JP2004159181A - ダイヤフラム型スピーカを備えた携帯型電子機器 - Google Patents

ダイヤフラム型スピーカを備えた携帯型電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】音響性能を劣化させないで日常生活環境で高い防水性能を維持する防水構造のダイヤフラム型スピーカの提供。
【解決手段】スピーカ収納室20にダイヤフラム型スピーカ10が収納された12時側バンド本体2は、裏蓋5で蓋をされている。放音口Pとなる裏蓋5の開口5aは、スピーカ振動板22を防水膜として接着剤Pを用いて液密にシールされている。スピーカ振動板22は、概ね外側に膨らんだ波型の防水性の樹脂製ダイヤフラムである。磁気回路構成部材24は、軸方向に移動可能にして円筒状スピーカ筐体21にバネ部材25で保持されている。磁気回路構成部材24は、ボイスコイル23の磁路を形成すると共に水圧がかかったときにスピーカ振動板22の下方への移動を規制する保護部材としても機能する。このような構成により、スピーカ振動板22は防水膜と圧力調整膜としても機能する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、腕時計型携帯電話機などの携帯型電子機器に備えられているダイヤフラム型スピーカの防水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話などの小型の携帯型電子機器、特に腕に装着して携帯する腕時計型携帯電話機などの携帯型電子機器は、雨の中での使用や手洗いなどで水に接する機会が多いので、防水構造を採用することが要求されている。防水性能のない、或いは防水性能の低い携帯機器では容易に水が機器内に侵入し、これが故障の原因となるからである。
【0003】
ところで、ダイヤフラム型スピーカを備える一般的な電子機器では、機器筐体に形成されたスピーカ収納室の開口は蓋部材で塞がれているが、完全密封型ではない。前記蓋部材には大径のスピーカ取付穴と小径の貫通孔が形成されている。前記スピーカは、前記スピーカ取付穴をスピーカ振動板で塞いで、前記蓋部材に固定されている。前記小径の貫通孔を通して、前記スピーカ収納室は常に外気の圧力に保たれている。しかし、このような不完全な密封構造では、防水性能が低く、容易に水が機器内に侵入し、これが故障の原因となる。
【0004】
そこで、完全密封型の防水構造のダイヤフラム型スピーカが開発された。この従来の完全密封型の防水構造のスピーカは、前記小径の貫通孔を設けないで、外気の圧力と内部の圧力に応じて容積が変化する圧力調整室を前記スピーカ収納室内に設けたものである。前記圧力調整室は、例えばスピーカ振動板よりも薄くて柔軟なゴム製チューブである。このような完全密封型で圧力調整室を設ける構造は複雑で、携帯機器の一部分などの限られた空間内にこれを収めることが困難である。従って、大きな容積のスピーカ収納室を形成できない小型の携帯型電子機器には採用できないという問題がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
また、樹脂製の変形膜を防水膜とする完全密封型の防水構造のスピーカもすでに開示されている。この完全密封型の防水構造のスピーカにおいて、スピーカ収納室の開口は前記変形膜で液密にして塞がれている。圧電スピーカは、前記変形膜の裏側、即ち内側防水領域の面に接着されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0006】
また、スピーカ収納室の開口を防水膜で塞ぐと共に、前記スピーカ収納室内に前記防水膜の変形を規制する通気性を有する保護部材を設けた完全密封型の防水構造のスピーカも開示されている。しかしながら、このような防水膜を用いた完全密封型の防水構造のスピーカは、防水膜の存在が音響性能の劣化を招くという問題がある(例えば、特許文献3参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−331967号公報
【特許文献2】
特開2001−36982号公報
【特許文献3】
特開2001−128272号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、音響性能を劣化させないで日常生活環境で高い防水性能を維持するダイヤフラム型スピーカを備えた携帯型電子機器を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、防水性の波型ダイヤフラムのスピーカ振動板とボイスコイルと磁気回路構成部材とを備えたダイヤフラム型スピーカを機器筐体に形成されたスピーカ収納室に収納した携帯型電子機器において、前記スピーカ振動板を防水膜として機能するようにして蓋部材で蓋をした完全密閉型スピーカ収納室を形成したこと、及び前記磁気回路構成部材を軸方向に移動可能にしてスピーカ筐体に保持することによって前記スピーカ振動板を圧力調整膜としても機能するようにした。
【0010】
即ち、上記課題を解決するダイヤフラム型スピーカを備えた携帯型電子機器は、波型ダイヤフラムのスピーカ振動板を備えたダイヤフラム型スピーカを機器筐体に形成されたスピーカ収納室に収納し且つ前記スピーカ収納室を前記スピーカ振動板を防水膜として機能するようにして蓋部材で蓋をした完全密閉型とした携帯型電子機器である。
そして、前記ダイヤフラム型スピーカは、円筒状スピーカ筐体と、前記円筒状スピーカ筐体の上側開口に外周縁が固着されて概ね外側に膨らんだ波型の防水性の樹脂製ダイヤフラムのスピーカ振動板と、前記スピーカ振動板の裏面に取付けられた同心円筒状ボイスコイルと、前記ボイスコイルに対向して配置されて前記ボイスコイルの磁路を形成すると共に水圧がかかったときに前記スピーカ振動板が着座する着座面として機能する磁気回路構成部材と、前記磁気回路構成部材を軸方向に移動可能にして前記円筒状スピーカ筐体に保持するバネ部材とから構成されたものである。
【0011】
上記ダイヤフラム型スピーカを備えた携帯型電子機器において、前記磁気回路構成部材の着座面は、高い水圧がかかった場合に前記樹脂製スピーカ振動板の裏面が着座する平坦面である。
【0012】
上記ダイヤフラム型スピーカを備えた携帯型電子機器において、前記樹脂製スピーカ振動板は前記蓋部材に形成された円筒状開口部に可とう性を有する防水性接着剤で接着されている。
【0013】
上記ダイヤフラム型スピーカを備えた携帯型電子機器において、前記磁気回路構成部材は前記円筒状スピーカ筐体に3個の板バネによって三点保持されている。
【0014】
上記ダイヤフラム型スピーカを備えた携帯型電子機器において、前記機器筐体の一部をカバーする蓋部材は複数の放音口が形成され、且つ、前記円筒状スピーカ筐体の上側開口に対応した裏面が中央部の水平な平坦面と周縁部の傾斜面とから構成されている。
【0015】
上記ダイヤフラム型スピーカを備えた携帯型電子機器において、前記ダイヤフラム型スピーカは、前記スピーカ収納室の底面に環状の緩衝部材を介して載置されている。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の防水型のダイヤフラム型スピーカ10が適用された腕時計型携帯電話器の断面図である。図1において、腕時計型携帯電話器の機器筐体は、電子回路を含む機能部が収納された本体ケース部、ダイヤフラム型スピーカ10が収納された12時側バンド部、マイクロホン11が収納された6時側バンド部、前記本体ケース部と前記12時側バンド部を連結する12時側ヒンジ7、及び、前記本体ケース部と前記6時側バンド部を連結する6時側ヒンジ8とで構成されたものである。
【0017】
前記本体ケース部は胴部本体1とその裏蓋4とから構成され、前記12時側バンド部は12時側バンド本体2とその裏蓋5とから構成され、更に、前記6時側バンド部は6時側バンド本体3とその裏蓋6とから構成されている。前記胴部本体1には液晶パネル等の表示窓12が設けられている。6時側バンド本体3には操作ボタン9が設けられている。
【0018】
マイクロホン11が収納されたマイクロホン収納室は、6時側バンド本体3に形成された所定の形状と大きさの開口部を有する収納室である。6時側バンドの裏蓋6には、マイクロホン11の受音口Qが形成されている。
【0019】
スピーカ収納室20は、12時側バンド本体2に形成された有底円筒室を裏蓋5で塞いで形成されている。ダイヤフラム型スピーカ10が収納されるスピーカ収納室の唯一の開口は、前記有底円筒室の開口である。12時側バンドの裏蓋5には、スピーカの放音口Pが形成されている。
【0020】
図2〜図4に示す第1実施形態のスピーカの防水構造において、ダイヤフラム型スピーカ10は動電型スピーカであって、上部環状段部21aと下部環状段部21bと環状底部21cが内周面に形成された円筒状スピーカ筐体21と、円筒状スピーカ筐体21の上部環状段部21aに外周端部が固着された防水性の樹脂製スピーカ振動板22と、スピーカ振動板22の裏面に固着された同心円筒状のボイスコイル23と、音声信号電流が入力されるボイスコイル23と磁気的に結合する磁気回路構成部材24と、磁気回路構成部材24を円筒状スピーカ筐体21の下部環状段部21bに保持する板バネ25とで構成されている。
【0021】
防水性の樹脂製スピーカ振動板22は、同心円の複数の凹凸を有し且つ概ね外側に膨らんだ防水性の波型ダイヤフラムである。即ち、樹脂製スピーカ振動板22において、ボイスコイル23の取付位置と外周端との間の面は表側に湾曲し、且つボイスコイル23の取付位置と中心部との間の面も表側に湾曲し、結果として中央部の面は内側に凹んでいる。従って、波型樹脂製スピーカ振動板22は、中心を通る縦断面の端から端までの間に複数の凹凸が存在する。なお、この実施形態において、小型の携帯型電子機器に用いるダイヤフラム型スピーカのスピーカ振動板は、厚さ38μmのポリイミド膜で形成した。
もちろん、この振動板の材質及び厚さはこれに限るものではなく、防水性及び可撓性を有するものであれば、適用可能である。
【0022】
ブロックで示されている磁気回路構成部材24は、図示しない永久磁石が組み込まれた円盤状磁性部材で、例えば磁性体のヨークに円盤状の永久磁石が固着されて構成されている。磁気回路構成部材24には、同心円筒状のボイスコイル23が近接して出入りする環状溝24aが形成されている。また、磁気回路構成部材24の外周面の上部には環状突出部24bが形成されている。磁気回路構成部材24は、環状突出部24bと円筒状スピーカ筐体21の下部環状段部21bとの間に配置された板バネ25によって、軸方向に移動可能にして円筒状スピーカ筐体21に保持されている。
【0023】
本発明において、磁気回路構成部材24は、音声信号電流が入力されたボイスコイル23と磁気的に結合して樹脂製スピーカ振動板22を振動させる電気音響変換部材の一つであるが、後述する如く、樹脂製スピーカ振動板22が水圧を受けて内側に膨らんだときの保護部材として機能するものである。
【0024】
ダイヤフラム型スピーカ10は、12時側バンド本体2に形成された有底円筒室のスピーカ収納室20に収納されている。そして、ダイヤフラム型スピーカ10は、円筒状スピーカ筐体21の上下端部を12時側バンドの裏蓋5とクッション26が固着された12時側バンド本体2とで挟持して機器筐体に固定されている。即ち、ダイヤフラム型スピーカ10は、その円筒状スピーカ筐体21の環状底部21cをクッション26上に当接するようにしてスピーカ収納室20に収納され、且つ、その円筒状スピーカ筐体21の上端部を12時側バンドの裏蓋5で押えられている。裏蓋5には、ダイヤフラム型スピーカ10のスピーカ振動板22より少し小さい径の1個の放音口5aが形成されている。
【0025】
12時側バンドの裏蓋5は12時側バンド本体2に嵌合して固着されているが、12時側バンドの裏蓋5は円筒状スピーカ筐体21とも嵌合している。即ち、12時側バンドの裏蓋5には、スピーカ収納室20の嵌合用の内側円環状突起5bと外側円環状突起5cが形成されている。これらの円環状突起5bと5cの間に円筒状スピーカ筐体21の上端部が嵌合している。内側円環状突起5bと外側円環状突起5cと円筒状スピーカ筐体21の上端部の嵌合面には、接着剤Rが充填されている。また、樹脂製スピーカ振動板22の表面の外周部と12時側バンドの裏蓋5の開口5aの内周面が接する円環状部にも接着剤Rが塗布されている。
【0026】
このようにして、ダイヤフラム型スピーカ10は機器筐体である12時側バンドに収納されて固定され、且つ、12時側バンド本体2に形成されたスピーカ収納室20の開口は液密に封止されている。なお図示されていないが、上記接着材Rで防水シールされた部分以外にも、12時側バンド本体2と裏蓋5との係合部分には必要な防水シールが施されている。従って、スピーカ収納室20は完全に密封されており、12時側バンドに収納されて固定されたダイヤフラム型スピーカ10は完全密封型の防水構造のスピーカである。
【0027】
クッション26は、スピーカ収納室20の底面20bに接着剤等で固着された円環状の緩衝部材で、シリコン系のゴム等で製造されている。クッション26は、水圧がかかったときにスピーカ10が12時側バンドの裏蓋5から剥離しないように作用する緩衝部材である。即ち、水圧がかかったときにはスピーカ10が押し下げられて円筒状スピーカ筐体21が12時側バンド裏蓋5の外側円環状突出部5cの内周面から剥離させるような下向きの力が加わるが、クッション26はこれに抗して上向きの力を円筒状スピーカ筐体21に加える。このようなクッション26の作用によって、水圧がかかってもスピーカ10は12時側バンドの裏蓋5から剥離することはない。
【0028】
クッション26は、上述の如く、円環状に形成されている。これは、小型の携帯型電子機器の機器筐体に形成されたスピーカ収納室20の狭い内部空間において、背面音響空間27の容積を出来るだけ大きくし、所定の音響性能を確保するためである。
【0029】
磁気回路構成部材24を円筒状スピーカ筐体21の下部環状段部21bに保持する板バネ25は、図3に平面図で示す如く、リング状の外側板バネ25a、リング状の内側板バネ25b、リング状の接続用板バネ25cとから構成された三点保持型板バネである。リング状の内側板バネ25bはリング状の外側板バネ25aよりも高くなっており、従ってこれらを接続するリング状の接続用板バネ25cは傾斜している。図2、図4、図5及び図6に示す板バネ25の断面図は、図3のA−A’で切断して示した断面図である。
【0030】
なお、磁気回路構成部材24を軸方向に移動可能にして円筒状スピーカ筐体21に保持するバネ部材は、三点保持型板バネ25に限定されるものではなく、2個以上で複数点保持できればよい。例えば普通のコイルバネを利用することもできる。この場合、前記コイルバネの内径部分に磁気回路構成部材24を嵌め込んで、磁気回路構成部材24を移動可能にして円筒状スピーカ筐体21に保持する。
【0031】
上述の如く構成した本発明の第1実施形態において、水圧がかかった状態では、波型スピーカ振動板22は変形し磁気回路構成部材24の上面に当接するようになる。さらに高い水圧がかかった状態では、波型スピーカ振動板22にかかった水圧により、板バネ25が圧縮される方向に磁気回路構成部材24が移動する。磁気回路構成部材24の移動量は円筒状スピーカ筐体21に設けられた度当たり位置である環状底部21cの上面までである。即ち、磁気回路構成部材24は波型スピーカ振動板22が着座した状態で、図2に示す位置から図4に示す位置まで移動する。換言すれば、完全密閉されたスピーカ収納室20の内部容積は、水圧がかかっていない状態の図2に示す大きさから、高い水圧がかかって磁気回路構成部材24の最大移動量が規制された状態の図4に示す大きさまで圧縮される。
【0032】
この圧縮された容積によりスピーカ収納室20の内部圧力は上昇し、波型スピーカ振動板22にかかった水圧とバランスをとる。従って、波型スピーカ振動板22は変形するのみであって、材料が伸びて塑性変形することはない。
【0033】
これ以上の高水圧では、磁気回路構成部材24の壁が存在しない部分、即ち波型スピーカ振動板22が磁気回路構成部材24に着座していない外周部分が水圧に耐える状態となるが、波型スピーカ振動板22の変形によりスピーカ収納室20の内部圧力も上昇するので、波型スピーカ振動板22の表面と裏面にかかる圧力の差は低減されている。従って、適切な材料と形状を採用することにより、使用範囲においては、波型スピーカ振動板22が磁気回路構成部材24に着座していない外周部分が塑性変形することはない。このように、防水性の波型スピーカ振動板22が防水膜と圧力調整膜とスピーカ振動板の三役を同時に機能する構成で、比較的高い水圧にも耐えられるようになった。
【0034】
要するに、磁気回路構成部材24はスピーカとして動作する際にはバネ25により固定されているが、波型スピーカ振動板22に水圧がかかった状態ではスピーカ振動板22の変形を支え且つ波型スピーカ振動板22の塑性変形を防止する保護部材として機能する。その結果、保護部材として機能する磁気回路構成部材24に支えられて変形する波型スピーカ振動板22は、防水膜として機能すると共に、圧力調整膜として機能するのである。
【0035】
水圧が取り除かれると、磁気回路構成部材24はバネ25の弾性により元の位置に移動し、波型スピーカ振動板22は元の形状に復元する。従って、スピーカの音響性能が損なわれることはない。
【0036】
次に、図5と図6に示す第2実施形態の防水構造は、上述の第1実施形態の防水構造において、スピーカ振動板の高温環境化での塑性変形の防止手段を設けたものである。即ち、上述の第1実施形態の防水構造において、スピーカ収納室20が形成された12時側バンド本体2をカバーする裏蓋5は、スピーカ振動板22よりも少し小さい径の1個の放音口Pが形成された蓋部材である。これに対して、第2実施形態の防水構造においては、スピーカ収納室20が形成された12時側バンド本体5をカバーする裏蓋5は、スピーカ振動板22よりも非常に小さい径の複数個の放音口Pが形成された蓋部材である。しかも、裏蓋5において、複数個の放音口Pが形成された部分の裏面は、水平な平坦面の中央部5bと傾斜面の周縁部5cとから構成されている。
【0037】
このような構成により、高温環境下でスピーカ収納室20の内部の空気が体積膨張すると、波型スピーカ振動板22は図5の状態から更に膨らみ、遂には図6の状態になる。複数個の放音口Pが形成された蓋部材5の裏面と波型スピーカ振動板22の表面との間隔は、使用温度範囲において波型スピーカ振動板22が最大限膨らむ状態を考慮して定められている。従って、高温環境下で膨らんだ波型スピーカ振動板22は、複数個の放音口Pが形成された蓋部材5の裏面が壁となりそれ以上の膨らみは阻止される。このようにして、高温環境下でスピーカ収納室20の内部の空気体積の膨張とそれに伴う圧力上昇があっても、波型スピーカ振動板22は変形するのみで、塑性変形することはない。
【0038】
高温環境下から常温に戻ったときは、波型スピーカ振動板22は元の形状に直ちに復元するから、スピーカ性能が損なわれることがない。
【0039】
【発明の効果】
本発明により、音響性能を劣化させないで日常生活環境で高い防水性能を維持するダイヤフラム型スピーカを備えた携帯型電子機器を提供することができた。しかも、本発明にかかるダイヤフラム型スピーカを備えた携帯型電子機器において、その防水構造のスピーカは波型スピーカ振動板を防水膜と圧力調整膜としても機能させるように構成したものであるから、構造が比較的簡単で且つ低コストの防水構造のスピーカである。従って、特に小型の携帯型電子機器に適した防水構造のスピーカを実現できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された腕時計型携帯電話機の一実施例の断面図である。
【図2】第1実施形態のダイヤフラム型スピーカを備えた腕時計型携帯電話機の主要部の断面図である。
【図3】ダイヤフラム型スピーカのスピーカ振動板を保持する板バネの一実施例の平面図である。
【図4】高い水圧がかかった場合の第1実施形態のダイヤフラム型スピーカを備えた腕時計型携帯電話機の主要部の断面図である。
【図5】第2実施形態のダイヤフラム型スピーカを備えた腕時計型携帯電話機の主要部の断面図である。
【図6】高い水圧がかかった場合の第2実施形態のダイヤフラム型スピーカを備えた腕時計型携帯電話機の主要部の断面図である。
【符号の説明】
1 胴部本体
2 12時側バンド本体
3 6時側バンド本体
4 胴部の裏蓋
5 12時側バンドの裏蓋
5a 開口
5b 嵌合用の内側円環状突起
5c 嵌合用の外側円環状突起
6 6時側バンドの裏蓋
7 胴部と12時側バンドを接続するヒンジ
8 胴部と6時側バンドを接続するヒンジ
9 スイッチ
10 スピーカ
11 マイクロホン
12 表示窓
20 スピーカ収納室
20a スピーカ収納室の円筒状開口
20b スピーカ収納室の底面
21 円筒状スピーカ筐体
21a 上部環状段部
21b 下部環状段部
21c 環状底部
22 スピーカ振動板
23 ボイスコイル
24 磁気回路構成部材
24a 環状溝
24b 環状突起
25 板バネ
25a リング状の外側板バネ
25b リング状の内側板バネ
25c リング状の接続用板バネ
26 クッション
27 背面音響空間
P 放音口
Q 受音口
R 接着剤

Claims (8)

  1. 波型ダイヤフラムのスピーカ振動板とボイスコイルと磁気回路構成部材とを備えたダイヤフラム型スピーカを機器筐体に形成されたスピーカ収納室に収納した携帯型電子機器において、前記スピーカ振動板を防水膜として機能するようにして蓋部材で蓋をした完全密閉型スピーカ収納室を形成したこと、及び前記磁気回路構成部材を軸方向に移動可能にしてスピーカ筐体に保持することによって前記スピーカ振動板を圧力調整膜としても機能するようにしたことを特徴とするダイヤフラム型スピーカを備えた携帯型電子機器。
  2. 波型ダイヤフラムのスピーカ振動板を備えたダイヤフラム型スピーカを機器筐体に形成されたスピーカ収納室に収納し且つ前記スピーカ収納室を前記スピーカ振動板を防水膜として機能するように蓋部材で蓋をした完全密閉型とした携帯型電子機器において、
    前記ダイヤフラム型スピーカは円筒状スピーカ筐体と、前記円筒状スピーカ筐体の上側開口に外周縁が固着されて概ね外側に膨らんだ波型の防水性の樹脂製ダイヤフラムのスピーカ振動板と、前記スピーカ振動板の裏面に取付けられた同心円筒状ボイスコイルと、前記ボイスコイルに対向して配置されて前記ボイスコイルの磁路を形成すると共に水圧がかかったときに前記スピーカ振動板が着座する着座面として機能する磁気回路構成部材と、前記磁気回路構成部材を軸方向に移動可能にして前記円筒状スピーカ筐体に保持するバネ部材とから構成されたものであることを特徴とするダイヤフラム型スピーカを備えた携帯型電子機器。
  3. 前記磁気回路構成部材の着座面は、高い水圧がかかった場合に前記樹脂製スピーカ振動板の裏面が着座する平坦面であることを特徴とする請求項2のダイヤフラム型スピーカを備えた携帯型電子機器。
  4. 前記円筒状スピーカ筐体は、前記スピーカ収納室の蓋部材に防水性接着剤で接着されていることを特徴とする請求項2のダイヤフラム型スピーカを備えた携帯型電子機器。
  5. 前記磁気回路構成部材は前記円筒状スピーカ筐体に複数個の板バネによって複数点保持されていることを特徴とする請求項2のダイヤフラム型スピーカを備えた携帯型電子機器。
  6. 前記スピーカ収納室の開口部は、複数の放音口が形成されたカバー部材であってその裏面の中央部は平坦面で且つ周縁部は傾斜面である蓋部材で蓋をされていることを特徴とする請求項2のダイヤフラム型スピーカを備えた携帯型電子機器。
  7. 前記カバー部材は前記機器筐体の一部と一体に形成されていることを特徴とする請求項6のダイヤフラム型スピーカを備えた携帯型電子機器。
  8. 前記ダイヤフラム型スピーカは前記スピーカ収納室の底面に環状の緩衝部材を介して載置されていることを特徴とする請求項2のダイヤフラム型スピーカを備えた携帯型電子機器。
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