JP5129623B2 - ワイパモータ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の窓ガラスを払拭するためのワイパ装置に使用されるワイパモータに関し、特に、雑音防止素子の取付構造に関する。
一般に、自動車の窓ガラスを払拭するためのワイパ装置に使用されるワイパモータは、モータの回転子軸を回転自在に支承したモータハウジングと、このモータハウジングに連結されウオーム歯車減速装置が組み付けられたギヤフレームと、このギヤフレームの開口を閉塞したカバーと、モータに電力を供給するリード(導電部材)とを備えている。
また、モータの電波ノイズを除去するために、ワイパモータにおいては、雑音防止素子がリードに電気的に接続されている。例えば、特許文献1参照。
特開2003−111348号公報
雑音防止素子の雑音防止能力は容量を大きくして高めるのが、一般的である。
しかしながら、雑音防止素子の容量を大きくすると、雑音防止素子の外形が大きくなってしまうために、ワイパモータ全体の外形も大きくなってしまう。
本発明の目的は、全体外形の増加を防止しつつ雑音防止素子の容量を増加させることができるワイパモータを提供することにある。
前記した課題を解決するための手段のうち代表的なものは、次の通りである。
(1)モータ部と、
該モータ部に結合されたギヤフレームと、
該ギヤフレーム内に収容され、前記モータ部の回転により出力軸を回転させる駆動ギヤを有する減速機構部と、
前記ギヤフレームに被せられ、前記駆動ギヤを被覆するカバーと、
該カバーにインサート成形され、前記ブラシ装置に電気的に接続されたリードと、
該リードに電気的に接続された雑音防止素子と、
を備えているワイパモータであって、
前記雑音防止素子を取り付ける取付部が前記リードに、前記カバーの開口側に突出するように一体的に形成されていることを特徴とするワイパモータ。
(2)前記カバーには、前記取付部による前記雑音防止素子の取付姿勢を維持する姿勢維持部が設けられていることを特徴とする前記(1)に記載のワイパモータ。
(3)前記取付部は、前記ギヤフレームに電気的に接続されるアース端子を有することを特徴とする前記(1)または(2)に記載のワイパモータ。
前記した手段によれば、ワイパモータ全体外形の増加を防止しつつ雑音防止素子の容量を増加させることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に即して説明する。
図1および図2に示されているように、本実施の形態に係るワイパモータ1は、モータ部10とウオーム歯車減速装置部(以下、ギヤ部という。)20とを備えており、モータ部10とギヤ部20とは直列的に連設されてビスによって固定されている。
モータ部10は、界磁極としてのマグネット(図示せず)が円筒形状に配置されて固定されたモータハウジング11と、モータハウジング11に回転自在に支承された回転子軸12と、この回転子軸12と一体回転するアーマチュア13およびコミテータ14と、コミテータ14を介してアーマチュア13に給電するブラシ装置15と、モータ部10とギヤ部とを電気的に接続するための電気接続部16と、を備えている。
図3に示されているように、電気接続部16はエポキシ樹脂等の絶縁性を有する樹脂が使用されて略長方形の平盤形状に成形されており、ブラシ装置15のブラシホルダステー15aのコミテータ14と反対側の端面に直角に連結されている。
電気接続部16の一側面の一端部には3個のコンセント17が直列に並べられて形成されている。
図1、図2および図4に示されているように、モータハウジング11にはギヤ部20のギヤフレーム21が直列的に配されて固装されている。ギヤフレーム21はモータハウジング11の一端開口部に印籠結合する円筒形状に形成された連結部21aと、角部が大きく弯曲した大略三角形で一端面が開口し、他端面が閉塞した短尺の筒形状に形成された収納部21bとを備えており、ギヤフレーム21はアルミニウムを使用した鋳造法(アルミダイキャスト法)によって一体成形されている。
収納部21bは連結部21aのモータハウジング11と反対側端部に連結部21aの中心線の延長線を含む平面と平行に配されて一体的に突設されており、収納部21bの後記するカバーとの合わせ面である開口側端面(以下、合わせ面という。)は、二次元の平面内に含まれるようになっている。
収納部21bの合わせ面には断面が略正方形の側壁形状に形成された環状突条21cが全周にわたって一定高さに一体的に突設されており、環状突条21cは後記するカバーの環状溝と嵌合するように設定されている。
収納部21bの連結部21aとの境目付近の片側端部には電気接続部16を保持するための保持部21dが一体的に成形されており、保持部21dは電気接続部16の3個のコンセント17が形成された部分を保持し得る形状に形成されている。
保持部21dの一端面は収納部21bの開口側において開口しており、他端面は収納部21bの閉塞側において閉塞している。保持部21dの収納部21bの内側を向く側壁は、収納部21bと連通した状態で開口しており、保持部21dには電気接続部16が連結部21aの側から嵌入されている。
電気接続部16が保持部21dに嵌入された状態において、電気接続部16の一側面の一端部に並んだ3個のコンセント17は、保持部21dの開口部内において保持部21dの端面から引っ込んだ面内で露出した状態になっている。
保持部21dは環状突条21cの内側に配置されており、保持部21dの開口面は環状突条21cの端面から離間されている。
図2および図4に示されているように、モータ部10の回転子軸12はギヤフレーム21の収納部21bに挿入されている。
ギヤフレーム21の収納部21bにおける回転子軸12の挿入端部には互いに反対向きのねじれを有する一対のウオーム18、19がそれぞれ一体的に刻設されており、両ウオーム18、19にそれぞれ対向する位置であって、回転子軸12に対して互いに反対側の両脇位置には、一対の支軸22、23が回転子軸12の方向と直角方向にそれぞれ立設されている。
両支軸22、23には一対のウオームホイール24、25がそれぞれ外嵌されて回転自在に支承されており、両ウオームホイール24、25は両ウオーム18、19にそれぞれ噛合されている。両ウオームホイール24、25には各ピニオンギヤ26、27がそれぞれ軸芯合わせされて連設されており、両ピニオンギヤ26、27は駆動ギヤ28にそれぞれ噛合されている。
駆動ギヤ28はワイパ装置(図示せず)におけるクランク軸29に一体回転するように外装されており、このワイパモータの出力軸としてのクランク軸29は回転子軸12の片脇において回転子軸12の方向と直角方向に配されて、収納部21bの閉塞壁に挿通されて回転自在に支承されている。
図1および図2に示されているように、ギヤフレーム21の収納部21bの開口面には、図5に示されたカバー30が被せ付けられている。
図5に示されているように、カバー30は収納部21bに対応した大略三角形の皿形状に樹脂が用いられてモールド成形された本体31を備えており、本体31は収納部21bの開口を閉塞し得るように設定されている。
本体31におけるギヤフレーム21の収納部21b側を向く端面は、二次元の平面からなる合わせ面を形成しており、この合わせ面における外周部には収納部21bの環状突条21cと嵌合する断面略正方形の環状溝32が、全周にわたって一定深さ一定幅に没設されている。
環状溝32に液状のシール材(例えばブチルゴム)が塗布された後に、環状溝32に環状突条21cが嵌入されると、カバー30の本体31はギヤフレーム21の収納部21bに気密シールされて被せ着けられた状態になる。
本体31の外周には複数個の鍔部33が周方向に間隔を置いて径方向に突設されており、本体31はこれらの鍔部33に挿通されるボルトによってギヤフレーム21に締結されるようになっている。
図5(a)に示されているように、カバー30の本体31の端面壁の体内には、3本のリード34、35、36が互いに平行に配線されてそれぞれインサートモールドされており、3本のリード34、35、36の両端部には外側プラグ34a、35a、36aと内側プラグ34b、35b、36bとがそれぞれ形成されている。3本のリード34、35、36は、外側プラグ34a、35a、36aが本体31の端面壁と平行になるようにそれぞれ屈曲されており、内側プラグ34b、35b、36bが本体31の端面壁と直角になるようにそれぞれ屈曲されている。
本体31の外周にはカプラ37がモータハウジング11と反対側端部において径方向外向きに突出するように一体的に成形されており、カプラ37は角部が弯曲した略台形の筒形状に形成されている。カプラ37内には3本の外側プラグ34a、35a、36aがそれぞれ直列に並ぶように配置されて径方向外向きに挿入されている。
カバー30の本体31の収納部21b側を向く端面には植込部38が、保持部21dに対向した部位に突設されており、植込部38は保持部21dの開口部内形に対応した長方形の平盤形状に形成されている。植込部38は本体31の環状溝32が没設された二次元の平面である合わせ面よりも突出して保持部21dの開口部内に嵌入するように設定されている。すなわち、植込部38の先端面はカバー30のギヤフレーム21との合わせ面から収納部21bの方向に離間した状態になっており、環状溝32に塗布された液状のシール材が内側プラグ36bに付着するのを防止し得るようになっている。
植込部38端面には3本のリード34、35、36における内側プラグ34b、35b、36bが直列に並べられて、それぞれ直角に立脚するように植え込まれている。3本の内側プラグ34b、35b、36bは電気接続部16のコンセント17に嵌入して電気的に接続し得るように構成されている。
図5(a)および図5(b)に示されているように、最も内側に配置されたリード(以下、第一リードという。)34には雑音防止素子を取り付ける取付部としての取付端子(以下、第一取付端子という。)34cが、本体31の端面壁と直角になるように屈曲されている。第一取付端子34cには雑音防止素子のリード線を取り付ける取付溝(以下、第一取付溝という。)34dが一対、本体31の端面壁と平行な端辺(上端辺)の両端部にそれぞれ形成されている。第一取付端子34cは植込部38から離間した位置において、第一リード34の内側プラグ(以下、第一内側プラグという。)34bと対向している。
第一リード34にはギヤフレーム21に電気的に接続するアース端子(以下、第一アース端子という。)34eが第一内側プラグ34bに、第一取付端子34cと反対側に突出するように屈曲されている。図5(a)に示されているように、第一アース端子34eは植込部38からカバー30の外側に突出して、カバー30のギヤフレーム21との鍔部33にて露出されている。カバー30とギヤフレーム21とが締結した状態において、第一アース端子34eはギヤフレーム21の締結部と押接することにより、ギヤフレーム21と電気的に接続する。
第一リード34に隣接したリード(以下、第二リードという。)35には、雑音防止素子を取り付ける取付部としての取付端子(以下、第二取付端子という。)35cが、本体31の端面壁と直角になるように屈曲されている。第二取付端子35cには雑音防止素子のリード線を取り付ける取付溝(以下、第二取付溝という。)35dが、本体31の端面壁と平行な端辺(上端辺)の中央に形成されている。第二取付端子35cは植込部38から離間した位置において、第一取付端子34cと横並びになっている。
第二リード35に第一リード34と反対側で隣接したリード(以下、第三リードという。)36には、雑音防止素子を取り付ける取付部としての取付端子(以下、第三取付端子という。)36cが、本体31の端面壁と直角になるように屈曲されている。第三取付端子36cには雑音防止素子のリード線を取り付ける取付溝(以下、第三取付溝という。)36dが、本体31の端面壁と平行な端辺(上端辺)の中央に形成されている。第三取付端子36cは植込部38から離間した位置において、第二取付端子35cと反対側で第一取付端子34cと横並びになっている。
図5(a)に示されているように、カバー30には雑音防止素子の取付姿勢を維持する一対の姿勢維持部38A、38Bが、第一取付端子34cや第二取付端子35cおよび第三取付端子36cと植込部38との間において本体31の端面壁と直角になるようにそれぞれ突設されている。一方の姿勢維持部(以下、第一姿勢維持部という。)38Aは第一取付端子34cと第二取付端子35cとの間に対向し、他方の姿勢維持部(以下、第二姿勢維持部という。)38Bは第一取付端子34cと第三取付端子36cとの間に対向している。
ここで、以上の構成に係る第一取付端子34cや第二取付端子35cおよび第三取付端子36cへの雑音防止素子の組付作業を、図5(a)および図8に示されているように、雑音防止素子がラジアルリードを有するコンデンサ48である場合について説明する。
雑音防止素子の一例であるコンデンサは2個が準備される。
一方のコンデンサ(以下、第一コンデンサという。)48は、一方のリード48aが第一取付端子34cの一方の第一取付溝34dに挿入され、他方のリード48bが第二取付端子35cの第二取付溝35dに挿入される。
他方のコンデンサ(以下、第二コンデンサという。)49は、一方のリード49aが第一取付端子34cの他方の第一取付溝34dに挿入され、他方のリード49bが第三取付端子36cの第三取付溝36dに挿入される。
図8に示されているように、第一コンデンサ48は両方のリード48a、48bが第一姿勢維持部38Aを挟むことにより、第一姿勢維持部38Aによって姿勢を維持される。
また、第二コンデンサ49は一方のリード49aを第二姿勢維持部38Bに接触することにより、第二姿勢維持部38Bによって姿勢を維持される。
図5(a)に示されているように、カバー30の本体31の収納部21bを向く端面の略中央部には、円柱形状に形成された支軸39が直角に突設されている。
図5(a)および図5(b)に示されているように、カバー30の本体31の端面壁の体内における3本のリード(以下、第一群リードという場合がある。)34、35、36が敷設された領域と支軸39を挟んで反対側の領域には、2本のリード(以下、第二群リードという。)40、40が互いに略平行に配線されて埋め込まれており、2本の第二群リード40、40の両端部にはプラグ41と接続部42とがそれぞれ形成されている。
2本の第二群リード40、40のプラグ41、41は本体31の端面壁と平行になるように屈曲されており、図7(b)に示されているように、カプラ37の内部に第一群リード34、35、36の外側プラグ34a、35a、36aと平行で互いに直列に並ぶように配置されて径方向外向きにそれぞれ挿入されている。
他方、2本の第二群リード40、40の接続部42、42には一対のボス43、43が、隣合わせに配置されてそれぞれ膨出成形されている。また、第一リード34の中間部にも接続部42が形成されており、この接続部42にも一対のボス43、43が隣合わせに配置されて膨出成形されている。
3個の接続部42、42、42は、本体31の収納部21bを向く端面の支軸39の周りに周方向に適当な間隔をとって配置されており、3個の接続部42、42、42が配置された場所には、第二群リード40および第一リード34と共に接続装置を構成するコンタクトプレート50を保持するためのホルダ55がそれぞれ設けられている。
3箇所の接続装置の構成は略同一であるので、一つの接続装置におけるコンタクトプレート50およびホルダ55の構成並びにコンタクトプレート50のホルダ55への組付方法を、図6によって説明する。
図6に示されているように、コンタクトプレート50は弾性を有する導電性材料が使用されてプレス加工により矩形の板形状に形成された本体51を備えており、本体51はクランク形状に屈曲されている。
本体51の一端部には一対の固定孔52、52が中心線上で横並びに配置されて開設されており、両固定孔52、52は接続部42の一対のボス43、43と嵌合するように設定されている。
本体51の固定孔52が開設された端部の両端辺には、一対の係合爪53、53が直角に屈曲されており、両係合爪53、53は略正方形の平板形状に形成されている。
本体51の固定孔52と反対側端部には耐摩耗性を有する導電性材料が使用されて円柱形状に形成されたチップ54が、直角に配されてかしめ加工によって固定されている。
図6に示されているように、ホルダ55は本体31の端面壁における接続部42が配置された部分が開設されてなる開口部56を備えており、開口部56は接続部42の一対のボス43、43が突設された部分を露出させるように長方形の窓形状に形成されている。ホルダ55の開口部56の開口縁辺部にはコ字形の側壁形状の位置決め部57が垂直に突設されている。
位置決め部57の互いに対向する一対の側壁57a、57aは一対のボス43、43の並んだ方向と平行になっており、この一対の側壁57a、57aにおける閉塞壁57b側の端部の内面には、一対の係合溝58、58が一定幅一定深さにそれぞれ垂直に没設されている。両係合溝58、58はコンタクトプレート50の一対の係合爪53、53と係合するようにそれぞれ設定されている。
図6(b)に示されているように、コンタクトプレート50の本体51はホルダ55の位置決め部57へ、両固定孔52、52と両ボス43、43とが、両係合爪53、53と両係合溝58、58とがそれぞれ嵌合される状態で、収納される。
コンタクトプレート50がホルダ55に収納された後に、両ボス43、43がそれぞれかしめ加工されると、コンタクトプレート50の本体51の両固定孔52、52が両ボス43、43によって締結されるため、コンタクトプレート50の本体51は接続部42に機械的に固定される。
コンタクトプレート50の本体51は接続部42に密着されて機械的に固定された状態になるため、コンタクトプレート50は接続部42すなわち第二群リード40および第一リード34に電気的に接続された状態になる。
以上のコンタクトプレートのホルダへの組付作業により、図7に示されているように、3本のコンタクトプレート50が3箇所のホルダ55にそれぞれ組み付けされる。
この組付作業により、3本のコンタクトプレート50は2本の第二群リード40および第一リード34の接続部42において機械的かつ電気的に接続された状態になるため、2本の第二群リード40のプラグ41および第一リード34の外側プラグ(以下、第一外側プラグという。)34aにそれぞれ電気的に引き出された状態になる。
なお、図5(b)に示されているように、カバー30の本体31の端面壁の体内にはアースリード44が、第一群リード34〜36と第二群リード40との間に埋め込まれている。アースリード44の一端部には接続部45が形成されており、接続部45は第一リード34に接続されたコンタクトプレート50に電気的に接続する。
アースリード44の他端部にはギヤフレーム21に電気的に接続するアース端子(以下、第二アース端子という。)44eが形成されている。図5(a)に示されているように、第二アース端子44eはカバー30の外側に突出して、カバー30のギヤフレーム21との鍔部33にて露出されている。カバー30とギヤフレーム21とが締結した状態において、第二アース端子44eはギヤフレーム21の締結部と押接することにより、ギヤフレーム21と電気的に接続する。
図8に示されているように、3本のコンタクトプレート50が組み付けられたカバー30の支軸39には、オートストップスイッチを構成するためのリレープレート60が組み付けられる。次に、リレープレート60について説明する。
リレープレート60はベース61を備えている。ベース61は絶縁性を有する樹脂が使用されて円板形状に形成されている。ベース61には係合凸部62がギヤフレーム21側を向く端面に突設されている。係合凸部62は駆動ギヤ28に正回転時にだけ係合する。ベース61にはブラケット63がカバー30側を向く端面に同心円に固定されている。ブラケット63はカップ形状に形成されている。ブラケット63は支軸39に嵌合されてブッシュナット64およびウエーブワッシャ65により支軸39周りのカバー30の底面との間に位置決めされている。この状態で、リレープレート60は支軸39に回転自在に支承された状態になっている。
図8(c)に示されているように、ベース61のカバー30の底面を向く端面には第一導電板66と第二導電板67とが、支軸39の中心線に対してそれぞれ同心円になるように配されて、かしめ加工等の適当な手段により固着されている。
内側に配された第一導電板66は円形形状に形成されており、外側に配された第二導電板67には非導電部68および停止位置部片69がそれぞれ形成されている。そして、第一導電板66、第二導電板67、非導電部68および停止位置部片69の描く円軌道には、カバー30の対向面に保持された3本のコンタクトプレート50のチップ54がコンタクトプレート50の弾性力によって常時押接するようになっている。
これら第一導電板66、第二導電板67、非導電部68および停止位置部片69は、電源、ワイパスイッチ、モータ、コントローラ等からなる電気回路において、モータの電気回路を開閉するオートストップスイッチを構成するようになっている。
次に、前記構成に係るカバー30のギヤフレーム21への組付作業および作用効果を説明する。
カバー30がギヤフレーム21へ被せ付けられるに際して、液状のシール材(図示せず)がカバー30の環状溝32に塗布装置によって塗布される。
液状のシール材が塗布された後に、カバー30はギヤフレーム21に環状溝32に環状突条21cを嵌入させて被せられる。カバー30がギヤフレーム21に被せられると、カバー30の本体31はギヤフレーム21の収納部21bに液状のシール材によって気密シールされて被せ着けられた状態になる。
その後に、ボルトがカバー30の本体31の外周に突設された複数個の鍔部33に挿通されて、ギヤフレーム21の雌ねじ穴にねじ込まれることにより、カバー30はギヤフレーム21に締結される。この締結により、第一アース端子34eと第二アース端子44eとはギヤフレーム21に電気的に接続された状態になる。
前記実施の形態によれば、次の効果が得られる。
(1)雑音防止素子を取り付ける取付端子を3本のリードに一体的に形成することにより、2個の雑音防止素子をカバー内に設けることができるため、ワイパモータ全体の外形を増加を回避しつつ雑音防止素子の容量を増加させることができる。
(2)雑音防止素子の容量を増加することにより、雑音防止素子の雑音防止効果を高めることができるので、ワイパモータの性能を向上させることができる。
(3)雑音防止素子を取り付ける取付端子をリードにカバーの開口部側に突出するように設けることにより、雑音防止素子を同一方向に組み付けることができるので、組付作業性を向上させることができる。
(4)取付端子に取り付けられた雑音防止素子の取付姿勢を維持する姿勢維持部をカバーに設けることにより、雑音防止素子が遊動するのを防止することができる。
(5)リードにアース端子を一体的に形成することにより、取付端子をギヤフレームに電気的に接続することができるので、組付作業性を向上させることができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々に変更が可能であることはいうまでもない。
例えば、2個の雑音防止素子を取り付けるように構成するに限らず、単一の雑音防止素子または3個以上の雑音防止素子を取り付けるように構成してもよい。
本発明の一実施の形態であるワイパモータを示す斜視図である。 その一部省略一部切断平面図である。 電気接続部を示す斜視図である ギヤ部を示す斜視図である。 カバーを示す斜視図である。 リードを示す斜視図である。 コンタクトプレートのリードへの接続作業を示しており、(a)は分解斜視図、(b)は組立斜視図である。 コンタクトプレートの組付後のカバーを示しており、(a)は正面図、(b)は(a)のb−b線に沿う断面図である。 リレープレートの組付後のカバーを示しており、(a)は正面図、(b)は平面断面図、(c)はリレープレートの背面図である。
符号の説明
1…ワイパモータ、
10…モータ部、11…モータハウジング、12…回転子軸、13…アーマチュア、14…コミテータ、15…ブラシ装置、15a…ブラシホルダステー、16…電気接続部、17…コンセント、18、19…ウオーム、
20…ギヤ部、21…ギヤフレーム、21a…連結部、21b…収納部、21c…環状突条、21d…保持部、22、23…支軸、24、25…ウオームホイール、26、27…ピニオンギヤ、28…駆動ギヤ、29…クランク軸(出力軸)、
30…カバー、31…本体、32…環状溝、33…鍔部、
34…第一リード、34a…第一外側プラグ、34b…第二内側プラグ、34c…第一取付端子、34d…第一取付溝、34e…第一アース端子、
35…第二リード、35a…第二外側プラグ、35b…第二内側プラグ、35c…第二取付端子、35d…第二取付溝、
36…第三リード、36a…第三外側プラグ、36b…第三内側プラグ、36c…第三取付端子、36d…第三取付溝、
37…カプラ、38…植込部、
38A、38B…姿勢維持部、
39…支軸、
40…第二群リード(接続装置)、41…プラグ、42…接続部、43…ボス、
44…アースリード、44e…第二アース端子、45…接続部、
48…第一コンデンサ(雑音防止素子)、48a、48b…リード、49…第二コンデンサ(雑音防止素子)、49a、49b…リード、
50…コンタクトプレート(接続装置)、51…本体、52…固定孔、53…係合爪、54…チップ、55…ホルダ、56…開口部、57…位置決め部、57a…側壁、57b…閉塞壁、58…係合溝、59…保持部、60…リレープレート、61…ベース、62…係合凸部、63…ブラケット、64…ブッシュナット、65…ウエーブワッシャ、66…第一導電板、67…第二導電板、68…非導電部、69…停止位置部片。

Claims (3)

  1. モータ部と、
    該モータ部に結合されたギヤフレームと、
    該ギヤフレーム内に収容され、前記モータ部の回転により出力軸を回転させる駆動ギヤを有する減速機構部と、
    前記ギヤフレームに被せられ、前記駆動ギヤを被覆するカバーと、
    該カバーにインサート成形され、ブラシ装置に電気的に接続されたリードと、
    該リードに電気的に接続された雑音防止素子と、
    を備えているワイパモータであって、
    前記雑音防止素子を取り付ける取付部が前記リードに、前記カバーの開口側に突出するように一体的に形成され、前記雑音防止素子が前記駆動ギヤの径方向外に配置されていることを特徴とするワイパモータ。
  2. 前記カバーには、前記取付部による前記雑音防止素子の取付姿勢を維持する姿勢維持部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のワイパモータ。
  3. 前記取付部は、前記ギヤフレームに電気的に接続されるアース端子を有することを特徴とする請求項1または2に記載のワイパモータ。
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