JP2004172086A - 高圧放電ランプ点灯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 超高圧放電ランプのランプ電圧、電極間距離を安定に維持することができる高圧放電ランプ点灯装置を提供すること。
【解決手段】 放電ランプ10は、石英ガラスからなる放電容器に一対の電極が1.5mm以下の間隔で対向配置し、この放電容器に0.15mg/mm3 以上の水銀と、10-6μmo1/mm3 〜10-2μmo1/mm3 の範囲の臭素が封入される超高圧放電ランプであり、この放電ランプ10に点灯装置100から矩形波交流電流を供給して点灯させる。その際、ランプ点灯電圧に下限値を設定し、放電ランプ10の点灯電圧が設定された下限値より下回ったときに、放電ランプ10の点灯周波数を所定数だけ下げて点灯電圧を上げるように制御する。さらに、ランプ点灯電圧に上限値を設定し、この上限値より上回ったときに放電ランプの点灯周波数を所定数だけ上げて当該点灯電圧を下げるように制御してもよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は高圧放電ランプ点灯装置に関する。特に、本発明は、発光管内に0.15mg/mm3 以上の水銀が封入され点灯時の水銀蒸気圧が110気圧以上の交流点灯型の超高圧放電ランプであって、投射型プロジェクター装置などの投射用光源として使用するに好適な超高圧放電ランプとその点灯装置からなる高圧放電ランプ点灯装置に関するものである。
投射型プロジェクター装置は、矩形状のスクリーンに対して均一に、しかも十分な演色性を追って画像を照明させることが要求され、このため、光源としては水銀や金属ハロゲン化物を封入させたメタルハライドランプが使われている。また、最近は、より一層の小型化、点光源化が進められ、電極間距離も極めて小さいものが実用化されてきている。
このような背景のもと、近時、メタルハライドランプに代わり、極めて高い水銀蒸気圧、例えば200バール(約197気圧) 以上をもつ高圧放電ランプが使用されている。これは、水銀蒸気圧を高くすることで、アークの広がりを絞り込むとともに、一層の光出力の向上を図ったランプである。
最近は、より一層小型のプロジェクター装置が注目されつつある。上記プロジェクター装置用の放電ランプは、高い光出力や照度維持率が要求される反面、プロジェクター装置の小型化に伴い放電ランプもより小型が求められ、装置の小型化、電源の小型化が進み、始動時の電圧を小さくすること、換言すれば易始動性が望まれている。
上記ランプとしては、例えば、石英ガラスからなる発光管に一対の電極を2mm以下の間隔で対向配置し、この発光管に0.15mg/mm3 以上の水銀と、希ガスと1×10-6〜1×10-2μmo1/mm3 の範囲でハロゲンを封入した超高圧放電ランプが使用される(例えば特許文献1,特許文献2参照)。
この種の放電ランプおよびその点灯装置は、例えば特許文献3に開示されている。
特許文献3に開示される高圧放電ランプは、定常点灯時の管内水銀蒸気圧が15Mpa〜35Mpaで、発光管内に1×10-6〜1×10-2μmo1/mm3 の範囲でハロゲン物質を封入したものであり、発光管内に一対の電極を設け、電極先端部の中心付近に突起部を設けることによりアークジャンプ現象の発生を抑制するようにしたものである。そして、DC/DCコンバータとDC/ACインバータと高圧発生装置から構成される点灯装置により、上記一対の電極間に交流電圧を印加して点灯させる。
この種の超高圧放電ランプは、発光管内において対向するタングステン製電極の先端に、点灯時間の経過に伴い、突起が形成成長するという現象が起こる。特に、電極間距離が1.5mm以下、水銀量0.15mg/mm3 以上、臭素などのハロゲン量10-6μmo1/mm3 〜10-2μmo1/mm3 を交流点灯させる上記突起は顕著に発生、成長する。
電極先端に突起が形成される現象は、必ずしも明らかではないが、以下のような推測ができる。
この種の放電ランプにおいては、発光管内にハロゲンガスが封入されている。主目的は発光管の失透防止であるが、これにより、いわゆるハロゲンサイクルが生じる。ランプ点灯中に電極先端付近の高温部から蒸発したタングステンは、発光管内に存在するハロゲンや残留酸素と結合して、例えばハロゲンがBrならWBr、WBr2、WO、WO2、WO2Br、WO2、Br2などのタングステン化合物として存在する。そして、それらの化合物は電極先端付近の気相中の高温部においては分解してタングステン原子または陽イオンとなる。温度拡散(気相中の高温部=アーク中から、低温部=電極先端近傍に向かうタングステン原子の拡散) 、および、アーク中でタングステン原子が電離して陽イオンになり、陰極動作しているとき電界によって陰極方向へ引き寄せられる(=ドリフト) ことによって、電極先端付近における気相中のタングステン蒸気密度が高くなり、電極先端に析出し、突起を形成するものと考えられる。
このような突起は成長しなければ、アーク起点が当該突起に固定するという意味で、アークジャンプを防止できるという効果を有する。しかしながら、ランプの継続点灯に伴い、突起が成長すると電極間距離が短くなり、アーク輝点の位置が変化して光出力が低下するなどの問題を生じる。
前記した特許文献3には、上記突起部の形成によりランプ電圧が変動(低下)することが示されており、また突起部の形成によりランプ電圧(電極間距離)が変化した場合、両電極間に流れる電流量を調整したり、点灯周波数を第1の周波数から第2の周波数に切り換えることにより突起部の形成によるランプ電圧変動分を補正することが開示されている。
例えば、上記両電極間に流れる電流量については、ランプ電圧(電極間距離)が正規の値より低下した場合に、両電極間に流れる放電アーク電流を増大させることにより突起部の長さが縮小してランプ電圧が回復し、また、ランプ電圧(電極間距離)が正規の値より増加した場合に、放電アーク電流を減少させることにより突起部の長さが回復することが示されている。
このような考え方に基づき、特許文献3に記載の点灯装置では、検出したランプ電圧が基準電圧より低い場合に、高めの放電アーク電流を流し、また、ランプ電圧が基準電圧より高い場合に、放電アーク電流を減少させるように前記DC/DCコンバータをフィードバック制御し、ランプ電圧の変動を抑制している。
特開平2−148561号公報 特許第2980882号公報 特開2001−312997号公報
しかしながら、上記特許文献3に記載されるように電極間距離の変化を点灯周波数で調整しても、特定の場合には有効であると考えられるものの、良好に突起の成長を制御できないことが多々発生するということが判明した。
すなわち、前記特許文献3においては、検出したランプ電圧値が基準電圧(エ一ジング点灯中のランプ電圧の初期値) に対する増減値を求めて、150Hzと800Hzの2値の切替えにより電極間距離の変動をフィードバック制御するというものである。
本発明者らが検討した結果、このような制御では必ずしも良好に突起の成長を制御できないことが分かった。特に、同文献には点灯周波数を2段階的に変化させる方法が開示されているが、このような制御では、ランプ電圧の変化が急激に起こるため、ランプ電圧および電極間距離を安定に維持することが困難になるものと考えられる。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、本発明の目的は、石英ガラスからなる放電容器に一対の電極が1.5mm以下の間隔で対向配置して、この放電容器に0.15mg/mm3 以上の水銀と、10-6μmo1/mm3 〜10-2μmo1/mm3 の範囲の臭素が封入される超高圧放電ランプのランプ電圧、電極間距離を安定に維持することができる高圧放電ランプ点灯装置を提供することである。
上記課題を本発明においては、次のように解決する。
(1)電極先端に突起が形成されるという現象が起こる、前記石英ガラスからなる放電容器に一対の電極が1.5mm以下の間隔で対向配置し、この放電容器に0.15mg/mm3 以上の水銀と、10-6μmo1/mm3 〜10-2μmo1/mm3 の範囲の臭素が封入される高圧放電ランプにおいて、ランプ点灯電圧に下限値を設定し、放電ランプの点灯電圧が設定された下限値より下回ったときに、当該放電ランプの点灯周波数を、電極の突起成長を抑制し電極間距離を長くするに、必要な周波数だけ下げて当該点灯電圧を上げるように制御する。
例えば、放電ランプの定格電力が200W、定格電圧70V、初期周波数200Hzであり、下限値が69Vの場合、ランプ点灯電圧が69Vを下回ったとき点灯周波数を25Hz下げて175Hzにし、その後、ランプ点灯電圧がまだ69Vを下回っていたら、再度、点灯周波数を25Hz下げて150Hzにする。つまり、下限値を下回っている限り所定周波数(25Hzずつ)下げ続ける。
また、(請求項2の発明は)点灯電圧の下限値とともに上限値も設定し、下限値を下回ったときは上記制御をするとともに、上限値を上回ったときは当該放電ランプの点灯周波数を、電極の突起を成長させ電極間距離を短くするに、必要な所定数だけ上げて当該点灯電圧を下げるように制御する。
例えば、下限値については上記と同様に制御するとともに、ランプ点灯電圧が71Vの上限値を上回った場合に、点灯周波数を25Hz上げて225Hzにし、その後、ランプ点灯電圧がまだ71Vを上回っていたら、再度、点灯周波数を25Hz上げて250Hzにする。
前記したように特許文献3に記載される従来例では、点灯周波数を2値(150Hzと800Hz) に切替えて電圧制御しているのに対し、本願発明では、上記のように点灯周波数を多段階に制御しているので、点灯電圧の変化幅が減少して安定な点灯を実施することができる。また、ランプの個性に合わせて最適な周波数範囲で点灯させることができる。
なお、上記ハロゲン量と上記水銀量を有するプロジェクター装置用の高圧放電ランプにおいては、経験的に、周波数を増減させる量は10〜50Hz、より好ましくは20〜30Hzの範囲であることが望ましい。
(2)前記高圧放電ランプにおいて、放電ランプの点灯電圧を検知し、検知された放電ランプの点灯電圧が前記下限値より下回ったとき、該下限値より下回っている期間中、電極の突起の成長を抑制することにより電極間距離が長くなり、それが点灯電圧に反映されるに必要な所定時間毎に当該放電ランプの点灯周波数を所定数だけ下げ、前記放電ランプの点灯電圧が前記上限値より上回ったとき、該上限値より上回っている期間中、電極の突起が成長することにより電極間距離が短くなり、それが点灯電圧に反映されるに必要な所定時間毎に当該放電ランプの点灯周波数を所定数だけ上げる。
例えば、上記したように放電ランプの定格電力が200W、定格電圧70V、初期周波数200Hzであり、下限値が69Vの場合、ランプ点灯電圧が69Vを下回ったときに点灯周波数を例えば25Hz下げて、175Hzにするとともに、周波数の変更から所定時間(例えば2分) 経過後に、再度、ランプ点灯電圧が69Vを下回っていれば、再度25Hz下げる。
つまり、周波数の変更から所定時間の経過後の点灯電圧により点灯周波数を制御し、所定時間毎に点灯周波数を1段階ずつ変更し、予め設定された点灯周波数内で、点灯周波数を変更する。
これは、点灯周波数を増減させた場合、直ちに突起の成長/抑制が起こり電圧変化を起こすわけではなく、所定時間経過して突起の成長/抑制が生じることから、点灯周波数の増減に対して時間的制限を設けたものである。仮に、時間的制限を設けない場合、点灯周波数の増減に対して、点灯電圧の変化の反応が遅いため、周波数の増減作用が立て続けに働くことになり、電極間距離が過剰に増減をしてしまうことになる。
このことは、突起の成長/抑制という物理現象を介在させてランプ電圧をフィードバック制御する本願発明に係る高圧放電ランプ特有の事情に基くものである。なお、上記ハロゲン量と上記水銀量を有するプロジェクター装置用の高圧放電ランプにおいては、経験的に、前記所定時間は10〜240秒、より好ましくは45秒から180秒の範囲である。 ここで、放電ランプの点灯電圧について、下限値のみ設けて点灯周波数を制御する方法と、下限値のみならず上限値も設けて点灯周波数を制御する方法を紹介した。
前者については、点灯電圧が設定された下限値を下回ると点灯周波数を下げるともに、当該下限値を上回ると所定の設定周波数、例えば200Hzに戻すように制御する。そして、点灯電圧の上昇について同様の制御は行わない。
一方、後者の制御は、点灯電圧が下限値を下回ると点灯周波数を下げるとともに、当該下限値を上回っても点灯周波数を変更することはしない。そして、点灯電圧が設定された上限値を上回ると点灯周波数を上げるように制御する。
この両者の制御を比較すると、後者は点灯電圧の上限値と下限値を設定するため、点灯電圧の変動に対してより精緻な制御をすることができる。
一方、前者は点灯電圧の下限値だけを設定しているため、点灯電圧の上昇については精緻な制御がされないことになる。
これは、放電ランプは一般に定電力制御されるが、点灯電圧が低下すると、ランプ電流が増大して点灯回路への負担が増大するという問題があるのに対し、点灯電圧が上昇した場合には、ランプ電流が減少し、また点灯電圧は電源電圧以上に上昇しないため、点灯回路への負担がそれほど問題とならず、点灯電圧の上昇に対しては必ずしも精緻な制御が必要ないからである。
したがって、点灯電圧の下限値だけを設定するようにすれば、点灯電圧の上限を精密に制御できないものの点灯回路や制御機構の簡素化を図ることができるという利点がある。(3)上記(1)(2)の放電ランプの点灯電圧について下限値のみならず上限値も設定して制御する点灯において、定常点灯モードと省電力点灯モードに対応した電力供給手段を設け、省電力点灯モードにおける前記上限値を、定常点灯モードにおける上記上限値よりも低くする。
ここで、省電力点灯モードを設ける理由は、プロジェクター装置において暗めの映像を楽しみたいというニーズや空冷ファンの回転音を下げて静音状態で使いたいというニーズに応えるためである。
例えば、省電力点灯モードの上限値を61Vとすると、この値を定常点灯モードの上限値(例えば、71V)より低く設定する。このように構成することにより、点灯電力の低い点灯モードに対応させた最適な電圧制御することができる。
(4)上記(3)において、放電ランプの点灯電圧が、定常点灯時における前記下限値より低い所定値に下がった後に、定常点灯モードから前記省電力点灯モードヘ移行させる。 これは、定常点灯モードから直ちに供給電力を下げて省電力モードに変更すると、ランプ電流が減少し過ぎて安定に点灯できないという現象が生ずるためであり、上記のように放電ランプの点灯電圧(電極間距離)が、省電力点灯モードにおいても、アークを安定に維持できる所定値まで下がってから、定常点灯モードから前記省電力点灯モードヘの移行させることにより、定常点灯モードから省電力点灯モードに安定に移行させることができる。
なお、ランプ電流を検出し、ランプ電流が所定値以上に増加した後、定常点灯モードから前記省電力点灯モードヘの移行させるようにしてもよい。
(5)上記(3)において、放電ランプに対する点灯周波数を定常点灯モードにおける点灯周波数より大きい値にすることで、前記放電ランプの点灯電圧を定常点灯時における前記下限値より低い所定値まで下げる。
これは、点灯周波数が大きくなると、突起の成長により電極間距離が小さくなり点灯電圧が下がるという特性を利用して、省電力モードヘの移行を早めるというものである。なお、この場合の点灯周波数は定常点灯時の点灯周波数より大きく、定常点灯時の点灯周波数を例えば200Hzとすると、300〜500Hzである。
(6)上記(5)において、前記定常点灯モードから前記省電力点灯モードヘ移行する際には、直ちに前記放電ランプに対する点灯電力を定常点灯モードにおける点灯電力より小さい値にする。
これにより、省電力点灯モードに切り換えた際、放電ランプの明るさを直ちに低下できる。
(7)上記(3)〜(6)において、前記放電ランプの点灯始動に際し、必ず、定常点灯モードより始める。
これは、前の放電ランプ消灯時における点灯モードが定常点灯モードである場合に、電極間距離は定常点灯モードの値に調整されており、この状態においていきなり省電力モードの低電力を給電すると、電流量が小さくなりフリッカが生ずるなどの問題を発生するからである。
本発明においては、以下の効果を得ることができる。
(1)前記構成の高圧放電ランプにおいて、ランプ点灯電圧に下限値を設定し、前記放電ランプの点灯電圧が設定された下限値より下回ったときに、当該放電ランプの点灯周波数を、所定数だけ下げて当該点灯電圧を上げるように制御したので、点灯電圧の変化幅が減少して安定な点灯を実施することができる。また、ランプの個性に合わせて最適な周波数範囲で点灯させることができる。
また、点灯電圧に上限値を設定し、前記放電ランプの点灯電圧が設定された上限値より上回ったときにも、当該放電ランプの点灯周波数を、所定数だけ上げて当該点灯電圧を下げるように制御することにより、さらに点灯電圧の変化幅が減少して安定な点灯を実施することができ、また、ランプの個性に合わせて最適な周波数範囲で点灯させることができる。
(2)前記構成の高圧放電ランプにおいて、放電ランプの点灯電圧が前記下限値より下回ったとき、該下限値より下回っている期間中、所定時間毎に当該放電ランプの点灯周波数を所定数だけ下げ、前記放電ランプの点灯電圧が前記上限値より上回ったとき、該上限値より上回っている期間中、所定時間毎に当該放電ランプの点灯周波数を所定数だけ上げるように制御しているので、電極間距離が過剰に増減をしてしまうといった問題が生ずることがなく、ランプ点灯電圧を安定に制御することができる。
(3)定常点灯モードと省電力点灯モードに対応した電力供給手段を設け、省電力点灯モードにおける前記上限値を、定常点灯モードにおける上記上限値よりも低くすることにより、ランプの明るさをニーズに応じて変えることができ、また、点灯電力の低い点灯モードに対応させた最適な電圧制御をすることができる。
(4)放電ランプの点灯電圧が、定常点灯時における前記下限値より低い所定値に下がった後に、定常点灯モードから前記省電力点灯モードヘの移行させることにより、定常点灯モードから省電力点灯モードに安定に移行させることができる。
また、放電ランプに対する点灯周波数を定常点灯モードにおける点灯周波数より大きい値にすることにより、放電ランプの点灯電圧を定常点灯時における前記下限値より低い所定値まで下げることができる。
なお、前記定常点灯モードから前記省電力点灯モードヘ移行する際には、直ちに前記放電ランプに対する点灯電力を定常点灯モードにおける点灯電力より小さい値にする。これにより、迅速に定常点灯モードから前記省電力点灯モードヘ移行することができる。
さらに、放電ランプの点灯始動に際し、必ず、定常点灯モードより始めれば、前の放電ランプ消灯時における点灯モードが定常点灯モードであっても、安定に放電ランプを安定に始動することができる。
図1(a)に本発明の交流点灯型超高圧放電ランプの全体構成を示す。
放電ランプ10は、石英ガラスからなる放電容器によって形成された概略球形の発光部11を有し、この発光管部11には、一対の電極1が互いに対向して配置する。また、発光部11の両端部から伸びるよう封止部12が形成され、これらの封止部12内には、通常モリブデンよりなる導電用金属箔13が、例えばシュリンクシールにより気密に埋設されている。一対の電極1は軸部が、金属箔13に溶接されて電気的に接続され、また、金属箔13の他端には、外部に突出する外部リード14が溶接されている。
発光部2には、水銀と、希ガスと、ハロゲンガスが封入されている。水銀は、必要な可視光波長、例えば、波長360〜780nmという放射光を得るためのもので、0.15mg/mm3以上封入されている。この封入量は、温度条件によっても異なるが、点灯時150気圧以上で極めて高い蒸気圧となる。また、水銀をより多く封入することで点灯時の水銀蒸気圧200気圧以上、300気圧以上という高い水銀蒸気圧の放電ランプを作ることができ、水銀蒸気圧が高くなるほどプロジェクター装置に適した光源を実現することができる。
希ガスは、例えば、アルゴンガスが約13kPa封入され、点灯始動性を改善するためのものである。ハロゲンは、沃素、臭素、塩素などが水銀その他の金属との化合物の形態で封入され、ハロゲンの封入量は、10-6μmo1/mm3 〜10-2μmo1/mm3 の範囲から選択される。その機能はハロゲンサイクルを利用した長寿命化も存在するが、本発明の放電ランプのように極めて小型で高い内圧を有するものは、このようなハロゲンを封入することが放電容器の失透防止を主目的としている。
放電ランプの数値例を示すと、例えば、発光部の最大外径9.5mm、電極間距離1.5mm、発光管内容積75mm3 、定格電圧70V、定格電力200/180Wであり交流点灯される。
また、この種の放電ランプは、小型化するプロジェクター装置に内蔵されるものであり、装置の全体寸法が極めて小型化される一方で高い光量が要求されることから、発光管部内の熱的影響は極めて厳しいものとなり、ランプの管壁負荷値は0.8〜2.0W/mm2 、具体的には1.5W/mm2 となる。
このような高い水銀蒸気圧や管壁負荷値を有することがプロジェクター装置やオーバーヘッドプロジェクターのようなプレゼンテーション用機器に搭載された場合に、演色性の良い放射光を提供することができる。
電極の先端には図1(b)に示すように突起1aが形成される。なお、電極は先端の球部の後方にコイル1bが形成されている。このコイル1bは点灯始動性と、定常点灯時における放熱作用のためであって、本発明においては必須のものではない。
図2に本発明の実施例の点灯回路(給電装置)の構成例であって、制御方法として、点灯電圧の下限値と上限値の両方を設定した場合を説明する。
図2に示す点灯回路100は、スイッチ素子S1がパルス巾制御されることによって電力が制御されるスイッチング部101と、そのスイッチング部101の直流電力を交流矩形波電力に変換するスイッチ素子S2〜S5からなるフルブリッジ回路102、および、これらスイッチング部101およびフルブリッジ回路101をそれぞれを制御する制御部103とから構成される。
放電ランプ10には、直列にイグナイタ用のトランスTR1が接続され、また、放電ランプ10とトランスTR1に直列にコンデンサC3が接続されており、放電ランプ10とトランスTR1の直列回路にフルブリッジ回路102から交流矩形波を供給し放電ランプを点灯させる。なお、以下では、放電ランプ10、トランスTR1、コンデンサC3から構成される回路を、まとめて放電ランプ10と呼ぶ。
スイッチング部101は、コンデンサC1と、制御部103の出力によりスイッチング動作をするスイッチ素子S1と、ダイオードD1とインダクタンスL1と平滑コンデンサC2から構成され、制御部103のPWM部25により上記スイッチング素子S1のオン/オフ比が制御され、フルブリッジ回路102を介して放電ランプ10に供給される電力(放電電力)が制御される。
また、スイッチング部101から放電ランプ10に供給される電流を検出するため、電流検出用抵抗R1が、スイッチング部101とフルブリッジ回路102の間に設けられている。
フルブリッジ回路102は、ブリッジ状に接続されたトランジスタやFETからなるスイッチ素子S2〜S5から構成される。
上記スイッチ素子S2〜S5は、制御部103に設けられたフルブリッジ駆動回路21により駆動され、放電ランプ10に交流矩形波電流を供給して、放電ランプ10を点灯させる。
すなわち、スイッチ素子S2、S5、スイッチ素子S3、S4を交互にオンにして、スイッチング部101→スイッチ素子S2→放電ランプ10→スイッチ素子S5→スイッチング部101、および、スイッチング部101→スイッチ素子S4→放電ランプ10→スイッチ素子S3→スイッチング部101の経路で放電ランプ3に交流矩形波を供給し、放電ランプ10を点灯させる。
制御部103は、コンデンサC2の両端電圧(ランプ点灯電圧V)を検出する電圧検出器26と、電圧検出器26により検出されるランプ点灯電圧に応じて点灯周波数を所定量ずつ増加あるいは減少させる周波数加減算器27と、点灯周波数を増加あるいは減少させる時間間隔を設定するタイマ28と、フルブリッジ駆動回路21を備え、フルブリッジ駆動回路21は、上記周波数加減算器27が出力する周波数でスイッチ素子S2〜S5を駆動する。
また、乗算器22と、電力設定器23を備え、電力設定器23は、定常点灯モードにおける電力設定信号、省電力点灯モードにおける電力設定信号(定常点灯モードの80%程度)を出力する。
乗算器22は電流検出抵抗R1により検出されたランプ電流と、点灯電圧とを乗算して放電ランプ10に供給される電力を算出する。
なお、上記電力設定器23の電力設定信号は、放電ランプ10の明るさを調整可能とするため、放電ランプ10を安定に点灯できる範囲内で微調整できるようにするのが望ましく、例えば、前記したように放電ランプ10の定格電力が200W/180Wの場合、定常点灯モード時の調整範囲は175W〜220W程度であり、省電力点灯モード時の調整範囲は、その80%程度である。
上記乗算器22により算出された電力は、上記電力設定器23が出力する電力設定信号と、比較器24で比較され、比較結果がPWM部25に送られる。PWM部25は、上記算出された電力と基準電力値が等しくなるようなデューティのパルス信号を発生し、スイッチ素子S1をPWM制御する。
上記定常点灯モードと、省電力点灯モードは、ユーザが適宜切り換えることができ、定常点灯モードから省電力点灯モードに切り換えることにより、上記電力設定信号が例えば定常点灯モードの例えば80%になり、それに応じて放電ランプ10に供給される電力が低下し、放電ランプ10の明るさが低下する。
本実施例の点灯回路により、放電ランプ10に供給される電力(放電電力)、点灯周波数は次のように制御される。
ランプ点灯電圧と電流検出抵抗R1の両端の電圧から乗算器22により、放電ランプ10に供給される電力を算出する。
乗算器22により算出された放電ランプ10に供給される電力に比例した電圧信号と、電力設定器23が出力する、定常点灯モードあるいは省電力点灯モード時における電力設定信号が、比較器24に与えられる。比較器24の出力電圧はスイッチ素子S1をパルス巾制御するPWM部25に与えられ、PWM部25は比較器25の出力電圧がゼロになるようにスイッチ素子S1のパルス巾制御を行う。
一方、電圧検知器26により検出されたランプ点灯電圧に応じて、周波数加減算器27は、ランプ点灯周波数を増加もしくは減少させる。
ここで、放電ランプ10に供給する電力が一定の場合、点灯周波数が高いと、突起が成長して電極間のアーク長が短くなり、ランプ点灯電圧は低くなる。また、点灯周波数が低いと、突起の成長が抑制され、電極間のアーク長が長くなり、ランプ点灯電圧は高くなる。
そこで、本実施例では、ランプ点灯電圧が設定された上限値(定常点灯時は例えば71V)より上回ったときに、放電ランプ10の点灯周波数を所定数Δf(例えば25Hz)だけ上げて当該点灯電圧を下げるように制御するとともに、ランプ点灯電圧が設定された下限値(定常点灯時には例えば69V)より下回ったときに、当該放電ランプの点灯周波数を所定数Δf(例えば25Hz)だけ下げて当該点灯電圧を上げるように制御する。なお、上記上限値は定格電圧の+1V程度、下限値は、定格電圧の−1V程度が望ましい。
また、上記周波数の変更から所定時間Δt(例えば2分) 経過後に、ランプ点灯電圧が上記上限値を上回っていれば、再度、周波数を所定数Δf上げ、また、ランプ点灯電圧が上記下限値を下回っていれば、再度、周波数を所定数Δf下げる。
これは、前記したように周波数を増減させた場合、直ちに電極の突起が成長あるいは抑制されランプ点灯電圧が変化するわけではなく、電極の突起の成長/抑制にはある程度の時間を要することから、所定時間Δt経過後、まだランプ点灯電圧が上記上限値を上回るか、下限値を下回る場合に、再度、周波数を変更するようにしたものである。なお、以下では、上記Δtを待機時間という。
上記制御を行うため、本実施例の制御部103には待機時間Δt(例えば2分)でタイムアップするタイマ28が設けられ、周波数加減算器27は、ランプ点灯周波数fをΔf変更したのち、タイマ28がタイムアップするまで待ち、タイマ28がタイムアップしたとき、ランプ点灯電圧が上記上限値を上回るか、下限値を下回る場合に、再度、周波数をΔf変更する。なお、ランプ点灯周波数には、予め上限値fmax (例えば400Hz)、下限値fmim (例えば75Hz)が設定されており、ランプ点灯周波数はこの範囲内に制御される。
このような制御をすることにより、ランプ点灯周波数は、上記上限値fmax 、下限値fmim の範囲内で、ランプ点灯電圧に応じた値に制御されランプ点灯電圧は安定に制御される。
また、省電力点灯モードの際には、前記したように上記電力設定器23の出力を低下させ、放電ランプ10に供給される電力(放電電力)を定常点灯時の例えば80%程度まで低下させる。
これにより、放電ランプ10の明るさを定常点灯モードのときより低下させることができ、例えば、本実施例の放電ランプ10をプロジェクタ装置の光源として使用する場合、映像を暗めにしたいとか、空冷ファンの回転音を小さくしたい等のニーズに答えることができる。なお、放電ランプ10に供給される電力を小さくしすぎると、アークを安定に維持することができず不安定になるので、省電力点灯モードにおける放電ランプ10に供給される電力は、上記のように定常点灯モード時の80%程度が望ましく、例えば放電ランプ10の定格電力が200W/180Wの場合には省電力点灯モード時の電力は160W/145Wとなる。
また、前記上限値、下限値もそれに応じて低下させる。例えば定常点灯モード時の放電ランプ10の定格電圧が70V(省電力点灯モード時の定格電圧が60V)の場合、定常点灯モード時の上限値、下限値をそれぞれ71V,69Vとすると省電力点灯モード時の上限値、下限値はそれぞれ61V,59Vとする。
ここで、省電力点灯モードにするため、放電ランプ10に供給する電力を一気に80%まで低下させると、ランプ電流が減少しすぎて、フリッカが生じ、放電ランプ10を安定に点灯させることができなくなる。
そこで、本実施例では、定常点灯モードから省電力点灯モードに移行するとき、放電ランプ10に供給する電力を定常点灯時の値にしたまま、ランプ点灯周波数を最大値fmax まで上げて電極の突起を成長させる。そして、ランプ点灯電圧が、省電力点灯モードにおいてもアークを維持できる所定値まで下がってから、ランプ電力を80%まで低下させる。
なお、ランプ点灯周波数を最大値fmax まで上げて電極の突起を成長させ、ランプ電流が所定値以上に増加したら、省電力点灯モードに移行させるようにしてもよい。
ここで、省電力点灯モードに切り換えた際、ランプ点灯電圧が所定値に下がるまでの間、放電ランプ10に供給する電力を定常点灯時の値のままにすると、直ちに放電ランプ10の明るさが暗くならない。このため、利用者が、省電力点灯モードに切り替わっていないと誤解したり、装置が故障していると誤解する場合がある。
そこで、省電力点灯モードに切り換えたとき、直ちに、放電ランプ10に供給する電力を、定常点灯モード時における点灯電圧(アーク長)でもアークを維持できる程度の値まで低下させるとともに、ランプ点灯周波数を最大値fmax まで上げるようにしてもよい。このようにすれば、省電力点灯モードに切り換えた際、放電ランプ10の明るさが直ちに低下するので、上記誤解をまねくことはない。
定常点灯モードから省電力点灯モードに切り換える場合には、上記のようにランプ点灯電圧が所定値に下がるまで待って切り換えているが、省電力点灯モードから定常点灯モードに切り換える場合には、上記のような放電ランプ10を安定に点灯させることができないといった問題は生じないので、直ちに定常点灯モードに切り換える。
これは、省電力点灯モード時における点灯電圧(電極間距離)で、定常点灯モード時における電力を放電ランプ10に供給しても、ランプ電流が大きくなるものの、放電ランプ10が安定に点灯しないといった問題は生じないからである。そして、前記のように周波数制御を行うことにより、次第に点灯電圧(電極間距離)は、定常点灯モード時における点灯電圧(電極間距離)になるように制御される。
また、放電ランプ10の点灯始動時には、常に定常点灯モードで始動し、省電力点灯モードでは始動させないようにするのが望ましい。これは、前の消灯時における点灯モードが定常点灯モードである場合に、電極間距離(点灯電圧)は定常点灯モードにおける電極間距離となっており、この状態で省電力点灯モードで始動させると、前記したようにフリッカが生じ、放電ランプ10を安定に点灯させることができないからである。
図2において、乗算器22、電力設定器23、比較器24、周波数加減算器27、タイマ28等による制御はプロセッサによるソフトウェアで実現することもでき、以下、上記制御をソフトウェアで行う場合のフローチャートについて説明する。
図3は、図2に示した周波数加減算器27、タイマ28等の動作を説明するフローチャートであり、同図により、本実施例のランプ点灯周波数の制御について説明する。
なお、同図における各記号は次の通りである。
・Wr :放電ランプの定格電力(200W/180W)
・We :省電力点灯における放電ランプの電力(160W/145W)
・Vr :定格ランプ電圧(定格電力時:70V,省電力時:60V)
・Vu :電圧制御の上限(Vr+1V)
・Vd :電圧制御の下限(Vr−1V)
・Δt :待機時間(例えば2min)
・f :点灯周波数(Hz)
・fmax :点灯周波数の上限(400Hz)
・fmin :点灯周波数の下限(75Hz)
・Δf :点灯周波数の更新幅(25Hz)
・WL :ランプ電力(W)
・VL :ランプ電圧(V)
放電ランプ10の始動時には、フル電力(ランプ電力WL=定格電力Wr)を供給し、点灯周波数f=200Hzで、一分間点灯させる(図3のステップS1)。
ついで、ステップS2で、省電力点灯を指示する省電力信号があるか否かを判定し、省電力信号がなければステップS3に行く。また、省電力信号があればステップS15に行く。なお、前記したように放電ランプ10の点灯始動時には、常に定常点灯モードで始動する場合には、ステップS2は不要であり、ステップS1からステップS3に行く。
省電力信号がない場合には、ステップS3において、ランプ電力WLを定格電力Wrに設定する。ついで、待機時間になったか否かをカウントするタイマがカウント中であれば、ステップS4でタイマカウントを停止させ、タイマカウント値をリセットする。
ステップS5で省電力信号があるか否かを判定し、なければステップS6でランプ電圧VLが電圧制御の上限値Vu(定常点灯時の電圧制御の上限値:71V)より大きいかを判定する。VL>Vuであれば、ステップS8に行き、点灯周波数制御を行う。また、VL>Vuでなければ、ステップS7に行く。
ステップS8においては、タイマカウント中であるかを判定し、タイマカウント中でなければ、ステップS9において、タイマカウントを開始するとともに、f=Min(fmax ,f+Δf)の演算を行い点灯周波数fを変更する。すなわち、点灯周波数fをf+Δfとし、f+Δfが点灯周波数の上限fmax を上回った場合は、点灯周波数をfmax に制限する。ついで、ステップS5に戻る。
そして、上記のように周波数を変更後、ステップS6で、ランプ電圧VLと電圧制御の上限値Vuを比較し、VL>VuであればステップS8に行く。今度はタイマカウント中であるので、ステップS8からステップS10に行き、タイマカウント値が待機時間Δtより小さければ、ステップS5に戻り上記処理を繰り返す。
以上の処理を繰り返し、タイマカウント値が待機時間Δtになると、ステップS10からステップS11に行き、タイマカウントを停止し、タイマカウント値をリセットしてステップS5に戻る。そしてステップS6でVL>Vuであるかを判定し、ここで、まだVL>Vuであれば、ステップS8に行き、再度周波数をΔf変更し、上記処理を繰り返す。また、ステップS6でVL≦Vuと判定されると、ステップS6からステップS7に行き、後述するようにVL<Vdであるかを判定する。
すなわち、前記したように、ランプ点灯周波数fをΔf変更したのち、待機時間Δt経過するまで待ち、Δt経過したとき、ランプ点灯電圧が上記上限値Vuを上回っていれば、再度、周波数をΔf変更する。また、Δt経過したとき、ランプ点灯電圧が上記上限値Vuを上回っていなければ、ステップS7に行く。
ステップS7〜ステップS14では、上記処理を下限値について行う。すなわち、ステップS7でランプ電圧VLが電圧制御の下限値Vd(定常点灯時の電圧制御の下限値:69V)より大きいかを判定する。VL<Vdであれば、ステップS12に行き、点灯周波数制御を行う。また、VL<Vdでなければ、ステップS4に戻る。
ステップS12においては、タイマカウント中であるかを判定し、タイマカウント中でなければ、ステップS13において、タイマカウントを開始するとともに、f=Max(fmin ,f−Δf)の演算を行い点灯周波数fを変更する。すなわち、点灯周波数fをf−Δfとし、f−Δfが点灯周波数の下限fmin より小さくなると点灯周波数をfmin に制限する。ついで、ステップS5に戻る。
そして、上記のように周波数を変更後、ステップS7で、ランプ電圧VLと電圧制御の下限値Vdを比較し、VL<VdであればステップS12に行く。今度はタイマカウント中であるので、ステップS12からステップS14に行き、タイマカウント値が待機時間Δtより小さければ、ステップS5に戻り上記処理を繰り返す。
以上の処理を繰り返し、タイマカウント値が待機時間Δtになると、ステップS14からステップS11に行き、タイマカウントを停止し、タイマカウント値をリセットしてステップS5に戻る。そしてステップS7でVL<Vdであるかを判定し、ここで、まだVL<Vdであれば、ステップS8に行き、再度周波数をΔf変更し、上記処理を繰り返す。また、ステップS7でVL≧Vdと判定されると、ステップS7からステップS3に行き、後述するようにVL<Vdであるかを判定する。
すなわち、前記したように、ランプ点灯周波数fをΔf変更したのち、待機時間Δt経過するまで待ち、Δt経過したとき、ランプ点灯電圧が上記下限値Vdより小さければ、再度、周波数をΔf変更する。また、Δt経過したとき、ランプ点灯電圧が上記下限値Vdを下回っていなければ、ステップS7に行く。
上記制御を行っている間に、省電力信号が入力されると、ステップS15に行く。ステップS15〜S16では、ランプ電力WLを定格電力Wrに設定し、点灯周波数fをfmax にし、ランプ電圧VLが65V以下になるまで待つ。
ランプ電圧VLが65V以下になると、ステップS17でランプ電力WLを省電力点灯における電力Weに設定し、ついで、待機時間になったか否かをカウントするタイマがカウント中であれば、ステップS18でタイマカウントを停止させ、タイマカウント値をリセットする。
次いで、ステップS19で省電力信号が入力されているかを判定し、省電力信号が入力されていれば、ステップS20〜S25の処理を行う。
ステップS20〜S25の処理は、上限値Vuが省電力点灯時の電圧制御の上限である61V、下限値Vdが省電力点灯時の電圧制御の下限である59Vに変更されている点を除き、前記ステップS6〜S14の処理と同じである。すなわち、前記したように、ランプ点灯電圧が省電力点灯時の上限値Vuを上回っているか、下限値Vdを下回っているか否かを判定し、ランプ点灯電圧が該上限値Vu、下限値Vdを上回るか、下回っていれば、ランプ点灯周波数fをΔf変更したのち、待機時間Δt経過するまで待ち、Δt経過したとき、ランプ点灯電圧が上記省電力点灯時の上限値Vu、下限値Vdを上回るか、下回っているかを判定する。そして上回るか、下回っていれば、再度、周波数をΔf変更し、また、Δt経過したとき、ランプ点灯電圧が上記上限値Vuを上回っていないか、下限値Vdを下回っていなければ、ステップS18に戻り上記処理を繰り返す。
図4は定常点灯モード(ランプ電力180W)で放電ランプ10を始動し、上記周波数制御を行ったときのランプ電圧と点灯周波数の変化を示す図である。同図において、横軸は時間(分)、縦軸はランプ点灯電圧VL(V)および点灯周波数f(Hz)であり、太線はランプ点灯電圧VL、細線は点灯周波数fを示しており、定常点灯モードで放電ランプ10を始動した場合を示している。なお、前記上限値Vuは71V、下限値Vdは69Vである。
同図に示すように、本実施例によれば、ランプ点灯電圧VLをほぼ所定の範囲内に制御することができ、放電ランプ10を安定に点灯させることができた。
図5は、ランプ点灯電圧が所定値(65V)まで下がるまで待つことなく、定常点灯モードから直接145Wの省電力点灯モードに切り換えた場合のランプ電圧と点灯周波数の変化を示す図である。同図において、横軸は時間(分)、縦軸はランプ点灯電圧VL(V)および点灯周波数f(Hz)であり、太線はランプ点灯電圧VL、細線は点灯周波数fを示している。
この場合は、ランプ電力を145Wに切り換えたとき、ランプ点灯電圧が低下するまでは、アークスポットが移動し、不安定になった。
図6は、定常点灯モードから省電力点灯モードに切り換える際、ランプ電力を180Wに保ったまま、点灯周波数をfmax (400Hz)まで上げて、電極間距離を短くした後、ランプ電力を145Wまで下げた場合におけるランプ電圧と点灯周波数の変化を示す図である。図5と同様、横軸は時間(分)、縦軸はランプ点灯電圧VL(V)および点灯周波数f(Hz)であり、太線はランプ点灯電圧VL、細線は点灯周波数fを示している。
この場合は、図5のようにアークスポットが移動することなく、安定に省電力点灯モードに切り換えることができた。
図7は、定常点灯モードから省電力点灯モードに切り換える際、ランプ電力を160Wに切り換えるとともに、点灯周波数をfmax (400Hz)まで上げて、電極間距離を短くした後、ランプ電力を145Wまで下げた場合におけるランプ電圧と点灯周波数の変化を示す図である。図5と同様、横軸は時間(分)、縦軸はランプ点灯電圧VL(V)および点灯周波数f(Hz)であり、太線はランプ点灯電圧VL、細線は点灯周波数fを示している。
この場合にも、図6と同様、図5のようにアークスポットが移動することなく、安定に省電力点灯モードに切り換えることができた。
なお、前記実施例では定格電圧(70V)に対して異なる上限値(71V)、下限値(69V)を設定していたが、上限値と下限値を同じ値(例えば、70V)と設定して常に制御し続けることも可能である。
なお、点灯回路は、点灯電圧の下限値のみを設定して、ランプ点灯電圧が当該下限値を下回った場合のみ、放電ランプの点灯周波数を所定数Δf下げて点灯電圧を上げるようにするものでもよい。この場合、点灯電圧の上限値は設定されない。
例えば、定常点灯電圧70Vの場合に下限値69Vを設定して、ランプ点灯電圧が69Vを下回ったときに、放電ランプの点灯周波数を所定数Δf(例えば25Hz)だけ下げるように制御する。また、上記周波数の変更から所定時間Δt(例えば2分)経過後に、ランプ点灯電圧が上記下限値を下回っていれば、再度、周波数を所定数Δtだけ下げる。 そして、点灯周波数を下げるうちに、ランプ点灯電圧が下限値69Vを上回ると、その時点で点灯周波数を設定された基準周波数(例えば、200Hz)に戻す。
この場合、点灯電圧の上限値、前記実施例にいう71Vは設定されていないため、点灯電圧の上昇に伴い点灯周波数を上げる制御は行なわれない。なお、下限値は定格点灯電圧の−1V程度が望ましい。
図8は定常点灯モード(ランプ電力180W)で放電ランプ10を始動し、上記周波数制御を行った時のランプ電圧と点灯周波数の変化を示す図である。同図において、横軸は時間(分)、縦軸はランプ点灯電圧VL(V)および点灯周波数f(Hz)であり、太線はランプ点灯電圧VL、細線は点灯周波数fを示しており、定常点灯モードで放電ランプ10を始動した場合を示している。なお、所定周波数は200Hz、電圧制御は下限値Vdを69Vとしている。同図に示すように、本実施例によれば、ランプ点灯電圧VLが電圧制御の下限値69Vを大きく下回ることなく、放電ランプ10を安定に点灯させることができた。
矩形状のランプ電流波形はオーバシュートやプレシュートを含む波形が望ましい。特に、省電力モードで点灯する場合は、ランプ電流の減少に伴ってアークジャップが発生しやすくなり、映像画像におけるいわゆるフリッカを引き起こすことがあるから、その対策として望ましい。
具体的には、回路定数を一部変更することで、略矩形波の電流波形をオーバシュートやプレシュートを含む波形とする。これにより、高い瞬時電流によって、少なくとも電極が陽極動作しているときに電極先端の突起部の先端部分を溶融状態にすることができる。結果として、突起部の先端は凹凸のない滑らかな形状に維持することができ、これにより、アークジャンプの発生を防止することができる。また、省電力モードの点灯以外であっても、ランプ電流値が低くなる場合には、同様の理由により効果がある。
数値例をあげると、波高率1.1〜2.5の範囲のオーバシュートやプレシュートを含む電流波形が望ましい。これは矩形波形の平面部(トップライン)に対して、オーバシュートやプレシュートの高さが1.1〜2.5ということである。
ここで、オーバシュートとは、主要な遷移に後続してそのままの向きに振れる形で生じる歪であって、矩形状の電流波形における立ち上がり時の突出した部分をいう。また、プレシュートは主要な遷移の直前でそれと逆向きに振れる形で生じる歪であって、矩形状電流波形の立下りの直前に生じる突出部分をいう。
本発明の実施例の超高圧放電ランプの構成例を示す図である。 本発明の実施例の点灯装置の構成例を示す図である。 本発明の実施例の点灯周波数制御のフローチャートである。 点灯電圧と点灯周波数の変化を表す図である。 定常点灯から直接省電力点灯に切り換えた場合の点灯電圧と点灯周波数の変化を表す図である(失敗例)。 定常点灯から直接省電力点灯に切り換える前に180W−400Hz点灯で点灯電圧を低下させた場合の点灯電圧と点灯周波数の変化を表す図である。 定常点灯から直接省電力点灯に切り換えるときに160W−400Hz点灯で点灯電圧を低下させた場合の点灯電圧と点灯周波数の変化を表す図である。 下限値のみ設定して放電ランプを点灯制御したときの点灯電圧と点灯周波数の変化を示す図である。
符号の説明
1 電極
10 超高圧放電ランプ
11 発光部
12 封止部
13 金属箔
14 外部リード
21 フルブリッジ駆動回路
22 乗算器
23 電力設定器
24 比較器
25 PWM部
26 電圧検知器
27 周波数加減算器
28 タイマ
101 スイッチング部
102 フルブリッジ回路
103 制御部

Claims (9)

  1. 石英ガラスからなる放電容器に一対の電極が1.5mm以下の間隔で対向配置して、この放電容器に0.15mg/mm3 以上の水銀と、10-6μmo1/mm3 〜10-2μmo1/mm3 の範囲の臭素が封入される超高圧放電ランプと、この放電ランプに対して矩形波交流電流を供給して点灯させる給電装置とから構成される高圧放電ランプ点灯装置において、
    前記給電装置は、前記放電ランプに対して、
    前記放電ランプの点灯電圧が設定された下限値より下回ったときに、当該放電ランプの点灯周波数を所定数だけ下げて当該点灯電圧を上げるように制御する
    ことを特徴とする高圧放電ランプ点灯装置。
  2. 前記給電装置は、前記放電ランプに対して、
    前記放電ランプの点灯電圧が設定された上限値より上回ったときに、当該放電ランプの点灯周波数を所定数だけ上げて当該点灯電圧を下げるように制御する
    ことを特徴とする請求項1の高圧放電ランプ点灯装置。
  3. 前記給電装置の放電ランプに対する制御は、当該放電ランプの点灯電圧を検知し、
    検知された放電ランプの点灯電圧が前記下限値より下回ったとき、該下限値より下回っている期間中、所定時間毎に当該放電ランプの点灯周波数を所定数だけ下げ、
    前記放電ランプの点灯電圧が前記上限値より上回ったとき、該上限値より上回っている期間中、所定時間毎に当該放電ランプの点灯周波数を所定数だけ上げることを特徴とする請求項2の高圧放電ランプ点灯装置。
  4. 前記給電装置の放電ランプに対する制御は、当該放電ランプの点灯電圧を検知し、
    検知された放電ランプの点灯電圧が前記下限値より下回ったとき、該下限値より下回っている期間中、所定時間毎に当該放電ランプの点灯周波数を所定数だけ下げるとともに、
    検知された放電ランプの点灯電圧が当該下限値より上回ったとき、所定の設定周波数に戻すことを
    特徴とする請求項1の高圧放電ランプ点灯装置。
  5. 前記給電装置は、定常点灯モードと省電力点灯モードに対応した電力供給手段を有し、
    省電力点灯モードにおける前記上限値は、定常点灯モードにおける上限値よりも低い
    ことを特徴とする請求項2または請求項3の高圧放電ランプ点灯装置。
  6. 前記給電装置は、前記定常点灯モードから前記省電力点灯モードヘの移行は、
    放電ランプの点灯電圧が、定常点灯時における前記下限値より低い所定値に下がった後に可能となる
    ことを特徴とする請求項5の高圧放電ランプ点灯装置。
  7. 前記給電装置は、前記放電ランプに対する点灯周波数を定常点灯モードにおける点灯周波数より大きい値にすることで、前記放電ランプの点灯電圧を定常点灯時における前記下限値より低い所定値まで下げる
    ことを特徴とする請求項6の高圧放電ランプ点灯装置。
  8. 前記給電装置は、前記定常点灯モードから前記省電力点灯モードヘ移行する際、直ちに、前記放電ランプに対する点灯電力を定常点灯モードにおける点灯電力より小さい値にする
    ことを特徴とする請求項7の高圧放電ランプ点灯装置。
  9. 前記給電装置は、前記放電ランプの点灯始動に際し、必ず、定常点灯モードより始めることを特徴とする請求項5,6,7または請求項8の高圧放電ランプ点灯装置。
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