JP2010526738A - 温度制御式液体ディスペンサ、温度制御式液体ディスペンサ用容器、及びバッグインボックス容器構造 - Google Patents

温度制御式液体ディスペンサ、温度制御式液体ディスペンサ用容器、及びバッグインボックス容器構造 Download PDF

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Abstract

液体貯蔵容器の内容物を比較的迅速に冷却又は加熱するためのディスペンサが、液体貯蔵容器を収容するレセプタクルであって、液体貯蔵容器の熱移動部分を、レセプタクルと関連付けられた熱伝導パッドと熱伝導関係で位置決めするレセプタクルを提供する。熱エネルギーは、熱伝導パッドから液体貯蔵容器内の液体に有効且つ効率的に移動される。熱伝導パッドは、所望の温度を液体に提供し維持するように制御される。液体は、容器から直接小出しされる。ディスペンサ内で様々なタイプの容器を使用することができ、特別のバッグインボックス容器は、内側容器と外箱とを有し、この外箱は、本発明の様相を構成する熱伝導パッドと内側容器との間の良好な伝熱移動を実現する熱伝導窓を有する。特別な剛性容器も使用することができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、一般に、小出しする液体の温度を制御する水ディスペンサ等の液体ディスペンサに関し、またそのような液体ディスペンサで使用される液体容器に関する。本発明は、また、液体容器に関する。
瓶、缶、プラスチック容器等の多くのタイプの液体容器がある。そのような液体容器内の液体を特定の温度に維持したい場合、容器は、通常、温度制御された空間に入れられ、そこで、容器と容器の液体内容物の温度が、温度制御された空間内の温度と釣り合う。例えば、容器の液体内容物を冷たく維持するために、容器は、冷蔵庫に入れる等、特定の温度に冷却された貯蔵空間に入れられる。ミルクの瓶、カートン又はプラスチック容器を冷蔵庫に入れて、容器内のミルクを冷たくしておくことができる。水又は清涼飲料の瓶、ピッチャー、プラスチック容器、又は缶を冷蔵庫に入れて、飲料を使用前に冷やすことができる。冷蔵庫等の制御された温度空間に入れられたとき、容器が冷却され、容器の内容物が容器を通して冷却される。容器内の液体が冷える速さは、主に、容器の熱伝達特性と、冷蔵庫の内部空間等の温度制御空間の温度に依存する。
液体ディスペンサは、一般的であり、多くの形態をとる。断熱容器等の持ち運び可能な飲料容器は、熱い液体又は冷たい液体を収容するように設計されており、容器が熱伝導率の低い材料で作成されているため、そのような液体を長時間高温又は低温に維持できる。所定の時間における容器内の液体の温度は、容器に入れられたときの液体の温度、液体が容器に入れられていた時間の長さ、容器の熱伝導率、及び容器の周囲温度によって決まる。冷却される液体は、液体を冷却し長期間維持するために、角氷入りの断熱容器に入れられることがある。冷蔵庫に収まるようにサイズが決められ小出し弁を備えたプラスチック容器等の液体ディスペンサが入手可能であり、この液体ディスペンサは、ディスペンサの液体内容物を低温に維持するために冷蔵庫内に据え付けられる。冷却液体を小出ししたいときは、冷蔵庫を開け、冷たい液体を小出し弁から小出しする。これらは、容器の内容物を冷たく維持するために冷蔵庫に入れられる、プラスチック製のミルク又は水用の容器や瓶等の他のプラスチック容器と同様である。
オフィス用冷水器等の幾つかの液体ディスペンサは、水冷却器上に逆さにされた5ガロンのガラス又はプラスチック製水瓶等の水容器を使用し、それにより、水は、重力で容器から水冷却器に流れることができる。水冷却器は、水が流れ込み冷却される冷水リザーバを収容する。また、幾つかの水冷却器は、温水リザーバを有し、この場合も、水が重力で水容器から温水リザーバに流れて加熱される。冷水又は温水は、それぞれのリザーバから、冷水又は温水を小出しするために操作される弁を介して小出しされる。リザーバは、約1.5クォート等の限られた容量を有する。リザーバから水が小出しされたとき、追加の水が、水容器から、水が小出しされたリザーバに流れ込む。この追加の水は、周囲温度であり、リザーバ内の水を加熱又は冷却する。次に、リザーバ内の水は、時間の経過と共にリザーバ内で所望の温度に加熱又は冷却される。従って、所望の温度の冷水又は温水は、常に限られた量しか利用できない。5ガロン水瓶等の水容器全体とその液体内容物は、冷却も加熱もされない。
バッグインボックス(bag-in-box)容器システムは、清涼飲料シロップ、ミルク、ワイン等の様々な液体製品の梱包及び出荷容器として広く使用されるようになってきた。そのようなシステムは、一般に、波形段ボール箱等の段ボール箱に入れられた柔軟なバッグ又は内袋(bladder)を有する。柔軟な内袋は、液体物質で満たされたときに箱の内側の形状に従うことができる。しかしながら、バッグは、形状保持容器を提供せず、容器に構造と形状を付与する箱が必要とされる。箱は、バッグと内容物に一定の容器形状を提供し、バッグを保護する。容器の箱形状は、容器の積み重ねに特に有利であり、所定の貯蔵空間内に貯蔵できる容器の数を最大にすることが理解されるであろう。更に、そのようなバッグインボックス容器は、通常、比較的安価に作成でき、製造と組み立てが容易である。従って、バッグインボックス容器は、通常、使い捨てであり、使用後に保存され補充されずに破棄される。バッグインボックス容器は、様々なサイズがあり、多くのそのような容器は、5ガロンのオフィス用冷水器瓶と類似した5ガロンの容量を有し、2.5ガロンサイズが一般的であり、バッグインボックスワイン容器は、一般に、5リットル(約1.25〜1.5ガロン)の容量を有する。
貯蔵され、輸送され、バッグインボックス容器から小出しされる製品は、冷却され冷えた状態で維持されなければならないときがある。例えば、ミルクのバッグインボックス容器は、冷蔵スペースに貯蔵されて輸送され、バッグインボックス容器からのミルク用のディスペンサは、バッグが入った箱を保持し冷却する冷蔵空間を有する。冷蔵空間の低温が、箱を通り、バッグとその中のミルクを冷却する。そのようなバッグインボックスミルク容器は、冷えた状態でミルクが保持されバッグインボックス容器から小出しされるように、充填から小出しまで常に冷却状態で維持される。しかしながら、バッグインボックス容器の場合、バッグインボックス容器の箱を形成する段ボールは、一般に、熱伝導特性が低く、従って、バッグと箱の外部環境との間の熱伝導が比較的不十分である。これは、容器が冷却された環境にずっと維持されている場合は問題でなく、容器が冷却環境から一時的に取り出された場合に容器の内容物が暖まるのを遅くするという利点にもなる。しかし、バッグインボックス容器が周囲温度で貯蔵されており、使用前にバッグインボックス容器の内容物を冷却したい場合、バッグインボックス容器は、使用前に、内容物を箱を介して冷やすことができる十分な時間だけ冷却環境に置かなければならない。例えば、バッグインボックスワイン容器は、周囲温度で貯蔵し輸送できる。ワインを出す前に冷やしたい場合、バッグインボックスワイン容器は、出す前にワインを箱を介して冷却するのに十分な時間だけ冷蔵庫に入れられる。バッグインボックス容器をワインを出す前に十分な時間冷蔵庫内に入れてワインを十分冷やすためには計画を立てなければならない。バッグインボックス容器内のワインが冷えれば、バッグを収容する段ボール箱は、冷蔵庫から容器を出した状態で、使用期間中ワインを低温に維持するために断熱を提供する。
水は、特許文献1に示されたようなバッグインボックス容器に詰められることがある。この特許に示されているように、水は周囲温度で貯蔵され使用される。バッグインボックス容器からの水は、バッグインボックス容器から、水を使用する飲料機器に送られるか、冷水又は温水を供給したいときは水冷却又は水加熱システムに送られる。水冷却又は水加熱システムは、前述したように給水源として逆さにされた5ガロン水瓶を使用する通常のオフィス用冷水器に使用される水冷却及び加熱システムとほぼ同じであろう。そのようなシステムの場合、1回につき、バッグインボックス給水源からの水のほんのわずかな部分しか水冷却リザーバ内で冷却されない。冷却された水が使用されるとき、周囲温度の水が、バッグインボックス給水源から冷却リザーバにポンプにより送られる。冷却された水が小出しされるときに周囲温度の水がリザーバ内の冷水に追加されるので、1回で利用できる冷水の量は、冷却システムリザーバの容量よりある程度少ない量に制限される。特許文献2は、この場合も5ガロン瓶式給水源を使用する水ディスペンサとほぼ同じであるが、瓶式給水源ではなくバッグインボックス給水源を使用する水ディスペンサを示す。この特許文献2の水ディスペンサは、同様に、冷水用リザーバと温水用リザーバを有する。水は、周囲温度のバッグインボックス供給源から、冷却されるために冷水リザーバに又は加熱されるために温水リザーバに重力で流れる。この場合も、標準の5ガロン瓶式冷水器と同じように、1回につき、バッグインボックス給水源からの水のわずかな部分しか水冷リザーバ内で冷却されない。冷水が使用されるとき、周囲温度の水が、バッグインボックス給水源から冷却リザーバに重力で流れる。水バッグインボックス容器内の水全体を冷却し利用可能にすることが望まれる場合は、バッグインボックス水容器を冷蔵庫に水を冷却するのに十分な期間入れる必要がある。これは、バッグインボックス容器の箱を介して冷却を行わなければならないので、時間がかかる工程となる可能性がある。水を比較的速く冷却することはできない。
液体ディスペンサを構成するプラスチック容器等の液体容器が冷蔵庫に入れられるか、1ガロンミルク容器や他の飲料容器等のガラス又はペットボトルが冷蔵庫等の冷却された場所に入れられた場合でも、熱が容器内の液体から容器を介して冷蔵庫内の冷却空気に移動するのにはかなりの時間が必要とされる。
米国特許第6,926,170号 米国特許第6,143,258号
本発明によれば、所定のサイズ及び形状の液体貯蔵容器の内容物を比較的迅速に冷却又は加熱するためのディスペンサは、液体貯蔵容器を収容するレセプタクルであって、液体貯蔵容器の熱移動部分を、レセプタクルと関連付けられた熱伝導パッドと熱伝導関係で位置決めするためのレセプタクルを提供する。ディスペンサの一実施形態では、熱伝導パッドは、レセプタクルの一部分と熱伝導関係で接触するように適応された冷却面又は加熱面を有する。熱伝導パッドと熱伝導関係にあるレセプタクルの部分は、優れた熱伝導特性を有する。レセプタクルに収容された液体貯蔵容器は、容器の熱移動部分が、レセプタクルの熱伝導パッドと熱伝導接触した部分と熱伝導接触した状態でレセプタクル内に位置決めされる。このようにして、熱エネルギーは、熱伝導パッドから、レセプタクルと液体貯蔵容器の熱移動部分を介して、液体貯蔵容器内の液体まで有効且つ効率的に移動される。熱伝導パッドは、高い熱容量を有するので、単位時間に空気より多くの熱を吸収又は放出し、従って、冷蔵庫内のような容器の周囲の冷たい空気による場合又は高温空気環境における容器の周囲の熱い空気による場合よりも(容器の周囲の冷たい空気又は熱い空気が循環する場合でも)容器内の液体を速く冷却又は加熱する。
ディスペンサと関連して様々なタイプの容器を使用することができる。例えば、プラスチックや他の材料で作成された実質的に剛性の容器、半剛性の容器、柔軟な容器、又はバッグインボックス容器等の形状保持パッケージ内の半剛性又は柔軟な容器等を使用できる。本発明のディスペンサの場合、ディスペンサは、液体貯蔵容器がディスペンサに入れられたときに、容器内の全液体を冷却又は加熱して、すぐに利用できるように容器内の全ての液体を所望の温度で維持することができる。特定の時間に利用できる望みの温度の液体の量は、現在の水ディスペンサのように容器から冷却又は加熱リザーバに送られる液体の少ない量に限定されない。更に、液体は、一般に、容器からもっと小さな冷却又は加熱リザーバに移されることなく容器から直接小出しされ、それにより、現在の水ディスペンサの汚染されやすい多くの領域をなくすことができる。
様々なタイプの容器を使用することができ、様々なサイズの容器も使用することができる。しかしながら、液体貯蔵容器を収容するディスペンサのレセプタクルは、一般に、所定のサイズ及び形状の液体貯蔵容器を収容するようにサイズと形状が決められる。従って、任意の所望のサイズの液体貯蔵容器を収容するディスペンサを提供することができる。例えば、ディスペンサは、5ガロン液体貯蔵容器を収容するようにサイズが決めることができ、ディスペンサは、2.5ガロン液体貯蔵容器を収容するようにサイズが決めることができ、ディスペンサは、5リットル貯蔵容器を収容するようにサイズが決めることができ、ディスペンサは、任意の他の所望のサイズの容器を収容し使用するようにサイズが決められてもよい。
ディスペンサは、熱伝導パッドの動作を制御し且つ熱伝導パッドを設定温度又は設定温度範囲内に維持する温度調整ユニットを有する。これにより、熱伝導パッドと、熱伝導パッドと熱伝導接触している液体貯蔵容器の熱移動部分との間で熱を移動させて、まず液体貯蔵容器の熱移動部分と液体貯蔵容器内の液体とを冷却又は加熱し、次に液体貯蔵容器内の液体を設定温度又は設定温度範囲内に維持する。温度調整ユニットは、実際に、熱伝導パッドで加熱又は冷却を行ってもよく、熱伝導パッドの加熱又は冷却を制御してもよい。例えば、温度調整ユニットは、熱伝導パッドを冷却する、熱伝導パッドと関連した管を通して冷媒を循環させる冷却ユニットとすることができる。温度調整ユニットは、熱伝導パッドの温度を監視し、熱伝導パッドを設定冷却温度又は設定温度範囲に維持するように必要に応じて冷媒を供給する。加熱を必要とする場合、温度調整ユニットは、熱伝導パッドを加熱する、熱伝導パッドと関連した管を通して加熱流体を循環させる加熱ユニットとすることができ、熱伝導パッドを加熱する、熱伝導パッドと関連した加熱コイルを有していてもよい。温度調整ユニットは、熱伝導パッドの温度を監視し、必要に応じて高温流体又は他の加熱を供給して、熱伝導パッドを予め設定された暖かい温度若しくは熱い温度又は予め設定された暖かい温度若しくは熱い温度範囲に維持する。
代替として、熱伝導パッドは、実際に、ペルチェ素子の使用等により電気を低温に変換してもよく、やはりペルチェ素子の使用により又は埋め込まれた抵抗加熱コイル等により熱を生成してもよく、温度調整ユニットは、熱伝導パッドの温度を監視し、熱伝導パッドに供給される電気を制御して、熱伝導パッドの温度を所望の設定レベルで維持する。熱伝導パッドを冷却又は加熱する任意の方法を使用することができ、熱伝導パッドの冷却又は加熱を制御する任意の方法を使用することができる。本発明のディスペンサの重要な特徴は、熱伝導パッドが、液体貯蔵容器と熱伝導関係で使用されて、容器及び容器に収容された液体の冷却と加熱が、容器のまわりの雰囲気(冷却空気又は加熱空気)からの熱移動によって達成されるよりも改善され迅速になることである。液体貯蔵容器を収容するレセプタクルの構成により、容器が熱伝導パッドと熱伝導関係で配置される。また、容器がディスペンサ内に配置されたとき、ディスペンサは、液体貯蔵容器内の実質的に全ての液体を冷却又は加熱し、液体貯蔵容器内の実質的に全ての液体を所望の温度に維持する、
示したように、本発明のディスペンサには、様々なタイプの容器及びサイズを使用することができる。本発明の一様相では、特別なバッグインボックス容器が、本発明のディスペンサと共に使用する液体貯蔵容器として満足なものであることが分かった。本発明のバッグインボックス容器は、箱内に配置された少なくとも1個の熱伝導窓を有し、この熱伝導窓は、内容物の冷却又は加熱が必要なときに箱を介してバッグ及び箱内のバッグの内容物への熱移動を促進するバッグインボックス容器の熱移動部分を形成する。これにより、箱内のバッグの内容物を冷却又は加熱するための箱の外側から熱伝導窓を介した箱の内容物への熱移動が、箱を介して又は箱の通常の構成を介して通常行われるよりもより迅速になる。熱伝導窓は、バッグの窓の隣接する部分を箱の外部環境に直接露出させるために開くことができる箱の一部分でもよく、一般に箱を形成する波形材料ではなく、良好な伝熱特性を有する薄いプラスチック材料を有する領域等、良好な伝熱特性を有する材料でできた箱の一領域でもよい。例えば、熱伝導窓は、箱内のバッグが開口部から外側に膨むのを防ぎ、それによりバッグが損傷するのを防ぐ薄いプラスチックフィルムで覆われた箱の開口部でもよく、熱伝導窓は、箱が波形プラスチック材料でできている場合、波形プラスチック材料が平坦化され熱融着されるか溶融されて、箱の残りの部分を形成する波形プラスチック材料よりも良好な伝熱特性を有する中実プラスチック材料を形成した領域でもよい。
本発明のディスペンサにより、熱伝導パッドと熱伝導関係にある熱伝導窓は、熱伝導パッドの冷却又は加熱面とバッグインボックス容器の内容物との間の良好な伝熱を可能にする。これにより、容器の内容物の冷却又は加熱は、バッグを収容する箱を冷却又は加熱された環境に配置したときに実現されるより、又は箱を形成する通常の段ボール紙や他の材料の外側の熱伝導面との接触によって実現されるより迅速になる。例えば、熱伝導窓が、バッグを露出させるために開くことができる箱の領域の場合、その領域が開かれ、箱がディスペンサ内に配置され、その結果、バッグの露出部分が、熱伝導パッドの冷却又は加熱面と直接熱伝導接触して配置される。
従って、一様相では、本発明は、外殻内に内部貯蔵領域を備えた箱を有するバッグインボックス液体貯蔵容器を提供する。外殻は、外殻を介した内部貯蔵領域への伝熱を容易にするために、外殻に配置された少なくとも1個の熱伝導窓を有する。箱の内部貯蔵領域には、箱又は外殻内に液体を収容する「バッグ」を形成する柔軟な内袋、半剛性の内側容器、又は実質的に剛性の内側容器等の内側容器が配置される。内側容器は、内側容器の内容物と熱伝導窓の間の伝熱を促進するために、少なくとも1個の熱伝導窓と熱伝導接触状態で位置決め可能である。有利には、内側容器と熱伝導接触している熱伝導窓は、組み立てられたバッグインボックス貯蔵容器から内側容器や内側容器の液体内容物を取り出すことなく、内側容器の内容物を加熱又は冷却することを可能にする。
本発明は、また、少なくとも1個の熱移動部分を有する液体貯蔵容器を得るステップを含む、液体貯蔵容器内に貯蔵された液体の温度を調整する方法を提供する。この方法は、得られた液体貯蔵容器を、液体貯蔵容器の少なくとも1個の熱移動部分がレセプタクル内の少なくとも1個の熱伝導パッドと熱伝導接触するようにディスペンサ内の収容レセプタクルに入れるステップを含む。次に、この方法は、少なくとも1個の熱伝導パッドの温度を調整し、これにより、少なくとも1個の熱伝導パッドが、熱伝導パッドと液体貯蔵容器に収容された液体との間で液体貯蔵容器の少なくとも1個の熱移動部分を介して熱エネルギーを移動させて、容器内の液体の温度と熱伝導パッドの温度を等しくするステップを有する。
また、本発明は、液体貯蔵容器内に貯蔵された液体の温度を調整する前述の方法においてバッグインボックス貯蔵容器を使用する方法を提供する。この方法は、液体を中に有するバッグインボックス液体貯蔵容器であって、バッグインボックス液体貯蔵容器の熱移動部分を形成するためにバッグインボックス貯蔵容器の箱に少なくとも1個の熱伝導窓を有するバッグインボックス液体貯蔵容器を獲得すること、及びバッグインボックス貯蔵容器を、バッグインボックス液体貯蔵容器内の少なくとも1個の熱伝導窓が、収容レセプタクルに配置された少なくとも1個の熱伝導パッドと熱伝導関係になるようにディスペンサの収容レセプタクル内に配置することを含む。
本発明の更に他の特徴及び利点は、本発明の特徴を例示によって示す添付図面と関連して行われる以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
添付図面に、本発明を実施するために現在意図されている最良の形態を示す。
本発明の一実施形態によるバッグインボックス貯蔵容器の斜視図である。 図1のバッグインボックス貯蔵容器の断面正面図である。 図1のバッグインボックス貯蔵容器の断面側面図である。 本発明の別の実施形態によるバッグインボックス貯蔵容器の断面正面図である。 図4のバッグインボックス貯蔵容器の図4に矢印5−5で囲まれた部分の拡大した断片的な断面正面図である。 図5と類似の図であり、本発明の異なる実施形態を示す。 本発明の一実施形態によるディスペンサの斜視図であり、図1のバッグインボックス液体貯蔵容器がディスペンサの収容レセプタクル内に入れる準備ができた状態を示す。 図7のディスペンサの斜視図であり、図1のバッグインボックス液体貯蔵容器がディスペンサの収容レセプタクルに入れられた状態を示す。 図8のディスペンサの正面図である。 図7のディスペンサの拡大した断片的な断面正面図であり、図1のバッグインボックス液体貯蔵容器が収容レセプタクルに入れられる準備ができた状態を示す。 図8のディスペンサの断片的な断面正面図であり、バッグインボックス液体貯蔵容器が収容レセプタクル内に入れられた状態を示す。 図11と類似の図8のディスペンサの断片的な断面正面図であり、図4のバッグインボックス貯蔵容器が収容レセプタクルに入れられた状態を示す。 図12のディスペンサの図12で矢印13−13で囲まれた部分の拡大した断片的な断面正面図である。 図13と類似しているが、図12のディスペンサ内の図6のバッグインボックス容器を示す図である。 図11と類似の図8の貯蔵容器の断片的な断面正面図であり、図1のバッグインボックス貯蔵容器からの柔軟内袋内側容器が、箱から取り出され、収容レセプタクルに直接入れられた状態を示す。 本発明の一実施形態によるディスペンサの分解斜視図であり、図7のディスペンサのカバーを示す。 図16の組み立てたディスペンサの斜視図である。 図17の小出しステーションの拡大した断片的な断面正面図であり、更にディスペンサに取り付けられた液体加熱ユニットを示す。 図7のディスペンサの斜視図であり、本発明の剛性液体貯蔵容器がディスペンサの収容レセプタクル内に入れられる準備ができた状態を示す。 図19のディスペンサの斜視図であり、図19の液体貯蔵容器がディスペンサの収容レセプタクルに入れられた状態を示す。 図20の線21−21で切断した断片的断面側面図である。 図7のディスペンサの斜視図であり、本発明のバッグインボックス液体貯蔵容器の異なる実施形態を示す。 図22のディスペンサの斜視図であり、図22のバッグインボックス液体貯蔵容器がディスペンサの収容レセプタクルに入れられた状態を示す。 図23の線24−24で切断した断片的な断面側面図である。 レセプタクルの側面の熱伝導パッドの代替構成を示すディスペンサレセプタクルの一部分の断片縦断面である。 図25と類似したディスペンサレセプタクルの一部分の断片的縦断面であり、レセプタクルの側面の熱伝導パッドの更に他の代替構造を示す。 図25と類似したディスペンサレセプタクルの一部分の断片的縦断面であり、レセプタクルの側面の熱伝導パッドの更に他の代替構造を示す。
次に、図面に示した例示的な実施形態を参照する。本明細書では、それらの実施形態を説明するために特定の文言が使用される。しかしながら、それにより本発明の範囲を限定することを意図するものでないことを理解されたい。本明細書に示した本発明の特徴の変更及び更になる変形、並びに本明細書に示した本発明の原理の更なる応用は、関連技術に熟練し且つこの開示を所持する当業者であれば思いつくことができ、本発明の範囲に入るものと考えるべきである。
本発明は、一般に、液体容器と共に使用するための液体ディスペンサを提供する。液体ディスペンサは、特定のサイズと形状の液体貯蔵容器を収容するようにサイズと形状が決められたレセプタクルを支持するスタンドを有する。このレセプタクルは、液体貯蔵容器がレセプタクル内に置かれたときに液体貯蔵容器と熱伝導関係になるようにレセプタクル内に位置決めされた少なくとも1個の熱伝導パッドを有する。ディスペンサは、また、熱伝導パッドの温度を制御する温度調整ユニットを有する。液体貯蔵容器から液体を小出しするための小出し手段は、通常、液体貯蔵容器の弁又は注ぎ口として備えられており、ディスペンサは、ユーザが小出し手段に容易に接近できるようにする。
本発明の液体ディスペンサは、様々なタイプの液体貯蔵容器と共に使用することができる。容器は、プラスチックや他の材料で作成された剛性容器、半剛性容器、柔軟容器、又はバッグインボックス容器でよい。本発明の一様相では、液体ディスペンサは、バッグインボックス容器に詰められた液体を有効に冷却又は加熱し、その後その温度を維持するように構成され、またバッグインボックス容器の内容物全体を比較的迅速に冷却し加熱できるようにするバッグインボックス容器の独特な構造を提供する。本発明は、最初に、本発明の液体貯蔵容器の例であり、本発明のディスペンサ内で使用可能なこの特別なバッグインボックス容器と関連して説明される。
バッグインボックス容器は、箱の形の外殻を有する。外殻又は箱は、波形段ボール紙材料、他の段ボール紙材料、波形プラスチック材料、又は類似の材料で作成することができる。柔軟内袋やバッグ等の内側容器は、バッグインボックス貯蔵容器を構成するために外殻の内部に配置可能である。内側容器は、通常、箱内の内側容器の内容物を小出しすることができる注ぎ口又は弁を有する。
本発明のバッグインボックス容器は、少なくとも1個の熱伝導窓を備え多外殻又は箱を有する。熱伝導窓は、取り外し可能でもよく、外殻の比較的薄い部分でもよい。熱伝導窓は、内側容器が外殻又は箱に配置されたときに内側容器と熱伝導接触する。熱伝導窓と内側容器の間の熱伝導接触は、内側容器の内容物と外殻との間の熱の形の熱エネルギーの移動を可能にする。必要に応じて内側容器の内容物を加熱又は冷却するために、外殻の熱伝導窓を介して内側容器の内容物に熱を加えたり内容物から熱を取り出したりすることができる。熱伝導窓は、バッグインボックス容器の熱移動部分となる。
図1〜図3に示したように、全体が10で示された本発明の一実施形態によるバッグインボックス液体貯蔵容器は、液体又は集合体(aggregate)材料の貯蔵に使用されるものとして示されている。貯蔵容器10は、箱20と、柔軟内袋60の形の内側容器を有する。
箱20は、外殻22を形成し、外殻22は、外殻又は箱内に内部貯蔵領域24を形成する。外殻22は、箱20を形成するように互いに接合された複数の側面30と1個の底面31を有する。外殻22は、また、箱20の上面33に開閉可能な蓋32を有する。開閉可能な蓋32は、図1と図2に示したような閉位置と図3に示したような開位置とに折り畳むことができる2枚の扉又はフラップ34を有する。柔軟内袋60は、開閉可能な蓋32を介して箱20の内部貯蔵領域24に入れることができる。外殻22は、ボール紙やプラスチック等の波形絶縁材料で形成することができる。箱20は、四角形状を有することができる。例えば、箱20は、図1〜図3に示したように長方形又は正方形とすることができる。代替として、箱20は、円筒形や三角形等の他の形状を有することもできる。
外殻22は、全体が26で示された少なくとも1個の熱伝導窓を有する。熱伝導窓26は、外殻を介した内部貯蔵領域24内への熱伝導を促進するために、外殻22内に配置される。図1〜図3の実施形態では、熱伝導窓26は、外殻22の側面30を貫通する穴又は開口部28である。開口部28は、外殻22に開口し内部貯蔵領域24とその中の柔軟内袋60を露出させる、即ち、内部貯蔵領域24と柔軟内袋60への直接的な接近を可能にする。開口部28は、ユーザがバッグインボックス容器の内容物の冷却又は加熱のために本発明のディスペンサに箱10を入れる準備ができたときに作られる。即ち、箱10の一以上の側面30の一以上の部分からユーザがパネル29(図9)を取り外すことによって開口部28が作られ、これにより熱伝導窓26を形成することができる。パネル29を窓から内部貯蔵領域24内に折り込むか箱から完全に取り外すこと等により熱伝導窓開口部28を作成するために、パネルは、外殻22と一体的に外殻の一部分から取り外し可能に形成することができる。一実施形態では、外殻22は、段ボール紙や他の材料で形成され、少なくとも一側面30が、上側及び下側熱伝導窓ミシン目35と熱伝導窓中心ミシン目36(図9)を有する。ユーザは、パネルフラップ37を形成するために、上側及び下側熱伝導窓ミシン目35と熱伝導窓中心ミシン目36を破壊して切り離し、このパネルフラップ37を箱10内に折り込んで箱を補強することができる。フラップ37は、上側及び下側ミシン目35並びに中心ミシン目36を切り離す、即ち破壊するときに上側及び下側熱伝導窓ミシン目35の端の間に延在する線38に沿って容易に折り曲げることができ、線38に沿ってフラップ37用のヒンジが形成される。フラップは箱側面30に繋がったままとなる。フラップ37は、箱内に折り込まれて除去され、熱伝導窓26が開けられる。或いは、ミシン目は、熱伝導窓26全体のまわり、即ち上側及び下側ミシン目35と上側及び下側ミシン目35の端の間の線38に沿って完全に提供されてもよく、その結果、ユーザは、パネル29を側面30から切り離して完全に除去して熱伝導窓26を形成することができる。
外殻22は、また、1対の取っ手40を有する。取っ手40は、外殻22の1対の反対側の側面30のミシン目によって形成されたフラップ42によって形成される。フラップ42は、内部貯蔵領域24内に押し込んで折り畳み、取っ手40を形成できる(図2参照)。フラップ42が折り畳み位置にあるとき、外殻22に小さい穴44が開けられて取っ手が作成される。ユーザは、自分の手を開口部44に入れてバッグインボックス容器10を持ち上げることができる。
外殻22は、また、注ぎ口用開口部46を有する。注ぎ口用開口部46は、外殻22を貫通するミシン目49によって形成されたフラップ48によって形成することができる。注ぎ口68は、通常、柔軟内袋60の底側に配置されており、輸送と貯蔵の際は、内部貯蔵領域24内のフラップ48の近くに配置される。使用準備ができたとき、ユーザは、ミシン目を切り離し、フラップ48を外方に引っ張って開口部46を開けるかフラップ48を外殻22内に内側に折り込んで、十分に余裕のある注ぎ口用開口部46を形成する。これによって、ユーザが、注ぎ口用開口部46を通して外殻22内に十分奥まで手を入れ、内部貯蔵領域24の内部から注ぎ口68を引き出すことができる。図1に示したように、注ぎ口を開口部46から引き出した後で、フラップ48を外殻22に向けて押し返して注ぎ口の周りに位置決めし、フラップ48を適所に保持することができる。次に、箱から柔軟内袋60を取り出したり箱の蓋34を開いたりすることなく、柔軟内袋60の液体内容物を注ぎ口68から小出しすることができる。注ぎ口68は、一般に、ユーザが内袋からの液体の流れを開始し、停止し、制御することができるように中に弁74を有する。
柔軟内袋60は、開閉可能な蓋34を介して内部貯蔵領域24内に配置可能である。しかしながら、これは、内袋の充填前又は充填時に行われ、所望の液体で満たされたバッグインボックス容器は、蓋34が閉じられ内袋60が満杯の状態で、輸送され、貯蔵され、ユーザに供給される。柔軟内袋60は、柔軟なプラスチック材料の一以上の層で形成された薄い膜62によって形成されている。現在、バッグインボックス容器の内袋を形成するプラスチック膜は、内袋に貯蔵された液体の香りに悪影響を及ぼさない低密度ポリエチレンフィルム等の食品用プラスチック材料の内側層と、大気からの酸素や他の気体が内袋の液体に達するのを防ぐマイラやナイロン等の酸素不浸透性材料の外側層を備えた2層プラスチック材料で作成されている。ほとんどの食品の品質低下は、食品が酸素にさらされることによって引き起こされる。薄い膜62は、柔軟であり、内部貯蔵領域24の形状に順応して、柔軟内袋60が液体又は集合材料で満たされたときに内部貯蔵領域を実質的に満杯にすることができる。
柔軟内袋60は、また、取っ手66(図3)と注ぎ口68を備えてもよい。取っ手66は、柔軟内袋60の上端に配置され、柔軟内袋を箱20から取り出したり柔軟内袋を箱20に入れたりするのを容易にすることができる。注ぎ口68は、柔軟内袋60上の柔軟内袋60の取っ手66と反対端に配置される。注ぎ口68は、柔軟内袋60を貫通する穴を有する。従って、注ぎ口68は、一般に、柔軟内袋60の底部に配置され、内袋60が箱の外殻22内に配置されたときにフラップ48の近くに位置決めできる。注ぎ口68は、中間通路部分70と、中間通路部分70より大きい径の終端弁部分72とを備えてもよい。終端弁部分70には弁74が含まれる。弁74が開かれたときに、柔軟内袋の液体内容物を、注ぎ口68を介して柔軟内袋から出すことができる。弁74は、通常、ユーザによって開かれたとき以外、柔軟内袋60からの流れを止める閉位置にある。内側容器又はバッグが柔軟なバッグ又は内袋であるバッグインボックス容器の利点は、バッグ内の液体がバッグから流れ出たときに、バッグが容易にしぼみ、バッグに液体の小出しを妨げる真空領域ができないことである。液体がバッグから流れ出るときに空気がバッグに流れ込むことを可能にする通気孔は不要である。
柔軟内袋60が内部貯蔵領域24内にある状態で液体で満たされるか、充填された柔軟内袋が内部貯蔵領域24に入れられたとき、薄い膜62は、外殻22の底面31及び側面30と隣接し、また少なくとも1個の熱伝導窓26に隣接して配置される。図9に示したように、パネル29が熱伝導窓26の適所にある場合、外殻22は、バッグインボックス容器の輸送と貯蔵を容易にする構造的に完全な閉じた箱となる。しかしながら、熱伝導窓26のパネル29が開けられるか又は除去されたときは、熱伝導窓26に隣接して内部貯蔵領域24内に配置された柔軟内袋60の薄い膜62は、外殻の外側に露出し、熱伝導窓26の開口部28から張り出す膨らみ又は突出部64(図1と図2)を形成する。柔軟内袋60の露出部分64は、箱20の断熱材による妨げなしに、柔軟内袋60の内容物と箱の外部との間で熱エネルギーを伝達することができる。このようにして、熱伝導窓26は、柔軟内袋60の内容物と、箱の外側の周囲大気との間、又は柔軟内袋60の熱伝導窓から突出している部分と熱伝達関係にある箱の外側の熱エネルギー源との間の熱移動を容易にする。
本発明のこのバッグインボックス容器の様相の特定の利点は、熱伝導窓26が、バッグインボックス貯蔵容器10の内容物を冷却又は加熱するための熱伝導経路を提供することである。具体的には、熱伝導窓は、柔軟内袋の内容物に対してより直接的で断熱性の低い熱伝導経路を提供する。その結果、この熱伝導経路によって、内容物をより少ない熱エネルギーで加熱又は冷却することができ、内容物を所望の温度にするのに必要な時間が、そのような熱伝導窓のないバッグインボックス貯蔵容器より短くなり好都合である。
図4と図5に示したように、全体が100で示された本発明の別の実施形態によるバッグインボックス貯蔵容器が、液体又は集合材料を貯蔵するために使用されるものとして示されている。貯蔵容器100は、箱120と柔軟内袋60を有する。箱120は、波形プラスチック材料等の断熱材料で作成された外殻122、開閉可能な蓋34、取っ手40、及び注ぎ口用開口部(図示せず)を有する。更に、箱120は、全体が126で示された少なくとも1個の熱伝導窓を有する。熱伝導窓126は、外殻122の側面130に配置され、外殻122より薄い断熱材料部分132を有する。従って、前述の貯蔵容器10と対照的に、貯蔵容器100は、外殻122を貫通して熱伝導窓126を形成する開口部がなく、その代わりに、外殻122の側壁130に、熱伝導窓126を形成する薄くより熱伝導性の高い部分132を有する。熱エネルギーは、外殻122の薄くより熱伝導性の高い部分132を、厚くより断熱性の高い部分よりもよく伝わり、従って、側壁の薄くより熱伝導性の高い部分132は、箱100の外部から箱の内部貯蔵領域124、その中の内袋60、及び内袋60の内容物への熱移動を容易にすることが分かるであろう。外殻が波形プラスチック材料で作成されるとき、薄い熱伝導窓は、波形プラスチック材料を圧縮して波形をなくし、材料を加熱溶融して(波形の絶縁特性のない)中実なプラスチック材料とし、それにより熱伝導性を高めることによって形成することができる。
柔軟内袋60の薄く柔軟な膜162は、柔軟内袋が液体又は集合材料で満たされたときに内部貯蔵領域の形状に従う。従って、柔軟内袋60は、側壁130の薄い部分132の場所で僅かに膨らんで突出部164を形成して熱伝導窓126と接触する。このようにして、柔軟内袋60は、熱伝導窓126と熱伝導接触し、熱は、箱100の外部と柔軟内袋6の内容物との間で、熱伝導窓126と柔軟内袋の柔軟膜162を介した伝導により移動することができる。
代替として、図6に示したように、図1〜図3の実施形態に示したような開口熱伝導窓26を設けるために開口部28を形成したバッグインボックス容器10は、図1と図2に示したような開口熱伝導窓26から内袋が突出するのを防ぐために、開口熱伝導窓26が熱伝導特性の高い被覆材料134が覆われてもよい。この内袋が突出は、出荷及び貯蔵の際のバッグインボックス容器と取り扱いの邪魔になる。従って、図1〜図3のバッグインボックス容器10の側面30は、薄いプラスチックシート被覆材料又は薄い紙被覆材料134で包まれてもよく、この被覆材料は、開口熱伝導窓の上に膜を形成し、内袋がバッグインボックス容器10の外殻22の外側面より突出するのを抑制する。開口熱伝導窓を覆う材料は、バッグインボックス容器の熱伝導部分となり、図4と図5の熱伝導窓126と類似の被覆熱伝導窓128を形成する。箱10を材料134で包むのではなく、この材料は、箱の側面30に開口熱伝導窓26を覆うように付着させて被覆窓128を形成する材料片として設けてもよく、箱の側面30の開口熱伝導窓26を覆うように付着させて、開口熱伝導窓26を提供するために除去できる取り外し可能な材料片であってもよい。
図1〜図6に示したようなバッグインボックス液体貯蔵容器等の液体貯蔵容器の液体内容物の温度を制御し、且つユーザが液体貯蔵容器から液体内容物を小出しすることを可能にする本発明のディスペンサの全体が図7〜図9において200で示されている。ディスペンサ200は、全体が220で示された液体貯蔵容器を収容するためのレセプタクル、全体が280で示された少なくとも1個の熱伝導パッド、及び全体が240で示された温度調整ユニットを有する。
液体貯蔵容器を収容するためのレセプタクル220、温度調整ユニット240、及び熱伝導パッド280は、スタンド212によって支持され位置決めされている。スタンド212は、また、図9で棚214上に示された容器10等の追加の液体貯蔵容器を貯蔵するための下側貯蔵棚214を有する。スタンド212は、レセプタクル220に収容されたバッグインボックス容器100等の液体貯蔵容器の注ぎ口68を、ユーザが液体貯蔵容器から液体を小出しするために接近する位置に位置決めするように構成される。スタンド212は、レセプタクル220の底部にある開口スロット222の注ぎ口68を、ディスペンサ200から液体を小出するのに便利でユーザが開口部234を通して接近できる高さに位置決めする。
容器レセプタクル220は、スタンド212の上側部分216(図7と図8)内に配置され、前述され図1〜図6に図示されたバッグインボックス液体貯蔵容器10又は100のいずれかのような液体貯蔵容器を収容するようにサイズと形状が決められている。容器レセプタクル220は、液体貯蔵容器10又は100から突出する注ぎ口68の中間通路部分70を受けるようにサイズと形状が決められたスロット222を有する。スロット222は、注ぎ口68の破損を防ぎ、レセプタクルを構造的に補強し、及び/又はレセプタクルをより審美的にするために、スロット222から離間した関係で被せられたカバー232を有する。カバー232は、注ぎ口68がスロット222の下部に配置されたときにユーザが注ぎ口68に接近できるようにする下側開口234を有する。液体貯蔵容器レセプタクル220は、少なくとも1個の切欠き224、好ましくは2個の反対側に配置された切欠き224を有し、この切欠きは、液体貯蔵容器を液体貯蔵容器レセプタクル220内に配置するのを容易にする。具体的には、切欠き224は、レセプタクル220(図8)に収容されたときの液体貯蔵容器10又は100の取っ手40に対する接近を可能にし、その結果、液体貯蔵容器を持ち上げてディスペンサ200の収容レセプタクル220に出し入れするのが容易になる。
ディスペンサ200は、液体貯蔵容器がレセプタクルに入れられたときに液体貯蔵容器と熱伝導関係になるようにレセプタクル220に対して位置決めされた少なくとも1個の熱伝導パッド280を有する。熱伝導パッドは、熱を吸い取りそれによりレセプタクルに収容された液体貯蔵容器内の液体を冷却するために冷却されるか、熱を提供しそれにより液体貯蔵容器内の液体を加熱するために加熱される。図7〜図9の実施形態では、ディスペンサ200は、2個の熱伝導パッド280を有し、各熱伝導パッド280は、液体貯蔵容器10が貯蔵容器レセプタクル220内に配置されたときに、貯蔵容器レセプタクル220の両側の側壁230の液体貯蔵容器10の熱伝導窓26の位置に対応する位置に結合される。レセプタクル220が、熱伝導金属等の高い熱伝導率を有する材料で形成された場合、熱伝導パッドは、図示したように、レセプタクルの壁を介して熱を移動させるためにレセプタクルの壁の外側に配置されてもよい。図7〜図9の実施形態では、各熱伝導パッド280は、熱伝導パッド板282を有し、その一面は、レセプタクル220の側壁230の外側面に直接当接させて配置され、その結果、熱伝導パッド板282の表面の冷たさ又は温かさが、伝導により直接又はレセプタクル220のレセプタクル側壁230を介して伝えられ、そこから、液体貯蔵容器の熱伝導窓を介して容器の内容物に直接伝えられる。従って、熱伝導パッド板282は、液体貯蔵容器がレセプタクル220内に入れられたときに液体貯蔵容器の内容物を素早く冷却又は加熱するために、熱エネルギーをレセプタクル側壁230を介して液体貯蔵容器10又は100(図11と図12を参照)の2個の側面に提供する。
レセプタクルが、高い熱伝導率を有する材料で作成されていない場合、又は他の理由でレセプタクル側壁を介した熱移動を回避したい場合、熱伝導パッド板282は、液体貯蔵容器と直接熱接触するように、具体的には液体貯蔵容器の熱移動部分を形成する熱伝導窓と直接熱接触するようにレセプタクルに対して取り付けることができる。熱伝導パッド板282はレセプタクルの壁に埋め込まれてもよい。例えば、レセプタクル側壁285の壁小室、壁凹部又は壁切欠き284等に埋め込まれる(図25を参照)。或いは、熱伝導パッド板282は、レセプタクル側壁286を有するレセプタクルのレセプタクル壁286の内側面に取り付けられる(図26を参照)。いずれの場合も、液体貯蔵容器の熱伝導窓と直接接触するように取り付けられる。図25と図26に示したように、バッグインボックス容器10の箱外殻22の熱伝導窓から突出した内側容器又は内袋60は、熱伝導パッド板282と直接熱接触する。図27に示したような更に他の代替では、レセプタクルのレセプタクル側壁287は、それを貫通して開口288を形成するために切り取られており、熱伝導パッド板282が側壁287の外側面に取り付けられている。そのような実施形態では、柔軟な内側容器又は内袋60は、開口288を通って張り出し、熱伝導パッド板282と直接接触して、熱伝導パッド板282から液体容器60に直接熱を伝達させる。図27のこの構成は、開口288を通して突出して、従って熱伝導パッド板282と直接熱接触する柔軟又は半柔軟(半剛性)容器に対してだけに有効に使用するこができる。
熱伝導パッドの温度は、温度調整ユニットによって制御される。温度調整ユニットは、熱伝導パッドの動作を制御し、熱伝導パッドを設定温度又は設定温度範囲内に維持する。温度調整ユニットは、熱伝導パッドを加熱又は冷却してもよく、熱伝導パッドによる加熱又は冷却を制御してもよい。例えば、温度調整ユニットは、熱伝導パッドを冷却する熱伝導パッドと関連した管を通して冷媒を循環させる冷却ユニットでもよく、温度調整ユニットは、熱を生成して熱伝導パッドを加熱してもよい。代替として、熱伝導パッド自体が、ペルチェ素子の使用等により電気を冷却に変換したり、ペルチェ素子の使用又は熱伝導パッドに埋め込まれた抵抗加熱コイルの使用等により電気を熱に変換したりする等によって加熱又は冷却を行ってもよく、温度調整ユニットは、熱伝導パッドの動作及び温度を制御する。熱伝導パッドを冷却又は加熱する任意の方法を使用することができ、熱伝導パッドの冷却又は加熱を制御する任意の方法を使用することができる。
図7〜図9の実施形態では、温度調整ユニット240は、貯蔵容器レセプタクル220の隣りに配置される。例えば、温度調整ユニット240は、貯蔵容器レセプタクル220の下のスタンド212の棚216に配置することができる。温度調整ユニット240は、液体貯蔵容器レセプタクル220の温度を調整するための熱エネルギーを生成する。一様相では、温度調整ユニット240は、熱を生成してレセプタクル220を加熱することができる。別の様相では、温度調整ユニット240は、熱を除去してレセプタクル220を冷却することができる。従って、温度調整ユニット240は、冷却ユニット、ヒートポンプ、ヒータ、ボイラー、チラー(chiller)、又はこれらの装置の組み合わせでよい。
図示したような温度調整ユニット240は、現在既知で市販され冷蔵庫に使用されているような冷却ユニットの代表例であり、コイル244に結合されたコンプレッサ242を有する。コイル244は、コイルの周囲の大気等の周囲温度領域(ambient temperature well)と熱感応流体との間で熱を移動するように構成される。熱感応流体は、冷媒又は冷却剤でよい。例えば、熱感応流体は、クロロフルオロカーボン(CFC)化合物等のハロメタンでよい。熱感応流体は、温度調整ユニット240から熱エネルギーを受け取り、その熱エネルギーを伝導パッド280との間で移動することができる。温度調整ユニット240は、また、熱感応流体と周囲大気からの熱エネルギーの移動を容易にする冷却フィン246を備えてもよい。図示したような温度調整ユニットが冷却ユニットの場合、熱感応流体は、冷却された冷媒であり、温度調整ユニットから熱伝導パッド280まで、熱伝導パッド板282と伝熱関係で固定された冷却剤配管247を介して循環されて熱伝導パッド板282を冷却する。これにより、次に、レセプタクル側壁230の熱伝導板282に対して当接させて位置決めされた部分を冷却して、レセプタクルに収容された流体貯蔵容器と容器内に収容された流体を冷却する。
図7〜図9に示したような温度調整ユニット240が冷却ユニットの代表例として示されているが、このような温度調整ユニット240は、容易に、配管247を通して循環される加熱流体を生成して、熱伝導パッド板282を加熱し、そしてレセプタクル側壁230の熱伝導板282に対して当接させて位置決めされた部分を加熱して、レセプタクル内に収容された流体貯蔵容器と容器内に収容された流体を加熱する加熱ユニットの代表例となり得る。
温度調整ユニットは、熱伝導パッドの温度に応じて冷却ユニット又は加熱ユニットへの電力を制御するために、図7に概略的に示したサーモスタット制御スイッチ248を備えることができる。スイッチ248は、任意の所望の位置に配置され、熱伝導パッドの温度と温度調整ユニット240によって生成される熱エネルギーを選択的に制御することができる。従って、サーモスタットスイッチ248は、レセプタクル220を、貯蔵容器レセプタクル内に配置された液体貯蔵容器の内容物に適した温度に冷却又は加熱するように設定することができる。温度調整ユニット220は、電源に接続される。電源は、電池(図示せず)でもよく、壁面ソケットに差し込むことができる壁面コンセント250でもよい。
使用において、液体貯蔵容器から液体を小出し、小出しされる液体の温度を制御したいとき、ユーザは、本発明の液体ディスペンサを取得し、小出ししたい液体の容器であって使用する特定のディスペンサに適合する容器を取得する。例えば、ユーザが図7〜図9に示したような液体ディスペンサ200を取得した場合は、ユーザは、次に、その特定のディスペンサのレセプタクル220に適合するようにサイズが決められた液体貯蔵容器を取得することになる。図7に示したように、ユーザは、バッグインボックス容器10を取得することができる。図9に示したように、ユーザは、ディスペンサ200の下側貯蔵棚214からバッグインボックス容器10を取得することができる。図9のディスペンサの貯蔵棚214又は他の任意の貯蔵領域からバッグインボックス容器を取得した場合、ユーザは、ミシン目35及び36を破ってフラップ37を箱内に折り込むか、ミシン目35、36及び38を破って箱からフラップ37を除去することによって、熱伝導窓26を開ける。ユーザは、また、フラップ48に沿ってミシン目49を破って箱注ぎ口用開口部46を開け、箱注ぎ口用開口部46を介して箱から内袋注ぎ口68を引き出すことになる。上記ステップの前又は後で、まだ準備ができていない場合は、ユーザは、取っ手フラップ42のまわりのミシン目を破って取っ手フラップ42(図2)を箱の中に折り込んで開口部44と箱取っ手40を作成する。これにより、図1に示したようなバッグインボックス容器10ができる。ユーザは、取っ手40を使って箱10を取り上げ、箱10を図7に示したような収容レセプタクル220の上に持ち上げ、バッグインボックス容器10をレセプタクル220内に図8に示した位置まで降ろす。バッグインボックス容器10をレセプタクル220内に降ろす際に、ユーザは、注ぎ口68の中間の細い部分70がスロット222の上部に入り、容器がレセプタクル内に下ろされるときにスロット222に沿って摺動するように注ぎ口68を注意深く位置合わせする。スロット222は、図8と図9に示したようにスロット222の下端において注ぎ口を拡張位置に保持する。この位置で、注ぎ口は、容器から液体を小出しするために操作される準備ができる。しかしながら、容器から液体を小出しし始める前に、容器内の液体の温度の調整と調節を開始するために温度調整ユニットが作動される。
図10は、図7にも示したように、レセプタクル220上に位置決めされレセプタクル220内に降ろす準備ができたバッグインボックス容器10を示す。レセプタクル220は、傾斜した上部フランジ236を有し、この上部フランジ236は、容器をレセプタクル内に導くのに役立ち、また内袋の膨らみ64をレセプタクル内に導くのに役立つ。図11は、図10と類似しているが、図8と同じようにレセプタクル220内に降ろされた箱10を示す。図11に示したように、箱10がレセプタクル220内の収容位置にあるとき、内袋60の膨らみ64は、実質的に、熱伝導パッド板282と隣接してレセプタクル内側壁に当接し、その結果、熱エネルギーが、熱伝導パッド板282と内袋内の液体との間で、レセプタクル壁230と内袋シート62を介して伝導により移動される。熱伝導窓26には外殻材料がないので、熱エネルギーは外殻材料22を介して移動されない。容器10の内容物を冷却する場合、容器内の液体から熱伝導パッドに熱が移動される。液体を加熱する場合、熱伝導パッドから容器内の液体に熱が移動される。更に、熱伝導パッドは、一般に、空気より高い熱容量を有し、従って単位時間当たり空気より多くの熱を吸収又は提供することができる。これにより、冷蔵庫内の容器の周囲の冷たい空気だけによる場合又は高温空気環境において容器の周囲の高温の空気だけによる場合より(容器の周囲の低温の空気又は高温の空気が循環している場合でも)、容器内の液体をよりも素早く冷却又は加熱することができる。従って、本発明のディスペンサの重要な特徴は、熱伝導パッドが液体貯蔵容器と熱伝導関係で使用されて、容器とその容器内の液体の冷却と加熱を、容器のまわりの雰囲気(冷却又は加熱された空気)からの熱移動によって実現されるものより改善しより迅速にできることである。
図12は、収容レセプタクル220内の収容位置に降ろされたバッグインボックス容器100を示す。図12に示したように、箱100が、レセプタクル220内の収容位置にあるときに、箱100の熱伝導窓126は、熱伝導パッド板282と隣接してレセプタクル内側壁に実質的に当接しており、その結果、熱エネルギーは、レセプタクル壁230、箱100の残りの部分より優れた熱伝導特性を有する箱100の熱伝導窓126、及び内袋シート62を介して、熱伝導パッド板282と内袋内の液体との間の熱伝導によって移動される。熱は、通常の外殻材料122を介して移動されない。
図13は、図12の拡大部分であり、レセプタクル220内の収容位置にあるバッグインボックス容器100を示し、熱伝導窓126は、レセプタクル壁230の熱伝導パッド板282と熱伝導接触している部分に対して当接させて位置決めされており、熱伝導パッド板282は、温度調整ユニット240から延在する配管247と熱伝導接触している。
図14は、図13と類似しているが、図6に示したような被覆された開口熱伝導窓128を形成するために開口熱伝導窓を覆う図6に示したような被覆材料134を有するバッグインボックス容器10を示す拡大図を示す。
図15は、レセプタクル220内の下降された、容器(箱)内に容器(内袋)を有するバッグインボックス容器ではなく単一壁の液体貯蔵容器を示す。単一壁液体容器は、前述したような10や100等のバッグインボックス容器の箱から取り出された内袋60等の柔軟容器、やや柔軟な容器、又は図19〜図21に示され後述されるプラスチック容器400等の実質的に剛体の容器とすることができる。図15に示したように、単一壁容器300はレセプタクル220内の収容位置にあり、容器壁302は、熱伝導パッド板282に隣接してレセプタクル内側壁に実質的に当接しており、それにより、熱エネルギーは、熱伝導パッド板282と容器内の液体との間で、レセプタクル壁230と容器壁302を介して伝導により移動される。
単一壁容器が、バッグインボックス容器10等のバッグインボックス容器からの内袋60等の柔軟内袋の場合、内袋60は、箱の上部33を開き、内袋取っ手66を使用して内袋60を箱から取り出すことによって、バッグインボックス容器10から取り出される。次に、内袋は、レセプタクル220の上に位置決めされ、図15に示したレセプタクル220内の位置に降ろされる。柔軟内袋は、中の流体の影響を受けて、レセプタクル220の形状に従い、レセプタクル220の内壁と直接接触し、またレセプタクル220の内壁の熱伝導パッド板282と隣接し熱伝導関係にある部分と熱伝導関係で直接接触する。次に、熱エネルギーは、熱伝導パッド板282と容器内の液体の間で、レセプタクル壁230と容器壁302を介して伝導によって移動される。
図7〜図9に示したようにディスペンサ200は、例示のために、本発明のディスペンサの基本的な機能構成要素、即ち、液体収容容器を収容するレセプタクル220、熱伝導パッド280、温度調整ユニット240、及び支持スタンド212を示す。図16〜図18は、完全な商用ディスペンサに通常含まれるディスペンサの更に他の要素を示す。従って、図16〜図18のディスペンサは、スタンド212の側面を覆っている側面パネル201を有する。この側面パネル201は、温度調整ユニット240、温度調整ユニットと熱伝導パッドの間に延在する配管247、熱伝導パッド280、及びレセプタクル220の温度を維持するのに役立つ断熱シート202を備えている。前面パネル203と後面パネル204は、ねじ205によって支持スタンド212に固定され、ねじ205は、側面パネル201上のフランジ206を貫通しており、全てのパネルを支持スタンドに固定する。前面パネル203は、レセプタクル220内に収容された容器から液体を小出しした後に注ぎ口68から滴る可能性のある余分な液体を捕らえることができる雫受207を有する。前面パネル203は、また、スタンド212の貯蔵棚214への接近を可能にする扉208を有する。ディスペンサ頂部209は、液体収容容器のレセプタクルからの出し入れを可能にする開位置と、レセプタクルの上部を覆う閉位置との間で旋回するように、側面パネル201に旋回可能に取り付けられる。
図7〜図9、図16、及び図17のディスペンサは、図示したように、主にディスペンサから冷たい液体を小出しするように設計されており、従って、図示された温度調整ユニットは、熱伝導パッドに冷却剤を供給して熱伝導パッドを冷却し、それにより液体貯蔵容器内の液体から熱を吸収し液体を冷却する冷却ユニットである。液体貯蔵容器内の液体は全て、ディスペンサによって所望の冷却温度に冷却され維持される。従って、注ぎ口68を介して容器から液体をできるだけ早く出して空にできるように液体貯蔵容器の全ての内容物をディスペンサから小出しすることができる。容器全体の温水を提供したい場合、温度調整ユニットは、冷蔵ユニットの代替として説明したような加熱ユニットになる。更に他の代替として、特定の時期に必要に応じて加熱又は冷却するように設定することができる温度調整ユニットが提供されてもよい。幾つかの例では、熱い液体と冷たい液体を両方同時提供できることが望ましい。そのような例では、主に冷却液体が必要とされるか加熱液体が必要とされるかどうかを決定する必要があり、容器内の液体を加熱又は冷却するようにディスペンサが選択され及び/又は設定される。更に、容器内の液体と反対の加熱液体又は冷却液体を提供する補助的な加熱又は冷却ユニットが提供されてもよい。例えば、ディスペンサが容器内の液体を冷却する場合は、ディスペンサに補助加熱ユニットを提供して、必要に応じて加熱液体も提供することができ、ディスペンサが容器内の液体を加熱する場合は、ディスペンサ内に補助的な冷却ユニットを提供して、冷却液体を提供することもできる。
図18に示されたディスペンサは、液体貯蔵容器内の液体を冷却するように構成された図16と図17のディスペンサであり、注ぎ口68を介して容器から直接提供される冷却液体と共に、必要に応じて加熱液体を供給するための補助的な加熱ユニット290の例を有する。配管291は、容器と弁74の間で注ぎ口68に繋がり、その結果、容器からの液体は、弁74によって制御されることなく注ぎ口68から配管291に流れることができる。配管291は、注ぎ口68から加熱ユニット290まで延在して、レセプタクル220内に収容された容器から加熱ユニット290まで液体を供給する。加熱ユニット290内の弁292は、加熱ユニットからの液体の流れを、弁292が開かれて液体が流されたときに注ぎ口293から流れる加熱ユニットからの液体と共に制御する。加熱ユニット290は、ディスペンサの側面に取り付けられたように示されているが、ディスペンサ上の様々な位置に取り付けることができる。加熱ユニット290は、液体収容容器がレセプタクル220に収容されたときに液体収容容器の底の近く又は下側に位置決めされなければならず、それにより、液体は、重力によって容器から加熱ユニットに流れるが、水を容器から加熱ユニットにポンプで送る場合はディスペンサより高く位置決めされてもよい。必要なときに加熱ユニットを作動させるオンオフスイッチ294を設けることができる。温度調整ユニットに電力を供給するのと同じ電源から加熱ユニットに電力を供給することができ、この電源は、この図ではプラグ50として示され、電力を供給する一般的な電気コンセントに差し込まれる。加熱ユニット290は、液体を加熱して加熱液体を制御可能に小出しすることができる任意のタイプのものでよい。例えば、加熱ユニット290には、流し内に設置して簡単にお温水を提供するための市販の瞬間液体加熱ユニットがある。代替として、加熱ユニット290は、リザーバと関連してリザーバ内の液体を加熱する加熱手段を備えたリザーバを備えてもよい。そのようなユニットは、標準の5ガロン瓶式水ディスペンサから温水を供給するために現在使用されているものと同じである。
図19〜図21は、図7〜図9に示したディスペンサと類似しているが、実質的に剛性の容器400を収容するように構成されたレセプタクルを備えた基本ディスペンサを示す。容器400は、実質的に剛性のプラスチック材料で形成されるが、他の熱伝導材料を使用してもよい。容器400は、その下部に注ぎ口402を有し、上部に取っ手404を有する。容器400は、注ぎ口402が取り付けられた前面凹部406と、1対の凹部409を有する背面408と、実質的に滑らかな面を有する両側の側面410とを有する。ディスペンサは、前の図のものと類似しており、液体貯蔵容器400を収容するためのレセプタクル220、少なくとも1個の熱伝導パッド280、及び温度調整ユニット240を有する。容器は、図7〜図9のディスペンサのレセプタクル内に容器を配置するのと同様にレセプタクル内に配置され、ディスペンサの動作は同じである。容器400が、収容レセプタクル220内に配置されたとき、実質的に滑らかな面410が、レセプタクルの熱伝導パッド板282と隣接した部分と熱伝導関係で位置決めされ、容器400のための熱移動部分を形成する。注ぎ口402は、ディスペンサ注ぎ口受け台420に収まる。剛性の液体貯蔵容器400は、バッグインボックス容器10又は100と同じサイズと形状になるようにサイズ及び形状が決められた場合、液体貯蔵容器400、10、又は100をいずれも同じディスペンサ内で使用することができる。
液体貯蔵容器400等の剛性の液体貯蔵容器は、様々な構成を有することができる。重要な要件は、容器が、容器がレセプタクルに収容されたときにディスペンサの収容レセプタクルの熱伝導パッドと熱伝導関係で位置決めされる熱移動部分を有し、液体貯蔵容器から液体を小出しするための注ぎ口や他の小出し機構が、容器がレセプタクルに収容されたときに、液体を小出しするためにユーザが接近できるように位置決めされることである。これらの要件は、半剛性容器や柔軟な容器等、ディスペンサと共に使用される他の液体貯蔵容器にも当てはまる。
図22〜図24は、液体貯蔵容器を収容するレセプタクル220と、少なくとも1個の熱伝導パッド280と、温度調整ユニット240とを備えた、図19〜図21に示したものと同じ基本的なディスペンサを示す。異なる点は、前述の柔軟内袋容器60とほぼ同じであるが半剛性内側容器411が箱412に入れられたバッグインボックス容器を収容するレセプタクル220が図示されていることである。内側容器411は、容器411が箱412に入れられたときに熱移動部分414が撓んで容器411内に入ることができるほど柔軟である。箱412は、ミシン目416によって画定された除去可能なパネル415を有し、このパネル415は、箱412をレセプタクル220内に入れる前に除去される。パネル415が除去されると、熱移動部分414は、外方に動いて前にパネル415が占めていた空間を塞ぎ、その結果、熱伝導部分414は、パネル415を除去することにより箱412にできた熱伝導窓を塞ぐ。これにより、容器411の熱移動部分414の箱412の外側面に沿った外側面が、レセプタクル壁の熱伝導パッド板282と隣接した部分と熱伝導関係になるように位置決めされる。容器411は、その下部に注ぎ口417を有し、注ぎ口417は、箱412のミシン目419によって確定されたパネル418を除去することにより、使用できるように露出される。パネル418が除去された後、注ぎ口417は、ディスペンサ注ぎ口受け台420上に収まる。
内側容器411を半剛性とするのではなく、内側容器411を実質的に剛性とすることもできる。何故なら、通常段ボール紙又はプラスチックで作成された場合に実質的に剛性と見なされる箱412は、通常、実質的に剛体の容器411の熱移動部分414が箱412の熱伝導窓に入り込んで収容された状態で容器411を箱412に入れるのに必要な程度に熱移動部分414が箱412を撓ませることができるのに十な柔軟性を有するからである。その結果、内側容器411が入れられた箱は、ディスペンサレセプタクル220に収容されたときに、容器411の熱移動部分414の外側面が、箱412の外側面に沿ってレセプタクル壁の熱伝導パッド板282と隣接した部分と熱伝導関係になるように位置決めされる。本発明の目的のために、バッグインボックス液体貯蔵容器は、箱内の内側容器が柔軟か、半剛性か、剛性かにかかわらずバッグインボックス容器と見なされるが、箱内の柔軟、半剛性、又は剛性の内側容器はそれぞれ、異なる特性を有し、状況に応じて様々な長所と欠点を有する場合があることに注意されたい。例えば、バッグインボックス容器は、形状を保持しない柔軟又は半剛性内側容器に容器の貯蔵と取り扱いに重要な形状を提供するが、箱は、通常、実質的に剛性の内側容器に、そのような実質的に剛性の内側容器の取り扱い、貯蔵及び輸送に重要な剛性と補強を提供する。更に、箱は、内側容器が実質的に剛性の場合でも、全てのタイプの内側容器を清潔にしておくのに役立ち、これは食品の取り扱いにおいて重要な要素であることがある。
本発明は、また、液体貯蔵容器に貯蔵された液体の温度を調整し、温度調整された液体を貯蔵容器から小出しする方法を提供する。この方法は、液体が中に貯蔵され、容器に少なくとも1個の熱移動部分を有し、容器から液体を放出するための注ぎ口を有する液体貯蔵容器を得ることを含む。この方法は、また、液体貯蔵容器を収容するためのレセプタクル及びレセプタクルと関連した熱伝導パッドを有し、その結果、熱伝導パッドとレセプタクルに収容された液体貯蔵容器との間で熱エネルギーを移動させることができる液体ディスペンサを得るステップを有する。この方法は、また、得られた液体ディスペンサのレセプタクルに、得られた液体貯蔵容器を入れ、その結果、液体貯蔵容器の熱移動部分が、レセプタクルと関連付けられた熱伝導パッドと熱伝導関係で配置されるようにするステップを含む。次に、この方法は、熱伝導パッドを制御して、熱伝導パッドと液体貯蔵容器との間の熱伝導により液体貯蔵容器と中の液体の温度を制御する更に他のステップを有する。
液体貯蔵容器がバッグインボックス容器のとき、本発明の方法は、外箱と内側貯蔵容器を有し、箱の外側から内側容器に熱エネルギーを移動させるための少なくとも1個の熱伝導窓を外箱に有するバッグインボックス貯蔵容器を得るステップを含む。方法は、また、液体貯蔵容器を収容するレセプタクル及びレセプタクルと関連した熱伝導パッドを有し、その結果、熱伝導パッドとレセプタクルに収容された液体貯蔵容器との間で熱エネルギーを移動させることができるようにする液体ディスペンサを得るステップを含む。方法は、また、得られたバッグインボックス容器を、得られたディスペンサのレセプタクル内に入れ、その結果、バッグインボックス液体容器の熱伝導窓が、レセプタクルと関連付けられた熱伝導パッドと熱伝導関係で位置決めされるようにするステップを含む。次に、この方法は、熱伝導パッドを制御して、熱伝導パッドと内側容器の間の熱伝導窓を介した熱伝導により、バッグインボックス液体貯蔵容器の内側容器とその中の液体の温度を制御する更に他のステップを有する。
図示され説明された本発明の実施形態の利点は、本発明のディスペンサが、液体貯蔵容器内に液体がまだある間に液体貯蔵容器内の液体の温度を制御し、ほとんどの場合、温度制御された液体が、ディスペンサの通路、リザーバ及び/又は弁等の部分を通ることなく液体貯蔵容器から直接小出しされることである。これにより、ディスペンサのそのような部分によって液体が汚染されるのが防止される。新しい容器がディスペンサに収容されるたびに、新しい無菌の小出し通路と弁が提供される。更に、ディスペンサが液体を冷却するように運転されたとき、低い温度は、液体と液体容器内のバクテリア成長を遅らせることがある。同様に、液体が十分に熱い温度で維持されるとき、熱い温度は、液体と液体容器内のバクテリア成長を遅らせるか防止することができる。
示されたディスペンサは、床等の支持面に設置され、床又は類似の地上支持面より上の好都合な高さに小出しバルブを提供するように設計されているが、本発明は、また、調理台(counter)又は卓上に乗り、調理台又は卓上で使用するのに都合のよい高さで小出し弁を提供するようにサイズが決められたディスペンサを提供することができる。様々なサイズのディスペンサ用の異なるサイズの容器を提供することが望ましいことがある。例えば、図示したディスペンサ等の床に支持されるように設計されたディスペンサは、レセプタクル内に5ガロン液体貯蔵容器を収容するようにサイズが決められ、卓上又は調理台上用のディスペンサはより小さく、より小さい2.5ガロン液体貯蔵容器又は5リットル液体貯蔵容器を収容するように設計されるであろう。
以上参照した構成は、本発明の原理の応用の例示に過ぎないことを理解されたい。本発明の精神及び範囲から逸脱することなく多数の変形例及び代替構成を考え出すことができる。本発明は、本発明の最も実際的で好ましい実施形態であると現在考えられるものと関連して詳細に図示し完全に説明したが、本明細書で説明されるような本発明の原理と概念から逸脱することなく多数の変形例が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
10 液体貯蔵容器
200 ディスペンサ
220 レセプタクル
240 温度調整ユニット
280 熱伝導パッド

Claims (60)

  1. 制御された温度の液体を液体貯蔵容器から小出しするためのディスペンサであって、
    レセプタクルであって、所定のサイズ及び形状の液体貯蔵容器を収容すると共に、液体貯蔵容器がレセプタクルに収容されたときに液体貯蔵容器から液体を小出しすることを可能にするようにサイズと形状が決められたレセプタクルと、
    レセプタクルと関連付けられた少なくとも1個の熱伝導パッドであって、液体貯蔵容器がレセプタクルに収容されたときに液体貯蔵容器の一部分と熱伝導関係になり、熱伝導パッドと液体貯蔵容器及びこれに収容された液体との間で伝導によって熱エネルギーを移動させる少なくとも1個の熱伝導パッドと、
    少なくとも1個の熱伝導パッドの温度を制御する温度調整ユニットとを有するディスペンサ。
  2. レセプタクルは、液体貯蔵容器から突出する小出し注ぎ口を受けるようにサイズと位置が決められたスロットを有する、請求項1に記載のディスペンサ。
  3. スロットは、注ぎ口をディスペンサに対して保持し安定化させる、請求項2に記載のディスペンサ。
  4. 貯蔵レセプタクル、温度調整ユニット、及び少なくとも1個の熱伝導パッドがスタンドによって支持されており、このスタンドは、貯蔵レセプタクルの注ぎ口を、液体を注ぎ口から小出しするために接近可能な高さに位置決めするように構成された、請求項2に記載のディスペンサ。
  5. スタンドは、追加の液体貯蔵容器を貯蔵するための下側貯蔵領域を有する、請求項4に記載のディスペンサ。
  6. 貯蔵レセプタクル、温度調整ユニット、及び少なくとも1個の熱伝導パッドは、調理台上に配置されたスタンドによって支持され、スタンドが調理台上に配置されたときに、貯蔵レセプタクルの注ぎ口を、注ぎ口から液体を小出しするために接近可能な高さに位置決めするように構成された、請求項2に記載のディスペンサ。
  7. レセプタクルは、熱伝導材料で形成された、請求項1に記載のディスペンサ。
  8. 少なくとも1個の熱伝導パッドは、レセプタクルの一部分と熱接触した状態で取り付けられた、請求項7に記載のディスペンサ。
  9. レセプタクルは、外側面を有し、少なくとも1個の熱伝導パッドが、レセプタクルの外側面の一部分と熱接触状態で取り付けられた、請求項8に記載のディスペンサ。
  10. レセプタクルは、両側のレセプタクル側面を有し、少なくとも1個の熱伝導パッドは、レセプタクルの両側の一部分と熱接触状態で取り付けられた少なくとも2個の熱伝導パッドである、請求項9に記載のディスペンサ。
  11. 少なくとも1個の熱伝導パッドは、レセプタクルに対して、液体貯蔵容器がレセプタクルに収容されたときに熱伝導パッドと熱伝導関係にある液体貯蔵容器の一部分と直接熱接触するように取り付けられた、請求項1に記載のディスペンサ。
  12. 温度調整ユニットは、少なくとも1個の熱伝導パッドの冷却を引き起こすと共に制御する、請求項1に記載のディスペンサ。
  13. 温度調整ユニットは、少なくとも1個の熱伝導パッドに冷却剤を循環させて熱伝導パッドを冷却する、請求項12に記載のディスペンサ。
  14. ディスペンサは、更に、容器からの冷却された液体が液体加熱ユニットに導かれるように接続された液体加熱ユニットを有し、液体加熱ユニットは、加熱された液体を制御された状態で放出するための注ぎ口を有し、それにより加熱された液体を、冷却された液体と同じようにディスペンサから小出しすることができる、請求項12に記載のディスペンサ。
  15. 温度調整ユニットは、少なくとも1個の熱伝導パッドの加熱を引き起こすと共に制御する、請求項1に記載のディスペンサ。
  16. 温度調整ユニットは、少なくとも1個の熱伝導パッドに加熱流体を循環させて熱伝導パッド加熱する、請求項15に記載のディスペンサ。
  17. 温度調整ユニットは、冷却ユニット、ヒートポンプ、ヒータ、ボイラー、チラー、及びこれらの組み合わせから成るグループから選択されたユニットを含む、請求項1に記載のディスペンサ。
  18. 温度調整ユニットは、少なくとも1個の熱伝導パッドをユーザが設定した所望の温度に冷却又は加熱するようにユーザが調整することができる、請求項1に記載のディスペンサ。
  19. 液体貯蔵容器は少なくとも1個の熱移動部分を有し、少なくとも1個の熱伝導パッドは、液体貯蔵容器がレセプタクル内に配置されたときに、液体貯蔵容器の少なくとも1個の熱移動部分の位置に対応する位置でレセプタクルに取り付けられた、請求項1に記載のディスペンサ。
  20. 少なくとも1個の熱移動部分を有する液体貯蔵容器であって、液体貯蔵容器がレセプタクルに収容されたときに、容器の少なくとも1個の熱移動部分が少なくとも1個の熱伝導パッドと熱伝導関係になり、その結果、少なくとも1個の熱伝導パッドと、液体貯蔵容器の少なくとも1個の熱移動部分及び液体貯蔵容器内の液体との間で伝導によって熱エネルギーを移動することができる位置でレセプタクルに収容される所定のサイズと形状である液体貯蔵容器を更に有する、請求項1に記載のディスペンサ。
  21. レセプタクルは両方の側面を有し、少なくとも1個の熱伝導パッドはレセプタクルの両側に位置決めされた少なくとも2個の熱伝導パッドであり、少なくとも1個の熱移動部分は容器の少なくとも2個の熱移動部分であり、この熱移動部分は、液体貯蔵容器がレセプタクルに収容されたときに熱伝導パッドと熱伝導関係になるように容器上に位置決めされた容器の実質的に平坦な平面部分である、請求項20に記載のディスペンサ。
  22. 容器の少なくとも1個の熱移動部分と少なくとも1個の熱伝導パッドの熱伝導関係が、レセプタクルの側面の容器の熱移動部分と熱伝導パッドの間の部分を介したものである、請求項20に記載のディスペンサ。
  23. 容器の少なくとも1個の熱移動部分と少なくとも1個の熱伝導パッドとの熱伝導関係が、容器の熱移動部分と熱伝導パッドと間の直接熱接触である、請求項20に記載のディスペンサ。
  24. 容器は、実質的に剛性の容器である、請求項20に記載のディスペンサ。
  25. 容器は、上部及び下部と、上部にあってユーザが容器を持ち上げると共に操作して容器をレセプタクルに入れたり出したりすることができる取っ手と、下部から突出し容器内の液体を容器から小出しすることができる注ぎ口とを有する、請求項24に記載のディスペンサ。
  26. 容器は、実質的に剛性のプラスチックで形成された、請求項24に記載のディスペンサ。
  27. 容器は、箱を形成する実質的に剛性の外殻と、外殻内に位置決めされた内側容器とを有するバッグインボックス容器であり、外殻は、外殻を介した内部貯蔵容器への熱移動を容易にするために外殻に配置された少なくとも1個の熱伝導窓を有し、熱伝導窓は、熱伝導状態にあり、バッグインボックス容器がレセプタクルに収容されたときに熱伝導パッドと熱伝導関係で配置されるバッグインボックス容器の熱移動部分を構成する、請求項20に記載のディスペンサ。
  28. 箱は、更に外殻内に注ぎ口用開口部を有し、内側容器は、更に外殻の注ぎ口用開口部を介して接近可能な注ぎ口を有し、注ぎ口は、内側容器の液体内容物を小出しするように構成されている、請求項27に記載のディスペンサ。
  29. レセプタクルは、液体貯蔵容器から突出する小出し注ぎ口を収容して、注ぎ口をディスペンサに対して保持して安定化させるようにサイズと位置が決められたスロットを有する、請求項27に記載のディスペンサ。
  30. 少なくとも1個の熱伝導窓は、外殻を貫通する少なくとも1個の開口部を有する、請求項27に記載のディスペンサ。
  31. 外殻を貫通する少なくとも1個の開口部は、ユーザが、レセプタクル内に容器を収容する前に、外殻と一体形成された少なくとも1枚の開口パネルを少なくとも1個の熱伝導窓から除去することにより形成される、請求項30に記載のディスペンサ。
  32. 外殻は、ユーザが少なくとも1個の熱伝導窓から開口パネルを除去し易いように開口パネルの少なくとも一部分のまわりにミシン目が設けられている、請求項31に記載のディスペンサ。
  33. 少なくとも1個の熱伝導窓は、外殻を貫通する開口を覆うカバーを有する、請求項30に記載のディスペンサ。
  34. 外殻を貫通する開口を覆うカバーは、バッグインボックス容器の少なくとも1個の開口を有する部分を包むカバー材料を有する、請求項33に記載のディスペンサ。
  35. 少なくとも1個の熱伝導窓は、外殻の他の部分より優れた熱伝導特性を有する外殻の少なくとも1個の比較的薄い部分を有する、請求項27に記載の容器。
  36. 箱を形成する外殻は、波形材料で形成され、外殻の比較的薄い部分によって形成された熱伝導窓は、波形材料を圧縮して起伏をなくすことにより形成された、請求項35に記載のディスペンサ。
  37. 波形材料は、プラスチックの波形材料であり、外殻の比較的薄い部分で形成された熱伝導窓は、波形材料を加熱し圧縮して起伏をなくし、中実なプラスチック材料を形成することによって形成される、請求項36に記載のディスペンサ。
  38. 箱を形成する外殻は、波形材料で形成された、請求項27に記載のディスペンサ。
  39. 外殻内に配置された内側容器は、バッグを構成する柔軟内袋である、請求項27に記載のディスペンサ。
  40. 外殻内に配置された内側容器は、外殻内に成形済みバッグを形成する半柔軟な形状保持材料であり、少なくとも1個の熱伝導窓は、外殻を貫通する少なくとも1個の開口を有し、内側容器は、開口を貫通し外殻と実質的に面一で実質的に滑らかな表面を有し、且つレセプタクル及び熱伝導パッドと熱伝導接触する少なくとも1個の形成済み熱移動部分を有する、請求項27に記載のディスペンサ。
  41. 箱の外殻は、ユーザが容器を持ち上げると共に操作して容器をレセプタクルに入れたり出したりすることができる取っ手を形成するために開けることができる複数の開口部を有する、請求項27に記載の容器。
  42. 容器の少なくとも1個の熱移動部分と少なくとも1個の熱伝導パッドとの熱伝導関係は、レセプタクルの側面の容器の熱移動部分と熱伝導パッドとの間の部分を介したものである、請求項27に記載のディスペンサ。
  43. 容器の少なくとも1個の熱移動部分と少なくとも1個の熱伝導パッドとの熱伝導関係は、容器の熱移動部分と熱伝導パッドとの間の直接熱接触である、請求項27に記載のディスペンサ。
  44. 液体貯蔵容器から制御された温度の液体を小出しするためのディスペンサで使用するように適応された液体貯蔵容器であって、ディスペンサは、レセプタクルであって、所定のサイズ及び形状の液体貯蔵容器を収容すると共に液体貯蔵容器がレセプタクルに収容されたときに液体貯蔵容器から液体を小出しすることを可能にするようにサイズと形成が決められたレセプタクルと、レセプタクルと関連付けられ、容器内の液体と熱伝導パッドとの間で熱エネルギーを移動させるための少なくとも1個の熱伝導パッドとを有し、液体貯蔵容器は、
    液体を収容し貯蔵するための容器を有し、前記容器は、ディスペンサの収容レセプタクルに適合するようにサイズと形状が決められており、前記容器は、容器がレセプタクル内に配置されたときにディスペンサの少なくとも1個の熱伝導パッドと熱伝導関係になるように位置決めされた熱移動部分と、レセプタクルに収容されたときに容器から液体を小出しするための手段と、ユーザが容器を保持し操作するための手段とを有する液体貯蔵容器。
  45. 容器は、上部、下部及び側面を有する実質的に剛性の容器であり、少なくとも1個の熱移動部分は、側面の実質的に滑らかな部分によって形成され、レセプタクルに収容されたときに容器から液体を小出しするための手段は、容器の下部から突出する注ぎ口であり、ユーザが容器を保持し操作するための手段は、容器の上部にある取っ手である、請求項44に記載の液体貯蔵容器。
  46. バッグインボックス貯蔵容器であって、
    外殻内に内部貯蔵領域を有する箱と、
    外殻内の内部貯蔵領域内に配置された内部液体貯蔵容器と、
    外殻内に内側容器と隣接して配置されて、内側容器と外殻の外側との間での外殻を介した熱エネルギーの移動を容易にするに少なくとも1個の熱伝導窓とを有するバッグインボックス貯蔵容器。
  47. 箱は、更に外殻内に注ぎ口用開口部を有し、内部液体貯蔵容器は更に注ぎ口を有し、この注ぎ口は、内部液体貯蔵容器の液体内容物を小出しするためにユーザが接近できるように、外殻の注ぎ口用開口部を通して嵌め込むことができるようにサイズと形状が決められている、請求項46に記載の容器。
  48. 少なくとも1個の熱伝導窓は、外殻を貫通する開口部を有する、請求項46に記載のディスペンサ。
  49. 外殻を貫通する開口は、ユーザが外殻から開口パネルを除去することによって形成され、開口パネルは、外殻と一体的に形成された、請求項48に記載のディスペンサ。
  50. 外殻は、ユーザが少なくとも1個の熱伝導窓から開口パネルを除去し易くするために開口パネルの少なくとも一部分のまわりにミシン目が設けられている、請求項49に記載のディスペンサ。
  51. 少なくとも1個の熱伝導窓は、外殻を貫通する開口部を覆うカバーを有する、請求項49に記載のディスペンサ。
  52. 外殻を貫通する開口部を覆うカバーは、バッグインボックス容器の少なくとも1個の開口部を有する部分を包むカバー材料を有する、請求項51に記載のディスペンサ。
  53. 少なくとも1個の熱伝導窓は、外殻の他の部分より優れた熱伝導特性を有する外殻の比較的薄い部分によって形成された、請求項46に記載の容器。
  54. 箱を形成する外殻は、波形材料で形成され、外殻の比較的薄い部分によって形成された熱伝導窓は、波形材料を圧縮して起伏をなくすことによって形成された、請求項53に記載の容器。
  55. 波形材料は、プラスチックの波形材料であり、外殻の比較的薄い部分によって形成された熱伝導窓は、波形材料を加熱し圧縮して起伏をなくし中実のプラスチック材料を形成することによって形成された、請求項54に記載の容器。
  56. 箱を形成する外殻は、波形材料で形成された、請求項46に記載の容器。
  57. 外殻内に位置決めされた内側容器は、柔軟なバッグを形成する柔軟内袋である、請求項46に記載の容器。
  58. 外殻内に位置決めされた内側容器は、外殻内に半剛性の成形バッグを形成する半剛性の形状保持材料であり、少なくとも1個の熱伝導窓は、外殻を貫通する少なくとも1個の開口部を有し、内側容器は、開口部を貫通し外殻の実質的に滑らかな外側面と実質的に面一の実質的に滑らかな外側面を有する少なくとも1個の形成済み熱移動部分を有する、請求項46に記載の容器。
  59. 箱の外殻は、ユーザが容器を持ち上げると共に操作して容器をレセプタクルに入れたり出したりすることができる取っ手を形成するために開けることができる複数の開口部を有する、請求項46に記載の容器。
  60. 液体貯蔵容器内に貯蔵された液体の温度を調整し、貯蔵容器から温度調整された液体を小出しする方法であって、
    液体を中に貯蔵する液体貯蔵容器であって、容器に少なくとも1個の熱移動部分と、容器から液体を放出するための注ぎ口とを有する液体貯蔵容器を得るステップと、
    液体貯蔵容器を収容するためのレセプタクルを有し、熱伝導パットとレセプタクル内に収容された液体貯蔵容器との間で熱エネルギーを移動させることができるようにレセプタクルと関連した熱伝導パッドとを有する液体ディスペンサを得るステップと、
    得られた液体貯蔵容器を、得られた液体ディスペンサのレセプタクルに、液体貯蔵容器の熱移動部分が、レセプタクルと関連付けられた熱伝導パッドと熱伝導関係で位置決めされるように入れるステップと、
    熱伝導パッドを制御して、熱伝導パッドと液体貯蔵容器との間の熱伝導により液体貯蔵容器とその中の液体の温度を制御するステップとを含む方法。
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