JP2004156303A - 目地切材の固定装置、目地切材の固定装置を使用したコンクリート面の施工方法及びコンクリート施工面 - Google Patents

目地切材の固定装置、目地切材の固定装置を使用したコンクリート面の施工方法及びコンクリート施工面 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単で、確実に目地切材を仮固定することができ、またコンクリート面として施工した場合には著しく強度がある目地切材の固定装置、及びその固定装置を使用した施工方法、コンクリート施工面を提供する。
【解決手段】目地切材を躯体bの施工面dに配設し、止着具3を目地切材2と躯体bの施工面dとに接着して固定可能に支持させるようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駐車場、建築物の屋上面等の防水層を保護するためのコンクリートが伸縮によつて亀裂が発生するのを防止するようにした目地切材の固定装置、前記目地切材の固定装置を使用したコンクリート面の施工方法及びコンクリート施工面に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
駐車場や建築物の屋上を構成するため、躯体の表面に目地切材を格子状に配設し、目地切材を仮固定して躯体の表面にコンクリートを打設するようにした目地切材の支持構造が知られている。(例えば特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】
特開平9―72049号公報
【0004】
上記特許文献1(特開平9―72049号公報)に記載されている目地切材の支持について図5,図6を参照して説明する。図5,図6に示すように、目地切材101は、その下部側方に固定ベースの役目を果たす脚部102が形成され、脚部102により目地切材101は安定して立ち得る。キャップ110は、柔軟性の樹脂によって成形され、目地切材101の上部に被せられる。図中、113は両面粘着テープである。キャップ110の側面にはその長さ方向に3条のリブ111が設けられており、このリブ111に脚120の嵌合部121を嵌める。脚120は、剛体であって、その上端に断面コ字状嵌合部121、下端に固定部122を有する。
【0005】
固定部122は、紐123を介してピン板124が設けられており、このピン板124は4本のピン125を有する。一方、固定部122にはその各ピン125が貫通する穴126が形成されており、各ピン125を穴126に通して断熱層Aに挿し込んで固定部122を固定する。固定部122の裏面には離型紙付きの両面粘着テープを設ける。脚120、嵌合部121、固定部122、紐123、固定ピン125等は樹脂により一体成形する。
【0006】
目地切材101を固定ピン117で断熱層A(外断熱方式では躯体Pの表面に防水層設Dけ、外部に断熱層Aを設けてある)に固定したのち、まず、キャップ110の目地切材101への被せ度合によって、キャップ110上面を押えコンクリートB上面と面一となるように調整し、支持ピン116を挿し込んで目地切材101にキャップ110を固定する。次に、脚120の嵌合部121をリブ111に嵌め、固定部122をピン125でもって断熱層Aに挿し固定して、脚120でもってキャップ110及び目地切材101を支持する。このとき、脚120がキャップ110を最も安定して支持する傾斜角度となるように、嵌めるリブ111を適宜に選択する。また、ピン125の挿し込み前に、両面粘着テープで仮止めする。脚120の取付は、キャップ110の両側面の長さ方向の適宜位置とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記の従来技術は、躯体の表面に配設した目地切材の左右に脚材を設けて固定ピンを断熱層に打ち込むことにより仮固定し、仮固定された目地切材で囲まれる断熱層の表面にコンクリートを打設する構成であるが、断熱層が比較的軟質であるから目地切材を安定に仮固定することができなくて、コンクリートの打設時に衝撃や流動押圧により傾いたり倒れることがある。そして、目地切材を仮固定する場合に、多数本の固定ビンを打ち込む作業を必要とするので著しく無駄な労力と時間とを要することになる。
【0008】
また、目地切材を躯体の表面に仮固定する場合、固定ピンを使用しないで左右に固定モルタルを瘤状に付着させる方法も知られている。しかし、この方法であっても、目地切材に沿わせて左右に捨てコンクリートをあてがう作業が必要であるし、固定モルタルが硬化してからコンクリートを打設すると、一体化しないで強度が低いコンクリート面を施工することになる。また、固定モルタルを現場で施工するには著しく手間を要する。
【0009】
したがって、本発明は、きわめて簡単で、しかも確実に目地切材を仮固定することができ、またコンクリート面として施工した場合には著しく強度がある目地切材の固定装置、及びその固定装置を使用した施工方法、コンクリート施工面を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載した発明は、目地切材を躯体の施工面に配設し、止着具を目地切材と躯体の施工面とに接着して固定可能に支持させるようにしたことを特徴とする目地切材の固定装置である。
【0011】
本発明の請求項2に記載した発明は、目地切材を躯体の施工面に配設し、止着具を目地切材と躯体の施工面とに接着して目地切材を固定し、目地切材で囲まれる躯体の施工面に、防水層の保護コンクリート層を施工するようにしたことを特徴とする目地切材の固定装置を使用したコンクリート面の施工方法である。
【0012】
また本発明の請求項3に記載された発明は、目地切材が躯体の施工面に配設され、止着具を目地切材と躯体の施工面とに接着して目地切材を固定し、目地切材で囲まれる躯体の施工面に、防水層の保護コンクリート層が施工されていることを特徴とするコンクリート施工面である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を図面に示す実施の態様に基づいて説明する。
図1は本発明の第1の実施例を示す分解斜視図、図2は図1の施工状態の概略平面図、図3は図2のA−A線での断面図、図4は本発明の第2の実施例の施工状態の概略正面図である。
【0014】
図1乃至図3に示す本発明の第1の実施例について以下に説明する。
駐車場や建築物の順上を構成するコンクリート施工面aの一例としては、コンクリートを打設して養生硬化させることにより構成した躯体bの表面に断熱層cを設け、前記断熱層cの表面に防水層dを設けて躯体の施工面を形成し、その表面に防水層dの保護用コンクリート層eを打設してなるもので、この例の場合には躯体bの表面に断熱層dを設けてあるので、内断熱方式である。そして、一般的には、断熱層cとしては発泡ウレタン樹脂、発泡スチレン樹脂等の発泡樹脂やゴム材で、また防水層dとしてはアスファルトシート、ゴムシートを使用することができる。
【0015】
そして、本発明における固定装置1は、目地切材2と、前記目地切材2を仮固定する止着具3とからなるもので、図1,2に示す第1の実施例によれば、目地切材2は縦長で長尺な目地切材本体21の下端に、前記目地切材本体21を安定に配設するために台座枠22を設け、上端に保護用のキャップ材23を被着してなる構成である。目地切材本体21、台座枠22及び止着具3は、例えば、発泡ウレタン樹脂、発泡スチレン樹脂等の発泡樹脂により成形して構成する。
【0016】
キャップ材23を被着した目地切材本体21を台座枠22を介して防水層dの表面に格子状に配設し、台座枠22の底面を離型紙付きの両面粘着テープfなどで防水層dに接着して目地切材2を防水層dの表面に仮固定する。止着具3はL字の断面形状をしたブロックであり、防水層dに仮固定した台座枠22の外郭の略直角な角部と、この角部に隣接する側面に止着具3の内郭の略直角な内角部とこの内角部に隣接する一方の端面を離型紙付きの両面粘着テープfなどで面接着させ、この状態で止着具3の内角部に隣接する他方の端面を防水層dに接着して、防水層d、台座枠22及び目地切材本体21が止着具3により強固に一体化する。尚、台座枠22の底面を両面粘着テープfなどによる防水層dへの接着を省略して、台座枠22及び目地切材本体21を止着具3により仮固定するだけでもよい。
【0017】
このようにして、止着具3を、目地切材2の左右側面において適宜の間隔で接着することにより、目地切材2は、防水層dの表面において直立状となって著しく強固に固定されることになる。したがって、目地切材2を前記のように防水層dの表面に固定したら、目地切材2で囲まれる防水層dの表面に保護コンクリート層eを打設して養生硬化させることにより、コンクリート施工面aを施工することができるし、保護コンクリート層eの打設時に目地切材2が傾いたり倒れ、若しくは切断したり破損することがなく、作業性が著しく良好である。
【0018】
図4に示す本発明の第2の実施例は、目地切材本体21の下端に、横向きの底部211を一体に設けて縦断面を逆T字状にし台座枠22を省略して目地切材2aを形成した構成で、第1の実施例と同様に両面粘着テープfなどで防水層dに仮固定しておく。そして、図1乃至3と同一の構成の止着具3を使用し、底部211の外郭に止着具3の内郭を面接着し、また、止着具3を防水層dに面接着して、目地切材2aは防水層dに仮固定し、目地切材2aで囲まれる防水層dの表面に保護コンクリート層eを打設して養生硬化させることにより、コンクリート施工面aを施工することができる。
【0019】
本発明においては、各実施例のようにして目地切材を固定したら、従来と同様に断熱層cの表面に防止層dを設け、前記防止層dの表面にモルタル、コンクリートを打設して防水層の保護用コンクリート層eを設け、駐車場、建築物の順上等を構築する。
【0020】
以上本発明を図面に示す実施例に基づいて説明したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限り、どのようにでも実施することができる。例えば、目地切材が防水層に載置でき、且つ、目地切材の外郭に止着具の内郭が面接触した密着状態で防水層に載置されるのであれば、目地切材と止着具は、どのような形状でもよいし、その材質は、金属、樹脂、木材など適宜の材質を使用することができる。
【0021】
【発明の効果】
以上要するに、本発明によれば、目地切材を躯体の施工面(断熱層又は防水層の表面)に配設し、止着具を目地切材と躯体の施工面とに接着して固定可能に支持させるようにした目地切材の固定装置、及び前記固定装置を使用したコンクリート面の施工方法と施工面が提供できる。
【0022】
したがって、従来のように目地切材を固定するための特別な装置が必要ではなく、簡単な構成の止着具を、施工面に配設した目地切材の左右の側面から接着するだけで、きわめて簡単に、確実に目地切材を固定することができる。そして、作業が簡単で熟練の必要がないので、コンクリート面の施工作業が簡易化されて実用的価値の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】図1の施工状態の概略平面図である。
【図3】図2のA−A線での断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例の施工状態の概略正面図である。
【図5】従来例を示す斜視図である。
【図6】図5の切断正面図である。
【符号の説明】
1 固定装置
2,2a 目地切材
3 止着具
21 目地切材本体
22 台座枠
23 キャップ材
211 底部
a コンクリート施工面
b 躯体
c 断熱層
d 防水層
e 保護用コンクリート層
f 粘着テープ

Claims (3)

  1. 目地切材を躯体の施工面に配設し、止着具を目地切材と躯体の施工面とに接着して固定可能に支持させるようにしたことを特徴とする目地切材の固定装置。
  2. 目地切材を躯体の施工面に配設し、止着具を目地切材と躯体の施工面とに接着して目地切材を固定し、目地切材で囲まれる躯体の施工面に、防水層の保護コンクリート層を施工するようにしたことを特徴とする目地切材の固定装置を使用したコンクリート面の施工方法。
  3. 目地切材が躯体の施工面に配設され、止着具を目地切材と躯体の施工面とに接着して目地切材を固定し、目地切材で囲まれる躯体の施工面に、防水層の保護コンクリート層が施工されていることを特徴とするコンクリート施工面。
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