JP2005295501A - 電力線搬送通信システム - Google Patents

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Kenichi Hirotsu
研一 弘津
Kametsuru Tokumaru
亀鶴 徳丸
Takashi Shimokuchi
剛史 下口
Yoshihisa Asao
芳久 浅尾
Masahiro Kuwabara
雅裕 桑原
Katsuhiro Yada
勝啓 矢田
Takashi Matsuo
尚 松尾
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Abstract

【課題】 複数の家屋を具える建築物において、通信信号の減衰を低減して各家屋が通信信号による通信を良好に行うことができる電力線搬送通信システムを提供する。
【解決手段】 複数の家屋を有する建築物1050において、建築物1050に布設されて各家屋に電力供給を行う低圧配電線1100や屋内配線1101と、建築物1050に布設される同軸ケーブル1090とを組み合わせて信号伝送路とする。外部ネットワーク1300と通信信号による通信が可能な親モデム1010と、建築物1050内の家屋1200に配置されて親モデム1010と通信信号による通信が可能な子モデム1020とを具え、親モデム1010は、同軸ケーブル1090に配置されて通信線に通信信号の注入/抽出を行い、子モデム1020は、家屋1200の屋内配線1101及びパソコン(端末機器)1201に接続され、屋内配線1101から通信信号を抽出して端末機器1201に伝送し、端末機器1201からの通信信号を電力線に注入する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電力線を利用して通信を行う電力線搬送通信システムに関するものである。特に、複数の家屋を具える建築物において、通信信号の減衰を低減して各家屋が通信信号による通信を良好に行うことができる電力線搬送通信システムに関するものである。
近年、電力線を利用する通信、例えば、低圧配電線などに通信信号を重畳して高速通信を行う電力線搬送通信(PLC:Power Line Communication)が検討されている(例えば、非特許文献1参照)。
図9は、PLC方式の通信システムの概要を模式的に示した説明図であり、PLCユーザ家屋が集合住宅の場合を示す。以下、図において同一符号は同一物を示す。この方式は、図9に示すようにPLCユーザの家屋1200A〜1200Cに電力供給を行う電力線を通信信号による通信の信号伝送路として利用するものである。この例では、外部ネットワーク1300から変圧器や開閉器などの電力機器1401が収納される電力機器室1400までの通信に光ファイバケーブル1110を用い、電力機器1401側から各家屋1200A〜1200Cまでの通信に低圧配電線1100や各家屋1200A〜1200Cにそれぞれ布設される屋内配線1101A〜1101Cを用いる。電力機器室1400には、光ファイバケーブル1110と低圧配電線1100とに接続されて、外部ネットワーク1300と通信信号による通信が可能なPLCモデム(親モデム)1500を具える。各家屋1200A〜1200Cにはそれぞれ、各家屋1200A〜1200Cに有するパソコンなどの端末機器1201と親モデム1500との間において通信信号による通信が可能なPLCモデム(子モデム)1600を具える。なお、図9に示す例では、親モデム1500に光信号/電気信号の変換を行うメディアコンバータ(MC)を具える例を示すが、別途MCを具える場合もある。また、この例では、電力機器室1400が集合住宅の外部に配置される例を示すが、集合住宅内などに配置される場合もある。
上記構成において、例えば、家屋1200AのPLCユーザが外部ネットワーク1300に通信信号を送信する場合、端末機器1201から伝送された通信信号は、子モデム1600にて抽出されて変調され、屋内配線1101Aに具えるコンセント(図示せず)を介して屋内配線1101Aに注入され、屋内配線1101A→分電盤1202→電力量メータ1203→低圧配電線1100を経て、電力機器1401の低圧側(二次側)に伝搬される。そして、電力機器1401の低圧側に接続されている親モデム1500にて抽出されて復調され、光ファイバーケーブル1110に注入され、外部ネットワーク1300に伝送される。PLCユーザが通信信号を受信する場合は、上記送信の場合と反対の経路を経る。
江藤潔、「電力線搬送(PLC:Power Line Communication)の現状」、Interface、CQ出版社、2000年9月、p.70-81
しかし、上記に記載した通信方式では、集合住宅内に布設される電力線において通信信号の減衰が大きい場合、通信ができない、或いは通信を行いにくい家屋が生じる恐れがあるという問題がある。具体的には、例えば、電力線における親モデムの信号注入点から離れた家屋では、親モデムと子モデムとの間の電力線が長くなることにより通信信号の減衰量が多くなり、子モデムにて電力線に伝送される通信信号の抽出が困難になったり、子モデムからの通信信号を親モデムが抽出できない恐れがある。
そこで、本発明の主目的は、複数の家屋を有する建築物において、通信信号の減衰、特に、親モデムと子モデムとの間における通信信号の減衰を低減し、良好な通信を行うことができる電力線搬送通信システムを提供することにある。
本発明は、電力線に加えて、通信信号の減衰が少ない通信線を信号伝送路に利用することで、上記目的を達成する。
即ち、本発明は、複数の家屋を有する建築物における電力線搬送通信システムであって、前記建築物に布設される通信線と電力線との組み合わせからなる信号伝送路と、前記家屋のうち少なくとも一つの家屋に配置されて、前記信号伝送路を介して通信を行う端末機器とを具えることを特徴とする。以下、本発明を詳しく説明する。
本発明は、複数の家屋を有する建築物を対象とする。家屋とは、必ずしも一般的住居のみを意味するものではなく、建築物内を複数の空間に区切り、この区切られた小空間とする。具体的には、例えば、通信を必要とする個々に独立した家、会社、オフィス、部屋などが挙げられる。建築物としては、例えば、集合住宅や、雑居ビル、オフィスビルなどの商業用ビルなどが挙げられる。また、建築物は、通信信号の伝送が可能な通信線と、各家屋に電力供給を行う電力線とが布設されているものが適する。そして、本発明は、建築物に布設される上記通信線及び電力線を信号伝送路として利用する。
上記通信線としては、例えば、TV信号やCATV(Community Antenna TV)信号などの伝送に利用される同軸ケーブル、コンピュータ間を接続してデータ信号の伝送を行うイーサネット(登録商標)の構築などに利用されるLAN(Local Area Network)ケーブル、電話線の他、建築物の入口に設けられたインタホン子機器と家屋に具える親機器との間でインタホン信号の伝送に利用されるインタホン用通信線などが挙げられる。これらの通信線を利用する場合、上記各信号などと電力線搬送通信信号とが互いに影響し合わないことが望まれる。この対策として、例えば、本発明で利用する通信信号の周波数帯域を上記各信号の周波数帯域と重なり合わないようにすることが挙げられる。例えば、TV信号の周波数帯域は、VHF帯で100MHz程度、UHF帯で500MHz程度、CATV信号の周波数帯域は、下り信号で70MHz以上、上り信号で40MHz程度がよく利用されている。従って、通信線として同軸ケーブルを利用する場合、本発明で利用する通信信号の周波数帯域は、上記周波数帯域と異ならせるとよい。また、1MHz程度が主に使われるAMラジオ放送などとの干渉を避けることが望まれる。更に、本発明では、電力線を信号伝送路として利用するため、本発明で利用する通信信号は、電力線で伝送可能な周波数帯域とすることも望まれる。これらの事情を考慮すると、本発明で利用する通信信号の周波数帯域は、例えば、50MHz以下、好ましくは1.7MHz〜50MHz特に1.7〜30MHzとすることが好適である。
通信線と電力線との間で通信信号の伝送を行うには、通信線と電力線との間に通信信号を中継する中継装置を具えることが挙げられる。中継装置は、電力線に伝送される通信信号を抽出して通信線に注入可能であり、通信線に伝送される通信信号を抽出して電力線に注入可能な構成が挙げられる。公知のリピータを利用してもよい。また、インピーダンス整合器を利用してもよい。例えば、一般に、CATV用の同軸ケーブルの特性インピーダンスは75Ωであり、屋内配線の特性インピーダンスは約100Ω程度である。このように通信線の特性インピーダンスと、電力線の特性インピーダンスが異なる場合、中継装置としてインピーダンス整合器を利用してもよい。インピーダンス整合器としては、例えば、通信信号の送受を行う高周波トランスと周波数の補正を行うコンデンサとを具える構成が挙げられる。高周波トランスは、高い透磁率を有し、高い周波数の領域でも低損失の特性を有するフェライトコアなどの強磁性体と、この強磁性体に配置されて通信線からの通信信号及び通信線への通信信号が伝送される第一巻線と、電力線からの通信信号及び電力線への通信信号が伝送される第二巻線とを具える構成が挙げられる。そして、特性インピーダンスの整合は、これら第一巻線及び第二巻線の巻数を適宜調整することで行うことができる。中継装置としてインピーダンス整合器を利用する場合、上記特性インピーダンスのマッチングに加えて、機器の設置スペースが少なくて済む、VoIP(Voice over Internet Protocol)を使用する際、リピータと比較して遅延時間の増加を抑制することができる、といったメリットもある。
上記通信線及び電力線からなる信号伝送路を利用して通信を行う家屋には、信号伝送路に伝送される通信信号の受信、信号伝送路に通信信号の発信を行う端末機器を具える。端末機器は、例えば、パソコンなどが挙げられる。
建築物の外部と通信信号による通信を行う場合、本発明では、外部ネットワークといった建築物の外部と通信信号による通信が可能な第一電力線搬送通信装置(以下、第一PLCモデムと呼ぶ)を具える。第一PLCモデムは、建築物の外部からの通信信号を通信線や電力線に注入/通信線や電力線からの通信信号を抽出可能であり、通信信号を適宜変復調できるものが挙げられる。例えば、通信信号を送受信するための送受信部、送受信部などの各構成部を動作させる動力を得るための電源回路からなる電源部、外部との通信に必要なインターフェースなどを具えるものが挙げられる。いわゆる親モデムとして利用されている公知のPLCモデムを用いてもよい。第一PLCモデムの配置場所は、例えば、建築物に具える家屋内、電力機器室内などや、建築物の屋上部などが挙げられる。
また、建築物に具える複数の家屋のうち、少なくとも一つの家屋には、上記第一PLCモデムと通信信号による通信が可能な第二電力線搬送通信装置(以下、第二PLCモデムと呼ぶ)を具える。第二PLCモデムは、第一PLCモデムからの通信信号を通信線や電力線に注入/通信線や電力線からの通信信号を抽出可能であり、通信信号を適宜変復調できるものが挙げられる。例えば、通信信号を送受信するための送受信部、送受信部などの各構成部を動作させる動力を得るための電源回路からなる電源部などを具えるものが挙げられる。いわゆる子モデムとして利用されている公知のPLCモデムを用いてもよい。このような第二PLCモデムを具える家屋は、建築物内に複数存在してもよい。このとき、第一PLCモデムは、複数の第二PLCモデムに対して通信信号の伝送が可能な構成、具体的には、例えば、各第二PLCモデムのタイムシェアリングを制御して、第二PLCモデムのそれぞれに通信信号の伝送を行う構成を具えるものを利用するとよい。そして、この第二PLCモデムには、上記端末機器を接続し、端末機器が、信号伝送路を介して通信信号による通信を行えるようにする。
上記第一PLCモデム、及び第二PLCモデムが上記通信線に対して通信信号の注入/抽出を行う場合、通信線のインピーダンスに適合するように各モデムのインピーダンスの整合をそれぞれとっておく。
(第一PLCモデムが通信線に配置され、第二PLCモデムが電力線に配置される場合)
上記第一PLCモデムは、通信線及び電力線のいずれか一方に通信信号の注入/いずれか一方から通信信号の抽出を行う。まず、第一PLCモデムが通信線に対して通信信号の注入/抽出を行う場合を考える。このとき、例えば、通信線を同軸ケーブルとし、同軸ケーブルが複数の芯線からなる場合、第一PLCモデムは、複数の芯線のうち、一つの芯線に対して通信信号の注入/抽出を行う形態と、複数の芯線のそれぞれに対して通信信号の注入/抽出を行う形態とが考えられる。前者の場合、第一PLCモデムは、例えば、建築物に具える一家屋に配置し、この一家屋に配置される一芯線の端末部に通信信号の注入/抽出を行うことが挙げられる(以下、この構成を端末パターンと呼ぶ)。この形態では、上記通信信号が注入/抽出される一芯線以外の芯線は、一芯線を介することで通信信号が伝送される。
ここで、複数の家屋を具える建築物に布設される同軸ケーブルは、複数の芯線からなり、各芯線が屋上部などで集合されていることが多い。そして、TV信号やCATV信号などは、屋上部にて注入され、分配器を介して各芯線にそれぞれ分配され、各家屋に伝送させることが多い。従って、後者の場合、屋上部などといった複数の芯線の集合箇所近傍に第一PLCモデムを配置してもよい。即ち、第一PLCモデムは、複数の芯線が集合されている屋上部に配置し、各芯線に対してそれぞれ通信信号の注入/抽出を行うことが挙げられる(以下、この構成を集合パターンと呼ぶ)。この形態では、複数の芯線のそれぞれに通信信号が伝送される。
なお、上記分配器の周波数特性により本発明で利用する通信信号が大きな減衰を受ける恐れがある場合、集合パターンでは、分配器の下流側の同軸ケーブルに第一PLCモデムを配置し、同下流側において通信信号の注入/抽出を行うことが好ましい。また、端末パターンにおいて、本発明で利用する通信信号が注入される一芯線と、この一芯線以外の芯線との間にTV信号やCATV信号などの分配器を具え、この周波数特性により同通信信号が大きな減衰を受ける恐れがある場合、上記一芯線と他の芯線とを配線などにより接続して、分配器をバイパスさせる構成としてもよい。但し、配線により異なる芯線を接続することで、TV信号やCATV信号の伝送特性が劣化する恐れがある。そこで、TV信号やCATV信号の伝送特性の劣化を効果的に防止するために、この配線には、TV信号やCATV信号の周波数帯域にある信号を遮断するフィルタを具えることが好ましい。このフィルタは、例えば、TV信号やCATV信号などの通過を阻止する場合、ローパスフィルタとしたり、特定の周波数帯域以外の信号を遮断するバンドパスフィルタとするとよい。
次に、例えば、通信線が電話線である場合、第一PLCモデムは、第二PLCモデムを具える家屋に布設される電話線に通信信号の注入/同電話線から通信信号の抽出を行うことが挙げられる。第二PLCモデムを具える家屋が複数存在する場合、第一PLCモデムは、各家屋に布設される電話線にそれぞれ通信信号の注入/同電話線から通信信号の抽出を行うとよい。このとき、各家屋に布設される電話線は、建築物内の一箇所に集合されていることが多い。従って、第二PLCモデムを具える家屋が複数存在する場合、第一PLCモデムは、電話線が集合されて配置される箇所に配置すると、通信信号の注入/抽出が行い易く好ましい。
上記のように第一PLCモデムが通信線に対して通信信号の注入/抽出を行う場合、第二PLCモデムは、電力線に対して通信信号の注入/電力線から通信信号の抽出を行う構成とする。このとき、通信線と電力線との間に上記通信信号を中継する中継装置を具えるとよい。この中継装置は、第一PLCモデムからの通信信号が伝送される通信線から通信信号を抽出して、第二PLCモデムが配置される電力線に通信信号の注入が可能であり、同電力線から通信信号を抽出して同通信線に通信信号を注入可能なものが挙げられ、上記のようにインピーダンス整合器を利用してもよいし、公知のリピータを利用してもよい。このような中継装置は、例えば、第二PLCモデムを具える家屋に配置しておき、家屋に布設されて第一PLCモデムからの通信信号が伝送される通信線の端末部から通信信号を抽出/同端末部に通信信号の注入を行い、同家屋に布設されて同家屋に電力供給を行う電力線(例えば、屋内配線)に通信信号の注入/電力線から通信信号の抽出を行う構成としてもよい。
上記構成では、第一PLCモデムと中継装置との間の信号伝送路に通信信号の減衰が少ない通信線を利用し、中継装置と第二PLCモデムとの間の信号伝送路に電力線を利用する。この構成により、第一PLCモデムと第二PLCモデムを具える家屋との間において通信信号は、減衰されにくくなり、同家屋では、第二PLCモデムに接続した端末機器を利用してより良好な状態で通信信号による通信を行うことができる。
また、この形態では、中継装置を介して、第二PLCモデムを具える家屋内の電力線に通信信号が伝送されるため、第二PLCモデムは、同家屋内における任意の電力線の端末部(コンセント)から通信信号の注入/抽出を行うことができる。従って、第二PLCモデムは、第二PLCモデムを具える家屋内の任意のコンセントとすることができる。
(第一PLCモデムが電力線に配置され、第二PLCモデムが通信線に配置される場合)
次に、第一PLCモデムが電力線に対して通信信号の注入/抽出を行う場合を考える。このとき、第一PLCモデムは、各家屋に電力供給を行う電力線が集合される開閉器や変圧器などの電力機器が収納される電力機器室などに配置し、これら電力機器付近の電力線に通信信号の注入/抽出を行い、第二PLCモデムは、通信線に対して通信信号の注入/通信線から通信信号の抽出を行う構成が挙げられる。そして、通信線と電力線との間には、上記と同様に中継装置を具えるとよい。この中継装置は、第一PLCモデムからの通信信号が伝送される電力線から通信信号を抽出して、第二PLCモデムが配置される通信線に通信信号の注入が可能であり、同通信線から通信信号を抽出して同電力線に通信信号を注入可能なものが挙げられ、上記インピーダンス整合器を利用してもよいし、公知のリピータを利用してもよい。
上記構成は、第一PLCモデムと中継装置との間の信号伝送路に電力線を用い、中継装置と第二PLCモデムとの間の信号伝送路に通信線を用いる構成である。このとき、電力線を信号伝送路とする区間をできるだけ短くし、通信線を信号伝送路とする区間の方を長くすると、通信信号の減衰をより少なくすることができる。従ってこの中継装置は、電力線における中継装置の通信信号の注入/抽出点と第一PLCモデムの通信信号の注入/抽出点とができるだけ近くになるように配置することが好ましい。従って、この中継装置が通信信号の注入/抽出を行う通信線の端末部は、第一PLCモデムの通信信号の注入/抽出点に近いことが好ましい。
この形態において第二PLCモデムは、第二PLCモデムを具える家屋に布設される通信線の端末部に配置して、通信線から直接通信信号を抽出/通信線に直接通信信号を注入するとよい。この形態では、第二PLCモデムを通信線に直接接続するため、後述する形態のように第二PLCモデム側には、中継装置が不要である。
(第一PLCモデム及び第二PLCモデムの双方が電力線に配置され、第一PLCモデムが配置される第一電力線と、第二PLCモデムが配置される第二電力線との間に通信線が配置される場合)
上記の形態では、第二PLCモデムが通信線に対し直接通信信号の注入/抽出を行う構成としたが、第二PLCモデムが通信線から電力線を介して通信信号の注入/抽出を行う構成としてもよい。即ち、第一PLCモデム及び第二PLCモデムの双方が電力線に対して通信信号の注入/抽出を行い、両モデムが配置される電力線間の信号伝送路に通信線が存在する構成としてもよい。このとき、第一PLCモデムは、第一電力線(例えば、低圧配電線)に通信信号の注入/抽出を行い、第二PLCモデムは、第二電力線(例えば、第二PLCモデムを具える家屋の屋内配線)に通信信号の注入/抽出を行い、第一電力線と通信線との間、及び第二電力線と通信線との間にそれぞれ、中継装置とを具えるとよい。
第一電力線と通信線との間に配置する中継装置は、第一電力線から通信信号を抽出して、通信線に通信信号を注入可能であり、通信線から通信信号を抽出して第一電力線に通信信号を注入可能なものが挙げられ、上記インピーダンス整合器を利用してもよいし、公知のリピータを利用してもよい。このような中継装置は、第一電力線における中継装置の通信信号の注入/抽出点と第一PLCモデムの通信信号の注入/抽出点とができるだけ近くになるようすることが望まれる。従って、この中継装置が通信信号の注入/抽出を行う通信線の端末部は、第一PLCモデムの通信信号の注入/抽出点の近くとすることが好ましい。
第二電力線と通信線との間に配置する中継装置は、第二電力線から通信信号を抽出して、通信線に通信信号を注入可能であり、通信線から通信信号を抽出して第二電力線に通信信号を注入可能なものが挙げられ、上記インピーダンス整合器を利用してもよいし、公知のリピータを利用してもよい。このような中継装置は、第二電力線における中継装置の通信信号の注入/抽出点と第二PLCモデムの通信信号の注入/抽出点とをできるだけ近くにすることが望まれる。従って、この中継装置は、第二PLCモデムを具える家屋に具えることが好ましい。このとき、この中継装置において通信信号の注入/抽出は、第二PLCモデムを具える家屋に布設される通信線の端末部にて行うことが挙げられる。
この形態では、第二電力線と通信線との間に配置する中継装置を介して、第二PLCモデムを具える家屋内の電力線に通信信号が伝送されるため、第二PLCモデムは、同家屋内における任意の電力線の端末部(コンセント)から通信信号の注入/抽出を行うことができる。従って、第二PLCモデムは、第二PLCモデムを具える家屋内の任意のコンセントとすることができる。
従来、集合住宅などの建築物において電力線搬送通信を行う場合、電力線のみを信号伝送路としていたため、通信信号の減衰が大きくなると、通信を行うことが困難な家屋が生じる恐れがあった。これに対し、本発明では、電力線に加えて信号伝送路の少なくとも一部に通信信号の減衰が小さい通信線を利用することで、通信信号の減衰を効果的に低減することができる。従って、複数の家屋を具える建築物において本発明システムを構築することで、複数の家屋が通信信号による通信を良好に行うことができる。
以下に本発明に係る実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
<第一PLCモデムが通信線に配置され、第二PLCモデムが電力線に配置される例(1)>
図1は、本発明電力線搬送通信システムの概要を示す模式図であり、親モデムが同軸ケーブルに対して通信信号の注入/抽出を行い、子モデムが屋内配線に対して通信信号の注入/抽出を行う例であり、建築物内の家屋(電力機器室)に親モデムを具える場合を示す。本発明システムは、複数の家屋を有する建築物1050において、建築物1050に布設されて各家屋に電力供給を行う電力線(低圧配電線1100、屋内配線1101)と、建築物1050に布設される通信線(図1に示す例では同軸ケーブル1090)とを組み合わせて、電力線搬送通信信号の信号伝送路を構築するものである。このシステムでは、外部(外部ネットワーク1300)と通信信号による通信が可能な親モデム(第一PLCモデム)1010と、建築物1050内の家屋1200に配置されて親モデム1010と通信信号による通信が可能な子モデム(第二PLCモデム)1020とを具える。そして、この例では、親モデム1010が通信線(図1では、同軸ケーブル1090の芯線1090A)に配置されて通信線に通信信号の注入/抽出を行い、子モデム1020が電力線(図1では家屋1200の屋内配線1101)に配置されて電力線に通信信号の注入/抽出を行う。即ち、この例では、同軸ケーブル(芯線1090A)と屋内配線1101とを組み合わせて信号伝送路を構築する。以下、詳しく説明する。
建築物1050には、各家屋に電力供給を行う電力線が布設される。具体的には、高圧配電線(図示せず)と変圧器などの電力機器1401を介して接続される低圧配電線1100と、低圧配電線1100から分岐され各家屋内に配置される屋内配線1101とが布設される。本例において電力機器1401は、建築物1050内に具える電力機器室1400に配置されている。また、建築物1050には、各家屋にTV信号の伝送を行う同軸ケーブル1090が布設される。同軸ケーブル1090は、複数の芯線1090A〜1090Dからなり、各芯線1090A〜1090Dは、屋上部で集合されている。各芯線1090A〜1090Dはそれぞれ、複数の家屋に亘って布設され、複数の家屋が一つの芯線を共有する。TV信号は、屋上部に具えるアンテナ(図示せず)にて受信され、分配器1080により各芯線1090A〜1090Dにそれぞれ分配され、各家屋に具える各芯線1090A〜1090Dの端末部(分岐器)1091にテレビ1204を接続することで受信される。
本例では、電力機器室1400に親モデム1010を配置し、電力機器室1400に布設される芯線1090Aの端末部1091aに親モデム1010を接続させ、親モデム1010は、端末部1091aを介して芯線1090Aに通信信号の注入/抽出を行う。芯線1090Aに伝送された通信信号は、分配器1080を経て、その他の芯線1090B〜1090Dに伝送される。また、芯線1090B〜1090Dに伝送された通信信号は、分配器1080を経て、芯線1090Aに伝送される。本例において親モデムは、公知の構成で、同軸ケーブルのインピーダンスと整合をとったものを利用した。
また、本例では、家屋1200の屋内配線1101に子モデム1020を配置し、屋内配線1101に具えるコンセント1102bに子モデム1020を接続させ、子モデム1020は、コンセント1102bを介して屋内配線1101に通信信号の注入/抽出を行う。本例において、子モデムは、公知の構成のものを利用した。
そして、本例では、家屋1200に布設される芯線1090Cと家屋1200の屋内配線1101との間で通信信号を中継する中継装置1060を具える。中継装置1060は、家屋1200に布設される芯線1090Cの端末部1091cと家屋1200の屋内配線1101のコンセント1102aとに接続され、端末部1091cから通信信号を抽出してコンセント1102aに注入/コンセント1102aから通信信号を抽出して端末部1091cに注入する。本例において、中継装置は、公知のリピータで、同軸ケーブルの特性インピーダンスと屋内配線1101の特性インピーダンスとの整合をとったものを利用した。
上記構成により、例えば、家屋1200が外部ネットワーク1300から通信信号を受信する場合、外部ネットワーク1300から光ファイバケーブル1110を経て、メディアコンバータ(MC)1410にて光信号/電気信号に変換され、親モデム1010にて変調されて芯線1090Aの端末部1091aに注入される。端末部1091aに注入された通信信号は、芯線1090Aに伝送され、分配器1080を介して芯線1090B〜1091Dに伝送される。芯線1090Cに伝送された通信信号は、家屋1200における芯線1090Cの端末部1091cで中継装置1060により抽出されて、家屋1200の屋内配線1101に具えるコンセント1102aに注入され、屋内配線1101に伝送される。屋内配線1101に伝送された通信信号は、コンセント1102bで子モデム1020により抽出されて復調され、パソコンなどの端末機器1201に伝送される。家屋1200が外部ネットワーク1300に通信信号を送信する場合は、上記受信の場合と逆の経路をたどる。
このように本発明システムでは、電力線だけでなく、信号伝送路の少なくとも一部に通信線を利用することで、電力線のみで信号伝送路を構築する場合と比較して、通信信号の減衰を少なくすることができる。従って、本発明システムを構築した場合、例えば、親モデムによる通信信号の注入点から離れた箇所にある家屋であっても、通信信号を抽出することができ、良好な通信状態を確保することができる。
特に、図1に示す例では、親モデム1010と中継装置1060との間の信号伝送路に通信線(同軸ケーブル1090)を利用し、中継装置1060と子モデム1020との間の信号伝送路にのみ電力線(屋内配線1101)を利用していることで、通信信号が電力線を伝送する距離を短くすることができるため、通信信号の減衰をより少なくすることができる。また、図1に示す例では、家屋1200の屋内配線1101に通信信号が伝送されるため、子モデム1020は、同屋内配線1101の任意のコンセントから通信信号の注入/抽出を行うことができる。更に、図1に示すように高圧配電線や光ファイバケーブル1110が地下などに埋設される場合、電力機器室1400は、建築物1050の地下や一階などに設けられることが多い。従って、親モデム1010を電力機器室1400に配置することで、光ファイバケーブル1110を建築物1050に引き込み易く、別途光ファイバケーブルを布設する必要がない。
なお、上記同軸ケーブルは、通常、TV信号やCATV信号などの伝送を行うため、本発明システムでは、これらTV信号やCATV信号の周波数帯域と重なり合わない周波数帯域の通信信号、例えば、1.7〜30MHzの周波数帯域の通信信号を用いる。また、本例では、親モデムとMCとを別個に具える構成としたが、MC内蔵の親モデムを利用してもよい。更に、通信信号が分配器の周波数特性により大きな減衰を受ける場合、図2(A)に示すように芯線1090A〜1090D間をそれぞれ配線1092で接続して分配器1080をバイパスさせるとよい。また、図2(B)に示すように配線1092は、TV信号やCATV信号などが使用している周波数帯域の信号の通過を阻止するためのフィルタ1092aを設けることが好ましい。図2(A)に示すように配線1092により異なる芯線1090A〜1090D間を接続したことで、TV信号やCATV信号の伝送特性が劣化する恐れがある。しかし、上記フィルタ1092aを配置することで、同伝送特性の劣化を抑制することができる。なお、本例では、ローパスフィルタとした。図2(B)では、芯線1090Aと芯線1090B〜1090Dとの間をそれぞれ異なる配線1092により接続する例を示しているが、図2(C)に示すように芯線1090Aに配した配線1092を分岐させて芯線1090B〜1090Dのそれぞれと接続してもよい。これらの事項(通信信号の周波数帯域、MCの配置、分配器のバイパス構成)は、後述する例(2)、実施例2、3についても同様である。その他、本例では、電力線搬送通信を行う家屋が一つの場合を示したが、複数具えていてもよい。このとき、各家屋には、子モデム及び中継装置を具えておく。また、本例では、電力機器室に親モデムを配置する例を示したが、建築物内のある家屋、例えば、管理人室などに配置してもよい。
<第一PLCモデムが通信線に配置され、第二PLCモデムが電力線に配置される例(2)>
上記の例では、建築物内の電力機器室に親モデムを配置する例を示したが、この例では、建築物の屋上部に親モデムを配置する例を説明する。図3は、親モデムが同軸ケーブルに対して通信信号の注入/抽出を行い、子モデムが屋内配線に対して通信信号の注入/抽出を行う例であり、建築物の屋上部に親モデムを具える場合を示す。この例に示す本発明システムの基本的構成は、上記の例(1)と同様であり、異なる点は、親モデム1010を建築物1050の屋上部に具える点にある。
上記の例(1)では、親モデム1010が同軸ケーブル1090のうち、ある芯線1090Aにのみ通信信号の注入/抽出を行い、この芯線1090Aから分配器1080を経て別の芯線1090B〜1090Dに信号を伝送する構成とした。本例は、親モデム1010が同軸ケーブル1090を構成する複数の芯線1090A〜1090Dのそれぞれに通信信号の注入/抽出を行う構成である。同軸ケーブル1090の各芯線1090A〜1090Dは、上記のように建築物1050の屋上部で集合されている。そこで、この例では、各芯線1090A〜1090Dのそれぞれに通信信号の注入/抽出が行い易いように屋上部に親モデム1010を配置する。そして、親モデム1010と各芯線1090A〜1090Dとの間を配線1093にてそれぞれ接続して、通信信号を伝送する。
この構成により、上記の例(1)と同様に、電力線に加えて通信線を信号伝送路の少なくとも一部に用いるため、通信信号の減衰を低減することができる。特に、この例では、親モデムが各芯線のそれぞれに通信信号の注入/抽出を行うため、複数の芯線を介して通信信号の伝送が行われることがある上記の例(1)と比較して、通信信号が通信線に伝送される距離を短くすることができ、通信線部分における通信信号の減衰を低減することができる。従って、より良好な通信状態を確保することができる。
なお、図3に示す例では、親モデム1010の通信信号の注入/抽出点を分配器1080の下流側に設ける構成としたが、通信信号が分配器1080を通過可能である場合、同注入/抽出点は、分配器1080の上流側としてもよい。また、本例では、建築物1050の屋上部に親モデム1010を配置するため、光ファイバケーブル1110を屋上部にまで布設する。
<第一PLCモデムが通信線に配置され、第二PLCモデムが電力線に配置される例(3)>
上記の二つの例(1)及び(2)では、通信線として同軸ケーブルを利用する場合を示したが、この例では、通信線として電話線を利用する例を説明する。図4は、本発明電力線搬送通信システムの概要を示す模式図であり、親モデムが電話線に対して通信信号の注入/抽出を行い、子モデムが屋内配線に対して通信信号の注入/抽出を行う例を示す。この例に示す本発明システムの基本的構成は、図1に示す例と同様であり、異なる点は、親モデム(第一PLCモデム)1011は、電話線1095に対して通信信号の注入/抽出を行う点にある。
建築物1050の各家屋にはそれぞれ、電話線1095が個別に布設される。これら各電話線1095は、例えば、電力機器室1400などで集合されて、建築物1050の外部に引き出される。電話信号は、各電話線1095にそれぞれ伝送され、各家屋に具える電話線1095の端末部(ジャック部)1096に電話機1205を接続することで、受信される。
上記のように電話線1095は、各家屋に個別に布設されるため、電話線1095を電力線搬送通信信号の信号伝送路として利用する場合、親モデム1011は、電力線搬送通信を行う各家屋に布設される電話線1095のそれぞれに接続され、各電話線1095に対して通信信号の注入/抽出を行う。本例に示す各電話線1095は、上記のように建築物1050の電力機器室1400に集合されている。そこで、本例では、親モデム1011が各電話線1095に対して、通信信号の注入/抽出が行い易いように、電力機器室1400に親モデム1011を配置している。そして、電力線搬送通信を行う家屋1200は、家屋1200に布設される電話線1095aの端末部1096aに中継装置1061を接続して、端末部1096aから通信信号の注入/抽出を行う。
この構成により、上記二つの例(1)、(2)と同様に、電力線に加えて通信線を信号伝送路の少なくとも一部に用いるため、通信信号の減衰を低減することができる。特に、この例では、親モデムが各電話線に対してそれぞれ通信信号の注入/抽出を行うため、複数の同軸ケーブルを介して通信信号が伝送される場合がある上記の例(1)と比較して通信線部分における通信信号の減衰を低減することができる。従って、より良好な通信状態を確保することができる。
なお、図4に示す例では、親モデム1011を電力機器室1400に配置しているが、電話線1095が集合されている箇所であればよい。また、親モデム1011は、公知の親モデムで、電話線のインピーダンスと整合をとったものを利用した。中継装置1061は、公知のリピータで、電話線の特性インピーダンスと電力線(低圧配電線)1100の特性インピーダンスと整合をとったものを利用した。
<第一PLCモデムが電力線に配置され、第二PLCモデムが通信線に配置される例>
図5は、本発明電力線搬送通信システムの概要を示す模式図であり、親モデムが低圧配電線に対して通信信号の注入/抽出を行い、子モデムが同軸ケーブルに対して通信信号の注入/抽出を行う例を示す。この例は、図1に示す例と同様に通信線として同軸ケーブル1090を利用するもので、基本的な構成は同様である。本例の特徴とするところは、親モデム1012が電力線(図5では低圧配電線1100)に配置されて、電力線に通信信号の注入/抽出を行い、子モデム1021が同軸ケーブル1090(図5では芯線1090C)に配置されて同軸ケーブル1090に通信信号の注入/抽出を行う点にある。即ち、この例では、低圧配電線1100と同軸ケーブル(芯線1090A、1090C)とを組み合わせて信号伝送路を構築する。
本例では、電力機器室1400に親モデム1012を配置し、電力機器室1400に布設される低圧配電線1100に親モデム1012を接続させ、親モデム1012は、低圧配電線1100に通信信号の注入/抽出を行う。本例において、親モデム1012は、公知の構成のものを利用した。
一方、家屋1210では、家屋1210に布設される同軸ケーブル1090の芯線1090Cに子モデム1021を配置し、芯線1090Cの端末部1091dに子モデム1021を接続させ、子モデム1021は、端末部1091dを介して芯線1090Cに通信信号の注入/抽出を行う。本例において、子モデム1021は、公知の構成のもので、同軸ケーブルのインピーダンスとの整合をとったものを利用した。
そして、家屋1210に布設される同軸ケーブル(芯線1090C)と低圧配電線1100との間で通信信号を中継する中継装置1062を具える。本例では、建築物1050に具える家屋1220に布設される芯線1090Aの端末部1091aと、家屋1220に布設される屋内配線1101のコンセント1102cとに中継装置1062を接続し、中継装置1062は、コンセント1102cから通信信号を抽出して端末部1091aに注入/端末部1091aから通信信号を抽出してコンセント1102cに注入を行う。本例において、中継装置1062は、公知のリピータで、同軸ケーブルの特性インピーダンスと電力線(低圧配電線)1100の特性インピーダンスと整合をとったものを利用した。
上記構成により、例えば、家屋1210が外部ネットワーク1300から通信信号を受信する場合、外部ネットワーク1300から光ファイバケーブル1110を経て、MC1410にて光信号/電気信号に変換されて親モデム1012にて変調され、低圧配電線1100に注入される。低圧配電線1100に注入された通信信号は、低圧配電線1100の分岐である家屋1220の屋内配線1101に具えるコンセント1102cで中継装置1062により抽出されて、家屋1220に布設される芯線1090Aの端末部1091aに注入されて芯線1090Aに伝送される。芯線1090Aに伝送された通信信号は、分配器1080を介して、或いは、分配器1080を経由しないで配線1092を経由して芯線1090B〜1090Dに伝送され、家屋1210に布設される芯線1090Cの端末部1091dで子モデム1021により抽出されて復調され、パソコンなどの端末機器1201に伝送される。家屋1210が外部ネットワーク1300に通信信号を送信する場合は、上記受信の場合と逆の経路をたどる。
上記構成により、上記実施例1と同様に、電力線に加えて通信線を信号伝送路の少なくとも一部に用いるため、通信信号の減衰を低減することができる。特に、この例では、親モデムが電力線に対して通信信号の注入/抽出を行うため、通信線が布設されていない箇所でも、外部ネットワークからの通信信号を注入することができる。この点は、後述する実施例3も同様である。
なお、本例では、電力線搬送通信を行う家屋が一つの場合を示したが、複数具えていてもよく、その場合、各家屋には、子モデムを具えておく。また、本例では、電力機器室に親モデムを配置し、中継装置を別の家屋に配置する例を示したが、親モデム及び中継装置の双方を同一の家屋、例えば、管理人室などに配置してもよい。この点は、後述する実施例3と同様である。
<第一PLCモデム及び第二PLCモデムの双方が電力線に配置され、第一PLCモデムが配置される第一電力線と、第二PLCモデムが配置される第二電力線との間に通信線が配置される例>
図6は、本発明電力線搬送通信システムの概要を示す模式図であり、親モデム及び子モデムの双方が電力線に対して通信信号の注入/抽出を行う例を示す。この例は、上記実施例2と同様に通信線として同軸ケーブル1090を利用するもので、基本的構成は実施例2と同様である。この例の特徴とするところは、親モデム1012だけでなく、子モデム1020も電力線(図6では家屋1200の屋内配線1101)に配置されて、電力線に通信信号の注入/抽出を行い、低圧配電線1100と屋内配線1101との間で直接通信信号が伝送させるのではなく、同軸ケーブル1090を介在させる点にある。即ち、この例では、低圧配電線1100と、同軸ケーブル(芯線1090A、1090C)と、屋内配線1101とを組み合わせて信号伝送路を構築する。
本例では、実施例2と同様に電力機器室1400に親モデム1012を配置し、電力機器室1400に布設される低圧配電線1100に親モデム1012を接続させ、親モデム1012は、低圧配電線1100に通信信号の注入/抽出を行う。また、実施例2と同様に、家屋1220に布設される同軸ケーブル(芯線1090A)と低圧配電線1100との間で通信信号を中継する中継装置1062を具え、芯線1090Aの端末部1091a及びコンセント1102cに中継装置1062を接続し、中継装置1062は、コンセント1102cから通信信号を抽出して端末部1091aに注入/端末部1091aから通信信号を抽出してコンセント1102cに注入を行う。
一方、家屋1200は、実施例1と同様に、家屋1200の屋内配線1101に子モデム1020を配置し、コンセント1102bに子モデム1020を接続させ、子モデム1020は、コンセント1102bを介して屋内配線1101に通信信号の注入/抽出を行う。また、家屋1200は、芯線1090Cと家屋1200の屋内配線1101との間で通信信号を中継する中継装置1060を具え、芯線1090Cの端末部1091c及びコンセント1102aに中継装置1060を接続し、中継装置1060は、端末部1091cから通信信号を抽出してコンセント1102aに注入/コンセント1102aから通信信号を抽出して端末部1091cに注入を行う。
上記構成により、例えば、家屋1200が外部ネットワーク1300から通信信号を受信する場合、外部ネットワーク1300から光ファイバケーブル1110を経て、MC1410にて光信号/電気信号に変換されて親モデム1012にて変調され、低圧配電線1100に注入される。低圧配電線1100に注入された通信信号は、低圧配電線1100の分岐である家屋1220の屋内配線1101に具えるコンセント1102cで中継装置1062により抽出されて、家屋1220に布設される芯線1090Aの端末部1091aに注入され、芯線1090Aに伝送される。芯線1090Aに伝送された通信信号は、分配器1080を介して、或いは、分配器1080を経由しないで配線1092を経由して芯線1090B〜1090Dに伝送され、家屋1200に布設される芯線1090Cの端末部1091cで中継装置1060により抽出されて、家屋1200の屋内配線1101に具えるコンセント1102aに注入され、同屋内配線1101に伝送される。家屋1200の屋内配線1101に伝送された通信信号は、コンセント1102bで子モデム1020により抽出されて復調され、パソコンなどの端末機器1201に伝送される。家屋1200が外部ネットワーク1300に通信信号を送信する場合は、上記受信の場合と逆の経路をたどる。
上記構成により、上記実施例1、2と同様に、電力線に加えて通信線を信号伝送路の少なくとも一部に用いるため、通信信号の減衰を低減することができる。特に、この例では、家屋の屋内配線に通信信号が伝送されるため、子モデムは、屋内配線の任意のコンセントから通信信号の注入/抽出を行うことができる。なお、本例では、電力線搬送通信を行う家屋が一つの場合を示したが、複数具えていてもよく、その場合、各家屋には、子モデム及び中継装置を具えておく。
<第一PLCモデムが電力線及び通信線に配置され、第二PLCモデムが電力線に配置される例>
図7は本発明の電力線搬送通信システムの概要を示す模式図であり、親モデムが電力線及び通信線の双方に対して通信信号の注入/抽出を行い、子モデムが電力線に対して通信信号の注入/抽出を行う例を示している。この例は、親モデムが電力線及び通信線の双方に対して通信信号の注入/抽出を行っている以外の基本構成は上記実施例3と同様である。
親モデム1012は、低圧配電線1100に接続されるとともに同軸ケーブルの芯線1090Aに接続されている。例えば、家屋1200が通信信号を受信する場合、外部ネットワーク1300から光ファイバケーブル1110を経て、MC1410にて光信号/電気信号に変換された後、親モデム1012にて変調されて芯線1090Aの端末部1091dに注入される。この注入された通信信号は芯線1090Cの端末部1091cで中継装置1060により抽出された後、コンセント1102aに注入され、コンセント1102dで子モデム1020により抽出された後、復調されてパソコン等の端末機器1201に伝送される。家屋1200が外部ネットワーク1300に通信信号を送信する場合は、上記受信の場合と逆の経路をたどる。
また、例えば、家屋1230が通信信号を受信する場合は、外部ネットワーク1300、光ファイバケーブル1110、MC1410を経由して親モデム1012にて変調された通信信号が低圧配電線1100に注入される。この注入された通信信号は低圧配電線1100の分岐である家屋1230の屋内配線1101に具えるコンセント1102dに注入される子モデム1020にて抽出され、復調されてパソコン等の端末機器1201に伝送される。家屋1230が外部ネットワーク1300に通信信号を送信する場合は、上記受信の場合と逆の経路をたどる。
本例では、親モデムが電力線及び通信線と接続されているので、例えば、親モデムによる通信信号の注入点から離れた家屋へは通信線を介して通信信号を伝送できるとともに、注入点に近い家屋へは電力線を介して通信信号を伝送することができる。注入点から離れた家屋へは通信線を介して通信信号を伝送しているので、通信信号の減衰を抑制して伝送することができ、また、注入点に近い家屋では、短い距離の電力線でもって通信信号を伝送しているので、大きな減衰が起こらず良好な通信状態を確保することができる。
また、本例では、親モデムから電力線に通信信号を注入/抽出してコンセントを介して端末機器で通信信号を受信/送信していた家屋であって、通信信号の減衰が大きくなってしまうなどの通信状態の変動により通信を行うことができなくなった場合や通信を行うことが難しくなった場合には、親モデムから通信線に通信信号を注入/抽出して通信線を経由して端末機器にて受信/送信することができる。
上述した実施例1〜4では、外部ネットワークと親モデムとを光ファイバケーブルを介して通信している例で説明したが、これらの間は光ファイバケーブルにかえて電力線を用いて通信することも可能である。また、本発明にかかる通信システムでは、通信信号として画像信号、音声信号等が適用可能であり、更に、VoIP(Voice over Internet Protocol)を採用したIP(Internet Protocol)電話等に用いられるパケット通信についても本発明の通信システムは適用可能である。
上記実施例では、いずれも中継装置としてリピータを利用したが、インピーダンス整合器を利用してもよい。図8は、インピーダンス整合器の概略構成図である。図8に示すインピーダンス整合器1030は、通信線1097に接続されて通信線1097からの通信信号及び通信線1097への通信信号が伝送される第一巻線1032と、電力線(低圧配電線)1100に接続されて電力線1100からの通信信号及び電力線1100への通信信号が伝送される第二巻線1033と、これら巻線1032、1033が巻回配置される強磁性体1031とからなる高周波トランスと、周波数の補正を行うコンデンサC1、C2とを具えるものである。本例では、強磁性体1031としてフェライトコアを用いた。このインピーダンス整合器1030は、巻線1032、1033の巻数を変化させることで通信線の特性インピーダンスと電力線の特性インピーダンスの整合をとることができる。具体的には、通信線1097の特性インピーダンスをZ1、電力線1100の特性インピーダンスをZ2、第一巻線1032の巻数をN1、第二巻線1033の巻線をN2とすると、通信線1097の特性インピーダンスZ1は、以下の式で表わされる。
Figure 2005295501
上記関係式から、N2 2Z1=N1 2Z2となる。従って、N2 2Z1=N1 2Z2を満たすN1、N2を選択することで特性インピーダンスの整合をとることができる。
図8に示す通信線1097は、導体1097aの外周にシールド層1097bを具える構成である。従って、第一巻線1032と通信線1097との接続は、第一巻線1032の両端部に具える各端子をそれぞれ、図8に示すように端末部1098を介して通信線1097の導体1097a、及びシールド層1097bに接続させることで行った。また、図8に示す電力線1100は、第一電源線1100a及び第二電源線1100bを具える構成である。従って、第二巻線1033と電力線1100との接続は、第二巻線1033の両端部に具える各端子をそれぞれ、図8に示すように第一電源線1100a、第二電源線1100bに接続させることで行った。
上記のように中継装置として、インピーダンス整合器を利用した場合、通信線と電力線との間で特性インピーダンスの整合がとれるといった利点のほか、機器の設置スペースの低減、VoIP利用時の遅延時間の低減といった効果もある。
本発明の電力線搬送通信システムは、電力線搬送通信を行う場合に利用することが適する。特に、複数の家屋を具える集合住宅などの建築物において、電力線搬送通信を行う場合に好適である。電力線及び通信線を組み合わせて信号伝送路とする本発明システムを構築することで、電力線のみを信号伝送路とする場合と比較して通信信号の減衰を低減して、良好な通信状態を確保することができる。
本発明の電力線搬送通信システムの概要を示す模式図であり、親モデムが同軸ケーブルに対して通信信号の注入/抽出を行い、子モデムが屋内配線に対して通信信号の注入/抽出を行う例であり、建築物の家屋に親モデムを具える場合を示す。 本発明の電力線搬送通信システムにおいて、分配器のバイパス構成を説明する説明図であって、分配器付近の概要を示し、(A)は、分岐通信線同士をそれぞれ配線にて接続する例、(B)は同配線にフィルタを具える例、(C)は、一つの分岐通信線に接続した配線を分岐させて複数の分岐通信線と接続する例を示す。 本発明の電力線搬送通信システムの概要を示す模式図であり、親モデムが同軸ケーブルに対して通信信号の注入/抽出を行い、子モデムが屋内配線に対して通信信号の注入/抽出を行う例であり、建築物の屋上部に親モデムを具える場合を示す。 本発明の電力線搬送通信システムの概要を示す模式図であり、親モデムが電話線に対して通信信号の注入/抽出を行い、子モデムが屋内配線に対して通信信号の注入/抽出を行う例を示す。 本発明の電力線搬送通信システムの概要を示す模式図であり、親モデムが低圧配電線に対して通信信号の注入/抽出を行い、子モデムが同軸ケーブルに対して通信信号の注入/抽出を行う例を示す。 本発明の電力線搬送通信システムの概要を示す模式図であり、第一PLCモデム及び第二PLCモデムの双方が電力線に配置され、第一PLCモデムが配置される第一電力線と、第二PLCモデムが配置される第二電力線との間に通信線が配置される例を示す。 本発明の電力線搬送通信システムの概要を示す模式図であり、第一PLCモデムが電力線及び通信線に配置され、第二PLCモデムが電力線に配置される例を示す。 本発明の電力線搬送通信システムに利用するインピーダンス整合器の概略構成図である。 PLC方式の通信システムの概要を模式的に示した説明図であり、PLCユーザ家屋が集合住宅の場合を示す。
符号の説明
1010〜1012 親モデム
1020,1021 子モデム
1030 インピーダンス整合器
1031 強磁性体
1032 第一巻線
1033 第二巻線
1050 建築物
1060〜1062 中継装置
1080 分配器
1090 同軸ケーブル
1090A〜1090D 芯線
1091,1091a,1091c,1091d 端末部
1092,1093 配線
1092a フィルタ
1095,1095a 電話線
1096,1096a 端末部
1097 通信線
1097a 導体
1097b シールド層
1098 端末部
1100 低圧配電線
1100a 第一電源線
1100b 第二電源線
1101,1101A〜1101C 屋内配線
1102a〜1102c コンセント
1110 光ファイバケーブル
1200,1200A〜1200C,1210 家屋
1201 端末機器
1202 分電盤
1203 電力量メータ
1204 テレビ
1205 電話機
1300 外部ネットワーク
1400 電力機器室
1401 電力機器
1500 親モデム
1600 子モデム

Claims (11)

  1. 複数の家屋を有する建築物における電力線搬送通信システムであって、
    前記建築物に布設される通信線と電力線との組み合わせからなる信号伝送路と、
    前記家屋のうち少なくとも一つの家屋に配置されて、前記信号伝送路を介して通信を行う端末機器とを具えることを特徴とする電力線搬送通信システム。
  2. 通信線と電力線との間で通信信号を中継する中継装置を具えることを特徴とする請求項1に記載の電力線搬送通信システム。
  3. 中継装置は、インピーダンス整合器であることを特徴とする請求項2に記載の電力線搬送通信システム。
  4. インピーダンス整合器は、高周波トランスとコンデンサとを具えることを特徴とする請求項3に記載の電力線搬送通信システム。
  5. 建築物の外部と通信信号による通信が可能な第一電力線搬送通信装置と、
    端末機器に接続されると共に、前記第一電力線搬送通信装置と通信信号による通信が可能な第二電力線搬送通信装置とを具え、
    前記第一電力線搬送通信装置と第二電力線搬送通信装置との間における通信信号の伝送を通信線と電力線との組み合わせからなる信号伝送路にて行うことを特徴とする請求項1〜4項のいずれか1項に記載の電力線搬送通信システム。
  6. 第一電力線搬送通信装置は、通信線に通信信号の注入/通信線から通信信号の抽出を行い、
    第二電力線搬送通信装置は、電力線に通信信号の注入/電力線から通信信号の抽出を行い、
    前記通信線と電力線との間に中継装置を具えることを特徴とする請求項5に記載の電力線搬送通信システム。
  7. 第一電力線搬送通信装置は、電力線と通信線に通信信号の注入/電力線と通信線から通信信号の抽出を行い、
    第二電力線搬送通信装置は、電力線に通信信号の注入/電力線から通信信号の抽出を行い、
    前記通信線と電力線との間に中継装置を具えることを特徴とする請求項5に記載の電力線搬送通信システム。
  8. 通信線は、建築物の屋上部で集合される複数の芯線からなり、
    第一電力線搬送通信装置は、前記屋上部において、各芯線にそれぞれ通信信号の注入/各芯線からそれぞれ通信信号の抽出を行うことを特徴とする請求項6又は7に記載の電力線搬送通信システム。
  9. 第一電力線搬送通信装置は、電力線に通信信号の注入/電力線から通信信号の抽出を行い、
    第二電力線搬送通信装置は、通信線に通信信号の注入/通信線から通信信号の抽出を行い、
    前記通信線と電力線との間に中継装置を具えることを特徴とする請求項5に記載の電力線搬送通信システム。
  10. 第一電力線搬送通信装置は、第一電力線に通信信号の注入/第一電力線から通信信号の抽出を行い、
    第二電力線搬送通信装置は、第二電力線に通信信号の注入/第二電力線から通信信号の抽出を行い、
    前記第一電力線と通信線との間及び前記第二電力線と通信線との間にそれぞれ中継装置を具えることを特徴とする請求項5に記載の電力線搬送通信システム。
  11. 通信線は、同軸ケーブル、LANケーブル、電話線、及びインタホン用通信線のいずれかであることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の電力線搬送通信システム。
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