JP2004158163A - ヘッド素子の微小位置決め用アクチュエータ、該アクチュエータを備えたヘッドジンバルアセンブリ及び該ヘッドジンバルアセンブリを備えたディスク装置 - Google Patents

ヘッド素子の微小位置決め用アクチュエータ、該アクチュエータを備えたヘッドジンバルアセンブリ及び該ヘッドジンバルアセンブリを備えたディスク装置 Download PDF

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Ming Gao Yao
明高 姚
Kazumasa Shiraishi
一雅 白石
Tamon Kasashima
多聞 笠島
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    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
    • G11B5/5552Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks using fine positioning means for track acquisition separate from the coarse (e.g. track changing) positioning means

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  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

【課題】耐衝撃性を向上させ、アクチュエータの安定したストローク及び共振特性を得ることができるヘッド素子の微小位置決め用アクチュエータと、このアクチュエータを備えたヘッドジンバルアセンブリ及びディスク装置を提供する。
【解決手段】基部と基部から突出した駆動信号に従って変位可能な1対の可動アーム部とを備え、ヘッド素子を有するヘッドスライダを上述の1対の可動アーム部間に設けることによりヘッド素子の微小位置決めを行うためのアクチュエータであって、1対の可動アーム部の各々が弾性を有するセラミック焼結体によって形成されており、根元から先端までほぼ同一断面形状を有するアーム部材と、アーム部材の側面に形成された圧電駆動部と、アーム部材の先端部の内側面に形成された突起とを備え、ヘッドスライダの側面がアーム部材の突起部分及び突起より先端側においてアーム部材の内側面に接着されている。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、薄膜磁気ヘッド素子又は光ヘッド素子等のヘッド素子の微小位置決め用アクチュエータ、このアクチュエータを備えたヘッドジンバルアセンブリ(HGA)及びこのHGAを備えたディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気ディスク装置では、HGAのサスペンションの先端部に取り付けられた磁気ヘッドスライダを、回転する磁気ディスクの表面から浮上させ、その状態で、この磁気ヘッドスライダに搭載された薄膜磁気ヘッド素子により磁気ディスクへの記録及び/又は磁気ディスクからの再生が行われる。
【0003】
近年、磁気ディスク装置の大容量化及び高密度記録化に伴い、ディスク半径方向(トラック幅方向)の密度の高密度化が進んできており、従来のごときボイスコイルモータ(以下VCMと称する)のみによる制御では、磁気ヘッドの位置を正確に合わせることが難しくなってきている。
【0004】
磁気ヘッドの精密位置決めを実現する手段の一つとして提案されているのが、従来のVCMよりさらに磁気ヘッドスライダ側にもう1つのアクチュエータ機構を搭載し、VCMで追従しきれない微細な精密位置決めを、そのアクチュエータによって行う技術である(例えば、特許文献1、特許文献2)。
【0005】
この種のアクチュエータとして、ピギーバック構造のアクチュエータが存在する。このピギーバック構造のアクチュエータは、サスペンションに固定される一方の端部と、磁気ヘッドスライダに固定される他方の端部と、これら端部を連結するピラー状の変位発生部とをPZTによる圧電部材でI字形状に一体形成してなるものであり、サスペンション上にアクチュエータと磁気ヘッドスライダとが階段状に取り付けられる。即ち、サスペンションと磁気ヘッドスライダとの間にアクチュエータが挟まれた積上げ式のカンチレバー(片持ちはり)構造となっている。
【0006】
このようなピギーバック構造のアクチュエータを用いたHGAは、
(1)積上げた構造であるため、磁気ヘッドスライダ部分のHGAの厚みがアクチュエータの分だけ増大する、
(2)アクチュエータ全体がもろい材質のPZT等の圧電部材で構成されていること、並びにアクチュエータ及び磁気ヘッドスライダが階段状に積上げたカンチレバー構造となるため、モーメントで衝撃が働き、耐衝撃性が非常に低い、
(3)磁気ヘッドスライダの寸法によって、微小位置決め動作時のストロークが変わってしまい、十分なストロークを得られないことがある、
(4)立体的で複雑な取り付け構造を有しているため、組み立て時の取り扱いが非常に困難であり、従来のHGA組み立て装置を適用できず、生産性が非常に悪い、
(5)アクチュエータの動きを阻害しないために、磁気ヘッドスライダ及びアクチュエータ間、並びにアクチュエータ及びサスペンション間に間隙を置いて組み立てる必要があるが、このような間隙を設けることは、耐衝撃性をさらに悪化させるのみならず、組み立てにあたって間隙を一定としなければならないので、組み立て精度が低下する。特に、サスペンション、アクチュエータ及び磁気ヘッドスライダの平行度が正確に保つことが難しいので、ヘッド特性が悪化する、
等の種々の問題点を有している。
【0007】
このような従来技術の上述した不都合を解消するため、本願の発明者等は、駆動信号に従って変位可能な1対の可動アーム部の先端部の間にヘッドスライダを設けたアクチュエータを提案している(特許文献3)。
【0008】
このように可動アーム部間にヘッドスライダを位置させる構造のアクチュエータによれば、アクチュエータを設けてもその部分でHGAの厚みが増大せず、また、アクチュエータ及びヘッドスライダがカンチレバー構造とはならないため、ピギーバック構造のアクチュエータよりも耐衝撃性は向上する。しかも、可動アーム部間にヘッドスライダが存在する構造としているため、ヘッドスライダの寸法が変った場合にも微小位置決め動作時に同じ大きさのストロークを提供することができる。
【0009】
【特許文献1】
米国特許第5745319号明細書
【特許文献2】
特開平8−180623号公報
【特許文献3】
特開2002−74870号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献3に記載されたアクチュエータは、弾性を有するセラミック焼結体によって形成された可動アームの先端部に設けられたスライダの固着部がこれら可動アーム部から内側方向へ突出しているため、衝撃を受けた際にその付け根の部分に応力が集中してしまい破壊され易いことから、耐衝撃性を大幅には向上することができなかった。
【0011】
従って本発明の目的は、耐衝撃性をより向上させることができるヘッド素子の微小位置決め用アクチュエータ、このアクチュエータを備えたHGA及びこのHGAを備えたディスク装置を提供することにある。
【0012】
本発明の他の目的は、ヘッドスライダと安定した接着を行うことができるヘッド素子の微小位置決め用アクチュエータ、このアクチュエータを備えたHGA及びこのHGAを備えたディスク装置を提供することにある。
【0013】
本発明のさらに他の目的は、アクチュエータの安定したストローク及び共振特性を得ることができる、ヘッド素子の微小位置決め用アクチュエータ、このアクチュエータを備えたHGA及びこのHGAを備えたディスク装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、基部と、基部から突出しており駆動信号に従って変位可能な1対の可動アーム部とを備えており、少なくとも1つのヘッド素子を有するヘッドスライダを上述の1対の可動アーム部間に設けることにより少なくとも1つのヘッド素子の微小位置決めを行うためのアクチュエータに関する。特に本発明によれば、アクチュエータは、1対の可動アーム部の各々が、弾性を有するセラミック焼結体によって形成されており根元から先端までほぼ同一断面形状を有するアーム部材と、アーム部材の側面に形成された圧電駆動部と、アーム部材の先端部の内側面に付加的に形成されたテーパ面を有する突起とを備えており、ヘッドスライダの側面がアーム部材の突起部分及び突起より先端側においてアーム部材の内側面に接着されるように構成されている。
【0015】
本発明は、さらに、少なくとも1つのヘッド素子を有するヘッドスライダと、ヘッドスライダを支持しており少なくとも1つのヘッド素子の微小位置決めを行うためのアクチュエータと、アクチュエータが固着された支持機構とを備えたHGA及びこのHGAを少なくとも1つ備えたディスク装置に関する。特に本発明によれば、アクチュエータが、支持機構に固着された基部と、ヘッドスライダを間に挟設すべく基部から突出しており駆動信号に従って変位可能な1対の可動アーム部とを備えており、1対の可動アーム部の各々が、弾性を有するセラミック焼結体によって形成されており根元から先端までほぼ同一断面形状を有するアーム部材と、アーム部材の側面に形成された圧電駆動部と、アーム部材の先端部の内側面に付加的に形成されたテーパ面を有する突起とを備えており、ヘッドスライダの側面がアーム部材の突起部分及び突起より先端側においてアーム部材の内側面に接着されている。
【0016】
各可動アーム部のアーム部材は、セラミック焼結体で形成されているがその先端までほぼ同一断面形状を有するように、即ち段差のないフラットな形状に構成されている。このため、衝撃が印加された場合にも、特定の部分に応力が集中することがないので耐衝撃性が著しく向上する。特に本発明では、アーム部材の先端部の内側面に付加的に形成された突起がテーパ面を有しているので、応力集中をより効果的に回避することができる。さらに、ヘッドスライダの側面がこの突起部分及び突起より先端側においてアーム部材の内側面に接着されるので、接着領域が従って接着剤の量が均一に制御可能となる。その結果、接着力の安定化を図ることができ、アクチュエータのストローク及び共振特性が非常に安定化する。
【0017】
もちろん、駆動信号に従って変位可能な1対の可動アーム部間にヘッドスライダを挟設するように構成しているため、アクチュエータを設けてもその部分でHGAの厚みが増大するような不都合が生じない。このため、アクチュエータ装着による磁気ディスク装置の寸法変更等は不要となる。また、可動アーム部間にヘッドスライダを挟設する構造としているため、変位を実際に与える可動アーム部の先端部がヘッドスライダの先端まで伸ばせることとなる。このため、ヘッドスライダの寸法が変った場合にも微小位置決め動作時に同じ大きさのストロークを提供できるから必要十分なストロークを得ることができる。
【0018】
基部が弾性を有するセラミック焼結体から形成されており、突起が厚膜印刷材料で形成されていることが好ましい。この場合、厚膜印刷材料が、金属材料又はセラミック焼結体であるかもしれない。
【0019】
セラミック焼結体が、酸化ジルコニウム(ZrO)であることがより好ましい。
【0020】
突起のテーパ面が、アーム部材の前後方向に位置していることも好ましい。
【0021】
この突起のテーパ面が、平面又は曲面であることも好ましい。
【0022】
アクチュエータが略コ字状の平面形状を有していることが好ましい。
【0023】
本発明のHGAでは、ヘッドスライダの側面とアーム部材の内側面とが液体接着剤又はフィルム状接着材によって接着されていることが好ましい。ヘッドスライダとアクチュエータとの接着に、フィルム状の接着材を用いれば、その接着作業が非常に容易となり、接着従って組立に要する時間が大幅に短縮化される。
【0024】
ヘッドスライダの前記少なくとも1つのヘッド素子が、少なくとも1つの薄膜磁気ヘッド素子又は光ヘッド素子であることも好ましい。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施形態として、磁気ディスク装置の要部の構成を概略的に示す斜視図であり、図2はHGA全体を表す斜視図であり、図3及び図4はHGAの先端部を互いに異なる方向から見た斜視図である。
【0026】
図1において、10は軸11の回りを回転する複数の磁気ディスク、12は磁気ヘッドスライダをトラック上に位置決めするためのボイスコイルモータ(VCM)ハウジングをそれぞれ示している。VCMハウジング12は、軸13を中心にして角揺動可能なキャリッジ14と、このキャリッジ14を角揺動駆動するVCMからなる主アクチュエータ15とから主として構成されている。
【0027】
キャリッジ14には、軸13に沿った方向にスタックされた複数の駆動アーム16の基部が取り付けられており、各駆動アーム16の先端部にはHGA17が固着されている。各HGA17は、その先端部に設けられている磁気ヘッドスライダが、各磁気ディスク10の表面に対して対向するように駆動アーム16の先端部に設けられている。
【0028】
図2〜図4に示すように、HGAは、磁気ヘッド素子21aを有する磁気ヘッドスライダ21の側面を挟持しており磁気ヘッド素子21aの精密位置決めを行うためのアクチュエータ22をサスペンション20の先端部に固着して構成される。
【0029】
図1に示す主アクチュエータ15はHGA17を取り付けた駆動アーム16を変位させてアセンブリ全体を動かすために設けられており、アクチュエータ22はそのような主アクチュエータ15では駆動できない微細な変位を可能にするために設けられている。
【0030】
サスペンション20は、ベースプレート23と、ロードビーム24と、これらベースプレート23及びロードビーム24を互いに連結する弾性を有するヒンジ25と、ロードビーム24及びヒンジ25上に固着支持された弾性を有するフレクシャ26と、ベースプレート23の取り付け部23aに設けられた円形ベースプレート27とから主として構成されている。
【0031】
フレクシャ26は、ベースプレート24に設けられたディンプル(図示なし)に押圧される軟らかい舌部26aを一方の端部に有しており、この舌部26a上には、ポリイミド等による絶縁層26bを介してアクチュエータ22の基部22aが固着されている。このフレクシャ26は、舌部26aでアクチュエータ22を介して磁気ヘッドスライダ21を柔軟に支えるような弾性を持っている。フレクシャ26は、本実施形態では、厚さ約25μmのステンレス鋼板(例えばSUS304TA)によって構成されている。なお、フレクシャ26とロードビーム24及びヒンジ25との固着は、複数個所のピンポイント溶接によってなされている。
【0032】
ヒンジ25は、ロードビーム24にアクチュエータ22を介してスライダ21を磁気ディスク方向に押えつける力を与えるための弾性を有している。このヒンジ25は、本実施形態では、厚さ約38μmのステンレス鋼板によって構成されている。
【0033】
ベースプレート23は、本実施形態では、約100μm厚のステンレス鋼板で構成されており、ヒンジ25をその全面に渡って支持している。ただし、ロードビーム23とヒンジ25との固着は、複数個所のピンポイント溶接によってなされている。また、ロードビーム24も、本実施形態では、約100μm厚のステンレス鋼板で構成されており、ヒンジ25にその端部において固着されている。ただし、ロードビーム24とヒンジ25との固着も、複数個所のピンポイント溶接によってなされている。なお、このロードビーム24の先端には、非動作時にHGAを磁気ディスク表面から離しておくためのリフトタブ24aが設けられている。
【0034】
円形ベースプレート27は、本実施形態では、約150μm厚のステンレス鋼又は鉄で構成されており、ベースプレート23の基部の取り付け部23aに溶接によって固着されている。この円形ベースプレート27が駆動アーム16(図1)に取り付けられる。
【0035】
フレクシャ26上には、積層薄膜パターンによる複数のリード導体を含む可撓性の配線部材28が形成又は載置されている。配線部材28は、フレクシブルプリント回路(Flexible Print Circuit、FPC)のごとく金属薄板上にプリント基板を作成するのと同じ公知のパターニング方法で形成されている。この配線部材28は、例えば、厚さ約5〜15μmのポリイミド等の樹脂材料による第1の絶縁性材料層、パターン化された厚さ約4μmのCu層(リード導体層)及び厚さ約3〜5μmのポリイミド等の樹脂材料による第2の絶縁性材料層をこの順序でフレクシャ26側から順次積層することによって形成される。ただし、磁気ヘッド素子、アクチュエータ及び外部回路と接続するための接続パッドの部分は、Cu層上にAu層が積層形成されており、その上に絶縁性材料層は形成されていない。
【0036】
本実施形態においてこの配線部材28は、磁気ヘッド素子に接続される片側2本、両側で計4本のリード導体を含む第1の配線部材28aと、アクチュエータ22に接続される片側1本、両側で計2本のリード導体を含む第2の配線部材28bとから構成されている。
【0037】
第1の配線部材28aのリード導体の一端は、フレクシャ26の先端部において、このフレクシャ26から切り離されており自由運動できる分離部26c上に設けられた磁気ヘッド素子用接続パッド29に接続されている。接続パッド29は、磁気ヘッドスライダ21の端子電極21bに金ボンディング、ワイヤボンディング又はステッチボンディング等により接続されている。第1の配線部材28aのリード導体の他端は外部回路と接続するための外部回路用接続パッド30に接続されている。
【0038】
第2の配線部材28bのリード導体の一端は、フレクシャ26の舌部26aの絶縁層26b上に形成されたアクチュエータ用接続パッド31に接続されており、この接続パッド31はアクチュエータ22の基部22aに設けられたAチャネル及びBチャネル信号端子電極22b及び22cにそれぞれ接続されている。第2の配線部材28bのリード導体の他端は外部回路と接続するための外部回路用接続パッド30に接続されている。
【0039】
本発明のHGAにおけるサスペンションの構造は、以上述べた構造に限定されるものではないことは明らかである。なお、図示されていないが、サスペンション20の途中にヘッド駆動用ICチップを装着してもよい。
【0040】
図5は本実施形態におけるアクチュエータの構造を示す斜視図であり、図6はこのアクチュエータの一方の可動アーム部分を拡大して示す斜視図であり、図7はこのアクチュエータと磁気ヘッドスライダとの接着構造を示す斜視図であり、図8はこのアクチュエータと磁気ヘッドスライダとの接着構造を示す平面図である。
【0041】
図5〜図8に示すように、アクチュエータ22は、その平面形状が略コ字状となっており、サスペンションに固着される基部50(22a)の両端から1対の可動アーム部51及び52がほぼ垂直に伸びている。可動アーム部51及び52は、それぞれ、アーム部材51a及び52aと、これらアーム部材51a及び52aの側面に形成された圧電素子51b及び52bと、アーム部材51a及び52aの先端部の内側面に付加的に形成された突起51c及び52cとから構成されている。
【0042】
基部50並びにアーム部材51a及び52aは、ZrOなどの弾性を有するセラミック焼結体で一体的に形成されている。このように、アクチュエータの主要部を剛性の高い即ちたわみに対して強いセラミック焼結体とすることにより、アクチュエータ全体をPZTで構成する場合よりも耐衝撃性は向上する。
【0043】
本実施形態では、アーム部材51a及び52aの形状が基部50に結合する部分からそれらの先端部まで、ほぼ同一の断面形状となるように、即ち段差のないフラットな形状となっている。
【0044】
突起51c及び52cは、アーム部材51a及び52aとは別個に、金属材料又はセラミック焼結体などの厚膜印刷材料をアーム部材51a及び52aの内側表面にスクリーン印刷しアーム部材及び基部と同時焼結することによって形成されている。これら突起51c及び52cは、本実施形態では前後方向(アーム部材の先端及び後端方向)に平面形状のテーパ面51c及び51cを有する形状に形成されている。使用される金属材料としては、例えば白金(Pt)、パラジウム(Pd)、ニッケルパラジウム(PdNi)、金(Au)などがあり、セラミック焼結体としては、例えば、アーム部材と同じZrOなどがある。
【0045】
磁気ヘッドスライダ21はこのフラットな形状のアーム部材51a及び52aの先端部間に挟み込まれ、その側面がこれら突起51c及び52c部分及び突起51c及び52cより先端側のアーム部材51a及び52aに塗布されたエポキシなどによる液体系接着剤による接着剤層53及び54(図7及び図8)によってアーム部材の内側面に接着される。接着剤層53及び54として、液体系接着剤の代わりに異方性導電フィルム(ACF、Anisotropic Conductive Film)などのフィルム状接着シートを用いることも可能である。磁気ヘッドスライダ21とアーム部材51a及び52aとの接着に、フィルム状の接着材を用いれば、その接着作業が非常に容易となり、接着従って組立に要する時間が大幅に短縮化される。
【0046】
アクチュエータ22の厚さは、アクチュエータ実装によりHGAの厚さを増大させないように、挟設すべき磁気ヘッドスライダの厚さ以下に設定されている。逆にいえば、アクチュエータ22の厚さを挟設すべき磁気ヘッドスライダの厚さまで大きくすることによって、HGAの厚さを増大させることなくアクチュエータ自体の強度を上げることができる。
【0047】
圧電素子51b及び52bの各々は、図6に示すように、逆圧電効果又は電歪効果により伸縮する圧電・電歪材料層60と信号電極層61とグランド電極層62とが交互に積層された多層構造となっている。信号電極層61は図3及び図4に示すAチャネル又はBチャネル信号端子電極22b又は22cに接続されており、グランド電極層62はグランド端子電極を介してグランド接続パッドに接続されている。
【0048】
圧電・電歪材料層60がPZT等のいわゆる圧電材料から構成されており、通常、変位性能向上のための分極処理が施されている。この分極処理による分極方向は、圧電素子の積層方向である。電極層に電圧を印加したときの電界の向きが分極方向と一致する場合、両電極間の圧電・電歪材料層はその厚さ方向に伸長(圧電縦効果)し、その面内方向では収縮(圧電横効果)する。一方、電界の向きが分極方向と逆である場合、圧電・電歪材料層はその厚さ方向に収縮(圧電縦効果)し、その面内方向では伸長(圧電横効果)する。
【0049】
圧電素子51b及び52bに、収縮又は伸長を生じさせる電圧を印加すると、各圧電素子部分がその都度収縮又は伸長し、これによって可動アーム部51及び52の各々は、S字状に撓みその先端部が横方向に直線的に揺動する。その結果、磁気ヘッドスライダ21も同様に横方向に直線的に揺動する。このように、角揺動ではなく、直線揺動であるため、磁気ヘッド素子のより精度の高い位置決めが可能となる。
【0050】
両圧電素子に、互いに逆の変位が生じるような電圧を同時に印加してもよい。即ち、一方の圧電素子と他方の圧電素子とに、一方が伸長したとき他方が収縮し、一方が収縮したとき他方が伸長するような交番電圧を同時に印加してもよい。このときの可動アーム部の揺動は、電圧無印加時の位置を中央とするものとなる。この場合、駆動電圧を同じとしたときの揺動の振幅は、電圧を交互に印加する場合の約2倍となる。ただし、この場合、揺動の一方の側では圧電素子を伸長させることになり、このときの駆動電圧は分極の向きと逆となる。このため、印加電圧が高い場合や継続的に電圧印加を行う場合には、圧電・電歪材料の分極が減衰するおそれがある。従って、分極と同じ向きに一定の直流バイアス電圧を加えておき、このバイアス電圧に上述の交番電圧を重畳したものを駆動電圧とすることにより、駆動電圧の向きが分極の向きと逆になることがないようにする。この場合の揺動は、バイアス電圧だけを印加したときの位置を中央とするものとなる。
【0051】
なお、圧電・電歪材料とは、逆圧電効果または電歪効果により伸縮する材料を意味する。圧電・電歪材料は、上述したようなアクチュエータの変位発生部に適用可能な材料であれば何であってもよいが、剛性が高いことから、通常、PZT[Pb(Zr,Ti)O]、PT(PbTiO)、PLZT[(Pb,La)(Zr,Ti)O]、チタン酸バリウム(BaTiO)等のセラミックス圧電・電歪材料が好ましい。
【0052】
このように、本実施形態では、アーム部材51a及び52aをフラットな形状とし、その先端部にテーパ面を有する突起51c及び52cを別部材として設けることにより、衝撃が印加された場合にも、アクチュエータ22の特定の部分に応力が集中することを回避できるので耐衝撃性が著しく向上する。
【0053】
実際に、特許文献3に記載されたアクチュエータを磁気ヘッドスライダに接着した構造と、図7及び図8に示す本実施形態のアクチュエータを磁気ヘッドスライダに接着した構造とについて、800Gの衝撃力を0.5秒間印加することを繰り返す衝撃試験を行った。両アクチュエータのアーム部材は、長さが約1.5mm、高さが約0.25mm、厚さが約0.05mmに統一した。特許文献3に記載された構造ではアーム部材自体がその先端部において内側に約0.05mm突出しており、本実施形態の構造では突起51c及び52cの各々を、高さが約0.012mm、底面の長さが約0.1mm、テーパ面の底面に対する角度が約60°と構成した。その結果、特許文献3に記載された構造では、1〜2回の衝撃力印加で破壊が生じたのに対し、本実施形態の構造では、14〜15回の衝撃力印加で初めて破壊が生じた。
【0054】
また、本実施形態では、突起51c及び52cによって接着剤層53及び54の厚さ及び接着領域が規定されるので、接着剤の量を均一に制御することが可能となる。その結果、接着力の安定化を図ることができ、アクチュエータのストローク及び共振特性が非常に安定化する。
【0055】
図9及び図10は接着剤層の厚さに対するアクチュエータのストローク特性及び共振周波数特性のシミュレーション結果を表している。これらの図に示すように、アクチュエータのストロークは接着剤層が厚くなると増大し、共振周波数は接着剤層が厚くなると低くなるので、突起51c及び52cを設けることによって接着剤層53及び54の厚さを適宜制御すれば、所望のストローク特性及び共振周波数特性を得ることができる。
【0056】
図11は接着剤層の長さL(可動アーム部の軸方向の長さ)に対するアクチュエータのストローク特性のシミュレーション結果を表しており、図12は接着剤層の長さLをパラメータとして変えた場合の共振周波数特性のシミュレーション結果を表している。これらの図に示すように、アクチュエータのストロークは接着剤層が長くなると減少し、共振周波数は接着剤層が長くなると高くなるので、突起51c及び52cを設けることによって接着剤層53及び54の長さ、即ち接着領域の長さを適宜制御すれば、所望のストローク特性及び共振周波数特性を得ることができる。
【0057】
本実施形態によれば、さらにまた、可動アーム部51及び52間に磁気ヘッドスライダ21の側面を挟み込むように構成しているため、アクチュエータ22を設けてもその部分でHGAの厚みが増大しない。このため、アクチュエータ装着による磁気ディスク装置の寸法変更等は不要となる。しかも、アクチュエータ22及び磁気ヘッドスライダ21の複合体がカンチレバー構造とはなっていないため、その意味からも耐衝撃性が向上する。さらに、可動アーム部51及び52間に磁気ヘッドスライダ21を挟設する構造としているため、変位を実際に与える可動アーム部51及び52の先端部が磁気ヘッドスライダ21の先端まで伸ばせることとなる。このため、磁気ヘッドスライダ21の寸法が変った場合にも微小位置決め動作時に同じ大きさのストロークを提供できるから必要十分なストロークを得ることができる。
【0058】
図13は本発明の他の実施形態におけるアクチュエータの構造を示す斜視図であり、図14はこのアクチュエータの一方の可動アーム部分を拡大して示す斜視図であり、図15はこのアクチュエータと磁気ヘッドスライダとの接着構造を示す斜視図であり、図16はこのアクチュエータと磁気ヘッドスライダとの接着構造を示す平面図である。
【0059】
本実施形態における磁気ディスク装置及びHGAは、そのアクチュエータにおける突起のテーパ面の形状が異なること以外は、図1の実施形態の場合と同様の構成、動作及び作用効果を有している。従って、図13〜図16において、図1の実施形態の場合と同様の構成要素については、同じ参照番号が付されている。
【0060】
本実施形態におけるアクチュエータにおいて、図14により明確に示されているように、突起51c´(52c´)は、前後方向(アーム部材の先端及び後端方向)に円弧状の断面を備えた曲面形状のテーパ面51c´及び51c´を有している点が異なっている。
【0061】
図17は本発明のさらに他の実施形態におけるアクチュエータの構造を示す斜視図であり、図18はこのアクチュエータの一方の可動アーム部分を拡大して示す斜視図であり、図19はこのアクチュエータと磁気ヘッドスライダとの接着構造を示す斜視図であり、図20はこのアクチュエータと磁気ヘッドスライダとの接着構造を示す平面図である。
【0062】
本実施形態における磁気ディスク装置及びHGAは、そのアクチュエータにおける突起の形状が異なること以外は、図1の実施形態の場合と同様の構成、動作及び作用効果を有している。従って、図17〜図20において、図1の実施形態の場合と同様の構成要素については、同じ参照番号が付されている。
【0063】
本実施形態におけるアクチュエータにおいて、図18により明確に示されているように、突起51c´´(52c´´)は、頂面の面積が小さく前後方向(アーム部材の先端及び後端方向)に形成された平面形状のテーパ面51c´´及び51c´´から主として構成されており、全体として三角柱状となっている点が異なっている。
【0064】
本発明における突起のテーパ面は、上述した実施形態の形状に限定されるものではなく、種々の形状のものが適用可能である。
【0065】
以上、薄膜磁気ヘッド素子の微小位置決め用アクチュエータ及びこのアクチュエータを備えたHGAを用いて本発明を説明したが、本発明は、このようなアクチュエータにのみ限定されるものではなく、薄膜磁気ヘッド素子以外の例えば光ヘッド素子等のヘッド素子の微小位置決め用アクチュエータ及びこのアクチュエータを備えたHGAにも適用可能である。
【0066】
以上述べた実施形態は全て本発明を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
【0067】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明によれば、各可動アーム部のアーム部材は、セラミック焼結体で形成されているがその先端までほぼ同一断面形状を有するように、即ち段差のないフラットな形状に構成されている。このため、衝撃が印加された場合にも、特定の部分に応力が集中することがないので耐衝撃性が著しく向上する。特に、アーム部材の先端部の内側面に付加的に形成された突起がテーパ面を有しているので、応力集中をより効果的に回避することができる。さらに、ヘッドスライダの側面がこの突起部分及び突起より先端側においてアーム部材の内側面に接着されるので、接着領域が従って接着剤の量が均一に制御可能となる。その結果、接着力の安定化を図ることができ、アクチュエータのストローク及び共振特性が非常に安定化する。
【0068】
また、駆動信号に従って変位可能な1対の可動アーム部間にヘッドスライダが位置するように構成しているため、アクチュエータを設けてもその部分でHGAの厚みが増大するような不都合が生じない。このため、アクチュエータ装着による磁気ディスク装置の寸法変更等は不要となる。また、可動アーム部間にヘッドスライダを設ける構造としているため、変位を実際に与える可動アーム部の先端部がヘッドスライダの先端まで伸ばせることとなる。このため、ヘッドスライダの寸法が変った場合にも微小位置決め動作時に同じ大きさのストロークを提供できるから必要十分なストロークを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態として、磁気ディスク装置の要部の構成を概略的に示す斜視図である。
【図2】図1の実施形態におけるHGA全体を表す斜視図である。
【図3】図1の実施形態におけるHGAの先端部の斜視図である。
【図4】図1の実施形態におけるHGAの先端部を図3とは異なる方向から見た斜視図である。
【図5】図1の実施形態におけるアクチュエータの構造を示す斜視図である。
【図6】図5のアクチュエータにおける一方の可動アーム部分を拡大して示す斜視図である。
【図7】図1の実施形態におけるアクチュエータと磁気ヘッドスライダとの接着構造を示す斜視図である。
【図8】図1の実施形態におけるアクチュエータと磁気ヘッドスライダとの接着構造を示す平面図である。
【図9】接着剤層の厚さに対するアクチュエータのストローク特性のシミュレーション結果を表す図である。
【図10】接着剤層の厚さに対するアクチュエータの共振周波数特性のシミュレーション結果を表す図である。
【図11】接着剤層の長さに対するアクチュエータのストローク特性のシミュレーション結果を表す図である。
【図12】接着剤層の長さをパラメータとして変えた場合の共振周波数特性のシミュレーション結果を表す図である。
【図13】本発明の他の実施形態におけるアクチュエータの構造を示す斜視図である。
【図14】図13のアクチュエータにおける一方の可動アーム部分を拡大して示す斜視図である。
【図15】図13の実施形態におけるアクチュエータと磁気ヘッドスライダとの接着構造を示す斜視図である。
【図16】図13の実施形態におけるアクチュエータと磁気ヘッドスライダとの接着構造を示す平面図である。
【図17】本発明のさらに他の実施形態におけるアクチュエータの構造を示す斜視図である。
【図18】図17のアクチュエータにおける一方の可動アーム部分を拡大して示す斜視図である。
【図19】図17の実施形態におけるアクチュエータと磁気ヘッドスライダとの接着構造を示す斜視図である。
【図20】図17の実施形態におけるアクチュエータと磁気ヘッドスライダとの接着構造を示す平面図である。
【符号の説明】
10 磁気ディスク
11、13 軸
12 VCMハウジング
14 キャリッジ
15 VCM
16 駆動アーム
17 HGA
20 サスペンション
21 磁気ヘッドスライダ
21a 磁気ヘッド素子
21b 端子電極
22 アクチュエータ
22a、50 基部
22b、22c 信号端子電極
23 ベースプレート
23a 取り付け部
24 ロードビーム
24a リフトタブ
25 ヒンジ
26 フレクシャ
26a 舌部
26b 絶縁層
26c 分離部
27 円形ベースプレート
28 配線部材
28a 第1の配線部材
28b 第2の配線部材
29 磁気ヘッド素子用接続パッド
30 外部回路用接続パッド
31 アクチュエータ用接続パッド
51、52 可動アーム部
51a、52a アーム部材
51b、52b 圧電素子
51c、52c、51c´、52c´、51c´´、52c´´ 突起
51c、51c、51c´、51c´、51c´´、51c´´テーパ面
53、54 接着剤層
60 圧電・電歪材料層
61 信号電極層
62 グランド電極層

Claims (22)

  1. 基部と、該基部から突出しており駆動信号に従って変位可能な1対の可動アーム部とを備えており、少なくとも1つのヘッド素子を有するヘッドスライダを前記1対の可動アーム部間に設けることにより前記少なくとも1つのヘッド素子の微小位置決めを行うためのアクチュエータであって、
    前記1対の可動アーム部の各々が、弾性を有するセラミック焼結体によって形成されており根元から先端までほぼ同一断面形状を有するアーム部材と、該アーム部材の側面に形成された圧電駆動部と、該アーム部材の先端部の内側面に付加的に形成されたテーパ面を有する突起とを備えており、前記ヘッドスライダの側面が前記アーム部材の前記突起部分及び該突起より先端側において該アーム部材の内側面に接着されるように構成されていることを特徴とするヘッド素子の微小位置決め用アクチュエータ。
  2. 前記基部が弾性を有するセラミック焼結体から形成されており、前記突起が厚膜印刷材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記セラミック焼結体が、酸化ジルコニウムであることを特徴とする請求項2に記載のアクチュエータ。
  4. 前記厚膜印刷材料が、金属材料であることを特徴とする請求項2又は3に記載のアクチュエータ。
  5. 前記厚膜印刷材料が、セラミック焼結体であることを特徴とする請求項2又は3に記載のアクチュエータ。
  6. 前記突起の前記テーパ面が、前記アーム部材の前後方向に位置していることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  7. 前記突起の前記テーパ面が、平面であることを特徴とする請求項6に記載のアクチュエータ。
  8. 前記突起の前記テーパ面が、曲面であることを特徴とする請求項6に記載のアクチュエータ。
  9. 略コ字状の平面形状を有していることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  10. 少なくとも1つのヘッド素子を有するヘッドスライダと、該ヘッドスライダを支持しており前記少なくとも1つのヘッド素子の微小位置決めを行うためのアクチュエータと、該アクチュエータが固着された支持機構とを備えたヘッドジンバルアセンブリであって、
    前記アクチュエータが、前記支持機構に固着された基部と、前記ヘッドスライダを間に挟設すべく前記基部から突出しており駆動信号に従って変位可能な1対の可動アーム部とを備えており、該1対の可動アーム部の各々が、弾性を有するセラミック焼結体によって形成されており根元から先端までほぼ同一断面形状を有するアーム部材と、該アーム部材の側面に形成された圧電駆動部と、該アーム部材の先端部の内側面に付加的に形成されたテーパ面を有する突起とを備えており、前記ヘッドスライダの側面が前記アーム部材の前記突起部分及び該突起より先端側において該アーム部材の内側面に接着されていることを特徴とするヘッド素子の微小位置決め用アクチュエータを備えたヘッドジンバルアセンブリ。
  11. 前記アクチュエータの前記基部が弾性を有するセラミック焼結体から形成されており、前記アクチュエータの前記突起が厚膜印刷材料で形成されていることを特徴とする請求項10に記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  12. 前記セラミック焼結体が、酸化ジルコニウムであることを特徴とする請求項11に記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  13. 前記厚膜印刷材料が、金属材料であることを特徴とする請求項11又は12に記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  14. 前記厚膜印刷材料が、セラミック焼結体であることを特徴とする請求項11又は12に記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  15. 前記アクチュエータの前記突起の前記テーパ面が、前記アーム部材の前後方向に位置していることを特徴とする請求項10から14のいずれか1項に記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  16. 前記突起の前記テーパ面が、平面であることを特徴とする請求項15に記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  17. 前記突起の前記テーパ面が、曲面であることを特徴とする請求項15に記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  18. 前記アクチュエータが、略コ字状の平面形状を有していることを特徴とする請求項10から17のいずれか1項に記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  19. 前記ヘッドスライダの側面と前記アーム部材の内側面とが液体接着剤によって接着されていることを特徴とする請求項10から18のいずれか1項に記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  20. 前記ヘッドスライダの前記少なくとも1つのヘッド素子が、少なくとも1つの薄膜磁気ヘッド素子であることを特徴とする請求項10から19のいずれか1項に記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  21. 前記ヘッドスライダの前記少なくとも1つのヘッド素子が、少なくとも1つの光ヘッド素子であることを特徴とする請求項10から19のいずれか1項に記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  22. 請求項10から21のいずれか1項に記載のヘッドジンバルアセンブリを少なくとも1つ備えたことを特徴とするディスク装置。
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