JP2002329377A - ヘッド素子の微小位置決め用アクチュエータを備えたヘッドジンバルアセンブリ - Google Patents

ヘッド素子の微小位置決め用アクチュエータを備えたヘッドジンバルアセンブリ

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JP2002329377A
JP2002329377A JP2001124241A JP2001124241A JP2002329377A JP 2002329377 A JP2002329377 A JP 2002329377A JP 2001124241 A JP2001124241 A JP 2001124241A JP 2001124241 A JP2001124241 A JP 2001124241A JP 2002329377 A JP2002329377 A JP 2002329377A
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head
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gimbal assembly
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Tamon Kasashima
多聞 笠島
Kazumasa Shiraishi
一雅 白石
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SAE Magnetics HK Ltd
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    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
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  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 共振周波数を高めることができ、風乱特性を
向上させることができ、Z方向への耐衝撃性を高めるこ
とができ、さらに、荷重の公差を小さくすることができ
しかも製造工程が簡易となるヘッド素子の微小位置決め
用アクチュエータを備えたHGAを提供する。 【解決手段】 少なくとも1つのヘッド素子を有するヘ
ッドスライダと、ロードビームと、ロードビームに固着
されており、ヘッドスライダの浮上姿勢を決めるための
フレクシャと、フレクシャに支持されていると共にヘッ
ドスライダを固着支持しており、ヘッドスライダのヘッ
ド素子の微小位置決めを行うためのアクチュエータと、
アクチュエータに設けられておりヘッドスライダへの荷
重を調整するための荷重調整機構とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜磁気ヘッド素
子又は光ヘッド素子等のヘッド素子の微小位置決め用ア
クチュエータを備えたヘッドジンバルアセンブリ(HG
A)に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置では、HGAのサスペ
ンションの先端部に取り付けられた磁気ヘッドスライダ
を、回転する磁気ディスクの表面から浮上させ、その状
態で、この磁気ヘッドスライダに搭載された薄膜磁気ヘ
ッド素子により磁気ディスクへの記録及び/又は磁気デ
ィスクからの再生が行われる。
【0003】近年、磁気ディスク装置の大容量化及び高
密度記録化に伴い、ディスク半径方向(トラック幅方
向)の密度の高密度化が進んできており、従来のごとき
ボイスコイルモータ(以下VCMと称する)のみによる
制御では、磁気ヘッドの位置を正確に合わせることが難
しくなってきている。
【0004】磁気ヘッドの精密位置決めを実現する手段
の一つとして提案されているのが、従来のVCMよりさ
らに磁気ヘッドスライダ側にもう1つのアクチュエータ
機構を搭載し、VCMで追従しきれない微細な精密位置
決めを、そのアクチュエータによって行う技術である
(例えば、特開平6−259905号公報、特開平6−
309822号公報、特開平8−180623号公報参
照)。
【0005】このような微小位置決め用アクチュエータ
を備えたHGAにおいては、サーボを高速動作させるた
めに、サスペンションの共振周波数を充分に高くするこ
とが要求される。
【0006】一般に、磁気ヘッドスライダへの荷重は、
ロードビームのベースプレート近傍に曲げ部を形成して
調整している。即ち、サスペンションのロードビーム
に、磁気ヘッドスライダが装着される先端部が磁気ディ
スク方向に若干曲がるような曲げ部を形成し、その曲げ
部の折れ曲がり角度によって磁気ヘッドスライダへの荷
重を調整している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな曲げ部をロードビームに設けると、ロードビームと
曲げ部との複合された形状により、サスペンション全体
としての共振周波数が大きく低下してしまう。その結
果、サーボの使用する周波数帯域内にこの共振周波数が
含まれてしまうことからサーボを高速で動作させること
が難しかった。
【0008】また、ロードビームにこのような曲げ部を
設けると、風乱の影響が無視できなくなる。即ち、磁気
ディスクの高速回転によって生じる横風の影響をこの曲
げ部が受けることによって、サスペンションに不規則な
振動が起きることがある。特に、最近のハイエンドHD
Dのごとく、磁気ディスクが10,000〜15,00
0rpm以上の高速で回転する場合には、このような風
乱の影響が大きい。
【0009】さらに、荷重を調整するための曲げ部の剛
性が弱くなっているため、上下方向(Z方向)の衝撃に
よりサスペンションの先端部はかなり大きな衝撃を受け
ることとなり、HGA全体としての耐衝撃性が非常に低
い。
【0010】加えて、曲げ部の折れ曲がり角度によって
荷重を調整する従来の方法は、その製造工程が煩雑とな
るのみならず、精度の高い荷重調整を期待することがで
きない。特に、磁気ヘッドスライダが軽量となるにつれ
その荷重値も小さくなるので、そのばらつきが無視でき
なくなり、荷重公差が大きくなる。
【0011】従って本発明の目的は、共振周波数を高め
ることができるヘッド素子の微小位置決め用アクチュエ
ータを備えたHGAを提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、風乱特性を向上させ
ることができるヘッド素子の微小位置決め用アクチュエ
ータを備えたHGAを提供することにある。
【0013】本発明のさらに他の目的は、Z方向への耐
衝撃性を高めることができるヘッド素子の微小位置決め
用アクチュエータを備えたHGAを提供することにあ
る。
【0014】本発明のまたさらに他の目的は、荷重の公
差を小さくすることができしかも製造工程が簡易となる
ヘッド素子の微小位置決め用アクチュエータを備えたH
GAを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、少なく
とも1つのヘッド素子を有するヘッドスライダと、ロー
ドビームと、ロードビームに固着されており、ヘッドス
ライダの浮上姿勢を決めるためのフレクシャと、フレク
シャに支持されていると共にヘッドスライダを固着支持
しており、ヘッドスライダのヘッド素子の微小位置決め
を行うためのアクチュエータと、アクチュエータに設け
られておりヘッドスライダへの荷重を調整するための荷
重調整機構とを備えたヘッド素子の微小位置決め用アク
チュエータを備えたHGAが提供される。
【0016】ヘッドスライダへの荷重を調整するための
荷重調整機構がアクチュエータに設けられている。この
ため、従来、ロードビームのベースプレートの近くに設
けられていた荷重調整用の曲げ部が不要となるから、ロ
ードビームを剛性の高い系のみで構成することが可能と
なり、サスペンション全体の共振周波数を高めることが
できる。その結果、サーボが使用する周波数帯域を広げ
ることができるので、高速のサーボ動作が期待できる。
また、最も広い面積で横風を受けるロードビームが荷重
調整用の曲げ部を持たないことにより、風乱の影響を最
小限に抑えることができる。さらに、荷重調整用の曲げ
部がないことにより、サスペンションの剛性を上げるこ
とが可能となり、Z方向への耐衝撃性が大幅に向上す
る。さらにまた、曲げ部の曲げ角度で荷重調整しなくて
良いため、製造工程がその分簡略化できて製造コストが
低下するのみならず、高い精度で荷重調整できるので製
造における荷重の公差をより小さくすることができる。
【0017】荷重調整機構が、ヘッドスライダへの荷重
点と同軸に形成されていることが好ましい。
【0018】荷重点を構成する突起(ディンプル)がロ
ードビームに形成されていることが好ましい。
【0019】荷重調整機構が、一端が自由端でありヘッ
ドスライダへの荷重を制御する板ばね部を備えているこ
とが好ましい。
【0020】アクチュエータが、多層構造の板部材を用
いて構成されていることが好ましい。この場合、多層構
造の板部材が、第1の金属薄板層と、第1の金属薄板層
上に積層された樹脂層と、樹脂層上に積層された第2の
金属薄板層とを含んでおり、荷重調整機構の板ばね部が
第1又は第2の金属薄板層の一部からなることがより好
ましい。
【0021】アクチュエータが、単層構造の金属板部材
を用いて構成されていることも好ましい。この場合、荷
重調整機構が、単層構造の金属板部材と、金属板部材上
に積層されたスペーサ部材とを含んでおり、板ばね部が
金属板部材の一部から構成されていることがより好まし
い。
【0022】アクチュエータが、フレクシャと一体的に
形成されているか、又はフレクシャとは別個に形成され
ていても良い。
【0023】ロードビームが、剛性の高い系のみから構
成されていることが好ましい。ロードビームが、ヘッド
スライダの荷重調整機能を有していないことが好まし
い。この場合、ロードビームが、1枚の板部材のみから
形成されていることがより好ましい。
【0024】磁気ディスク装置への装着時に折り曲げ可
能なバックベント部を備えていることも好ましい。
【0025】アクチュエータが、ヘッドスライダの側面
に略平行な多層構造の板部材又は単層構造の金属板部材
で形成されており駆動信号に従って先端部が多層構造の
板部材又は単層構造の金属板部材の平面と交差する方向
に変位する1対の可動アーム部と、ヘッドスライダの浮
上面と反対側の面に略平行な多層構造の板部材又は単層
構造の金属板部材で形成されており1対の可動アーム部
を先端部で互いに連結する連結部とを備えており、連結
部にヘッドスライダの反対側の面が固着されていること
も好ましい。
【0026】1対の可動アーム部を先端部で互いに連結
する連結部が設けられており、この連結部にヘッドスラ
イダを固着するように構成されているため、ヘッドスラ
イダを充分な強度を持って固着することができ、しか
も、上下方向の耐衝撃性を大幅に向上することができ
る。さらに、異なる寸法のヘッドスライダについても容
易に装着することが可能となる。
【0027】もちろん、可動アーム部が主に多層構造の
板部材又は単層構造の金属板部材で形成されているた
め、アクチュエータ全体の軽量化を図ることができ、そ
の結果、機械的振動周波数を高めることができる。ま
た、強度があり軽量である多層構造の板部材又は単層構
造の金属板部材を基材として用いることにより、特に衝
撃に弱い可動アーム部の耐衝撃性を大幅に向上させるこ
とができる。しかも、強度の高い多層構造の板部材又は
単層構造の金属板部材を用いることから、HGAへの組
み立て時の取り扱いが非常に容易になる。さらに、金属
板部材を用いれば、その形状や寸法等で設計上の自由度
が向上するので、充分なストロークを確保することが可
能となる。しかも、高精度に加工できる金属板部材を用
いることによって、アクチュエータ自体の寸法精度を大
幅に高めることが可能となる。
【0028】また、駆動信号に従って多層構造の板部材
又は単層構造の金属板部材の平面と交差する方向に変位
する1対の可動アーム部間の連結部にヘッドスライダを
固着するように構成しているため、アクチュエータを設
けてもこの部分でHGAの厚み(Z−height)が
増大するような不都合が生じない。このため、アクチュ
エータ装着によるディスク装置の寸法変更等は不要とな
る。また、可動アーム部間にヘッドスライダを設ける構
造としているため、変位を実際に与える可動アーム部の
先端部がヘッドスライダの先端まで伸ばせることとな
る。このため、ヘッドスライダの寸法が変った場合にも
微小位置決め動作時に同じ大きさのストロークを提供で
きるから必要十分なストロークを得ることができる。
【0029】ヘッドスライダのアクチュエータの連結部
への固着が部分的固着であるため、雰囲気温度変化によ
って接着剤に変形が生じたとしても、ヘッドスライダの
ABSの形状変化(クラウン、キャンバーの発生)を防
止することができる。
【0030】アクチュエータの連結部に平行な多層構造
の板部材又は単層構造の金属板部材で形成されておりフ
レクシャに固着又は一体化している基部を備えており、
1対の可動アーム部がこの基部から前方に伸長している
ことが好ましい。アクチュエータの可動アーム部及び連
結部のみならず、基部も多層構造の板部材又は単層構造
の金属板部材で形成することにより、さらなる軽量化及
び耐衝撃性向上が図れることのみならず、アクチュエー
タ自体の寸法精度を大幅に高めることが可能となる。
【0031】アクチュエータの1対の可動アーム部、連
結部及び基部が、1枚の多層構造の板部材又は単層構造
の金属板部材を折り曲げてなるコの字形状又はU字形状
の断面構造を有していることも好ましい。1枚の多層構
造の板部材又は単層構造の金属板部材からの折り曲げ加
工により、アクチュエータの主部が形成されているた
め、製造が容易でありかつ強度が高いアクチュエータが
得られる。
【0032】1対の可動アーム部の各々が、多層構造の
板部材又は単層構造の金属板部材によるアーム部材と、
アーム部材の面上に積層又は接着された圧電素子とを備
えていることも好ましい。この場合、圧電素子が、圧電
材料層及び電極層の多層構造又は単層構造であるかもし
れない。多層構造とすれば、低い駆動電圧で充分な変位
量を得ることができるのみならず、水平方向の耐衝撃性
が増大する。
【0033】アクチュエータの連結部とヘッドスライダ
とが、接着剤によって固着されていることが好ましい。
【0034】ヘッド素子が薄膜磁気ヘッド素子であるこ
とも好ましい。
【0035】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態として
HGA全体を概略的に表す平面図であり、図2は図1の
実施形態のHGAの側面図であり、図3は図1の実施形
態におけるアクチュエータの構造を示す斜視図であり、
図4は図3のA−A線断面図であり、図5は図1の実施
形態におけるアクチュエータの圧電素子部分の構造を示
す断面図であり、図6は図1の本実施形態におけるアク
チュエータの動作を説明するためのA−A線断面図であ
る。
【0036】本実施形態は、荷重調整機構を設けたアク
チュエータをフレクシャとは別個に形成した後、固着し
た場合である。
【0037】図1及び図2に示すように、HGAは、サ
スペンション10の先端部に、荷重調整機構12を備え
た精密位置決めを行うためのアクチュエータ11を固着
して構成される。このアクチュエータ11には、磁気ヘ
ッド素子を有する磁気ヘッドスライダ13のABSとは
反対側の面が固着されている。HGAには、さらに、磁
気ヘッド素子及びアクチュエータへの図示しないリード
導体等の電気的配線が設けられている。
【0038】サスペンション10は、ベースプレート1
4と、このベースプレート14に連結された1枚の金属
平板部材からなるロードビーム15と、このロードビー
ム15に固着支持されたフレクシャ16とを含んでい
る。アクチュエータ11は、このフレクシャ16の先端
部に固着されている。
【0039】ベースプレート14は、比較的厚い例えば
ステンレススチール板等の金属板部材で形成されてお
り、その後端部には、図示しない駆動アームへの取り付
け孔14aが形成されている。
【0040】ロードビーム15は、比較的厚い例えばス
テンレススチール板等の1枚の平坦な金属板部材で形成
されており、曲げ部は存在しない。従ってロードビーム
15は剛性の高い系のみで構成されている。ロードビー
ム15とベースプレート14とを独立した部品として形
成することなく、一体化された1つの部品として形成し
て良いことは明らかである。このロードビーム15とベ
ースプレート14との固着及びフレクシャ16との固着
は、複数の溶接点によるピンポイント固着によってなさ
れている。ロードビーム15には、荷重点であるディン
プル15aがその先端部に形成されている。
【0041】フレクシャ16は、磁気ヘッドスライダ1
3の姿勢を制御するに適切なスティフネスを有してお
り、本実施形態では、1枚の薄い例えばステンレススチ
ール板等の金属板部材を図示のようにM形状の平面形状
に加工して形成されている。本実施形態のように、フレ
クシャ16とアクチュエータ11とが別個に形成された
後、フレクシャ16の先端部にアクチュエータ11の後
端部(基部)が固着される構造では、アクチュエータ1
1を支える点が荷重点であるディンプル15aの横又は
先端側にないため、浮上が安定しない場合があるが、フ
レクシャ16の形状を図1に示すようにM形状とするこ
とによって、支点をディンプル15aの横又は先端側に
位置させることができる。
【0042】図3に示すように、荷重調整機構12を備
えたアクチュエータ11の主要部は、本実施形態では、
第1のステンレススチール薄板17a、ポリイミド樹脂
等による樹脂層17b及び第2のステンレススチール薄
板17cを順次積層して一体化してなる3層構造の1枚
の板部材を所定の層に及び所定のパターンにエッチング
した後、立体的に折り曲げて形成されている。
【0043】即ち、エッチングして切り離した後の個々
のアクチュエータ部材を、図3及び図4にて上側の面が
フレクシャ16への固着面となる帯板形状の基部30及
び図3及び図4にて下側の面が磁気ヘッドスライダ13
が固着される帯板形状の連結部31の両側端より内側の
部分で略垂直に折り曲げ、基部30及び連結部31に対
して略垂直を保った状態で1対の可動アーム部32及び
33が互いに平行に前後に伸長するように形成してい
る。連結部31の両側端より内側の部分で折り曲げられ
ているため、可動アーム部32及び33の各々はストリ
ップ形状を有する平板状態に形成されている。可動アー
ム部が低い駆動力で大きく変位するためには、可動アー
ム部全体がこのように平板状態に形成されていることが
非常に重要である。
【0044】可動アーム部32及び33は磁気ヘッドス
ライダ13の側面に平行となるように形成されており、
基部30及び連結部31は磁気ヘッドスライダ13のA
BSとは反対側の面に平行となるように形成されてい
る。
【0045】基部30からは、先端方向に向かって伸長
する矩形状の板ばね部が突出して形成されており、これ
が荷重調整機構12を構成している。
【0046】可動アーム部32は、アーム部材32a
と、アーム部材32aの外側の側面に形成された圧電素
子32bと、図示が省略されている圧電素子用信号端子
電極及びグランド電極とから構成されている。可動アー
ム部33も同様の構成である。なお、本実施形態では、
圧電素子、信号端子電極及びグランド電極がアーム部材
外側の側面に形成されているが、これらをアーム部材の
内側の側面に形成しても良い。内側に形成した方が治具
によってアクチュエータを把持する際にその掴む領域が
広くなるため好都合である。
【0047】基部30並びに1対のアーム部材は第1の
ステンレススチール薄板17a、樹脂層17b及び第2
のステンレススチール薄板17cからなる3層構造の板
部材で形成されており、荷重調整機構12は第1のステ
ンレススチール薄板17aのみから形成されており、連
結部31は第2のステンレススチール薄板17cのみか
ら形成されている。
【0048】各圧電素子は、図5に示すように、逆圧電
効果又は電歪効果により伸縮する圧電・電歪材料層50
と信号電極層51とグランド電極層52とが交互に積層
された多層構造となっている。信号電極層51はBチャ
ネル信号端子電極又はAチャネル信号端子電極に接続さ
れており、グランド電極層52はグランド端子に接続さ
れている。
【0049】圧電・電歪材料層50がPZT等のいわゆ
る圧電材料から構成されており、通常、変位性能向上の
ための分極処理が施されている。この分極処理による分
極方向は、圧電素子の積層方向である。電極層に電圧を
印加したときの電界の向きが分極方向と一致する場合、
両電極間の圧電・電歪材料層はその厚さ方向に伸長(圧
電縦効果)し、その面内方向では収縮(圧電横効果)す
る。一方、電界の向きが分極方向と逆である場合、圧電
・電歪材料層はその厚さ方向に収縮(圧電縦効果)し、
その面内方向では伸長(圧電横効果)する。
【0050】各圧電素子に、収縮又は伸長を生じさせる
電圧を印加すると、各圧電素子部分がその都度収縮又は
伸長し、これによって可動アーム部32及び33の各々
は、S字状に撓みその先端部が横方向に直線的に揺動す
る。その結果、磁気ヘッドスライダ13も同様に横方向
に直線的に揺動する。このように、角揺動ではなく、直
線揺動であるため、磁気ヘッド素子のより精度の高い位
置決めが可能となる。
【0051】両圧電素子に、互いに逆の変位が生じるよ
うな電圧を同時に印加してもよい。即ち、一方の圧電素
子と他方の圧電素子とに、一方が伸長したとき他方が収
縮し、一方が収縮したとき他方が伸長するような交番電
圧を同時に印加してもよい。このときの可動アーム部の
揺動は、電圧無印加時の位置を中央とするものとなる。
この場合、駆動電圧を同じとしたときの揺動の振幅は、
電圧を交互に印加する場合の約2倍となる。ただし、こ
の場合、揺動の一方の側では圧電素子を伸長させること
になり、このときの駆動電圧は分極の向きと逆となる。
このため、印加電圧が高い場合や継続的に電圧印加を行
う場合には、圧電・電歪材料の分極が減衰するおそれが
ある。従って、分極と同じ向きに一定の直流バイアス電
圧を加えておき、このバイアス電圧に上述の交番電圧を
重畳したものを駆動電圧とすることにより、駆動電圧の
向きが分極の向きと逆になることがないようにする。こ
の場合の揺動は、バイアス電圧だけを印加したときの位
置を中央とするものとなる。
【0052】なお、圧電・電歪材料とは、逆圧電効果ま
たは電歪効果により伸縮する材料を意味する。圧電・電
歪材料は、上述したようなアクチュエータの変位発生部
に適用可能な材料であれば何であってもよいが、剛性が
高いことから、通常、PZT[Pb(Zr,Ti)
]、PT(PbTiO)、PLZT[(Pb,L
a)(Zr,Ti)O]、チタン酸バリウム(BaT
iO)等のセラミックス圧電・電歪材料が好ましい。
【0053】圧電素子の各々を圧電・電歪材料層と信号
電極層とグランド電極層との単層構造とすることも可能
である。
【0054】アクチュエータの連結部31には、磁気ヘ
ッドスライダ13のABSとは反対側の面が例えば樹脂
系の接着剤により接着される。連結部31に磁気ヘッド
スライダ13を固着するように構成されているため、磁
気ヘッドスライダ13を充分な強度を持って接着固定す
ることができ、しかも、上下方向の耐衝撃性を大幅に向
上することができる。さらに、異なる幅を有する磁気ヘ
ッドスライダについても容易に装着することが可能とな
る。
【0055】磁気ヘッドスライダ13の連結部31への
固着が部分的固着であるため、雰囲気温度変化によって
接着剤に変形が生じたとしても、磁気ヘッドスライダ1
3のABSの形状変化(クラウン、キャンバーの発生)
を防止することができる。さらにまた、磁気ヘッドスラ
イダ13の側面にも接着剤が回り込むようにすれば、接
着強度をより高めることができる。接着剤として導電性
接着剤を用いれば、磁気ヘッドスライダ13のボディー
をアクチュエータを介して容易に接地することができ
る。
【0056】アクチュエータ11の基部30は、接着剤
によってフレクシャ16の先端部に接着固定されてい
る。
【0057】アクチュエータ11の高さは、アクチュエ
ータ実装によりHGAの高さ(厚さ)を増大させないよ
うに、磁気ヘッドスライダの厚さ以下に設定されてい
る。逆にいえば、アクチュエータ11の高さを磁気ヘッ
ドスライダの厚さまで大きくすることによって、HGA
の厚さを増大させることなくアクチュエータ自体の強度
を上げることができる。
【0058】本実施形態におけるアクチュエータ11
は、基部30、連結部31並びに可動アーム部32及び
33の主要部、さらに荷重調整機構12が3層構造の板
部材で形成されているため、アクチュエータ全体の軽量
化を図ることができ、その結果、機械的振動周波数を高
めることができる。また、強度があり軽量である3層構
造の板部材を基材として用いることにより、特に衝撃に
弱い可動アーム部32及び33の耐衝撃性を大幅に向上
させることができる。
【0059】しかも、強度の高い3層構造の板部材を用
いることから、HGAへの組み立て時の取り扱いが非常
に容易になる。さらに、3層構造の板部材を用いれば、
その形状や寸法等で設計上の自由度が向上するので、充
分なストロークを確保することが可能となる。また、ア
クチュエータ形状や寸法等の設計上の自由度が増すこと
によって、アクチュエータ11の中心位置に磁気ヘッド
スライダ13の中心及び荷重点(ディンプル位置)を合
わせることが可能となり、その結果、磁気ヘッドスライ
ダ13の浮上特性が著しく安定化する。さらにまた、高
精度に加工できる金属板を用いることによって、アクチ
ュエータ11自体の寸法精度を大幅に高めることが可能
となる。
【0060】加えて、可動アーム部32及び33間に磁
気ヘッドスライダ13を設けているため、アクチュエー
タ11を設けてもその部分でHGAの厚みが増大しな
い。このため、アクチュエータ装着による磁気ディスク
装置の寸法変更等は不要となる。
【0061】しかも、可動アーム部32及び33間に磁
気ヘッドスライダ13を設ける構造としているため、変
位を実際に与える可動アーム部32及び33の先端部が
磁気ヘッドスライダ13の先端まで伸ばせることとな
る。このため、磁気ヘッドスライダ13の寸法が変った
場合にも微小位置決め動作時に同じ大きさのストローク
を提供できるから必要十分なストロークを得ることがで
きる。
【0062】前述したように、荷重調整機構12である
板ばね部は、アクチュエータ11の一部として、基部3
0から突出する第1のステンレススチール薄板17aの
みの1層構造で構成されており、弾性を有している。
【0063】図6に示すように、この板ばね部12は荷
重点であるディンプル15aと同軸に位置するように構
成されており、ディンプル15aが弾性を有する板ばね
部12を押圧することによって、この板ばね部12が湾
曲して反撥し、両者の釣合ったところで磁気ヘッドスラ
イダ13への荷重が定まる。
【0064】このように、本実施形態では、ディンプル
15aの直下に設けられた板ばね部12に荷重調整機能
を提供している。即ち、この板ばね部12の幅、厚み及
び長さ等を調整し、与えられたZ−heightに対し
て規定の荷重値が得られるようにする。その際、板ばね
部12が荷重を受けて湾曲するため、その先端部が磁気
ヘッドスライダ13に当接しないようにギャップGを設
ける必要がある。本実施形態では、このギャップGは、
樹脂層17b及び第2のステンレススチール薄板17c
の厚みで形成している。
【0065】このような構成のアクチュエータ11及び
荷重調整機構12を製造するには、3層シートを両面側
からエッチングし、第1のステンレススチール薄板17
aの一部領域及び第2のステンレススチール薄板17c
の一部領域をそれらの全ての厚みに渡って選択的に同時
に除去する。
【0066】ステンレススチールのこのエッチングに
は、FeCl(塩化第二鉄)等の酸が用いられる。こ
れら酸は、ステンレススチール薄板のみを選択的にエッ
チングし、ポリイミドには全く作用しない。従って、ポ
リイミド樹脂層17bがストップ層となり、その部分の
第1のステンレススチール薄板17a及び第2のステン
レススチール薄板17cは全厚に渡って完全に除去され
る。このため、エッチング深さは常に一定に制御可能と
なる。
【0067】一方、ポリイミド樹脂層17bのエッチン
グは、KOH(水酸化カリウム)等のアルカリを用いた
ウェットエッチングによるか、又はOプラズマ若しく
はCFプラズマ等によるドライエッチングによる。こ
のようなエッチングによると、ポリイミドのみが選択的
にエッチングされ、ステンレススチールは全く削られな
い。従って、第1のステンレススチール薄板17a又は
第2のステンレススチール薄板17cがストップ層とな
り、その部分のポリイミド樹脂層17bのみが除去され
る。
【0068】アクチュエータ11の圧電素子への電気的
配線及び磁気ヘッドスライダ13の磁気ヘッド素子への
電気的配線は、フレクシャ16上に複数のリード導体を
含む可撓性のトレースを直接的に積層形成して良いし、
このようなリード導体があらかじめ形成されている可撓
性のトレースシートをフレクシャ16に貼り付けること
によって構成しても良い。
【0069】上述したように、本実施形態によれば、ロ
ードビーム15が荷重用の曲げ部を持たず、Z−hei
ghtを維持するためだけの剛性の高い平坦な板部材で
構成される。従って、従来のように剛性の低い曲げ部の
共振特性の影響を全く受けないから、サスペンションの
共振特性のうち、ロードビームのスウェイモード(サス
ペンションの横方向に揺動するモード)、トーションモ
ード(サスペンションの縦軸を中心に回動する方向のモ
ード)及びベンディングモード(サスペンションの上下
方向に振動するモード)の全てについて共振周波数を高
めることができる。その結果、サーボの高速シーク動作
が可能となる。
【0070】また、ロードビーム15が荷重用の曲げ部
を持たないので、最も広い面積で横風を受けるロードビ
ームに対して高い剛性を与えることができ、非常に高回
転の磁気ディスク面が与える風による非線形的な動きを
最小限に抑えることができる。
【0071】ロードビーム15が剛性の弱い荷重用の曲
げ部を持たず全体として高い剛性を有しているため、Z
方向への衝撃が印加されてもHGA先端部の上下方向へ
の曲がりを非常に小さく抑えることができ、従って耐衝
撃性が大幅に向上する。その結果、現在のHGAにおい
て採用されている種々の衝撃対策機構、例えばフレクシ
ャの運動量を制限するリミッタ機構や、非動作時にHG
Aを磁気ディスク表面から離しておくためのランプロー
ディング機構を省略することができ、部品点数が削減で
きるので製造コストを低減化することができる。
【0072】荷重値は、Z−heightと荷重調整機
構12である板ばね部の形状及び寸法とによって決定さ
れる。この板ばね部12は、従来の曲げ部のような折り
曲げ工程を行うことなくフォトプロセスで形成可能であ
るため、ばらつきのない高い精度で荷重値を設定可能で
ある。従って、磁気ヘッドスライダが小型かつ軽量化さ
れて荷重値のノミナル値が低下した場合にも高い精度か
つ小さな公差で所望の荷重値を実現可能となる。
【0073】ロードビーム15が1枚の板部材で構成さ
れているため、部品点数が少なくなり、また、溶接など
の固着個所が少ないので製造工程が簡略化されると共に
歩留りが向上する。しかも、荷重用の曲げ部の折り曲げ
量を厳密に調整する必要がなくなることからも、製造工
程が簡略化されると共に歩留りが向上し、製造コストも
低減化する。
【0074】さらに、本実施形態のサスペンションは、
ロードビームと荷重部との構造が単純であるため、シュ
ミレーションによる特性の推測が非常に容易にかつ精度
良く行えるという利点をも有している。
【0075】なお、本実施形態では、アクチュエータ1
1を3層構造の板部材で構成しているが、4層以上の多
層構造であっても良いことは明らかである。また、アク
チュエータ11の可動アーム部が3層構造となっている
が、要求される特性に応じて1層又は2層であっても良
い。4層以上の多層構造でアクチュエータを構成する場
合、この可動アーム部も要求される特性に応じて4層以
上の層構成となり得る。さらに、アクチュエータ11の
荷重調整機構12が1層構造となっているが、要求され
る特性に応じて2層以上であっても良い。
【0076】図7は、本発明の他の実施形態におけるア
クチュエータの構造を示すA−A線断面に対応する断面
図である。
【0077】本実施形態は、荷重調整機構を設けたアク
チュエータとフレクシャとを一体的に形成した場合であ
る。
【0078】即ち、本実施形態においては、アクチュエ
ータ11の荷重調整機構12とフレクシャ16とが3層
構造の板部材における第1のステンレススチール薄板1
7aによって形成されている。本実施形態におけるそれ
以外の構成は、図1の実施形態の場合と全く同様である
ため、説明を省略する。また、この実施形態において、
図1の実施形態と同様の構成要素については同じ参照番
号を用いている。
【0079】このように、アクチュエータとフレクシャ
とを一体的に形成することにより、アクチュエータとフ
レクシャとの固着工程が不要となり、その分、製造工程
が簡素化し製造コストが低減化する。また、固着強度を
全く考慮しないで良いと共にHGAとしての製品の信頼
性も向上する。
【0080】本実施形態における変更態様及びその他の
作用効果等は、図1の実施形態の場合と同様である。
【0081】図8は、本発明のさらに他の実施形態にお
けるアクチュエータの構造を示すA−A線断面に対応す
る断面図である。
【0082】本実施形態も、荷重調整機構を設けたアク
チュエータとフレクシャとを一体的に形成した場合であ
る。
【0083】ただし、本実施形態においては、アクチュ
エータ11の荷重調整機構12が3層構造の板部材にお
ける第1のステンレススチール薄板17aによって形成
されており、フレクシャ16が3層構造の板部材におけ
る第2のステンレススチール薄板17cによって形成さ
れている。本実施形態におけるそれ以外の構成は、図1
の実施形態の場合と全く同様であるため、説明を省略す
る。また、この実施形態において、図1の実施形態と同
様の構成要素については同じ参照番号を用いている。
【0084】このように、アクチュエータとフレクシャ
とを一体的に形成することにより、アクチュエータとフ
レクシャとの固着工程が不要となり、その分、製造工程
が簡素化し製造コストが低減化する。また、固着強度を
全く考慮しないで良いと共にHGAとしての製品の信頼
性も向上する。
【0085】本実施形態における変更態様及びその他の
作用効果等は、図1の実施形態の場合と同様である。
【0086】図9は、本発明のまたさらに他の実施形態
におけるアクチュエータの構造を示すA−A線断面に対
応する断面図である。
【0087】本実施形態も、荷重調整機構を設けたアク
チュエータとフレクシャとを一体的に形成した場合であ
る。
【0088】ただし、本実施形態においては、荷重調整
機構12を備えたアクチュエータ11とフレクシャ16
とが、単層構造の金属板部材、例えばステンレススチー
ル板部材によって形成されており、アクチュエータ11
の連結部31と磁気ヘッドスライダ13との間にスペー
サ98が挿入されている。本実施形態におけるそれ以外
の構成は、図1の実施形態の場合と全く同様であるた
め、説明を省略する。また、この実施形態において、図
1の実施形態と同様の構成要素については同じ参照番号
を用いている。
【0089】荷重調整機構12が荷重を受けて湾曲する
ため、その先端部が磁気ヘッドスライダ13に当接しな
いようにギャップGを設ける必要があるが、本実施形態
では、このギャップGをスペーサ98の厚みで形成して
いる。
【0090】アクチュエータとフレクシャとを一体的に
形成することにより、アクチュエータとフレクシャとの
固着工程が不要となり、その分、製造工程が簡素化し製
造コストが低減化する。また、固着強度を全く考慮しな
いで良いと共にHGAとしての製品の信頼性も向上す
る。
【0091】本実施形態における変更態様及びその他の
作用効果等は、図1の実施形態の場合と同様である。
【0092】図10は、本発明のさらに他の実施形態に
おけるアクチュエータの構造を示すA−A線断面に対応
する断面図である。
【0093】本実施形態も、荷重調整機構を設けたアク
チュエータとフレクシャとを一体的に形成した場合であ
る。
【0094】ただし、本実施形態においては、アクチュ
エータ11の荷重調整機構12が3層構造の板部材にお
ける第1のステンレススチール薄板17aによって形成
されており、フレクシャ16が3層構造の板部材におけ
る第2のステンレススチール薄板17cによって形成さ
れている。さらに、本実施形態では、アクチュエータ1
1の連結部31と磁気ヘッドスライダ13との間にスペ
ーサ98が挿入されている。本実施形態におけるそれ以
外の構成は、図1の実施形態の場合と全く同様であるた
め、説明を省略する。また、この実施形態において、図
1の実施形態と同様の構成要素については同じ参照番号
を用いている。
【0095】このように、スペーサ98を設けることに
より、ギャップG´が、樹脂層17b及び第2のステン
レススチール薄板17cの厚みとスペーサ98の厚みと
で形成されることとなり、より大きくなる。
【0096】アクチュエータとフレクシャとを一体的に
形成することにより、アクチュエータとフレクシャとの
固着工程が不要となり、その分、製造工程が簡素化し製
造コストが低減化する。また、固着強度を全く考慮しな
いで良いと共にHGAとしての製品の信頼性も向上す
る。
【0097】本実施形態における変更態様及びその他の
作用効果等は、図1の実施形態の場合と同様である。
【0098】図11は本発明のまたさらに他の実施形態
としてHGA全体を概略的に示す平面図であり、図12
は図11の実施形態におけるHGAの種々の変更態様を
示す側面図である。
【0099】HGAにHDDへの装着時のバックベント
機能を持たせるには、ロードビームの幅を一部で狭くし
ても良いが、図11に示すように、ロードビーム115
とベースプレート114とを弾性を有する連結部材11
9で連結するようにしても良い。
【0100】即ち、図11に示すように、サスペンショ
ン110を、ベースプレート114と、1枚の平板部材
からなるロードビーム115と、このロードビーム11
5の後端部をベースプレート114に結合する弾性を有
する連結部材119と、ロードビーム115に固着支持
されたフレクシャ116と、このフレクシャ116と一
体的に形成されており荷重調整機構112を備えたアク
チュエータ111とから構成し、このアクチュエータ1
11上に少なくとも1つの磁気ヘッド素子を備えた磁気
ヘッドスライダ113を固着し、図示しないリード導体
の電気的接続を行うことによってHGAを形成しても良
い。
【0101】連結部材119は、HDDへの装着時のバ
ックベント機能をHGAに持たせるために設けられてい
るが、従来の荷重調整用の曲げ部よりはるかに大きな剛
性を有しており、また、ロードビーム115には荷重調
整用の曲げ部は存在しない。従って、HGAをHDDへ
組み込む際にバックベントしたとしても、その組み込み
工程の前後で、荷重値の変化は生じない。
【0102】ベースプレート114及び連結部材119
を除くその他の構成、変更態様及び作用効果等は、前述
した実施形態の場合と同様である。
【0103】連結部材119によるベースプレート11
4及びロードビーム115の接続態様は、種々のものが
考えられ、そのいくつかの例が図12の(A)〜(D)
に示されている。これらの構造は図より明らかであるた
め、説明は省略する。
【0104】本発明のHGAにおけるサスペンションの
構造は、以上述べた構造に限定されるものではないこと
は明らかである。なお、図示されていないが、サスペン
ションの途中にヘッド駆動用ICチップを装着してもよ
い。
【0105】以上、薄膜磁気ヘッド素子の微小位置決め
用アクチュエータを備えたHGAについて本発明を説明
したが、本発明は、このようなHGAにのみ限定される
ものではなく、薄膜磁気ヘッド素子以外の例えば光ヘッ
ド素子等のヘッド素子の微小位置決め用アクチュエータ
を備えたHGAにも適用可能である。
【0106】以上述べた実施形態は全て本発明を例示的
に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明
は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することがで
きる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均
等範囲によってのみ規定されるものである。
【0107】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、ヘッドスライダへの荷重を調整するための荷重調整
機構がアクチュエータに設けられている。このため、従
来、ロードビームのベースプレートの近くに設けられて
いた荷重調整用の曲げ部が不要となるから、ロードビー
ムを剛性の高い系のみで構成することが可能となり、サ
スペンション全体の共振周波数を高めることができる。
その結果、サーボが使用する周波数帯域を広げることが
できるので、高速のサーボ動作が期待できる。また、最
も広い面積で横風を受けるロードビームが荷重調整用の
曲げ部を持たないことにより、風乱の影響を最小限に抑
えることができる。さらに、荷重調整用の曲げ部がない
ことにより、サスペンションの剛性を上げることが可能
となり、Z方向への耐衝撃性が大幅に向上する。さらに
また、曲げ部の曲げ角度で荷重調整しなくて良いため、
製造工程がその分簡略化できて製造コストが低下するの
みならず、高い精度で荷重調整できるので製造における
荷重の公差をより小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてHGA全体を概略的
に示す平面図である。
【図2】図1の実施形態におけるHGAの側面図であ
る。
【図3】図1の実施形態におけるアクチュエータの構造
を示す斜視図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図1の実施形態におけるアクチュエータの圧電
素子部分の構造を示す断面図である。
【図6】図1の本実施形態におけるアクチュエータの動
作を説明するためのA−A線断面図である。
【図7】本発明の他の実施形態におけるアクチュエータ
の構造を示すA−A線断面に対応する断面図である。
【図8】本発明のさらに他の実施形態におけるアクチュ
エータの構造を示すA−A線断面に対応する断面図であ
る。
【図9】本発明のまたさらに他の実施形態におけるアク
チュエータの構造を示すA−A線断面に対応する断面図
である。
【図10】本発明のさらに他の実施形態におけるアクチ
ュエータの構造を示すA−A線断面に対応する断面図で
ある。
【図11】本発明のまたさらに他の実施形態としてHG
A全体を概略的に示す平面図である。
【図12】図11の実施形態におけるHGAの種々の変
更態様を示す側面図である。
【符号の説明】
10、110 サスペンション 11、11´、111 アクチュエータ 12、112 荷重調整機構 13、13´、113 磁気ヘッドスライダ 14、114 ベースプレート 14a 取り付け部 15、115 ロードビーム 15a ディンプル 16、16´、116 フレクシャ 17a 第1のステンレススチール薄板 17b 第1の樹脂層 17c 第2のステンレススチール薄板 30 基部 31 連結部 32、33 可動アーム部 32a アーム部材 32b 圧電素子 50 圧電・電歪材料層 51 信号電極層 52 グランド電極層 98 スペーサ 119 連結部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D042 LA01 MA15 5D059 AA01 BA01 CA13 CA23 DA11 EA01 5D096 NN03

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのヘッド素子を有するヘ
    ッドスライダと、ロードビームと、該ロードビームに固
    着されており、前記ヘッドスライダの浮上姿勢を決める
    ためのフレクシャと、該フレクシャに支持されていると
    共に前記ヘッドスライダを固着支持しており、該ヘッド
    スライダの前記ヘッド素子の微小位置決めを行うための
    アクチュエータと、前記アクチュエータに設けられてお
    り前記ヘッドスライダへの荷重を調整するための荷重調
    整機構とを備えたことを特徴とするヘッド素子の微小位
    置決め用アクチュエータを備えたヘッドジンバルアセン
    ブリ。
  2. 【請求項2】 前記荷重調整機構が、前記ヘッドスライ
    ダへの荷重点と同軸に形成されていることを特徴とする
    請求項1に記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  3. 【請求項3】 前記荷重点を構成する突起が前記ロード
    ビームに形成されていることを特徴とする請求項2に記
    載のヘッドジンバルアセンブリ。
  4. 【請求項4】 前記荷重調整機構が、一端が自由端であ
    り前記ヘッドスライダへの荷重を制御する板ばね部を備
    えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1
    項に記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  5. 【請求項5】 前記アクチュエータが、多層構造の板部
    材を用いて構成されていることを特徴とする請求項1か
    ら4のいずれか1項に記載のヘッドジンバルアセンブ
    リ。
  6. 【請求項6】 前記多層構造の板部材が、第1の金属薄
    板層と、該第1の金属薄板層上に積層された樹脂層と、
    該樹脂層上に積層された第2の金属薄板層とを含んでお
    り、前記荷重調整機構の前記板ばね部が前記第1又は第
    2の金属薄板層の一部からなることを特徴とする請求項
    5に記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  7. 【請求項7】 前記アクチュエータが、単層構造の金属
    板部材を用いて構成されていることを特徴とする請求項
    1から4のいずれか1項に記載のヘッドジンバルアセン
    ブリ。
  8. 【請求項8】 前記荷重調整機構が、該単層構造の金属
    板部材と、該金属板部材上に積層されたスペーサ部材と
    を含んでおり、前記板ばね部が前記金属板部材の一部か
    ら構成されていることを特徴とする請求項7に記載のヘ
    ッドジンバルアセンブリ。
  9. 【請求項9】 前記アクチュエータが、前記フレクシャ
    と一体的に形成されていることを特徴とする請求項1か
    ら8のいずれか1項に記載のヘッドジンバルアセンブ
    リ。
  10. 【請求項10】 前記アクチュエータが、前記フレクシ
    ャとは別個に形成されていることを特徴とする請求項1
    から8のいずれか1項に記載のヘッドジンバルアセンブ
    リ。
  11. 【請求項11】 前記ロードビームが、剛性の高い系の
    みから構成されていることを特徴とする請求項1から1
    0のいずれか1項に記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  12. 【請求項12】 前記ロードビームが、前記ヘッドスラ
    イダの荷重調整機能を有していないことを特徴とする請
    求項1から11のいずれか1項に記載のヘッドジンバル
    アセンブリ。
  13. 【請求項13】 前記ロードビームが、1枚の板部材の
    みから形成されていることを特徴とする請求項11又は
    12に記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  14. 【請求項14】 磁気ディスク装置への装着時に折り曲
    げ可能なバックベント部を備えたことを特徴とする請求
    項1から10のいずれか1項に記載のヘッドジンバルア
    センブリ。
  15. 【請求項15】 前記アクチュエータが、前記ヘッドス
    ライダの側面に略平行な多層構造の板部材又は単層構造
    の金属板部材で形成されており駆動信号に従って先端部
    が該多層構造の板部材又は単層構造の金属板部材の平面
    と交差する方向に変位する1対の可動アーム部と、前記
    ヘッドスライダの浮上面と反対側の面に略平行な多層構
    造の板部材又は単層構造の金属板部材で形成されており
    前記1対の可動アーム部を先端部で互いに連結する連結
    部とを備えており、該連結部に前記ヘッドスライダの前
    記反対側の面が固着されていることを特徴とする請求項
    1から14のいずれか1項に記載のヘッドジンバルアセ
    ンブリ。
  16. 【請求項16】 前記アクチュエータが、前記連結部に
    平行な多層構造の板部材又は単層構造の金属板部材で形
    成されており前記フレクシャに固着又は一体化している
    基部を備えており、前記1対の可動アーム部が該基部か
    ら前方に伸長していることを特徴とする請求項15に記
    載のヘッドジンバルアセンブリ。
  17. 【請求項17】 前記アクチュエータの前記1対の可動
    アーム部、前記連結部及び前記基部が、1枚の多層構造
    の板部材又は単層構造の金属板部材を折り曲げてなるコ
    の字形状又はU字形状の断面構造を有していることを特
    徴とする請求項15又は16に記載のヘッドジンバルア
    センブリ。
  18. 【請求項18】 前記1対の可動アーム部の各々が、多
    層構造の板部材又は単層構造の金属板部材によるアーム
    部材と、該アーム部材の面上に積層又は接着された圧電
    素子とを備えていることを特徴とする請求項15から1
    7のいずれか1項に記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  19. 【請求項19】 前記圧電素子が、圧電材料層及び電極
    層の多層構造であることを特徴とする請求項18に記載
    のヘッドジンバルアセンブリ。
  20. 【請求項20】 前記圧電素子が、圧電材料層及び電極
    層の単層構造であることを特徴とする請求項18に記載
    のヘッドジンバルアセンブリ。
  21. 【請求項21】 前記アクチュエータの前記連結部と前
    記ヘッドスライダとが、接着剤によって固着されている
    ことを特徴とする請求項15から20のいずれか1項に
    記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  22. 【請求項22】 前記ヘッド素子が薄膜磁気ヘッド素子
    であることを特徴とする請求項1から21のいずれか1
    項に記載のヘッドジンバルアセンブリ。
JP2001124241A 2001-04-23 2001-04-23 ヘッド素子の微小位置決め用アクチュエータを備えたヘッドジンバルアセンブリ Pending JP2002329377A (ja)

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