JP2004153500A - 電力線通信装置および電力線通信システム - Google Patents

電力線通信装置および電力線通信システム Download PDF

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JP2004153500A
JP2004153500A JP2002315444A JP2002315444A JP2004153500A JP 2004153500 A JP2004153500 A JP 2004153500A JP 2002315444 A JP2002315444 A JP 2002315444A JP 2002315444 A JP2002315444 A JP 2002315444A JP 2004153500 A JP2004153500 A JP 2004153500A
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Shinichi Mori
信一 守
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】既設の集合住戸・店舗施設において、大がかりな工事を必要とせずに、簡単かつ安価にインターネット環境を構築し、インターネット利用者による電話回線の占有を回避する。
【解決手段】集合住戸・店舗施設100の配電盤120近傍にマスター装置130を設けて電力線110A〜110Cに高周波結合させ、各集合住戸・店舗101に対して群毎にヘッドエンド装置150A〜150Cを設けて電力線110A〜110Cに高周波結合させ、各住戸・店舗101にリモートユニット160を設けて電力線110A〜110Cに高周波結合させる。マスター装置130は既存のイーサネット(R)網140に接続し、リモートユニット160は住戸・店舗101内でコンピュータに接続する。そして、マスター装置130とヘッドエンド装置150A〜150Cとリモートユニット160の間で電力線110A〜110Cを通してデジタル情報通信を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホテルまたはビル等のような集合住戸・店舗施設において、電力線を用いて高速デジタル情報通信(30〜100Mbps)、いわゆる電力線搬送通信(PLC)を行うための電力線通信装置および電力線通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ホテルまたはビル等のような集合住戸・店舗施設において、各住戸・店舗内にインターネット環境を構築する場合、集合住戸・店舗施設に各住戸・店舗へ至る有線LAN配線を行ったり、無線LANのためのステーションを設置したりしている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−165241号公報(第3〜4頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、集合住戸・店舗施設に各住戸・店舗へ至る有線LAN配線を行ったり、無線LANのためのステーションを設置したりするための工事はかなり大がかりなものとなる。そのため、営業中のホテルあるいはビル等の既設の集合住戸・店舗施設においては、営業を一時中断しなければならず、またコスト的に高くつくため、既設の集合住戸・店舗施設にインターネット環境を構築するのは、容易でなかった。
【0005】
また、例えばホテルの場合、客が客室内でコンピュータをインターネットに接続しようとする場合、一般に客室に設けられている一般の電話回線を用いることが多い。しかしながら、このように一般の電話回線を用いてインターネット接続が行われると、電話回線がインターネット利用客に長時間占有されてしまい、本来の電話としての使用に障害がでるという問題がある。
【0006】
したがって、本発明の目的は、既設の集合住戸・店舗施設において、大がかりな工事を必要とせずに、簡単かつ安価にインターネット環境を構築することができる電力線通信装置および電力線通信システムを提供することである。
【0007】
本発明の他の目的は、インターネット利用者による電話回線の占有を回避することができる電力線通信装置および電力線通信システムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の電力線通信装置は、デジタル情報信号を処理するデジタル信号処理部と、電力線キャリアモデムと、アナログフロントエンド部と、カプラとを備えている。電力線キャリアモデムは、デジタル信号処理部で処理されたデジタル情報信号を電力線キャリアに乗せてアナログフロントエンド部に入力するとともに、アナログフロントエンド部から出力される電力線キャリアからデジタル情報信号を抽出してデジタル信号処理部へ入力する。アナログフロントエンド部は、電力線キャリアモデムの出力信号をアナログ信号に変換してカプラに入力し、カプラの出力信号をデジタル信号に変換して電力線キャリアモデムへ入力する。カプラは電力線とアナログフロントエンド部との間で電力線キャリアの受け渡しを行う。
【0009】
この構成によれば、既設の電力線を経由してデジタル情報通信を行うことができ、したがって、専用の信号線を設けることなしにデジタル情報通信を行うことができるので、デジタル情報通信を行うための配線敷設工事が必要なくなる。
【0010】
その結果、例えばイーサネット(R)網等の既設のネットワーク網から集合住戸・店舗施設内の各住戸・店舗までインターネット接続のための専用線を新たに敷設することなしに、住戸・店舗内のコンピュータネットワークを既設のネットワーク網を使ってインターネット接続することが可能となる。したがって、大規模な配線工事等を行うことなしに既設の集合住戸・店舗施設の各住戸・店舗をインターネット対応可能とすることができる。そのために、住戸・店舗に設備されている電話回線をインターネット接続に使用する必要がなくなり、インターネット接続のための電話回線の長時間占有がなくなり、限られた回線数の電話回線を通話等に有効に利用することができる。
【0011】
本発明の請求項2記載の電力線通信装置は、請求項1記載の電力線通信装置において、デジタル情報信号を入出力するネットワークコントローラおよびネットワークインターフェースをさらに備えている。
【0012】
この構成によれば、ネットワーク配線によるデジタル情報通信と電力線によるデジタル情報通信とを連携させることができる。
【0013】
本発明の請求項3記載の電力線通信装置は、請求項1記載の電力線通信装置において、デジタル情報信号を入出力するUSBコントローラおよびUSBインターフェースをさらに備えている。
【0014】
この構成によれば、USB配線を利用してコンピュータネットワークに接続することができ、コンピュータネットワークにおけるデジタル情報通信と電力線によるデジタル情報通信とを連携させることができる。
【0015】
本発明の請求項4記載の電力線通信装置は、請求項1,2または3記載の電力線通信装置において、インターネット電話インターフェースをさらに備えている。
【0016】
この構成によれば、インターネットに接続可能とすれば、電話回線を設けることなく、電力線を利用して電話を利用することができる。
【0017】
本発明の請求項5記載の電力線通信装置は、請求項1記載の電力線通信装置において、電力線キャリアモデムとアナログフロントエンド部とカプラ部とを複数組設けている。
【0018】
この構成によれば、電力線による複数系統のデジタル情報通信を相互に連携させることができる。
【0019】
本発明の請求項6記載の電力線通信装置は、請求項1記載の電力線通信装置において、カプラの電力線側端子が電力線から動作電源の供給を受けるための電源プラグに接続されている。
【0020】
この構成によれば、電源プラグを電源コンセントに差し込むだけで、電力線とアナログフロントエンド部との間で電力線キャリアの受け渡しを行うことができ、カプラを電源線に接続するための工事は不要である。
【0021】
本発明の請求項7記載の電力線通信システムは、電力線が各住戸・店舗まで敷設された複数群の集合住戸・店舗からなる集合住戸・店舗施設に設けられて電力線に高周波結合される第1の電力線通信装置と、複数群の集合住戸・店舗に対して群毎に設けられて電力線に高周波結合される第2の電力線通信装置と、複数群の集合住戸・店舗を構成する各住戸・店舗に設けられて電力線に高周波結合される第3の電力線通信装置とを備えている。
【0022】
第1の電力線通信装置はインターネット接続可能な既設のネットワーク網に接続され、第3の電力線通信装置は住戸・店舗内でコンピュータネットワークに接続される第1のコネクタを有している。
【0023】
そして、第1の電力線通信装置と第2の電力線通信装置との間で電力線を通してデジタル情報通信を行い、第2の電力線通信装置と第3の電力線通信装置の間で電力線を通してデジタル情報通信を行うことにより、コンピュータネットワークを既設のネットワーク網に接続可能としている。
【0024】
この構成によれば、第1、第2および第3の電力線通信装置を使用することによって、各住戸・店舗まで既に敷設されている電力線を経由してデジタル情報通信を行うので、既設のネットワーク網から集合住戸・店舗施設内の各住戸・店舗までインターネット接続のための専用線を新たに敷設することなしに、住戸・店舗内のコンピュータネットワークを既設のネットワーク網を使ってインターネット接続することが可能となる。したがって、大規模な配線工事等を行うことなしに既設の集合住戸・店舗施設の各住戸・店舗をインターネット対応可能とすることができる。そのために、住戸・店舗に設備されている電話回線をインターネット接続に使用する必要がなくなり、インターネット接続のための電話回線の長時間占有がなくなり、限られた回線数の電話回線を通話等に有効に利用することができる。
【0025】
本発明の請求項8記載の電力線通信システムは、請求項7記載の電力線通信システムにおいて、第3の電力線通信装置が電力線から動作電源の供給を受けるための電源プラグを介して電力線に高周波結合される。
【0026】
この構成によれば、各住戸・店舗に設けられる第3の電力線通信装置については、電源プラグを利用して電力線に高周波結合させるので、各住戸・店舗については、第3の電力線通信装置を設置する際に、電源プラグを電源コンセントに差し込むだけでよく、第3の電力線通信装置の設置のための工事は全く不要である。第1および第2の電力線通信装置については、電力線に結合させるための配線工事が必要となるが、第1および第2の電力線通信装置の個数は第3の電力線通信装置に比べて数がきわめて少ないために、第1および第2の電力線通信装置の設置の工事は短時間に簡単に終えることができる。
【0027】
本発明の請求項9記載の電力線通信システムは、請求項7記載の電力線通信システムにおいて、第3の電力線通信装置がインターネット電話機に接続される第2のコネクタを有している。
【0028】
この構成によれば、第2のコネクタにインターネット電話機を接続することで、各住戸・店舗内に電話回線を敷設しなくても、電話を利用することができる。
【0029】
本発明の請求項10記載の電力線通信システムは、請求項7記載の電力線通信システムにおいて、第2の電力線通信装置が第3の電力線通信装置に対する情報配信経路を選択制御するルーティング機能と、第1の電力線通信装置に対するデジタル情報通信と第3の電力線通信装置に対するデジタル情報通信との橋渡しをするブリッジ機能とを有し、第1の電力線通信装置は第2の電力線通信装置に対する情報配信経路を選択制御するルーティング機能を有している。
【0030】
この構成によれば、第1および第2の電力線通信装置は、各々ルーティング機能を有し、第2の電力線通信装置がブリッジ機能を有しているため、既設のネットワーク網から出力される情報を各住戸・店舗のコンピュータネットワークに対して適切に振り分けて送ることができる。
【0031】
本発明の請求項11記載の電力線通信システムは、請求項10記載の電力線通信システムにおいて、第2の電力線通信装置が第3の電力線通信装置に接続されるコンピュータネットワークを管理するリモートメンテナンス機能をさらに有し、 第1の電力線通信装置が第3の電力線通信装置に接続されるコンピュータネットワークを第2の電力線通信装置を介して管理するリモートメンテナンス機能をさらに有している。
【0032】
この構成によれば、第1および第2の電力線通信装置がリモートメンテナンス機能を備えているため、各住戸・店舗のコンピュータネットワークを既設のネットワーク網で管理することが可能となる。
【0033】
本発明の請求項12記載の電力線通信システムは、請求項10または11記載の電力線通信システムにおいて、第2の電力線通信装置が第3の電力線通信装置に対するコンピュータネットワークの接続・切り離しに即時に対応するプラグアンドプレイ機能をさらに有している。
【0034】
この構成によれば、第2の電力線通信装置がプラグアンドプレイ機能を備えているため、第3の電力線通信装置の第1のコネクタにコンピュータネットワークを接続することにより、直ちにそのコンピュータネットワークがインターネット接続可能な状態に設定することができる。
【0035】
本発明の請求項13記載の電力線通信システムは、電力線が各住戸・店舗まで敷設された複数群の集合住戸・店舗からなる集合住戸・店舗施設における複数群の集合住戸・店舗に対して群毎に設けられて電力線に高周波結合される第1の電力線通信装置と、複数群の集合住戸・店舗を構成する各住戸・店舗に設けられて電力線に高周波結合される第2の電力線通信装置とを備えている。
【0036】
第1の電力線通信装置はインターネット接続可能な既設のネットワーク網に接続され、第2の電力線通信装置は住戸・店舗内でコンピュータネットワークに接続される第1のコネクタを有している。
【0037】
そして、第1の電力線通信装置と第2の電力線通信装置との間で電力線を通してデジタル情報通信を行うことにより、コンピュータネットワークを既設のネットワーク網に接続可能としている。
【0038】
この構成によれば、第1および第2の電力線通信装置を使用することによって、各住戸・店舗まで既に敷設されている電力線を経由してデジタル情報通信を行うので、既設のネットワーク網から集合住戸・店舗施設内の各住戸・店舗までインターネット接続のための専用線を新たに敷設することなしに、住戸・店舗内のコンピュータネットワークを既設のネットワーク網を使ってインターネット接続することが可能となる。したがって、大規模な配線工事等を行うことなしに既設の集合住戸・店舗施設の各住戸・店舗をインターネット対応可能とすることができる。そのために、住戸・店舗に設備されている電話回線をインターネット接続に使用する必要がなくなり、インターネット接続のための電話回線の長時間占有がなくなり、限られた回線数の電話回線を通話等に有効に利用することができる。
【0039】
本発明の請求項14記載の電力線通信システムは、請求項13記載の電力線通信システムにおいて、第2の電力線通信装置が電力線から動作電源の供給を受けるための電源プラグを介して電力線に高周波結合される。
【0040】
この構成によれば、各住戸・店舗に設けられる第2の電力線通信装置については、電源プラグを利用して電力線に高周波結合させるので、各住戸・店舗については、第2の電力線通信装置を設置する際に、電源プラグを電源コンセントに差し込むだけでよく、第2の電力線通信装置の設置のための工事は全く不要である。第1の電力線通信装置については、電力線に結合させるための配線工事が必要となるが、第1の電力線通信装置の個数は第2の電力線通信装置に比べて数がきわめて少ないために、第1の電力線通信装置の設置の工事は短時間に簡単に終えることができる。
【0041】
本発明の請求項15記載の電力線通信システムは、請求項13記載の電力線通信システムにおいて、第2の電力線通信装置がインターネット電話機に接続される第2のコネクタを有している。
【0042】
この構成によれば、第2のコネクタにインターネット電話機を接続することで、各住戸・店舗内に電話回線を敷設しなくても、電話を利用することができる。
【0043】
本発明の請求項16記載の電力線通信システムは、請求項13記載の電力線通信システムにおいて、第1の電力線通信装置が第2の電力線通信装置に対する情報配信経路を選択制御するルーティング機能を有する。
【0044】
この構成によれば、第1の電力線通信装置は、ルーティング機能を有しているため、既設のネットワーク網から出力される情報を各住戸・店舗のコンピュータネットワークに対して適切に振り分けて送ることができる。
【0045】
本発明の請求項17記載の電力線通信システムは、請求項16記載の電力線通信システムにおいて、第1の電力線通信装置が第2の電力線通信装置に接続されるコンピュータネットワークを管理するリモートメンテナンス機能をさらに有している。
【0046】
この構成によれば、第1の電力線通信装置がリモートメンテナンス機能を備えているため、各住戸・店舗のコンピュータネットワークを既設のネットワーク網で管理することが可能となる。
【0047】
本発明の請求項18記載の電力線通信システムは、請求項16または17記載の電力線通信システムにおいて、第1の電力線通信装置が第2の電力線通信装置に対するコンピュータネットワークの接続・切り離しに即時に対応するプラグアンドプレイ機能を有している。
【0048】
この構成によれば、第1の電力線通信装置がプラグアンドプレイ機能を備えているため、第2の電力線通信装置の第1のコネクタにコンピュータネットワークを接続することにより、直ちにそのコンピュータネットワークがインターネット接続可能な状態に設定することができる。
【0049】
請求項19記載の電力線通信システムは、電力線が各住戸・店舗まで敷設された複数の集合住戸・店舗からなる集合住戸・店舗施設に設けられて電力線に高周波結合される第1の電力線通信装置と、各住戸・店舗に設けられて電力線に高周波結合される第2の電力線通信装置とを備えている。第1の電力線通信装置はインターネット接続可能な既設のネットワーク網に接続され、第2の電力線通信装置は住戸・店舗内でコンピュータネットワークに接続される第1のコネクタを有している。そして、第1の電力線通信装置と第2の電力線通信装置との間で電力線を通してデジタル情報通信を行うことにより、コンピュータネットワークを既設のネットワーク網に接続可能としている。
【0050】
この構成によれば、第1および第2の電力線通信装置を使用することによって、各住戸・店舗まで既に敷設されている電力線を経由してデジタル情報通信を行うので、既設のネットワーク網から集合住戸・店舗施設内の各住戸・店舗までインターネット接続のための専用線を新たに敷設することなしに、住戸・店舗内のコンピュータネットワークを既設のネットワーク網を使ってインターネット接続することが可能となる。したがって、大規模な配線工事等を行うことなしに既設の集合住戸・店舗施設の各住戸・店舗をインターネット対応可能とすることができる。そのために、住戸・店舗に設備されている電話回線をインターネット接続に使用する必要がなくなり、インターネット接続のための電話回線の長時間占有がなくなり、限られた回線数の電話回線を通話等に有効に利用することができる。
【0051】
請求項20記載の電力線通信システムは、請求項19記載の電力線通信システムにおいて、第2の電力線通信装置は電力線から動作電源の供給を受けるための電源プラグを介して電力線に高周波結合される。
【0052】
この構成によれば、各住戸・店舗に設けられる第2の電力線通信装置については、電源プラグを利用して電力線に高周波結合させるので、各住戸・店舗については、第2の電力線通信装置を設置する際に、電源プラグを電源コンセントに差し込むだけでよく、第2の電力線通信装置の設置のための工事は全く不要である。第1の電力線通信装置については、電力線に結合させるための配線工事が必要となるが、第1の電力線通信装置の個数は第2の電力線通信装置に比べて数がきわめて少ないために、第1の電力線通信装置の設置の工事は短時間に簡単に終えることができる。
【0053】
請求項21記載の電力線通信システムは、請求項19記載の電力線通信システムにおいて、第2の電力線通信装置はインターネット電話機に接続される第2のコネクタを有している。
【0054】
この構成によれば、第2のコネクタにインターネット電話機を接続することで、各住戸・店舗内に電話回線を敷設しなくても、電話を利用することができる。
【0055】
請求項22記載の電力線通信システムは、請求項19記載の電力線通信システムにおいて、第1の電力線通信装置は第2の電力線通信装置に対する情報配信経路を選択制御するルーティング機能を有している。
【0056】
この構成によれば、第1の電力線通信装置は、ルーティング機能を有しているため、既設のネットワーク網から出力される情報を各住戸・店舗のコンピュータネットワークに対して適切に振り分けて送ることができる。
【0057】
請求項23記載の電力線通信システムは、請求項22記載の電力線通信システムにおいて、第1の電力線通信装置は第2の電力線通信装置に接続されるコンピュータネットワークを管理するリモートメンテナンス機能をさらに有している。
【0058】
この構成によれば、第1の電力線通信装置がリモートメンテナンス機能を備えているため、各住戸・店舗のコンピュータネットワークを既設のネットワーク網で管理することが可能となる。
【0059】
請求項24記載の電力線通信システムは、請求項22または23記載の電力線通信システムにおいて、第1の電力線通信装置は第2の電力線通信装置に対するコンピュータネットワークの接続・切り離しに即時に対応するプラグアンドプレイ機能をさらに有している。
【0060】
この構成によれば、第1の電力線通信装置がプラグアンドプレイ機能を備えているため、第2の電力線通信装置の第1のコネクタにコンピュータネットワークを接続することにより、直ちにそのコンピュータネットワークがインターネット接続可能な状態に設定することができる。
【0061】
【発明の実施の形態】
(電力線通信システムの第1の実施の形態)
本発明の電力線通信システムの第1の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0062】
図1は本発明の電力線通信システムの第1の実施の形態の構成を示す概略図である。図1において、100は、ホテル,ビル等、複数群の集合住戸・店舗からなる集合住戸・店舗施設を模式的に表している。図1では、集合住戸・店舗施設100は、例として4階建ての建物であり、各階に6個ずつ住戸・店舗がある。また、電力の建物外部からの取り込み部である配電盤120から3系統の電力線110A,110B,110Cが設けられており、各系統の電力線110A,110B,110Cが1階から4階まで縦貫するようにそれぞれ配線され、さらに各住戸・店舗101へ分岐配線されている。ここで、各系統の電力線110A,110B,110Cから各々分岐配線がなされている複数の住戸・店舗101を一つの住戸・店舗群としている。この図では、3つの住戸・店舗群102A,102B,102Cがある。
【0063】
130は、配電盤120に近接して設けられて3系統の電力線110A,110B,110Cにそれぞれ個別に高周波結合されるマスター装置であり、請求項7における第1の電力線通信装置に対応する。
【0064】
140は、CATV、xDSL(x Digital Subscriber Line)、FTTH(fiber to the house)等を利用してインターネットに接続可能な既設のイーサネット(R)網である。このイーサネット(R)網は、ローカルエリアネットワーク等のデータ通信を行うネットワーク網の一つの例である。
【0065】
150A,150B,150Cは、複数群の集合住戸・店舗101に対して、住戸・店舗群102A,102B,102C毎に設けられて電力線110A,110B,110Cにそれぞれ高周波結合されるヘッドエンド装置であり、請求項7における第2の電力線通信装置に対応する。
【0066】
160は、複数群の集合住戸・店舗を構成する各住戸・店舗101に設けられて電力線110A,110B,110Cの分岐配線に各々高周波結合されるリモートユニットであり、請求項7における第3の電力線通信装置に対応する。
【0067】
上記したマスター装置130は、インターネット接続可能な既設のイーサネット(R)網140に接続されている。また、各リモートユニット160は、住戸・店舗101内でパーソナルコンピュータネットワーク(図示せず)に接続される第1のコネクタ(図示せず)を有している。第1のコネクタは、イーサネット(R)配線を接続するためのコネクタまたはUSB配線を接続するためのコネクタ等からなる。
【0068】
そして、この電力線通信システムは、マスター装置130とヘッドエンド装置150A,150B,150Cとの間で電力線110A,110B,110Cを通して特定の周波数の電力線キャリアを用いてデジタル情報通信を行う。また、ヘッドエンド装置150A,150B,150Cと各リモートユニット160との間で電力線110A,110B,110Cを通してデジタル情報通信を行うことにより、パーソナルコンピュータネットワークを既設のイーサネット(R)網140に接続可能とし、パーソナルコンピュータネットワークをインターネットに接続可能としている。
【0069】
この際、マスター装置130とヘッドエンド装置150A,150B,150Cとの間のデジタル情報通信のための電力線キャリアの周波数と、ヘッドエンド装置150A,150B,150Cと各リモートユニット160との間のデジタル情報通信のための電力線キャリアの周波数とを異ならせて、両通信系統を分離している。
【0070】
上記の各リモートユニット160は、電力線110A,110B,110Cから動作電源の供給を受けるための電源プラグ(図示せず)を介して電力線110A,110B,110Cに高周波結合される構成となっており、リモートユニット160の電源プラグを各住戸・店舗101内に設けられた電源コンセントに差し込むだけで、リモートユニット160を電力線110A,110B,110Cに高周波結合できる構造となっている。
【0071】
また、上記の各リモートユニット160は、パーソナルコンピュータネットワークに接続するための第1のコネクタの他に、インターネット電話機(図示せず)に接続可能な第2のコネクタ(図示せず)を設けてあってもよい。
【0072】
上記のヘッドエンド装置150A,150B,150Cは、各リモートユニット160に対する情報配信経路を選択制御するルーティング機能と、マスター装置130に対するデジタル情報通信と、各リモートユニット160に対するデジタル情報通信との橋渡しをするブリッジ機能と、各リモートユニット160に接続されるパーソナルコンピュータネットワークを管理するリモートメンテナンス機能と、各リモートユニット160に対するパーソナルコンピュータネットワークの接続・切り離しに即時に対応するプラグアンドプレイ機能とを有している。
【0073】
マスター装置130は、ヘッドエンド装置150A,150B,150Cに対する情報配信経路を選択制御するルーティング機能と、各リモートユニット160に接続されるパーソナルコンピュータネットワークをヘッドエンド装置150A,150B,150Cを介して管理するリモートメンテナンス機能とを有している。
【0074】
上記した既設のイーサネット(R)網140は、例えば図2に示すような構成を有している。すなわち、この既設のイーサネット(R)網140は、CATV、xDSLまたはFTTHを介してインターネット接続を行うためのサーバー210と、例えばホテルの管理室から各客室へビデオ配信等の有償サービスを行うためのアプリケーションサーバー220と、通信管理用パソコン230と、各客室などにおける有償サービスの利用に対する課金情報を管理する課金用パソコン240とがイーサネット(R)配線250に接続された構成であり、このイーサネット(R)配線250がルーター260を介してマスター装置130に接続される。上記の既設のイーサネット(R)網では、たとえば、100Mbps等のような高速データ通信が可能な構成となっている。
【0075】
なお、上記の有償サービス等の課金情報は、サーバー210からインターネットを介して既設のイーサネット(R)網140とは別に設けられたリモートセンターへ送ることで、リモートセンターで管理することもできる。また例えば、インタネットサービスプロバイダなどが供給する有償サービスを、例えば上記したような、ホテル等の客室などで、宿泊客等がIDの取得、パスワードの入力などの面倒な作業を必要とせずに利用することができるようにし、その利用状況をインタネットサービスプロバイダで管理させ、有償サービスの利用に伴う料金等の課金情報をホテル側にフィードバックさせるようにしてもよい。
【0076】
この実施の形態の電力線通信システムによれば、マスター装置130、ヘッドエンド装置150A,150B,150Cおよび各リモートユニット160を使用することによって、各住戸・店舗101まで既に敷設されている電力線110A,110B,110Cを経由してデジタル情報通信を行うので、既設のイーサネット(R)網140から集合住戸・店舗施設100内の各住戸・店舗101までインターネット接続のための専用線を新たに敷設することなしに、住戸・店舗101内のパーソナルコンピュータネットワークを既設のイーサネット(R)網140を使ってインターネット接続することが可能となる。したがって、ホテル等の場合に、インターネット接続可能、インターネット電話可能ということで、集客力を高めることができる。
【0077】
したがって、大規模な配線工事等を行うことなしに既設の集合住戸・店舗施設100の各住戸・店舗101をインターネット対応可能とすることができる。そのために、住戸・店舗101に設備されている電話回線をインターネット接続に使用する必要がなくなり、インターネット接続のための電話回線の長時間占有がなくなり、限られた回線数の電話回線を通話等に有効に利用することができる。
【0078】
また、この電力線通信システムによれば、各住戸・店舗101に設けられるリモートユニット160については、電源プラグを利用して電力線110A,110B,110Cに高周波結合させるので、各住戸・店舗101については、リモートユニット160を設置する際に、電源プラグを各住戸・店舗101内の電源コンセントに差し込むだけでよく、リモートユニット160の設置のための配線工事等は全く不要である。
【0079】
マスター装置130およびヘッドエンド装置150A,150B,150Cについては、電力線110A,110B,110Cに結合させるための配線工事が必要となるが、マスター装置130およびヘッドエンド装置150A,150B,150Cの個数はリモートユニット160に比べて数がきわめて少ないために、マスター装置130およびヘッドエンド装置150A,150B,150Cの設置の工事は短時間に簡単に終えることができる。
【0080】
また、この電力線通信システムによれば、リモートユニット160における第2のコネクタにインターネット電話機を接続することで、各住戸・店舗101内に電話回線を敷設しなくても、電話を利用することができる。
【0081】
また、この電力線通信システムによれば、マスター装置130およびヘッドエンド装置150A,150B,150Cが、各々ルーティング機能を有し、ヘッドエンド装置150A,150B,150Cがブリッジ機能を有しているため、既設のイーサネット(R)網140から出力される情報を各住戸・店舗101のパーソナルコンピュータネットワークに対して適切に振り分けて送ることができる。
【0082】
また、この電力線通信システムによれば、マスター装置130およびヘッドエンド装置150A,150B,150Cがリモートメンテナンス機能を備えているため、各住戸・店舗101のパーソナルコンピュータネットワークにおける使用状況、課金情報を既設のイーサネット(R)網140で管理することが可能となる。
【0083】
また、この電力線通信システムによれば、ヘッドエンド装置150A,150B,150Cがプラグアンドプレイ機能を備えているため、リモートユニット160の第1のコネクタにパーソナルコンピュータネットワークを接続することにより、直ちにそのパーソナルコンピュータネットワークがインターネット接続可能な状態に設定することができる。
【0084】
なお、ホテル、ビル等の集合住戸・店舗施設の規模が、小さい場合には、ヘッドエンド装置の機能(プラグアンドプレイ機能、ルーティング機能、リモートメンテナンス機能等),をマスター装置側に持たせることにより、ヘッドエンド装置を省く構成も可能である。つまり、マスター装置とリモートユニットとの間で直接データ通信を行う構成とすることも可能である。
(電力線通信システムの第2の実施の形態)
本発明の電力線通信システムの第2の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0085】
図3は本発明の電力線通信システムの第2の実施の形態の構成を示す概略図である。この第2の実施の形態と先述した第1の実施の形態との違いは、マスター装置130を省き、ヘッドエンド装置150A,150B,150Cに代えて既設のイーサネット(R)網140に接続可能なヘッドエンド装置170A,170B,170Cを用いたものである。その他の構成は、図1と同様である。
【0086】
このヘッドエンド装置170A,170B,170Cは請求項13における第1の電力線通信装置に相当し、リモートユニット160は請求項13における第2の電力線通信装置に相当する。
【0087】
上記したヘッドエンド装置170A,170B,170Cは、イーサネット(R)配線180を介してインターネット接続可能な既設のイーサネット(R)網140に接続されている。また、各リモートユニット160は、住戸・店舗101内でパーソナルコンピュータネットワーク(図示せず)に接続される第1のコネクタ(図示せず)を有している。第1のコネクタは、イーサネット(R)配線を接続するためのコネクタまたはUSB配線を接続するためのコネクタ等からなる。
【0088】
そして、この電力線通信システムは、ヘッドエンド装置150A,150B,150Cと各リモートユニット160との間で電力線110A,110B,110Cを通してデジタル情報通信を行うことにより、パーソナルコンピュータネットワークを既設のイーサネット(R)網140に接続可能とし、パーソナルコンピュータネットワークをインターネットに接続可能としている。
【0089】
上記の各リモートユニット160は、電力線110A,110B,110Cから動作電源の供給を受けるための電源プラグ(図示せず)を介して電力線110A,110B,110Cに高周波結合される構成となっており、リモートユニット160の電源プラグを各住戸・店舗101内に設けられた電源コンセントに差し込むだけで、リモートユニット160を電力線110A,110B,110Cに高周波結合できる構造となっている。
【0090】
また、上記の各リモートユニット160は、パーソナルコンピュータネットワークに接続するための第1のコネクタの他に、インターネット電話機(図示せず)に接続可能な第2のコネクタ(図示せず)を設けてあってもよい。
【0091】
上記のヘッドエンド装置150A,150B,150Cは、各リモートユニット160に対する情報配信経路を選択制御するルーティング機能と、各リモートユニット160に接続されるパーソナルコンピュータネットワークを管理するリモートメンテナンス機能と、各リモートユニット160に対するパーソナルコンピュータネットワークの接続・切り離しに即時に対応するプラグアンドプレイ機能とを有している。
【0092】
上記した既設のイーサネット(R)網140の構成は、第1の実施の形態で説明したとおりである。
【0093】
この実施の形態の電力線通信システムによれば、ヘッドエンド装置170A,170B,170Cおよびリモートユニット160を使用することによって、各住戸・店舗101まで既に敷設されている電力線110A,110B,110Cを経由してデジタル情報通信を行うので、既設のイーサネット(R)網140から集合住戸・店舗施設100内の各住戸・店舗101までインターネット接続のための専用線を新たに敷設することなしに、住戸・店舗101内のパーソナルコンピュータネットワークを既設のイーサネット(R)網140を使ってインターネット接続することが可能となる。したがって、ホテル等の場合に、インターネット接続可能、インターネット電話可能ということで、集客力を高めることができる。
【0094】
したがって、大規模な配線工事等を行うことなしに既設の集合住戸・店舗施設100の各住戸・店舗101をインターネット対応可能とすることができる。そのために、住戸・店舗101に設備されている電話回線をインターネット接続に使用する必要がなくなり、インターネット接続のための電話回線の長時間占有がなくなり、限られた回線数の電話回線を通話等に有効に利用することができる。
【0095】
また、この電力線通信システムによれば、各住戸・店舗101に設けられるリモートユニット160については、電源プラグを利用して電力線110A,110B,110Cに高周波結合させるので、各住戸・店舗101については、リモートユニット160を設置する際に、電源プラグを電源コンセントに差し込むだけでよく、リモートユニット160の設置のための工事は全く不要である。ヘッドエンド装置170A,170B,170Cについては、電力線110A,110B,110Cに結合させるための配線工事が必要となるが、ヘッドエンド装置170A,170B,170Cの個数はリモートユニット160に比べて数がきわめて少ないために、ヘッドエンド装置170A,170B,170Cの設置の工事は短時間に簡単に終えることができる。
【0096】
また、この電力線通信システムによれば、第2のコネクタにインターネット電話機を接続することで、各住戸・店舗内に電話回線を敷設しなくても、電話を利用することができる。
【0097】
また、この電力線通信システムによれば、ヘッドエンド装置170A,170B,170Cが、ルーティング機能を有しているため、既設のイーサネット(R)網140から出力される情報を各住戸・店舗101のパーソナルコンピュータネットワークに対して適切に振り分けて送ることができる。
【0098】
また、この電力線通信システムによれば、ヘッドエンド装置170A,170B,170Cがリモートメンテナンス機能を備えているため、各住戸・店舗101のパーソナルコンピュータネットワークを既設のイーサネット(R)網140で管理することが可能となる。
【0099】
また、この電力線通信システムによれば、ヘッドエンド装置170A,170B,170Cがプラグアンドプレイ機能を備えているため、リモートユニット160の第1のコネクタにパーソナルコンピュータネットワークを接続することにより、直ちにそのパーソナルコンピュータネットワークがインターネット接続可能な状態に設定することができる。
【0100】
なお、上記の実施の形態では、集合住戸・店舗設備を複数の群に分けて、各群毎にヘッドエンド装置を設けたが、集合住戸・店舗設備の規模が小さい場合には、集合住戸・店舗設備のすべての住戸・店舗を一つの群として、一つの集合住戸・店舗設備について一つのヘッドエンド装置を設けるだけでもよい。この場合、ヘッドエンド装置は、例えば集合住戸・店舗設備の配電盤に近接して設けられる。
【0101】
(電力線通信装置の第1の実施の形態)
本発明の電力線通信装置の第1の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0102】
図4は本発明の電力線通信装置の第1の実施の形態の構成を示す概略図である。この電力線通信装置は、図1および図3においてそれぞれ示した、リモートユニット160として使用されるものの具体的な構成を示すものである。
【0103】
図4において、310はデジタル情報信号を処理するCPUであり、320はCPU310に接続されたフラッシュメモリ、330はCPU310に接続されたSDRAMであり、これらがデジタル情報信号を処理するデジタル信号処理部を構成している。340はCPU310と一体的に集積回路化された電力線キャリアモデム(PLCモデム)、350は電力線キャリアモデム340に接続されたアナログフロントエンド部、360はアナログフロントエンド部350に接続されたカプラ、370はカプラ360の電力線側端子に接続された電源プラグである。この電源プラグによって、電力線通信装置は電力線から動作電源の供給を受ける。
【0104】
380はCPU310と一体的に集積回路化されたイーサネット(R)コントローラ、390はイーサネット(R)コントローラ380に接続されたイーサネット(R)インターフェース回路、400はインターネット電話インターフェース回路である。
【0105】
420はイーサネット(R)インターフェース回路390にイーサネット(R)配線410を介して接続されたパーソナルコンピュータネットワークである。なお、パーソナルコンピュータネットワーク420としては、図4では、1台のパーソナルコンピュータを示しているのみであるが、何台がネットワーク上に接続されていてもよく、さらにネットワークプリンタ等も接続されていてもよい。なお、イーサネット(R)配線410の各端子は各々コネクタによりイーサネット(R)インターフェース回路390およびパーソナルコンピュータネットワーク420と結合されている。
【0106】
430はインターネット電話インターフェース回路400に接続されたインターネット電話機であり、両者を接続する電話線の各端子は各々コネクタによってインターネット電話インターフェース回路400およびインターネット電話機430に結合されている。なお、インターネット電話機能については、必ずしも設ける必要がなく、省いてもよい。
【0107】
上記した電力線キャリアモデム340は、デジタル信号処理部を構成するCPU310で処理されたデジタル情報信号を電力線キャリアに乗せてアナログフロントエンド部350に入力するとともに、アナログフロントエンド部350から出力される電力線キャリアからデジタル情報信号を抽出してデジタル信号処理部のCPU310へ入力する。この際、CPU310では、デジタル情報信号を暗号化した上で、電力線キャリアモデム340へ送り、電力線から漏洩する電磁波から情報が漏れるのを防止している。また、電力線キャリアモデム340から入力された復号化した上で処理するようになっている。
【0108】
アナログフロントエンド部350は、電力線キャリアモデム340の出力信号をアナログ信号に変換してカプラ360に入力し、カプラ360の出力信号をデジタル信号に変換して電力線キャリアモデム340へ入力する。
【0109】
カプラ360は電力線とアナログフロントエンド部360との間で電力線キャリアの受け渡しを行う。
【0110】
なお、CPU310には、USBコントローラを、イーサネット(R)コントローラ380に代えて、もしくはイーサネット(R)コントローラ380と併せて設け、さらにイーサネット(R)インターフェース回路390に代えて、もしくはイーサネット(R)インターフェース回路390と併せてUSBインターフェース回路を設けてもよい。この場合、この場合、パーソナルコンピュータネットワーク420は、ユニバーサルシリアルバスを(USB)を介して電力線通信装置に接続されることになる。
【0111】
上記のCPU310は、デジタルシグナルプロセッサを内蔵しており、このデジタルシグナルプロセッサによる信号処理によってパケットデータの形で伝送される音声データを音声信号に変換してインターネット電話インターフェース回路400を介してインターネット電話機430へ送るようになっている。また、その逆に音声信号をパケットデータに変換する機能をも有する。インターネット電話機能を有するCPUでは、電話音声の途切れが生じず、良好な通話品質をLために、クォリティ・オン・サービスというソフトウエアが内蔵されて、一般のデータの通信よりも、電話音声の通信を優先して伝送させるような処理が行われる。
【0112】
その他、電力線通信装置は、上流側にある他の電力線通信装置との間のデータ伝送を適切に行うための処理機能を有している。
【0113】
図5はアナログフロントエンド部350とカプラ360の具体的な構成の一例を示す回路図である。図5において、351はA/D変換器、352はD/A変換器、353および354はそれぞれゲインを外部制御信号に応じて変更可能なマルチゲインアンプ、355はバッファアンプである。また、361はカップリングキャパシタ、362はパルストランスである。
【0114】
アナログフロントエンド部350は、電力線キャリアモデム340からの出力信号を、D/A変換器352でアナログ信号に変換し、マルチゲインアンプ354で増幅し、さらにバッファアンプ355を通してカプラ360へ入力する。また、カプラ360からの出力信号は、マルチゲインアンプ353で増幅した後、A/D変換器351でデジタル信号に変換した後、電力線キャリアモデム340へ入力する。
【0115】
マルチゲインアンプ353,354のゲインは、CPU310からの制御信号によって変更される。その目的は、電力線通信装置から、この電力線通信装置との間でデータ通信を行う上流側の電力線通信装置までの電力線の配線長さの違いによる電力線キャリアの信号レベルの減衰量の違いを解消するためである。具体的には、例えばA/D変換器351に入力される信号レベルの平均値を検出し、そのレベルが所定の値になるように、マルチゲインアンプ353のゲインを設定するとともに、そのゲインに対応してマルチゲインアンプ353のゲインを設定するという動作が行われる。
【0116】
この実施の形態の電力線通信装置によれば、既設の電力線を経由してデジタル情報通信を行うことができ、したがって、専用の信号線を設けることなしにデジタル情報通信を行うことができるので、デジタル情報通信を行うための配線敷設工事が必要なくなる。
【0117】
その結果、例えば既設のイーサネット(R)網から集合住戸・店舗施設内の各住戸・店舗までインターネット接続のための専用線を新たに敷設することなしに、住戸・店舗内のコンピュータネットワークを既設のイーサネット(R)網を使ってイーサネット(R)網と連携してインターネット接続することが可能となる。したがって、大規模な配線工事等を行うことなしに既設の集合住戸・店舗施設の各住戸・店舗をインターネット対応可能とすることができる。そのために、住戸・店舗に設備されている電話回線をインターネット接続に使用する必要がなくなり、インターネット接続のための電話回線の長時間占有がなくなり、限られた回線数の電話回線を通話等に有効に利用することができる。また、ホテル等に用いると、各部屋内でインターネットが容易に行えるため、インターネット接続可能、インターネット電話可能ということで、集客力を高めることができる。
【0118】
また、この電力線通信装置は、パーソナルコンピュータネットワークにイーサネット(R)配線を経由して接続することができ、イーサネット(R)配線によるデジタル情報通信と電力線によるデジタル情報通信とを連携させることができる。
【0119】
また、この電力線通信装置は、パーソナルコンピュータネットワークにUSB配線を経由して接続することができ、既設のイーサネット(R)網によるデジタル情報通信と電力線によるデジタル情報通信とを連携させることができる。
【0120】
また、カプラ360を電源プラグ370に接続しているので、電源プラグ370を電源コンセントに差し込むだけで、電力線とアナログフロントエンド部350との間で電力線キャリアの受け渡しを行うことができ、カプラ370を電源線に接続するための工事は不要である。
【0121】
(電力線通信装置の第2の実施の形態)
本発明の電力線通信装置の第2の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0122】
図6は本発明の電力線通信装置の第2の実施の形態の構成を示す概略図である。この電力線通信装置は、図1において示した、ヘッドエンド装置150A,150B,150Cとして使用されるものの具体的な構成を示すものである。
【0123】
図6において、510はデジタル情報信号を処理するCPUであり、520はCPU510に接続されたフラッシュメモリ、530はCPU510に接続されたSDRAMであり、これらがデジタル情報信号を処理するデジタル信号処理部を構成している。540はCPU510と一体的に集積回路化された電力線キャリアモデム、550は電力線キャリアモデム540に接続されたアナログフロントエンド部、560はアナログフロントエンド部550に接続されたカプラである。カプラ560の電力線側端子561は、電力線に接続される。
【0124】
570はCPU510と一体的に集積回路化されたもう一つの電力線キャリアモデム、580は電力線キャリアモデム570に接続されたもう一つのアナログフロントエンド部、590はアナログフロントエンド部580に接続されたもう一つのカプラである。カプラ590の電力線側端子591は、電力線に接続される。
【0125】
上記した電力線キャリアモデム540は、デジタル信号処理部を構成するCPU510で処理されたデジタル情報信号を電力線キャリアに乗せてアナログフロントエンド部550に入力するとともに、アナログフロントエンド部550から出力される電力線キャリアからデジタル情報信号を抽出してデジタル信号処理部のCPU510へ入力する。この際、CPU510では、デジタル情報信号を暗号化した上で、電力線キャリアモデム540へ送り、電力線から漏洩する電磁波から情報が漏れるのを防止している。また、電力線キャリアモデム540から入力された信号を復号化した上で処理するようになっている。
【0126】
アナログフロントエンド部550は、電力線キャリアモデム540の出力信号をアナログ信号に変換してカプラ560に入力し、カプラ560の出力信号をデジタル信号に変換して電力線キャリアモデム540へ入力する。
【0127】
カプラ560は電力線とアナログフロントエンド部560との間で電力線キャリアの受け渡しを行う。
【0128】
電力線キャリアモデム570、アナログフロントエンド部580およびカプラ590は、上記の電力線キャリアモデム540、アナログフロントエンド部550およびカプラ560と同様の機能を有するが、情報信号を乗せる電力線キャリアの周波数が異なる。その理由は、下流側の電力線通信装置との間の通信のための周波数と、上流側の電力線通信装置との間の通信のための周波数とを異ならせることにより、上流側の電力線通信装置と下流側の電力線通信装置とを分離するためである。
【0129】
なお、CPU510には、メンテナンスポート511が設けられている。アナログフロントエンド部550およびカプラ560については、図5に示したものと同様である。
【0130】
その他、電力線通信装置は、下流側および上流側にある他の電力線通信装置との間のデータ伝送を適切に行うための処理機能を有している。特に、この電力線通信装置には、下流側の電力線通信装置に対する情報配信経路を選択制御するルーティング機能と、上流側の電力線通信装置に対するデジタル情報通信と下流側の電力線通信装置に対する情報通信との橋渡しをするブリッジ機能と、下流側の電力線通信装置に接続されるパーソナルコンピュータネットワークを管理するリモートメンテナンス機能と、下流側の電力線通信装置に対するパーソナルコンピュータネットワークの接続・切り離しに即時に対応するプラグアンドプレイ機能とを有している。
【0131】
この実施の形態の電力線通信装置によれば、既設の電力線を経由してデジタル情報通信を行うことができ、したがって、専用の信号線を設けることなしにデジタル情報通信を行うことができるので、デジタル情報通信を行うための配線敷設工事が必要なくなる。
【0132】
その結果、例えば既設のイーサネット(R)網から集合住戸・店舗施設内の各住戸・店舗までインターネット接続のための専用線を新たに敷設することなしに、住戸・店舗内のコンピュータネットワークを既設のイーサネット(R)網を使ってイーサネット(R)網と連携してインターネット接続することが可能となる。したがって、大規模な配線工事等を行うことなしに既設の集合住戸・店舗施設の各住戸・店舗をインターネット対応可能とすることができる。そのために、住戸・店舗に設備されている電話回線をインターネット接続に使用する必要がなくなり、インターネット接続のための電話回線の長時間占有がなくなり、限られた回線数の電話回線を通話等に有効に利用することができる。また、ホテル等に用いると、各部屋内でインターネットが容易に行えるため、インターネット接続可能、インターネット電話可能ということで、集客力を高めることができる。
【0133】
(電力線通信装置の第3の実施の形態)
本発明の電力線通信装置の第3の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0134】
図7は本発明の電力線通信装置の第3の実施の形態の構成を示す概略図である。この電力線通信装置は、図1において示した、マスター装置130として使用されるものの具体的な構成を示すものである。
【0135】
図7において、610はデジタル情報信号を処理するCPUであり、620はCPU610に接続されたフラッシュメモリ、630はCPU610に接続されたSDRAMであり、これらがデジタル情報信号を処理するデジタル信号処理部を構成している。640はCPU610と一体的に集積回路化された電力線キャリアモデム、650は電力線キャリアモデム640に接続されたアナログフロントエンド部、660はアナログフロントエンド部650に接続されたカプラである。カプラ660の電力線側端子661は電力線に接続される。
【0136】
670はCPU610と一体的に集積回路化されたイーサネット(R)コントローラ、680はイーサネット(R)コントローラ670に接続されたイーサネット(R)インターフェース回路、690はCPU610に接続されたハードディスク、611はCPU610に設けられたメンテナンスポートである。
【0137】
710は、イーサネット(R)インターフェース回路680にイーサネット(R)配線700を介して接続された既設のイーサネット(R)網であり、その構成はたとえば図2に示したようなものである。
【0138】
上記した電力線キャリアモデム640は、デジタル信号処理部を構成するCPU610で処理されたデジタル情報信号を電力線キャリアに乗せてアナログフロントエンド部650に入力するとともに、アナログフロントエンド部650から出力される電力線キャリアからデジタル情報信号を抽出してデジタル信号処理部のCPU610へ入力する。この際、CPU610では、デジタル情報信号を暗号化した上で、電力線キャリアモデム640へ送り、電力線から漏洩する電磁波から情報が漏れるのを防止している。また、電力線キャリアモデム640から入力された信号を復号化した上で処理するようになっている。
【0139】
アナログフロントエンド部550およびカプラ560については、図5に示したものと同様である。
【0140】
その他、電力線通信装置は、下流側にある他の電力線通信装置との間のデータ伝送を適切に行うための処理機能を有している。特に、この電力線通信装置には、下流側の電力線通信装置に対する情報配信経路を選択制御するルーティング機能と、下流側の電力線通信装置に接続されるパーソナルコンピュータネットワークを管理するリモートメンテナンス機能とを有している。
【0141】
この実施の形態の電力線通信装置によれば、既設の電力線を経由してデジタル情報通信を行うことができ、したがって、専用の信号線を設けることなしにデジタル情報通信を行うことができるので、デジタル情報通信を行うための配線敷設工事が必要なくなる。
【0142】
その結果、例えば既設のイーサネット(R)網から集合住戸・店舗施設内の各住戸・店舗までインターネット接続のための専用線を新たに敷設することなしに、住戸・店舗内のコンピュータネットワークを既設のイーサネット(R)網を使ってイーサネット(R)網と連携してインターネット接続することが可能となる。したがって、大規模な配線工事等を行うことなしに既設の集合住戸・店舗施設の各住戸・店舗をインターネット対応可能とすることができる。そのために、住戸・店舗に設備されている電話回線をインターネット接続に使用する必要がなくなり、インターネット接続のための電話回線の長時間占有がなくなり、限られた回線数の電話回線を通話等に有効に利用することができる。また、ホテル等に用いると、各部屋内でインターネットが容易に行えるため、インターネット接続可能、インターネット電話可能ということで、集客力を高めることができる。
【0143】
(電力線通信装置の第4の実施の形態)
本発明の電力線通信装置の第4の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0144】
図8は本発明の電力線通信装置の第4の実施の形態の構成を示す概略図である。この電力線通信装置は、図3において示した、ヘッドエンド装置170A,170B,170Cとして使用されるものの具体的な構成を示すものである。
【0145】
図8において、810はデジタル情報信号を処理するCPUであり、820はCPU810に接続されたフラッシュメモリ、830はCPU810に接続されたSDRAMであり、これらがデジタル情報信号を処理するデジタル信号処理部を構成している。840はCPU510と一体的に集積回路化された電力線キャリアモデム、850は電力線キャリアモデム840に接続されたアナログフロントエンド部、860はアナログフロントエンド部850に接続されたカプラである。カプラ860の電力線側端子861は、電力線に接続される。
【0146】
870はCPU810と一体的に集積回路化されたイーサネット(R)コントローラ、880はイーサネット(R)コントローラ870に接続されたイーサネット(R)インターフェース回路、890はCPU810に接続されたハードディスク、811はCPU810に設けられたメンテナンスポートである。
【0147】
910は、イーサネット(R)インターフェース回路880にイーサネット(R)配線900を介して接続された既設のイーサネット(R)網であり、その構成はたとえば図2に示したようなものである。
【0148】
上記した電力線キャリアモデム840は、デジタル信号処理部を構成するCPU810で処理されたデジタル情報信号を電力線キャリアに乗せてアナログフロントエンド部850に入力するとともに、アナログフロントエンド部850から出力される電力線キャリアからデジタル情報信号を抽出してデジタル信号処理部のCPU810へ入力する。この際、CPU810では、デジタル情報信号を暗号化した上で、電力線キャリアモデム840へ送り、電力線から漏洩する電磁波から情報が漏れるのを防止している。また、電力線キャリアモデム840から入力された信号を復号化した上で処理するようになっている。
【0149】
アナログフロントエンド部850は、電力線キャリアモデム840の出力信号をアナログ信号に変換してカプラ860に入力し、カプラ860の出力信号をデジタル信号に変換して電力線キャリアモデム840へ入力する。
【0150】
カプラ860は電力線とアナログフロントエンド部860との間で電力線キャリアの受け渡しを行う。
【0151】
なお、CPU810には、メンテナンスポート811が設けられている。アナログフロントエンド部850およびカプラ860については、図5に示したものと同様である。
【0152】
その他、電力線通信装置は、下流側にある他の電力線通信装置との間のデータ伝送を適切に行うための処理機能を有している。特に、この電力線通信装置には、下流側の電力線通信装置に対する情報配信経路を選択制御するルーティング機能と、下流側の電力線通信装置に接続されるパーソナルコンピュータネットワークを管理するリモートメンテナンス機能と、下流側の電力線通信装置に対するパーソナルコンピュータネットワークの接続・切り離しに即時に対応するプラグアンドプレイ機能とを有している。
【0153】
この実施の形態の電力線通信装置によれば、既設の電力線を経由してデジタル情報通信を行うことができ、したがって、専用の信号線を設けることなしにデジタル情報通信を行うことができるので、デジタル情報通信を行うための配線敷設工事が必要なくなる。
【0154】
その結果、例えば既設のイーサネット(R)網から集合住戸・店舗施設内の各住戸・店舗までインターネット接続のための専用線を新たに敷設することなしに、住戸・店舗内のコンピュータネットワークを既設のイーサネット(R)網を使ってイーサネット(R)網と連携してインターネット接続することが可能となる。したがって、大規模な配線工事等を行うことなしに既設の集合住戸・店舗施設の各住戸・店舗をインターネット対応可能とすることができる。そのために、住戸・店舗に設備されている電話回線をインターネット接続に使用する必要がなくなり、インターネット接続のための電話回線の長時間占有がなくなり、限られた回線数の電話回線を通話等に有効に利用することができる。また、ホテル等に用いると、各部屋内でインターネットが容易に行えるため、インターネット接続可能、インターネット電話可能ということで、集客力を高めることができる。
【0155】
【発明の効果】
請求項1記載の電力線通信装置によれば、既設の電力線を経由してデジタル情報通信を行うことができ、したがって、専用の信号線を設けることなしにデジタル情報通信を行うことができるので、デジタル情報通信を行うための配線敷設工事が必要なくなる。
【0156】
その結果、例えばイーサネット(R)網等の既設のネットワーク網から集合住戸・店舗施設内の各住戸・店舗までインターネット接続のための専用線を新たに敷設することなしに、住戸・店舗内のコンピュータネットワークを既設のネットワーク網を使ってインターネット接続することが可能となる。したがって、大規模な配線工事等を行うことなしに既設の集合住戸・店舗施設の各住戸・店舗をインターネット対応可能とすることができる。そのために、住戸・店舗に設備されている電話回線をインターネット接続に使用する必要がなくなり、インターネット接続のための電話回線の長時間占有がなくなり、限られた回線数の電話回線を通話等に有効に利用することができる。
【0157】
請求項2記載の電力線通信装置によれば、ネットワーク配線によるデジタル情報通信と電力線によるデジタル情報通信とを連携させることができる。
【0158】
請求項3記載の電力線通信装置によれば、USB配線を利用してコンピュータネットワークに接続することができ、コンピュータネットワークにおけるデジタル情報通信と電力線によるデジタル情報通信とを連携させることができる。
【0159】
請求項4記載の電力線通信装置によれば、インターネットに接続可能とすれば、電話回線を設けることなく、電力線を利用して電話を利用することができる。
【0160】
請求項5記載の電力線通信装置によれば、電力線による複数系統のデジタル情報通信を相互に連携させることができる。
【0161】
請求項6記載の電力線通信装置によれば、電源プラグを電源コンセントに差し込むだけで、電力線とアナログフロントエンド部との間で電力線キャリアの受け渡しを行うことができ、カプラを電源線に接続するための工事は不要である。
【0162】
請求項7記載の電力線通信システムによれば、第1、第2および第3の電力線通信装置を使用することによって、各住戸・店舗まで既に敷設されている電力線を経由してデジタル情報通信を行うので、既設のネットワーク網から集合住戸・店舗施設内の各住戸・店舗までインターネット接続のための専用線を新たに敷設することなしに、住戸・店舗内のコンピュータネットワークを既設のネットワーク網を使ってインターネット接続することが可能となる。したがって、大規模な配線工事等を行うことなしに既設の集合住戸・店舗施設の各住戸・店舗をインターネット対応可能とすることができる。そのために、住戸・店舗に設備されている電話回線をインターネット接続に使用する必要がなくなり、インターネット接続のための電話回線の長時間占有がなくなり、限られた回線数の電話回線を通話等に有効に利用することができる。
【0163】
請求項8記載の電力線通信システムによれば、各住戸・店舗に設けられる第3の電力線通信装置については、電源プラグを利用して電力線に高周波結合させるので、各住戸・店舗については、第3の電力線通信装置を設置する際に、電源プラグを電源コンセントに差し込むだけでよく、第3の電力線通信装置の設置のための工事は全く不要である。第1および第2の電力線通信装置については、電力線に結合させるための配線工事が必要となるが、第1および第2の電力線通信装置の個数は第3の電力線通信装置に比べて数がきわめて少ないために、第1および第2の電力線通信装置の設置の工事は短時間に簡単に終えることができる。
【0164】
請求項9記載の電力線通信システムによれば、第2のコネクタにインターネット電話機を接続することで、各住戸・店舗内に電話回線を敷設しなくても、電話を利用することができる。
【0165】
請求項10記載の電力線通信システムによれば、第1および第2の電力線通信装置は、各々ルーティング機能を有し、第2の電力線通信装置がブリッジ機能を有しているため、既設のネットワーク網から出力される情報を各住戸・店舗のコンピュータネットワークに対して適切に振り分けて送ることができる。
【0166】
請求項11記載の電力線通信システムによれば、第1および第2の電力線通信装置がリモートメンテナンス機能を備えているため、各住戸・店舗のコンピュータネットワークを既設のネットワーク網で管理することが可能となる。
【0167】
請求項12記載の電力線通信システムによれば、第2の電力線通信装置がプラグアンドプレイ機能を備えているため、第3の電力線通信装置の第1のコネクタにコンピュータネットワークを接続することにより、直ちにそのコンピュータネットワークがインターネット接続可能な状態に設定することができる。
【0168】
請求項13または19記載の電力線通信システムによれば、第1および第2の電力線通信装置を使用することによって、各住戸・店舗まで既に敷設されている電力線を経由してデジタル情報通信を行うので、既設のネットワーク網から集合住戸・店舗施設内の各住戸・店舗までインターネット接続のための専用線を新たに敷設することなしに、住戸・店舗内のコンピュータネットワークを既設のネットワーク網を使ってインターネット接続することが可能となる。したがって、大規模な配線工事等を行うことなしに既設の集合住戸・店舗施設の各住戸・店舗をインターネット対応可能とすることができる。そのために、住戸・店舗に設備されている電話回線をインターネット接続に使用する必要がなくなり、インターネット接続のための電話回線の長時間占有がなくなり、限られた回線数の電話回線を通話等に有効に利用することができる。
【0169】
請求項14または20記載の電力線通信システムによれば、各住戸・店舗に設けられる第2の電力線通信装置については、電源プラグを利用して電力線に高周波結合させるので、各住戸・店舗については、第2の電力線通信装置を設置する際に、電源プラグを電源コンセントに差し込むだけでよく、第2の電力線通信装置の設置のための工事は全く不要である。第1の電力線通信装置については、電力線に結合させるための配線工事が必要となるが、第1の電力線通信装置の個数は第2の電力線通信装置に比べて数がきわめて少ないために、第1の電力線通信装置の設置の工事は短時間に簡単に終えることができる。
【0170】
請求項15または21記載の電力線通信システムによれば、第2のコネクタにインターネット電話機を接続することで、各住戸・店舗内に電話回線を敷設しなくても、電話を利用することができる。
【0171】
請求項16または22記載の電力線通信システムによれば、第1の電力線通信装置は、ルーティング機能を有しているため、既設のネットワーク網から出力される情報を各住戸・店舗のコンピュータネットワークに対して適切に振り分けて送ることができる。
【0172】
請求項17または23記載の電力線通信システムによれば、第1の電力線通信装置がリモートメンテナンス機能を備えているため、各住戸・店舗のコンピュータネットワークを既設のネットワーク網で管理することが可能となる。
【0173】
請求項18または24記載の電力線通信システムによれば、第1の電力線通信装置がプラグアンドプレイ機能を備えているため、第2の電力線通信装置の第1のコネクタにコンピュータネットワークを接続することにより、直ちにそのコンピュータネットワークがインターネット接続可能な状態に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電力線通信システムの第1の実施の形態を示す概略図である。
【図2】図1の電力線通信システムにおける既設のイーサネット(R)網の構成を示す概略図である。
【図3】本発明の電力線通信システムの第2の実施の形態を示す概略図である。
【図4】本発明の電力線通信装置の第1の実施の形態を示すブロック図である。
【図5】図4の電力線通信装置におけるアナログフロントエンド部およびカプラの構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の電力線通信装置の第2の実施の形態を示すブロック図である。
【図7】本発明の電力線通信装置の第3の実施の形態を示すブロック図である。
【図8】本発明の電力線通信装置の第4の実施の形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 集合住戸・店舗施設
101 住戸・店舗
110A,110B,110C 電力線
120 配電盤
130 マスター装置
140 イーサネット(R)網
150A,150B,150C ヘッドエンド装置
160 リモートユニット
170A,170B,170C ヘッドエンド装置
310 CPU
320 フラッシュメモリ
330 SDRAM
340 電力線キャリア変復調器
350 アナログフロントエンド部
360 カプラ
370 電源プラグ
380 イーサネット(R)コントローラ
390 イーサネット(R)インターフェース回路
400 インターネット電話インターフェース回路
410 イーサネット(R)配線
420 パーソナルコンピュータネットワーク
430 インターネット電話機
510 CPU
520 フラッシュメモリ
530 SDRAM
540 電力線キャリア変復調器
550 アナログフロントエンド部
560 カプラ
570 電力線キャリア変復調器
580 アナログフロントエンド部
590 カプラ
610 CPU
620 フラッシュメモリ
630 SDRAM
640 電力線キャリア変復調器
650 アナログフロントエンド部
660 カプラ
670 イーサネット(R)コントローラ
680 イーサネット(R)インターフェース回路
690 ハードディスク
700 イーサネット(R)配線
710 イーサネット(R)網
810 CPU
820 フラッシュメモリ
830 SDRAM
840 電力線キャリア変復調器
850 アナログフロントエンド部
860 カプラ
870 イーサネット(R)コントローラ
880 イーサネット(R)インターフェース回路
890 ハードディスク
900 イーサネット(R)配線
910 イーサネット(R)網

Claims (24)

  1. デジタル情報信号を処理するデジタル信号処理部と、電力線キャリアモデムと、アナログフロントエンド部と、カプラとを備え、
    前記電力線キャリアモデムは、前記デジタル信号処理部で処理されたデジタル情報信号を電力線キャリアに乗せて前記アナログフロントエンド部に入力するとともに、前記アナログフロントエンド部から出力される電力線キャリアからデジタル情報信号を抽出して前記デジタル信号処理部へ入力し、
    前記アナログフロントエンド部は、前記電力線キャリアモデムの出力信号をアナログ信号に変換して前記カプラに入力し、前記カプラの出力信号をデジタル信号に変換して前記電力線キャリアモデムへ入力し、
    前記カプラは電力線とアナログフロントエンド部との間で電力線キャリアの受け渡しを行うようにしたことを特徴とする電力線通信装置。
  2. デジタル情報信号を入出力するネットワークコントローラおよびネットワークインターフェースをさらに備えた請求項1記載の電力線通信装置。
  3. デジタル情報信号を入出力するUSBコントローラおよびUSBインターフェースをさらに備えた請求項1記載の電力線通信装置。
  4. インターネット電話インターフェースをさらに備えた請求項1,2または3記載の電力線通信装置。
  5. 電力線キャリアモデムとアナログフロントエンド部とカプラ部とを複数組設けた請求項1記載の電力線通信装置。
  6. カプラの電力線側端子は電力線から動作電源の供給を受けるための電源プラグに接続されている請求項1記載の電力線通信装置。
  7. 電力線が各住戸・店舗まで敷設された複数群の集合住戸・店舗からなる集合住戸・店舗施設に設けられて前記電力線に高周波結合される第1の電力線通信装置と、
    前記複数群の集合住戸・店舗に対して群毎に設けられて前記電力線に高周波結合される第2の電力線通信装置と、
    前記複数群の集合住戸・店舗を構成する各住戸・店舗に設けられて前記電力線に高周波結合される第3の電力線通信装置とを備え、
    前記第1の電力線通信装置はインターネット接続可能な既設のネットワーク網に接続され、前記第3の電力線通信装置は住戸・店舗内でコンピュータネットワークに接続される第1のコネクタを有し、
    前記第1の電力線通信装置と前記第2の電力線通信装置との間で前記電力線を通してデジタル情報通信を行い、前記第2の電力線通信装置と前記第3の電力線通信装置の間で前記電力線を通してデジタル情報通信を行うことにより、前記コンピュータネットワークを前記既設のネットワーク網に接続可能としたことを特徴とする電力線通信システム。
  8. 第3の電力線通信装置は電力線から動作電源の供給を受けるための電源プラグを介して電力線に高周波結合される請求項7記載の電力線通信システム。
  9. 第3の電力線通信装置はインターネット電話機に接続される第2のコネクタを有している請求項7記載の電力線通信システム。
  10. 第2の電力線通信装置は第3の電力線通信装置に対する情報配信経路を選択制御するルーティング機能と、第1の電力線通信装置に対するデジタル情報通信と前記第3の電力線通信装置に対するデジタル情報通信との橋渡しをするブリッジ機能とを有し、
    第1の電力線通信装置は前記第2の電力線通信装置に対する情報配信経路を選択制御するルーティング機能を有する請求項7記載の電力線通信システム。
  11. 第2の電力線通信装置は第3の電力線通信装置に接続されるコンピュータネットワークを管理するリモートメンテナンス機能をさらに有し、
    第1の電力線通信装置は前記第3の電力線通信装置に接続されるコンピュータネットワークを前記第2の電力線通信装置を介して管理するリモートメンテナンス機能をさらに有している請求項10記載の電力線通信システム。
  12. 第2の電力線通信装置は第3の電力線通信装置に対するコンピュータネットワークの接続・切り離しに即時に対応するプラグアンドプレイ機能をさらに有している請求項10または11記載の電力線通信システム。
  13. 電力線が各住戸・店舗まで敷設された複数群の集合住戸・店舗からなる集合住戸・店舗施設における前記複数群の集合住戸・店舗に対して群毎に設けられて前記電力線に高周波結合される第1の電力線通信装置と、
    前記複数群の集合住戸・店舗を構成する各住戸・店舗に設けられて前記電力線に高周波結合される第2の電力線通信装置とを備え、
    前記第1の電力線通信装置はインターネット接続可能な既設のネットワーク網に接続され、前記第2の電力線通信装置は住戸・店舗内でコンピュータネットワークに接続される第1のコネクタを有し、
    前記第1の電力線通信装置と前記第2の電力線通信装置との間で前記電力線を通してデジタル情報通信を行うことにより、前記コンピュータネットワークを前記既設のネットワーク網に接続可能としたことを特徴とする電力線通信システム。
  14. 第2の電力線通信装置は電力線から動作電源の供給を受けるための電源プラグを介して電力線に高周波結合される請求項13記載の電力線通信システム。
  15. 第2の電力線通信装置はインターネット電話機に接続される第2のコネクタを有している請求項13記載の電力線通信システム。
  16. 第1の電力線通信装置は第2の電力線通信装置に対する情報配信経路を選択制御するルーティング機能を有する請求項13記載の電力線通信システム。
  17. 第1の電力線通信装置は第2の電力線通信装置に接続されるコンピュータネットワークを管理するリモートメンテナンス機能をさらに有している請求項16記載の電力線通信システム。
  18. 第1の電力線通信装置は第2の電力線通信装置に対するコンピュータネットワークの接続・切り離しに即時に対応するプラグアンドプレイ機能を有している請求項16または17記載の電力線通信システム。
  19. 電力線が各住戸・店舗まで敷設された複数の集合住戸・店舗からなる集合住戸・店舗施設に設けられて前記電力線に高周波結合される第1の電力線通信装置と、
    各住戸・店舗に設けられて前記電力線に高周波結合される第2の電力線通信装置とを備え、
    前記第1の電力線通信装置はインターネット接続可能な既設のネットワーク網に接続され、前記第2の電力線通信装置は住戸・店舗内でコンピュータネットワークに接続される第1のコネクタを有し、
    前記第1の電力線通信装置と前記第2の電力線通信装置との間で前記電力線を通してデジタル情報通信を行うことにより、前記コンピュータネットワークを前記既設のネットワーク網に接続可能としたことを特徴とする電力線通信システム。
  20. 第2の電力線通信装置は電力線から動作電源の供給を受けるための電源プラグを介して電力線に高周波結合される請求項19記載の電力線通信システム。
  21. 第2の電力線通信装置はインターネット電話機に接続される第2のコネクタを有している請求項19記載の電力線通信システム。
  22. 第1の電力線通信装置は第2の電力線通信装置に対する情報配信経路を選択制御するルーティング機能を有する請求項19記載の電力線通信システム。
  23. 第1の電力線通信装置は第2の電力線通信装置に接続されるコンピュータネットワークを管理するリモートメンテナンス機能をさらに有している請求項22記載の電力線通信システム。
  24. 第1の電力線通信装置は第2の電力線通信装置に対するコンピュータネットワークの接続・切り離しに即時に対応するプラグアンドプレイ機能をさらに有している請求項22または23記載の電力線通信システム。
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