JPH1157672A - 生ゴミ発酵処理装置およびそれを用いた生ゴミ処理装置 - Google Patents
生ゴミ発酵処理装置およびそれを用いた生ゴミ処理装置Info
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- JPH1157672A JPH1157672A JP9226032A JP22603297A JPH1157672A JP H1157672 A JPH1157672 A JP H1157672A JP 9226032 A JP9226032 A JP 9226032A JP 22603297 A JP22603297 A JP 22603297A JP H1157672 A JPH1157672 A JP H1157672A
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Abstract
に排出し、また、その排出構造を単純化された生ゴミ発
酵処理装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 生ゴミ粉砕物が投入される処理槽9と、
この処理槽9内に収納され、生ゴミ粉砕物中の水分を調
整するとともにこれを発酵処理して堆肥化する生ゴミ水
分調整材3と、処理槽9内を貫通して両端が支持材に回
転自在に支持され、生ゴミ粉砕物と生ゴミ水分調整材3
とを攪拌混合する攪拌手段4が取り付けられた回転軸4
aとを備え、処理槽9における回動方向前方の側壁が水
平以上に傾斜する程度に処理槽9を回転軸4aを中心に
して回動可能に設ける。
Description
て生ゴミの堆肥化を行う生ゴミ発酵処理装置およびそれ
を用いた生ゴミ処理装置に関するものである。
ミ処理装置は、生ゴミの粉砕を行う生ゴミ粉砕手段と、
この生ゴミ粉砕手段で粉砕された生ゴミを発酵処理する
生ゴミ発酵処理装置とを有している。そして、生ゴミ発
酵処理装置の処理槽内には、生ゴミ中の水分を発酵に最
適なレベルに調整するとともに微生物分解を利用して生
ゴミの堆肥化を行う生ゴミ水分調整材が収納されてい
る。
処理能力に応じた量が収納されており、所定の生ゴミ分
解能力を発揮して生ゴミの堆肥化が行われるようになっ
ている。そして、生ゴミの発酵処理を長期にわたって安
定的に行うには、生ゴミ水分調整材を定期的に交換する
必要がある。
ミ水分調整材の交換に関しては、特開平1−14186
号公報に記載されたものをはじめ多数の技術が提案され
ている。これら従来の技術では、生ゴミ発酵処理装置の
底部に取り出し口を設け、この取り出し口に開閉可能に
取り付けられた蓋を開いて処理槽内の生ゴミ水分調整材
を自重により落下させるものである。あるいは、生ゴミ
粉砕物と生ゴミ水分調整材とを撹拌する攪拌羽根を回転
させて落下させるものである。
た従来の技術では、処理槽内の生ゴミ水分調整材は自重
では完全に落下されない。また、処理槽の内壁や攪拌羽
根に固着した生ゴミ水分調整材は狭い開口部からスコッ
プ等を用いて削ぎ落とさなければならない。
が煩わしいのみならず、危険なものとなっていた。
ここに蓋を取り付けるなどにより構造が複雑化して、生
ゴミ発酵処理装置のコストアップの要因にもなってい
た。
調整材を容易且つ安全に排出することのできる生ゴミ発
酵処理装置を提供することを目的とする。
整材を排出するための構造が単純化された生ゴミ発酵処
理装置を提供することを目的とする。
に、本発明の生ゴミ発酵処理装置は、生ゴミ粉砕物が投
入される処理槽と、この処理槽内に収納され、生ゴミ粉
砕物中の水分を調整するとともにこれを発酵処理して堆
肥化する生ゴミ水分調整材と、処理槽内を貫通して両端
が支持材に回転自在に支持され、生ゴミ粉砕物と生ゴミ
水分調整材とを攪拌混合する攪拌手段が取り付けられた
回転軸とを備え、処理槽における回動方向前方の側壁が
水平以上に傾斜するまでに処理槽が回転軸を中心にして
回動可能に設けられたものである。
り処理槽内の生ゴミ水分調整材が側壁に沿って自重で流
出するので、処理槽内の生ゴミ水分調整材を容易且つ安
全に排出することが可能になる。また、処理槽の底部に
取り出し口や蓋を設ける必要がなくなるので、生ゴミ水
分調整材を排出するための構造が単純化でき、廉価な生
ゴミ発酵処理装置を得られる。
の回動経路上には、回動した処理槽の外側壁が当接して
処理槽の回動限界点を形成するストッパを設置すること
ができる。また、処理槽は、回転軸の両端を支持する支
持材とともにガイドレールに案内されて回転軸の長さ方
向またはこれと直交する水平方向に装置外まで移動可能
に設けることができる。さらに、処理槽は、回転軸の両
端を支持する支持材とともにガイドレールに案内されて
回転軸の長さ方向またはこれと直交する水平方向に装置
外まで移動可能に設け、移動端において着脱自在とする
ことができる。そして、処理槽を回動途中で固定して所
定の傾斜角で保持する回動制止部を設けることができ
る。処理槽の回動方向前方の側壁は、この側壁と対向す
る側壁よりも高くするこができる。
は、生ゴミ粉砕物が投入される処理槽と、この処理槽内
に収納され、生ゴミ粉砕物中の水分を調整するとともに
これを発酵処理して堆肥化する生ゴミ水分調整材と、処
理槽内を貫通して両端が支持材に回転自在に支持され、
生ゴミ粉砕物と生ゴミ水分調整材とを攪拌混合する攪拌
手段が取り付けられた回転軸とを備え、処理槽における
回動方向前方の側壁が水平以上に傾斜するまでに処理槽
が回転軸を中心にして回動可能に設けられている生ゴミ
発酵処理装置であり、処理槽を回動させることにより処
理槽内の生ゴミ水分調整材が側壁に沿って自重で流出す
るので、処理槽内の生ゴミ水分調整材を容易且つ安全に
排出することが可能になるという作用を有する。また、
処理槽の底部に取り出し口や蓋を設ける必要がなくなる
ので、生ゴミ水分調整材を排出するための構造が単純化
でき、廉価な生ゴミ発酵処理装置を得ることが可能にな
るという作用を有する。
1記載の発明において、処理槽の回動経路上に、回動し
た処理槽の外側壁が当接して処理槽の回動限界点を形成
するストッパが設置された生ゴミ発酵処理装置であり、
処理槽から生ゴミ水分調整材を排出するときに、処理槽
の回動を確実に停止させることができるという作用を有
する。
1または2記載の発明において、処理槽が、回転軸の両
端を支持する支持材とともにガイドレールに案内されて
回転軸の長さ方向またはこれと直交する水平方向に装置
外まで移動可能に設けられ、移動端において回動する生
ゴミ発酵処理装置であり、処理槽をより大きな角度まで
回動させることが可能になって生ゴミ水分調整材をより
確実に排出することが可能になるという作用を有する。
また、処理槽内の洗浄を容易に行うことができるという
作用を有する。
1または2記載の発明において、処理槽は、回転軸の両
端を支持する支持材とともにガイドレールに案内されて
回転軸の長さ方向またはこれと直交する水平方向に装置
外まで移動可能に設けられ、移動端において着脱自在な
生ゴミ発酵処理装置であり、処理槽を装置より取り外す
ことが可能となり、生ゴミ水分調整材の排出が容易に行
える場所に処理槽を移動でき、洗浄が行いやすくなると
いう作用を有する。
1、2または3記載の発明において、処理槽が回動途中
で固定されて所定の傾斜角で保持される回動制止部を有
する生ゴミ発酵処理装置であり、処理槽の側壁や攪拌羽
根に固着した生ゴミ水分調整材の削ぎ落とし作業および
新しい生ゴミ水分調整材の投入作業が簡易になるという
作用を有する。
4記載の発明において、回動制止部は、回転軸を中心と
した円周上の1または複数箇所に噛み合い部が形成され
て処理槽に取り付けられた係合部材と、係合部材の噛み
合い部と嵌合する噛み合い部が形成されて支持材に取り
付けられたロック部材とからなる生ゴミ発酵処理装置で
ある。
1〜6の何れか一項に記載の発明において、処理槽の回
動方向前方の側壁は、この側壁と対向する側壁よりも高
くなっている生ゴミ発酵処理装置であり、この側壁が排
出される生ゴミ水分調整材のガイドになるので、排出作
業をスムーズに行うことが可能になるという作用を有す
る。
は、請求項1〜7の何れか一項に記載の生ゴミ発酵処理
装置と、生ゴミを粉砕する粉砕手段と、粉砕された生ゴ
ミを生ゴミ発酵処理装置に圧送する圧送手段とを備えた
生ゴミ処理装置である。
〜図10を用いて説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一の部材には同一の符号を付
し、重複した説明は省略する。
形態における生ゴミ処理装置を示す全体構成図、図2は
図1の生ゴミ処理装置に用いられた生ゴミ発酵処理装置
を示す断面図、図3は図2の断面と直交する断面での生
ゴミ発酵処理装置を示す断面図、図4は図2の生ゴミ発
酵処理装置における生ゴミ水分調整材の排出動作を示す
説明図である。
類似の生ゴミ粉砕手段101は台所流し台シンク下に取
り付けられており、投入された生ゴミに少量の水を混入
させるだけでこれを粉砕して搬送可能にする。この生ゴ
ミ粉砕手段101は搬送路103によって生ゴミ発酵処
理装置1に連通されている。搬送路103は、たとえば
ポリエチレン製のチューブからなる。生ゴミ発酵処理装
置1は、バチルス属を中心とした好気性好熱バクテリア
等の微生物を培養して、搬送された生ゴミを堆肥化する
ようになっている。生ゴミ粉砕手段101と搬送路10
3との間にはスクイズポンプ102が設置されており、
生ゴミ粉砕手段101で粉砕された高粘度の生ゴミ粉砕
物を搬送路103に押し込んでこれを生ゴミ発酵処理装
置1へ次々と圧送する。
ては、生ゴミ発酵処理装置1は屋外に配置され、生ゴミ
粉砕手段101とスクイズポンプ102は屋内に配置さ
れている。
は、水量を調整するための電磁弁104および注入水量
を水圧変動に影響されることなく一定に保つための定流
量弁105が設置されている。これにより生ゴミに適正
な水量の水が得られて粉砕が容易に行われるとともに粘
度調整が図られる。
蒸気、二酸化炭素を含む空気などの気体を下水管106
に排気するため、生ゴミ発酵処理装置1と下水管106
とは排気路8により連通されている。また、排気路8の
下水管106寄りには、下水管106内が高い正圧とな
った時に臭気が生ゴミ発酵処理装置1内に逆流するのを
防止するための逆流防止弁107が設置されている。
ンピュータ、メモリ等から構成される制御手段108を
有している。そして、この制御手段108により、生ゴ
ミ粉砕手段101、スクイズポンプ102、生ゴミ発酵
処理装置1の動作が制御される。
処理装置1に関して説明する。生ゴミ発酵処理装置1内
に収納された処理槽9の上方には、生ゴミが投入される
投入口が形成されており、この投入口には上蓋2が開閉
自在に取り付けられている。また、粉砕された生ゴミが
流入する搬送路103の先端が処理槽9の上方に位置し
ている。したがって、生ゴミ粉砕物は搬送路103から
自動的に、あるいは使用者が上蓋2を開けて、処理槽9
内に投入される。なお、本実施の形態においては、生ゴ
ミ粉砕手段101で粉砕された生ゴミ粉砕物がスクイズ
ポンプ102により圧送されて搬送路103から投入さ
れる場合で説明されているが、上蓋2を開けて投入口か
ら投入するようにしてもよい。
と混合されてこの生ゴミ粉砕物を発酵処理により分解す
る生ゴミ水分調整材3が充填されている。生ゴミ水分調
整材3としては、生ゴミ粉砕物中の水分を調整する作用
に加えて、好気性好熱バクテリア等に代表される発酵の
ための微生物を生息させる微生物担体の作用をも有する
おがくずや木質チップ等が適当である。なお、長期的に
良好な発酵処理状態を維持するため、生ゴミ水分調整材
3は定期的に交換される。
送された生ゴミ粉砕物とを撹拌して均一な状態にまで混
合する攪拌手段(撹拌羽根)4が設けられている。撹拌
手段4の回転軸4aは処理槽9の中央部を貫通して設け
られており、図3に示すように、その両端が支持材10
に支持されている。これにより、処理槽9は、その上部
が側方に向くように回転軸4aを中心にして回動され
る。
理槽9の側壁は、これと対向する側壁よりも高くなって
おり、後述する生ゴミ水分調整材3の排出時における便
宜が図られている。また、回動時に下側になる側壁の外
側上部には取っ手9aが取り付けられており、取っ手9
aを外側に引くと処理槽9は外側に向かってスムーズに
回動する。なお、生ゴミ発酵処理装置1における処理槽
9の回動方向側には扉11が設けられており、この扉1
1を開くと処理槽9が回動可能な状態になる。
するため、処理槽9の回動経路上にはストッパ13が設
置されている。このストッパ13は、下側の側壁が水平
以上に傾斜した位置で処理槽9を支持してこの処理槽9
の回動限界点を形成するものであり、これにより処理槽
9内の生ゴミ水分調整材3は傾斜面に沿って外部に流出
する。なお、このストッパ13は省略されていてもよ
い。
根が立設されており、羽根の先端には危険防止のための
丸みが付けられている。また、撹拌手段4の回転軸4a
の一方端にはギア15が取り付けられている。このギア
15には攪拌モータ5の出力軸とギア結合されており、
攪拌手段4はモータ5の回転により回転される。
いる。この加熱手段6は電熱線が巻かれたヒータであっ
て、図示しない温度センサによって検出された温度に対
応して処理槽9内部の温度を好気性好熱微生物の生息に
適した温度にコントロールするとともに、生ゴミ粉砕物
によって含水率が一時的に高くなったときや洗浄水が流
れ込んできたときには、水分を蒸発させて内部の含水率
を発酵処理に適した状態にする。
ファン7が取り付けられており、内部の空気を循環およ
び排気することにより生ゴミ粉砕物と生ゴミ水分調整材
3との混合物に交換的に新鮮な空気を取り込み、処理槽
9内を好気条件に保つようになっている。
たり1kgの発酵処理ができる家庭用生ゴミ処理に適し
たものである。但し、生ゴミ発酵処理装置1の処理能力
は自由に設定することができる。
ゴミ粉砕物の発酵分解について説明する。
された生ゴミ粉砕物は、生ゴミ水分調整材3に生息する
バチルス属を中心とした好気性好熱バクテリア等の微生
物によって速やかに分解され、水、炭酸ガス、アンモニ
ア、その他無機物と難分解性の有機残査に変化する。そ
して、発生した気体成分は循環排気ファン7によって排
気され、臭いの発散を防止するために排気路8を通して
下水道へ排出される。これにより、処理槽9の中には分
解により安定化された有機物残査である堆肥が生成され
る。
を中心とした好気性好熱バクテリア等の微生物が生息し
ているが、好気性好熱バクテリアの代表であるバチルス
属は土壌中に普遍に存在する極めて一般的な細菌であ
り、堆肥発酵の初期段階での分解活動に大きく寄与して
いるものである。このバチルス属の大きな特徴として胞
子形成能力を持っていることがあげられる。バチルス属
細菌は周囲環境が厳しくなると胞子を形成する。そして
環境が改善されると再び発芽して活発に増殖をはじめ
る。胞子はいわいる微生物の種子の様なものと考えら
れ、耐熱性が高い。このようなバチルス属を中心とする
微生物は50℃〜90℃の環境下でも生存し続けること
ができ、最も活性度の高いのは50℃〜65℃付近であ
る。そして70℃以上の温度範囲では発酵分解速度は低
下するが槽内に虫等が発生しなくなり、雑草の種子、ウ
ィルス、寄生虫、有害微生物等を不活性にできるもので
ある。
族細菌などの微生物を用いた処理を行うという原理上、
その生息に適した水環境が必要で、生ゴミ粉砕物と生ゴ
ミ水分調製材3を含めた混合物の含水率を50%〜60
%の範囲に保つ必要がある。含水率がこの範囲を下回る
と微生物の生物活動に必要な水分が不足し、ひいては発
酵速度の低下を来すことになるからである。また、逆に
含水率がこの範囲を上回ると攪拌によって供給されるべ
き酸素が不足し、槽内が嫌気化して嫌気性の微生物が繁
殖して強い臭気を発生するようになるからである。
材3に含まれている水分量を生ゴミと生ゴミ水分調整材
3の乾燥重量と該水分量の和で割ったものである。そし
て、本実施の形態では、含水率を測定するセンサとして
温度センサが用いられており、含水率は換算により算出
される。
装置の一連の動作を説明する。まず、使用者が生ゴミ粉
砕手段101に生ゴミを投入し動作スイッチをオンにす
ると、制御手段108により電磁弁104が開位置とな
って水道水が生ゴミ粉砕手段101内に所定量注入さ
れ、生ゴミが粉砕が開始される。
ポンプ102によって粉砕された高粘度の生ゴミ粉砕物
は搬送路103へと送出される。
始と同時に、制御手段108により生ゴミ発酵処理装置
1の撹拌羽根4の回転が開始される。これによってスク
イズポンプ102が送り出した生ゴミ粉砕物は、処理槽
9内に装填された生ゴミ水分調整材3と十分に混合され
ることになる。この撹拌羽根4の駆動は、たとえば1時
間あたり数分程度の割合で間欠的、定期的に繰り返して
行われる。なお、投入口から生ゴミを投入した場合に
は、上蓋2が開いたことで生ゴミの投入を検知し、撹拌
羽根4の回転が開始される。
生ゴミ水分調整材3の交換について、図4を用いて説明
する。
き、取っ手9aを引くと、処理槽9は回転軸4aを回動
中心として回転を始める。すると、処理槽9内の生ゴミ
水分調整材3は傾斜する処理槽9の側壁に沿って徐々に
外方に移動して行き、受け箱16に排出される。そし
て、処理槽9の上部が側方を向いた時点でストッパ13
に当接して回動が停止される。ここで、回動限界は処理
槽9の下側の側壁が水平以上に傾斜した位置となってい
るので、生ゴミ水分調整材3は処理槽9の回動限界に到
達する前にそのほとんどが受け箱16の中に排出され、
回動限界時には排出が完了される。
処理槽9の側壁はその対向側壁よりも高くなっているの
で、当該側壁は処理槽9から受け箱16に排出される生
ゴミ水分調整材3のガイドとしての役割を果たしている
ので、排出作業がスムーズに行われる。但し、この側壁
を長くすることなく受け箱16に届く十分な長さが確保
されるときには、このように長くする必要はない。
た後、処理槽9を交換前の所定の位置に戻し、処理槽9
内に新しい生ゴミ水分調整材3を投入して扉11を閉め
ると交換作業が終了する。
理装置1によれば、側壁が水平以上に傾斜するまでに処
理槽9が回動可能になっているので、この処理槽9を回
動させれば生ゴミ水分調整材3が側壁に沿って自重で流
出することになり、処理槽9内の生ゴミ水分調整材3を
容易且つ安全に排出することが可能になる。これによ
り、生ゴミ水分調整材3の交換作業を十分な安全性を確
保しつつ簡便に行うことができる。
1によれば、処理槽9の底部に取り出し口を設けたり、
ここに蓋を取り付けたりす必要がないため、生ゴミ水分
調整材3を排出するための構造が単純化できる。これに
より、廉価な生ゴミ発酵処理装置1を得ることが可能に
なる。
態2による生ゴミ発酵処理装置を示す断面図、図6は図
5の生ゴミ発酵処理装置における生ゴミ水分調整材の排
出動作を示す説明図である。
発酵処理装置1では、処理槽9内を貫通する回転軸4a
の両端を支持している支持材10の底面と、この支持材
10が載置されている支持台12との間にガイドレール
17が設けられている。そして、図6に示すように、処
理槽9はガイドレール17に案内されて支持材10ごと
回転軸4aの長さ方向に装置外まで移動し、この移動端
において図示しないストッパに当接するまで回転軸4a
を中心に回動するようになっている。そして、移動時に
おいては、回転軸4aに取り付けられたギア15は攪拌
モータ5の出力軸とのギア結合が解除されている。
装置外まで移動した上で回動可能になっているので、こ
の処理槽9を大きな角度まで回動させることが可能にな
る。これにより、生ゴミ水分調整材3をより確実に排出
することが可能になる。
装置外まで移動されるので、処理槽9内の洗浄を容易に
行うことができる。
直交する方向に設置し、処理槽9を回転軸4aの長さ方
向と直交する水平方向に移動させることもできる。この
場合には、処理槽9の移動量が短縮される。
態3による生ゴミ発酵処理装置の着脱状態を示す説明
図、図8は図7の生ゴミ発酵処理装置におけるガイドレ
ールの構造を示す説明図である。
発酵処理装置1では、処理槽9内を貫通する回転軸4a
の両端を支持している支持材10の底面と、この支持材
10が載置されている支持台12との間にガイドレール
17が設けられている。そして、図6に示すように、処
理槽9はガイドレール17に案内されて支持材10ごと
回転軸4aの長さ方向に装置外まで移動する。ここで、
図8に示すように、ガイドレール17は進行方向で処理
槽を規制しており、上方向には解放となっている。この
ため、図7に示すように、ガイドレール17に案内され
た処理槽9は移動端で着脱自在となる。
装置外まで移動した上で着脱可能になっているので、こ
の処理槽9を装置より取り外すことが可能になる。これ
により、生ゴミ水分調整材3の排出が容易に行える場所
に処理槽9を移動でき、洗浄を容易に行うことができ
る。
直交する方向に設置し、処理槽9を回転軸4aの長さ方
向と直交する水平方向に移動させることもできる。この
場合には、処理槽9の移動量が短縮される。
態4による生ゴミ発酵処理装置を示す断面図、図10は
図9の断面と直交する断面での生ゴミ発酵処理装置を示
す断面図である。
9を貫通する回転軸4aを中心とした円周上に数カ所の
凹部(噛み合い部)18aが形成された係合部材18が
処理槽9の外側面に固定されている。また、バネ力によ
りこの係合部材18に向けて付勢されて凹部18aに嵌
合する凸部(噛み合い部)14aを有するロック部材1
4が支持材10に取り付けられている。なお、係合部材
18とロック部材14との凹凸関係は逆になっていても
よい。また凹部18aは1箇所であってもよい。
ば、係合部材18とロック部材14とから構成される回
動制止部の嵌合を解除した状態で処理槽9を回動させ
る。そして、回動途中でロック部材14の凸部14aを
何れかの凹部18aに嵌合させると、処理槽9は回動が
制止されてその傾斜角で保持されるようになる。そし
て、このように処理槽9を回動途中の任意の傾斜角で保
持することにより、処理槽9の側壁や攪拌手段4に固着
した生ゴミ水分調整材3の削ぎ落とし作業および新しい
生ゴミ水分調整材3の投入作業が簡易になる。
止部の他の構造としては、撹拌モータ5のトルクを利用
すること、処理槽9にダンパなど回動動作を規制部材を
設けることなどが考えられる。
9を生ゴミ発酵処理装置1の外まで移動させた後に任意
の角度で停止させるようにしてもよい。
水平以上に傾斜するまでに処理槽が回動可能になってい
るので、この処理槽を回動させることにより処理槽内の
生ゴミ水分調整材が側壁に沿って自重で流出する。した
がって、処理槽内の生ゴミ水分調整材を容易且つ安全に
排出することが可能になるという有効な効果が得られ
る。
交換作業を十分な安全性を確保しつつ簡便に行うことが
できるという有効な効果が得られる。
り出し口や蓋を設ける必要がなくなるので、生ゴミ水分
調整材を排出するための構造が単純化でき、廉価な生ゴ
ミ発酵処理装置を得ることが可能になるという有効な効
果が得られる。
を形成するストッパを設置すれば、処理槽から生ゴミ水
分調整材を排出するときに、処理槽の回動を確実に停止
させることができるという有効な効果が得られる。
処理槽をより大きな角度まで回動させることが可能にな
り、生ゴミ水分調整材をより確実に排出することが可能
になるという有効な効果が得られる。また、処理槽内の
洗浄を容易に行うことができるという有効な効果が得ら
れる。
端において着脱自在とすれば、処理槽を装置より取り外
して生ゴミ水分調整材の排出が容易に行える場所に移動
でき、洗浄が行いやすくなるという有効な効果が得られ
る。
側壁や攪拌羽根に固着した生ゴミ水分調整材の削ぎ落と
し作業および新しい生ゴミ水分調整材の投入作業が簡易
になるという有効な効果が得られる。
れば、この側壁が排出される生ゴミ水分調整材のガイド
になるので、排出作業をスムーズに行うことが可能にな
るという有効な効果が得られる。
示す全体構成図
処理装置を示す断面図
装置を示す断面図
調整材の排出動作を示す説明図
置を示す断面図
調整材の排出動作を示す説明図
置の着脱状態を示す説明図
ルの構造を示す説明図
置を示す断面図
理装置を示す断面図
Claims (8)
- 【請求項1】生ゴミ粉砕物が投入される処理槽と、 前記処理槽内に収納され、前記生ゴミ粉砕物中の水分を
調整するとともにこれを発酵処理して堆肥化する生ゴミ
水分調整材と、 前記処理槽内を貫通して両端が支持材に回転自在に支持
され、生ゴミ粉砕物と前記生ゴミ水分調整材とを攪拌混
合する攪拌手段が取り付けられた回転軸とを備え、 前記処理槽における回動方向前方の側壁が水平以上に傾
斜するまでに前記処理槽が前記回転軸を中心にして回動
可能に設けられていることを特徴とする生ゴミ発酵処理
装置。 - 【請求項2】前記処理槽の回動経路上には、回動した前
記処理槽の外側壁が当接して前記処理槽の回動限界点を
形成するストッパが設置されていることを特徴とする請
求項1記載の生ゴミ発酵処理装置。 - 【請求項3】前記処理槽は、前記回転軸の両端を支持す
る支持材とともにガイドレールに案内されて前記回転軸
の長さ方向またはこれと直交する水平方向に装置外まで
移動可能に設けられ、移動端において回動することを特
徴とする請求項1または2記載の生ゴミ発酵処理装置。 - 【請求項4】前記処理槽は、前記回転軸の両端を支持す
る支持材とともにガイドレールに案内されて前記回転軸
の長さ方向またはこれと直交する水平方向に装置外まで
移動可能に設けられ、移動端において着脱自在であるこ
とを特徴とする請求項1または2記載の生ゴミ発酵処理
装置。 - 【請求項5】前記処理槽が回動途中で固定されて所定の
傾斜角で保持される回動制止部を有することを特徴とす
る請求項1、2または3記載の生ゴミ発酵処理装置。 - 【請求項6】前記回動制止部は、前記回転軸を中心とし
た円周上の1または複数箇所に噛み合い部が形成されて
前記処理槽に取り付けられた係合部材と、前記係合部材
の噛み合い部と嵌合する噛み合い部が形成されて前記支
持材に取り付けられたロック部材とからなることを特徴
とする請求項4記載の生ゴミ発酵処理装置。 - 【請求項7】前記処理槽の回動方向前方の側壁は、この
側壁と対向する側壁よりも高くなっていることを特徴と
する請求項1〜6の何れか一項に記載の生ゴミ発酵処理
装置。 - 【請求項8】請求項1〜7の何れか一項に記載の生ゴミ
発酵処理装置と、生ゴミを粉砕する粉砕手段と、粉砕さ
れた前記生ゴミを前記生ゴミ発酵処理装置に圧送する圧
送手段とを備えたことを特徴とする生ゴミ処理装置。
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---|---|---|---|
JP22603297A JP3750300B2 (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 生ゴミ発酵処理装置およびそれを用いた生ゴミ処理装置 |
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JP22603297A JP3750300B2 (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 生ゴミ発酵処理装置およびそれを用いた生ゴミ処理装置 |
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JP2004055969A Division JP2004167493A (ja) | 2004-03-01 | 2004-03-01 | 生ゴミ処理システム |
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