JP2004153481A - デジタル放送受信機 - Google Patents
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Abstract
【課題】放送が正常に受信できる受信状況にあるかを使用者が容易に判断できる受信状況の表示部を有するデジタル放送受信機を得る。
【解決部】受信状況の判断部5a〜5e毎に、表示部6a〜6bをそれぞれ対応して設け、判断結果だけでなく、判断途中の状態においても、これ等表示部6a〜6bの表示状態を変化させるように構成することにより、表示状態や表示領域の表示形状により、すべての受信状況判断部の状態を一度に確認できることようにする。これにより、デジタル放送受信機の受信状況が容易に判断できるようになる。
【選択図】 図1
【解決部】受信状況の判断部5a〜5e毎に、表示部6a〜6bをそれぞれ対応して設け、判断結果だけでなく、判断途中の状態においても、これ等表示部6a〜6bの表示状態を変化させるように構成することにより、表示状態や表示領域の表示形状により、すべての受信状況判断部の状態を一度に確認できることようにする。これにより、デジタル放送受信機の受信状況が容易に判断できるようになる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はデジタル放送受信機に関し、特に受信状況をユーザに提示する機能を有するデジタル放送受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デジタル放送においては、放送の方式により、選局から実際に放送が表示開始されるまでの時間が、アナログ放送より長く必要となることが知られている。従来の技術では、使用者が、受信するチャンネルを選択した後に、選択したチャンネルの放送が受信可能な受信状況であるかどうかを知るには、正常に受信が可能であった場合は、選択したチャンネルの放送の表示が開始されるまで待ち続け、正常に受信できない場合は、使用者自身が受信機に設けられている診断機能を利用する操作を行い、特許文献1〜3等に開示されている技術によって行われた受信状況の判定結果が表示されるまで待つことになる。
【0003】
また、その他として、特許文献4に開示されている技術のように、選局中の待ち時間の間に、選局動作中であることを示す表示を行うことにより、待ち時間の間、何も表示されれていない画面を使用者に見せるのを防ぐ技術がある。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−359008号公報(頁4,5、図1,2)
【特許文献2】
特開2000−49720号公報(頁3,4、図1)
【特許文献3】
特開2000−115654号公報(頁3〜5、図1,2)
【特許文献4】
特開2002−247466号公報(頁4,5、図1,2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来技術の課題である第一の問題点は、デジタル放送では、使用者が受信するチャンネルを指定してから放送が表示再生されるまでに、従来のアナログ放送と比較して長い時間が必要であるが、受信機が移動先など受信状況が不明な場所で受信を行う場所、受信機のチャンネル選択後に指定したチャンネルの放送が正常に受信できる可能性の有無や大きさを知る手段がないために、使用者は、受信機が放送を表示するかなんらかの最終的なエラー表示が行われるまで、従来のアナログ放送より長い時間を、放送を受信できるか否か不明の状態のまま待たされることである。
【0006】
その理由は、従来のデジタル放送受信機は、受信機本体とアンテナの設置場所とが固定されていることが前提となっているために、受信状況が不明な状態は受信機の設置時のみであり、一度設置作業を行った後は、正常に受信が行える受信状態であることが前提となっている。そのために、受信開始時に選択した放送が受信可能であることが通常の受信状況であるため、受信可否を判断するための受信状況を使用者に伝える必要がなくその手段を有していないためである。
【0007】
第二の問題点は、受信機が移動しながら放送の受信を行うような受信状況が激しく変化する状況の場合、受信状況を正しく使用者に提示することができないことである。
【0008】
その理由は、第一の問題点の理由と同じく、従来の受信機は受信場所が固定された状態で使用することが前提となっているために、受信状況の変化としては、降雨などによる放送波の減衰や一時的な外来ノイズなど、限られた条件を前提とした判定を行っての情報提示手段しか持っていないことや、受信状況の確認は、画像や音声の乱れなどの再生品質劣化が起きた場合の原因調査として利用することを想定しているため、使用者が別途指定を行って初めて診断機能が動作することになっていることと、診断機能は順次診断項目を判定していく手法となっていて、受信機が移動している場合など、受信状況が大きく変化する場合、一度問題なしと判定され、次の判定項目の判断を開始したのちに、先の診断項目が問題がある状態になる場合など、受信状況を正しく使用者に提示することができないためである。
【0009】
本発明の目的は、装置内の受信状況判定手段が受信状況の判定結果を出す以前に、使用者が現在の受信状況において放送の受信を行える可能性について判断することを可能とするデジタル放送受信機を提供することである。
【0010】
本発明の他の目的は、移動受信のように受信状況が大きく変化する状態が連続して起こるような場合に、使用者が受信の継続や停止などの判断を適切に行うことを助けるための情報を提供することが可能なデジタル放送受信機を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によるデジタル放送受信機は、チューナーの選局動作状態、受信信号の強度、復調器の同期状態、伝送多重方式制御信号(TMCC)情報及びC/Nを基に、受信状況を判断して表示するようにしたデジタル放送受信機であって、
前記チューナーの選局動作状態、前記受信信号の強度、前記復調器の同期状態、前記伝送多重方式制御信号(TMCC)情報、前記C/Nを、それぞれ取得して前記受信状況の判断動作の実行の有無、実行状態及び判断結果を表示するようにしたことを特徴とする。
【0012】
そして、前記受信状況の判断動作の実行の有無、実行状態及び判断結果の表示は、常時行うように構成されていることを特徴とする。また、前記チューナーの選局動作状態、前記受信信号の強度、前記復調器の同期状態、前記TMCC情報、前記C/Nを、それぞれ取得する取得手段と、これ等各取得結果に基づき、前記選局動作状態、前記受信信号の強度、前記同期状態、前記TMCC情報、前記C/Nを、それぞれ判定する判定手段と、これ等判定結果に応じた表示をなす表示手段とを含むことを特徴とする。
【0013】
更に、前記表示手段は、前記判定結果に応じて表示状態を変更制御することを特徴とし、また、前記判定結果に応じて表示色を変更制御することを特徴とし、また、前記判定結果に応じて表示形状を変更制御することを特徴とする。
【0014】
本発明の作用を述べる。チューナーや復調器の内部の個々の機能の動作状態を取得して、取得結果からこれ等個々の動作状態の判定を行い、その判定結果を使用者に対して点滅や色、形状の変化等で、受信動作時は常に、視覚的に表示するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1の実施例である。1は放送を受信するアンテナ、2はアンテナ受信信号から指定された放送の周波数帯域の信号のみ取り出すチューナー、3はチューナーで取り出された信号からデジタル放送データを復調する復調器、4はチューナー2および復調器3から情報を取得する情報取得部であり、選局動作情報取得部4a、信号強度情報取得部4b、同期情報取得部4c、C/N情報取得部4e、TMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control :伝送多重方式制御信号)情報取得部4dから構成されている。
【0016】
5は情報取得部4により取得された情報から判定を行う判定部であり、選局動作判定部5a、信号強度判定部5b、同期状態判定部5c、C/N(Carrier/Noise )情報判定部5e、TMCC情報判定部5dより構成されている。6は判定部5の判定結果を元に表示を行う表示部であり、選局動作判定表示部6a、信号強度判定表示部6b、同期状態判定表示部6c、C/N情報判定表示部6e、TMCC情報判定表示部6dより構成されている。
【0017】
図2は本発明の表示例を示す図であり、26は表示画面全体を示しており、27は放送の映像の表示領域を示している。また、本発明による表示領域21〜25があり、表示領域21は、選局動作判定表示部6aにより表示状態が変化する表示領域であり、表示領域22は、信号強度判定表示部6bにより表示状態が変化する表示領域である。また、表示領域23は、同期状態判定表示部6cにより表示状態が変化する表示領域である。更に、表示領域24は、C/N情報判定表示部6eにより表示状態変化する表示領域であり、表示領域25は、TMCC情報判定表示部6dにより表示状態が変化する表示領域である。
【0018】
図1、図2を用いて受信開始時の動作について説明する。アンテナ1で受信された信号は、チューナー2で目的とする放送の周波数帯域の信号が取り出され、復調器3でデジタルデータに復調される。情報取得部4は常にチューナー2、復調器3の動作状態の判定に必要な情報を取得し判定部5に入力する。使用者が受信したいチャンネルを受信機に設定すると、チューナー2は設定されたチャンネルの放送の周波数帯域を取り出す動作が設定される。
【0019】
選局動作情報部4aはチューナー2の動作を常に監視し選局動作にかかわる情報を選局動作判定部5aに伝える。選局動作判定部5aは選局動作情報部4aからの入力情報から未選局、選局中、選局完了の3状態の判定を行い、判定結果を表示部6の選局動作判定表示部6aに伝える。選局動作判定表示部6aは、判定結果が未選局の場合は表示領域21を消灯状態、判定結果が選局中の場合は表示領域21を点滅状態、判定結果が選局完了の場合は表示領域21を点灯状態に、それぞれなるよう制御する。
【0020】
信号強度情報取得部4bはチューナー内のAGC情報や復調器のAGC情報など受信している信号の強度を判定できる情報を信号強度判定部5bに伝える。信号強度判定部5bは、選局動作判定部5aが選局動作完了判定状態になると信号強度判定を開始する。信号強度判定部は、選局動作判定部5aが選局完了状態になるまでは信号強度判定未実行状態となり、選局動作判定部5aが選局完了状態となると、信号強度判定中として信号強度情報取得部4bからの情報により信号強度が受信機で必要とする信号強度を満足しているか判定を行い、受信機で必要としている信号強度を満足していない場合は、信号強度不足、受信機で必要な信号強度を満足している場合は、信号強度判定正常の判定を行う。
【0021】
信号強度判定部5bの判定状態は信号強度判定表示部6bに伝えられる。信号強度判定表示部6bは、入力される判定状態が信号強度判定未実行の場合表示領域22を消灯状態を維持する。判定状態が信号強度判定中になると、表示領域22を点滅状態とする。判定状態が信号強度不足と判定された場合には、表示領域22の点滅速度を、信号強度判定中とは異なる間隔に変化させる。判定状態が信号強度正常と判定された場合には、表示領域22を点灯状態になるよう制御する。
【0022】
チューナー2より信号強度が正常の信号が復調器3に入力されると、復調器3は信号からデジタル放送のデータを取り出すための同期処理を行う。同期情報取得部4cは復調器3の同期に関する情報を取得し同期状態判定部5cに入力する。同期状態判定部5cは、信号強度判定部5bの判定結果が信号強度正常になるまで、同期状態判定未実行の判定を行う。信号強度判定部5bの判定結果が信号強度正常になると、同期状態判定部5cは同期判定を行う。同期状態判定部5cで同期が確立されたと判定した場合に、同期確立判定状態を、同期が確立されていないときは、同期処理中の判定状態を、それぞれ同期状態判定表示部6cに伝える。
【0023】
同期状態判定表示部6cは、入力された判定内容が同期状態判定未実行であれば表示領域23を消灯状態とし、同期処理中であれば表示領域23を点滅状態にし、同期確立であれば表示領域23を点灯状態になるよう制御する。
【0024】
復調器3では、同期状態判定部5cが同期確立の判定状態になった後にTMCC情報の復調が行われる。TMCC情報取得部4dは復調器3で復調されたTMCCデータの内容をTMCC情報判定部5dに伝える。TMCC情報判定部5dは、同期情報判定部5cの判定状態が同期確立となるまでTMCC情報無しの判定状態を維持する。同期情報判定部5の判定が同期確立になると、TMCC情報判定部5dの状態はTMCC情報確認中になる。
【0025】
復調器3において、TMCC情報が正常に復調され、TMCC情報取得部4dよりTMCC情報が入力されると、TMCC情報から受信機が受信できる方式の放送があることが確認できた場合には、TMCC情報正常の判定状態となり、TMCCデータから受信機が受信できる方式の放送がない場合には、TMCC情報エラー状態となる。
【0026】
TMCC情報判定表示部6dは、TMCC情報判定部5dの判定状態がTMCC情報判定未実行の場合は表示領域24を消灯状態とし、TMCC情報確認中の場合は表示領域24を点滅状態とし、TMCC情報正常であれば表示領域24を点灯状態にし、TMCC情報エラーの状態であれば表示領域24の点滅速度をTMCC情報確認中の場合とは異なる速度に制御する。
【0027】
C/N情報取得部4eは復調器3からC/N判定に必要な情報を取り出しC/N情報判定部5eに伝える。C/N情報判定部5eは、同期情報判定部5cが同期確立状態になるまではC/N情報判定未実行状態を維持する。同期情報判定部5cが同期確立状態になると、C/N情報判定部はC/N情報からC/N情報判定中、C/N正常、C/N不足の判定を行う。C/N正常判定は、C/N情報取得部により得た情報よりC/Nの値を求め求めた値が、TMCC情報から得られた放送方式においての受信機の所用C/N値を満足している場合に判定される。所用C/N値を満足していなかった場合には、C/N不足の判定が行われる。
【0028】
表示部6eは、C/N情報判定部5eの判定状態がC/N情報判定未実行の場合は表示領域25を消灯状態に維持し、C/N情報判定中の場合は表示領域25を点滅状態とし、C/N正常の場合は表示領域25を点灯状態とし、C/N不足の場合には表示領域25をC/N情報判定中とは異なる速度での点滅となるよう制御する。
【0029】
以上の手順で、表示領域21から25の表示状態が制御されることにより、各判定部で受信状況が受信機が正常に放送を受信できる状態と判定される毎に順番に表示領域が表示状態になり、すべての判定部が受信機が正常に放送を受信できる状態と判定した場合は、表示領域21から25はすべて点灯状態となる。
【0030】
使用者は、表示領域が順番に消灯状態から点滅状態、点灯状態に変わることを確認することにより、受信状況が正常であることを知ることができる。表示領域の一部が点滅状態や消灯状態が続く場合は、放送が正常に受信できていない受信状況であることを、使用者に示すことができる。
【0031】
次に、連続受信中の動作について説明する。情報取得部4、判定部5、表示部6の各々は、一度受信開始により判定を開始すると常に動作を行い続ける。放送が正常に受信できている場合、選局動作判定部5aは選局完了、信号強度判定部5bは信号強度正常、同期状態判定部5cは同期確立、TMCC情報判定部5dはTMCC情報正常、C/N情報判定部5eはC/N正常の各状態が維持されるために、図2の表示領域21〜25はすべて点灯状態が維持される。
【0032】
C/Nの値が変化した場合の動作について説明する。受信機の所用C/Nを下回った場合、C/N情報判定部5eの判定状態がC/N不足に変化する。C/N情報判定表示部6eは判定状態がC/N不足になったことを受けて、表示領域25を点滅状態に変更する。C/Nの値が受信機の所用C/Nを満足する値になった場合には、C/N情報判定部5eの判定状態は再びC/N正常となり、C/N情報判定表示部6eは表示領域25を点灯状態に変更する。
【0033】
TMCC情報が変化した場合の動作について説明する。TMCC情報取得部4dにより取得するTMCC情報が変化した場合、TMCC情報判定部5dにより新たなTMCC情報に対する判定動作が行われ判定状態が変化する。TMCC情報判定表示部6dは表示領域24の状態を変更になった判定状態で指定される状態に制御する。
【0034】
同様に、同期状態情報取得部4c、信号強度取得部4bにより取得する情報が変化した場合には、同期情報判定部5c、信号強度判定部5bの判定状態が変化し同期状態判定判定表示部6cにより表示領域23の表示状態が変更され、信号強度判定表示部6bにより表示領域22の表示状態が変更される。
【0035】
本実施例では、表示領域21から25の表示を点灯状態、消灯状態、点滅速度が異なる複数の点滅状態として説明したが、表示色を制御することで表示する方法もある。例として、消灯状態は黒色、点灯状態は青色とし判定部が動作中を示す点滅状態は黄色として制御し、判定結果として信号強度不足やTMCC情報エラーなどを示す点滅状態の場合は、赤色として制御する、などの表示方法もある。また、表示色と表示の点灯状態、点滅状態、消灯状態を組み合わせて表示する表示方法もある。更には、表示領域の表示図形や形状の変更制御をなす方法もある。
【0036】
また、判断部として、復調器の内の他の受信状態を示すもの、たとえばエラーレートや受信波形の等価パラメータの状態などを追加して表示領域数を増やすことで、更に細かくすることもできる。
【0037】
図3は発明の表示の第2の実施例を示す図である。表示画面26に、放送表示領域27と表示領域31〜35が配置されている。表示領域31は図2での表示領域21に相当し、同様に、表示領域32は表示領域22、表示領域33は表示領域23、表示領域34は表示領域24、表示領域35は表示領域25に、それぞれ相当する。
【0038】
先の実施例の場合と同様に、点灯状態、点滅状態、消灯状態または表示色の制御または表示色と点灯制御により表示状態が変化する。表示領域の形状は、図2や図3に示す形状に限定される必要はなく、使用者が表示領域の表示状態により認識できる形状が異なるものであればよい。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、正常に受信が行える受信状況にある場所でチャネルを指定して受信を開始する場合、表示領域が順番に消灯状態から点滅状態を経て点灯状態となることで、使用者は正常に受信処理が行われていることを確認しながら、そのまま放送が表示されるまで待つ判断をすることができる。また、放送が正常に受信できない受信状況であった場合、どの表示領域の表示状態が点滅状態や消灯状態であるかで、放送の受信を行っている場所の受信状況が良くないのか、受信機が対応している放送が存在していないのかを、容易に判断できるためチャンネル選択を変えたり、受信を行う場所を移動するなどの判断を、素早く行うことができるようになる。
【0040】
また、受信中にも表示が行われていることにより、現在正常に放送を受信できていても、表示領域のいずれかが点灯状態でなくなった場合には、放送が乱れることを事前に予測することが可能になることと、各表示領域の表示状態により放送が正常に受信できていない原因を即座に判断できる情報を常に使用者提供することができ、使用者はそのまま受信状態を維持していても、再び放送が受信できる状況になるか、そうでないかの判断を行うことが容易になるという効果が得られる。
【0041】
更に、使用者が表示領域の形状や色により一瞬で受信状況を把握することができるため、使用者に対するの受信状況の視認性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】本発明の一実施例における表示例を示す図である。
【図3】本発明の他の実施例における表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 アンテナ
2 チューナー
3 復調器
4 情報取得部
5 判定部
6 表示部
4a 選局動作情報取得部
4b 信号強度情報取得部
4c 同期情報取得し部
4d TMCC情報取得部
4e C/N情報取得部
5a 選局動作判定部
5b 信号強度判定部
5c 同期状態判定部
5d TMCC情報判定部
5e C/N情報判定部
6a 選局動作表示部
6b 信号強度判定表示部
6c 同期状態判定表示部
6d TMCC情報判定表示部
6e C/N情報判定表示部
21,31 選局動作表示領域
22,32 信号強度判定表示領域
23,33 同期状態判定表示領域
24,34 TMCC情報判定表示領域
25,35 C/N情報判定表示領域
【発明の属する技術分野】
本発明はデジタル放送受信機に関し、特に受信状況をユーザに提示する機能を有するデジタル放送受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デジタル放送においては、放送の方式により、選局から実際に放送が表示開始されるまでの時間が、アナログ放送より長く必要となることが知られている。従来の技術では、使用者が、受信するチャンネルを選択した後に、選択したチャンネルの放送が受信可能な受信状況であるかどうかを知るには、正常に受信が可能であった場合は、選択したチャンネルの放送の表示が開始されるまで待ち続け、正常に受信できない場合は、使用者自身が受信機に設けられている診断機能を利用する操作を行い、特許文献1〜3等に開示されている技術によって行われた受信状況の判定結果が表示されるまで待つことになる。
【0003】
また、その他として、特許文献4に開示されている技術のように、選局中の待ち時間の間に、選局動作中であることを示す表示を行うことにより、待ち時間の間、何も表示されれていない画面を使用者に見せるのを防ぐ技術がある。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−359008号公報(頁4,5、図1,2)
【特許文献2】
特開2000−49720号公報(頁3,4、図1)
【特許文献3】
特開2000−115654号公報(頁3〜5、図1,2)
【特許文献4】
特開2002−247466号公報(頁4,5、図1,2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来技術の課題である第一の問題点は、デジタル放送では、使用者が受信するチャンネルを指定してから放送が表示再生されるまでに、従来のアナログ放送と比較して長い時間が必要であるが、受信機が移動先など受信状況が不明な場所で受信を行う場所、受信機のチャンネル選択後に指定したチャンネルの放送が正常に受信できる可能性の有無や大きさを知る手段がないために、使用者は、受信機が放送を表示するかなんらかの最終的なエラー表示が行われるまで、従来のアナログ放送より長い時間を、放送を受信できるか否か不明の状態のまま待たされることである。
【0006】
その理由は、従来のデジタル放送受信機は、受信機本体とアンテナの設置場所とが固定されていることが前提となっているために、受信状況が不明な状態は受信機の設置時のみであり、一度設置作業を行った後は、正常に受信が行える受信状態であることが前提となっている。そのために、受信開始時に選択した放送が受信可能であることが通常の受信状況であるため、受信可否を判断するための受信状況を使用者に伝える必要がなくその手段を有していないためである。
【0007】
第二の問題点は、受信機が移動しながら放送の受信を行うような受信状況が激しく変化する状況の場合、受信状況を正しく使用者に提示することができないことである。
【0008】
その理由は、第一の問題点の理由と同じく、従来の受信機は受信場所が固定された状態で使用することが前提となっているために、受信状況の変化としては、降雨などによる放送波の減衰や一時的な外来ノイズなど、限られた条件を前提とした判定を行っての情報提示手段しか持っていないことや、受信状況の確認は、画像や音声の乱れなどの再生品質劣化が起きた場合の原因調査として利用することを想定しているため、使用者が別途指定を行って初めて診断機能が動作することになっていることと、診断機能は順次診断項目を判定していく手法となっていて、受信機が移動している場合など、受信状況が大きく変化する場合、一度問題なしと判定され、次の判定項目の判断を開始したのちに、先の診断項目が問題がある状態になる場合など、受信状況を正しく使用者に提示することができないためである。
【0009】
本発明の目的は、装置内の受信状況判定手段が受信状況の判定結果を出す以前に、使用者が現在の受信状況において放送の受信を行える可能性について判断することを可能とするデジタル放送受信機を提供することである。
【0010】
本発明の他の目的は、移動受信のように受信状況が大きく変化する状態が連続して起こるような場合に、使用者が受信の継続や停止などの判断を適切に行うことを助けるための情報を提供することが可能なデジタル放送受信機を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によるデジタル放送受信機は、チューナーの選局動作状態、受信信号の強度、復調器の同期状態、伝送多重方式制御信号(TMCC)情報及びC/Nを基に、受信状況を判断して表示するようにしたデジタル放送受信機であって、
前記チューナーの選局動作状態、前記受信信号の強度、前記復調器の同期状態、前記伝送多重方式制御信号(TMCC)情報、前記C/Nを、それぞれ取得して前記受信状況の判断動作の実行の有無、実行状態及び判断結果を表示するようにしたことを特徴とする。
【0012】
そして、前記受信状況の判断動作の実行の有無、実行状態及び判断結果の表示は、常時行うように構成されていることを特徴とする。また、前記チューナーの選局動作状態、前記受信信号の強度、前記復調器の同期状態、前記TMCC情報、前記C/Nを、それぞれ取得する取得手段と、これ等各取得結果に基づき、前記選局動作状態、前記受信信号の強度、前記同期状態、前記TMCC情報、前記C/Nを、それぞれ判定する判定手段と、これ等判定結果に応じた表示をなす表示手段とを含むことを特徴とする。
【0013】
更に、前記表示手段は、前記判定結果に応じて表示状態を変更制御することを特徴とし、また、前記判定結果に応じて表示色を変更制御することを特徴とし、また、前記判定結果に応じて表示形状を変更制御することを特徴とする。
【0014】
本発明の作用を述べる。チューナーや復調器の内部の個々の機能の動作状態を取得して、取得結果からこれ等個々の動作状態の判定を行い、その判定結果を使用者に対して点滅や色、形状の変化等で、受信動作時は常に、視覚的に表示するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1の実施例である。1は放送を受信するアンテナ、2はアンテナ受信信号から指定された放送の周波数帯域の信号のみ取り出すチューナー、3はチューナーで取り出された信号からデジタル放送データを復調する復調器、4はチューナー2および復調器3から情報を取得する情報取得部であり、選局動作情報取得部4a、信号強度情報取得部4b、同期情報取得部4c、C/N情報取得部4e、TMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control :伝送多重方式制御信号)情報取得部4dから構成されている。
【0016】
5は情報取得部4により取得された情報から判定を行う判定部であり、選局動作判定部5a、信号強度判定部5b、同期状態判定部5c、C/N(Carrier/Noise )情報判定部5e、TMCC情報判定部5dより構成されている。6は判定部5の判定結果を元に表示を行う表示部であり、選局動作判定表示部6a、信号強度判定表示部6b、同期状態判定表示部6c、C/N情報判定表示部6e、TMCC情報判定表示部6dより構成されている。
【0017】
図2は本発明の表示例を示す図であり、26は表示画面全体を示しており、27は放送の映像の表示領域を示している。また、本発明による表示領域21〜25があり、表示領域21は、選局動作判定表示部6aにより表示状態が変化する表示領域であり、表示領域22は、信号強度判定表示部6bにより表示状態が変化する表示領域である。また、表示領域23は、同期状態判定表示部6cにより表示状態が変化する表示領域である。更に、表示領域24は、C/N情報判定表示部6eにより表示状態変化する表示領域であり、表示領域25は、TMCC情報判定表示部6dにより表示状態が変化する表示領域である。
【0018】
図1、図2を用いて受信開始時の動作について説明する。アンテナ1で受信された信号は、チューナー2で目的とする放送の周波数帯域の信号が取り出され、復調器3でデジタルデータに復調される。情報取得部4は常にチューナー2、復調器3の動作状態の判定に必要な情報を取得し判定部5に入力する。使用者が受信したいチャンネルを受信機に設定すると、チューナー2は設定されたチャンネルの放送の周波数帯域を取り出す動作が設定される。
【0019】
選局動作情報部4aはチューナー2の動作を常に監視し選局動作にかかわる情報を選局動作判定部5aに伝える。選局動作判定部5aは選局動作情報部4aからの入力情報から未選局、選局中、選局完了の3状態の判定を行い、判定結果を表示部6の選局動作判定表示部6aに伝える。選局動作判定表示部6aは、判定結果が未選局の場合は表示領域21を消灯状態、判定結果が選局中の場合は表示領域21を点滅状態、判定結果が選局完了の場合は表示領域21を点灯状態に、それぞれなるよう制御する。
【0020】
信号強度情報取得部4bはチューナー内のAGC情報や復調器のAGC情報など受信している信号の強度を判定できる情報を信号強度判定部5bに伝える。信号強度判定部5bは、選局動作判定部5aが選局動作完了判定状態になると信号強度判定を開始する。信号強度判定部は、選局動作判定部5aが選局完了状態になるまでは信号強度判定未実行状態となり、選局動作判定部5aが選局完了状態となると、信号強度判定中として信号強度情報取得部4bからの情報により信号強度が受信機で必要とする信号強度を満足しているか判定を行い、受信機で必要としている信号強度を満足していない場合は、信号強度不足、受信機で必要な信号強度を満足している場合は、信号強度判定正常の判定を行う。
【0021】
信号強度判定部5bの判定状態は信号強度判定表示部6bに伝えられる。信号強度判定表示部6bは、入力される判定状態が信号強度判定未実行の場合表示領域22を消灯状態を維持する。判定状態が信号強度判定中になると、表示領域22を点滅状態とする。判定状態が信号強度不足と判定された場合には、表示領域22の点滅速度を、信号強度判定中とは異なる間隔に変化させる。判定状態が信号強度正常と判定された場合には、表示領域22を点灯状態になるよう制御する。
【0022】
チューナー2より信号強度が正常の信号が復調器3に入力されると、復調器3は信号からデジタル放送のデータを取り出すための同期処理を行う。同期情報取得部4cは復調器3の同期に関する情報を取得し同期状態判定部5cに入力する。同期状態判定部5cは、信号強度判定部5bの判定結果が信号強度正常になるまで、同期状態判定未実行の判定を行う。信号強度判定部5bの判定結果が信号強度正常になると、同期状態判定部5cは同期判定を行う。同期状態判定部5cで同期が確立されたと判定した場合に、同期確立判定状態を、同期が確立されていないときは、同期処理中の判定状態を、それぞれ同期状態判定表示部6cに伝える。
【0023】
同期状態判定表示部6cは、入力された判定内容が同期状態判定未実行であれば表示領域23を消灯状態とし、同期処理中であれば表示領域23を点滅状態にし、同期確立であれば表示領域23を点灯状態になるよう制御する。
【0024】
復調器3では、同期状態判定部5cが同期確立の判定状態になった後にTMCC情報の復調が行われる。TMCC情報取得部4dは復調器3で復調されたTMCCデータの内容をTMCC情報判定部5dに伝える。TMCC情報判定部5dは、同期情報判定部5cの判定状態が同期確立となるまでTMCC情報無しの判定状態を維持する。同期情報判定部5の判定が同期確立になると、TMCC情報判定部5dの状態はTMCC情報確認中になる。
【0025】
復調器3において、TMCC情報が正常に復調され、TMCC情報取得部4dよりTMCC情報が入力されると、TMCC情報から受信機が受信できる方式の放送があることが確認できた場合には、TMCC情報正常の判定状態となり、TMCCデータから受信機が受信できる方式の放送がない場合には、TMCC情報エラー状態となる。
【0026】
TMCC情報判定表示部6dは、TMCC情報判定部5dの判定状態がTMCC情報判定未実行の場合は表示領域24を消灯状態とし、TMCC情報確認中の場合は表示領域24を点滅状態とし、TMCC情報正常であれば表示領域24を点灯状態にし、TMCC情報エラーの状態であれば表示領域24の点滅速度をTMCC情報確認中の場合とは異なる速度に制御する。
【0027】
C/N情報取得部4eは復調器3からC/N判定に必要な情報を取り出しC/N情報判定部5eに伝える。C/N情報判定部5eは、同期情報判定部5cが同期確立状態になるまではC/N情報判定未実行状態を維持する。同期情報判定部5cが同期確立状態になると、C/N情報判定部はC/N情報からC/N情報判定中、C/N正常、C/N不足の判定を行う。C/N正常判定は、C/N情報取得部により得た情報よりC/Nの値を求め求めた値が、TMCC情報から得られた放送方式においての受信機の所用C/N値を満足している場合に判定される。所用C/N値を満足していなかった場合には、C/N不足の判定が行われる。
【0028】
表示部6eは、C/N情報判定部5eの判定状態がC/N情報判定未実行の場合は表示領域25を消灯状態に維持し、C/N情報判定中の場合は表示領域25を点滅状態とし、C/N正常の場合は表示領域25を点灯状態とし、C/N不足の場合には表示領域25をC/N情報判定中とは異なる速度での点滅となるよう制御する。
【0029】
以上の手順で、表示領域21から25の表示状態が制御されることにより、各判定部で受信状況が受信機が正常に放送を受信できる状態と判定される毎に順番に表示領域が表示状態になり、すべての判定部が受信機が正常に放送を受信できる状態と判定した場合は、表示領域21から25はすべて点灯状態となる。
【0030】
使用者は、表示領域が順番に消灯状態から点滅状態、点灯状態に変わることを確認することにより、受信状況が正常であることを知ることができる。表示領域の一部が点滅状態や消灯状態が続く場合は、放送が正常に受信できていない受信状況であることを、使用者に示すことができる。
【0031】
次に、連続受信中の動作について説明する。情報取得部4、判定部5、表示部6の各々は、一度受信開始により判定を開始すると常に動作を行い続ける。放送が正常に受信できている場合、選局動作判定部5aは選局完了、信号強度判定部5bは信号強度正常、同期状態判定部5cは同期確立、TMCC情報判定部5dはTMCC情報正常、C/N情報判定部5eはC/N正常の各状態が維持されるために、図2の表示領域21〜25はすべて点灯状態が維持される。
【0032】
C/Nの値が変化した場合の動作について説明する。受信機の所用C/Nを下回った場合、C/N情報判定部5eの判定状態がC/N不足に変化する。C/N情報判定表示部6eは判定状態がC/N不足になったことを受けて、表示領域25を点滅状態に変更する。C/Nの値が受信機の所用C/Nを満足する値になった場合には、C/N情報判定部5eの判定状態は再びC/N正常となり、C/N情報判定表示部6eは表示領域25を点灯状態に変更する。
【0033】
TMCC情報が変化した場合の動作について説明する。TMCC情報取得部4dにより取得するTMCC情報が変化した場合、TMCC情報判定部5dにより新たなTMCC情報に対する判定動作が行われ判定状態が変化する。TMCC情報判定表示部6dは表示領域24の状態を変更になった判定状態で指定される状態に制御する。
【0034】
同様に、同期状態情報取得部4c、信号強度取得部4bにより取得する情報が変化した場合には、同期情報判定部5c、信号強度判定部5bの判定状態が変化し同期状態判定判定表示部6cにより表示領域23の表示状態が変更され、信号強度判定表示部6bにより表示領域22の表示状態が変更される。
【0035】
本実施例では、表示領域21から25の表示を点灯状態、消灯状態、点滅速度が異なる複数の点滅状態として説明したが、表示色を制御することで表示する方法もある。例として、消灯状態は黒色、点灯状態は青色とし判定部が動作中を示す点滅状態は黄色として制御し、判定結果として信号強度不足やTMCC情報エラーなどを示す点滅状態の場合は、赤色として制御する、などの表示方法もある。また、表示色と表示の点灯状態、点滅状態、消灯状態を組み合わせて表示する表示方法もある。更には、表示領域の表示図形や形状の変更制御をなす方法もある。
【0036】
また、判断部として、復調器の内の他の受信状態を示すもの、たとえばエラーレートや受信波形の等価パラメータの状態などを追加して表示領域数を増やすことで、更に細かくすることもできる。
【0037】
図3は発明の表示の第2の実施例を示す図である。表示画面26に、放送表示領域27と表示領域31〜35が配置されている。表示領域31は図2での表示領域21に相当し、同様に、表示領域32は表示領域22、表示領域33は表示領域23、表示領域34は表示領域24、表示領域35は表示領域25に、それぞれ相当する。
【0038】
先の実施例の場合と同様に、点灯状態、点滅状態、消灯状態または表示色の制御または表示色と点灯制御により表示状態が変化する。表示領域の形状は、図2や図3に示す形状に限定される必要はなく、使用者が表示領域の表示状態により認識できる形状が異なるものであればよい。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、正常に受信が行える受信状況にある場所でチャネルを指定して受信を開始する場合、表示領域が順番に消灯状態から点滅状態を経て点灯状態となることで、使用者は正常に受信処理が行われていることを確認しながら、そのまま放送が表示されるまで待つ判断をすることができる。また、放送が正常に受信できない受信状況であった場合、どの表示領域の表示状態が点滅状態や消灯状態であるかで、放送の受信を行っている場所の受信状況が良くないのか、受信機が対応している放送が存在していないのかを、容易に判断できるためチャンネル選択を変えたり、受信を行う場所を移動するなどの判断を、素早く行うことができるようになる。
【0040】
また、受信中にも表示が行われていることにより、現在正常に放送を受信できていても、表示領域のいずれかが点灯状態でなくなった場合には、放送が乱れることを事前に予測することが可能になることと、各表示領域の表示状態により放送が正常に受信できていない原因を即座に判断できる情報を常に使用者提供することができ、使用者はそのまま受信状態を維持していても、再び放送が受信できる状況になるか、そうでないかの判断を行うことが容易になるという効果が得られる。
【0041】
更に、使用者が表示領域の形状や色により一瞬で受信状況を把握することができるため、使用者に対するの受信状況の視認性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】本発明の一実施例における表示例を示す図である。
【図3】本発明の他の実施例における表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 アンテナ
2 チューナー
3 復調器
4 情報取得部
5 判定部
6 表示部
4a 選局動作情報取得部
4b 信号強度情報取得部
4c 同期情報取得し部
4d TMCC情報取得部
4e C/N情報取得部
5a 選局動作判定部
5b 信号強度判定部
5c 同期状態判定部
5d TMCC情報判定部
5e C/N情報判定部
6a 選局動作表示部
6b 信号強度判定表示部
6c 同期状態判定表示部
6d TMCC情報判定表示部
6e C/N情報判定表示部
21,31 選局動作表示領域
22,32 信号強度判定表示領域
23,33 同期状態判定表示領域
24,34 TMCC情報判定表示領域
25,35 C/N情報判定表示領域
Claims (6)
- チューナーの選局動作状態、受信信号の強度、復調器の同期状態、伝送多重方式制御信号(TMCC)情報及びC/Nを基に、受信状況を判断して表示するようにしたデジタル放送受信機であって、
前記チューナーの選局動作状態、前記受信信号の強度、前記復調器の同期状態、前記伝送多重方式制御信号(TMCC)情報、前記C/Nを、それぞれ取得して前記受信状況の判断動作の実行の有無、実行状態及び判断結果を表示するようにしたことを特徴とするデジタル放送受信機。 - 前記受信状況の判断動作の実行の有無、実行状態及び判断結果の表示は、常時行うように構成されていることを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信機。
- 前記チューナーの選局動作状態、前記受信信号の強度、前記復調器の同期状態、前記TMCC情報、前記C/Nを、それぞれ取得する取得手段と、
これ等各取得結果に基づき、前記選局動作状態、前記受信信号の強度、前記同期状態、前記TMCC情報、前記C/Nを、それぞれ判定する判定手段と、
これ等判定結果に応じた表示をなす表示手段と、
を含むことを特徴とする請求項1または2記載のデジタル放送受信機。 - 前記表示手段は、前記判定結果に応じて表示状態を変更制御することを特徴とする請求項3記載のデジタル放送受信機。
- 前記表示手段は、前記判定結果に応じて表示色を変更制御することを特徴とする請求項3または4記載のデジタル放送受信機。
- 前記表示手段は、前記判定結果に応じて表示図形や形状を変更制御することを特徴とする請求項3〜5いずれか記載のデジタル放送受信機。
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