JPH11289366A - 携帯通信端末器 - Google Patents

携帯通信端末器

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JPH11289366A
JPH11289366A JP8893198A JP8893198A JPH11289366A JP H11289366 A JPH11289366 A JP H11289366A JP 8893198 A JP8893198 A JP 8893198A JP 8893198 A JP8893198 A JP 8893198A JP H11289366 A JPH11289366 A JP H11289366A
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JP
Japan
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housing
communication terminal
mounting plate
portable communication
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP8893198A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Kanai
康弘 金井
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
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  • Telephone Set Structure (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小形化がしやすく、しかも原価低減にも有利
な携帯通信端末器を得る。 【解決手段】 携帯通信端末器は、圧電振動体12を取
り付けた取付板16を、ハウジング11に設けた開口部
15を塞ぐように取り付けたものである。取付板16
は、樹脂製の板からなり、ハウジング11の開口部15
の周囲の縁部の外壁に取付板16の周囲の縁部の内壁が
接着して固定されている。より具体的には、取付板16
は、その周囲に外鍔部19を有し、この外鍔部19の内
壁が開口部15の周囲に設けられた内鍔部21の外壁に
固着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話や屋内無
線によりコード無しで通話が可能な受話器等の携帯通信
端末器に関し、特にハウジングに開口部が設けられ、圧
電振動体を取り付けた取付板が前記開口部を塞ぐように
取り付けられた携帯通信端末器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯通信端末機器のレシーバとし
ては、例えば図3、図4に示すような構造を有する圧電
音響装置が主として使用されていた。圧電要素6は、振
動板7の片面に圧電膜8を形成し、これら振動板7と圧
電膜8の表面に設けた電極とに、リード線9、10を各
々半田付けしてなる。内周面中間部に段部2を有するト
レイ状のケース1に前記圧電要素6を収納し、その振動
板7の周辺部を前記段部2で支持すると共に、シリコー
ン接着剤5(図4参照)等を用いて固定している。そし
て、前記リード線9、10がケース1の周壁部に形成さ
れた凹部からケース1の外側にリード線取り出し部の気
密性を保持しつつ引き出されている。
【0003】さらに、圧電音響装置から発生する音の音
圧−周波数特性を調整するため、ケース1の上壁にダン
パーが設けられる。例えば、20φ前後の圧電要素6を
用いる場合、ケース1の上面中央部に1〜2φ程の貫通
孔3を設け、ここに#380程度のテトロン製等のメッ
シュ4を張ってダンパーを構成している。このダンパー
により、所定の使用音域において、所要の音圧レベルが
得られるように、音圧−周波数特性を調整する。他に、
前記のようなメッシュ4を張らず、多数の小孔を開設
し、それをダンパーとすることもある。
【0004】このような圧電音響装置は、図4に示すよ
うにして携帯電話や受話器等の携帯通信端末器に取り付
けられる。すなわち、圧電要素6を収納した前記のケー
ス1が、そのケース1の開口面側を携帯電話やコードレ
スホーン等の発音機器のハウジング31の内壁に向けて
当てられ、ケースの開口周端面が、ゴム等の弾性体から
なるガスケットを介して両面粘着シート等により固着さ
れる。さらに、前記リード線9、10がハウジング31
内に収納されたプリント配線基板(図示せず)に接続さ
れ、携帯通信端末器の回路と接続される。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】前記のような圧電
音響装置では、振動板7の片面に圧電膜8を形成した圧
電要素6をケース1に収納し、さらにこのケース1を携
帯電話やコードレスホン等の携帯通信端末器のハウジン
グ31に取り付ける必要がある。そのため、ケース11
があるだけ、小型化がしにくい。また、部品点数も多い
ため部品の製作費がかかり、特にケース1はプラスチッ
クの成型品であり、型代の焼却費に多額の経費がかか
る。しかも、組立が煩雑なため、組立工数も多い。この
ため、前記のような圧電音響装置を組み込んだ携帯通信
端末器は、小形化や製造原価の低減がしにくいという課
題があった。本発明は、前記のような圧電音響装置を使
用した従来の携帯通信端末器の課題に鑑み、小形化がし
やすく、しかも原価低減にも有利な携帯通信端末器を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、前記のよう
な目的を達成するため、音源として圧電振動体12を使
用し、この圧電振動体12を取付板16に固着し、この
取付板16を、ハウジング11に設けた開口部15を塞
ぐように取り付けたものである。これにより、携帯通信
端末器のハウジング11に簡単に音源を取り付けること
ができる。そして、ハウジング11そのものを音響箱と
して利用し、圧電振動体12により高い音圧レベルを得
ることができる携帯通信端末器を得ることができる。
【0007】すなわち、本発明による携帯通信端末器
は、圧電振動体12を取り付けた取付板16を、ハウジ
ング11に設けた開口部15を塞ぐように取り付けたこ
とを特徴とする。前記取付板16は、樹脂製の板からな
り、前記ハウジング11の開口部15の周囲の縁部の外
壁に取付板16の周囲の縁部の内壁が接着して固定され
ている。より具体的には、取付板16は、その周囲に外
鍔部19を有し、この外鍔部19の内壁が開口部15の
周囲に設けられた内鍔部21の外壁に固着されている。
【0008】このような携帯通信端末器では、音源が取
付板16に圧電振動体12を貼り付けただけのものであ
るため、音源の構造を簡素化することができる。しか
も、圧電振動体12を貼り付けた取付板16を、ハウジ
ング11に設けた開口部15を塞ぐように貼り付けるだ
けで音源をハウジング11に取り付けることができるの
で、音源のハウジング11への取り付けも簡便となる。
さらに、ハウジング11の開口部15の周囲の縁部の外
壁に取付板16の周囲の縁部の内壁が接着して固定され
るので、取付板16でハウジング11の開口部15を完
全にシールすることができ、防水性、防塵性の高い携帯
通信端末器が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について、具体的且つ詳細に説明する。
図1は、本発明による携帯通信端末器の例を示す一部縦
断した側面図であり、同図において左側が上側、下側が
前側である。図2は、その音源部分を示す拡大断面図で
あり、(a)が音源を取り付ける前の状態、(b)が音
源を取り付けた状態である。
【0010】ハウジング11は、樹脂の成形体からなる
もので、その後上部には、上方に向けて引き出すことが
できるアンテナ13が設けられている。ハウジング11
の内部には液晶ディスプレイ等の表示部を備えた回路基
板20が内蔵され、この回路基板20により携帯通信端
末器として必要な電子回路が構成されている。ハウジン
グ11の前面上端寄りの位置には、前記電子回路により
必要な情報を視覚的に表示する液晶ディスプレイ等の表
示部を視認可能な透視窓14が設けられている。この透
視窓14の下方には、使用者が前記電子回路に必要な操
作情報等を入力するためのキースイッチ17が設けられ
ている。図示されていないが、キースイッチ17の下方
には、使用者の音声を電気信号に変換するマイクロホン
が設けられ、ハウジング11の外部から音を得て、これ
を電子信号に変換する。前記回路基板20に構成された
回路を駆動するためのバッテリ18は、ハウジング11
の背面下部に着脱自在に取り付けられ、図1において実
線がバッテリ18を取り付けた状態、二点鎖線がバッテ
リ18を取り外す状態を示している。
【0011】ハウジング11の前面壁の上側には、音源
を取り付けるための開口部15が設けられている。この
開口部15の周囲には、ハウジング11の内壁側からハ
ウジング11の他の部分より肉薄の内鍔部21が延設さ
れている。この開口部15に取り付ける音源は、合成樹
脂製の取付板16の内壁に圧電振動体12を貼り付けた
ものである。圧電振動体12の取付板16の周囲には、
取付板16の外壁側から取付板16の他の部分より肉薄
の外鍔部19が延設されている。なお、取付板16をハ
ウジング11に取り付けた状態で、ハウジング11の内
側に向く面を内壁、ハウジング11の外側に向く面を外
壁とする。
【0012】取付板16は、ハウジング11の開口部1
5に嵌め込むことができる寸法に設定され、取付板16
をハウジング11の開口部15に嵌め込んだ時に、開口
部15の内鍔部21と取付板16の外鍔部19とが当接
する。図2(a)に示されたように、取付板16の外鍔
部19と開口部15の内鍔部21の互いに当接する面の
少なくとも一方には、接着剤を塗布するか、または両面
接着シートを貼り付ける等の手段で接着層22が形成さ
れている。図示の例では、取付板16の外鍔部19の内
壁側に接着層22が設けられている。図示していない
が、ハウジング11の開口部15に取り付ける前の状態
で、前記の接着層22には剥離可能な保護シートを貼り
付けておく。
【0013】音源をハウジング11の開口部15に取り
付けるときは、接着層22から保護シートを剥離し、図
2(a)に示す状態から図2(b)に示すように、圧電
振動体12をハウジング11の内側に向けて取付板16
で開口部15を塞ぐようにして取り付ける。この状態で
取付板16の外鍔部19と開口部15の内鍔部21とを
接着層22を介して貼り合わせる。
【0014】圧電振動体12とは、圧電体に対向する電
極を設け、この電極間に電圧を印加しときに生じる圧電
歪みにより、機械的な運動を行う素子である。圧電振動
体には、面内変位、つまり面方向の変形みを利用する直
線変位型と、面外変位、つまり面と直交する方向の変位
である撓みを利用する屈曲変位型とがある。前者には、
単層の圧電体からなる単板型と複数の圧電体を積層した
積層型とがある。後者には、単層の圧電体からなるモノ
モルフ型、圧電体と弾性板を1枚ずつ組み合わせたユニ
モルフ型、2枚の圧電体または2枚の圧電体で弾性板を
挟んだバイモルフ型、多数の圧電体を貼り合わせたマル
チモルフ型等がある。本発明においては、何れの型の圧
電振動体も適用できるが、特に高い音圧レベルが必要な
ときは、変位出力を大きくとることができる積層型、バ
イモルフ型或いはマルチモルフ型等の圧電振動体が使用
される。圧電振動体12の対向する電極には、回路基板
20に構成された駆動回路に接続される。圧電振動体1
2は、極めて応答速度が早いため、駆動回路により音声
信号を印加することにより振動し、音声を発することが
できる。
【0015】前記のようにして、取付板16を介して圧
電振動体12をハウジング11に取り付けることによ
り、圧電振動体12の振動で音を発生することができ
る。取付板16はハウジング11に固定されているた
め、圧電振動体12の振動はハウジング11に伝達さ
れ、ハウジング11内部で共鳴し、その音が取付板16
の外側に放音される。ハウジング11全体、特に取付板
16の肉厚やその他の寸法、形状等を適宜選択すること
により、ハウジング11の外部に放出される音の周波数
−音圧レベル特性が適当になるように調整することがで
きる。具体的には、300Hz〜3.4KHzの音が平
坦な音圧レベルで放音されるように調整する。
【0016】取付板16の外壁に使用者の耳を当ててイ
ヤホンとして使用する場合、取付板16から放出される
音声の音圧レベルが過大にならないように、圧電振動体
12に印加する電圧を制御する。また、変位出力を大き
くとることができる圧電振動体を使用したので、圧電振
動体12への電圧印加条件を変えることにより、取付板
16から耳を離した状態で音を聞くスピーカとしての使
用も可能である。
【0017】取付板16は、合成樹脂製のものであっ
て、様々な色に着色することが可能であり、またその表
面状態、硬度等も任意のものとすることができる。これ
により、ハウジング11の色、表面状態、硬度等と、取
付板16の色、表面状態、硬度等とを適宜組み合わせる
ことにより、デザインの多様性を図ることができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明による携帯通
信端末器では、音源として出力の大きな圧電振動体12
を使用し、この圧電振動体12を使用した音源を、携帯
通信端末器のハウジング11に簡単に取り付けることが
できる。しかも、音源は圧電振動体12を取付板16に
取り付けただけの簡素な構造である。従って、音源及び
携帯通信端末器の組立工程の省力化を図ることができ、
生産性の向上と原価低減が可能となる。また、携帯通信
端末器のハウジング11そのものを音響箱として利用
し、高い音圧レベルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による携帯通信端末器の例を示す一部縦
断側面図である。
【図2】同携帯通信端末器の圧電振動体の取付部分の構
造を示す音源取付前と取付後の状態の要部縦断拡大側面
図である。
【図3】従来の携帯通信端末器に使用される圧電音響装
置の例を示す底面から見た分解斜視図である。
【図4】同圧電音響装置を携帯通信端末器のハウジング
に取り付けた状態を示す要部縦断側面図である。
【符号の説明】
11 ハウジング 12 圧電振動体 15 ハウジングの開口部 16 取付板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング(11)に、音声を発生する
    発音手段を設けた携帯通信端末器において、圧電振動体
    (12)を取り付けた取付板(16)を、ハウジング
    (11)に設けた開口部(15)を塞ぐように取り付け
    たことを特徴とする携帯通信端末器。
  2. 【請求項2】 取付板(16)は、樹脂製の板からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末器。
  3. 【請求項3】 前記ハウジング(11)の開口部(1
    5)の周囲の縁部の外壁に取付板(16)の周囲の縁部
    の内壁が接着して固定されていることを特徴とする請求
    項1または2に記載の携帯通信端末器。
  4. 【請求項4】 取付板(16)は、その周囲に外鍔部
    (19)を有し、この外鍔部(19)の内壁が開口部
    (15)の周囲に設けられた内鍔部(21)の外壁に固
    着されていることを特徴とする請求項3に記載の携帯通
    信端末器。
JP8893198A 1998-04-01 1998-04-01 携帯通信端末器 Pending JPH11289366A (ja)

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JP8893198A JPH11289366A (ja) 1998-04-01 1998-04-01 携帯通信端末器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2386028A (en) * 2002-03-02 2003-09-03 Motorola Inc Audio speaker for telephone handset
US7502485B2 (en) 2003-10-16 2009-03-10 Panasonic Corporation Loudspeaker, loudspeaker module, and electronic equipment using the loudspeaker module
JP2013211823A (ja) * 2012-02-28 2013-10-10 Kyocera Corp 圧電振動素子,圧電振動装置および携帯端末

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GB2386028A (en) * 2002-03-02 2003-09-03 Motorola Inc Audio speaker for telephone handset
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Effective date: 20040518