JP2001063998A - 高所設置物設置装置 - Google Patents
高所設置物設置装置Info
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- E04B—GENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
- E04B9/00—Ceilings; Construction of ceilings, e.g. false ceilings; Ceiling construction with regard to insulation
- E04B9/006—Ceilings; Construction of ceilings, e.g. false ceilings; Ceiling construction with regard to insulation with means for hanging lighting fixtures or other appliances to the framework of the ceiling
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- E04B—GENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
- E04B9/00—Ceilings; Construction of ceilings, e.g. false ceilings; Ceiling construction with regard to insulation
- E04B9/18—Means for suspending the supporting construction
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F21—LIGHTING
- F21V—FUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS THEREOF; STRUCTURAL COMBINATIONS OF LIGHTING DEVICES WITH OTHER ARTICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F21V21/00—Supporting, suspending, or attaching arrangements for lighting devices; Hand grips
- F21V21/14—Adjustable mountings
- F21V21/15—Adjustable mountings specially adapted for power operation, e.g. by remote control
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F21—LIGHTING
- F21V—FUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS THEREOF; STRUCTURAL COMBINATIONS OF LIGHTING DEVICES WITH OTHER ARTICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F21V21/00—Supporting, suspending, or attaching arrangements for lighting devices; Hand grips
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 傾斜面に対して好適に高所設置物を設置する
ことを可能とする高所設置物設置装置および高所設置物
設置方法を提供する。 【解決手段】 高所設置物40を高所の傾斜面51に設
置するための高所設置物設置装置1である。傾斜面51
よりも上方に固定される上部固定部2を備える。傾斜面
51に形成された開口部51aを介して、上部固定部2
に対し上昇可能に吊り下げ支持され、かつ、高所設置物
40を回動可能に吊り下げ支持した装置本体3を備え
る。高所設置物40に固定され、装置本体3の上昇動作
により傾斜面51のうち開口部51aの周囲に係合する
ことで、該傾斜面51の傾斜に沿うように、装置本体3
に対し高所設置物40を伴って回動する係合部材30を
備える。装置本体3は、上昇動作用の駆動手段23,2
5を有する。装置本体3は、上部固定部2に対し昇降可
能である。
ことを可能とする高所設置物設置装置および高所設置物
設置方法を提供する。 【解決手段】 高所設置物40を高所の傾斜面51に設
置するための高所設置物設置装置1である。傾斜面51
よりも上方に固定される上部固定部2を備える。傾斜面
51に形成された開口部51aを介して、上部固定部2
に対し上昇可能に吊り下げ支持され、かつ、高所設置物
40を回動可能に吊り下げ支持した装置本体3を備え
る。高所設置物40に固定され、装置本体3の上昇動作
により傾斜面51のうち開口部51aの周囲に係合する
ことで、該傾斜面51の傾斜に沿うように、装置本体3
に対し高所設置物40を伴って回動する係合部材30を
備える。装置本体3は、上昇動作用の駆動手段23,2
5を有する。装置本体3は、上部固定部2に対し昇降可
能である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高所設置物用の高
所設置物設置装置および高所設置物設置方法に関するも
のである。
所設置物設置装置および高所設置物設置方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば、天井取付の照明器具等、高所に
物体を設置する際、若しくは、そのような高所設置物の
メンテナンス作業の際においては、足場を組んで作業を
行う等が一般的であった。しかしながら、以上の従来の
方法では、足場を組んだりする必要があるため、手間が
かかるといった問題があった。このような問題を解決す
るためのものとして、例えば、特開平10−25899
2に開示されるような昇降装置がある。この昇降装置
は、上部フレーム等の高所固定部と、この高所固定部に
対し、例えば、ワイヤケーブルを介する等により昇降自
在に吊り下げ支持され、電動モータ等による昇降動作用
の動力源を搭載し、かつ、高所に設置される照明器具等
の高所設置物を取り付けて支持する、例えば、昇降フレ
ーム内に昇降動作用の機器を内蔵してなる昇降装置本体
部とを備えてなるものである。この昇降装置によれば、
高所固定部を高所に固定するとともに、地上等の低所に
おいて、昇降装置本体部に高所設置物を取り付けた後、
動力源によりワイヤケーブルを巻き取るなどにより昇降
装置本体部を上昇させるだけで、高所設置物を高所に設
置することができるので、高所設置作業が簡素なものと
なる。
物体を設置する際、若しくは、そのような高所設置物の
メンテナンス作業の際においては、足場を組んで作業を
行う等が一般的であった。しかしながら、以上の従来の
方法では、足場を組んだりする必要があるため、手間が
かかるといった問題があった。このような問題を解決す
るためのものとして、例えば、特開平10−25899
2に開示されるような昇降装置がある。この昇降装置
は、上部フレーム等の高所固定部と、この高所固定部に
対し、例えば、ワイヤケーブルを介する等により昇降自
在に吊り下げ支持され、電動モータ等による昇降動作用
の動力源を搭載し、かつ、高所に設置される照明器具等
の高所設置物を取り付けて支持する、例えば、昇降フレ
ーム内に昇降動作用の機器を内蔵してなる昇降装置本体
部とを備えてなるものである。この昇降装置によれば、
高所固定部を高所に固定するとともに、地上等の低所に
おいて、昇降装置本体部に高所設置物を取り付けた後、
動力源によりワイヤケーブルを巻き取るなどにより昇降
装置本体部を上昇させるだけで、高所設置物を高所に設
置することができるので、高所設置作業が簡素なものと
なる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高所設置物
が設置される部分は、水平であるとは限らず、例えば、
傾斜した天井面に高所設置物を取付ける必要がある場合
がある。しかしながら従来は、このような傾斜面に対し
て、好適に高所設置物を取付けるための高所設置物設置
装置がなかった。
が設置される部分は、水平であるとは限らず、例えば、
傾斜した天井面に高所設置物を取付ける必要がある場合
がある。しかしながら従来は、このような傾斜面に対し
て、好適に高所設置物を取付けるための高所設置物設置
装置がなかった。
【0004】そこで、本発明の目的は、傾斜面に対して
好適に高所設置物を設置することを可能とする高所設置
物設置装置および高所設置物設置方法を提供することに
ある。
好適に高所設置物を設置することを可能とする高所設置
物設置装置および高所設置物設置方法を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、例えば、図1〜図3に示すよう
に、高所設置物(例えば照明器具40)を高所の傾斜面
(例えば斜め天井51)に設置するための高所設置物設
置装置1であって、傾斜面よりも上方に固定される上部
固定部2と、傾斜面に形成された開口部51aを介し
て、上部固定部に対し上昇可能に吊り下げ支持され、か
つ、高所設置物を回動可能に吊り下げ支持した装置本体
3と、高所設置物に固定され、装置本体の上昇動作によ
り傾斜面のうち開口部の周囲に係合することで、該傾斜
面の傾斜に沿うように、装置本体に対し高所設置物を伴
って回動する係合部材30と、を備えたことを特徴とし
ている。
請求項1記載の発明は、例えば、図1〜図3に示すよう
に、高所設置物(例えば照明器具40)を高所の傾斜面
(例えば斜め天井51)に設置するための高所設置物設
置装置1であって、傾斜面よりも上方に固定される上部
固定部2と、傾斜面に形成された開口部51aを介し
て、上部固定部に対し上昇可能に吊り下げ支持され、か
つ、高所設置物を回動可能に吊り下げ支持した装置本体
3と、高所設置物に固定され、装置本体の上昇動作によ
り傾斜面のうち開口部の周囲に係合することで、該傾斜
面の傾斜に沿うように、装置本体に対し高所設置物を伴
って回動する係合部材30と、を備えたことを特徴とし
ている。
【0006】請求項1記載の発明によれば、傾斜面の上
方に固定される上部固定部と、傾斜面の開口部を介し
て、上部固定部に対し上昇可能に吊り下げ支持され、か
つ、高所設置物を回動可能に吊り下げ支持した装置本体
と、高所設置物に固定され、装置本体の上昇動作により
傾斜面のうち開口部の周囲に係合することで、該傾斜面
の傾斜に沿うように、装置本体に対し回動する係合部材
とを備えているので、開口部が形成された天井などの傾
斜面の、該開口部の上方の梁などに対し上部固定部を固
定するとともに、床などの低所において装置本体に高所
設置物を取り付けてから装置本体を上部固定部に向けて
上昇させることで、高所設置物を傾斜面に設置すること
ができる。この際、装置本体の上昇の過程において、係
合部材の一端が傾斜面のうち開口部の周囲の一端側に係
合したときから係合部材および高所設置物の装置本体に
対する回動が開始され、係合部材の他端が開口部の周囲
の他端側に係合したときに該回動が終了する。そして、
この時点で高所設置物が傾斜面に沿って設置された状態
となる。このように、高所の傾斜面に対する高所設置物
の設置作業を容易に行うことができる。
方に固定される上部固定部と、傾斜面の開口部を介し
て、上部固定部に対し上昇可能に吊り下げ支持され、か
つ、高所設置物を回動可能に吊り下げ支持した装置本体
と、高所設置物に固定され、装置本体の上昇動作により
傾斜面のうち開口部の周囲に係合することで、該傾斜面
の傾斜に沿うように、装置本体に対し回動する係合部材
とを備えているので、開口部が形成された天井などの傾
斜面の、該開口部の上方の梁などに対し上部固定部を固
定するとともに、床などの低所において装置本体に高所
設置物を取り付けてから装置本体を上部固定部に向けて
上昇させることで、高所設置物を傾斜面に設置すること
ができる。この際、装置本体の上昇の過程において、係
合部材の一端が傾斜面のうち開口部の周囲の一端側に係
合したときから係合部材および高所設置物の装置本体に
対する回動が開始され、係合部材の他端が開口部の周囲
の他端側に係合したときに該回動が終了する。そして、
この時点で高所設置物が傾斜面に沿って設置された状態
となる。このように、高所の傾斜面に対する高所設置物
の設置作業を容易に行うことができる。
【0007】ここで、高所の傾斜面とは、例えば、一般
的な天井やドーム型スペース・アリーナ、多目的ホール
等の大空間構造物の天井等、地上等の低所からの高所設
置物の設置作業が不可能であるかまたは容易には行えな
い位置の傾斜面のことをいう。この傾斜面は、平面であ
ってもよいし、湾曲した面であってもよい。この傾斜面
には高所設置物設置装置の内、上部固定部より下部で、
かつ、係合部材よりも上部に位置する装置本体等の部分
が通過可能な開口部が形成されていることとする。そし
て、この開口部を介して、装置本体以下の部分が上部固
定部に対して吊り下げ支持されている。ここで、この吊
り下げ支持は、例えば、ワイヤケーブルなどによりなさ
れている。さらに、このワイヤケーブル等の下端は、例
えば、装置本体に設けられた巻取装置、即ち装置本体の
上昇動作用の駆動手段に接続されており、該巻取装置に
よりワイヤケーブルを巻き取ることにより装置本体が上
部固定部に向けて上昇動作するようになっている。な
お、装置本体を上昇動作させるための駆動手段は、装置
本体に設けられている必然性はなく、例えば、上部固定
部側に設けられていてもよい。傾斜面の上方において上
部固定部が固定される部位としては、例えば、建物の梁
などが挙げられる。
的な天井やドーム型スペース・アリーナ、多目的ホール
等の大空間構造物の天井等、地上等の低所からの高所設
置物の設置作業が不可能であるかまたは容易には行えな
い位置の傾斜面のことをいう。この傾斜面は、平面であ
ってもよいし、湾曲した面であってもよい。この傾斜面
には高所設置物設置装置の内、上部固定部より下部で、
かつ、係合部材よりも上部に位置する装置本体等の部分
が通過可能な開口部が形成されていることとする。そし
て、この開口部を介して、装置本体以下の部分が上部固
定部に対して吊り下げ支持されている。ここで、この吊
り下げ支持は、例えば、ワイヤケーブルなどによりなさ
れている。さらに、このワイヤケーブル等の下端は、例
えば、装置本体に設けられた巻取装置、即ち装置本体の
上昇動作用の駆動手段に接続されており、該巻取装置に
よりワイヤケーブルを巻き取ることにより装置本体が上
部固定部に向けて上昇動作するようになっている。な
お、装置本体を上昇動作させるための駆動手段は、装置
本体に設けられている必然性はなく、例えば、上部固定
部側に設けられていてもよい。傾斜面の上方において上
部固定部が固定される部位としては、例えば、建物の梁
などが挙げられる。
【0008】また、装置本体による高所設置物の吊り下
げ支持は、例えば、長尺な板状の支持部材によりなされ
る。ここで、この支持部材は、例えば、装置本体と係合
部材とを連結するものであるが、装置本体と高所設置物
とを連結するものであってもよい。ここで、装置本体に
対する高所設置物(および係合部材)の回動は、その軸
線が水平方向であることが望ましいが、軸線が垂直方向
に交差する方向であればこれに限らない。係合部材は、
装置本体を上昇させた際に、傾斜面のうち開口部の周囲
の部位に当接して、該係合部材の上昇動作が規制される
ような寸法・形状を有する、例えば板状のものである。
げ支持は、例えば、長尺な板状の支持部材によりなされ
る。ここで、この支持部材は、例えば、装置本体と係合
部材とを連結するものであるが、装置本体と高所設置物
とを連結するものであってもよい。ここで、装置本体に
対する高所設置物(および係合部材)の回動は、その軸
線が水平方向であることが望ましいが、軸線が垂直方向
に交差する方向であればこれに限らない。係合部材は、
装置本体を上昇させた際に、傾斜面のうち開口部の周囲
の部位に当接して、該係合部材の上昇動作が規制される
ような寸法・形状を有する、例えば板状のものである。
【0009】請求項2記載の発明は請求項1記載の高所
設置物設置装置1において、装置本体3は、上昇動作用
の駆動手段(例えば電動モータ23、図示しない減速
機、巻ドラム25等)を有することを特徴としている。
設置物設置装置1において、装置本体3は、上昇動作用
の駆動手段(例えば電動モータ23、図示しない減速
機、巻ドラム25等)を有することを特徴としている。
【0010】請求項2記載の発明によれば、装置本体
は、上昇動作用の駆動手段を有するので、装置本体が有
する駆動手段を駆動させることにより、装置本体の上昇
動作を行うことができる。また、駆動手段を上部固定部
側でなく装置本体側に設けたので、上部固定部を軽量な
ものとすることができ、最初に取付ける必要がある上部
固定部の取付作業を簡易なものとすることができる。
は、上昇動作用の駆動手段を有するので、装置本体が有
する駆動手段を駆動させることにより、装置本体の上昇
動作を行うことができる。また、駆動手段を上部固定部
側でなく装置本体側に設けたので、上部固定部を軽量な
ものとすることができ、最初に取付ける必要がある上部
固定部の取付作業を簡易なものとすることができる。
【0011】ここで、駆動手段は、例えば、電動モータ
であることが挙げられる。さらに、この電動モータの駆
動力の伝達により回動する巻ドラムを備え、この巻ドラ
ムに対するワイヤケーブルの巻き取り動作を行うことに
より、装置本体の上昇動作が行われるようになっている
ことが挙げられる。駆動手段としてはその他に、多段式
のシリンダユニット等が挙げられる。
であることが挙げられる。さらに、この電動モータの駆
動力の伝達により回動する巻ドラムを備え、この巻ドラ
ムに対するワイヤケーブルの巻き取り動作を行うことに
より、装置本体の上昇動作が行われるようになっている
ことが挙げられる。駆動手段としてはその他に、多段式
のシリンダユニット等が挙げられる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の高所設置物設置装置1において、装置本体
3は、上部固定部2に対し昇降可能であることを特徴と
している。
求項2記載の高所設置物設置装置1において、装置本体
3は、上部固定部2に対し昇降可能であることを特徴と
している。
【0013】請求項3記載の発明によれば、装置本体
は、上部固定部に対し昇降可能である、即ち、上昇動作
に加えて、下降動作が可能であるので、必要に応じて装
置本体を下降させて低所に降ろすことにより、高所設置
物や装置本体のメンテナンス作業、さらには高所設置物
の交換作業等を行うことができる。
は、上部固定部に対し昇降可能である、即ち、上昇動作
に加えて、下降動作が可能であるので、必要に応じて装
置本体を下降させて低所に降ろすことにより、高所設置
物や装置本体のメンテナンス作業、さらには高所設置物
の交換作業等を行うことができる。
【0014】ここで、装置本体の下降動作は、例えば駆
動手段として電動モータを適用した場合に、この電動モ
ータを、ブレーキを持たないものとすれば、装置本体の
自重により行うことができる。
動手段として電動モータを適用した場合に、この電動モ
ータを、ブレーキを持たないものとすれば、装置本体の
自重により行うことができる。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項3記載の高
所設置物設置装置1において、装置本体3の昇降動作時
に、高所設置物40を略水平に保つための水平状態保持
手段27,27を備えたことを特徴としている。
所設置物設置装置1において、装置本体3の昇降動作時
に、高所設置物40を略水平に保つための水平状態保持
手段27,27を備えたことを特徴としている。
【0016】請求項4記載の発明によれば、水平状態保
持手段により、装置本体の昇降動作時に高所設置物を略
水平に保つことができる。従って、特に、高所設置物を
傾斜面に沿って傾斜させた状態で、該傾斜面に設置した
状態から、装置本体を下降させて高所設置物を低所に降
ろす際に、傾斜した状態の高所設置物を水平状態に復帰
させて下降させることができる。
持手段により、装置本体の昇降動作時に高所設置物を略
水平に保つことができる。従って、特に、高所設置物を
傾斜面に沿って傾斜させた状態で、該傾斜面に設置した
状態から、装置本体を下降させて高所設置物を低所に降
ろす際に、傾斜した状態の高所設置物を水平状態に復帰
させて下降させることができる。
【0017】水平状態保持手段は、例えば、装置本体か
ら高所設置物を吊り下げ支持する支持部材または装置本
体と、係合部材とに亘って連結された引張型のコイルス
プリング、または、前記係合部材または装置本体と高所
設置物とに亘って連結された引張型のコイルスプリング
であることが挙げられる。水平状態保持手段としては、
他に、ゴム紐や、圧縮形のコイルスプリングなど、様々
な弾性部材を適用することができる。
ら高所設置物を吊り下げ支持する支持部材または装置本
体と、係合部材とに亘って連結された引張型のコイルス
プリング、または、前記係合部材または装置本体と高所
設置物とに亘って連結された引張型のコイルスプリング
であることが挙げられる。水平状態保持手段としては、
他に、ゴム紐や、圧縮形のコイルスプリングなど、様々
な弾性部材を適用することができる。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項1から3の
いずれかに記載の高所設置物設置装置において、装置本
体3に対する高所設置物40および係合部材30の回動
を補助する回動補助手段(例えば引張型のコイルスプリ
ング27)を備えたことを特徴としている。
いずれかに記載の高所設置物設置装置において、装置本
体3に対する高所設置物40および係合部材30の回動
を補助する回動補助手段(例えば引張型のコイルスプリ
ング27)を備えたことを特徴としている。
【0019】請求項5記載の発明によれば、装置本体に
対する高所設置物および係合部材の回動を補助する回動
補助手段を備えたので、装置本体に対する高所設置物お
よび係合部材の回動を好適に行うことができる。
対する高所設置物および係合部材の回動を補助する回動
補助手段を備えたので、装置本体に対する高所設置物お
よび係合部材の回動を好適に行うことができる。
【0020】回動補助手段としては、例えば、装置本体
から高所設置物を吊り下げ支持する支持部材、または、
装置本体と、係合部材とに亘って連結された引張型のコ
イルスプリング、または、前記係合部材または装置本体
と高所設置物とに亘って連結された引張型のコイルスプ
リングであることが挙げられる。回動補助手段として
は、他に、ゴム紐や、圧縮形のコイルスプリングなど、
様々な弾性部材を適用することができる。
から高所設置物を吊り下げ支持する支持部材、または、
装置本体と、係合部材とに亘って連結された引張型のコ
イルスプリング、または、前記係合部材または装置本体
と高所設置物とに亘って連結された引張型のコイルスプ
リングであることが挙げられる。回動補助手段として
は、他に、ゴム紐や、圧縮形のコイルスプリングなど、
様々な弾性部材を適用することができる。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項1から5の
いずれかに記載の高所設置物設置装置において、傾斜面
51に高所設置物40を設置した状態で、装置本体3を
上部固定部2に対し移動不能とすることにより、高所設
置物を傾斜面に対し固定状態とする固定手段(例えば係
合部28および被係合部材11)を備えたことを特徴と
している。
いずれかに記載の高所設置物設置装置において、傾斜面
51に高所設置物40を設置した状態で、装置本体3を
上部固定部2に対し移動不能とすることにより、高所設
置物を傾斜面に対し固定状態とする固定手段(例えば係
合部28および被係合部材11)を備えたことを特徴と
している。
【0022】請求項6記載の発明によれば、傾斜面に高
所設置物を設置した状態で、装置本体を上部固定部に対
し移動不能とすることにより高所設置物を傾斜面に固定
状態とする固定手段を備えたので、傾斜面に高所設置物
を設置した状態に固定することができる。
所設置物を設置した状態で、装置本体を上部固定部に対
し移動不能とすることにより高所設置物を傾斜面に固定
状態とする固定手段を備えたので、傾斜面に高所設置物
を設置した状態に固定することができる。
【0023】固定手段としては、例えば、上部固定部に
対し装置本体を直接的な固定状態とするロック機構が挙
げられる。このロック機構としては、例えば、装置本体
または上部固定部に設けられた係合部を上部固定部また
は装置本体に設けられた被係合部に係合させることによ
り、これら装置本体と上部固定部とを直接的な固定状態
に保持するものが挙げられる。また、固定手段として
は、他に、上部固定部に対し装置本体を固定状態とする
ロック部材と、このロック部材に接続され、常時はロッ
ク部材による固定状態を保持し、所定温度以上の加熱操
作によりロック部材による固定状態を解除動作する形状
記憶合金製のバネ部材とを備えたものが挙げられる。こ
の場合、形状記憶合金製のバネ部材としては、コイル状
の圧縮バネが挙げられるが、コイル状の引張コイルバネ
でも良く、他の任意形状のバネでも良い。また、加熱操
作としては、通電により発熱するコイル状の電熱体が挙
げられるが、他の加熱手段を用いても良い。さらに、こ
の加熱操作は、無線により床などの低所から行うことが
挙げられる。また、上部固定部が固定される位置と、高
所設置物が設置される位置の距離が長いような場合に
は、装置本体と上部固定部とを直接的な連結状態にして
保持することが困難である可能性がある。この場合に
は、例えば、高所設置物を所定位置に設置した状態で、
巻ドラムからのワイヤケーブルの繰り出しを規制する機
構を備える等により、傾斜面に高所設置物を設置した状
態で、装置本体を上部固定部に対し移動不能とすること
ができる。
対し装置本体を直接的な固定状態とするロック機構が挙
げられる。このロック機構としては、例えば、装置本体
または上部固定部に設けられた係合部を上部固定部また
は装置本体に設けられた被係合部に係合させることによ
り、これら装置本体と上部固定部とを直接的な固定状態
に保持するものが挙げられる。また、固定手段として
は、他に、上部固定部に対し装置本体を固定状態とする
ロック部材と、このロック部材に接続され、常時はロッ
ク部材による固定状態を保持し、所定温度以上の加熱操
作によりロック部材による固定状態を解除動作する形状
記憶合金製のバネ部材とを備えたものが挙げられる。こ
の場合、形状記憶合金製のバネ部材としては、コイル状
の圧縮バネが挙げられるが、コイル状の引張コイルバネ
でも良く、他の任意形状のバネでも良い。また、加熱操
作としては、通電により発熱するコイル状の電熱体が挙
げられるが、他の加熱手段を用いても良い。さらに、こ
の加熱操作は、無線により床などの低所から行うことが
挙げられる。また、上部固定部が固定される位置と、高
所設置物が設置される位置の距離が長いような場合に
は、装置本体と上部固定部とを直接的な連結状態にして
保持することが困難である可能性がある。この場合に
は、例えば、高所設置物を所定位置に設置した状態で、
巻ドラムからのワイヤケーブルの繰り出しを規制する機
構を備える等により、傾斜面に高所設置物を設置した状
態で、装置本体を上部固定部に対し移動不能とすること
ができる。
【0024】請求項7記載の発明は、請求項1から6の
いずれかに記載の高所設置物設置装置において、高所設
置物は、照明器具40、音響機器、警報機、センサー、
天井吊り器具、家具、空調機のいずれかであることを特
徴としている。
いずれかに記載の高所設置物設置装置において、高所設
置物は、照明器具40、音響機器、警報機、センサー、
天井吊り器具、家具、空調機のいずれかであることを特
徴としている。
【0025】請求項7記載の発明によれば、高所設置物
は、照明器具、音響機器、警報機、センサー、天井吊り
器具、家具、空調機のいずれかであるので、照明器具、
音響機器、警報機、センサー、天井吊り器具、家具、空
調機の高所の傾斜面への設置作業を容易に行うことがで
きる。
は、照明器具、音響機器、警報機、センサー、天井吊り
器具、家具、空調機のいずれかであるので、照明器具、
音響機器、警報機、センサー、天井吊り器具、家具、空
調機の高所の傾斜面への設置作業を容易に行うことがで
きる。
【0026】請求項8記載の発明は、請求項1から7の
いずれかに記載の高所設置物設置装置1を用いて、高所
の傾斜面51に高所設置物40を設置する高所設置物設
置方法であって、先ず、上部固定部2を、傾斜面よりも
上方において固定するとともに、装置本体3を、傾斜面
に形成された開口部51aを介して上部固定部に対し吊
り下げ支持された状態にし、次いで、係合部材30が傾
斜面のうち開口部の周囲に係合することにより、該係合
部材と一体的に高所設置物が該傾斜面の傾斜に沿うよう
に装置本体に対し回動するまで、装置本体を上昇させる
ことにより、高所設置物を傾斜面に設置することを特徴
としている。
いずれかに記載の高所設置物設置装置1を用いて、高所
の傾斜面51に高所設置物40を設置する高所設置物設
置方法であって、先ず、上部固定部2を、傾斜面よりも
上方において固定するとともに、装置本体3を、傾斜面
に形成された開口部51aを介して上部固定部に対し吊
り下げ支持された状態にし、次いで、係合部材30が傾
斜面のうち開口部の周囲に係合することにより、該係合
部材と一体的に高所設置物が該傾斜面の傾斜に沿うよう
に装置本体に対し回動するまで、装置本体を上昇させる
ことにより、高所設置物を傾斜面に設置することを特徴
としている。
【0027】請求項8記載の発明によれば、先ず、高所
設置物設置装置の上部固定部を、傾斜面よりも上方にお
いて固定するとともに、装置本体を、傾斜面に形成され
た開口部を介して上部固定部に対し吊り下げ支持された
状態にし、次いで、係合部材が傾斜面のうち開口部の周
囲に係合することにより、該係合部材と一体的に高所設
置物が該傾斜面の傾斜に沿うように装置本体に対し回動
するまで、装置本体を上昇させることにより、高所設置
物を傾斜面に設置することができる。この際、装置本体
の上昇の過程において、係合部材の一端が傾斜面のうち
開口部の周囲の一端側に係合したときから係合部材およ
び高所設置物の装置本体に対する回動が開始され、係合
部材の他端が開口部の周囲の他端側に係合したときに該
回動が終了する。そして、この時点で高所設置物が傾斜
面に沿って設置された状態となる。このように、高所の
傾斜面に対する高所設置物の設置作業を容易に行うこと
ができる。
設置物設置装置の上部固定部を、傾斜面よりも上方にお
いて固定するとともに、装置本体を、傾斜面に形成され
た開口部を介して上部固定部に対し吊り下げ支持された
状態にし、次いで、係合部材が傾斜面のうち開口部の周
囲に係合することにより、該係合部材と一体的に高所設
置物が該傾斜面の傾斜に沿うように装置本体に対し回動
するまで、装置本体を上昇させることにより、高所設置
物を傾斜面に設置することができる。この際、装置本体
の上昇の過程において、係合部材の一端が傾斜面のうち
開口部の周囲の一端側に係合したときから係合部材およ
び高所設置物の装置本体に対する回動が開始され、係合
部材の他端が開口部の周囲の他端側に係合したときに該
回動が終了する。そして、この時点で高所設置物が傾斜
面に沿って設置された状態となる。このように、高所の
傾斜面に対する高所設置物の設置作業を容易に行うこと
ができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る実施の形態例を説明する。先ず、図1〜図3に示すよ
うに、本発明に係る高所設置物設置装置1は、高所設置
物40が設置される傾斜面51よりも上方の、例えば建
物の梁50等に対して固定される上部固定部2と、この
上部固定部2に対し、例えばワイヤケーブル15等によ
り吊り下げ支持された装置本体3とに大きく分かれた概
略構成となっている。
る実施の形態例を説明する。先ず、図1〜図3に示すよ
うに、本発明に係る高所設置物設置装置1は、高所設置
物40が設置される傾斜面51よりも上方の、例えば建
物の梁50等に対して固定される上部固定部2と、この
上部固定部2に対し、例えばワイヤケーブル15等によ
り吊り下げ支持された装置本体3とに大きく分かれた概
略構成となっている。
【0029】このうち、上部固定部2は、その上部に棒
状の支持部材5を有しており、該支持部材5の上端は斜
め天井51より上方の梁50に固定されている。この支
持部材5には、ブラケット6を介して上板7が固定され
ている。この上板7は、例えば、図4に示すように円板
状のものである。また、この上板7の下面の、直径方向
に離間した周縁部には、一対の側壁が該下面から垂下す
るようにして側壁8,8が固定されている。これら側壁
8は、例えば、鋼板を折り曲げて形成した平断面形状が
L字状のものであり、装置本体3が上昇する際に、該装
置本体3をガイドする機能を有する。
状の支持部材5を有しており、該支持部材5の上端は斜
め天井51より上方の梁50に固定されている。この支
持部材5には、ブラケット6を介して上板7が固定され
ている。この上板7は、例えば、図4に示すように円板
状のものである。また、この上板7の下面の、直径方向
に離間した周縁部には、一対の側壁が該下面から垂下す
るようにして側壁8,8が固定されている。これら側壁
8は、例えば、鋼板を折り曲げて形成した平断面形状が
L字状のものであり、装置本体3が上昇する際に、該装
置本体3をガイドする機能を有する。
【0030】他方、装置本体3は、例えば略直方体形状
の筐体20を有している。この筐体20の下面を構成す
る下板22の上面には、装置本体3を上昇動作させるた
めの駆動手段たる電動モータ23、減速機を介するなど
してこの電動モータ23の回動軸と連結された、ワイヤ
ケーブル15を巻き取る巻ドラム25、ワイヤケーブル
15の一端が固定されるワイヤケーブル固定部62(図
5参照)が、それぞれ固定されている。
の筐体20を有している。この筐体20の下面を構成す
る下板22の上面には、装置本体3を上昇動作させるた
めの駆動手段たる電動モータ23、減速機を介するなど
してこの電動モータ23の回動軸と連結された、ワイヤ
ケーブル15を巻き取る巻ドラム25、ワイヤケーブル
15の一端が固定されるワイヤケーブル固定部62(図
5参照)が、それぞれ固定されている。
【0031】ここで、ワイヤケーブル15の経路につい
て説明する。先ず、図5および図6に示すように、上部
固定部2の上板7には、ワイヤケーブル15が係合する
プーリ61,61を回動自在に支持したブラケット6
0,60が固定されている。また、装置本体3の筐体2
0の内部には、ワイヤケーブル15が係合するプーリ6
3,64、プーリ66,67および、ワイヤケーブル1
5が巻ドラム25に対し好適に整列巻きされるように、
たいこ型の外周部(図7参照)によりワイヤケーブル1
5の経路を誘導する誘導部材65が配設されている。ワ
イヤケーブル15は、その一端がワイヤケーブル固定部
62に固定されており、プーリ63,64、プーリ6
1,61、プーリ66,67、誘導部材65にそれぞれ
係合して他端が巻ドラム25に固定されている。筐体2
0の上面には、ワイヤケーブル15を挿通する図示しな
い2つの挿通孔が形成されており、プーリ63,64と
図5の右側のプーリ61との間において、ワイヤケーブ
ル15は一方の挿通孔に通されている。また、図5の左
側のプーリ61とプーリ66,67と間において、ワイ
ヤケーブル15は他方の挿通孔に通されている。即ち、
ワイヤケーブル15は、その一端が装置本体3のワイヤ
ケーブル固定部62に固定され、プーリ61,61によ
り上部固定部2においてループされ、装置本体3の巻ド
ラム25に他端が固定されている。
て説明する。先ず、図5および図6に示すように、上部
固定部2の上板7には、ワイヤケーブル15が係合する
プーリ61,61を回動自在に支持したブラケット6
0,60が固定されている。また、装置本体3の筐体2
0の内部には、ワイヤケーブル15が係合するプーリ6
3,64、プーリ66,67および、ワイヤケーブル1
5が巻ドラム25に対し好適に整列巻きされるように、
たいこ型の外周部(図7参照)によりワイヤケーブル1
5の経路を誘導する誘導部材65が配設されている。ワ
イヤケーブル15は、その一端がワイヤケーブル固定部
62に固定されており、プーリ63,64、プーリ6
1,61、プーリ66,67、誘導部材65にそれぞれ
係合して他端が巻ドラム25に固定されている。筐体2
0の上面には、ワイヤケーブル15を挿通する図示しな
い2つの挿通孔が形成されており、プーリ63,64と
図5の右側のプーリ61との間において、ワイヤケーブ
ル15は一方の挿通孔に通されている。また、図5の左
側のプーリ61とプーリ66,67と間において、ワイ
ヤケーブル15は他方の挿通孔に通されている。即ち、
ワイヤケーブル15は、その一端が装置本体3のワイヤ
ケーブル固定部62に固定され、プーリ61,61によ
り上部固定部2においてループされ、装置本体3の巻ド
ラム25に他端が固定されている。
【0032】ワイヤケーブル15がこのように配設され
ているため、電動モータ23を駆動させることにより巻
ドラム25が回動してワイヤケーブル15の巻き取り動
作を行うようになっており、この巻き取り動作により、
装置本体3が水平に保たれた状態で上部固定部2に向け
て上昇するようになっている。電動モータ23の駆動
は、装置本体3に設けられた巻き上げスイッチ80をO
Nにすることにより開始されるようになっている。ま
た、装置本体には、図示しないリミッターが設けられて
おり、後述する設置作業により照明器具40が天井51
に沿って配設された時点で、巻き上げスイッチ80をO
FFにすることなく電動モータ23の駆動が停止される
ようになっている。これにより、巻ドラム25によるワ
イヤケーブル15の巻き取り動作が停止されて、装置本
体3の上昇動作が停止するようになっている。
ているため、電動モータ23を駆動させることにより巻
ドラム25が回動してワイヤケーブル15の巻き取り動
作を行うようになっており、この巻き取り動作により、
装置本体3が水平に保たれた状態で上部固定部2に向け
て上昇するようになっている。電動モータ23の駆動
は、装置本体3に設けられた巻き上げスイッチ80をO
Nにすることにより開始されるようになっている。ま
た、装置本体には、図示しないリミッターが設けられて
おり、後述する設置作業により照明器具40が天井51
に沿って配設された時点で、巻き上げスイッチ80をO
FFにすることなく電動モータ23の駆動が停止される
ようになっている。これにより、巻ドラム25によるワ
イヤケーブル15の巻き取り動作が停止されて、装置本
体3の上昇動作が停止するようになっている。
【0033】なお、電動モータ23は、一方向回転型で
ブレーキを持たないものであり、装置本体3の上昇状態
で、かつ、電動モータ23の駆動解除状態において、後
述するレバー10の先端を下方に引っ張ることにより装
置本体3の後述する係合部28の、上部固定部2の後述
する被係合部13に対する係合状態が解除され、装置本
体3以下の自重により図示しない減速機の抵抗を介して
電動モータ23が逆回転して、装置本体3がゆっくりと
下降動作するようになっている。
ブレーキを持たないものであり、装置本体3の上昇状態
で、かつ、電動モータ23の駆動解除状態において、後
述するレバー10の先端を下方に引っ張ることにより装
置本体3の後述する係合部28の、上部固定部2の後述
する被係合部13に対する係合状態が解除され、装置本
体3以下の自重により図示しない減速機の抵抗を介して
電動モータ23が逆回転して、装置本体3がゆっくりと
下降動作するようになっている。
【0034】また、上部固定部2には、電極76,76
が、装置本体3には電極75,75がそれぞれ設けられ
ており。これら電極76,76と電極75,75とは接
離可能なものである。装置本体3が上部固定部2に対し
て固定状態となることにより、電極76,76と電極7
5,75とが導通状態となり、配線90(図7参照)を
介して照明器具40への電力供給が開始されるようにな
っている。なお、電極76,76に対しては、図示しな
い配線などにより電力供給された状態となっている。さ
らに、電動モータ23への駆動電力供給のため、装置本
体3には、図示しない(充電式等の)バッテリーが設け
られるか、または、装置本体3へと電力供給用の配線が
導入されている。
が、装置本体3には電極75,75がそれぞれ設けられ
ており。これら電極76,76と電極75,75とは接
離可能なものである。装置本体3が上部固定部2に対し
て固定状態となることにより、電極76,76と電極7
5,75とが導通状態となり、配線90(図7参照)を
介して照明器具40への電力供給が開始されるようにな
っている。なお、電極76,76に対しては、図示しな
い配線などにより電力供給された状態となっている。さ
らに、電動モータ23への駆動電力供給のため、装置本
体3には、図示しない(充電式等の)バッテリーが設け
られるか、または、装置本体3へと電力供給用の配線が
導入されている。
【0035】次ぎに、装置本体3を上部固定部2に対し
ロック状態とするロック機構(固定手段)について詳述
する。先ず、上部固定部2は、装置本体3の後述する係
合部(固定手段)28,28が係合することで、装置本
体3を上部固定部2に対して固定状態とするための被係
合部(固定手段)13,13を有している。また、上部
固定部2には、連結具を介して解除レバー10と連結さ
れ、この解除レバー10をさげることにより揺動され、
この揺動により被係合部13,13を開動作させるため
の揺動部材11を有している。他方、図12に示すよう
に、装置本体3の筐体20の上面には、係合部28,2
8が、各々の先端が該上面から外方に向けて水平方向に
突出するようにして対向配置されている。
ロック状態とするロック機構(固定手段)について詳述
する。先ず、上部固定部2は、装置本体3の後述する係
合部(固定手段)28,28が係合することで、装置本
体3を上部固定部2に対して固定状態とするための被係
合部(固定手段)13,13を有している。また、上部
固定部2には、連結具を介して解除レバー10と連結さ
れ、この解除レバー10をさげることにより揺動され、
この揺動により被係合部13,13を開動作させるため
の揺動部材11を有している。他方、図12に示すよう
に、装置本体3の筐体20の上面には、係合部28,2
8が、各々の先端が該上面から外方に向けて水平方向に
突出するようにして対向配置されている。
【0036】図8ないし図14に示すように、被係合部
13,13は、上部固定部2において対向配置されてお
り、それぞれ軸13c,13cにより上板7に対して揺
動自在に支持されている。これら被係合部13,13
は、係合部28,28の先端が嵌入される係合孔13
d,13d(図11等参照)と、係合部28,28の先
端の傾斜部28a,28aをガイドするガイド部13
b,13bと、揺動部材11により挟持される被挟持部
13a,13aを有している。
13,13は、上部固定部2において対向配置されてお
り、それぞれ軸13c,13cにより上板7に対して揺
動自在に支持されている。これら被係合部13,13
は、係合部28,28の先端が嵌入される係合孔13
d,13d(図11等参照)と、係合部28,28の先
端の傾斜部28a,28aをガイドするガイド部13
b,13bと、揺動部材11により挟持される被挟持部
13a,13aを有している。
【0037】揺動部材11は、揺動部材本体11aと、
この揺動部材本体11aから枝分かれするようにして設
けられ、該揺動部材本体11aとの協働により被係合部
13,13の被挟持部13a,13aを挟持した挟持部
11bと、揺動部材11の揺動の支点となる支点11c
とを有している。
この揺動部材本体11aから枝分かれするようにして設
けられ、該揺動部材本体11aとの協働により被係合部
13,13の被挟持部13a,13aを挟持した挟持部
11bと、揺動部材11の揺動の支点となる支点11c
とを有している。
【0038】また、揺動部材11の一端は、連結具を介
して解除レバー10と連結されており、該レバー10の
先端には該先端から垂下する紐12が取付けられてい
る。さらに、揺動部材11のうち、前記連結具と上板7
との間の部分には、圧縮型のコイルスプリング11dな
どの付勢手段が外挿されており、このコイルスプリング
11dの付勢力により揺動部材11は、解除レバー10
を下げない状態では、図11等に実線で示される状態に
維持されている。よって、上記のように、被係合部1
3,13の被挟持部13a,13aは、揺動部材本体1
1aと挟持部11bとにより挟持されているので、解除
レバー10を下げない状態では、被係合部13,13は
図10に実線で示される状態に維持されている。逆に、
紐12を下に引っ張ることにより解除レバー10を下げ
ると、コイルスプリング11dの付勢力に抗して支点1
1cを支点として揺動部材11が下方向に揺動され、こ
れに連動して、被係合部13,13の被挟持部13a,
13aが強制的に下方向に移動され、これにより被係合
部13,13が互いに離間する方向に軸13c,13c
の軸周りに揺動する(図10の仮想線の状態)。また、
解除レバー10の下方向への動作を解除すると、揺動部
材本体11aと挟持部11bとにより挟持された被挟持
部13a,13aは、再び、揺動部材11の上方向への
揺動に連動して、強制的に上昇動作され、被係合部1
3,13が図10に実線で示される状態に復帰する。
して解除レバー10と連結されており、該レバー10の
先端には該先端から垂下する紐12が取付けられてい
る。さらに、揺動部材11のうち、前記連結具と上板7
との間の部分には、圧縮型のコイルスプリング11dな
どの付勢手段が外挿されており、このコイルスプリング
11dの付勢力により揺動部材11は、解除レバー10
を下げない状態では、図11等に実線で示される状態に
維持されている。よって、上記のように、被係合部1
3,13の被挟持部13a,13aは、揺動部材本体1
1aと挟持部11bとにより挟持されているので、解除
レバー10を下げない状態では、被係合部13,13は
図10に実線で示される状態に維持されている。逆に、
紐12を下に引っ張ることにより解除レバー10を下げ
ると、コイルスプリング11dの付勢力に抗して支点1
1cを支点として揺動部材11が下方向に揺動され、こ
れに連動して、被係合部13,13の被挟持部13a,
13aが強制的に下方向に移動され、これにより被係合
部13,13が互いに離間する方向に軸13c,13c
の軸周りに揺動する(図10の仮想線の状態)。また、
解除レバー10の下方向への動作を解除すると、揺動部
材本体11aと挟持部11bとにより挟持された被挟持
部13a,13aは、再び、揺動部材11の上方向への
揺動に連動して、強制的に上昇動作され、被係合部1
3,13が図10に実線で示される状態に復帰する。
【0039】つまり、被係合部13,13は、揺動部材
11を介して、互いに近づく方向にコイルスプリング1
1dにより付勢されており、被係合部13,13の係合
孔13d,13dに装置本体3の係合部28の先端部を
係合させた状態では、被係合部13,13を互いに離間
させる開動作を行わない限り、係合状態が解除されない
ようになっている。逆に、揺動部材11を下方向に揺動
させることにより、被係合部13,13が開動作し、上
部固定部2に対する装置本体3の固定状態が解除される
ようになっている。
11を介して、互いに近づく方向にコイルスプリング1
1dにより付勢されており、被係合部13,13の係合
孔13d,13dに装置本体3の係合部28の先端部を
係合させた状態では、被係合部13,13を互いに離間
させる開動作を行わない限り、係合状態が解除されない
ようになっている。逆に、揺動部材11を下方向に揺動
させることにより、被係合部13,13が開動作し、上
部固定部2に対する装置本体3の固定状態が解除される
ようになっている。
【0040】また、被係合部13,13に対する係合部
28,28の係合状態は、装置本体3の上昇動作により
実現される。即ち、装置本体3が上昇することにより係
合部28が被係合部13,13の間隔に押し入ると、被
係合部13,13がコイルスプリング11dの付勢力に
抗して開動作され、なおも装置本体3が上昇することで
被係合部13,13がコイルスプリング11dの付勢力
に従って閉動作して係合部28が被係合部13,13に
対して係合状態となる。これにより、装置本体3が上部
固定部2に対して固定状態となるようになっている。
28,28の係合状態は、装置本体3の上昇動作により
実現される。即ち、装置本体3が上昇することにより係
合部28が被係合部13,13の間隔に押し入ると、被
係合部13,13がコイルスプリング11dの付勢力に
抗して開動作され、なおも装置本体3が上昇することで
被係合部13,13がコイルスプリング11dの付勢力
に従って閉動作して係合部28が被係合部13,13に
対して係合状態となる。これにより、装置本体3が上部
固定部2に対して固定状態となるようになっている。
【0041】このとき、被挟持部13a,13aが揺動
部材本体11aと挟持部11bとにより挟持されている
ため、被係合部13,13の開動作および閉動作は、必
ず強制的に連動して行われるようになっており、片側だ
けが動くということがないようになっている。従って、
両被係合部13,13に対する両係合部28,28の係
合状態および係合状態の解除は、必ず連動するようにな
っており、片側だけが係合状態になってしまうといった
問題がないようになっている。
部材本体11aと挟持部11bとにより挟持されている
ため、被係合部13,13の開動作および閉動作は、必
ず強制的に連動して行われるようになっており、片側だ
けが動くということがないようになっている。従って、
両被係合部13,13に対する両係合部28,28の係
合状態および係合状態の解除は、必ず連動するようにな
っており、片側だけが係合状態になってしまうといった
問題がないようになっている。
【0042】また、係合部28,28の先端は、外側に
向けて下る傾斜部28a,28aとなっている一方で、
被係合部13,13の下部は、この傾斜部28a,28
aに沿うように形成されて、該傾斜部28a,28aを
ガイドするガイド部13b,13bとなっているので、
装置本体3の上昇動作により被係合部13,13に対し
て係合部28,28が係合状態となる際に、被係合部1
3,13の開動作が円滑に行われるようになっている。
向けて下る傾斜部28a,28aとなっている一方で、
被係合部13,13の下部は、この傾斜部28a,28
aに沿うように形成されて、該傾斜部28a,28aを
ガイドするガイド部13b,13bとなっているので、
装置本体3の上昇動作により被係合部13,13に対し
て係合部28,28が係合状態となる際に、被係合部1
3,13の開動作が円滑に行われるようになっている。
【0043】さらに、図5、図12〜図14に示すよう
に、装置本体3の筐体20の側面部には、被ガイド部7
0,…が取付けられている。これら被ガイド部70,…
の上部は、外側に向けて下る傾斜部70a,…となって
いる。他方、上部固定部2の側壁8,8の下部は、これ
ら傾斜部70a,…に沿うように外方に向けて折り曲げ
られている。従って、装置本体3が上昇した際に、被ガ
イド部70,…を介して筐体20が側壁8,8の下部に
よりガイドされて、筐体20が円滑に側壁8,8内に収
容されるようになっている。
に、装置本体3の筐体20の側面部には、被ガイド部7
0,…が取付けられている。これら被ガイド部70,…
の上部は、外側に向けて下る傾斜部70a,…となって
いる。他方、上部固定部2の側壁8,8の下部は、これ
ら傾斜部70a,…に沿うように外方に向けて折り曲げ
られている。従って、装置本体3が上昇した際に、被ガ
イド部70,…を介して筐体20が側壁8,8の下部に
よりガイドされて、筐体20が円滑に側壁8,8内に収
容されるようになっている。
【0044】また、装置本体3の下板22の図1等の手
前側と奥側の両端部には、該下板22から下方に垂下す
るように、支持部材24,24がそれぞれ固定されてお
り、該支持部材24の下端には該支持部材24に対して
回動可能に、本発明に係る係合部材30が取付けられて
いる。ここで、支持部材24に対する係合部材30の回
動方向は、その軸線が水平方向となるようなものが望ま
しいが、その他でも軸線が垂直方向と交差する方向であ
ればよい。この係合部材30は、装置本体3を上昇させ
た際に、傾斜面51のうち開口部51aの周囲の部位に
当接して、該係合部材30の上昇動作が規制されるよう
な寸法・形状を有する、例えば板状のものである。係合
部材30の中央には開口部が形成されており、係合部材
30には、照明器具(高所設置物)40が、その照明部
40aが開口部から下方に突出するようにして固定され
ている。従って、係合部材30と照明器具40とは一体
となって装置本体3に対して垂直方向に回動可能となっ
ている(即ち、装置本体3は、照明器具40を垂直方向
に回動可能に吊り下げ支持している)
前側と奥側の両端部には、該下板22から下方に垂下す
るように、支持部材24,24がそれぞれ固定されてお
り、該支持部材24の下端には該支持部材24に対して
回動可能に、本発明に係る係合部材30が取付けられて
いる。ここで、支持部材24に対する係合部材30の回
動方向は、その軸線が水平方向となるようなものが望ま
しいが、その他でも軸線が垂直方向と交差する方向であ
ればよい。この係合部材30は、装置本体3を上昇させ
た際に、傾斜面51のうち開口部51aの周囲の部位に
当接して、該係合部材30の上昇動作が規制されるよう
な寸法・形状を有する、例えば板状のものである。係合
部材30の中央には開口部が形成されており、係合部材
30には、照明器具(高所設置物)40が、その照明部
40aが開口部から下方に突出するようにして固定され
ている。従って、係合部材30と照明器具40とは一体
となって装置本体3に対して垂直方向に回動可能となっ
ている(即ち、装置本体3は、照明器具40を垂直方向
に回動可能に吊り下げ支持している)
【0045】さらに、係合部材30の上面にはコイルス
プリング27,27の一端が固定された固定部材27a
が固定されており、この固定部材27aから支持部材2
4にかけて、引張型のコイルスプリング27,27が所
定の張力に保たれた状態で掛け渡されている。図示は省
略するが、図1等の奥側にも、これらコイルスプリング
27,27および固定部材27aと前後対称に同様のコ
イルスプリング27,27および固定部材27aが設け
られていることとする。これらコイルスプリング27,
27の付勢力により、係合部材30が斜め天井51に接
していない状態では、係合部材30および照明器具40
が水平状態に保持されるようになっている。即ち、コイ
ルスプリング27,27は、水平状態保持手段である。
また、コイルスプリング27,27の付勢力により、装
置本体3の上昇により係合部材30が斜め天井51に当
接して該係合部材30および照明器具40が回動する回
動動作が、小さい力が作用するだけで行われるようにな
っている。即ち、コイルスプリング27,27は、回動
補助手段としても兼用されている。
プリング27,27の一端が固定された固定部材27a
が固定されており、この固定部材27aから支持部材2
4にかけて、引張型のコイルスプリング27,27が所
定の張力に保たれた状態で掛け渡されている。図示は省
略するが、図1等の奥側にも、これらコイルスプリング
27,27および固定部材27aと前後対称に同様のコ
イルスプリング27,27および固定部材27aが設け
られていることとする。これらコイルスプリング27,
27の付勢力により、係合部材30が斜め天井51に接
していない状態では、係合部材30および照明器具40
が水平状態に保持されるようになっている。即ち、コイ
ルスプリング27,27は、水平状態保持手段である。
また、コイルスプリング27,27の付勢力により、装
置本体3の上昇により係合部材30が斜め天井51に当
接して該係合部材30および照明器具40が回動する回
動動作が、小さい力が作用するだけで行われるようにな
っている。即ち、コイルスプリング27,27は、回動
補助手段としても兼用されている。
【0046】次ぎに、以上のような構成の高所設置物設
置装置1による照明器具40の設置作業について説明す
る。先ず、開口部51aが形成された天井(傾斜面)5
1の、該開口部51aの上方の梁50などに対し上部固
定部2を固定するとともに、床などの低所において装置
本体3に照明器具40などの高所設置物を取り付け、該
照明器具40を装置本体3により吊り下げ支持させた状
態にする。そして、電動モータ23を駆動させて巻ドラ
ム25によるワイヤケーブル15の巻き取り動作を開始
する。すると、装置本体3の上昇動作が開始し、装置本
体3は上部固定部2に向けて移動する。ここで、コイル
スプリング27,27により、係合部材30および照明
器具40が装置本体3側に引っ張られた状態であるの
で、これら係合部材30および照明器具40は水平状態
を保ったまま装置本体3に吊られて上昇する。
置装置1による照明器具40の設置作業について説明す
る。先ず、開口部51aが形成された天井(傾斜面)5
1の、該開口部51aの上方の梁50などに対し上部固
定部2を固定するとともに、床などの低所において装置
本体3に照明器具40などの高所設置物を取り付け、該
照明器具40を装置本体3により吊り下げ支持させた状
態にする。そして、電動モータ23を駆動させて巻ドラ
ム25によるワイヤケーブル15の巻き取り動作を開始
する。すると、装置本体3の上昇動作が開始し、装置本
体3は上部固定部2に向けて移動する。ここで、コイル
スプリング27,27により、係合部材30および照明
器具40が装置本体3側に引っ張られた状態であるの
で、これら係合部材30および照明器具40は水平状態
を保ったまま装置本体3に吊られて上昇する。
【0047】上昇動作が進行して係合部材30の一端が
斜め天井51の下面のうち、開口部51aの周囲の部位
に係合した時点(図2参照)で、係合部材30の該一端
の上昇動作が規制され、該一端を支点とした係合部材3
0および照明器具40の、装置本体3に対する回動が開
始される。
斜め天井51の下面のうち、開口部51aの周囲の部位
に係合した時点(図2参照)で、係合部材30の該一端
の上昇動作が規制され、該一端を支点とした係合部材3
0および照明器具40の、装置本体3に対する回動が開
始される。
【0048】ここで、コイルスプリング27,27によ
り、係合部材30および照明器具40が装置本体3側に
引っ張られた状態であるので、小さい力が作用するだけ
で照明器具30および係合部材30が装置本体3に対し
て回動できる。従って、装置本体3に対する高所設置物
40および係合部材30の回動を極めてスムーズに行う
ことができる。
り、係合部材30および照明器具40が装置本体3側に
引っ張られた状態であるので、小さい力が作用するだけ
で照明器具30および係合部材30が装置本体3に対し
て回動できる。従って、装置本体3に対する高所設置物
40および係合部材30の回動を極めてスムーズに行う
ことができる。
【0049】また、装置本体3の筐体20は、その側面
が、被ガイド部70,…を介して上部固定部2の側壁
8,8により案内され、仮に装置本体3の上昇時に僅か
な揺れがあったとしても、好適に装置本体3を所定の上
昇経路に案内できる。
が、被ガイド部70,…を介して上部固定部2の側壁
8,8により案内され、仮に装置本体3の上昇時に僅か
な揺れがあったとしても、好適に装置本体3を所定の上
昇経路に案内できる。
【0050】引き続き上昇動作が進行して係合部材30
の他端が斜め天井51の開口部51の周囲に係合した時
点(図3参照)で、係合部材30および照明器具40
の、装置本体3に対する回動が規制され、該回動が終了
する。この回動が終了した時点で、係合部材30が斜め
天井51の傾斜に沿った状態であるとともに、照明器具
40も斜め天井51の傾斜に沿って斜め天井51に配設
された状態である。
の他端が斜め天井51の開口部51の周囲に係合した時
点(図3参照)で、係合部材30および照明器具40
の、装置本体3に対する回動が規制され、該回動が終了
する。この回動が終了した時点で、係合部材30が斜め
天井51の傾斜に沿った状態であるとともに、照明器具
40も斜め天井51の傾斜に沿って斜め天井51に配設
された状態である。
【0051】また、このようにして照明器具40が天井
51に沿って配設された時点で、図13に示す状態から
図14に示す状態へと移行している。即ち、装置本体3
の係合部28が上部固定部2の被係合部13,13の間
隔に押し入って、係合部28が被係合部13,13に対
して係合状態となって、装置本体3が上部固定部2に対
して固定状態となっている。これにより、照明器具40
が、斜め天井51に固定状態となる。さらに、図示しな
いリミッターの作用により、照明器具40が天井51に
沿って配設された時点で電動モータ23の駆動が停止さ
れることで、巻ドラム25によるワイヤケーブル15の
巻き取り動作が停止されて、装置本体3の上昇動作が停
止する。加えて、装置本体3が上部固定部2に対して固
定状態となることにより、上部固定部2と装置本体3と
にそれぞれ設けられた電極76,76と電極75,75
とが導通状態となり、照明器具40への電力供給が可能
な状態となる
51に沿って配設された時点で、図13に示す状態から
図14に示す状態へと移行している。即ち、装置本体3
の係合部28が上部固定部2の被係合部13,13の間
隔に押し入って、係合部28が被係合部13,13に対
して係合状態となって、装置本体3が上部固定部2に対
して固定状態となっている。これにより、照明器具40
が、斜め天井51に固定状態となる。さらに、図示しな
いリミッターの作用により、照明器具40が天井51に
沿って配設された時点で電動モータ23の駆動が停止さ
れることで、巻ドラム25によるワイヤケーブル15の
巻き取り動作が停止されて、装置本体3の上昇動作が停
止する。加えて、装置本体3が上部固定部2に対して固
定状態となることにより、上部固定部2と装置本体3と
にそれぞれ設けられた電極76,76と電極75,75
とが導通状態となり、照明器具40への電力供給が可能
な状態となる
【0052】また、照明器具40や装置本体3の定期点
検時や故障発生時等のメンテナンス作業、あるいは、照
明器具40の交換作業の際には、装置本体3の係合部2
8と上部固定部2の被係合部13,13との係合状態を
解除することにより、装置本体3以下の部分の自重によ
り、図示しない減速機等の歯車機構による所定の減速比
による抵抗を介して電動モータ23が逆回転して、装置
本体3以下の部分がゆっくりと下降動作する。このと
き、コイルスプリング27,27により、係合部材30
および照明器具40が装置本体3側に引っ張られた状態
であるので、これら係合部材30および照明器具40は
水平状態を保ったまま装置本体3とともに下降する。そ
して、装置本体3以下の部分を床などの低所に置いた状
態にして、所定の作業を行う。
検時や故障発生時等のメンテナンス作業、あるいは、照
明器具40の交換作業の際には、装置本体3の係合部2
8と上部固定部2の被係合部13,13との係合状態を
解除することにより、装置本体3以下の部分の自重によ
り、図示しない減速機等の歯車機構による所定の減速比
による抵抗を介して電動モータ23が逆回転して、装置
本体3以下の部分がゆっくりと下降動作する。このと
き、コイルスプリング27,27により、係合部材30
および照明器具40が装置本体3側に引っ張られた状態
であるので、これら係合部材30および照明器具40は
水平状態を保ったまま装置本体3とともに下降する。そ
して、装置本体3以下の部分を床などの低所に置いた状
態にして、所定の作業を行う。
【0053】以上のように、実施の形態例によれば、斜
め天井51の上方の例えば梁50等にに固定される上部
固定部2と、斜め天井51の開口部51aを介して、上
部固定部2に対し上昇可能に吊り下げ支持され、かつ、
高所設置物40を回動可能に吊り下げ支持した装置本体
3と、高所設置物40に固定され、装置本体3の上昇動
作により斜め天井51のうち開口部51aの周囲に係合
することで、斜め天井51の傾斜に沿うように、装置本
体3に対し回動する係合部材30とを備えているので、
斜め天井51の開口部51aの上方の梁50などに対し
上部固定部2を固定するとともに、床などの低所におい
て装置本体3に高所設置物40を取り付けてから、係合
部材30が斜め天井51のうち開口部51aの周囲に係
合することにより、該係合部材30と一体的に高所設置
物40が斜め天井51の傾斜に沿うように装置本体3に
対し回動するまで、装置本体3を上昇させることによ
り、容易に高所設置物40を斜め天井51に設置するこ
とができる。
め天井51の上方の例えば梁50等にに固定される上部
固定部2と、斜め天井51の開口部51aを介して、上
部固定部2に対し上昇可能に吊り下げ支持され、かつ、
高所設置物40を回動可能に吊り下げ支持した装置本体
3と、高所設置物40に固定され、装置本体3の上昇動
作により斜め天井51のうち開口部51aの周囲に係合
することで、斜め天井51の傾斜に沿うように、装置本
体3に対し回動する係合部材30とを備えているので、
斜め天井51の開口部51aの上方の梁50などに対し
上部固定部2を固定するとともに、床などの低所におい
て装置本体3に高所設置物40を取り付けてから、係合
部材30が斜め天井51のうち開口部51aの周囲に係
合することにより、該係合部材30と一体的に高所設置
物40が斜め天井51の傾斜に沿うように装置本体3に
対し回動するまで、装置本体3を上昇させることによ
り、容易に高所設置物40を斜め天井51に設置するこ
とができる。
【0054】また、装置本体3は、上昇動作用の駆動手
段たる電動モータ23,巻ドラム25等を有するので、
この駆動手段を駆動させることにより、装置本体3の上
昇動作を行うことができる。また、駆動手段を上部固定
部2側でなく装置本体3側に設けたので、上部固定部2
を軽量なものとすることができ、最初に取付ける必要が
ある上部固定部2の取付作業を簡易なものとすることが
できる。
段たる電動モータ23,巻ドラム25等を有するので、
この駆動手段を駆動させることにより、装置本体3の上
昇動作を行うことができる。また、駆動手段を上部固定
部2側でなく装置本体3側に設けたので、上部固定部2
を軽量なものとすることができ、最初に取付ける必要が
ある上部固定部2の取付作業を簡易なものとすることが
できる。
【0055】さらに、装置本体3は、上部固定部2に対
し昇降可能である、即ち、上昇動作に加えて、下降動作
が可能であるので、必要に応じて装置本体3を下降させ
て低所に降ろすことにより、高所設置物40や装置本体
3のメンテナンス作業、さらには高所設置物40の交換
作業等を行うことができる。
し昇降可能である、即ち、上昇動作に加えて、下降動作
が可能であるので、必要に応じて装置本体3を下降させ
て低所に降ろすことにより、高所設置物40や装置本体
3のメンテナンス作業、さらには高所設置物40の交換
作業等を行うことができる。
【0056】また、装置本体3の昇降動作時に、高所設
置物40を略水平に保つための水平状態保持手段たるコ
イルスプリング27,27を備えたので、装置本体3の
昇降動作時に高所設置物40を略水平に保つことができ
る。従って、特に、高所設置物40を傾斜面51に沿っ
て傾斜させた状態で、該斜め天井51に設置した状態か
ら、装置本体3を下降させて高所設置物40を低所に降
ろす際に、傾斜した状態の高所設置物40を水平状態に
復帰させて下降させることができる。
置物40を略水平に保つための水平状態保持手段たるコ
イルスプリング27,27を備えたので、装置本体3の
昇降動作時に高所設置物40を略水平に保つことができ
る。従って、特に、高所設置物40を傾斜面51に沿っ
て傾斜させた状態で、該斜め天井51に設置した状態か
ら、装置本体3を下降させて高所設置物40を低所に降
ろす際に、傾斜した状態の高所設置物40を水平状態に
復帰させて下降させることができる。
【0057】加えて、装置本体3に対する高所設置物4
0および係合部材30の回動を補助する回動補助手段た
るコイルスプリング27,27を備えたので、装置本体
3に対する高所設置物40および係合部材30の回動を
スムーズに行うことができる。
0および係合部材30の回動を補助する回動補助手段た
るコイルスプリング27,27を備えたので、装置本体
3に対する高所設置物40および係合部材30の回動を
スムーズに行うことができる。
【0058】しかも、斜め天井51に高所設置物40を
設置した状態で、装置本体3を上部固定部2に対し移動
不能とすることにより高所設置物40を斜め天井51に
固定状態とする固定手段たる被係合部13,13および
係合部28を備えたので、斜め天井51に高所設置物4
0を設置した状態に固定することができる。
設置した状態で、装置本体3を上部固定部2に対し移動
不能とすることにより高所設置物40を斜め天井51に
固定状態とする固定手段たる被係合部13,13および
係合部28を備えたので、斜め天井51に高所設置物4
0を設置した状態に固定することができる。
【0059】なお、上記の実施の形態例では、高所設置
物として、照明器具40を例示したが、高所設置物はこ
れに限らず、音響機器、警報機、センサー、天井吊り器
具、家具、空調機等、高所の傾斜面に設置する必要があ
るものを適用することができる。また、装置本体3を上
昇動作させるための駆動手段が、装置本体3に設けられ
ている構成としたが、例えば、上部固定部2側に設けら
れていてもよい。さらに、装置本体3に対し、係合部材
30及び高所設置物40を吊り下げ支持するための支持
部材24,24を係合部材30に連結した構成とした
が、高所設置物40に連結した構成としてもよい。加え
て、固定手段として、上部固定部2に設けられた被係合
部13,13に対して装置本体3に設けられた係合部2
8を係合させることにより、これら装置本体3と上部固
定部2とを連結状態に保持する機構を例示したが、上部
固定部2が固定される位置と、高所設置物40が設置さ
れる位置の距離が長いような場合には、例えば、高所設
置物40を所定位置に設置した状態で、巻ドラム25か
らのワイヤケーブル15の繰り出しを規制する機構を備
える等により、傾斜面51に高所設置物40を設置した
状態で、装置本体3を上部固定部2に対し移動不能とす
る構成としてもよい。また、固定手段としては、その他
でも、上部固定部2に対し装置本体3を固定状態とする
ロック部材と、このロック部材に接続され、常時はロッ
ク部材による固定状態を保持し、所定温度以上の加熱操
作によりロック部材による固定状態を解除動作する形状
記憶合金製のバネ部材とを備えたものであってもよい。
この場合、形状記憶合金製のバネ部材としては、コイル
状の圧縮バネが挙げられるが、コイル状の引張コイルバ
ネでも良く、他の任意形状のバネでも良い。また、加熱
操作としては、通電により発熱するコイル状の電熱体が
挙げられるが、他の加熱手段を用いても良い。さらに、
この加熱操作は、無線により床などの低所から行うこと
が望ましい。
物として、照明器具40を例示したが、高所設置物はこ
れに限らず、音響機器、警報機、センサー、天井吊り器
具、家具、空調機等、高所の傾斜面に設置する必要があ
るものを適用することができる。また、装置本体3を上
昇動作させるための駆動手段が、装置本体3に設けられ
ている構成としたが、例えば、上部固定部2側に設けら
れていてもよい。さらに、装置本体3に対し、係合部材
30及び高所設置物40を吊り下げ支持するための支持
部材24,24を係合部材30に連結した構成とした
が、高所設置物40に連結した構成としてもよい。加え
て、固定手段として、上部固定部2に設けられた被係合
部13,13に対して装置本体3に設けられた係合部2
8を係合させることにより、これら装置本体3と上部固
定部2とを連結状態に保持する機構を例示したが、上部
固定部2が固定される位置と、高所設置物40が設置さ
れる位置の距離が長いような場合には、例えば、高所設
置物40を所定位置に設置した状態で、巻ドラム25か
らのワイヤケーブル15の繰り出しを規制する機構を備
える等により、傾斜面51に高所設置物40を設置した
状態で、装置本体3を上部固定部2に対し移動不能とす
る構成としてもよい。また、固定手段としては、その他
でも、上部固定部2に対し装置本体3を固定状態とする
ロック部材と、このロック部材に接続され、常時はロッ
ク部材による固定状態を保持し、所定温度以上の加熱操
作によりロック部材による固定状態を解除動作する形状
記憶合金製のバネ部材とを備えたものであってもよい。
この場合、形状記憶合金製のバネ部材としては、コイル
状の圧縮バネが挙げられるが、コイル状の引張コイルバ
ネでも良く、他の任意形状のバネでも良い。また、加熱
操作としては、通電により発熱するコイル状の電熱体が
挙げられるが、他の加熱手段を用いても良い。さらに、
この加熱操作は、無線により床などの低所から行うこと
が望ましい。
【0060】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係る高所設置物設
置装置によれば、傾斜面の上方に固定される上部固定部
と、傾斜面の開口部を介して上部固定部に対し上昇可能
に吊り下げ支持され、かつ、高所設置物を回動可能に吊
り下げ支持した装置本体と、高所設置物に固定され、装
置本体の上昇動作により傾斜面のうち開口部の周囲に係
合することで該傾斜面の傾斜に沿うように装置本体に対
し回動する係合部材とを備えているので、開口部が形成
された天井などの傾斜面の、該開口部の上方の梁などに
対し上部固定部を固定するとともに、床などの低所にお
いて装置本体に高所設置物を取り付けてから装置本体を
上部固定部に向けて上昇させることで、高所の傾斜面に
対する高所設置物の設置作業を容易に行うことができ
る。
置装置によれば、傾斜面の上方に固定される上部固定部
と、傾斜面の開口部を介して上部固定部に対し上昇可能
に吊り下げ支持され、かつ、高所設置物を回動可能に吊
り下げ支持した装置本体と、高所設置物に固定され、装
置本体の上昇動作により傾斜面のうち開口部の周囲に係
合することで該傾斜面の傾斜に沿うように装置本体に対
し回動する係合部材とを備えているので、開口部が形成
された天井などの傾斜面の、該開口部の上方の梁などに
対し上部固定部を固定するとともに、床などの低所にお
いて装置本体に高所設置物を取り付けてから装置本体を
上部固定部に向けて上昇させることで、高所の傾斜面に
対する高所設置物の設置作業を容易に行うことができ
る。
【0061】請求項2記載の発明に係る高所設置物設置
装置によれば、装置本体は、上昇動作用の駆動手段を有
するので、装置本体が有する駆動手段を駆動させること
により、装置本体の上昇動作を行うことができる。ま
た、駆動手段を上部固定部側でなく装置本体側に設けた
ので、上部固定部を軽量なものとすることができ、最初
に取付ける必要がある上部固定部の取付作業を簡易なも
のとすることができる。
装置によれば、装置本体は、上昇動作用の駆動手段を有
するので、装置本体が有する駆動手段を駆動させること
により、装置本体の上昇動作を行うことができる。ま
た、駆動手段を上部固定部側でなく装置本体側に設けた
ので、上部固定部を軽量なものとすることができ、最初
に取付ける必要がある上部固定部の取付作業を簡易なも
のとすることができる。
【0062】請求項3記載の発明に係る高所設置物設置
装置によれば、装置本体は、上部固定部に対し昇降可能
である、即ち、上昇動作に加えて、下降動作が可能であ
るので、必要に応じて装置本体を下降させて低所に降ろ
すことにより、高所設置物や装置本体のメンテナンス作
業、さらには高所設置物の交換作業等を行うことができ
る。
装置によれば、装置本体は、上部固定部に対し昇降可能
である、即ち、上昇動作に加えて、下降動作が可能であ
るので、必要に応じて装置本体を下降させて低所に降ろ
すことにより、高所設置物や装置本体のメンテナンス作
業、さらには高所設置物の交換作業等を行うことができ
る。
【0063】請求項4記載の発明に係る高所設置物設置
装置によれば、水平状態保持手段により、装置本体の昇
降動作時に高所設置物を略水平に保つことができ、特
に、高所設置物を傾斜面に沿って傾斜させた状態で、該
傾斜面に設置した状態から、装置本体を下降させて高所
設置物を低所に降ろす際に、傾斜した状態の高所設置物
を水平状態に復帰させて下降させることができる。
装置によれば、水平状態保持手段により、装置本体の昇
降動作時に高所設置物を略水平に保つことができ、特
に、高所設置物を傾斜面に沿って傾斜させた状態で、該
傾斜面に設置した状態から、装置本体を下降させて高所
設置物を低所に降ろす際に、傾斜した状態の高所設置物
を水平状態に復帰させて下降させることができる。
【0064】請求項5記載の発明に係る高所設置物設置
装置によれば、装置本体に対する高所設置物および係合
部材の回動を補助する回動補助手段を備えたので、装置
本体に対する高所設置物および係合部材の回動を好適に
行うことができる。
装置によれば、装置本体に対する高所設置物および係合
部材の回動を補助する回動補助手段を備えたので、装置
本体に対する高所設置物および係合部材の回動を好適に
行うことができる。
【0065】請求項6記載の発明に係る高所設置物設置
装置によれば、傾斜面に高所設置物を設置した状態で、
装置本体を上部固定部に対し移動不能とすることにより
高所設置物を傾斜面に固定状態とする固定手段を備えた
ので、傾斜面に高所設置物を設置した状態に固定するこ
とができる。
装置によれば、傾斜面に高所設置物を設置した状態で、
装置本体を上部固定部に対し移動不能とすることにより
高所設置物を傾斜面に固定状態とする固定手段を備えた
ので、傾斜面に高所設置物を設置した状態に固定するこ
とができる。
【0066】請求項7記載の発明に係る高所設置物設置
装置によれば、照明器具、音響機器、警報機、センサ
ー、天井吊り器具、家具、空調機の高所の傾斜面への設
置作業を容易に行うことができる。
装置によれば、照明器具、音響機器、警報機、センサ
ー、天井吊り器具、家具、空調機の高所の傾斜面への設
置作業を容易に行うことができる。
【0067】請求項8記載の発明に係る高所設置物設置
方法によれば、先ず、高所設置物設置装置の上部固定部
を、傾斜面よりも上方において固定するとともに、装置
本体を、傾斜面に形成された開口部を介して上部固定部
に対し吊り下げ支持された状態にし、次いで、係合部材
が傾斜面のうち開口部の周囲に係合することにより、該
係合部材と一体的に高所設置物が該傾斜面の傾斜に沿う
ように装置本体に対し回動するまで、装置本体を上昇さ
せることにより、高所の傾斜面に対する高所設置物の設
置作業を容易に行うことができる。
方法によれば、先ず、高所設置物設置装置の上部固定部
を、傾斜面よりも上方において固定するとともに、装置
本体を、傾斜面に形成された開口部を介して上部固定部
に対し吊り下げ支持された状態にし、次いで、係合部材
が傾斜面のうち開口部の周囲に係合することにより、該
係合部材と一体的に高所設置物が該傾斜面の傾斜に沿う
ように装置本体に対し回動するまで、装置本体を上昇さ
せることにより、高所の傾斜面に対する高所設置物の設
置作業を容易に行うことができる。
【図1】装置本体を傾斜面よりも下方で吊り下げた状態
の、本発明に係る高所設置物設置装置を示す側面図であ
る。
の、本発明に係る高所設置物設置装置を示す側面図であ
る。
【図2】係合部材の一端が傾斜面の開口部の周囲の一端
側に係合した状態の、本発明に係る高所設置物設置装置
を示す側面図である。
側に係合した状態の、本発明に係る高所設置物設置装置
を示す側面図である。
【図3】高所設置物を傾斜面に設置した状態の、本発明
に係る高所設置物設置装置を示す側面図である。
に係る高所設置物設置装置を示す側面図である。
【図4】上部固定部を示す平面図である。
【図5】高所設置物設置装置を示す概略側断面図であ
る。
る。
【図6】ワイヤケーブルの経路を示す概略図である。
【図7】高所設置物設置装置を示す概略正面断面図であ
る。
る。
【図8】固定手段を構成する係合部と、この係合部の動
作に寄与する揺動部材を示す要部の平面図である。
作に寄与する揺動部材を示す要部の平面図である。
【図9】図8のA−A側断面図である。
【図10】揺動部材の揺動による係合部の動作を説明す
るための、高所設置物設置装置の要部の概略図である。
るための、高所設置物設置装置の要部の概略図である。
【図11】揺動部材の揺動を説明するための高所設置物
設置装置の正面図である。
設置装置の正面図である。
【図12】係合部と被係合部の係合状態を説明するため
の高所設置物設置装置の平断面図である。
の高所設置物設置装置の平断面図である。
【図13】係合部が被係合部に係合する前の状態を示す
高所設置物設置装置の要部の正面断面図である。
高所設置物設置装置の要部の正面断面図である。
【図14】係合部が被係合部に係合した状態を示す高所
設置物設置装置の要部の正面断面図である。
設置物設置装置の要部の正面断面図である。
1 高所設置物設置装置 2 上部固定部 3 装置本体 13 被係合部(固定手段を構成する) 15 ワイヤケーブル(装置本体を吊り下げる手段) 23 電動モータ(駆動手段を構成する) 25 巻ドラム(駆動手段を構成する) 27 コイルスプリング(水平状態保持手段兼回動補
助手段) 28 係合部(固定手段を構成する) 30 係合部材 40 照明器具(高所設置物) 51 斜め天井(傾斜面) 51a 開口部
助手段) 28 係合部(固定手段を構成する) 30 係合部材 40 照明器具(高所設置物) 51 斜め天井(傾斜面) 51a 開口部
【手続補正書】
【提出日】平成12年9月18日(2000.9.1
8)
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 高所設置物設置装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高所設置物用の高
所設置物設置装置に関するものである。
所設置物設置装置に関するものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】そこで、本発明の目的は、傾斜面に対して
好適に高所設置物を設置することを可能とする高所設置
物設置装置を提供することにある。
好適に高所設置物を設置することを可能とする高所設置
物設置装置を提供することにある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、例えば、図1〜図3に示すよう
に、高所設置物(例えば照明器具40)を高所の傾斜面
(例えば斜め天井51)に設置するための高所設置物設
置装置1であって、傾斜面よりも上方に固定される上部
固定部2と、傾斜面に形成された開口部51aを介し
て、上部固定部に対し上昇可能に吊り下げ支持され、か
つ、高所設置物を回動可能に吊り下げ支持した装置本体
3と、高所設置物に固定され、装置本体の上昇動作によ
り傾斜面のうち開口部の周囲に係合することで、該傾斜
面の傾斜に沿うように、装置本体に対し高所設置物を伴
って回動する係合部材30と、装置本体の上昇動作時に
は高所設置物を水平状態に維持する一方で、装置本体の
下降動作時には高所設置物を傾斜した状態から水平状態
に復帰させて略水平に保つための水平状態保持手段2
7,27と、を備えたことを特徴としている。
請求項1記載の発明は、例えば、図1〜図3に示すよう
に、高所設置物(例えば照明器具40)を高所の傾斜面
(例えば斜め天井51)に設置するための高所設置物設
置装置1であって、傾斜面よりも上方に固定される上部
固定部2と、傾斜面に形成された開口部51aを介し
て、上部固定部に対し上昇可能に吊り下げ支持され、か
つ、高所設置物を回動可能に吊り下げ支持した装置本体
3と、高所設置物に固定され、装置本体の上昇動作によ
り傾斜面のうち開口部の周囲に係合することで、該傾斜
面の傾斜に沿うように、装置本体に対し高所設置物を伴
って回動する係合部材30と、装置本体の上昇動作時に
は高所設置物を水平状態に維持する一方で、装置本体の
下降動作時には高所設置物を傾斜した状態から水平状態
に復帰させて略水平に保つための水平状態保持手段2
7,27と、を備えたことを特徴としている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】請求項1記載の発明によれば、傾斜面の上
方に固定される上部固定部と、傾斜面の開口部を介し
て、上部固定部に対し上昇可能に吊り下げ支持され、か
つ、高所設置物を回動可能に吊り下げ支持した装置本体
と、高所設置物に固定され、装置本体の上昇動作により
傾斜面のうち開口部の周囲に係合することで、該傾斜面
の傾斜に沿うように、装置本体に対し回動する係合部材
とを備えているので、開口部が形成された天井などの傾
斜面の、該開口部の上方の梁などに対し上部固定部を固
定するとともに、床などの低所において装置本体に高所
設置物を取り付けてから装置本体を上部固定部に向けて
上昇させることで、高所設置物を傾斜面に設置すること
ができる。
方に固定される上部固定部と、傾斜面の開口部を介し
て、上部固定部に対し上昇可能に吊り下げ支持され、か
つ、高所設置物を回動可能に吊り下げ支持した装置本体
と、高所設置物に固定され、装置本体の上昇動作により
傾斜面のうち開口部の周囲に係合することで、該傾斜面
の傾斜に沿うように、装置本体に対し回動する係合部材
とを備えているので、開口部が形成された天井などの傾
斜面の、該開口部の上方の梁などに対し上部固定部を固
定するとともに、床などの低所において装置本体に高所
設置物を取り付けてから装置本体を上部固定部に向けて
上昇させることで、高所設置物を傾斜面に設置すること
ができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】この際、装置本体の上昇の過程において、
係合部材の一端が傾斜面のうち開口部の周囲の一端側に
係合したときから係合部材および高所設置物の装置本体
に対する回動が開始され、係合部材の他端が開口部の周
囲の他端側に係合したときに該回動が終了する。そし
て、この時点で高所設置物が傾斜面に沿って設置された
状態となる。このように、高所の傾斜面に対する高所設
置物の設置作業を容易に行うことができる。
係合部材の一端が傾斜面のうち開口部の周囲の一端側に
係合したときから係合部材および高所設置物の装置本体
に対する回動が開始され、係合部材の他端が開口部の周
囲の他端側に係合したときに該回動が終了する。そし
て、この時点で高所設置物が傾斜面に沿って設置された
状態となる。このように、高所の傾斜面に対する高所設
置物の設置作業を容易に行うことができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】さらに、水平状態保持手段により、装置本
体の昇降動作時に高所設置物を略水平に保つことができ
る。従って、特に、高所設置物を傾斜面に沿って傾斜さ
せた状態で、該傾斜面に設置した状態から、装置本体を
下降させて高所設置物を低所に降ろす際に、傾斜した状
態の高所設置物を水平状態に復帰させて下降させること
ができる。
体の昇降動作時に高所設置物を略水平に保つことができ
る。従って、特に、高所設置物を傾斜面に沿って傾斜さ
せた状態で、該傾斜面に設置した状態から、装置本体を
下降させて高所設置物を低所に降ろす際に、傾斜した状
態の高所設置物を水平状態に復帰させて下降させること
ができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】ここで、高所の傾斜面とは、例えば、一般
的な天井やドーム型スペース・アリーナ、多目的ホール
等の大空間構造物の天井等、地上等の低所からの高所設
置物の設置作業が不可能であるかまたは容易には行えな
い位置の傾斜面のことをいう。この傾斜面は、平面であ
ってもよいし、湾曲した面であってもよい。
的な天井やドーム型スペース・アリーナ、多目的ホール
等の大空間構造物の天井等、地上等の低所からの高所設
置物の設置作業が不可能であるかまたは容易には行えな
い位置の傾斜面のことをいう。この傾斜面は、平面であ
ってもよいし、湾曲した面であってもよい。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】この傾斜面には高所設置物設置装置の内、
上部固定部より下部で、かつ、係合部材よりも上部に位
置する装置本体等の部分が通過可能な開口部が形成され
ていることとする。そして、この開口部を介して、装置
本体以下の部分が上部固定部に対して吊り下げ支持され
ている。
上部固定部より下部で、かつ、係合部材よりも上部に位
置する装置本体等の部分が通過可能な開口部が形成され
ていることとする。そして、この開口部を介して、装置
本体以下の部分が上部固定部に対して吊り下げ支持され
ている。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】ここで、この吊り下げ支持は、例えば、ワ
イヤケーブルなどによりなされている。さらに、このワ
イヤケーブル等の下端は、例えば、装置本体に設けられ
た巻取装置、即ち装置本体の上昇動作用の駆動手段に接
続されており、該巻取装置によりワイヤケーブルを巻き
取ることにより装置本体が上部固定部に向けて上昇動作
するようになっている。なお、装置本体を上昇動作させ
るための駆動手段は、装置本体に設けられている必然性
はなく、例えば、上部固定部側に設けられていてもよ
い。傾斜面の上方において上部固定部が固定される部位
としては、例えば、建物の梁などが挙げられる。
イヤケーブルなどによりなされている。さらに、このワ
イヤケーブル等の下端は、例えば、装置本体に設けられ
た巻取装置、即ち装置本体の上昇動作用の駆動手段に接
続されており、該巻取装置によりワイヤケーブルを巻き
取ることにより装置本体が上部固定部に向けて上昇動作
するようになっている。なお、装置本体を上昇動作させ
るための駆動手段は、装置本体に設けられている必然性
はなく、例えば、上部固定部側に設けられていてもよ
い。傾斜面の上方において上部固定部が固定される部位
としては、例えば、建物の梁などが挙げられる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】また、装置本体による高所設置物の吊り下
げ支持は、例えば、長尺な板状の支持部材によりなされ
る。ここで、この支持部材は、例えば、装置本体と係合
部材とを連結するものであるが、装置本体と高所設置物
とを連結するものであってもよい。ここで、装置本体に
対する高所設置物(および係合部材)の回動は、その軸
線が水平方向であることが望ましいが、軸線が垂直方向
に交差する方向であればこれに限らない。係合部材は、
装置本体を上昇させた際に、傾斜面のうち開口部の周囲
の部位に当接して、該係合部材の上昇動作が規制される
ような寸法・形状を有する、例えば板状のものである。
げ支持は、例えば、長尺な板状の支持部材によりなされ
る。ここで、この支持部材は、例えば、装置本体と係合
部材とを連結するものであるが、装置本体と高所設置物
とを連結するものであってもよい。ここで、装置本体に
対する高所設置物(および係合部材)の回動は、その軸
線が水平方向であることが望ましいが、軸線が垂直方向
に交差する方向であればこれに限らない。係合部材は、
装置本体を上昇させた際に、傾斜面のうち開口部の周囲
の部位に当接して、該係合部材の上昇動作が規制される
ような寸法・形状を有する、例えば板状のものである。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また、装置本体3は、上昇動作用の駆動手
段(例えば電動モータ23、図示しない減速機、巻ドラ
ム25等)を有することしてもよい。この場合、装置本
体が有する駆動手段を駆動させることにより、装置本体
の上昇動作を行うことができる。また、駆動手段を上部
固定部側でなく装置本体側に設けたので、上部固定部を
軽量なものとすることができ、最初に取付ける必要があ
る上部固定部の取付作業を簡易なものとすることができ
る。
段(例えば電動モータ23、図示しない減速機、巻ドラ
ム25等)を有することしてもよい。この場合、装置本
体が有する駆動手段を駆動させることにより、装置本体
の上昇動作を行うことができる。また、駆動手段を上部
固定部側でなく装置本体側に設けたので、上部固定部を
軽量なものとすることができ、最初に取付ける必要があ
る上部固定部の取付作業を簡易なものとすることができ
る。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】ここで、駆動手段は、例えば、電動モータ
であることが挙げられる。さらに、この電動モータの駆
動力の伝達により回動する巻ドラムを備え、この巻ドラ
ムに対するワイヤケーブルの巻き取り動作を行うことに
より、装置本体の上昇動作が行われるようになっている
ことが挙げられる。駆動手段としてはその他に、多段式
のシリンダユニット等が挙げられる。
であることが挙げられる。さらに、この電動モータの駆
動力の伝達により回動する巻ドラムを備え、この巻ドラ
ムに対するワイヤケーブルの巻き取り動作を行うことに
より、装置本体の上昇動作が行われるようになっている
ことが挙げられる。駆動手段としてはその他に、多段式
のシリンダユニット等が挙げられる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】また、水平状態保持手段は、例えば、装置
本体から高所設置物を吊り下げ支持する支持部材または
装置本体と、係合部材とに亘って連結された引張型のコ
イルスプリング、または、前記係合部材または装置本体
と高所設置物とに亘って連結された引張型のコイルスプ
リングであることが挙げられる。水平状態保持手段とし
ては、他に、ゴム紐や、圧縮形のコイルスプリングな
ど、様々な弾性部材を適用することができる。
本体から高所設置物を吊り下げ支持する支持部材または
装置本体と、係合部材とに亘って連結された引張型のコ
イルスプリング、または、前記係合部材または装置本体
と高所設置物とに亘って連結された引張型のコイルスプ
リングであることが挙げられる。水平状態保持手段とし
ては、他に、ゴム紐や、圧縮形のコイルスプリングな
ど、様々な弾性部材を適用することができる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】また、高所設置物は、例えば、照明器具4
0、音響機器、警報機、センサー、天井吊り器具、家
具、空調機のいずれかである。
0、音響機器、警報機、センサー、天井吊り器具、家
具、空調機のいずれかである。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】請求項2記載の発明は、高所設置物を高所
の傾斜面に設置するための高所設置物設置装置であっ
て、傾斜面よりも上方に固定される上部固定部と、傾斜
面に形成された開口部を介して、上部固定部に対し上昇
可能に吊り下げ支持され、かつ、高所設置物を回動可能
に吊り下げ支持した装置本体と、高所設置物に固定さ
れ、装置本体の上昇動作により傾斜面のうち開口部の周
囲に係合することで、該傾斜面の傾斜に沿うように、装
置本体に対し高所設置物を伴って回動する係合部材と、
傾斜面に高所設置物を設置した状態で、装置本体を上部
固定部に対し移動不能とすることにより、高所設置物を
傾斜面に対し固定状態とする固定手段(例えば係合部2
8および被係合部材13)と、 固定手段による高所設置
物の傾斜面への固定状態を解除するための解除レバー1
0と、を備えることを特徴としている。
の傾斜面に設置するための高所設置物設置装置であっ
て、傾斜面よりも上方に固定される上部固定部と、傾斜
面に形成された開口部を介して、上部固定部に対し上昇
可能に吊り下げ支持され、かつ、高所設置物を回動可能
に吊り下げ支持した装置本体と、高所設置物に固定さ
れ、装置本体の上昇動作により傾斜面のうち開口部の周
囲に係合することで、該傾斜面の傾斜に沿うように、装
置本体に対し高所設置物を伴って回動する係合部材と、
傾斜面に高所設置物を設置した状態で、装置本体を上部
固定部に対し移動不能とすることにより、高所設置物を
傾斜面に対し固定状態とする固定手段(例えば係合部2
8および被係合部材13)と、 固定手段による高所設置
物の傾斜面への固定状態を解除するための解除レバー1
0と、を備えることを特徴としている。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】請求項2記載の発明によれば、傾斜面の上
方に固定される上部固定部と、傾斜面の開口部を介し
て、上部固定部に対し上昇可能に吊り下げ支持され、か
つ、高所設置物を回動可能に吊り下げ支持した装置本体
と、高所設置物に固定され、装置本体の上昇動作により
傾斜面のうち開口部の周囲に係合することで、該傾斜面
の傾斜に沿うように、装置本体に対し回動する係合部材
とを備えているので、開口部が形成された天井などの傾
斜面の、該開口部の上方の梁などに対し上部固定部を固
定するとともに、床などの低所において装置本体に高所
設置物を取り付けてから装置本体を上部固定部に向けて
上昇させることで、高所設置物を傾斜面に設置すること
ができる。この際、装置本体の上昇の過程において、係
合部材の一端が傾斜面のうち開口部の周囲の一端側に係
合したときから係合部材および高所設置物の装置本体に
対する回動が開始され、係合部材の他端が開口部の周囲
の他端側に係合したときに該回動が終了する。そして、
この時点で高所設置物が傾斜面に沿って設置された状態
となる。このように、高所の傾斜面に対する高所設置物
の設置作業を容易に行うことができる。加えて、特に、
傾斜面に高所設置物を設置した状態で、装置本体を上部
固定部に対し移動不能とすることにより高所設置物を傾
斜面に固定状態とする固定手段を備えたので、傾斜面に
高所設置物を設置した状態に固定することができる。
方に固定される上部固定部と、傾斜面の開口部を介し
て、上部固定部に対し上昇可能に吊り下げ支持され、か
つ、高所設置物を回動可能に吊り下げ支持した装置本体
と、高所設置物に固定され、装置本体の上昇動作により
傾斜面のうち開口部の周囲に係合することで、該傾斜面
の傾斜に沿うように、装置本体に対し回動する係合部材
とを備えているので、開口部が形成された天井などの傾
斜面の、該開口部の上方の梁などに対し上部固定部を固
定するとともに、床などの低所において装置本体に高所
設置物を取り付けてから装置本体を上部固定部に向けて
上昇させることで、高所設置物を傾斜面に設置すること
ができる。この際、装置本体の上昇の過程において、係
合部材の一端が傾斜面のうち開口部の周囲の一端側に係
合したときから係合部材および高所設置物の装置本体に
対する回動が開始され、係合部材の他端が開口部の周囲
の他端側に係合したときに該回動が終了する。そして、
この時点で高所設置物が傾斜面に沿って設置された状態
となる。このように、高所の傾斜面に対する高所設置物
の設置作業を容易に行うことができる。加えて、特に、
傾斜面に高所設置物を設置した状態で、装置本体を上部
固定部に対し移動不能とすることにより高所設置物を傾
斜面に固定状態とする固定手段を備えたので、傾斜面に
高所設置物を設置した状態に固定することができる。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】固定手段としては、例えば、上部固定部に
対し装置本体を直接的な固定状態とするロック機構が挙
げられる。このロック機構としては、例えば、装置本体
または上部固定部に設けられた係合部を上部固定部また
は装置本体に設けられた被係合部に係合させることによ
り、これら装置本体と上部固定部とを直接的な固定状態
に保持するものが挙げられる。また、固定手段として
は、他に、上部固定部に対し装置本体を固定状態とする
ロック部材と、このロック部材に接続され、常時はロッ
ク部材による固定状態を保持し、所定温度以上の加熱操
作によりロック部材による固定状態を解除動作する形状
記憶合金製のバネ部材とを備えたものが挙げられる。こ
の場合、形状記憶合金製のバネ部材としては、コイル状
の圧縮バネが挙げられるが、コイル状の引張コイルバネ
でも良く、他の任意形状のバネでも良い。また、加熱操
作としては、通電により発熱するコイル状の電熱体が挙
げられるが、他の加熱手段を用いても良い。さらに、こ
の加熱操作は、無線により床などの低所から行うことが
挙げられる。また、上部固定部が固定される位置と、高
所設置物が設置される位置の距離が長いような場合に
は、装置本体と上部固定部とを直接的な連結状態にして
保持することが困難である可能性がある。この場合に
は、例えば、高所設置物を所定位置に設置した状態で、
巻ドラムからのワイヤケーブルの繰り出しを規制する機
構を備える等により、傾斜面に高所設置物を設置した状
態で、装置本体を上部固定部に対し移動不能とすること
ができる。
対し装置本体を直接的な固定状態とするロック機構が挙
げられる。このロック機構としては、例えば、装置本体
または上部固定部に設けられた係合部を上部固定部また
は装置本体に設けられた被係合部に係合させることによ
り、これら装置本体と上部固定部とを直接的な固定状態
に保持するものが挙げられる。また、固定手段として
は、他に、上部固定部に対し装置本体を固定状態とする
ロック部材と、このロック部材に接続され、常時はロッ
ク部材による固定状態を保持し、所定温度以上の加熱操
作によりロック部材による固定状態を解除動作する形状
記憶合金製のバネ部材とを備えたものが挙げられる。こ
の場合、形状記憶合金製のバネ部材としては、コイル状
の圧縮バネが挙げられるが、コイル状の引張コイルバネ
でも良く、他の任意形状のバネでも良い。また、加熱操
作としては、通電により発熱するコイル状の電熱体が挙
げられるが、他の加熱手段を用いても良い。さらに、こ
の加熱操作は、無線により床などの低所から行うことが
挙げられる。また、上部固定部が固定される位置と、高
所設置物が設置される位置の距離が長いような場合に
は、装置本体と上部固定部とを直接的な連結状態にして
保持することが困難である可能性がある。この場合に
は、例えば、高所設置物を所定位置に設置した状態で、
巻ドラムからのワイヤケーブルの繰り出しを規制する機
構を備える等により、傾斜面に高所設置物を設置した状
態で、装置本体を上部固定部に対し移動不能とすること
ができる。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】請求項3記載の発明は、請求項2記載の高
所設置物設置装置において、前記固定手段は、装置本体
に設けられた係合部と上部固定部に設けられた被係合部
とを含んで構成されて、前記係合部が前記被係合部に対
し係合することで高所設置物を傾斜面に対し固定状態と
するものであり、前記解除レバーを下方に引っ張ること
により、前記係合部と前記被係合部との係合状態が解除
されて、高所設置物の傾斜面に対する固定状態が解除さ
れるように構成されていることを特徴としている。
所設置物設置装置において、前記固定手段は、装置本体
に設けられた係合部と上部固定部に設けられた被係合部
とを含んで構成されて、前記係合部が前記被係合部に対
し係合することで高所設置物を傾斜面に対し固定状態と
するものであり、前記解除レバーを下方に引っ張ること
により、前記係合部と前記被係合部との係合状態が解除
されて、高所設置物の傾斜面に対する固定状態が解除さ
れるように構成されていることを特徴としている。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】請求項4記載の発明は、請求項2記載の高
所設置物設置装置において、前記固定手段は、装置本体
に設けられた一対の係合部と上部固定部に設けられた一
対の被係合部とを含んで構成されて、前記一対の被係合
部が開動作後に閉動作することで、該一対の被係合部に
前記一対の係合部が係合して高所設置物を傾斜面に対し
固定状態とするものであり、前記解除レバーを下方に引
っ張ることにより、前記一対の被係合部が開動作するこ
とで、前記係合部との係合状態が解除されて、高所設置
物の傾斜面に対する固定状態が解除されるように構成さ
れていることを特徴としている。
所設置物設置装置において、前記固定手段は、装置本体
に設けられた一対の係合部と上部固定部に設けられた一
対の被係合部とを含んで構成されて、前記一対の被係合
部が開動作後に閉動作することで、該一対の被係合部に
前記一対の係合部が係合して高所設置物を傾斜面に対し
固定状態とするものであり、前記解除レバーを下方に引
っ張ることにより、前記一対の被係合部が開動作するこ
とで、前記係合部との係合状態が解除されて、高所設置
物の傾斜面に対する固定状態が解除されるように構成さ
れていることを特徴としている。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】 請求項5記載の発明は、請求項4記載の高
所設置物設置装置において、前記一対の被係合部の双方
は、前記解除レバーの挟持部に共に挟持される被挟持部
を有し、前記解除レバーを下方に引っ張ることにより、
該解除レバーの動きに強制的に連動させられて、前記被
挟持部を介して前記一対の被係合部が開動作し、前記一
対の被係合部と前記係合部との係合状態が解除されるよ
うに構成されていることを特徴としている。
所設置物設置装置において、前記一対の被係合部の双方
は、前記解除レバーの挟持部に共に挟持される被挟持部
を有し、前記解除レバーを下方に引っ張ることにより、
該解除レバーの動きに強制的に連動させられて、前記被
挟持部を介して前記一対の被係合部が開動作し、前記一
対の被係合部と前記係合部との係合状態が解除されるよ
うに構成されていることを特徴としている。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】請求項6記載の発明は、請求項4又は5記
載の高所設置物設置装置において、前記一対の係合部の
先端は、外側に向けて下る傾斜部となっている一方で、
前記一対の被係合部の下部は、係合部の傾斜部に沿うよ
うに形成されて、傾斜部をガイドするガイド部となって
おり、装置本体の上昇動作により係合部が被係合部に対
して係合状態となる際に、被係合部の開動作が円滑に行
われるように構成されていることを特徴としている。
載の高所設置物設置装置において、前記一対の係合部の
先端は、外側に向けて下る傾斜部となっている一方で、
前記一対の被係合部の下部は、係合部の傾斜部に沿うよ
うに形成されて、傾斜部をガイドするガイド部となって
おり、装置本体の上昇動作により係合部が被係合部に対
して係合状態となる際に、被係合部の開動作が円滑に行
われるように構成されていることを特徴としている。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】請求項7記載の発明は、請求項2〜6のい
ずれかに記載の高所設置物設置装置において、前記解除
レバーを下方に引っ張るための紐をさらに備えることを
特徴としている。
ずれかに記載の高所設置物設置装置において、前記解除
レバーを下方に引っ張るための紐をさらに備えることを
特徴としている。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】請求項8記載の発明は、請求項1〜7のい
ずれかに記載の高所設置物設置装置において、装置本体
3に対する高所設置物40および係合部材30の回動を
補助する回動補助手段(例えば引張型のコイルスプリン
グ27)を備えたことを特徴としている。
ずれかに記載の高所設置物設置装置において、装置本体
3に対する高所設置物40および係合部材30の回動を
補助する回動補助手段(例えば引張型のコイルスプリン
グ27)を備えたことを特徴としている。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】請求項8記載の発明によれば、装置本体に
対する高所設置物および係合部材の回動を補助する回動
補助手段を備えたので、装置本体に対する高所設置物お
よび係合部材の回動を好適に行うことができる。
対する高所設置物および係合部材の回動を補助する回動
補助手段を備えたので、装置本体に対する高所設置物お
よび係合部材の回動を好適に行うことができる。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】回動補助手段としては、例えば、装置本体
から高所設置物を吊り下げ支持する支持部材、または、
装置本体と、係合部材とに亘って連結された引張型のコ
イルスプリング、または、前記係合部材または装置本体
と高所設置物とに亘って連結された引張型のコイルスプ
リングであることが挙げられる。回動補助手段として
は、他に、ゴム紐や、圧縮形のコイルスプリングなど、
様々な弾性部材を適用することができる。
から高所設置物を吊り下げ支持する支持部材、または、
装置本体と、係合部材とに亘って連結された引張型のコ
イルスプリング、または、前記係合部材または装置本体
と高所設置物とに亘って連結された引張型のコイルスプ
リングであることが挙げられる。回動補助手段として
は、他に、ゴム紐や、圧縮形のコイルスプリングなど、
様々な弾性部材を適用することができる。
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】また、水平状態保持手段により、装置本体
の昇降動作時に高所設置物を略水平に保つことができ、
特に、高所設置物を傾斜面に沿って傾斜させた状態で、
該傾斜面に設置した状態から、装置本体を下降させて高
所設置物を低所に降ろす際に、傾斜した状態の高所設置
物を水平状態に復帰させて下降させることができる。
の昇降動作時に高所設置物を略水平に保つことができ、
特に、高所設置物を傾斜面に沿って傾斜させた状態で、
該傾斜面に設置した状態から、装置本体を下降させて高
所設置物を低所に降ろす際に、傾斜した状態の高所設置
物を水平状態に復帰させて下降させることができる。
【手続補正29】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】請求項2〜7のいずれかに記載の発明に係
る高所設置物設置装置によれば、傾斜面に高所設置物を
設置した状態で、装置本体を上部固定部に対し移動不能
とすることにより高所設置物を傾斜面に固定状態とする
固定手段を備えたので、傾斜面に高所設置物を設置した
状態に固定することができる。
る高所設置物設置装置によれば、傾斜面に高所設置物を
設置した状態で、装置本体を上部固定部に対し移動不能
とすることにより高所設置物を傾斜面に固定状態とする
固定手段を備えたので、傾斜面に高所設置物を設置した
状態に固定することができる。
【手続補正30】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】請求項8記載の発明に係る高所設置物設置
装置によれば、装置本体に対する高所設置物および係合
部材の回動を補助する回動補助手段を備えたので、装置
本体に対する高所設置物および係合部材の回動を好適に
行うことができる。
装置によれば、装置本体に対する高所設置物および係合
部材の回動を補助する回動補助手段を備えたので、装置
本体に対する高所設置物および係合部材の回動を好適に
行うことができる。
【手続補正31】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】削除
【手続補正32】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0065
【補正方法】削除
【手続補正33】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】削除
【手続補正34】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0067
【補正方法】削除
フロントページの続き (72)発明者 上原 明宏 埼玉県川口市領家5丁目1番12号 株式会 社アラマキテクニカ内 Fターム(参考) 3F333 AA08 BD05 CA01 DA03
Claims (8)
- 【請求項1】高所設置物を高所の傾斜面に設置するため
の高所設置物設置装置であって、 傾斜面よりも上方に固定される上部固定部と、 傾斜面に形成された開口部を介して、上部固定部に対し
上昇可能に吊り下げ支持され、かつ、高所設置物を回動
可能に吊り下げ支持した装置本体と、 高所設置物に固定され、装置本体の上昇動作により傾斜
面のうち開口部の周囲に係合することで、該傾斜面の傾
斜に沿うように、装置本体に対し高所設置物を伴って回
動する係合部材と、を備えたことを特徴とする高所設置
物設置装置。 - 【請求項2】装置本体は、上昇動作用の駆動手段を有す
ることを特徴とする請求項1記載の高所設置物設置装
置。 - 【請求項3】装置本体は、上部固定部に対し昇降可能で
あることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
高所設置物設置装置。 - 【請求項4】装置本体の昇降動作時に、高所設置物を略
水平に保つための水平状態保持手段を備えたことを特徴
とする請求項3記載の高所設置物設置装置。 - 【請求項5】装置本体に対する高所設置物および係合部
材の回動を補助する回動補助手段を備えたことを特徴と
する請求項1から3のいずれかに記載の高所設置物設置
装置。 - 【請求項6】傾斜面に高所設置物を設置した状態で、装
置本体を上部固定部に対し移動不能とすることにより、
高所設置物を傾斜面に対し固定状態とする固定手段を備
えたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載
の高所設置物設置装置。 - 【請求項7】高所設置物は、照明器具、音響機器、警報
機、センサー、天井吊り器具、家具、空調機のいずれか
であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記
載の高所設置物設置装置。 - 【請求項8】請求項1から7のいずれかに記載の高所設
置物設置装置を用いて、高所の傾斜面に高所設置物を設
置する高所設置物設置方法であって、 先ず、上部固定部を、傾斜面よりも上方において固定す
るとともに、装置本体を、傾斜面に形成された開口部を
介して上部固定部に対し吊り下げ支持された状態にし、 次いで、係合部材が傾斜面のうち開口部の周囲に係合す
ることにより、該係合部材と一体的に高所設置物が該傾
斜面の傾斜に沿うように装置本体に対し回動するまで、
装置本体を上昇させることにより、高所設置物を傾斜面
に設置することを特徴とする高所設置物設置方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23570099A JP3163079B2 (ja) | 1999-08-23 | 1999-08-23 | 高所設置物設置装置 |
US09/642,933 US6367757B1 (en) | 1999-08-23 | 2000-08-22 | Hanging device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23570099A JP3163079B2 (ja) | 1999-08-23 | 1999-08-23 | 高所設置物設置装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001063998A true JP2001063998A (ja) | 2001-03-13 |
JP3163079B2 JP3163079B2 (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=16989939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23570099A Expired - Fee Related JP3163079B2 (ja) | 1999-08-23 | 1999-08-23 | 高所設置物設置装置 |
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---|---|
US (1) | US6367757B1 (ja) |
JP (1) | JP3163079B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101746481A (zh) * | 2009-12-14 | 2010-06-23 | 大连船舶设计研究所 | 船舶边舱内壳倾斜结构的近观检查方法及载人吊篮检查装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE0203406L (sv) * | 2002-11-19 | 2004-05-18 | Lars Hammargren | Projektorhissanordning för ett innertak |
US7461761B2 (en) * | 2004-01-26 | 2008-12-09 | Hallmont, Llc | Harness for suspending detergent container |
US7575098B2 (en) * | 2005-09-29 | 2009-08-18 | Jason Hartley | Attic lift system and method |
US8418814B1 (en) | 2006-04-03 | 2013-04-16 | Thomas L. Byers | Lifting system |
CN101898739A (zh) * | 2010-08-16 | 2010-12-01 | 天津二十冶建设有限公司 | 一种基于精轧螺纹钢的吊具及吊装方法 |
CN103776577B (zh) * | 2014-01-03 | 2016-05-04 | 中国矿业大学 | 施工立井吊盘的稳绳张力检测装置和检测方法 |
KR102300251B1 (ko) | 2014-03-17 | 2021-09-09 | 인튜어티브 서지컬 오퍼레이션즈 인코포레이티드 | 운동 범위 한계를 피하기 위한 자동 푸시 아웃 |
US9759374B1 (en) * | 2016-01-15 | 2017-09-12 | Jean-Pierre Lair | Gravity descending—motorized ascending load carrying platform |
CN113091007B (zh) * | 2021-04-14 | 2023-05-02 | 河南大朋电子有限公司 | 一种便于检修的环保节能型路灯 |
CN116623857B (zh) * | 2023-06-09 | 2024-03-29 | 北京市建筑工程装饰集团有限公司 | 一种用于提升机吊点处的自复位吊顶结构及其施工方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4436335A (en) * | 1982-01-11 | 1984-03-13 | Yoos Charles J | Appliance supports |
US5725190A (en) * | 1994-12-15 | 1998-03-10 | Hunter Fan Company | Sloped ceiling adaptor |
US5556195A (en) * | 1995-02-07 | 1996-09-17 | Suhar Corporation | Motorized electrical apparatus for movement of an electrical fixture with uninterrupted electricity |
US6073892A (en) * | 1996-06-11 | 2000-06-13 | Chief Manufacturing, Inc. | Modular projector lift |
US6092777A (en) * | 1997-10-30 | 2000-07-25 | Eagle Inventors, Llc | Adjustable ceiling suspension system |
-
1999
- 1999-08-23 JP JP23570099A patent/JP3163079B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2000
- 2000-08-22 US US09/642,933 patent/US6367757B1/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN101746481A (zh) * | 2009-12-14 | 2010-06-23 | 大连船舶设计研究所 | 船舶边舱内壳倾斜结构的近观检查方法及载人吊篮检查装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3163079B2 (ja) | 2001-05-08 |
US6367757B1 (en) | 2002-04-09 |
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