JP2001021684A - 使用済燃料輸送貯蔵用キャスク、放射線遮蔽体及びその形成方法 - Google Patents

使用済燃料輸送貯蔵用キャスク、放射線遮蔽体及びその形成方法

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JP2001021684A
JP2001021684A JP11192036A JP19203699A JP2001021684A JP 2001021684 A JP2001021684 A JP 2001021684A JP 11192036 A JP11192036 A JP 11192036A JP 19203699 A JP19203699 A JP 19203699A JP 2001021684 A JP2001021684 A JP 2001021684A
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Kenji Najima
憲治 名島
Masao Sumi
正夫 角
Masaru Osaki
勝 大崎
Masanari Osono
勝成 大園
Noriya Hayashi
宣也 林
Naokazu Takeuchi
直和 竹内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用済燃料を輸送、貯蔵するためのキャスク
の放射線遮蔽体を短期間で製作する。 【解決手段】 使用済燃料輸送貯蔵用キャスク20は、
使用済燃料を受け入れる内部空間を画成する内筒21、
内筒21を同軸状に取り囲む外筒23、内筒21と外筒
23との間に設けられ協働して区画空間27を画成する
銅フィン25及び区画空間27内に密に形成された放射
線遮蔽体30を有し、放射線遮蔽体30は、架橋ポリエ
チレン板31a〜31hと、架橋ポリエチレン板31a
〜31hの周囲に液状で充填されて固化された硬化樹脂
35と、外筒23の内面に沿って添設されたクッション
材33から形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用済燃料等を輸
送、貯蔵するための容器即ちキャスクに関し、特にその
放射線遮蔽部の構造、放射線遮蔽体及びその形成方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】原子炉、例えば軽水炉で所定の燃焼を終
えた原子炉燃料集合体所謂使用済燃料は、一般に原子力
発電所に設けられた冷却プール内で、輸送に適した放射
能レベルになるまで冷却され、しかる後キャスクに入れ
られて燃料処理施設などに運ばれる。而して、このよう
な輸送可能時になっても、使用済燃料はなお中性子等の
放射線を出し続けると共に崩壊熱もかなり出すので、キ
ャスクはそれに耐えて使用済燃料を安全に隔離して輸送
できることが必要である。
【0003】キャスクの構造の一例を図3乃至図5を参
照して説明する。図において、内筒1は上方が開口した
直円筒状容器の形をしており、炭素鋼からできている。
その開口部には、内蓋乃至一次蓋3がボルトなどの適宜
な締結手段により取り外し自在に取り付けられる。内筒
1と一次蓋3とにより囲まれた空間は、図示しない使用
済燃料の収容空間5であるが、ここには使用済燃料を個
別に受け入れるセル空間を画成するバスケット7が設け
られ、内筒1の内面に固定されている。収容空間5に
は、不活性ガスなどが封入されるが、これら及び放射性
物質などの漏出を完全に防止するため、一次蓋3の外側
に外蓋乃至二次蓋9が適宜な固定手段により着脱自在に
固定されている。図4及び図5に特にバスケット7の構
造が明確に示されている。セル空間7aは、行及び列を
なして2次元方向に並んで形成された直方体形状の空間
であり、その平断面形状はほぼ正方形であるが、ここに
使用済燃料即ち燃焼済の原子炉燃料集合体を受け入れ
る。そして、燃料集合体からの崩壊熱が効率よく内筒1
に伝達されるように、間挿体7b,7cがバスケット7
の外周部に形成されている。
【0004】更に、バスケット7内に収容された使用済
燃料から出される放射線を遮蔽するために図3及び図4
に示すように放射線遮蔽体11が内筒1を囲んで設けら
れている。即ち、下部が内筒1の下部外周部に固定され
た外筒13と内筒1との間に遮蔽体11が設けられてい
る。そして、特に図4に明記するように、放射方向に対
し若干傾いた向きで銅板15が円周方向に間隔を置いて
配設されて内筒1と外筒13とを連絡している。銅板1
5は良熱伝導体であり、使用済燃料から内筒1に伝えら
れた崩壊熱を効率よく外筒13に伝え、周囲の雰囲気に
発散するようにしている。なお、外筒13は一般には炭
素鋼から形成されている。
【0005】使用済燃料が出す放射線のかなりの部分を
中性子が占めるので、放射線遮蔽体11は、硬化剤を含
むエポキシ樹脂、耐火材としての水酸化アルミニウム、
及び中性子吸収材としての炭化硼素の混合体として形成
されている。エポキシ樹脂はある程度の水素原子を含ん
でいるので、中性子吸収材としての機能を有するのであ
るが、必ずしも十分な遮蔽性能を得られない。従って、
不足する放射線遮蔽能力を炭化硼素が補っている。これ
らは配合され、更にミキサーを用いて混合され,この混
合体をキャスクの所定部即ち内筒1と外筒13の間に注
入し硬化させて使用される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】而して、使用済燃料乃
至原子炉燃料集合体は、通常4メートル内外の長さを有
するので、キャスクはかなり大型の容器となっていて、
取扱は必ずしも容易ではない。このため、前述の放射線
遮蔽体の形成即ち遮蔽材の注入固化乃至鋳込みは、数度
に分けた常温下作業に依らざるを得ず、又、混合される
水酸化アルミニウムと炭化硼素の一様分布を達成するた
め、十分な混合作用を必要とする。この様な理由から、
キャスク一基の放射線遮蔽体の形成乃至注入固化には、
半月乃至それ以上の長時間を要するという問題があっ
た。従って、本発明の目的は、短期間で製作乃至形成す
ることができ、放射線遮蔽能力が高く且つ耐熱性に優れ
た放射線遮蔽体又はこの遮蔽体を有するキャスクを提供
し、更には前述のような放射線遮蔽体の形成方法を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明によれば、使用済燃料を受け入れる内部空間
を画成する内筒とこの内筒を同軸状に取り囲む外筒とこ
れらの間に設けられ協働して区画空間を画成する良熱伝
導板とその区画空間内に密に形成された放射線遮蔽材を
有する使用済燃料輸送貯蔵用キャスクにおいて、水素原
子含有成分が相対的に大きい樹脂体、望ましくは耐熱性
の高い樹脂体と、その周囲に充填固化された硬化性樹
脂、望ましくは耐熱性の高い硬化性樹脂と、前記外筒の
内面に沿って添設された熱膨張吸収部材乃至クッション
材から該放射線遮蔽体は形成される。その水素原子の割
合が大きい樹脂体としては、エポキシ樹脂などよりも、
架橋ポリエチレンや、ポリメチルペンテン、ポリエチレ
ン、超高分子ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフ
ィン系樹脂や各種エンジニアリングプラスチックが好適
であり、硬化性樹脂としては、カチオン重合型の光硬化
樹脂や連鎖反応型硬化樹脂、二液反応硬化樹脂が好適で
あり、具体的には例えばエポキシ樹脂が好適である。硬
化性樹脂としては、電子線、紫外線、可視光線、レーザ
光で硬化するものでもよい。「TPX(登録商標)」で
知られるポリメチルペンテンは、光透過性が良いので、
光硬化樹脂との組み合わせで使用されるのが好適であ
る。又、硬化性樹脂に、特に二液反応硬化樹脂を用いる
場合には、硬化性樹脂及び樹脂体の双方に、Al23
3H23、Mg(OH)2等の耐火材、B4C,BN,B
23等の中性子吸収材を添加するのも好適である。更に
硬化性樹脂に、強化繊維やゴム等のフィラーを充填し、
その強度や靭性等を必要に応じ制御することも好適であ
る。
【0008】本発明は、前述のように使用済燃料輸送貯
蔵用容器所謂キャスクにおける放射線遮蔽体として特に
有効であるが、これに限定されるものではなく、同種の
構造的配置において使用される放射線遮蔽体としても認
識できる。又、本発明は、次のような放射線遮蔽体を形
成する方法としても認識できる。即ち、本発明によれ
ば、使用済燃料を受け入れる内部空間を画成する内筒、
この内筒を同軸状に取り囲む外筒、該内筒と該外筒との
間に設けられ協働して区画空間を画成する良熱伝導板を
有する使用済燃料輸送貯蔵用キャスクに放射線遮蔽体を
形成する方法において、その区画空間内に、水素原子含
有成分が相対的に大きい樹脂体と、前記外筒の内面に沿
う熱膨張吸収部材とを配置し、しかる後該区画空間の内
面と該樹脂成形体との間隙に耐熱液状樹脂を充填して固
化する。そして樹脂体及び熱膨張吸収部材の配置と耐熱
液状樹脂の充填とは、その順序を逆にしても良い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付の図面を参照して本発明
を説明する。本実施形態においては、本発明を軽水炉用
使用済燃料の輸送・貯蔵用容器即ちキャスクの放射線遮
蔽体として具体化している。先ず図1(a)を参照する
に、キャスク20の内筒21は、従来のものと同様な形
状をしている上方開口の炭素鋼製円筒状容器であり、図
示しない下端は底板で閉じられている。内筒21を取り
囲む外筒23も炭素鋼製の円筒状構造体であり、従来の
ものと同様に内筒21に連結されている。そして、内筒
21の外面と外筒23の内面との間に半径方向に延びる
良熱伝導版即ち銅製フィン25が接合され、これらは協
働して後述する放射線遮蔽体30が形成される区画空間
27を画成している。区画空間27の内筒21側の円周
距離は約300mmであり、外筒23側の円周距離は約3
50mmであり、内筒21と外筒23との間隔は約180
mmである。そして、前述のように、キャスク20は4メ
ートル内外の長さの使用済燃料を収容するものであるの
で、その長さ乃至高さは4500mmを超える。
【0010】以上のような構造のキャスク20の区画空
間27の中に形成される放射線遮蔽体30は、厚さが2
0mm,長さが4500mm、そして、幅が290mm乃至3
40mmの樹脂成形体即ち架橋ポリエチレン板31a〜3
1h、熱膨張吸収部材即ちクッション材33及びこれら
の周囲の隙間に充填固化された硬化樹脂35から形成さ
れている。架橋ポリエチレン板31a〜31hは、低密
度ポリエチレン又は高密度ポリエチレン等を化学的に或
いは電子線を用いて架橋させて成形したものである。
又、光硬化樹脂としては、市場で入手できるもの、例え
ば旭電化工業株式会社の商品名SP−170(カチオン
型紫外線硬化開始剤)と同KRM−2408(紫外線硬
化性エポキシ樹脂)の混合品が好適である。更には、本
件出願人が先に行った特願平10−283867号に係
る光硬化樹脂を使用しても良い。或いはこれに代えて、
株式会社スリーボンドの商品名3103も使用できる。
これらは後述のように架橋ポリエチレン板31a〜31
hの周囲に液状で充填され、高圧水銀又はハロゲン化金
属の紫外線ランプを光源とする紫外線を照射エネルギー
は20〜30W/cm2で数秒乃至数10秒照射して固
化させる。なお、樹脂硬化促進のため80〜100℃の
範囲での加熱処理を併用することが有効であった。又、
クッション材33は、ポリプロピレンを材料とし、厚さ
が10mmのハニカム構造体に形成されている。
【0011】以上のような構成の放射線遮蔽体30は、
大凡次のような手順で形成される。図2を参照するに、
先ずキャスク20の空の区画空間27内に、外筒23の
内面に沿ってクッション材33を立てて置く。しかる
後、8枚の架橋ポリエチレン板31a〜31hを順次並
べて立てる。次に、液状の光硬化樹脂35を架橋ポリエ
チレン板31a〜31h及びクッション材33の周りに
注入する。このような注入は、光線の影響を受けないよ
うに暗所で行う。更には、空気の混入を防止するため、
下端部が開口した注入管を用い、その開口下端部を区画
空間27の下部に導いて、液面が徐々に上昇するように
注入する。この際、注入樹脂には樹脂の水頭が作用する
から、適度な注入圧力が必要である。そして、液面が所
定の高さに上昇したら、注入管を取り除き、前述の条件
で紫外線を照射し、これを硬化する。なお、前述の硬化
樹脂の注入は、順序を逆にしてクッション材33と架橋
ポリエチレン板の取付の前に行っても良い。
【0012】なお、前述の実施形態においては、樹脂成
形体として架橋ポリエチレン板を用いたが、これに代え
て、ポリメチルペンテン,超高分子ポリエチレン、ポリ
プロピンなどのオレフィン系樹脂やエンジニアリングプ
ラスチックなどからなる成形体を使用しても良い。特に
ポリメチルペンテンは光透過性が良く、耐熱性も良いの
で、光硬化樹脂の硬化を促進するのにより好適である。
又、光硬化樹脂の代わりに二液反応硬化樹脂を使用して
も良い。又、樹脂体及び硬化性樹脂とに、Al23・3
23、Mg(OH)2等の耐火材を約40〜60w%
及びB4C,BN,B23等の中性子吸収材を約0.1
〜2.0w%それぞれ添加すると、耐火性(自己消火
性)及び中性子遮蔽効果を高めるのに有効である。
【0013】更に、前記実施形態における架橋ポリエチ
レン板及び硬化性樹脂が炭素繊維、金属繊維、或いはセ
ラミック繊維などの熱伝導性に優れた素材との複合材料
の形態でも良く、マット状物、或いは不定形不織布を使
用しても良い。この場合、熱伝導性が良くなる。更に
又、前記実施形態における硬化性樹脂が、その他一般的
な充填材、例えばゴム等のクッション性材料、を含む光
硬化樹脂としても良い。このような改変実施形態におい
ては、放熱性、強度、靭性及び耐熱性等が向上し、且つ
充填光硬化樹脂の量が減少できる。
【0014】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、放射線遮蔽体を形成するに際し、水素原子含有成分
が相対的に大きい樹脂体を使用するので、充填して固化
する液状硬化樹脂の量が少なくて良いから、硬化時間を
大幅に短縮することができ、ひいては製作に要する時間
を大幅に短縮することができる。更に、本発明によれ
ば、水素含有成分が相対的に大きく且つ耐熱性であるの
で、特別に耐火材や中性子吸収材を付加する必要もな
く、配合、混合に要する作業や時間も省略できるから、
この点からも製作時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施形態を示す部分平面図で
あり、(b)は別の実施形態を示す部分断面図である。
【図2】本発明による方法の実施形態における一段階の
状態を示す部分切り欠き斜視図である。
【図3】従来構造のキャスクの概略構造を示す概念的立
断面図である。
【図4】従来構造のキャスクの概略構造を示す概念的平
断面図である。
【図5】従来構造のキャスクの部分内部構造を示す部分
斜視図である。
【符号の説明】
1 内筒 3 一次蓋 5 収容空間 7 バスケット 9 二次蓋 11 放射線遮蔽体 13 外筒 20 キャスク 21 内筒 23 外筒 25 銅フィン 27 区画空間 30 放射線遮蔽体 31a〜31h 架橋ポリエチレン板 33 クッション材 35 硬化樹脂 36 ペレット状樹脂体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大崎 勝 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 大園 勝成 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 林 宣也 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社名古屋研究所内 (72)発明者 竹内 直和 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社名古屋研究所内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用済燃料を受け入れる内部空間を画成
    する内筒、同内筒を同軸状に取り囲む外筒、該内筒と該
    外筒との間に設けられ協働して区画空間を画成する良熱
    伝導板及び該区画空間内に密に形成された放射線遮蔽体
    を有する使用済燃料輸送貯蔵用キャスクにおいて、 該放射線遮蔽体が、水素原子含有成分が相対的に大きい
    樹脂体と、その周囲を液状樹脂で固化された硬化性樹脂
    とを含む構成で、前記外筒の内面に沿って添設された熱
    膨張吸収部材から形成されることを特徴とする使用済燃
    料輸送貯蔵用キャスク。
  2. 【請求項2】 前記樹脂体としてペレット形状のものを
    使用することを特徴とする請求項1記載の使用済燃料輸
    送貯蔵用キャスク。
  3. 【請求項3】 前記樹脂体として請求項2のペレットを
    成形加工した成形体を使用することを特徴とする請求項
    1記載の使用済燃料輸送貯蔵用キャスク。
  4. 【請求項4】 前記樹脂体としてポリエチレン、ポリプ
    ロピレン等のオレフィン系樹脂であることを特徴とする
    請求項1記載の使用済燃料輸送貯蔵用キャスク。
  5. 【請求項5】 前記樹脂体としてオレフィン系樹脂とし
    て架橋ポリエチレンであることを特徴とする請求項1記
    載の使用済燃料輸送貯蔵用キャスク。
  6. 【請求項6】 前記樹脂体としてオレフィン系樹脂とし
    てポリメチルペンテンであることを特徴とする請求項1
    記載の使用済燃料輸送貯蔵用キャスク。
  7. 【請求項7】 前記樹脂体としてエンジニアリングプラ
    スチックであることを特徴とする請求項1記載の使用済
    燃料輸送貯蔵用キャスク。
  8. 【請求項8】 前記硬化性樹脂が光硬化性樹脂であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記載の
    使用済燃料輸送貯蔵用キャスク。
  9. 【請求項9】 前記硬化性樹脂が二液反応硬化性樹脂で
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに
    記載の使用済燃料輸送貯蔵用キャスク。
  10. 【請求項10】 前記樹脂体及び前記硬化性樹脂に耐火
    材及び中性子吸収材が添加されていることを特徴とする
    請求項8及び請求項9に記載の使用済燃料輸送貯蔵用キ
    ャスク。
  11. 【請求項11】 機械構造物に画成された空間内に形成
    される放射線遮蔽体であって、該放射線遮蔽体は、水素
    原子含有成分が相対的に大きい樹脂体と、該樹脂体の周
    囲に液状で充填されて固化された硬化性樹脂で構成され
    たもので前記空間の一面に沿って添設された熱膨張吸収
    部材から形成されることを特徴とする放射線遮蔽体。
  12. 【請求項12】 前記樹脂体としてポリエチレン、ポリ
    プロピレン等のオレフィン系樹脂であることを特徴とす
    る請求項11記載の放射線遮蔽体。
  13. 【請求項13】 前記樹脂体としてオレフィン系樹脂と
    して架橋ポリエチレンであることを特徴とする請求項1
    1記載の放射線遮蔽体。
  14. 【請求項14】 前記樹脂体としてオレフィン系樹脂と
    してポリメチルペンテンであることを特徴とする請求項
    11記載の放射線遮蔽体。
  15. 【請求項15】 前記樹脂体としてエンジニアリングプ
    ラスチックであることを特徴とする請求項11記載の放
    射線遮蔽体。
  16. 【請求項16】 前記硬化性樹脂が光硬化性樹脂である
    ことを特徴とする請求項11乃至請求項15の何れかに
    記載の放射線遮蔽体。
  17. 【請求項17】 前記硬化性樹脂が二液反応硬化性樹脂
    であることを特徴とする請求項11乃至請求項15の何
    れかに記載の放射線遮蔽体。
  18. 【請求項18】 前記樹脂体及び前記硬化性樹脂に耐火
    材及び中性子吸収材が添加されていることを特徴とする
    請求項16及び請求項17に記載の放射線遮蔽体。
  19. 【請求項19】 使用済燃料を受け入れる内部空間を画
    成する内筒、同内筒を同軸状に取り囲む外筒、該内筒と
    該外筒との間に設けられ協働して区画空間を画成する良
    熱伝導板を有する使用済燃料輸送貯蔵用キャスクに放射
    線遮蔽体を形成する方法において、前記区画空間内に、
    水素原子含有成分が相対的に大きい樹脂体と、前記外筒
    の内面に沿う熱膨張吸収部材とを配置し、しかる後該区
    画空間の内面と該樹脂体との間隙に耐熱液状樹脂を充填
    して固化することを特徴とする使用済燃料輸送貯蔵用キ
    ャスクの放射線遮蔽体を形成する方法。
  20. 【請求項20】 使用済燃料を受け入れる内部空間を画
    成する内筒、同内筒を同軸状に取り囲む外筒、該内筒と
    該外筒との間に設けられ協働して区画空間を画成する良
    熱伝導板を有する使用済燃料輸送貯蔵用キャスクに放射
    線遮蔽体を形成する方法において、前記区画空間内に耐
    熱液状樹脂を充填し、該耐熱液状樹脂の中に水素原子含
    有成分が相対的に大きい樹脂体と前記外筒の内面に沿う
    熱膨張吸収部材とを浸漬して配置し、しかる後該耐熱液
    状樹脂を充填固化することを特徴とする使用済燃料輸送
    貯蔵用キャスクの放射線遮蔽体を形成する方法。
  21. 【請求項21】 前記樹脂体を入れた後に前記耐熱液状
    樹脂を充填し、又は前記耐熱液状樹脂を入れた後に前記
    樹脂体を充填し、又は前記樹脂体として粉体又はペレッ
    ト状のものを使用して前記樹脂体と前記耐熱液状樹脂を
    混練後充填することを特徴とする請求項19又は請求項
    20記載の使用済燃料輸送貯蔵用キャスクの放射線遮蔽
    体を形成する方法。
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