JP2004173499A - ケースの防水構造 - Google Patents

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加藤  学
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Abstract

【課題】 ケース全体の大型化を招くことなく良好なシール性を発揮するとともに、ケース内へのシール材の侵入を防止する。
【解決手段】 ケース容器11とケースカバー12の衝合面11a、12aに凹溝15、17を形成するとともに、当該凹溝15、17の底面に凹凸を形成する。凹溝15、17は衝合時にシール材充填空間Sを形成する。充填されたシール材Rは、凹溝15、17の内壁面に対して小スペースで広い接触面積を確保し、外部からの水分侵入を確実に防止するとともに、耐圧性も確保する。縦壁部14はシール材充填空間Sから溢れたシール材Rがケース1内へ侵入するのを防止する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ケースの防水構造に関し、特に、電気接点や制御回路等を収納したケースの防水構造に関する。
車両のパワーウインドウ用モータやドアロック用モータ等においては、位置検出のための電気接点やモータ制御回路をギヤケース内に一体に組み込んでコンパクト化を図ったものが提案されており、このようなモータは被水のおそれがあるため、ギヤケースの防水を確実に行う必要がある。また、モータ作動時と非作動時でケース内部の温度が昇降変動するため、この温度変動によりケース内部に負圧を生じることがあり、この場合にも水浸入を確実に防止する必要がある。
そこで、ケース容器とケースカバーの衝合面にシール材溜り溝を設け、ここに粘性樹脂のシール材を配したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実開平6−29363号公報
しかし、上記公報に記載の従来の防水構造では、添付された図面からも明らかなように、シール材がケース衝合面から内外へ大きくはみ出す。ここで、シール材としては例えばブチルゴムが好適に使用できるが、ブチルゴムは良好な電気絶縁体であるため、ケース内へ大きく侵入すると、ケース内に収納された電気接点にブチルゴムが付着してその導通を妨げるという問題がある。
また、シール性の向上のためにはケース衝合面とこれらの間に介在するシール材との接触面積を十分広く確保する必要があるが、従来の防水構造では衝合面を拡大する必要があるため、ケース全体が大型化するという問題がある。本発明はこのような課題を解決するもので、ケース全体の大型化を招くことなく良好なシール性を発揮するとともに、ケース内へのシール材侵入の問題も生じないケースの防水構造を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明においては、ケース容器(11)とケースカバー(12)とを重ねてなるケースの防水構造であって、前記ケース容器と前記ケースカバーの衝合部に、衝合時にシール材充填空間(S)を形成するとともに充填されたシール材(R)との接触面積が広くなる形状に成形されたシール材封入部(15、17)と、前記シール材封入部よりもケース内方側に位置し、前記ケース容器と前記ケースカバーとを重ねる際に互いに移動する方向に形成されて、前記衝合時に前記シール材充填空間から溢れたシール材がケース(1)内部へ侵入するのを防止する壁部(14)とを備え、前記シール材封入部は、前記ケース容器と前記ケースカバーのそれぞれの衝合面(11a、12a)に形成された凹溝(15、17)であり、それぞれの凹溝の底面が凹凸断面になっていることを特徴としている。
この構成によれば、衝合部に供給されたシール材は、衝合時にシール材封入部により形成されるシール材充填空間内に充填される。ケース容器とケースカバーのそれぞれの衝合面に形成された凹溝の底面は凹凸断面になっているので、小スペースで十分なシール材との接触面積が確保されるとともに、譬えシール材の充填が不十分であっても、フラット面とした場合に比して、衝合面に沿って水が浸入する可能性を格段に少なくすることができる。よって、ケース全体を大型化することなく防水性が確保され、ケース内空間に負圧が生じても外部から水が吸引され浸入することはない。
また、衝合時にシール材充填空間から溢れたシール材は、壁部によりケース内部への侵入を防止されるから、ケース内に収納された電気接点へのシール材付着による導通不良等を生じることもない。
なお、上記した壁部(14)は、請求項2に記載の発明のように、前記ケース容器と前記ケースカバーとを重ねる際に互いに移動する方向に沿って形成された溝条(16)に受け入れられるようにすることができる。
また、請求項3に記載の発明においては、ケース容器(11)とケースカバー(12)とをそれぞれの衝合面(11a、12a)同士が接するように衝合して構成されたケースの防水構造であって、前記ケース容器の衝合面(11a)には、最内周に壁部(14)が形成されるとともに、壁部の外側に凹溝(15)が形成され、前記ケースカバーの衝合面(12a)には、前記壁部を受け入れる溝条(16)と、前記ケース容器の衝合面に形成された凹溝と対向して衝合時にシール材充填空間(S)を形成する凹溝(17)とが形成され、前記シール材充填空間内にシール材が充填されており、前記壁部は、前記衝合時に前記シール材充填空間から溢れたシール材がケース(1)内部へ侵入するのを防止する高さに設定されており、前記ケース容器の衝合面に形成された凹溝(15)と前記前記ケースカバーの衝合面に形成された凹溝(17)は、それぞれ底面が凹凸断面になっていることを特徴としている。
この発明によっても請求項1に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
なお、上記各手段のカッコ内の符号は、後述する実施例記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明を図に示す実施形態について説明する。図1は本発明の防水構造が適用されるパワーウインドウ用モータのギヤケースの分解斜視図であり、図2はその要部断面図である。図1において、ギヤケース1はケース容器11とこれに覆着されるケースカバー12とより構成され、これらを衝合して円形のギヤ収納部P1(図2参照)と角形の回路収納部P2が一体で密閉形成される。回路収納部P2にはモータ制御回路を形成したプリント配線基板2が収納され、当該配線基板2からは多数のリード線21が取出口13からケース1外へ延出して、その先端にコネクタ22が装着されている。なお、この取出口13は樹脂材のホットメルトにより封止される。
ギヤ収納部P1の中心にはサンギヤ31が回転自在に装着され、その下端軸はモータ出力軸41(図2)に結合されている。モータ出力軸41はギヤ収納部P1の直下に結合されたモータケース5内のヘリカルギヤ(ウォーム減速部)42の中心に嵌着されており、当該ヘリカルギヤ42はモータ回転子(アーマチャ)上のウォームギヤ51と噛合し、モータ回転を減速して出力軸41に伝達している。
サンギヤ31の周囲にはケースカバー12の内壁に接してプレート32が位置し、このプレート32との間にスプリングプレート33を介在させて、通常時は固定されたギヤベース34が位置している。ギヤベース34の外周に形成された複数の脚部にはそれぞれプラネタリギヤ35が回転自在に装着されており、これらプラネタリギヤ35は上記サンギヤ31に噛合するとともに、外方に位置するリングギヤ36と噛合している。
リングギヤ36の外周は鍔状のカムプレート361となっており、その板面に回転位置検出用の板バネ電気接点61が接触している(図2)。リングギヤ36の下方にはプレート37を介してパルスプレート38が位置し、サンギヤ31と一体に回転する。パルスプレート38の外周には多数の電極381が間隔をおいて形成され、これら電極381にはその通過軌跡上に設けた板バネ電気接点62が接触してサンギヤ31の回転数に応じたパルス信号が得られる。
以上のようなプリント配線基板2および電気接点61、62を収納したケース容器11とケースカバー12の外周衝合面は、上記取出口13を除いて図2のA部に示す断面形状となっており、その詳細を図3に示す。図3において、ケース容器11の衝合面11aには、最内周に一定高の壁部14が形成されるとともに、壁部14の外側には凹溝15が形成されている。この凹溝15は底面が矩形の凹凸断面となっている。一方、ケースカバー12の衝合面12aには、上記壁部14を受け入れる深い溝条16と、上記凹溝15と対向して衝合時にシール材充填空間Sを形成する凹溝17とが形成されている。この凹溝17の底面も矩形の凹凸断面となっている。なお、一例として、各凹溝15、17の幅は約2mm、凹凸の幅と高さはそれぞれ約0.7mmである。
このような防水構造において、最初に図4に示すように、ケース容器11の衝合面11aにシール材としてブチルゴムRを塗布する。この場合の塗布量は正確に調整することが困難なため、シール材充填容積量よりも多めに塗布しておく。上方からケースカバー12を重ねると、衝合面11a、12a同士が接して、閉鎖された凹溝15、17によりシール材充填空間Sが形成され、この充填空間S内にブチルゴムRが封入される(図3参照)。この時、余剰のブチルゴムRはケース外へ押し出される一方、壁部14の外表面に沿って上方へ延びるが、壁部14の高さを十分に確保しておけばこれを越えてケース1の内方へ侵入することはない。この壁部14の高さは例えば3.2mmである。
このように、本実施形態の防水構造によれば、余剰のブチルゴムRのケース1内部への侵入が壁部14により確実に阻止されるから、電気接点61、62がシール材付着により導通不良を生じるおそれはない。また、ブチルゴムRが封入された充填空間Sの内壁面には凹凸が形成されているから、ケース衝合面11a、12aとこれらの間に介在するブチルゴムRとの十分な接触面積が小スペースでが確保され、温度変化に伴ってケース内部の内圧が変動して負圧を生じてもケース内へ外部から水分が侵入することはない。
なお、本発明の防水構造は、図5に示すような、回路収納部P2(図1参照)を有さず、ギヤ収納部P1のみのギヤケース1にも適用することができる。また、本発明はブチルゴムに限られず他の液体シール材についても同様に適用することができる。ケースカバー12に壁部14と嵌合する溝条16を形成する必要は特になく、少なくとも壁部14の外表面に接する壁面を形成すれば良い。
本発明の防水構造を適用したギヤケースの分解斜視図である。 本発明の防水構造を適用したギヤケースの要部拡大断面図である。 本発明の防水構造の一実施形態を示す断面図で、図2のA部拡大断面図である。 本発明の防水構造の一実施形態を示す分解断面図である。 本発明の防水構造を適用したギヤケースの他の例を示す分解斜視図である。
符号の説明
1…ケース、11…ケース容器、11a、12a…衝合面、
12…ケースカバー、14…縦壁部、15、17…凹溝、R…プチルゴム、
S…シール材充填空間。

Claims (3)

  1. ケース容器(11)とケースカバー(12)とを重ねてなるケースの防水構造であって、前記ケース容器と前記ケースカバーの衝合部に、衝合時にシール材充填空間(S)を形成するとともに充填されたシール材(R)との接触面積が広くなる形状に成形されたシール材封入部(15、17)と、前記シール材封入部よりもケース内方側に位置し、前記ケース容器と前記ケースカバーとを重ねる際に互いに移動する方向に形成されて、前記衝合時に前記シール材充填空間から溢れたシール材がケース(1)内部へ侵入するのを防止する壁部(14)とを備え、前記シール材封入部は、前記ケース容器と前記ケースカバーのそれぞれの衝合面(11a、12a)に形成された凹溝(15、17)であり、それぞれの凹溝の底面が凹凸断面になっていることを特徴とするケースの防水構造。
  2. 前記壁部(14)は、前記移動する方向に沿って形成された溝条(16)に受け入れられていることを特徴とする請求項1に記載のケースの防水構造。
  3. ケース容器(11)とケースカバー(12)とをそれぞれの衝合面(11a、12a)同士が接するように衝合して構成されたケースの防水構造であって、前記ケース容器の衝合面(11a)には、最内周に壁部(14)が形成されるとともに、壁部の外側に凹溝(15)が形成され、前記ケースカバーの衝合面(12a)には、前記壁部を受け入れる溝条(16)と、前記ケース容器の衝合面に形成された凹溝と対向して衝合時にシール材充填空間(S)を形成する凹溝(17)とが形成され、前記シール材充填空間内にシール材が充填されており、前記壁部は、前記衝合時に前記シール材充填空間から溢れたシール材がケース(1)内部へ侵入するのを防止する高さに設定されており、前記ケース容器の衝合面に形成された凹溝(15)と前記前記ケースカバーの衝合面に形成された凹溝(17)は、それぞれ底面が凹凸断面になっていることを特徴とするケースの防水構造。
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WO2014174701A1 (ja) * 2013-04-22 2014-10-30 三菱電機株式会社 全閉型回転電機および全閉型回転電機の製造方法

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