JP2002057633A - 外来雑音混入防止装置及び信号増幅器,保安器,アンテナプラグ - Google Patents

外来雑音混入防止装置及び信号増幅器,保安器,アンテナプラグ

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JP2002057633A JP2001013688A JP2001013688A JP2002057633A JP 2002057633 A JP2002057633 A JP 2002057633A JP 2001013688 A JP2001013688 A JP 2001013688A JP 2001013688 A JP2001013688 A JP 2001013688A JP 2002057633 A JP2002057633 A JP 2002057633A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上り信号周波数帯において、幹線ケーブルの
中心導体へ外来雑音が侵入するのを防止する外来雑音混
入防止装置を提供する。 【解決手段】 入力端子1,出力端子2間に、70MH
z以上を通過させる第1のフィルタ回路3を設けると共
に、10MHz〜55MHzの周波数を通過させる第2
のフィルタ回路4として前段フィルタ回路4a及び後段
フィルタ回路4bを両端に設け、2個の結合トランス6
a,6bを縦続接続して形成した雑音除去回路6を設け
た。前記2個の結合トランス6a,6bは互いに線対称
に配置し接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば双方向CA
TVシステムのような高周波信号を双方向で伝送する信
号伝送路において、上り信号に外来雑音が混入しない技
術に関し、詳しくは外来雑音の混入を防止する外来雑音
混入防止装置、及びその回路を内蔵した信号増幅器,保
安器,アンテナプラグに関する。
【0002】
【従来の技術】双方向CATVシステムでは、通常、セ
ンター局から送出される下り信号は、70MHz以上の
周波数帯が使用され、各加入者宅からセンター局へ送出
される上り信号の周波数は10MHz〜55MHzの周
波数帯が使用されている。ところが、上記上りの周波数
帯は、家庭内の電化製品等で発生する雑音の周波数帯で
もあるため、上り信号にはその雑音が多く混入し、セン
ター局では流合雑音の大きな原因となっていた。そのた
め、この流合雑音の削減対策として、切換器を幹線内に
設けて、必要に応じてノイズの大きい一部の幹線系統を
切り離したりして対応していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記切り離す
方法は線路を機械的に切り離してしまうため、信号も遮
断されることになり新たに別の問題が発生してしまい、
常時利用できるものではない。そのため、信号を遮断す
ることなく流合雑音そのものを小さく、即ち、外来雑音
の幹線ケーブルの中心導体への侵入を削減或いは防止す
る技術が期待されている。
【0004】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、上り
信号周波数帯である例えば10MHz〜55MHzにお
いて、外来雑音の幹線ケーブルの中心導体への侵入を防
止する外来雑音混入防止装置を提供すること、更にその
回路を内蔵した信号増幅器,保安器,アンテナプラグを
提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明に係る外来雑音混入防止装置は、同
軸ケーブルを接続可能な入力端子及び出力端子を有し、
所定の周波数帯の信号を通過させる第1のフィルタ回路
を介在して両端子を接続すると共に、前記周波数帯とは
異なる所定の周波数帯の信号を通過させる第2のフィル
タ回路を介して雑音除去回路を両端子間に接続した外来
雑音混入防止装置であって、該雑音除去回路は、1次巻
線と2次巻線を有する結合トランスを2個縦続接続して
形成され、該2個の結合トランスのうちの前段側1次巻
線の一端を前記入力端子側の芯線に接続して他端を入力
側接地部に接続すると共に、後段側の2次巻線の一端を
前記出力端子側の芯線に接続して他端を出力側接地部に
接続したことを特徴とする。
【0006】請求項2の発明に係る外来雑音混入防止装
置は、同軸ケーブルを接続可能な入力端子及び出力端子
を有し、所定の周波数帯の信号を通過させる第1のフィ
ルタ回路を介在して両端子を接続すると共に、前記周波
数帯とは異なる所定の周波数帯の信号を通過させる第2
のフィルタ回路を介して雑音除去回路を両端子間に接続
した外来雑音混入防止装置であって、該雑音除去回路
は、巻数比1:1のトランスから成り、1次巻線の一端
を前記入力端子側の芯線に接続して他端を入力側接地部
に接続すると共に、2次巻線の一端を前記出力端子側の
芯線に接続して他端を出力側接地部に接続したことを特
徴とする。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、入力側接地部と出力側接地部とが直流の通過
を阻止するよう連結されて成ることを特徴とする。
【0008】請求項4の発明に係る保安器は、アレス
タ,チョークコイルを有し、入力端子から侵入した異常
電圧が出力端子から流出するのを阻止する保安器であっ
て、請求項1乃至3の何れかに記載の外来雑音混入防止
装置を出力端子部に具備したことを特徴とする。
【0009】請求項5の発明に係る信号増幅器は、上り
信号及び下り信号が流れる双方向CATV幹線の途中に
介在され、少なくともセンター局からの下り信号を増幅
する信号増幅器であって、下り信号を出力する出力部に
請求項1又は請求項2記載の外来雑音混入防止装置を設
けたことを特徴とする。
【0010】請求項6の発明に係る信号増幅器は、上り
信号及び下り信号が流れる双方向CATV幹線の途中に
介在され、少なくともセンター局からの下り信号を増幅
する信号増幅器であって、下り信号を出力する出力部に
一対の結合トランスからなる雑音除去回路を設け、該雑
音除去回路が、1次巻線と2次巻線を有する結合トラン
スを2個縦続接続し、該2個の結合トランスの前段側1
次巻線の一端を前記出力部に接続して他端を該出力部の
接地部に接続すると共に、後段側の2次巻線の一端を前
記信号増幅器の出力端子の芯線に接続して他端を出力端
子接地部に接続したことを特徴とする。
【0011】請求項7の発明に係る信号増幅器は、上り
信号及び下り信号が流れる双方向CATV幹線の途中に
介在され、少なくともセンター局からの下り信号を増幅
する信号増幅器であって、下り信号を出力する出力部に
巻数比1:1のトランスからなる雑音除去回路を設け、
該トランスの1次巻線の一端を前記出力部に接続して他
端を該出力部の接地部に接続すると共に、2次巻線の一
端を前記信号増幅器の出力端子の芯線に接続して他端を
出力端子接地部に接続したことを特徴とする。
【0012】請求項8の発明に係るアンテナプラグは、
同軸ケーブル接続端子を両端に有し、双方の間に請求項
1乃至3の何れかに記載の外来雑音混入防止装置を介在
させたことを特徴とする。
【0013】請求項9の発明に係るアンテナプラグは、
同軸ケーブル接続端子を両端に有し、双方の間に雑音除
去回路を介在させたアンテナプラグであって、該雑音除
去回路が、1次巻線と2次巻線を有する結合トランスを
2個縦続接続し、該2個の結合トランスの前段側の1次
巻線の一端を同軸ケーブル接続端子或いはF型接続端子
の一方の芯線に接続して他端を一方の接地部に接続する
と共に、後段側の2次巻線の一端を他方の芯線に接続し
て他端を他方の接地部に接続したことを特徴とする。
【0014】請求項10の発明に係るアンテナプラグ
は、同軸ケーブル接続端子を両端に有し、双方の間に雑
音除去回路を介在させたアンテナプラグであって、該雑
音除去回路が、巻数比1:1のトランスから成り、該ト
ランスの1次巻線の一端を同軸ケーブル接続端子或いは
F型接続端子の一方の芯線に接続して他端を一方の接地
部に接続すると共に、2次巻線の一端を他方の芯線に接
続して他端を他方の接地部に接続したことを特徴とす
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態を、図面を基に詳細に説明する。図1(a)は本発
明に係る外来雑音混入防止装置の第1の実施の形態を示
す回路図であり、入力端子1と出力端子2の中心導体同
士は、70MHz以上の周波数を通過させる第1のフィ
ルタ回路3が接続されると共に、55MHz以下の周波
数を通過させる第2のフィルタ回路と雑音除去回路6が
接続されている。この第2のフィルタ回路4は雑音除去
回路6の両端に2段に形成され前段フィルタ回路4aと
後段フィルタ回路4bとから成り、双方とも10MHz
〜55MHzの周波数を通過させる同一特性となってい
る。尚、第1のフィルタ回路3は高域通過フィルタでも
良いし、70MHz〜770MHzを通過させる帯域通
過フィルタであっても良い。また、第2フィルタ回路4
は帯域通過フィルタでも良いし、55MHz以下を通過
させる低域通過フィルタであっても良い。
【0016】雑音除去回路6は、図1(b)に示すよう
に前段結合トランス6a及び後段結合トランス6bの2
個の結合トランスが対象配置され縦続接続されている。
詳しく説明すると、前段フィルタ回路4aに前段結合ト
ランス6aの1次側一端Aが接続され、1次側他端Cは
入力側接地部に接続されている。また、後段結合トラン
ス6bの2次側一端aと後段フィルタ回路4bとが接続
され、2次側他端cは出力端子側接地部に接続されてい
る。そして、その出力端子側接地部は直流の通過を阻止
する接地コンデンサC1を介して入力端子側接地部と接
続され、前段結合トランスの2次側B,Dは後段結合ト
ランスの1次側b,dと連結されている。また、前段結
合トランス6aの2次巻線中央と後段結合トランス6b
の1次巻線中央は接地されている。
【0017】具体的な構成としては、例えば前段結合ト
ランス6a及び後段結合トランス6bは、共に1次巻
線,2次巻線がリング状フェライトコアに例えば3回ず
つ巻回して形成し、互いに裏返して線対称に配置した状
態で接続すればよい。このようにトランスを結合して雑
音除去回路を形成することで、巻線の端子A−B間(a
−b間)、端子C−B間(c−b間)は高周波信号・雑
音が通過せず、端子A−C間(a−c間)に流れる電流
は端子B−D間(b−d間)へ効率よく誘導させること
ができる。
【0018】次に、図1(a)の回路の出力端子2から
雑音が侵入した場合の作用を説明する。出力側同軸ケー
ブルの外部導体に外来雑音が乗った場合、その雑音電流
は接地コンデンサC1を通り大地に流れて行く。また、
そのとき接続された後段結合トランス6bの2次巻線の
一端cにも流れ込もうとするが他端aの方が高電位であ
るため、2次巻線を流れる事はない。
【0019】そして、この雑音電流は、誘導ではなく巻
線間の分布容量により、後段1次巻線の一端b或いは他
端dに現れるが、そのような雑音が1次巻線の一端b或
いは他端dに現れたとしても、その先には後段結合トラ
ンス6bを裏返した構成の前段結合トランス6aを設け
てあるため、前段結合トランス6aの可逆性により、端
子dから端子Dに伝わった雑音も、端子bから端子Bに
伝わった雑音電流も、共に端子Cへ現れて、より低電位
の大地へ逃がしてしまうことができる。そのため、低い
雑音混入率とすることができ、結合トランスを互いに逆
にして接続した簡易な構造で、上り信号に流入する外来
雑音を除去することができる。そして、下り信号は第1
のフィルタ回路3を通り流れて行くため雑音除去回路を
流れることはない。
【0020】尚、結合トランスの1次と2次の巻数比は
同一で無くとも良く、図2に示すように1対N(Nは整
数)で形成しても良い。その場合、後段の結合トランス
はN対1と対称形にすればよい。また、一方或いは双方
の中間点の接地は無くても良い。また、対象としている
雑音周波数において同一の特性を有していれば、一方が
低周波用、他方が高周波用の通過特性を有するものであ
っても良く、広範な周波数範囲で良好な特性を維持する
ことができる。
【0021】図3は上記外来雑音混入防止装置の回路を
設けた保安器の1例を示している。アレスタ8、チョー
クコイル9を設けた避雷回路の出力側に図1(a)の外
来雑音混入防止回路10を接続してある。こうすること
で、落雷等の高電圧から端末機器を保護する保安器を設
けるだけで、テレビ受像機等の端末機器から侵入した外
来雑音が幹線に混入するのを防止することができる。
【0022】図4は図3の保安器の雑音混入率特性を示
し、Pは接地コンデンサC1(貫通コンデンサ)を接続
した場合、Qは接地コンデンサC1を設けない場合、R
は外来雑音混入防止回路を設けない従来の保安器の特性
を示している。図示するように、接地コンデンサC1の
有無により、12MHz前後で特性が交叉しているもの
の、5MHz〜55MHzの周波数帯にわたり、従来の
保安器の特性に対して外来雑音が除去されていることが
わかる。尚、この雑音混入率特性とは、出力側接地部と
入力側接地部との間に雑音に対応した信号を加え、入力
端子1の芯線と接地間に、その雑音対応信号がどれだけ
減衰して現れてくるかを測定したものである。また、前
段結合トランス6aの1次巻線は3巻き、2次巻線は中
性点を境に左右に3巻きしたものを使用し、後段結合ト
ランス6bは前段結合トランス3と同一のものを裏返し
たものを使用して測定している。
【0023】図5は本発明に係る信号増幅器(ブース
タ)の1例を示すブロック図であり、(a)は増幅回路
12の出力に上記外来雑音混入防止回路10を接続した
構成、(b)はフィルタ回路のない図1(b)の回路を
接続した構成となっている。尚、図5(a)では外来雑
音混入防止回路10の両端に介在されているコンデンサ
C3,C4は直流カット用のコンデンサであり、13は
直流通過用のコイル、14は電源プラグである。CAT
V幹線の途中に介在されるブースタをこのように構成す
れば、ブースタと保安器との間に侵入する外来雑音を容
易に除去することができる。また、図5(b)のように
フィルタ回路を取り外しても良く、回路設計は難しくな
るが、広範囲な周波数帯にわたり外来雑音を除去するこ
とが可能となる。尚、図5(a)では直流通過回路を設
けているが、その必要がなければ単に増幅回路12の出
力に外来雑音混入防止回路10を設けるだけで良い。
【0024】図6は本発明に係るアンテナプラグの1例
を示すプラグ付同軸ケーブルの説明図であり、(a)は
ブロック図、(b)は概略外観図を示している。図にお
いて、右側のアンテナプラグ16が来雑音混入防止回路
10を内蔵し、左側のアンテナプラグ17は同軸ケーブ
ル18を接続した従来のものである。アンテナプラグを
このように形成してプラグ付同軸ケーブルの一方のプラ
グ内に外来雑音混入防止回路を装着することで、壁面等
に設けられた直列ユニットにそのプラグ付同軸ケーブル
の一方を接続してテレビ受像機を他方に接続すれば、テ
レビ受像機のアンテナ端子から侵入する外来雑音を別途
外来雑音混入防止装置を設けることなく除去できる。ま
た、テレビ受像機で発生した雑音が、そのアンテナ端子
からCATV設備に混入するのを防止できる。
【0025】尚、アンテナプラグにおいても、外来雑音
混入防止回路をフィルタ回路を取り除いて雑音除去回路
のみで形成しても良いし、接地コンデンサC1は無くて
も良い。また、図1において、各フィルタ回路の周波数
特性を規定しているが、下り,上りの各周波数帯が他の
周波数帯である場合は、その周波数に合わせて各フィル
タ特性を決定すればよい。
【0026】図7の回路ブロック図は、本発明に係る外
来雑音混入防止装置の第2の実施の形態を示している。
上記図1との相違点を説明すると、雑音除去回路6の構
成が異なり、1:1の比で巻回したトランス6cにより
雑音除去回路を形成している。トランス6cはリング状
フェライトコアに1次巻線及び2次巻線を5回ずつ巻回
して形成されている。
【0027】この図7の構成と図1の構成の外来雑音混
入防止装置の雑音混入率特性の比較を図8に示してい
る。図8は上記図4の特性と同様の方法で測定したも
の、即ち出力側接地部と入力側接地部との間に雑音に対
応した信号を加え、入力端子1の芯線と接地間に、その
雑音対応信号がどれだけ減衰して現れてくるかを測定し
たものであり、中太線のJが図7の特性であり、Kが図
1の特性である。尚、特性Kは前段及び後段のトランス
の巻数比を5:7,7:5としてある。この図に示すよ
うに、巻比1:1のトランス6cを雑音除去回路として
使しても20MHz以下で図1のものに比べて2〜3d
B悪化するものの、ほぼ同様の効果を得ることができ、
雑音の混入を防止することができる。また、この場合ト
ランスは1個で済むので、スペースを有効に利用できる
し、コストも削減できる。
【0028】従って、この巻比1:1のトランス6cで
形成した外来雑音混入防止回路を用いて上記図3に示す
ような保安器を形成すれば、端末機器から幹線に雑音が
混入するのを防止できるし、図5に示すような信号増幅
器を形成すれば幹線に設けられた信号増幅器と保安器と
の間に侵入する外来雑音を除去できる。また、図6に示
すようなアンテナプラグに適用することで、アンテナ端
子へ侵入する外来雑音を除去できるし、CATVの場
合、テレビ受像機で発生した雑音が、アンテナ端子から
CATV設備に混入するのを防止できる。尚、この場合
の信号増幅器やアンテナプラグにおいても、外来雑音混
入防止回路をフィルタ回路を取り除いて雑音除去回路の
みで形成することもできる。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1乃至3の
発明に係る外来雑音混入防止装置によれば、簡易な構造
で上り周波数帯での雑音の混入を防止することができ
る。また、フィルタ回路を介在させることで、周波数を
限定して回路設計することができ、回路設計を簡易化す
ることができる。
【0030】請求項4の発明に係る保安器によれば、保
安器本来の機能に加えて、テレビ受像機等の端末機器と
保安器との間の混入雑音を除去できる。
【0031】請求項5乃至7の発明に係る信号増幅器に
よれば、信号増幅器と保安器との間で混入雑音を除去で
きる。
【0032】請求項8乃至10の発明に係るアンテナプ
ラグによれば、テレビ受像器に接続するだけで、テレビ
受像機のアンテナ端子に混入する外来雑音を除去でき
る。また、テレビ受像機で発生した雑音が、そのアンテ
ナ端子からCATV設備に混入するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る外来雑音混入防止装置の第1の実
施形態を示し、(a)は回路ブロック図、(b)は
(a)に示す雑音除去回路の回路図である。
【図2】(a),(b)は図1の雑音除去回路の他の例
を示している。
【図3】本発明に係る保安器の1例を示す回路ブロック
図である。
【図4】図3の保安器の雑音混入率−周波数特性を示す
図である。
【図5】(a),(b)は本発明に係る信号増幅器の回
路ブロック図である。
【図6】本発明に係るアンテナプラグを有するプラグ付
同軸ケーブルを示し、(a)はブロック図、(b)は外
観図である。
【図7】本発明に係る外来雑音混入防止装置の第2の実
施形態を示す回路ブロック図である。
【図8】図1と図7の外来雑音混入防止装置の雑音混入
率特性図である。
【符号の説明】 1・・入力端子、2・・出力端子、3・・第1のフィル
タ回路、4・・第2フィルタ回路、4a・・前段フィル
タ回路、4b・・後段フィルタ回路、6・・雑音除去回
路、6a・・前段結合トランス、6b・・後段結合トラ
ンス、10・・外来雑音混入防止回路、C1・・接地コ
ンデンサ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸ケーブルを接続可能な入力端子及び
    出力端子を有し、所定の周波数帯の信号を通過させる第
    1のフィルタ回路を介在して両端子を接続すると共に、
    前記周波数帯とは異なる所定の周波数帯の信号を通過さ
    せる第2のフィルタ回路を介して雑音除去回路を両端子
    間に接続した外来雑音混入防止装置であって、該雑音除
    去回路は、1次巻線と2次巻線を有する結合トランスを
    2個縦続接続して形成され、該2個の結合トランスのう
    ちの前段側1次巻線の一端を前記入力端子側の芯線に接
    続して他端を入力側接地部に接続すると共に、後段側の
    2次巻線の一端を前記出力端子側の芯線に接続して他端
    を出力側接地部に接続したことを特徴とする外来雑音混
    入防止装置。
  2. 【請求項2】 同軸ケーブルを接続可能な入力端子及び
    出力端子を有し、所定の周波数帯の信号を通過させる第
    1のフィルタ回路を介在して両端子を接続すると共に、
    前記周波数帯とは異なる所定の周波数帯の信号を通過さ
    せる第2のフィルタ回路を介して雑音除去回路を両端子
    間に接続した外来雑音混入防止装置であって、該雑音除
    去回路は、巻数比1:1のトランスから成り、1次巻線
    の一端を前記入力端子側の芯線に接続して他端を入力側
    接地部に接続すると共に、2次巻線の一端を前記出力端
    子側の芯線に接続して他端を出力側接地部に接続したこ
    とを特徴とする外来雑音混入防止装置。
  3. 【請求項3】 入力側接地部と出力側接地部とが直流の
    通過を阻止するよう連結されて成る請求項1又は2記載
    の外来雑音混入防止装置。
  4. 【請求項4】 アレスタ,チョークコイルを有し、入力
    端子から侵入した異常電圧が出力端子から流出するのを
    阻止する保安器であって、請求項1乃至3の何れかに記
    載の外来雑音混入防止装置を出力端子部に具備したこと
    を特徴とする保安器。
  5. 【請求項5】 上り信号及び下り信号が流れる双方向C
    ATV幹線の途中に介在され、少なくともセンター局か
    らの下り信号を増幅する信号増幅器であって、下り信号
    を出力する出力部に請求項1又は請求項2記載の外来雑
    音混入防止装置を設けたことを特徴とする信号増幅器。
  6. 【請求項6】 上り信号及び下り信号が流れる双方向C
    ATV幹線の途中に介在され、少なくともセンター局か
    らの下り信号を増幅する信号増幅器であって、下り信号
    を出力する出力部に一対の結合トランスからなる雑音除
    去回路を設け、該雑音除去回路が、1次巻線と2次巻線
    を有する結合トランスを2個縦続接続し、該2個の結合
    トランスの前段側1次巻線の一端を前記出力部に接続し
    て他端を該出力部の接地部に接続すると共に、後段側の
    2次巻線の一端を前記信号増幅器の出力端子の芯線に接
    続して他端を出力端子接地部に接続したことを特徴とす
    る信号増幅器。
  7. 【請求項7】 上り信号及び下り信号が流れる双方向C
    ATV幹線の途中に介在され、少なくともセンター局か
    らの下り信号を増幅する信号増幅器であって、下り信号
    を出力する出力部に巻数比1:1のトランスからなる雑
    音除去回路を設け、該トランスの1次巻線の一端を前記
    出力部に接続して他端を該出力部の接地部に接続すると
    共に、2次巻線の一端を前記信号増幅器の出力端子の芯
    線に接続して他端を出力端子接地部に接続したことを特
    徴とする信号増幅器。
  8. 【請求項8】 同軸ケーブル接続端子を両端に有し、双
    方の間に請求項1乃至3の何れかに記載の外来雑音混入
    防止装置を介在させたことを特徴とするアンテナプラ
    グ。
  9. 【請求項9】 同軸ケーブル接続端子を両端に有し、双
    方の間に雑音除去回路を介在させたアンテナプラグであ
    って、該雑音除去回路が、1次巻線と2次巻線を有する
    結合トランスを2個縦続接続し、該2個の結合トランス
    の前段側の1次巻線の一端を同軸ケーブル接続端子或い
    はF型接続端子の一方の芯線に接続して他端を一方の接
    地部に接続すると共に、後段側の2次巻線の一端を他方
    の芯線に接続して他端を他方の接地部に接続したことを
    特徴とするアンテナプラグ。
  10. 【請求項10】 同軸ケーブル接続端子を両端に有し、
    双方の間に雑音除去回路を介在させたアンテナプラグで
    あって、該雑音除去回路が、巻数比1:1のトランスか
    ら成り、該トランスの1次巻線の一端を同軸ケーブル接
    続端子或いはF型接続端子の一方の芯線に接続して他端
    を一方の接地部に接続すると共に、2次巻線の一端を他
    方の芯線に接続して他端を他方の接地部に接続したこと
    を特徴とするアンテナプラグ。
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