JP2003531551A - 電力線通信のための伝送システム及び方法 - Google Patents

電力線通信のための伝送システム及び方法

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JP2003531551A
JP2003531551A JP2001577712A JP2001577712A JP2003531551A JP 2003531551 A JP2003531551 A JP 2003531551A JP 2001577712 A JP2001577712 A JP 2001577712A JP 2001577712 A JP2001577712 A JP 2001577712A JP 2003531551 A JP2003531551 A JP 2003531551A
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パワー・ライン・ネットワークス
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Abstract

(57)【要約】 本発明はRF信号を交流電力線を媒体として伝送するための電力線通信システム及び方法を開示する。このシステムは交流電力線を媒体としてRF信号を送信するための送信機と、媒体としての交流電力線からRF信号を受信するための受信機とを有する。伝送媒体としての交流電力線は、RF信号を送信及び受信する回路に対して透過性を有している(transparent)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) 本発明はネットワークシステムに関する。更に詳しくは、本発明は伝送媒体と
して交流電力線(AC power line)を用いて無線周波数(RF)信号の伝送を行
うシステム及び方法に関する。
【0002】 ネットワークシステムに対する要求が、家庭及び職場に於けるコンピュータの
使用の増加にともない高まっている。更に、家庭で用いられる装置へのコンピュ
ータ、通信及び娯楽システム技術の流入は、コンピュータ、コンピュータ周辺装
置、電話、モデム、ケーブルテレビ、テレビセット、コンピュータ制御電気器具
、ホームオートメーション及びセキュリティシステムを接続する単一のネットワ
ークに対する新たな需要を生み出している。ネットワークを実現するための様々
な方法には、無線ネットワーク、電話線ネットワーク、専用線(hard wire)ネ
ットワーク及び電力線ネットワークが含まれる。
【0003】 一般的には、同軸ケーブルなどを用いた専用線ネットワークがデジタル通信ネ
ットワークのための標準的方法であると考えられている。この方法では、職場(
industrial site)若しくは家庭に個別にケーブルネットワークを導入すること
が必要である。従って、専用線ネットワークは追加的なケーブル設置費用が必要
であり、また同一のネットワークケーブルでコンピュータのデータとアナログテ
レビ信号とを同時に伝送することはできない。
【0004】 RF(無線周波数)無線ネットワークは、典型的には空気中を900MHz〜
2.4GHzの間の周波数で伝送を行い、ビデオ信号、音声信号、及びコンピュ
ータデジタルデータを含むその他のデータを伝送することが可能である。しかし
ながら、RF無線ネットワークはFCC(米国連邦通信委員会)によって課され
た規則に違反したり信号の干渉を生じたりしないように帯域幅の制限を受ける。
IR(赤外線)無線ネットワークは赤外信号の経路に障害物がないことが必要で
あり、建物や家庭の部屋と部屋との間の伝送に用いるのは容易ではない。
【0005】 電話線ネットワークは、現在約10Mbpsの速度でデータ伝送を行うべく導
入されつつある。そのような電話線ネットワークは新たなケーブルの設置は必要
としないが、このネットワークは利用可能な電話の回線引出口(outlets)の数
によって制限を受ける。
【0006】 電力線通信(PLC)システムは、伝送媒体として交流電力線を用いる。電話
線ネットワークに対する電力線通信システムの利点一つは、接続に利用可能なコ
ンセントが電話の回線引出口と比較して一般により多く存在することである。こ
のように、交流電力線は引込み部(service drop)から建物若しくは家全体に張
り巡らされた均質なワイヤとしてモデル化することができる。
【0007】 従来の電力線通信システムは、ライン上のノイズや高周波信号の適切な処理を
必要とする。このような高周波信号及びノイズは交流電力線の環境においては常
に生成されており、ラインによってピックアップされる。これは、PLCシステ
ムの設計者に対し複雑な設計上の問題を提示する。
【0008】 従来の電力線通信システムは、通常、電力線上の交流信号に変調されたキャリ
ア周波数を重ねることによって動作する。一般に、従来のPLCシステムは、交
流電力線に対して通信信号を付加することが可能な送信機ユニットと、交流電源
信号から通信信号を分離させることができる受信機ユニットからなる。
【0009】 理想的なPLCシステムでは、受信機の出力信号は、送信機に導入された信号
の完全なコピーである。即ち、受信機は送信機以外の信号源からシステムに入力
し得る信号(即ちノイズ)を無視する。また、理想的なPLCシステムは、直接
的な伝送または放射のいずれによってもノイズ源とはならないべきである。
【0010】 従来のPLCシステムは、典型的には、160キロヘルツ(kHz)〜455
キロヘルツ(kHz)の比較的低いキャリア周波数で用いられる。1.5メガヘ
ルツ(MHz)ほどの高さの周波数を用いるものもある。
【0011】 交流電力線は通信信号を一斉通信することができる。これによりノイズが生成
され、他の通信信号に干渉する可能性がある。通信信号の強さが小さすぎる場合
、ライン上のノイズのレベルがその信号を圧倒してしまう。通信信号が強く非常
に高い周波数である場合、電力線が放射を開始し、それにより干渉及び有害放射
レベルに関する政府の規則に違反する可能性がある。
【0012】 更に、ケーブルテレビボックスのような多くのRF信号源は電源を含んでおり
、交流電力線上に望ましくないノイズを生成する。従って、従来のPLCシステ
ムに流入するノイズの多くは、PLCが伝送しようとする信号の信号源そのもの
に起因する。
【0013】 上記を鑑みるに、必要とされるのは、伝送媒体として建物の交流電力線を用い
、交流電力線を通して伝送されるRF信号が交流電力線に於ける任意のポイント
で受信可能なPLCシステムである。好ましくは、そのようなシステムは不必要
な信号を生成せず、且つ高い雑音余裕度(noise immunity)を有する。システム
は好適には交流線が透過性を有する(transparent)ようにする。更に、システ
ムは、職場及び家庭の両方の消費者がそのシステムを経済的に購入し用いること
ができるように、低コストで提供することが可能であるべきである。
【0014】 (発明の開示) 本発明は、透過性を有する伝送媒体として交流電線を用い、1〜900MHz
のRF信号を送受信することが可能なシステムを提供することで上記したような
要求に応える。このシステムは、3条交流電力線の電圧線及び中性線(hot and
neutral wires)に入力RF信号を供給するための送信機回路と、電力線上のR
F信号を受信し、そのRF信号を出力として提供する受信機回路とを含む。送信
機回路は、入力RF信号をフィルタリングするためのフィルタリング要素と、R
F信号を増幅するための増幅器段と、フィルタリングされ増幅されたRF信号を
交流電力線へと接続するためのトロイダル変圧器(toroid transformer)とを含
む。受信機回路は、電力線上のRF信号を受信してRF信号を出力するための受
動要素を含む。
【0015】 有利なことに、本発明は接続に電力線を用いる様々な電気装置のための単一ネ
ットワークという概念と整合する。そのような電子装置には、コンピュータ、コ
ンピュータ周辺機器、電話、テレビ、オーディオシステム、インターネットアク
セス装置、ホームオートメーションシステム及び装置のためのコントローラが含
まれる。
【0016】 (発明の詳細な説明) 透過性を有する(transparent)伝送媒体として交流電力線を用い、1〜90
0MHzのRF信号を送るためのPLCシステムが開示される。以下の説明では
、本発明の十分な理解が得られるように、多くの特定の具体的特徴を伴って提示
される。しかしながら、当業者には理解されるように、これらの具体的特徴のう
ちいくつかまたは全てを伴うことなく本発明を実施することが可能である。また
実施例によっては、本発明が不必要に不明瞭にならないように、公知のプロセス
過程について詳細な説明を省略した。
【0017】 図1A〜図1Cは、本発明のPLCの全体的構成を模式的に図示したものであ
る。図1Aは本発明に基づく電力線通信システム(PLC)100のブロック図
である。PLC100は、送信ユニット102、複数の受信ユニット104及び
交流電力線106を含んでいる。動作時、VCRなどのRF源108によってR
F信号が送信ユニット102に送られ、送信ユニット102はそのRF信号を交
流電力線106を通じて伝送する。そうして、RF信号は様々な受信ユニット1
04に受信され、信号を処理するテレビなどの受信装置109に送られる。
【0018】 開示されているPLCシステムは交流電力線をポイント−トゥ−ポイントの伝
送ラインではなく、透過性を有する伝送媒体として扱う。入力されたRF信号は
送信ユニット102によって交流電力線に同調しないようにされており、それに
よって交流電力線に関連する定在波の問題が回避される。実際、開示されたPL
CシステムはRF信号及び電力線信号(power line signal)の反射に依存して
いる。反射されたRF信号が互いにキャンセルし合わない限り、そのRF信号は
常に交流電力線上に現れることとなる。更に、交流電力線上には通常多くの反射
があることから、信号がキャンセルされてなくなる可能性は非常に小さい。
【0019】 RF信号の振幅は交流電力線において大きく低減されるが、概ね常にゼロより
大きい。通常のテレビは3μV程度の小さい信号でも動作可能であるので、開示
されているPLCシステムは常に通常のテレビが用いるのに十分な大きさの出力
RF信号を提供する。従って、本発明にとって定在波は概ね問題とならない。
【0020】 図1Bは、本発明の実施例に基づく、PLCシステム110を示す模式図であ
る。PLCシステム110は送信ユニット102と、受信ユニット104と、交
流電力線106とを含んでいる。動作中、RF信号が送信ユニットに入り、増幅
器112に送られる。増幅器112はその信号を増幅し、交流電力線106に送
る。
【0021】 交流電力線106は第1電圧線(Hot line)114、第2電圧線116及び中
性線(Neutral line)118を含んでいる。一般に、各電源コンセントは中性線
118と、第1電圧線114または第2電圧線116のいずれかとに接続されて
いる。電圧線(114、116)は、建物への交流電力線引込み部から、家中を
巡ってコンセントからコンセントへと接続される。中性線118は普通、家の交
流電力線106の全体に渡って(通常複数のコンセントまたは主要点において)
接地される。中性線118は接地することができるが、それでも尚、PLC回路
の出力がどのように交流電力の出力に接続されるかによって、交流電力線を通じ
たRF信号の伝搬に有効であり得る。
【0022】 本発明は、PLCがそのとき接続されている電力出力(即ち、第1電圧線11
4または第2電圧線116のいずれか)にRF信号を送る。それに加えて、本発
明は変圧器120を用いて中性線118上に電流を誘導生成する。このように、
本発明は2つの信号を交流電力線システムに送出する。有利なことに、中性線と
電圧線の両方にRF信号を送ることによりシステムを駆動するのに必要な電力量
が低減されるが、それについては後により詳細に説明する。
【0023】 図1Cは本発明の一実施例に基づく、送信ユニットで用いられる3段増幅器1
50を示すブロック図である。この増幅器150は、約8dbのゲインを有する
第1増幅器段152、約6dbのゲインを有する第2増幅器段154、及び約8
dbのゲインを有する第3増幅器段156を含んでいる。
【0024】 動作において、第1段の増幅器152は信号増幅器として働く。後に詳述する
ように、第1増幅器段152用のバイアスネットワークは好適には後続の増幅器
段のバイアスネットワークから分離されている。バイアス電圧を分離することに
より、後続の増幅器段からのRF信号が入力回路にループバックして、PLC回
路の全体的なパフォーマンスにおいて不安定性またはゼロ点(null nodes)が生
じ、それにより望ましくない振動が生成されるという問題が生じる可能性が低減
される。
【0025】 そのようなことが発生するのに対処する一つの方法は、第1段増幅器152の
入力におけるフェライトビーズ(ferrite bead)上に銅線を単に一巻きすること
である。
【0026】 第2増幅器段154はより小さいゲイン(約6db)を与えるようにバイアス
され、それによって、PLCシステムの出力から通ってくるRF信号は(最終出
力段からの経路のものも)ゲインの低減された経路を通ることとなる。このゲイ
ンは第3増幅器段156を駆動するのに十分である。本発明の回路において一つ
問題となるかもしれないのは、システムの全体的な機能及びパフォーマンスを不
安定またはノイズの多いものにし得る不所望な周囲のRF信号である。
【0027】 第3増幅器段156は主として電流増幅器として用いられる。働きを向上する
ため、第3増幅器段156の出力を、10MHzから2GHzの所望のRF周波
数に対するバンドパスフィルタとして設計されたセラミック共振器またはSAW
を単に用いてフィルタリングしてもよい。このフィルタの入力インピーダンスは
50乃至75オームであり、出力インピーダンスは150乃至200オーム、好
ましくはその中心範囲にあり、PLCシステムの出力に接続される新たな検知回
路を含むことが可能となっているとよい。
【0028】 好適には、上記各段の増幅器はミリメートル集積回路(MMIC)からなる。望ま
しくは、第1増幅器段152及び第2増幅器段154は、50MHz乃至2GH
zのバンド幅を有する高周波数、高ゲイン、ブロードバンドMMIC信号増幅器
装置からなる。更に、第3増幅器段156も50MHz乃至2GHzのバンド幅
を有する高周波数、高ゲイン、ブロードバンドMMIC信号増幅器装置からなる
とよい。
【0029】 第3増幅器段156の出力には、電圧が乗る交流電力線160と中性交流電力
線162の両方に信号を供給するため、トロイダル変圧器158が接続されてい
る。このトロイダル変圧器158はカオス的状態の交流電力線環境に、きれいな
電流RF信号を供給するが、この電流RF信号は物理的な交流電力線の電圧線1
60と中性線162の両方に乗るように供給される。従って、本発明によって生
成されるRF信号は2つの別個のラインを伝搬することになるため、本発明は通
常必要とされる電力の実質半分の電力で動作することができる。更に、トロイダ
ル変圧器158により、後に詳述するように、PLCシステムの出力からのライ
ンによる望ましくない影響を与えるVSWRの可能性が低減される。
【0030】 図2Aは、本発明の実施例に基づく、送信ユニット用の送信機回路200を示
す模式図である。送信機回路200は、全体的に符号220が付された増幅器段
と、全体的に符号240が付された電源回路と、全体的に符号260が付された
RF信号結合回路とを含む。送信機回路200は、電圧線202と中性線204
を有する3条交流電力線によって電力を供給される。このPLCシステムでは接
地線(図示せず)は用いられていないが、これは接地線は一般に交流電力線にお
いてもっともノイズの多い点であるからである。電圧線202は建物への交流電
力線引込み部から、建物中を巡ってコンセントからコンセントへと接続される。
中性線204は普通、建物の交流電力線106の全体に渡って(通常複数のコン
セントまたは主要点において)接地される。接地されるが、中性線204はRF
信号に対してインダクタとなるため、RF信号の伝送ラインとして有効である。
【0031】 引き続き図2Aを参照すると、入力RF信号はフェライトビーズコイルL6を
通じて符号208で示す点において送信機回路200に供給される。フェライト
ビーズコイルL6は、入力RF信号から、信号源からの高周波RFノイズを除去
する。DCレベルの信号は全て、フェライトビーズコイルL6に直列に接続され
たコンデンサC7によってブロックされる。入力されたRF信号は増幅器段22
0によって増幅される。増幅器段220は、約8dbのゲインを有する第1増幅
器段222、約6dbのゲインを有する第2増幅器段224及び約8dbのゲイ
ンを有する第3増幅器段226を含む、コンデンサを介して結合された増幅器を
含んでいるんでいる。第1段の増幅器152は信号増幅器として働く。後に詳述
するように、第1増幅器段222用のバイアスネットワーク242は好適には後
続の増幅器段224、226のバイアスネットワーク244から分離されている
。バイアス電圧を分離することにより、後続の増幅器段224、226からのR
F信号が第1増幅器段222にフィードバックされて、送信機回路220におい
て再生振動(regenerative oscillation)が発生したりゼロ点(null nodes)が
生じたりするという問題が生じる可能性が低減される。
【0032】 第2増幅器段224はより小さいゲイン(約6db)を与えるようにバイアス
され、第1増幅器段222と第3増幅器段226とを分離する。
【0033】 第3増幅器段156は約8dbのゲインを有する電流増幅器であるる。第3増
幅器段226の出力は、結合回路260のバンドパスフィルタ262に接続され
ている。このバンドパスフィルタ262は好適には1乃至900MHzの範囲を
有するセラミック共振器またはSAWとして具現される。フィルタ262の入力
インピーダンスは50乃至75オームであり、出力インピーダンスは150乃至
200オームである。好ましくは、出力インピーダンスはその中心範囲にあり、
交流電力線に接続される追加的な受信ユニットを含むことが可能となっていると
よい。
【0034】 好適には、増幅器222、224及び226はミリメートル集積回路(MMIC)
からなる。また望ましくは、増幅器222及び224は、高周波(50MHz乃
至2GHz)、高ゲイン、ブロードバンドMMIC信号増幅器装置からなる。第
3増幅器段226は好適には高周波、高ゲイン電流増幅器からなる。
【0035】 結合回路260は更に、増幅器段220によるRF信号出力を交流電力線の電
圧線202及び中性線204に接続するためのトロイダル変圧器264を含んで
いる。トロイダル変圧器264の一次巻線は電圧線202にコンデンサを介して
接続され、RF信号を電圧線202に供給する。二次巻線は中性線204にコン
デンサを介して接続され、RF信号を中性線204に供給する。このようにして
、電圧線202と中性線204には同じRF信号が極めてわずかな位相ずれで供
給される。電圧線202と中性線204に同じRF信号が供給されるようにする
ことで、受信機回路300(図3)がいずれのラインからの信号を受信すること
も可能となる。これにより、必要な電力は半分に低減され、それにより送信回路
220において回路から発生するノイズが低減される。
【0036】 電源回路240は同じ交流電力線から電力を供給される。コイル246及び2
48は交流電力線の高周波成分、特にトロイダル変圧器264のRF信号出力を
除去する働きをする。これらの高周波成分には、テレビスクリーン上に見られる
“回転バー(rolling bars)”の原因となる成分が含まれる。降圧変圧器250
は交流電圧を約10ボルトに降圧し、この降圧された電圧は続いてダイオードブ
リッジ252によって整流される。コンデンサ254及び256は、更に高周波
成分をグランドへと逃がす。ブリッジ252の出力は第1バイアスネットワーク
242及び第2バイアスネットワーク244に接続されている。第1バイアスネ
ットワーク242は第1段増幅器22に接続され、第2バイアスネットワーク2
44は第2及び第3段増幅器224、226に接続されている。第1段増幅器2
22は第2及び第3段増幅器226とは別個にバイアスされ、第2及び第3段増
幅器によって生成された信号が第1段増幅器222にフィードバックされないよ
うになっている。それにより再生不安定性(regenerative instability)が除去
される。第1バイアスネットワーク242及び第2バイアスネットワーク244
の残りの受動要素は、不所望な交流成分をグランドへと逃がし除去する働きをし
、第1、第2及び第3増幅器段に適切なバイアス電圧を供給する。
【0037】 上記したように、交流電源と降圧電力用変圧器に直列に入れられた交流電力線
に対するRFチョーク(RF chokes)により、交流電力線へのRFフィードバッ
クが阻止される。別の実施例として、製造コストを低減するべくこれらのコイル
を除去することもできる。しかしながら、電力用変圧器に到達する前にRF信号
が十分に低減されないと、そのRF信号が回路の小さなスペース全体に放射され
ることとなる。
【0038】 更に別の実施例では、トロイダル変圧器を除去することもできる。この実施例
では、2つのコンデンサは共に交流電力線に接続される。別の方法として、2つ
のコンデンサを変圧器のセンタータップに相当する部分に接続することもできる
。センタータップが設けられた変圧器は中心点から電圧線及び中性線へと逆の出
力を有する。二次巻線がセンタータップから逆向きの巻線を有するのでなければ
、この方法は出力信号の大きさを小さくするのみである。
【0039】 図2Bは本発明の別の実施例に基づく送信機270を示す模式図である。製造
コスト低減のため、この送信機270は第1増幅器段222を第3増幅器段22
6にコンデンサC9を介して接続している。
【0040】 上述したように、図2Aの第2増幅器段224を除去することにより製造コス
トが低減される。しかしながら、この実施例では、送信機270の入力信号を増
幅する能力も低下する。従って、第1増幅器段222及び第3増幅器段226の
ゲインに対する要求が大きくなる。ゲインの増加は一般に2つのカスケード接続
された増幅器が最適化されるようになされなければならない。このようなゲイン
の増加は送信機270を図2Aのものに比べてノイズの多いものにしてしまうが
、それは回路全体を通じて各装置における電流の増加は各装置におけるノイズも
比例して増加させてしまうからである。
【0041】 多くの通常の増幅器回路と異なり、図2Bの送信機270の出力は、増幅器の
DC電源に交流電力を供給する交流電力線にフィードバックされる。通常、増幅
器は同軸または他のより通常の伝送ラインに接続されるように設計され、回路用
低電圧電源は交流電力線に乗っているRFI/EMIから極力分離される。
【0042】 図3を参照すると、本発明の実施例に基づく受信機回路300が示されている
。ライン302及び304は交流電力線の電圧線202及び中性線204に機能
的に接続されている。コンデンサ306及び308は、送信機回路220によっ
て交流電力線に供給された所望のRF周波数を検出するための同調コンデンサ(
tuned capacitors)である。検出されたRF信号は、テレビまたはコンピュータ
のようなRF信号を処理するための装置に入力するためのケーブル310に供給
される。尚、例えば以下に図4を参照して説明するような他の形態の受信機を本
発明に用いることも可能であることに留意されたい。
【0043】 図4は、本発明の別の実施例に基づく平衡不平衡伝送ラインインタフェース(
Balun)受信機回路400を示す模式図である。受信機回路400は、交流電力
線の電圧線及び中性線に機能的に接続されたライン402及び404を含んでい
る。コンデンサ406及び408はあ、送信機回路によって交流電力線に供給さ
れた所望のRF周波数を検出するための同調コンデンサである。この受信機回路
400は更に、コイル410、412及び414を含んでいる。使用時、検出さ
れたRF信号は、テレビまたはコンピュータのようなRF信号を処理するための
装置に入力するためのケーブル414に供給される。有利なことに、Balunは、
電圧線と中性線の両方からテレビまたはコンピュータの受信機へとRF信号を容
易に送ることができる。好適には、Balunは3線状(trifilar)AWGマグネッ
トワイヤをトロイダルコアに22乃至32回巻いた200オーム乃至75オーム
のネットワークからなる。有利なことに、図3の受信機と図4の受信機は共に復
調回路を必要とせず、従って受動的な受信機である。
【0044】 本発明の一応用例について説明するため、ビデオカセットレコーダ(VCR)
から発生されるRF信号とともに本発明を用いる場合について例示する。この例
では信号の到達先は標準的なテレビであるが、信号源は50乃至600MHzの
任意のRF信号とすることができ、また到達先は信号を解釈できる任意の装置と
することが可能である。同様に、RF信号はチャンネル3の信号(北米における
VCR対する標準的な出力)と仮定するが、上記した周波数範囲内の任意のチャ
ンネルを用いることが可能である。
【0045】 図5A及び図5Bは、本発明と共に用いるのに適した同軸ケーブルを示してい
る。図5Bを参照すると、符号500が全体的に付された同軸ケーブルは、通常
テフロン(登録商標)層504により絶縁され且つ網状の導電性グランド層50
6によりシールドされて中央に配置された導体502と、保護プラスチックコー
ティング(図示せず)とを含む。図5Aの交流電力分配ラインは接地された導管
508を含んでおり、この導管508は、それぞれ電圧線用導体及び中性線用導
体である交流電力線510、512における2つのアクティブな導体に対するシ
ールドとして機能する。導管508内のライン510、512間の誘電体はプラ
スチック絶縁体からなり(図示せず)、内部導体と導管シールドとの間の誘電体
は空気であり、同軸または3軸において用いられるテフロン絶縁とは異なってい
る。
【0046】 図6は、本発明の実施例に基づく送信機構成600を示す図である。この送信
機構成は、ケーブルボックスまたはアンテナのようなRF源602と、VCRの
ような補助装置604と、テレビ606と、送信機608とを含んでいる。
【0047】 動作時、RF源602はRF信号を送信機608に供給する。送信機608へ
の経路において、RF信号をVCR604及びテレビ606に送ることもできる
。通常、RF信号は同軸ケーブルを通じて補助装置(この例ではVCR)604
に送られ、そこから送信機608に送られる。好適には、送信機608は同軸R
F出力610を用いてRF信号を追加的な装置(例えばテレビ606)に供給す
ることができる。そうして送信機608は電源コンセント612を介してRF信
号を交流電力線へと送信する。こうしてRF信号は建物の交流線システムに入り
、以下に詳述するように、受信機で受信される。
【0048】 図7は本発明の実施例に基づく受信機構成700を示す図である。この受信機
構成700は受信機702及び表示装置(テレビなど)606を含んでいる。
【0049】 送信機がRF信号を交流電力線に供給すると、受信機702は電源コンセント
704を介してRF信号を受信する。そうして受信機702はRF信号を同軸R
F出力706を介してテレビ606に供給する。
【0050】 本発明をいくつかの好適実施例に基づいて説明してきたが、本発明の範囲内に
おいて多くの変形、置換及び等価実施態様が存在する。また本発明の方法及び装
置を実施するのに多くの異なる方法が存在する。従って、添付の請求の範囲はそ
のような変形、置換及び等価実施形態は全て本発明の思想及び範囲に入るものと
して解釈されることが意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 本発明の実施例に基づくPLCシステムアーキテクチャを模式的に表した図で
ある。
【図1B】 本発明の実施例に基づくPLCシステムを示す模式図である。
【図1C】 本発明の一実施例に基づく3段増幅器を示すブロック図である。
【図2A】 本発明の別の実施例に基づく送信機回路を模式的に表した図である。
【図2B】 本発明の別の実施例に基づく送信機を示す模式図である。
【図3】 本発明の一側面に基づく受信機回路を模式的に表す図である。
【図4】 本発明の別の側面に基づく、平衡不平衡伝送ラインインタフェース(Balun)
受信機回路400を示す模式図である。
【図5A】 交流電力線として用いられる同軸ケーブルを示す図である。
【図5B】 ケーブルテレビ産業によって用いられるような接地された導管を含む同軸ケー
ブルを示す図である。
【図6】 本発明の実施例に基づく送信機構成を示す図である。
【図7】 本発明の実施例に基づく受信機構成を示す図である。
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Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電力線を媒体としてRF信号の通信を行うための回路であっ
    て、 交流電力線を媒体としてRF信号を送信するための送信機を含み、前記送信機
    は約1MHz〜900MHzの範囲の前記RF信号を前記交流電力線を介して送
    信することが可能であり、 当該回路は更に、前記交流電力線から前記RF信号を受信するための受信機を
    有していることを特徴とする回路。
  2. 【請求項2】 前記送信機が前記交流電力線によって電力を供給されていること
    を特徴とする請求項1に記載の回路。
  3. 【請求項3】 前記受信機が受動的受信機であることを特徴とする請求項1に記
    載の回路。
  4. 【請求項4】 前記送信機が更に、互いに機能的に接続された第1ステージ、第
    2ステージ、及び第3ステージを含むことを特徴とする請求項1に記載の回路。
  5. 【請求項5】 前記第1ステージがコンデンサに接続されたフェライトビーズコ
    イルを含むことを特徴とする請求項4に記載の回路。
  6. 【請求項6】 前記第2ステージが互いに機能的に接続された第1信号増幅器、
    第2信号増幅器及び信号電流増幅器を含み、前記第2信号増幅器と前記信号電流
    増幅器とが前記第1信号増幅器から分離されていることを特徴とする請求項4に
    記載の回路。
  7. 【請求項7】 前記第1信号増幅器、前記第2信号増幅器及び信号電流増幅器が
    MMIC装置からなることを特徴とする請求項6に記載の回路。
  8. 【請求項8】 前記第3ステージが前記信号電流増幅器の出力に接続されたバン
    ドパスフィルタと、該バンドパスフィルタの出力に接続されたトロイダル変圧器
    とを含むことを特徴とする請求項6に記載の回路。
  9. 【請求項9】 交流電力線を媒体としてRF信号を送信するための方法であって
    、 送信機を用いて、交流電力線を媒体として約1MHz〜900MHzの範囲の
    RF信号を送信する過程と、 受信機を介して、前記交流電力線から前記RF信号を受信する過程とを有する
    ことを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 前記受信機が受動的受信機であることを特徴とする請求項9に
    記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記送信機が更に、互いに機能的に接続された第1ステージ、
    第2ステージ、及び第3ステージを含むことを特徴とする請求項9に記載の方法
  12. 【請求項12】 前記第1ステージがコンデンサに接続されたフェライトビーズ
    コイルを含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記第2ステージが互いに機能的に接続された第1信号増幅器
    、第2信号増幅器及び信号電流増幅器を含み、前記第2信号増幅器と前記信号電
    流増幅器とが前記第1信号増幅器から分離されていることを特徴とする請求項1
    1に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記第1信号増幅器、前記第2信号増幅器及び信号電流増幅器
    がMMIC装置からなることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記第3ステージが前記信号電流増幅器の出力に接続されたバ
    ンドパスフィルタと、該バンドパスフィルタの出力に接続されたトロイダル変圧
    器とを含むことを特徴とする請求項13に記載の方法。
  16. 【請求項16】 RF信号を交流電力線に同調させることなく交流電力線を介し
    てRF信号を伝送するための送信機であって、 入力信号を増幅するため第1バイアスネットワークに接続された第1信号増幅
    器段と、 前記第1バイアスネットワークから分離された第3バイアスネットワークに接
    続された第3電流増幅器段とを有し、前記第3電流増幅器は前記交流電力線に供
    給される電流を増加させるべく動作可能であることを特徴とする送信機。
  17. 【請求項17】 前記第1信号増幅器に接続された第2信号増幅器段を更に含み
    、前記第2信号増幅器が更に前記第3バイアスネットワークに接続され、前記第
    2信号増幅器段は出力の反射能を低減するべく動作可能であることを特徴とする
    請求項16に記載の送信機。
  18. 【請求項18】 前記送信機の出力回路が定在波を生成するよう不整合(mismat
    ched)となっていることを特徴とする請求項17に記載の送信機。
  19. 【請求項19】 前記第2増幅器段のゲインが前記第1増幅器段及び前記第3増
    幅器段のゲインより小さいことを特徴とする請求項17に記載の送信機。
  20. 【請求項20】 前記送信機が、前記交流電力線を介した前記RF信号の伝送を
    電圧線及び中性線を用いて行い、それによって良好な受信の可能性が向上されて
    いることを特徴とする請求項17に記載の送信機。
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