JP2004171820A - カメラ付携帯電話機に内蔵する閃光発光器 - Google Patents
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Abstract
【課題】キセノン放電管の発光による被写体照明のできる閃光発光器であって、カメラ付携帯電話機に内蔵することができる閃光発光器を提供すること。
【解決手段】DC−DCコンバ−タによって予め充電された主コンデンサ27の充電エネルギ−をカメラ撮影に伴って放電させてキセノン放電管28を発光させる閃光発光回路を備え、さらに、上記の主コンデンサ27は、4つのチップ型セラミックコンデンサ27a、27b、27c、27dを並列接続した構成とし、カメラ付携帯電話機に内蔵できるようになっている。
【選択図】 図1
【解決手段】DC−DCコンバ−タによって予め充電された主コンデンサ27の充電エネルギ−をカメラ撮影に伴って放電させてキセノン放電管28を発光させる閃光発光回路を備え、さらに、上記の主コンデンサ27は、4つのチップ型セラミックコンデンサ27a、27b、27c、27dを並列接続した構成とし、カメラ付携帯電話機に内蔵できるようになっている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、カメラ付携帯電話機に備えるカメラ撮影照明用の閃光発光器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、電子カメラ(デジタルカメラ)を備えた携帯電話機の一例を示す簡略図である。
この携帯電話機は、上面にボタンキ−11などを配置した機器本体12と、内面に表示部などを配置したカバ−体13とをヒンジ14によって連結して折り畳み自在となっている。
【0003】
また、上記の携帯電話機は、カメラの撮影レンズ15がカバ−体13の外面に配設されており、その撮影レンズ15を通った被写体像光が撮像素子で光電変換される。
そして、光電変換された画像情報が情報処理された後に書込みと読み出し可能な記憶媒体に記憶される。
【0004】
さらに、上記の携帯電話機のカバ−体外面には、カメラ撮影のための被写体照明光源として白色発光ダイオ−ド16が配置されている。
この白色発光ダイオ−ド16は、暗い被写体のカメラ撮影時に被写体をスポット照明するものである。
その他、図3に示す参照符号17は送話部、18はアンテナを示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように従来のカメラ付携帯電話機は、カメラ撮影の照明光源として白色発光ダイオ−ドを備えているが、白色発光ダイオ−ドの発光による被写体照明では、照明範囲と照明の明るさが不充分となる。
【0006】
そこで、この種の携帯電話機に一般のカメラ撮影で使用する閃光発光器を内蔵させることが考えられるが、このような閃光発光器は、キセノン放電管を発光させる主コンデンサとして電解コンデンサを備えるために、このようなカメラ付携帯電話機には組み込むことが困難となる。
【0007】
具体的には、電解コンデンサが所定の長さをもった円柱状体のものであることから、この電解コンデンサが携帯電話機に組み込むことができない。
【0008】
つまり、現在の携帯電話機の厚み(機器本体12とカバ−体13の厚み方向の長さ)に比べて電解コンデンサの直径が大きいために、携帯電話機の厚さを増大しないかぎり組み込みができない。
【0009】
しかも、携帯電話機は日増しに薄型化が進んでいることから、電解コンデンサを主コンデンサとして備える閃光発光器をカメラ付携帯電話機に内蔵することには無理が生じる。
【0010】
上記の実情から、キセノン放電管を電解コンデンサの放電エネルギ−によって発光させる閃光発光器をカメラ付携帯電話機に外付けし、カメラ撮影の被写体照明として使用しているのが現状である。
【0011】
そこで、本発明では、キセノン放電管の発光による被写体照明が可能な閃光発光器であってカメラ付携帯電話機に内蔵することができる閃光発光器を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本発明では、カメラ付携帯電話機に内蔵する閃光発光器において、主コンデンサを予め充電し、その充電エネルギ−をカメラ撮影に伴って放電させてキセノン放電管を発光させる閃光発光手段を備え、さらに、上記の主コンデンサは、並列接続した複数のチップ型コンデンサによって構成したことを特徴とする閃光発光器を提案する。
【0013】
このように構成した閃光発光器は、キセノン放電管が複数のチップ型コンデンサの充電エネルギ−を受けて発光する。
この結果、カメラ付携帯電話機の撮影に際して充分な被写体照明を行なうことができる。
【0014】
また、小形形態の複数のチップ型コンデンサを回路基板面上に配置した主コンデンサとなっているので、主コンデンサが薄型化し、カメラ付携帯電話機に充分に組み込むことができる。
【0015】
さらに、複数のチップ型コンデンサを並列接続した主コンデンサ構成であるので、充電電圧を高めることができると共に、放電時のインピ−ダンスが低減してキセノン放電管の放電電流が増加することから、発光効率を高めることができる。
【0016】
その上、複数のチップ型コンデンサを基板面上に配置することから、各コンデンサを集中配置させる必要がないので、携帯電話機の内部レイアウトによる高さ制限に対応することができる。
【0017】
なお、チップ型コンデンサには、チップセラミックコンデンサ、チップタンタルコンデンサ、フイルムチップコンデンサなどを使用することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施形態について図面に沿って説明する。
図1は、携帯電話機に内蔵する閃光発光器の回路例を示す図である。
【0019】
この閃光発光器回路において、21は昇圧トランスで、この昇圧トランス21は、入力コイル21P、出力コイル21S、帰還コイル21fを備えている。
【0020】
また、この昇圧トランス21は、整流用ダイオ−ド22、抵抗23とコンデンサ24からなる時定回路、入力電流をON、OFFさせる発振トランジスタ25、発振起動用の電界効果トランジスタ(FET)26などと共にDC−DCコンバ−タを形成している。
【0021】
このDC−DCコンバ−タは、FET26が携帯電話機に備えられている制御回路より発振起動信号S1を入力することによって発振を開始する。
【0022】
つまり、FET26が発振起動信号S1をゲ−ト入力して導通することで、初トランジスタ25がONとなり、電池電源などの直流電源DCより供給される直流電流が昇圧トランス21の入力コイル21Pに入力して発振の開始となる。
【0023】
なお、発振トランジスタ25は、時定回路によって加わるベ−ス〜エミッタ間電圧が帰還コイル21fに発生する帰還電圧によって所定電圧以下となることでONからOFFに切換わるため、この発振トランジスタ25がON、OFFを繰り返し、この動作でDC−DCコンバ−タが発振する。
【0024】
DC−DCコンバ−タの発振によって直流電源電圧が昇圧され、その出力電流がダイオ−ド22で整流される。
したがって、この整流電流によって主コンデンサ27が充電される。
【0025】
なお、本実施形態の主コンデンサ27は、4つのチップ型セラミックコンデンサ27a、27b、27c、27dを基板面上に配置すると共に、これら主コンデンサ27a、27b、27c、27dを並列接続した並列回路体としてDC−DCコンバ−タの出力側に接続してある。
【0026】
上記の主コンデンサ27は、各々のチップ型セラミックコンデンサ27a〜27dに蓄えられた充電エネルギ−をキセノン放電管28を通して放電させ、キセノン放電管28を発光させる。
【0027】
キセノン放電管28は、トリガ−回路によって励起電圧を印加して発光始動させる。
トリガ−回路は、トリガ−コンデンサ29、トリガ−トランス30、SCR31、充電抵抗32、33などによって形成してある。
【0028】
このトリガ−回路は、携帯電話機の制御回路から送られるトリガ−信号S2がSCR31のゲ−トに入力することにより、このSCR31が導通し、トリガ−コンデンサ29の充電電荷がSCR31とトリガ−トランス30の一次コイルを放電する。
【0029】
これより、トリガ−トランス30の二次コイルに発生した高電圧がキセノン放電管28の励起電極に加わり、キセノン放電管28が主コンデンサ27の放電エネルギ−を受けて発光始動する。
【0030】
また、定電圧ダイオ−ド34、トランジスタ35、36、バイアス抵抗37、38は、レディ信号発生回路と発振停止回路とを形成するものである。
すなわち、主コンデンサ27がキセノン放電管28を発光させることができ所定の電圧まで充電されると、定電圧ダイオ−ド34が導通し、また、このダイオ−ド34の導通によりトランジスタ35、36がONする。
【0031】
したがって、トランジスタ35のON信号が発光準備が整ったことを示すレディ信号S3として携帯電話機の制御回路に送られ、また、トランジスタ36のONによってFET26のゲ−トがGND接続されるため、FET26が非導通、発振トランジスタ25がOFFして発振停止となる。
【0032】
その他、図1に示す参照符号39はFET26の保護用ダイオ−ド、40はSCR31の動作安定用コンデンサ、41、42、43、44、45は各々抵抗を示す。
【0033】
図2は上記した閃光発光器を内蔵させたカメラ付携帯電話機の一例を示す斜視図である。
図示するように、このカメラ付携帯電話機は、白色発光ダイオ−ド16に換えてキセノン放電管28の発光窓46がカバ−体13の外面に設けてある。
なお、その他は図3に示した従来例のカメラ付携帯電話機と同様の構成となっている。
【0034】
上記のように構成したカメラ付携帯電話機のカメラ撮影について、閃光発光撮影する場合の一例を説明すると、メニュ−ボタンを操作して、携帯電話機のメニュ−から撮影モ−ドを選択し、続いて、同ボタンの再操作により撮影モ−ドの中からフラッシュを選択する。
【0035】
そして、撮影姿勢をとった状態でエントリ−キ−ボタンを操作し、シャッタレリ−ズすることにより、携帯電話機の制御回路からトリガ−信号S2が出力され、上記したようにキセノン放電管28が発光する。
この結果、キセノン放電管28の発光による被写体照明下に閃光発光撮影を行なうことができる。
【0036】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、主コンデンサ27を形成するチップ型コンデンサの数は必要に応じて増減することができる。
【0037】
【発明の効果】
上記した通り、本発明によれば、主コンデンサとして電解コンデンサを使用しないで、複数のチップ型コンデンサを並列接続して構成したので、厚さ幅の少ないカメラ付携帯電話機に内蔵することができる閃光発光器となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態として示した閃光発光器の回路図である。
【図2】本発明を実施したカメラ付携帯電話機の一例を示す斜視図である。
【図3】従来例として示したカメラ付携帯電話機の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 ボタンキ−
12 機器本体
13 カバ−体
15 撮影レンズ
21 昇圧トランス
25 発振トランジスタ
26 FET
27 主コンデンサ
27a〜27d チップ型セラミックコンデンサ
28 キセノン放電管
46 発光窓
【発明の属する技術分野】
この発明は、カメラ付携帯電話機に備えるカメラ撮影照明用の閃光発光器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、電子カメラ(デジタルカメラ)を備えた携帯電話機の一例を示す簡略図である。
この携帯電話機は、上面にボタンキ−11などを配置した機器本体12と、内面に表示部などを配置したカバ−体13とをヒンジ14によって連結して折り畳み自在となっている。
【0003】
また、上記の携帯電話機は、カメラの撮影レンズ15がカバ−体13の外面に配設されており、その撮影レンズ15を通った被写体像光が撮像素子で光電変換される。
そして、光電変換された画像情報が情報処理された後に書込みと読み出し可能な記憶媒体に記憶される。
【0004】
さらに、上記の携帯電話機のカバ−体外面には、カメラ撮影のための被写体照明光源として白色発光ダイオ−ド16が配置されている。
この白色発光ダイオ−ド16は、暗い被写体のカメラ撮影時に被写体をスポット照明するものである。
その他、図3に示す参照符号17は送話部、18はアンテナを示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように従来のカメラ付携帯電話機は、カメラ撮影の照明光源として白色発光ダイオ−ドを備えているが、白色発光ダイオ−ドの発光による被写体照明では、照明範囲と照明の明るさが不充分となる。
【0006】
そこで、この種の携帯電話機に一般のカメラ撮影で使用する閃光発光器を内蔵させることが考えられるが、このような閃光発光器は、キセノン放電管を発光させる主コンデンサとして電解コンデンサを備えるために、このようなカメラ付携帯電話機には組み込むことが困難となる。
【0007】
具体的には、電解コンデンサが所定の長さをもった円柱状体のものであることから、この電解コンデンサが携帯電話機に組み込むことができない。
【0008】
つまり、現在の携帯電話機の厚み(機器本体12とカバ−体13の厚み方向の長さ)に比べて電解コンデンサの直径が大きいために、携帯電話機の厚さを増大しないかぎり組み込みができない。
【0009】
しかも、携帯電話機は日増しに薄型化が進んでいることから、電解コンデンサを主コンデンサとして備える閃光発光器をカメラ付携帯電話機に内蔵することには無理が生じる。
【0010】
上記の実情から、キセノン放電管を電解コンデンサの放電エネルギ−によって発光させる閃光発光器をカメラ付携帯電話機に外付けし、カメラ撮影の被写体照明として使用しているのが現状である。
【0011】
そこで、本発明では、キセノン放電管の発光による被写体照明が可能な閃光発光器であってカメラ付携帯電話機に内蔵することができる閃光発光器を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本発明では、カメラ付携帯電話機に内蔵する閃光発光器において、主コンデンサを予め充電し、その充電エネルギ−をカメラ撮影に伴って放電させてキセノン放電管を発光させる閃光発光手段を備え、さらに、上記の主コンデンサは、並列接続した複数のチップ型コンデンサによって構成したことを特徴とする閃光発光器を提案する。
【0013】
このように構成した閃光発光器は、キセノン放電管が複数のチップ型コンデンサの充電エネルギ−を受けて発光する。
この結果、カメラ付携帯電話機の撮影に際して充分な被写体照明を行なうことができる。
【0014】
また、小形形態の複数のチップ型コンデンサを回路基板面上に配置した主コンデンサとなっているので、主コンデンサが薄型化し、カメラ付携帯電話機に充分に組み込むことができる。
【0015】
さらに、複数のチップ型コンデンサを並列接続した主コンデンサ構成であるので、充電電圧を高めることができると共に、放電時のインピ−ダンスが低減してキセノン放電管の放電電流が増加することから、発光効率を高めることができる。
【0016】
その上、複数のチップ型コンデンサを基板面上に配置することから、各コンデンサを集中配置させる必要がないので、携帯電話機の内部レイアウトによる高さ制限に対応することができる。
【0017】
なお、チップ型コンデンサには、チップセラミックコンデンサ、チップタンタルコンデンサ、フイルムチップコンデンサなどを使用することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施形態について図面に沿って説明する。
図1は、携帯電話機に内蔵する閃光発光器の回路例を示す図である。
【0019】
この閃光発光器回路において、21は昇圧トランスで、この昇圧トランス21は、入力コイル21P、出力コイル21S、帰還コイル21fを備えている。
【0020】
また、この昇圧トランス21は、整流用ダイオ−ド22、抵抗23とコンデンサ24からなる時定回路、入力電流をON、OFFさせる発振トランジスタ25、発振起動用の電界効果トランジスタ(FET)26などと共にDC−DCコンバ−タを形成している。
【0021】
このDC−DCコンバ−タは、FET26が携帯電話機に備えられている制御回路より発振起動信号S1を入力することによって発振を開始する。
【0022】
つまり、FET26が発振起動信号S1をゲ−ト入力して導通することで、初トランジスタ25がONとなり、電池電源などの直流電源DCより供給される直流電流が昇圧トランス21の入力コイル21Pに入力して発振の開始となる。
【0023】
なお、発振トランジスタ25は、時定回路によって加わるベ−ス〜エミッタ間電圧が帰還コイル21fに発生する帰還電圧によって所定電圧以下となることでONからOFFに切換わるため、この発振トランジスタ25がON、OFFを繰り返し、この動作でDC−DCコンバ−タが発振する。
【0024】
DC−DCコンバ−タの発振によって直流電源電圧が昇圧され、その出力電流がダイオ−ド22で整流される。
したがって、この整流電流によって主コンデンサ27が充電される。
【0025】
なお、本実施形態の主コンデンサ27は、4つのチップ型セラミックコンデンサ27a、27b、27c、27dを基板面上に配置すると共に、これら主コンデンサ27a、27b、27c、27dを並列接続した並列回路体としてDC−DCコンバ−タの出力側に接続してある。
【0026】
上記の主コンデンサ27は、各々のチップ型セラミックコンデンサ27a〜27dに蓄えられた充電エネルギ−をキセノン放電管28を通して放電させ、キセノン放電管28を発光させる。
【0027】
キセノン放電管28は、トリガ−回路によって励起電圧を印加して発光始動させる。
トリガ−回路は、トリガ−コンデンサ29、トリガ−トランス30、SCR31、充電抵抗32、33などによって形成してある。
【0028】
このトリガ−回路は、携帯電話機の制御回路から送られるトリガ−信号S2がSCR31のゲ−トに入力することにより、このSCR31が導通し、トリガ−コンデンサ29の充電電荷がSCR31とトリガ−トランス30の一次コイルを放電する。
【0029】
これより、トリガ−トランス30の二次コイルに発生した高電圧がキセノン放電管28の励起電極に加わり、キセノン放電管28が主コンデンサ27の放電エネルギ−を受けて発光始動する。
【0030】
また、定電圧ダイオ−ド34、トランジスタ35、36、バイアス抵抗37、38は、レディ信号発生回路と発振停止回路とを形成するものである。
すなわち、主コンデンサ27がキセノン放電管28を発光させることができ所定の電圧まで充電されると、定電圧ダイオ−ド34が導通し、また、このダイオ−ド34の導通によりトランジスタ35、36がONする。
【0031】
したがって、トランジスタ35のON信号が発光準備が整ったことを示すレディ信号S3として携帯電話機の制御回路に送られ、また、トランジスタ36のONによってFET26のゲ−トがGND接続されるため、FET26が非導通、発振トランジスタ25がOFFして発振停止となる。
【0032】
その他、図1に示す参照符号39はFET26の保護用ダイオ−ド、40はSCR31の動作安定用コンデンサ、41、42、43、44、45は各々抵抗を示す。
【0033】
図2は上記した閃光発光器を内蔵させたカメラ付携帯電話機の一例を示す斜視図である。
図示するように、このカメラ付携帯電話機は、白色発光ダイオ−ド16に換えてキセノン放電管28の発光窓46がカバ−体13の外面に設けてある。
なお、その他は図3に示した従来例のカメラ付携帯電話機と同様の構成となっている。
【0034】
上記のように構成したカメラ付携帯電話機のカメラ撮影について、閃光発光撮影する場合の一例を説明すると、メニュ−ボタンを操作して、携帯電話機のメニュ−から撮影モ−ドを選択し、続いて、同ボタンの再操作により撮影モ−ドの中からフラッシュを選択する。
【0035】
そして、撮影姿勢をとった状態でエントリ−キ−ボタンを操作し、シャッタレリ−ズすることにより、携帯電話機の制御回路からトリガ−信号S2が出力され、上記したようにキセノン放電管28が発光する。
この結果、キセノン放電管28の発光による被写体照明下に閃光発光撮影を行なうことができる。
【0036】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、主コンデンサ27を形成するチップ型コンデンサの数は必要に応じて増減することができる。
【0037】
【発明の効果】
上記した通り、本発明によれば、主コンデンサとして電解コンデンサを使用しないで、複数のチップ型コンデンサを並列接続して構成したので、厚さ幅の少ないカメラ付携帯電話機に内蔵することができる閃光発光器となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態として示した閃光発光器の回路図である。
【図2】本発明を実施したカメラ付携帯電話機の一例を示す斜視図である。
【図3】従来例として示したカメラ付携帯電話機の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 ボタンキ−
12 機器本体
13 カバ−体
15 撮影レンズ
21 昇圧トランス
25 発振トランジスタ
26 FET
27 主コンデンサ
27a〜27d チップ型セラミックコンデンサ
28 キセノン放電管
46 発光窓
Claims (1)
- カメラ付携帯電話機に内蔵する閃光発光器において、
主コンデンサを予め充電し、その充電エネルギ−をカメラ撮影に伴って放電させてキセノン放電管を発光させる閃光発光手段を備え、
さらに、上記の主コンデンサは、並列接続した複数のチップ型コンデンサによって構成したことを特徴とする閃光発光器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002333571A JP2004171820A (ja) | 2002-11-18 | 2002-11-18 | カメラ付携帯電話機に内蔵する閃光発光器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002333571A JP2004171820A (ja) | 2002-11-18 | 2002-11-18 | カメラ付携帯電話機に内蔵する閃光発光器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004171820A true JP2004171820A (ja) | 2004-06-17 |
Family
ID=32698243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002333571A Pending JP2004171820A (ja) | 2002-11-18 | 2002-11-18 | カメラ付携帯電話機に内蔵する閃光発光器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004171820A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8092033B2 (en) * | 2008-11-12 | 2012-01-10 | Chi Mei Communication Systems, Inc. | Illumination assist device and electronic device using the same |
JP2015056625A (ja) * | 2013-09-13 | 2015-03-23 | 京セラ株式会社 | 積層コンデンサおよび閃光発光装置 |
US9704702B2 (en) | 2013-03-14 | 2017-07-11 | Hamamatsu Photonics K.K. | Flash light source device |
-
2002
- 2002-11-18 JP JP2002333571A patent/JP2004171820A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8092033B2 (en) * | 2008-11-12 | 2012-01-10 | Chi Mei Communication Systems, Inc. | Illumination assist device and electronic device using the same |
US9704702B2 (en) | 2013-03-14 | 2017-07-11 | Hamamatsu Photonics K.K. | Flash light source device |
JP2015056625A (ja) * | 2013-09-13 | 2015-03-23 | 京セラ株式会社 | 積層コンデンサおよび閃光発光装置 |
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