JP2000286126A - 高周波伝送システムの流合雑音除去装置 - Google Patents

高周波伝送システムの流合雑音除去装置

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JP2000286126A
JP2000286126A JP8885899A JP8885899A JP2000286126A JP 2000286126 A JP2000286126 A JP 2000286126A JP 8885899 A JP8885899 A JP 8885899A JP 8885899 A JP8885899 A JP 8885899A JP 2000286126 A JP2000286126 A JP 2000286126A
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coaxial cable
line
transformer
noise
unbalanced
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JP8885899A
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Masashige Hiramatsu
正成 平松
Hiroshi Matsubara
寛至 松原
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Maspro Denkoh Corp
Original Assignee
Maspro Denkoh Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F19/00Fixed transformers or mutual inductances of the signal type
    • H01F19/04Transformers or mutual inductances suitable for handling frequencies considerably beyond the audio range
    • H01F19/08Transformers having magnetic bias, e.g. for handling pulses
    • H01F2019/085Transformer for galvanic isolation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/2823Wires
    • H01F2027/2833Wires using coaxial cable as wire

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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Details Of Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波伝送システムにおいて、その伝送線で
ある同軸ケーブルを流れるコモンモードの流合雑音を完
全に除去する流合雑音除去装置を提供する。 【解決手段】 入力端子2の中心電極2aと外側電極2
bとの間に、不平衡−平衡変換用の絶縁トランスT1の
一次巻線L11を接続し、二次巻線L12側の平衡線路に、
ノイズ除去トランスTaの巻線La,Lbを設ける。ま
た、出力端子4の中心電極4aと外側電極4bとの間に
も、不平衡−平衡変換用の絶縁トランスT2の一次巻線
L21を接続し、二次巻線L22側の平衡線路は、ノイズ除
去トランスTaに接続する。また、絶縁トランスT1の
二次巻線L12の中点には、グランドラインに接地された
一次巻線L11の一端を接続する。この結果、入力端子2
の各電極2a,2bから入力される同相のノイズ成分
は、絶縁トランスT1の一次巻線L11で打ち消され、残
りのノイズ成分はノイズ除去トランスTa,更には二次
巻線L22で完全に除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同軸ケーブルから
なる不平衡線路を介して高周波信号を伝送する高周波伝
送システムにおいて、同軸ケーブルに外部から侵入して
不平衡線路を流れる流合雑音を除去する流合雑音除去装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、テレビ放送信号等の高周波信
号を同軸ケーブルからなる不平衡線路を介して伝送する
CATVシステム等の高周波伝送システムでは、伝送線
を構成する同軸ケーブルの周囲で発生したノイズが、同
軸ケーブルの外部導体、場合によっては更に中心導体に
まで侵入して、これがコモンモードの流合雑音として、
伝送すべき高周波信号と共に端末側に伝送されてしまう
ことがあった。
【0003】そして、このような流合雑音を含む伝送信
号が加入者側の端末装置にそのまま伝送されると、加入
者側端末装置では、システムからの伝送信号を受信・復
調しても良好な再生信号(映像信号や音声信号等)を得
ることができないといった問題が発生する。
【0004】そこで、従来では、高周波伝送システムの
伝送線や、この伝送線から加入者宅側に分岐させた分岐
線、或いは、更にこの分岐線に保安器を介して接続され
る加入者宅側の引込線等、高周波伝送システムのセンタ
装置から加入者側端末装置に至る高周波伝送用線路を構
成する同軸ケーブルを、ノイズ除去用のフェライトコア
に通し、その同軸ケーブルの外部導体に重畳されたノイ
ズ成分を除去することが行われている。
【0005】つまり、高周波伝送システムの伝送線にお
いて、外来ノイズは、同軸ケーブルを構成する編組等の
外部導体に重畳され、同軸ケーブルの遮蔽値を越えたノ
イズ成分だけが、同軸ケーブルの芯線である中心導体に
侵入することから、従来では、フェライトコアを使っ
て、同軸ケーブルの外部導体に重畳されたノイズ成分を
除去することによって、加入者側端末装置に伝送される
流合雑音を防止するようにしているのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フェラ
イトコアを使ったノイズ除去では、同軸ケーブルの外部
導体に重畳されたノイズ成分を除去することはできて
も、同軸ケーブルの中心導体側に誘起されたノイズ成分
については除去することができないことから、コモンモ
ードの流合雑音を完全に除去することができないという
問題があった。
【0007】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
ので、CATVシステム等の高周波伝送システムにおい
て、その伝送線である同軸ケーブルに外部からノイズが
侵入することによって流れるコモンモードの流合雑音を
確実に除去することのできる流合雑音除去装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1記載の流合雑音除去装置は、高周
波伝送用の同軸ケーブルに対して、一対の接続端子を介
して直列に接続される。そして、各端子には、夫々、外
部の同軸ケーブルからなる不平衡線路を平衡線路に変換
する不平衡−平衡変換トランスが設けられ、装置内で
は、平衡線路を介して高周波信号が伝送される。また、
この平衡線路には、平衡線路を構成する一対の線路を流
れるノイズ成分を相殺するノイズ除去トランスが設けら
れている。
【0009】このため、本発明の流合雑音除去装置にお
いて、同軸ケーブルを介して一方の接続端子から流合雑
音が入力されると、外部導体側のノイズ成分と中心導体
側のノイズ成分とが、流合雑音入力側の接続端子に設け
られた不平衡−平衡変換トランスの不平衡線路側の巻線
を介して互いに打ち消し合い、流合雑音の内の中心導体
側のノイズ成分が除去される。
【0010】つまり、同軸ケーブルを流れる流合雑音に
は、外部のノイズが同軸ケーブルの外部導体に誘起され
ることにより発生する外部導体側のノイズ成分と、同軸
ケーブルの遮蔽値を越えるノイズ成分が中心導体に誘起
されることにより発生する中心導体側のノイズ成分とが
あるが、この内、中心導体側のノイズ成分の信号レベル
は外部導体側のノイズ成分よりも小さいことから、不平
衡−平衡変換トランスにてこれら各ノイズ成分が互いに
打ち消し合うことにより、中心導体側のノイズ成分が完
全に除去されるのである。
【0011】また、不平衡−平衡変換トランスで除去す
ることのできなかったノイズ成分は、内部の平衡線路を
流れることになるが、平衡線路には、これを構成する各
線路に流れる同相のノイズ成分を相殺するノイズ除去ト
ランスが設けられていることから、接続端子から入力さ
れたコモンモードの流合雑音は、このノイズ除去トラン
スにて完全に除去される。
【0012】従って、本発明の流合雑音除去装置によれ
ば、一方の接続端子側から流入してきた流合雑音が他方
の接続端子から出力されるのを防止することができ、伝
送線を流れる流合雑音を完全に除去することが可能にな
る。一方、接続端子から入力された高周波信号の内、高
周波伝送システムで伝送すべき高周波信号は、不平衡−
平衡変換トランス、平衡線路、不平衡−平衡変換トラン
スを介して、他方の接続端子までそのまま伝送され、こ
の接続端子から高周波伝送システムの同軸ケーブルに出
力されることになる。
【0013】また、装置内部の平衡線路と外部の同軸ケ
ーブル(不平衡線路)とは、各接続端子に設けられた不
平衡−平衡変換トランスを介して接続されるため、これ
ら各不平衡−平衡変換トランスによるインピーダンス変
換特性を一致させておけば、高周波伝送信号を極めて小
さい信号ロス(損失)にて通過させることができる。
【0014】従って、本発明の流合雑音除去装置によれ
ば、流合雑音を除去できるだけでなく、この流合雑音を
除去するために、高周波信号の信号レベルを低下させて
しまうのを防止することができ、高周波信号を良好に伝
送させることが可能になる。ここで、各接続端子に設け
られる一対の不平衡−平衡変換トランスとしては、請求
項2に記載のように、接続端子を介して接続される同軸
ケーブルの内部導体と外部導体との間に接続された一次
巻線と、装置内部の平衡線路を構成する各線路間に接続
された二次巻線とを備え、同軸ケーブルの外部導体側に
接続される側の一次巻線の一端を二次巻線の中点に接続
した絶縁トランスにて構成してもよく、或いは、請求項
3に記載のように、周知のバルントランスにて構成して
もよく、更には、一方の接続端子に設けられる不平衡−
平衡変換トランスを請求項2記載の絶縁トランスとし、
他方の接続端子に設けられる不平衡−平衡変換トランス
を請求項3記載のバルントランスとするようにしてもよ
い。
【0015】そして、このような絶縁トランス或いはバ
ルントランスを使って、装置外部の同軸ケーブルからな
る不平衡線路を内部の平衡線路に変換するようにすれ
ば、伝送すべき高周波信号を極めて少ないロスにて通過
させ、流合雑音を確実に除去することができる。
【0016】また、本発明(請求項1〜請求項3)の流
合雑音除去装置は、請求項4に記載のように、一対の接
続端子間で直流信号が流れるのを阻止する直流信号遮断
手段を設けることによって、高周波伝送システム側の伝
送線である同軸ケーブルと加入者側の伝送線である同軸
ケーブルとを接続して、高周波信号のみを通過させる、
保安器としてそのまま機能させることができる。
【0017】そして、この場合、高周波伝送システムの
伝送線(同軸ケーブル)から流入してくる流合雑音を、
保安器において完全に除去することができることになる
ため、加入者側端末装置には、伝送すべき高周波信号の
みを伝送させることが可能になり、加入者側端末装置が
流合雑音の影響を受けるのを確実に防止することが可能
になる。
【0018】また、高周波伝送システムの伝送線(同軸
ケーブル)から保安器に流入する流合雑音としては、双
方向CATVシステムで加入者側端末装置からセンタ装
置側へ各種データを送信するのに使用されている10M
Hz〜55MHz帯の上り信号に影響を与える、短波放
送や無線機(例えば違法CB)からの電波があり、こう
した電波によって発生した流合雑音が加入者側端末装置
に入力されると、加入者側端末装置からセンタ装置側へ
正常なデータ送信を行うことができなくなるが、本発明
の流合雑音除去装置によれば、流合雑音を確実に除去す
ることができるので、加入者側端末装置からセンタ装置
側へのデータ送信も良好に行うことができるようにな
る。
【0019】尚、このように、本発明の流合雑音除去装
置は、一対の接続端子間で直流信号が流れるのを阻止す
る直流信号遮断手段を設けることによって、保安器とし
ての機能を実現できるが、保安器として機能させるに
は、更に、請求項5記載のように、従来より保安器に設
けられているヒューズ、或いは、アレスタ,サージアブ
ソーバ,チョークコイル等の避雷素子、の少なくとも一
方を、高周波伝送システム側の伝送線である同軸ケーブ
ルが接続される接続端子(所謂入力端子)側に設けるよ
うにすれば、これらの動作によって、保安器としての信
頼性をより高めることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。図1は、本発明が適用された実施例の保安
器の構成を表す電気回路図である。本実施例の保安器
は、例えば、双方向CATVシステムから加入者宅内へ
と伝送線を引き込む部分に設けられて、システム側伝送
線(同軸ケーブル)と加入者側伝送線(同軸ケーブル)
との間を、直流的に遮断し、加入者側端末装置を落雷や
漏電から保護するためのものであり、図1に示すよう
に、システム側伝送線である同軸ケーブルを接続するた
めの入力端子2と、加入者側伝送線である同軸ケーブル
を接続するための出力端子4とからなる一対の接続端子
を備える。
【0021】そして、入力端子2において、同軸ケーブ
ルの中心導体が接続される中心電極2aには、ヒューズ
6を介して、絶縁トランスT1の一次巻線L11の一端が
接続され、一次巻線L11の他端は、入力端子2におい
て、同軸ケーブルの外部導体が接続される外側電極2b
と同電位のグランドラインに接地されている。また、こ
の一次巻線L1には、避雷素子としてのアレスタ8が並
列に接続されている。
【0022】一方、絶縁トランスT1の二次巻線L12の
両端は、ノイズ除去トランスTaの巻線La,Lbを介
して、絶縁トランスT2の二次巻線L22の両端に夫々接
続されている。そして、このように、二次巻線L22が、
ノイズ除去トランスTaの巻線La,Lbを介して、絶
縁トランスT1の二次巻線L12に並列接続された絶縁ト
ランスT2の一次巻線L21は、その一端が、出力端子4
の中心電極4aに接続され、他端が、出力端子4の外側
電極4bに接続されている。
【0023】尚、出力端子4の中心電極4bには、加入
者側伝送線を構成する同軸ケーブルの中心導体が接続さ
れ、外側電極4bには、その同軸ケーブルの外部導体が
接続される。そして、この外側電極4bは、直流信号
(詳しくは直流信号及び伝送信号よりも低い極周波数の
信号成分)を遮断する直流信号遮断手段としてのコンデ
ンサC1を介して、グランドライン、延いては、入力端
子2の外側電極2bに接続されている。
【0024】ここで、上記のように一次巻線L11,L21
が入力端子2及び出力端子4に夫々接続される絶縁トラ
ンスT1,T2は、本発明(請求項1,請求項2)の不
平衡−平衡変換トランスとして機能するものであり、本
実施例では、ノイズ除去トランスTaを介して互いに接
続される二次巻線L12,L22側のインピーダンスが、夫
々、一致するように、一次巻線L11と二次巻線L12、及
び一次巻線L21と二次巻線L22の巻数比が設定されてい
る。
【0025】具体的には、入力端子2に接続されるシス
テム側の同軸ケーブルと、出力端子4に接続される加入
者側の同軸ケーブルとが同じインピーダンス(例えば7
5Ω)であるとして、二次巻線L12,L22に接続される
装置内部の平衡線路のインピーダンスが、一次巻線L1
1,L21側の不平衡線路(同軸ケーブル)のインピーダ
ンスの4倍(例えば300Ω)となるように、各二次巻
線L12,L22の全体の巻数n2が、一次巻線L11,L21
の巻数n1の2倍(n1:n2=1:2)に設定されて
いる。そして、本実施例では、二次巻線L12,L22の中
点を引き出し、これを、一次巻線L11,L21が直接又は
抵抗C1を介して接地されるグランドラインに接続して
いる。
【0026】このように構成された本実施例の保安器で
は、入力端子2を介して入力された伝送信号(伝送すべ
き高周波信号)は、図1に実線の矢印で示すように、絶
縁トランスT1を介して、内部の平衡線路を流れる伝送
信号にモード変換され、更に、絶縁トランスT2を介し
て、不平衡線路を流れる伝送信号にモード変換されて、
出力端子4側に出力される。
【0027】そして、この伝送信号の経路上では、絶縁
トランスT1,T2の伝送信号の入出力インピーダンス
が対称となっていることから、モード変換時に生じるリ
ターンロスが極めて少なくなって、伝送信号を極めて少
ない伝送損失(例えば、2dB程度)にて、入力端子2
側から出力端子4側に伝送することが可能になる。
【0028】一方、システム側同軸ケーブルから伝送さ
れてきたコモンモードの流合雑音は、同軸ケーブルの外
部導体側と中心導体側とで同相であり、入力端子2の各
電極2a,2bに夫々同相で入力されることから、同軸
ケーブルの外部導体及び中心導体から入力された各ノイ
ズ成分は、図1に点線の矢印で示すように、絶縁トラン
スT1の一次巻線L11で互いに打ち消し合う。
【0029】ところで、同軸ケーブルの中心導体を流れ
るノイズ成分は、同軸ケーブルの外部導体に誘起したノ
イズ成分の内の同軸ケーブルの遮蔽値を越えた分が中心
導体に誘起したものであり、その信号レベルは、外部導
体側のノイズ成分よりも小さい。このため、絶縁トラン
スT1の一次巻線L11では、上記各ノイズ成分が互いに
打ち消し合うことによって、中心導体側のノイズ成分を
除去することはできるが、外部導体側のノイズ成分は残
ってしまう。そして、このノイズ成分は、絶縁トランス
T1の二次巻線L12の中点から、二次巻線L12の両端に
接続された平衡線路側に流れる。
【0030】しかし、二次巻線L12の両端に接続される
平衡線路上には、夫々、ノイズ除去トランスTaの巻線
La,Lbが設けられていることから、これら各巻線L
a,Lbには、絶縁トランスT1の一次巻線L11にて除
去することができなかったノイズ成分が同一方向に流
れ、これら各ノイズ成分がノイズ除去トランスTaにお
いて互いに打ち消し合う。よって、入力端子2から入力
されたコモンモードの流合雑音は、このノイズ除去トラ
ンスTaにより除去されることになる。
【0031】また、たとえノイズ除去トランスTaにお
いて、流合雑音を完全に除去できなかったとしても、ノ
イズ除去トランスTaの各巻線La,Lbを通過したノ
イズ成分は、絶縁トランスT2の二次巻線L22に流れ込
むことから、各ノイズ成分は、この二次巻線L22で互い
に打ち消し合い、消滅する。
【0032】よって、本実施例の保安器においては、入
力端子2から入力された流合雑音を完全に除去すること
が可能になり、出力端子4から加入者側端末装置へと流
合雑音が流出するのを防止することができる。尚、ノイ
ズ除去トランスTaは、平衡線路に流れる同相のノイズ
成分を除去するためのものであることから、これら各ノ
イズ成分が各巻線La,Lbに流れることによって発生
する磁束が打ち消すように、各巻線La,Lbをコアに
巻回したものであればよく、例えば、図2に示す如く、
閉磁路を形成するコアCtに各巻線La,Lbを逆方向
に巻回したものを使用すればよい。また、ノイズ除去ト
ランスTaの各巻線La,Lbの巻数比は、1対1にす
ればよい。
【0033】また本実施例では、流合雑音を含む高周波
の伝送信号に対して、入力端子2側の回路と、出力端子
4側の回路とが、完全に対称となるようにするために、
出力端子4側の絶縁トランスT2についても、二次巻線
L22の中点をグランドラインに接地するようにしている
が、こうした二次巻線L22の中点をグランドラインに接
地する経路は必ずしも設ける必要はなく、この経路がな
くても、入力端子2から入力された流合雑音(コモンモ
ード)を除去することはできる。
【0034】次に、本実施例の保安器の組立構造につい
て図3に示す斜視図、及び図4に示す断面図を用いて説
明する。図3に示す如く、ヒューズ6,アレスタ8,絶
縁トランスT1,ノイズ除去トランスTa,及び絶縁ト
ランスT2は、夫々、配線用のパターンが形成され、そ
の周囲にグランドラインとなる接地用のパターンが形成
されたプリント基板PKに組み付けられる。また、入力
端子2及び出力端子4を構成する同軸ケーブル接続用の
接栓12,14は、導電性のシャーシ20に組み付けら
れる。
【0035】一方、図4に示すように、シャーシ20
は、プリント基板PK組み付け後に、その上部からシー
ルドカバー22を被せて、内部回路を保護できるように
構成されており、その下方には、加入者宅の外壁等にね
じ止め固定できるようにするために、ねじ穴24が穿設
された取付片26が延設されている。
【0036】そして、シャーシ20及びその上部から嵌
合されるシールドカバー22が、CATVシステム側の
同軸ケーブルの外部導体と同電位となるように、入力端
子2を構成する接栓12は、金属製(導電性)のワッシ
ャ16を介して、シャーシ20に固定され、出力端子4
を構成する接栓14は、樹脂製(絶縁性)のワッシャ1
8を介して、シャーシ20に固定されている。
【0037】また、接栓14をシャーシ20に固定する
ナット14aとシャーシ20との間には、上述の直流信
号遮断用のコンデンサC1を構成する嵌通コンデンサが
設けられており、接栓14の外部導体(換言すれば出力
端子4の外側電極4b)と、グランドラインとなるシャ
ーシ20との間を、コンデンサC1によって容量結合し
ている。
【0038】また、各接栓12,14をシャーシ20に
固定するナット12a,14aとシャーシ20又は嵌通
コンデンサC1との間には、上方のプリント基板PK側
に向かって立設した電極端子12b,14bを有するワ
ッシャが固定されており、更に、嵌通コンデンサC1と
シャーシ20との間にも、上方のプリント基板PK側に
向かって立設した接地用の電極端子19aを有するワッ
シャ19が固定されている。
【0039】そして、プリント基板PKには、これら各
電極端子12b,14b及び19bを通すための挿通穴
H1,H2,H3が夫々穿設されると共に、各接栓1
2,14の中心導体(換言すれば入・出力端子2,4の
中心電極2a,4a)を通すための挿通穴H4,H5が
夫々穿設されている。そして、プリント基板PKのシャ
ーシ20への固定時には、これら各挿通穴H1〜H5に
対応する電極を挿通して、シャーシ20とは反対側の基
板面に形成された回路部品実装用の配線パターン或いは
接地パターンに各電極を半田付けすることにより、図1
の回路が実現される。
【0040】以上説明したように、本実施例の保安器に
よれば、双方向CATVシステム側の伝送線から入力端
子2に入力された流合雑音を除去することができる。よ
って、保安器から加入者側端末装置に流合雑音が流れ込
むのを防止し、流合雑音によって加入者側端末装置に生
じる影響を防止できる。
【0041】また、流合雑音として、保安器に、加入者
側端末装置からセンタ装置側へ各種データを送信するの
に使用される10MHz〜55MHz帯の上り信号に影
響を与える短波放送や無線機(例えば違法CB)からの
電波による流合雑音が流入しても、こうした流合雑音を
除去することができるので、加入者側端末装置からセン
タ装置側へのデータ送信も良好に行うことができるよう
になる。
【0042】また、本実施例の保安器によれば、絶縁ト
ランスT1,T2とコンデンサC1とにより、双方向C
ATVシステム側の伝送線と加入者側の伝送線とを直流
的に完全に遮断することができるため、保安器としての
機能を簡単な構成で実現できると共に、サージ抑圧効果
を高めることができる。また特に、本実施例では、入力
端子2側に、過電流で溶断するヒューズ6と、避雷素子
としてのアレスタ8を設けているため、保安器としての
信頼性をより高めることができる。
【0043】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の態様を採ることができる。例えば、上記実施例で
は、入力端子2及び出力端子4側に不平衡−平衡変換ト
ランスとして設けられる絶縁トランスT1,T2におい
て、各端子2,4側(換言すれば不平衡線路側)の一次
巻線L11,L21と、装置内部の平衡線路側の二次巻線L
12,L22との巻数比n1:n2を、1:2とするものと
して説明したが、これらの巻数比は、各トランスT1,
T2において、平衡線路側のインピーダンスが一致する
ように、入・出力端子2,4側の不平衡線路のインピー
ダンスに合わせて適宜設定すればよく、例えば、入力端
子2に接続されるシステム側不平衡線路(同軸ケーブ
ル)のインピーダンスが50Ω,出力端子4に接続され
る加入者側不平衡線路(同軸ケーブル)のインピーダン
スが75Ωであるような場合には、変換後の二次巻線側
のインピーダンスが一致するように、各トランスT1,
T2における一次巻線と二次巻線との巻数比を夫々設定
すればよい。
【0044】また、上記実施例では、請求項2記載の発
明を適用することにより、入力端子2及び出力端子4に
接続する不平衡−平衡変換トランスとして、絶縁トラン
スT1,T2を用いるものとして説明したが、この不平
衡−平衡変換トランスとしては、請求項3に記載したよ
うに、従来より同軸ケーブル(例えば75Ω不平衡)と
平行フィーダー(300Ω平衡)との間で、インピーダ
ンス変換及びモード変換を行うための整合器として用い
られているバルントランスを使用することもできる。
【0045】例えば、図5は、上記実施例の保安器にお
いて、出力端子4側の絶縁トランスT2に代えて、4個
のコイルL31,L32,L33,L34を同じ巻数で同一のフ
ェライトコアに巻回したバルントランスT3を設けた保
安器の構成を表しているが、このように、不平衡−平衡
変換トランスとしてバルントランスT3を使用しても、
伝送すべき高周波信号については、図5に実線で示すよ
うに、極めて少ない伝送損失にて出力端子4側に伝送で
き、また、ノイズ除去トランスTaを通過してきたノイ
ズ成分については、図5に点線で示すように、各巻線間
で打ち消すことができるので、上記実施例と同様の作用
・効果を得ることができる。
【0046】尚、このように出力端子4側に設ける不平
衡−平衡変換トランスとして、バルントランスT3を用
いた場合には、出力端子4の中心電極4aが、バルント
ランスT3の巻線L31,ノイズ除去トランスTaの巻線
La,絶縁トランスT1の一次巻線L12及びその中点を
通る経路で、入力端子2の外部電極2bと同電位のグラ
ンドライン(換言すれば上述のシャーシ20)に接地さ
れることになるので、保安器として機能させるために
は、図5に示すように、出力端子4の中心電極4aとバ
ルントランスT3の巻線L31との間に、コンデンサC1
と同じ直流信号遮断手段としてのコンデンサC2を別途
設ける必要がある。
【0047】また、こうしたバルントランスは、上記実
施例の絶縁トランスと同様、不平衡線路側より入力され
る同相の信号成分については打ち消すことができるの
で、入力端子2側に設けてもよく、入・出力端子の夫々
にバルントランスを接続するようにしても良い。
【0048】一方、上記実施例では、本発明の流合雑音
除去装置を保安器に適用した場合について説明したが、
本発明の流合雑音除去装置は、CATVシステム等、同
軸ケーブル(不平衡線路)を使って高周波信号を伝送す
るシステムであれば、その伝送経路上のどの位置に配置
しても、伝送線を流れる流合雑音を除去することができ
る。従って、本発明の流合雑音除去装置は、単体で構成
して、所望の伝送線上に直列に設けるようにしてもよ
く、或いは、その伝送線に設けられる高周波信号増幅用
の増幅器や、高周波信号分配用の分配器等に組み込むよ
うにしてもよい。
【0049】但し、不平衡−平衡変換トランスとして、
絶縁トランスを使用する場合、その入・出力端子間で
は、直流信号(詳しくは直流信号及び伝送信号よりも低
い極低周波の信号成分)を通過させることができないの
で、伝送線上の増幅器等に伝送線を介して電源供給を行
うようにしたシステムにおいて、その伝送線上に本発明
の流合雑音除去装置を直列に設ける際には、別途、電源
供給ラインを別途設ける必要はある。
【0050】また、不平衡−平衡変換トランスとして、
バルントランスを使用する場合には、バルントランスの
巻線を介して給電用の信号を通すことができるが、この
場合でも、給電電力が大きい場合には、バルントランス
のコイルが発熱したり、場合によっては、溶断すること
も考えられるので、伝送線上の増幅器等に伝送線を介し
て電源供給を行うようにしたシステムにおいて、その伝
送線上に本発明の流合雑音除去装置を直列に設ける際に
は、別途、電源供給ラインを別途設けることが望まし
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の保安器の回路構成を表す電気回路図
である。
【図2】 ノイズ除去トランスの構成例を説明する説明
図である。
【図3】 保安器の組立構造を表す分解斜視図である。
【図4】 保安器の組立構造を表す断面図である。
【図5】 保安器の他の構成例を表す電気回路図であ
る。
【符号の説明】
2…入力端子、2a…中心電極、2b…外側電極、4…
出力端子、4a…中心電極、4b…外側電極、6…ヒュ
ーズ、8…アレスタ、T1,T2…絶縁トランス、L1
1,L21…一次巻線、L12,L22…二次巻線、Ta…ノイ
ズ除去トランス、T3…バルントランス、La,Lb,
L31,L32,L33,L34…巻線、C1,C2…コンデン
サ、12,14…接栓、20…シャーシ、22…シール
ドカバー、PK…プリント基板。
フロントページの続き Fターム(参考) 5C056 FA03 GA11 HA01 HA20 5C064 BA01 BA02 BB10 5E070 AA11 AB10 BA14 DB02 DB08 5K046 AA01 BB03 CC04 CC09 CC25 CC26 CC28 ZZ05 5K052 AA01 BB14 DD08 DD27 FF32 GG00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸ケーブルからなる不平衡線路を介し
    て高周波信号を伝送する高周波伝送システムにおいて、
    前記同軸ケーブルに外部から侵入して前記不平衡線路を
    流れる流合雑音を除去する流合雑音除去装置であって、 前記不平衡線路を構成する同軸ケーブルに直列に接続す
    るための一対の接続端子と、 該一対の接続端子に夫々接続され、各接続端子側の不平
    衡線路を平衡線路に変換する一対の不平衡−平衡変換ト
    ランスと、 該一対の不平衡−平衡変換トランス同士を接続する平衡
    線路上に設けられ、該平衡線路を構成する各線路を流れ
    るノイズ成分を相殺するノイズ除去トランスと、 を備えたことを特徴とする高周波伝送システムの流合雑
    音除去装置。
  2. 【請求項2】 前記不平衡−平衡変換トランスの少なく
    とも一方は、 前記接続端子を介して接続される同軸ケーブルの内部導
    体と外部導体との間に接続された一次巻線と、前記平衡
    線路を構成する各線路間に接続された二次巻線とを備
    え、前記同軸ケーブルの外部導体側に接続される側の前
    記一次巻線の一端を前記二次巻線の中点に接続した絶縁
    トランスからなること、 を特徴とする請求項1記載の高周波伝送システムの流合
    雑音除去装置。
  3. 【請求項3】 前記不平衡−平衡変換トランスの少なく
    とも一方は、バルントランスからなることを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の高周波伝送システムの流合
    雑音除去装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3いずれか記載の流合
    雑音除去装置は、 前記一対の接続端子間で直流信号が流れるのを阻止する
    直流信号遮断手段を備え、前記高周波伝送システム側の
    伝送線である同軸ケーブルと加入者側の伝送線である同
    軸ケーブルとを接続して、前記高周波信号のみを通過さ
    せる、高周波伝送システム用の保安器であることを特徴
    とする流合雑音除去装置。
  5. 【請求項5】 前記高周波伝送システム側の伝送線であ
    る同軸ケーブルが接続される接続端子側に、前記同軸ケ
    ーブルからの流入電流が規定電流を越えると溶断して前
    記同軸ケーブルからの信号入力を遮断するヒューズ、及
    び、前記同軸ケーブルから落雷等によって瞬時に流入す
    る過電流を放電させる避雷用素子、の少なくとも一方を
    備えたことを特徴とする請求項4記載の流合雑音除去装
    置。
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