JP3068873U - 自己巻上型昇降装置付蛍光灯器具 - Google Patents

自己巻上型昇降装置付蛍光灯器具

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紀好 荒巻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高所への蛍光灯器具の設置作業を簡素化する
とともに、蛍光灯器具を降下させて低所でのメンテナン
ス作業を可能とする自己巻上型昇降装置付蛍光灯器具を
提供する。 【解決手段】 高所に固定される高所固定部2を備え
る。高所固定部2に対し昇降自在に吊り下げ支持され、
上昇動作用の電動モータ23と、この電動モータ23に
電力を供給するバッテリー26とを搭載し、かつ、高所
に設置される蛍光灯器具40を取り付けて支持する装置
本体部3を備える。高所固定部2に対し装置本体部3を
固定状態とするロック装置13,28を備える。高所固
定部2と装置本体部3とを連結し、電動モータ26の駆
動により減速機を介して巻き取り動作されるワイヤケー
ブル15を備える。ロック装置13,28による固定状
態の解除操作によって、装置本体部3が自重により下降
動作する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、自己巻上型昇降装置付蛍光灯器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、天井面等、高所に蛍光灯器具を設置する際、若しくは、そのような高 所に設けられた蛍光灯器具のメンテナンス作業の際において、従来一般的に、足 場を組むといった方法を採っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来の方法では、足場を組む必要があるため、作業に手 間がかかり費用が発生するといった問題があった。
【0004】 そこで、本考案の目的は、高所への蛍光灯器具の設置作業を簡素化するととも に、蛍光灯器具を降下させて低所でのメンテナンス作業を可能とする自己巻上型 昇降装置付蛍光灯器具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決すべく請求項1記載の考案は、例えば、図1等に示すように 、自己巻上型昇降装置付蛍光灯器具1であって、 高所に固定される高所固定部2と、 この高所固定部に対し昇降自在に吊り下げ支持され、上昇動作用の電動モータ 23と、この電動モータに電力を供給するバッテリー26とを搭載し、かつ、高 所に設置される蛍光灯器具40を取り付けて支持する装置本体部3と、 からなり、 前記高所固定部に対し前記装置本体部を固定状態とするロック装置(例えば、 被係合部13と係合部28等により構成される)と、 前記高所固定部と前記装置本体部とを連結し、前記電動モータの駆動により減 速機を介して巻き取り動作されるワイヤケーブル15と、 を備え、 前記ロック装置による前記固定状態の解除操作によって、前記装置本体部が自 重により下降動作すること、 を特徴としている。
【0006】 ここで、高所とは、例えば、天井面等、床などの低所から蛍光灯器具の設置作 業やメンテナンス作業が不可能かまたは容易には行えない位置のことをいう。 そして、装置本体部としては、例えば、板状などのフレームに上昇動作用の電 動モータ及びバッテリーを含む各種機器を搭載したものが挙げられるが、具体的 な構成は任意である。また、高所固定部としては、該高所固定部を高所に固定す ることにより、自己巻上型昇降装置付蛍光灯器具のうち、該高所固定部以下の部 分を吊り下げ支持できるものであれば良く、小さくて軽いもので足りるものとな る。
【0007】 また、前記ロック装置としては、例えば、装置本体部または高所固定部に設け られた係合部を高所固定部または装置本体部に設けられた被係合部に係合させる ことにより、これら装置本体部と高所固定部とを直接的な固定状態に保持するも のが挙げられる。ロック解除(固定状態解除)するためには、例えば、手動によ り被係合部に対する係合部の係合状態を解除するように構成しても良い。あるい は、通電されることで被係合部に対する係合部の係合状態を解除するソレノイド を備えることとしてもよい。この通電操作は、無線により床などの低所から行う ことが挙げられる。 また、ロック装置としては、他に、高所固定部に対し装置本体部を固定状態と するロック部材と、このロック部材に接続され、常時はロック部材による固定状 態を保持し、所定温度以上の加熱操作によりロック部材による固定状態を解除動 作する形状記憶合金製のバネ部材とを備えたものが挙げられる。この場合、形状 記憶合金製のバネ部材としては、コイル状の圧縮バネが挙げられるが、コイル状 の引張コイルバネでも良く、他の任意形状のバネでも良い。また、加熱操作とし ては、通電により発熱するコイル状の電熱体が挙げられるが、他の加熱手段を用 いても良い。さらに、この加熱操作は、無線により床などの低所から行うことが 挙げられる。
【0008】 請求項1記載の考案によれば、高所固定部に対し昇降自在に吊り下げ支持され 、上昇動作用の電動モータ及びバッテリーを搭載し、かつ、高所に設置される蛍 光灯器具を取り付けて支持する装置本体部を備える自己巻上型昇降装置付蛍光灯 器具なので、高所固定部を高所に固定したのち、装置本体部を上昇動作させるこ とにより、蛍光灯器具を高所に設置することができ、高所設置作業が簡素なもの となる。 また、蛍光灯器具の高所への設置後は、必要に応じて装置本体部を降下させる ことにより、低所において、蛍光灯器具のメンテナンス作業が容易に行える。従 って、高所作業は、小さくて軽い高所固定部を固定するだけで良いため簡素化で き、他の作業は低所で行えるので、作業を容易にすることができる。
【0009】 さらに、請求項1記載の考案は、前記電動モータの駆動により減速機を介して 巻き取り動作されるワイヤケーブルを介して前記高所固定部と前記装置本体部と が連結されている構成、を特徴としている。例えば、減速機としては、歯車機構 が代表的であるが、他の機構を用いたものでも良い。そして、巻き取り動作は、 電動モータの駆動により減速機を介して所定の減速比によりゆっくりと行われる ものである。
【0010】 このように、請求項1記載の考案によれば、高所固定部と装置本体部とが、電 動モータの駆動により減速機を介して巻き取り動作されるワイヤケーブルを介し て連結されている自己巻上型昇降装置付蛍光灯器具なので、高所固定部と装置本 体部とを連結するワイヤケーブルが、電動モータの駆動により減速機を介して巻 き取り動作することで、装置本体部が所定の減速比でゆっくりと上昇する。
【0011】 そして、請求項1記載の考案は、例えば、電動モータを、ブレーキを持たない ものとすることにより、前記ロック装置による前記固定状態の解除操作によって 、前記装置本体部が自重により下降動作するようにした構成を特徴としている。
【0012】 このように、請求項1記載の考案によれば、ロック装置による固定状態の解除 操作によって、装置本体部が自重により下降動作する自己巻上型昇降装置付蛍光 灯器具なので、ロック装置による固定状態を解除操作することで、装置本体部が 自重により下降する。従って、昇降機能に故障が発生した場合でも、ロック装置 の解除操作により装置本体部が降下し、低所において、メンテナンス作業できる 。特に、減速機を設けたことで、装置本体部が所定の減速比でゆっくりと自重に より下降する。 装置本体部が自重により下降動作するような構成とするためには、装置本体部 の下降時にブレーキが効かない電動モータを用いるとよい。この電動モータは、 ブレーキを持たないものであってもよいし、あるいは、ブレーキを持つものであ っても、下降時にはブレーキが働かないものであればよい。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して、本考案に係る実施の形態例を説明する。 先ず、図1および図2に示すように、本考案に係る自己巻上型昇降装置付蛍光 灯器具1は、天井面50等の高所に対して固定される高所固定部2と、この高所 固定部2に対し、ワイヤケーブル15,15により吊り下げ支持されるとともに 、蛍光灯器具40が下部に取付けられた装置本体部3とに大きく分かれた概略構 成となっている。
【0014】 このうち、高所固定部2は、例えば、水平方向に長尺な板状の上部フレーム2 aを有しており、この上部フレーム2aには、その上方に突出するようにして棒 状の支持部材5,5が固定されている。この支持部材5,5の上端は天井面50 に固定されている。
【0015】 他方、装置本体部3は、図1、図4に示すように、例えば水平方向に長尺な板 状の下部フレーム3aを有しており、この下部フレーム3aの上面には、装置本 体部3を上昇動作させるための駆動手段たる電動モータ23、リード線26aを 介して、この電動モータ23に電力供給するバッテリー26、駆動チェーン23 aを介して電動モータ23の回動軸と連結され、ワイヤケーブル15,15をそ れぞれ巻き取る一対の巻ドラム25,25等がそれぞれ固定されている。 ここで、巻ドラム25,25は、互いに下部フレーム3aの長手方向に直交す る方向に離間して配設されている。 また、電動モータ23の駆動力は、減速機を介して巻ドラム25,25へと伝 達されるようになっている。
【0016】 さらに、下部フレーム3aの上面には、巻ドラム25,25に対するワイヤケ ーブル15,15の巻き取りを、整列巻きにするための、押え部材27,27が 設けられている。この押え部材27,27は、例えば、円柱形状、又は円筒形状 を有しており、その外周面によりワイヤケーブル15,15を巻ドラム25,2 5に対し押さえ付けることにより、巻ドラム25,25に巻き取られるワイヤケ ーブル15,15を整列巻きとするものである。
【0017】 次ぎに、ワイヤケーブル15,15の経路について説明する。 先ず、一方のワイヤケーブル15について説明する。 図3に示すように、高所固定部2の上部フレーム2aの長手方向の一端側には 、一方のワイヤケーブル15が係合するプーリ61,61が、各々その軸心周り に回動自在となるように、支持ブラケット60,60により支持されて設けられ ている。これらプーリ61,61は、一方のワイヤケーブル15を介して装置本 体部3ならびに蛍光灯器具40を吊り下げ支持するためのものである。ここで、 プーリ61,61は、互いに、上部フレーム2aの長手方向に直交する方向に離 間しており、ワイヤケーブル15を介して装置本体部3ならびに蛍光灯器具40 を吊り下げ支持した状態での安定性が得られるようになっている。 また、図4に示すように、装置本体部3の下部フレーム3aの上面の、該下部 フレーム3aの長手方向の一端側には、前記一方のワイヤケーブル15が係合す るプーリ63と、一方のワイヤケーブル15の一端を固定するためのワイヤケー ブル固定部62とが配設されている。ここで、プーリ63,ワイヤケーブル固定 部62とは、互いに、下部フレーム3aの長手方向に直交する方向に離間してい る。これも、ワイヤケーブル15を介して装置本体部3ならびに蛍光灯器具40 を吊り下げ支持した状態での安定性を得るためである。 そして、前記一方のワイヤケーブル15は、その一端がワイヤケーブル固定部 62に固定されるとともに、プーリ61,61、プーリ63にそれぞれ係合して 他端が一方の巻ドラム25に固定されている。
【0018】 他方のワイヤケーブル15については、図1、図3、図4などから分かるよう に、前記一方のワイヤケーブル15と対称に配設されている。この他方のワイヤ ケーブル15が係合したプーリ61,61、63、他方のワイヤケーブル15の 一端が固定されたワイヤケーブル固定部62の配置も、一方のワイヤケーブル1 5が係合したプーリ61,61、63、一方のワイヤケーブル15の一端が固定 されたワイヤケーブル固定部62の配置と対称である。そして他方のワイヤケー ブル15の他端は、他方の巻ドラム25に固定されている。
【0019】 ワイヤケーブル15,15がこのように配設されているため、電動モータ23 を駆動させることにより巻ドラム25,25が回動してワイヤケーブル15,1 5の巻き取り動作を行うようになっており、この巻き取り動作により、装置本体 部3が水平に保たれた状態で高所固定部2に向けて上昇するようになっている。 電動モータ23の駆動は装置本体部3に設けられた、図示しない巻き上げスイ ッチをONにすることにより開始されるようになっている。また、装置本体部3 には、図示しないリミッターが設けられており、後述する設置作業により蛍光灯 器具40が天井面50に配設された時点で、前記図示しない巻き上げスイッチを OFFにすることなく電動モータ23の駆動が停止されるようになっている。従 って、これにより、巻ドラム25,25によるワイヤケーブル15,15の巻き 取り動作が停止されて、装置本体部3の上昇動作が停止する。
【0020】 なお、電動モータ23は、一方向回転型でブレーキを持たないものであり、装 置本体部3の上昇状態で、かつ、電動モータ23の駆動解除状態において、後述 するレバー10を揺動させることにより(例えば、レバー10の先端を下方に引 っ張ることにより)、装置本体部3の後述する係合部28の、高所固定部2の後 述する被係合部13に対する係合状態が解除され、装置本体部3以下の自重によ り図示しない減速機の抵抗を介して電動モータ23が逆回転して、装置本体部3 がゆっくりと下降動作するようになっている。
【0021】 また、高所固定部2には、電極76,76が、装置本体部3には電極75,7 5がそれぞれ設けられており、これら電極76,76と電極75,75とは接離 可能なものである。装置本体部3が高所固定部2に対して固定状態となることに より、電極76,76と電極75,75とが導通状態となり、図示しない配線を 介して蛍光灯器具40への電力供給が開始されるようになっている。なお、電極 76,76に対しては、図示しない配線などにより電力供給された状態となって いる。
【0022】 次ぎに、装置本体部3を高所固定部2に対しロック状態とするロック装置の構 成について説明する。 先ず、図2等に示すように、高所固定部2の上部フレーム2aには、装置本体 部3の後述する係合部28,28が係合する被係合部13,13が、該上部フレ ーム2aから下方に垂下するようにして設けられている。これら被係合部13, 13は、係合部28,28の先端が嵌入される係合孔13b,13b(図1参照 )を有している。 このような被係合部13,13は、上部フレーム2aの長手方向に直交する方 向において対向配置されており、それぞれ軸13aにより、上部フレーム2aに 対して揺動可能に支持されている。さらに、これら被係合部13,13は、図示 しないコイルスプリングなどの付勢手段により、互いに近づく方向に付勢されて いるものとする。
【0023】 他方、図2に示すように、装置本体部3の下部フレーム3aの上面には、被係 合部13,13にそれぞれ係合する係合部28,28が、上方に向けて突出する ようにして設けられている。これら係合部28,28は、その上端部に、被係合 部13,13の係合孔13b,13bに嵌入可能な係合フック28a,28aを 有している。このような係合部28,28は、下部フレーム2aの長手方向に直 交する方向において対向配置されている。 そして、係合部28,28の係合フック28a,28aが、それぞれ被係合部 13,13の係合孔13b,13bに嵌入することで、係合部28,28が被係 合部13,13に対し係合状態となる。
【0024】 被係合部13,13に対する係合部28,28の係合状態は、装置本体部3の 上昇動作により実現される。即ち、装置本体部3が上昇することにより係合部2 8,28が被係合部13,13の間隔に押し入ると、被係合部13,13が図示 しないコイルスプリング等の付勢手段の付勢力に抗して開動作され、なおも装置 本体部3が上昇して係合フック28a,28aが係合孔13b,13bに嵌入す ると、被係合部13,13がコイルスプリングの付勢力に従って閉動作して係合 部28,28が被係合部13,13に対して係合状態となる。これにより、装置 本体部3が高所固定部2に対して固定状態となる。
【0025】 また、高所固定部2の上部には、被係合部13,13と係合部28,28との 係合状態を解除するための解除レバー10が設けられている。即ち、解除レバー 10は、支点10aを軸にして上下に揺動可能に構成されているものであり、該 解除レバー10の先端を下げることにより、該解除レバー10が揺動され、この 揺動により被係合部13,13が開動作するようになっている。従って、この開 動作により、係合部28,28の係合フック28a,28aが被係合部13,1 3の係合孔13b,13bから外れ、被係合部13,13と係合部28,28と の係合状態が解除される。
【0026】 次ぎに、以上のような構成の自己巻上型昇降装置付蛍光灯器具1の、蛍光灯器 具40の設置作業について説明する。 先ず、天井面50に対し高所固定部2を固定し、装置本体部3および蛍光灯器 具40を高所固定部2からワイヤケーブル15,15を介して吊り下げ支持させ た状態にする。 そして、電動モータ23を駆動させて巻ドラム25,25によるワイヤケーブ ル15,15の巻き取り動作を開始する。すると、装置本体部3の上昇動作が開 始し、装置本体部3は高所固定部2に向けて移動する。 やがて、装置本体部3の係合部28,28が高所固定部2の被係合部13,1 3の間隔に押し入って、係合部28が被係合部13,13に対して係合状態とな り、装置本体部3が高所固定部2に対して固定状態となる。 これにより、蛍光灯器具40が天井面50に設置された状態となる。
【0027】 このとき、図示しないリミッターの作用により、電動モータ23の駆動が停止 されることで、巻ドラム25,25によるワイヤケーブル15,15の巻き取り 動作が停止されて、装置本体部3の上昇動作が停止する。 加えて、装置本体部3が高所固定部2に対して固定状態となることにより、高 所固定部2と装置本体部3とにそれぞれ設けられた電極76,76と電極75, 75とが導通状態となり、蛍光灯器具40への電力供給が可能な状態となる
【0028】 また、蛍光灯器具40や装置本体部3の定期点検時や故障発生時等のメンテナ ンス作業、あるいは、蛍光灯器具40の内部の蛍光管の交換作業等の際には、解 除レバー10を手動などにより揺動させることで、装置本体部3の係合部28, 28と高所固定部2の被係合部13,13との係合状態を解除する。これにより 、装置本体部3以下の部分の自重により、図示しない減速機等の歯車機構による 所定の減速比による抵抗を介して電動モータ23が逆回転して、装置本体部3以 下の部分がゆっくりと下降動作する。 そして、装置本体部3以下の部分を床などの低所に置いた状態にして、所定の 作業を行う。
【0029】 以上のような、本考案に係る自己巻上型昇降装置付蛍光灯器具1によれば、高 所固定部2に対し昇降自在に吊り下げ支持され、上昇動作用の電動モータ23及 びバッテリー26を搭載し、かつ、高所に設置される蛍光灯器具40を取り付け て支持する装置本体部3を備えているので、高所固定部2を高所に固定したのち 、装置本体部3を上昇動作させることにより、容易に、蛍光灯器具40を高所に 設置することができる。 また、蛍光灯器具40の高所への設置後は、必要に応じて装置本体部3を降下 させることにより、低所において、蛍光灯器具40のメンテナンス作業が容易に 行える。
【0030】 さらに、電動モータ23の駆動により減速機を介して巻き取り動作されるワイ ヤケーブル15,15を介して高所固定部2と装置本体部3とが連結されており 、電動モータ23はブレーキを持たないので、装置本体部3の、高所固定部2に 対する固定状態を解除することにより、装置本体部3が、該装置本体部3の自重 により、減速機を介して所定の減速比によりゆっくりと下降動作する。
【0031】 なお、上記の実施の形態例では、上部フレーム2aに、開動作する被係合部1 3,13を設け、下部フレーム3aに、被係合部13,13に対し係合する係合 部28,28を設けた構成としたが、上部フレーム2aには係合部28,28を 、下部フレーム3aには被係合部13,13を設けることとしても良い。 また、駆動チェーン23aの代わりに、駆動ベルトを用いても良い。 さらに、図1においては、図示の都合上、係合部28,28等を省略している 。同様に、図2においては、電動モータ23、巻ドラム25,25、バッテリー 26等を省略している。同様に、図4においては、係合部28,28等を省略し ている。 また、ロック装置のロック解除動作を手動によるものとしたが、通電されるこ とで被係合部13,13に対する係合部28,28の係合状態を解除するソレノ イドを備えることとしてもよい。他にも、高所固定部2に対し装置本体部3を固 定状態とするロック部材と、このロック部材に接続され、常時はロック部材によ る固定状態を保持し、所定温度以上の加熱操作によりロック部材による固定状態 を解除動作する形状記憶合金製のバネ部材とを備えるようにしてもよい。 加えて、装置本体部3が自重により下降動作するような構成とするために、電 動モータ23を、ブレーキを持たないものとしたが、ブレーキを持つものであっ ても、下降時にはブレーキが働かないものであればよい。
【0032】
【考案の効果】
請求項1記載の考案に係る自己巻上型昇降装置付蛍光灯器具によれば、高所固 定部を天井面などの高所に固定したのち、装置本体部を上昇動作させることによ り、容易に、蛍光灯器具を高所に設置することができる。また、蛍光灯器具の高 所への設置後は、必要に応じて装置本体部を降下させることにより、低所におい て、メンテナンス作業が容易に行える。 さらに、電動モータの駆動により減速機を介して巻き取り動作されるワイヤケ ーブルを介して高所固定部と装置本体部とが連結されており、ロック装置による 固定状態の解除操作により、装置本体部が自重により下降するので、装置本体部 以下の部位の下降動作を容易になし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自己巻上型昇降装置付蛍光灯器具
を示す正面図である。
【図2】本考案に係る自己巻上型昇降装置付蛍光灯器具
を示す側面図である。
【図3】高所固定部を示す平面図である。
【図4】装置本体部を示す平面図である。
【符号の説明】
1 自己巻上型昇降装置付蛍光灯器具 2 高所固定部 3 装置本体部 15 ワイヤケーブル 23 電動モータ 26 バッテリー 13 被係合部(ロック装置を構成する) 28 係合部(ロック装置を構成する) 40 蛍光灯器具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】高所に固定される高所固定部と、 この高所固定部に対し昇降自在に吊り下げ支持され、上
    昇動作用の電動モータと、この電動モータに電力を供給
    するバッテリーとを搭載し、かつ、高所に設置される蛍
    光灯器具を取り付けて支持する装置本体部と、 からなり、 前記高所固定部に対し前記装置本体部を固定状態とする
    ロック装置と、 前記高所固定部と前記装置本体部とを連結し、前記電動
    モータの駆動により減速機を介して巻き取り動作される
    ワイヤケーブルと、 を備え、 前記ロック装置による前記固定状態の解除操作によっ
    て、前記装置本体部が自重により下降動作すること、を
    特徴とする自己巻上型昇降装置付蛍光灯器具。
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