JP2004173515A - カクテルシャーベットおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】カクテルの材料をミックスし、冷凍しながら完全に固化する直前に全体を細かく崩してシャーベット状として、その後に固化する。使用する場合は、室温などでシャーベットに戻し、カクテルグラスなどに注ぐ。たとえばパーティーの所定時間の前に室温などで溶かし始めれば、大勢の客にも迅速にカクテルを供給でき、カクテルを現場でつくる作業者が不要であり経済的である。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、アルコール成分を含むカクテルを加工した食品およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に示すように、従来、アルコール成分を含むカクテルは、カクテルの各材料をそれぞれ必要な分量だけ器101,102に用意し(同図(A))、カクテルを造るためのシェイカー103に入れて蓋105をし、よく振って各材料をミックスする(同図(B))。ミックスしたものを、カクテルグラス107に注ぎ(同図(C))、果物109などを添え、客に提供する(同図(D))ものであった。
【0003】
また従来、氷を砕いたものの上に、カクテルを注ぐ飲み物もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者は、パーティーなどのように大勢の客が集まる場合には、カクテルをつくる作業が追いつかない傾向があり、十分に対応するにはかなりの作業者〔バーテンダー)の数が必要であり不経済であった。
また、後者は、冷たいカクテルを供給することができるものの、時間がたつと氷が溶けて、カクテルの味が水っぽくなる欠点があった。
この発明は、以上の課題を解決するためになされたもので、大勢の客にも迅速に供給でき、経済的で、冷たくて水っぽくないカクテル、およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、第一の発明は、カクテルの材料をミックスし、冷凍しながら完全に固化する直前に全体を細かく崩してシャーベット状として、再び固化したことを特徴とするカクテルシャーベットである。
第二の発明は、カクテルの材料をミックスするミックス工程と、ミックス後に冷凍する冷凍工程と、冷凍により完全に固化する直前に全体を細かく崩しシャーベット状にするシャーベット工程と、前記冷凍工程とシャーベット工程を繰り返す繰り返し工程と、前記繰り返しの後に完全に固化する工程と、からなるカクテルシャーベットの製造方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を、図1に示す。
カクテルの各材料をそれぞれ必要な分量だけ器1、2に用意する(同図(A))。このときの各材料の例を、3例、下に記載する。なお、分量は、1人分から2人分である。
(1例目)コーヒーリキュール(たとえばカルーア) 40ml
牛乳160ml
レモン1,25ml
(2例目)ライチリキュール(たとえばディタ) 40ml
グレープフルーツジュース160ml
レモン1,25ml
(3例目) ウオッカ40ml
オレンジジュース160ml
レモン1,25ml
これらのいずれか1つの例の各材料をシェイカー3に入れて蓋5をし、よく振って各材料をミックスする(同図(B))。その後に、このミックスしたものをアルミ製のトレー7に入れ(同図(C))、たとえばマイナス20度の冷凍庫に入れ急速に冷凍する。1時間から1時間半たったころ、完全に固化する前なのでフォ一ク8やスプーンで全体を細かく崩しシャーベット状にする(同図(D))。その後、再び冷凍し、30分から40分間隔でシャーベット状にする作業をする。このように、冷凍とシャーベット状にすることを繰り返すことで、細かなシャーベット9が得られる。最後に、また冷凍し完全に固化する(同図(E))。長期保存の場合には、トレー7の上は蓋(図示しない)をし密閉する。
【0007】
この完全に固化したものは、使用に際しては、たとえば常温などで溶かし、シャーベット状に戻して、カクテルグラス11に注ぎ、果物13などを添え(同図(F))、客に提供する。
【0008】
(実施形態の作用効果)
このような、固化したカクテルシャーベットを予め必要な量、冷凍庫などに用意し、たとえばパーティーの所定時間の前にパーティー会場に搬入し、室温などで溶かし始める。溶け始めたカクテルシャーベットは、シャーベット状なので、カクテルグラスに容易に注ぐことができる。前記所定の時間が若干ずれたり、カクテルアイスを求めるお客が少なくても、シャーベットの個々の小さな氷の大きさが少し大きかったり、あるいは小さかったりするだけなので、たとえば大きな氷の塊のようにグラスの中でゴロゴロしたり、飲みにくかったりするというような問題が生じにくい。
【0009】
さらに、時間がたってもカクテルの成分自体が溶けるだけなので、水っぽくないカクテルが提供できる。
【0010】
(他の実施形態)
以上の実施形態では、カクテルシャーベットは手作業でつくる場合を説明したが、他の実施形態では、図2示すように、同様の手順により工場でつくることももちろん可能である。なお、カクテルの各材料の必要な割合は、前記分量の例の割合と、同じである。
【0011】
カクテルの各材料がそれぞれ入った各搬入容器21、22、23を、必要な割合で混合する混合装置25に接続する。そして、混合したものを冷凍ミキサー27に送り、シェイクしてミックスし同時に冷凍し、供給口29からシャーベット状で所定の分量で、容器31に供給する。その後、容器31は蓋33で密閉され、コンベアー35により運ばれ、最終冷凍庫37に搬入される。この最終冷凍庫37から、完全に固化した状態で容器31入りのカクテルシャーベットが、コンベアー39により搬出され、図示しない他の保存用の冷凍庫に保存される。
【0012】
【発明の効果】
以上の発明によれば、固化したカクテルシャーベットを予め必要な量だけ冷凍庫などに用意し、たとえばパーティーの所定時間の前に室温などで溶かし始めれば、大勢の客にも迅速にカクテルを供給でき、カクテルを現場でつくる作業者が不要であり経済的である。
【0013】
また、シャーベット状なので、前記所定の時間が若干ずれても、シャーベットの個々の小さな氷の大きさが少し大きかったり、あるいは小さかったりするだけなので、問題が生じにくい。
さらに、時間がたってもカクテル自体が溶けるので、冷たくて水っぽくないカクテルが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)から(F)は本発明の一実施形態においてカクテルの製造の手順を説明する図である。
【図2】本発明の他の実施形態を説明する装置の斜視図である。
【図3】(A)から(D)は従来のカクテルの製造の手順を説明する図である。
【符号の説明】
1,2 器
3 シェイカー
5 蓋
7 トレー
8 フォーク
9 シャーベット
11 カクテルグラス
13 果物
21,22,23 搬入容器
25 混合装置
27 冷凍ミキサー
29 供給口
31 容器
33 蓋
35 コンベアー
37 最終冷凍庫
39コンベアー
Claims (2)
- カクテルの材料をミックスし、冷凍しながら完全に固化する直前に全体を細かく崩してシャーベット状として、再び固化したことを特徴とするカクテルシャーベット。
- カクテルの材料をミックスするミックス工程と、ミックス後に冷凍する冷凍工程と、冷凍により完全に固化する直前に全体を細かく崩しシャーベット状にするシャーベット工程と、前記冷凍工程とシャーベット工程を繰り返す繰り返し工程と、前記繰り返しの後に完全に固化する工程と、からなるカクテルシャーベットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002340397A JP2004173515A (ja) | 2002-11-25 | 2002-11-25 | カクテルシャーベットおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002340397A JP2004173515A (ja) | 2002-11-25 | 2002-11-25 | カクテルシャーベットおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004173515A true JP2004173515A (ja) | 2004-06-24 |
Family
ID=32703024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002340397A Pending JP2004173515A (ja) | 2002-11-25 | 2002-11-25 | カクテルシャーベットおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004173515A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITBZ20090056A1 (it) * | 2009-12-15 | 2010-03-16 | Rosa Maria Karlegger | Procedimento per la lavorazione del succo di limone surgelato e il successivo opportuno confezionamento, che consenta un'erogazione dosabile del prodotto, finalizzati all'utilizzazione domestica o artigianale. |
DE102010042309A1 (de) * | 2010-10-12 | 2012-04-12 | Tobias Krauter | Speiseeiszusammensetzung von Wassereistyp |
JP2018508201A (ja) * | 2015-01-30 | 2018-03-29 | アンハイザー−ブッシュ インベブ エセ.アー. | 基本液体および原料から飲料を調合するための方法、装置、およびシステム |
-
2002
- 2002-11-25 JP JP2002340397A patent/JP2004173515A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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ITBZ20090056A1 (it) * | 2009-12-15 | 2010-03-16 | Rosa Maria Karlegger | Procedimento per la lavorazione del succo di limone surgelato e il successivo opportuno confezionamento, che consenta un'erogazione dosabile del prodotto, finalizzati all'utilizzazione domestica o artigianale. |
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