JP2004170007A - アンモニアと二酸化炭素を組み合わせた二元冷凍システム - Google Patents
アンモニアと二酸化炭素を組み合わせた二元冷凍システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004170007A JP2004170007A JP2002337086A JP2002337086A JP2004170007A JP 2004170007 A JP2004170007 A JP 2004170007A JP 2002337086 A JP2002337086 A JP 2002337086A JP 2002337086 A JP2002337086 A JP 2002337086A JP 2004170007 A JP2004170007 A JP 2004170007A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbon dioxide
- brine
- ammonia
- cooler
- cycle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B9/00—Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point
- F25B9/002—Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the refrigerant
- F25B9/006—Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the refrigerant the refrigerant containing more than one component
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B7/00—Compression machines, plants or systems, with cascade operation, i.e. with two or more circuits, the heat from the condenser of one circuit being absorbed by the evaporator of the next circuit
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2309/00—Gas cycle refrigeration machines
- F25B2309/06—Compression machines, plants or systems characterised by the refrigerant being carbon dioxide
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明の二元冷凍システム1は、アンモニアサイクル2に炭酸ガスサイクル3の二酸化炭素媒体を冷却、液化するカスケードコンデンサ14を具えるとともに、炭酸ガスサイクル3に目的の冷却を行う冷却器19を具え、この冷却器19には、二酸化炭素の三重点以下の温度で凍ることがなく、また二酸化炭素と化学反応をほとんど起こさず、且つまた二酸化炭素が少量しか溶解しないブラインを、二酸化炭素とともに冷媒として搬送できるように構成し、二酸化炭素の三重点以下の温度域において連続的な冷却が行えるようにしたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は高元側をアンモニアサイクル、低元側を炭酸ガスサイクルで構成した二元冷凍システムに関するものであって、特に二酸化炭素の三重点である摂氏−56℃以下の温度帯まで効率良く冷却することができる新規な冷凍システムに係るものである。
【0002】
【発明の背景】
近年、地球を取り巻くオゾン層の破壊防止や地球温暖化防止の目的から、冷凍機あるいは空調設備等に使用する冷媒をフロン系のものから水、空気、二酸化炭素、アンモニア、炭化水素ガス等の自然冷媒(ヒートポンプ・システムへの応用を視野に入れ、国際的には自然作動流体とも呼ばれる)に移行する動きが活発になっている。本出願人も、このような社会的要請から、既に自然冷媒としてアンモニアと二酸化炭素とを適用したヒートポンプ・システム等の開発を試み、国際公開番号WO00/50822「アンモニアサイクルと炭酸ガスサイクルとを組み合わせたヒートポンプシステム」、特願2001−366627「アンモニアサイクルと炭酸ガスサイクルとを組み合わせた二元冷凍システム」等の特許出願に至っている。
【0003】
ところで、この種の冷凍装置においては、約−40℃以下の冷却を可能とする超低温用のものがあり、これにも自然冷媒、例えばアンモニアを高元側とし、炭酸ガス(二酸化炭素)を低元側とした冷凍装置が提案されている。
しかしながら、二酸化炭素冷媒は、この三重点(−56℃)以下の温度域では固体(ドライアイス)になってしまうため、連続した冷凍サイクルを実現することは実質的に困難であった。
このようなことから超低温用の冷凍装置にあっては、他の自然冷媒の適用も考えらているが、経済性、装置の大きさ、爆発引火性等の問題があり、実用できる段階までに至っていないのが実情であった。
【0004】
【開発を試みた技術的課題】
本発明は、このような背景を認識してなされたものであって、アンモニアと二酸化炭素を冷媒としながらも、二酸化炭素の三重点である摂氏−56℃以下の温度帯まで効率良く冷却できる新規且つ実用的な冷凍システムの開発を試みたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち請求項1記載のアンモニアと二酸化炭素を組み合わせた二元冷凍システムは、アンモニアを媒体としたアンモニアサイクルを高元側とし、二酸化炭素を媒体とした炭酸ガスサイクルを低元側として組み合わせて成るシステムであって、前記アンモニアサイクルは、炭酸ガスサイクル内の二酸化炭素媒体を冷却、液化するカスケードコンデンサを具えるとともに、前記炭酸ガスサイクルは、目的の冷却を行う冷却器を具えて成る冷凍システムにおいて、前記冷却器には、二酸化炭素の三重点以下の温度で凍ることがなく、また二酸化炭素と化学反応をほとんど起こさず、且つまた二酸化炭素が少量しか溶解しないブラインを、二酸化炭素とともに冷媒として搬送できるように構成し、二酸化炭素の三重点以下の温度帯において目的の冷却が連続的に行えるようにしたことを特徴として成るものである。
この発明によれば、冷媒として二酸化炭素を適用しながらも超低温冷却の効率的な連続運転を実用可能なものとする。
【0006】
また請求項2記載のアンモニアと二酸化炭素を組み合わせた二元冷凍システムは、前記請求項1記載の要件に加え、前記ブラインは、二酸化炭素の三重点相当飽和圧力以下の状態で、液体二酸化炭素が直接吹き込まれ、液中に固体二酸化炭素の小さな粒子が撹拌した状態で、前記冷却器に搬送されることを特徴として成るものである。
この発明によれば、超低温冷却運転が、より効率的に行える。
【0007】
更にまた請求項3記載のアンモニアと二酸化炭素を組み合わせた二元冷凍システムは、前記請求項2記載の要件に加え、前記液体二酸化炭素は、冷却器から排出されて炭酸ガスがほぼ分離された貯留状態のブライン中に供給されるものであり、ブラインは固体二酸化炭素の微粒子を充分に含んだ状態で前記冷却器に搬送されるようにしたことを特徴として成るものである。
この発明によれば、冷却器から排出されたブラインの貯留部を、二酸化炭素が−56℃の固体から液体に変化するときの潜熱を利用する蓄熱槽として使用することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明のアンモニアと二酸化炭素を組み合わせた二元冷凍システム1を図示の実施の形態に基づいて説明する。本発明の冷凍システムは、このような自然冷媒を適用しながらも、二酸化炭素の三重点(−56℃)以下の超低温域での冷却が効率的に行えるようにしたものである。このため、本発明の二元冷凍システム1は、一例として図1に示すように、高元側にアンモニアサイクル2と、低元側に炭酸ガスサイクル3とを組み合わせて成るものである。以下、各サイクルについて説明する。
【0009】
アンモニアサイクル2は、一例としてNH3 圧縮機11と、コンデンサ12と、NH3 流量調整弁13と、カスケードコンデンサ14とを具えて成るものであって、実質的にこのカスケードコンデンサ14によって、炭酸ガスサイクル3内の二酸化炭素媒体を冷却するものである。またこのアンモニアサイクル2は、媒体が毒性のあるアンモニアであることから、封入量が極力少量に設定されるとともに、アンモニアサイクル2を構成する部材が、一例として機械室内に設置され、目的の冷却器から隔離される。
【0010】
一方、炭酸ガスサイクル3は、一例として上述したカスケードコンデンサ14の他、CO2 圧縮機15、CO2 受液器16、CO2 流量調整弁17、混合器18、冷却器19、液分離器20、液ポンプ21とを具えて成るものである。
なお本発明の冷凍システムは、上述したように超低温冷却が効率的に行えるようにしたものであり、この運転を行う場合には、例えばブライン中に固体二酸化炭素の微粒子を撹拌状態で混合させて冷却器19に送り、ここで固体二酸化炭素を昇華させて目的の冷却を行うものである。従って液分離器20、液ポンプ21、冷却器19の間には主にブラインを循環させる回路を形成するものであり、これをブライン回路22とする。
【0011】
なお混合器18は、ブラインと液体二酸化炭素とを混合するものであり、例えばオリフィス構造によって、液体二酸化炭素をブライン中に含有させるものである。また液分離器20は、冷却器19での作用(冷却)を終了した、二酸化炭素を含むブラインを貯留するとともに、これをブライン(液状)と炭酸ガス(ガス状)とに分離する部位である。更に液ポンプ21は、主にブラインを冷却器19(混合器18)に搬送するためのものである。
【0012】
また本発明においては、ブラインを適宜、二酸化炭素と混合・分離させ、超低温冷却を行い得るようにしているため、ブラインには以下のような性能が要求される。すなわちブラインは、二酸化炭素の三重点(−56℃)以下の目的の温度域で凍らない性能、二酸化炭素と化学反応をほとんど起こさない性能、二酸化炭素を少ししか溶解しない性能が要求される。なおこのようなブラインとしては、一例としてエチルアルコール、メチルアルコール、蟻酸カリウム水溶液、トルエン等が挙げられる。
【0013】
次に本発明の二元冷凍システム1の作動態様について説明する。説明にあたっては、本システムによって効率的に行える超低温冷却運転について主に説明する。
まずアンモニアサイクル2では、NH3 圧縮機11によって圧縮された気体状のアンモニア媒体が、コンデンサ12を通るとき、冷却水または空気によって冷やされて液体となる。液体となったアンモニア媒体は、NH3 流量調整弁13によって流量制御されながら必要な低温度に相当する飽和圧力まで膨張した後、カスケードコンデンサ14で蒸発して気体となる。このとき、アンモニア媒体は、炭酸ガスサイクル3内の二酸化炭素媒体から熱を奪い、これを液化する。
【0014】
一方、炭酸ガスサイクル3では、CO2 圧縮機15によって圧縮された気体状の二酸化炭素媒体(炭酸ガス)が、カスケードコンデンサ14を通るときに冷やされて液体となり、CO2 受液器16に貯留される。
液体となった二酸化炭素は、その後、CO2 流量調整弁17によって流量が制御されながら混合器18に送られ、ここでブラインと混合される。この際、混合前のブラインを二酸化炭素の三重点相当飽和圧力以下に設定しておけば、混合時、液体二酸化炭素は圧力差ないしは温度差によって小さな泡と、フレークアイスのような固体微粒子となり、ブライン中に激しく混合した状態となる。
【0015】
そして、二酸化炭素の固体微粒子を含んだブラインは、その後、液ポンプ21の作用により冷却器19に送られ、ここで目的の冷却を行う。具体的には外部から冷却器19に負荷が掛かかるとブラインが温まり、固体二酸化炭素に熱が伝えられる。ここで微粒子状の固体二酸化炭素が昇華してブラインから熱を奪い、これにより、ブラインを目的の温度に保ち、所望の冷却が行われるものである。なお冷却器19の圧力は、目的の温度の二酸化炭素相当飽和圧力以下に調整されるものである。
【0016】
このようにして冷却器19で目的の冷却を終えた、二酸化炭素を含むブラインは、液分離器20に搬送される。なおブラインに混合されていた固体二酸化炭素は、冷却器19において昇華し、ほぼガス化しているため、液分離器20では、液体状のブラインと、気体状の炭酸ガスとに分離されるものである。なおこのように本願では、ブラインと二酸化炭素を混合させたり、分離したりして、超低温冷却を行うため、ブラインは二酸化炭素の三重点以下の温度域で凍ることがないことに加え、二酸化炭素と化学反応をほとんど起こさず、また二酸化炭素をあまり溶解させないものが適用される。
その後、液分離器20内の炭酸ガスは、CO2 圧縮機15に送られる。一方、二酸化炭素をほとんど含まないブラインは、液ポンプ21によってブライン回路22を通って混合器18(冷却器19)へと搬送される。
【0017】
このように本発明においては、二酸化炭素の潜熱を利用して目的の冷却を行うのため、少量のブラインを循環させるだけで、効率的な冷却が行えるものである。特に固体二酸化炭素を混合したブラインを一旦、冷却器19に充填してしまえば、液ポンプ21やCO2 流量調整弁17等を一時停止させて、ブラインの流れを止めても、固体二酸化炭素が存在する限りは、昇華によってブラインの熱を奪うため、液ポンプ21の動力負荷は極めて少なくて済み、より一層効率的な冷却運転が行えるものである。
【0018】
なお運転にあたっては、CO2 圧縮機15と液ポンプ21のうち、どちらか一方または双方を制御して冷却器19や液分離器20の圧力を調整し、二酸化炭素の気化温度を変えて、冷却器19を目的の温度に冷却することが可能である。また本発明では、上述した超低温冷却運転のみならず、通常の冷凍運転も可能であり、例えば二酸化炭素と混合される前のブライン側の圧力を二酸化炭素の三重点相当飽和圧力以上に設定することで、このような通常の運転が行えるものである。
【0019】
【他の実施の形態】
本発明は以上述べた実施の形態を一つの基本的な技術思想とするものであるが、更に次のような改変が考えられる。すなわち上記図1に示した実施の形態では、液体二酸化炭素をブラインに混合する際、このものを長時間吹き込み続けた場合や吹き込みを停止した場合等には、固体炭酸ガスが混合器18(オリフィス部)またはその出口付近に凝固することが懸念される。このため、一例として図2に示すように、冷却器19から排出され、ほぼ炭酸ガスが分離された後の貯留状態のブライン中に、大口径のオリフィスを通して液体二酸化炭素を供給し、固体炭酸ガスの凝固を防止することが可能である。この際、冷却器19から排出されたブラインを貯留する部位は、液分離器20として作用することはもちろんのこと、二酸化炭素が−56℃の固体から液体に変化するときの潜熱を利用する蓄熱槽にも相当するため、この部位を蓄熱タンク兼液分離器23とする。
【0020】
そして、液体二酸化炭素を蓄熱タンク兼液分離器23に導くまでは−56℃以上に保ち、蓄熱タンク兼液分離器23以降は、ブラインと激しく撹拌させて、二酸化炭素を小さい泡と固体の粒子にして、ブラインとともに液ポンプ21によって冷却器19に押し流すものである。また蓄熱タンク兼液分離器23の圧力は−56℃以下の二酸化炭素相当飽和圧力を保つように、液体二酸化炭素の吹き込み量が制御されるものである。
【0021】
このように二酸化炭素の固体微粒子を充分に蓄えたブラインを冷却器19に搬送する形態は、蓄熱効果に優れている。なおブライン中への二酸化炭素の混合は、冷凍機を運転しながら炭酸ガスサイクル高圧側から蓄熱タンク兼液分離器23に液体二酸化炭素を吹き込むものであり、冷却器19の負荷が少ないときや、夜間の電気代が安い時間帯に吹き込みを行えば、ブライン中に固体二酸化炭素の小さな粒子を充分に蓄えられる。そして、冷却器19の負荷が大きい場合に、固体二酸化炭素の気化潜熱、顕熱、液化潜熱により、−56℃以下の温度に保つ方向に作用させ、冷凍機の能力の不足を補うものである。なおこの温度帯での固体二酸化炭素の気化潜熱は約130kcal/h、融解潜熱は約46kcal/hであり、蓄熱効果は大きく、冷凍負荷の平準化やポンプ容量の小型化に大きな効果があるものである。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、目的の冷却器19にブラインと二酸化炭素の混合冷媒を作用させるため、二酸化炭素冷媒を適用しながらも、二酸化炭素の三重点以下の温度域での超低温連続運転を実用的なものとする。
また、二酸化炭素の固体微粒子をブライン中に混合させることにより、二酸化炭素の昇華による効率的な超低温冷却が行える。
更に冷却器19から排出され、炭酸ガスがほぼ分離された貯留状態のブライン中に、液体二酸化炭素を供給し、これを目的の冷却器19に搬送した場合には、大きな蓄熱効果が達成され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンモニアと二酸化炭素を組み合わせた二元冷凍システムを骨格的に示す流れ図である。
【図2】液分離器を蓄熱タンクとしても利用するようにした、二元冷凍システムの他の実施の形態を骨格的に示す流れ図である。
【符号の説明】
1 二元冷凍システム
2 アンモニアサイクル
3 炭酸ガスサイクル
11 NH3 圧縮機
12 コンデンサ
13 NH3 流量調整弁
14 カスケードコンデンサ
15 CO2 圧縮機
16 CO2 受液器
17 CO2 流量調整弁
18 混合器
19 冷却器
20 液分離器
21 液ポンプ
22 ブライン回路
23 蓄熱タンク兼液分離器
Claims (3)
- アンモニアを媒体としたアンモニアサイクルを高元側とし、二酸化炭素を媒体とした炭酸ガスサイクルを低元側として組み合わせて成るシステムであって、
前記アンモニアサイクルは、炭酸ガスサイクル内の二酸化炭素媒体を冷却、液化するカスケードコンデンサを具えるとともに、
前記炭酸ガスサイクルは、目的の冷却を行う冷却器を具えて成る冷凍システムにおいて、
前記冷却器には、二酸化炭素の三重点以下の温度で凍ることがなく、また二酸化炭素と化学反応をほとんど起こさず、且つまた二酸化炭素が少量しか溶解しないブラインを、二酸化炭素とともに冷媒として搬送できるように構成し、
二酸化炭素の三重点以下の温度帯において目的の冷却が連続的に行えるようにしたことを特徴とするアンモニアと二酸化炭素を組み合わせた二元冷凍システム。 - 前記ブラインは、二酸化炭素の三重点相当飽和圧力以下の状態で、液体二酸化炭素が直接吹き込まれ、液中に固体二酸化炭素の小さな粒子が撹拌した状態で、前記冷却器に搬送されることを特徴とする請求項1記載のアンモニアと二酸化炭素を組み合わせた二元冷凍システム。
- 前記液体二酸化炭素は、冷却器から排出されて炭酸ガスがほぼ分離された貯留状態のブライン中に供給されるものであり、
ブラインは固体二酸化炭素の微粒子を充分に含んだ状態で前記冷却器に搬送されるようにしたことを特徴とする請求項2記載のアンモニアと二酸化炭素を組み合わせた二元冷凍システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002337086A JP4130121B2 (ja) | 2002-11-20 | 2002-11-20 | アンモニアと二酸化炭素を組み合わせた二元冷凍システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002337086A JP4130121B2 (ja) | 2002-11-20 | 2002-11-20 | アンモニアと二酸化炭素を組み合わせた二元冷凍システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004170007A true JP2004170007A (ja) | 2004-06-17 |
JP4130121B2 JP4130121B2 (ja) | 2008-08-06 |
Family
ID=32700731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002337086A Expired - Fee Related JP4130121B2 (ja) | 2002-11-20 | 2002-11-20 | アンモニアと二酸化炭素を組み合わせた二元冷凍システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4130121B2 (ja) |
Cited By (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004308972A (ja) * | 2003-04-03 | 2004-11-04 | Mayekawa Mfg Co Ltd | Co2冷凍機 |
JP2006084111A (ja) * | 2004-09-16 | 2006-03-30 | Sharp Corp | 冷却庫 |
JP2006308147A (ja) * | 2005-04-26 | 2006-11-09 | Yukinobu Ikemoto | ヒートポンプシステム |
WO2007046332A1 (ja) * | 2005-10-17 | 2007-04-26 | Mayekawa Mfg. Co., Ltd. | Co2冷凍機 |
CN100434831C (zh) * | 2006-02-15 | 2008-11-19 | 大连水产学院 | 混合工质无需固定配比的自动复叠式制冷循环系统 |
US7861541B2 (en) | 2004-07-13 | 2011-01-04 | Tiax Llc | System and method of refrigeration |
JP2011067125A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Hachiyo Engneering Kk | アイスクリーム製造装置 |
JP2013130342A (ja) * | 2011-12-22 | 2013-07-04 | Hachiyo Engneering Kk | 冷凍装置並びにその運転方法 |
EP2667116A1 (de) * | 2012-05-21 | 2013-11-27 | Messer Group GmbH | Verfahren und Vorrichtung zum Kühlen |
JPWO2012086089A1 (ja) * | 2010-12-24 | 2014-05-22 | 株式会社前川製作所 | ヒートポンプ装置の運転制御方法及び装置 |
JP2014129899A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Mitsubishi Electric Corp | 冷凍装置 |
WO2015093233A1 (ja) * | 2013-12-17 | 2015-06-25 | 株式会社前川製作所 | 冷凍装置のデフロストシステム及び冷却ユニット |
CN104949381A (zh) * | 2015-07-03 | 2015-09-30 | 严雪青 | 用于工业深冷装置中的组合式制冷工艺系统 |
CN105526728A (zh) * | 2014-09-28 | 2016-04-27 | 青岛海尔开利冷冻设备有限公司 | 一种超市冷链系统 |
JP5995990B2 (ja) * | 2012-11-20 | 2016-09-21 | 三菱電機株式会社 | 冷凍装置 |
WO2017026129A1 (ja) * | 2015-08-10 | 2017-02-16 | 八洋エンジニアリング株式会社 | アンモニア冷凍装置 |
CN106895640A (zh) * | 2017-03-09 | 2017-06-27 | 天津商业大学 | 一种复叠式分段速冻及冷热联供速冻机 |
JP2018520328A (ja) * | 2015-05-13 | 2018-07-26 | ネル ハイドロジェン アクティーゼルスカブ | 三重点における冷媒による流体の冷却 |
JP2018204800A (ja) * | 2017-05-30 | 2018-12-27 | 株式会社前川製作所 | 冷風発生装置及び冷風発生方法 |
WO2019187231A1 (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-03 | 株式会社Ihi | 冷却システム |
CN111912130A (zh) * | 2020-06-17 | 2020-11-10 | 西安交通大学 | 一种基于co2复叠制冷两次节流制备固-气流态干冰的系统 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11813925B2 (en) * | 2020-09-28 | 2023-11-14 | Thermo King Llc | Methods and systems for maintaining cargo at an ultra-low temperature over an extended period of time |
-
2002
- 2002-11-20 JP JP2002337086A patent/JP4130121B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (42)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004308972A (ja) * | 2003-04-03 | 2004-11-04 | Mayekawa Mfg Co Ltd | Co2冷凍機 |
US7861541B2 (en) | 2004-07-13 | 2011-01-04 | Tiax Llc | System and method of refrigeration |
JP2006084111A (ja) * | 2004-09-16 | 2006-03-30 | Sharp Corp | 冷却庫 |
JP2006308147A (ja) * | 2005-04-26 | 2006-11-09 | Yukinobu Ikemoto | ヒートポンプシステム |
WO2007046332A1 (ja) * | 2005-10-17 | 2007-04-26 | Mayekawa Mfg. Co., Ltd. | Co2冷凍機 |
US7818971B2 (en) | 2005-10-17 | 2010-10-26 | Mayekawa Mfg. Co., Ltd. | CO2 cooling and heating apparatus and method having multiple refrigerating cycle circuits |
JP4973872B2 (ja) * | 2005-10-17 | 2012-07-11 | 株式会社前川製作所 | Co2冷凍機 |
CN100434831C (zh) * | 2006-02-15 | 2008-11-19 | 大连水产学院 | 混合工质无需固定配比的自动复叠式制冷循环系统 |
JP2011067125A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Hachiyo Engneering Kk | アイスクリーム製造装置 |
JPWO2012086089A1 (ja) * | 2010-12-24 | 2014-05-22 | 株式会社前川製作所 | ヒートポンプ装置の運転制御方法及び装置 |
JP5758913B2 (ja) * | 2010-12-24 | 2015-08-05 | 株式会社前川製作所 | ヒートポンプ装置の運転制御方法 |
JP2013130342A (ja) * | 2011-12-22 | 2013-07-04 | Hachiyo Engneering Kk | 冷凍装置並びにその運転方法 |
EP2667116A1 (de) * | 2012-05-21 | 2013-11-27 | Messer Group GmbH | Verfahren und Vorrichtung zum Kühlen |
JPWO2014080436A1 (ja) * | 2012-11-20 | 2017-01-05 | 三菱電機株式会社 | 冷凍装置 |
JP5995990B2 (ja) * | 2012-11-20 | 2016-09-21 | 三菱電機株式会社 | 冷凍装置 |
JP2014129899A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Mitsubishi Electric Corp | 冷凍装置 |
WO2015093235A1 (ja) * | 2013-12-17 | 2015-06-25 | 株式会社前川製作所 | 冷凍装置の昇華デフロストシステム及び昇華デフロスト方法 |
US10302343B2 (en) | 2013-12-17 | 2019-05-28 | Mayekawa Mfg. Co., Ltd. | Defrost system for refrigeration apparatus, and cooling unit |
CN105283719A (zh) * | 2013-12-17 | 2016-01-27 | 株式会社前川制作所 | 冷冻装置的除霜系统以及冷却单元 |
CN105283720A (zh) * | 2013-12-17 | 2016-01-27 | 株式会社前川制作所 | 冷冻装置的升华除霜系统以及升华除霜方法 |
WO2015093234A1 (ja) * | 2013-12-17 | 2015-06-25 | 株式会社前川製作所 | 冷凍装置のデフロストシステム及び冷却ユニット |
JP5944058B2 (ja) * | 2013-12-17 | 2016-07-05 | 株式会社前川製作所 | 冷凍装置の昇華デフロストシステム及び昇華デフロスト方法 |
JP5944057B2 (ja) * | 2013-12-17 | 2016-07-05 | 株式会社前川製作所 | 冷凍装置のデフロストシステム及び冷却ユニット |
WO2015093233A1 (ja) * | 2013-12-17 | 2015-06-25 | 株式会社前川製作所 | 冷凍装置のデフロストシステム及び冷却ユニット |
JP6046821B2 (ja) * | 2013-12-17 | 2016-12-21 | 株式会社前川製作所 | 冷凍装置のデフロストシステム及び冷却ユニット |
US9746221B2 (en) | 2013-12-17 | 2017-08-29 | Mayekawa Mfg. Co., Ltd. | Defrost system for refrigeration apparatus, and cooling unit |
US9863677B2 (en) | 2013-12-17 | 2018-01-09 | Mayekawa Mfg. Co., Ltd. | Sublimation defrost system and sublimation defrost method for refrigeration apparatus |
CN105526728A (zh) * | 2014-09-28 | 2016-04-27 | 青岛海尔开利冷冻设备有限公司 | 一种超市冷链系统 |
CN105526728B (zh) * | 2014-09-28 | 2018-06-15 | 青岛海尔开利冷冻设备有限公司 | 一种超市冷链系统 |
US11022347B2 (en) | 2015-05-13 | 2021-06-01 | Nel Hydrogen A/S | Cooling of a fluid with a refrigerant at triple point |
EP3295094B1 (en) * | 2015-05-13 | 2023-07-05 | Nel Hydrogen A/S | Cooling of a fluid with a refrigerant at triple point |
JP2018520328A (ja) * | 2015-05-13 | 2018-07-26 | ネル ハイドロジェン アクティーゼルスカブ | 三重点における冷媒による流体の冷却 |
CN104949381A (zh) * | 2015-07-03 | 2015-09-30 | 严雪青 | 用于工业深冷装置中的组合式制冷工艺系统 |
CN104949381B (zh) * | 2015-07-03 | 2019-05-14 | 严雪青 | 用于工业深冷装置中的组合式制冷工艺系统 |
WO2017026129A1 (ja) * | 2015-08-10 | 2017-02-16 | 八洋エンジニアリング株式会社 | アンモニア冷凍装置 |
CN106895640A (zh) * | 2017-03-09 | 2017-06-27 | 天津商业大学 | 一种复叠式分段速冻及冷热联供速冻机 |
JP2018204800A (ja) * | 2017-05-30 | 2018-12-27 | 株式会社前川製作所 | 冷風発生装置及び冷風発生方法 |
WO2019187231A1 (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-03 | 株式会社Ihi | 冷却システム |
JPWO2019187231A1 (ja) * | 2018-03-30 | 2020-04-30 | 株式会社Ihi | 冷却システム |
US11466903B2 (en) | 2018-03-30 | 2022-10-11 | Ihi Corporation | Cooling system for fluid to be cooled |
US11725852B2 (en) | 2018-03-30 | 2023-08-15 | Ihi Corporation | Cooling system for fluid to be cooled |
CN111912130A (zh) * | 2020-06-17 | 2020-11-10 | 西安交通大学 | 一种基于co2复叠制冷两次节流制备固-气流态干冰的系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4130121B2 (ja) | 2008-08-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004170007A (ja) | アンモニアと二酸化炭素を組み合わせた二元冷凍システム | |
KR20080106311A (ko) | 냉동 장치 | |
KR101043156B1 (ko) | 고에너지 고체레이저장치용 냉각장치 | |
WO2000050822A1 (fr) | Systeme de pompe a chaleur combinant un cycle ammoniac avec un cycle dioxyde de carbone | |
CN103635761A (zh) | 冷冻装置 | |
KR20020016545A (ko) | 커플링 유체 안정화 회로를 갖는 냉동 시스템 | |
JP2006292229A (ja) | Co2冷凍サイクル装置及びその超臨界冷凍運転方法 | |
CN101410678B (zh) | 冷冻装置 | |
JP2008164288A (ja) | 冷凍装置 | |
KR20210072985A (ko) | 수소 액화 장치 | |
JPH09196480A (ja) | 冷凍装置用液冷却器 | |
JP4145742B2 (ja) | アイスクリームフリーザ | |
JP4841287B2 (ja) | 冷凍装置 | |
KR100596157B1 (ko) | 이산화탄소 혼합 냉매를 이용한 냉동장치 | |
JP4043348B2 (ja) | 炭酸ガス2次冷媒氷蓄熱冷凍装置 | |
KR100845857B1 (ko) | 냉동사이클장치와 이를 구비하는 냉장고 및 그 제어방법 | |
US8181469B2 (en) | Refrigerating method and refrigerating system utilizing gas hydrate | |
JP5557830B2 (ja) | 冷凍装置並びにその運転方法 | |
JPH1114172A (ja) | ドライアイスの蓄熱を利用する二元冷却設備および 二元冷却方法 | |
JP2000035272A (ja) | 食品の冷却設備 | |
JP2013130342A5 (ja) | ||
JPH0213768A (ja) | 製氷方法および製氷機 | |
JP2008164287A (ja) | 冷凍装置 | |
JPH05180522A (ja) | ガスクラスレート冷凍機 | |
JPH0650617A (ja) | コンテナ用冷凍ユニット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050302 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20070918 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071023 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080212 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080321 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20080422 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080520 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110530 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 3 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110530 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 4 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120530 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |