JP2004163803A - 軽量化ミラー - Google Patents

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Shigeru Ariki
茂 有木
Hisayuki Mukai
久幸 迎
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Abstract

【課題】従来の軽量化ミラーは、大型になり質量が大きくなると、剛性不足により固有値が低下し、移動体の主要振動モードと共振して大荷重を発生しやすいことや、強度不足により、移動体に搭載した際の振動荷重などに耐えられなくなるという課題があった。
【解決手段】ガラス材料の表面を研磨して形成した鏡面1、上記鏡面1と同一ガラス材料の裏面の裏面3に円形ないし多角形状の複数の穴加工を施して形成したコア2の裏面形状が曲率を有する面または平面により構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、人工衛星等の移動体に搭載される望遠鏡や光学センサないし光アンテナに使用する軽量化ミラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図11は従来の軽量化ミラーを示す図である(例えば、特許文献1参照。)。図11(a)は断面図、図11(b)は裏面3から見た平面図であり、1は表面を研磨して形成した鏡面、2は上記鏡面1と同一ガラス材料の裏面に円形ないし多角形状の複数の穴加工を施して形成したコア、3は裏面、4はミラーを移動体に取付ける際の支持点である。
ミラー支持点4の位置は、移動体との関係により、ミラーの外周側面、ミラー裏面の外周部、あるいはミラーの内周部の何れかになり、図11は、ミラーの内周部に位置している場合を示している。
【0003】
従来の軽量化ミラーでは図の如くコア2に施した複数の穴にはバックプレートをつけず、穴の入り口が開口したまま使用し、裏面3は単一平面であった。
小型軽量化ミラーは質量が軽く、質量に比較して剛性も十分高いため、移動体に搭載された場合でもあまり大きな荷重は発生しないので、裏面3にバックプレートの補強がなくても問題なかった。
【0004】
また図12は従来の軽量化ミラーの別の例を示す図であり、図12(a)は断面図、図12(b)は裏面3から見た平面図である。
図において、5は上記コアの裏面3に取付けられるバックプレートであり、1〜3は図11の説明と同じものである。
【0005】
従来の軽量化ミラーで中規模の大きさのものは、移動体に搭載して被る荷重が大きいため、バックプレート5が必要となり、バックプレート5がコア2の裏面3全面を覆うような形状をし、上記裏面3、バックプレート5は単一平面で構成されていた。コア2に対してバックプレート5を取付ける方法としては接着や溶着によっている。
【0006】
【特許文献1】
特開2002―182018号公報(第10図、第11図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の軽量化ミラーは、大型になり質量が大きくなると、剛性不足により固有値が低下し、移動体の主要振動モードと共振して大荷重を発生しやすいことや、強度不足により、移動体に搭載した際の振動荷重などに耐えられなくなるという課題があり、バックプレートは単一平面で単一平面である裏面に取付ける方法しかなかったため、大荷重の発生する支持点以外の軽量化ミラーの強度に明らかに寄与しない部位も残しておく必要があり、削ることは出来ないという課題があった。
【0008】
本発明はかかる問題を解決するためになされたものであり、軽量化ミラーが大型化されても軽量かつ高剛性を可能にし、移動体に搭載される環境条件に耐えうる軽量化ミラーを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明による軽量化ミラーは、同一材料から成るガラス材料の表面を研磨して鏡面を形成し、裏面に複数の穴加工を施して形成したコアと軽量化ミラーの内周部または外周に配置された軽量化ミラーの支持点で構成される軽量化ミラーにおいて、軽量化ミラーの支持点より外周部の裏面形状が、曲率を有する面または平面から構成されるものである。
【0010】
また、上記軽量化ミラーの裏面に、同一材料または同等の線膨張係数を有する材料で製作され、同一形状に加工された、または上記軽量化ミラーの裏面に分割された複数のバックプレートを取付けたものでも良い。
【0011】
第2の発明による軽量化ミラーは、同一材料から成るガラス材料の表面を研磨して鏡面を形成し、裏面に複数の穴加工を施して形成したコアと軽量化ミラーの内周部または外周部に配置された軽量化ミラーの支持点で構成される軽量化ミラーにおいて、軽量化ミラーの支持点3点を結ぶ3角形の外周部と内周部の裏面形状が、軽量化ミラーの支持点の外側または内側を曲面で構成されるものである。
【0012】
また、軽量化ミラーの裏面に、同一材料または同等の線膨張係数を有する材料上記軽量化ミラーの裏面と同一形状に加工された、または軽量化ミラーの裏面に分割された複数のバックプレートを取付けたものでも良い。
【0013】
第3の発明による軽量化ミラーは、同一材料から成るガラス材料の表面を研磨して鏡面を形成し、裏面に複数の穴加工を施して形成したコアと軽量化ミラーの内周部または外周部に配置された軽量化ミラーの支持点で構成される軽量化ミラーにおいて、軽量化ミラーの支持点3点を結ぶ3角形の外周部と内周部の裏面形状が、軽量化ミラーの支持点の外側または内側を複数の平面で構成されたものである。
【0014】
また、軽量化ミラーの裏面に、同一材料または同等の線膨張係数を有する材料で製作され、軽量化ミラーの裏面と同一形状に加工された、または軽量化ミラーの裏面に分割された複数のバックプレートを取付けたものでも良い。
【0015】
第4の発明による軽量化ミラーは、同一材料から成るガラス材料の表面を研磨して鏡面を形成し、裏面に複数の穴加工を施して形成したコアと軽量化ミラーの内周部または外周部に配置された軽量化ミラーの支持点で構成される軽量化ミラーにおいて、軽量化ミラーの支持点3点を結ぶ3角形の外周部と内周部の、軽量化ミラーの支持点の外側または内側を階段状の形状で構成されるものである。
【0016】
また、軽量化ミラーの裏面に、同一材料または同等の線膨張係数を有する材料で製作され、軽量化ミラーの裏面と同一形状に加工された、または軽量化ミラーの裏面に分割された複数のバックプレートを取付けたものでも良い。
【0017】
第5の発明による軽量化ミラーは、同一材料から成るガラス材料の表面を研磨して鏡面を形成し、裏面に複数の穴加工を施して形成したコアと軽量化ミラーの外周の側面に配置された軽量化ミラーの支持点で構成される軽量化ミラーにおいて、上記軽量化ミラーの裏面形状が、複数の平面、または曲面で構成されたものである。
【0018】
また、軽量化ミラーの裏面に、同一材料または同等の線膨張係数を有する材料で製作され、軽量化ミラーの裏面と同一形状に加工された、または軽量化ミラーの裏面に分割された複数のバックプレートを取付けたものでも良い。
【0019】
なお、バックプレートが上記軽量化ミラーの裏面のコアと接触する部分をフレームとして製作されたものでも良い。
【0020】
さらに、バックプレートが軽量化ミラーの裏面のコアと接触する部分で溶接、ボルトナット締結、圧接、接着等により結合されたものでも良い。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1を示す図であり、図1(a)は断面図、図1(b)は裏面3から見た平面図である。図において、1〜3は従来技術の説明と同じものであり、4は軽量化ミラーを移動体に取付ける際の支持点であり、軽量化ミラーの内周部に位置している場合を示している。
【0022】
ここで、鏡面1は外形が円形で中央部に円筒状の穴を具備する凹型鏡面であり、裏面3にコア2を具備している。
【0023】
この実施の形態1による軽量化ミラーは、ガラス材料の表面を研磨して形成した鏡面1、上記鏡面1と同一ガラス材料の裏面3に円形ないし多角形状の複数の穴加工を施して形成したコア2により構成される軽量化ミラーにおいて、軽量化ミラーの裏面3を複数の平面または曲率を有する面で構成されたものである。
【0024】
人工衛星搭載用望遠鏡等に利用する場合は、ロケット打ち上げ時に軽量化ミラーに負荷される振動等に耐えうる強度、剛性が必要である。従来、強度、剛性を確保する目的でバックプレートを軽量化ミラーの裏面に取付けるために、軽量化ミラーの裏面が単一平面でなければならなかったが、特開2002−182018号公報記載によるバックプレートを分割して軽量化ミラーに取付ける方法が発明されたため、軽量化ミラーの裏面形状が単一平面である必要がなくなった。そのため、軽量化ミラーの裏面形状を単一平面にするために存在していた、強度、剛性に寄与しない部位を削ることにより、軽量化ミラーの軽量化が図れるため、剛性が高くなり、強度も増す。なお、大荷重が負荷されるのは、軽量化ミラーに負荷される加速度を支える軽量化ミラー支持点4であり、軽量化ミラー支持点4の近傍が強度、剛性に寄与する部位となる。逆に軽量化ミラー支持点4から距離が遠い部位が重いほど、剛性が下がる。なぜなら図1に示す軽量化ミラー支持点から軽量化ミラー外周部までの距離をl、上記lの範囲での質量をm、軽量化ミラーの断面係数をIz、軽量化ミラーのヤング率をEとすれば、軽量化ミラーの剛性fは式(1)で表すことができるからである。上記剛性fより質量が小さい方が軽量化ミラーの剛性が高くなり、支持点に負荷される荷重が小さくなるため強度も増す。削る量は、鏡面に影響を与えない程度にすることは言うまでもない。さらに図に示す従来の裏面形状が単一平面ではなく、裏面形状3は曲率を有する面と平面で構成されている。なお、裏面形状3が複数の異なる曲率を有する面で構成されていてもよいことはいうまでもない。
【0025】
【数1】
Figure 2004163803
【0026】
以上によれば、軽量化ミラーの剛性、強度に寄与しない部分を削ることにより、軽量化が図れ、かつ軽量化が実現できたためにさらに剛性が上がり、荷重が小さくなり強度に余裕ができるという効果がある。
【0027】
実施の形態2.
図2はこの発明の実施の形態2を示す図であり、図2(a)は断面図、図2(b)は裏面3から見た平面図である。図において、5はバックプレートであり、1、2は従来技術の説明と同じもの、3は実施の形態1と同じものである。
ここでは、バックプレート5が取付けられている例を示している。
【0028】
この実施例2による軽量化ミラーは、ガラス材料の表面を研磨して形成した鏡面1、鏡面と同一ガラス材料の裏面に円形ないし多角形状の複数の穴加工を施して形成したコア2により構成される軽量化ミラーにおいて、軽量化ミラーの裏面3を複数の平面または曲率を有する面で構成されたものに対して、軽量化ミラーのガラス材料と同一材料または同等の線膨張係数を有する材料製で、軽量化ミラーの裏面と同一形状に加工された、または軽量化ミラーの裏面に分割された複数のバックプレート5を取付けたものである。
【0029】
バックプレート5は上記鏡面1とコア2を形成するガラス材料と同一材料または同等の線膨張係数を有する材料製であり、裏面形状3と同様の形状をしている。なお裏面形状3は、実施の形態1と同様の理由により決定される。バックプレート5をコア2に取付ける方法としては、平面度を維持したままそれぞれの接触面を十分研磨して密着させるオプティカルコンタクト(光学接着)と呼ばれる方法により実現可能である。
【0030】
また真空中で使用する人工衛星搭載用望遠鏡などに利用する場合には、更に昇温して固着させる方法や、圧力をかけながら昇温固着させるダイレクトボンディング(直接接合)と呼ばれる方法により固着強度向上と均一性向上が可能となる。トールシール(米国Varian社の登録商標)等の接着剤で接着する方法も可能であることは言うまでもない。
【0031】
またバックプレート中央部の円形穴は空気抜き及び加工用ツーリングホールを兼ねており、人工衛星搭載用望遠鏡などに使用される際にコア2とバックプレート5の間に残留空気がないようにしている。なお、バックプレート5が分割されて複数で構成されていてもよいことはいうまでもない。
【0032】
また、上記バックプレート5が上記軽量化ミラーの裏面3のコア2と接触する部分をフレームとして製作されたものでも良い。
【0033】
なお、バックプレート5が上記軽量化ミラーの裏面3のコア2と接触する部分で溶接、ボルトナット締結、圧接、接着等により結合されたものでも良い。
【0034】
以上によれば、実施例1と同様の効果が得られるのは言うまでもないが、バックプレート5を取付けることによりさらなる強度、剛性が確保できという効果がある。
【0035】
実施の形態3.
図3はこの発明の実施の形態3を示す図であり、図3(a)は断面図、図3(b)は裏面3から見た平面図である。
図において、4はコア2に設定されて軽量化ミラーを支持する点であり、1、2は従来技術の説明と同じもの、3は実施の形態1と同じものである。
【0036】
実施例3による軽量化ミラーは、ガラス材料の表面を研磨して形成した鏡面1、上記鏡面1と同一ガラス材料の裏面3に円形ないし多角形状の複数の穴加工を施して形成したコア2、コア2に設定されて軽量化ミラーを支持する複数の支持点4を有する軽量化ミラーにおいて、軽量化ミラーの裏面形状が、支持点4の外側または内側を曲率を有する面で構成されたものである。
【0037】
裏面形状3において点線で示す内側かつ外側が曲率を有する面で構成されている例を示している。支持点4を結ぶ線上以外の部位は軽量化ミラーにおいて大きい荷重がかからないため、支持点4を結ぶ線上以外の部位が軽くなると剛性が高くなり、支持点4を結ぶ線上以外の部位が軽くなることにより支持点4に、軽量化ミラー自体に加わる荷重が小さくなり強度が増す。
【0038】
以上によれば、実施例1と同様の効果が得られるのは言うまでもないが、支持点4の内側と外側の双方の強度、剛性に寄与しない部分を削ることにより、さらなる強度、剛性の確保ができるという効果がある。
【0039】
実施の形態4.
図4はこの発明の実施の形態4を示す図であり、図4(a)は断面図、図4(b)は裏面3から見た平面図である。図において、1、2は従来技術の説明と同じもの、3は実施の形態1と同じもの、5は実施の形態2と同じものである。
ここで、バックプレート5が取付けられている例を示している。
【0040】
実施例4による軽量化ミラーは、ガラス材料の表面を研磨して形成した鏡面1、上記鏡面1と同一ガラス材料の裏面3に円形ないし多角形状の複数の穴加工を施して形成したコア2、コア2に設定されて軽量化ミラーを支持する複数の支持点4を有する軽量化ミラーにおいて、軽量化ミラーの裏面形状が、支持点の外側または内側を曲率を有する面で構成されたものに対して、軽量化ミラーのガラス材料と同一材料または同等の線膨張係数を有する材料製で、軽量化ミラーの裏面と同一形状に加工された、または軽量化ミラーの裏面に分割された複数のバックプレート5を取付けたものである。なお裏面形状3は、実施の形態3と同様の理由により決定される。
【0041】
また、バックプレートが軽量化ミラーの裏面のコアと接触する部分をフレームとして製作されたものでも良い。
【0042】
なお、バックプレートが軽量化ミラーの裏面のコアと接触する部分で溶接、ボルトナット締結、圧接、接着等により結合されたものでも良い。
【0043】
以上によれば、実施例3と同様の効果が得られるのは言うまでもないが、バックプレート5を取付けることによりさらなる強度、剛性が確保できという効果がある。
【0044】
実施の形態5.
図5はこの発明の実施の形態5を示す図であり、図5(a)は断面図、図5(b)は裏面3から見た平面図である。
図において、1、2は従来技術の説明と同じもの、3は実施の形態1と同じもの、4は実施の形態3と同じものである。
【0045】
実施例5による軽量化ミラーは、ガラス材料の表面を研磨して形成した鏡面1、上記鏡面1と同一ガラス材料の裏面3に円形ないし多角形状の複数の穴加工を施して形成したコア2、コア2に設定されて軽量化ミラーを支持する複数の支持点を有する軽量化ミラーにおいて、軽量化ミラーの裏面形状が、支持点の外側または内側を複数の平面で構成されたものである。
【0046】
裏面形状3において点線囲まれた範囲が単一平面で構成されている例を示している。支持点4を結ぶ三角形の外側の部位は軽量化ミラーにおいて大きい荷重がかからないため、支持点4を結ぶ三角形の外側の部位が軽くなると剛性が高くなり、支持点4を結ぶ三角形の外側の部位が軽くなることにより支持点4に、軽量化ミラー自体に加わる荷重が小さくなり強度が増す。
【0047】
以上によれば、実施例1と同様の効果が得られるのは言うまでもないが、裏面形状3を平面の組合せにしたことにより、加工が容易で短期間で実現可能なのでコストも削減可能という効果がある。
【0048】
実施の形態6.
図6はこの発明の実施の形態6を示す図であり、図6(a)は断面図、図6(b)は裏面3から見た平面図である。図において、1、2は従来技術の説明と同じもの、3は実施の形態1と同じもの、4は実施の形態3と同じものである。
ここで、バックプレート5が取付けられている例を示している。
【0049】
実施例6による軽量化ミラーは、ガラス材料の表面を研磨して形成した鏡面1、上記鏡面と同一ガラス材料の裏面3に円形ないし多角形状の複数の穴加工を施して形成したコア2、コア2に設定されて軽量化ミラーを支持する複数の支持点を有する軽量化ミラーにおいて、軽量化ミラーの裏面形状が、支持点の外側または内側を複数の平面で構成されたものに対して、軽量化ミラーのガラス材料と同一材料または同等の線膨張係数を有する材料製で、軽量化ミラーの裏面と同一形状に加工された、または上記軽量化ミラーの裏面に分割された複数のバックプレート5を取付けたものである。なお裏面形状3は、実施の形態3と同様の理由により決定される。
【0050】
また、バックプレートが上記軽量化ミラーの裏面のコアと接触する部分をフレームとして製作されたものでも良い。
【0051】
なお、バックプレートが軽量化ミラーの裏面のコアと接触する部分で溶接、ボルトナット締結、圧接、接着等により結合されたものでも良い。
【0052】
以上によれば、実施例5と同様の効果が得られるのは言うまでもないが、バックプレート5を取付けることによりさらなる強度、剛性が確保できという効果がある。バックプレート5も平面であるため、加工が容易で短期間で実現可能なのでコストも削減可能という効果がある。
【0053】
実施の形態7.
図7はこの発明の実施の形態7を示す図であり、図7(a)は断面図、図7(b)は裏面3から見た平面図である。図において、1、2は従来技術の説明と同じもの、3は実施の形態1と同じも、4は実施の形態3と同じものである。
ここで、裏面形状3において階段状になっている例を示している。
【0054】
実施例7による軽量化ミラーは、ガラス材料の表面を研磨して形成した鏡面1、上記鏡面1と同一ガラス材料の裏面3に円形ないし多角形状の複数の穴加工を施して形成したコア2、上記コア2に設定されて軽量化ミラーを支持する複数の支持点を有する軽量化ミラーにおいて、上記軽量化ミラーの裏面形状が、支持点の外側または内側を階段状の形状で構成されるものである。支持点4を結ぶ三角形の外側の部位は軽量化ミラーにおいて大きい荷重がかからないため、支持点4を結ぶ三角形の外側の部位が軽くなると剛性が高くなり、支持点4を結ぶ三角形の外側の部位が軽くなることにより支持点4に、軽量化ミラー自体に加わる荷重が小さくなり強度が増す。
【0055】
以上によれば、実施例1と同様の効果が得られるのは言うまでもないが、裏面形状3を階段状にしたことにより、加工が容易で短期間で実現可能なのでコストも削減可能という効果があるのは第5の発明と同様である。
【0056】
実施の形態8.
図8はこの発明の実施の形態8を示す図であり、図8(a)は断面図、図8(b)は裏面3から見た平面図である。図において、1、2は従来技術の説明と同じもの、3は実施の形態1と同じも、4は実施の形態3と同じものである。
ここで、バックプレート5が取付けられている例を示している。
【0057】
実施例8による軽量化ミラーは、ガラス材料の表面を研磨して形成した鏡面1、上記鏡面1と同一ガラス材料の裏面3に円形ないし多角形状の複数の穴加工を施して形成したコア2、コア2に設定されて軽量化ミラーを支持する複数の支持点を有する軽量化ミラーにおいて、軽量化ミラーの裏面形状が、支持点の外側または内側を階段状の形状で構成されるものに対して、軽量化ミラーのガラス材料と同一材料または同等の線膨張係数を有する材料製で、軽量化ミラーの裏面と同一形状に加工された、または軽量化ミラーの裏面に分割された複数のバックプレート5を取付けたものである。なお裏面形状3は、実施の形態3と同様の理由により決定される。
【0058】
また、バックプレートが上記軽量化ミラーの裏面のコアと接触する部分をフレームとして製作されたものでも良い。
【0059】
なお、バックプレートが軽量化ミラーの裏面のコアと接触する部分で溶接、ボルトナット締結、圧接、接着等により結合されたものでも良い。
【0060】
以上によれば、実施例7と同様の効果が得られるのは言うまでもないが、バックプレート5を取付けることによりさらなる強度剛性が確保できという効果がある。バックプレート5も平面であるため、加工が容易で短期間で実現可能なのでコストも削減可能という効果があるのは第6の発明と同様である。
【0061】
実施の形態9.
図9はこの発明の実施の形態9を示す図であり、図9(a)は断面図、図9(b)は裏面3から見た平面図である。図において、1、2は従来技術の説明と同じもの、3は実施の形態1と同じも、4は実施の形態3と同じものである。
ここで、支持点4がコア2の側面に配置されており、円筒状のコア3の周縁部均等に3個所に支持点がある例を示している。裏面形状3は全体が曲率を有する面で構成されている。
【0062】
実施例9による軽量化ミラーは、ガラス材料の表面を研磨して形成した鏡面1、上記鏡面と同一ガラス材料の裏面3に円形ないし多角形状の複数の穴加工を施して形成したコア2、コア2の側面に設定されて軽量化ミラーを支持する複数の支持点を有する軽量化ミラーにおいて、軽量化ミラーの裏面形状が、複数の平面、または曲率を有する面で構成されたものである。支持点4を結ぶ三角形の外側の部位は軽量化ミラーにおいて大きい荷重がかからないため、支持点4より遠いミラー中央部が軽くなると剛性が高くなり、支持点4より遠いミラー中央部が軽くなることにより支持点4に、軽量化ミラー自体に加わる荷重が小さくなり強度が増す。
【0063】
以上によれば、実施例1と同様の効果が得られるのは言うまでもないが、裏面形状3全体を曲率を有する面にしたことにより、面全体を加工できるため、加工時に保持することが容易になる効果がある。
【0064】
実施の形態10.
図10はこの発明の実施の形態10を示す図であり、図10(a)は断面図、図10(b)は裏面3から見た平面図である。図において、1、2は従来技術の説明と同じもの、3は実施の形態1と同じも、4は実施の形態3と同じものである。ここで、バックプレート5が取付けられている例を示している。
【0065】
実施例10による軽量化ミラーは、ガラス材料の表面を研磨して形成した鏡面1、鏡面と同一ガラス材料の裏面3に円形ないし多角形状の複数の穴加工を施して形成したコア2、コア2の側面に設定されて軽量化ミラーを支持する複数の支持点を有する軽量化ミラーにおいて、軽量化ミラーの裏面形状が、複数の平面、または曲率を有する面で構成されたものに対して、軽量化ミラーのガラス材料と同一材料または同等の線膨張係数を有する材料製で、軽量化ミラーの裏面と同一形状に加工された、または軽量化ミラーの裏面に分割された複数のバックプレートを取付けたものである。なお裏面形状3は、実施の形態3と同様の理由により決定される。
【0066】
また、バックプレート5が上記軽量化ミラーの裏面3のコア2と接触する部分をフレームとして製作されたものでも良い。
【0067】
なお、バックプレート5が上記軽量化ミラーの裏面のコア2と接触する部分で溶接、ボルトナット締結、圧接、接着等により結合されたものでも良い。
【0068】
以上によれば、実施例9と同様の効果が得られるのは言うまでもないが、バックプレート5を取付けることによりさらなる強度剛性が確保できるいう効果がある。
【0069】
【発明の効果】
以上で述べたように、この発明によれば、軽量化ミラーの剛性、強度に寄与しない部分を削ることにより、軽量化が図れ、かつ軽量化が実現できたためにさらに剛性が上がるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による軽量化ミラーの実施形態1を示す図である。
【図2】この発明による軽量化ミラーの実施形態2を示す図である。
【図3】この発明による軽量化ミラーの実施形態3を示す図である。
【図4】この発明による軽量化ミラーの実施形態4を示す図である。
【図5】この発明による軽量化ミラーの実施形態5を示す図である。
【図6】この発明による軽量化ミラーの実施形態6を示す図である。
【図7】この発明による軽量化ミラーの実施形態7を示す図である。
【図8】この発明による軽量化ミラーの実施形態8を示す図である。
【図9】この発明による軽量化ミラーの実施形態9を示す図である。
【図10】この発明による軽量化ミラーの実施形態10を示す図である。
【図11】従来の軽量化ミラーの例を示す図である。
【図12】従来の軽量化ミラーの別の例を示す図である。
【符号の説明】
1 鏡面、 2 コア、 3 裏面、 4 支持点、 5 バックプレート。

Claims (12)

  1. 同一材料から成るガラス材料の表面を研磨して鏡面を形成し、裏面に複数の穴加工を施して形成したコアと軽量化ミラーの内周部または外周に配置された軽量化ミラーの支持点で構成される軽量化ミラーにおいて、軽量化ミラーの支持点より外周部の裏面形状が、曲率を有する面または平面から構成されることを特徴とする軽量化ミラー。
  2. 上記軽量化ミラーの裏面に、同一材料または同等の線膨張係数を有する材料で製作され、同一形状に加工された、または上記軽量化ミラーの裏面に分割された複数のバックプレートを取付けたことを特徴とする請求項1記載の軽量化ミラー。
  3. 同一材料から成るガラス材料の表面を研磨して鏡面を形成し、裏面に複数の穴加工を施して形成したコアと軽量化ミラーの内周部または外周部に配置された軽量化ミラーの支持点で構成される軽量化ミラーにおいて、軽量化ミラーの支持点3点を結ぶ3角形の外周部と内周部の裏面形状が、軽量化ミラーの支持点の外側または内側を曲面で構成されることを特徴とする請求項1記載の軽量化ミラー。
  4. 上記軽量化ミラーの裏面に、同一材料または同等の線膨張係数を有する材料で製作され、同一形状に加工された、または上記軽量化ミラーの裏面に分割された複数のバックプレートを取付けたことを特徴とする請求項1または3のいずれかに記載の軽量化ミラー。
  5. 同一材料から成るガラス材料の表面を研磨して鏡面を形成し、裏面に複数の穴加工を施して形成したコアと軽量化ミラーの内周部または外周部に配置された軽量化ミラーの支持点で構成される軽量化ミラーにおいて、軽量化ミラーの支持点3点を結ぶ3角形の外周部と内周部の裏面形状が、軽量化ミラーの支持点の外側または内側を複数の平面で構成されることを特徴とする請求項1記載の軽量化ミラー。
  6. 上記軽量化ミラーの裏面に、同一材料または同等の線膨張係数を有する材料で製作され、同一形状に加工された、または上記軽量化ミラーの裏面に分割された複数のバックプレートを取付けたことを特徴とする請求項1または請求項5のいずれかに記載の軽量化ミラー。
  7. 同一材料から成るガラス材料の表面を研磨して鏡面を形成し、裏面に複数の穴加工を施して形成したコアと軽量化ミラーの内周部または外周部に配置された軽量化ミラーの支持点で構成される軽量化ミラーにおいて、軽量化ミラーの支持点3点を結ぶ3角形の外周部と内周部の、軽量化ミラーの支持点の外側または内側を階段状の形状で構成されることを特徴とする請求項1または請求項5のいずれかに記載の軽量化ミラー。
  8. 上記軽量化ミラーの裏面に、同一材料または同等の線膨張係数を有する材料で製作され、上記軽量化ミラーの裏面と同一形状に加工された、または上記軽量化ミラーの裏面に分割された複数のバックプレートを取付けたことを特徴とする請求項1、5または7のいずれかに記載の軽量化ミラー。
  9. 同一材料から成るガラス材料の表面を研磨して鏡面を形成し、裏面に複数の穴加工を施して形成したコアと軽量化ミラーの外周の側面に配置された軽量化ミラーの支持点で構成される軽量化ミラーにおいて、上記軽量化ミラーの裏面形状が、複数の平面、または曲面で構成されることを特徴とする請求項1または3のいずれかに記載の軽量化ミラー。
  10. 上記軽量化ミラーの裏面に、同一材料または同等の線膨張係数を有する材料で製作され、同一形状に加工された、または上記軽量化ミラーの裏面に分割された複数のバックプレートを取付けたことを特徴とする請求項1、3または9のいずれかに記載の軽量化ミラー。
  11. 上記バックプレートが上記軽量化ミラーの裏面のコアと接触する部分をフレームとして製作されたことを特徴とする請求項2、4、6、8または10のいずれかに記載の軽量化ミラー。
  12. 上記バックプレートが上記軽量化ミラーの裏面のコアと接触する部分で溶接、ボルトナット締結、圧接、接着等により結合されたことを特徴とする請求項2、4、6、8、10または11のいずれかに記載の軽量化ミラー。
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