JP2004164514A - データ転送方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮影されたデータのデータ量にかかわらず、撮影データを好適に指定した機器に転送することができ、指定された転送先において撮影データの表示や保存を好適に行うことができるデータ転送方法を提供する。
【解決手段】ROM1に記憶されたプログラムに基づいたCPU3の制御により、情報取得部4で撮影データを取得し、転送先登録部5で取得されたデータを転送する1つ又は複数の転送先を指定し、また、指定された転送先へのデータの転送方法も指定する。そして、データ転送部6がデータを転送先に対して指定された転送方法によって転送する。
【選択図】 図1
【解決手段】ROM1に記憶されたプログラムに基づいたCPU3の制御により、情報取得部4で撮影データを取得し、転送先登録部5で取得されたデータを転送する1つ又は複数の転送先を指定し、また、指定された転送先へのデータの転送方法も指定する。そして、データ転送部6がデータを転送先に対して指定された転送方法によって転送する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データを取得した機器から指定された機器に対して好適にデータを転送することに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、シーンの撮影等においては、静止画像、動画像或いは撮影時の音声等を取得するために様々な機器が用いられている。そして、このような機器を用いて取得された画像情報や音声情報等は、テープやメモリ等の一定の記憶容量を備える記憶媒体や記憶装置に記憶される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、シーンの撮影時に、撮影されたデータの保存に、撮影装置に内蔵されているようなある一定の記憶容量しかない記憶媒体を使う場合、残りの記憶容量を気にしながら撮影しなければならなかったり、記憶容量が撮影途中で足りなくなることにより最後まで所望の撮影ができなかったりする場合があった。また、撮影後、記憶媒体に記憶したデータのコピーや印刷等に要する時間が多くかかる等の問題点があった。
【0004】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、撮影されたデータのデータ量にかかわらず、撮影データを好適に指定した機器に転送することができ、指定された転送先において撮影データの表示や保存を好適に行うことができるデータ転送方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係るデータ転送方法は、データを取得する取得工程と、取得された前記データを転送する1つ又は複数の転送先を指定する転送先指定工程と、指定された前記転送先への前記データの転送方法を指定する転送方法指定工程と、前記データを前記転送先に対して指定された前記転送方法によって転送する転送工程とを有することを特徴とする。
【0006】
また、本発明に係るデータ転送方法は、前記取得工程が、映像撮影装置により撮影されたシーン撮影時の映像データと、音声入力装置により入力された前記映像データに関する音声データとを含む撮影データを取得することを特徴とする。
【0007】
さらに、本発明に係るデータ転送方法は、取得された前記データを記憶装置に記憶させる記憶工程をさらに有することを特徴とする。
【0008】
さらにまた、本発明に係るデータ転送方法は、前記データの前記転送先への転送率を検知する転送率検知工程をさらに有し、前記転送工程は、検知された前記転送率に基づいて前記データの転送を中止することを特徴とする。
【0009】
さらにまた、本発明に係るデータ転送方法は、前記データの前記転送先への転送エラーを検知するエラー検知工程をさらに有し、前記転送工程は、前記転送先に転送されている前記データについて転送エラーが検知された場合、前記転送先への前記データの転送を中止することを特徴とする。
【0010】
さらにまた、本発明に係るデータ転送方法は、前記転送先指定工程は、複数の転送先を指定する際に、それぞれの転送先に前記データを転送する優先順位を付けて指定し、前記転送工程は、指定された優先順位に従って前記データをそれぞれの転送先に転送することを特徴とする。
【0011】
さらにまた、本発明に係るデータ転送方法は、前記転送工程は、前記取得工程で取得された前記データを記憶する前記記憶装置の記憶容量の残りが少ない場合、前記転送先指定工程で指定された前記転送先に前記データを転送することを特徴とする。
【0012】
さらにまた、本発明に係るデータ転送方法は、前記データが複数データから構成される場合、該複数データの中から所定のデータを選択する選択工程をさらに有し、前記転送工程は、選択された前記データを前記転送先に転送することを特徴とする。
【0013】
さらにまた、本発明に係るデータ転送方法は、前記データを転送先の種類に応じて最適化する最適化工程をさらに有し、前記転送工程は、最適化された前記データを前記転送先に転送することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係るデータ転送システム及びその転送方法について説明する。
【0015】
図1は、本発明の一実施形態に係るデータ転送システムの概要を説明するための概要図を示す。本実施形態では、図1に示すように、デジタルビデオやデジタルカメラ等の撮影機器で撮影したシーン等の映像データを、本発明に係るデータ転送装置を用いて、例えば、プロジェクタ、プリンタ、TV、PCや携帯電話機等の予め登録した転送先の機器に転送する。これにより、撮影現場にいない者に対しても、撮影者とほぼ同時に撮影されたシーン等の撮影データを見せることが可能となる。
【0016】
また、本データ転送システムでは、転送先の各種機器によって転送内容を変更することも可能である。例えば、プロジェクタ、TVやPCに対しては撮影された全データをそのまま転送するが、プリンタや携帯電話機に対しては、撮影機器(転送元)で転送したいデータだけ(例えば、画像データのみ)を選択して転送するようにしてもよい。また、TVやPCに対しては撮影データをそのまま流すことも可能であるが、当該データを保存したい場合には、ビデオ等に接続することによりビデオテープ等に、PC等に接続することによりDVD、CD、ハードディスクやメモリ(例えば、CFカードやメモリスティック)等に当該データを保存することも可能である。
【0017】
さらに、撮影データの転送先に優先順位をもたせることも可能である。例えば、転送先に複数のビデオを接続しておき、まず優先順位が第1のビデオに記憶させ、容量が満杯になった場合に優先順位が第2のビデオに続きのデータを転送して、容量が満杯になった場合、さらに優先順位が第3のビデオに続きのデータを転送するようにする。これにより、長時間の撮影をする場合であっても、撮影したデータ容量を気にすることなく、撮影を続けることが可能となる。
【0018】
図2は、本発明の一実施形態に係るデータ転送装置の構成を示すブロック図である。本データ転送装置は、例えば、図1に示すビデオカメラやデジタルカメラ等の撮影機器に接続或いは内蔵等される。また、本発明に係るデータ転送に関する処理を行うためのプログラムはROM1に記憶されており、ROM1から転送プログラムが呼び出されて、RAM2に展開された後CPU3により作業が行われる。
【0019】
また、本実施形態に係るデータ転送装置は、撮影データを取得する情報取得部4を備えるが、これはビデオカメラ等の撮影装置で撮影された情報を入力する入力部又は内蔵される場合はカメラやマイクで実現される。また、情報取得部4は、それ以外にも携帯電話機、テレビ、ラジオ、デジタルビデオ、デジタルカメラ、ボイスレコーダ、PDA、MP、IP、PC、監視カメラ、インターフォン、プリンタ、スキャナ等で実現することができる。尚、本実施形態で転送可能なデータとしては、例えば、静止画像、動画像、音、ドキュメント、フォントデータ等が挙げられる。
【0020】
さらに、本実施形態に係るデータ転送装置は、情報取得部4で取得したデータの転送先を登録するための、転送機器登録部51と優先順位順登録部52とを有する転送先登録部5を備える。転送先登録部5を備えることにより、送信先の優先順位の順番にデータを転送したり、多くの転送先に対して同一データを同時に転送したりすることが可能となる。本実施形態では、転送先の機器の登録を転送機器登録部51で、優先順位の割り当てを優先順位登録部52で行うようにする。
【0021】
さらにまた、データ転送装置は、データ転送をする際の各種条件を判定等するための、エラー検知部61や転送率検知部62を有するデータ転送部6を備えている。尚、データ転送部6にエラー検知部61や転送率検知部62をさらに備えることにより、実際に転送したデータが間違いなく転送されたか否かのチェック並びにデータ転送における転送率を検知して転送率のよいときに一括送信を行うようにしてもよい。
【0022】
さらにまた、データ転送装置は、転送先の機器の種類に応じて転送するデータを最適化する場合に用いるデータ最適化部7を搭載する。データ最適化部7では、転送先の機器の種類等に合わせた転送データに変換し、変換後のデータを転送する。例えば、データ最適化部7では、転送先が携帯電話機等の画像表示部が小さいようなものの場合、最適化処理として、情報取得部4で取得された高画質の画像データを携帯電話機の画面に適するように縮小する処理が行われる。
【0023】
さらにまた、データ転送装置には、撮影され情報取得部4で取得したデータを保存する保存部8が備わっている。保存部8では、例えばデジタルビデオテープ、メモリ、カード等の記憶媒体に撮影されたデータが記憶される。尚、保存部5が本実施形態に係るデータ転送装置に備わっていることは必須ではない。すなわち、保存部8がデータ転送装置の構成要素ではなく、撮影装置に接続された構成であってもよい。例えば、保存部8としては、ビデオ、DVD、MD、カセット、ファクシミリ装置、プリンタ、スキャナ、各種メモリカード(メモリスティック、CF、MMC、SD等)、PC、サーバ、アルバム機器、携帯電話機、PHS、テレビ等を用いることで実現可能である。
【0024】
さらにまた、データ転送装置は、容量(残量)検知部9を備え、保存部5が存在する場合にデータが取得された時に当該保存(残量)部8の記憶容量の残り(残量)を検知するようにしてもよい。これによって、保存部8の記憶容量の残量が少なくなった場合、それ以上記憶するのではなく、自動的に、取得したデータを予め設定した転送先に送信するようにしてもよい。
【0025】
尚、上記ROM1、RAM2、CPU3、情報取得部4、転送先登録部5(転送機器登録部51、優先順位登録部52)、データ転送部6(エラー検知部61、転送率検知部62)、データ最適化部7、保存部8、容量(残量)検知部9は、共通バス10を介して互いに接続されている。また、登録等の操作は共通バスに接続された操作部11によって行われる。
【0026】
上述したような構成を備えることにより、本実施形態に係るデータ転送装置では、例えば、転送率が悪い場合には本体に保存し、転送率が良くなった場合に転送先に転送する、或いは転送率が悪くても本体の容量が少なくなった場合には転送し、優先順位が低いものであっても転送率が良い場合は転送する等、様々な転送方法の登録が可能である。
【0027】
図3は、ステップS34の転送処理の詳細を説明するためのフローチャートである。本発明の一実施形態に係るデータ転送装置の動作手順を説明するためのフローチャートである。
【0028】
まず、情報取得部4で取得したデータの転送先の機器の指定を行う(ステップS31)。図4は、図3のステップS31における転送先の機器の指定処理の詳細を説明するためのフローチャートである。尚、転送先の機器としては、例えば、デジタルカメラ、デジタルビデオ、ビデオレコーダ、DVDレコーダ、ボイスレコーダ、携帯電話機、PHS 、電話機、ファクシミリ装置、テレビ、PC、PDA、ステレオ、プリンタ、スキャナ、MP、IP等を用いることで実現可能である。
【0029】
転送先の機器の指定処理では、まず、優先順位登録処理が行われる(ステップS311)。ここでは、データ転送先の機器が複数存在する場合にどの機器から優先してデータを転送するかといった優先順位を登録する。例えば、第1優先をテレビ、第2優先をプロジェクタというような優先順位を操作部11を用いて登録する。
【0030】
次に、ステップS311で優先順位を付けた各機器毎に設定を行う(ステップS312)。例えば、第1優先のテレビにおいては、デジタルカメラ等で撮影され転送されてきた画像データを全面或いは上隅に表示する等、第2優先のプロジェクタにおいては、電源が入っていればそのまま表示する、又はスライド中であればデータの転送だけにする等の設定を行う。また、この際に、第1優先の転送先への転送率が悪い場合は、第2優先の転送先に転送する等の設定を行ってもよい。そして、上記設定内容を保存する(ステップS313)。
【0031】
上述した手順で転送先の機器の指定処理が行われた後、指定された機器に対する転送方法の指定を行う(ステップS32)。図5は、図3のステップS32における転送方法の指定処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
【0032】
まず、転送先の機器に対する優先順位登録があるか否かの判定を行う(ステップS321)。ここで、優先順位の登録がない場合(NO)、そのまま転送方法の登録を行う(ステップS324)。一方、優先順位の登録がある場合(YES)、次に優先順位毎の単純保存にするか否かの判定を行う(ステップS322)。その結果、単純保存の場合(YES)、ステップS324に進んで転送方法の登録のみを行う。また、優先順位毎に単純保存をしない場合(NO)、機器毎の設定を登録する(ステップS323)。ここでは、撮影側が撮影したものをそのまま転送するか、撮影側が選択したもののみや、再生したもののみを送る等の設定を行う。そして、ステップS324で転送方法登録を行う。以上の処理によって転送方法の指定ができる。
【0033】
すなわち、本実施形態に係るデータ転送装置は、取得されたデータが複数データから構成される場合、当該複数データの中から所定のデータだけを選択することが可能であって、データ転送部6は、選択されたデータだけを指定された転送先に転送する。これによって、本データ転送装置は、複数の転送先のそれぞれに対して、それぞれの転送先の用途に合致したデータのみを転送することが可能となる。
【0034】
次いで、転送先の機器に対してアクセスが可能か否かを判断する(ステップS33)。その結果、アクセスが可能な場合(YES)、指定された機器に対して指定された転送方法でデータの転送処理を行う(ステップS34)。
【0035】
図6は、ステップS34の転送処理の詳細を説明するためのフローチャートである。まず、アクセス先の機器に対するデータの転送率が良いか否かの判定を行う(ステップS341)。転送率とは、例えば、インターネットにおけるモデム接続時の接続する時間帯や場所等によって異なる混み具合を表すものであり、bps等を用いることができる。
【0036】
その結果、転送率が良くない場合(NO)、状況の表示を行う(ステップS342)。この表示は、不図示の表示部をさらに共通バス10に接続するようにしてもよいし、撮影装置自身の表示部を用いても良い。次いで、一時中断等の選択操作を行い(ステップS343)、一時中断するか否かを判断する(ステップS344)。その結果、一時中断する場合(YES)は転送を一時中断して本転送処理を終了する。一方、一時中断しない場合(NO)は転送を続け、ステップS345に進む。尚、ある一定の転送率以下になると、自動的に転送を中断する等の設定も可能である。
【0037】
また、ステップS341で転送率が良いと判定された場合(YES)、機器毎に最適化が登録されていれば最適化処理を行う(ステップS345)。
【0038】
さらに、指定された機器に対して指定された方法でデータの転送処理を行う(ステップS346)。次いで、データ転送のエラーチェックを行い(ステップS347)、エラーがあるか否かを判定する(ステップS348)。その結果、エラーがあると判定された場合(YES)、ステップS346に戻って再度データを転送し直す。一方、エラーがない場合(NO)はそのまま転送処理を終了し、指定された機器に対してデータの送信を行う(ステップS36)。
【0039】
ステップS32における転送方法の指定後、ステップS33の判断時に当該データ転送装置が、例えば移動中であったり転送率が悪い場合であって、転送先の機器に対するアクセスが不可能又は不安定な場合(NO)、取得したデータの保存処理を行う(ステップS35)。尚、この転送率をあらかじめ登録しておくことにより、ある一定の転送率以下である場合に、自動的に保存処理を行うようにすることも可能である。
【0040】
以上説明したように、上述したデータ転送システムでは、データを撮影・録画・録音等する装置(例えば、デジタルカメラやデジタルビデオ。尚、データ転送装置においては、情報取得部4)、データを自動的に保存する保存装置(保存部4)、データを転送する場合に必要なデータ転送装置(データ転送部6)、容量を判定する判定装置(容量検知部9)、選択・再生等によって選択したものだけを転送できる選択装置(データ転送部6)、優先順位を登録するための登録装置(転送先登録部5)、転送率やエラーを検知するための検知装置(データ転送部6)、データを転送に適した情報に変換する変換装置(データ最適化部7)等を備えている。
【0041】
そして、このような構成によって、例えば、転送率をチェックして転送し、転送途中でエラーをチェックすることにより、正しくデータが転送されたかを重ねてチェックすることができ、より確実にデータを転送することが可能となる。また、機器に対するデータの転送率によって、データ転送を一時中断することにより、転送率が良い時を選んでデータを転送することができ、転送に要する時間やコストを節約することも可能となる。
【0042】
また、本発明によれば、データ保存時に本体のメモリ容量に関係なく、撮影することを可能にしたり、自動転送をすることにより、現場にいなくても、同時に現場の雰囲気を味わえたりすることが可能となる。また、転送率やエラーを検知することにより、送信に最適な時間や場所を選んで、転送をすることが可能となる。また、データ撮影側で、撮影した画像を選択又は、再生したものだけを、転送することも可能とすることにより、有用なデータだけを転送することも可能となる。さらに、あらかじめ登録した優先順位等により、第1優先の保存先の容量が足りなくなっても、第2優先以降の保存先への選択と転送切り替えができ、長時間撮影の対応も可能となる。
【0043】
さらに、データを一箇所以上の保存先に転送することを可能にすることにより、データ転送時間を短縮することも可能となる。例えば、画像を撮影しながら、自宅のプリンタへ転送することにより、撮影と印刷を同時に行うことも可能となる。また、転送先の用途に合わせたデータを自動的に転送することも可能である。例えば、デジタルカメラで撮影した画像を自宅等のPCには全画像を転送し、プリンタには選択した画像のみを転送することが可能である。尚、プリンタに用紙がセットされていれば、そのまま印刷をさせることも可能である。
【0044】
このようなデータ転送システムを使うことにより、撮影と同時に、撮影の邪魔をしないように、登録された転送先に対してデータを自動的に転送することにより、使用者への作業を軽減することも可能となる。また、デジタルカメラ等を用いて、撮影したデータを再生した場所やデジタルカメラで選択したものだけを転送することも可能とする。これにより、無駄なデータは転送せず、有用な情報のみを転送することも可能となる。
【0045】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明によれば、撮影されたデータのデータ量にかかわらず、撮影データを好適に指定した機器に転送することができ、指定された転送先において撮影データの表示や保存を好適に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るデータ転送システムの概要を説明するための概要図を示す。
【図2】本発明の一実施形態に係るデータ転送装置の構成を示すブロック図である。
【図3】ステップS34の転送処理の詳細を説明するためのフローチャートである。本発明の一実施形態に係るデータ転送装置の動作手順を説明するためのフローチャートである。
【図4】図3のステップS31における転送先の機器の指定処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
【図5】図3のステップS32における転送方法の指定処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
【図6】ステップS34の転送処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 ROM
2 RAM
3 CPU
4 情報取得部
5 転送先登録部
6 データ転送部
7 データ最適化部
8 保存部
9 残量検知部
51 転送機器登録部
52 優先順位登録部
61 エラー検知部
62 転送率検知部
【発明の属する技術分野】
本発明は、データを取得した機器から指定された機器に対して好適にデータを転送することに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、シーンの撮影等においては、静止画像、動画像或いは撮影時の音声等を取得するために様々な機器が用いられている。そして、このような機器を用いて取得された画像情報や音声情報等は、テープやメモリ等の一定の記憶容量を備える記憶媒体や記憶装置に記憶される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、シーンの撮影時に、撮影されたデータの保存に、撮影装置に内蔵されているようなある一定の記憶容量しかない記憶媒体を使う場合、残りの記憶容量を気にしながら撮影しなければならなかったり、記憶容量が撮影途中で足りなくなることにより最後まで所望の撮影ができなかったりする場合があった。また、撮影後、記憶媒体に記憶したデータのコピーや印刷等に要する時間が多くかかる等の問題点があった。
【0004】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、撮影されたデータのデータ量にかかわらず、撮影データを好適に指定した機器に転送することができ、指定された転送先において撮影データの表示や保存を好適に行うことができるデータ転送方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係るデータ転送方法は、データを取得する取得工程と、取得された前記データを転送する1つ又は複数の転送先を指定する転送先指定工程と、指定された前記転送先への前記データの転送方法を指定する転送方法指定工程と、前記データを前記転送先に対して指定された前記転送方法によって転送する転送工程とを有することを特徴とする。
【0006】
また、本発明に係るデータ転送方法は、前記取得工程が、映像撮影装置により撮影されたシーン撮影時の映像データと、音声入力装置により入力された前記映像データに関する音声データとを含む撮影データを取得することを特徴とする。
【0007】
さらに、本発明に係るデータ転送方法は、取得された前記データを記憶装置に記憶させる記憶工程をさらに有することを特徴とする。
【0008】
さらにまた、本発明に係るデータ転送方法は、前記データの前記転送先への転送率を検知する転送率検知工程をさらに有し、前記転送工程は、検知された前記転送率に基づいて前記データの転送を中止することを特徴とする。
【0009】
さらにまた、本発明に係るデータ転送方法は、前記データの前記転送先への転送エラーを検知するエラー検知工程をさらに有し、前記転送工程は、前記転送先に転送されている前記データについて転送エラーが検知された場合、前記転送先への前記データの転送を中止することを特徴とする。
【0010】
さらにまた、本発明に係るデータ転送方法は、前記転送先指定工程は、複数の転送先を指定する際に、それぞれの転送先に前記データを転送する優先順位を付けて指定し、前記転送工程は、指定された優先順位に従って前記データをそれぞれの転送先に転送することを特徴とする。
【0011】
さらにまた、本発明に係るデータ転送方法は、前記転送工程は、前記取得工程で取得された前記データを記憶する前記記憶装置の記憶容量の残りが少ない場合、前記転送先指定工程で指定された前記転送先に前記データを転送することを特徴とする。
【0012】
さらにまた、本発明に係るデータ転送方法は、前記データが複数データから構成される場合、該複数データの中から所定のデータを選択する選択工程をさらに有し、前記転送工程は、選択された前記データを前記転送先に転送することを特徴とする。
【0013】
さらにまた、本発明に係るデータ転送方法は、前記データを転送先の種類に応じて最適化する最適化工程をさらに有し、前記転送工程は、最適化された前記データを前記転送先に転送することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係るデータ転送システム及びその転送方法について説明する。
【0015】
図1は、本発明の一実施形態に係るデータ転送システムの概要を説明するための概要図を示す。本実施形態では、図1に示すように、デジタルビデオやデジタルカメラ等の撮影機器で撮影したシーン等の映像データを、本発明に係るデータ転送装置を用いて、例えば、プロジェクタ、プリンタ、TV、PCや携帯電話機等の予め登録した転送先の機器に転送する。これにより、撮影現場にいない者に対しても、撮影者とほぼ同時に撮影されたシーン等の撮影データを見せることが可能となる。
【0016】
また、本データ転送システムでは、転送先の各種機器によって転送内容を変更することも可能である。例えば、プロジェクタ、TVやPCに対しては撮影された全データをそのまま転送するが、プリンタや携帯電話機に対しては、撮影機器(転送元)で転送したいデータだけ(例えば、画像データのみ)を選択して転送するようにしてもよい。また、TVやPCに対しては撮影データをそのまま流すことも可能であるが、当該データを保存したい場合には、ビデオ等に接続することによりビデオテープ等に、PC等に接続することによりDVD、CD、ハードディスクやメモリ(例えば、CFカードやメモリスティック)等に当該データを保存することも可能である。
【0017】
さらに、撮影データの転送先に優先順位をもたせることも可能である。例えば、転送先に複数のビデオを接続しておき、まず優先順位が第1のビデオに記憶させ、容量が満杯になった場合に優先順位が第2のビデオに続きのデータを転送して、容量が満杯になった場合、さらに優先順位が第3のビデオに続きのデータを転送するようにする。これにより、長時間の撮影をする場合であっても、撮影したデータ容量を気にすることなく、撮影を続けることが可能となる。
【0018】
図2は、本発明の一実施形態に係るデータ転送装置の構成を示すブロック図である。本データ転送装置は、例えば、図1に示すビデオカメラやデジタルカメラ等の撮影機器に接続或いは内蔵等される。また、本発明に係るデータ転送に関する処理を行うためのプログラムはROM1に記憶されており、ROM1から転送プログラムが呼び出されて、RAM2に展開された後CPU3により作業が行われる。
【0019】
また、本実施形態に係るデータ転送装置は、撮影データを取得する情報取得部4を備えるが、これはビデオカメラ等の撮影装置で撮影された情報を入力する入力部又は内蔵される場合はカメラやマイクで実現される。また、情報取得部4は、それ以外にも携帯電話機、テレビ、ラジオ、デジタルビデオ、デジタルカメラ、ボイスレコーダ、PDA、MP、IP、PC、監視カメラ、インターフォン、プリンタ、スキャナ等で実現することができる。尚、本実施形態で転送可能なデータとしては、例えば、静止画像、動画像、音、ドキュメント、フォントデータ等が挙げられる。
【0020】
さらに、本実施形態に係るデータ転送装置は、情報取得部4で取得したデータの転送先を登録するための、転送機器登録部51と優先順位順登録部52とを有する転送先登録部5を備える。転送先登録部5を備えることにより、送信先の優先順位の順番にデータを転送したり、多くの転送先に対して同一データを同時に転送したりすることが可能となる。本実施形態では、転送先の機器の登録を転送機器登録部51で、優先順位の割り当てを優先順位登録部52で行うようにする。
【0021】
さらにまた、データ転送装置は、データ転送をする際の各種条件を判定等するための、エラー検知部61や転送率検知部62を有するデータ転送部6を備えている。尚、データ転送部6にエラー検知部61や転送率検知部62をさらに備えることにより、実際に転送したデータが間違いなく転送されたか否かのチェック並びにデータ転送における転送率を検知して転送率のよいときに一括送信を行うようにしてもよい。
【0022】
さらにまた、データ転送装置は、転送先の機器の種類に応じて転送するデータを最適化する場合に用いるデータ最適化部7を搭載する。データ最適化部7では、転送先の機器の種類等に合わせた転送データに変換し、変換後のデータを転送する。例えば、データ最適化部7では、転送先が携帯電話機等の画像表示部が小さいようなものの場合、最適化処理として、情報取得部4で取得された高画質の画像データを携帯電話機の画面に適するように縮小する処理が行われる。
【0023】
さらにまた、データ転送装置には、撮影され情報取得部4で取得したデータを保存する保存部8が備わっている。保存部8では、例えばデジタルビデオテープ、メモリ、カード等の記憶媒体に撮影されたデータが記憶される。尚、保存部5が本実施形態に係るデータ転送装置に備わっていることは必須ではない。すなわち、保存部8がデータ転送装置の構成要素ではなく、撮影装置に接続された構成であってもよい。例えば、保存部8としては、ビデオ、DVD、MD、カセット、ファクシミリ装置、プリンタ、スキャナ、各種メモリカード(メモリスティック、CF、MMC、SD等)、PC、サーバ、アルバム機器、携帯電話機、PHS、テレビ等を用いることで実現可能である。
【0024】
さらにまた、データ転送装置は、容量(残量)検知部9を備え、保存部5が存在する場合にデータが取得された時に当該保存(残量)部8の記憶容量の残り(残量)を検知するようにしてもよい。これによって、保存部8の記憶容量の残量が少なくなった場合、それ以上記憶するのではなく、自動的に、取得したデータを予め設定した転送先に送信するようにしてもよい。
【0025】
尚、上記ROM1、RAM2、CPU3、情報取得部4、転送先登録部5(転送機器登録部51、優先順位登録部52)、データ転送部6(エラー検知部61、転送率検知部62)、データ最適化部7、保存部8、容量(残量)検知部9は、共通バス10を介して互いに接続されている。また、登録等の操作は共通バスに接続された操作部11によって行われる。
【0026】
上述したような構成を備えることにより、本実施形態に係るデータ転送装置では、例えば、転送率が悪い場合には本体に保存し、転送率が良くなった場合に転送先に転送する、或いは転送率が悪くても本体の容量が少なくなった場合には転送し、優先順位が低いものであっても転送率が良い場合は転送する等、様々な転送方法の登録が可能である。
【0027】
図3は、ステップS34の転送処理の詳細を説明するためのフローチャートである。本発明の一実施形態に係るデータ転送装置の動作手順を説明するためのフローチャートである。
【0028】
まず、情報取得部4で取得したデータの転送先の機器の指定を行う(ステップS31)。図4は、図3のステップS31における転送先の機器の指定処理の詳細を説明するためのフローチャートである。尚、転送先の機器としては、例えば、デジタルカメラ、デジタルビデオ、ビデオレコーダ、DVDレコーダ、ボイスレコーダ、携帯電話機、PHS 、電話機、ファクシミリ装置、テレビ、PC、PDA、ステレオ、プリンタ、スキャナ、MP、IP等を用いることで実現可能である。
【0029】
転送先の機器の指定処理では、まず、優先順位登録処理が行われる(ステップS311)。ここでは、データ転送先の機器が複数存在する場合にどの機器から優先してデータを転送するかといった優先順位を登録する。例えば、第1優先をテレビ、第2優先をプロジェクタというような優先順位を操作部11を用いて登録する。
【0030】
次に、ステップS311で優先順位を付けた各機器毎に設定を行う(ステップS312)。例えば、第1優先のテレビにおいては、デジタルカメラ等で撮影され転送されてきた画像データを全面或いは上隅に表示する等、第2優先のプロジェクタにおいては、電源が入っていればそのまま表示する、又はスライド中であればデータの転送だけにする等の設定を行う。また、この際に、第1優先の転送先への転送率が悪い場合は、第2優先の転送先に転送する等の設定を行ってもよい。そして、上記設定内容を保存する(ステップS313)。
【0031】
上述した手順で転送先の機器の指定処理が行われた後、指定された機器に対する転送方法の指定を行う(ステップS32)。図5は、図3のステップS32における転送方法の指定処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
【0032】
まず、転送先の機器に対する優先順位登録があるか否かの判定を行う(ステップS321)。ここで、優先順位の登録がない場合(NO)、そのまま転送方法の登録を行う(ステップS324)。一方、優先順位の登録がある場合(YES)、次に優先順位毎の単純保存にするか否かの判定を行う(ステップS322)。その結果、単純保存の場合(YES)、ステップS324に進んで転送方法の登録のみを行う。また、優先順位毎に単純保存をしない場合(NO)、機器毎の設定を登録する(ステップS323)。ここでは、撮影側が撮影したものをそのまま転送するか、撮影側が選択したもののみや、再生したもののみを送る等の設定を行う。そして、ステップS324で転送方法登録を行う。以上の処理によって転送方法の指定ができる。
【0033】
すなわち、本実施形態に係るデータ転送装置は、取得されたデータが複数データから構成される場合、当該複数データの中から所定のデータだけを選択することが可能であって、データ転送部6は、選択されたデータだけを指定された転送先に転送する。これによって、本データ転送装置は、複数の転送先のそれぞれに対して、それぞれの転送先の用途に合致したデータのみを転送することが可能となる。
【0034】
次いで、転送先の機器に対してアクセスが可能か否かを判断する(ステップS33)。その結果、アクセスが可能な場合(YES)、指定された機器に対して指定された転送方法でデータの転送処理を行う(ステップS34)。
【0035】
図6は、ステップS34の転送処理の詳細を説明するためのフローチャートである。まず、アクセス先の機器に対するデータの転送率が良いか否かの判定を行う(ステップS341)。転送率とは、例えば、インターネットにおけるモデム接続時の接続する時間帯や場所等によって異なる混み具合を表すものであり、bps等を用いることができる。
【0036】
その結果、転送率が良くない場合(NO)、状況の表示を行う(ステップS342)。この表示は、不図示の表示部をさらに共通バス10に接続するようにしてもよいし、撮影装置自身の表示部を用いても良い。次いで、一時中断等の選択操作を行い(ステップS343)、一時中断するか否かを判断する(ステップS344)。その結果、一時中断する場合(YES)は転送を一時中断して本転送処理を終了する。一方、一時中断しない場合(NO)は転送を続け、ステップS345に進む。尚、ある一定の転送率以下になると、自動的に転送を中断する等の設定も可能である。
【0037】
また、ステップS341で転送率が良いと判定された場合(YES)、機器毎に最適化が登録されていれば最適化処理を行う(ステップS345)。
【0038】
さらに、指定された機器に対して指定された方法でデータの転送処理を行う(ステップS346)。次いで、データ転送のエラーチェックを行い(ステップS347)、エラーがあるか否かを判定する(ステップS348)。その結果、エラーがあると判定された場合(YES)、ステップS346に戻って再度データを転送し直す。一方、エラーがない場合(NO)はそのまま転送処理を終了し、指定された機器に対してデータの送信を行う(ステップS36)。
【0039】
ステップS32における転送方法の指定後、ステップS33の判断時に当該データ転送装置が、例えば移動中であったり転送率が悪い場合であって、転送先の機器に対するアクセスが不可能又は不安定な場合(NO)、取得したデータの保存処理を行う(ステップS35)。尚、この転送率をあらかじめ登録しておくことにより、ある一定の転送率以下である場合に、自動的に保存処理を行うようにすることも可能である。
【0040】
以上説明したように、上述したデータ転送システムでは、データを撮影・録画・録音等する装置(例えば、デジタルカメラやデジタルビデオ。尚、データ転送装置においては、情報取得部4)、データを自動的に保存する保存装置(保存部4)、データを転送する場合に必要なデータ転送装置(データ転送部6)、容量を判定する判定装置(容量検知部9)、選択・再生等によって選択したものだけを転送できる選択装置(データ転送部6)、優先順位を登録するための登録装置(転送先登録部5)、転送率やエラーを検知するための検知装置(データ転送部6)、データを転送に適した情報に変換する変換装置(データ最適化部7)等を備えている。
【0041】
そして、このような構成によって、例えば、転送率をチェックして転送し、転送途中でエラーをチェックすることにより、正しくデータが転送されたかを重ねてチェックすることができ、より確実にデータを転送することが可能となる。また、機器に対するデータの転送率によって、データ転送を一時中断することにより、転送率が良い時を選んでデータを転送することができ、転送に要する時間やコストを節約することも可能となる。
【0042】
また、本発明によれば、データ保存時に本体のメモリ容量に関係なく、撮影することを可能にしたり、自動転送をすることにより、現場にいなくても、同時に現場の雰囲気を味わえたりすることが可能となる。また、転送率やエラーを検知することにより、送信に最適な時間や場所を選んで、転送をすることが可能となる。また、データ撮影側で、撮影した画像を選択又は、再生したものだけを、転送することも可能とすることにより、有用なデータだけを転送することも可能となる。さらに、あらかじめ登録した優先順位等により、第1優先の保存先の容量が足りなくなっても、第2優先以降の保存先への選択と転送切り替えができ、長時間撮影の対応も可能となる。
【0043】
さらに、データを一箇所以上の保存先に転送することを可能にすることにより、データ転送時間を短縮することも可能となる。例えば、画像を撮影しながら、自宅のプリンタへ転送することにより、撮影と印刷を同時に行うことも可能となる。また、転送先の用途に合わせたデータを自動的に転送することも可能である。例えば、デジタルカメラで撮影した画像を自宅等のPCには全画像を転送し、プリンタには選択した画像のみを転送することが可能である。尚、プリンタに用紙がセットされていれば、そのまま印刷をさせることも可能である。
【0044】
このようなデータ転送システムを使うことにより、撮影と同時に、撮影の邪魔をしないように、登録された転送先に対してデータを自動的に転送することにより、使用者への作業を軽減することも可能となる。また、デジタルカメラ等を用いて、撮影したデータを再生した場所やデジタルカメラで選択したものだけを転送することも可能とする。これにより、無駄なデータは転送せず、有用な情報のみを転送することも可能となる。
【0045】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明によれば、撮影されたデータのデータ量にかかわらず、撮影データを好適に指定した機器に転送することができ、指定された転送先において撮影データの表示や保存を好適に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るデータ転送システムの概要を説明するための概要図を示す。
【図2】本発明の一実施形態に係るデータ転送装置の構成を示すブロック図である。
【図3】ステップS34の転送処理の詳細を説明するためのフローチャートである。本発明の一実施形態に係るデータ転送装置の動作手順を説明するためのフローチャートである。
【図4】図3のステップS31における転送先の機器の指定処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
【図5】図3のステップS32における転送方法の指定処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
【図6】ステップS34の転送処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 ROM
2 RAM
3 CPU
4 情報取得部
5 転送先登録部
6 データ転送部
7 データ最適化部
8 保存部
9 残量検知部
51 転送機器登録部
52 優先順位登録部
61 エラー検知部
62 転送率検知部
Claims (13)
- データを取得する取得工程と、
取得された前記データを転送する1つ又は複数の転送先を指定する転送先指定工程と、
指定された前記転送先への前記データの転送方法を指定する転送方法指定工程と、
前記データを前記転送先に対して指定された前記転送方法によって転送する転送工程と
を有することを特徴とするデータ転送方法。 - 前記取得工程が、映像撮影装置により撮影されたシーン撮影時の映像データと、音声入力装置により入力された前記映像データに関する音声データとを含む撮影データを取得することを特徴とする請求項1記載のデータ転送方法。
- 取得された前記データを記憶装置に記憶させる記憶工程をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ転送方法。
- 前記データの前記転送先への転送率を検知する転送率検知工程をさらに有し、
前記転送工程は、検知された前記転送率に基づいて前記データの転送を中止する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のデータ転送方法。 - 前記データの前記転送先への転送エラーを検知するエラー検知工程をさらに有し、
前記転送工程は、前記転送先に転送されている前記データについて転送エラーが検知された場合、前記転送先への前記データの転送を中止する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のデータ転送方法。 - 前記転送先指定工程は、複数の転送先を指定する際に、それぞれの転送先に前記データを転送する優先順位を付けて指定し、
前記転送工程は、指定された優先順位に従って前記データをそれぞれの転送先に転送する
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のデータ転送方法。 - 前記転送工程は、前記取得工程で取得された前記データを記憶する前記記憶装置の記憶容量の残りが少ない場合、前記転送先指定工程で指定された前記転送先に前記データを転送する
ことを特徴とする請求項3記載のデータ転送方法。 - 前記データが複数データから構成される場合、該複数データの中から所定のデータを選択する選択工程をさらに有し、
前記転送工程は、選択された前記データを前記転送先に転送する
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のデータ転送方法。 - 前記データを転送先の種類に応じて最適化する最適化工程をさらに有し、
前記転送工程は、最適化された前記データを前記転送先に転送する
ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のデータ転送方法。 - データを取得する取得装置と、
前記データを受信する1つ又は複数の機器と、
取得された前記データを前記機器に対して転送するデータ転送装置とを備えるデータ転送システムであって、
前記データ転送装置は、
取得された前記データを転送する1つ又は複数の転送先の機器を指定する転送先指定手段と、
指定された前記転送先の機器への前記データの転送方法を指定する転送方法指定手段と、
前記データを前記転送先の機器に対して指定された前記転送方法によって転送する転送手段と
を備えることを特徴とするデータ転送システム。 - 1つ又は複数の転送先に対してデータを転送するデータ転送装置であって、
データを取得する取得手段と、
取得された前記データを転送する1つ又は複数の転送先を指定する転送先指定手段と、
指定された前記転送先への前記データの転送方法を指定する転送方法指定手段と、
前記データを前記転送先に対して指定された前記転送方法によって転送する転送手段と
を備えることを特徴とするデータ転送装置。 - コンピュータに、1つ又は複数の転送先に対してデータを転送させるためのプログラムであって、
データを取得する取得手順と、
取得された前記データを転送する1つ又は複数の転送先を指定する転送先指定手順と、
指定された前記転送先への前記データの転送方法を指定する転送方法指定手順と、
前記データを前記転送先に対して指定された前記転送方法によって転送する転送手順と
を実行させるためのプログラム。 - 請求項12記載のプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002332374A JP2004164514A (ja) | 2002-11-15 | 2002-11-15 | データ転送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002332374A JP2004164514A (ja) | 2002-11-15 | 2002-11-15 | データ転送方法 |
Publications (1)
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JP2004164514A true JP2004164514A (ja) | 2004-06-10 |
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Family Applications (1)
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JP2002332374A Withdrawn JP2004164514A (ja) | 2002-11-15 | 2002-11-15 | データ転送方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004164514A (ja) |
-
2002
- 2002-11-15 JP JP2002332374A patent/JP2004164514A/ja not_active Withdrawn
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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