JP2004175183A - 配管類の車体保持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】インシュレータに配管類を予め組み付けておくサブ組作業の作業効率および配管類が組み付けられたインシュレータをフードに取り付ける取付作業の作業効率を共に向上させることができる配管類の車体保持構造の提供。
【解決手段】フードの内側に付設されるインシュレータ14の外周端縁部43に外側に突出する形状の複数の押さえ部45,46を並設し、隣り合う押さえ部45,46同士の表裏逆側に配管類33を配設することでこれら押さえ部45,46で配管類33を表裏両側から支持する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配管および配線等の配管類をフードの内側に固定する配管類の車体保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
配管および配線等の配管類をフードの内側に固定する配管類の車体保持構造に関するものであって、特にウインドウオッシャ装置のウオッシャチューブをフードの内側に固定する構造について、ウオッシャチューブをインシュレータ(遮音材)によってフードの内側に保持するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実開昭62−127846号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
インシュレータによってウオッシャチューブを保持する構造であれば、インシュレータにウオッシャチューブを予め保持させておくことにより、インシュレータのフードへの取付作業でウオッシャチューブをもフードに取り付けることができるというメリットがある。このような構造は、ウオッシャチューブ等の配管に限られず、ハーネス等の配線を含むすべての配管類をフードの内側に固定する際には有効である。
【0005】
しかしながら、インシュレータに配管類を保持させる際に、インシュレータに形成された溝に配管類を単にはめ込むような構造であると、インシュレータのフードへの取付時にインシュレータから配管類が外れてしまい、結果的に作業効率が低下してしまう可能性がある。逆に、インシュレータに配管類を埋め込むような構造であると、インシュレータに配管類を予め組み付けておくサブ組作業の作業効率が低下してしまう可能性がある。
【0006】
したがって、本発明は、インシュレータに配管類を予め組み付けておくサブ組作業の作業効率および配管類が組み付けられたインシュレータをフードに取り付ける取付作業の作業効率を共に向上させることができる配管類の車体保持構造の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、フード(例えば実施の形態におけるフード11)の内側に付設されるインシュレータ(例えば実施の形態におけるインシュレータ14)の外周端縁部(例えば実施の形態における凹状端縁部43)に外側に突出する形状の複数の押さえ部(例えば実施の形態における中央押さえ部45,側部押さえ部46)を並設し、隣り合う前記押さえ部同士の表裏逆側に配管類(例えば実施の形態におけるウオッシャチューブ33)を配設してなることを特徴としている。
【0008】
このように、インシュレータの外周端縁部に外側に突出するように並設された複数の押さえ部に、隣り合うもの同士で表裏逆側を通るように配管類を配設することでこれら押さえ部で配管類を表裏両側から支持するため、インシュレータに保持した配管類がインシュレータから外れてしまうことを防止できる。また、押さえ部の突出方向の外側から押さえ部同士の間に挿入するように配管類を配設することで、表裏を交互を通るように配管類を容易に配設することができるため、インシュレータへの配管類の配設作業が容易となる。
【0009】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記インシュレータは繊維材からなっており、前記押さえ部は中央側の本体部(例えば実施の形態における本体部47)よりも圧縮されて薄肉に押し固められていることを特徴としている。
【0010】
このように、押さえ部が薄肉に押し固められており、変形しにくいため、押さえ部がインシュレータの外周端縁部から外側に突出する片持ち形状をなしていても、配管類を良好に支持することができる。よって、配管類がインシュレータから外れてしまうことを確実に防止できる。
【0011】
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記押さえ部には、前記配管類の配設側に該配管類を入り込ませる入込凹部(例えば実施の形態における入込凹部50,51)が形成されていることを特徴としている。
【0012】
このように、押さえ部には、配管類の配設側に該配管類を入り込ませる入込凹部が形成されているため、配管類を入込凹部に入り込ませることで係止し、配管類を一定位置に保持することができる。よって、押さえ部がインシュレータの外周端縁部から外側に突出する片持ち形状をなしていても、配管類を入込凹部で良好に係止することができるため、配管類がインシュレータから外れてしまうことを確実に防止できる。
【0013】
請求項4に係る発明は、請求項3に係る発明において、前記フードには、前記入込凹部に入り込む前記配管類の逆側を入り込ませる収納凹部(例えば実施の形態における収納凹部35)が形成されていることを特徴としている。
【0014】
このように、フードには、インシュレータの押さえ部の入込凹部に入れ込まれた配管類の逆側を入り込ませる収納凹部が形成されているため、インシュレータの入込凹部とフードの収納凹部とで配管類を収納することができ、フードとインシュレータとに不要な隙間が生じるのを防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態の配管類の車体保持構造を図面を参照して以下に説明する。なお、本実施形態は、車両のフロントガラスをウオッシャノズルから噴出する洗浄液で洗浄するウインドウオッシャ装置の配管類としてのウオッシャチューブを車体側のフードに保持する構造である。以下の説明で用いる前後左右は車両前進時の進行方向に対する前後左右である。
【0016】
図1はフード11を左右方向中央で断面とした断面図である。フード11は、車体の前部側の機関室を上方で覆うもので、表面側を構成するフードスキン12とこのフードスキン12の車体内側のフードフレーム13とを有している。フード11は、機関室の後端側(図1における右側)を基端として揺動可能に支持されており、機関室の上部を開閉させる。
【0017】
図2は、上記したフード11を車体内側から見た斜視図である。フード11には、遮音材であるインシュレータ14が車体内側すなわちフードフレーム13のフードスキン12に対し反対側に付設される。フード11を閉じた状態でインシュレータ14の下側には、図1に示すように、これに対向するように機関側のエアインテーク15が配置されることになる。
【0018】
図3は、上記したフードフレーム13を車体内側から見た斜視図である。フードフレーム13は、複数の抜き穴20が形成された骨格形状をなしており、その左右方向の中央には、車体内側に突出し前後方向に延在する延在凸部21aが形成されている。また、フードフレーム13には、この延在凸部21aの前端側から互いに反対方向に傾斜しつつ後端側に延在する一対の延在凸部21bが車体内側に突出形成されている。さらに、フードフレーム13には、インシュレータ14を取り付けるためのクリップ(図1参照)22を嵌合させる嵌合穴23が複数点在するように形成されており、挿入穴24が後端側の左右二カ所に形成されている。加えて、これら挿入穴24同士の間に、やや前側に位置をずらして挿通穴25が左右二カ所に形成されている。
【0019】
なお、図示は略すが、フードスキン12の上記挿通穴25と対応する位置には、ウオッシャノズルが取り付けられており、フードフレーム13の車体内側に配置される図2に示すウオッシャチューブ30がこれら挿通穴25を介してウオッシャノズルに連結される。
【0020】
ここで、ウオッシャチューブ30は、図示せぬウオッシャタンク側に接続されるメインのウオッシャチューブ31がフード11の左右方向一側から中央に向け延在し同側の挿通穴25の近傍で二本のウオッシャチューブ32,33に分岐させられ、これらのうち一方のウオッシャチューブ32が同側の挿通穴25を介して同側のウオッシャノズルに連結させられる一方、他方のウオッシャチューブ33が左右方向他側の挿通穴25を介して同他側のウオッシャノズルに連結させられる。
【0021】
そして、フードフレーム13の後端側かつ車体内側には、図3に示すように、延在凸部21aを超えて左右に延在する収納凹部35が両挿通穴25の間の所定範囲に形成されている。この収納凹部35は、ウオッシャチューブ33の半径方向の一部を収納可能な大きさとされている。
【0022】
フード11には、図4に示すインシュレータ14が車体内側に付設される。なお、図4はインシュレータ14をフード11側(閉時上側)から見たものである。
【0023】
インシュレータ14は、例えばポリエステル等の合成樹脂系の多数の繊維材からなるもので、繊維材を圧縮成形して不織布状に押し固めたものである。インシュレータ14には、左右方向の中央に、フードフレーム13の延在凸部21aを嵌合させるための延在凹部37aが、フード11側で凹状をなし反対側つまり車体内側で凸状をなすように形成されている。さらに、延在凸部21bを嵌合させるための一対の延在凹部37bが延在凹部37aに連続するように車体内側に突出形成されている。このインシュレータ14には、これをフードフレーム13に取り付けるためのクリップ22を嵌合させる嵌合穴38がフードフレーム13の嵌合穴23と位置を合わせて複数形成されており、また、外周端縁部のうちの後側の一端縁部39の左右両側に、フードフレーム13の挿入穴24に挿入される左右二カ所の挿入片部40が突出形成されている。
【0024】
そして、本実施形態においては、インシュレータ14の上記一端縁部39の両挿入片部40同士の間に挿入片部40が形成された位置よりも凹むように凹状端縁部42が形成されており、この凹状端縁部42には、左右方向の中央にさらに凹む凹状端縁部43が形成されている。そして、図5にも示すように、この凹状端縁部43に複数、具体的には左右方向中央の中央押さえ部(押さえ部)45とその左右両側の側部押さえ部(押さえ部)46の三つを並設している。ここでは、これら中央押さえ部45および側部押さえ部46の三つが、インシュレータ14の全体的な広がり方向に沿って外側に突出する形状をなしている。
【0025】
中央押さえ部45は、延在凹部37aを含んでおり、側部押さえ部46よりも左右方向に幅広とされている。この中央押さえ部45には図1にも示すように左右方向に延在する入込凹部50がフード11側に形成されている。この入込凹部50は、ウオッシャチューブ33の半径方向の一部を入り込ませることが可能な大きさとされている。
【0026】
幅狭の両側部押さえ部46には、それぞれ、中央押さえ部45の入込凹部50とは表裏逆側すなわちフード11に対し反対側に、左右方向に延在する入込凹部51が図6にも示すように形成されている。この入込凹部51は、ウオッシャチューブ33の半径方向の一部を入り込ませることが可能な大きさとされている。
【0027】
これらの中央押さえ部45および両側部押さえ部46もインシュレータ14の繊維材からの圧縮成形時に一体成形されるものであるが、これらはインシュレータ14の中央側の本体部47よりも強い力で圧縮されて薄肉に押し固められて強度が高められている。また、これらに設けられる上記入込凹部50,51もこの圧縮成形時に成形される。さらに、延在凹部37aおよび延在凹部37b等もこれらの内側の本体部47よりも強い力で圧縮されて薄肉に押し固められて強度が高められている。ここで、中央押さえ部45には延在凹部37aが形成されていることから強度がさらに高められている。インシュレータ14は、圧縮成形時に強い力で圧縮されて薄肉に押し固められる部分と、比較的弱い力で圧縮されて厚肉に押し固められる部分とに分けられるが、薄肉となる部分に延在凹部37aおよび延在凹部37bの他に中央押さえ部45および両側部押さえ部46が含まれるのである。そして、残りの厚肉に押し固められる部分が本体部47とされている。
【0028】
挿通穴25同士の間で延在するウオッシャチューブ33は、中央押さえ部45の入込凹部50および両側部押さえ部46の入込凹部51に入れ込まれるようにして隣り合う押さえ部45,46同士の表裏逆側に配設されることになり、その結果、中央押さえ部45および両側部押さえ部46で表裏両側から支持される(言い換えれば、各押さえ部45,46には、ウオッシャチューブ33の配設側にウオッシャチューブ33を入り込ませる入込凹部50,51が形成されている)。このとき、ウオッシャチューブ33は、中央押さえ部45および両側部押さえ部46の突出方向の外側から隣り合う中央押さえ部45および両側部押さえ部46のそれぞれの間および両側部押さえ部46のそれぞれの外側の各切れ目部53に挿入され、中央押さえ部45および側部押さえ部46の表裏に交互となるように載り上げる。
【0029】
具体的には、図7にも示すように、ウオッシャチューブ33は中央押さえ部45のフード11側、両側部押さえ部46のフード11に対し反対側に配設される。なお、中央押さえ部45の入込凹部50には、図4に示すように入込凹部50内に前後方向に沿って突出する三カ所の係止凸部54が左右方向に交互に逆向きに形成されており、ウオッシャチューブ33は入込凹部50に入れ込まれる際に係止凸部54で押されて僅かながら屈曲し、その結果、入込凹部50からの脱落が防止されるようになっている。
【0030】
そして、インシュレータ14は、このようにウオッシャチューブ33を中央押さえ部45および両側部押さえ部46で支持することでウオッシャチューブ33を保持した状態に予めサブ組されており、このようにウオッシャチューブ33が予め保持された状態のインシュレータ14がフード11の内側に取り付けられることになる。このとき、インシュレータ14は、図2に示すように、その両側の挿入片部40をフードフレーム13の挿入穴24に挿入させた状態で、各嵌合穴38とこれらにそれぞれ位置が合うフードフレーム13の各嵌合穴23にそれぞれクリップ22が嵌合されることで、フード11に取り付けられることになる。このとき、図1に示すように、インシュレータ14の中央押さえ部45の入込凹部50に対応してフードフレーム13に形成された収納凹部35に、中央押さえ部45の入込凹部50に一部入れ込まれたウオッシャチューブ33が残りの一部を入り込ませることになる。
【0031】
以上に述べた本実施形態によれば、インシュレータ14の外周端縁部の凹状端縁部43に外側に突出するように並設された中央押さえ部45および両側部押さえ部46に、隣り合うもの同士で表裏逆側を通るようにウオッシャチューブ33を配設することで、中央押さえ部45および両側部押さえ部46でウオッシャチューブ33を表裏両側から支持するため、インシュレータ14に保持したウオッシャチューブ33がインシュレータ14から外れてしまうことを防止できる。また、中央押さえ部45および両側部押さえ部46の突出方向の外側から中央押さえ部45と両側部押さえ部46とのそれぞれの間および両側部押さえ部46のそれぞれの外側の切れ目部53にウオッシャチューブ33を挿入することで、表裏を交互を通るようにウオッシャチューブ33を容易に配設することができるため、インシュレータ14へのウオッシャチューブ33の配設作業が容易となる。したがって、インシュレータ14にウオッシャチューブ33を予め組み付けておくサブ組作業の作業効率およびウオッシャチューブ33が組み付けられたインシュレータ14をフード11に取り付ける取付作業の作業効率を共に向上させることができる。
【0032】
また、中央押さえ部45および両側部押さえ部46が薄肉に押し固められており、変形しにくいため、これら中央押さえ部45および両側部押さえ部46が上記のようにインシュレータ14の端縁部43から外側に突出する片持ち形状をなしていても、ウオッシャチューブ33を良好に支持することができる。よって、ウオッシャチューブ33がインシュレータ14から外れてしまうことを確実に防止できる。したがって、ウオッシャチューブ33が組み付けられたインシュレータ14をフード11に取り付ける取付作業の作業効率をさらに向上させることができる。
【0033】
加えて、中央押さえ部45および両側部押さえ部46には、ウオッシャチューブ33の配設側にウオッシャチューブ33を入り込ませる入込凹部50,51が形成されているため、ウオッシャチューブ33を入込凹部50,51に入り込ませて係止することで、ウオッシャチューブ33を一定位置に保持することができる。よって、中央押さえ部45および両側部押さえ部46がインシュレータ14の端縁部43から外側に突出する片持ち形状をなしていても、ウオッシャチューブ33を入込凹部50,51で良好に係止することができるため、ウオッシャチューブ33がインシュレータ14から外れてしまうことを確実に防止できる。したがって、ウオッシャチューブ33が組み付けられたインシュレータ14をフード11に取り付ける取付作業の作業効率をさらに向上させることができる。
【0034】
さらに、フード11には、インシュレータ14の中央押さえ部45の入込凹部50に入れ込まれたウオッシャチューブ33の突出する逆側を入り込ませる収納凹部35が形成されているため、インシュレータ14の入込凹部50とフード11の収納凹部35とでウオッシャチューブ30を収納することができ、フード11とインシュレータ14とに不要な隙間が生じるのを防止できる。したがって、フード11にインシュレータ14をがたつき等生じることなく良好に取り付けることができる。
【0035】
なお、押さえ部は、複数形成する必要があるが、良好な保持性能を得るためには上記のように三カ所以上形成するのが好ましい。
【0036】
また、図8に示すように同じ幅で対をなし、しかも互いに表裏逆側にウオッシャチューブ33を入り込ませる入込凹部58,59を有する押さえ部56,57を車体左右方向に複数対形成しても良い。
【0037】
さらに、以上は、ウオッシャチューブ33等の配管に限られず、ハーネス等の配線を含むすべての配管類をフード11の内側に固定する際に適用可能である。
【0038】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に係る発明によれば、インシュレータの外周端縁部に外側に突出するように並設された複数の押さえ部に、隣り合うもの同士で表裏逆側を通るように配管類を配設することでこれら押さえ部で配管類を表裏両側から支持するため、インシュレータに保持した配管類がインシュレータから外れてしまうことを防止できる。また、押さえ部の突出方向の外側から押さえ部同士の間に挿入するように配管類を配設することで、表裏を交互を通るように配管類を容易に配設することができるため、インシュレータへの配管類の配設作業が容易となる。したがって、インシュレータに配管類を予め組み付けておくサブ組作業の作業効率および配管類が組み付けられたインシュレータをフードに取り付ける取付作業の作業効率を共に向上させることができる。
【0039】
請求項2に係る発明によれば、押さえ部が薄肉に押し固められており、変形しにくいため、押さえ部がインシュレータの外周端縁部から外側に突出する片持ち形状をなしていても、配管類を良好に支持することができる。よって、配管類がインシュレータから外れてしまうことを確実に防止できる。したがって、配管類が組み付けられたインシュレータをフードに取り付ける取付作業の作業効率をさらに向上させることができる。
【0040】
請求項3に係る発明によれば、押さえ部には、配管類の配設側に該配管類を入り込ませる入込凹部が形成されているため、配管類を入込凹部に入り込ませることで係止して、配管類を一定位置に保持することができる。よって、押さえ部がインシュレータの外周端縁部から外側に突出する片持ち形状をなしていても、配管類を入込凹部で良好に係止することができるため、配管類がインシュレータから外れてしまうことを確実に防止できる。したがって、配管類が組み付けられたインシュレータをフードに取り付ける取付作業の作業効率をさらに向上させることができる。
【0041】
請求項4に係る発明によれば、フードには、インシュレータの押さえ部の入込凹部に入れ込まれた配管類の逆側を入り込ませる収納凹部が形成されているため、インシュレータの入込凹部とフードの収納凹部とで配管類を収納することができ、フードとインシュレータとに不要な隙間が生じるのを防止できる。したがって、フードにインシュレータをがたつき等生じることなく良好に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の配管類の車体保持構造を示す左右方向中央の側断面図である。
【図2】本発明の一実施形態の配管類の車体保持構造を示す車体内側から見た斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態の配管類の車体保持構造に適用されるフードフレームを示す車体内側から見た斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態の配管類の車体保持構造に適用されるインシュレータを示すフードフレーム側から見た平面図である。
【図5】本発明の一実施形態の配管類の車体保持構造に適用されるインシュレータの要部を示すフードフレーム側から見た部分拡大斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態の配管類の車体保持構造を示す側部押さえ部を通る線に沿う側断面図である。
【図7】本発明の一実施形態の配管類の車体保持構造を示す正断面図である。
【図8】本発明の一実施形態の配管類の車体保持構造の変形例を示す車体内側から見た部分拡大図である。
【符号の説明】
11 フード
14 インシュレータ
33 ウオッシャチューブ(配管類)
35 収納凹部
43 凹状端縁部(外周端縁部)
45 中央押さえ部(押さえ部)
46 側部押さえ部
47 本体部
50,51 入込凹部

Claims (4)

  1. フードの内側に付設されるインシュレータの外周端縁部に外側に突出する形状の複数の押さえ部を並設し、隣り合う前記押さえ部同士の表裏逆側に配管類を配設してなることを特徴とする配管類の車体保持構造。
  2. 前記インシュレータは繊維材からなっており、前記押さえ部は中央側の本体部よりも圧縮されて薄肉に押し固められていることを特徴とする請求項1記載の配管類の車体保持構造。
  3. 前記押さえ部には、前記配管類の配設側に該配管類を入り込ませる入込凹部が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の配管類の車体保持構造。
  4. 前記フードには、前記入込凹部に入り込む前記配管類の逆側を入り込ませる収納凹部が形成されていることを特徴とする請求項3記載の配管類の車体保持構造。
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