JP2004172427A - エッチング液およびエッチング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】サイドエッチングを抑制するとともに、再現性よく、高精度にパターン加工することが可能な銀含有膜のエッチング液およびエッチング方法を提供する。
【解決手段】銀含有膜13をエッチングするためのエッチング液21であって、酸化性イオンおよびハロゲンイオンを含有する水溶液であることを特徴とするエッチング液、また、レジストパターン14をマスクに用いて絶縁膜12上に形成された銀含有膜13をパターン形成するためのエッチング方法であって、エッチング液21として酸化性イオンおよびハロゲンイオンを含有する水溶液を用いて銀含有膜13のエッチングを行うことを特徴とするエッチング方法である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はエッチング液およびエッチング方法に関するものであって、特には銀および銀を主要な構成成分とした銀含有膜のパターン形成に用いられる、エッチング液およびエッチング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
薄膜配線を利用した電子デバイスは、アクティブマトリクス型液晶ディスプレイや薄膜センサ等の薄膜系デバイスの他にも、いわゆる超集積回路等多くの種類があり、広く用いられている。
従来、価格とのバランスからこれらの電子デバイスで用いられる配線としては、アルミニウム(Al)系や銅(Cu)系の低価格で比較的導電性の良好な材料が利用されてきた。
【0003】
近年、強誘電性材料を利用したデバイスが登場し、反応性に富む強誘電材料に対する電極材料として、比較的安定性の高い銀(Ag)を電極材料として用いることが提案されている。Agは可視光線に対する反射率がAl等よりも高いことから、液晶ディスプレイにおける画素電極としての利用が進んでいる。
【0004】
ここで、Agを画素電極として用いる場合には、AgまたはAgを主な構成要素とするAg含有膜を基板上に形成した後、パターン形成する必要がある。
通常、超集積回路等では、ドライエッチング法により金属をハロゲン化物や有機金属に変化させ、その高い蒸気圧を利用して気相中へ拡散させるエッチング方法が採用されているが、Agはハロゲン化物や有機金属としても高い蒸気圧を呈さないことから、ドライエッチングが難しい。
【0005】
そこで、Agをパターン形成する場合には、硝酸を含有する水溶液を用いたエッチング液により、Agをウェットエッチングする技術が用いられており、例えば、硝酸、硫酸および酢酸からなる混酸にてAgをエッチングする例が報告されている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−98361号公報(第6頁)
【0007】
このウェットエッチングでは、強酸性雰囲気下で酸化力の強い硝酸イオンによりAgを直接エッチング液中に溶かし込むことで、エッチングを可能としている。
硝酸系エッチング液は、酸化力が強いためにAgを容易に酸化できるとともに、酸化したAgを硝酸銀として溶解することができる。
【0008】
ここで、液晶ディスプレイの画素電極として用いるためにAg含有膜をパターン形成する場合の、硝酸系エッチング液によるAg含有膜のウェットエッチングについて模式的に示す。
図3(a)に示すように、液晶ディスプレイの裏面側基板となる基板11表面にはここでの図示は省略したが、薄膜トランジスタマトリクス等の下部構造が形成されており、基板11上にはこの下部構造を覆うように絶縁膜12が形成されている。
このような絶縁膜12としては、例えばアクリル系樹脂等の有機系樹脂が用いられており、上記下部構造と絶縁膜12上に形成される画素電極との絶縁性を維持している。
【0009】
この絶縁膜12上にはパターン形成して画素電極とするためのAg含有膜13が形成されており、Ag含有膜13上はノボラック系のポジレジストや環状ゴム系のネガレジストからなるレジストパターン14(マスクパターン)で覆われている。
このような構成の被エッチング基板16を、図3(b)に示すように、強酸性雰囲気下の硝酸イオンを含有するエッチング液15に浸漬させることにより、Ag含有膜13をパターン形成し、画素電極を形成する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述したように、硝酸系のエッチング液15を用いてAg含有膜13のエッチングを行う場合には、硝酸イオンによりAgを酸化すると同時に硝酸化してエッチング液15に溶解させるため、通常、強酸性雰囲気下で行われており、強酸性雰囲気下における硝酸イオンは、有機系材料を侵食し易い性質を合わせ持っている。
【0011】
このため、従来用いられてきた硝酸系のエッチング液15では、Ag含有膜13のエッチング進行に伴い、有機系材料からなるレジストパターン14または絶縁膜12を侵食し、特にAg含有膜13との界面にエッチング液15が侵入することにより、Ag含有膜13がサイドエッチングされやすく、レジストパターン14のパターン精度と比較して、著しくパターンの転写性を落としているという問題があった。
【0012】
また、硝酸系のエッチング液15によるAg含有膜13のエッチングは、硝酸イオンとエッチング液15中に溶け出しているAgイオンとの平衡反応を利用していることから、エッチング液15の温度や組成の変動にエッチングレートが依存し易く、加工精度の再現性に乏しいという問題が生じていた。
【0013】
このため、サイドエッチングを抑制するとともに、再現性よく、高精度にパターン加工することが可能なAg含有膜のエッチング液およびエッチング方法が望まれていた。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上述したような課題を解決するために、本発明のエッチング液は、銀含有膜をエッチングするためのエッチング液であって、酸化性イオンおよびハロゲンイオンを含有する水溶液であることを特徴としている。
【0015】
また、本発明の第1のエッチング方法はマスクパターンをマスクに用いて下地層上に形成された銀含有膜をパターン形成するためのエッチング方法であって、エッチング液として酸化性イオンおよびハロゲンイオンを含有する水溶液を用いて銀含有膜のエッチングを行うことを特徴としている。
【0016】
このようなエッチング液およびこれを用いた第1のエッチング方法によれば、エッチング液が酸化性イオンを含有していることから、酸化性イオンにより銀含有膜の露出した部分が酸化される。
また、エッチング液がハロゲンイオンを含有しているため、銀含有膜の酸化した部分がハロゲンイオンと反応してハロゲン化物となり、銀含有膜から剥離またはエッチング液中に溶解することにより除去される。
【0017】
これにより、エッチング液中の各イオンの含有量を調整することで銀含有膜のエッチング速度を制御することができ、再現性よく銀含有膜のエッチングを行うことができる。
【0018】
また、銀含有膜を酸化するための酸化性イオンと、銀含有膜の酸化した部分を除去するためのハロゲンイオンとをそれぞれ含有するエッチング液を用いることにより、従来用いられていた硝酸系のエッチング液のように銀含有膜を酸化して溶解させるために強酸性雰囲気下でエッチングを行わなくてもよい。
このため、マスクパターンまたは下地層が有機系材料で形成されている場合であっても、エッチング液により有機系材料が侵食されることがないため、銀含有膜のサイドエッチングを抑制することができる。
【0019】
また、本発明における第2のエッチング方法は、マスクパターンをマスクに用いて下地層上に形成された銀含有膜をパターン形成するためのエッチング方法であって、酸化性イオンを含有する薬液により銀含有膜の露出した部分を酸化する工程と、ハロゲンイオンおよびアンモニウムイオンの少なくとも一方を含有する水溶液を用いて、銀含有膜の酸化した部分と反応させて除去する工程とを有することを特徴としている。
【0020】
このようなエッチング方法によれば、まず、酸化性イオンを含有する薬液を供給して銀含有膜の露出した部分が酸化される。その後、ハロゲンイオンおよびアンモニウムイオンの少なくとも一方を含有する薬液を用いて、銀含有膜の酸化した部分と反応させる。
この際、ハロゲンイオンを含有する場合には、銀含有膜の酸化した部分がハロゲンイオンと反応してハロゲン化物となり、銀含有膜から剥離またはエッチング液中に溶解することにより除去される。
また、アンモニウムイオンを含有する場合には、銀含有膜の酸化した部分がアンモニアイオンと反応し、エッチング液中に溶解することにより除去される。
【0021】
これにより、酸化性イオンを含有する薬液を先に供給することで、酸化される範囲により規定される銀含有膜のエッチング量をより確実に制御することができるため、より再現性よく銀含有膜のエッチングを行うことができる。
また、第1のエッチング方法と同様に、マスクパターンまたは下地層が有機系材料で形成されている場合であっても、エッチング液により有機系材料が侵食されることなく、銀含有膜のサイドエッチングを抑制することができる。
【0022】
また、本発明の第3のエッチング方法は、マスクパターンをマスクに用いて下地層上に形成された銀含有膜をパターン形成するためのエッチング方法であって、酸化性イオンを含有する薬液により銀含有膜の露出した部分を酸化する工程と、ハロゲンイオンを含有する薬液により、銀含有膜の酸化した部分と反応させてハロゲン化物を生成し、除去する工程と、アンモニウムイオンを含有する薬液により、ハロゲン化物を溶解する工程とを有することを特徴としている。
【0023】
このようなエッチング方法によれば、はじめに酸化性イオンを含有する薬液を供給して銀含有膜の露出した部分を酸化することにより、銀含有膜の露出した部分が酸化される。次に、ハロゲンイオンを含有する薬液を供給することにより、銀含有膜の酸化した部分がハロゲン化物となり、銀含有膜から除去される。その後、アンモニウムイオンを含有する薬液を供給することにより、このハロゲン化物がアンモニウムイオンと反応し、アンモニウムイオンを含有する薬液中に溶解して除去される。
【0024】
これにより、第2のエッチング方法と同様に、酸化される範囲により規定される銀含有膜のエッチング量をより確実に制御することができるため、より再現性よく銀含有膜のエッチングを行うことができる。
また、第1のエッチング方法と同様に、マスクパターンまたは下地層が有機系材料で形成されている場合であっても、エッチング液により有機系材料が侵食されることなく、銀含有膜のサイドエッチングを抑制することができる。
さらに、アンモニウムイオンにより生成したハロゲン化物を溶解することで、ハロゲン化物が沈殿して残存するのを防ぐことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のエッチング液およびエッチング方法に係る実施の形態について説明する。
【0026】
(第1実施形態)
本実施形態では、銀(Ag)含有膜のエッチング液として、酸化性イオン、ハロゲンイオンおよびアンモニウムイオンを含有する水溶液について説明する。
【0027】
ここで、酸化性イオンは、Ag含有膜を酸化して酸化銀(AgO)とするものであり、このような酸化性イオンを構成する化合物としては、例えば過酸化水素、過酸化マンガン等が挙げられる。
【0028】
また、ハロゲンイオンは、銀含有膜の酸化した部分、すなわち、AgOと反応し、反応生成物としてハロゲン化銀を生成することにより、銀含有膜から酸化した部分を除去するものである。
ハロゲンイオンとしては、フッ素(F)イオン、塩素(Cl)イオン、臭素(Br)イオン、ヨウ素(I)イオンが挙げられる。
ここで、FイオンはAgOと反応することにより、水溶性のAgFとなるためエッチング液中に溶解して除去されるが、その他のハロゲンイオンはAgOと反応して沈殿性のハロゲン化物となり除去される。
【0029】
上述したようなハロゲンイオンの中でもClイオンは、Fイオンと比較して、デバイス系に汎用される酸化シリコン等のシリコン系化合物に対する反応性が弱いため、銀含有膜を選択的にエッチングできるだけでなく、BrイオンおよびIイオンと比較して揮発性が低く、安定性および汎用性が高いため好ましい。
このようなClイオンを構成する化合物としては、例えば過塩素酸、モノクロル酢酸、ジクロル酢酸等がある。
【0030】
また、アンモニウムイオンは、銀含有膜の酸化した部分、すなわち、AgOと反応し、アンモニウム銀イオン〔Ag(NHとして、エッチング液中に溶解させるとともに、ハロゲンイオンとAgOとの反応生成物であるハロゲン化銀も〔Ag(NHとして溶解させる作用を奏する。
このようなアンモニウムイオンを構成する化合物としては、例えばアンモニア、硝酸第二セリウムアンモニウム等が挙げられる。特に硝酸第二セリウムアンモニウムを用いる場合には、セリウムによる酸化作用も期待できるため好ましい。
【0031】
ここでは、例えば酸化性イオンを構成する化合物として過酸化水素、ハロゲンイオンを構成する化合物としてモノクロル酢酸、アンモニウムイオンを構成する化合物としてアンモニアを純水中に溶解することにより、過酸化物イオン、Clイオンおよびアンモニウムイオンを含有するエッチング液を調製することとする。
【0032】
そして、図1に示すように、上述したようなエッチング液21を用いて、従来の技術で説明した被エッチング基板16におけるAg含有膜13のエッチングを行う。
本実施形態では薬液槽(図示省略)に貯留したエッチング液21中に被エッチング基板16を浸漬させることにより、Ag含有膜13のエッチングを行うこととする。
【0033】
このようなエッチング液およびこれを用いたエッチング方法によれば、エッチング液21中の酸化性イオンがAg含有膜13の露出した部分を酸化させてAgOとする(図中Aに示す)。また、ハロゲンイオンがこの酸化した部分Aと反応することにより、ハロゲン化銀を生成してAg含有膜13から酸化した部分Aを除去するとともに、アンモニウムイオンがこの酸化した部分Aを〔Ag(NHとして、エッチング液21中に溶解させて除去する。
【0034】
これにより、エッチング液21中の各イオンの含有量を調整することでAg含有膜13のエッチング速度を制御することができ、再現性よくAg含有膜13のエッチングを行うことができる。
【0035】
また、Ag含有膜13を酸化するための酸化性イオンと、Ag含有膜13の酸化した部分Aを除去するためのハロゲンイオンおよびアンモニウムイオンを含有するエッチング液21を用いてエッチングを行うことにより、従来用いられていた硝酸系のエッチング液のようにAg含有膜13を酸化して溶解させるために強酸性雰囲気下でエッチングを行わなくてもよい。
このため、有機系材料により形成された絶縁膜12やレジストパターン14がエッチング液21により侵食されることがないため、Ag含有膜13のサイドエッチングを抑制することができる。
【0036】
さらに、アンモニウムイオンは生成したハロゲン化銀についても〔Ag(NHとしてエッチング液21中に溶解するため、ハロゲン化銀の被エッチング基板16への残存を防ぐことができる。
また、本実施形態におけるエッチング液21はハロゲンイオンとアンモニウムイオンの両方を含有することから、ハロゲンイオンのみを含有する場合よりもエッチング速度を速めることができる。
【0037】
なお、本実施形態では酸化性イオン、ハロゲンイオンおよびアンモニウムイオンを含有するエッチング液21の例について説明したが、本発明はこれに限定されず、酸化性イオンおよびハロゲンイオンを含有すればよい。
エッチング液21が酸化性イオンおよびハロゲンイオンを含有する場合には、酸化性イオンによりAg含有膜13の露出した部分を酸化した後、ハロゲンイオンがこの酸化した部分と反応してハロゲン化銀が生成され、Ag含有膜13から剥離またはエッチング液21中に溶解されることで、Ag含有膜13のエッチングが行われる。
【0038】
また、本実施形態ではエッチング液21中に被エッチング基板16を浸漬させる例について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば枚葉式のエッチング装置を用いて、エッチング液21を被エッチング基板16のレジストパターン14側から吹き付けて供給してもよい。
ただし、各イオンが含有されたエッチング液21を露出したAg含有膜13に十分に供給するためには、エッチング液21中に被エッチング基板16を浸漬させた方が好ましい。
【0039】
(第2実施形態)
本実施形態では、酸化性イオン、ハロゲンイオンおよびアンモニウムイオンをそれぞれ含む薬液を用いて、被エッチング基板16にそれぞれ供給するエッチング方法について説明する。
この場合には、例えば図2に示す枚葉式のエッチング装置に被エッチング基板16を配置して、エッチングを行う。
【0040】
このようなエッチング方法に用いるエッチング装置は、処理チャンバ30とこの処理チャンバ30内に配置され、被エッチング基板16を保持するための基板ホルダー32と、基板ホルダー32に保持される被エッチング基板16に薬液を供給するための薬液供給手段33とから構成されている。
【0041】
処理チャンバ30は例えばステンレスからなり、その内壁は耐薬品性の高いテフロン(登録商標)樹脂等でコーティングされている。また、この処理チャンバ30の底部は排液ライン31に接続されており、余剰の薬液および洗浄液がこの排液ライン31を通って図示しない排水処理装置へと排出されるように構成されている。
【0042】
この処理チャンバ30内には基板支持面32aを上方に向けた状態で被エッチング基板16を保持するための基板ホルダー32が配置されており、水平状態に配置された基板支持面32aを3000rpm程度まで回転可能に構成されている。
また、基板支持面32aには、被エッチング基板16を保持するためのクランプ機構(図示省略)が設けられていることとする。
【0043】
薬液供給手段33は、各薬液を貯留する薬液槽34と、薬液の供給状態を制御するための薬液制御機構35と、基板ホルダー32に保持される被エッチング基板16に向けて薬液を供給するための薬液供給ノズル36とから構成されている。
【0044】
ここでは薬液槽34が例えば3つ配置されており、これらの薬液槽34a、34b、34cは、それぞれ薬液供給ライン37a、37b、37cにより薬液制御機構35に接続されている。
また、薬液制御機構35は薬液供給ライン38により薬液供給ノズル36に接続されている。
【0045】
この薬液制御機構35は、薬液槽34a、34b、34cから薬液供給ライン37を通って供給される薬液を選択するとともに、予め設定した時間または量に基づき薬液供給ライン37を切り換えるように構成されている。そして、選択された薬液は薬液供給ライン38を通って薬液供給ノズル36に供給される。
【0046】
また、薬液供給ライン38は処理チャンバ30内に挿入されており、その供給端である薬液供給ノズル36が基板ホルダー32に保持される被エッチング基板16の表面に薬液を供給可能に構成されている。
ここで、薬液供給ノズル36は例えばシャワー形状であることとする。
【0047】
また、このエッチング装置は、その他の構成として、基板ホルダー32に保持される被エッチング基板16の表面に純水を供給するための純水供給ノズル41およびこれに接続された純水供給ライン42を備えているとともに、窒素ガスを供給するための窒素供給ノズル43およびこれに接続された窒素供給ライン44を備えていることとする。
【0048】
このようなエッチング装置を用いて、被エッチング基板16におけるAg含有膜13(前記図1参照)のエッチングを行う場合には、例えば薬液槽34aに酸化性イオンを含有する薬液(薬液A)、薬液槽34bにハロゲンイオンを含有する薬液(薬液B)、薬液槽34cにアンモニウムイオンを含有する薬液(薬液C)を貯留する。
ここでは薬液Aとして硫酸第二セリウム水溶液、薬液Bとしてモノクロル酢酸水溶液、薬液Cとしてアンモニア水溶液を用いることとする。
【0049】
一方、処理チャンバ30内の基板ホルダー32に被エッチング基板16を保持し、基板ホルダー32の回転機構により基板支持面32aを回転させる。
そして、薬液制御機構35により薬液供給ライン37aを選択し、薬液供給ノズル36から被エッチング基板16の表面に向けて薬液Aを供給する。
この工程では、薬液A中の酸化性イオンにより被エッチング基板16におけるAg含有膜13の露出した部分が酸化される。
【0050】
次に、薬液制御機構35により薬液供給ライン37bに切り換えて、薬液供給ノズル36から被エッチング基板16の表面に向けて薬液Bを供給する。
この工程では、薬液B中のハロゲンイオンとAg含有膜13の酸化した部分とが反応してハロゲン化銀(ここでは塩化銀)となり、Ag含有膜13から剥離されて除去される。
【0051】
続いて、薬液制御機構35により薬液供給ライン37cに切り換えて、薬液供給ノズル36から被エッチング基板16の表面に向けて薬液Cを供給する。
この工程では、薬液C中のアンモニウムイオンにより被エッチング基板16表面付近に残存するハロゲン化銀が薬液C中に溶解される。
このようにしてAg含有膜13のエッチングが行われる。
【0052】
なお、ここでは薬液A、B、Cをそれぞれ一度ずつ供給したが、これを1サイクルとして、繰り返し薬液を供給することでAg含有膜13をエッチングしてもよい。
この場合のサイクル数は、薬液Aの1回の供給で酸化されるAg含有膜13の範囲(深さ)をAg含有膜13の膜厚分繰り返したサイクル数となる。
【0053】
この後、純水供給ノズル41から純水を被エッチング基板16の表面に供給して薬液を除去する。その後、窒素供給ノズル43から窒素ガスをブローして、被エッチング基板16を乾燥する。
【0054】
このようなエッチング方法によれば、酸化性イオンを含有する薬液Aを供給した後に、塩化物イオンを含有する薬液Bを供給し、最後にアンモニウムイオンを含有する薬液Cを供給することから、Ag含有膜13の露出した部分を酸化した後、Ag含有膜13の酸化した部分をハロゲン化銀として除去し、残存するハロゲン化銀を薬液C中に溶解して、Ag含有膜13のエッチングを行う。
【0055】
このエッチング方法では、はじめに酸化性イオンを含有する薬液Aを供給することから、Ag含有膜13の酸化される範囲により規定されるエッチング量をより確実に制御することができるため、より再現性よくAg含有膜13のエッチングを行うことができる。
さらに、薬液A、B、Cを独立して供給するため、第1実施形態のようにそれぞれのイオンを含有するエッチング液に被エッチング基板を浸漬する場合と比較して、沢山の被エッチング基板を処理しても薬液が除去物などにより汚染されることがないため、再現性の高いエッチングを行うことができる。
【0056】
また、第1実施形態と同様に、エッチング液により有機系材料で形成されたレジストパターン14および絶縁膜12が侵食されることなく、Ag含有膜13のサイドエッチングを抑制することができる。
さらに、アンモニウムイオンにより生成したハロゲン化銀を溶解することで、ハロゲン化銀が沈殿して、被エッチング基板16付近に残存するのを防ぐことができる。
【0057】
なお、本実施形態では薬液A、B、Cの順にそれぞれ独立して薬液を供給したが、本発明はこれに限定されず、薬液Aを先に供給してAg含有膜13の酸化する範囲によりエッチング量を規定できればよく、薬液Aを供給した後に、薬液Bと薬液Cとを同時に供給してもよい。
【0058】
さらに、薬液Cを用いずに薬液Aの後に薬液Bを供給してエッチングを行ってもよい。
この場合には、酸化性イオンによりAg含有膜13の露出した部分を酸化した後、ハロゲンイオンとこの酸化した部分とが反応してハロゲン化物が生成され、Ag含有膜13から剥離または薬液B中に溶解することでエッチングが行われる。
また、薬液Bを用いずに薬液Aの後に薬液Cを供給してエッチングを行ってもよく、この場合には、酸化性イオンによりAg含有膜13の露出した部分を酸化した後、アンモニウムイオンによりこの酸化した部分をエッチング液中に溶解することでエッチングが行われる。
【0059】
また、薬液Aと薬液Bとを同時に供給した後に、薬液Cを供給してもよく、薬液A、B、Cを同時に供給してもよい。
この場合には、薬液Aを先に供給する場合とは異なり、薬液を同時に供給することでAg含有膜13の露出した部分の酸化と、酸化した部分の除去が行われるが、各薬液の供給量を制御することで、Ag含有膜13のエッチング速度を制御することができる。
【0060】
なお、本実施形態では枚葉式エッチング装置を用いて、薬液A、B、Cを被エッチング基板16に供給することとしたが、本発明はこれに限定されず、薬液A、B、Cがそれぞれ貯留された薬液槽に、被エッチング基板16を順に浸漬させてもよい。
【0061】
【実施例】
(実施例1)
次に、第1実施形態で説明したエッチング液およびエッチング方法を用いて、Ag含有膜のエッチングを行う例について図1を用いて説明する。
なお、従来の技術と同様の構成には、同一の番号を付して説明する。
まず、薄膜トランジスタマトリクスが形成されたガラス基板からなる基板11上にアクリル樹脂からなる絶縁膜12を膜厚1μmで塗付し、120℃で乾燥させた後、180℃で焼成した。
【0062】
次に、絶縁膜12上にAg薄膜からなるAg含有膜13を400nmの膜厚に堆積し、このAg含有膜13上にノボラック系ポジレジスト樹脂を膜厚1.5μmの厚さに塗付し、フォトリソグラフィ工程によりレジストパターン14を形成した。
このレジストパターン14を形成した後の基板11を被エッチング基板16とし、Ag含有膜13のエッチングを行った。
【0063】
一方、エッチング液21としては、35%濃度の過酸化水素水500ml、モノクロル酢酸30mg、30%濃度のアンモニア水溶液100mlを純水1lに添加した水溶液を調製した。
そして、このエッチング液21中に被エッチング基板16を液温25℃で約60秒間浸漬させた。その後、被エッチング基板16を流水中で洗浄し、乾燥した。
【0064】
上記のようなエッチング方法によりAg含有膜13のエッチングを行った結果、レジストパターン14の設定位置からAg含有膜13のサイドエッチングされた距離を測定したところ、平均約500μmであった。
このように上述したようなエッチング方法を用いてAg含有膜13をエッチングすることにより、サイドエッチングの抑制された精度の高いエッチングを行うことができた。
【0065】
一方、これに対する比較例として、実施例1と同様の被エッチング基板16を用いて、硝酸系のエッチング液中に浸漬したところ、サイドエッチングされた距離は、平均約3μmであった。
【0066】
(実施例2)
次に、第2実施形態で説明したエッチング方法を用いて、Ag含有膜のエッチングを行う例について図2を用いて説明する。
なお、本実施例においては実施例1と同様に形成され、Ag含有膜13(前記図1参照)の膜厚が400nmの被エッチング基板16を用いることとする。
【0067】
まず、図2を用いて説明したエッチング装置の薬液槽34に第2実施形態と同様に、薬液A(硫酸第2セリウム水溶液)、薬液B(モノクロル酢酸水溶液)、薬液C(アンモニア水溶液)を貯留した。
一方、被エッチング基板16を処理チャンバ30内の基板ホルダー32に保持して、基板支持面32aを600rpmで回転させた。
【0068】
次に、薬液制御機構35により薬液供給ライン37を選択して切り換え、薬液Aを2秒供給した後、薬液Bを3秒供給し、その後薬液Cを5秒供給する工程を1サイクルとし、このサイクルを20回繰り返した。
上記のようなエッチング方法によりAg含有膜13のエッチングを行った結果、Ag含有膜13のサイドエッチングされた距離を測定したところ、平均400μm以下であった。
このように上述したようなエッチング方法を用いてAg含有膜13をエッチングすることにより、サイドエッチングの抑制された精度の高いAg含有膜13のエッチングを行うことができた。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のエッチング液およびこれを用いた第1のエッチング方法によれば、エッチング液中の酸化性イオンおよびハロゲンイオンの含有量を調整することでエッチング速度を制御することができ、再現性よくAg含有膜のエッチングを行うことができる。
また、マスクパターンまたは下地層が有機系材料で形成されている場合であっても、エッチング液により有機系材料が侵食されることがないため、Ag含有膜のサイドエッチングを抑制することができる。
【0070】
また、本発明の第2のエッチング方法によれば、酸化性イオンを含有する薬液を先に供給することで、Ag含有膜が酸化される範囲により規定されるAg含有膜のエッチング量をより確実に制御することができるため、より再現性よく銀含有膜のエッチングを行うことができる。
また、第1のエッチング方法と同様に、マスクパターンまたは下地層が有機系材料で形成されている場合であっても、エッチング液により有機系材料が侵食されることなく、銀含有膜のサイドエッチングを抑制することができる。
【0071】
さらに、本発明の第3のエッチング方法によれば、第2のエッチング方法と同様に、Ag含有膜の酸化される範囲により規定されるAg含有膜のエッチング量をより確実に制御することができるため、より再現性よくAg含有膜のエッチングを行うことができる。
また、第1のエッチング方法と同様に、マスクパターンまたは下地層が有機系材料で形成されている場合であっても、エッチング液により有機系材料が侵食されることなく、Ag含有膜のサイドエッチングを抑制することができる。
さらに、アンモニウムイオンにより生成したハロゲン化物を溶解することで、ハロゲン化物が沈殿して残存するのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるエッチング方法を説明するための概要構成図である。
【図2】本発明の第2実施形態におけるエッチング方法に用いるエッチング装置の概要構成図である。
【図3】従来の技術におけるエッチング方法を説明するための概要構成図である。
【符号の説明】
11…基板、12…絶縁膜、13…銀(Ag)含有膜、14…レジストパターン、21…エッチング液、A,B,C…薬液

Claims (9)

  1. 銀含有膜をエッチングするためのエッチング液であって、
    酸化性イオンおよびハロゲンイオンを含有する水溶液である
    ことを特徴とするエッチング液。
  2. 前記エッチング液がアンモニアイオンを含有する
    ことを特徴とする請求項1記載のエッチング液。
  3. マスクパターンをマスクに用いて下地層上に形成された銀含有膜をパターン形成するためのエッチング方法であって、
    エッチング液として酸化性イオンおよびハロゲンイオンを含有する水溶液を用いて前記銀含有膜のエッチングを行う
    ことを特徴とするエッチング方法。
  4. 前記エッチング液がアンモニアイオンを含有する
    ことを特徴とする請求項3記載のエッチング方法。
  5. 前記マスクパターンおよび前記下地層の少なくとも一方が有機系材料で形成されている
    ことを特徴とする請求項3記載のエッチング方法。
  6. マスクパターンをマスクに用いて下地層上に形成された銀含有膜をパターン形成するためのエッチング方法であって、
    酸化性イオンを含有する薬液により前記銀含有膜の露出した部分を酸化する工程と、
    ハロゲンイオンおよびアンモニウムイオンの少なくとも一方を含有する水溶液を用いて、前記銀含有膜の酸化した部分と反応させて除去する工程とを有する
    ことを特徴とするエッチング方法。
  7. 前記マスクパターンおよび前記下地層の少なくとも一方が有機系材料で形成されている
    ことを特徴とする請求項6記載のエッチング方法。
  8. マスクパターンをマスクに用いて下地層上に形成された銀含有膜をパターン形成するためのエッチング方法であって、
    酸化性イオンを含有する薬液により前記銀含有膜の露出した部分を酸化する工程と、
    ハロゲンイオンを含有する薬液により、前記銀含有膜の酸化した部分と反応させてハロゲン化物を生成し、除去する工程と、
    アンモニウムイオンを含有する薬液により、前記ハロゲン化物を溶解する工程とを有する
    ことを特徴とするエッチング方法。
  9. 前記マスクパターンおよび前記下地層の少なくとも一方が有機系材料で形成されている
    ことを特徴とする請求項8記載のエッチング方法。
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