JP2004156378A - 地中アンカ及びその施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】軟質な地盤であっても張力の大きな地中アンカを実現できるようにする。
【解決手段】軸棒の先端側に螺旋状の掘削刃を有するアンカ本体の埋設される地面に、そのアンカ本体の埋設される深さに達する前穴をあけ、そのあけられた前穴に粒状の骨材を挿入し、その後、そのアンカ本体をその前穴に埋設する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軸棒の先端側に螺旋状の掘削刃を有するアンカ本体を地中に埋設して構成される地中アンカ及びその地中アンカの施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、特開2000−1850号公報、同2001−59221号公報及び同2001−182058号公報等において、配電線や電話線等の電柱の支線を支持するのに好適な地中アンカを提案している。この地中アンカは、地中に埋設される鋳鉄製の軸棒(支持棒)の先端側に間欠的に螺旋状の掘削刃を一体的に設けて構成されている。
【0003】
また、本出願人は、特願2002−146034号において、電柱を容易に立設することのできる地中アンカを提案している。この地中アンカは、電柱の立設される地面に所定深さの穴を掘り、その穴の底部に上述と同様の地中アンカを埋設し、その地中アンカの上部に筒状体を載置するとともに、その筒状体に電柱を挿入して電柱を立設するようにしている。
【0004】
上記提案に係る地中アンカは、電柱の設置される地盤の性質に合わせてその大きさが選定され、また埋設深さが決められて、支線が所定の張力を得られるように、あるいは電柱を安定して支持できるようにしている。このため、本出願人は、使用する地中アンカの種類や埋設深さを決定するための資料を得るために、特願2000−23876号において、地盤の軟硬の程度を表わす指標であるN値を簡単に測定できる、全体形状が棒状を呈しているN値測定工具を提案している。なお、このN値は、JISA1219に示されるように、外径5.1cm、内径3.5cm、長さ81.0cmの中空の測定具(サンプラー)を地中へ打ち込む際に生ずる地盤の抵抗から求められるもので、上述の測定具を質量63.5kg(約622.3N)のハンマーを75cmの高さから自由落下させ、その測定具が30cm打ち込むのに必要な打撃数Nから求められるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、上記提案に係る地中アンカは、アンカ本体の埋設される地盤を事前に調査し、アンカ本体の種類や埋設深さが決められるが、地盤によっては軟質過ぎて大型のアンカ本体を必要としたり、あるいは、埋設深さを相当深くしなければならないことがあった。
【0006】
そこで、本発明は、地盤が軟質の場合であっても、比較的小型のアンカ本体で足り、また、埋設深さを浅くすることのできる地中アンカ及びその地中アンカの施工方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る地中アンカは、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、軸棒の先端側に螺旋状の掘削刃を有するアンカ本体を地中に埋設して構成される地中アンカにおいて、そのアンカ本体は、その地中に設けられた粒状の骨材中に埋設されることを特徴としている。
本発明の請求項2に記載の地中アンカは、骨材は、コークスであることを特徴としている。
本発明に係る地中アンカの施工方法は、上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、軸棒の先端側に螺旋状の掘削刃を有するアンカ本体の埋設される地面に、そのアンカ本体の埋設される深さに達する前穴をあけ、そのあけられた前穴に粒状の骨材を挿入し、その後、そのアンカ本体をその前穴に埋設することを特徴としている。
本発明の請求項4に記載の地中アンカの施工方法は、前穴にアンカ本体を埋設する前に、先端部に超硬チップを有する工具を押圧しながら回転させて骨材を前穴の壁面に圧入させることを特徴としている。
本発明の請求項5に記載の地中アンカの施工方法は、骨材は、コークスであることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1(a)〜(e)は、一実施の形態に係る地中アンカの施工方法を示す工程図である。以下、工程順に従って説明する。
【0009】
前穴(下穴)掘り(図1(a)参照)
アンカ本体Aの埋設される地中Gに、そのアンカ本体Aを用いてそのアンカ本体Aが埋設される深さまで前穴(下穴)が掘られる。このアンカ本体Aについては、本出願人が特開2000−1850号公報、同2001−59221号公報、同2001−182058号公報等において提案しているものである。すなわち、このアンカ本体Aは、鋳鉄製からなり、棒状の軸棒(支持棒)a1 に所定の間隔を保って複数(図示の例では4個)の螺旋状の掘削刃a2 ,a2 …を一体的に有しているので、電柱を立設するときに用いられる周知の穴掘建柱車の回転部Mを用いて地中Gの任意の深さに簡単に埋設できる特長がある。なお、掘削刃a2 ,a2 …は、先端(図1において下端)ほどその径が小さくなるように形成されている。
【0010】
このアンカ本体Aを用いて地中Gの所定深さの前穴を掘るには、アンカ本体Aの頂部に補助工具(嵌入パイプ)(この補助工具については、本出願に係る特開2001−271345号公報に詳述されている。)Mをアンカ本体Aの頂部に設けられている角柱部a3 に嵌め、その補助工具Mを図示しない穴掘建柱車の回転部で回転させて行われる。
【0011】
骨材挿入(図1(b)参照)
アンカ本体Aを用いて掘られた前穴に所定量(少なくとも埋設されるアンカ本体Aを覆うことのできる量)の粒状の骨材、例えばコークスCが挿入される。挿入する骨材としては、コークスCの外に、礫やコンクリートの廃材を破砕したものなどでもよく、その大きさは大人の拳大程度のものでよい。なお、コークスCを骨材としたときは、アンカ本体Aをアース部材としたときに接地抵抗を低下できる効果がある。
【0012】
骨材の破砕,圧入(図1(c)参照)
前穴に挿入されたコークスCは、工具Bで破砕され、破砕された骨材片が前穴Hの壁面に圧入される。この工具Bは、本出願人が特願2002−18420号で提案しているもので、棒状体b1 の先端及び上部のつば部下部に超硬チップb2 ,b2 を有している。この工具Bは、上述の補助工具(嵌入パイプ)Mが工具Bの頂部に設けられている角柱部b3 に嵌められる。そして、その工具Bは、補助工具Mが図示しない穴掘建柱車の回転部で押圧させながら回転させられると、コークスCは破砕され、その破砕されたコークスCの一部が前穴Hの周囲の地中G内に圧入され、前穴Hの下部部分において大きな堅い塊に形成される(図1(d)参照)。
【0013】
アンカ本体Aの埋設(図1(e)参照)
前穴Hの下部に形成された大きな堅いコークスCの塊にアンカ本体Aが埋設される。このアンカ本体Aの埋設は、アンカ本体Aの角柱部a3 に設けられているアイ部に支線棒イを接続し、その支線棒イを補助工具Mの内部に収納しながらその補助工具Mを角柱部a3 に嵌め、その補助工具Mを図示しない穴堀建柱車の回転部で押圧させながら回転して行われる。そして、アンカ本体Aが所定深さに埋設された後、補助工具Mが外されると、地上には支線棒イの先端部が現れる。次いで、その支線棒イの先端に設けられているリング部に図示しない割シンブルを介して支線ロが取付けられる。コークスCの上部の前穴Hの部分は埋め戻される。
【0014】
上述の例では、工具Bを用いて前穴Hの下部にコークスCの大きな塊を作ったが、この工具Bの工程を省略することもできる。すなわち、前穴HにコークスCを挿入後、直ぐにアンカ本体Aの埋設を行うようにしてもよい。アンカ本体Aは、その軸部a1 の先端(図1(a)において下端部)は硬質のドリルに形成され、また、掘削刃a2 ,a2 …も硬質で、かつ、その外周は尖鋭に形成されているので、工具Bと同様の作用を有することができる。したがって、アンカ本体Aの埋設の際(アンカ本体Aのねじ込みの際)、コークスCを破砕し、その破片を前穴Hの壁面に圧入させることができる。もちろん、工具Bを用いた場合は、前穴Hの下部部分により効率よく圧密状のコークスCの大きな塊を作ることができる。
【0015】
本出願人の豊川事業所内の普通地盤(N値5〜10)に上述した方法(工具Bの工程は省略されている。)でアンカ本体(最上部の最も大きな掘削刃の直径が200φ)を埋設した後、そのアンカ本体の側面を掘削して断面を調査したところ、図1(e)に示されるような断面形状が確認できた。その断面に表われたコークスCの塊は大きな一個の塊であり、あたかもコンクリートで固めたような圧密化された強固な一個の塊であった。
【0016】
【発明の効果】
本発明の請求項1に記載の地中アンカは、軸棒の先端側に螺旋状の掘削刃を有するアンカ本体を地中に埋設して構成される地中アンカにおいて、そのアンカ本体は、その地中に設けられた粒状の骨材中に埋設されるので、軟質の地盤であっても張力の大きな地中アンカとすることができる。
本発明の請求項2に記載の地中アンカは、骨材をコークスとしたので、アンカ本体をアース部材とするときに接地抵抗を低減させることができる。
本発明の請求項3に記載の地中アンカの施工方法は、軸棒の先端側に螺旋状の掘削刃を有するアンカ本体の埋設される地面に、そのアンカ本体の埋設される深さに達する前穴をあけ、そのあけられた前穴に粒状の骨材を挿入し、その後、そのアンカ本体をその前穴に埋設するので、軟質の地盤であっても張力の大きな地中アンカとすることができる。
本発明の請求項4に記載の地中アンカの施工方法は、前穴にアンカ本体を埋設する前に、先端部に超硬チップを有する工具を押圧しながら回転させて骨材を前穴の壁面に圧入させるので、骨材をより効率よく圧密化させることができる。
本発明の請求項5に記載の地中アンカの施工方法は、骨材をコークスとしたので、アンカ本体をアース部材とするときに接地抵抗を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る地中アンカ及びその施工方法を示す工程図である。
【符号の説明】
A アンカ本体
H 前穴(下穴)
B 工具
C コークス(骨材)

Claims (5)

  1. 軸棒の先端側に螺旋状の掘削刃を有するアンカ本体を地中に埋設して構成される地中アンカにおいて、そのアンカ本体は、その地中に設けられた粒状の骨材中に埋設されることを特徴とする地中アンカ。
  2. 請求項1に記載の地中アンカにおいて、骨材は、コークスであることを特徴とする地中アンカ。
  3. 軸棒の先端側に螺旋状の掘削刃を有するアンカ本体の埋設される地面に、そのアンカ本体の埋設される深さに達する前穴をあけ、そのあけられた前穴に粒状の骨材を挿入し、その後、そのアンカ本体をその前穴に埋設することを特徴とする地中アンカの施工方法。
  4. 請求項3に記載の地中アンカの施工方法において、前穴にアンカ本体を埋設する前に、先端部に超硬チップを有する工具を押圧しながら回転させて骨材を前穴の壁面に圧入させることを特徴とする地中アンカの施工方法。
  5. 請求項3又は4に記載の地中アンカの施工方法において、骨材は、コークスであることを特徴とする地中アンカの施工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008126949A1 (en) * 2007-04-13 2008-10-23 Moojin Neotech Co., Ltd. Combined spiral-type underground anchor and rock bolt and method of producing the same

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