JP2004170133A - トルク検出装置 - Google Patents

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Yoshitomo Tokumoto
欣智 徳本
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Abstract

【課題】簡素な部材構成で、組立工数を少なく抑えつつ正確にセンサを取り付けるとともに、ユーザーによるセンサの取り外しを防止できるトルク検出装置を提供する。
【解決手段】先端部が円錐状等であることにより位置決め機能を有するピン17を、ハウジング13の孔13bに圧入してセンサ14を永久固定する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動パワーステアリング装置に用いられるトルク検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電動パワーステアリング装置には、運転手がステアリングホイールに付与する操舵トルクを検出するためのトルク検出装置が設けられている。この装置は、ステアリングホイールに連結されるトーションバーの入力側及び出力側にそれぞれターゲット付きの回転体を設け、ターゲットに対向して配置されたセンサ(MR素子を用いたもの)によりトーションバーの捻れ量すなわち、トーションバーの入力側と出力側との相対回転量を検出し、これに基づいて操舵トルクを検出するように構成されている。
【0003】
上記センサは、メーカーの工場において精密に位置決めしてボルト等により固定されている。これにより、センサは、回転体の中心軸に対して所定のアジマス角で配置され、所望の出力をなし得る状態で取り付けられている。この取り付けに関して、例えば本願出願人による関連特許出願の特願2001−305789では、ハウジングに凹部(1箇所)及びねじ孔(2箇所)、センサに凸部(1箇所)及びボルト通し孔(2箇所)が設けられ、凹凸の嵌合と、ボルト締めとによって、センサがハウジングに取り付けられる。一方、センサのタイプは異なるが、一端取り付けると破壊しない限り外せない特殊ボルトによりセンサ(ポテンショメータ)を取り付けた従来技術もある(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
実公平7−14110号公報(第4頁、第4図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のトルク検出装置のうち特願2001−305789のような取付構造は、位置決め用の凹凸の他にねじ孔等が必要である。従って、部材の形態が複雑であり、多くの加工工数を要する。また、凹凸の嵌合のみで位置決めが完了する訳ではなく、ボルト締め時にも位置の微調整を要する。従って、多くの組立工数を要する。しかも、ユーザー(エンドユーザー)が興味本位にボルトを外してセンサを取り外し、再度取り付ける可能性があり、その場合には、出荷時の取付精度が損なわれて正しいセンサ出力が得られない恐れがある。
一方、特許文献1のトルク検出装置では、特殊ボルトを一端取り付けると破壊しない限り外せないので、ユーザーがセンサを取り外すことは基本的にない。しかしながら、工場での取付時にも一端取り付けると位置の微調整ができなくなる。従って、慎重に位置調整をしながらの取付となり、多くの組立工数を要する。
【0006】
上記のような従来の問題点に鑑み、本発明は、センサ取付構造に関して、簡素な部材構成で、組立工数を少なく抑えつつ正確にセンサを取り付けるとともに、ユーザーによるセンサの取り外しを防止できるトルク検出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、回転体に作用するトルクを、回転体に設けたターゲットに対向して配置されたセンサの出力に基づいて検出するトルク検出装置において、前記回転体を収容するハウジングの所定位置に前記センサを位置決めして永久固定する位置決め固定部材を備えたものである(請求項1)。
上記のように構成されたトルク検出装置においては、位置決め固定部材のみによりセンサは位置決めされ、ハウジングに永久固定される。すなわち、簡素な部材構成で、組立工数を少なく抑えつつ正確にセンサが永久固定される。
【0008】
また、上記トルク検出装置において、位置決め固定部材は、ハウジングに設けられた孔に圧入されるピンであって、その先端部が中心軸方向に凸な形状であるものであってもよい(請求項2)。
この場合、ピンの圧入のみにより、センサが位置決めされ、永久固定される。
【0009】
また、上記トルク検出装置において、位置決め固定部材は、センサのケースと一体に形成された熱可塑性樹脂のピンであって、その先端部が中心軸方向に凸な形状であるものを、ハウジングに設けられた孔に挿通して当該先端部を溶融変形させたものであってもよい(請求項3)。
この場合、位置決め固定部材はセンサのケースと一体化される。従って、最少部品点数となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、トルク検出装置を含む電動パワーステアリング装置の構成を示す断面図である。図において、ステアリングホイール1には入力軸2が接続されている。入力軸2は、トーションバー3を介して、出力軸4と接続されている。入力軸2はニードル軸受5により、出力軸4は玉軸受6及び7により、それぞれ回転可能に支持されている。出力軸4にはウオームホイール8が嵌合され、このウオームホイール8と噛み合うウオーム9は、操舵補助用のモータ10によって回転駆動される。なお、出力軸4は、図示しない舵取機構に接続されている。
【0011】
また、上記入力軸2及び出力軸4にはそれぞれ筒状の回転体11及び12が取り付けられている。回転体11の下端外周及び、回転体12の上端外周にはそれぞれ、ターゲット11a及び12aが形成されている。ターゲット11a及び12aは例えば、磁性体製の凹凸を周方向に一定ピッチで歯車状に形成したものである。
上記各部を収容するハウジング13には、磁気抵抗素子等の、磁気的変化を電気信号に変えて出力するセンサ14が取り付けられている。センサ14は、上記ターゲット11a、12aに対向して配置されている。センサ14の出力信号は制御部15に送られ、制御部15から駆動信号が駆動部16に出力される。この駆動部16は、モータ10を駆動する。
【0012】
図2は、センサ14の外観概略を示す斜視図である。センサ14は、ターゲット11a及び12aにそれぞれ対向する検知部14a及び14bを有し、取付用の鍔部14cには一対の取付孔(貫通孔)14dが形成されている。ターゲット11a及び12aが上記検知部14a及び14bの前で回転することにより、各ターゲット11a及び12aの外周の凹凸形状に応じた信号が、センサ14から制御部15(図1)に出力される。
【0013】
図1において、ステアリングホイール1に操舵トルクを付与すると、トーションバー3が捻れ、入力軸2と出力軸4との間に相対回転角度差が生じる。従って、回転体11と12との間にも同一の相対回転角度差が生じ、センサ14の検知部14a及び14bからの出力信号を比較処理することにより制御部15は操舵トルクを検出することができる。すなわち、回転するターゲット11a,12a、センサ14及び制御部15は、トルク検出装置を構成している。
制御部15は、検出した操舵トルクに応じて駆動部16に駆動信号を出力し、駆動部16はモータ10を駆動して操舵補助力を発生させる。
【0014】
次に、トルク検出装置におけるセンサ取付構造(ハウジング13に対してのセンサ14の取付)の第1実施形態について説明する。図3の(a)は、ハウジング13に、圧入用のピン17を用いてセンサ14を取り付ける状態を示す断面図である。ハウジング13には、センサ14の本体部分を挿通させる孔13aと、ピン17を圧入させる孔13bとが形成されている。ここで、孔13aの内径はセンサ14の本体部分の外径より大きいが、孔13bの内径はピン17の直径より小さい。このピン17をセンサ14の取付孔14d(内径はピン17の直径とほぼ同一である。)に挿入し、ハンマー又はプレス機を用いて、ピン17を取付孔13bに圧入する。ピン17は、先端が円錐形状に尖っており、これにより、圧入初期に自動的にセンサ14の位置決めが行われる。従って、センサ14は、回転体11,12(図1)の中心軸に対して所定のアジマス角で配置され、正確に取り付けられる。
【0015】
こうして(b)に示すように圧入されたピン17は、ハウジング13に永久固定(破壊的行為を伴わずには外せない固定状態)され、破壊以外の方法では実質的に取り外し不可能である。従って、センサ14も取り外し不可能であり、出荷後に、ユーザーがセンサ14を取り外すことはできない。
上記実施形態においては、取付に必要な部材は、位置決め固定部材としてのピン17のみである。また、ピン17の圧入という一つの作業により、ハウジング13に、センサ14を位置決めして永久固定することができる。従って、簡素な部材構成で、組立工数を少なく抑えつつ正確にセンサを取り付けるとともに、ユーザーによるセンサの取り外しを防止することができる。また、簡素な部材構成と少ない組立工数は、当然にコストダウンに寄与する。
なお、上記ピン17に代えてリベットを使用し、「かしめ」によって圧着することで、永久固定してもよい。
【0016】
次に、第2実施形態について説明する。図4の(a)は、ハウジング13に、第2実施形態における位置決め固定部材を用いてセンサ14を取り付ける状態を示す断面図である。センサ14のケースの一部である鍔部14cは、ポリアミド等の熱可塑性を有する合成樹脂材料により作製されており、その下面には、円柱状のピン14eが一体に形成されている。ピン14eの先端部は球面状であり、スリット14fが設けられている。ピン14eの長さ(高さ)は、ハウジング13に挿通したとき反対側に適度に突出するように設計されている。ハウジング13には、第1実施形態と同様に孔13a及び13bが設けられているが、孔13bの直径は本実施形態においては、ピン14eの直径とほぼ同一である。
【0017】
上記ピン14eを、ハウジング13の孔13bに挿通し、(b)の状態とする。挿通の際、ピン14eは、先端が球面状であるので案内作用があり、挿通初期に自動的にセンサ14の位置決めが行われる。従って、センサ14は、回転体11,12(図1)の中心軸に対して所定のアジマス角で配置され、正確に取り付けられる。また、挿通時に、スリット14fの幅が狭められることによる弾性変形が可能であり、これにより、滑らかに挿通することができる。
次に、ハウジング13を突き抜けたピン14eの先端部に熱を加え、溶融変形させる。これにより、例えば(c)に示すように、抜け止めの頭部14gが形成され、センサ14はハウジング13に永久固定された状態となる。なお、スリット14fの存在により肉厚が薄くなるので、スリットが無い場合よりも少ない熱量で溶融させることができる。これと同様の効果は、スリットに限らず、肉抜きの孔を設ける等によっても得られる。
【0018】
こうして(c)に示すように固定されたセンサ14は、破壊以外の方法では取り外し不可能である。従って、出荷後に、ユーザーがセンサ14を取り外すことはできない。
このようなセンサ取付構造においては、取付に必要な部材は、位置決め固定部材としてのピン14eのみであり、これはセンサ14と一体に形成されるので別途の部品点数には入らない。すなわち、部品点数としてはセンサ14が1個であり、最少であるので、コストダウンに寄与する。また、ピン14eの挿入及び溶融という二つの作業により、ハウジング13に、センサ14を位置決めして永久固定することができる。従って、簡素な部材構成で、組立工数を少なく抑えつつ正確にセンサを取り付けるとともに、ユーザーによるセンサの取り外しを防止することができる。
【0019】
なお、上記第1実施形態におけるピン17は先端部が円錐状であるが、球面状であってもよい。また、第2実施形態におけるピン14eは先端部が球面状であるが、円錐状であってもよい。要するに、ピンの先端部は、自己案内的に位置決め可能な形状とすべく、ピン自身の中心軸方向に凸な形状(好ましくは滑らかに凸な形状)であればよい。
【0020】
【発明の効果】
以上のように構成された本発明は以下の効果を奏する。
請求項1のトルク検出装置によれば、固定部材のみによりセンサは位置決めされ、ハウジングに永久固定されるので、簡素な部材構成で、組立工数を少なく抑えつつ正確にセンサを取り付けるとともに、ユーザーによるセンサの取り外しを防止することができる。
【0021】
請求項2のトルク検出装置によれば、ピンの圧入のみにより、センサが位置決めされ、永久固定されるので、最少工数でセンサを取り付けることができる。
【0022】
請求項3のトルク検出装置によれば、位置決め固定部材はセンサのケースと一体化されるので、最少部品点数でセンサを取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トルク検出装置を含む電動パワーステアリング装置の構成を示す断面図である。
【図2】トルク検出装置を構成するセンサの外観概略を示す斜視図である。
【図3】電動パワーステアリング装置のハウジングに、圧入用のピンを用いてセンサを取り付ける状態を示す断面図である。
【図4】電動パワーステアリング装置のハウジングに、センサのケースと一体のピンを用いてセンサを取り付ける状態を示す断面図である。
【符号の説明】
3 トーションバー
11 回転体
11a ターゲット
12 回転体
12a ターゲット
13 ハウジング
13b 孔
14 センサ
14c 鍔部
14e ピン
15 制御部
17 ピン

Claims (3)

  1. 回転体に作用するトルクを、回転体に設けたターゲットに対向して配置されたセンサの出力に基づいて検出するトルク検出装置において、
    前記回転体を収容するハウジングの所定位置に前記センサを位置決めして永久固定する位置決め固定部材を備えたことを特徴とするトルク検出装置。
  2. 前記位置決め固定部材は、前記ハウジングに設けられた孔に圧入されるピンであって、その先端部が中心軸方向に凸な形状である請求項1記載のトルク検出装置。
  3. 前記位置決め固定部材は、前記センサのケースと一体に形成された熱可塑性樹脂のピンであって、その先端部が中心軸方向に凸な形状であるものを、前記ハウジングに設けられた孔に挿通して当該先端部を溶融変形させたものである請求項1記載のトルク検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020016608A (ja) * 2018-07-27 2020-01-30 株式会社ジェイテクト センサ装置
JP2021025818A (ja) * 2019-08-01 2021-02-22 日立金属株式会社 センサ装置及びその製造方法

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