなく、操作レバー17を握ったまますぐに次のブレード8の作業に移ることができることにより、ブレード操作に対するオペレータの負担が軽減される。
【0027】
【発明の効果】
本発明のブレード制御装置は、ブレードの自由動作状態(フロート状態)が操作レバーに設けられたスイッチの操作によって容易に切り換えでき、その後スイッチを開いてもその状態が保持される。また、ブレードを操作する操作レバーの操作により、容易且つ迅速に自由動作状態を解除できるから、安全性を向上させるだけでなく、操作レバーを握ったまますぐに次のブレードの作業に移ることができることにより、ブレード操作に対するオペレータの負担が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態が適用されたブレード付き油圧ショベルを示す側面図である。
【図2】(2a)は図1中のブレード部の拡大平面図、(2b)はその側面図である。
【図3】図1中のキャブ内部の平面図である。
【図4】本実施の形態のフロート制御装置の油圧回路図である。
【図5】本実施の形態のフロート制御装置の電気回路図である。
【符号の説明】
4;フロント部、5;ブレード部、9;リフトシリンダ、17;右レバー、19;ロックレバー、20;フロート動作用スイッチ、21;フロント/ブレード切換スイッチ、22;ロックバルブ、24;圧力スイッチ
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば掘削作業機である油圧ショベルに設けられる整地作業装置としてのブレード装置の制御装置に関する。
【0002】
【従来技術】
整地作業に用いられるブルドーザは需要が確実に存在する機械であるが、整地専用機であるため、機体の維持コストや回転率が悪く、昨今では敬遠するユーザも多い。そこで、近年では、掘削作業機としての油圧ショベルに整地機能を付加させたブレード付き油圧ショベルが開発されている。このブレード付き油圧ショベルは、ブレード装置のリフト(上下方向平行動作)、チルト(上下方向傾斜動作)、アングル(前後方向傾斜動作)の各動作が可能であり、よりブルドーザに近い動作が可能になっている。
【0003】
また、通常、ブルドーザにはブレードのリフト動作に「フロート(浮き)」の機能が採用されている。フロート機能とは、ブレードのリフト動作の拘束をなくして、自由に可動できる状態にするもので、この機能によって整地後の地面の均し作業を行なうことができる(例えば、特許文献1参照)。そして近年では、ブレード付き油圧ショベルでよりブルドーザに近い作業を行いたいというニーズがあり、フロート機能の装着が望まれている。
【0004】
【特許文献1】
実開平6−85449号公報
【発明が解決しようとする課題】
ブルドーザのフロート機能は、ブレードのリフト動作を行うリフトシリンダをソレノイドバルブで電気的に制御することで行われている。すなわち、油圧シリンダのロッド室、ボトム室をソレノイドバルブで油圧回路上のタンクラインに接続し、リフトシリンダを油圧的にフリーにすることで行われる。ソレノイドバルブの操作は、通常電気的なスイッチで行われるが、そのスイッチがブレードを操作する操作レバー外に設けられたトグルスイッチである場合、オペレータは、操作レバーから手を離してスイッチ操作を行うためフロート状態の解除して、ブレードを上げ動作したい場合の操作が遅れる可能性がある。
【0005】
また、ブレード操作を行う操作レバーに押しボタンスイッチを設け、スイッチが押されている間はフロート機能がON、離すとOFFになる制御方式を採用する場合は、フロート解除の反応は早いが長時間の均し作業時に継続したスイッチの押し操作を伴うため、オペレータに負担がかかる。その上、機体の振動でボタンスイッチから手(指)が離れる恐れがあり、均し作業に支障をきたしてしまう。
【0006】
また、押しボタンスイッチを押す度にON、OFFを切換、保持する場合、やはりとっさの場合に、押しボタンの操作と操作レバーの操作が伴うために、フロートを解除してブレードを上昇させる操作が遅れる可能性がある。
【0007】
本発明のブレード制御装置は、これらの問題を解決し、ブレードにおけるフロート機能の作動、解除が容易に行え、解除動作とともにブレード操作を迅速に行うことができるブレード制御装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のブレード制御手段は、上記目的を達成するために、請求項1の発明では、走行可能な車体に設けられるブレードと、前記ブレードを上下動作させる油圧シリンダと、前記油圧シリンダを操作する操作レバーと、前記油圧シリンダを、前記操作レバーの操作に応じて操作可能なレバー操作状態と、操作レバーの操作によらず、外力に応じた自由な動作を可能にする自由動作状態とに切り換える切換手段と、前記切換手段を操作し、前記レバー操作状態と、自由動作状態とを切り換えるスイッチと、前記操作レバーの操作状態を検出する操作状態検出手段と、前記操作状態検出手段により操作レバーの操作状態が検出されると、前記自由動作状態に切り換えられた前記切換手段を、前記レバー操作状態に切り換える制御手段とを備えるものである。
【0009】
請求項2の発明は、前記油圧シリンダへの圧油の供給を許容、禁止して、前記操作レバーによる操作の有効、無効を制御するロック装置を備え、前記切換手段は、前記ロック装置が前記油圧シリンダへの圧油の供給を許容したときのみ前記自由動作状態に切り換わるものである。
【0010】
請求項3の発明は、走行可能な車体に設けられる作業装置と、前記作業装置を駆動する作業用アクチュエータと、前記作業装置とは別に前記車体に設けられるブレードと、前記ブレードを上下動させるブレード用油圧シリンダと、前記作業用アクチュエータの動作を許可し、前記ブレード用油圧シリンダの動作を禁止する作業モードと、前記作業用アクチュエータの動作を禁止し、前記ブレード用油圧シリンダの動作を許可するブレードモードとを切り換えるモード切換手段と、前記ブレード用油圧シリンダを操作する操作レバーと、前記ブレード用油圧シリンダを、前記操作レバーの操作に応じて操作可能なレバー操作状態と、前記操作レバーの操作によらず、外力に応じた自由な動作を可能にする自由動作状態とに切り換える切換手段と、前記切換手段を、前記レバー操作状態と自由動作状態とに切り換えるスイッチと、前記操作レバーの操作状態を検出する操作状態検出手段と、前記操作状態検出手段により操作レバーの操作状態が検出されると、前記自由動作状態に切り換えられた前記切換手段を、前記レバー操作状態に切り換える制御手段とを備えるものである。
【0011】
請求項4の発明は、前記モード切換手段が作業モードに切り換えられると、前記操作レバーによる操作対象を前記ブレード用シリンダに代えて前記作業用アクチュエータに切り換える操作切換手段を備えるものである。
【0012】
請求項5の発明は、前記スイッチは、前記操作レバーに設けられるものである。
【0013】
請求項6の発明は、前記制御手段は、前記操作状態検出手段が、前記操作レバーのブレード上昇動作を検出したときに、前記切換手段を前記レバー操作状態に切り換えるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明におけるブレード制御装置の実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
【0015】
図1は、本発明のブレード制御装置を備えた作業機械の全体図、図2a、図2bは、それぞれ図1におけるブレード装置の構成を示す図1の要部拡大平面図、及び側面図、図3は、図1におけるキャブ内のブレード装置の操作装置を示す平面図である。
【0016】
図1において、1は履帯式の走行体、2は走行体1に不図示の旋回装置を介して旋回可能に設けられた旋回体、3は旋回体2に設けられ、後述するフロント装置4及びブレード装置5などを操作するための運転室、4は旋回体2に設けられたフロント装置で、このフロント装置4は通常土砂の掘削作業に用いられるもので、旋回体2に回動可能に設けられたブーム4a、ブーム4aに回動可能に設けられたアーム4b及びアーム4bに回動可能に設けられたバケット4cと、ブーム4a、アーム4b、及びバケット4cをそれぞれ駆動させるブームシリンダ4as、アームシリンダ4bs、バケットシリンダ4csからなる。
【0017】
5は整地作業を行なうブレード装置である。図2に示すように、6は後述するブレード8を走行体1のフレームに装着するためのブラケット、7はブラケット6に回動可能に設けられたU字型フレーム、8はブレードで、このブレード8は、走行体1の幅より広い幅を有し、ブルドーザと同等の作業範囲を確保している。そしてブレード8とフレーム7とは、ブレード8の中心部を回動中心としてフレーム7に対して前後方向に傾斜動(アングル)、上下方向に傾斜動(チルト)するように連結されている。9はフレーム7を上下動させるリフトシリンダ、10はブレード8をフレーム7に対してアングルさせるアングルシリンダで、このアングルシリンダ10は、フレーム7の上部と、ブレード8とをそれぞれ連結する一対からなり、一方のシリンダを伸張、他方を収縮することでアングルする。11はブレード8をフレーム7に対してチルトさせるチルトシリンダで、このチルトシリンダ11は、ブレード8の右端部とフレーム7の中央に設けられたポスト上部とを連結しており、このシリンダを伸張、収縮することでチルトする。12はフレーム7中央のポスト上部と、ブレード8を連結するためのリンクである。
【0018】
図3において、13は運転室3の底部に設置されたフロアプレート、14はフロアプレート13の上に設置された操縦時に座るシートである。15はシート14の右側に設けられた右コンソール、16はシート14の左側に設けられた左コンソールで、右コンソール15には、右操作レバー17が、左コンソール16には、左操作レバー18がそれぞれ上面前方に設置されている。右操作レバー17は、フロント装置4とブレード装置5の操作レバーを兼用しており、後述のフロント/ブレード切換スイッチ21でフロント動作モードにした場合、レバー前後入力でブーム4aの回動、レバー左右入力でバケット4cの回動を行ない、ブレード動作モードにした場合、レバー前後入力でブレード装置5のリフト動作、レバー左右入力でチルト動作を行なう。なお、アングル動作は、右操作レバー17に設けられた不図示のアングルスイッチによって回動を行なう。左操作レバー18はフロント動作モード、ブレード動作モードに関わらず、レバー前後入力で旋回体2の旋回、レバー左右入力でアーム4bの回動を行なう。19は、左コンソール16の外側に設置されたロックレバーで、後述のロックバルブ22の制御を行なう。レバーを上げると、ブレード操作を含めた全ての本油圧ショベルの操作がロックされ、レバーを下げると、前述のロックが解除され操作可能となる。20は、右操作レバー17の先端に設けられたフロート動作用スイッチで、スイッチを押すとブレード装置5がフロート状態となる。21は右コンソール15の上面に設置されたフロント/ブレード切換スイッチである。このスイッチ21により、フロント装置4の動作を許可し、ブレード装置5の動作を禁止するフロント動作モードと、ブレード装置5の動作を許可し、フロント装置4の動作を禁止するブレード動作モードとに切り換えることができる。
【0019】
図4は本実施の形態のブレード制御装置の油圧回路図である。なお、本実施の形態では、右操作レバー17および左操作レバー18は、油圧パイロット式による操作方式を用いているため、特に右操作レバー17には、前後入力で、ブーム下げ(ブレードリフト下げ)、ブーム上げ(ブレードリフト上げ)の操作信号を出力する右操作レバーパイロットバルブ17aを備える。
【0020】
図4において、22は、パイロット圧を制御するロックバルブで、ロックレバー19を下げることでパイロット圧を供給、上げることで遮断する。23、24は圧力スイッチで、ロックバルブ22と右操作レバーパイロットバルブ17aをつなぐ配管25、後述の切換バルブ28とブレード動作用コントロールバルブ30をつなぐ配管26にそれぞれ設置される。すなわち、圧力スイッチ23はロックバルブ22の動作状態を、圧力スイッチ24はリフトシリンダ7の動作状態を検知する。27は、フロント/ブレード切換スイッチ21により制御される電気信号を受け取って動作するソレノイドバルブで、後述のフロント/ブレード切換バルブ28へのパイロット圧を供給、遮断する。28は、フロント/ブレード切換バルブで、ソレノイドバルブ27で制御されるパイロット圧により、後述のブレード動作用コントロールバルブ30、ショベル動作用コントロールバルブ31へそれぞれ作動油を供給、遮断する。29は、ブレード動作モード時において、フロート動作用スイッチ20、及び右操作レバー17の後方入力によって制御されるソレノイドバルブで、リフトシリンダ9と不図示のタンクとをつなぐ。30はブレード動作用コントロールバルブ、31はショベル動作用コントロールバルブで、それぞれブレード装置5、フロント装置4へ作動油を供給、遮断する。32はパイロットポンプ、33はメインポンプである。
【0021】
図5は、本実施の形態のブレード制御装置の電気回路図である。34は、ブレードのフロート動作制御回路で、フロート動作用スイッチ20、圧力スイッチ24、ソレノイドバルブ29、及びリレー36、リレー37、リレー38から構成される。フロント/ブレード切換スイッチ21、及び圧力スイッチ23が共に閉じるとリレー35におけるコイル35aが励磁し、接点35bが閉じることでソレノイドバルブ27、及び回路34に通電する。その状態でフロート動作用スイッチ20を閉じるとリレー36におけるコイル36aが励磁し、接点36bが閉じる。同時にリレー38におけるコイル38aが励磁し、接点38bが閉じることで、ソレノイドバルブ29に電気が流れる。この時点でフロート動作用スイッチ20を開いても、ソレノイドバルブ29に流れる電気は保持される。また、圧力スイッチ24が閉じるとリレー37におけるコイル37aが励磁し、接点37bが開くことでコイル36a、コイル38aが非励磁される。接点36b、接点38bが開き、ソレノイドバルブ29に流れる電気が遮断され、回路34は当初の状態に戻る。
【0022】
本実施の形態によるブレード付き油圧ショベルは上記のような構成を有するもので、以下、その作動について説明する。
【0023】
フロント装置4の操作を行なう場合は、ロックレバー19を下げてロックバルブ22を切換位置22bにし、作動油を下流に供給する。次にスイッチ21を開いた状態(これをフロント操作モードと呼ぶ)にする。このスイッチ21が開いた状態ではリレー35のコイル35aには通電されず、非励磁状態となり、接点35bは開いた状態となる。その結果、ソレノイドバルブ27には通電されず、ソレノイドバルブ27は27aの位置にあるから、切換バルブ28の切換位置は28bの状態になり、右操作レバーパイロットバルブ17aを経由した作動油はショベル動作用コントロールバルブ31へと供給され、フロント装置4が動作する。
【0024】
ブレード装置5の操作を行なう場合はフロント装置4の操作時と同様、ロックレバー19を下げてロックバルブ22を切換位置22bにし、作動油を下流に供給する。この時、配管25に圧力が生じることにより圧力スイッチ23が閉じる。次にフロント/ブレード切換スイッチ21を閉じた状態(これをブレード操作モードと呼ぶ)にすると、リレー35におけるコイル35aが励磁し、接点35bが閉じることでソレノイドバルブ27が通電し、切換位置は27bの状態になる。これによりフロント/ブレード切換バルブ28にパイロット圧が送られ、切換位置は28aの状態になり、右操作レバーパイロットバルブ17aを経由した作動油はブレード動作用コントロールバルブ31へと供給され、その結果、ブレード装置5が動作する。
【0025】
また、ブレード装置5の操作時は、フロート動作用スイッチ20を閉じるとリレー36におけるコイル36aが励磁し、接点36bが閉じ、同時にリレー38におけるコイル38aが励磁し、接点38bが閉じることで、ソレノイドバルブ29が通電し、切換位置は29aの状態になる。その結果、リフトシリンダ7の圧力はタンクに開放されることになり、ブレード装置5はフロート(浮き)の状態となる。この時点でフロート動作用スイッチ20を開いても、ソレノイドバルブ29に流れる電気は保持されるため、一旦スイッチ20を閉じればフロートの状態は保持される。なお、スイッチ21を開いた状態、またはロックバルブ22の切換位置が22aの状態、すなわち、フロント操作モード時と作業ロック時には、リレー35におけるコイル35aが非励磁し、接点35bが開くことにより回路34に流れる電気が遮断されるため、フロート動作は禁止される。
【0026】
次に、ブレード装置5がフロートの状態で、ブレードリフト上げ動作を行なう入力、すなわち、右操作レバー17を後方に入力すると、配管26に圧力が生じることにより圧力スイッチ24が閉じる。すると、リレー37におけるコイル37aが励磁し、接点38bが開くことでコイル36a、コイル38aが非励磁され、接点36b、接点38bが開く。その結果、ソレノイドバルブ29に流れる電気が遮断されることで切換位置は29bの状態となり、ブレード装置5のフロート状態は解除される。なお、この時点で回路34は当初の状態に戻る。これにより、ブレード8のフロート状態が操作レバー17に設けられたスイッチ20の操作によって容易に切り換えでき、その後スイッチ20の操作を解除してもその状態が保持される。また、ブレード8を操作する操作レバー17の操作により、容易且つ迅速にフロート状態を解除できるから、安全性を向上させるだけでなく、操作レバー17を握ったまますぐに次のブレード8の作業に移ることができることにより、ブレード操作に対するオペレータの負担が軽減される。
【0027】
【発明の効果】
本発明のブレード制御装置は、ブレードの自由動作状態(フロート状態)が操作レバーに設けられたスイッチの操作によって容易に切り換えでき、その後スイッチを開いてもその状態が保持される。また、ブレードを操作する操作レバーの操作により、容易且つ迅速に自由動作状態を解除できるから、安全性を向上させるだけでなく、操作レバーを握ったまますぐに次のブレードの作業に移ることができることにより、ブレード操作に対するオペレータの負担が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態が適用されたブレード付き油圧ショベルを示す側面図である。
【図2】(2a)は図1中のブレード部の拡大平面図、(2b)はその側面図である。
【図3】図1中のキャブ内部の平面図である。
【図4】本実施の形態のフロート制御装置の油圧回路図である。
【図5】本実施の形態のフロート制御装置の電気回路図である。
【符号の説明】
4;フロント部、5;ブレード部、9;リフトシリンダ、17;右レバー、19;ロックレバー、20;フロート動作用スイッチ、21;フロント/ブレード切換スイッチ、22;ロックバルブ、24;圧力スイッチ
Claims (6)
- 走行可能な車体に設けられるブレードと、
前記ブレードを上下動作させる油圧シリンダと、
前記油圧シリンダを操作する操作レバーと、
前記油圧シリンダを、前記操作レバーの操作に応じて操作可能なレバー操作状態と、操作レバーの操作によらず、外力に応じた自由な動作を可能にする自由動作状態とに切り換える切換手段と、
前記切換手段を操作し、前記レバー操作状態と自由動作状態とを切り換えるスイッチと、
前記操作レバーの操作状態を検出する操作状態検出手段と、
前記操作状態検出手段により前記操作レバーの操作状態が検出されると、前記自由動作状態に切り換えられた前記切換手段を、前記レバー操作状態に切り換える制御手段とを備えたことを特徴とするブレード制御装置。 - 請求項1に記載のブレード制御装置において、
前記油圧シリンダへの圧油の供給を許容、禁止して、前記操作レバーによる操作の有効、無効を制御するロック装置を備え、前記切換手段は、前記ロック装置が前記油圧シリンダへの圧油の供給を許容したときのみ前記自由動作状態に切り換わることを特徴とするブレード制御装置。 - 走行可能な車体に設けられる作業装置と、
前記作業装置を駆動する作業用アクチュエータと、
前記作業装置とは別に前記車体に設けられるブレードと、
前記ブレードを上下動させるブレード用油圧シリンダと、
前記作業用アクチュエータの動作を許可し、前記ブレード用油圧シリンダの動作を禁止する作業モードと、前記作業用アクチュエータの動作を禁止し、前記ブレード用油圧シリンダの動作を許可するブレードモードとを切り換えるモード切換手段と、
前記ブレード用油圧シリンダを操作する操作レバーと、
前記ブレード用油圧シリンダを、前記操作レバーの操作に応じて操作可能なレバー操作状態と、前記操作レバーの操作によらず、外力に応じた自由な動作を可能にする自由動作状態とに切り換える切換手段と、
前記切換手段を、前記レバー操作状態と自由動作状態とに切り換えるスイッチと、
前記操作レバーの操作状態を検出する操作状態検出手段と、
前記操作状態検出手段により操作レバーの操作状態が検出されると、前記自由動作状態に切り換えられた前記切換手段を、前記レバー操作状態に切り換える制御手段と
を備えたことを特徴とするブレード制御装置。 - 請求項3に記載のブレード制御装置において、
前記モード切換手段が作業モードに切り換えられると、前記操作レバーによる操作対象を前記ブレード用シリンダに代えて前記作業用アクチュエータに切り換える操作切換手段を備えることを特徴とするブレード制御装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載のブレード制御装置において、
前記スイッチは、前記操作レバーに設けられることを特徴とするブレード制御装置。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載のブレード制御装置において、
前記制御手段は、前記操作状態検出手段が、前記操作レバーのブレード上昇動作を検出したときに、前記切換手段を前記レバー操作状態に切り換えることを特徴とするブレード制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002345014A JP2004176440A (ja) | 2002-11-28 | 2002-11-28 | ブレード制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2004176440A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013249712A (ja) * | 2012-06-04 | 2013-12-12 | Yanmar Co Ltd | 旋回作業機 |
CN114934559A (zh) * | 2022-06-07 | 2022-08-23 | 柳州柳工挖掘机有限公司 | 快换装置脱开控制系统、方法和工程机械 |
-
2002
- 2002-11-28 JP JP2002345014A patent/JP2004176440A/ja active Pending
Cited By (4)
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WO2013183322A1 (ja) * | 2012-06-04 | 2013-12-12 | ヤンマー株式会社 | 旋回作業機 |
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