JP2003258689A - 電力線搬送通信システム及び電力線搬送通信用モデム - Google Patents

電力線搬送通信システム及び電力線搬送通信用モデム

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Masahiro Kuwabara
雅裕 桑原
Yoshihisa Asao
芳久 浅尾
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】隣接するトランス区間ネットワークA,B
の間に、電力信号を遮断し、通信に用いる高周波信号を
通過させるフィルター装置1を接続した。 【効果】フィルター装置1を通して、トランス区間ネッ
トワーク間A,Bで、直接高周波信号の伝送が行える。
柱上トランス3の単位にとらわれず、より大きな規模の
ネットワークを簡単、安価に構築することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力線ネットワー
クを通じて通信を行う電力線搬送通信システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】電力線搬送は、電力用配電線を用いて、
データを、一般家庭やオフィスなどのユーザに伝送する
技術である(特開平10-145265号公報参照)。図7に、
従来の電力線搬送通信システムの全体概要図を示す。高
圧配電線10から柱上トランス3を通して単相三線式の
低圧配電線(以下単に「配電線」という)2がつなが
れ、それらの先に複数の需要家8がつながれている。
【0003】このような柱上トランス単位で、配電線2
により構成される電力線ネットワークを「トランス区間
ネットワーク」A,B,..という(これに対して、イ
ンターネットなどは、より上位のネットワークとな
る)。上位のネットワークから、光ファイバ4(同軸ケ
ーブルでもよい)を通して、光/電気変換装置(O/
E)5、PLTモデム(親モデムという)6が接続さ
れ、親モデム6からトランス区間ネットワークA,
B,..に接続される。
【0004】各トランス区間ネットワークA,B,..
の端末となる家庭やオフィスでは、PLTモデム(端末
モデムという)9を通してパソコン、テレビなどの情報
端末機器が接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記トランス区間ネッ
トワークA,B,..は、柱上トランス単位で構築され
ており、異なるトランス区間ネットワークA,B,..
の間で、データを直接伝送することはできない。異なる
トランス区間ネットワークA,B,..の間でデータを
伝送するには、親モデムを通さなければならない。言い
換えると、ネットワークの規模は、柱上トランスで制限
されており、柱上トランスの数だけ親モデムが必要にな
るので、大規模なネットワークを構築しようとすると、
親モデムの設置数が増え、システム全体の設置コストが
上がる。
【0006】そこで、本発明は、電力線搬送通信システ
ムにおいて、柱上トランス単位にとらわれず、より大き
な規模のネットワークを簡単、安価に構築することので
きる電力線搬送通信システム及び電力線搬送通信用モデ
ムを実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の電力線搬送
通信システムは、隣接するトランス区間ネットワークの
間に、電力信号を遮断し、通信に用いる高周波信号を通
過させるフィルター装置を接続したものである(請求項
1)。前記の構成によれば、フィルター装置を通して、
トランス区間ネットワーク間で、直接高周波信号の伝送
が行える。したがって、フィルター装置を通して、トラ
ンス区間ネットワークを鎖状に接続していくことによ
り、大きな規模のネットワークを構築することができ
る。
【0008】前記フィルター装置の構成としては、電力
信号を遮断するためのコンデンサを使用してもよく(請
求項2)、高周波用変圧器を使用してもよい(請求項
3)。また、前記フィルター装置に、通信信号を増幅す
る増幅器(リピータ)を付加してもよい(請求項4)。
こうすれば、電力信号を遮断するフィルター機能と、リ
ピータ機能とを1つの装置で実現することができる。前
記増幅器は、双方向増幅が可能なものが好ましい(請求
項5)。
【0009】(2) 本発明の電力線搬送通信システム
は、隣接するトランス区間ネットワークの間が共通の中
性線で接続され、通信に用いる高周波信号が、この中性
線及び大地の間を通して伝送されることを特徴とする
(請求項6)。中性線は、隣接するトランス区間ネット
ワークの間で共通に接続されていることが多い。そこで
このシステムでは、中性線と大地との間のインピーダン
スが、高周波に対して0でなく有限の値をとることに着
目し、電圧線を用いずに、中性線のみを用いて通信を行
う。したがって、フィルター装置を使用しなくても、ト
ランス区間ネットワークをつないで大きな規模のネット
ワークを構築することができる。
【0010】本発明の電力線搬送通信用モデムは、隣接
するトランス区間ネットワークの間が共通の中性線で接
続され、通信に用いる高周波信号が、この中性線を通し
て伝送される前記電力線搬送通信システムに用いられる
ものであって、前記中性線につながる配電線に接続され
る端子を備え、前記端子と、当該モデム固有の接地電位
との間で信号を取り込む信号受信回路を備える(請求項
7)。当該モデムが大地に接地され、当該モデム固有の
接地電位(当該モデムのシャーシの電位)が大地電位と
等しいときは、当該モデムは、中性線、この中性線につ
ながる配電線及び端子を通して高周波信号を受信するこ
とができる。当該モデムが大地に接地されていないとき
は、当該モデムと大地との浮遊容量を用いて、中性線、
この中性線につながる配電線及び端子を通して高周波信
号を受信することができる。したがって、いずれの場合
でも、当該モデムは、中性線を通して高周波信号が伝送
される電力線搬送通信システムに用いることができる。
【0011】前記端子は2本の電極を有する電源プラグ
であり、前記信号受信回路は、電源プラグの2本の電極
にそれぞれ対応して、2つ具備されていることが好まし
い(請求項8)。電源プラグをコンセントに任意の向き
に装着しても、いずれかの信号受信回路によって、中性
線から高周波信号を受信することができる。本発明の電
力線搬送通信用モデムは、隣接するトランス区間ネット
ワークの間が共通の中性線で接続され、通信に用いる高
周波信号が、この中性線を通して伝送される電力線搬送
通信システムに用いられるものであって、前記中性線に
つながる配電線に接続される端子を備え、前記端子と、
当該モデム固有の接地電位との間で信号を送信する信号
送信回路を備える(請求項9)。
【0012】当該モデムが大地に接地され、当該モデム
固有の接地電位(当該モデムのシャーシの電位)が大地
電位と等しいときは、当該モデムは、端子、中性線につ
ながる配電線及び中性線を通して高周波信号を送信する
ことができる。当該モデムが大地に接地されていないと
きは、当該モデムと大地との浮遊容量を用いて、同様に
して高周波信号を送信することができる。したがって、
いずれの場合でも、当該モデムを、中性線を通して高周
波信号が伝送される電力線搬送通信システムに用いるこ
とができる。
【0013】前記端子は2本の電極を有する電源プラグ
であり、前記信号送信回路は、電源プラグの2本の電極
にそれぞれ対応して、2つ具備されていることが好まし
い(請求項10)。電源プラグをコンセントに任意の向
きに装着しても、いずれかの信号送信回路によって、中
性線に高周波信号を送信することができる。前記2つの
信号送信回路は、それぞれ逆位相で高周波信号を送信す
るとよい(請求項11)。これにより、コモンモードノ
イズの発生を少なくでき、漏洩放射電力を小さくするこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面を参照しながら詳細に説明する。 ―第1の実施形態― 図1は、本発明を適用する電力線搬送通信システムの全
体概要図である。従来の電力線搬送通信システム(図
7)では、隣接するトランス区間ネットワークA,
B,..ごとに親モデム6が設置されていたが、この電
力線搬送通信システムは、隣接するトランス区間ネット
ワークA,B,..の間に、電力信号を遮断し、通信に
用いる信号を通過させるフィルター装置1を接続してい
る。
【0015】図2は、需要家内の端末モデムの設置状態
図である。柱上トランスの2次側の配電線2が、需要家
8に引き込まれている。需要家8の電気コンセントに、
端末モデム9が接続されている。端末モデム9と配電線
2との接続形態を詳しく言うと、親モデム6が通信回線
に単相3線式の電圧線L及び中性線Nを用いるのなら、
端末モデム9は、当該電圧線L及び中性線Cに接続す
る。単相3線式の両電圧線L,Lを用いるのなら、端末
モデム9は、当該両電圧線L,Lに接続する。図2で
は、通信回線に電圧線L及び中性線Nを使用する例を図
示している。
【0016】この電力線搬送通信システムでは、親局と
各端末モデム2との通信は、上り、下り信号の周波数帯
域を分割した周波数分割複信(FDD;Frequency Divi
sionDuplex)による全二重方式を採用しているが、これ
以外に、時分割複信などの方式を採用してもよい。フィ
ルター装置1について説明する。フィルター装置1は、
トランス区間ネットワークA,Bの間であれば、どこに
設置してもよい。例えば柱上に設置してもよい。
【0017】フィルター装置1のカットオフ周波数fc
は、通信周波数帯域(数MHz〜数十MHz)よりも低く、商
用周波数帯域(50,60Hz)よりも高い値に選ばれる。フ
ィルター装置1は、通信周波数帯域(数MHz〜数十MHz)
では低インピーダンスとなり、商用周波数帯域(50,60H
z)では高インピーダンスとなる。このフィルター装置
1は、単相三線式の配電線のうち、通信信号が伝送され
る相の配電線に挿入するとよい。
【0018】このフィルター装置1によって、通信に用
いる高周波信号のみを通過させることができる。フィル
ター装置1の具体的な回路例を示す。図3(a),(b)は、低
周波遮断素子としてコンデンサCを直列に挿入した回路
構成を示している。コンデンサCの耐圧は、電源電圧の
ピーク値以上必要である(電源電圧の実効値が100Vな
ら141V以上必要)。
【0019】単相三線式の配電線のうち、電圧線Laと
中性線Nとの間に信号が伝送される場合は、図3(a)に
示すように、コンデンサCを電圧線Laに挿入する。電
圧線Laと中性線Nとの間、電圧線Lbと中性線Nとの
間の両方で信号が伝送される場合、図3(b)に示すよう
に、コンデンサC1,C2を2本の電圧線La,Lbにそ
れぞれ挿入する。電圧線Laと電圧線Lbとの間で信号
が伝送される場合も、図3(b)に示すように、コンデン
サC1,C2を2本の電圧線La,Lbにそれぞれ挿入す
る。
【0020】なお、前記図3(a),(b)において、電圧線
La,Lbのみならず中性線Nにもコンデンサを直列に
挿入することとしてもよい。もし初めから隣接するトラ
ンス区間ネットワークA,B,..の間で中性線が接続
されていない場合は、中性線間をコンデンサで接続して
もよく、直接導体で接続してもよい。図3(c)は、低周
波遮断素子として、コンデンサCと変圧器Tを使用した
回路構成を示す。電圧線Laと中性線Nとの間を、コン
デンサC及び変圧器Tで分離して、高周波信号のみを通
過させている。この変圧器Tは、高周波信号が通過可能
な通信用の変圧器を使用する。
【0021】前記フィルター装置1に、通信信号を増幅
するリピータ機能を付加してもよい。図4(a)は、コン
デンサC、増幅器A、ハイブリッド回路Hを用いて、低
周波遮断機能とリピータ機能を実現した回路を示す。ハ
イブリッド回路Hは、図4(a)に示すように、3端子
a,b,cを備え、a端子から入った入力信号をb端子
に、c端子から入った入力信号をa端子に出力する。こ
のような構成のハイブリッド回路は、2線式電話機に用
いられているように、公知である。
【0022】前記図4(a)のフィルター装置1におい
て、閉ループwにおけるハイブリッド回路の回り込み減
衰量(c端子からb端子に回り込む信号の減衰量)が、
増幅器の増幅度より小さな場合は、閉ループwの利得が
1(0dB)を超えるため、発振する。そこで発振防止
のためにハイブリッド回路Hの回り込み減衰量が、増幅
器Aの増幅度より大きなものを用いる必要がある。前記
図4(a)の説明では、ハイブリッド回路を用いて送受分
離を行ったが、例えば親モデムからの送信信号の周波数
帯域と、端末モデムからの送信信号の周波数帯域が異な
る場合、バンドパスフィルターを使っても送受分離が行
える。
【0023】図4(b)は、バンドパスフィルターBPF
1,BPF2と増幅器A1,A2とを使って低周波遮断
機能とリピータ機能を実現した回路を示す。増幅器A1
の出力側(入力側でもよい)に、親モデムの送信信号の
周波数帯域を通過させ、端末モデムの送信信号の周波数
帯域を減衰させるバンドパスフィルターBPF1を挿入
し、増幅器Bの出力側(入力側でもよい)に、端末モデ
ムの送信信号の周波数帯域を通過させ、親モデムの送信
信号の周波数帯域を減衰させるバンドパスフィルターB
PF2を挿入している。バンドパスフィルターの帯域外
減衰量は、増幅器の増幅度以上必要である。
【0024】この回路であれば、ハイブリッド回路を用
いなくても、周波数で送受分離が行える。 ―第2の実施形態― 今までの発明の実施形態では、単相三線式の配電線のう
ち、いずれか2本の線を通信回線として使っていた。し
かし、大地との浮遊容量を利用し、隣接するトランス区
間ネットワークA,B,..の間で接続されている1本
の中性線を使っても通信の中継を行うことができる。
【0025】図5は、親モデム6から端末モデム9への
下り通信をする場合の回線構成図である。親モデム6の
モデム本体から送出された高周波信号は、終段増幅器6
1で増幅され、配電線2の中性線Nに伝送される。C6
は親モデム6のシャーシ60と大地との間の浮遊容量を
表す。中性線Nは、いずれかの点で引きおろし線2aを
経由して大地に接地されている。したがって、低周波の
商用周波数帯域では中性線Nの電位は0となる。しか
し、高周波の通信周波数帯域では、引きおろし線2aは
インダクタンスLNとして働き、また、中性線Nと大地
との間の浮遊容量CNもある。したがって、中性線Nは
大地との間でインピーダンスを持つことになり、信号を
通すことができる。
【0026】ここで、数値例をあげる。引きおろし線の
半径をa[m]、長さをd[m]とすると、そのインダクタ
ンスL[H]は、 L=2d[log(2d/a)−1]×10-7 である。周波数fの信号に対するインピーダンスZ[Ω]
は、 Z=2πfL で表される。一般に配電線路の特性インピーダンスは、
100〜400Ω程度なので、引きおろし線のインピー
ダンスも100Ωあれば、大地に対して十分な電位を確
保できる。a=0.001m,d=5mとすると、Zが10
0Ω以上となるためには、f=5.3MHz以上あれば
よい。したがって、およそ5MHz以上の周波数帯域の
信号なら、中性線Nを通して通信が可能となる。
【0027】端末モデム9は、電源コンセントを通し
て、前記信号を受信する。ユーザは、電源プラグPを電
源コンセントCONに差し込む方向が分からなかった
り、間違ったりすることがあるので、端末モデム9で
は、電源プラグPの2本の線に対して、それぞれ前置増
幅器91,92を設けている。C9は端末モデム9のシ
ャーシ90と大地との間の浮遊容量を表す。以上の構成
により、親モデム6から中性線Nと大地との間を伝送さ
れてくる高周波信号を、端末モデム9で受信することが
できる。また、電源プラグPを電源コンセントCONに
差し込む方向がどうであっても、端末モデム9は信号を
受信することができる。
【0028】次に、端末モデム9から親モデム6への上
り通信をする場合の回線構成を、図6を用いて説明す
る。この場合も、図5と同様、中性線Nと大地との間の
インピーダンスを利用して、高周波信号を伝送する。端
末モデム9は、終段増幅器93,94を通して電源プラ
グPの各端子に高周波信号を供給する。高周波信号は、
電源コンセントCONに入力され、中性線N、電圧線L
を伝送する。これらのうち、隣接するトランス区間ネッ
トワークBに入るのは、中性線Nを伝送する信号であ
る。
【0029】前述のように、2つの終段増幅器93,9
4を通して電源プラグPの各端子に高周波信号が供給さ
れるので、ユーザは、電源プラグPを電源コンセントC
ONに差し込む方向が分からなかったり間違ったりして
も、いずれかの信号が中性線Nを伝送することとなり支
障は発生しない。親モデム6では、中性線Nを通して、
端末モデム9からの信号を受けることができる。
【0030】なお、図6の端末モデム9において、2つ
の終段増幅器93,94は、電源プラグPの各端子に逆
位相の高周波信号を供給している。この効果は、逆位相
の高周波信号を供給することにより、(1)コモンモード
ノイズの発生が少なくなることと、(2)漏洩放射電力を
小さくすることができること、である。以上で、本発明
の実施の形態を説明したが、本発明の実施は、前記の形
態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の
変更を施すことができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、柱上トラ
ンス単位にとらわれず、より大きな規模のネットワーク
を簡単、安価に構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電力線搬送通信システムを示す概略図
である。
【図2】需要家内の端末モデムの設置状態図である。
【図3】(a),(b)は、低周波遮断素子としてコンデンサ
を直列に挿入したフィルター装置の回路構成を示す図で
あり、(c)は、低周波遮断素子として、コンデンサと変
圧器とを使用した回路構成を示す図である。
【図4】(a)は、コンデンサ、増幅器、ハイブリッド回
路を用いて、低周波遮断機能とリピータ機能を実現した
回路を示し、(b)は、増幅器Aとバンドパスフィルター
を使って、低周波遮断機能とリピータ機能を実現した回
路を示す。
【図5】中性線を使って親モデム6から端末モデム9へ
の下り通信をする場合の回線構成図である。
【図6】中性線を使って端末モデム9から親モデム6へ
の上り通信をする場合の回線構成図である。
【図7】従来の電力線搬送通信システムの全体概要図で
ある。
【符号の説明】
1 フィルター装置 2a 引きおろし線 2 低圧配電線 3 柱上トランス 4 光ファイバ 5 光/電気変換装置 6 親モデム 8 需要家 9 端末モデム 10 高圧配電線 60 シャーシ 61 終段増幅器 90 シャーシ 91,92 前置増幅器 93,94 終段増幅器 A,B トランス区間ネットワーク H ハイブリッド回路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配電線を介した電力線ネットワークを利用
    して通信を行う電力線搬送通信システムにおいて、 隣接するトランス区間ネットワークの間に、電力信号を
    遮断し、通信に用いる高周波信号を通過させるフィルタ
    ー装置を接続したことを特徴とする電力線搬送通信シス
    テム。
  2. 【請求項2】前記フィルター装置において、電力信号を
    遮断するためのコンデンサが使用されていることを特徴
    とする請求項1記載の電力線搬送通信システム。
  3. 【請求項3】前記フィルター装置において、電力信号を
    遮断するための高周波用変圧器が使用されていることを
    特徴とする請求項1記載の電力線搬送通信システム。
  4. 【請求項4】前記フィルター装置において、高周波信号
    を増幅する増幅器が付加されていることを特徴とする請
    求項1記載の電力線搬送通信システム。
  5. 【請求項5】前記増幅器は、双方向増幅が可能であるこ
    とを特徴とする請求項4記載の電力線搬送通信システ
    ム。
  6. 【請求項6】配電線を介した電力線ネットワークを利用
    して通信を行う電力線搬送通信システムにおいて、 隣接するトランス区間ネットワークの間が共通の中性線
    で接続され、通信に用いる高周波信号が、この中性線及
    び大地の間を通して伝送されることを特徴とする電力線
    搬送通信システム。
  7. 【請求項7】隣接するトランス区間ネットワークの間が
    共通の中性線で接続され、通信に用いる高周波信号が、
    この中性線を通して伝送される電力線搬送通信システム
    に用いられる電力線搬送通信用モデムであって、 前記中性線につながる配電線に接続される端子を備え、 前記端子と、当該モデム固有の接地電位との間で信号を
    取り込む信号受信回路を備えることを特徴とする電力線
    搬送通信用モデム。
  8. 【請求項8】前記端子は2本の電極を有する電源プラグ
    であり、前記信号受信回路は、電源プラグの2本の電極
    にそれぞれ対応して、2つ具備されていることを特徴と
    する請求項7記載の電力線搬送通信用モデム。
  9. 【請求項9】隣接するトランス区間ネットワークの間が
    共通の中性線で接続され、通信に用いる高周波信号が、
    この中性線を通して伝送される電力線搬送通信システム
    に用いられる電力線搬送通信用モデムであって、 前記中性線につながる配電線に接続される端子を備え、 前記端子と、当該モデム固有の接地電位との間で信号を
    送信する信号送信回路を備えることを特徴とする電力線
    搬送通信用モデム。
  10. 【請求項10】前記端子は2本の電極を有する電源プラ
    グであり、前記信号送信回路は、電源プラグの2本の電
    極にそれぞれ対応して、2つ具備されていることを特徴
    とする請求項9記載の電力線搬送通信用モデム。
  11. 【請求項11】前記2つの信号送信回路は、それぞれ逆
    位相で高周波信号を送信することを特徴とする請求項1
    0記載の電力線搬送通信用モデム。
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