JP2004175810A - 益虫又は益ダニを提供するためのシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 新規の益虫又は益ダニを提供するためのシステムの提供。
【解決手段】 保護収穫環境内で益虫・ダニを供するのに適したシステムにおいて、縁部で合わせて密封され、1本以上の軸に沿った箇所で一回以上合わせて密封されて2以上の平面の領域を形成する重なり合ったほぼ同じサイズのフィルム材料の2本以上の条片を含み、前記領域のうちの少なくとも1つがさらなるシールにより分離された区画であるシステムであって:前記区画が益虫・ダニを含み;益虫・ダニを含む区画は、虫・ダニが出現できる形で区画の片側に設けられた1つ以上の出現穴を含み;出現穴が折曲げ形態の内側にくる逆V又はU字型の形態へと折曲げることができ、この折曲げ形態にあるとき出現穴を通じて区画の中に水が入り得ない、システム。
【選択図】 なし

Description

本発明は、虫及びダニの制御の分野に関する。特に、本発明は、植食性の虫及びダニ病害の制御のための益虫又は益ダニの使用、及び、益虫又は益ダニを提供するためのシステムに関する。
植物の病害は、世界の農作物の損失における主要な要因である。虫を含めた非哺乳動物病害が植物に蔓延することに起因して、米国では毎年約80億ドルが失われている。畑作物の損失に加えて、虫による病害も同様に、野菜及び果物栽培者、鑑賞花生産者及び家庭園芸家にとって負担である。例えば、Frankliniella occidentalis及びThrips tabaci といったような病害アザミウマは、サラダ用野菜、切り花及び鑑賞用植物といったような園芸作物に対して広範な損害をひき起こし、栽培者にとっての多大な経済的損失を結果としてもたらす。
虫の病害は、主として虫の成長阻害、虫の飼養又は繁殖の防止を通して活性を示すか又は枯死をひき起こす化学的殺虫剤の集中的塗布によって制御される。かかる化学物質の使用は、虫病害の優れた制御を結果としてもたらす可能性があるが、化学的殺虫剤の広範な使用は、耐性虫変種の出現をもたらし得る。さらに、園芸作物特にサラダ用野菜上の高レベルの化学物質は、数多くの消費者にとって望ましくないものである。
従って、益虫又は益ダニの使用が関与する病害制御の代替的方法が存在する。前記益虫又は益ダニは、アザミウマといったような病害虫に対し捕食性をもち、病害虫制御のために作物に適用できる。益虫又は益ダニは、例えば手作業で又は制御放出装置を通してといったようなさまざまな方法で作物に対して提供することができる。益虫又は益ダニの使用は、持続性の病害制御を達成するべく栽培、生物学的及び化学的手段を組合せた統合型作物管理及び統合型病害管理プログラムの一部を成すものである。
益虫又は益ダニシステムの一例としては、病害アザミウマの制御のための捕食性ダニとしてのAmblyseius cucumerisの使用がある。既存のシステムには、作物上に散布するためふすま及びバーミキュライト内で緩んだ状態で又はより長い保護期間用に小袋に入った状態で提供されるダニが関与している。Amblyseius cucumerisは、初齢のアザミウマ幼虫を栄養源とし、制御は、アザミウマが定着する前に捕食動物で作物を完全にカバーすることに依存している。作物全体に捕食動物をくり返し散布することは、大きな労働力を要し、無駄が多く、かつふすまの多くが花の上に落ちるか又は葉の上に粘着した状態となることから混乱をひき起こす。作物上の定着は比較的緩慢であり、従って既存のサッシェ製品は、改良型放出方法として設計された。
既存のサッシェ製品は、穀物ダニ(Tyrophagus種)の形の食料源と共にダニの繁殖固体群を維持することにより数週間Amblyseius cucumerisの連続放出を提供する。ダニは、バーミキュライトを伴って又は伴わずにふすま基質の中に含まれている。繁殖コロニーは、高級紙−ポリテンから作られており、植物の中又は作物を支持するのに用いられるワイヤ上に設置するためサッシェにはフックが取付けられている。ダニは、小袋内の小さな孔、つまり出現穴を通して、小袋から作物上へ出現する。
既存のサッシェ製品にはいくつかの問題点がある。一部の栽培システム内では、頭上灌水システム、通常はミスト又はスプリンクラーシステムを通して植物に対し、水又は栄養物溶液が提供されている。その他の栽培システム内では、作物は、日よけネットの下で栽培され、天然の雨が作物を濡らす。既存のサッシェでは、水がサッシェの中に進入し、中味は濡れ、ダニは繁殖を止め、従ってサッシェの寿命は著しく短縮される。例えば、水は、出現穴を通して袋に進入する。同様に、水は、紙繊維に沿った毛管作用を通してサッシェの中に引き込まれる。既存のサッシェのもう1つの問題点は、フックが濡れ、ゆがみ、サッシェを地上に落下させる可能性があるという点にある。既存のサッシェのさらなる問題点としては、有益なダニの放出率が変動すること及び全体的な放出率が低いことが含まれる。これは、湿潤条件下で特に問題となる。
本発明は、これらの問題点を克服する益虫又は益ダニを提供するための新しいシステムについて記述している。
本発明に従うと、保護された収穫(cropping)環境内で益虫又は益ダニを提供するのに適したシステムにおいて、縁部で合わせて密封され、さらに少なくとも1本の軸に沿った箇所で少なくとも一回合わせて密封されて少なくとも2つの実質的に平面の領域を形成する互いに重ねて置かれたほぼ同じサイズのフィルム材料の少なくとも2本の条片を含み、前記領域のうちの少なくとも1つがさらなるシールにより分離された区画であるシステムであって:前記区画が益虫又は益ダニを含み;益虫又は益ダニを含む区画は、虫又はダニが出現できるような形で区画の片側に設けられた少なくとも1つの出現穴を含んでおり;1又は複数の出現穴が折曲げ形態の内側にくる逆V又はU字型の形態へと折曲げることができ、かくして、この折曲げ形態にあるとき1又は複数の出現穴を通じて区画の中に水が入り得ないようになっている、
システムが提供されている。
本発明に従うと、保護された収穫環境内で益虫又は益ダニを提供するのに適したシステムにおいて一方の縁部に沿って折曲げられ、残りの縁部で合わせて密封され、さらに少なくとも1本の軸に沿ったある箇所で少なくとも一回合わせて密封されて少なくとも2つの実質的に平面の領域を形成する、少なくとも1本のフィルム材料条片を含む、前記領域のうちの少なくとも1つがさらなるシールにより分離された区画であるシステムであって:前記区画が益虫又は益ダニを含み;益虫又は益ダニを含む区画は、虫又はダニが出現できるような形で区画の片側に設けられた少なくとも1つの出現穴を含んでおり;1又は複数の出現穴が折曲げ形態の内側にくる逆V又はU字型の形態へと折曲げることができ、かくして、この折曲げ形態にあるとき1又は複数の出現穴を通じて区画の中に水が入り得ないようになっている、システムが提供されている。
本発明の1実施形態においては、領域の少なくとも1つは、有益な虫及びダニを含む前記区画の重量に対抗するためにバラストの形をしている。
本発明の1実施形態においては、システムは、逆V又はU字型形態を形成するべく前記さらなるシールに沿って折曲げられている。他には、システムをさらなるシールへと異なる位置で又は異なる方向で折曲げることができる。
本発明に従うと、保護された収穫環境内で益虫又は益ダニを提供するのに適したシステムにおいて、1つの縁部で接合された少なくとも2つの実質的に平面の領域を含んで成り、それらの領域の少なくとも一つは区画であり:前記区画は、縁部で合わせて密封された、重なり合ったほぼ同じサイズのフィルム材料の少なくとも2本の条片、又は一方の縁部に沿って折曲げられ、残りの縁部で合わせて密封されたフィルム材料の少なくとも1本の条片から形成されており;前記区画が益虫又は益ダニを含み;益虫又は益ダニを含む区画は、虫又はダニが出現できるような形で区画の片側に少なくとも1つの出現穴を含んでおり;1又は複数の出現穴が折曲げ形態の内側にくる逆V又はU字型の形態へと折曲げることができ、かくして、この逆折曲げ形態にあるとき1又は複数の出現穴を通じて区画の中に水が入り得ないようになっている、システムが提供されている。
本発明の1実施形態においては、前記領域は、実質的にサイズが類似している。本発明は、形状及びサイズが同一である領域に制限されるわけではない。本発明の1つの態様においては、2つの領域が存在している。本発明のもう1つの態様においては、両方の領域共、区画である。本発明のさらなる態様においては、両方の区画共、益虫又は益ダニを含んでいる。本発明のさらなる態様においては、少なくとも2つの領域が存在する。本発明のもう1つの態様においては、各領域が区画である。本発明のさらなる態様においては、領域の少なくとも1つは区画ではない。
「保護された収穫環境」という語は、例えば、温室、プラスチックトンネル、ガラスハウス、シェードハウス及びその他の類似の環境において作物を栽培することを含めたさまざまな栽培状況を意味している。しかしながら、本発明は、かかる環境での使用に制限されず、代替的には、畑の中といった戸外でも使用可能である。
「フィルム材料」という語は、好ましくは耐水性でかつ通気性のあるあらゆる材料を内含している。1つの態様では、本発明は、紙、熱可塑性プラスチック(例えばポリテン)(ポリエチレン)及びポリテンコーティングされた紙といったようなフィルムを内含する。その他の適切な薄い材料のさらなる例としては、ポリテンでコーティングされた布帛、及びgoretex(商標)が含まれる。フィルム材料は、水がシステム内に入るのを防ぐための耐水性をもち、又システム内の虫又はダニの生存のための空気交換を可能にするため通気性を有していなくてはならない。フィルム材料の耐水性とは、フィルム材料の水をはじくか又は水を吸収しないかのいずれかの能力を意味する。これには、水を全く通さない(防水性)材料が含まれるが、これに制限されるわけではない。従って、システムに適用されるか又はシステム上に落ちる水は、フィルム材料内に吸収されずに流れ去ることになる。
本発明は、あらゆる形状又はサイズをもつフィルム材料の条片を内含する。標準的には、フィルム条片は、例えば約20cm×4.5cmの矩形をしている。
「密封された」という語は、接着剤、熱、テープを用いた密封又は、その他のあらゆる手段により合わせて固定することを含む。例えば、プラスチックでコーティングされたフィルム材料の条片を、熱を用いて密封することが可能である。
1又は複数の出現穴は、折曲げられた形態の内部面内に位置設定される。このことは、システムが折曲げられた時点で水が逆V字又はU字型形態の「傘」効果に起因して出現穴に進入できないようにするために重要である。本発明は、1つの区画あたり1又は複数の出現穴を含むシステムを内含する。本発明の1つの態様においては、出現穴は、システムがその逆V又はU字型形態にあるとき区画の上半分に位置設定される。発明のさらなる態様においては、穴の直径は、約0.5mm〜5mmの間である。発明の1つの態様では、穴の直径は約1mmである。発明のもう1つの態様では、穴の直径は約2mmである。発明のさらなる態様では、穴の直径は約3mmである。
先行技術の「サッシェ」製品は、サッシェの縁部に沿って一連の尾根を提供するギザギザのあるシールを有する。さらに、ギザギザのあるシールを作るプロセスは、往々にして、製品の縁部のカールを引き起こす。前記尾根及びカールの存在により、水はサッシェの外側に集まることができ、やがて水は紙の繊維に沿って灯心現象を起こし、サッシェの中味は濡れた状態となる。こうしてサッシェ内部の微気候は崩壊し、従って、システムの寿命は著しく短縮される可能性がある。本発明の1実施形態では、領域は、水が外側に集まらないように、実質的に継目の無いシールを用いて、その縁部に沿って密封される。発明の1態様では、実質的に継目の無いシールは、フラットシールである。本発明は同様に、水が中に蓄積しうる尾根、ポケット又はくぼみを結果としてもたらさないその他のタイプのシールをも内含している。
本発明の1実施形態においては、フィルム材料は、実質的に不透水性の熱可塑性プラスチックでコーティングされた紙である。このフィルム材料は、水がシステムから流れ去るように耐水性であると同時に、気体交換を可能にするべく通気性である。本発明の1態様においては、熱可塑性プラスチックは、5〜100g/m2の密度をもつポリエチレン(ポリテン)である。発明のもう1つの態様においては、ポリエチレン(ポリテン)密度は15〜50g/m2の間である。本発明のもう1つの態様では、ポリエチレン(ポリテン)密度は約20g/m2である。
本発明は、システム内で使用するのに適切でありうる異なるフィルム材料を内含する。例えばフィルム材料は紙であってよく、本発明は、システム内で使用するのに適した異なる紙タイプを内含する。本発明の1態様においては、紙は、片つや付け漂白クラフト紙である。その他の適切な紙タイプとしては、例えばグリッドラッカー紙又は薬包紙が含まれる。紙密度は10〜100g/m2の間でありうる。例えば漂白クラフト紙については、密度は約40g/m2であり、グリッドラッカー紙については密度は約60g/m2でありうる。本発明は、確実に耐水性をもつように例えば高密度ポリテンでコーティングされている紙を内含する。
本発明の1つの実施形態においては、システムは折曲げられて逆V又はU字型形態となる。この折り目は、システム内の任意の場所にあってよい。本発明の好ましい実施形態においては、折り目は、1本の軸に沿った1ヵ所でおよそ中心に位置づけされている。本発明は、厳密な逆V又はU字型形態に制限されておらず、類似の形状又はV字形とU字形の間の中間形状に折曲げることのできるシステムをも内含している。本発明の1態様においては、逆V又はU字型形態は、折り目自体の位置又はそのまわりに存在する。システムの側面は、任意には、システムの全体的形態が逆V又はU字型形態に密に類似しないようにさらなる折り目を含むこともできる。本発明のさらなる態様においては、折り目のいずれかの側のシステムの側面は、異なる長さ又はサイズを有する。本発明のさらにもう1つの態様においては、折り目のいずれの側のシステムの側面も、実質的にサイズが類似している。本発明はさらに、個別に構築されその後、逆V又はU字型形態へと折曲げられ得るように合わせて密封された領域を含んでいる。
本発明のもう1つの実施形態においては、折り目の両側に等しい数の領域が存在する。本発明は、折り目のいずれかの側の単一の領域に制限されるものではなく、多数の領域を含むシステムを包含している。本発明の1実施形態では、逆V又はU字型形態の側面は、重量がほぼ等しい。こうして、システムは、折り目で吊り下げられた場合に均等に垂れ下がることができる。本発明の1態様では、折り目のいずれの側にも、実質的に類似のサイズ及び実質的に類似の重量の同じ数の区画が存在しなくてはならない。領域の少なくとも1つは、益虫又は益ダニを含む区画でなくてはならないが、さらなる領域も又区画であり得、異なる虫又はダニを含むことができ、或いは又単純につり合いおもりとして役立つといったような異なる機能に用いることもできる。本発明は、同様に、例えば1つが空である2つの区画を含むシステムをも内含する。
本発明の1実施形態においては、折り目は、前記システムが垂れ下がるフックとして機能する取付け手段の形をとる。このシステムは、例えば、植物の枝の上又は作物を支持するのに用いられるワイヤ上に掛けられ、かくして逆V又はU字型形態の側面がこの枝又はワイヤのいずれかの側面となるようになっていてよい。他には、本発明のシステムは、例えばその中で植物を栽培している地面又は鉢の上で自立式であり得る。
任意には、システムは、例えばプラスチックで作られたさらなるフックを含むことができる。このようなさらなるフックは、折り目又はその近くに位置設定されてよく、例えば、葉が接近していて折り目を用いたフック掛けがむずかしくなっている枝からシステムを垂れ下げるのに使用できる。好ましくはシステムは、幅が5cm未満であるため、葉節点の間で植物の枝の上に容易に掛けることができるように、幅が5cm未満である。
本発明の1態様では、システムの長さは約20cmで、幅は約4.5cmである。システムが、長軸の中央に折り目が来る状態で半分に折曲げられる場合、各区画はおよそ10cm×4.5cmである。縁部のまわりのシールは、幅が約5〜10mmであり得る。その折畳み形態にあるとき、折り目自体は例えば、異なる厚みの枝及びワイヤを収容するべく幅が1〜10mmとなり得る。
本発明のさらなる実施形態においては、先行段階で記述されているようなシステムが提供され、ここで、逆V又はU字型形態は安定した微気候を提供し、その結果およそ6週間にわたり益虫又は益ダニの定常放出率が得られる。「安定した微気候」というのは、先行技術の「サッシェ」システムほど湿気及び温度が変動しないシステムの区画内及びそのまわりの微気候を意味する。虫又はダニのコロニーが確実に繁殖しつづけるようにするために安定した微気候が重要である。本発明においては、微気候はシステムの設計及び形態に起因して安定化される。逆V又はU字型形態の「傘」効果は、水が出現穴を通って区画内に進入するのを防ぎ、かくして、湿気レベルは比較的一定にとどまることになる。本発明の1態様においては、領域の実質的に継目のないシールは、領域の外側に水が集まるのを防ぎ、かくして定常な湿気レベルを維持する一助となる。少なくとも2つの領域の存在は、例えば、一日のうちの時刻又は太陽との関係における位置づけに起因する温度の変動を低減させるのに有用である。
「放出率」というのは、一定の時間にわたり区画から放出される又は出現する益虫又は益ダニの数を意味する。定常な放出率というのは、前記放出率が、システムを使用し始めた時点から開始する約6週間の期間にわたりほぼ恒常であることを意味する。例えば放出率は、毎週放出される虫又はダニの数で約200〜300でありうる。従って、約6週間の期間にわたり、合計約1500匹の虫又はダニが放出され得る。高放出率とは、週あたり虫又はダニ700匹であり得、一方低放出率とは、週あたり50匹であり得る。先行技術の製品は一般に定常でなく、経時的に変動する、例えば週あたり100〜750匹のダニの範囲内で変動する放出率を有する。
餌用ダニの出現は、作物にとって損害を与えるものでありうる。従って、本発明の重要な1つの特長は、区画内の処方にある。Tyrophagus putrescentiaeの過剰な出現無しにAmblyseius cucumerisの充分かつ均等な出現を確保するため、捕食動物と餌の間の正しい初期平衡を達成することが重要である。本発明の形態に起因して、餌用ダニの脱出率は著しく低減し、その結果、作物に対する損害は減少する。例えば、一般には、10,000匹以上、往々にして20,000匹以上のTyrophagusが先行技術の製品から6週間の期間にわたり脱出するのに対し、同じ期間にわたり当該システムからは10,000未満のTyrophagusしか脱出しない。
本発明の1実施形態においては、益虫又は益ダニが繁殖固体群として維持される、保護された作付環境内で益虫又は益ダニを提供するのに適したシステムが提供されている。本発明の1態様においては、区画は、益虫又は益ダニのための食料源を含んで成る。本発明のさらなる態様においては、食料源は、餌用の虫又はダニから成る。本発明のさらなる態様においては、区画にはさらに、前記餌用の虫又はダニのための食料源が含まれている。
本発明の1実施形態においては、少なくとも1つの区画が、Franklininella occidentalis及びThrips tabaciといったようなアザミウマの制御のために使用できる捕食性ダニである生きたAmblyseius cucumeris;生きた穀物又は貯蔵産物の病害ダニ;及びふすまを含む処方物を収納している。穀物又は貯蔵産物の病害ダニは、例えばTyrophagus putrescentiae,Tyrophagus tropicusといったようなTyrophagus種又はAcarus siroといったもう1つの種でありうる。他には、穀物又は貯蔵産物の病害ダニは、これら2つの種の混合物であり得る。本発明の1つの態様においては、穀物又は貯蔵産物の病害ダニはTyrophagus putrescentiaeである。本発明の1実施形態においては、Amblyseius cucumeris及び穀物又は貯蔵産物の病害ダニは、約1:10の比率で存在する。捕食性ダニ対餌用ダニのこの比率は、6週間以上の期間にわたり首尾よく繁殖固体群を維持するために重要である。システム内に過度に少ない餌用ダニしか存在しない場合、それらは捕食性ダニによって急速に食べられ、その結果、多くの捕食性ダニが短時間にわたり放出されシステムの寿命は短くなる。これとは対照的に、システム内に過度に多い餌用ダニが存在する場合、これらは、出現穴を通して脱出し得る。餌用ダニは作物に損害を引き起こすことからこれは望ましいことではない。従って、処方は、有効な病害制御のための当該システムの主要な一面である。
本発明の1態様においては、少なくとも1つの区画がTyrophagus putrescentiae10匹毎に1匹のAmblyseius cucumerisと0.52gの餌食料混合材料から成る処方を含んでいる。餌食料混合材料は、蒸気加熱したふすま及び酵母と小麦胚芽の3:1混合で作ることができる。本発明の1実施形態においては、処方は2つ以上の区分の間で等分される。
本発明は同様に、繁殖コロニーとして維持される能力をもつその他のタイプの有益な虫及びダニをも内含している。特に、本発明はその他のAmblyseius種を内含する。さらに、本発明は、食料源としてのTyrophagus putrescentiaeの使用に制限されず、TyrophagustropicusといったようなTyrophagusのその他の種、Acarus siroといったその他のダニ又は益虫又は益ダニが栄養源としうるその他のあらゆる虫又はダニを内含する。本発明はさらに、穀物ダニに対する代替的食料源の使用をも含んでいる。これは、システムから脱出する穀物又は貯蔵産物の病害ダニによってひき起こされる作物に対する損害を低減させるのに有用である。
本発明の1実施形態においては、区画である1つの領域と実質的に平面のシートから形成されている第2の領域を含んで成り、前記第2の領域が、釣り合いおもりとして作用するべく充てんされた区画の形をしている場合に、第1の領域とほぼ同じ重量であるような上述の通りのシステムが提供されている。発明の1態様においては、第2の領域は区画ではない。発明のさらなる態様においては、第2の領域は、第1の領域のための釣り合いおもりとして作用するためのバラストである。
本発明の1実施形態においては、上述の通りのシステム内で益虫又は益ダニを提供する段階を含んで成る、益虫又は益ダニの定常な放出率を提供するための方法が提供されている。本発明の1実施形態においては、上述の通りの益虫又は益ダニを提供するのに適したシステムを提供する段階を含んで成る、保護された収穫環境内でアザミウマを制御する方法が存在する。発明の1態様においては、前記方法は、ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)を制御するために用いることができる。本発明は同様に、その他の病害虫に加えて、Thrips tabaciといったその他のアザミウマ種を制御するためにも適している。
本発明の1実施形態においては、保護された収穫環境内で園芸作物上の病害虫を制御するための、上述のシステムの使用が提供されている。本発明を使用できる園芸作物としては例えば、サラダ用野菜、切り花及び観賞植物がある。

1. 湿潤条件下での新規システムの性能を既存の制御放出システム製品と比較する試験
1.1. 目的
Syngenta Bioline社製の標準的制御放出システムサッシェ及び2つの競合会社の標準製品と比べた本新規システムからのAmblyseius cucumeris及び餌用ダニ(Tyrophagus putrescentiae)の出現を、比較するために試験を設定した。
1.2. 試験設計
該試験では、複数の異なる製品をテストした。下表はこれらの製品を示している。
Figure 2004175810
全ての製品タイプを、数多く鑑賞用作物で使用される散水システムを代表するべく一日一回自動スプリンクラーシステムからの頭上散水を用いて、同一条件で温室内の植物の上に吊り下げた。
既存の小袋システムは、試験のために設置された場所に垂れ下がった状態に確実にとどまり、従って通常はフックがつぶれた後2週間以内に地面に落ちる既存のサッシェの寿命を人工的に延ばすため、防水性プラスチックフックを用いて取りつけた。このことは、異なるシステムの中味に対する散水の効果を比較するために必要であった。
1.3. 評価
頭上灌水の下でのダニの出現を測定することが実際には困難であることから、複数のサッシェ/システムを7日の間隔でテスト条件からとり出し、環境室へと運び、次の7日間にわたり出現ダニを捕獲するべく粘着性表面上に吊り下げた。捕食性ダニ(Amblyseius)及び餌用ダニ(Tyrophagus)の数を計数した。
1.4. 結果
試験中に出現したAmblyseiusの累積数を下表に示す。
Figure 2004175810
試験中に出現したTyrophagusの累積数を下表に示す。
Figure 2004175810
1.5. まとめ
製品AとBの間には、有意な差は全く無い。
Amblyseius cucumerisの出現は、我々の既存の製品(C)からよりも本新規システム(A及びB)からの方が放出期間全体を通して高い。
本新規システム(A及びB)からのAmblyseius cucumerisの出現は、競合会社1の製品(D)よりも放出期間全体を通して著しく高い。
Amblyseius cucumerisの出現は、競合会社2の製品(E)のものに比べ放出期間全体を通してより均一である。
Tyrophagus putrescentiaeの出現は、我々の既存の製品(C)からよりも本新規システムからの方が低い。
Tyrophagus putrescentiaeの出現は、いずれの競合会社の製品からよりも本新規システムからの方が低い。

Claims (27)

  1. 保護された収穫環境内で益虫又は益ダニを提供するのに適したシステムにおいて、縁部で合わせて密封され、さらに少なくとも1本の軸に沿った箇所で少なくとも一回合わせて密封されて少なくとも2つの実質的に平面の領域を形成する互いに重ねて置かれたほぼ同じサイズのフィルム材料の少なくとも2本の条片を含み、前記領域のうちの少なくとも1つがさらなるシールにより分離された区画であるシステムであって:
    − 前記区画が益虫又は益ダニを含み;
    − 益虫又は益ダニを含む区画は、虫又はダニが出現できるような形で区画の片側に設けられた少なくとも1つの出現穴を含んでおり;
    − 1又は複数の出現穴が折曲げ形態の内側にくる逆V又はU字型の形態へと折曲げることができ、かくして、この折曲げ形態にあるとき1又は複数の出現穴を通じて区画の中に水が入り得ないようになっている、
    システム。
  2. 保護された収穫環境内で益虫又は益ダニを提供するのに適したシステムにおいて、一方の縁部に沿って折曲げられ、残りの縁部で合わせて密封され、さらに少なくとも1本の軸に沿った箇所で少なくとも一回合わせて密封されて少なくとも2つの実質的に平面の領域を形成する、少なくとも1本のフィルム材料条片を含み、前記領域のうちの少なくとも1つがさらなるシールにより分離された区画であるシステムであって:
    − 前記区画が益虫又は益ダニを含み;
    − 益虫又は益ダニを含む区画は、虫又はダニが出現できるような形で区画の片側に設けられた少なくとも1つの出現穴を含んでおり;
    − 1又は複数の出現穴が折曲げ形態の内側にくる逆V又はU字型の形態へと折曲げることができ、かくして、この折曲げ形態にあるとき1又は複数の出現穴を通じて区画の中に水が入り得ないようになっている、
    システム。
  3. 領域の少なくとも1つが、有益な虫及びダニを含む前記区画の重量に対抗するためにバラストの形をしている、請求項1又は2に記載のシステム。
  4. 前記逆V又はU字型形態を形成するべく前記さらなるシールに沿って折曲げられている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のシステム。
  5. 保護された収穫環境内で益虫又は益ダニを提供するのに適したシステムにおいて、1つの縁部で接合された、少なくとも一方が区画である少なくとも2つの実質的に平面の領域を含んで成り、
    − 前記区画は、縁部で合わせて密封された互いに重ねて置かれたほぼ同じサイズのフィルム材料の少なくとも2本の条片、又は一方の縁部に沿って折曲げられ、残りの縁部で合わせて密封されたフィルム材料の少なくとも1本の条片から形成されており;
    − 前記区画が益虫又は益ダニを含み;
    − 益虫又は益ダニを含む区画は、虫又はダニが出現できるような形で区画の片側に設けられた少なくとも1つの出現穴を含んでおり;
    − 1又は複数の出現穴が折曲げ形態の内側にくる逆V又はU字型の形態へと折曲げることができ、かくして、この折曲げ形態にあるとき1又は複数の出現穴を通じて区画の中に水が入り得ないようになっている、
    システム。
  6. 前記領域のサイズが実質的に類似している、請求項1〜5のいずれか1項に記載のシステム。
  7. 前記領域が、水が外側に集まらないような形で実質的に継目の無いシールを用いてその縁部に沿って密封されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の益虫又は益ダニを提供するのに適したシステム。
  8. フィルム材料が実質的に不透水性の熱可塑性樹脂でコーティングされた紙である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の益虫又は益ダニを提供するのに適しているシステム。
  9. 熱可塑性樹脂が5〜100g/m2の間の密度をもつポリエチレンである、請求項8に記載のシステム。
  10. ポリエチレン密度が約20g/m2である、請求項9に記載のシステム。
  11. フィルム材料が、片つや付け漂白クラフト紙である、請求項1〜10のいずれか1項に記載のシステム。
  12. 逆V又はU字型形態のシステムを形成するための折り目が、1本の軸に沿った1ヵ所でほぼ中心に位置づけされている、請求項1〜11のいずれか1項に記載のシステム。
  13. 折り目の両側に等しい数の領域が存在する請求項9に記載のシステム。
  14. 逆V又はU字型形態の側面がほぼ等しい重量をもち、そのため折り目で吊り下げた場合にシステムが均等に垂れ下がるようになっている請求項13に記載のシステム。
  15. 折り目が、前記システムを垂れ下げるフックとして機能する取付け手段の形をとる、請求項12〜14のいずれか1項に記載のシステム。
  16. 逆V又はU字型形態が安定した微気候を提供し、その結果、およそ6週間にわたる益虫又は益ダニの定常な放出率が得られる、請求項1〜15のいずれか1項に記載のシステム。
  17. 益虫又は益ダニが繁殖固体群として維持される、請求項1〜16のいずれか1項に記載のシステム。
  18. 区画が益虫又は益ダニのための食料源を含んで成る、請求項17に記載のシステム。
  19. 食料源が、餌用の虫又はダニから成り、区画にはさらに、該餌用の虫又はダニのための食料源も含まれている、請求項18に記載のシステム。
  20. 前記区画が、生きたアンブリセイウス・ククメリス(Amblyseius cucumeris)、生きた穀物又は貯蔵産物の病害ダニ及びふすまを含む処方物を収納している、請求項1〜19のいずれか1項に記載のシステム。
  21. 穀物又は貯蔵産物の病害ダニがチロファガス・プトレセチア(Tyrophagus putrescentiae)であり、アンブリセイウス・ククメリスとチロファガス・プトレセチアが約1:10の比率で存在する、請求項20に記載のシステム。
  22. 処方が2つの区画の間で等しく分割されている、請求項21に記載のシステム。
  23. 1つの区画である1つの領域と実質的に平面のシートから形成されている第2の領域を含んで成り、前記第2の領域が、釣り合いおもりとして作用するべく充てんされた区画の形をしている場合に、重量が第1の領域とほぼ同じである、請求項1〜22のいずれか1項に記載のシステム。
  24. 請求項1〜23のいずれか1項に記載のシステム内で益虫又は益ダニを提供する段階を含んで成る、益虫又は益ダニの定常な放出率を提供するための方法。
  25. 請求項1〜23のいずれか1項に記載の益虫又は益ダニを提供するのに適したシステムを提供する段階を含んで成る、保護された収穫環境内でアザミウマ(thrips)を制御する方法。
  26. ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)を制御するための請求項24又は25に記載の方法。
  27. 保護された収穫環境内で園芸作物上の病害虫を制御するための、請求項1〜23に記載のシステムの使用。
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