JP2004156997A - 使用済核燃料収納容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内筒1に一端を固着され外方に突出して配設されている複数の外筒支持部材13の他端を外筒3に固着する。伝熱部材4は断面コ字型で脚部にガス溜空間を形成するガス溜部を形成され、また、コ字型腹部に中性子遮蔽材2を充填固化される。伝熱部材4が両脚の外面が内筒1あるいは外筒3に当接するように、内筒1、外筒3および外筒支持部材13によって形成される中性子遮蔽空間に配置される。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は原子力発電所から発生する使用済核燃料を輸送用または輸送貯蔵兼用として用いられる使用済核燃料収納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開2001―318187号公報
原子力発電所の原子炉炉心で一定期間使用された核燃料(燃料)は、炉心より取出されて使用済核燃料プール等に一次保管される。所定の冷却期間が終了した燃料は燃料プール中でキャスク(収納容器)に収納され、燃料再処理施設もしくは中間貯蔵施設などに運搬される。中間貯蔵施設では燃料をキャスクに収納した状態で長期間に亘り貯蔵するようにしている。
【0003】
キャスクの内筒は上部開口の円筒形状容器であり、使用済核燃料が発生するγ線を遮蔽できる厚さに構成されている。使用済核燃料が発する中性子は内筒の外周面及び底面に設けた中性子遮蔽材(中性子遮蔽体)で遮蔽する。中性子遮蔽体の外周には二次γ線の遮蔽と中性子遮蔽体の保護のために円筒形状の外筒が配置される。内筒と外筒は、通常ステンレス鋼や炭素鋼で構成される。
【0004】
使用済核燃料が発生する崩壊熱を効率よく除去するためにキャスク内筒と外筒の間には熱伝導体で作られた十数枚の伝熱フィンが取付けられている。伝熱フィンは内筒、外筒の両方もしくは片方に溶接によって固着されており、事故時等に外筒が外れないように保持している。伝熱フィンには内筒及び外筒と溶接が容易で、かつ外筒を保持する十分な強度を持った炭素鋼もしくはステンレス鋼が用いられる。
【0005】
キャスクの内筒と外筒の間に設けられる中性子遮蔽体は、十分に混練された液状の中性子遮蔽材をキャスクを立てた状態にして、内筒、外筒および伝熱フィンで区切られた空間(中性子遮蔽空間と称する)に上部開口から注入して充填固化して形成している。
【0006】
上述したようなキャスクについては、例えば、上述した特許文献1に記載されている。
【0007】
ところで、中性子遮蔽材が注入される中性子遮蔽空間を形成する面の一部には固化した中性子遮蔽体の割れを防止するため剥離剤を塗布し、中性子遮蔽材を注入している。中性子遮蔽材を注入する中性子遮蔽空間は高さが4〜5m程度あり、また、上部開口は一辺が10〜20cm程の略角形である。したがって、剥離剤の塗布は専用の機械を使用して行われる。
【0008】
一方、使用済燃料の長期間の貯蔵中には中性子遮蔽体より水蒸気を主成分としたガスが放出される。通常、中性子遮蔽空間の圧力上昇を抑えるためにガス抜き穴が設けられている。使用済燃料のキャスクへの収納は燃料プール中で行われるため、ガス抜き穴には中性子遮蔽体に水が入らないよう逆止弁などが取り付けられる。この逆止弁は貯蔵期間中動作することを確認する必要がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術は、伝熱フィンに外筒を保持するのに必要な強度を持った炭素鋼、ステンレス鋼等の金属材料を用いると、崩壊熱を除熱するためには外筒を保持するのに必要以上の伝熱フィンを必要とする。また、中性子遮蔽空間を形成する面に剥離剤を塗布するのに専用の機械を必要としている。
【0010】
このように、従来技術はキャスクの重量が重く製造期間が長期間になり、ガス抜き穴の逆止弁の保守が大きな負担になるという問題点を有する。
【0011】
本発明の目的は、内筒と外筒間の伝熱性能向上させて軽量化でき、かつ製造期間の短縮可能でガス抜き穴の逆止弁の保守を不要にできる使用済核燃料収納容器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の特徴とするところは、内筒の外周面に一端を固着され外方に突出して配設されている複数の外筒支持部材の他端を外筒の内周面を固着し、伝熱部材は断面コ字型で脚部にガス溜空間を形成するガス溜部を形成されると共にコ字型腹部に中性子遮蔽材を充填固化され、中性子遮蔽材を固着された伝熱部材が、一方脚の外面が内筒の外周面、他方脚の外面が外筒の内周面にそれぞれ対向するように、内筒、外筒および外筒支持部材によって形成される中性子遮蔽材配置領域に配置されることにある。
【0013】
本発明は伝熱部材で外筒を支持する必要がなくなり伝熱部材として軽く熱伝導度の高い材料を使用でき、また、外筒支持部材を外筒の支持に必要な量だけ使用すればよいので、伝熱性能の向上と軽量化を図ることができる。また、中性子遮蔽体(伝熱部材と中性子遮蔽材)はキャスク本体とは別に製作できるためキャスクの製造期間を短縮することができる。さらに、伝熱部材にガス溜空間を形成しているのでガス溜空間容積を大きくできるためガス抜き穴と逆止弁を設ける必要が無く逆止弁の保守を不要にできる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の一実施例を示す。
図1において、内筒1は上部が開口している炭素鋼製の円筒形状容器であり、図示しない使用済核燃料が発生するγ線を遮蔽できる厚さに構成されている。使用済核燃料が発生する中性子は内筒1の外周面に設けた中性子遮蔽体2で遮蔽する。中性子遮蔽体2は図3に示すように、断面コ字型の伝熱部材4の腹部に固化充填されている。中性子遮蔽体2としては、通常エポキシ樹脂又はシリコンゴムなどの高分子化合物に粉末状の中性子吸収材及び耐火材といった添加物を加えた樹脂が使用されている。なお、中性子遮蔽体2は内筒1の底面にも設けられるが図示を省略している。
【0015】
伝熱部材4は図3に示すように断面コ字型に形成され、腹部41に脚42、43を備えている。一方脚42の先端は内側に略90度折曲された後に外方(他方脚43と平行方向)に略90度折曲されたL字型の鍵部44を形成している。鍵部44の外側の窪み45がガス溜空間となる。鍵部44は伝熱部材4のガス溜部となる。
【0016】
伝熱部材4は図5に示すようにコ字型の開放端を図示しない平板で密閉され、長手方向の一端も平板46で密閉される。また、伝熱部材4の長手方向の他端に液状の中性子吸収材2を注入する注入機具47が取付けられる。注入機具47から中性子吸収材2を注入し固化させる。伝熱部材4は中性子遮蔽体2を製作する場合において中性子吸収材受ける容器として使用される。
【0017】
中性子吸収材2が固化したらコ字型の開放端を図示しない平板、平板46および注入機具47を取外し、注入機具47側の中性子吸収材2を平坦に研磨する。このようにして伝熱部材4のコ字型腹部には中性子吸収材2が充填固化される。
【0018】
さて、内筒1の外周面には図2に示すように複数の外筒支持板(外筒支持部材)13の一端が溶接によって固着されている。複数の外筒支持板13の他端は外方に放射状に突出している。複数の外筒支持板13は内筒1の外周面に、例えば、45度の等角度で固定されている。
【0019】
内筒1、外筒3および外筒支持板13で形成される空間(中性子遮蔽材配置領域)17には図2に示すように3個の伝熱部材4が配置されている。中性子遮蔽空間17は内筒1、外筒3、外筒支持板13の他に上端板12、下端板14によって形成される。
【0020】
伝熱部材4は脚42の外面が内筒1の内周面に対向し、脚43の外面が外筒3の内周面に対向している。脚42の外面を内筒1の外周面の当接させ、脚43の外面を外筒3の内周面の当接させるようにしてもよい。このようにそれぞれが当接されることによって、内筒1から脚42への伝熱特性、および脚43から外筒43への伝熱特性を向上させることができる。
【0021】
また、伝熱部材4の脚42の先端(鍵部44)は図2に示すように外筒支持板13あるいは他の伝熱部材4の腹部41の外面に対向して配置される。鍵部44は外筒支持板13あるいは他の伝熱部材4の腹部41の外面に当接されてもよい。伝熱部材4の鍵部44の窪み45はガス溜空間15を形成する。鍵部44の窪み45は外筒支持板13の内筒1との溶接部分の肉盛りとの干渉を排除する。
【0022】
外筒3を保持する外筒支持板13は内筒1と外筒3に溶接が容易に行える部材、例えば炭素鋼もしくはステンレス鋼で構成されている。また、伝熱部材4は炭素鋼よりも伝熱性能の良いアルミもしくはアルミ合金で構成されている。
【0023】
二次γ線の遮蔽と中性子遮蔽体2の保護のために炭素鋼製の円筒形状の外筒3が配置される。外筒3は周方向に複数に分割して構成され、分割された長手方向の端が外筒支持板13の他端に位置するように配置される。分割された外筒3は外筒支持板13の他端に隣接する他の分割外筒3と共に溶接して固着される。
【0024】
内筒1の内部にはバスケット5が配置され、バスケット5に使用済核燃料(図示せず)が格子状に配置される。バスケット5はいかなる場合においても使用済核燃料が臨界になるのを防止するように構成されている。キャスク本体蓋部は、一次蓋6と二次蓋7の二重構造となっており、キャスク本体内部の放射能を確実に閉じ込める構造となっている。一次蓋6にも中性子遮蔽体16が設けられている。
【0025】
図1には図示が複雑になるので省略しているが、図4に示すように内筒1に上端板12と下端板14が取付けられている。上端板12と下端板14は中空円盤状に構成され、内筒1の全周に取付けられている。また、キャスクの外側には吊下ろし等の取扱い時に使用するトラニオン8が設けられている。
【0026】
なお、キャスクは4メートル程度の長さの使用済核燃料を収納するため、その高さは5メートル程度、直径は2.5メートル程度であり、使用済核燃料集合体を収納した時の全重量は100から150トン程度となる。
【0027】
このような構成のキャスクは次のような手順で製作される。この製作手順を図6、図7を参照して説明する。
【0028】
工程Aにおいて伝熱部材4を製作する。伝熱部材4としてアルミもしくはアルミ合金を使用する場合には、押出成型により製作することで同一形状の物を短期間に製作することが可能となる。工程Bでは製作した伝熱部材4の必要な面に剥離剤を塗布する。伝熱部材4はコ字型形状であり、長手方向の一面が開放されているので、特別な専用機器を用いることなく剥離剤を簡単に塗布することができる。
【0029】
次に、工程Cでは図5のようにして上述したようにして伝熱部材4の内部に中性子遮蔽材2を鋳込む作業を実施する。すなわち、伝熱部材4は図5に示すようにコ字型の開放端を図示しない平板で密閉され、長手方向の一端も平板46で密閉される。また、伝熱部材4の長手方向の他端に液状の中性子吸収材2を注入する注入機具47が取付けられる。注入機具47から中性子吸収材2を注入し固化させる。伝熱部材4は中性子遮蔽体2を製作する場合において中性子吸収材受ける容器として使用される。工程Dに移り伝熱部材4に中性子遮蔽体2を固化充填した状態で外観検査などによって検査を行う。
【0030】
一方、工程Eでは別ルートで図7(a)のようなキャスク内筒1を製作する。工程Fに移行して図7(b)に示すように、内筒1を横置きにして複数の内筒支持板13を溶接により固定する。工程Gでは図7(c)に示すように内筒1に上端板12と下端板14を溶接によって取付ける。
【0031】
工程Hでは図7(d)に示すように複数の内筒支持板13と上端板12、下端板14を取付固定された内筒1に上述の要領で製造された中性子遮蔽体2を固化充填された伝熱部材4を外筒支持部材13の間に配置する。中性子遮蔽体2を固化充填された伝熱部材4は内筒1の長手方向に沿って複数個配置される。
【0032】
工程Iでは図7(e)のように分割製作された外筒3を中性子遮蔽体2(伝熱部材4)を覆うように取付け、外筒支持部材13に溶接する。
【0033】
以上の作業を内筒1の全周に亘って行うことによって中性子遮蔽体2を固化充填されている伝熱部材4の取付けが完了する。
【0034】
このような構成のキャスクは、伝熱部材4で外筒を支持する必要がなくなり伝熱部材4として軽く熱伝導度の高い材料を使用でき、また、外筒支持部材13を外筒3の支持に必要な量だけ使用すればよいので、伝熱性能の向上と軽量化を図ることができる。また、中性子遮蔽体(伝熱部材4と中性子遮蔽材2)はキャスク本体とは別に製作できるためキャスクの製造期間を短縮することができる。
【0035】
また、長期間の貯蔵中に中性子遮蔽体2より図4に矢印で示すように水蒸気を主成分としたガスが放出される。このガスは伝熱部材4の鍵部44によって形成されるガス溜空間15に貯留される。ガス溜空間15は容量が大きいので中性子遮蔽空間17からガスを抜く必要がなくなる。したがって、ガス抜き穴と逆止弁を設ける必要が無く逆止弁の保守を不要にできる。
【0036】
なお、中性子遮蔽体2を取付けるには、図8に示すように、内筒1、外筒支持部材13、外筒3を溶接しキャスク底部の遮蔽体カバー18を取付、キャスクを縦置きにし中性子遮蔽体2を内筒1、外筒3および外筒支持部材13によって形成される中性子遮蔽空間17に伝熱部材4を挿入し、その後に上端板12を溶接するようにしても行える。
【0037】
図9にコ字型伝熱部材4の配置の他の例を示す。
図9は内筒1と外筒3の間隔の間隔方向に2個の伝熱部材4を重ねて配置している。2個の伝熱部材4はそれぞれコ字型腹部に中性子遮蔽材2を固化充填されている。図9の構成においても上述の実施例と同様な効果を奏し得る。
【0038】
図10に伝熱部材4の他の例を示す。図10の伝熱部材4は脚43に溝48を設け、溝48でガス溜空間15を形成するようにしたものである。
【0039】
図10に伝熱部材4でも図3の伝熱部材と同様にガス溜空間の容積を大きくでき、上述の実施例と同様な効果を奏し得る。
【0040】
以上説明したように、本発明の使用済核燃料収納容器は伝熱部材で外筒を支持する必要がなくなり伝熱部材として軽く熱伝導度の高い材料を使用でき、また、外筒支持部材を外筒の支持に必要な量だけ使用すればよいので、伝熱性能の向上と軽量化を図ることができる。また、中性子遮蔽体(伝熱部材と中性子遮蔽材)はキャスク本体とは別に製作できるためキャスクの製造期間を短縮することができる。さらに、伝熱部材にガス溜空間を形成しているのでガス溜空間容積を大きくできるためガス抜き穴と逆止弁を設ける必要が無く逆止弁の保守を不要にできる。
【0041】
また、上述の実施例は伝熱部材がコ字型であり、開放端から剥離剤の塗布及び塗布状態の確認が容易となる。さらに、キャスクとは別に中性子遮蔽体を製作するため中性子遮蔽体の外観の全数検査が可能となる。
【0042】
【発明の効果】
本発明は伝熱部材で外筒を支持する必要がなくなり伝熱部材として軽く熱伝導度の高い材料を使用でき、また、外筒支持部材を外筒の支持に必要な量だけ使用すればよいので、伝熱性能の向上と軽量化を図ることができる。
また、中性子遮蔽体(伝熱部材と中性子遮蔽材)はキャスク本体とは別に製作できるためキャスクの製造期間を短縮することができる。
さらに、伝熱部材にガス溜空間を形成しているのでガス溜空間容積を大きくできるためガス抜き穴と逆止弁を設ける必要が無く逆止弁の保守を不要にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】本発明の一実施例の要部を示す拡大断面図である。
【図3】本発明の伝熱部材の一例を示す構成図である。
【図4】本発明を説明するための部分拡大図である。
【図5】本発明による伝熱部材の説明図である。
【図6】本発明による実施例の一例製作工程図である。
【図7】本発明による実施例の製作工程の一例説明図である。
【図8】本発明による実施例の製作工程の説明図である。
【図9】本発明の伝熱部材配置の他の例を示す構成図である。
【図10】本発明の伝熱部材の他の例を示す構成図である。
【符号の説明】
1…内筒、2…中性子遮蔽体、3…外筒、4…伝熱部材、5…バスケット、6…一次蓋、7…二次蓋、8…トラニオン、12…上端板、13…外筒支持部材、14…下端板、17…中性子遮蔽空間、15…ガス溜空間。
Claims (6)
- 使用済核燃料を収納する内部空間を形成する内筒と、前記内筒の外周面に一端を固着され外方に突出して配設されている複数の外筒支持部材と、前記複数の外筒支持部材の他端にそれぞれ内周面を固着されている外筒と、断面コ字型を成し、脚部にガス溜空間を形成するガス溜部を有する伝熱部材と、前記伝熱部材のコ字型腹部に固化充填されている中性子遮蔽材とを具備し、前記中性子遮蔽材が固着された前記伝熱部材は、一方脚の外面が前記内筒の外周面に、他方脚の外面が前記外筒の内周面にそれぞれ対向するように、前記内筒、外筒および外筒支持部材によって形成される中性子遮蔽材配置領域に配置されることを特徴とする使用済核燃料収納容器。
- 複数の格子にそれぞれ使用済核燃料を収納するバスケットが内部に配置されている内筒と、前記内筒の外周面に一端を固着され外方に突出して配設されている複数の外筒支持板と、前記複数の外筒支持板の他端にそれぞれ内周面を固着されている外筒と、断面コ字型を成し、1つの脚の先端を内側に鍵状に折曲してガス溜空間を形成する折曲部を有する伝熱部材と、前記伝熱部材のコ字型腹部に固化充填されている中性子遮蔽材とを具備し、前記中性子遮蔽材が固着された前記伝熱部材は、一方脚の外面が前記内筒の外周面に、他方脚の外面が前記外筒の内周面にそれぞれ対向するように、前記内筒、外筒および外筒支持板によって形成される中性子遮蔽材配置領域に配置されることを特徴とする使用済核燃料収納容器。
- 請求項1または2において、前記伝熱部材は、前記中性子遮蔽材配置領域に前記内筒の長手方向に沿って複数個配置されることを特徴とする使用済核燃料収納容器。
- 請求項1または2において、前記伝熱部材は、前記中性子遮蔽材配置領域に前記内筒の周方向に沿って複数個配置されることを特徴とする使用済核燃料収納容器。
- 請求項1または2において、前記外筒支持部材あるいは外筒支持板は、前記内筒および前記外筒と同種類の金属材料で構成され、前記伝熱部材は良熱伝導率の金属材料で構成されていることを特徴とする使用済核燃料収納容器。
- 請求項2において、前記コ字型伝熱部材の一方脚を折曲した鍵状先端と前記外筒支持板あるいは他の伝熱部材の腹部外面とでガス溜空間を形成することを特徴とする使用済核燃料収納容器。
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