JP4075475B2 - ヘッド素子の微小位置決め用アクチュエータを備えたヘッドジンバルアセンブリ及び該ヘッドジンバルアセンブリを備えたディスク装置 - Google Patents

ヘッド素子の微小位置決め用アクチュエータを備えたヘッドジンバルアセンブリ及び該ヘッドジンバルアセンブリを備えたディスク装置 Download PDF

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    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
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  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Moving Of Heads (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、薄膜磁気ヘッド素子又は光ヘッド素子等のヘッド素子の微小位置決め用アクチュエータを備えたヘッドジンバルアセンブリ(HGA)及びこのHGAを備えたディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気ディスク装置では、HGAのサスペンションの先端部に取り付けられた磁気ヘッドスライダを、回転する磁気ディスクの表面から浮上させ、その状態で、この磁気ヘッドスライダに搭載された薄膜磁気ヘッド素子により磁気ディスクへの記録及び/又は磁気ディスクからの再生が行われる。
【0003】
近年、磁気ディスク装置の大容量化及び高密度記録化に伴い、ディスク半径方向(トラック幅方向)の密度の高密度化が進んできており、従来のごときボイスコイルモータ(以下VCMと称する)のみによる制御では、磁気ヘッドの位置を正確に合わせることが難しくなってきている。
【0004】
磁気ヘッドの精密位置決めを実現する手段の一つとして提案されているのが、従来のVCMよりさらに磁気ヘッドスライダ側にもう1つのアクチュエータ機構を搭載し、VCMで追従しきれない微細な精密位置決めを、そのアクチュエータによって行う技術である(例えば、米国特許第5745319号、特開平8−180623号公報参照)。
【0005】
この種のアクチュエータとして、ピギーバック構造のアクチュエータが存在する。このピギーバック構造のアクチュエータは、サスペンションに固定される一方の端部と、磁気ヘッドスライダに固定される他方の端部と、これら端部を連結するピラー状の変位発生部とをPZTによる圧電部材でI字形状に一体形成してなるものであり、サスペンション上にアクチュエータと磁気ヘッドスライダとが階段状に取り付けられる。即ち、サスペンションと磁気ヘッドスライダとの間にアクチュエータが挟まれた積上げ式のカンチレバー(片持ちはり)構造となっている。
【0006】
このようなピギーバック構造のアクチュエータを用いたHGAは、
(1)積上げた構造であるため、磁気ヘッドスライダ部分のHGAの厚みがアクチュエータの分だけ増大する、
(2)アクチュエータ全体がもろい材質のPZT等の圧電部材で構成されていること、並びにアクチュエータ及び磁気ヘッドスライダが階段状に積上げたカンチレバー構造となるため、モーメントで衝撃が働き、耐衝撃性が非常に低い、
(3)磁気ヘッドスライダの寸法によって、微小位置決め動作時のストロークが変わってしまい、十分なストロークを得られないことがある、
(4)立体的で複雑な取り付け構造を有しているため、組み立て時の取り扱いが非常に困難であり、従来のHGA組み立て装置を適用できず、生産性が非常に悪い、
(5)アクチュエータの動きを阻害しないために、磁気ヘッドスライダ及びアクチュエータ間、並びにアクチュエータ及びサスペンション間に間隙を置いて組み立てる必要があるが、このような間隙を設けることは、耐衝撃性をさらに悪化させるのみならず、組み立てにあたって間隙を一定としなければならないので、組み立て精度が低下する。特に、サスペンション、アクチュエータ及び磁気ヘッドスライダの平行度が正確に保つことが難しいので、ヘッド特性が悪化する、
等の種々の問題点を有している。
【0007】
このような従来技術の上述した不都合を解消するため、本願の発明者等は、駆動信号に従って変位可能な1対の可動アーム部間にヘッドスライダを挟設するように構成したアクチュエータを提案している(本願出願時は公知ではない)。
【0008】
図1は、この先行出願におけるアクチュエータの構造を示す平面図である。
【0009】
同図に示すように、アクチュエータ10は、その平面形状が略コ字状となっており、サスペンションに固着される基部11の両端から1対の可動アーム部12及び13が垂直に伸びている。
【0010】
可動アーム部12及び13の先端部には、磁気ヘッドスライダ14の側面に固着されるスライダ固着部15及び16がそれぞれ設けられている。これらスライダ固着部15及び16は、可動アーム部12及び13から内側方向、即ち磁気ヘッドスライダ14方向に突出しており、これによって、この部分のみが磁気ヘッドスライダ14の側面と固着され、磁気ヘッドスライダ側面と可動アーム部12及び13との間の残りの部分が空隙となるようになされている。
【0011】
可動アーム部12及び13は、それぞれ、アーム部材12a及び13aとこれらアーム部材12a及び13aの側面に形成された圧電素子12b及び13bとから構成されている。基部11並びにアーム部材12a及び13aは、弾性を有するセラミック焼結体で一体的に形成されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
このような構造のアクチュエータによれば、アクチュエータを設けてもその部分でHGAの厚みが増大せず、また、アクチュエータ及びヘッドスライダがカンチレバー構造とはならないため、ピギーバック構造のアクチュエータよりも耐衝撃性は向上する。しかも、可動アーム部間にヘッドスライダを挟設する構造としているため、ヘッドスライダの寸法が変った場合にも微小位置決め動作時に同じ大きさのストロークを提供することができる。
【0013】
しかしながら、セラミック焼結体で形成されたスライダ固着部15及び16が可動アーム部12及び13から内側方向へ突出しているため、衝撃を受けた際にその付け根の部分15a及び16aに応力が集中してしまい破壊され易いことから、耐衝撃性を大幅には向上することができなかった。
【0014】
従って本発明の目的は、耐衝撃性をより向上させることができるヘッド素子の微小位置決め用アクチュエータを備えたHGA及びこのHGAを備えたディスク装置を提供することにある。
【0015】
本発明の他の目的は、HGAの品質向上を図ることができるヘッド素子の微小位置決め用アクチュエータを備えたHGA及びこのHGAを備えたディスク装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明において、HGAは、少なくとも1つのヘッド素子を有するヘッドスライダと、支持機構と、ヘッドスライダ及び該支持機構に固着されており前記ヘッド素子の微小位置決めを行うためのアクチュエータとを備えている。アクチュエータは、駆動信号に従って変位可能であり、ヘッドスライダを挟設している1対の可動アーム部と、支持機構に固定される基部とを備えており、これら可動アーム部の各々が、可撓性を有するセラミック焼結体によって形成されており先端までほぼ同一断面形状を有するアーム部材と、アーム部材の側面に形成された圧電駆動部とを備えている。アーム部材が基部からほぼ垂直に突出しており、このアーム部材の基端の間隔は、その先端の間隔より大きい。
【0017】
各可動アーム部のアーム部材は、セラミック焼結体で形成されているがその先端までほぼ同一断面形状を有するように、即ち段差のないフラットな形状に構成されている。このため、衝撃が印加された場合にも、特定の部分に応力が集中することがないので耐衝撃性が著しく向上する。特に本発明では、アーム部材の基端の間隔が、その先端の間隔より大きくなっている。これにより、アーム部材を段差のないフラットな形状とした場合にも、固着部を除くヘッドスライダ側面とアーム部材との間に空隙を設けることができ、アクチュエータの揺動がより自由になる。
【0018】
もちろん、駆動信号に従って変位可能な1対の可動アーム部間にヘッドスライダを挟設するように構成しているため、アクチュエータを設けてもその部分でHGAの厚みが増大するような不都合が生じない。このため、アクチュエータ装着による磁気ディスク装置の寸法変更等は不要となる。また、可動アーム部間にヘッドスライダを挟設する構造としているため、変位を実際に与える可動アーム部の先端部がヘッドスライダの先端まで伸ばせることとなる。このため、ヘッドスライダの寸法が変った場合にも微小位置決め動作時に同じ大きさのストロークを提供できるから必要十分なストロークを得ることができる。
【0020】
基部が、弾性を有するセラミック焼結体から形成されていることも好ましい。
【0021】
平面形状が略コ字状であることも好ましい。
【0022】
以上述べたヘッド素子が薄膜磁気ヘッド素子であることも好ましい。
【0023】
本発明によれば、さらにまた、少なくとも1つの上述したHGAを備えたディスク装置が提供される。
【0024】
【発明の実施の形態】
図2は本発明の一実施形態として、磁気ディスク装置の要部の構成を概略的に示す斜視図であり、図3はHGA全体を表す斜視図であり、図4及び図5は本実施形態におけるHGAの先端部を互いに異なる方向から見た斜視図である。
【0025】
図2において、20は軸21の回りを回転する複数の磁気ディスク、22は磁気ヘッドスライダをトラック上に位置決めするためのアセンブリキャリッジ装置をそれぞれ示している。アセンブリキャリッジ装置22は、軸23を中心にして角揺動可能なキャリッジ24と、このキャリッジ24を角揺動駆動する例えばボイスコイルモータ(VCM)からなる主アクチュエータ25とから主として構成されている。
【0026】
キャリッジ24には、軸23に沿った方向にスタックされた複数の駆動アーム26の基部が取り付けられており、各駆動アーム26の先端部にはHGA27が固着されている。各HGA27は、その先端部に設けられている磁気ヘッドスライダが、各磁気ディスク20の表面に対して対向するように駆動アーム26の先端部に設けられている。
【0027】
図3〜図5に示すように、HGAは、サスペンション30の先端部に、磁気ヘッド素子31aを有する磁気ヘッドスライダ31の側面を挟持している精密位置決めを行うためのアクチュエータ32を固着して構成される。
【0028】
図2に示す主アクチュエータ25はHGA27を取り付けた駆動アーム26を変位させてアセンブリ全体を動かすために設けられており、アクチュエータ32はそのような主アクチュエータ25では駆動できない微細な変位を可能にするために設けられている。
【0029】
サスペンション30は、図3〜図5に示すように、第1及び第2のロードビーム33及び34と、これら第1及び第2のロードビーム33及び34を互いに連結する弾性を有するヒンジ35と、第2のロードビーム34及びヒンジ35上に固着支持された弾性を有するフレクシャ36と、第1のロードビーム33の取り付け部33aに設けられた円形のベースプレート37とから主として構成されている。
【0030】
フレクシャ36は、第2のロードビーム34に設けられたディンプル(図示なし)に押圧される軟らかい舌部36aを一方の端部に有しており、この舌部36a上には、ポリイミド等による絶縁層36bを介してアクチュエータ32の基部32aが固着されている。このフレクシャ36は、この舌部36aでアクチュエータ32を介して磁気ヘッドスライダ31を柔軟に支えるような弾性を持っている。フレクシャ36は、本実施形態では、厚さ約20μmのステンレス鋼板(例えばSUS304TA)によって構成されている。なお、フレクシャ36と第2のロードビーム34及びヒンジ35との固着は、複数個所のピンポイント溶接によってなされている。
【0031】
ヒンジ35は、第2のロードビーム34にアクチュエータ32を介してスライダ31を磁気ディスク方向に押えつける力を与えるための弾性を有している。このヒンジ35は、本実施形態では、厚さ約40μmのステンレス鋼板によって構成されている。
【0032】
第1のロードビーム33は、本実施形態では、約100μm厚のステンレス鋼板で構成されており、ヒンジ35をその全面に渡って支持している。ただし、ロードビーム33とヒンジ35との固着は、複数個所のピンポイント溶接によってなされている。また、第2のロードビーム34も、本実施形態では、約100μm厚のステンレス鋼板で構成されており、ヒンジ35にその端部において固着されている。ただし、ロードビーム34とヒンジ35との固着も、複数個所のピンポイント溶接によってなされている。なお、この第2のロードビーム34の先端には、非動作時にHGAを磁気ディスク表面から離しておくためのリフトタブ34aが設けられている。
【0033】
ベースプレート37は、本実施形態では、約150μm厚のステンレス鋼又は鉄で構成されており、第1のロードビーム33の基部の取り付け部33aに溶接によって固着されている。このベースプレート37が駆動アーム26(図2)に取り付けられる。
【0034】
フレクシャ36上には、積層薄膜パターンによる複数のリード導体を含む可撓性の配線部材38が形成又は載置されている。配線部材38は、フレクシブルプリント回路(Flexible Print Circuit、FPC)のごとく金属薄板上にプリント基板を作成するのと同じ公知のパターニング方法で形成されている。この配線部材38は、例えば、厚さ約5μmのポリイミド等の樹脂材料による第1の絶縁性材料層、パターン化された厚さ約4μmのCu層(リード導体層)及び厚さ約5μmのポリイミド等の樹脂材料による第2の絶縁性材料層をこの順序でフレクシャ36側から順次積層することによって形成される。ただし、磁気ヘッド素子、アクチュエータ及び外部回路と接続するための接続パッドの部分は、Cu層上にAu層が積層形成されており、その上に絶縁性材料層は形成されていない。
【0035】
本実施形態においてこの配線部材38は、磁気ヘッド素子に接続される片側2本、両側で計4本のリード導体を含む第1の配線部材38aと、アクチュエータ32に接続される片側1本、両側で計2本のリード導体を含む第2の配線部材38bとから構成されている。
【0036】
第1の配線部材38aのリード導体の一端は、フレクシャ36の先端部において、このフレクシャ36から切り離されており自由運動できる分離部36c上に設けられた磁気ヘッド素子用接続パッド39に接続されている。接続パッド39は、磁気ヘッドスライダ31の端子電極31bに金ボンディング、ワイヤボンディング又はステッチボンディング等により接続されている。第1の配線部材38aのリード導体の他端は外部回路と接続するための外部回路用接続パッド40に接続されている。
【0037】
第2の配線部材38bのリード導体の一端は、フレクシャ36の舌部36aの絶縁層36b上に形成されたアクチュエータ用接続パッド41に接続されており、この接続パッド41はアクチュエータ32の基部32aに設けられたAチャネル及びBチャネル信号端子電極32b及び32cにそれぞれ接続されている。第2の配線部材38bのリード導体の他端は外部回路と接続するための外部回路用接続パッド40に接続されている。
【0038】
本発明のHGAにおけるサスペンションの構造は、以上述べた構造に限定されるものではないことは明らかである。なお、図示されていないが、サスペンション30の途中にヘッド駆動用ICチップを装着してもよい。
【0039】
図6は本実施形態におけるアクチュエータの構造を示す平面図であり、図7はこのアクチュエータの圧電素子部分の構造を示す断面図である。
【0040】
図6に示すように、アクチュエータ32は、その平面形状が略コ字状となっており、サスペンションに固着される基部60(32a)の両端から1対の可動アーム部61及び62がほぼ垂直に伸びている。可動アーム部61及び62は、それぞれ、アーム部材61a及び62aとこれらアーム部材61a及び62aの側面に形成された圧電素子61b及び62bとから構成されている。
【0041】
基部60並びにアーム部材61a及び62aは、弾性を有するセラミック焼結体で一体的に形成されている。このように、アクチュエータの主要部を剛性の高い即ちたわみに対して強いセラミック焼結体とすることにより、アクチュエータ全体をPZTで構成する場合よりも耐衝撃性は向上する。
【0042】
本実施形態で重要な点は、アーム部材61a及び62aの形状が基部60に結合する基端からそれらの先端まで、ほぼ同一の断面形状となるように、即ち段差のないフラットな形状となっていること、並びにアーム部材61a及び62aの基端の間隔bがアーム部材61a及び62aの先端の間隔aより大きいことにある。
【0043】
磁気ヘッドスライダ31は、このフラットな形状のアーム部材61a及び62aの先端部間に挟み込まれ、その側面が接着剤63を用いて接着されることによってアクチュエータに実装される。前述したように、アクチュエータは、アーム部材61a及び62aの基端の間隔bが、その先端の間隔aより大きくなるように(b>aとなるように)構成されている。アーム部材61a及び62aがフラットな形状であるが、このようにb>aとなっているため、アーム部材61a及び62aの先端部のみを磁気ヘッドスライダ31の側面と接着させ、磁気ヘッドスライダ側面と可動アーム部61及び62との間の残りの部分が空隙となるようにすることができる。これにより、アクチュエータの駆動時に可動アーム部が、その接着部を除いて、磁気ヘッドスライダに接触しその揺動が制限されるような不都合がなくなる。
【0044】
アクチュエータ32の厚さは、アクチュエータ実装によりHGAの厚さを増大させないように、挟設すべき磁気ヘッドスライダの厚さ以下に設定されている。逆にいえば、アクチュエータ32の厚さを挟設すべき磁気ヘッドスライダの厚さまで大きくすることによって、HGAの厚さを増大させることなくアクチュエータ自体の強度を上げることができる。
【0045】
圧電素子61b及び62bの各々は、図7に示すように、逆圧電効果又は電歪効果により伸縮する圧電・電歪材料層70と信号電極層71とグランド電極層72とが交互に積層された多層構造となっている。信号電極層71は図4及び図5に示すAチャネル又はBチャネル信号端子電極32b又は32cに接続されており、グランド電極層72はグランド端子32d又は32eに接続されている。
【0046】
圧電・電歪材料層70がPZT等のいわゆる圧電材料から構成されており、通常、変位性能向上のための分極処理が施されている。この分極処理による分極方向は、圧電素子の積層方向である。電極層に電圧を印加したときの電界の向きが分極方向と一致する場合、両電極間の圧電・電歪材料層はその厚さ方向に伸長(圧電縦効果)し、その面内方向では収縮(圧電横効果)する。一方、電界の向きが分極方向と逆である場合、圧電・電歪材料層はその厚さ方向に収縮(圧電縦効果)し、その面内方向では伸長(圧電横効果)する。
【0047】
圧電素子61b及び62bに、収縮又は伸長を生じさせる電圧を印加すると、各圧電素子部分がその都度収縮又は伸長し、これによって可動アーム部61及び62の各々は、S字状に撓みその先端部が横方向に直線的に揺動する。その結果、磁気ヘッドスライダ31も同様に横方向に直線的に揺動する。このように、角揺動ではなく、直線揺動であるため、磁気ヘッド素子のより精度の高い位置決めが可能となる。
【0048】
両圧電素子に、互いに逆の変位が生じるような電圧を同時に印加してもよい。即ち、一方の圧電素子と他方の圧電素子とに、一方が伸長したとき他方が収縮し、一方が収縮したとき他方が伸長するような交番電圧を同時に印加してもよい。このときの可動アーム部の揺動は、電圧無印加時の位置を中央とするものとなる。この場合、駆動電圧を同じとしたときの揺動の振幅は、電圧を交互に印加する場合の約2倍となる。ただし、この場合、揺動の一方の側では圧電素子を伸長させることになり、このときの駆動電圧は分極の向きと逆となる。このため、印加電圧が高い場合や継続的に電圧印加を行う場合には、圧電・電歪材料の分極が減衰するおそれがある。従って、分極と同じ向きに一定の直流バイアス電圧を加えておき、このバイアス電圧に上述の交番電圧を重畳したものを駆動電圧とすることにより、駆動電圧の向きが分極の向きと逆になることがないようにする。この場合の揺動は、バイアス電圧だけを印加したときの位置を中央とするものとなる。
【0049】
なお、圧電・電歪材料とは、逆圧電効果または電歪効果により伸縮する材料を意味する。圧電・電歪材料は、上述したようなアクチュエータの変位発生部に適用可能な材料であれば何であってもよいが、剛性が高いことから、通常、PZT[Pb(Zr,Ti)O]、PT(PbTiO)、PLZT[(Pb,La)(Zr,Ti)O]、チタン酸バリウム(BaTiO)等のセラミックス圧電・電歪材料が好ましい。
【0050】
このように、本実施形態におけるアクチュエータ32は、可動アーム部61及び62のアーム部材61a及び62aが段差のないフラットな形状となっているため、HGAに衝撃が印加された場合にも、特定の部分に応力が集中することがないので耐衝撃性が著しく向上する。しかも、その場合にも、アクチュエータの駆動時に可動アーム部が磁気ヘッドスライダに接触してその揺動が制限されるようなことがない。
【0051】
図8は非駆動時にアクチュエータに1Gの外力(衝撃)を印加した場合にアーム部材の先端部の付け根部分に生じる応力を、そのアーム部材の先端部の内側方向への、即ち磁気ヘッドスライダ方向への、突出長さを変えて計算したシミュレーション結果を示しており、図9はアクチュエータに駆動電圧を印加して駆動した場合にアーム部材の先端部の付け根部分に生じる応力を、そのアーム部材の先端部の内側方向への突出長さを変えて計算したシミュレーション結果を示している。
【0052】
これらの図から、本実施形態のごとき段差のないフラットな形状のアーム部材に相当する内側方向への突出長さがゼロの場合に、アーム部材の先端部の付け根部分に生じる応力が最小となり、破壊が最も生じにくくなることが分かる。
【0053】
本実施形態によれば、また、可動アーム部61及び62間に磁気ヘッドスライダ31の側面を挟み込むように構成しているため、アクチュエータ32を設けてもその部分でHGAの厚みが増大しない。このため、アクチュエータ装着による磁気ディスク装置の寸法変更等は不要となる。しかも、アクチュエータ32及び磁気ヘッドスライダ31の複合体がカンチレバー構造とはなっていないため、その意味からも耐衝撃性が向上する。さらに、可動アーム部61及び62間に磁気ヘッドスライダ31を挟設する構造としているため、変位を実際に与える可動アーム部61及び62の先端部が磁気ヘッドスライダ31の先端まで伸ばせることとなる。このため、磁気ヘッドスライダ31の寸法が変った場合にも微小位置決め動作時に同じ大きさのストロークを提供できるから必要十分なストロークを得ることができる。
【0054】
以上、薄膜磁気ヘッド素子の微小位置決め用アクチュエータ及びこのアクチュエータを備えたHGAを用いて本発明を説明したが、本発明は、このようなアクチュエータにのみ限定されるものではなく、薄膜磁気ヘッド素子以外の例えば光ヘッド素子等のヘッド素子の微小位置決め用アクチュエータ及びこのアクチュエータを備えたHGAにも適用可能である。
【0055】
以上述べた実施形態は全て本発明を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
【0056】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明によれば、アクチュエータの各可動アーム部のアーム部材は、セラミック焼結体で形成されているがその先端までほぼ同一断面形状を有するように、即ち段差のないフラットな形状に構成されている。このため、衝撃が印加された場合にも、特定の部分に応力が集中することがないので耐衝撃性が著しく向上する。特に本発明では、アーム部材の基端の間隔が、その先端の間隔より大きくなっている。これにより、アーム部材を段差のないフラットな形状とした場合にも、固着部を除くヘッドスライダ側面とアーム部材との間に空隙を設けることができ、アクチュエータの揺動がより自由になる。
【0057】
駆動信号に従って変位可能な1対の可動アーム部間にヘッドスライダを挟設するように構成しているため、アクチュエータを設けてもその部分でHGAの厚みが増大するような不都合が生じない。このため、アクチュエータ装着による磁気ディスク装置の寸法変更等は不要となる。また、可動アーム部間にヘッドスライダを挟設する構造としているため、変位を実際に与える可動アーム部の先端部がヘッドスライダの先端まで伸ばせることとなる。このため、ヘッドスライダの寸法が変った場合にも微小位置決め動作時に同じ大きさのストロークを提供できるから必要十分なストロークを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行技術におけるアクチュエータの構造を示す平面図である。
【図2】本発明の一実施形態として、磁気ディスク装置の要部の構成を概略的に示す斜視図である。
【図3】図2の実施形態におけるHGA全体を表す斜視図である。
【図4】図2の実施形態におけるHGAの先端部の斜視図である。
【図5】図2の実施形態におけるHGAの先端部を図4とは異なる方向から見た斜視図である。
【図6】図2の実施形態におけるアクチュエータの構造を示す平面図である。
【図7】図6のアクチュエータの圧電素子部分の構造を示す断面図である。
【図8】アーム部材の先端部の内側方向への突出長さに対するアーム部材の先端部の付け根部分に生じる応力特性のシミュレーション結果を示す図である。
【図9】アーム部材の先端部の内側方向への突出長さに対するアーム部材の先端部の付け根部分に生じる応力特性のシミュレーション結果を示す図である。
【符号の説明】
20 磁気ディスク
21、23 軸
22 アセンブリキャリッジ装置
24 キャリッジ
25 主アクチュエータ
26 駆動アーム
27 HGA
30 サスペンション
31 磁気ヘッドスライダ
31a 磁気ヘッド素子
31b 端子電極
32 アクチュエータ
32a、60 基部
32b、32c 信号端子電極
33 第1のロードビーム
33a 取り付け部
34 第2のロードビーム
34a リフトタブ
35 ヒンジ
36 フレクシャ
36a 舌部
36b 絶縁層
36c 分離部
37 ベースプレート
38 配線部材
38a 第1の配線部材
38b 第2の配線部材
39 磁気ヘッド素子用接続パッド
40 外部回路用接続パッド
41 アクチュエータ用接続パッド
61、62 可動アーム部
61a、62a アーム部材
61b、62b 圧電素子
63 接着剤
70 圧電・電歪材料層
71 信号電極層
72 グランド電極層

Claims (5)

  1. 少なくとも1つのヘッド素子を有するヘッドスライダと、支持機構と、該ヘッドスライダ及び該支持機構に固着されており前記ヘッド素子の微小位置決めを行うためのアクチュエータとを備えたヘッドジンバルアセンブリであって、前記アクチュエータが、駆動信号に従って変位可能であり、前記ヘッドスライダを挟設している1対の可動アーム部と、前記支持機構に固定される基部とを備えており、該可動アーム部の各々が、可撓性を有するセラミック焼結体によって形成されており先端までほぼ同一断面形状を有するアーム部材と、該アーム部材の側面に形成された圧電駆動部とを備えており、前記アーム部材が前記基部からほぼ垂直に突出しており、該アーム部材の基端の間隔が先端の間隔より大きいことを特徴とするヘッド素子の微小位置決め用アクチュエータを備えたヘッドジンバルアセンブリ。
  2. 前記アクチュエータの前記基部が、弾性を有するセラミック焼結体から形成されていることを特徴とする請求項1に記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  3. 前記アクチュエータの平面形状が略コ字状であることを特徴とする請求項1又は2に記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  4. 前記ヘッド素子が薄膜磁気ヘッド素子であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  5. 請求項1からのいずれか1項に記載のヘッドジンバルアセンブリを少なくとも1つ備えたことを特徴とするディスク装置。
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