JP2004174097A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】配線の数を減らすと共に電飾体の輝度の低下を軽減できる遊技機の提供を目的とする。
【解決手段】発光体等の電飾体L1〜L16が複数接続された電飾接続基板156,157と、前記電飾体の点灯あるいは消灯を実行するための制御データを前記電飾接続基板156,157へ送信する電飾制御装置150とを備え、前記電飾制御装置150は、パラレルデータをシリアルデータに変換する変換手段と、前記変換手段により変換されたシリアルデータを前記電飾接続基板へ順次送信する順次送信手段とを備え、前記電飾接続基板156,157は、前記電飾制御装置150の順次送信手段より受信したシリアルデータからなる制御データを基に前記複数の電飾体L1〜L16を点灯あるいは消灯するようにした。
【選択図】 図4
【解決手段】発光体等の電飾体L1〜L16が複数接続された電飾接続基板156,157と、前記電飾体の点灯あるいは消灯を実行するための制御データを前記電飾接続基板156,157へ送信する電飾制御装置150とを備え、前記電飾制御装置150は、パラレルデータをシリアルデータに変換する変換手段と、前記変換手段により変換されたシリアルデータを前記電飾接続基板へ順次送信する順次送信手段とを備え、前記電飾接続基板156,157は、前記電飾制御装置150の順次送信手段より受信したシリアルデータからなる制御データを基に前記複数の電飾体L1〜L16を点灯あるいは消灯するようにした。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技球等の遊技媒体を用いて遊技領域で遊技を行うパチンコ遊技機等の遊技機においては、遊技機の前面側に発光体等からなる電飾体が複数設けられ、前記電飾体を点灯又は消灯することによって遊技の興趣を高めることが行われている。前記電飾体の制御は、遊技機の主制御装置から送信される電飾体の点灯又は消灯パターンに関する制御データを電飾制御装置が受信し、受信した制御データに基づく電飾パターンにより行われている。電飾パターンの制御データはパラレル(並列)データとして設定され、そのパラレルデータに対応した数の配線により電飾制御装置と電飾体間が接続されていた。(特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−219217号公報(図6参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の遊技機にあっては、遊技の興趣を高める等のために複数の電飾体が設けられるため、電飾制御装置と複数の電飾体を接続する配線の数が多くなって遊技機の製造組み付け作業に手間取るようになり、ラインでの製造に支障をきたすおそれがある。また、配線の数を減らすためにダイナミック点灯方式を使用する手法もあるが、電飾体の輝度が低下し電飾の効果を充分に発揮できないという問題がある。
【0005】
本発明はこのような状況に鑑みなされたもので、配線の数を減らすと共に電飾体の輝度の低下を軽減できる遊技機の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、発光体等の電飾体が複数接続された電飾接続基板と、前記電飾体の点灯あるいは消灯を実行するための制御データを前記電飾接続基板へ送信する電飾制御装置と、を備えた遊技機において、前記電飾制御装置は、パラレルデータをシリアルデータに変換する変換手段と、前記変換手段により変換されたシリアルデータを前記電飾接続基板へ順次送信する順次送信手段とを備え、前記電飾接続基板は、前記電飾制御装置の順次送信手段より受信したシリアルデータからなる制御データを基に前記複数の電飾体を点灯あるいは消灯することを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1において、前記電飾接続基板が、前記電飾制御装置の順次送信手段より受信した前記制御データを保持する保持手段を備え、前記複数の電飾体の点灯又は消灯を実行するための起因となる実行可能信号を前記電飾制御装置より受信することによって、前記保持手段に保持されている前記制御データに従って前記複数の電飾体の点灯又は消灯を実行することを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明は、請求項2において、前記実行可能信号が、前記複数の電飾体の全てに対する制御データが前記順次送信手段により送信されたことに起因して前記電飾制御装置から前記電飾接続基板に送信されることを特徴とする。
【0009】
請求項4の発明は、請求項2又は3において、前記保持手段が、前記電飾制御装置の順次送信手段より受信した前記制御データを、前記電飾接続基板による前記実行可能信号の受信までの期間保持する一次保持手段と、前記電飾接続基板による前記実行可能信号の受信に起因して前記一次保持手段から移送されて来る前記制御データを保持する二次保持手段とを備え、前記電飾接続基板が、前記電飾制御装置の順次送信手段より受信した次回の制御データに従う前記複数の電飾体の点灯又は消灯の実行まで、前記二次保持手段に保持されている前回受信した制御データに従い継続して前記複数の電飾体を点灯又は消灯することを特徴とする。
【0010】
請求項5の発明は、請求項4において、前記一次保持手段及び二次保持手段を、前記複数の電飾体に対応させて複数設けると共に、前記複数の一次保持手段が、前記制御データを最初に受け入れて保持する受け入れ側一次保持手段と、前記受け入れ側一次保持手段の制御データが順次移動してくる他の一次保持手段とよりなり、前記電飾接続基板には、前記複数の一次保持手段間で前記制御データを順次移動させる移動手段を設け、前記電飾接続基板が、前記電飾制御装置の順次送信手段から前記複数の電飾体の一電飾体に対する制御データを受信するごとに、一旦、前記制御データを前記受け入れ側一次保持手段に保持し、次に他の電飾体に対する制御データの受信により前記受け入れ側一次保持手段の制御データを前記他の一次保持手段へ順次移動させることを特徴とする。
【0011】
【0012】
請求項6の発明は、請求項1から5の何れか一項において、前記シリアルデータを複数ビットのデータにより構成すると共に、前記電飾制御装置側においては前記複数ビットのデータからなるシリアルデータを1つの情報データとして送信処理することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下添付の図面に基づき本発明の好適な実施形態を説明する。図1は本発明の一実施例に係る遊技機全体の正面図、図2は遊技機全体の裏面図、図3は同遊技機の電気制御を簡略に示すブロック図、図4は電飾制御装置と電飾接続基板との関係を示すブロック図、図5はデータ転送時のタイミングチャートである。
【0014】
図1に示すこの実施例の遊技機1は、遊技媒体として遊技球を用いるパチンコ遊技機であって、遊技盤3の縁に遊技球の外側ガイドレール4及び内側ガイドレール5が略円形に立設され、前記内側ガイドレール5によって囲まれた遊技領域6の中心線上にその上部から下部に向かって順に表示装置9、始動入賞口10、特別電動役物である大入賞口15、アウト口17が配設され、また上方両側にはランプ風車18a,18b、その下方に普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21、その下方に左袖入賞口23と右袖入賞口25、さらには前記大入賞口15の両側に左落とし入賞口27と右落とし入賞口29が配設されている。符号22a,22bは風車である。また、前記遊技機1の前面枠2にはガラス枠Gがヒンジで開閉可能に取り付けられて前記遊技盤3の前面側を覆っている。
【0015】
前記遊技機1の前面側には、電飾体L1〜L16、払い出された遊技球を受けるための球貯留部としての上側球受け皿36、該上側球受け皿36の飽和時に遊技球を受けるための下側球受け皿37、効果音等を発するスピーカ38、遊技者の発射操作に応じて遊技球を遊技領域6に向けて弾発発射する発射装置91等がそれぞれ組み付けられている。以下、所要の各部についてさらに詳述する。
【0016】
前記表示装置9は、液晶,ドットマトリックス若しくはLED表示装置等の表示装置からなり、この実施例では、液晶表示器(TFT−LCDモジュール)で構成され、左下に普通図柄表示部45が組み込まれ、その他の大部分が特別図柄表示部42となっている。
【0017】
前記特別図柄表示部42は、大当たりか否かの大当たり当否判定結果を表示す表示手段であり、大当たりに対する当否判定結果表示用の特別図柄が、変動表示及び停止表示可能とされている。前記特別図柄は、数字、文字、記号、絵(キャラクタ)等適宜のものとされ、予め定められた図柄あるいは態様で前記特別図柄表示部42に停止表示されることにより大当たりを表示する。本実施例では、前記特別図柄表示部42は、左側、中央、右側の3つの表示領域に分けられ、各表示領域で特別図柄として、『0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11』の図柄が変動し、停止表示される。
【0018】
前記普通図柄表示部45は、記号或いは絵(キャラクタ)等の小当たり判定用普通図柄を変動表示及び停止表示する。本実施例における普通図柄表示部45に変動及び停止表示される普通図柄は、『0,1,2,3,4,5,6,7,8,9』とされている。
【0019】
前記始動入賞口10は特別図柄表示部42の真下に設けられ、2つの可動片10a,10bが背面の始動入賞口用ソレノイドによって略垂直で入賞し難い狭小開放状態(通常状態)と略V字形(逆ハの字形)の入賞し易い拡開開放状態間を変化可能に制御されている。前記始動入賞口10の拡開開放は、前記普通図柄表示部45で普通図柄が変動した後特定の普通図柄で確定停止表示されて小当たり(普通図柄当たり)が成立した時に行われる。
【0020】
また、前記遊技盤3の背面には、前記始動入賞口10に入賞した遊技球を検出する始動入賞口検出スイッチ(始動入賞口センサ)が入賞球用通路に設けられており、該入賞球の検出により前記特別図柄表示部42で特別図柄の変動を開始するようになっている。また、前記特別図柄表示部42で特別図柄の変動表示中に、前記始動入賞口10に入賞して前記判定条件が成立しても、直ちに新たな特別図柄の変動表示を開始することができないため、特別図柄の変動が保留されて記憶され、その特別図柄の変動保留記憶数を、保留回数(この例では最高4回)として、前記特別図柄変動数記憶表示器51に表示し、特別図柄の変動開始による保留記憶数の減少によって前記表示器51の表示個数を減らすようになっている。
【0021】
前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21は前記特別図柄表示部42の左右に設けられ、前記遊技盤3の背面に設けられた普通図柄変動開始スイッチで両ゲート19,21を通過する遊技球を検出することによって前記普通図柄表示部45で普通図柄の変動を開始させるようになっている。また、前記普通図柄の変動表示中に、前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21を遊技球が通過することによって発生する普通図柄の変動保留記憶数を、最高4回保留回数として記憶し、前記遊技盤3の右下に位置する普通図柄変動数記憶表示器47で表示し、普通図柄の変動開始による普通図柄の保留記憶数の減少によって前記普通図柄変動数記憶表示器47の表示個数を減らすようになっている。さらにまた、前記左袖入賞口23と右袖入賞口25の入賞球を検出する左袖入賞口用検出スイッチと右袖入賞口用検出スイッチ、前記左落とし入賞口27と右落とし入賞口29の入賞球を検出する左落とし入賞口用検出スイッチと右落とし入賞口用検出スイッチが、それぞれ対応する遊技盤背面に設けられている。
【0022】
前記大入賞口15は始動入賞口10の下方に設けられ、前記遊技盤3の背面に設けられた大入賞口開放用ソレノイドによって開閉する開閉板16を備えている。この大入賞口15は、通常は開閉板16が閉じた状態とされ、当該大入賞口15内の一部には、前記開閉板16が開いた際に開口して入賞可能にする特定領域入賞口63を有する。さらに、該特定領域入賞口63には、所定条件時に特定領域開放用ソレノイドにより開閉される開閉扉が設けられている。また、前記特定領域入賞口63には特定入賞球を検出する特定入賞球検出スイッチ(特定領域センサ)が設けられ、該入賞球の検出により大入賞口15を再度開ける継続権利が成立するようにされている。また、大入賞口15内の略中央には、前記大入賞口15に入賞し、かつ前記特定領域入賞口63に入賞しなかった入賞球を検出する入賞球数カウントスイッチ(カウントセンサ)が設けられている。
【0023】
前記電飾体L1〜L16は、ランプやLED等の発光体等からなり、遊技の興趣を高める等のために、制御データに従ってそれぞれ点灯又は消灯するようになっている。この例における複数の電飾体L1〜L16は、LEDで構成されている。
【0024】
前記発射装置91は、操作レバー92の操作により駆動する発射モータを裏側に有し、該発射モータの駆動により遊技球を前記遊技領域6へ向けて弾発発射するようになっている。前記発射装置91により発射された発射遊技球は、前記遊技盤面に立設された外側誘導レール4と内側誘導レール5間で構成される発射球誘導路を介して遊技領域6に誘導される。
【0025】
さらにこの例の遊技機1は、プリペイドカードユニット93が、記憶媒体読取装置として接続されている。前記プリペイドカードユニット93には記憶媒体挿入口としてカード挿入口94が設けられており、プリペイドカード(記憶媒体)を前記カード挿入口94に挿入すると、前記カードに記憶されている貸出可能データを読み込み、上側球受け皿36の前方端部に設けられた払出操作部101の度数表示器102に度数等で球貸し情報を表示するようになっている。前記払出操作部101には、貸球としての遊技球の払い出しを行うための払出要求手段としての押ボタン式球貸スイッチ103、前記カードを排出するためのカード排出手段としての押しボタン式カード返却スイッチ104が設けられている。符号97は遊技球の貸出金額変更スイッチである。
【0026】
【0027】
また、前記遊技機1の裏側には、遊技を制御するための複数の制御装置が制御手段として設けられている。図2は遊技機1の裏面を示すものであり、図3は前記遊技機の電気制御を簡略に示すブロック図である。前記制御装置の主なものとして、主制御基板110、表示制御基板120、発射制御基板130、払出制御基板140、電飾制御基板150、スピーカ38に対する音声制御基板160等が挙げられる。各基板はそれぞれ制御回路を備えている。図2中の符号170は電源基板、180は各種入賞口へ入賞した際に遊技球を払い出す賞球払出装置、190は遊技球貸出時に遊技球を払い出す貸球払出装置、192はカードインターフェイス、193は遊技球貯留タンク、195は遊技球誘導のためのタンクレールである。
【0028】
主制御基板110は、遊技機1の主制御を行い、副制御基板(表示制御基板120、払出制御基板140、電飾制御基板150等)等にコマンド(信号)を送信する。前記主制御基板110は、CPU、ROM、RAM、複数のカウンタを備えたコンピュータと、該コンピュータと副制御基板等を結ぶ入出力回路と、前記コンピュータと大入賞口15に接続される中継基板等を結ぶ入出力回路等で構成されている。前記CPUは、制御部,演算部,各種カウンタ,各種レジスタ,各種フラグ等を備え、演算制御を行う他、大当たりの発生確率や小当たり(始動入賞口10の拡開開放を行う普通図柄当たり)の発生確率を定める乱数等も生成している。また、前記RAMは、始動入賞口検出スイッチの検出信号及び普通図柄変動開始スイッチの検出信号用の記憶領域,CPUで生成される各種乱数値用の記憶領域,各種データを一時的に記憶する記憶領域やフラグ,CPUの作業領域を備える。さらに、前記ROMには、遊技上の制御プログラムや制御データが書き込まれている他、大当たり及び小当たりの判定値、前記電飾体L1〜L16に対するコマンド(信号)等が書き込まれている。
【0029】
前記表示制御基板120は、CPU,RAM,ROMを備えたコンピュータと、該コンピュータと前記主制御基板110を結ぶ入力回路と、前記コンピュータと特別図柄表示部42及び普通図柄表示部45を結ぶ出力回路等で構成される。前記CPUは、内部に制御部,演算部,各種カウンタ,各種レジスタ,各種フラグ等を有し演算制御を行うようになっている。また、前記RAMは、各種データの記憶領域と前記CPUによる作業領域等を有している。さらに、前記ROMには、前記特別図柄表示部42への表示データや各種表示プログラム等のデータが書き込まれている。前記表示制御基板120は、前記主制御基板110と共に、プログラムに従い前記特別図柄表示部42に表示させる表示態様の表示制御を行う。
【0030】
発射制御基板130は前記発射装置91を制御し、所定間隔で遊技球を遊技領域6へ向けて発射させる。
【0031】
払出制御基板140は、前記賞球払出装置180及び貸球払出装置190に遊技球を払い出させるための制御等を行う。
【0032】
電飾制御基板150は、本発明における電飾制御装置に相当し、図4に示すように、CPU151、RAM152、ROM153、シリアルインターフェィス154、パラレルポート155を備えた1チップマイクロコンピュータを有し、電飾接続基板A156と電飾接続基板B157が接続されている。前記電飾接続基板A156には電飾接続基板B157が接続されている。前記CPU151は、内部に制御部,演算部,各種カウンタ,各種レジスタ,各種フラグ等を有し演算制御を行うようになっている。前記RAM152は、各種データの記憶領域と前記CPUによる作業領域等を有している。また、前記ROM153には、各種プログラム等のデータが書き込まれている。
【0033】
前記電飾制御基板150は、遊技状態に合わせて前記主制御基板110から送信される電飾制御コマンドを受信すると、受信したコマンドに対応したパラレルデータからなる電飾体用制御データを前記CPU151からシリアルインターフェース154へ送る。前記シリアルインターフェース154は、本発明における変換手段及び順次送信手段に相当し、前記受け取ったパラレルデータの制御データをシリアルデータの制御データに変換し、順次前記電飾接続基板A156へ送信する。
【0034】
なお、前記主制御基板110から送信される電飾制御コマンドは、遊技状態に応じて前記電飾体L1〜L16の点灯・消灯を指示するもので、複数の点灯・消灯パターン(電飾体パターン)に対応して複数設けられている。前記電飾制御コマンドとそれに対応するパラレルデータからなる制御データの例を表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】
表1において、例えば、電飾体パターン6のコマンド『0105』が前記主制御基板110から送信され、前記電飾制御基板150で受信されると、コマンド『0105』に対応するデータ(例えば1F F8)が、前記CPU151によって前記電飾体L1〜L16に対する制御データとしてパラレルデータで作成される。前記作成されるデータ(例えば1F F8)は、この例では前記電飾体L1〜L16の個数16個分となるように2バイト構成とされている(例えば1F=00011111 F8=11111000)。なお、初めの8個分のデータ(例えば1F)は、前記電飾体L9〜L16の制御用であり、後ろの8個分のデータ(例えばF8)は、前記電飾体L1〜L8の制御用となっている。
【0037】
前記作成されたパラレルデータからなる電飾体用制御データは、前記電飾制御基板150のCPU151から前記シリアルインターフェース154へ送信される。その際、まず、前記電飾体L9〜L16の制御用として初めの8個分の制御データ(例えば1F=00011111)が、シリアルインターフェース154に送信される。前記シリアルインターフェース154は、前記電飾体L9〜L16用の初めの制御データ(例えば1F=00011111)を受信すると、受信した制御データ(パラレルデータ)をシリアルデータに変換して上位ビット(ビット7、例えば1F=00011111の場合には0)から順次前記電飾接続基板A156に送信する。この場合、ビット7は電飾体L16、ビット6は電飾体L15、ビット5は電飾体L14というように順に割り当てられている。
【0038】
前記初めの8個分のパラレルデータからなる制御データ(電飾体L9〜L16用のデータ)が前記シリアルインターフェース154に送られたことが、クロック(CLOCK)信号により前記電飾制御基板150で検知されると、前記電飾体L1〜L8の制御用として、後ろの8個分のパラレルデータからなる制御データ(例えばF8=11111000)が、前記電飾制御基板150のCPU151から前記シリアルインターフェース154へ送信される。前記シリアルインターフェース154では、前記電飾体L1〜L8用の制御データ(例えばF8=11111000)を受信すると、受信した制御データ(パラレルデータ)をシリアルデータに変換して上位ビット(ビット7、例えばF8=11111000の場合には1)から順次前記電飾接続基板A156に送信する。この場合、ビット7は電飾体L8、ビット6は電飾体L7、ビット5は電飾体L6というように順に割り当てられている。
【0039】
前記電飾接続基板A156に前記電飾体L9〜L16用として先に送られた最初の8個分のデータ(例えば1F=00011111)は、シリアルラッチドライバー158の一次保持手段H1〜H8に、受信順に一旦保持される。前記一次保持手段H1〜H8には二次保持手段J1〜J8が接続され、さらに前記二次保持手段J1〜J8には前記電飾体L1〜L8が接続されている。前記一次保持手段H1〜H8は、H1を一番目として直列的な接続とされている。前記一次保持手段H1〜H8へのデータの保持は、まず、最初に受信されたビット7のデータ(例えば1Fの場合0、電飾体L16用)が一番目の一次保持手段H1に保持され、次にビット6のデータ(例えば1Fの場合0、電飾体L15用)が受信されると、それまで一番目の一次保持手段H1に保持されていたビット7のデータ(例えば1Fの場合0、電飾体L16用)が、二番目の一次保持手段H2に移動させられて一番目の一次保持手段H1にはビット6のデータ(例えば1Fの場合0、電飾体L15用)が保持される。このように後から受信されたデータが一番目の一次保持手段H1に保持されて、一次保持手段内の保持データが順送りに後方の一次保持手段へ移動する。そして、前記電飾体L9〜L16用に最初に送られた8個分のデータ全てが受信されたときには、一番目の一次保持手段H1から8番目の一次保持手段H8には、ビット0のデータ(例えば1Fの場合1、電飾体L9用)からビット7のデータ(例えば1Fの場合0、電飾体L16用)まで順に保持されることになる。なお、前記一番目の一次保持手段H1は、本発明における受け入れ側一次保持手段に相当する。
【0040】
また、前記電飾体L1〜L8用として後から送られた8個分の制御データ(例えばF8=11111000)は、受信順にまず前記シリアルラッチドライバー158の一番目の一次保持手段H1に保持され、その後、順次一次保持手段H1〜H8へ移動させられる。そして、最終的に前記電飾体L1〜L8用として8個分の全ての制御データ(例えばF8=11111000)が一次保持手段H1〜H8に保持される。その際、それまで、一次保持手段H1〜H8に保持されていた前記電飾体L9〜L16の8個分の制御データ(例えば1F=00011111)は、順次電飾接続基板B157におけるシリアルラッチドライバー159の一次保持手段H9〜H16へ移動させられる。なお、前記一次保持手段H1〜H16は直列的に接続されている。そして、最終的に前記電飾体L9〜L16用として8個分の全ての制御データ(例えば1F=00011111)が一次保持手段H9〜H16に保持される。これによって、前記一次保持手段H1〜H16に、前記電飾体L1〜L16の制御データが正しい配列で保持される。
【0041】
表2には、前記のようにして一次保持手段H1〜H16に保持された一つの電飾体パターン(表1の電飾体パターン6に相当する。)に対する制御データ(1F=00011111 F8=11111000)と電飾体L1〜L16の関係を示す。
【0042】
【表2】
【0043】
また、前記電飾制御基板150は、シリアルインターフェース154よりCPU151が、前記複数の電飾体(この例では16個)L1〜L16の全てに対する制御データが前記電飾接続基板A156及び電飾接続基板B157へ送信されたことを検知すると、前記CPU151より前記パラレルポート155を介して実行可能信号(LATCH信号)を、前記電飾接続基板A156及び前記電飾接続基板B156へ送信する。前記実行可能信号(LATCH)を前記電飾接続基板A156及び前記電飾接続基板B156が受信すると、それまで前記シリアルラッチドライバー158,159の一次保持手段H1〜H16に保持されていた前記電飾体L1〜L16に対する全ての制御データが二次保持手段J1〜J16に移送され、その移送された前記制御データに基づき前記電飾体L1〜L16の点灯又は消灯の制御が行われる。この例では、制御データの「1」が点灯、「0」が消灯に設定されている。図5は前記実行可能信号(LATCH信号)とクロック(CLOCK)信号と、制御データ(DATA)の送信に関するタイミングチャートである。なお、クロック(CLOCK)信号は、前記電飾接続基板A156及び電飾接続基板B157側において、前記電飾制御基板150から送信されたシリアルデータである制御データ(DATA)の何番目が送信されたかを確認するための同期信号である。図中D0,D1等は、数字部分の値に該当するビットの位置のデータを示す。例えばD0はビット0のデータ、D1はビット1のデータを示す。なお、前記一次保持手段H1〜H16より二次保持手段J1〜J16への移送によって、前記一次保持手段H1〜H16は、次の電飾制御コマンドに対応する制御データの保持が可能になる。
【0044】
前記二次保持手段J1〜J16に保持された制御データに基づく電飾体L1〜L16の制御は、次回の制御データが前記電飾接続基板A156及び前記電飾基板B157の一次保持手段H1〜H16で保持され、前記実行可能信号(LATCH信号)が前記電飾接続基板A156及び前記電飾接続基板B156で受信されるまで続けられる。なお、次回の実行可能信号(LATCH信号)の受信により、それまで二次保持手段J1〜J16に保持されていた前回の制御データはクリアされ、次回の制御データが一次保持手段H1〜H16より二次保持手段J1〜J16へ移送可能になる。よって、例えば前記電飾体L1の前回の制御データが「1」で、次回も「1」であれば、前記二次保持手段はまた「1」になり、前記電飾体L1は点灯が継続した状態となる。前記のような電飾接続基板としては、8ビットシフトレジスタラッチドライバ(例えば、東芝製、TD62C851P,TD62C852P等。)等を使用することができる。
【0045】
前記遊技機1における遊技について簡単に説明する。前記遊技機1では、まず遊技者が前記プリペイドカードユニット93のカード挿入口94にプリペイドカードを挿入し、次いで前記払出操作部101の球貸スイッチ103を押すと、設定されている球貸金額に相当する遊技球が前記上側球受け皿36に払い出される。
【0046】
その後、遊技者が前記発射装置91を操作することにより遊技球が遊技領域6へ向けて設定時間間隔で発射され、遊技が開始される。そして発射された遊技球が、前記種々の入賞口に入賞すると所定数の遊技球が賞品球として上側球受け皿36に払い出される。また、前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21を遊技球が通過し、その遊技球が前記普通図柄変動開始スイッチで検出されると、前記主制御基板110へ検出信号が送られ、それに伴って、主制御基板110の小当たり判定・普通図柄決定用乱数値が取得され、その取得数値が当たりの場合には、前記普通図柄表示部45で普通図柄が変動を開始し、所定値で停止、この例では奇数で停止し、始動入賞口10が入賞領域拡大状態になり、遊技球が入賞し易くなる。そして、前記始動入賞口10に遊技球が入賞すると、所定数の遊技球が賞品球として払い出される。
【0047】
また、前記始動入賞口10に遊技球が入賞し、始動入賞口検出スイッチによって入賞球が検出されると、前記主制御基板110へ入賞信号が送られ、それに伴って、主制御基板110の大当たり判定用の乱数値や停止表示用の特別図柄等に関する乱数値が取得される。そして、取得された各数値に基づいて大当たりの判定、停止特別図柄組合せの決定等が行われ、前記特別図柄表示部42で左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域で特別図柄の変動が開始される。
【0048】
前記特別図柄の変動開始から所定時間変動後、前記特別図柄表示部42で特別図柄が変動停止して、停止特別図柄が確定表示される。この例では、左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域で前記特別図柄が同時に変動を開始し、左側表示領域、右側表示領域、中央表示領域の順で特別図柄が変動停止して、停止特別図柄が確定表示される。
【0049】
前記特別図柄が、大当たり停止特別図柄組合せ、この例ではぞろ目(同一図柄組合せ)で停止表示されると、大当たりになり、通常とは異なる特別遊技状態に移行する。前記特別遊技状態になると、前記大入賞口15の開閉板16が開いて遊技領域6表面を落下してくる遊技球を受け止め、大入賞口15へ入賞可能にし、該大入賞口15への入賞があると、賞球払出装置により所定数の遊技球が賞品球として払い出される。前記開閉板16は、所定時間(例えば29.5秒)経過後、或いは入賞球数カウントスイッチで検出された入賞球数が所定個数(例えば10個)となった時点で閉じるようにされている。
【0050】
前記大入賞口15の開放中又は大入賞口15が閉じてから約2秒以内に、前記特定領域入賞口への入賞球を特定入賞球検出スイッチが検出すると、前記大当たりを再度繰り返す継続権利が発生し、所定最高回数(例えば最高16回)、前記開閉板16の開放を繰り返すようになっている。
【0051】
前記大当たりの際に、前記大当たり停止特別図柄組合せが確変特別図柄である‘1’、‘3’、‘5’、‘7’、‘9’、‘11’の何れかの奇数のぞろ目であるときには、大当たり終了後に、次回の大当たり発生確率が通常遊技状態よりも高い確率変動状態に移行する。
【0052】
また、前記確率変動状態(高確率状態)時に普通図柄が当たりとなると、前記始動入賞口10の入賞領域拡大回数を通常の1回から3回に増大させると共に、入賞領域拡大時間を通常の0.3秒から1.7秒に増加させる。
【0053】
前記遊技中には、例えば入賞、小当たり、大当たりなどの遊技状態に応じて前記主制御基板110から、前記のように電飾制御コマンドが前記電飾制御基板150へ送信され、前記制御コマンドを受信した前記電飾制御基板150でパラレルデータの制御データが作成、さらにはシリアルデータへの変換が行われて前記電飾接続基板A156、電飾接続基板A157へ送信される。そして、前記のように制御データの保持等が行われ、前記実行可能信号の受信により、複数の電飾体L1〜L16に対する点灯・消灯が実行される。また、前記電飾体L1〜L16は、前記主制基板110から送信される次回の制御コマンドによる制御まで、前回の制御コマンドによる制御が継続して行われる。その際、前記複数の電飾体L1〜L16が、ダイナミック点灯方式のように順番に制御されるのではないため、前記電飾体L1〜L16の輝度の低下を軽減することができる。また、更に複数の電飾接続基板を繋げても少ない配線で電飾体の輝度の低下を軽減して点灯・消灯することができる。
【0054】
なお、前記実施例においては、パチンコ遊技機の例について説明したが、本発明はパチンコ遊技機に限られるものではなく、発光体等の電飾体が設けられて制御される遊技機に対して適用される。また、前記電飾体もLEDに限られるものでなく、さらには電飾体の種類も一種類に限られず、異なる種類のものが混在してもよい。さらにまた、電飾体の数も限定されるものではなく、更に1回の電飾制御コマンドに対する点灯・消灯データは電飾体に対して1回であるが、複数データを構成して1回の電飾制御コマンドにより電飾体を点滅状態にしたりしても良いとする。また、前記シリアルデータは、8ビットの2バイトからなるものに限られるものではない。
【0055】
【発明の効果】
以上図示し説明したように、請求項1の発明によれば、電飾制御装置は、パラレルデータをシリアルデータに変換する変換手段と、前記変換手段により変換されたシリアルデータを前記電飾接続基板へ順次送信する順次送信手段とを備え、前記電飾接続基板が、前記電飾制御装置の順次送信手段より受信したシリアルデータからなる制御データを基に前記複数の電飾体を点灯あるいは消灯するため、電飾制御装置と電飾接続基板との配線の数を減らすことができると共に電飾体の輝度の低下を軽減することができる。
【0056】
請求項2の発明によれば、電飾接続基板が、電飾制御装置の順次送信手段より受信した制御データを保持する保持手段を備え、複数の電飾体の点灯又は消灯を実行するための起因となる実行可能信号を前記電飾制御装置より受信することによって、前記保持手段に保持されている制御データに従って複数の電飾体の点灯又は消灯を実行するため、データを順次保持している途中で電飾体を点灯又は消灯することなく一斉に複数の電飾体を点灯又は消滅することが可能になり、電飾効果によって遊技の興趣を向上させることができる。
【0057】
請求項3の発明によれば、実行可能信号が、複数の電飾体の全てに対する制御データが順次送信手段により送信されたことに起因して電飾制御装置から電飾接続基板に送信されるため、全ての制御データが送信されたことによって一斉に複数の電飾体を点灯又は消滅することが可能になり、電飾効果によって遊技の興趣を向上させることができる。
【0058】
請求項4の発明によれば、電飾接続基板は、電飾制御装置の順次送信手段より受信した次回の制御データに従う複数の電飾体の点灯又は消灯の実行まで、前回受信した制御データに従い継続して複数の電飾体を点灯又は消灯するため、電飾体に対する点灯又は消灯の制御を途切れないようにできる。
【0059】
請求項5の発明によれば、一次保持手段及び二次保持手段を、複数の電飾体に対応させて複数設けると共に、電飾接続基板には、前記複数の一次保持手段間で制御データを順次移動させる移動手段を設け、前記電飾接続基板が、電飾制御装置の順次送信手段から一電飾体に対する制御データを受信するごとに、一旦、前記制御データを受け入れ側一次保持手段に保持し、次に他の電飾体に対する制御データの受信により他の一次保持手段へ順次移動させるため、少ない配線構成とすることが可能になる。
【0060】
請求項6の発明によれば、シリアルデータを複数ビットのデータにより構成すると共に、電飾制御装置側においては複数ビットのデータからなるシリアルデータを1つの情報データとして送信処理するため、制御の負担を軽減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る遊技機全体の正面図である。
【図2】同遊技機全体の裏面図である。
【図3】同遊技機の電気制御を簡略に示すブロック図である。
【図4】同遊技機の電飾制御装置と電飾接続基板との関係を示すブロック図である。
【図5】データ転送時のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 遊技機
3 遊技盤
6 遊技領域
10 始動入賞口
36 上側球受け皿
42 特別図柄表示部
91 発射装置
110 主制御基板
120 表示制御基板
150 電飾制御基板
156 電飾接続基板A
157 電飾接続基板B
H1〜H16 一次保持手段
J1〜J16 二次保持手段
L1〜L16 電飾体
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技球等の遊技媒体を用いて遊技領域で遊技を行うパチンコ遊技機等の遊技機においては、遊技機の前面側に発光体等からなる電飾体が複数設けられ、前記電飾体を点灯又は消灯することによって遊技の興趣を高めることが行われている。前記電飾体の制御は、遊技機の主制御装置から送信される電飾体の点灯又は消灯パターンに関する制御データを電飾制御装置が受信し、受信した制御データに基づく電飾パターンにより行われている。電飾パターンの制御データはパラレル(並列)データとして設定され、そのパラレルデータに対応した数の配線により電飾制御装置と電飾体間が接続されていた。(特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−219217号公報(図6参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の遊技機にあっては、遊技の興趣を高める等のために複数の電飾体が設けられるため、電飾制御装置と複数の電飾体を接続する配線の数が多くなって遊技機の製造組み付け作業に手間取るようになり、ラインでの製造に支障をきたすおそれがある。また、配線の数を減らすためにダイナミック点灯方式を使用する手法もあるが、電飾体の輝度が低下し電飾の効果を充分に発揮できないという問題がある。
【0005】
本発明はこのような状況に鑑みなされたもので、配線の数を減らすと共に電飾体の輝度の低下を軽減できる遊技機の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、発光体等の電飾体が複数接続された電飾接続基板と、前記電飾体の点灯あるいは消灯を実行するための制御データを前記電飾接続基板へ送信する電飾制御装置と、を備えた遊技機において、前記電飾制御装置は、パラレルデータをシリアルデータに変換する変換手段と、前記変換手段により変換されたシリアルデータを前記電飾接続基板へ順次送信する順次送信手段とを備え、前記電飾接続基板は、前記電飾制御装置の順次送信手段より受信したシリアルデータからなる制御データを基に前記複数の電飾体を点灯あるいは消灯することを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1において、前記電飾接続基板が、前記電飾制御装置の順次送信手段より受信した前記制御データを保持する保持手段を備え、前記複数の電飾体の点灯又は消灯を実行するための起因となる実行可能信号を前記電飾制御装置より受信することによって、前記保持手段に保持されている前記制御データに従って前記複数の電飾体の点灯又は消灯を実行することを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明は、請求項2において、前記実行可能信号が、前記複数の電飾体の全てに対する制御データが前記順次送信手段により送信されたことに起因して前記電飾制御装置から前記電飾接続基板に送信されることを特徴とする。
【0009】
請求項4の発明は、請求項2又は3において、前記保持手段が、前記電飾制御装置の順次送信手段より受信した前記制御データを、前記電飾接続基板による前記実行可能信号の受信までの期間保持する一次保持手段と、前記電飾接続基板による前記実行可能信号の受信に起因して前記一次保持手段から移送されて来る前記制御データを保持する二次保持手段とを備え、前記電飾接続基板が、前記電飾制御装置の順次送信手段より受信した次回の制御データに従う前記複数の電飾体の点灯又は消灯の実行まで、前記二次保持手段に保持されている前回受信した制御データに従い継続して前記複数の電飾体を点灯又は消灯することを特徴とする。
【0010】
請求項5の発明は、請求項4において、前記一次保持手段及び二次保持手段を、前記複数の電飾体に対応させて複数設けると共に、前記複数の一次保持手段が、前記制御データを最初に受け入れて保持する受け入れ側一次保持手段と、前記受け入れ側一次保持手段の制御データが順次移動してくる他の一次保持手段とよりなり、前記電飾接続基板には、前記複数の一次保持手段間で前記制御データを順次移動させる移動手段を設け、前記電飾接続基板が、前記電飾制御装置の順次送信手段から前記複数の電飾体の一電飾体に対する制御データを受信するごとに、一旦、前記制御データを前記受け入れ側一次保持手段に保持し、次に他の電飾体に対する制御データの受信により前記受け入れ側一次保持手段の制御データを前記他の一次保持手段へ順次移動させることを特徴とする。
【0011】
【0012】
請求項6の発明は、請求項1から5の何れか一項において、前記シリアルデータを複数ビットのデータにより構成すると共に、前記電飾制御装置側においては前記複数ビットのデータからなるシリアルデータを1つの情報データとして送信処理することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下添付の図面に基づき本発明の好適な実施形態を説明する。図1は本発明の一実施例に係る遊技機全体の正面図、図2は遊技機全体の裏面図、図3は同遊技機の電気制御を簡略に示すブロック図、図4は電飾制御装置と電飾接続基板との関係を示すブロック図、図5はデータ転送時のタイミングチャートである。
【0014】
図1に示すこの実施例の遊技機1は、遊技媒体として遊技球を用いるパチンコ遊技機であって、遊技盤3の縁に遊技球の外側ガイドレール4及び内側ガイドレール5が略円形に立設され、前記内側ガイドレール5によって囲まれた遊技領域6の中心線上にその上部から下部に向かって順に表示装置9、始動入賞口10、特別電動役物である大入賞口15、アウト口17が配設され、また上方両側にはランプ風車18a,18b、その下方に普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21、その下方に左袖入賞口23と右袖入賞口25、さらには前記大入賞口15の両側に左落とし入賞口27と右落とし入賞口29が配設されている。符号22a,22bは風車である。また、前記遊技機1の前面枠2にはガラス枠Gがヒンジで開閉可能に取り付けられて前記遊技盤3の前面側を覆っている。
【0015】
前記遊技機1の前面側には、電飾体L1〜L16、払い出された遊技球を受けるための球貯留部としての上側球受け皿36、該上側球受け皿36の飽和時に遊技球を受けるための下側球受け皿37、効果音等を発するスピーカ38、遊技者の発射操作に応じて遊技球を遊技領域6に向けて弾発発射する発射装置91等がそれぞれ組み付けられている。以下、所要の各部についてさらに詳述する。
【0016】
前記表示装置9は、液晶,ドットマトリックス若しくはLED表示装置等の表示装置からなり、この実施例では、液晶表示器(TFT−LCDモジュール)で構成され、左下に普通図柄表示部45が組み込まれ、その他の大部分が特別図柄表示部42となっている。
【0017】
前記特別図柄表示部42は、大当たりか否かの大当たり当否判定結果を表示す表示手段であり、大当たりに対する当否判定結果表示用の特別図柄が、変動表示及び停止表示可能とされている。前記特別図柄は、数字、文字、記号、絵(キャラクタ)等適宜のものとされ、予め定められた図柄あるいは態様で前記特別図柄表示部42に停止表示されることにより大当たりを表示する。本実施例では、前記特別図柄表示部42は、左側、中央、右側の3つの表示領域に分けられ、各表示領域で特別図柄として、『0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11』の図柄が変動し、停止表示される。
【0018】
前記普通図柄表示部45は、記号或いは絵(キャラクタ)等の小当たり判定用普通図柄を変動表示及び停止表示する。本実施例における普通図柄表示部45に変動及び停止表示される普通図柄は、『0,1,2,3,4,5,6,7,8,9』とされている。
【0019】
前記始動入賞口10は特別図柄表示部42の真下に設けられ、2つの可動片10a,10bが背面の始動入賞口用ソレノイドによって略垂直で入賞し難い狭小開放状態(通常状態)と略V字形(逆ハの字形)の入賞し易い拡開開放状態間を変化可能に制御されている。前記始動入賞口10の拡開開放は、前記普通図柄表示部45で普通図柄が変動した後特定の普通図柄で確定停止表示されて小当たり(普通図柄当たり)が成立した時に行われる。
【0020】
また、前記遊技盤3の背面には、前記始動入賞口10に入賞した遊技球を検出する始動入賞口検出スイッチ(始動入賞口センサ)が入賞球用通路に設けられており、該入賞球の検出により前記特別図柄表示部42で特別図柄の変動を開始するようになっている。また、前記特別図柄表示部42で特別図柄の変動表示中に、前記始動入賞口10に入賞して前記判定条件が成立しても、直ちに新たな特別図柄の変動表示を開始することができないため、特別図柄の変動が保留されて記憶され、その特別図柄の変動保留記憶数を、保留回数(この例では最高4回)として、前記特別図柄変動数記憶表示器51に表示し、特別図柄の変動開始による保留記憶数の減少によって前記表示器51の表示個数を減らすようになっている。
【0021】
前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21は前記特別図柄表示部42の左右に設けられ、前記遊技盤3の背面に設けられた普通図柄変動開始スイッチで両ゲート19,21を通過する遊技球を検出することによって前記普通図柄表示部45で普通図柄の変動を開始させるようになっている。また、前記普通図柄の変動表示中に、前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21を遊技球が通過することによって発生する普通図柄の変動保留記憶数を、最高4回保留回数として記憶し、前記遊技盤3の右下に位置する普通図柄変動数記憶表示器47で表示し、普通図柄の変動開始による普通図柄の保留記憶数の減少によって前記普通図柄変動数記憶表示器47の表示個数を減らすようになっている。さらにまた、前記左袖入賞口23と右袖入賞口25の入賞球を検出する左袖入賞口用検出スイッチと右袖入賞口用検出スイッチ、前記左落とし入賞口27と右落とし入賞口29の入賞球を検出する左落とし入賞口用検出スイッチと右落とし入賞口用検出スイッチが、それぞれ対応する遊技盤背面に設けられている。
【0022】
前記大入賞口15は始動入賞口10の下方に設けられ、前記遊技盤3の背面に設けられた大入賞口開放用ソレノイドによって開閉する開閉板16を備えている。この大入賞口15は、通常は開閉板16が閉じた状態とされ、当該大入賞口15内の一部には、前記開閉板16が開いた際に開口して入賞可能にする特定領域入賞口63を有する。さらに、該特定領域入賞口63には、所定条件時に特定領域開放用ソレノイドにより開閉される開閉扉が設けられている。また、前記特定領域入賞口63には特定入賞球を検出する特定入賞球検出スイッチ(特定領域センサ)が設けられ、該入賞球の検出により大入賞口15を再度開ける継続権利が成立するようにされている。また、大入賞口15内の略中央には、前記大入賞口15に入賞し、かつ前記特定領域入賞口63に入賞しなかった入賞球を検出する入賞球数カウントスイッチ(カウントセンサ)が設けられている。
【0023】
前記電飾体L1〜L16は、ランプやLED等の発光体等からなり、遊技の興趣を高める等のために、制御データに従ってそれぞれ点灯又は消灯するようになっている。この例における複数の電飾体L1〜L16は、LEDで構成されている。
【0024】
前記発射装置91は、操作レバー92の操作により駆動する発射モータを裏側に有し、該発射モータの駆動により遊技球を前記遊技領域6へ向けて弾発発射するようになっている。前記発射装置91により発射された発射遊技球は、前記遊技盤面に立設された外側誘導レール4と内側誘導レール5間で構成される発射球誘導路を介して遊技領域6に誘導される。
【0025】
さらにこの例の遊技機1は、プリペイドカードユニット93が、記憶媒体読取装置として接続されている。前記プリペイドカードユニット93には記憶媒体挿入口としてカード挿入口94が設けられており、プリペイドカード(記憶媒体)を前記カード挿入口94に挿入すると、前記カードに記憶されている貸出可能データを読み込み、上側球受け皿36の前方端部に設けられた払出操作部101の度数表示器102に度数等で球貸し情報を表示するようになっている。前記払出操作部101には、貸球としての遊技球の払い出しを行うための払出要求手段としての押ボタン式球貸スイッチ103、前記カードを排出するためのカード排出手段としての押しボタン式カード返却スイッチ104が設けられている。符号97は遊技球の貸出金額変更スイッチである。
【0026】
【0027】
また、前記遊技機1の裏側には、遊技を制御するための複数の制御装置が制御手段として設けられている。図2は遊技機1の裏面を示すものであり、図3は前記遊技機の電気制御を簡略に示すブロック図である。前記制御装置の主なものとして、主制御基板110、表示制御基板120、発射制御基板130、払出制御基板140、電飾制御基板150、スピーカ38に対する音声制御基板160等が挙げられる。各基板はそれぞれ制御回路を備えている。図2中の符号170は電源基板、180は各種入賞口へ入賞した際に遊技球を払い出す賞球払出装置、190は遊技球貸出時に遊技球を払い出す貸球払出装置、192はカードインターフェイス、193は遊技球貯留タンク、195は遊技球誘導のためのタンクレールである。
【0028】
主制御基板110は、遊技機1の主制御を行い、副制御基板(表示制御基板120、払出制御基板140、電飾制御基板150等)等にコマンド(信号)を送信する。前記主制御基板110は、CPU、ROM、RAM、複数のカウンタを備えたコンピュータと、該コンピュータと副制御基板等を結ぶ入出力回路と、前記コンピュータと大入賞口15に接続される中継基板等を結ぶ入出力回路等で構成されている。前記CPUは、制御部,演算部,各種カウンタ,各種レジスタ,各種フラグ等を備え、演算制御を行う他、大当たりの発生確率や小当たり(始動入賞口10の拡開開放を行う普通図柄当たり)の発生確率を定める乱数等も生成している。また、前記RAMは、始動入賞口検出スイッチの検出信号及び普通図柄変動開始スイッチの検出信号用の記憶領域,CPUで生成される各種乱数値用の記憶領域,各種データを一時的に記憶する記憶領域やフラグ,CPUの作業領域を備える。さらに、前記ROMには、遊技上の制御プログラムや制御データが書き込まれている他、大当たり及び小当たりの判定値、前記電飾体L1〜L16に対するコマンド(信号)等が書き込まれている。
【0029】
前記表示制御基板120は、CPU,RAM,ROMを備えたコンピュータと、該コンピュータと前記主制御基板110を結ぶ入力回路と、前記コンピュータと特別図柄表示部42及び普通図柄表示部45を結ぶ出力回路等で構成される。前記CPUは、内部に制御部,演算部,各種カウンタ,各種レジスタ,各種フラグ等を有し演算制御を行うようになっている。また、前記RAMは、各種データの記憶領域と前記CPUによる作業領域等を有している。さらに、前記ROMには、前記特別図柄表示部42への表示データや各種表示プログラム等のデータが書き込まれている。前記表示制御基板120は、前記主制御基板110と共に、プログラムに従い前記特別図柄表示部42に表示させる表示態様の表示制御を行う。
【0030】
発射制御基板130は前記発射装置91を制御し、所定間隔で遊技球を遊技領域6へ向けて発射させる。
【0031】
払出制御基板140は、前記賞球払出装置180及び貸球払出装置190に遊技球を払い出させるための制御等を行う。
【0032】
電飾制御基板150は、本発明における電飾制御装置に相当し、図4に示すように、CPU151、RAM152、ROM153、シリアルインターフェィス154、パラレルポート155を備えた1チップマイクロコンピュータを有し、電飾接続基板A156と電飾接続基板B157が接続されている。前記電飾接続基板A156には電飾接続基板B157が接続されている。前記CPU151は、内部に制御部,演算部,各種カウンタ,各種レジスタ,各種フラグ等を有し演算制御を行うようになっている。前記RAM152は、各種データの記憶領域と前記CPUによる作業領域等を有している。また、前記ROM153には、各種プログラム等のデータが書き込まれている。
【0033】
前記電飾制御基板150は、遊技状態に合わせて前記主制御基板110から送信される電飾制御コマンドを受信すると、受信したコマンドに対応したパラレルデータからなる電飾体用制御データを前記CPU151からシリアルインターフェース154へ送る。前記シリアルインターフェース154は、本発明における変換手段及び順次送信手段に相当し、前記受け取ったパラレルデータの制御データをシリアルデータの制御データに変換し、順次前記電飾接続基板A156へ送信する。
【0034】
なお、前記主制御基板110から送信される電飾制御コマンドは、遊技状態に応じて前記電飾体L1〜L16の点灯・消灯を指示するもので、複数の点灯・消灯パターン(電飾体パターン)に対応して複数設けられている。前記電飾制御コマンドとそれに対応するパラレルデータからなる制御データの例を表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】
表1において、例えば、電飾体パターン6のコマンド『0105』が前記主制御基板110から送信され、前記電飾制御基板150で受信されると、コマンド『0105』に対応するデータ(例えば1F F8)が、前記CPU151によって前記電飾体L1〜L16に対する制御データとしてパラレルデータで作成される。前記作成されるデータ(例えば1F F8)は、この例では前記電飾体L1〜L16の個数16個分となるように2バイト構成とされている(例えば1F=00011111 F8=11111000)。なお、初めの8個分のデータ(例えば1F)は、前記電飾体L9〜L16の制御用であり、後ろの8個分のデータ(例えばF8)は、前記電飾体L1〜L8の制御用となっている。
【0037】
前記作成されたパラレルデータからなる電飾体用制御データは、前記電飾制御基板150のCPU151から前記シリアルインターフェース154へ送信される。その際、まず、前記電飾体L9〜L16の制御用として初めの8個分の制御データ(例えば1F=00011111)が、シリアルインターフェース154に送信される。前記シリアルインターフェース154は、前記電飾体L9〜L16用の初めの制御データ(例えば1F=00011111)を受信すると、受信した制御データ(パラレルデータ)をシリアルデータに変換して上位ビット(ビット7、例えば1F=00011111の場合には0)から順次前記電飾接続基板A156に送信する。この場合、ビット7は電飾体L16、ビット6は電飾体L15、ビット5は電飾体L14というように順に割り当てられている。
【0038】
前記初めの8個分のパラレルデータからなる制御データ(電飾体L9〜L16用のデータ)が前記シリアルインターフェース154に送られたことが、クロック(CLOCK)信号により前記電飾制御基板150で検知されると、前記電飾体L1〜L8の制御用として、後ろの8個分のパラレルデータからなる制御データ(例えばF8=11111000)が、前記電飾制御基板150のCPU151から前記シリアルインターフェース154へ送信される。前記シリアルインターフェース154では、前記電飾体L1〜L8用の制御データ(例えばF8=11111000)を受信すると、受信した制御データ(パラレルデータ)をシリアルデータに変換して上位ビット(ビット7、例えばF8=11111000の場合には1)から順次前記電飾接続基板A156に送信する。この場合、ビット7は電飾体L8、ビット6は電飾体L7、ビット5は電飾体L6というように順に割り当てられている。
【0039】
前記電飾接続基板A156に前記電飾体L9〜L16用として先に送られた最初の8個分のデータ(例えば1F=00011111)は、シリアルラッチドライバー158の一次保持手段H1〜H8に、受信順に一旦保持される。前記一次保持手段H1〜H8には二次保持手段J1〜J8が接続され、さらに前記二次保持手段J1〜J8には前記電飾体L1〜L8が接続されている。前記一次保持手段H1〜H8は、H1を一番目として直列的な接続とされている。前記一次保持手段H1〜H8へのデータの保持は、まず、最初に受信されたビット7のデータ(例えば1Fの場合0、電飾体L16用)が一番目の一次保持手段H1に保持され、次にビット6のデータ(例えば1Fの場合0、電飾体L15用)が受信されると、それまで一番目の一次保持手段H1に保持されていたビット7のデータ(例えば1Fの場合0、電飾体L16用)が、二番目の一次保持手段H2に移動させられて一番目の一次保持手段H1にはビット6のデータ(例えば1Fの場合0、電飾体L15用)が保持される。このように後から受信されたデータが一番目の一次保持手段H1に保持されて、一次保持手段内の保持データが順送りに後方の一次保持手段へ移動する。そして、前記電飾体L9〜L16用に最初に送られた8個分のデータ全てが受信されたときには、一番目の一次保持手段H1から8番目の一次保持手段H8には、ビット0のデータ(例えば1Fの場合1、電飾体L9用)からビット7のデータ(例えば1Fの場合0、電飾体L16用)まで順に保持されることになる。なお、前記一番目の一次保持手段H1は、本発明における受け入れ側一次保持手段に相当する。
【0040】
また、前記電飾体L1〜L8用として後から送られた8個分の制御データ(例えばF8=11111000)は、受信順にまず前記シリアルラッチドライバー158の一番目の一次保持手段H1に保持され、その後、順次一次保持手段H1〜H8へ移動させられる。そして、最終的に前記電飾体L1〜L8用として8個分の全ての制御データ(例えばF8=11111000)が一次保持手段H1〜H8に保持される。その際、それまで、一次保持手段H1〜H8に保持されていた前記電飾体L9〜L16の8個分の制御データ(例えば1F=00011111)は、順次電飾接続基板B157におけるシリアルラッチドライバー159の一次保持手段H9〜H16へ移動させられる。なお、前記一次保持手段H1〜H16は直列的に接続されている。そして、最終的に前記電飾体L9〜L16用として8個分の全ての制御データ(例えば1F=00011111)が一次保持手段H9〜H16に保持される。これによって、前記一次保持手段H1〜H16に、前記電飾体L1〜L16の制御データが正しい配列で保持される。
【0041】
表2には、前記のようにして一次保持手段H1〜H16に保持された一つの電飾体パターン(表1の電飾体パターン6に相当する。)に対する制御データ(1F=00011111 F8=11111000)と電飾体L1〜L16の関係を示す。
【0042】
【表2】
【0043】
また、前記電飾制御基板150は、シリアルインターフェース154よりCPU151が、前記複数の電飾体(この例では16個)L1〜L16の全てに対する制御データが前記電飾接続基板A156及び電飾接続基板B157へ送信されたことを検知すると、前記CPU151より前記パラレルポート155を介して実行可能信号(LATCH信号)を、前記電飾接続基板A156及び前記電飾接続基板B156へ送信する。前記実行可能信号(LATCH)を前記電飾接続基板A156及び前記電飾接続基板B156が受信すると、それまで前記シリアルラッチドライバー158,159の一次保持手段H1〜H16に保持されていた前記電飾体L1〜L16に対する全ての制御データが二次保持手段J1〜J16に移送され、その移送された前記制御データに基づき前記電飾体L1〜L16の点灯又は消灯の制御が行われる。この例では、制御データの「1」が点灯、「0」が消灯に設定されている。図5は前記実行可能信号(LATCH信号)とクロック(CLOCK)信号と、制御データ(DATA)の送信に関するタイミングチャートである。なお、クロック(CLOCK)信号は、前記電飾接続基板A156及び電飾接続基板B157側において、前記電飾制御基板150から送信されたシリアルデータである制御データ(DATA)の何番目が送信されたかを確認するための同期信号である。図中D0,D1等は、数字部分の値に該当するビットの位置のデータを示す。例えばD0はビット0のデータ、D1はビット1のデータを示す。なお、前記一次保持手段H1〜H16より二次保持手段J1〜J16への移送によって、前記一次保持手段H1〜H16は、次の電飾制御コマンドに対応する制御データの保持が可能になる。
【0044】
前記二次保持手段J1〜J16に保持された制御データに基づく電飾体L1〜L16の制御は、次回の制御データが前記電飾接続基板A156及び前記電飾基板B157の一次保持手段H1〜H16で保持され、前記実行可能信号(LATCH信号)が前記電飾接続基板A156及び前記電飾接続基板B156で受信されるまで続けられる。なお、次回の実行可能信号(LATCH信号)の受信により、それまで二次保持手段J1〜J16に保持されていた前回の制御データはクリアされ、次回の制御データが一次保持手段H1〜H16より二次保持手段J1〜J16へ移送可能になる。よって、例えば前記電飾体L1の前回の制御データが「1」で、次回も「1」であれば、前記二次保持手段はまた「1」になり、前記電飾体L1は点灯が継続した状態となる。前記のような電飾接続基板としては、8ビットシフトレジスタラッチドライバ(例えば、東芝製、TD62C851P,TD62C852P等。)等を使用することができる。
【0045】
前記遊技機1における遊技について簡単に説明する。前記遊技機1では、まず遊技者が前記プリペイドカードユニット93のカード挿入口94にプリペイドカードを挿入し、次いで前記払出操作部101の球貸スイッチ103を押すと、設定されている球貸金額に相当する遊技球が前記上側球受け皿36に払い出される。
【0046】
その後、遊技者が前記発射装置91を操作することにより遊技球が遊技領域6へ向けて設定時間間隔で発射され、遊技が開始される。そして発射された遊技球が、前記種々の入賞口に入賞すると所定数の遊技球が賞品球として上側球受け皿36に払い出される。また、前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21を遊技球が通過し、その遊技球が前記普通図柄変動開始スイッチで検出されると、前記主制御基板110へ検出信号が送られ、それに伴って、主制御基板110の小当たり判定・普通図柄決定用乱数値が取得され、その取得数値が当たりの場合には、前記普通図柄表示部45で普通図柄が変動を開始し、所定値で停止、この例では奇数で停止し、始動入賞口10が入賞領域拡大状態になり、遊技球が入賞し易くなる。そして、前記始動入賞口10に遊技球が入賞すると、所定数の遊技球が賞品球として払い出される。
【0047】
また、前記始動入賞口10に遊技球が入賞し、始動入賞口検出スイッチによって入賞球が検出されると、前記主制御基板110へ入賞信号が送られ、それに伴って、主制御基板110の大当たり判定用の乱数値や停止表示用の特別図柄等に関する乱数値が取得される。そして、取得された各数値に基づいて大当たりの判定、停止特別図柄組合せの決定等が行われ、前記特別図柄表示部42で左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域で特別図柄の変動が開始される。
【0048】
前記特別図柄の変動開始から所定時間変動後、前記特別図柄表示部42で特別図柄が変動停止して、停止特別図柄が確定表示される。この例では、左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域で前記特別図柄が同時に変動を開始し、左側表示領域、右側表示領域、中央表示領域の順で特別図柄が変動停止して、停止特別図柄が確定表示される。
【0049】
前記特別図柄が、大当たり停止特別図柄組合せ、この例ではぞろ目(同一図柄組合せ)で停止表示されると、大当たりになり、通常とは異なる特別遊技状態に移行する。前記特別遊技状態になると、前記大入賞口15の開閉板16が開いて遊技領域6表面を落下してくる遊技球を受け止め、大入賞口15へ入賞可能にし、該大入賞口15への入賞があると、賞球払出装置により所定数の遊技球が賞品球として払い出される。前記開閉板16は、所定時間(例えば29.5秒)経過後、或いは入賞球数カウントスイッチで検出された入賞球数が所定個数(例えば10個)となった時点で閉じるようにされている。
【0050】
前記大入賞口15の開放中又は大入賞口15が閉じてから約2秒以内に、前記特定領域入賞口への入賞球を特定入賞球検出スイッチが検出すると、前記大当たりを再度繰り返す継続権利が発生し、所定最高回数(例えば最高16回)、前記開閉板16の開放を繰り返すようになっている。
【0051】
前記大当たりの際に、前記大当たり停止特別図柄組合せが確変特別図柄である‘1’、‘3’、‘5’、‘7’、‘9’、‘11’の何れかの奇数のぞろ目であるときには、大当たり終了後に、次回の大当たり発生確率が通常遊技状態よりも高い確率変動状態に移行する。
【0052】
また、前記確率変動状態(高確率状態)時に普通図柄が当たりとなると、前記始動入賞口10の入賞領域拡大回数を通常の1回から3回に増大させると共に、入賞領域拡大時間を通常の0.3秒から1.7秒に増加させる。
【0053】
前記遊技中には、例えば入賞、小当たり、大当たりなどの遊技状態に応じて前記主制御基板110から、前記のように電飾制御コマンドが前記電飾制御基板150へ送信され、前記制御コマンドを受信した前記電飾制御基板150でパラレルデータの制御データが作成、さらにはシリアルデータへの変換が行われて前記電飾接続基板A156、電飾接続基板A157へ送信される。そして、前記のように制御データの保持等が行われ、前記実行可能信号の受信により、複数の電飾体L1〜L16に対する点灯・消灯が実行される。また、前記電飾体L1〜L16は、前記主制基板110から送信される次回の制御コマンドによる制御まで、前回の制御コマンドによる制御が継続して行われる。その際、前記複数の電飾体L1〜L16が、ダイナミック点灯方式のように順番に制御されるのではないため、前記電飾体L1〜L16の輝度の低下を軽減することができる。また、更に複数の電飾接続基板を繋げても少ない配線で電飾体の輝度の低下を軽減して点灯・消灯することができる。
【0054】
なお、前記実施例においては、パチンコ遊技機の例について説明したが、本発明はパチンコ遊技機に限られるものではなく、発光体等の電飾体が設けられて制御される遊技機に対して適用される。また、前記電飾体もLEDに限られるものでなく、さらには電飾体の種類も一種類に限られず、異なる種類のものが混在してもよい。さらにまた、電飾体の数も限定されるものではなく、更に1回の電飾制御コマンドに対する点灯・消灯データは電飾体に対して1回であるが、複数データを構成して1回の電飾制御コマンドにより電飾体を点滅状態にしたりしても良いとする。また、前記シリアルデータは、8ビットの2バイトからなるものに限られるものではない。
【0055】
【発明の効果】
以上図示し説明したように、請求項1の発明によれば、電飾制御装置は、パラレルデータをシリアルデータに変換する変換手段と、前記変換手段により変換されたシリアルデータを前記電飾接続基板へ順次送信する順次送信手段とを備え、前記電飾接続基板が、前記電飾制御装置の順次送信手段より受信したシリアルデータからなる制御データを基に前記複数の電飾体を点灯あるいは消灯するため、電飾制御装置と電飾接続基板との配線の数を減らすことができると共に電飾体の輝度の低下を軽減することができる。
【0056】
請求項2の発明によれば、電飾接続基板が、電飾制御装置の順次送信手段より受信した制御データを保持する保持手段を備え、複数の電飾体の点灯又は消灯を実行するための起因となる実行可能信号を前記電飾制御装置より受信することによって、前記保持手段に保持されている制御データに従って複数の電飾体の点灯又は消灯を実行するため、データを順次保持している途中で電飾体を点灯又は消灯することなく一斉に複数の電飾体を点灯又は消滅することが可能になり、電飾効果によって遊技の興趣を向上させることができる。
【0057】
請求項3の発明によれば、実行可能信号が、複数の電飾体の全てに対する制御データが順次送信手段により送信されたことに起因して電飾制御装置から電飾接続基板に送信されるため、全ての制御データが送信されたことによって一斉に複数の電飾体を点灯又は消滅することが可能になり、電飾効果によって遊技の興趣を向上させることができる。
【0058】
請求項4の発明によれば、電飾接続基板は、電飾制御装置の順次送信手段より受信した次回の制御データに従う複数の電飾体の点灯又は消灯の実行まで、前回受信した制御データに従い継続して複数の電飾体を点灯又は消灯するため、電飾体に対する点灯又は消灯の制御を途切れないようにできる。
【0059】
請求項5の発明によれば、一次保持手段及び二次保持手段を、複数の電飾体に対応させて複数設けると共に、電飾接続基板には、前記複数の一次保持手段間で制御データを順次移動させる移動手段を設け、前記電飾接続基板が、電飾制御装置の順次送信手段から一電飾体に対する制御データを受信するごとに、一旦、前記制御データを受け入れ側一次保持手段に保持し、次に他の電飾体に対する制御データの受信により他の一次保持手段へ順次移動させるため、少ない配線構成とすることが可能になる。
【0060】
請求項6の発明によれば、シリアルデータを複数ビットのデータにより構成すると共に、電飾制御装置側においては複数ビットのデータからなるシリアルデータを1つの情報データとして送信処理するため、制御の負担を軽減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る遊技機全体の正面図である。
【図2】同遊技機全体の裏面図である。
【図3】同遊技機の電気制御を簡略に示すブロック図である。
【図4】同遊技機の電飾制御装置と電飾接続基板との関係を示すブロック図である。
【図5】データ転送時のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 遊技機
3 遊技盤
6 遊技領域
10 始動入賞口
36 上側球受け皿
42 特別図柄表示部
91 発射装置
110 主制御基板
120 表示制御基板
150 電飾制御基板
156 電飾接続基板A
157 電飾接続基板B
H1〜H16 一次保持手段
J1〜J16 二次保持手段
L1〜L16 電飾体
Claims (6)
- 発光体等の電飾体が複数接続された電飾接続基板と、
前記電飾体の点灯あるいは消灯を実行するための制御データを前記電飾接続基板へ送信する電飾制御装置と、
を備えた遊技機において、
前記電飾制御装置は、パラレルデータをシリアルデータに変換する変換手段と、前記変換手段により変換されたシリアルデータを前記電飾接続基板へ順次送信する順次送信手段とを備え、
前記電飾接続基板は、前記電飾制御装置の順次送信手段より受信したシリアルデータからなる制御データを基に前記複数の電飾体を点灯あるいは消灯することを特徴とする遊技機。 - 前記電飾接続基板は、前記電飾制御装置の順次送信手段より受信した前記制御データを保持する保持手段を備え、前記複数の電飾体の点灯又は消灯を実行するための起因となる実行可能信号を前記電飾制御装置より受信することによって、前記保持手段に保持されている前記制御データに従って前記複数の電飾体の点灯又は消灯を実行することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記実行可能信号は、前記複数の電飾体の全てに対する制御データが前記順次送信手段により送信されたことに起因して前記電飾制御装置から前記電飾接続基板に送信されることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
- 前記保持手段は、前記電飾制御装置の順次送信手段より受信した前記制御データを、前記電飾接続基板による前記実行可能信号の受信までの期間保持する一次保持手段と、前記電飾接続基板による前記実行可能信号の受信に起因して前記一次保持手段から移送されて来る前記制御データを保持する二次保持手段とを備え、
前記電飾接続基板は、前記電飾制御装置の順次送信手段より受信した次回の制御データに従う前記複数の電飾体の点灯又は消灯の実行まで、前記二次保持手段に保持されている前回受信した制御データに従い継続して前記複数の電飾体を点灯又は消灯することを特徴とする請求項2又は3に記載の遊技機。 - 前記一次保持手段及び二次保持手段を、前記複数の電飾体に対応させて複数設けると共に、前記複数の一次保持手段は、前記制御データを最初に受け入れて保持する受け入れ側一次保持手段と、前記受け入れ側一次保持手段の制御データが順次移動してくる他の一次保持手段とよりなり、
前記電飾接続基板には、前記複数の一次保持手段間で前記制御データを順次移動させる移動手段を設け、
前記電飾接続基板は、前記電飾制御装置の順次送信手段から前記複数の電飾体の一電飾体に対する制御データを受信するごとに、一旦、前記制御データを前記受け入れ側一次保持手段に保持し、次に他の電飾体に対する制御データの受信により前記受け入れ側一次保持手段の制御データを前記他の一次保持手段へ順次移動させることを特徴とする請求項4に記載の遊技機。 - 前記シリアルデータを複数ビットのデータにより構成すると共に、前記電飾制御装置側においては前記複数ビットのデータからなるシリアルデータを1つの情報データとして送信処理することを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の遊技機。
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