JP2004172029A - 配線体の端末構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】中心導体と外部導体との間に絶縁体が介在されてなる配線体の前記中心導体に接続された端子と、該端子を包囲して前記外部導体に電気的に接続されたシールド部材とを備えた配線体の端末構造において、前記シールド部材は複数の導電性部品で構成され、各導電性部品は前記外部導体に圧着される外部導体圧着部を有し、各導電性部品の該外部導体圧着部は前記外部導体上に重ね合わされた状態で圧着されているものとする。この配線体の端末構造を絶縁性のハウジングに収容してシールドコネクタとすることもできる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、配線体の端末構造に関する。具体的には、端子を包囲して外部導体に電気的に接続されたシールド部材を備えてなる配線体の端末構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
中心導体と外部導体との間に絶縁体が介在されてなる配線体、例えばシールドケーブルを接続するために、シールド構造のコネクタ(本明細書では「シールドコネクタ」と表記する。)を用いることが一般的である。
【0003】
シールドコネクタの例として、端子を含む配線体の端末部と、該端末部の外周に取り付けられたハウジングと、該ハウジングの外周に取り付けられ前記外部導体と電気的に接続されているシールド部材(金属シェル)と、該金属シェルの外周に取り付けられたカバーとを備えたものが知られている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】特開平10−312857号公報(2ページ2欄15行〜3ページ3欄30行、図1〜図6参照)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述の特許文献1に記載された技術は、金属シェルの圧着部をシールドケーブルの外部導体に直接圧着しているので、外部導体の内側の絶縁体に必要以上に圧力がかからないように圧着部のかしめ強度を調整する必要があり、シールドケーブルの絶縁体の材質によっては、圧着部と外部導体との電気的接続が不安定になりやすい問題点を有する。
【0006】
そこで、本発明では、配線体の外部導体とシールド部材との電気的接続を安定化することができる配線体の接続構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、中心導体と外部導体との間に絶縁体が介在されてなる配線体の前記中心導体に接続された端子と、該端子を包囲して前記外部導体に電気的に接続されたシールド部材とを備えた配線体の端末構造において、前記シールド部材は複数の導電性部品で構成され、各導電性部品は前記外部導体に圧着される外部導体圧着部を有し、各導電性部品の該外部導体圧着部は前記外部導体上に重ね合わされた状態で圧着されていることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を、図面を用いて説明する。
【0009】
図1は、本発明の配線体の端末構造の一例を概略的に示す側面図である。図2は、導電性部品の一例を示す図であり、(イ)は正面図、(ロ)は右側面図である。図3は、図2とは異なる導電性部品の一例を示す図であり、(イ)は正面図、(ロ)は右側面図である。
【0010】
図1において、シールド部材1はシールドケーブル端末部10に取り付けられている。また、シールドケーブル端末部10は、内側から中心導体11、絶縁体12、外部導体13、外被14の順に各部が露出された配線体の中心導体11に端子15が電気的に接続されてなるものである。
【0011】
シールド部材1は、図2に示される第1の導電性部品2と、図3に示される第2の導電性部品3とにより構成される。シールド部材1は、シールドケーブル端末部10の端子15を包囲するように設けられている。
【0012】
図2に示されるように、第1の導電性部品2は、外部導体圧着部21と、本体部22と、本体部22の側面部23と、側面部23の外側に間隔をおいて設けられた突起部24とが一体に形成されたものである。また、図3に示されるように、第2の導電性部品3は、外部導体圧着部31と、外被圧着部32と、本体部33と、本体部33の側面部34と、側面部34の外側に間隔をおいて設けられた突起部35とが一体に形成されたものである。
【0013】
また、シールド部材1とシールドケーブル端末部10の外部導体13との電気的接続は、外部導体13の外側に第1の導電性部品2の外部導体圧着部21を配置し、さらにその外側に第2の導電性部品3の外部導体圧着部31を配置した後、外部導体圧着部31の外側から圧力を加えて圧着することにより行われる。
【0014】
このようにシールド部材1とシールドケーブル端末部10の外部導体13との電気的接続を図ることで、第2の導電性部品3の外部導体圧着部31に加えられた圧力が第1の導電性部品2の外部導体圧着部21を介して間接的にシールドケーブル端末部10の外部導体13に加わるため、外部導体13の内側の絶縁体12に必要以上に圧力がかかることがなく、外部導体13とシールド部材1との電気的接続が安定した配線体の端末構造を得ることができる。
【0015】
ここで、シールドケーブル端末部10の外部導体13の外側に第1の導電性部品2の外部導体圧着部21を配置してその外側から圧力を加えて圧着し、その後第2の導電性部品3の外部導体圧着部31を配置してその外側から圧力を加えて圧着するようにしてもよい。この場合、導電性部品2の外部導体圧着部21を外部導体13に圧着する際の圧力は比較的小さくすることができ、外部導体13の内側の絶縁体12に必要以上に圧力がかかることがなく、したがって外部導体13とシールド部材1との電気的接続が安定した配線体の端末構造を得ることができる。
【0016】
なお、シールド部材1を構成する各導電性部品の電気的接続、すなわち第1の導電性部品2と第2の導電性部品3との電気的接続は、下記の箇所で行われる。
【0017】
(1)第1の導電性部品2の突起部24と第2の導電性部品3の側面部33の内面との接触箇所、(2)第1の導電性部品2の側面部22の外面と第2の導電性部品3の突起部35との接触箇所、(3)第1の導電性部品2の外部導体圧着部21と第2の導電性部品3の外部導体圧着部31との接触箇所。
【0018】
また、上記配線体の端末構造は、これを絶縁性のハウジングに収容してシールドコネクタとすることができる。このシールドコネクタは、上記配線体の端末構造を用いるため、シールド部材1とシールドケーブル端末部10の外部導体13との電気的接続が安定したものとなる。
【0019】
例えば、図1の配線体の端末構造を絶縁性のハウジングに収容する場合、シールド部材1の内側にシールドケーブル端末部10の端子を包囲するように内側ハウジングを設け、シールド部材1の外側を包囲するように外側ハウジングを設けることができる。ここで、内側ハウジングの先端面は、端子15の先端より相手側コネクタ方向に突出していることが、シールドコネクタの絶縁性能を向上させる観点から望ましい。
【0020】
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態はあくまでも本発明の実施形態の一例を示すものであり、本発明の実施形態は、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
【0021】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば、中心導体と外部導体との間に絶縁体が介在されてなる配線体の接続に用いられ、前記中心導体に接続された端子と前記外部導体に電気的に接続されるシールド部材とを備えた配線体の端末構造において、前記シールド部材は複数の導電性部品で構成され、各導電性部品は前記外部導体に圧着される外部導体圧着部を有し、各導電性部品の該外部導体圧着部は前記外部導体に一括して圧着されるようにしたので、配線体の外部導体とシールド部材との電気的接続が安定した配線体の端末構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配線体の端末構造の一例を概略的に示す側面図である。
【図2】導電性部品の一例を示す図であり、(イ)は正面図、(ロ)は右側面図である。
【図3】図2とは異なる導電性部品の一例を示す図であり、(イ)は正面図、(ロ)は右側面図である。
【符号の説明】
1 シールド部材
2 第1の導電性部品
3 第2の導電性部品
10 シールドケーブル端末部
11 中心導体
12 絶縁体
13 外部導体
14 外被
15 端子
21、31 外部導体圧着部
22、33 本体部
23、34 側面部
24、35 突起部
32 外被圧着部
Claims (1)
- 中心導体と外部導体との間に絶縁体が介在されてなる配線体の前記中心導体に接続された端子と、該端子を包囲して前記外部導体に電気的に接続されたシールド部材とを備えた配線体の端末構造において、
前記シールド部材は複数の導電性部品で構成され、各導電性部品は前記外部導体に圧着される外部導体圧着部を有し、各導電性部品の該外部導体圧着部は前記外部導体上に重ね合わされた状態で圧着されていることを特徴とする配線体の端末構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002338684A JP2004172029A (ja) | 2002-11-22 | 2002-11-22 | 配線体の端末構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002338684A JP2004172029A (ja) | 2002-11-22 | 2002-11-22 | 配線体の端末構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004172029A true JP2004172029A (ja) | 2004-06-17 |
Family
ID=32701826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002338684A Pending JP2004172029A (ja) | 2002-11-22 | 2002-11-22 | 配線体の端末構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004172029A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006244816A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-09-14 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | シールド電線に対する端子金具の取り付け構造 |
-
2002
- 2002-11-22 JP JP2002338684A patent/JP2004172029A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006244816A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-09-14 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | シールド電線に対する端子金具の取り付け構造 |
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