JPH021222A - 血圧計のカフ用ハーネス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は医療用支持ハーネス、特に腕の適正位置に血圧
計のカフを長時間保持するためのハーネスに関する。

〔従来の技術と問題点］ 今日、血圧計は個人のあらゆる健康を測定する上で重要
な要素として使用されている。また、１日の一定時間個
人の血圧を記録したり１日中の血圧変化を記録したりす
ることが旺々にして必要となる。現在、２４時間から４
８時間といった長時間にわたって装着する血圧試験機が
市販されている。血圧はこの長時間の間通常の基準で測
定かつ記録される。典型的な血圧モニタ・プログラムで
は、患者はモニタ期間中血圧計カフを装着する。

電子システムでは、このモニタ期間中２０分または３０
分ごとに人の血圧が試験かつ記録される。

小さな空気圧ポンプ、電子制御器、感知器および記録器
が付設されていて、これらが一定間隔て血圧計カフを吸
い上げて血圧を記録する。

上記カフは感知器を具備していて血圧を決定する機能を
果たす。従って、感知器および空気袋が正しい位置にあ
って正確な血圧測定ができるように該カフは過度に回転
しないことが重要である。

血圧の正確な読み取りをするには装着した血圧計のカフ
が試験期間中維持されかつ正しい位置に保持されていな
ければならない。残念ながら、２４時間から４８時間に
及ぶ長時間にわたり血圧計カフを腕から滑り落ちたり移
動したりすることなく正しい位置に保持するのはむずか
しい。なぜならば、血圧読み取りの休止中には血圧計の
カフは変形し腕のまわりから緩むからである。

例えば、上記カフは長時間装着されるとその時間のほと
んどは膨脹しない。該カフの移動を阻止できる力は腕と
の接触による摩擦だけであり、該カフの全重量は腕に負
荷される。また、該カフの適合具合は患者の腕の円周に
依存する。患者が腕を伸縮するに従って、腕の外周およ
び形状は変化し、それにより腕の回りの該カフの適合具
合は終日変化する。

１解決策は上記カフを膨脹させないで該カフを腕にしっ
かりと固定することである。しかし、この方法は不快感
を増すので十分でなく、また患者が腕を動かす度に該カ
フの固定具合は変化する。

更に、該カフの重量は血圧測定領域の全域で専ら腕に負
荷される。

血圧計カフの移動の問題は特に太りすぎの人に顕著であ
る。総ての人に共通することではないが、太りすぎの人
の場合、ひじの回りよりも肩に近い腕のつけ根の回りが
太（肩から下に向かって徐々に細くなる。

このような人の腕は逆台形をしている。こういった場合
に対処するには腕の外形にぴったりと適合するように血
圧計カフを個別的に逆台形に作らなければならない。そ
れでも、該カフの下滑りもしくは回転という問題を解決
することはできない。

即ち、１つの逆台形が腕を包む形の逆台形（該カフ）を
形成することになっている。もう１つの問題は上記カフ
を腕の適正位置にテープ状に止めることである。何らか
の支持具を設けることなくこの問題を解決することはで
きない。このテープ止めは装着中皮膚に大きな不快感を
与える皮膚炎症を起こしやすい。また、このテープ止め
が動くと腕の体毛を引っ張るので不快感がある。更に、
このテープ止めは患者が腕を頻繁に動かしたり、あるい
は患者が油性皮膚であったり汗をかいたりする場合には
緩みやすい。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明の課題は血圧計のカフを長時間適正位置に保持す
ることのできるハーネスを提供することにある。

本発明の他の課題は血圧計カフの荷重を測定位置と異な
る領域に移すことである。

更に、本発明の他の課題は、上記カフの荷重を着用者の
肩の部分で担持できる肩まで延びる弾性部材を有する血
圧計のカフ用支持部、および着用者の１方の肩から反対
の腕の下まで延びるストラップを提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記およびその他の本発明の課題は血圧計のカフにハー
ネスを取り付けかつ該カフの重量が肩に加わるように該
ハーネスを使用者の肩まで伸ばすことにより達成される
。ストラップが使用者の肩部で該ハーネスに取り付けら
れており、使用者の反対の腕の下へ延びて使用者の肩上
の適正位置に該ハーネスのその部分を保持する。留め金
がハーネス支持部材の端部に連結されており、該ハーネ
ス支持部は該血圧計カフに脱着自在に取り付けることが
できる。該ハーネスを着用するときには使用者は該スト
ラップを介して１方の腕を置き、かつ肩上の適正位置に
該カフ支持部材を保持するために該ストラップを背を横
切って反対の腕の肩まで延ばす。該カフ支持部材はこの
肩から腕の下へ延びて血圧計カフに取り付けられる。他
の方法として、使用者は頭と腕とを該ストラップから入
れて、該ストラップの一方を使用者の前面に延ばし、他
方を使用者の背面に延ばして該カフ支持部材を肩部の適
正位置に保持してもよい。該ストラップまたは酸カフ支
持部材のいずれかを所望により非弾性材料で形成してよ
い。

（実施例と作用〕 第１図および第２図に示されたように、ハーネス１０は
カフ支持部材１２および肩支持部材１４とを有する。カ
フ支持部材１２は、それぞれ相互に対して９０°角に延
びる２つの支持アーム１６と１８とを有する。カフ支持
部材１２の支持アーム１６　、１８は２つの支持アーム
１６　、１８が相互に対して９０”　の位置でファスナ
から離れて延びるように連結部２６で縫合されている。

保持タブ２７が支持アーム１６　、１８と共に縫合され
ている。このタブは該ファスナを介してループにされか
つカフ支持部材１２を肩支持部材１４へ連結する。

上記支持アーム１６　、１８はそれぞれの調節スライダ
２２　、２３に連結されていて支持アーム１６　、１８
の長さを調節する。留め金２０と２１が各支持アーム１
６　、１８のそれぞれのループ内に連結されている。

留め金２０　、２１の開放時に血圧計カフの１部がその
内へ挿入され、該留め金の閉鎖時に該留め金で血圧計カ
フを固定する。該留め金は血圧計カフの取りはずしの為
に簡単に開放するものがよい。この種の留め金は周知で
あり、サスペンサにしばしば使用されている。他の脱着
可能な取付具として、ベニル７０、ボタン等を所望によ
り使用できる。

上記肩支持部材１４はファスナ２４のまわりにループ状
にされた１端部を有する弾性ストラップ３０を含む。ス
トラップ３０のループ端部内のスライダ２８はストラッ
プ３０の長さを簡単に調節する。ストラップ３０の他端
は支持アーム１６　、１８と共に同一連結部２６に縫着
されている。ストラップ３０は使用者の肩から反対の腕
の下へ延びたときに完全な接触と快適さを与えるために
半ひねりされている。

第３Ａ図および第３Ｂ図は血圧計カフに取り付けられた
本発明のハーネスを人が着用した図である。血圧計のカ
フ３２は当業界で周知の方法により人の腕のまわりに巻
かれている。留め金２１は該血圧計カフの前部に取り付
けられている。支持アーム１８は留め金２１に連結され
、使用者の肩部へ腕の前面から延びる。同様に、支持ア
ーム１６は留め金２０によって第３Ｂ図に示されたよう
に血圧計カフの後部へ取り付けられる。支持アーム１６
は血圧計カフから腕の背部を通って使用者の肩部まで延
びる。該２つの支持アームは使用者の肩部上で血圧計カ
フ上の連結部２６で結合される。このようにして、血圧
計カフの重量は該ストラップを介して人の肩によって支
えられる。血圧計カフは長時間の着用であっても使用者
のひじに向かって腕を滑り落ちることはない。また、該
支持アームは該カフの回転を阻止する。長時間にわたる
周期的な測定であっても血圧計カフは各読み取り時に適
正な位置に維持される。従って、血圧計カフは腕のまわ
りにきつく巻きつけなくてもよい。該カフが滑り落ちた
り回転したりするのを防ぐために腕に加えるカフの内圧
によって該カフを保持する必要はない。腕の伸縮は該カ
フの位置に影響しない。

ストラップ３０は使用者の肩上の適正位置に上記支持ア
ームを保持する為に設けられている。このストラップ３
０は連結部２６に連結されかつファスナを介して上記カ
フ支持部材１２に連結されている。第３Ａ図および第３
Ｂ図のごとく、ストラップ３０は血圧計カフ上方の人体
肩部から背を横切り腕の下へ延びる。このようにして、
カフ支持部材１２は長時間使用者の肩部に適正かつ快適
な位置に保持される。

他の態様として、上記ストラップ３０は１部を人の腰部
に、他の１部を背中にまわして、そのループを腕の下に
延ばして着用することができる。

状況により、２つのストラップを背にまわすよりも一層
快適かつ適正な位置決めができる。

本発明のハーネスは上記ストラップ３０、上記支持アー
ム１６　、１８を弾性材料で成形するのが好ましい。こ
れは使用者の着用感を快適にする。使用者は長いモニタ
朋間中通常の運動を続けることができかつ血圧計カフを
転置することなく肢体を動かす全能力を保留できる。

他の態様として、本発明のハーネスは布または革のよう
な非弾性材料で作ってよい。例えば、上記ストラップに
弾性材、または布もしくは革を使用し、上記支持アーム
に弾性材を使用してもよく、またこの逆であってもよい
。

好ましい態様として、上記カフ支持部材Ｉ２は２つの支
持アーム１６　、１８を有するが、該支持部材１２はモ
ニタ期間中血圧計カフを適正位置に維持できるように位
置決めされた単一の支持アームから成るものであっても
よい。更に、逆■形結合または他の形態の支持部を持つ
単一の長い支持部材を使用してもよい、肩支持部材１４
を使用するのが好ましいが、この肩支持部材１４を具備
しないカフ支持部材１２を使用することもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は不使用時の平面状態にある本発明のハーネスの
正面図である。 第２図は本発明のハーネスの部分側面図である。 第３Ａおよび３Ｂ図は本発明のハーネスの着用時の前面
図および背面図である。 １０・・・ハーネス、　　　　１２・・・カフ支持部材
、１４・・・肩支持部材、 ２０　、２１・・・留め金、 ２４・・・ファスナ、 ２８・・・スライダ、 ３２・・・血圧計のカフ。 １６　、１８・・・支持アーム、 ２２　、２３・・・調節スライダ、 ２７・・・保持タブ、 ３０・・・ストラップ、

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、使用者の一方の腕上の血圧計のカフに取付自在であ
   って使用者の近接肩部に延びる支持部材、および 使用者の肩部で外支持部材に連結されかつ該肩部から使
   用者の胴をまわり使用者の他方の腕の下に延びるストラ
   ップ から成ることを特徴とする血圧計のカフ用ハーネス。 ２、上記支持部材が２つの分離した部材を有し、その１
   つが血圧計のカフの前部に取り付けられ、他の１つが血
   圧計のカフの後部に取り付けられるものである、請求項
   １のハーネス。 ３、上記２つの支持部材の各々の長さが相互に独立調節
   されうるものである、請求項２のハーネス。 ４、上記ストラップの長さが調節自在である、請求項１
   のハーネス。 ５、上記支持部材が弾性材料でできている、請求項１の
   ハーネス。 ６、上記ストラップが弾性材料でできている、請求項１
   のハーネス。 ７、上記支持部材および上記ストラップが共に弾性材料
   でできている、請求項１のハーネス。 ８、上記ハーネスを血圧計のカフに脱着自在に取り付け
   るための手段を含む、請求項１のハーネス。 ９、血圧計のカフに脱着自在に取り付けることのできる
   留め金、および 血圧計のカフの荷重を使用者の肩部で負荷できるように
   該留め金から使用者の肩部に延びる、該留め金に連結さ
   れた支持部材 から成ることを特徴とする血圧計のカフ用ハーネス。 １０、上記支持部材が２つの部材を含み、その１つが使
   用者の腕の前部に沿って延び、他の１つが使用者の腕の
   後部に沿って延びかつ使用者の肩部で連結されるもので
   ある、請求項９のハーネス。 １１、上記支持部材が上記カフに連結され、該カフから
   使用者の肩部へ延びる単一の部材であり、かつ使用者の
   肩部に該支持部材を保持するためのストラップを有する
   、請求項９のハーネス。 １２、血圧計のカフを使用者の腕上に設置し、支持部材
   を該血圧計カフに取り付け、かつ 該カフの荷重が使用者の肩に負荷されるように該支持部
   材を使用者の肩部から該カフへ延ばす、ことを特徴とす
   る使用者の腕上の血圧計のカフを保持する方法。 １３、上記支持部材を血圧計のカフに取り付ける工程が
   第１支持部材を該カフの前部に取り付けかつ第２支持部
   材を該カフの後部に取り付ける工程を含む、請求項１２
   の方法。 １４、ストラップを上記支持部材の使用者の肩部に取り
   付けかつ該ストラップを使用者の胴を横切って他方の腕
   の下へ延ばす工程を含む、請求項１２の方法。