JP2004167493A - 生ゴミ処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】流し台で発生する生ゴミの処理システムを提供することを目的とする。
【解決手段】流し台シンクからの生ゴミを粉砕する生ゴミ粉砕手段101と、前記生ゴミ粉砕手段101に搬送路103を介して連通させ、当該生ゴミ粉砕手段で粉砕された生ゴミが搬送路を介して投入されるように屋外に配置した生ゴミ処理装置1とからなり、生ゴミを生ゴミ粉砕手段101で粉砕して屋外の生ゴミ処理装置1に投入し処理することが可能となる。
【選択図】図1
【解決手段】流し台シンクからの生ゴミを粉砕する生ゴミ粉砕手段101と、前記生ゴミ粉砕手段101に搬送路103を介して連通させ、当該生ゴミ粉砕手段で粉砕された生ゴミが搬送路を介して投入されるように屋外に配置した生ゴミ処理装置1とからなり、生ゴミを生ゴミ粉砕手段101で粉砕して屋外の生ゴミ処理装置1に投入し処理することが可能となる。
【選択図】図1
Description
本発明は微生物分解を利用して生ゴミの堆肥化を行う生ゴミ処理システムに関するものである。
微生物分解を利用して堆肥化を行う生ゴミ処理装置は、生ゴミの粉砕を行う生ゴミ粉砕手段と、この生ゴミ粉砕手段で粉砕された生ゴミを発酵処理する生ゴミ発酵処理装置とを有している。そして、生ゴミ発酵処理装置の処理槽内には、生ゴミ中の水分を発酵に最適なレベルに調整するとともに微生物分解を利用して生ゴミの堆肥化を行う生ゴミ水分調整材が収納されている。
生ゴミ水分調整材は生ゴミ発酵処理装置の処理能力に応じた量が収納されており、所定の生ゴミ分解能力を発揮して生ゴミの堆肥化が行われるようになっている。そして、生ゴミの発酵処理を長期にわたって安定的に行うには、生ゴミ水分調整材を定期的に交換する必要がある。
ここで、生ゴミ発酵処理装置における生ゴミ水分調整材の交換に関しては、特開平1−14186号公報に記載されたものをはじめ多数の技術が提案されている。これら従来の技術では、生ゴミ発酵処理装置の底部に取り出し口を設け、この取り出し口に開閉可能に取り付けられた蓋を開いて処理槽内の生ゴミ水分調整材を自重により落下させるものである。あるいは、生ゴミ粉砕物と生ゴミ水分調整材とを撹拌する撹拌羽根を回転させて落下させるものである。
しかしながら、上記した従来の技術では、処理槽内の生ゴミ水分調整材は自重では完全に落下されない。また、処理槽の内壁や撹拌羽根に固着した生ゴミ水分調整材は狭い開口部からスコップ等を用いて削ぎ落とさなければならない。
これにより、生ゴミ水分調整材の交換作業が煩わしいのみならず、危険なものとなっていた。
また、処理槽の底部に取り出し口を設け、ここに蓋を取り付けるなどにより構造が複雑化して、生ゴミ発酵処理装置のコストアップの要因にもなっていた。
本発明はこのような中にあってまずは流し台で発生する生ゴミの処理システムを提供するものである。
本発明は、流し台シンクからの生ゴミを粉砕する生ゴミ粉砕手段と、前記生ゴミ粉砕手段に搬送路を介して連通させ、当該生ゴミ粉砕手段で粉砕された生ゴミが搬送路を介して投入されるように屋外に配置した生ゴミ処理装置とからなるものである。
本発明によれば、生ゴミを生ゴミ粉砕手段で粉砕した後屋外の生ゴミ処理装置に投入して処理することができる。
本発明の第1の発明は、流し台シンクからの生ゴミを粉砕する生ゴミ粉砕手段と、前記生ゴミ粉砕手段に搬送路を介して連通させ、当該生ゴミ粉砕手段で粉砕された生ゴミが搬送路を介して投入されるように屋外に配置した生ゴミ処理装置とからなり、生ゴミを生ゴミ粉砕手段で粉砕して屋外の生ゴミ処理装置に投入し処理することが可能となる。
本発明の第2の発明は、生ゴミ粉砕手段で粉砕した粉砕生ゴミを前記生ゴミ処理装置に搬送するポンプ手段を備えた構成としてあり、粉砕した生ゴミをそのまま生ごみ処理装置に投入することが出来る。
本発明の第3の発明は、生ゴミ粉砕処理手段と生ゴミ処理装置の動作を制御する制御手段を有する構成としてあり、生ゴミの粉砕から処理まで自動的に行うことが可能となる。
本発明の第4の発明は、生ゴミ処理装置内の気体を排気する排気通路を流し台シンクの下水管に連通させた構成としてあり、生ゴミ処理装置内で発生する臭気等を効果的に処理することができる。
本発明の第5の発明は、排気通路に下水管側の圧力が高い正圧となったときに生ゴミ処理装置に逆流するのを防止する逆流防止弁を設けた構成としてあり、臭気の逆流による臭気漏れを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図10を用いて説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は本発明の一実施の形態における生ゴミ処理システムを示す全体構成図、図2は図1の生ゴミ処理システムに用いられた生ゴミ発酵処理装置を示す断面図、図3は図2の断面と直交する断面での生ゴミ発酵処理装置を示す断面図、図4は図2の生ゴミ発酵処理装置における生ゴミ水分調整材の排出動作を示す説明図である。
図1は本発明の一実施の形態における生ゴミ処理システムを示す全体構成図、図2は図1の生ゴミ処理システムに用いられた生ゴミ発酵処理装置を示す断面図、図3は図2の断面と直交する断面での生ゴミ発酵処理装置を示す断面図、図4は図2の生ゴミ発酵処理装置における生ゴミ水分調整材の排出動作を示す説明図である。
図1において、生ゴミを粉砕するミキサー類似の生ゴミ粉砕手段101は台所流し台シンク下に取り付けられており、投入された生ゴミに少量の水を混入させるだけでこれを粉砕して搬送可能にする。この生ゴミ粉砕手段101は搬送路103によって生ゴミ発酵処理装置1に連通されている。搬送路103は、たとえばポリエチレン製のチューブからなる。生ゴミ発酵処理装置1は、バチルス属を中心とした好気性好熱バクテリア等の微生物を培養して、搬送された生ゴミを堆肥化するようになっている。生ゴミ粉砕手段101と搬送路103との間にはスクイズポンプ102が設置されており、生ゴミ粉砕手段101で粉砕された高粘度の生ゴミ粉砕物を搬送路103に押し込んでこれを生ゴミ発酵処理装置1へ次々と圧送する。
そして、このような生ゴミ処理装置にあっては、生ゴミ発酵処理装置1は屋外に配置され、生ゴミ粉砕手段101とスクイズポンプ102は屋内に配置されている。
生ゴミ粉砕手段に至る水道水の流路上には、水量を調整するための電磁弁104および注入水量を水圧変動に影響されることなく一定に保つための定流量弁105が設置されている。これにより生ゴミに適正な水量の水が得られて粉砕が容易に行われるとともに粘度調整が図られる。
また、生ゴミ発酵処理装置1内の臭気と水蒸気、二酸化炭素を含む空気などの気体を下水管106に排気するため、生ゴミ発酵処理装置1と下水管106とは排気路8により連通されている。また、排気路8の下水管106寄りには、下水管106内が高い正圧となった時に臭気が生ゴミ発酵処理装置1内に逆流するのを防止するための逆流防止弁107が設置されている。
このような生ゴミ処理装置は、マイクロコンピュータ、メモリ等から構成される制御手段108を有している。そして、この制御手段108により、生ゴミ粉砕手段101、スクイズポンプ102、生ゴミ発酵処理装置1の動作が制御される。
次に、図2および図3を用いて生ゴミ発酵処理装置1に関して説明する。
生ゴミ発酵処理装置1内に収納された処理槽9の上方には、生ゴミが投入される投入口が形成されており、この投入口には上蓋2が開閉自在に取り付けられている。また、粉砕された生ゴミが流入する搬送路103の先端が処理槽9の上方に位置している。したがって、生ゴミ粉砕物は搬送路103から自動的に、あるいは使用者が上蓋2を開けて、処理槽9内に投入される。なお、本実施の形態においては、生ゴミ粉砕手段101で粉砕された生ゴミ粉砕物がスクイズポンプ102により圧送されて搬送路103から投入される場合で説明されているが、上蓋2を開けて投入口から投入するようにしてもよい。
処理槽9の中には、高粘度の生ゴミ粉砕物と混合されてこの生ゴミ粉砕物を発酵処理により分解する生ゴミ水分調整材3が充填されている。生ゴミ水分調整材3としては、生ゴミ粉砕物中の水分を調整する作用に加えて、好気性好熱バクテリア等に代表される発酵のための微生物を生息させる微生物担体の作用をも有するおがくずや木質チップ等が適当である。なお、長期的に良好な発酵処理状態を維持するため、生ゴミ水分調整材3は定期的に交換される。
処理槽9内には、生ゴミ水分調整材3と搬送された生ゴミ粉砕物とを撹拌して均一な状態にまで混合する撹拌手段(撹拌羽根)4が設けられている。撹拌手段4の回転軸4aは処理槽9の中央部を貫通して設けられており、図3に示すように、その両端が支持材10に支持されている。これにより、処理槽9は、その上部が側方に向くように回転軸4aを中心にして回動される。
図2に示すように、回動時に下側になる処理槽9の側壁は、これと対向する側壁よりも高くなっており、後述する生ゴミ水分調整材3の排出時における便宜が図られている。また、回動時に下側になる側壁の外側上部には取っ手9aが取り付けられており、取っ手9aを外側に引くと処理槽9は外側に向かってスムーズに回動する。なお、生ゴミ発酵処理装置1における処理槽9の回動方向側には扉11が設けられており、この扉11を開くと処理槽9が回動可能な状態になる。
下側に位置する回動方向前方の側壁を支持するため、処理槽9の回動経路上にはストッパ13が設置されている。このストッパ13は、下側の側壁が水平以上に傾斜した位置で処理槽9を支持してこの処理槽9の回動限界点を形成するものであり、これにより処理槽9内の生ゴミ水分調整材3は傾斜面に沿って外部に流出する。なお、このストッパ13は省略されていてもよい。
撹拌手段4には回転軸4aから複数枚の羽根が立設されており、羽根の先端には危険防止のための丸みが付けられている。また、撹拌手段4の回転軸4aの一方端にはギア15が取り付けられている。このギア15には撹拌モータ5の出力軸とギア結合されており、撹拌手段4はモータ5の回転により回転される。
処理槽9の底には加熱手段6が設置されている。この加熱手段6は電熱線が巻かれたヒータであって、図示しない温度センサによって検出された温度に対応して処理槽9内部の温度を好気性好熱微生物の生息に適した温度にコントロールするとともに、生ゴミ粉砕物によって含水率が一時的に高くなったときや洗浄水が流れ込んできたときには、水分を蒸発させて内部の含水率を発酵処理に適した状態にする。
生ゴミ発酵処理装置1の底部には循環排気ファン7が取り付けられており、内部の空気を循環および排気することにより生ゴミ粉砕物と生ゴミ水分調整材3との混合物に交換的に新鮮な空気を取り込み、処理槽9内を好気条件に保つようになっている。
このような生ゴミ発酵処理装置1は1日当たり1kgの発酵処理ができる家庭用生ゴミ処理に適したものである。但し、生ゴミ発酵処理装置1の処理能力は自由に設定することができる。
次に、生ゴミ発酵処理装置1で行われる生ゴミ粉砕物の発酵分解について説明する。
処理槽9の中で生ゴミ水分調整材3と混合された生ゴミ粉砕物は、生ゴミ水分調整材3に生息するバチルス属を中心とした好気性好熱バクテリア等の微生物によって速やかに分解され、水、炭酸ガス、アンモニア、その他無機物と難分解性の有機残査に変化する。そして、発生した気体成分は循環排気ファン7によって排気され、臭いの発散を防止するために排気路8を通して下水道へ排出される。これにより、処理槽9の中には分解により安定化された有機物残査である堆肥が生成される。
なお、生ゴミ水分調整材3にはバチルス属を中心とした好気性好熱バクテリア等の微生物が生息しているが、好気性好熱バクテリアの代表であるバチルス属は土壌中に普遍に存在する極めて一般的な細菌であり、堆肥発酵の初期段階での分解活動に大きく寄与しているものである。このバチルス属の大きな特徴として胞子形成能力を持っていることがあげられる。バチルス属細菌は周囲環境が厳しくなると胞子を形成する。そして環境が改善されると再び発芽して活発に増殖をはじめる。胞子はいわいる微生物の種子の様なものと考えられ、耐熱性が高い。このようなバチルス属を中心とする微生物は50℃〜90℃の環境下でも生存し続けることができ、最も活性度の高いのは50℃〜65℃付近である。そして70℃以上の温度範囲では発酵分解速度は低下するが槽内に虫等が発生しなくなり、雑草の種子、ウィルス、寄生虫、有害微生物等を不活性にできるものである。
また、生ゴミ発酵処理装置4は、バチルス族細菌などの微生物を用いた処理を行うという原理上、その生息に適した水環境が必要で、生ゴミ粉砕物と生ゴミ水分調製材3を含めた混合物の含水率を50%〜60%の範囲に保つ必要がある。含水率がこの範囲を下回ると微生物の生物活動に必要な水分が不足し、ひいては発酵速度の低下を来すことになるからである。また、逆に含水率がこの範囲を上回ると撹拌によって供給されるべき酸素が不足し、槽内が嫌気化して嫌気性の微生物が繁殖して強い臭気を発生するようになるからである。
ここで、含水率は生ゴミと生ゴミ水分調整材3に含まれている水分量を生ゴミと生ゴミ水分調整材3の乾燥重量と該水分量の和で割ったものである。そして、本実施の形態では、含水率を測定するセンサとして温度センサが用いられており、含水率は換算により算出される。
次に、このような構成を有する生ゴミ処理システムの一連の動作を説明する。
まず、使用者が生ゴミ粉砕手段101に生ゴミを投入し動作スイッチをオンにすると、制御手段108により電磁弁104が開位置となって水道水が生ゴミ粉砕手段101内に所定量注入され、生ゴミが粉砕が開始される。
粉砕開始後一定時間経過すると、スクイズポンプ102によって粉砕された高粘度の生ゴミ粉砕物は搬送路103へと送出される。
このようなスクイズポンプ102の運転開始と同時に、制御手段108により生ゴミ発酵処理装置1の撹拌羽根4の回転が開始される。これによってスクイズポンプ102が送り出した生ゴミ粉砕物は、処理槽9内に装填された生ゴミ水分調整材3と十分に混合されることになる。この撹拌羽根4の駆動は、たとえば1時間あたり数分程度の割合で間欠的、定期的に繰り返して行われる。なお、投入口から生ゴミを投入した場合には、上蓋2が開いたことで生ゴミの投入を検知し、撹拌羽根4の回転が開始される。
このような生ゴミ発酵処理装置1における生ゴミ水分調整材3の交換について、図4を用いて説明する。
先ず、生ゴミ発酵処理装置1の扉11を開き、取っ手9aを引くと、処理槽9は回転軸4aを回動中心として回転を始める。すると、処理槽9内の生ゴミ水分調整材3は傾斜する処理槽9の側壁に沿って徐々に外方に移動して行き、受け箱16に排出される。そして、処理槽9の上部が側方を向いた時点でストッパ13に当接して回動が停止される。ここで、回動限界は処理槽9の下側の側壁が水平以上に傾斜した位置となっているので、生ゴミ水分調整材3は処理槽9の回動限界に到達する前にそのほとんどが受け箱16の中に排出され、回動限界時には排出が完了される。
ここで、前述のように回動時に下側になる処理槽9の側壁はその対向側壁よりも高くなっているので、当該側壁は処理槽9から受け箱16に排出される生ゴミ水分調整材3のガイドとしての役割を果たしているので、排出作業がスムーズに行われる。但し、この側壁を長くすることなく受け箱16に届く十分な長さが確保されるときには、このように長くする必要はない。
なお、生ゴミ水分調整材3を全て取り出した後、処理槽9を交換前の所定の位置に戻し、処理槽9内に新しい生ゴミ水分調整材3を投入して扉11を閉めると交換作業が終了する。
このように、本実施の形態の生ゴミ発酵処理装置1によれば、側壁が水平以上に傾斜するまでに処理槽9が回動可能になっているので、この処理槽9を回動させれば生ゴミ水分調整材3が側壁に沿って自重で流出することになり、処理槽9内の生ゴミ水分調整材3を容易且つ安全に排出することが可能になる。これにより、生ゴミ水分調整材3の交換作業を十分な安全性を確保しつつ簡便に行うことができる。
また、本実施の形態の生ゴミ発酵処理装置1によれば、処理槽9の底部に取り出し口を設けたり、ここに蓋を取り付けたりす必要がないため、生ゴミ水分調整材3を排出するための構造が単純化できる。これにより、廉価な生ゴミ発酵処理装置1を得ることが可能になる。
(実施の形態2)
図5は本発明の実施の形態2による生ゴミ発酵処理装置を示す断面図、図6は図5の生ゴミ発酵処理装置における生ゴミ水分調整材の排出動作を示す説明図である。
図5は本発明の実施の形態2による生ゴミ発酵処理装置を示す断面図、図6は図5の生ゴミ発酵処理装置における生ゴミ水分調整材の排出動作を示す説明図である。
図5に示すように、本実施の形態の生ゴミ発酵処理装置1では、処理槽9内を貫通する回転軸4aの両端を支持している支持材10の底面と、この支持材10が載置されている支持台12との間にガイドレール17が設けられている。そして、図6に示すように、処理槽9はガイドレール17に案内されて支持材10ごと回転軸4aの長さ方向に装置外まで移動し、この移動端において図示しないストッパに当接するまで回転軸4aを中心に回動するようになっている。そして、移動時においては、回転軸4aに取り付けられたギア15は撹拌モータ5の出力軸とのギア結合が解除されている。
このように、本実施の形態では処理槽9が装置外まで移動した上で回動可能になっているので、この処理槽9を大きな角度まで回動させることが可能になる。これにより、生ゴミ水分調整材3をより確実に排出することが可能になる。
また、本実施の形態によれば、処理槽9が装置外まで移動されるので、処理槽9内の洗浄を容易に行うことができる。
なお、ガイドレール17を前述した場合と直交する方向に設置し、処理槽9を回転軸4aの長さ方向と直交する水平方向に移動させることもできる。この場合には、処理槽9の移動量が短縮される。
(実施の形態3)
図7は本発明の実施の形態3による生ゴミ発酵処理装置の着脱状態を示す説明図、図8は図7の生ゴミ発酵処理装置におけるガイドレールの構造を示す説明図である。
図7は本発明の実施の形態3による生ゴミ発酵処理装置の着脱状態を示す説明図、図8は図7の生ゴミ発酵処理装置におけるガイドレールの構造を示す説明図である。
図5に示すように、本実施の形態の生ゴミ発酵処理装置1では、処理槽9内を貫通する回転軸4aの両端を支持している支持材10の底面と、この支持材10が載置されている支持台12との間にガイドレール17が設けられている。そして、図6に示すように、処理槽9はガイドレール17に案内されて支持材10ごと回転軸4aの長さ方向に装置外まで移動する。ここで、図8に示すように、ガイドレール17は進行方向で処理槽を規制しており、上方向には解放となっている。このため、図7に示すように、ガイドレール17に案内された処理槽9は移動端で着脱自在となる。
このように、本実施の形態では処理槽9が装置外まで移動した上で着脱可能になっているので、この処理槽9を装置より取り外すことが可能になる。これにより、生ゴミ水分調整材3の排出が容易に行える場所に処理槽9を移動でき、洗浄を容易に行うことができる。
なお、ガイドレール17を前述した場合と直交する方向に設置し、処理槽9を回転軸4aの長さ方向と直交する水平方向に移動させることもできる。この場合には、処理槽9の移動量が短縮される。
(実施の形態4)
図9は本発明の実施の形態4による生ゴミ発酵処理装置を示す断面図、図10は図9の断面と直交する断面での生ゴミ発酵処理装置を示す断面図である。
図9は本発明の実施の形態4による生ゴミ発酵処理装置を示す断面図、図10は図9の断面と直交する断面での生ゴミ発酵処理装置を示す断面図である。
図示する生ゴミ発酵処理装置1は、処理槽9を貫通する回転軸4aを中心とした円周上に数カ所の凹部(噛み合い部)18aが形成された係合部材18が処理槽9の外側面に固定されている。また、バネ力によりこの係合部材18に向けて付勢されて凹部18aに嵌合する凸部(噛み合い部)14aを有するロック部材14が支持材10に取り付けられている。なお、係合部材18とロック部材14との凹凸関係は逆になっていてもよい。また凹部18aは1箇所であってもよい。
このような生ゴミ発酵処理装置1によれば、係合部材18とロック部材14とから構成される回動制止部の嵌合を解除した状態で処理槽9を回動させる。そして、回動途中でロック部材14の凸部14aを何れかの凹部18aに嵌合させると、処理槽9は回動が制止されてその傾斜角で保持されるようになる。そして、このように処理槽9を回動途中の任意の傾斜角で保持することにより、処理槽9の側壁や撹拌手段4に固着した生ゴミ水分調整材3の削ぎ落とし作業および新しい生ゴミ水分調整材3の投入作業が簡易になる。
処理槽9を任意の角度で停止させる回動制止部の他の構造としては、撹拌モータ5のトルクを利用すること、処理槽9にダンパなど回動動作を規制部材を設けることなどが考えられる。
なお、実施の形態2に示すように、処理槽9を生ゴミ発酵処理装置1の外まで移動させた後に任意の角度で停止させるようにしてもよい。
以上のように、本発明によれば、流し台シンクで発生する生ゴミを処理するシステムとして有用である。
1 生ゴミ処理装置(生ゴミ発酵処理装置)
101 生ゴミ粉砕手段
102 搬送手段(スクイズポンプ)
103 搬送路
106 下水管
107 逆流防止弁
108 制御手段
101 生ゴミ粉砕手段
102 搬送手段(スクイズポンプ)
103 搬送路
106 下水管
107 逆流防止弁
108 制御手段
Claims (5)
- 流し台シンクからの生ゴミを粉砕する生ゴミ粉砕手段と、前記生ゴミ粉砕手段に搬送路を介して連通させ、当該生ゴミ粉砕手段で粉砕された生ゴミが搬送路を介して投入されるように屋外に配置した生ゴミ処理装置とからなる生ゴミ処理システム。
- 生ゴミ粉砕手段で粉砕した粉砕生ゴミを前記生ゴミ処理装置に搬送するポンプ手段を備えた請求項1記載の生ゴミ処理システム。
- 生ゴミ粉砕処理手段と生ゴミ処理装置の動作を制御する制御手段を有する請求項1又は2記載の生ゴミ処理システム。
- 生ゴミ処理装置内の気体を排気する排気通路を流し台シンクの下水管に連通させた請求項1〜3のいずれか1項記載の生ゴミ処理システム。
- 排気通路に下水管側の圧力が高い正圧となったときに生ゴミ処理装置に逆流するのを防止する逆流防止弁を設けた請求項4記載の記載の生ゴミ処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004055969A JP2004167493A (ja) | 2004-03-01 | 2004-03-01 | 生ゴミ処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP22603297A Division JP3750300B2 (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 生ゴミ発酵処理装置およびそれを用いた生ゴミ処理装置 |
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Family Applications (1)
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