JP2004171900A - 照明器具昇降装置、照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】天井直付型の家庭用照明器具について、昇降用の電源を必要とせず、ランプ交換を簡単に行えるようにする。
【解決手段】この照明器具の昇降機構は、天井面3に取り付けられた上部取付体10と;天井面3から電源を供給するための電源線21が結線された引掛シーリング22を固定した下部取付体20とを連結及び回転しないように支持すると共に伸縮自在なガイド機構としての折り畳みはしご状部材18と;上部取付体10と下部取付体20とを連結し、下部取付体20と照明器具本体30とを含む重量を支持するには満たない力で下部取付体20を引き上げる方向に付勢する機械的付勢機構としての定力スプリングドライブ機構12とを具備する。
【選択図】 図1
【解決手段】この照明器具の昇降機構は、天井面3に取り付けられた上部取付体10と;天井面3から電源を供給するための電源線21が結線された引掛シーリング22を固定した下部取付体20とを連結及び回転しないように支持すると共に伸縮自在なガイド機構としての折り畳みはしご状部材18と;上部取付体10と下部取付体20とを連結し、下部取付体20と照明器具本体30とを含む重量を支持するには満たない力で下部取付体20を引き上げる方向に付勢する機械的付勢機構としての定力スプリングドライブ機構12とを具備する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば照明器具昇降装置、照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭用照明器具は、天井面に固定された引掛シーリングに直接取り付ける天井直付型のものが多くあり、このような天井直付型の照明器具を取り付けたり、取り外したりする場合、天井の高さの関係で、通常、作業者は、踏み台などに上る必要がある。
【0003】
そこで、近年では、下記のように照明器具を昇降させる技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載された従来の照明器具昇降装置は、照明器具本体をワイヤーで吊り下げ、モーターなどの電動駆動機構によりワイヤーの巻き上げ巻き戻しを行うことで照明器具本体の上下動作(昇降動作)を行うものである。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−109948号公報(第3頁−第5頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特許文献1の技術では、以下のような問題があった。
すなわち、モーターなどの電動駆動機構を持つ照明器具は、装置全体として大型化すると共に重量も大きくなってしまうため、引掛シーリングにかかる荷重が大きくなってしまうおそれがあり、必ずしも好適なものというわけではなかった。
また、仮に、電動駆動機構を簡略化するために昇降装置内に内蔵した電池により駆動させる構造も考えられるが、照明器具のランプ切れは、一年に一、二度程度しか発生せず、電池が自然放電して実際に使用するときに動作不良が起こり得るという問題があった。
【0006】
さらに、上記特許文献1の技術の場合、照明器具をワイヤーで吊り下げているだけのため、照明器具を降下させたときに器具自体がふらつき、例えばセードを回転させて取り外す形態の円型照明器具の場合、セードに力を加えると器具本体と共に回転してしまい、照明器具本体からセードを容易に外せないという問題があった。また、降下時にワイヤーがねじれ等で引っかかり動作不良を起こす可能性もある。
【0007】
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、昇降用の電源を必要とせず、ランプ交換を簡単に行うことのできる照明器具昇降装置、照明装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決するために、本発明の照明器具昇降装置は、天井面に取付けられた上部取付体と;前記天井面側から電源を供給するための電源供給手段が接続されると共に照明器具本体を取付ける照明器具取付部が設けられている下部取付体と;前記上部取付体と前記下部取付体とを連結すると共に前記下部取付体の回動を抑える方向に前記下部取付体をガイドしつつ連結間隔の中で伸縮自在なガイド機構と;前記上部取付体と前記下部取付体とを連結し、前記下部取付体とこの下部取付体の照明器具取付部に取り付ける照明器具本体を含む重量を支えるには満たない力で前記下部取付体を前記上部取付体へ引き上げる方向に付勢する機械的付勢機構と;前記照明器具本体を前記上部取付体の位置まで押し上げたときに前記下部取付体を前記上部取付体に係止する係止機構と;を具備したことを特徴としている。
【0009】
本発明の照明器具昇降装置は、引掛シーリングに取付けられた上部取付体と;前記引掛シーリングから電源を供給するための電源供給手段が接続されると共に、照明器具本体を取付ける照明器具取付部が設けられている下部取付体と;前記上部取付体と前記下部取付体とを連結すると共に前記下部取付体の回動を抑える方向に前記下部取付体をガイドしつつ連結間隔の中で伸縮自在なガイド機構と;前記上部取付体と前記下部取付体とを連結し、前記下部取付体とこの下部取付体の照明器具取付部に取り付けた照明器具本体を含む重量を支えるには満たない力で前記下部取付体を前記上部取付体へ引き上げる方向に付勢する機械的付勢機構と;前記照明器具本体を前記上部取付体の位置まで押し上げたときに前記下部取付体を前記上部取付体に係止する係止機構と;を具備したことを特徴としている。
本発明の照明装置は、上記照明器具昇降装置と;下部取付体の照明器具取付部に機械的に接続されたシャーシ、及び下部取付体と電気的に接続されランプを点灯する点灯装置が設けられる照明器具本体と;を具備したことを特徴としている。
【0010】
この発明では、下部取付体の回動を抑える方向に下部取付体をガイドしつつ連結間隔の中で伸縮自在なガイド機構と、下部取付体を上部取付体へ引き上げる方向に付勢する機械的付勢機構とを設けたことで、照明装置として、昇降用の電源を必要とせず、作業者がランプ交換を簡単に行うことができる。
【0011】
なお、上記照明器具昇降装置において、係止機構が解除されて下降した照明器具本体を、水平方向以外の角度で定位させる手段を備えることで、作業者は、照明器具本体からセードを着脱する際に、無理のない姿勢を取れるので、照明器具の脱着をさらに容易に行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る一つの実施の形態の照明装置の構成を示す側面図、図2は図1の照明装置の正面図である。
図1,2に示すように、この実施形態の照明装置は、天井面3に突設されたボルト5にナット11で締め付けて固定した上部取付体10と、天井面3から電源を供給するための電源線21などの電源供給手段が結線(接続)された照明器具取付部である引掛シーリング22を固定した下部取付体20と、この下部取付体20の引掛シーリング22に取り付けられた照明器具本体30と、天井側に固定された照明器具本体30を取り外す際に照明器具本体30をその重みと引き上げ力との差で緩やかに降下させる昇降機構(昇降装置)とを備えている。
【0013】
上部取付体10には、シャーシ13、リンクバー14、ロック解除レバー15、スプリング16、ロック爪17などからなる係止機構が設けられており、ロック解除レバー15とロック爪17がリンクして動作するようにされている。
シャーシ13は、上部取付体10から水平方向へ突出して上部取付体10に固定されている。シャーシ13には、T字状のロック解除レバー15が回動自在に取り付けられている。ロック解除レバー15の一端は、リンクバー14に、他端はスプリング16に取り付けられている。スプリング16は、ロック爪17を引く方向に付勢している。ロック爪17は、上部取付体10から立ち上げられた支持部に回動自在に取り付けられており、ロック解除レバー15を下方から押し上げることで、リンクバー14が、図面上向かって右方向に移動し、ロック爪17を図面上向かって左側に回動させてロックを解除する。
【0014】
昇降機構(昇降装置)は、上部取付体10と下部取付体20とを連結し昇降させるものであり、上部取付体10に固定され、板状スプリング12aを有する機械的付勢機構としての定力スプリングドライブ機構12と、両端部が上部取付体10の軸19と下部取付体20の軸23により支持され、下部取付体20の回動を抑える方向に下部取付体20をガイドしつつ連結間隔の中で伸縮自在なガイド機構としての折り畳みはしご状部材18と、定力スプリングドライブ機構12の板状スプリング12aの一端を下部取付体20のシャーシ28に固定された蝶番29とを有している。
定力スプリングドライブ機構12は、カールされた板状スプリング12aの一定の巻き込み力で巻き戻す(引き上げる)方向に付勢する。照明器具本体30の重量が例えば5Kg程度であれば、一定の力は、4.5Kg程度である。使用状態(天井面に照明装置を取り付けた状態)で、定力スプリングドライブ機構12には照明器具本体30の重量と下部取付体20の重量と折り畳みはしご状部材18の重量がかかることになるため、照明器具本体30を降下させた状態から押し上げるためには、例えば1〜1.5Kg程度の押し上げ力が必要になるが、体感的には、照明器具本体30の重量(5Kg)の比べ、はるかに軽く感じられる。
【0015】
つまり、昇降機構(昇降装置)は、上部取付体10と下部取付体20とを連結すると共に上部取付体10と下部取付体20とのねじれ(回動)を抑える方向に下部取付体20を伸縮自在にガイドする折り畳みはしご状部材18と、上部取付体10と下部取付体20とを板状スプリング19と蝶番29とで連結し、下部取付体20と引掛シーリング21に取り付けた照明器具本体30を含む重量を支えるには満たない力で下部取付体22を上部取付体10へ引き上げる方向に付勢する定力スプリングドライブ機構12と、照明器具本体30を上部取付体10の位置まで押し上げたときに下部取付体20を上部取付体10に係止する係止機構(シャーシ13、リンクバー14、ロック解除レバー15、スプリング16、ロック爪17など)を備えている。
【0016】
なお、ロック解除レバー15の操作により係止機構が解除され、照明器具本体30が降下した際に、照明器具本体30は、定力スプリングドライブ機構12と折り畳みはしご状部材18によって、水平方向以外の角度、例えば水平方向を0°とした場合に45°程度傾斜させた状態で定位する。
【0017】
折り畳みはしご状部材18は、上部取付体10の厚みの中に収容可能なように、各はしご部分の長さ、折り畳まれる幅が1回りづづ小さく設計されている(図2参照)。折り畳みはしご状部材18の関節部分には、例えば90°の角度まで開放するよう規制爪(図示せず)が設けられている。なお、この角度は一例であり、他の角度であってもよい。
下部取付体20は、引掛シーリング22、軸23、24、押上部26、器具取付板27、シャーシ28、蝶番29等を有している。引掛シーリング22は、下部取付体20に照明器具本体30を取り付け固定すると共に電源線21を通じて電源を供給するためのものである。軸23は、シャーシ28に固定されており、折り畳みはしご状部材18の一端を回動自在に支持している。軸23と軸24は、天井側に押し上げられたときにロック爪17によって係止される。押上部26は、降下させた照明器具本体30を上昇させる際に押し上げ用の棒材などをあてがい押し上げるためのものである。器具取付板27は、ほぼ円板状の平らな金属板であり、セード34の開口を塞ぐ形で照明器具本体30に対する防塵を行う。器具取付板27には、電源線21を通過させるための穴が設けられている。シャーシ28は、器具取付板27のほぼ中央部に固定されており、昇降機構の一部を担う。蝶番29は、照明器具本体30の重量をバランスさせる器具取付板27上の位置に固定されている。蝶番29には、定力スプリングドライブ機構12の板状スプリング12aの一端が回動自在に支持されている。
照明器具本体30は、アダプタ31、ホルダ32、蛍光ランプ33、セード34、シャーシ(図示せず)などを有している。アダプタ31は、引掛シーリング22に引っ掛けて取り付けるものである。シャーシ(図示せず)は、ホルダ32を支持するものであり、引掛シーリング22にアダプタ31を介して機械的に接続(結合)される。ホルダ32は、蛍光ランプ33を支持するものである。ホルダ32あるいはシャーシには、下部取付体20(引掛シーリング22)と電気的に接続された蛍光ランプ33の点灯装置などが内蔵されている。セード34は、ほぼ円形状をしており、蛍光ランプ33の防塵、照明光の拡散をおこなうものである。セード34は、照明器具本体30にターン方式で固定され、回転させて取り外すことができる。
つまり、この照明器具本体30は、引掛シーリング22にアダプタ31を取り付けた上でワンタッチで固定可能な照明器具であり、一般の家屋の天井面3に設けられている引掛シーリングにも取り付けられる汎用のものである。
【0018】
ここで、この実施形態の照明装置における蛍光ランプ33の交換作業について説明する。
図3に示すように、天井面3にこの照明装置を取り付けた状態から、照明器具本体30を降下させる上で、照明器具本体30に手が届かないような高所に取り付けられている場合、作業を行う人(作業者)は、押し上げ棒などを用いてロック解除レバー15を上方(矢印A)に押し上げる。
すると、ロック解除レバー15にリンクバー14を介して連結されているロック爪17が矢印Bの方向に開放動作し、シャーシ28の軸23,24から外れてロックが解除される。
ロックが外れた照明器具本体30は、降下して折り畳みはしご状部材18が全開した位置で斜めに停止する(図1の状態)。
この状態では、照明器具本体30は、45°程度傾斜しており、作業者は、斜め下からセード34を見て、セード34を手で回わすことができる。
【0019】
作業者がセード34を回転させるために手でセード34を押さえて回転力を加えると、折り畳みはしご状部材18によって回転方向には器具取付板27が回転しないようにガイドされているためセード34だけが回り、他の人に支えてもらうことなくセード34を簡単に取り外すことができる。セード34を取り外すと、作業者には、ホルダ32に掛けられている蛍光ランプ33がそのまま見えるので、交換対象の蛍光ランプ33を容易に取り外し、新しい蛍光ランプ33をホルダ32に取り付けることができる。なお、照明器具本体30が水平状態で停止した場合、作業者は、蛍光ランプ33を真上に見上げながら作業することになり作業し難い体勢をとる必要がある。
そして、作業者は、セード34を照明器具本体30にあてがい、回転させて固定し、図1の状態にする。
【0020】
その後、作業者は、照明器具本体30を手の届く高さまで持ち上げた後、押上部26に押し上げ棒をあてがって、天井面3に固定されている上部取付体10の位置まで押し上げる。
すると、折り畳みはしご状部材18が折り畳まれて上部取付体10に収容されると共にシャーシ28の軸23,24がロック爪17によって係止(ロック)される。これで、照明器具本体30の蛍光ランプ33の交換を終えることができる。
【0021】
このようにこの実施形態の照明装置によれば、上部取付体10に収容可能な折り畳みはしご状部材18と定力スプリングドライブ機構12を用いた昇降機構を設けたことで、天井直付型照明器具の蛍光ランプの交換を行う上で、照明器具自体を昇降させる電源を必要とせず、作業者は、踏み台などに上ることなく押し上げ棒を用いて簡単にランプ交換作業を行うことができる。
【0022】
本発明は上記実施形態のみに限定されるものではない。
上記実施形態では、手の届かないような高所取り付けの場合について説明したが、天井面3に取り付けられた照明装置のロック解除レバー15の位置がどうにか手が届くような高さであれば、押し上げ棒を使うことなく蛍光ランプ33、照明器具本体30などの交換、あるいはセード34の掃除などを容易に行うことができる。
また、上記実施形態では、天井面3に突設されたボルト5とナット11で上部取付体10を固定したが、天井に設けられている引掛シーリングへ直接昇降装置を取付ける構造としてもよく、この場合、天井面3に設けられた引掛シーリング22に取付けられた上部取付体10と、引掛シーリング22から電源を供給するための電源線21などの電源供給手段が接続されると共に、照明器具本体30を取付ける照明器具取付部が設けられている下部取付体20と、この下部取付体20と上部取付体10とを連結及び回転しないように支持する折り畳みはしご状部材18と、上部取付体10と下部取付体20とを連結し、下部取付体20と照明器具本体30とを含む重量を支持するには満たない力で下部取付体20を引き上げる方向に付勢する定力スプリングドライブ機構12とを有する構成となる。
さらに、上記実施形態では、ガイド機構に折り畳みはしご状部材18を用いたが、この他、図4に示すように、ガイド手段を格子状としてもよく、また、図5に示すように、径の異なる筒状部材51を連結し伸縮自在とした連結筒状機構としてもよい。但し連結筒状機構には、筒状部材51が軸方向に回らないようなガイド機構あるいは係止機構を備える必要がある。また、伸縮機構とスライド機構とを組み合わせたものであってもよい。
また、上記実施形態では、定力スプリングドライブ機構12の板状スプリング12aで直接下部取付体20を支持したが、これ以外に、例えば図6に示すように、上部取付体10に定力スプリングドライブ機構12とワイヤ巻き取り機構61とを併設し、ワイヤ61aを下部取付体20に接続した構成をとってもよい。さらに、上記実施形態では、定力スプリングドライブ機構12と折り畳みはしご状部材18を用いたが、この他、折り畳みはしご状部材18の代替として、例えば図7,8に示すように、複数の棒状部材71を蝶番などで回動可能に3段に連結し、それぞれの段の棒状部材71間に筋交い部材72(ヒンジレバー)を取り付ける一方、棒状部材71の端部にロック機構73a,73bを取り付け、照明器具本体30を降下させるときに2段階で降下させるような構成をとってもよい。なお、ロック機構73a,73bについては、初めにロック機構73aを棒材などで外すことで照明器具本体30を垂直方向に垂れ下がった中吊りの状態にして、次に垂れ下がった下の部分を下方へ強い力で引いたときに、ロック機構73bのロックが解除される仕組みにすることが望ましい。このように構成することで、照明器具の昇降機構を安価に構成できる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、下部取付体の回動を抑える方向に下部取付体をガイドしつつ連結間隔の中で伸縮自在なガイド機構と、下部取付体と照明器具本体を含む重量を支えるには満たない力で下部取付体を上部取付体へ引き上げる方向に付勢する機械的付勢機構とを設けたことで、照明装置として、昇降用の電源を必要とせず、ランプ交換を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態の照明装置の構成を示す側面図。
【図2】図1の照明装置の正面図。
【図3】天井面に照明器具本体をロックした状態を示す側面図。
【図4】ガイド機構の他の例を示す側面図。
【図5】ガイド機構の他の例を示す側面図。
【図6】機械的付勢機構の他の例を示す側面図。
【図7】ガイド機構の他の例により天井面に照明器具本体がロックされた状態を示す側面図。
【図8】図7のガイド機構によりガイドされて照明器具本体が降下した様子を示す図。
【符号の説明】
3…天井面、5…ボルト、10…上部取付体、11…ナット、12…定力スプリングドライブ機構、13…シャーシ、14…リンクバー、15…ロック解除レバー、16…スプリング、17…ロック爪、18…折り畳みはしご状部材、19…軸、20…下部取付体、21…電源線、22…引掛シーリング、23、24…軸、26…押上部、27…器具取付板、28…シャーシ、29…蝶番、30…照明器具本体、31…アダプタ、32…ホルダ、33…蛍光ランプ、34…セード。
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば照明器具昇降装置、照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭用照明器具は、天井面に固定された引掛シーリングに直接取り付ける天井直付型のものが多くあり、このような天井直付型の照明器具を取り付けたり、取り外したりする場合、天井の高さの関係で、通常、作業者は、踏み台などに上る必要がある。
【0003】
そこで、近年では、下記のように照明器具を昇降させる技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載された従来の照明器具昇降装置は、照明器具本体をワイヤーで吊り下げ、モーターなどの電動駆動機構によりワイヤーの巻き上げ巻き戻しを行うことで照明器具本体の上下動作(昇降動作)を行うものである。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−109948号公報(第3頁−第5頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特許文献1の技術では、以下のような問題があった。
すなわち、モーターなどの電動駆動機構を持つ照明器具は、装置全体として大型化すると共に重量も大きくなってしまうため、引掛シーリングにかかる荷重が大きくなってしまうおそれがあり、必ずしも好適なものというわけではなかった。
また、仮に、電動駆動機構を簡略化するために昇降装置内に内蔵した電池により駆動させる構造も考えられるが、照明器具のランプ切れは、一年に一、二度程度しか発生せず、電池が自然放電して実際に使用するときに動作不良が起こり得るという問題があった。
【0006】
さらに、上記特許文献1の技術の場合、照明器具をワイヤーで吊り下げているだけのため、照明器具を降下させたときに器具自体がふらつき、例えばセードを回転させて取り外す形態の円型照明器具の場合、セードに力を加えると器具本体と共に回転してしまい、照明器具本体からセードを容易に外せないという問題があった。また、降下時にワイヤーがねじれ等で引っかかり動作不良を起こす可能性もある。
【0007】
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、昇降用の電源を必要とせず、ランプ交換を簡単に行うことのできる照明器具昇降装置、照明装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決するために、本発明の照明器具昇降装置は、天井面に取付けられた上部取付体と;前記天井面側から電源を供給するための電源供給手段が接続されると共に照明器具本体を取付ける照明器具取付部が設けられている下部取付体と;前記上部取付体と前記下部取付体とを連結すると共に前記下部取付体の回動を抑える方向に前記下部取付体をガイドしつつ連結間隔の中で伸縮自在なガイド機構と;前記上部取付体と前記下部取付体とを連結し、前記下部取付体とこの下部取付体の照明器具取付部に取り付ける照明器具本体を含む重量を支えるには満たない力で前記下部取付体を前記上部取付体へ引き上げる方向に付勢する機械的付勢機構と;前記照明器具本体を前記上部取付体の位置まで押し上げたときに前記下部取付体を前記上部取付体に係止する係止機構と;を具備したことを特徴としている。
【0009】
本発明の照明器具昇降装置は、引掛シーリングに取付けられた上部取付体と;前記引掛シーリングから電源を供給するための電源供給手段が接続されると共に、照明器具本体を取付ける照明器具取付部が設けられている下部取付体と;前記上部取付体と前記下部取付体とを連結すると共に前記下部取付体の回動を抑える方向に前記下部取付体をガイドしつつ連結間隔の中で伸縮自在なガイド機構と;前記上部取付体と前記下部取付体とを連結し、前記下部取付体とこの下部取付体の照明器具取付部に取り付けた照明器具本体を含む重量を支えるには満たない力で前記下部取付体を前記上部取付体へ引き上げる方向に付勢する機械的付勢機構と;前記照明器具本体を前記上部取付体の位置まで押し上げたときに前記下部取付体を前記上部取付体に係止する係止機構と;を具備したことを特徴としている。
本発明の照明装置は、上記照明器具昇降装置と;下部取付体の照明器具取付部に機械的に接続されたシャーシ、及び下部取付体と電気的に接続されランプを点灯する点灯装置が設けられる照明器具本体と;を具備したことを特徴としている。
【0010】
この発明では、下部取付体の回動を抑える方向に下部取付体をガイドしつつ連結間隔の中で伸縮自在なガイド機構と、下部取付体を上部取付体へ引き上げる方向に付勢する機械的付勢機構とを設けたことで、照明装置として、昇降用の電源を必要とせず、作業者がランプ交換を簡単に行うことができる。
【0011】
なお、上記照明器具昇降装置において、係止機構が解除されて下降した照明器具本体を、水平方向以外の角度で定位させる手段を備えることで、作業者は、照明器具本体からセードを着脱する際に、無理のない姿勢を取れるので、照明器具の脱着をさらに容易に行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る一つの実施の形態の照明装置の構成を示す側面図、図2は図1の照明装置の正面図である。
図1,2に示すように、この実施形態の照明装置は、天井面3に突設されたボルト5にナット11で締め付けて固定した上部取付体10と、天井面3から電源を供給するための電源線21などの電源供給手段が結線(接続)された照明器具取付部である引掛シーリング22を固定した下部取付体20と、この下部取付体20の引掛シーリング22に取り付けられた照明器具本体30と、天井側に固定された照明器具本体30を取り外す際に照明器具本体30をその重みと引き上げ力との差で緩やかに降下させる昇降機構(昇降装置)とを備えている。
【0013】
上部取付体10には、シャーシ13、リンクバー14、ロック解除レバー15、スプリング16、ロック爪17などからなる係止機構が設けられており、ロック解除レバー15とロック爪17がリンクして動作するようにされている。
シャーシ13は、上部取付体10から水平方向へ突出して上部取付体10に固定されている。シャーシ13には、T字状のロック解除レバー15が回動自在に取り付けられている。ロック解除レバー15の一端は、リンクバー14に、他端はスプリング16に取り付けられている。スプリング16は、ロック爪17を引く方向に付勢している。ロック爪17は、上部取付体10から立ち上げられた支持部に回動自在に取り付けられており、ロック解除レバー15を下方から押し上げることで、リンクバー14が、図面上向かって右方向に移動し、ロック爪17を図面上向かって左側に回動させてロックを解除する。
【0014】
昇降機構(昇降装置)は、上部取付体10と下部取付体20とを連結し昇降させるものであり、上部取付体10に固定され、板状スプリング12aを有する機械的付勢機構としての定力スプリングドライブ機構12と、両端部が上部取付体10の軸19と下部取付体20の軸23により支持され、下部取付体20の回動を抑える方向に下部取付体20をガイドしつつ連結間隔の中で伸縮自在なガイド機構としての折り畳みはしご状部材18と、定力スプリングドライブ機構12の板状スプリング12aの一端を下部取付体20のシャーシ28に固定された蝶番29とを有している。
定力スプリングドライブ機構12は、カールされた板状スプリング12aの一定の巻き込み力で巻き戻す(引き上げる)方向に付勢する。照明器具本体30の重量が例えば5Kg程度であれば、一定の力は、4.5Kg程度である。使用状態(天井面に照明装置を取り付けた状態)で、定力スプリングドライブ機構12には照明器具本体30の重量と下部取付体20の重量と折り畳みはしご状部材18の重量がかかることになるため、照明器具本体30を降下させた状態から押し上げるためには、例えば1〜1.5Kg程度の押し上げ力が必要になるが、体感的には、照明器具本体30の重量(5Kg)の比べ、はるかに軽く感じられる。
【0015】
つまり、昇降機構(昇降装置)は、上部取付体10と下部取付体20とを連結すると共に上部取付体10と下部取付体20とのねじれ(回動)を抑える方向に下部取付体20を伸縮自在にガイドする折り畳みはしご状部材18と、上部取付体10と下部取付体20とを板状スプリング19と蝶番29とで連結し、下部取付体20と引掛シーリング21に取り付けた照明器具本体30を含む重量を支えるには満たない力で下部取付体22を上部取付体10へ引き上げる方向に付勢する定力スプリングドライブ機構12と、照明器具本体30を上部取付体10の位置まで押し上げたときに下部取付体20を上部取付体10に係止する係止機構(シャーシ13、リンクバー14、ロック解除レバー15、スプリング16、ロック爪17など)を備えている。
【0016】
なお、ロック解除レバー15の操作により係止機構が解除され、照明器具本体30が降下した際に、照明器具本体30は、定力スプリングドライブ機構12と折り畳みはしご状部材18によって、水平方向以外の角度、例えば水平方向を0°とした場合に45°程度傾斜させた状態で定位する。
【0017】
折り畳みはしご状部材18は、上部取付体10の厚みの中に収容可能なように、各はしご部分の長さ、折り畳まれる幅が1回りづづ小さく設計されている(図2参照)。折り畳みはしご状部材18の関節部分には、例えば90°の角度まで開放するよう規制爪(図示せず)が設けられている。なお、この角度は一例であり、他の角度であってもよい。
下部取付体20は、引掛シーリング22、軸23、24、押上部26、器具取付板27、シャーシ28、蝶番29等を有している。引掛シーリング22は、下部取付体20に照明器具本体30を取り付け固定すると共に電源線21を通じて電源を供給するためのものである。軸23は、シャーシ28に固定されており、折り畳みはしご状部材18の一端を回動自在に支持している。軸23と軸24は、天井側に押し上げられたときにロック爪17によって係止される。押上部26は、降下させた照明器具本体30を上昇させる際に押し上げ用の棒材などをあてがい押し上げるためのものである。器具取付板27は、ほぼ円板状の平らな金属板であり、セード34の開口を塞ぐ形で照明器具本体30に対する防塵を行う。器具取付板27には、電源線21を通過させるための穴が設けられている。シャーシ28は、器具取付板27のほぼ中央部に固定されており、昇降機構の一部を担う。蝶番29は、照明器具本体30の重量をバランスさせる器具取付板27上の位置に固定されている。蝶番29には、定力スプリングドライブ機構12の板状スプリング12aの一端が回動自在に支持されている。
照明器具本体30は、アダプタ31、ホルダ32、蛍光ランプ33、セード34、シャーシ(図示せず)などを有している。アダプタ31は、引掛シーリング22に引っ掛けて取り付けるものである。シャーシ(図示せず)は、ホルダ32を支持するものであり、引掛シーリング22にアダプタ31を介して機械的に接続(結合)される。ホルダ32は、蛍光ランプ33を支持するものである。ホルダ32あるいはシャーシには、下部取付体20(引掛シーリング22)と電気的に接続された蛍光ランプ33の点灯装置などが内蔵されている。セード34は、ほぼ円形状をしており、蛍光ランプ33の防塵、照明光の拡散をおこなうものである。セード34は、照明器具本体30にターン方式で固定され、回転させて取り外すことができる。
つまり、この照明器具本体30は、引掛シーリング22にアダプタ31を取り付けた上でワンタッチで固定可能な照明器具であり、一般の家屋の天井面3に設けられている引掛シーリングにも取り付けられる汎用のものである。
【0018】
ここで、この実施形態の照明装置における蛍光ランプ33の交換作業について説明する。
図3に示すように、天井面3にこの照明装置を取り付けた状態から、照明器具本体30を降下させる上で、照明器具本体30に手が届かないような高所に取り付けられている場合、作業を行う人(作業者)は、押し上げ棒などを用いてロック解除レバー15を上方(矢印A)に押し上げる。
すると、ロック解除レバー15にリンクバー14を介して連結されているロック爪17が矢印Bの方向に開放動作し、シャーシ28の軸23,24から外れてロックが解除される。
ロックが外れた照明器具本体30は、降下して折り畳みはしご状部材18が全開した位置で斜めに停止する(図1の状態)。
この状態では、照明器具本体30は、45°程度傾斜しており、作業者は、斜め下からセード34を見て、セード34を手で回わすことができる。
【0019】
作業者がセード34を回転させるために手でセード34を押さえて回転力を加えると、折り畳みはしご状部材18によって回転方向には器具取付板27が回転しないようにガイドされているためセード34だけが回り、他の人に支えてもらうことなくセード34を簡単に取り外すことができる。セード34を取り外すと、作業者には、ホルダ32に掛けられている蛍光ランプ33がそのまま見えるので、交換対象の蛍光ランプ33を容易に取り外し、新しい蛍光ランプ33をホルダ32に取り付けることができる。なお、照明器具本体30が水平状態で停止した場合、作業者は、蛍光ランプ33を真上に見上げながら作業することになり作業し難い体勢をとる必要がある。
そして、作業者は、セード34を照明器具本体30にあてがい、回転させて固定し、図1の状態にする。
【0020】
その後、作業者は、照明器具本体30を手の届く高さまで持ち上げた後、押上部26に押し上げ棒をあてがって、天井面3に固定されている上部取付体10の位置まで押し上げる。
すると、折り畳みはしご状部材18が折り畳まれて上部取付体10に収容されると共にシャーシ28の軸23,24がロック爪17によって係止(ロック)される。これで、照明器具本体30の蛍光ランプ33の交換を終えることができる。
【0021】
このようにこの実施形態の照明装置によれば、上部取付体10に収容可能な折り畳みはしご状部材18と定力スプリングドライブ機構12を用いた昇降機構を設けたことで、天井直付型照明器具の蛍光ランプの交換を行う上で、照明器具自体を昇降させる電源を必要とせず、作業者は、踏み台などに上ることなく押し上げ棒を用いて簡単にランプ交換作業を行うことができる。
【0022】
本発明は上記実施形態のみに限定されるものではない。
上記実施形態では、手の届かないような高所取り付けの場合について説明したが、天井面3に取り付けられた照明装置のロック解除レバー15の位置がどうにか手が届くような高さであれば、押し上げ棒を使うことなく蛍光ランプ33、照明器具本体30などの交換、あるいはセード34の掃除などを容易に行うことができる。
また、上記実施形態では、天井面3に突設されたボルト5とナット11で上部取付体10を固定したが、天井に設けられている引掛シーリングへ直接昇降装置を取付ける構造としてもよく、この場合、天井面3に設けられた引掛シーリング22に取付けられた上部取付体10と、引掛シーリング22から電源を供給するための電源線21などの電源供給手段が接続されると共に、照明器具本体30を取付ける照明器具取付部が設けられている下部取付体20と、この下部取付体20と上部取付体10とを連結及び回転しないように支持する折り畳みはしご状部材18と、上部取付体10と下部取付体20とを連結し、下部取付体20と照明器具本体30とを含む重量を支持するには満たない力で下部取付体20を引き上げる方向に付勢する定力スプリングドライブ機構12とを有する構成となる。
さらに、上記実施形態では、ガイド機構に折り畳みはしご状部材18を用いたが、この他、図4に示すように、ガイド手段を格子状としてもよく、また、図5に示すように、径の異なる筒状部材51を連結し伸縮自在とした連結筒状機構としてもよい。但し連結筒状機構には、筒状部材51が軸方向に回らないようなガイド機構あるいは係止機構を備える必要がある。また、伸縮機構とスライド機構とを組み合わせたものであってもよい。
また、上記実施形態では、定力スプリングドライブ機構12の板状スプリング12aで直接下部取付体20を支持したが、これ以外に、例えば図6に示すように、上部取付体10に定力スプリングドライブ機構12とワイヤ巻き取り機構61とを併設し、ワイヤ61aを下部取付体20に接続した構成をとってもよい。さらに、上記実施形態では、定力スプリングドライブ機構12と折り畳みはしご状部材18を用いたが、この他、折り畳みはしご状部材18の代替として、例えば図7,8に示すように、複数の棒状部材71を蝶番などで回動可能に3段に連結し、それぞれの段の棒状部材71間に筋交い部材72(ヒンジレバー)を取り付ける一方、棒状部材71の端部にロック機構73a,73bを取り付け、照明器具本体30を降下させるときに2段階で降下させるような構成をとってもよい。なお、ロック機構73a,73bについては、初めにロック機構73aを棒材などで外すことで照明器具本体30を垂直方向に垂れ下がった中吊りの状態にして、次に垂れ下がった下の部分を下方へ強い力で引いたときに、ロック機構73bのロックが解除される仕組みにすることが望ましい。このように構成することで、照明器具の昇降機構を安価に構成できる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、下部取付体の回動を抑える方向に下部取付体をガイドしつつ連結間隔の中で伸縮自在なガイド機構と、下部取付体と照明器具本体を含む重量を支えるには満たない力で下部取付体を上部取付体へ引き上げる方向に付勢する機械的付勢機構とを設けたことで、照明装置として、昇降用の電源を必要とせず、ランプ交換を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態の照明装置の構成を示す側面図。
【図2】図1の照明装置の正面図。
【図3】天井面に照明器具本体をロックした状態を示す側面図。
【図4】ガイド機構の他の例を示す側面図。
【図5】ガイド機構の他の例を示す側面図。
【図6】機械的付勢機構の他の例を示す側面図。
【図7】ガイド機構の他の例により天井面に照明器具本体がロックされた状態を示す側面図。
【図8】図7のガイド機構によりガイドされて照明器具本体が降下した様子を示す図。
【符号の説明】
3…天井面、5…ボルト、10…上部取付体、11…ナット、12…定力スプリングドライブ機構、13…シャーシ、14…リンクバー、15…ロック解除レバー、16…スプリング、17…ロック爪、18…折り畳みはしご状部材、19…軸、20…下部取付体、21…電源線、22…引掛シーリング、23、24…軸、26…押上部、27…器具取付板、28…シャーシ、29…蝶番、30…照明器具本体、31…アダプタ、32…ホルダ、33…蛍光ランプ、34…セード。
Claims (4)
- 天井面に取付けられた上部取付体と;
前記天井面側から電源を供給するための電源供給手段が接続されると共に照明器具本体を取付ける照明器具取付部が設けられている下部取付体と;
前記上部取付体と前記下部取付体とを連結すると共に前記下部取付体の回動を抑える方向に前記下部取付体をガイドしつつ連結間隔の中で伸縮自在なガイド機構と;
前記上部取付体と前記下部取付体とを連結し、前記下部取付体とこの下部取付体の照明器具取付部に取り付ける照明器具本体を含む重量を支えるには満たない力で前記下部取付体を前記上部取付体へ引き上げる方向に付勢する機械的付勢機構と;
前記照明器具本体を前記上部取付体の位置まで押し上げたときに前記下部取付体を前記上部取付体に係止する係止機構と;
を具備したことを特徴とする照明器具昇降装置。 - 引掛シーリングに取付けられた上部取付体と;
前記引掛シーリングから電源を供給するための電源供給手段が接続されると共に、照明器具本体を取付ける照明器具取付部が設けられている下部取付体と;
前記上部取付体と前記下部取付体とを連結すると共に前記下部取付体の回動を抑える方向に前記下部取付体をガイドしつつ連結間隔の中で伸縮自在なガイド機構と;
前記上部取付体と前記下部取付体とを連結し、前記下部取付体とこの下部取付体の照明器具取付部に取り付けた照明器具本体を含む重量を支えるには満たない力で前記下部取付体を前記上部取付体へ引き上げる方向に付勢する機械的付勢機構と;
前記照明器具本体を前記上部取付体の位置まで押し上げたときに前記下部取付体を前記上部取付体に係止する係止機構と;
を具備したことを特徴とする照明器具昇降装置。 - 降下した照明器具本体を、水平方向以外の角度で定位させる手段を具備したことを特徴とする請求項1、2いずれか記載の照明器具昇降装置。
- 請求項1ないし3いずれか1記載の照明器具昇降装置と;
下部取付体の照明器具取付部に機械的に接続されたシャーシ、及び下部取付体と電気的に接続されランプを点灯する点灯装置が設けられる照明器具本体と;
を具備したことを特徴とする照明装置。
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-
2002
- 2002-11-19 JP JP2002335639A patent/JP2004171900A/ja not_active Withdrawn
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