JPH08168745A - 生ゴミ処理装置 - Google Patents
生ゴミ処理装置Info
- Publication number
- JPH08168745A JPH08168745A JP6333975A JP33397594A JPH08168745A JP H08168745 A JPH08168745 A JP H08168745A JP 6333975 A JP6333975 A JP 6333975A JP 33397594 A JP33397594 A JP 33397594A JP H08168745 A JPH08168745 A JP H08168745A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- garbage
- medium
- heater
- microorganisms
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Fertilizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 生ゴミを微生物の発酵分解作用により処理す
るタイプの生ゴミ処理装置において、微生物が活発に活
動できる培地を簡単な構成により形成することを目的と
する。 【構成】 処理容器12と培地との間に空間が形成され
るように、容器12の底面及び側面に通気性に優れたプ
レート21,22を取り付けるとともに容器12の底部
より培地を暖気によって間接的に加温するヒータを備え
た。
るタイプの生ゴミ処理装置において、微生物が活発に活
動できる培地を簡単な構成により形成することを目的と
する。 【構成】 処理容器12と培地との間に空間が形成され
るように、容器12の底面及び側面に通気性に優れたプ
レート21,22を取り付けるとともに容器12の底部
より培地を暖気によって間接的に加温するヒータを備え
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、台所で発生する厨芥な
どの生ゴミを各家庭で処理するための装置に関するもの
で、特に微生物により生ゴミを発酵分解するタイプの生
ゴミ処理装置に関する。
どの生ゴミを各家庭で処理するための装置に関するもの
で、特に微生物により生ゴミを発酵分解するタイプの生
ゴミ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭で発生した生ゴミを各家庭で
処理する装置の需要が高まり、各種の生ゴミ処理装置が
提案されている。この中で、微生物の力を借りて生ゴミ
を発酵分解し、分解後のゴミを堆肥化する装置が多く実
施されている。一般にこの種の装置では、発酵に伴う悪
臭の発生が少ないことから好気性菌を用いた好気性発酵
が採用されており、この好気性菌が繁殖しやすいような
環境(培地)を作るために、撹拌手段,加熱手段及び送
気手段を装備し、水分調整,温度調整及び酸素供給を行
なうようになっている。
処理する装置の需要が高まり、各種の生ゴミ処理装置が
提案されている。この中で、微生物の力を借りて生ゴミ
を発酵分解し、分解後のゴミを堆肥化する装置が多く実
施されている。一般にこの種の装置では、発酵に伴う悪
臭の発生が少ないことから好気性菌を用いた好気性発酵
が採用されており、この好気性菌が繁殖しやすいような
環境(培地)を作るために、撹拌手段,加熱手段及び送
気手段を装備し、水分調整,温度調整及び酸素供給を行
なうようになっている。
【0003】例えば、従来から知られている装置として
図1に示すものがある。図1において、1は好気性菌を
含んだ培地が形成される処理容器で、内部に撹拌手段で
ある撹拌翼2、下部に加熱手段であるヒータ3、上部に
送気手段であるファン4が備えられている。また、容器
1の底部にはメッシュ状の排水プレート5が取り付けら
れ、培地中の余剰水分はその下の排水タンク6に溜るよ
うになっている。このような容器1に逐次生ゴミを投入
することにより、生ゴミは好気性菌の働きで炭水ガスと
水とに分解される。ここで、理想的な好気性発酵を行な
わせるための条件は、次のようにして達成しようとして
いる。
図1に示すものがある。図1において、1は好気性菌を
含んだ培地が形成される処理容器で、内部に撹拌手段で
ある撹拌翼2、下部に加熱手段であるヒータ3、上部に
送気手段であるファン4が備えられている。また、容器
1の底部にはメッシュ状の排水プレート5が取り付けら
れ、培地中の余剰水分はその下の排水タンク6に溜るよ
うになっている。このような容器1に逐次生ゴミを投入
することにより、生ゴミは好気性菌の働きで炭水ガスと
水とに分解される。ここで、理想的な好気性発酵を行な
わせるための条件は、次のようにして達成しようとして
いる。
【0004】水分調整…生ゴミからの水分及び発酵分
解によって発生した水分は、その大部分がファン4から
の送風により培地を浸透して下部に流れ、排水プレート
5から排水タンク6に排水される。また、その一部はヒ
ータ熱及び発酵熱によって気化して外部に排出される。
解によって発生した水分は、その大部分がファン4から
の送風により培地を浸透して下部に流れ、排水プレート
5から排水タンク6に排水される。また、その一部はヒ
ータ熱及び発酵熱によって気化して外部に排出される。
【0005】温度調整…最適な発酵状態が確保されて
いれば、培地内は発酵熱によって60℃近くまで達す
る。雰囲気温度が低い場合には、ヒータ通電を行ない好
気性菌が働ける温度に加温する。
いれば、培地内は発酵熱によって60℃近くまで達す
る。雰囲気温度が低い場合には、ヒータ通電を行ない好
気性菌が働ける温度に加温する。
【0006】酸素供給…好気性発酵を行なう上で最も
重要な点であり、ここでは生ゴミを投入する毎に撹拌翼
2を回転させ、培地へ酸素を取り込むようにしている。
また、ファン4の駆動により空気の流通性を確保してい
る。
重要な点であり、ここでは生ゴミを投入する毎に撹拌翼
2を回転させ、培地へ酸素を取り込むようにしている。
また、ファン4の駆動により空気の流通性を確保してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような装
置では、酸素供給は撹拌翼2の回転時のみしか期待でき
ず、しかもこの撹拌翼2を手動により回転させるもので
は生ゴミ投入時にしか撹拌されないことになる。従っ
て、長期間生ゴミが投入されない場合は、容器1内が酸
欠状態になってしまい、好気性菌の働ける環境ではなく
なり、嫌気性菌が発生して悪臭を発生するという問題が
生じている。この問題は、撹拌翼5をモータにより定期
的に駆動することで、ある程度解決されるが、モータや
減速機構及び制御手段の追加により装置が高価になるこ
とは避けられない。
置では、酸素供給は撹拌翼2の回転時のみしか期待でき
ず、しかもこの撹拌翼2を手動により回転させるもので
は生ゴミ投入時にしか撹拌されないことになる。従っ
て、長期間生ゴミが投入されない場合は、容器1内が酸
欠状態になってしまい、好気性菌の働ける環境ではなく
なり、嫌気性菌が発生して悪臭を発生するという問題が
生じている。この問題は、撹拌翼5をモータにより定期
的に駆動することで、ある程度解決されるが、モータや
減速機構及び制御手段の追加により装置が高価になるこ
とは避けられない。
【0008】また、空気の流通性を確保したり、培地の
余剰水分を下方に流す為のファン4も自らの発酵熱によ
って活発に働きだした微生物を冷してしまうことにな
り、分解能力が低下してしまうという問題が生じる。
余剰水分を下方に流す為のファン4も自らの発酵熱によ
って活発に働きだした微生物を冷してしまうことにな
り、分解能力が低下してしまうという問題が生じる。
【0009】更に、気温が低下する冬期では、容器内と
外気の温度差により容器内面が結露するため、この付近
の培地は水分を含んで固まり酸素供給がなされないこと
から嫌気性菌が発生して悪臭を発するようになる。この
状態が続くと、培地の保水率が高くなり、好気性菌の働
ける環境が少なくなり、ゴミの処理能力は激減してしま
う。そこで本発明は、安易で安価な構成によりこれらの
問題を解決する生ゴミ処理装置を提供することを目的と
するものである。
外気の温度差により容器内面が結露するため、この付近
の培地は水分を含んで固まり酸素供給がなされないこと
から嫌気性菌が発生して悪臭を発するようになる。この
状態が続くと、培地の保水率が高くなり、好気性菌の働
ける環境が少なくなり、ゴミの処理能力は激減してしま
う。そこで本発明は、安易で安価な構成によりこれらの
問題を解決する生ゴミ処理装置を提供することを目的と
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、生ゴミが投入される処理容器と、該
容器内に備えられる撹拌手段と、該撹拌手段を回転駆動
する駆動手段と、前記容器の下方に設けられ温かい空気
を容器に供給する加熱手段とを備えた生ゴミ処理装置に
おいて、通気性を有するプレートを、前記容器内部の底
面及び両側面に空間を形成するようにして取り付けたも
のである。
るために本発明は、生ゴミが投入される処理容器と、該
容器内に備えられる撹拌手段と、該撹拌手段を回転駆動
する駆動手段と、前記容器の下方に設けられ温かい空気
を容器に供給する加熱手段とを備えた生ゴミ処理装置に
おいて、通気性を有するプレートを、前記容器内部の底
面及び両側面に空間を形成するようにして取り付けたも
のである。
【0011】
【作用】本発明によれば、複数の通気孔を穿設したプレ
ートを配したことにより、培地の空気接触面積が増え、
酸素の供給が活発になる。発酵熱により蒸発した水分
は、プレートの通気孔から流出し、プレートと容器の空
間を通じて外部に排出される。また、容器下部に設けた
ヒータに通電すると、温められた空気が容器の底部から
入り込み、底面及び両側面に設けたプレートから培地内
に供給される。これにより、空気の流通,水分の蒸発が
活発化し、温度の低下も見られない。冬期に使用しても
プレートと培地の接触面が小さいためと、容器内面との
空間に温かい空気が流通しているために培地が結露水に
より固まることがない。
ートを配したことにより、培地の空気接触面積が増え、
酸素の供給が活発になる。発酵熱により蒸発した水分
は、プレートの通気孔から流出し、プレートと容器の空
間を通じて外部に排出される。また、容器下部に設けた
ヒータに通電すると、温められた空気が容器の底部から
入り込み、底面及び両側面に設けたプレートから培地内
に供給される。これにより、空気の流通,水分の蒸発が
活発化し、温度の低下も見られない。冬期に使用しても
プレートと培地の接触面が小さいためと、容器内面との
空間に温かい空気が流通しているために培地が結露水に
より固まることがない。
【0012】
【実施例】以下、図面を用いて本発明一実施例について
説明する。図2,3において、10は上面を開口した箱
型の処理装置本体、11は該本体1の上面を蓋する蓋部
材、12は本体10の内部に着脱自在に装着される処理
容器である。蓋部材11は、排気孔13を有する固着部
11aと、該固着部11aに対し開閉自在に取り付けら
れる開閉部11bから形成されており、開閉部11bは
処理容器12からの蒸気が結露水となって再び容器10
内に垂れることがないように前方に向かって傾斜した形
状になっている。容器12は、この蓋部材11の開閉部
11bを開閉することにより生ゴミが投入され、固着部
11aを外すことによって本体10から取り外すことが
できるものである。また、容器12の底部中央には通気
孔12aが穿設され、後述するヒータで加熱された空気
が容器内に供給されるようになっている。
説明する。図2,3において、10は上面を開口した箱
型の処理装置本体、11は該本体1の上面を蓋する蓋部
材、12は本体10の内部に着脱自在に装着される処理
容器である。蓋部材11は、排気孔13を有する固着部
11aと、該固着部11aに対し開閉自在に取り付けら
れる開閉部11bから形成されており、開閉部11bは
処理容器12からの蒸気が結露水となって再び容器10
内に垂れることがないように前方に向かって傾斜した形
状になっている。容器12は、この蓋部材11の開閉部
11bを開閉することにより生ゴミが投入され、固着部
11aを外すことによって本体10から取り外すことが
できるものである。また、容器12の底部中央には通気
孔12aが穿設され、後述するヒータで加熱された空気
が容器内に供給されるようになっている。
【0013】14は容器12の内部において容器12の
前面と背面を貫通して回動自在に取り付けられる回転
軸、15は該回転軸14の周りにそれぞれが120°ず
れるように形成される3本の撹拌翼である。16は本体
10の前面に回転自在に取り付けられる回転ハンドル、
17は該ハンドルの回転軸先端に設けられる従動ギア、
18は前記回転軸14の前端に取り付けられる受動ギア
であり、回転ハンドル16を回転させることにより従動
ギア17から受動ギア18に減速伝達され、容器12内
の回転軸14が回転し、撹拌翼15が容器12内の生ゴ
ミ及び培地を撹拌するようになっている。
前面と背面を貫通して回動自在に取り付けられる回転
軸、15は該回転軸14の周りにそれぞれが120°ず
れるように形成される3本の撹拌翼である。16は本体
10の前面に回転自在に取り付けられる回転ハンドル、
17は該ハンドルの回転軸先端に設けられる従動ギア、
18は前記回転軸14の前端に取り付けられる受動ギア
であり、回転ハンドル16を回転させることにより従動
ギア17から受動ギア18に減速伝達され、容器12内
の回転軸14が回転し、撹拌翼15が容器12内の生ゴ
ミ及び培地を撹拌するようになっている。
【0014】19は本体10内底部で容器12の下方に
備えられ、上面に通気孔19aを開口した加熱ボック
ス、20は該ボックスに支持されて水平に取り付けられ
るヒータである。ヒータ20は容器12を間接的に加温
し、生ゴミの投入で発生した余剰水分の蒸発や培地の温
度調整,暖気の上昇に伴う酸素供給の役割を果たす。
備えられ、上面に通気孔19aを開口した加熱ボック
ス、20は該ボックスに支持されて水平に取り付けられ
るヒータである。ヒータ20は容器12を間接的に加温
し、生ゴミの投入で発生した余剰水分の蒸発や培地の温
度調整,暖気の上昇に伴う酸素供給の役割を果たす。
【0015】21は容器12の底面に対し隙間S1が生
じるように取り付けられる底部プレート、22,22は
容器12の回転軸14と平行する両側面に対し隙間S2
が生じるように取り付けられる側部プレートで、いずれ
も細かな穿孔を複数穿設したメッシュ状のパンチングプ
レートで形成されている。微生物の培地は、このプレー
ト21,22で囲まれる区域に収容されるものであるか
ら、プレート21,22の穿孔は培地がこぼれず、目詰
まりを起こさないφ2mm,ピッチ3.5mm程度が好ましい。
また、培地の材質は、通気性がよい,比重が小さい,安
価である,入手が容易等の観点からピートモスを用いる
のが好ましい。
じるように取り付けられる底部プレート、22,22は
容器12の回転軸14と平行する両側面に対し隙間S2
が生じるように取り付けられる側部プレートで、いずれ
も細かな穿孔を複数穿設したメッシュ状のパンチングプ
レートで形成されている。微生物の培地は、このプレー
ト21,22で囲まれる区域に収容されるものであるか
ら、プレート21,22の穿孔は培地がこぼれず、目詰
まりを起こさないφ2mm,ピッチ3.5mm程度が好ましい。
また、培地の材質は、通気性がよい,比重が小さい,安
価である,入手が容易等の観点からピートモスを用いる
のが好ましい。
【0016】続いて、上記実施例の使用法ならびに動作
について説明する。まず、プレート21,22により容
器12内に形成された区域に培地となるピートモスを入
れ、好気性菌の粉末を適量投入する。その後ハンドル1
6により撹拌翼15を回転し、ピートモスに好気性菌を
なじませる。初回の生ゴミが投入された後は、菌の活動
が活発化するまでヒータ20を駆動して培地内の温度を
上昇させ、再度ハンドル16を回して培地と生ゴミを混
合する。すると、菌は2〜3日で培養し、活発な発酵分
解を始める。尚、ハンドル16の回転は、ゴミを投入す
る毎に行なうものであるが、ピートモスの場合比重が小
さくゴミの沈み込みがよいため、15回程度の回転で十
分である。
について説明する。まず、プレート21,22により容
器12内に形成された区域に培地となるピートモスを入
れ、好気性菌の粉末を適量投入する。その後ハンドル1
6により撹拌翼15を回転し、ピートモスに好気性菌を
なじませる。初回の生ゴミが投入された後は、菌の活動
が活発化するまでヒータ20を駆動して培地内の温度を
上昇させ、再度ハンドル16を回して培地と生ゴミを混
合する。すると、菌は2〜3日で培養し、活発な発酵分
解を始める。尚、ハンドル16の回転は、ゴミを投入す
る毎に行なうものであるが、ピートモスの場合比重が小
さくゴミの沈み込みがよいため、15回程度の回転で十
分である。
【0017】ヒータ20により発生した暖気は、加熱ボ
ックス19の通気孔19aから容器12の底面に開口し
た通気孔12aから導入され、底部プレート21を通じ
て培地に供給されることとなり、好気性菌が活動するの
に必要な温度と酸素が確保される。投入された生ゴミ
は、これら好気性菌によってその有機質分が炭酸ガスと
水とに発酵分解され、暖気と菌の発酵熱によってその水
分が蒸気として排出される。ここで発生した蒸気は、蓋
部材11の固着部11aに設けた排気孔13から外部に
排出され、その一部が蓋部材11の開閉部11b内面に
結露し、開閉部11bの傾斜に沿って排出されることに
なる。
ックス19の通気孔19aから容器12の底面に開口し
た通気孔12aから導入され、底部プレート21を通じ
て培地に供給されることとなり、好気性菌が活動するの
に必要な温度と酸素が確保される。投入された生ゴミ
は、これら好気性菌によってその有機質分が炭酸ガスと
水とに発酵分解され、暖気と菌の発酵熱によってその水
分が蒸気として排出される。ここで発生した蒸気は、蓋
部材11の固着部11aに設けた排気孔13から外部に
排出され、その一部が蓋部材11の開閉部11b内面に
結露し、開閉部11bの傾斜に沿って排出されることに
なる。
【0018】また、ヒータによる暖気は、底部プレート
21から側部プレート22と容器側面との隙間S2にも
供給され、容器12側面からの放熱が防止され保温効果
が期待できる。また、側部プレート22からの暖気供給
と培地からの排気により対流が生じ、この付近での菌の
活動も活発化することになる。培地と各プレート21,
22との接触面積が少ないので、空気の流通が阻害され
たり、結露して固化したりすることがなく、菌の活動は
どの部分においても行なわれるものである。
21から側部プレート22と容器側面との隙間S2にも
供給され、容器12側面からの放熱が防止され保温効果
が期待できる。また、側部プレート22からの暖気供給
と培地からの排気により対流が生じ、この付近での菌の
活動も活発化することになる。培地と各プレート21,
22との接触面積が少ないので、空気の流通が阻害され
たり、結露して固化したりすることがなく、菌の活動は
どの部分においても行なわれるものである。
【0019】このように本発明では、ヒータとパンチン
グプレートを配するだけで、好気性菌の発酵に必要な水
分調整,温度調整及び酸素供給がスムーズに行なえ、き
わめて単純で安価な構成により最適な生ゴミ処理が行な
えるものである。すなわち、ヒータでは暖気供給に伴う
対流の発生で除水性,通気性の向上が図られ、パンチン
グプレートでは菌が活動しにくい容器の接触面での酸素
の流通,水分の除去が行なわれるようになるため生ゴミ
の処理速度も早まり、培地の交換時期を延ばすことがで
きるのである。
グプレートを配するだけで、好気性菌の発酵に必要な水
分調整,温度調整及び酸素供給がスムーズに行なえ、き
わめて単純で安価な構成により最適な生ゴミ処理が行な
えるものである。すなわち、ヒータでは暖気供給に伴う
対流の発生で除水性,通気性の向上が図られ、パンチン
グプレートでは菌が活動しにくい容器の接触面での酸素
の流通,水分の除去が行なわれるようになるため生ゴミ
の処理速度も早まり、培地の交換時期を延ばすことがで
きるのである。
【0020】尚、この装置で更に良好な発酵分解を行な
わせる為に、本体10の前面を除いた三面に断熱材を設
け、容器12の保温性を向上させるようにしてもよい。
また、ヒータの省力化を図るために外気温或いは容器温
度を検出して、低温時はヒータ全通電,適温時はヒータ
半通電,高温時はヒータ停止等のように通電制御するの
が望ましく、季節によっての発酵のバラツキも解消され
る。
わせる為に、本体10の前面を除いた三面に断熱材を設
け、容器12の保温性を向上させるようにしてもよい。
また、ヒータの省力化を図るために外気温或いは容器温
度を検出して、低温時はヒータ全通電,適温時はヒータ
半通電,高温時はヒータ停止等のように通電制御するの
が望ましく、季節によっての発酵のバラツキも解消され
る。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明は、生ゴミが投入さ
れる処理容器と、該容器内に備えられる撹拌手段と、該
撹拌手段を回転駆動する駆動手段と、前記容器の下方に
設けられ温かい空気を容器に供給する加熱手段とを備え
た生ゴミ処理装置において、通気性を有するプレート
を、前記容器内部の底面及び両側面に空間を形成するよ
うにして取り付けたものであるから、加熱手段で発生し
た温かい空気(暖気)が、容器底面からプレートを通じ
て供給され、好気性菌の発酵に必要な酸素,温度が十分
に与えられ、生ゴミの分解速度が早まる。また、容器側
面から暖気導入や蒸気排出も活発に行なわれ、容器内で
ムラなく発酵を行なわせることができる。更に、ファン
等の送気手段や排水タンクが不要であり、安価でコンパ
クトな装置に構成することができる。
れる処理容器と、該容器内に備えられる撹拌手段と、該
撹拌手段を回転駆動する駆動手段と、前記容器の下方に
設けられ温かい空気を容器に供給する加熱手段とを備え
た生ゴミ処理装置において、通気性を有するプレート
を、前記容器内部の底面及び両側面に空間を形成するよ
うにして取り付けたものであるから、加熱手段で発生し
た温かい空気(暖気)が、容器底面からプレートを通じ
て供給され、好気性菌の発酵に必要な酸素,温度が十分
に与えられ、生ゴミの分解速度が早まる。また、容器側
面から暖気導入や蒸気排出も活発に行なわれ、容器内で
ムラなく発酵を行なわせることができる。更に、ファン
等の送気手段や排水タンクが不要であり、安価でコンパ
クトな装置に構成することができる。
【図1】従来の生ゴミ処理装置を示す概略図である。
【図2】本発明一実施例の生ゴミ処理装置を示す側部断
面図である。
面図である。
【図3】同装置の正面部断面図である。
12 処理容器 15 撹拌翼 20 ヒータ 21 底部プレート 22 側部プレート
Claims (1)
- 【請求項1】 生ゴミが投入される処理容器と、該容器
内に備えられる撹拌手段と、該撹拌手段を回転駆動する
駆動手段と、前記容器の下方に設けられる加熱手段とを
備え、前記容器に微生物が生息する培地を形成し、この
培地を微生物が活動しやすいように整えて、逐次投入さ
れる生ゴミを微生物の発酵分解作用により処理するタイ
プの生ゴミ処理装置において、通気性を有するプレート
を前記容器内部の底面及び両側面に空間を持たせるよう
にして配設したことを特徴とする生ゴミ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06333975A JP3119564B2 (ja) | 1994-12-15 | 1994-12-15 | 生ゴミ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06333975A JP3119564B2 (ja) | 1994-12-15 | 1994-12-15 | 生ゴミ処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08168745A true JPH08168745A (ja) | 1996-07-02 |
JP3119564B2 JP3119564B2 (ja) | 2000-12-25 |
Family
ID=18272090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06333975A Expired - Fee Related JP3119564B2 (ja) | 1994-12-15 | 1994-12-15 | 生ゴミ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3119564B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4746705B1 (ja) * | 2010-05-06 | 2011-08-10 | 開利ユニテイー合同会社 | 家庭用バイオマス堆肥ペレット製造装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115468841A (zh) | 2014-07-28 | 2022-12-13 | 伊利诺斯工具制品有限公司 | 实时视频引伸计 |
KR101791306B1 (ko) * | 2014-10-07 | 2017-10-31 | 한양대학교 에리카산학협력단 | 영상 분석 스트레인 측정을 위한 스패클 패턴 생성 장치 및 이를 이용한 스트레인 측정 방법 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63166504U (ja) * | 1986-10-06 | 1988-10-31 | ||
JPH0315688U (ja) * | 1989-02-21 | 1991-02-18 | ||
JPH05228458A (ja) * | 1992-02-19 | 1993-09-07 | Toyo Eng Works Ltd | 有機物の発酵消化方法およびこの方法を用いた発酵消 化槽 |
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1994
- 1994-12-15 JP JP06333975A patent/JP3119564B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
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JP4746705B1 (ja) * | 2010-05-06 | 2011-08-10 | 開利ユニテイー合同会社 | 家庭用バイオマス堆肥ペレット製造装置 |
JP2011251888A (ja) * | 2010-05-06 | 2011-12-15 | Kairi Unity Kk | 家庭用バイオマス堆肥ペレット製造装置 |
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JP3119564B2 (ja) | 2000-12-25 |
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