JP2004162083A - 硬質被膜付金属コインおよびその製造方法 - Google Patents

硬質被膜付金属コインおよびその製造方法 Download PDF

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和幸 根子
Masahaya Ikari
正逸 碇
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IKARI KOGYO KK
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Abstract

【課題】従来、遊戯用に使用される金属製のコインに使用されていた硬質被膜付の金属コインは、基材であるステンレスや銅合金の硬度がビッカース硬度で300以下であるのに対し、硬質被膜として多く用いられている窒化チタンの硬度は2000以上であるため、使用環境中の衝撃と硬度差との関係によって硬質被膜が剥がれ、金属コインの外観を著しく損なうという問題が発生していた。
【解決手段】乾式メッキ法にて、中間被膜を設けた密着力に優れる硬質被膜を表面に形成し、金属コインの使用環境下において、容易に被膜が剥がれ外観を損なうことがなく、耐摩耗性と装飾性を有する硬質被膜付金属コインを提供することができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乾式メッキ法によって形成された硬質被膜と、この硬質被膜の密着力をより高くするための中間被膜とを有する硬質被膜付金属コインに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊戯用に使用される金属製のコインは、その加工性の良さと安価なコストパフォーマンスから、ステンレスや、銅合金にニッケル−クロム系メッキを施した物が多く用いられている。これらの金属コインの色調は、いずれも白色系に限られており、使用環境の性質上、表面の摩耗は回避できない問題であった。
【0003】
近年、下記特許文献1に開示されているような、乾式メッキによって金属コインの表面に硬質被膜を設けて耐摩耗性を向上したり、有色の被膜を設けてデザイン性を向上したりするものが、市場に出はじめている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−119845号(段落0038)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これら硬質被膜付金属コインは、基材であるステンレスや銅合金の硬度がビッカース硬度で300以下であるのに対し、硬質被膜として多く用いられている窒化チタンの硬度は2000以上であるため、使用環境中の衝撃と硬度差との関係によって硬質被膜が剥がれ、金属コインの外観を著しく損なうという問題が発生していた。
【0006】
本発明は、上記に示した問題点に着目して発明なされたものであり、耐摩耗性と装飾性を有し、密着力に優れる硬質被膜を表面に形成し、金属製コインの使用環境下において、容易に被膜が剥がれ外観を損なうことがない硬質被膜付金属コインを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述したような従来技術における課題の解決、および目的を達成するために発明なされたものであり、硬質被膜付金属コインにおいて、該硬質被膜と該金属コインとの間に、一層以上の中間被膜を形成し、該硬質被膜と該中間被膜とが硬度的な傾斜構造を成していることを特徴とし、この構成により、基材と硬質被膜との間に大きな硬度差があっても、金属コインの使用環境下における衝撃で容易に剥がれない被膜を形成することが可能となる。
【0008】
また、前記硬質被膜が、チタン、ジルコニウム、クロムの中の少なくとも1つの金属と、窒素、酸素、炭素のうちの1つ以上との化合物の中の少なくとも1つからなることを特徴とし、この構成により、硬質被膜は高い硬度を持ちながら金色、茶色、青色、灰色、白色をはじめとする、さまざまな色調の被膜にすることができるため、耐摩耗性と装飾性を両立させることが可能となる。
【0009】
また、前記中間被膜が、チタン、ジルコニウム、クロムの中の少なくとも1つの金属、または該金属と、窒素、酸素、炭素のうちの1つ以上との化合物の中の少なくとも1つ、好ましくは前記硬質被膜の主成分である金属からなることを特徴とし、この構成により、前記硬質被膜が部分的に摩耗しても基材の露出による見苦しさを防ぐことができ、中間被膜に硬質被膜の主成分と同じ金属をすることで硬質被膜の密着強度をより高めることが可能となる。
【0010】
また、前記硬質被膜と前記中間被膜とが、乾式メッキ法により形成されたことを特徴とし、この構成により、前記硬質被膜と前記中間被膜との成分や特性や膜厚などを安定して形成することができ、これにより大量生産時にも安定した品質の金属コインを提供することが可能となる。
【0011】
また、前記金属製コインが、ステンレス、銅合金、チタン、チタン合金の中の少なくとも1つの金属、または該金属の表面に湿式メッキ法による下地メッキを形成したものからなることを特徴とし、この特徴により、従来使用されていた金属コインをそのまま利用することができるため、大きな仕様変更を必要とせず、より安価な生産が可能となる。
【0012】
また、前記硬質被膜と前記中間被膜とが、前記金属コインの表面の一部分に形成されていることを特徴とし、この構成により、金属コインの表面に硬質被膜で模様やロゴなどを形成することが可能となり、より高い装飾性またはデザイン性を持った金属コインを得ることが可能となる。
【0013】
また、前記硬質被膜の上面である最外層に、金、白金、の中の少なくとも1つの金属、または該金属の合金の中の少なくとも1つからなる装飾被膜が形成されていることを特徴とし、この構成により、硬質被膜の色調を金色系または白色系にすることで、耐摩耗性を維持しながら貴金属である金や白金の高級感を持たせることが可能となるばかりか、装飾被膜と硬質被膜との色調差が小さいため、装飾被膜が部分的に摩耗しても、基材の露出による見苦しさを防ぐことができ、高い装飾性またはデザイン性を持った金属コインを得ることが可能となる。
【0014】
さらに、硬質被膜付金属コインの製造方法において、真空装置を用いた乾式メッキ法により、該硬質被膜と該金属コインとの間の一層以上の中間被膜および該硬質被膜を形成することを特徴とし、この構成により、多層の被膜となる硬質被膜を効率の良い生産性を維持しながら形成することが可能となる。
【0015】
また、前記硬質被膜付金属コインの製造方法において、前記硬質被膜の上面である最外層に、金、白金、の中の少なくとも1つの金属、または該金属の合金の中の少なくとも1つからなる装飾被膜を真空装置を用いた乾式メッキ法により形成する硬質被膜付金属コインの製造方法であることを特徴とし、この構成により、中間被膜、硬質被膜、装飾被膜を効率の良い生産性を維持しながら形成することが可能となり、より高い装飾性またはデザイン性を持った金属コインを得ることが可能となる。
【0016】
また、前記金属コインにマスキングを施した後、乾式メッキ法によって前記中間被膜および前記硬質被膜および装飾被膜を形成し、マスキングを除去することによって、前記金属コインの表面の一部分に硬質被膜を形成する、または、前記金属コインに、乾式メッキ法によって前記中間被膜および前記硬質被膜および装飾被膜を形成し、マスキングを施した後、マスキングを施していない部分の前記中間被膜および前記硬質被膜および装飾被膜を除去し、マスキングを除去することによって、前記金属コインの表面の一部分に硬質被膜を形成することを特徴とする硬質被膜付金属コインの製造方法により、金属コインの表面に硬質被膜で模様やロゴなどを形成することが可能となり、より高い装飾性またはデザイン性を持った硬質被膜付金属コインを得ることが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を実施例と図面とに基づいて説明するが、本発明は実施例に限定するものではない。
本発明に係わる硬質被膜付金属コインを図1から図10に示す。図1から図10は本発明の実施例1から実施例5の金属コインの被膜構成を示す外観および断面図、または断面を示した模式図である。
【0018】
本発明による硬質被膜付金属コインは、表面に一層以上の中間被膜と硬質被膜とを形成しており、この硬質被膜と中間被膜とが硬度的な傾斜構造を成している。このことにより、金属コインの基材と硬質被膜との間に大きな硬度差があっても、コインの使用環境下における衝撃で容易に剥がれない被膜を形成することが可能となっている。
【0019】
また、前記硬質被膜が、チタン、ジルコニウム、クロムの中の少なくとも1つの金属と、窒素、酸素、炭素のうちの1つ以上との化合物の中の少なくとも1つからなることを特徴とし、この構成により、硬質被膜は高い硬度を持ちながら金色、茶色、青色、灰色、白色をはじめとする、さまざまな色調の被膜にすることができるため、耐摩耗性と装飾性を両立させることが可能となる。
【0020】
また、前記硬質被膜を乾式メッキ法により形成することにより、安定した色調や膜厚を得ることができるようになるため、大量生産時にも非常に安定した硬質被膜を安価に形成することが可能となる。
【0021】
さらに、現在市場に流通している金属製コイン、すなわちステンレス、銅合金、チタン、チタン合金の中の少なくとも1つの金属、または該金属の表面に湿式メッキ法による下地メッキを形成したものを基材である金属コインとすることで、更に安価で安定した生産が可能となる。
【0022】
また、本発明による硬質被膜付金属コインは、表面に一層以上の中間被膜と硬質被膜とを形成しているが、このとき、乾式メッキ法により硬質被膜または中間被膜または装飾被膜を形成する前に、基材表面の一部分に樹脂等によるマスキングを施し、硬質被膜または中間被膜または装飾被膜を形成した後に前記マスキングを除去することで、基材と硬質被膜または装飾被膜とのツートン加工などを施しても良い。
【0023】
また、本発明による硬質被膜付金属コインは、表面に一層以上の中間被膜と硬質被膜とを形成しているが、このとき、乾式メッキ法により硬質被膜または装飾被膜を形成した後、硬質被膜または装飾被膜の一部分に樹脂等によるマスキングを施し、マスキングの施されていない部分の硬質被膜または装飾被膜を選択的に除去し、前記マスキングを除去することで、基材と硬質被膜または装飾被膜とのツートン加工などを施しても良い。
【0024】
なお、以上の本発明による硬質被膜付金属コインについては、基本的には以下の実施例においても同様である。具体的な硬質被膜付金属コインの製造例としては、以下の通りである。
【0025】
(実施例1)
本発明に係わる硬質被膜付金属コインの実施例1を図1と図2とに示す。図1は本発明における実施例1の、基材であるステンレス製金属コイン2の表面に、中間被膜であるチタン被膜3および硬質被膜である窒化チタン被膜4を形成した場合の外観および断面図、図2は断面を示した模式図である。
【0026】
つぎに、中間被膜であるチタン被膜3および硬質被膜である窒化チタン被膜4を基材であるステンレス製金属コイン2の表面に形成する方法を説明する。
【0027】
まず、ステンレス製金属コイン2を有機溶剤で洗浄し、乾燥した物を基材とする。ステンレス製金属コイン2を真空装置内の治具に取り付け、真空装置内の圧力が4.0×10−3Paになるまで排気し、この圧力下で10分間加熱した。つづいて、必要に応じてイオンボンバードによる清浄化処理を行った後、蒸発材の構成物質をチタンとし、真空装置内の圧力が4.0×10−1Paになるように、アルゴンガスを導入し、ステンレス製金属コイン2の表面にチタン被膜3をイオンプレーティング法により形成した後、真空装置内の圧力が5.0×10−1Paになるように、体積比で1:1のアルゴンガスと窒素ガスとを導入し、金色調の窒化チタン被膜4をイオンプレーティング法により形成した。
【0028】
真空装置内からステンレス製金属コイン2を取り出し、金色調の硬質被膜付金属コイン1を作製した。このとき、基材にあたるのがステンレス製金属コイン2、中間被膜にあたるのがチタン被膜3、硬質被膜にあたるのが窒化チタン被膜4となっている。
【0029】
できあがった硬質被膜付金属コイン1は、表面に金色調の窒化チタン被膜4を有した金属コインとなっていた。また、ステンレス製金属コイン2と窒化チタン被膜4との間には中間被膜であるチタン被膜3が形成されているので、密着力は強く、粘着テープを貼り付けて剥がす剥離試験では、まったく剥がれてはこなかったばかりか、できあがった金属コイン同士がぶつかり合っても、衝撃によって窒化チタン被膜4が剥がれることはなかった。できあがった金属コインは、窒化チタン被膜4の硬度が高いため、非常に高い耐摩耗性を有していた。
【0030】
なお、上記実施例では基材としてステンレス製の金属コインを使用しているが、基材の材質として、チタン、銅合金、または、湿式メッキ法によるニッケル−クロム下地メッキを施した銅合金などを用いても良く、中間被膜としてイオンプレーティング法によってジルコニウムなどの被膜を形成しても良い。
【0031】
(実施例2)
本発明に係わる硬質被膜付金属コインの実施例2を図3と図4とに示す。図3は本発明における実施例2の、基材である銅合金にニッケル−クロム下地メッキを施した銅合金製金属コイン6の表面に、中間被膜であるジルコニウム被膜7および硬質被膜である窒化ジルコニウム被膜8を形成した場合の外観および断面図、図4は断面を示した模式図である。
【0032】
つぎに、中間被膜であるジルコニウム被膜7および硬質被膜である窒化ジルコニウム被膜8を基材である銅合金製金属コイン6の表面に形成する方法を説明する。
【0033】
まず、銅合金からなるコインに、下地メッキとして湿式メッキ法によりニッケル−クロム下地メッキを施したものを銅合金製金属コイン6とした。この銅合金製金属コイン6を脱脂洗浄し、酸洗浄し、乾燥した物を基材とする。銅合金製金属コイン6を真空装置内の治具に取り付け、真空装置内の圧力が4.0×10−3Paになるまで排気し、この圧力下で10分間加熱した。つづいて、必要に応じてイオンボンバードによる清浄化処理を行った後、蒸発材の構成物質をジルコニウムとし、真空装置内の圧力が1.3×10−1Paになるように、アルゴンガスを導入し、銅合金製金属コイン6の表面にジルコニウム被膜7をアークイオンプレーティング法により形成した後、真空装置内の圧力が1.0×10−1Paになるように、体積比で2:1のアルゴンガスと窒素ガスとを導入し、金色調の窒化ジルコニウム被膜8をアークイオンプレーティング法により形成した。
【0034】
真空装置内から銅合金製金属コイン6を取り出し、金色調の硬質被膜付金属コイン5作製した。このとき、基材にあたるのが銅合金製金属コイン6、中間被膜にあたるのがジルコニウム被膜7、硬質被膜にあたるのが窒化ジルコニウム被膜8となっている。
【0035】
できあがった硬質被膜付金属コイン5は、表面に金色調の窒化ジルコニウム被膜8を有した金属コインとなっていた。また、銅合金に下地メッキとしてニッケル−クロム下地メッキを施したものである銅合金製金属コイン6と窒化ジルコニウム被膜8との間には中間被膜であるジルコニウム被膜7が形成されているので、密着力は強く、粘着テープを貼り付けて剥がす剥離試験では、まったく剥がれてはこなかったばかりか、できあがった金属コイン同士がぶつかり合っても、衝撃によって窒化ジルコニウム被膜8が剥がれることはなかった。できあがった硬質被膜付金属コインは、窒化ジルコニウム被膜8の硬度が高いため、非常に高い耐摩耗性を有していた。
【0036】
なお、上記実施例では基材として銅合金に下地メッキとしてニッケル−クロム下地メッキを施したものを使用しているが、基材の材質として、ステンレス、チタン、銅合金などを用いても良く、中間被膜としてイオンプレーティング法によってチタンなどの被膜を形成しても良い。
【0037】
(実施例3)
本発明に係わる硬質被膜付金属コインの実施例3を図5と図6とに示す。図5は本発明における実施例3の、基材であるステンレス製金属コイン10の表面に、中間被膜であるチタン被膜11と硬質被膜である酸化チタン被膜12とを部分的に形成した場合の外観および断面図、図6は断面を示した模式図である。
【0038】
つぎに、中間被膜であるチタン被膜11および硬質被膜である酸化チタン被膜12を基材であるステンレス製金属コイン10の表面に部分的に形成する方法を説明する。
【0039】
まず、ステンレス製金属コイン10を脱脂洗浄し、酸洗浄し、乾燥した物を基材とする。ステンレス製金属コイン10を真空装置内の治具に取り付け、真空装置内の圧力が4.0×10−3Paになるまで排気し、この圧力下で10分間加熱した。つづいて、必要に応じてイオンボンバードによる清浄化処理を行った後、蒸発材の構成物質をチタンとし、真空装置内の圧力が3.0×10−1Paになるように、アルゴンガスを導入し、ステンレス製金属コイン10の表面にチタン被膜11をイオンプレーティング法により形成した後、真空装置内の圧力が4.0×10−1Paになるように、体積比で1:1のアルゴンガスと酸素ガスとを導入し、青色調の酸化チタン被膜12をイオンプレーティング法により形成した。
【0040】
真空装置内からステンレス製金属コイン10を取り出し、青色調の硬質被膜の一部分に樹脂を塗布することでマスキングを行い、アルカリ系チタン剥離剤に浸漬することでマスキングの施されていない部分の硬質被膜と中間被膜とを除去し、有機溶剤によって樹脂を除去し、表面の一部分に青色調の硬質被膜を形成した硬質被膜付金属コイン9を作製した。このとき、基材にあたるのがステンレス製金属コイン10、中間被膜にあたるのがチタン被膜11、硬質被膜にあたるのが酸化チタン被膜12となっている。
【0041】
できあがった硬質被膜付金属コイン9は、表面の一部分に青色調の酸化チタン被膜12を有した金属コインとなっていた。また、ステンレス製金属コイン10と酸化チタン被膜12との間には中間被膜であるチタン被膜11が形成されているので、密着力は強く、粘着テープを貼り付けて剥がす剥離試験では、まったく剥がれてはこなかったばかりか、できあがった金属製コイン同士がぶつかり合っても、衝撃によって酸化チタン被膜12が剥がれることはなかった。できあがった硬質被膜付金属コインは、酸化チタン被膜12の硬度が高いため、非常に高い耐摩耗性を有していた。
【0042】
なお、上記実施例では基材としてステンレスを使用しているが、基材の材質として、チタン、銅合金などを用いても良く、中間被膜としてイオンプレーティング法によってクロムなどの異種金属や同色調系の金属被膜を形成して、局部的なキズに対する色調緩和を行っても良い。
【0043】
また、本発明による硬質被膜付金属コインは、表面に一層以上の中間被膜と硬質被膜とを形成しているが、このとき、乾式メッキ法により硬質被膜または中間被膜または装飾被膜を形成する前に、基材表面の一部分に樹脂等によるマスキングを施し、硬質被膜または中間被膜または装飾被膜を形成した後に前記マスキングを除去することで、基材と硬質被膜または装飾被膜とのツートン加工などを施しても良く、前記硬質被膜の形状を、模様やロゴの形状にすることでデザイン性の高いツートン加工を施しても良い。
【0044】
(実施例4)
本発明に係わる硬質被膜付金属コインの実施例4を図7と図8とに示す。図7は本発明における実施例4の、基材であるチタン製金属コイン14の表面に、中間被膜であるクロム被膜15と硬質被膜である窒化クロム被膜16と装飾被膜である白金被膜17を形成した場合の外観および断面図、図8は断面を示した模式図である。
【0045】
つぎに、中間被膜であるクロム被膜15および硬質被膜である窒化クロム被膜16および装飾被膜である白金被膜17を基材であるチタン製金属コイン14の表面に形成する方法を説明する。
【0046】
まず、チタン製金属コイン14を綿布で空拭きした物を基材とする。チタン製金属コイン14を真空装置内の治具に取り付け、真空装置内の圧力が4.0×10−3Paになるまで排気し、この圧力下で10分間加熱した。つづいて、必要に応じてイオンボンバードによる清浄化処理を行った後、蒸発材の構成物質をクロムとし、真空装置内の圧力が4.0×10−1Paになるように、アルゴンガスを導入し、チタン製金属コイン14の表面にクロム被膜15をイオンプレーティング法により形成した後、真空装置内の圧力が5.0×10−1Paになるように、体積比で1:1のアルゴンガスと窒素ガスとを導入し、薄い灰色調の窒化クロム被膜16をイオンプレーティング法により形成した。
【0047】
真空装置内の蒸発材の構成物質を白金とし、再度真空装置内の圧力が4.0×10−3Paになるまで排気し、つづいて真空装置内の圧力が3.0×10−1Paになるように、アルゴンガスを導入し、窒化クロム被膜16の表面に白金被膜17をスパッタリング法により形成した。
【0048】
真空装置内からチタン製金属コイン14を取り出し、白色調の硬質被膜付金属コイン13を作製した。このとき、基材にあたるのがチタン製金属コイン14、中間被膜にあたるのがクロム被膜15、硬質被膜にあたるのが窒化クロム被膜16、装飾被膜にあたるのが白金被膜17となっている。
【0049】
できあがった硬質被膜付金属コイン13は、表面に白色調の白金被膜17を有した金属製コインとなっており、白金被膜17の下層には白色調系の硬質被膜である窒化クロム被膜16が形成されているため、白金被膜17は、キズに対する色調緩和がなされているため、白金被膜17が部分的に剥がれても外観上見苦しくならない。
【0050】
また、チタンであるチタン製金属コイン14と窒化クロム被膜16との間には中間被膜であるクロム被膜15が形成されているので、密着力は強く、粘着テープを貼り付けて剥がす剥離試験では、まったく剥がれてはこなかったばかりか、できあがった金属製コイン同士がぶつかり合っても、衝撃によって窒化クロム被膜16が剥がれることはなかった。
【0051】
なお、上記実施例では基材としてチタン製の金属コインを使用しているが、基材の材質として、ステンレス、銅合金、または、湿式メッキ法によるニッケル−クロム下地メッキを施した銅合金などを用いても良く、中間被膜としてイオンプレーティング法によってジルコニウムなどの被膜を形成しても良い。
【0052】
また、本発明による硬質被膜付金属コインは、表面に一層以上の中間被膜と硬質被膜と装飾被膜とを形成しているが、このとき、乾式メッキ法により硬質被膜または中間被膜または装飾被膜を形成する前に、基材表面の一部分に樹脂等によるマスキングを施し、硬質被膜または中間被膜または装飾被膜を形成した後に前記マスキングを除去することで、基材と硬質被膜または装飾被膜とのツートン加工などを施しても良く、前記硬質被膜の形状を、模様やロゴの形状にすることでデザイン性の高いツートン加工を施しても良い。
【0053】
(実施例5)
本発明に係わる硬質被膜付金属コインの実施例5を図9と図10とに示す。図9は本発明における実施例5の、基材である銅合金にニッケル−クロム下地メッキを施した銅合金製金属コイン19の表面に、中間被膜であるチタン被膜20と硬質被膜である窒化チタン被膜21と装飾被膜である金被膜22を形成した場合の外観および断面図、図10は断面を示した模式図である。
【0054】
つぎに、中間被膜であるチタン被膜20および硬質被膜である窒化チタン被膜21および装飾被膜である金被膜22を基材である銅合金製金属コイン19の表面に部分的に形成する方法を説明する。
【0055】
まず、銅合金からなるコインに、下地メッキとして湿式メッキ法によりニッケル−クロム下地メッキを施したものを銅合金製金属コイン19とした。この銅合金製金属コイン19の表面に、文字の形に樹脂を塗布することでマスキングを行った。この銅合金製金属コイン19を脱脂洗浄し、酸洗浄し、乾燥した物を真空装置内の治具に取り付け、真空装置内の圧力が4.0×10−3Paになるまで排気し、この圧力下で10分間加熱した。つづいて、必要に応じてイオンボンバードによる清浄化処理を行った後、蒸発材の構成物質をチタンとし、真空装置内の圧力が4.0×10−1Paになるように、アルゴンガスを導入し、銅合金製金属コイン19の表面にチタン被膜20をイオンプレーティング法により形成した後、真空装置内の圧力が5.0×10−1Paになるように、体積比で1:1のアルゴンガスと窒素ガスとを導入し、薄い金色調の窒化チタン被膜21をイオンプレーティング法により形成した。
【0056】
真空装置内の蒸発材の構成物質を金とし、再度真空装置内の圧力が4.0×10−3Paになるまで排気し、つづいて真空装置内の圧力が3.0×10−1Paになるように、アルゴンガスを導入し、窒化チタン被膜21の表面に金被膜22をスパッタリング法により形成した。
【0057】
真空装置内から銅合金製金属コイン19を取り出し、有機溶剤によってマスキングである樹脂を除去し、表面の一部分に金色調の硬質被膜を有した硬質被膜付金属コイン18を作製した。このとき、基材にあたるのが銅合金製金属コイン19、中間被膜にあたるのがチタン被膜20、硬質被膜にあたるのが窒化チタン被膜21、装飾被膜にあたるのが金被膜22となっている。
【0058】
できあがった硬質被膜付金属コイン18は、表面に金色調の金被膜22を有した金属コインとなっており、金被膜22の下層には金色調系の硬質被膜である窒化チタン被膜21が形成されているため、金被膜22は、キズに対する色調緩和がなされているため、金被膜22が部分的に剥がれても外観上見苦しくならない。
【0059】
また、銅合金からなるコインに下地メッキとして湿式メッキ法によりニッケル−クロム下地メッキを施した金属製コイン19と窒化チタン被膜21との間には中間被膜であるチタン被膜20が形成されているので、密着力は強く、粘着テープを貼り付けて剥がす剥離試験では、まったく剥がれてはこなかったばかりか、できあがった金属コイン同士がぶつかり合っても、衝撃によって窒化チタン被膜21が剥がれることはなかった。できあがった硬質被膜付金属コインは、窒化チタン被膜21の硬度が高いため、非常に高い耐摩耗性を有していた。
【0060】
なお、上記実施例では基材として銅合金からなるコインに下地メッキとして湿式メッキ法によりニッケル−クロム下地メッキを施した金属コインを使用しているが、基材の材質として、ステンレス、チタン、銅合金などを用いても良く、中間被膜としてイオンプレーティング法によってジルコニウムなどの被膜を形成しても良い。
【0061】
【発明の効果】
従来、市場にあった硬質被膜付金属コインは、基材である金属コインに直接硬質膜を形成していたため、金属コインと硬質被膜の硬度差から、ぶつかりやキズが原因で硬質被膜が剥がれやすかった。本発明による硬質被膜は、1層以上の中間被膜を有しており、基材―中間被膜―硬質被膜が硬度的に傾斜構造を成しているため、容易に硬質被膜の剥がれなどが発生しなくなっている。
【0062】
また、中間被膜と硬質被膜の色調を同系色に設定することで、硬質被膜の一部分にキズが付いても中間被膜で色調緩和され、外観上見苦しくなりにくい。さらに、硬質被膜を金属コインの表面の一部分、特に文字や模様形状に形成したり、最外層に装飾被膜を設けることで、デザイン製を更に高めることも可能である。
【0063】
また、上記のような硬質被膜付金属コインを乾式メッキ法で生産することで、大量生産時の安定した生産が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかわる実施例1における硬質被膜付金属コイン1の外観および断面図である。
【図2】本発明にかかわる実施例1において、ステンレス製金属コイン2の表面に、中間被膜であるチタン被膜3と硬質被膜である窒化チタン被膜4を形成した場合の断面を示した模式図である。
【図3】本発明にかかわる実施例2における硬質被膜付金属コイン5の外観および断面図である。
【図4】本発明にかかわる実施例2において、銅合金製金属コイン6の表面に、中間被膜であるジルコニウム被膜7と硬質被膜である窒化ジルコニウム被膜8とを形成した場合の断面を示した模式図である。
【図5】本発明にかかわる実施例3における硬質被膜付金属コイン9の外観および断面図である。
【図6】本発明にかかわる実施例3において、ステンレス製金属コイン10の表面に、中間被膜であるチタン被膜11と硬質被膜である酸化チタン被膜12とを形成した場合の断面を示した模式図である。
【図7】本発明にかかわる実施例4における硬質被膜付金属コイン13の外観および断面図である。
【図8】本発明にかかわる実施例4において、チタン製金属コイン14の表面に、中間被膜であるクロム被膜15と硬質被膜である窒化クロム被膜16と装飾被膜である白金被膜17とを形成した場合の断面を示した模式図である。
【図9】本発明にかかわる実施例5における硬質被膜付金属コイン18の外観および断面図である。
【図10】本発明にかかわる実施例5において、銅合金製金属コイン19の表面に、中間被膜であるチタン被膜20と硬質被膜である窒化チタン被膜21と装飾被膜である金被膜22とを形成した場合の断面を示した模式図である。
【図11】従来のステンレス製金属コイン23の表面に硬質膜である窒化チタン24を形成した物の断面を示した模式図である。
【符号の説明】
1 硬質被膜付金属コイン
2 ステンレス製金属コイン
3 チタン被膜
4 窒化チタン被膜
5 硬質被膜付金属コイン
6 銅合金製金属コイン
7 ジルコニウム被膜
8 窒化ジルコニウム被膜
9 硬質被膜付金属コイン
10 ステンレス製金属コイン
11 チタン被膜
12 酸化チタン被膜
13 硬質被膜付金属コイン
14 チタン製金属コイン
15 クロム被膜
16 窒化クロム被膜
17 白金被膜
18 硬質被膜付金属コイン
19 銅合金製金属コイン
20 チタン被膜
21 窒化チタン被膜
22 金被膜
23 窒化チタン被膜
24 窒化チタン被膜

Claims (11)

  1. 硬質被膜付金属コインにおいて、該硬質被膜と該金属コインとの間に、一層以上の中間被膜を形成し、該硬質被膜と該中間被膜とが硬度的な傾斜構造を成していることを特徴とする硬質被膜付金属コイン。
  2. 前記硬質被膜が、チタン、ジルコニウム、クロムの中の少なくとも1つの金属と、窒素、酸素、炭素のうちの1つ以上との化合物の中の少なくとも1つからなることを特徴とする請求項1記載の硬質被膜付金属コイン。
  3. 前記中間被膜が、チタン、ジルコニウム、クロムの中の少なくとも1つの金属、または該金属と、窒素、酸素、炭素のうちの1つ以上との化合物の中の少なくとも1つ、好ましくは前記硬質被膜の主成分である金属からなることを特徴とする請求項1記載の硬質被膜付金属コイン。
  4. 前記硬質被膜と前記中間被膜とが、乾式メッキ法により形成されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の硬質被膜付金属コイン。
  5. 前記金属コインが、ステンレス、銅合金、チタン、チタン合金の中の少なくとも1つの金属、または該金属の表面に湿式メッキ法による下地メッキを形成したものからなることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の硬質被膜付金属コイン。
  6. 前記硬質被膜と前記中間被膜とが、前記金属コインの表面の一部分に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の硬質被膜付金属コイン。
  7. 前記硬質被膜の上面である最外層に、金、白金、の中の少なくとも1つの金属、または該金属の合金の中の少なくとも1つからなる装飾被膜が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の硬質被膜付金属コイン。
  8. 硬質被膜付金属コインの製造方法において、真空装置を用いた乾式メッキ法により、該硬質被膜と該金属コインとの間の一層以上の中間被膜および該硬質被膜を形成することを特徴とする硬質被膜付金属コインの製造方法。
  9. 真空装置を用いた乾式メッキ法により、前記硬質被膜の上面である最外層に、金、白金、の中の少なくとも1つの金属、または該金属の合金の中の少なくとも1つからなる装飾被膜を形成することを特徴とする請求項8記載の硬質被膜付金属コインの製造方法。
  10. 前記金属コインにマスキングを施した後、乾式メッキ法によって前記中間被膜および前記硬質被膜および装飾被膜を形成し、マスキングを除去することによって、前記金属製コインの表面の一部分に硬質被膜を形成することを特徴とする請求項8または請求項9記載の硬質被膜付金属コインの製造方法。
  11. 前記金属コインに、乾式メッキ法によって前記中間被膜および前記硬質被膜および装飾被膜を形成し、マスキングを施した後、マスキングを施していない部分の前記中間被膜および前記硬質被膜および装飾被膜を除去し、マスキングを除去することによって、前記金属コインの表面の一部分に硬質被膜を形成することを特徴とする請求項8または請求項9記載の硬質被膜付金属コインの製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011162832A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Yi-Shiang Liang 貴金属部品のゲルマニウム含有真空めっき法
JP2013163021A (ja) * 2012-02-09 2013-08-22 Dunlop Sports Co Ltd ゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブヘッドを製造する方法
CN103436843A (zh) * 2013-09-18 2013-12-11 佛山市伟盛利得镀膜有限公司 Pvd复合膜层及其制备方法
US9447515B2 (en) 2008-06-13 2016-09-20 Royal Canadian Mint Control of electromagnetic signals of coins through multi-ply plating technology

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