JP2004160222A - コンピュータ断層撮影方法および装置 - Google Patents

コンピュータ断層撮影方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】一方ではコーン角が顧慮されず、他方では検出器の移動スパイラルの送り値もしくはピッチが可変である場合にも最大送り値内において最適な検出器利用率およびそれにともなう線量利用率がもたらされるようにする。
【解決手段】周期的に運動する検査対象物のCT画像の形成方法、特にスパイラル作動する多数行CT装置における心臓のボリューム再構成方法およびこのために構成された多数行CT装置において、回転スパイラルに沿った小さな部分回転セグメントから、部分回転セグメント毎にそれぞれ多数セグメント画像が計算され、これらのセグメント画像が第2ステップにおいて目標画像平面(例えば軸線方向平面)における部分画像に換算され、第3ステップにおいて正しい時相で完全な画像に統合される。
【選択図】図4

Description

本発明は、周期的に運動する検査対象物を検査するためのコンピュータ断層撮影方法、特に心臓のコンピュータ断層撮影方法およびこの方法を実施するためのコンピュータ断層撮影装置(CT装置)に関する。さらに詳しく言うならば、この方法においては、平面構成の検出器アレイがシステム軸線の周りを回転しながらスパイラル軌道上を移動する間に、この検出器アレイによって検査範囲の走査が行なわれ、吸収データが収集される。同時に、検出器データおよびそれから生じるデータに運動状態を割り付けるために、周期的に運動する検査範囲から運動データが収集され、しかもCT画像またはCT画像セットの作成のために、身体領域の定められた運動状態と相関関係にある出力データのみが使用される。
類似の方法および類似のCT装置は知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1は、支持体(ガントリー)上に配置され少なくとも最初と最後の検出器行を備えた検出器ユニットを用いた、運動時相および休止時相を有する周期的に運動する検査対象物のための画像再構成撮影方法を開示している。この方法は次の要件からなる。
最初および最後の検出器行は、回転軸線に対して垂直方向に延び、回転軸線に対して平行に検出器高さ(D)だけ互いに隔てて置かれ、
検査対象物は、支持体に対して相対的に回転軸線に沿って或る送り速度で移動させられ、支持体は或る回転数で回転軸線の周りを回転し、
少なくとも休止時相中に一群の回転角において回転角毎に検出器行によってそれぞれ同時に、その都度の回転角に割り付けられた測定データセットがそれぞれ取得され、
回転数は、支持体が休止時相中に少なくとも検査対象物の再構成に必要な再構成角度範囲と同じ大きさである回転角だけ回転するように選択され、
送り速度は、1つの運動時相と2つの再構成時間との和の期間に最大で検出器高さだけ回転軸線に沿って検査対象物が移動されるように選択され、
再構成時間は再構成角度範囲を渡るのに必要な時間である。
この方法においては、コーンビーム修正が行われず、従ってコーン角(円錐角)が大きくなると画質に負の影響を及ぼす画像アーチファクトが生じる欠点がある。
この方法においては、全体で完全なCT画像を与えるデータセットの再構成を必要とする再構成方法が適用される(例えば特許文献2、特許文献3および特許文献4参照)。
さらに、公開前の独国特許出願(特許文献5)は、次のような心臓のコンピュータ断層撮影方法および心臓のコンピュータ断層撮影装置を開示している。これにおいては、1つの焦点から出るコーンビーム束とこのビーム束を検出するためのマトリックス状の検出器アレイとにより検査対象物を走査するために、焦点が、検査対象物に対して相対的に、システム軸線に一致する中心軸線を有するスパイラル軌道上を移動させられ、検出器アレイは受信した放射に対応した出力データを供給し、周期的に運動する検査対象物範囲を撮像するために走査中に周期的運動の時間経過を再生する信号が取得され、スパイラルセグメント上を焦点の移動中にその都度供給される出力データから傾斜した画像平面を持つ画像が再構成され、その画像平面はシステム軸線に直交する第1の軸線の周りに或る傾斜角だけ傾けられていると共に第1の軸線にもシステム軸線にも直交する第2の軸線の周りにシステム軸線に対して或る傾斜角だけ傾けられ、直接に相前後するスパイラルセグメントは0より大きいか又は0に等しい重なり角だけ互いに重なり合い、スパイラルセグメントは周期的運動の時間経過を再生する信号を考慮して、周期的運動の撮像すべき時相に一致するように選択される。
そこに示された方法の場合、確かに、焦点と多数行からなる検出器との間におけるコーンビームの経過が考慮され、画像構成のために多数の隣接する類似の運動サイクルのファンデータが考慮されるが、しかしながら心臓周波数に関係せずに時間分解能を高めることができない。
さらに、公開されていない独国特許出願(特許文献6)においては、次の構成要件を有するコンピュータ断層撮影方法およびCT装置が開示されている。
1つの焦点から出るコーンビーム束とこのビーム束を検出するためのマトリックス状の検出器アレイとにより検査対象物を走査するために、焦点が検査対象物に対して相対的にシステム軸線を中心とするスパイラル軌道上を移動させられ、
検出器アレイは受信した放射に応じて出力データを供給し、スパイラル軌道上を焦点の移動中にその都度供給される出力データは下位セグメントに関する出力データに分割され、
下位セグメントについてシステム軸線に対して傾斜した画像平面を有するセグメント画像が再構成され、
周期的運動を行なう検査対象物範囲の撮像のために走査中に周期的運動の時間的経過を再生する信号が取得され、
セグメント画像にはシステム軸線上のz軸および周期的運動の時間経過に関する時間位置が割り付けられ、
z位置の所望範囲および時間位置の所望範囲に所属するセグメント画像は、対応する下位セグメントがCT画像の再構成に十分な全長を有するように選択され、
選択されたセグメント画像が統合されて、少なくとも間接的に目標画像平面に関する合成CT画像が作成される。
この方法もコーンビームの経過を考慮しているが、しかしデータ取得中にテーブル送りが適切に小さく選ばれる場合にしか、時間分解能が制御できない。
さらに、同様に公開されていない独国特許出願(特許文献7)に開示されているコンピュータ断層撮影方法および装置においては、1つの焦点から出るコーンビーム束とこのビーム束を検出するためのマトリックス状の検出器アレイとにより非運動性の検査対象物を走査するために、焦点が検査対象物に対して相対的にシステム軸線を中心とするスパイラル軌道上を移動させられ、検出器アレイは受信した放射に応じて出力データを供給し、CT画像の再構成に十分な長さを持ったスパイラルセグメント上を焦点の移動中にその都度供給される出力データが下位セグメントに関する出力データに分割され、下位セグメントについてシステム軸線に対して傾斜した画像平面を有するセグメント画像が再構成され、それぞれ下位セグメントに所属する複数のセグメント画像が統合されて目標画像平面に関する1つの部分画像が作成され、複数の部分画像が統合されて目標画像平面に関する1つの合成CT画像が作成される。
独国特許出願公開第19842238号明細書 独国特許出願公開第19842240号明細書 独国特許出願公開第19740214号明細書 独国特許出願公開第10063636号明細書 独国特許出願第10207623号明細書 独国特許出願第10133237号明細書 独国特許出願第10127269号明細書
本発明の課題は、周期的に運動する検査対象物を検査するためのコンピュータ断層撮影方法、特に心臓のコンピュータ断層撮影方法およびこの方法を実施するためのコンピュータ断層撮影装置であって、一方ではコーン角が顧慮されず、他方では検出器の移動スパイラルの送り値もしくはピッチが可変である場合にも最大送り値内において最適な検出器利用率およびそれにともなう線量利用率がもたらされるコンピュータ断層撮影方法および装置を提供することにある。
コンピュータ断層撮影方法に関する課題は、本発明によれば、周期的に運動する検査範囲、特に生体の心臓部位、とりわけ患者の心臓部位のCT画像を作成するために、
1.1. 検査範囲の走査は、検出器アレイの平面状に配置された複数の検出器要素に対する複数のビームを有する焦点から出るビーム束により行なわれ、焦点および検出器アレイは、検査対象物に対して相対的に、複数のスパイラルセグメントからなる等間隔のスパイラル軌道上をシステム軸線の周りに回転しながらシステム軸線に平行に移動し、検出器要素から位置および時間に関係した出力データが供給され、出力データによって焦点と検出器要素との間のビームの減弱変化が決定可能であり、
1.2. 検出器データおよびそれから生じたデータに運動状態を割り付けることができるようにするために、同時に、周期的に運動する検査範囲から運動データが収集され、
1.3. CT画像またはCT画像セットの形成のために、身体部位の定められた運動状態と相関関係にある出力データのみが使用され、
1.4. CT画像を再構成するのに十分な長さを有するスパイラルセグメント上を焦点の移動中にその都度供給されかつ定められた運動状態を割り付けられた出力データが、Nseg個の下位セグメントに関する出力データに分割され、
1.5. これらの運動状態に関連した下位セグメントについて、システム軸線に対して傾斜した画像平面を持つ運動状態に関連したセグメント画像が逆投影およびフィルタ処理によって再構成され、
1.6. それぞれ下位セグメントに属しかつ運動状態と相関関係にある複数のセグメント画像が統合されて、目標画像平面に関する運動状態に関連した1つの部分画像が作成され、
1.7. 少なくとも1つの目標画像平面について、運動状態に関連した複数の部分画像が統合されて、定められた運動状態の合成CT画像が作成される
ことによって解決される。
コンピュータ断層撮影装置に関する課題は、本発明によれば、少なくとも1つの焦点から出るビーム束と、このビーム束のビームを検出するための複数の配分された検出器要素を備えた平面構成の検出器アレイとにより、周期的に運動する検査対象物を走査するためのコンピュータ断層撮影装置において、少なくとも1つの焦点は、検査対象物に対して相対的に、検査対象物の周りのを回転する焦点軌道上を、対向する検出器アレイと共に移動させられ、しかも少なくとも、上述の方法に従って、検査対象物の運動状態を検出する手段、検出器データを収集する手段、フィルタ処理および逆投影を行う手段が設けられていることによって解決される。
本発明の好ましい実施態様は従属請求項に記載されている。
本発明者は、多数行のCTを備えたセグメント化された基本的には特許文献7に開示されたスパイラル再構成方法を、適当な軸線方向のセグメント画像平面が正しい時相で加算されることによって、例えば心臓のような周期的に運動する検査対象物の検査にも利用できることを認識した。
この画像再構成方法を基礎として、本発明者は、軸線方向のセグメント画像平面のボリュームスタックの再構成およびリフォーマッティングの後にボリュームスタックを時間位置およびz位置によって特色づけ、その後位置フィルタおよび時間フィルタによって検査対象物の周期的運動に関して定められた同じ運動状態の画像がその都度生じるように重畳することを提案する。
時間位置は、例えば周期的に運動する検査対象物としての検査すべき心臓の場合、同時に測定で記録された患者の心電図から得られる。レトロスペクティブゲーティングのためには、πの角度範囲に対して補い合う適当なセグメントが定められ、対応する軸線方向のセグメント画像平面が加算されて目標画像が作成されなければならない。
従って、本発明によれば、セグメント画像平面の量
S(θR,j+kπ,zR,q(θR,j+kπ));1≦j≦Nseg/2(k,qは整数)
について時空間フィルタ関数が規定され、このフィルタ関数により目標画像のz分解能および時間分解能は広範囲に影響を受ける。
なお、θR,j+kπは、k番目の半回転におけるj番目のボリュームスタックの中心角を表わし、(θR,j=θR+(j−1)・π/(Nseg/2))および
はボリュームスタックにおけるセグメント画像の割り付けられたz位置を表わし、さらに、pはテーブル送りであり、zstartは投影角θ=0におけるスパイラル回転の開始位置である。さらに、セグメント画像平面は、まずは分かり易さのために省略される位置座標(x,y)の関数である。
z位置zimgにおける中心角θR,jに対するフィルタ処理されたセグメント画像S^(θR,j,zimg)が次のように計算される。(なお、S^は数式ではSの上に^を付された形で示されている。以下同じである。)
ただし、1≦j≦Nseg/2であり、wzはスライス厚を決定する適当な重み付け関数であり、dはz位置zimgとz位置zR,qにおけるセグメント画像平面との間隔または類似の関数を表わす。
は、正確な基準化のための重み合計である。重み付け関数wphaseは、角度θR,j+kπに割り付けられた心周期における心電図により定められた時間位置CR(k,j)と角度θR,j+kπに中心を置かれたセグメント画像平との時間的間隔を評価する。
z位置zimgにおけるCT画像が
に従ってもたらされる。
テーブル送りおよび重み付け関数の適当な選択によって目標画像の時間分解能もz分解能も広範囲に影響を受ける。これは、特に、心臓の収縮時相中の撮影およびそれにともなって高い時間的分解能を必要とする機能的な心臓検査に役に立つ。他方では、冠状血管撮影法における冠状血管構造の3D表示のために高いz鮮明度が要求されている。従って、狭いzフィルタを選択すべきであり、時間分解能はテーブル送りが与えられている場合には限られた範囲内でのみ選択可能である。大きな送りで高いz鮮明度が望まれる不都合な場合、目標画像の計算に必要なセグメント画像は1心周期のみから取り出されなければならない。従って、この場合には、達成可能な時間分解能は走査器の回転時間の半分に制限される。
次に、検査対象物の周期的運動の考慮に関係しない基本的な画像再構成方法を説明する。もちろん、本発明による方法においては少なくともセグメント画像に、その都度検査対象物の周期的運動の時相に対する相関を作成する一種の時間マークを付けてやるように顧慮すべきである。
この画像再構成方法では、検査対象物がスパイラル状にセグメントにて走査され、スパイラルセグメントのデータが下位セグメントに分割され、これらの下位セグメントに関してセグメント画像が再構成される。この場合に、下位セグメントに沿ったスパイラル軌道からのセグメント画像の画像平面のずれは非常に小さいので、セグメント画像は、下位セグメントに沿ったスパイラル軌道からのセグメント画像の画像平面のずれによって起こされる非常に僅かな誤差しか持たず、それゆえ合成CT画像の発生の際に期待できる画質が向上する。
セグメント画像の画像平面の最大傾斜は、測定フィールド内における下位セグメントの両端においてそれぞれのセグメント画像の画像平面のためのビームが存在しなければならないという条件から決まる。
単独では使えないセグメント画像は公知のやり方で計算される、すなわちパラレルジオメトリまたはファンジオメトリにおいて存在する下位セグメントのための投影から、それぞれのセグメント画像の画像平面にとって最も好都合のビームが適当な誤差基準に従って選択され、フィルタ処理され、逆投影されるか、または他の標準方法で再構成される。
1つの下位セグメントに属する複数のセグメント画像を統合する、すなわち目標画像平面へのそれらのリフォーマッティングを行うと、同様に単独では使えない1つの部分画像が作成される。すなわち、それぞれのスパイラルセグメントに属する全ての部分画像における所望の目標画像平面に関する複数の部分画像が統合されて1つの合成CT画像が作成されて初めて、1つの使用可能な画像が生じる。
画質は、セグメント画像がシステム軸線に直交する第1の軸線の周りにシステム軸線に対して傾斜角χだけ傾斜していると共に第1の軸線にもシステム軸線にも直交する第2の軸線の周りにシステム軸線に対して傾斜角δだけ傾斜している画像平面に対して再構成される場合、特に向上する。なぜならば、それぞれの下位セグメントのスパイラル軌道へのセグメント画像の画像平面の適合が更に改善されるからである。
互いに隣接する下位セグメントが重なり合う場合、重なり範囲に属する出力データはそれぞれ、互いに重なり合う下位セグメントの互いに対応する出力データの重みがそれぞれ1を生じるように重み付けされるべきである。
下位セグメントが重なり合うことの利点は、下位セグメントの突き当たり個所で生じ得るアーチファクトが回避されることにある。
さらに、各下位セグメントのために、nima個の傾斜した画像平面についてのセグメント画像が再構成され、それらの画像平面は異なるz位置zimaを有する。異なるz位置を有するために傾斜が異なっている画像平面を持つ複数のセグメント画像を再構成することによって、傾斜角γおよび傾斜角δの相応の選択により、それぞれのセグメント画像の画像平面をこれらの各z位置について最適に下位セグメントに適合させ、検出器アレイも線量も理論上では完全に、実践上では十分に利用することが可能である。複数の傾斜した画像平面は下位セグメントに対して接線方向に延びる直線で交差する。
できるだけ完全な検出器利用率および線量利用率を得るために、本発明の変形によれば、1つの下位セグメントに属する複数の傾斜した画像平面の傾斜角δの極値+δmaxおよび−δmaxについて
が当てはまり、ただし
によるγ0は傾斜角δ=0に対して得られる傾斜角γの値である。
高い画質への関心では、本発明の他の変形によれば、傾斜角δの最大値の与えられた大きさ|δmax|に対して、傾斜角γの対応の最適値γminは誤差基準(例えば、画像平面と下位セグメントの全ての点とのz方向に測定された間隔の最小二乗平均値)が満たされるように求められる。
使用者がCT装置から通常の横断層画像を得ることができるようにするために、リフォーマッティングが用いられると好ましく、その場合複数のセグメント画像が統合されることによって1つの部分画像が別の方法ステップで作成される。なお、その統合は、複数のセグメント画像が補間法または特に重み付けされ平均値形成によって1つの部分画像に統合されることによって行なわれる。
部分画像およびそれにともなう合成CT画像の再構成スライス厚は、本発明の特に有利な実施態様に基づいて、セグメント画像が1つの部分画像に統合される際に部分画像のその都度の所望の再構成スライス厚に応じて重み付けされることによって調整される。
複数のセグメント画像を統合して1つの部分画像を作成する際、1つの部分画像を作成するために統合されるべきセグメント画像の数は、部分画像のその都度の所望の再構成スライス厚に応じて選択するのがよい。その場合、できるでけ高い画質を得るためには、セグメント画像を最小可能なスライス厚にて再構成するのがよい。
複数の部分画像を統合して合成CT画像を作成する際複数の部分画像の統合は特に加算によって行なわれ、しかもこれは同様にとりわけシステム軸線と直交する目標画像平面について行われる。しかしながら、目標画像平面をシステム軸線に対して傾斜させることもできる。
セグメント画像の作成時に生じるデータ量を限界内に保つために、本発明の変形によれば、セグメント画像に対応するデータが圧縮される。
画像再構成の特に有利な実施態様によれば、セグメント画像に対応する圧縮されたデータは、少なくともほぼそれぞれの下位セグメントに属する基準投影方向の方向に延びる第1の方向における分解能が基準投影方向に対して少なくともほぼ直角方向に延びる第2の方向における分解能よりも大きいような不均一なピクセルマトリックスを有する。このような進行形式は、それぞれの下位セグメントに属する基準投影方向に対して直角方向のセグメント画像における情報密度がそれぞれの下位セグメントに属する基準投影方向における情報密度よりも著しく大きいので、可能である。
不均一なピクセルマトリックスの実現は、セグメント画像に対応する圧縮されたデータが縦長の形状、特に矩形のピクセルを有し、ピクセルの最も長い広がりがそれぞれの下位セグメントに属する基準投影方向と少なくともほぼ同じ方向に延びる場合に特に簡単である。
本発明の他の有利な実施態様に従って、セグメント画像が不均一なピクセルマトリックスにおいて再構成される場合、特に時間を節約できる。なぜならば、この場合、それぞれの下位セグメントに属する基準投影方向において同じ分解能を有する均一なピクセルマトリックスの場合におけるよりも再構成すべきピクセルが明らかに少なくて済むからである。逆投影は、逆投影方向が少なくともほぼ、それぞれの下位セグメントに属する基準投影方向に一致するならば、特に簡単に行なわれる。
合成CT画像は通常のように均一なピクセルマトリックスを有するので、圧縮は、この圧縮が不均一なピクセルマトリックスの使用に基づいている場合、本発明の変形に従って、遅くとも、複数の部分画像を統合して1つの合成CT画像を作成する過程で解消される。
画像再構成方法の特別な変形では、均一なピクセルマトリックスのピクセルは、不均一なピクセルマトリックスのピクセルから、補間法または平均値形成によって得ることができる。
既述の方法はコーン(円錐)補正なしでも実施されることを言及しておく。スパイラルは、Nseg個の小さい(例えばπ/4,π/8,…)、場合によっては若干重なり合う部分回転セグメントに分解される。これらの各セグメントに対して、間隔Δzで軸線方向のセグメント画像が規定され、軸線方向の画像層に対して、
S(θR,j+kπ,zR,q(θR,j+kπ));1≦j≦Nseg/2(k,qは整数)
が再構成される。これらは、再び、自由に選択可能なz位置における選択可能な時間分解能を持つ目標画像を算出することができる。
以上に説明した方法に基づいて、本発明者は次のCT装置も提案する。すなわち、このCT装置によれば、少なくとも1つの焦点から出るビーム束と、このビーム束のビームを検出するための複数の配分された検出器要素を備えた平面構成の検出器アレイとにより、周期的に運動する検査対象物を走査するためのコンピュータ断層撮影装置において、少なくとも1つの焦点は、検査対象物に対して相対的に、検査対象物の周りのを回転する焦点軌道上を、対向する検出器アレイと共に移動させられ、しかも少なくとも、上述の方法に従って、検査対象物の運動状態を検出する手段、検出器データを収集する手段、フィルタ処理および逆投影を行う手段が設けられている。
本発明によるこの方法に必要な機能手段は少なくとも部分的にプログラムまたはプログラムモジュールによって実現される。さらに、検査対象物が患者の心臓である場合、運動状態の検出に心電図を使用することができる。もちろん、検査対象物が例えば周期的に運動する機械である場合、角度発信器またはその都度存在する位相または実際の運動状態を認識可能であるその他の測定器具を使用することもできる。
以下、添付の図面に示す実施例を参照しながら本発明を更に詳細に説明する。
図1は多数行のCT装置、
図2は図1の装置の縦断面、
図3はセグメントおよび下位セグメントを持つスパイラル走査の概略図、
図4は下位セグメントに所属するセグメント画像の画像平面、
図5はセグメント画像の例、
図6はセグメント画像の不均一なピクセルマトリックスおよび所属の部分画像の均一なピクセルマトリックス、
図7は人の心臓の典型的な心電図、
図8は図7の心電図と相関関係にある相対ボリューム変化によって表示された心臓の運動状態、
図9は図4および図5と相関関係にある重み付け関数hphaseの時間的経過を示す。
図1および図2は本発明による方法を実施するのに適した第3世代のCT装置を示す。この測定装置1の全体は、X線源2と、検出器要素4の多数の行および列によって平面状のアレイとして構成された検出器システム5とを有する。X線源2はこのX線源に前置されたX線源側のX線絞り3を備え、検出器システム5はこの検出器システムに前置された検出器側のX線絞り6を備えている。図1では図の見易さのために8行だけの検出器要素4が示されているが、検出器システム5は、図2に点線で示されているように、それよりも多い行数の検出器要素4を有する。
一方ではX線絞り3を備えたX線源2と、他方ではX線絞り6を備えた検出器システム5とが回転フレーム7に、CT装置の作動時にX線源2から出て調整可能なX線絞り3によって絞られ縁部X線ビーム8を有するピラミッド形のX線ビーム束が検出器システム5に当たるように対向配置されている。X線絞り6は、X線絞り3により調整されたX線ビーム束の横断面に応じて、X線ビーム束が直接に当たる検出器システム5の範囲のみが開放されるように調整されている。これは、図1および図2に示された作動モードでは8行の検出器要素4であり、これらは以下では活性行と呼ぶ。他の点線で示された行はX線絞り6によって遮蔽されており、従って活性ではない。検出器要素4の各行は個数kの検出器要素を有し、いわゆるチャンネルインデックはk=1〜Kである。検出器要素4の活性行Lnは図2にL1〜LNで示され、行インデックスはn=1〜Nである。
X線ビーム束は図2に書き込まれた円錐角(コーン角)βを有し、この円錐角βはシステム軸線Zと焦点Fとを含む平面におけるX線ビーム束の開き角である。X線ビーム束のファン角φが図1および図2に書き込まれている。ファン角φはシステム軸線Zに対して直角に配置されかつ焦点Fを含む平面におけるX線ビーム束の開き角である。
回転フレーム7は駆動装置22によりシステム軸線Zを中心に回転移動させられる。システム軸線Zは図1に示された空間直交座標系のz軸に平行に延びている。
検出器システム5の列は同様にz軸方向に延びているのに対して、z軸方向に測って例えば1mmの幅bを有する行はシステム軸線Zもしくはz軸に対して直角方向に延びている。
運動している検査対象物、例えば患者Pの心臓をX線ビーム束の通路内に運ぶことができるようにするために、システム軸線Zに対して平行に、すなわちz軸方向に移動可能である寝台装置9が設けられ、回転フレーム7の回転運動と寝台装置9の並進運動との間で、回転速度と並進速度との比が一定になるように同期が取られている。この場合、回転フレーム7の1回転当たりの寝台装置9の送りpの所望値が選択されることによって、その比は調整可能である。
従って、寝台装置9上における検査対象物のボリュームがボリューム走査中に検査される。ボリューム走査はスパイラル走査の形で、測定ユニット1の回転と寝台装置9の並進とを同時に行ないながら測定ユニット1により測定ユニット1の1回転毎に多数の投影を種々の投影方向から撮影するようにして行なうことができる。スパイラル走査の場合、X線源の焦点Fは寝台装置9に対して相対的にスパイラル軌道S上を移動する。
検査対象物の走査と同時に、求められた画像データに後で時相正しく心電図記録に応じて重み付けをすることができるように、心電図23によって患者の心臓の活動が記録される。
スパイラル走査中に検出器システム5の活性行のそれぞれの検出器要素から平行に読み出された個々の投影に対応する測定データが、データ処理ユニット10においてディジタル−アナログ変換を施され、シリアル化されて画像コンピュータ11に伝送される。
画像コンピュータ11の前処理ユニット12において測定データが前処理された後に、合成データストリームが再構成ユニット13に達し、再構成ユニット13は測定データから検査対象物の所望断層のCT画像を再構成し、これは公知の方法に基づいて行なわれる(例えば180線形補間法または360線形補間法)。
CT画像はマトリックス状に構成されたピクセルからなり、ピクセルはそれぞれの画像平面に割り付けられ、各ピクセルにはCT値がハウンズフィールド値(HU)で割り付けられ、個々のピクセルはCT値/グレー値スケールに応じてその都度のCT値に応じたグレー値で表示される。
断層画像再構成ユニット13およびX線陰影画像再構成ユニット15によって再構成された画像は、画像コンピュータ11に接続された表示装置16、例えばモニタに表示される。
X線源2、例えばX線管は発生器ユニット17から必要な電圧および電流、例えば管電圧Uを供給される。この管電圧をその都度必要な値に調整できるようにするために、発生器ユニット17にはキーボード19を備えた制御ユニット18が付設されており、この制御ユニット18が必要な調整を可能にする。
CT装置のその他の操作および制御も制御ユニット18およびキーボード19により行なわれ、このことは制御ユニット18が画像コンピュータ11と接続されていることによって示されている。
とりわけ、検出器要素4の活性行の個数NとこれにともなうX線絞り3,6とは調整可能であり、このために制御ユニット18はX線絞り3,6に付設された調整ユニット20,21に接続されている。さらに回転フレーム7が1つの全回転に要する回転時間τは調整可能であり、このことは回転フレーム7に付設された駆動ユニット22が制御ユニット18に接続されていることによって示されている。
CT画像の計算は以下に詳しく説明する方法によって行なわれる。
このために、スパイラル走査は、例えば図3に示されているように、6πに亘って行なわれる。その際に得られた測定データから、互いに重なり合う多数の下位セグメントに対応する測定データが取り出される。この場合、下位セグメントの個数および長さ、例えばπ/4またはπ/8は、これらの下位セグメントが全体として、CT画像の再構成に十分な長さ、例えばπ+φを有する少なくとも1つのスパイラルセグメントをもたらすように選ばれる。下位セグメントのそれぞれに対して、相応の測定データから、中心平面に対して種々に傾斜した画像平面に関連するピクセルを有する個数Ntiltの下位セグメント画像が計算される。
図3から明らかのように、図示の実施例では、全回転(1回転)当たりに12個の互いに重なり合う下位セグメントが存在し、つまりNα=12が当てはまる。図3に示された3回の全回転のうちの1回目の全回転の下位セグメントは図3ではUS1〜US12で示されている。
下位セグメント毎に、図示の実施例では、下位セグメントUS4の例で図4から明らかであるように、5つのセグメント画像が計算され、つまりNtilt=5が当てはまり、このことはセグメント画像の画像平面PI1〜PI5によって示されている。
従って、1回の全回転について、この全回転の測定データから、全体としてNα×Ntilt=60個のセグメント画像が計算され、後で1つの下位セグメントに所属する複数のセグメント画像が統合されて1つの部分画像が作成される。
セグメント画像の画像平面PI1〜PI5は、図4によれば、すべてが1つの直線において交差する。この直線は図示の実施例の場合にはそれぞれの下位セグメントの中心Mにおける接線Tであり、すなわち下位セグメントに所属する焦点軌道部分のうちこの焦点軌道部分の円弧長の半分のところある点における接線Tである。
これらの各画像平面PI1〜PI5について、異なる検出器行L1〜L8によって供給された測定データから、それぞれのセグメント画像の再構成に必要な線積分に相当する測定値が選択され、この選択は、それぞれのセグメント画像の再構成に利用されるX線ビームがそれぞれのセグメント画像の傾斜した画像平面からの間隔に関して適切な誤差基準を満たすように行なわれる。図示された実施例の場合、これは、それぞれの傾斜した画像平面PI1〜PI5とそれぞれのセグメント画像の再構成のために利用された全てのX線ビームとのz方向に測定された間隔の最小二乗平均値である。
それゆえ、セグメント画像の画像平面の最大傾斜は、必要な全ての線積分のために、誤差基準に基づいて傾斜した画像平面に十分近くにあるXビームを有する測定値が使用可能でなければならないという要求によって定められている。
ここで、各画像平面PI1〜PI5のために種々の測定値から統合されたこれらの線積分から、それぞれの画像平面PI1〜PI5に所属するセグメント画像が、例えば畳み込みおよび逆投影の標準再構成方法によって計算される。このセグメント画像のピクセルはそれぞれの傾斜した画像平面PI1〜PI5に所属する。従って、図示の実施例の場合、各下位セグメントのために5つのセグメント画像のスタックが計算される。
下位セグメント毎に含まれるNtilt個のセグメント画像は、後に続くリフォーマッティングステップにおいて統合され、画像平面PI1〜PI5とは異なる図2に示されているようにシステム軸線Zに直交する所望の目標画像平面IPに関する部分画像を作成し、しかもその統合は更に説明する選択可能な下位モードに関係して重み付け又は補間法によって行なわれる。それぞれの下位モードとは関係なく、統合の過程において、画像ノイズが低減され、所望の再構成スライス厚が調整され、この調整が重み付けおよび/またはリフォーマッティングに取り込まれるセグメント画像の個数によって行なわれる。しかし、その個数が下位セグメント毎に再構成されたセグメント画像の個数に等しいと好ましい。
このようにして得られたNα個の部分画像は、後に続くリフォーマッティングステップにおいて加算によって統合され、目標平面に関する1つの合成CT画像を作成する。
複数のセグメント画像を統合して1つの部分画像を作成する際複数のセグメント画像の統合は第1の下位モードにおいては重み付けによって行なわれる。2つの選択可能な重み付けモードのうちの1つに基づいて行なわれる重み付けによる統合の場合、その都度選択された重み付けモードとは関係なく、セグメント画像のピクセルはそれぞれソースピクセルとして、合成CT画像の相応の目標ピクセルに寄与し、目標ピクセルへのソースピクセルの寄与が幾何学的な基準量に関係して重み付けされる。従って、目標ピクセルに所属するCT値は、それぞれ対応のソースピクセルのCT値から幾何学的な基準量の考慮のもとに求められる。
第1の重み付けモードにおいては、幾何学的な基準量として、それぞれのソースピクセルと目標ピクセルとの間隔が考慮される。
第2の重み付けモードにおいては、アーチファクトを回避するために、ソースピクセルとそれぞれの下位セグメントの中心との間隔に関係した重み付けが付加的に行なわれる。
第2の下位モードにおいては、複数のセグメント画像を統合して1つの部分画像を作成する際複数のセグメント画像の統合は補間法によって行なわれる。すなわち、目標ピクセルつまり合成CT画像のピクセルは、補間法,例えば線形補間法によって、対応するソースピクセルつまりセグメント画像の対応するピクセルから求められる。
以下において、基準投影角αr=0に関して中心に置かれている1つの下位セグメントを基にして模範的に、セグメント画像の再構成に基づいている条件を説明する。nima個のセグメント画像の画像平面はx軸に対して傾斜角γだけ、y軸に対して傾斜角δだけ傾斜しているために、画像平面の法線ベクトルは
によって与えられる。
傾斜角γおよび傾斜角δだけ傾斜した画像平面とスパイラル軌道つまり下位セグメントにおける任意の点(xf,yf,zf)とのz軸方向の間隔d(α,δ,γ)は
によって与えられる。
基準投影角αr=0についての焦点Fの位置(−Rf,0,0)はその画像平面内にあることから出発している。
傾斜した画像平面の傾斜角γおよび傾斜角δは、それぞれの下位セグメントの全ての点が誤差基準を満たすように、例えばその画像平面とスパイラルセグメントの全ての点とのz軸方向に測定された間隔の二乗平均値がそれぞれ最小であるように選択されなければならない。
b−tがz軸の周りに角度α―π/2だけ回転させられた直交座標系x−yであると仮定すると、b−tは投影角度αを持った投影についての局部座標系である。
システム軸線Zを含む平面、いわゆる仮想の検出器平面への検出器アレイの投影に相当する仮想の検出器アレイを想定すると、この検出器平面に対してt=0が当てはまる。
この画像平面上の各点(x,y,z)は
によって特徴づけられる。
式(4)にt=0を持つ式(3)を代入すると、仮想の検出器平面と画像平面との交差直線
が得られる。
仮想の検出器平面上のk座標は
によって与えられる。
傾斜角γは、まず米国特許第5802134号明細書の場合と同じように傾斜角δ=0に対して最適化される。結果として
が得られる。ただし、α^は下位セグメントが画像平面と交差する角度である。なお、α^は数式ではαの上に^を付された形で示されている。
式(7)に基づいてα^で得られる傾斜角γ0に対して、傾斜角δが最適化される。傾斜角δのための最適化基準は、X線ビームによって捕捉される検査対象物範囲をz方向に前後に区切る直線−RFOV≦b≦RFOVについての式(6)によるz座標が、活性の検出器平面内に、すなわちX線絞り6によって開放されかつX線ビームの当たる検出器アレイ5の範囲内に位置しなければならないばかりか、検出器平面ができるだけ良好に利用されなければならないということである。
最大可能な傾斜角±δmaxについては、式(6)によるz座標によって与えられるb=±RFOVの直線がz方向の検出器前端もしくは検出器後端に到達する。これが、それぞれの下位セグメントに関して、下位セグメントの始端および終端における投影、すなわち最も外側の投影角度±αlを支持する場合、
が当てはまる。ただし、Mは検出器行の数であり、Sはz方向に測定された検出器行の幅である。
式(5)がα=αlおよびγ=γ0として式(7)に代入され、δmaxについて解くと、
もしくは
が生じる。
相応のδmaxについては、新たなγminが反復法によって、つまり式(2)による画像平面と下位セグメントの全ての点とのz方向に測った間隔d(α,δmax,γ)の二乗平均値の最小化によって求められる。
ここで、傾斜角δの利用できる範囲[−δmax,δmax]は、再構成すべきセグメント画像の個数nimaに応じて、とりわけ図示の実施例の場合におけるように一様に区分される。すなわち、一様な区分の場合、各画像平面0≦i≦nima−1は、傾斜角γmin(これは特に図示の実施例の場合におけるように全ての画像平面について等しい。)およびそれぞれの傾斜角δ(i)によって特徴付けられ、それぞれの傾斜角δ(i)に対して
が当てはまる。
リフォーマッティングは選択可能な幅の補間機能により行なわれ、それによって合成横断層画像におけるスライス感度プロフィールおよび画像ノイズが影響を受ける。
部分画像およびそれにともなう合成CT画像における所望の再構成スライス厚の確定はレトロスペクティブにリフォーマッティングの過程で行なわれるという利点がある。
所望の部分断層画像の再構成スライス厚がレトロスペクティブに確定されるという事情のために、セグメント画像の再構成は、最小限の再構成スライス厚を持った相応に狭い重み付け関数の選択によって行なわれる。これは、z方向における最高の鮮明度を、セグメント画像に対してのみならず、リフォーマッティングによって得られた部分画像、そして部分画像によって得られるCT画像に対しても保証する。
この利点のほかに、上述のリフォーマッティングの他の利点として次のことがあげられる。
(1)再構成スライス厚は、新たな再構成が必要となることなしに、レトロスペクティブに選択できること。
(2)再構成スライス厚は自由に選択可能であること。
(3)リフォーマッティングのために、自由に選択可能な幅の多数の適切な補間関数が使用できること。
図5には、下位セグメントUS4に属する複数のセグメント画像の内、例として画像平面PI3に属するセグメント画像が示されている。図5には、破線で基準投影角αrが示され、これに付属した最も外側の投影角+αlおよび−αlが示されている。明らかに、その都度の基準投影角に対応する投影方向(以下、これを基準投影方向と呼ぶ。)に対して直角方向におけるセグメント画像の情報密度はその都度の基準投影方向におけるよりも著しく大きい。
従って、セグメント画像に対応するデータを圧縮することが可能である。図示の実施例では、均一のピクセルマトリックスが使用されるとデータ冗長が上述の理由から非常に高くなってしまうという事情のために、セグメント画像に対応する圧縮されたデータがデータ構造に応じてデータ圧縮を、基準投影方向における分解能Rrが基準投影方向に対して直角方向おける分解能Rorよりも小さいような不均一なピクセルマトリックスを有することによって行なわれる。基準投影方向に対して直角方向における与えられた分解能から出発する場合には、圧縮時に到達し得る圧縮係数は商Ror/Rrに相当する。
図示の実施例では、図6による不均一なピクセルマトリックスは、セグメント画像に対応する圧縮されたデータが縦長つまり矩形の形状のピクセルを有することによって実現されている。その場合、ピクセルの最も長い広がりは基準投影方向に延びている。
セグメント画像の蓄積に必要なメモリ場所を低減させることが重要である場合、セグメント画像を再構成の実行後に不均一なピクセルマトリックスへ換算する第1の圧縮作動様式が選択される。
セグメント画像の再構成に必要な計算費用を低減させる場合、セグメント画像を不均一なピクセルマトリックスにおいて再構成する第2の圧縮作動様式が選択される。これによって、再構成しなければならないピクセルは、基準投影方向に対して直角方向に不均一なピクセルマトリックスと同じ分解能を有する均一なピクセルマトリックスの場合におけるよりも明らかに少なくなるという利点が得られる。
不均一なピクセルマトリックスにおける再構成の過程では、図6に従って、逆投影の基礎をなしているx-軸およびy-軸を有する座標系がそれぞれ回転され、逆投影方向がその都度の基準投影方向に一致するようになされている。なお、x-およびy-図6においてはそれぞれxおよびyの上に−を付された形で示されている。
両圧縮作動様式のどちらが選択されるかに応じて、データ圧縮は遅くとも、複数の部分画像を統合して合成CT画像を作成する過程で再び解消されなければならない。従って、本発明によるCT装置の場合、部分画像が不均一なピクセルマトリックスに基づいて作成され、合成CT画像の作成の過程で初めて均一なピクセルマトリックスへの移行が行なわれる。これは、下位セグメントに属する複数のセグメント画像を統合して1つの部分画像を作成する際に均一なピクセルマトリックスに移行する原理的に同様に可能な進行形式に比べて、メモリ要求の低減および同様に計算費用の低減という利点を提供する。
圧縮解消が、複数のセグメント画像を統合して1つの部分画像を作成する過程で行なわれるか、あるいは複数の部分画像を統合して1つの合成CT画像を作成する過程で行なわれるかに無関係に、第1の下位作動様式を選択すると、均一なピクセルマトリックスのピクセルが不均一なピクセルマトリックスのピクセルから補間法によって得られる。第2の下位作動様式を選択すると、均一なピクセルマトリックスのピクセルが不均一なピクセルマトリックスのピクセルから重み付けによって得られる。
両下位作動様式においては、基準投影方向に応じた不均一なピクセルマトリックスの整列のために、不均一なピクセルマトリックスが均一なピクセルマトリックスに対して相対的にねじれるにも拘わらず、不均一なピクセルマトリックスが均一なピクセルマトリックスの各ピクセルを求めるのに適したデータを有することを保証するには、不均一なピクセルマトリックスが均一なピクセルマトリックスよりも大きくなければならない。このことは、正方形の均一なピクセルマトリックスおよび同様に正方形の不均一なピクセルマトリックスの場合、(任意の基準投影方向について)不均一なピクセルマトリックスの側長は均一なピクセルマトリックスの側長よりも或る係数倍だけ大きくなければならないことを意味する。
補間法もしくは重み付けによるデータ圧縮解消時にその進行形式が開始される場合、複数のセグメント画像を統合して1つの部分画像を作成することに関係して前述したことが意味上当てはまる。従って、平均値形成を重み付けして行なうこともできる。
図示の実施例の場合、データ圧縮は不均一なピクセルマトリックスの使用に基づいて行なわれる。代替として、画像処理の分野では通常に行われる他の圧縮方法を使用することもできる。
上記の見せかけだけの実施においてはまだ、求められたデータおよびセグメント画像は、それらが運動する検査対象物から得られるとき、一部には検査対象物の種々の運動状態に起因する不鮮明さを有することが考慮されていない。しかしながら、本発明思想に応じて、この運動不鮮明さは、運動時相に関連した重み付けがセグメント画像に対して施されることによって除去される、あるいは別の言葉で言えば、定められた運動状態にある検査対象物を表わすようなセグメント画像のみが検査対象物表示のために使用されることによって除去されるべきである。心臓の運動に関して、例えば心臓が全く運動していないかまたは非常に僅かしか運動していない比較的長時間の時相を利用するとよい。
図7乃至図9は患者の概略的に示された心電図の間における時間的な相関関係を示す。
図7においては、P波およびPQ区間を有する心房部分、続くQRSグループ,ST区間,T波およびU波を有する心室部分についての一般に知られている典型的な経過が示されている。特徴的にこの図には、P波,QRSグループおよびT波だけが表示されている。
心電図のこの典型的な周期性の経過は、図8において時間的に同期して心臓の相対的ボリューム変化V/V0(t)の記録によって示されている心臓の定められた運動状態と相関関係にある。この経過は大まかに2つの時相に分けると、運動時相Iと休止時相IIとが生じる。本発明に従って、CT撮影をそれぞれ定められた時相に対応させようとする場合には、それぞれの時相に応じて図9に示された経過を有する重み付け関数hphaseがこの定められた運動状態の情報のみが最終的に画像形成に利用されるようにする。
比較的大きなタイムインターバルつまり心臓の休止時相IIに亘って僅かな運動しか行なわれないことから出発することができるので、図9から明らかのように、例えば休止時相IIの全体は高く重み付けされるのに対して、運動時相Iは僅かしか重み付けされないようにすることができる。図9における実線は2つの異なる値1,0のみを有する重み付け関数hphaseの経過を示す。
しかしながら、代替として、破線で表示された重み付け関数hphaseの経過に示されているように、心臓の休止範囲に応じて異なる微妙に違う重み付けを行うことによって、実際の相対的なボリューム変化およびそれにとなう心臓の運動状態も考慮することができる。さらに、予め定められた運動状態の時間的間隔でもって低下する重み付け関数を選択することもできる。これは、例として重み付け関数の点線の経過によって示されている。
時間マークも位置マークも担持するセグメント画像平面の量でフィルタ処理される。これらの座標には時空間フィルタが作用する。各セグメントに対してセグメント画像平面のスタック(booklet)が存在し、各スタックについての個数Ntiltは等しい。
本発明によれば、セグメント画像平面の量
S(θR,j+kπ,zR,q(θR,j+kπ));1≦j≦Nseg/2(k,qは整数)
について時空間フィルタ関数が規定され、このフィルタ関数により目標画像のz分解能および時間分解能は広範囲に影響を受ける。
なお、θR,j+kπは、k番目の半回転におけるj番目の画像スタックの中心角を表わし、(θR,j=θR+(j−1)・π/(Nseg/2))および
は画像スタックにおけるセグメント画像の割り付けられたz位置を表わし、さらにpはテーブル送りであり、zstartは投影角θ=0におけるスパイラル回転の開始位置である。さらに、セグメント画像平面は、まずは分かり易さのために省略される位置座標(x,y)の関数である。
z位置zimgにおける中心角θR,jに対するフィルタ処理されたセグメント画像平面S^(θR,j,zimg)は次のように計算される。
ただし、wzはスライス厚を決定する適当な重み付け関数であり、dはz位置zimgとz位置zR,qにおけるセグメント画像平面との間隔または類似の関数を表わす。
は、正確な基準化のための重み合計である。重み付け関数wphaseは、角度θR,j+kπに割り付けられた心周期における心電図により定められた時間位置CR(k,j)と角度θR,j+kπに心出しされたセグメント画像平面との時間的間隔を評価する。
z位置zimgにおけるCT画像は
によりもたらされる。
前述の実施例に関連して第3世代のCT装置が使用される。すなわち、X線源および検出器システムが画像形成中に共通にシステム軸線の周りを移動させられる。しかしながら、本発明はX線源のみがシステム軸線の回りを移動させられ固定側の検出器リングと協動する第4世代のCT装置に関しても、検出器システムが検出器要素の多数行アレイであるかぎり使用が可能である。
第5世代のCT装置、すなわち、システム軸線の周りを移動させられる1つまたは複数のX線源の1つの焦点のみならず複数の焦点からX線が出るようなCT装置の場合にも、検出器システムが検出器要素の多数行アレイを有するかぎり、本発明による方法に使用することができる。
前述の実施例に関連して使用されるCT装置は直交マトリックス状に配置された検出器要素を備えた検出器システムを有する。しかしながら、検出器システムが他の様式で平面状アレイに配置された検出器要素を有するCT装置も本発明に使用することができる。
以上に説明した通り、本発明は、周期的運動する検査対象物のCT画像の形成方法、特にスパイラル作動する多数行CT装置における心臓のボリューム再構成方法およびこのために構成された多数行CT装置において、回転スパイラルに沿った小さな部分回転セグメントから、部分回転セグメント毎にそれぞれ複数のセグメント画像が計算され、これらのセグメント画像が第2ステップにおいて目標画像平面(例えば軸方向平面)内の部分画像に換算され、第3ステップにおいて正しい時相で統合されて完全な画像を作成することを提唱する。
多数行のCT装置を示す概略図 図1の装置の縦断面を示す概略図 セグメントおよび下位セグメントを持つスパイラル走査の概略図 下位セグメントに属するセグメント画像の画像平面の説明図 セグメント画像の例を示す図 セグメント画像の不均一なピクセルマトリックスと付属の部分画像の均一なピクセルマトリックスの説明図 人の心臓の典型的な心電図 図7の心電図と相関関係にある相対的なボリューム変化で表示された心臓の運動状態を示すタイムチャート 図4および図5と相関関係にある重み付け関数hphaseのタイムチャート
符号の説明
1 測定装置、測定ユニット
2 X線源
3 X線絞り
4 検出器要素
5 検出器アレイ、検出器システム
6 X線絞り
7 回転フレーム、ガントリー
8 縁部ビーム
9 寝台装置
10 シーケンサ、データ処理ユニット
11 画像コンピュータ
12 前処理ユニット
13 再構成ユニット
14 メモリ
16 モニタ、表示装置
17 発生器ユニット
18 制御ユニット
19 キーボード
20,21 調整ユニット
22 駆動ユニット
23 心電図
I 運動時相
II 休止時相
β コーン角、円錐角
δ 傾斜角
φ ファン角
γ 傾斜角
α 投影角
αr ファン座標における基準投影角
θr 平行座標における基準投影角
R(k,j) 心電図
F 焦点
(x,y,z)CT画像
IP 目標画像平面
x 検出器行
M 中心
Nα 部分画像
seg セグメント画像
tilt セグメント画像
ima セグメント画像の個数
P 患者
p 送り、スパイラルピッチ
PIx 画像平面
S スパイラル軌道
T 接線
USx 下位セグメント
V/V0 心臓の相対的ボリューム変化
j 重み合計
phase 時間重み付け関数
wz 空間重み付け関数
Z システム軸線

Claims (34)

  1. 周期的に運動する検査範囲のCT画像を作成するために、
    1.1. 検査範囲の走査は、検出器アレイの平面状に配置された複数の検出器要素に対する複数のビームを有する焦点から出るビーム束により行なわれ、焦点および検出器アレイは、検査対象物に対して相対的に、複数のスパイラルセグメントからなる等間隔のスパイラル軌道上をシステム軸線の周りに回転しながらシステム軸線に平行に移動し、検出器要素から位置および時間に関係した出力データが供給され、出力データによって焦点と検出器要素との間のビームの減弱変化が決定可能であり、
    1.2. 検出器データおよびそれから生じたデータに運動状態を割り付けることができるようにするために、同時に、周期的に運動する検査範囲から運動データが収集され、
    1.3. CT画像またはCT画像セットの形成のために、身体部位の定められた運動状態と相関関係にある出力データのみが使用され、
    1.4. CT画像を再構成するのに十分な長さを有するスパイラルセグメント上を焦点の移動中にその都度供給されかつ定められた運動状態を割り付けられた出力データが、Nseg個の下位セグメントに関する出力データに分割され、
    1.5. これらの運動状態に関連した下位セグメントについて、システム軸線に対して傾斜した画像平面を持つ運動状態に関連したセグメント画像が逆投影およびフィルタ処理によって再構成され、
    1.6. それぞれ下位セグメントに属しかつ運動状態と相関関係にある複数のセグメント画像が統合されて、目標画像平面に関する運動状態に関連した1つの部分画像が作成され、
    1.7. 少なくとも1つの目標画像平面について、運動状態に関連した複数の部分画像が統合されて、定められた運動状態の合成CT画像が作成される
    ことを特徴とするコンピュータ断層撮影方法。
  2. セグメント画像から部分画像を形成するために、セグメント画像に対して、システム軸線方向における位置分解能および時間分解能に関して可変である時空間フィルタ関数が適用されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. セグメント画像の量がS(θR,j+kπ,zR,q(θR,j+kπ))によって表わされ、その場合に1≦j≦Nseg/2が当てはまり、kおよびqは整数を表わし、θR,j+kπは、k番目の半回転におけるj番目のボリュームスタックの中心角を表わし、θR,j
    θR,j=θR+(j−1)・π/(Nseg/2))
    であり、そして
    はボリュームスタックにおけるセグメント画像の割り付けられたz位置を表わし、さらにpはテーブル送りであり、zstartは投影角θ=0におけるスパイラル回転の開始位置であることを特徴とする請求項2載の方法。
  4. フィルタ処理されたセグメント画像S^(θR,j,zimg)が
    なる規則により計算され(S^は数2ではSの上に^を付された形で示されている)、ただし、1≦j≦Nseg/2であり、wzはスライス厚を決定する重み付け関数であり、dはz位置zimgとz位置zR,qにおけるセグメント画像平面との間隔または類似の関数を表わし、wphaseは、角度θR,j+kπに割り付けられた検査対象物運動周期における運動状態を定める時間位置CR(k,j)と角度θR,j+kπに中心を置かれたセグメント画像平面との時間的間隔を表わし、
    は、正確な基準化のための重み合計に相当することを特徴とする請求項3記載の方法。
  5. z位置zimgにおけるCT画像が
    からもたらされることを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. セグメント画像は、システム軸線に直交する第1の軸線の周りにシステム軸線に対して傾斜角γだけ傾斜していると共に第1の軸線にもシステム軸線にも直交する第2の軸線の周りにシステム軸線に対して傾斜角δだけ傾斜している画像平面に対して再構成されることを特徴とする請求項1乃至5の1つに記載の方法。
  7. 隣接する下位セグメントが互いに重なり合い、重なり範囲に属する出力データはそれぞれ、互いに重なり合う下位セグメントの互いに対応する出力データの重みがそれぞれ1を生じるように重み付けされることを特徴とする請求項1乃至6の1つに記載の方法。
  8. 各下位セグメントについて、nima個の傾斜した画像平面に対するセグメント画像が再構成され、それらの画像平面は異なるz位置zimaを有することを特徴とする請求項1乃至7の1つに記載の方法。
  9. 複数の傾斜した画像平面が下位セグメントに対して接線方向に延びる直線で交差することを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 1つの下位セグメントに属する複数の傾斜した画像平面の傾斜角δの極値+δmaxおよび−δmaxについて
    が当てはまり、ただし
    によるγ0は傾斜角δ=0に対して得られる傾斜角γの値であることを特徴とする請求項8乃至9の1つに記載の方法。
  11. 傾斜角δの最大値の与えられた大きさ|δmax|に対して、傾斜角γの最適値γminは誤差基準が満たされるように決定されることを特徴とする請求項6乃至10の1つに記載の方法。
  12. 傾斜した画像平面の傾斜角δは
    に基づいて求められることを特徴とする請求項6乃至11の1つに記載の方法。
  13. 複数のセグメント画像を統合して1つの部分画像を作成する際複数のセグメント画像の統合は補間法によって行なわれることを特徴とする請求項1乃至12の1つに記載の方法。
  14. 複数のセグメント画像を統合して1つの部分画像を作成する際複数のセグメント画像の統合は平均値形成によって行なわれることを特徴とする請求項1乃至12の1つに記載の方法。
  15. 複数のセグメント画像を統合して1つの部分画像を作成する際複数のセグメント画像の統合は重み付けされた平均値形成によって行なわれることを特徴とする請求項1乃至12の1つに記載の方法。
  16. 複数のセグメント画像を統合して1つの部分画像を作成する際複数のセグメント画像の統合は部分画像の所望の再構成スライス厚に応じて行なわれることを特徴とする請求項1乃至15の1つに記載の方法。
  17. 1つの部分画像を作成するために統合されるセグメント画像の数は、部分画像のその都度の所望の再構成スライス厚に応じて選択されることを特徴とする請求項1乃至16の1つに記載の方法。
  18. セグメント画像は最小可能なスライス厚で再構成されることを特徴とする請求項17記載の方法。
  19. システム軸線に直交する目標画像平面に対する部分画像が求められることを特徴とする請求項1乃至18の1つに記載の方法。
  20. 複数の部分画像を統合して合成CT画像を作成する際複数の部分画像の統合は加算によって行なわれることを特徴とする請求項1乃至19の1つに記載の方法。
  21. セグメント画像に対応するデータは圧縮されることを特徴とする請求項1乃至20の1つに記載の方法。
  22. セグメント画像に対応する圧縮されたデータは、少なくともほぼそれぞれの下位セグメントに属する基準投影方向の方向に延びる第1の方向における分解能が基準投影方向に対して少なくともほぼ直角方向に延びる第2の方向における分解能よりも大きいような不均一なピクセルマトリックスを有することを特徴とする請求項21載の方法。
  23. セグメント画像に対応する圧縮されたデータは縦長の形状のピクセルを有し、ピクセルの最も長い広がりはそれぞれの下位セグメントに属する基準投影方向と少なくともほぼ同じ方向に延びることを特徴とする請求項22記載の方法。
  24. 矩形のピクセルが設けられていることを特徴とする請求項23記載の方法。
  25. セグメント画像は不均一なピクセルマトリックスへ換算されることを特徴とする請求項23乃至24の1つに記載の方法。
  26. セグメント画像は不均一なピクセルマトリックスにおいて再構成されることを特徴とする請求項23乃至24の1つに記載の方法。
  27. 逆投影方向が少なくともほぼ、それぞれの下位セグメントに属する基準投影方向に対応することを特徴とする請求項26記載の方法。
  28. 圧縮は、複数の部分画像を統合して均一なピクセルマトリックスを有する1つの合成CT画像を作成する過程で解消されることを特徴とする請求項21乃至27の1つに記載の方法。
  29. セグメント画像は不均一なピクセルマトリックスへ換算されることを特徴とする請求項21乃至28の1つに記載の方法。
  30. 均一なピクセルマトリックスのピクセルは、不均一なピクセルマトリックスのピクセルから補間法によって得られることを特徴とする請求項21乃至28の1つに記載の方法。
  31. 均一なピクセルマトリックスのピクセルは、不均一なピクセルマトリックスのピクセルから平均値形成によって得られることを特徴とする請求項1乃至28の1つに記載の方法。
  32. 少なくとも1つの焦点から出るビーム束と、このビーム束のビームを検出するための複数の配分された検出器要素を備えた平面構成の検出器アレイとにより、周期的に運動する検査対象物を走査するためのコンピュータ断層撮影装置において、少なくとも1つの焦点は、検査対象物に対して相対的に、検査対象物の周りのを回転する焦点軌道上を、対向する検出器アレイと共に移動させられ、しかも少なくとも、請求項1乃至31の1つに記載に従って、検査対象物の運動状態を検出する手段、検出器データを収集する手段、フィルタ処理および逆投影を行う手段が設けられていることを特徴とするコンピュータ断層撮影装置。
  33. 前記の機能手段は少なくとも部分的にプログラムまたはプログラムモジュールによって実現されることを特徴とする請求項32記載の装置。
  34. 検査対象物の運動状態を検出するために心電図が設けられていることを特徴とする請求項32又は33記載の装置。
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