JP2004166943A - 折返し式カフ - Google Patents

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Abstract

【課題】装着する部位や、測定部位・治療部位に様々なテーパー角度が生じていたとしてもこれに確実にフィットし、しかも、左右逆・上下逆のいずれにも装着でき、さらには、腕の太さの相違や、筋肉・脂肪の付き方の相違にも充分に対応して装着できる折返し式カフを提供する。
【解決手段】本発明に係る折返し式カフは、人体の上肢Pや下肢に巻回してこれを加圧するための加減圧可能なカフ体1と、当該カフ体1の端部を折り返して固定するためにカフ体1に取り付けた折返し具2とを備えている。このカフ体1は、ハードカフ部1Aと、折返し片1Bとから成る。また、折返し具2は、軸受孔4を備えており、カフ体1の取付軸3に折返し具2の軸受孔4を係合させて、折返し具2をカフ体1に回動可能に取り付けている。さらに、軸受孔4が横長に形成されており、カフ体1に取り付けた折返し具2が横方向に移動可能である。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、人体の上腕や手首、その他の部位に腕帯(以下、これをカフと称す)を介して装着する血圧計、また、カフ構造に加圧部を備えた空気式マッサージ器や、エコノミー症候群治療器等に適用される折返し式カフに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より存在するカフは、例えば、所定の長さの帯体を人体の上腕等に巻回するものが一般的である。そして、カフの長さを調節するために、帯体の端部を折り返して固定するための折返し部品を備えているものが多い。また、カフを装着する部位の標準的な形状を予め想定して、これにフィットするように工夫しているものもある。
【0003】
そして、横長のリング状に形成された折返し部品を備えているカフとしては、例えば、図7(a)に示すように、帯体の端部に、折返し部品を所定の角度を付けて取り付けているカーブ式のカフがある。また、図7(b)に示すように、帯体の端部に、折返し部品を角度を付けずにそのまま取り付けたストレート式のカフがある。
【0004】
これらの折返し部分を備えているカフは、図7(c)に示すように、装着する上腕等の部分に生じている様々なテーパー角度に合わせてカフを装着するために、折返し部品を介して折り返した帯体の端部を右方向や左方向に若干ずらして固定していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この様な折返し部品を備えた従来のカフでは、個人個人の装着する部位や、個々の測定部位・治療部位に生じている様々な形状の相違に、充分に対応できていなかった。すなわち、一種類のカフでは、帯体の端部を右方向や左方向に若干ずらして固定したとしても、全ての個人における上腕等にカフを完全にフィットさせることができなかった。
【0006】
その結果、例えば、血圧を測定する際に、カフを装着した上腕部分等を均等に加圧することができず、血圧値を正確に測定できないという弊害が生じていた。また、この様な事態を回避するために、大きさや形状を異ならしめた複数のカフを予め用意するのも非常に面倒である。
【0007】
しかも、従来の折返し部品を備えたカフは、図7(c)に示すように、折り返した帯体の端部を右方向や左方向にずらして固定することから、帯体の側縁部が、折返し部品の屈曲したR部に強く当接して食い込んでしまうという弊害も生じていた。
【0008】
そこで、本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、装着する部位や、測定部位・治療部位に様々なテーパー角度が生じていたとしてもこれに確実にフィットし、しかも、左右逆・上下逆のいずれにも装着でき、さらには、腕の太さの相違や、筋肉・脂肪の付き方の相違にも充分に対応して装着できる折返し式カフを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を達成するため、本発明に係る折返し式カフは、人体の上肢や下肢に巻回してこれを加圧するための加減圧可能なカフ体と、当該カフ体の端部を折り返して固定するためにカフ体に回動可能に取り付けた折返し具とを備えたことで、上述した課題を解決した。
【0010】
また、血圧計に用いる折返し式カフであって、人体の上肢や下肢に巻回してこれを加圧するための加減圧可能なカフ体と、当該カフ体の端部を折り返して固定するためにカフ体に回動可能に取り付けた折返し具とを備えたことで、同じく上述した課題を解決した。
【0011】
さらに、血圧計を人体の上肢や下肢に装着する折返し式カフであって、人体の上肢や下肢に巻回してこれを加圧するための加減圧可能なカフ体と、当該カフ体の端部を折り返して固定するためにカフ体に回動可能に取り付けた折返し具とを備えたことで、同じく上述した課題を解決した。
【0012】
また、カフ体は、弾性湾曲板を内蔵しているハードカフ部と、折返し片とから成ることで、同じく上述した課題を解決した。
【0013】
加えて、弾性湾曲板を内臓しているハードカフ部には、取付軸を設けていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0014】
また、折返し具は、略矩形板状に形成され、軸受孔を備えており、カフ体の取付軸に折返し具の軸受孔を係合させて、折返し具をカフ体に回動可能に取り付けたことで、同じく上述した課題を解決した。
【0015】
この他、折返し具は、カフ体の折返し挿通孔を備えていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0016】
また、折返し具は、人体の上肢や下肢に巻回したカフ体の形状に沿うよう、若干湾曲していることで、同じく上述した課題を解決した。
【0017】
さらに、折返し具の軸受孔は、横長に形成され、カフ体に取り付けた折返し具が横方向に移動可能であることで、同じく上述した課題を解決した。
【0018】
また、折返し具の折返し挿通孔から下側縁端部までの幅を広くしていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0019】
加えて、カフ体の折返し片を受けている折返し具の折返し挿通孔の内縁部下側箇所に、外側へ若干湾曲可能なバネ性を付与していることで、同じく上述した課題を解決した。
【0020】
以上のように構成された本発明に係る折返し式カフにおいては、カフ体のハードカフ部を人体の上肢や下肢に嵌めてから、カフ体の端部を折返し具の折返し挿通孔に挿入して一旦折り返し、ハードカフ部の面ファスナーと折返し片の面ファスナー等を貼着してカフ体が固定される。このとき、ハードカフ部に設けた取付軸に折返し具の軸受孔が係合して、折返し具がカフ体に回動可能に取り付けられている。また、軸受孔が横長であるため、折返し具が横方向にスムーズに移動する。
【0021】
その結果、カフ体の内側部分と折返し片とがスムーズに横方向に移動し、しかも、折返し具がスムーズに回動して、人体の上肢や下肢等にカフ体を確実にフィットさせる。加えて、折り返したカフ体の端部を左右にずらさずに固定した場合であっても、また、カフ体の端部を左右にずらして固定した場合にも、カフ体を人体の上肢等に確実にフィットさせて装着できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明の一実施の形態を説明する。本発明に係る折返し式カフは、図1(a)・(b)に示すように、例えば、人体の上肢Pや下肢等に巻き付けるために、長尺の矩形帯状に形成されたカフ体1と、カフ体1の端部を折り返して固定するために、カフ体1に取り付けた折返し具2とから構成されている。このカフ体1は、例えば、血圧計に用いることができる。このとき、血圧計は、カフ体1を加減圧するための加減圧装置(図示せず)を備え、カフ体1内の圧力脈動を検出し、圧力脈動の振幅の推移から血圧値を求めるための、例えば、デジタル式の表示部を備えている。また、カフ体1の内部には、加減圧装置から送り込まれる空気を受け入れて膨出する袋体を備えている。
【0023】
尚、表示部を備えた血圧計は、カフ体1に固定されている構造であっても良いし、また、カフ体1と血圧計が別体となっている構造であっても良い。さらに、血圧計は、血圧値のみならず脈拍数を測定する機能を備えているものであっても良い。さらに、このカフ体1は、血圧計のみに用いられるものではなく、加圧部を備えた空気式マッサージ器や、エコノミー症候群治療器等の種々の分野で利用可能である。
【0024】
カフ体1は、図1に示すように、弾性湾曲板を内蔵しているハードカフ部1Aと、これに連なる折返し片1Bとから成り、全体が帯状に形成されている。カフ体1のハードカフ部1Aと折返し片1Bの一面には、カフ体1に取り付けた折返し具2を介してこれを折り返し、貼着して固定するために面ファスナー1C・1Dを配している。そして、カフ体1には、図1(a)に示すように、ハードカフ部1Aの端部中央に取付軸3を突出状に設け、折返し具2をこの取付軸3に回動可能に取り付けている。また、図1(b)に示すように、ハードカフ部1Aの領域内の略中央部付近に取付軸3を設け、この取付軸3に折返し具2を取り付けても良い。取付軸3は、図2(b)・図3(d)に示すように、上端に膨出した頭部を備えて、断面略T字状に形成されている。
【0025】
折返し具2は、図3(a)に示すように、略矩形板状に形成され、その上側中央部に、カフ体1の取付軸3に係合する軸受孔4を備えている。また、折返し具2は、その長手方向に沿って、カフ体1の折返し挿通孔5を備えている。さらに、折返し具2は、図3(b)に示すように、側面から見て全体が若干湾曲している。このため、折返し具2は、人体の上肢P等に巻き付けているカフ体1の湾曲面に沿って確実にフィットするものである。
【0026】
折返し具2の軸受孔4は、図2(a)・図3(a)に示すように、折返し具2の長手方向に沿って横長に形成されている。そのため、カフ体1の取付軸3に折返し具2の軸受孔4が係合すると、図5(a)乃至(c)に示すように、折り返し具2の回動が可能であると共に、折返し具2が軸受孔4の長さ分だけスムーズにスライド移動する。この様に、軸受孔4を中心とする折返し具2の回動によって、図4に示すように、人体の上肢P等に巻き付けたカフ体1の全体が、上肢P等の表面形状に沿って確実にフィットする。しかも、折返し具2がスライド移動するため、カフ体1が上肢Pの表面形状に、よりフィットするものである。
【0027】
さらに、折返し具2は、図3(a)に示すように、折返し挿通孔5から折返し具2の下側縁端部までの幅を広くすることで、合成樹脂等を用いた折返し具2の製作を実現している。また、カフ体1の折返し片1Bを受けている折返し具2の折返し挿通孔5の内縁部下側箇所に、外側へ若干湾曲可能なバネ性を付与している。そのため、図6(a)乃至(c)に示すように、カフ体1を巻き付けたときにカフ体1の中央部が膨らんでしまうような部位にも、カフ体1を確実に巻き付けてフィットさせることができる。
【0028】
尚、図に示す折返し具2は、カフ体1の横幅よりも若干大きく形成され、その両端部がカフ体1よりも外側に若干突出している。よって、この突出部分の裏面に所定のクッション部材を付設すると、カフ体1の装着感が良いものとなる。また、折返し具2を、カフ体1の横幅と同じ幅に形成し、突出部分が存在しないようにしても良い。このとき、カフ体1の折返し片1Bは、ハードカフ部1Aよりも若干幅狭に形成されて、折返し挿通孔5に挿入されるものとなる。
【0029】
次に、以上のように構成された本発明に係る折返し式カフの使用、動作の一例を説明する。図4に示すように、カフ体1のハードカフ部1Aを人体の上肢Pに嵌めてから、カフ体1の全体を上肢Pに巻き付け、カフ体1の端部を折返し具2の折返し挿通孔5に挿入して一旦折り返す。そして、図2(b)・図3(d)に示すように、ハードカフ部1Aの面ファスナー1Cと折返し片1Bの面ファスナー1Dを貼着して固定する。このとき、ハードカフ部1Aに設けた取付軸3が折返し具2の軸受孔4に係合し、折返し具2が回動可能に取り付けられ、また、軸受孔4が横長であるため、折返し具2がスムーズにスライド移動する。その結果、カフ体1の内側部分と折返し片1Bとがスムーズにスライド移動し、しかも、折返し具2がスムーズに回動して、カフ体1を人体の上肢Pに確実にフィットさせる。
【0030】
具体的には、図4に示すように、人体の上肢Pに巻き付けたカフ体1において、カフ体1の左側開口部が狭く、右側開口部が広くなっている状態で上肢Pにカフ体1が装着されているときは、図5(c)に示すように、折返し具2が若干右下がりとなるように回動し、同時に、横長の軸受孔4を介して折返し具2が若干右方向にスライド移動する。
【0031】
一方、人体の上肢Pに巻き付けたカフ体1において、カフ体1の左側開口部が広く、右側開口部が狭くなっている状態で上肢Pにカフ体1が装着されているときは、図5(a)に示すように、折返し具2が若干左下がりとなるように回動し、同時に、横長の軸受孔4を介して折返し具2が若干左方向にスライド移動する。
【0032】
また、折返し具2の折返し挿通孔5の内縁部下側箇所に湾曲可能なバネ性を付与しているため、図6(a)乃至(c)に示すように、カフ体1を巻き付けたときにカフ体1の中央部が膨らんでしまうような部位であっても、折返し挿通孔5の内縁部下側箇所が下側に湾曲して、カフ体1を確実に巻き付けてフィットさせることができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明は、カフ体1の折返し具2により、装着する部位や、測定部位・治療部位に様々なテーパー角度が生じていたとしてもこれにカフ体1を確実にフィットさせることができ、しかも、カフ体1を左右逆・上下逆のいずれにも装着でき、さらには、腕の太さの相違や、筋肉・脂肪の付き方の相違等に充分に対応して、カフ体1を特定の部位にフィットさせて装着できる。
【0034】
これは本発明が、人体の上肢Pや下肢に巻回してこれを加圧するための加減圧可能なカフ体1と、当該カフ体1の端部を折り返して固定するためにカフ体1に回動可能に取り付けた折返し具2とを備えているからである。すなわち、カフ体1のハードカフ部1Aに設けた取付軸3に折返し具2の軸受孔4に係合させて、折返し具2がカフ体1に回動可能に取り付けられ、また、軸受孔4が横長であるため、折返し具2がスムーズにスライド移動する。その結果、カフ体1の内側部分と折返し片1Bとがスムーズにスライド移動し、しかも、折返し具2がスムーズに回動して、カフ体1を人体の上肢P等に確実にフィットさせて装着できる。
【0035】
また、カフ体1の加圧時にカフ体1が人体の上肢P等に均一に当接することで、例えば、血圧計における測定性能が飛躍的に向上する。さらに、カフ体1が人体の上肢P等に均一に当接して特定の部位に均一に圧力が加わることで、カフ体1を装着している者に痛みを与えることがなく、また、圧力が集中してしまって、部分的に鬱血が生じる様な事態の発生を確実に防止できる。そして、カフ体1によるマッサージ効果も充分に発揮される。
【0036】
この他、血圧値等を測定している際中等においてもカフ体1の圧力等の変化に応じて、カフ体1が折返し具2を介して常に人体の上肢P等にフィットする動きをするので、血圧値等を安定的に測定できる。しかも、加圧中においても常にカフ体1が折返し具2を介して人体の上肢P等にフィットする動きが得られるため、加圧時測定にも有効である。さらに、折返し具2は、若干湾曲しているため、人体の上肢Pや下肢に巻回したカフ体1の形状に確実に沿うことができる。
【0037】
また、従来のカフに用いられていた折返し部品は、帯体を装着する部位や、測定部位・治療部位にフィットさせようとして、折り返した帯体の端部を左右にずらして固定するため、帯体の側縁部が折返し部品の屈曲したR部に強く当接して食い込んでしまう事態が生じていたのに対し、本発明によれば、折り返したカフ体1の端部を左右にずらして固定する必要がなく、折返し具2の回動とスライド移動により、カフ体1を人体の上肢P等に確実にフィットさせて装着できる。さらに、誤ってカフ体1の端部を左右にずらして固定してしまったときも、カフ体1の側縁部が折返し具2の折返し挿通孔5の端部に食い込むこともなく、カフ体1を人体の上肢P等に確実にフィットさせて装着できる。
【0038】
加えて、カフ体1の端の部分にカーブを付けたり、カフ体1の幅を狭くする必要が無く、長方形のカフ体1であっても様々なテーパー角度が生じている人体の上肢P等に確実にフィットするため、カフ体1の製造が容易となり、大量の折返し式カフを短時間のうちに製造して、製品のコストダウンを実現している。
【0039】
また、従来は金属を用いて作成していた折返し部品を、合成樹脂を用いて作成することが可能となり、金属を屈曲させるような手間を省いて、製品の軽量化とローコスト化を実現すると共に、デザイン性の優れたカフ体1を提供できる。これは、折返し具2の折返し挿通孔5から下側縁端部までの幅を広くしていることから、折返し具2を合成樹脂を用いて製作することが可能となったものである。
【0040】
一方、カフ体1の折返し片1Bを受けている折返し具2の折返し挿通孔5の内縁部下側箇所に、外側へ若干湾曲可能なバネ性を付与しているので、カフ体1を巻き付けたときにカフ体1の中央部が膨らんでしまうような部位であっても、折返し挿通孔5の内縁部下側箇所が下側に湾曲し、カフ体1を確実に巻き付けてフィットさせることができる。
【0041】
また、カフ体1のハードカフ部1Aは、弾性湾曲板を内蔵しているため、ハードカフ部1Aを人体の上肢P等に簡単に嵌め込んで、カフ体1の着脱が極めて容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるカフ体の展開状態を示し、(a)はハードカフ部の端部に折返し具を取り付けたときの平面図、(b)はハードカフ部の領域内の略中央部付近に折返し具を取り付けたときの平面図である。
【図2】カフ体を巻き付けた使用状態を示し、(a)はカフ体と折返し具の正面図、(b)は(a)のA−A線部分の断面図である。
【図3】カフ体と折返し具の分解状態を示し、(a)は折返し具の正面図、(b)は(a)のB−B線部分の断面図、(c)は巻き込み状態にあるカフ体の正面図、(d)は(c)のC−C線部分の断面図である。
【図4】カフ体を人体の上肢に巻き付けた使用状態の斜視図である。
【図5】カフ体を巻き付けた使用状態を示し、(a)・(b)・(c)それぞれは、折返し具の回動状態とスライド移動状態を説明したカフ体と折返し具の正面図である。
【図6】カフ体を巻き付けた使用状態を示し、(a)・(b)・(c)それぞれは、折返し片を受けている折返し挿通孔の内縁部下側箇所に、湾曲可能なバネ性を付与している場合の折返し具の回動状態とスライド移動状態、また、折返し挿通孔の湾曲状態を説明した正面図である。
【図7】従来例を示すもので、(a)は横長のリング状に形成された折返し部品を備えているカーブ式カフの構成を示した正面図、(b)は同じくストレート式カフの構成を示した正面図、(c)はカーブ式カフ・ストレート式カフの端部を左右にずらして固定した使用状態の斜視図である。
【符号の説明】
P…上肢
1…カフ体
1A…ハードカフ部
1B…折返し片
1C…面ファスナー
1D…面ファスナー
2…折返し具
3…取付軸
4…軸受孔
5…折返し挿通孔

Claims (11)

  1. 人体の上肢や下肢に巻回してこれを加圧するための加減圧可能なカフ体と、当該カフ体の端部を折り返して固定するためにカフ体に回動可能に取り付けた折返し具とを備えたことを特徴とする折返し式カフ。
  2. 血圧計に用いる折返し式カフであって、人体の上肢や下肢に巻回してこれを加圧するための加減圧可能なカフ体と、当該カフ体の端部を折り返して固定するためにカフ体に回動可能に取り付けた折返し具とを備えたことを特徴とする折返し式カフ。
  3. 血圧計を人体の上肢や下肢に装着する折返し式カフであって、人体の上肢や下肢に巻回してこれを加圧するための加減圧可能なカフ体と、当該カフ体の端部を折り返して固定するためにカフ体に回動可能に取り付けた折返し具とを備えたことを特徴とする折返し式カフ。
  4. カフ体は、弾性湾曲板を内蔵しているハードカフ部と、折返し片とから成る請求項1乃至3のいずれかに記載の折返し式カフ。
  5. 弾性湾曲板を内臓しているハードカフ部には、取付軸を設けている請求項1乃至4のいずれかに記載の折返し式カフ。
  6. 折返し具は、略矩形板状に形成され、軸受孔を備えており、カフ体の取付軸に折返し具の軸受孔を係合させて、折返し具をカフ体に回動可能に取り付けた請求項1乃至5のいずれかに記載の折返し式カフ。
  7. 折返し具は、カフ体の折返し挿通孔を備えている請求項1乃至6のいずれかに記載の折返し式カフ。
  8. 折返し具は、人体の上肢や下肢に巻回したカフ体の形状に沿うよう、若干湾曲している請求項1乃至7のいずれかに記載の折返し式カフ。
  9. 折返し具の軸受孔は、横長に形成され、カフ体に取り付けた折返し具が横方向に移動可能である請求項1乃至8のいずれかに記載の折返し式カフ。
  10. 折返し具の折返し挿通孔から下側縁端部までの幅を広くしている請求項1乃至9のいずれかに記載の折返し式カフ。
  11. カフ体の折返し片を受けている折返し具の折返し挿通孔の内縁部下側箇所に、外側へ若干湾曲可能なバネ性を付与している請求項1乃至10のいずれかに記載の折返し式カフ。
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