JP2004162984A - 液体冷却装置および液体導出機構 - Google Patents

液体冷却装置および液体導出機構 Download PDF

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好克 正代
Koji Nakahara
浩治 中原
Ritsuo Maeda
律夫 前田
Shigeaki Takahashi
重明 高橋
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Abstract

【課題】ボトルに収容された液体を他の容器に移し替えることなく、簡便かつ効率的に冷却する。
【解決手段】下ケース14および上ケース16に、液体Wが格納されるペットボトル12を収容する。ペットボトル12は断熱材46、66によって覆われている。制御板36の制御下においてペルチェ素子28に通電を行うとともにファン32を回転させる。ペルチェ素子28の吸熱部には、金属製で筒形状の伝熱板38が接続されており、該伝熱板38の内壁がペットボトル12に密着することによって液体Wが冷却される。ペルチェ素子28の放熱部には放熱板30が接続されており放熱を行う。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ペルチェ素子を用いて、ボトルに収容された液体を冷却する液体冷却装置、および、ボトルに収容された液体を導出する液体導出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
ミネラルウォータ、清涼飲料水またはアルコール飲料等がボトルに収容されて販売されている。また、近時のボトルは、PET(PolyEthylene Terephthalate
resin)製のボトル(以下、ペットボトルという)が多い。
【0003】
ペットボトルは安価、軽量および大量生産に向くという特徴を有する。また、開封後もキャップで栓をすることが可能である等の特徴を有することから瓶、缶および紙パック等の代替として用途が拡大している。ペットボトルは購入した消費者(ユーザ)により家庭用の冷蔵庫で冷却されることが多い。
【0004】
ペットボトルに収容されたミネラルウォータを水道水の代用とすることがあるが、この場合には、ペットボトルからの注水を頻繁に行うので、冷蔵庫の開閉操作とペットボトルの取り出しが面倒であり、また冷蔵庫内の消費電力が大きくなる。さらに、ミネラルウォータ用のペットボトルは比較的大容量であるから冷蔵庫内の空きスペースが少なくなる。
【0005】
このような不都合を解消するためには、飲料水等の液体を収溶した容器を単体で冷却すればよく、容器を単体で冷却するためにペルチェ素子を用いた冷却装置が提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
【0006】
さらに、ペットボトルからカップに注水する場合、ペットボトルの口をカップの上に合わせたまま傾けるという作業が必要であるが、この作業は老人、病人および幼児にとっては困難であることがある。
【0007】
そこで、ペットボトルからカップに自動的に注水するために、エアポンプを用いて容器の上部空間内を加圧する装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−208465号公報(図1)
【特許文献2】
実用新案登録第3086268号公報(図1)
【特許文献3】
実用新案登録第2022649号公報(図5)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記の特許文献1に開示されている装置では、ペルチェ素子とペットボトルとの間を空気を媒体として冷却しているが、空気は熱伝導率が低いので冷却効率がさほど高くない。また、ペットボトルの一部が外に露出しているので、この部分から冷気が放散する。従って、冷却を行った後にペルチェ素子への通電を遮断すると、ペットボトルは短時間で室温まで上昇するに至る。さらに、この装置には注水機構は設けられていないので、カップに注水する際にはペットボトルを取り出さなければならない。
【0010】
特許文献2に開示されている装置では、装置内に固定されたタンクを冷却するので、ペットボトルをそのまま冷却することはできない。つまり、内容液をペットボトルからタンクに全て入れ替える作業が必要になる。また、タンクは定期的に洗浄する必要があり面倒である。さらに、内容液は導出口である外部のコックまで充満しているので、このコックが放熱することとなり、冷却効率が低い。
【0011】
特許文献3に開示されている装置では、エアポンプによる空気の送給を停止した直後、容器の上部空間はやや高圧となっている。従って、上部空間内の圧力が大気圧まで低下する間、注水は持続することになる。この現象は上部空間が大容量であるほど顕著であり、エアポンプを停止した後に注水が完全に停止するまで待たなければならず煩わしい。
【0012】
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、ボトルに収容された液体を他の容器に移し替えることなく、簡便かつ効率的に冷却することを可能にする液体冷却装置を提供することを目的とする。
【0013】
また、本発明の他の目的は、ボトルに収容された液体を簡便な操作により外部の容器に注水し、かつ操作終了時に即時に注水が停止することを可能にする液体導出機構を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る液体冷却装置は、液体が格納されるボトルを着脱自在に収容するケースと、前記ケースに収容された状態で前記ボトルの周囲を覆う断熱材と、通電により吸熱作用および放熱作用を奏するペルチェ素子と、前記ペルチェ素子に通電する制御部と、前記ペルチェ素子の放熱部に接合される放熱板と、前記放熱板に送風するファンと、前記ペルチェ素子の吸熱部に接合されるとともに、前記ボトルに接触する金属製の伝熱板と、を有することを特徴とする。
【0015】
このように、ボトルに伝熱板を接触させた状態で、伝熱板をペルチェ素子で冷却することにより、ボトルに収容された液体を他の容器に移し替えることなく、簡便かつ効率的に冷却することができる。
【0016】
この場合、封止部を具備するとともにスイッチを操作する操作片と、前記スイッチが操作されることによって駆動されるエアポンプと、前記エアポンプに接続され、前記ボトルの内部に空気を供給する第1流路と、前記第1流路に連通し、前記ボトルの外に開口しているリリーフ部と、一方が前記液体内に浸され、他方が前記ボトルの外で開口し、前記液体を導出する第2流路と、前記第1流路および前記第2流路の一部を構成するとともに、前記ボトルの口を塞ぐ栓と、を有し、前記操作片が操作されたときに、前記封止部によって前記リリーフ部が塞がれるとともに前記エアポンプが駆動され、前記操作片の操作が解除されたときに、前記リリーフ部が開放されるとともに前記エアポンプが停止されるようにするとよい。
【0017】
また、前記ボトルは前記ケース内で前記口を上にして載置され、前記栓は、一端が前記ケースに当接する弾性体によって下方に付勢され、前記栓と前記口とが気密に保持されるようにすると、簡便な構造および単純な操作によってボトルの口を確実に塞ぐことができる。
【0018】
さらに、前記スイッチには、モーメンタリ型スイッチを用いることによって、注水の止め忘れを防ぐことができる。
【0019】
前記伝熱板は、平面内壁部と円弧凹部とを有する筒形状にすると、ボトルを挿入しやすい。また、角形のボトルは平面内壁部に接触し、丸形のボトルは円弧凹部に接触するので、角形および丸形のボトルの両方に適用することができる。
【0020】
前記伝熱板の内壁に接して着脱自在に取り付けられ、前記伝熱板と前記ボトルとの隙間を埋め、または狭めるスペーサを設けることにより、種々の形状のボトルに適用することができる。
【0021】
前記ケースの底部における前記ボトルの載置部分は、水平方向へ引き抜き可能な皿部材とすると、皿部材に貯まった結露水を排出しやすい。
【0022】
また、本発明に係る液体導出機構は、ボトル内の液体を導出する液体導出機構であって、封止部を具備するとともにスイッチを操作する操作片と、前記スイッチによって駆動されるエアポンプと、前記エアポンプに接続され、前記ボトルの内部に空気を供給する第1流路と、前記第1流路に連通し、前記ボトルの外に開口しているリリーフ部と、一方が前記液体内に浸され、他方が前記ボトルの外で開口し、前記液体を導出する第2流路と、前記第1流路および前記第2流路の一部を構成するとともに、前記ボトルの口を塞ぐ栓と、を有し、前記操作片が操作されたときに、前記封止部によって前記リリーフ部が塞がれるとともに前記エアポンプが駆動され、前記操作片の操作が解除されたときに、前記リリーフ部が開放されるとともに前記エアポンプが停止されることを特徴とする。
【0023】
このように、操作片によってリリーフ部の開閉操作とスイッチオン・オフ操作とを同時に行うことができ、ボトルに収容された液体を簡便な操作により外部の容器に注水し、かつ操作終了時に即時に注水を停止させることができる。
【0024】
この場合、前記ボトル内で、前記第2流路を構成する管は、屈曲および伸縮可能な蛇腹部を有するようにしてもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る液体冷却装置および液体導出機構について好適な実施の形態を挙げ、添付の図1〜図11を参照しながら説明する。
【0026】
図1および図2に示すように、本実施の形態に係る液体冷却装置10は、内部にペットボトル12を収容して冷却する装置であり、下ケース14と、該下ケース14に対して蝶番15で直結された上ケース16と、下ケース14の矢印A1方向(以下、前方という)下部に設けられたトレー18とを有する。上ケース16は下ケース14に対して蝶番15を中心として開閉可能な蓋構造となっている。トレー18にはカップ20が載置されており、ペットボトル12内の液体が注水される。トレー18とカップ20との間には、カップ20の高さに応じて適当な補助台を設けてもよい。
【0027】
また、本実施の形態に係る液体導出機構200(図8参照)は、液体冷却装置10に組み込まれており、ペットボトル12内の液体Wを導出するものである。液体導出機構200の詳細については後述する。
【0028】
下ケース14では、矢印A2方向(以下、後方という)の機械室22と前方の冷却室24とが仕切板26によって仕切られている。機械室22には、ペルチェ素子28と、該ペルチェ素子28の放熱部に接続されている放熱板30と、該放熱板30に対して送風するファン32と、ペットボトル12に空気を送風するエアポンプ34と、ファン32の回転制御およびペルチェ素子28の通電制御を行う制御板36とが設けられている。また、機械室22の後方、すなわち液体冷却装置10の後面には通気口37が設けられている。ペルチェ素子28は、2種類の半導体の接合部に通電することによって熱の吸収および放熱を行う素子であり、薄く小型である。
【0029】
冷却室24の下部にはペットボトル12を冷却する伝熱板38が設けられており、該伝熱板38とペルチェ素子28の吸熱部は、仕切板26の開口孔を介して接続されている。ペルチェ素子28と伝熱板38との接続面およびペルチェ素子28と放熱板30との接続面には熱伝導を促進するサーマルペーストを塗布するとよい。
【0030】
放熱板30は金属製で、多数のひだを有する長尺な形状である。図2に示すように、放熱板30は鉛直縦長に配置され、機械室22における矢印B1方向に偏在している。ファン32は、ペルチェ素子28と略同じ高さに設けられており、通気口37から吸気して放熱板30に対して送風する。エアポンプ34は、通気口37から吸気してチューブ40に空気を送給する。エアポンプ34の吐出口とチューブ40との間にはフィルタ42が設けられている。エアポンプ34は、機械室22の上部における矢印B2方向に偏在している。
【0031】
制御板36は、図示しない温度センサに接続されており、該温度センサにより計測した冷却室24の温度が規定温度(例えば、5〜10℃)以上であるときにペルチェ素子28に通電するとともにファン32を回転させる機能をもつ。制御板36は、機械室22の下方における矢印B2方向に偏在している。制御の基準となる規定温度はボリューム等により調整可能としてもよい。
【0032】
冷却室24には、ペットボトル12の底部を支持する受け皿44と、ペットボトル12のやや下部が挿入される伝熱板38と、冷却室24の下方および側方を覆う断熱材46とが設けられている。また、冷却室24における左右両側には、それぞれ収容スペース48が設けられており、該収容スペース48の内部には、やや長尺で、一側面が円弧面50aである2つのスペーサ50が設けられている。スペーサ50は、伝熱板38と同じアルミニウム材である。
【0033】
図2および図3に示すように、伝熱板38は一隅に縦長の膨出部38aを有する筒形状のアルミニウム材であり、熱伝導率が高い。膨出部38aは、滑らかな平面部38bを有し、該平面部38bには2つのねじ穴38cが設けられている。伝熱板38の内面は、上からみて、4隅がカットされた略角形であり、4隅にはそれぞれ縦方向に連通するスリット38dが設けられている。また、伝熱板38の内面には、上からみて、対向する距離が短い一対面(平面内壁部)38eの中央には、それぞれ縦方向に連通する円弧凹部38f設けられている。2つの円弧凹部38fの円弧はそれぞれ同じ曲率であり、同一円上に設定されている(図10参照)。伝熱板38の内面は、角形のペットボトル12を挿入したときに、その側面に当接する大きさに設定されている。
【0034】
2つのスペーサ50において円弧面50aである一側面は、伝熱板38の円弧凹部38fと同じ曲率である。円弧面50aの反対側の外面50bは、伝熱板38における、距離の長い一対面(平面内壁部)38gと同じ形状に形成されている。スペーサ50の端部には伝熱板38のスリット38dに係合可能な凸部50cが設けられている。2つのスペーサ50はそれぞれ伝熱板38の内部に挿入可能であり、スリット38dと凸部50cとを係合させることにより、2つの円弧凹部38fおよび2つの円弧面50aは1つの円を形成する(図10参照)。この場合、伝熱板38の一対面38gとスペーサ50の外面50bとは隙間なく密着する。2つの円弧凹部38fおよび2つの円弧面50aによって形成される円は、ペットボトル12のうち丸形のものを挿入したときに、その側面に当接する大きさに設定されている。
【0035】
図1に戻り、ペットボトル12を冷却室24から抜いた状態では、トレー18を外した後に、受け皿44は前方水平に引き抜き可能である。受け皿44には、ペットボトル12を冷却することによる結露水が貯まるので、冷却室24から引き抜いて結露水を排出することができる。受け皿44は水平に引き抜くことができ、しかも引き抜き時の移動距離が短いので結露水がこぼれにくい。
【0036】
下ケース14の後面上部には、上ケース16を開けた際に、上ケース16の後端面を支持するストッパ52が設けられている。
【0037】
下ケース14の前面上部には、前方へ延在する注出部54が設けられ、この注出部54の下面には導出孔56が設けられている。導出穴はトレー18の上方に設定されている。導出孔56のやや後方には、上方へ延在する2つのフック58が設けられている。
【0038】
上ケース16は、エアポンプ34を駆動させて注水を行うためのスイッチ機構部60と、ペットボトル12の口12aを塞ぐとともに液体、空気の流路の一部を構成する栓機構部62と、ペットボトル12からカップ20へ注水するノズル(第2流路)64と、冷却室24の上面を覆う断熱材66と、上ケース16を開ける操作を行う断面L字型のレバー68とを有する。
【0039】
レバー68は、注出部54の上方に設けられており、L字の屈曲部の軸を中心に回動可能である。レバー68の下方延在部68aの先端は鉤形状となっており、フック58と係合している。下方延在部68aと上ケース16の上面板16aとの間にはトーションスプリング70が設けられており、レバー68を反時計方向へ付勢している。人手により、レバー68の操作部68bを上方へ引き上げると、下方延在部68aとフック58との係合が解除され、上ケース16を開けることができる(図9参照)。
【0040】
図4および図5に示すように、スイッチ機構部60は、スイッチ機構部本体72と、薄型でモーメンタリ型のスイッチ74と、スイッチ74の操作子74aを操作するボタン(操作片)76と、該ボタン76を上方へ付勢するコイルスプリング78と、スイッチ機構部60の横孔80とチューブ81とを接続する継手84と、横孔80に連通し上方に開口するリリーフ部82を囲むように配置されるOリング86とを有する。チューブ81の他端は、三方継手130によりチューブ40に連通しているが、スイッチ機構部60をチューブ40の極めて近くに配置可能であるときには、チューブ81を省略してもよい。
【0041】
スイッチ機構部本体72は、略直方体であり長尺方向に連通し上面に開口する第1スリット88および第2スリット90を有する。第1スリット88には、スイッチ74が挿入される。第2スリット90の中央部は円柱溝92とつながっており、該円柱溝92の底面には前記のリリーフ部82が設けられている。スイッチ機構部60は、ねじ93により上ケース16の下面板16bに取り付けられる。
【0042】
ボタン76は、比較的大径である上部円柱部94と、比較的小径である下部円柱部96と、上部円柱部94の下部に設けられたフランジ98とを有する。下部円柱部96は、上部円柱部94の下面であるスイッチ操作面76aにおいて、偏心した位置に設けられている。下部円柱部96の径は、円柱溝92の径と略同じであり、該円柱溝92に挿入されている。
【0043】
コイルスプリング78は、スイッチ機構部本体72の上面とスイッチ操作面76aとの間に設けられ、下部円柱部96を囲繞するように配置されている。コイルスプリング78は、ボタン76を上方へ付勢し、フランジ98が上ケース16の上面板16aに当接している。上部円柱部94は、上面板16aに設けられた丸孔100から上方にやや突出している。下部円柱部96の下面(封止部)96aはOリング86に対して離間しており、リリーフ部82は第2スリット90を介して大気開放状態となっている。ボタン76のスイッチ操作面76aは、スイッチ74の操作子74aに対して離間している。
【0044】
図6に示すように、人手によりボタン76を上から押すと、ボタン76はコイルスプリング78を圧縮して下がる。このとき、ボタン76の下面96aがOリング86をやや圧縮して、リリーフ部82が塞がれる。また、スイッチ操作面76aはスイッチ74の操作子74aを押圧してスイッチ74をオンにする。スイッチ74をオンにすることによりエアポンプ34が駆動される。
【0045】
ボタン76から手を放すことによりボタン76は原位置へ移動し、図5に示す状態に戻る。このとき、リリーフ部82は大気開放になり、横孔80の内圧は大気圧に等しくなる。また、スイッチ操作面76aは操作子74aから離間するので、スイッチ74はオフになりエアポンプ34は停止する。つまり、スイッチ74はモーメンタリ型なので、ボタン76を押している間だけエアポンプ34を駆動することができ、手を放せばエアポンプ34は停止する。通常、カップ20は比較的小容量であることから注水時間は短く、注水時にボタン76を押し続ける操作が適する。また、モーメンタリ型のスイッチ74を用いることにより、不注意による注水の止め忘れを防止することができる。
【0046】
図7に示すように、栓機構部62は、一部がペットボトル12の口12aに挿入される第1栓102と、該第1栓102の上に載置される第2栓104と、第2栓104と上ケース16の上面板16aとの間に設けられるコイルスプリング(弾性体)106とを有する。
【0047】
第1栓102は、下部の挿入部108と上部の胴部110とからなる2段の円筒形状であり、挿入部108と胴部110との段差部分には環状シール112が設けられている。該環状シール112は、ペットボトル12の口12aを液密に封じることができる。挿入部108は、ペットボトル12の口12aより小径であり、ペットボトル12の口12aに挿入される。第1栓102には、下面と胴部110の側面とを連通させるL字型液体流路(第2流路)114と、下面と上面とを連通する複数の小径孔116とが設けられている。第1栓102の下面におけるL字型液体流路114の開口部には、柔軟なホース(第2流路)118が接続されている。該ホース118は、ペットボトル12の底面に到達可能な長さを有する。
【0048】
第1栓102の胴部110におけるL字型液体流路114の開口部には、前記のノズル64が接続されている。ノズル64の他端はL字型に屈曲し、導出孔56(図1参照)から下方へやや突出している。また、この屈曲部にはストレーナ119(図1参照)が設けられている。
【0049】
第2栓104は、胴部120と、該胴部120の上方の大径部122とから構成される2段の円筒形状である。第2栓104には、下面104aと大径部122の側面とを連通させるL字型空気流路124が設けられており、下面104aの開口部はやや広い拡径部104bとなっている。下面104aには、拡径部を囲繞するようにOリング126が設けられている。
【0050】
第2栓104の胴部120は、上ケース16の下面板16bに設けられた丸孔16cに挿入されている。丸孔16cの周囲には上方へ延在する円筒壁16dが設けられており、第2栓104の大径部122は円筒壁16dの内面に沿って昇降可能である。円筒壁16dには切欠きが設けられており、該切欠きを介して、チューブ(第1流路)128が大径部122の側面におけるL字型空気流路124の開口部に接続されている。ノズル64、ホース118、チューブ128はそれぞれ着脱自在である。また、チューブ128の一端部は、前記チューブ40および81と三方継手130を介して連通している。チューブ128と第2栓104との接続部には必要に応じてフィルタを挿入してもよい。
【0051】
コイルスプリング106は、第2栓104の上面に当接しており、第1および第2栓102、104を下方へ付勢している。コイルスプリング106の付勢力によって環状シール112およびOリング126はやや圧縮され、ペットボトル12と第1栓102との間および第1栓102と第2栓104との間を密封している。第1栓102の小径孔116は、それぞれ第2栓104の大径部122を介してL字型空気流路124に連通している。小径孔116およびL字型空気流路124はペットボトル12の上部空間12bに連通するとともに、Oリング126によって気密に保たれる。
【0052】
第1および第2栓102、104は、コイルスプリング106によって下方へ付勢され、しかも大径部122が円筒壁16dに沿って昇降可能であることから、栓機構部62は種々の高さのペットボトル12に対して適用可能である。
【0053】
第1栓102と第2栓104とは分離するので、第1栓102のみを取り出してL字型液体流路114を洗浄することができる。ノズル64およびホース118は着脱可能であることから、洗浄または交換が容易である。
【0054】
次に、液体冷却装置10に組み込まれている液体導出機構200について、図8を参照しながら説明する。
【0055】
液体導出機構200は、ペットボトル12内の液体Wを導出する機構であり、前記のエアポンプ34、スイッチ機構部60、栓機構部62、ホース118、ノズル64およびチューブ40、81、128を有する。
【0056】
チューブ40は、フィルタ42を介してエアポンプ34に接続されている。チューブ81および128は、それぞれスイッチ機構部60および栓機構部62に接続されている。チューブ40、81および128は、それぞれの一端が三方継手130で接続され連通している。従って、エアポンプ34の吐出口は、栓機構部62を介してペットボトルの上部空間12bに連通するとともに、スイッチ機構部60のリリーフ部82に連通している。また、ノズル64は、栓機構部62を介してホース118に接続され、該ホース118はペットボトル12内の液体に浸されている。
【0057】
ボタン76を押すことにより、スイッチ74の操作子74aが押圧されてスイッチ74がオンとなりエアポンプ34が駆動される。このとき、ボタン76の下面96aはOリング86に当接してリリーフ部82を塞ぐ。リリーフ部82が塞がれていることにより、エアポンプ34から送給される空気は、チューブ(第1流路)40を通りペットボトル12の上部空間12bに供給される。チューブ40、81、128および上部空間12bの圧力が上昇することにより、液体Wの液面が下方に押し下げられる。これにより液体Wがホース118、ノズル64およびストレーナ119を通って導出される。導出された液体はカップ20に注がれる。
【0058】
液体Wがカップ20に適量注がれた後、ボタン76から手を放すと、ボタン76は操作子74aから離間してスイッチ74がオフになり、エアポンプ34は停止する。このとき、ボタン76の下面96aはOリング86から離間するので、スイッチ機構部60のリリーフ部82は大気開放状態となり、チューブ40、81、128および上部空間12bの圧力は即時に下がり大気圧と等しくなる。従って、液体Wを押し下げる力がなくなり、ノズル64からの即時に停止する。
【0059】
次に、このように構成される液体冷却装置10および液体導出機構200を用いて、ペットボトル12内の液体Wを冷却し、導出する手順について説明する。
【0060】
まず、レバー68を操作して上ケース16を開け(図9参照)、栓を開封したペットボトル12を冷却室24に挿入する。図2に示すように、角形のペットボトル12を挿入する場合、ペットボトル12の側面は伝熱板38の内面に接触する。伝熱板38の内面は角形で一般的なペットボトル12と略同じ断面形状に設定されており、しかもペットボトル12の側面は多少の弾性を有することから前記伝熱板38の内面に密着する。
【0061】
また、図10に示すように、丸形のペットボトル12を挿入する場合、予め2つのスペーサ50を伝熱板38の内部に装着しておく。2つの円弧凹部38fおよび2つの円弧面50aは、丸形で一般的なペットボトル12と略同じ断面形状の円を形成する。スペーサ50およびペットボトル12の側面は多少の弾性を有することから、ペットボトル12は円弧凹部38fおよび円弧面50aに密着する。
【0062】
次に、ホース118およびノズル64を接続した状態の第1栓102をペットボトル12に取り付ける。ノズル64を注出部54の方向に向けたまま、ホース118および挿入部108を口12aから挿入する。第1栓102を取り付けることにより、環状シール112は口12aに当接し、ノズル64の先端は導出孔56から下方にやや突出する。
【0063】
なお、前回にペットボトル12を冷却して発生した結露水は、受け皿44に貯められている。新たにペットボトル12を挿入する前に、トレー18とともに受け皿44を引き抜いて、貯まった結露水を処理することができる。
【0064】
次いで、上ケース16を閉じる。上ケース16の上面板16aを軽く押さえることにより、レバー68の下方延在部68aはフック58に対して係合し、下ケース14と上ケース16とが当接される。すなわち、第2栓104の下面104aと第1栓102の上面とが当接する。第1栓102および第2栓104はコイルスプリング106の弾性力により下方に付勢されるので環状シール112およびOリング126がやや圧縮され、気密および液密作用を奏する。
【0065】
さらに、図示しない電源スイッチをオンにすることにより冷却室24が冷却される。すなわち、制御板36が冷却室24の温度を計測し、所定の温度以上であるときにはペルチェ素子28に通電する。これによりペルチェ素子28は伝熱板38から吸熱し、放熱板30へ放熱する。また、制御板36の制御下にファン32が回転し、放熱板30に送風する。ファン32は、放熱板30のうちペルチェ素子28と接触している箇所に対して送風を行うので放熱効果が高い。
【0066】
伝熱板38がペルチェ素子28によって冷却されることにより、伝熱板38に密着しているペットボトル12内の液体Wも冷却される。伝熱板38は熱伝導率が高くしかもペットボトル12の側部は薄いので、ペルチェ素子28は効率的に液体Wを冷却することができる。また、伝熱板38はペットボトル12の下方部に密着しているので、液体Wの残量が少ない場合にも液体Wはペットボトル12を介して伝熱板38に密着して効率的に冷却される。
【0067】
2つのスペーサ50を用いて丸形のペットボトル12(図10参照)を冷却する場合には、丸形のペットボトル12内の液体Wは、伝熱板38の円弧凹部38fとスペーサ50の円弧面50aに密着して冷却される。
【0068】
制御板36は、冷却室24が所定温度以下に冷却されたことを検出した後、ペルチェ素子28に対する通電を停止するとともに、ファン32の回転を停止させる。このとき、冷却が終了したことをインジケータ等で表示するようにしてもよい。一度冷却された冷却室24および液体Wは断熱材46、66の作用により外気に対して断熱されているので低温の状態が長時間維持される。
【0069】
制御板36は、冷却室24が所定温度以上に上昇したことを検出すると、再度、ペルチェ素子28に対する通電と、ファン32の回転制御とを行い、冷却室24および液体Wが常に適温となるように制御する。
【0070】
次に、ユーザが液体Wを注水する際には、カップ20をトレー18上に載置し、ボタン76を押す。上記したように、この操作によりエアポンプ34が駆動され、上部空間12bの圧力が上昇することにより液体Wの液面が下方に押し下げられる。これにより液体Wの一部がホース118、ノズル64およびストレーナ119を通って導出される(図8参照)。このとき、上部空間12bと連通しているリリーフ部82はボタン76の下面96aによって塞がれているので、空気が漏れることなく液体Wの液面は確実に押し下げられる。
【0071】
ホース118は、柔軟でしかも底面に到達可能な長さを有することから、ペットボトル12内の液体Wは全量が導出され得る。また、ホース118に代えて、図11に示すように、屈曲および伸縮可能な蛇腹部118bを有するホース118aを設けてもよい。この蛇腹部118bにより、ホース118aの端部は確実にペットボトル12の底部に達し、任意の高さのペットボトル12を適用することができる。また、ホース118aによれば、液体Wを全量導出可能である。
【0072】
液体Wがカップ20に適量注がれた後、ボタン76から手を放すと、エアポンプ34は停止し、カップ20への注水が止まる。このとき、リリーフ部82は大気開放状態になるので、上部空間12bの内圧は即時に低下する。従って、カップ20への注水も即時に停止する。
【0073】
上記したように、本実施の形態に係る液体冷却装置10によれば、冷却室24は断熱材46および66により覆われているので、ペルチェ素子28への通電を停止した後も一度冷却された液体Wは長時間保冷される。液体Wを導出する際には上ケース16を開く必要がないので、冷却室24内の冷気が放散することがなく消費電力を低減することができる。
【0074】
冷却にはペルチェ素子28を用いることから、コンプレッサ等の駆動部や冷媒が不要でメンテナンスや据え付け作業はほとんど不要である。
【0075】
また、液体冷却装置10は、ファン32およびエアポンプ34以外には騒音を発するものがなく、しかもエアポンプ34は液体Wの導出時以外は停止しているので静粛である。
【0076】
さらにまた、冷却手段のペルチェ素子28は比較的小さく、またコンプレッサやコンデンサ等が不要である。しかも、ペットボトル12を冷却するための専用装置であることから無駄な空間がなく、小型軽量である。従って、液体冷却装置10は分散配置に適し、例えば、病院や介護施設等において被介護者の部屋にそれぞれ設置すると好適に利用可能である。
【0077】
また、本実施の形態に係る液体冷却装置10および液体導出機構200によれば、ペットボトル12を冷却室24内に収容したままの状態で、ボタン76を操作するという極めて単純な操作により液体Wを導出することができるので、幼児、老人または病人等の体力の弱いユーザにも容易に操作可能である。
【0078】
ボタン76のモーメンタリ型のスイッチ74を押している間、液体Wの導出が続き、ボタン76から手を放すことにより注水が停止するので、止め忘れがない。このとき、ボタン76の下面96aは、Oリング86から離間するので、ペットボトル12の上部空間12bに連通するリリーフ部82が開放され、上部空間12bは即時に減圧して大気圧となる。従って、液体Wを押し下げる力がなくなり、液体Wの導出は即時に停止する。
【0079】
さらに、液体Wは他の容器へ移し替えることなく、ペットボトル12に収容したまま冷却室24で冷却されるので扱いが簡便であるとともに、容器の洗浄の手間がない。ホース118以外は液体Wと接触しないので、液体Wに臭い等がつくことがない。
【0080】
上ケース16を閉じる際、第1栓102および第2栓104によって、ペットボトル12の口12aは自動的に塞がれる。第1栓102および第2栓104はコイルスプリング106によって下方に付勢されるのでOリング126および環状シール112がやや圧縮されて上部空間12bを気密にする。この際、ペットボトル12の口12a、第1栓102および第2栓104は、完全な同軸状に設定されている必要はなく、上ケース16を閉じるという単純な操作によって上部空間12bを気密に保つことができる。
【0081】
なお、上記の例ではペットボトル12を冷却する例について説明したが、冷却する対象物はボトル缶等でもよい。また、スペーサ50は、アルミニウム材として説明したが、ゲル状の高分子吸収体を薄い樹脂成形品に充填したものを用いてもよい。このようにすることによって、高い保冷効果を奏することができる。さらに、冷却室24内の任意の箇所に高分子吸収体を設けるようにしてもよい。
【0082】
本発明に係る液体冷却装置および液体導出機構は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る液体冷却装置によれば、ボトルに収容された液体を他の容器に移し替えることなく、簡便かつ効率的に冷却するという効果を達成することができる。
【0084】
また、本発明に係る液体導出機構によれば、ボトルに収容された液体を簡便な操作により外部の容器に注水し、かつ操作終了時に即時に注水を停止させるという効果を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る液体冷却装置の断面側面図である。
【図2】液体冷却装置における下ケースの平面図である。
【図3】ペルチェ素子、伝熱板、放熱板およびスペーサを示す斜視図である。
【図4】スイッチ機構部を示す分解斜視図である。
【図5】ボタンを開放している状態のスイッチ機構部の一部断面側面図である。
【図6】ボタンを押した状態のスイッチ機構部の一部断面側面図である。
【図7】栓機構部の側面断面図である。
【図8】本実施の形態に係る液体導出機構の略式管路図である。
【図9】液体冷却装置の上ケースを開けた状態を示す断面側面図である。
【図10】伝熱板に2つのスペーサおよびペットボトルを挿入した状態を示す平面図である。
【図11】蛇腹部を有するホースが挿入された状態のペットボトルを示す図である。
【符号の説明】
10…液体冷却装置 12…ペットボトル
12a…口 12b…上部空間
14…下ケース 16…上ケース
18…トレー 20…カップ
22…機械室 24…冷却室
26…仕切板 28…ペルチェ素子
30…放熱板 32…ファン
34…エアポンプ 36…制御板
37…通気口 38…伝熱板
40、81、128…チューブ 44…受け皿
46、66…断熱材 50…スペーサ
50a…円弧面 38e、38g…一対面
38f…円弧凹部 60…スイッチ機構部
62…栓機構部 64…ノズル
74…スイッチ 76…ボタン
76a…スイッチ操作面 78…コイルスプリング
80…横孔 82…リリーフ部
84…継手 86、126…Oリング
88、90…スリット 92…円柱溝
96a…下面 102、104…栓
106…コイルスプリング 112…環状シール
114…L字型液体流路 116…小径孔
118、118a…ホース 118b…蛇腹部
124…L字型空気流路 200…液体導出機構
W…液体

Claims (9)

  1. 液体が格納されるボトルを着脱自在に収容するケースと、
    前記ケースに収容された状態で前記ボトルの周囲を覆う断熱材と、
    通電により吸熱作用および放熱作用を奏するペルチェ素子と、
    前記ペルチェ素子に通電する制御部と、
    前記ペルチェ素子の放熱部に接合される放熱板と、
    前記放熱板に送風するファンと、
    前記ペルチェ素子の吸熱部に接合されるとともに、前記ボトルに接触する金属製の伝熱板と、
    を有することを特徴とする液体冷却装置。
  2. 請求項1記載の液体冷却装置において、
    封止部を具備するとともにスイッチを操作する操作片と、
    前記スイッチが操作されることによって駆動されるエアポンプと、
    前記エアポンプに接続され、前記ボトルの内部に空気を供給する第1流路と、
    前記第1流路に連通し、前記ボトルの外に開口しているリリーフ部と、
    一方が前記液体内に浸され、他方が前記ボトルの外で開口し、前記液体を導出する第2流路と、
    前記第1流路および前記第2流路の一部を構成するとともに、前記ボトルの口を塞ぐ栓と、
    を有し、
    前記操作片が操作されたときに、前記封止部によって前記リリーフ部が塞がれるとともに前記エアポンプが駆動され、前記操作片の操作が解除されたときに、前記リリーフ部が開放されるとともに前記エアポンプが停止されることを特徴とする液体冷却装置。
  3. 請求項2記載の液体冷却装置において、
    前記ボトルは前記ケース内で前記口を上にして載置され、
    前記栓は、一端が前記ケースに当接する弾性体によって下方に付勢され、前記栓と前記口とが気密に保持されることを特徴とする液体冷却装置。
  4. 請求項2または3のいずれか1項に記載の液体冷却装置において、
    前記スイッチは、モーメンタリ型スイッチであることを特徴とする液体冷却装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の液体冷却装置において、
    前記伝熱板は、平面内壁部と円弧凹部とを有する筒形状であることを特徴とする液体冷却装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の液体冷却装置において、
    前記伝熱板の内壁に接して着脱自在に取り付けられ、前記伝熱板と前記ボトルとの隙間を埋め、または狭めるスペーサを有することを特徴とする液体冷却装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の液体冷却装置において、
    前記ケースの底部における前記ボトルの載置部分は、水平方向へ引き抜き可能な皿部材であることを特徴とする液体冷却装置。
  8. ボトル内の液体を導出する液体導出機構において、
    封止部を具備するとともにスイッチを操作する操作片と、
    前記スイッチによって駆動されるエアポンプと、
    前記エアポンプに接続され、前記ボトルの内部に空気を供給する第1流路と、
    前記第1流路に連通し、前記ボトルの外に開口しているリリーフ部と、
    一方が前記液体内に浸され、他方が前記ボトルの外で開口し、前記液体を導出する第2流路と、
    前記第1流路および前記第2流路の一部を構成するとともに、前記ボトルの口を塞ぐ栓と、
    を有し、
    前記操作片が操作されたときに、前記封止部によって前記リリーフ部が塞がれるとともに前記エアポンプが駆動され、前記操作片の操作が解除されたときに、前記リリーフ部が開放されるとともに前記エアポンプが停止されることを特徴とする液体導出機構。
  9. 請求項8記載の液体導出機構において、
    前記ボトル内で、前記第2流路を構成する管は、屈曲および伸縮可能な蛇腹部を有することを特徴とする液体導出機構。
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